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         「君が代」強制大阪府条例をなくせ!
     橋下知事による「教職員処分」の条例化を認めない!

大阪府知事   橋下
大阪府議会議長 浅田
大阪府教育委員会様
大阪府内各市町村教育委員会様

 橋下徹大阪府知事と大阪維新の会は、6月3日、大阪府議会本会議において、「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」を可決・成立させた。この条例は、大阪府内のすべての公立学校に「日の丸」の常時掲揚を義務付け、学校行事での「君が代」斉唱の際、教職員が起立して斉唱することを義務付けている。
 橋下知事は、「立たぬなら府民への挑戦」「起立せぬ教員を辞めさせる」と叫び、府議会で単独過半数を占める大阪維新の会に強行させた。知事は、9月府議会には「3回不起立で懲戒免職」などとする教職員への処分や解雇を義務づける条例案を提出するとし、さらに「不起立者の実名公表」まで府教委に迫っている。
 そもそも「君が代」問題は、我が国の侵した戦争の歴史と密接に結びついているために「思想良心の自由」(憲法第19条)の問題となっている。「国旗国歌法」(1999年成立)審議の際にも、「強制するものではない」ことが確認されている。条例による強制と罰則を前提にした教職員への恫喝は、憲法19条を侵害して違憲である。教職員へのこのような強制がまかり通るなら、改悪されてもなお「教育の不当な支配」を禁じている新教育基本法さえ完全に空文化する。
 私たちは、以下の要求が早急に実施に移されるよう強く要望する。

【要求項目】
□大阪府知事および大阪府議会議長に対して

  ・「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」(2011613日施行)を撤廃すること。
  ・不起立教職員に対する「懲戒処分ルール」の条例化を行わないこと。

□大阪府教育委員会および各市町村教育委員会に対して
  「国歌斉唱時の起立」を強制する「通知・通達」を行わないこと。校長に「職務命令」の発出を強制しないこと。

<署名呼びかけ団体> 「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
<署名締切日> 1次集約:2011831日  2次集約:930


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