2012年
教育は身を助ける
防災の教え「津波てんでんこ」生かし、小中学生高台へ一目散  [K速報] 2011/03/28
東日本大震災で1200人を超す死者と行方不明者を出した岩手県釜石市では、3千人近い小
中学生のほとんどが無事に避難した。
背景には、古くから津波に苦しめられてきた三陸地方の言い伝え「津波てんでんこ」(自分の責
任で早く高台に逃げろの意味)に基づいた防災教育がある。想定外の大津波が押し寄せる
中、防災の教えが子供たちの命を救った。
 
釜石市北部の大槌湾を望む釜石東中学校(生徒数222人)は、同湾に流れ出る鵜住居(うの
すまい)川から数十メートルしか離れていない。
11日午後の地震発生時は、各教室で下校前のホームルームが行われていた。
立っていられないほどの横揺れが生徒たちを襲った。1階にいた3年生の栗沢正太君(15)は
避難口を確保しようと、とっさに窓を開け、机の下へ。揺れが一段落すると、担任教師が「逃げ
ろ」と叫び、栗沢君が校庭に出ると、2、3階にいた1、2年生も非常階段を下りてきた。
校庭に出た生徒たちは教師の指示を待たず、高台に向かって走りだした。途中、同校に隣接
した鵜住居小学校(児童数361人)の児童も合流。
小学生の手を引く中学生の姿も目立ったという。

子供たちは普段の防災訓練で使っている高台に集まろうとしたが、だれかが「まだ危ない」と言
いだし、さらに高い場所にある老人施設まで移動。学校から1キロも走っていた。
教師たちが点呼を取ったところ、登校していた両校の児童生徒計562人全員の無事が確認で
きた。
その5分後、両校の校舎は津波にのみ込まれた。


まだ続く、今度はジュニア大和撫子のガンバリ
ジャンプ女子のエース高梨(中学生)さん、ユース五輪金メダル1号  Sニュース 1月
 第1回冬季ユース五輪第2日は14日、13日の開会式に続き、オーストリア・インスブルック
で競技が本格的に始まり、ノルディックスキーのジャンプ女子(HS75メートル、K点68メート
ル)で高梨沙羅(北海道・上川中)が最長不倒の76・5メートルを2回そろえて合計269・3点で
快勝し、今大会の日本勢で金メダル第1号となった。
大会は原則14〜18歳が対象で、選手は自分の競技終了後も滞在して文化教育プログラム
に参加する。
 勝つべくして勝った。助走速度を生かしたスムーズな飛躍で2回ともヒルサイズを越えて、高
梨が圧勝した。8日のW杯第3戦で初の表彰台となる2位に入ったのに続き、記念すべきユー
ス五輪のジャンプ初代女王になり「第1回大会に出させてもらったことも、いい成績が出たこと
も本当にうれしい」と満面に笑みを浮かべた。
 試合後は外国メディアにせがまれて「鳥のように飛ぶ」とサインした。飛躍中に滑空する鳥を
イメージする飛躍について、渡瀬コーチは「空中でスピードをロスすることなく飛んでいくのが長
所」と説明した。
 試合前夜は屋外の開会式に参加。選手村にも滞在するソチ五輪の"疑似体験"をしながら力
を出し切ったことは、2年後の大舞台でメダルを目指す上で大きな経験になる。小学3年生で
競技を始め、世界のトップに駆け上がった高梨がソチに向けて、また一つステップを上った。

国際バレエ優勝の菅井(高校生)さん帰国 Nニュース 2月
スイスで行われた「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝した、神奈川県の高校2年生、菅
井円加さんが帰国し、「みんなに感動を与えられるようなダンサーになりたいです」などと喜びと
抱負を語った。
神奈川県厚木市の菅井円加さん(17)は、世界の若手バレエダンサーの登竜門として知られ
る「ローザンヌ国際バレエコンクール」で1位となり優勝した。
菅井さんは、6日午前9時すぎに成田空港に到着し、少し疲れた様子でしたが、バレエ教室の
人たちなど大勢の人たちに出迎えられ、笑顔を見せていました。
菅井さんは、「まだ実感がないが、本当にうれしい。応援してくれたみんなに、ありがとうと言い
たいです。みんなに感動を与えられるようなダンサーになりたいです」と喜びと抱負を語りまし
た。


ハングリーの男は語った「…どれだけ上を…」
東京マラソン 藤原新選手が2位  (2月)
ロンドンオリンピックの男子マラソンの代表選考を兼ねた「東京マラソン」が、26日行われた。
レースは、都庁をスタートして江東区の東京ビッグサイトをゴールとするコースで争われ、前の
世界記録保持者でエチオピアのハイレ・ゲブレシラシエ選手などアフリカ勢が先頭集団を作り、
日本勢は第2集団で進んだ。
藤原新選手は25キロを過ぎて日本勢の集団から抜け出し、自己ベストを更新する2時間7分
48秒の好タイムで日本勢トップの2位に入り、オリンピック代表へ大きく近づく。
優勝は、2時間7分37秒でケニアのマイケル・キピエゴ選手。

一昨年に駅伝を重視する実業団を退職、地元富山に妻と娘を残して貯金を取り崩しながら東
京でトレーニングに励んだ。
同じように実業団に所属していない川内選手の練習も参考になった。
「マラソンはきつくて当然と思って、どんどん押していったのがよかったと思う」と語った。
インタビューの中での一言
逆境の中で困っている人たちへのアドバイスとして「最悪な時に、どれだけ上を見ていられるか」


ニホントキ第二の歴史が始まる
【絶滅から立ち上れ!】トキのひな誕生 今後には課題も (Nニュース 4月) 
新潟県佐渡市で野生復帰を目指して自然に放された国の特別天然記念物のトキのひなが初
めて誕生しているのが22日確認された。
ひなは順調に育てば誕生から40日ほどで巣立つが、野生動物に襲われないかなど課題も残
され、環境省は注意深く観察を続ける。
環境省によると、このひなは、佐渡市で去年の春に放鳥されたトキのうち、3歳のオスと2歳の
メスのつがいから誕生した。

このつがいは、3月中旬から4個の卵を産んだとみられていたが、巣の近くに設置したカメラが
22日午後7時前、ひなの姿が映っているのが確認された。
これを受けて環境省は「ひなが誕生した」と発表した。
ひなは順調に育てば、誕生から40日ほどで親鳥と同じ大きさになり、巣立つとみられる。
しかしひなが今後、テンやカラス、オオタカなど天敵の野生動物に襲われないかや、親鳥がひ
なを育てるためにドジョウやカエルなどの餌を十分に捕ってくることができるのかなど、課題も
残されている。【参考:今日は何の日1999,5,21】


おりこうなインコちゃん
迷子インコ:住所話し帰宅 飼い主「教育実り」喜びの対面(M新聞 5月)
 「迷子」になって神奈川県警相模原北署に保護されたセキセイインコが、自分の「住所」をしゃ
べり、2日、飼い主の高橋文江さん(64)=相模原市緑区=のもとに戻り、喜びの対面をした。
インコは雄2歳の「ピーコ」。先月29日朝に開いた鳥かごから逃げ出し、直後に市内のホテル
で見つかって同署に届けられた。1日深夜に突然、「サガミハラシハシモト……」と住所を番地
まで話し始めた。

 ピーコは高橋さんが2年前の母の日、長男(39)から贈られた。別のインコが数年前に「家
出」した経験から、住所などを教え込み、今は電話番号や孫4人の名前も話せる。教育が実っ
た。


ロシア、韓国、台湾も見ている日本政府の対応
「石原知事はブレない」尖閣諸島オーナーの弟、東京都への「売却合意」の真意を語る(4月Nニュース) 
 沖縄県・尖閣諸島を所有する栗原國起(くにおき)氏の弟で、栗原家のスポークスマン的な立
場の栗原弘行氏は、東京都の石原慎太郎知事が訪米先ワシントンで尖閣諸島3島購入の話
について、「基本合意をしている」と発表した。
尖閣諸島については中国も領有権を主張しているが、マスコミの報道によると石原氏は「国が
買い上げると中国が怒るから外務省がビクビクしている。東京都が尖閣諸島を守る。
やることをやらないと政治は信頼を失う」と日本政府の対応を批判している。
なぜ、栗原氏は石原知事と尖閣諸島を売却することで合意に達したのか。
弟・弘行氏は「石原知事はブレない」と述べ、一貫して尖閣諸島が日本の領土であることを訴
えてきた石原氏のスタンスと栗原家の意見が一致したことを理由としてあげた。

<尖閣>都への寄付金、国に渡す意向 石原知事(M新聞 9月)
東京都の石原慎太郎知事は5日午前、自宅前で報道陣の取材に応じ、国の尖閣諸島購入に
ついて「地権者からじかに話を聞きたい」と述べる一方、都に集まった14億円超の寄付金を購
入資金として国に渡す意向を示した。
石原知事によると、長島昭久首相補佐官が4日に自宅を訪れて国有化の意向を伝え、理解を
求めた。
知事は「国の購入は一向に構わない」としつつ、避難港や無線の中継基地の整備を改めて求
めたが、了解は得られなかったという。
価格への言及はなかったが「20億5000万円は私が地権者と交渉していた額よりも随分高く
なっている」と報道陣に語った。


人類は永遠に不滅なり
5年前、山中伸弥京大教授がヒトiPS細胞生成に…  M新聞:2012年10月
 5年前、山中伸弥(やまなかしんや)京大教授がヒトiPS細胞生成に成功したというニュース
を聞いた際、小欄はそれを孫悟空(そんごくう)の「身外身(しんがいしん)の術」にたとえた。
体の毛を一つかみ抜いてふっと吹けば、たちまちたくさんの小ザルに変わるというあれだ。
むろん皮膚から同じ遺伝子をもつ臓器や筋肉、神経などを再生できるとの話を聞いて思いつ
いた類比である。

受精卵をもとにした万能細胞であるES細胞もそれが体の諸組織に成長する身外身の術だ。
こちらは受精卵から赤ちゃんになる普通のプロセスを再現するものだ。
だが同じ万能細胞たるiPS細胞はいったん分化して出来上がった皮膚の細胞から作られる。
逆である。生命の世界では逆戻りできないはずのプロセスを逆転させるこの術は、人類の知
見を一新するものだった。
生命は不可(ふか)逆(ぎゃく)のプロセスの中にそっと再帰のループ(輪)を秘めていた。

山中さんがその業績発表から異例の早さでノーベル医学生理学賞を受賞するのもいわば当
然だろう。


頼もしい、強すぎる日本人女性  
吉田選手に国民栄誉賞を授与 記念品は真珠のネックレス 2012.11月:Sニュース 
 野田佳彦首相は7日、レスリング女子世界選手権で10連覇し、五輪と合わせ13大会連続
世界一を達成した吉田沙保里選手(30)に国民栄誉賞を官邸で授与した。
国民栄誉賞は20例目。
首相は「レスリング競技史上、前人未到の偉業を成し遂げ、国民に感動と希望、勇気を与え
た」と表彰状を読み上げた。

記念品は吉田選手の要望を受け、金色の真珠の付いたネックレスを贈った。13連覇にちなん
で直径13ミリという。
表彰式後、吉田選手は記者団に「国民の皆さんのおかげでここまでこられた。2020年に東京
五輪を開催でき、私も出られるよう頑張りたい」と語った。

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