2013年

世界一は16歳。
高梨沙羅選手 スキージャンプW杯で総合優勝(2月 Nニュース)
スキージャンプ女子の高梨沙羅選手が17日、スロベニアで行われたワールドカップ個人の第
14戦で優勝し今シーズン8勝目を挙げ、ワールドカップ総合優勝を果たした。
ジャンプのワールドカップで日本選手が総合優勝したのは、男女を通じて高梨選手が初、ま
た、16歳4か月でワールドカップ史上最年少での優勝であった。

ワールドカップの総合得点を1137点に伸ばし、2位につける昨シーズンのチャンピオン、アメ
リカのサラ・ヘンドリクソン選手に290点の大差をつけ、2試合を残しての総合優勝であった。
高梨選手は、ワールドカップの総合優勝が決まったことを試合後のインタビューで初めて知っ
て驚いた様子を見せ、「もう決まったんですか。総合優勝できるかどうかはあまり考えていなか
ったのでびっくりしました。1回目のジャンプは課題だった着地の姿勢がしっかり決まってよか
ったです」と振り返った。


胸を打つ、我が子を守る親心
最寄りの救助隊不在で遠隔地から出動 娘にかぶさり凍死の現場 (3月Sニュース) 
北海道湧別町で漁師の岡田幹男さん(53)が暴風雪の中、長女を守って覆いかぶさった状態
で凍死しました。
遠軽地区広域組合消防署によると、2日午後5時45分ごろ、岡田さんの知人から「岡田さんと
連絡が取れない」と現場から約3キロの出張所に通報があった。
3人の隊員全員は、他の救助に出ていて不在だったため、通報は署に転送された。

署の指示で約10キロ離れた別の出張所の救助隊が救出に向かい、2日午後9時35分ごろ、
岡田さんの車を発見した。が、岡田さんと長女の小学3年夏音さん(9)を見つけられず、悪天
候のため、午後11時ごろに捜索を打ち切った。
岡田さんは翌朝、車から約300メートル離れた倉庫前で、夏音さんに覆いかぶさり凍死してい
るのが見つかり、夏音さんは助かった。

メール情報からの抜粋  3月
夕方から(4時過ぎ)から吹き出した強風は、翌日の朝まで続きました。
オホーツク沿岸や根室方面は雪と強風により、交通網は寸断され道路の遵守も出来ない状況
が続きました。
何時もそうですが、肝心な気象情報や通行止めの情報が報道されませんでした。
天気情報は、予報の域を出ず地域の的確な報道が有りません。
夏も冬もそうですが、発達した低気圧がオホーツク海に抜けるときは何時も大荒れになるの
は、統計的に分かっています。

湧別町での親の死は、児童館へ子供を迎えに行っての帰り道の事故、助けを求めたが、消防
や警察は他の救出に出ており、そのため時間がかかり、ガソリンが切れ徒歩で車から離れて
の事故です。
子供を守るため、子供に覆い被さり父親は凍死、子供は足に軽い凍傷とのこと、また自分の
防寒着を子供に掛けてとのこと、痛ましい事です。


「研究は“宝”」日本のエースたち
1、山中伸弥氏、iPS研究でノーベル生理学・医学賞を受賞(2012年「昨年」)。
2、北海道大学の移植医療チーム、アレルギー疾患や自己免疫疾患を抑制させる「免疫寛  
  容」を実施。世界で初めて4名の患者の“免疫抑制剤ゼロ”を実現(3月)。
3、国際電気通信基礎技術研究所などの研究グループ、睡眠中のヒトの脳活動を計測し、見 
  ている夢の内容解読に成功(4月)。
4、大阪大学医学部、念じるだけでロボットの義手などを動かすBMI技術の実現に向けた研究
  を始める。(4月)
5、東京大学の研究グループが、iPS細胞(=人工多能性幹細胞)から血液のもとになる造血
  幹細胞を作り出すことに成功(5月)
6、「合成クモ糸繊維」の量産技術の開発に、山形県鶴岡市のバイオベンチャー企業が成功(5
  月)
7、目の遺伝病、iPS細胞で治療 理化学研究所が臨床研究の準備(5月)
8、人工光合成の研究、実用化へ日本が先陣(地球温暖化対策で脚光)。大阪市大、人工光 
  合成の研究所を開所(6月)


成熟している日本のベースボール  
@武蔵府中が2度目の世界一 (8月 Nスポーツ)
野球のリトルリーグ世界選手権で、日本代表の武蔵府中(東京)が10年ぶり2度目の優勝。
米国代表のカリフォルニア州チュラビスタと優勝決定戦を行い、6−4で勝利した。
高木駿平の2本のソロ本塁打などで加点し、日本勢として2年連続9度目の世界一を飾った。
 
Aイチロー 日米通算4000安打達成  (8月  Nnews)
大リーグ、ヤンキースのイチロー選手が、21日のブルージェイズ戦でヒットを打ち、日米通算4
000本安打を達成した。
最初の打席でレフト前にヒットを打ち日米通算4000本安打を達成、直後にはスタンドの観客
が立ち上がって拍手を送った。
それに対して、イチロー選手は、ヘルメットをとって一礼し、大歓声に応えた。 
プロ野球のオリックスに在籍の9年間で1278本の安打を打ち、大リーグに移籍後は10年連
続でシーズン200本以上の安打を記録するなど、13年目で2722本のヒットを打ち日米通算
で4000本安打に到達した。
4000本安打は、大リーグで2人しか達成していない記録である。


明るい未来国「日本」 
@「富士山が世界の宝に」ついに登録!世界文化遺産(6月 Fの記事)
2013年6月22日、カンボジアで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会において「富士
山と信仰・芸術の関連遺産群」の世界文化遺産登録が正式に決定した。
古来より信仰の対象として崇められ、芸術の源泉として大きな影響を与えてきた富士山は日
本の誇りから、世界の宝となった。
首相官邸より
きれいな稜線、端正なたたずまい。時に荒々しく、時に幻想的。富士山の多彩な美しさに、古
来、私たち日本人は、感動し、元気づけられてきました。
その「私たちの富士山」が、今日、「世界の富士山」になりました。心から嬉しく思います。
ゴッホの絵にも描かれた富士山は、まさに「クールジャパン」の元祖。世界遺産登録を機に、政
府も海外への発信を強化し、多くの外国の方々にも、日本に足を運んでもらい、富士山を見て
ほしいと願います。
私達の富士山は、私達の誇りであり、私達が守り、次世代に引き継いでいかねばなりません。
「富士は日本一の山」誰もが親しんだ歌とともに、世代を越えて、富士山を守っていく。国民の
皆さんとともに、その決意を新たにしたいと思います。
平成25年6月22日  内閣総理大臣  安 倍 晋 三

A20年五輪>東京開催が決定 56年ぶり2回目毎日 (M新聞 9月) 
国際オリンピック委員会(IOC)の第125回総会が7日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス
で開かれ、東京が2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市に選ばれた。東京での五輪
開催は1964年以来、56年ぶり2回目。日本での五輪は72年札幌、98年長野の2度の冬季
五輪を含めて4回目となる。
 20年五輪には東京とマドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3都市が立候補した。
7日の総会で各都市がプレゼンテーション(招致演説)を行ったあとに約100人のIOC委員の
投票に入り、東京は1回目で42票を獲得して首位になったものの過半数に達しなく決選投票
に進んだ。
 決選投票で東京は半数を大きく上回る60票を獲得する圧勝で36票のイスタンブールを引き
離した。セレモニーでIOCのジャック・ロゲ会長が「TOKYO 2020」と示して開催都市決定を
告げると東京招致委員会の関係者は喜びを爆発させた。
  大会の会期は20年7月24日〜8月9日。パラリンピックは8月25日から9月6日まで。新たに建
て替えられる国立競技場をメインスタジアムとし、中央区晴海に造られる選手村から大半の競
技施設が8キロ以内に配置される。日本武道館等64年五輪と同じ会場で行う競技もある。
  20年五輪には当初、5都市が立候補を申請。昨年5月の1次選考でドーハ(カタール)、バ
クー(アゼルバイジャン)が落選して3都市に絞り込まれた。接戦が続いた招致レースは終盤に
なって、福島第1原発からの汚染水漏れに対する懸念がIOC委員に広がったが、最終演説後
の質疑で安倍晋三首相が「汚染水は港湾内で完全にブロックされている。全く問題はない」と
説明し、理解を求めた。
  日本は88年夏季五輪で名古屋、08年夏季五輪で大阪が招致に失敗。16年夏季五輪招
致で落選した東京は当時の石原慎太郎知事が再挑戦を決め、後任となった猪瀬直樹知事も
前面に立って2回目の挑戦で悲願を達成した。
  ◇安倍晋三首相の談話
  本当にドキドキした。本当にうれしい。国民の皆さんと喜びを分かち合いたい。東京がオリン
ピック精神を広げ、伝えていけるということを訴えて、IOC委員の心を打つことができた。東京
は安全で確実なオリンピックを開催できる。
  
B「イプシロン」打ち上げ成功 惑星観測衛星を軌道に投入 (Sニュース 9月)
 新型ロケット「イプシロン」初号機が14日午後2時、鹿児島県肝付(きもつき)町の宇宙航空
研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所で打ち上げられた。約1時間後、惑星観測衛
星「スプリントA」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。国産の新型ロケットは主力機
のH2A以来、12年ぶり。
 打ち上げは午後1時45分の予定だったが、警戒区域に船舶が侵入する恐れがあり15分延
期された。
 イプシロンは固体燃料を使う3段式の小型ロケットで全長約24メートル。JAXAが約200億
円で開発した。固体燃料ロケットの打ち上げは、平成18年に廃止された先代のM5以来。
 人工衛星を搭載できる国産ロケットは液体燃料を使う大型機のH2Aと、その増強型のH2B
だけだった。小型機が新たに加わることで、需要が増えている小型衛星を低コストで打ち上げ
ることが可能になり、宇宙利用の拡大につながると期待される。


17歳で新技に名を記す
白井が床で日本最年少V 世界体操(N新聞:10月
体操の世界選手権第6日は5日、ベルギーのアントワープで種目別決勝が行われ、男子床運
動で17歳の白井健三(神奈川・岸根高)が16.000点を出し金メダルを獲得した。初出場の白井
は五輪、世界選手権で日本史上最年少の金メダルとなった。

白井は首位通過した予選に続き、「シライ」と名が付いたF難度の新技で床運動の「後方伸身
宙返り4回ひねり」などの高難度の演技を決め、銀メダルのジェイコブ・ダルトン(米国)に0.400
点差をつけた。
11年の前回大会覇者の内村航平(コナミ)は15.500点で銅メダルを獲得した。


奇跡のピアノ(S新聞:10月)
 1912年に沈没した豪華客船、タイタニック号では、乗客を落ち着かせるために、楽団が最
後まで演奏を続けたという。その時使われたバイオリンがこのほど競売に掛けられ、90万ポ
ンド(約1億4000万円)で落札されたと、外電が伝えていた。
 ▼バイオリンは海水による劣化で演奏ができないそうだが、東日本大震災による大津波から
よみがえった「奇跡のピアノ」が昨年、大いに話題となった。福島県いわき市の豊間中学校の
体育館に置かれていたグランドピアノである。
 ▼2年前の3月11日の朝行われた卒業式で、47人の卒業生を送り出した。その数時間後
に大津波に襲われ、5月初旬に自衛隊員によって、見つけ出された。かすかに音が出たピアノ
を囲んで、卒業生や教職員らが涙を流しながら校歌を歌ったという。
 ▼その話を聞いた地元の調律師が、「震災を後世に語り継ぎたい」と、無償で半年かけて修
復を果たした。今や海外公演を果たすなど、引っ張りだこである。
 ▼20日の新聞1面の写真に、目がくぎ付けになった。伊豆大島で起きた台風26号による土
砂災害で亡くなった78歳の女性の家の、がれきのなかから見つかったピアノだ。その「奇跡の
ピアノ」を女性の姉が奏(かな)で、親族らが島の小学校の校歌や賛美歌を歌っている。まさに
鎮魂の姿を活写していた。


敗北を知らない男
楽天・田中が沢村賞 満場一致「大事な賞 うれしい」(A新聞:10月)
プロ野球で最も活躍した先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員会(堀内恒夫委員
長)が28日、東京都内であり、楽天の田中将大投手(24)が選出された。2年ぶり2度目の受
賞で、パ・リーグからは3年連続の選出。田中投手は「投手にとっては一番、僕にとっても大事
な大きな賞。うれしいです」と話した。金杯と賞金300万円が贈られる。

 今季の成績は28試合で24勝0敗1セーブ、防御率1・27。選考は満場一致だった。「1年間
負けないというのは信じられない。驚くばかりの成績」と平松政次委員。異論は、ほぼなかった
という。「勝率10割という、この偉大さが、他の投手を追随させなかった」と評した。


美食の優等生「ニッポン食」
無形文化遺産 世界に認められた和食の魅力(Y新聞11月)
 「和食」の世界無形文化遺産への登録が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の事前審査
で勧告された。
世界無形文化遺産は、芸能、社会的慣習や工芸技術などを保護する制度だ。
和食が世界の文化資産として認められたことを喜びたい。

食文化では、フランスの美食術や地中海料理、メキシコの伝統料理などに続く登録となる。
多様な山海の幸を素材に用いる和食は、その味わいと共に、栄養バランスに優れている。
自然の美しさや季節感を表現するため、盛り付けや食器に工夫が凝らされ、正月や収穫祭な
どの年中行事との関わりも深い。

日本貿易振興機構(ジェトロ)が世界七つの国・地域で行った調査によると、好きな外国料理
のトップは日本食だった。
海外での日本食レストランは、5万5000店に上っており、その良さが浸透しているのだろう。
和食のだしやうま味は、世界のシェフたちに注目され、フランス料理などにも応用されている。
和食の「おもてなし」を楽しみに来日する外国人が、ますます増えることを期待したい。


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