2014年

バレエで快挙、ティーンエージャー
バレエで二山治雄さんV、前田紗江さん2位  Nニュース(2月)
若手バレエダンサーの登竜門として知られる第42回ローザンヌ国際バレエコンクール最終選
考が1日、スイス西部ローザンヌで行われ、長野県松本市の松本第一高校2年、二山治雄さ
ん(17)が優勝した。日本人の優勝は菅井円加さんの2012年以来、2年ぶり。
日本人男性としては1989年に最高賞の金賞を受賞した熊川哲也さん以来の快挙。

2位には横浜市の高校1年、前田紗江さん(15)、6位にもモナコ在住の加藤三希央さん(18
=東京都出身)がそれぞれ入賞、入賞者6人のうち3人が日本人だった。
同コンクールは、世界的に活躍するバレエダンサーの熊川さんや吉田都さんらを輩出した。
今回は世界15カ国から73人が参加。20人が最終選考に残り、それぞれクラシックとコンテン
ポラリー(現代)の作品を踊って順位を競った。

3位は米国、4位はスペイン、5位はフランスのダンサーがそれぞれ入賞した。
入賞者は世界の名門バレエ学校に1年間の入校が認められるほか、留学中の生活費支援と
して1万6千スイスフラン(約180万円)がそれぞれ贈られる。
二山さんは米サンフランシスコのバレエ学校への入校を希望しているという。(共同)


バカにつける薬もできるかも?
アルツハイマー原因物質減らす遺伝子発見 阪大など N新聞 (2月) 
大阪大学の森原剛史・講師らはアルツハイマー病で脳内にたまる原因物質の増減にかかわる
遺伝子を発見した。成果は米国科学アカデミー紀要に掲載される。
患者ではこの遺伝子の働き方が違い、神経細胞を使った実験で遺伝子を制御すると原因物
質を減らすことができた。
進行抑制や根本治療が難しいアルツハイマー病の新しい治療法につながる可能性がある。

アルツハイマー病では脳の神経に「アミロイドβ」と呼ぶたんぱく質が蓄積する。
ただ生活習慣や体質なども発症にかかわり、蓄積する仕組みはよく分かっていなかった。
研究チームは、ネズミのタイプによってアルツハイマー病のなりやすさに差があることに着目。
「KLC1E」という遺伝子の働きが強いとアミロイドβの蓄積量が増えた。

患者の血液を調べるとこの遺伝子の働きが約25%強まっていた。
培養した神経細胞でKLC1Eの働きを抑えるとアミロイドβが約45%減った。
遺伝子の働きを抑える新薬ができれば、進行を止める可能性がある。


その内に心も見えるかも?
自分の状態見るメガネ、JINS開発 眠気・疲れを測定  A新聞(5月)  
まばたき、視線の動きなどから自分の疲れ具合や眠気の強さなどがわかるメガネを開発した
と、メガネチェーン「JINS(ジンズ)」を運営するジェイアイエヌが13日発表した。
題して「自分を見る」メガネ。
鼻パッドなどにセンサーがあり、スマートフォンなどにデータを転送する。
新たなウエアラブル(身につけられる)コンピューターとして注目される。

目の動きは脳と連動しているため、集中度などを測る指標となる。
ジェイアイエヌは東北大、芝浦工業大と協力し、メガネの鼻パッド二つと眉間(みけん)部分に
仕込むセンサーを開発。
眼球の手前側と奥でかすかに異なる電位差から目の動きを調べるメガネをつくった。

データは無線通信でスマホやパソコンに送られ、解析結果を見ることができる。
このメガネをかけると、視線の動きから集中度や疲れ具合が分かったり、自動車の運転時の
眠気をモニターし警報を出して居眠り運転を防いだりできる。
フレームには頭の動きを測るセンサーもあり、運動中の姿勢や歩数、消費カロリーも測ること
ができる。


宇宙のリーダー、おつかれさま。
若田さん地球帰還…宇宙188日・船長2か月  Yニュース (5月) 
国際宇宙ステーション(ISS)に半年間、滞在し、日本人初の船長を務めた宇宙飛行士の若田
光一さん(50)は14日午前10時58分(現地時間午前7時58分)、ロシアのソユーズ宇宙船
で地球に帰還した。
宇宙船は中央アジア・カザフスタンの草原に無事着陸した。
宇宙船から運び出された若田さんは元気そうな様子で、健康診断後、「各国の飛行士たちとの
素晴らしいチームワークで、任務を全うできた」と語った。

今回の宇宙滞在期間は188日で、2011年の古川聡飛行士(50)の167日を超え、日本人
で最長となった。
若田さんは、米スペースシャトルで10日前後の短期滞在を2回経験した後、09年にISSで約
4か月間、長期滞在しており、計4回の通算滞在期間は348日。
若田さんは昨年11月、ISSに到着し、様々な科学実験や超小型衛星の放出などを手がけた。
今年3月からは約2か月間、第39代のISS船長を務め、「日本人らしい和の心」をモットーに、
米露5人の飛行士の作業や体調の管理、地上との連絡などにあたった。


マナーではグリーンカード?
サッカーW杯での日本サポーターごみ拾いの事でネット議論  Jニュース(6月)
サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で日本がコートジボワールに1―2で敗れた後に日
本人サポーターがスタジアム内のゴミ拾いをした、この様子が写真付きで伝えられると、世界
中から「礼儀正しい」「日本を尊敬する」などと褒め称えられたと報道されたが、実はこの行為
「迷惑行為であり」やってはいけない事だったと指摘する記事も出た。
ゴミを拾う職業がありその人から仕事を奪うことになった、というのだが、ネットでは「自分が汚
した場所を掃除して何が悪い!?」などと批判が起こりちょっとした「炎上」騒ぎになっている。
 
マナーを守っていたつもりでも、他人の仕事を奪う「マナー違反者」だった、との意見である。
親切心からの行為でも、他人の領域に手を出す人は非難される。
同じようにサッカースタジアムにはゴミ拾い担当がいる。
ファンがゴミを拾ってしまったら、彼らの仕事はなくなってしまう。
他の国の人々がなぜゴミを拾わないのかにも理由がある、とした。

世界には日本では考えられないことが仕事になっている場合もあるだろうし「世界の価値観を
柔軟に受け入れることが大切だと思う」と賛同する意見もある。


人材が続々
15歳・勝みなみ、国内女子ゴルフで最年少優勝 Yスポーツ (4月)
女子プロゴルフツアーのKKT杯バンテリンレディスオープンは20日、熊本県菊陽町の熊本空
港カントリークラブで最終日が行われ、鹿児島県出身のアマチュア、勝かつみなみ(鹿児島高
1年)が通算11アンダーで優勝。
15歳293日の勝は、国内女子ツアーの最年少優勝記録を更新した。

これまでの記録は、2012年6月にサントリーレディースオープンを制した金孝周キムヒョジュ
(韓国)の16歳332日だった。
アマチュアの女子ツアー優勝は1973年の清元登子たかこ、03年の宮里藍、金孝周に続い
て4人目。
国内男子ツアーの最年少記録は石川遼が07年に作った15歳245日。
勝は首位と1打差の2位からスタートして逆転優勝を果たした。

バレエのブノワ賞に木田真理子さん 日本人初の受賞  A新聞(5月)
バレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞の受賞者が27日、モスクワで発表され、スウェー
デン王立バレエ団所属の木田真理子さん(30)が女性ダンサー部門で受賞した。
1992年に始まったブノワ賞は、世界的な振付家ユーリー・グリゴロービチさんが審査委員長
を務めている。
日本人の受賞は木田さんが初めて。

木田さんは昨年初演された「ジュリエットとロメオ」のジュリエット役が評価された。
同作は現代を代表する振付家マッツ・エックさんの17年ぶりの長編で、ヒロインに現代的な新
しい息吹を吹き込み、世界に衝撃を与えた。
木田さんは大阪府出身。幼少時からバレエを始め、2000年、第28回ローザンヌ国際バレエ
コンクールで入賞した。
12年から王立バレエ団の第1ソリストを務めている。
ブノワ賞は、シルヴィ・ギエムさん、ミハイル・バリシニコフさんらが受賞している。

国際バレエコンクール 日本人女性が金と銀  Nニュース(6月)
アメリカで開催されている若手バレエダンサーの登竜門の1つ、「ジャクソン国際バレエコンク
ール」のシニア女性の部門で、加瀬栞(22)さんと宮崎たま子(25)さんが、それぞれ金賞と銀賞
に選ばれた。
「ジャクソン国際バレエコンクール」は4年に1度、南部ミシシッピ州のジャクソンで開催され、ロ
シアのモスクワとブルガリアのヴァルナで開かれるコンクールと合わせて3大国際コンクールと
も言われ、若手バレエダンサーの登竜門の1つとされている。

10回目となることしのコンクールは、今月14日から始まり、世界中からおよそ100人のダン
サーが参加し、3回にわたって審査が行われた。
最終審査の結果が27日発表され、19歳から26歳までのシニア女性の部門で、東京都出身
の加瀬栞さん(22)が金賞に選ばれた。
日本人のダンサーが金賞に選ばれるのは、前々回、2006年のコンクール以来のこと。
また、東京都出身の宮崎たま子さん(25)が銀賞に選ばれた。

「私の男」がグランプリ モスクワ国際映画祭  N新聞(6月)
第36回モスクワ国際映画祭の授賞式が28日開かれ、コンペティション部門に出品された熊切
和嘉監督(39)の「私の男」が最優秀作品賞(グランプリ)を受賞した。
主演の浅野忠信さん(40)には最優秀男優賞が贈られた。

日本映画の最優秀作品賞獲得は「生きたい」(新藤兼人監督)以来15年ぶり。
最優秀男優賞は「ふるさと」の加藤嘉さん以来31年ぶりとなる。
私の男」は桜庭一樹さんの直木賞受賞作を映画化。
北海道と東京を舞台に災害孤児の少女と養父になった男の禁断の愛を描いた。
モスクワ国際映画祭では「解決できない関係にある男女の愛に取り組んだ才能と大胆さ」が評
価された。


忠犬もゾクゾク
お手柄犬、クマから男児救った!普段は臆病、6歳雌のシバ犬「めご」ちゃん   Kニュース(6月)   
秋田県大館市比内町の河川敷で、クマに襲撃された男児(5)を飼い犬がほえてクマを追い
払ったことが22日までに分かった。
クマは体長1メートルで成獣とみられる。
勇敢な犬の名前は「めご」ちゃんで、雌のシバ犬(6歳)。
 一躍、ヒロインとなった「めご」ちゃんは、普段は少し臆病で弱々しい面もあるという。 
普段はおとなしい飼い犬がクマから男児を救っていた―。
 
忠犬お手柄、クマ追い払う 金沢で飼い主と散歩中  N新聞(6月) 
28日午前9時10分ごろ、金沢市御所町の御所ひがし公園近くの山道で、犬の散歩をしていた
田中孝季さん(63)がクマに襲われた。
頭などをかまれ、けがをしたが、命に別条はなかった。
襲われた瞬間、飼い犬のシバイヌ「ショコラ」(雌)がほえながら飛びかかり、クマを追い払っ
た。
金沢東署によると、田中さんが木登りをしている2頭の子グマを見つけた直後、親グマとみら
れる体長約1.7メートルの成獣が背後から襲ってきた。
「ショコラ」がほえて追いかけると、クマは3頭とも逃げたという。


ここにも奇跡のピアノ …スクラップぶっく“2013年”にも「奇跡のピアノ」があります
被爆ピアノ」 新たに1台見つかる  (Nニュース4月)
 69年前、広島に投下された原爆で被害を受けながらも残ったピアノが広島市内の住宅に残
されていたことが新たに分かり、こうした「被爆ピアノ」の保存に取り組む専門家が修復を進め
ることになりました。
このピアノは、爆心地からおよそ1.5キロ離れた広島市中区舟入川口町の住宅で被爆したア
ップライトピアノで、広島市西区の岩田守雄さん(79)が自宅で保管してきました。
岩田さんは修復して長く保管してほしいと、今月、被爆ピアノの保存に取り組む広島市安佐南
区のピアノの調律師、矢川光則さん(61)にピアノを寄贈しました。
このピアノは大正8年から9年ごろに作られ、住宅が原爆による爆風や熱線で倒壊したときに
できたとみられる傷やガラスの破片が刺さった跡がいくつも残っています。
矢川さんによりますと、これまでに全国でおよそ10台の被爆ピアノが残っていることが分かっ
ていますが、このピアノは広島の爆心地に最も近い場所で被害を受けたとみられるということ
です。
矢川さんは「今になって被爆ピアノが見つかったことに驚いています。このピアノが修復され、
演奏されることで核兵器の恐ろしさや平和の尊さを伝えていってくれると思います」と話してい
ます。


上には上がいる
ボクシングの小関桃、防衛に成功 (Nスポーツ8月)
2日東京・足立区総合スポーツセンターで女子プロボクシング(WBCアトム級)王者の小関桃
(青木)が同級2位のデニス・キャッスル(英国)に8回29秒でTKO勝ちした。
14度目の防衛に成功である。
日本選手の世界王座14度防衛はライトフライ級の具志堅用高を抜き、男女を通じて単独最
多。
戦績を17戦16勝(6KO)1分けとした。


知らなかった忠犬の苦しみ
犯人は一体、どんな心のささくれの持ち主なのか  (S新聞8月) 
さいたま市に住む全盲の男性(61)が先月電車で出勤途中、連れていた盲導犬が、何者かに
刺されていた。
けがに気づいたのは、男性の仕事場の同僚である。
ラブラドルレトリバーの雄で8歳の「オスカー」は、痛みをこらえて鳴き声を上げなかったようだ。
盲導犬は、飼い主に危険を知らせる時を除き、むやみにほえないように厳しくしつけられてい
る。
それを知った上での悪質ないたずらの可能性があり、怒りの声が広がっている。


人材は“宝”だ!
日本の3氏に2014年度ノーベル物理学賞!!青色LEDの開発で     (Nニュース10月)   
2014年度のノーベル物理学賞は、青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学教授の赤
崎勇(アカサキ・イサム)氏(85)、名古屋大学教授の天野浩(アマノ・ヒロシ)氏(54)、カリフォルニア大
学サンタバーバラ校教授の中村修二(ナカムラ・シュウジ)氏(60)=米国籍=の3人の受賞が決ま
った。
日本出身者のノーベル賞受賞者は合計22人となった。  

   光技術の革命
LEDは電圧を加えると発光する半導体素子で、電気エネルギーが直接光エネルギーに変換さ
れ、発熱などのロスが生じないことから省エネルギーの発光体として注目されていた。
発明は1962年で、当時ゼネラル・エレクトリック社の研究者だったニック・ホロニアックJr.氏に
よるもの。
当初は赤色のみだった。
後に西澤潤一・東北大学教授により、高輝度の赤色LED・緑色LEDが開発され、日本はLED研
究の中心地の一 つとなる。
さらに黄緑色LEDも開発されたが、光の3原色(赤・緑・青)のうち残る青の開発は難航。
適切な素材がなかなか絞り込めないのが原因だった。
青色LEDの実用化で、すべての色の光をLEDで作り出すことが可能になり、工業製品として
の応用範囲が劇的に広がることになった。


技術も“宝”だ!!
「和紙」無形文化遺産に 和食に続き、ユネスコが登録決定      (Nニュース11月)
文化庁に27日入った連絡によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、フランス・パリのユ
ネスコ本部で政府間委員会を開き、日本政府が推薦した「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技
術」を無形文化遺産に登録することを決めた。
昨年の「和食」に続き2年連続の登録決定で、文化庁では「日本の文化や伝統工芸の水準の
高さを国際社会にアピールする原動力にしたい」と期待している。

今回登録された和紙は、国の重要無形文化財に指定されている「石州半紙(せきしゅうばん
し)」(島根県浜田市)と「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」
(埼玉県小川町、東秩父村)の3紙の技術で構成。
職人らでつくる保存団体が、原料にクワ科の植物である「楮(こうぞ)」の樹皮のみを用いる伝
統的な製法を守り伝えている。
この内、石州半紙は平成21年に登録済みだが、政府は25年、本美濃紙と細川紙を加えた。
ユネスコの補助機関が事前審査を行い、無形文化遺産に登録するよう今年10月に勧告して
いた。
文化庁によると、政府間委員会では、丈夫で柔らかい和紙の特質だけでなく、(1)後継者の育
成(2)学校での体験事業(3)楮の栽培促進−など地域で保存活動が進められていることも、
高く評価されたとみられる。

無形文化遺産は「世界遺産」や「記憶遺産」と並ぶユネスコの遺産事業の一つで、11月25日
現在、世界で281件が登録。
日本では「能楽」「歌舞伎」「京都祇園祭の山鉾(ぼこ)行事」など22件に上る。


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