2016年

優勝は大ニュース
琴奨菊が初賜杯 日本出身は10年ぶり 1月 M新聞 
大相撲初場所千秋楽は24日、東京・両国国技館で行われ、東大関の琴奨菊(コトショウギク)(3
1)=本名・菊次一弘(キクツギカズヒロ)、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=が初優勝を飾った。
日本出身力士の優勝は2006年初場所の大関・栃東(現在の玉ノ井親方)以来、10年ぶり。
今年3月の春場所で横綱昇進に挑戦する。
ただ一人、1敗で千秋楽を迎えた琴奨菊は、西大関の豪栄道を突き落としで降して14勝1敗
とし、優勝を決めた。 

琴奨菊は高知・明徳義塾高から角界入りし、02年初場所に初土俵を踏んだ。05年初場所に
新入幕を果たし、鋭い出足からのがぶり寄りを武器に、11年秋場所後に大関に昇進した。
春場所(3月13日初日)が琴奨菊の綱取り場所となる。
横綱昇進の条件として、横綱審議委員会の内規には「大関で2場所連続優勝か、これに準ず
る成績」と定められている。  参考:2015年「勝つと大ニュースに?」


世直しの指揮も望みたい
小沢征爾さん指揮のアルバム、グラミー賞を受賞 2月Y新聞
米音楽界最高の栄誉とされる第58回グラミー賞の授賞式が15日午後(日本時間16日午
前)、ロサンゼルスで始まった。
最優秀オペラ・レコーディング賞には、世界的指揮者の小沢征爾(セイジ)が指揮したアルバム
「こどもと魔法」が選ばれた。
「こどもと魔法」は、フランスの作曲家モーリス・ラベルが作曲した短いオペラ。

今回の受賞作は、長野県松本市で2013年8月に開かれた音楽祭「サイトウ・キネン・フェステ
ィバル松本」(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)で、小沢さんがサイトウ・キネン・オーケスト
ラを指揮した楽曲が収録されている。
小沢さんは、旧満州・奉天(現中国東北部・瀋陽)生まれ。
1959年に仏ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、73〜2002年、米ボストン交響楽団
の音楽監督を務めた。
現在は、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」の総監督として活躍している。


人間知能を上回る人工知能
ネコを認識するAIが登場 ディープラーニングの衝撃…3月S新聞  
 米グーグルは2012年、ネコを認識する人工知能(AI)を開発した、と発表した。
ネコとはどういうものか。1000万枚のネコの画像を見せられたコンピューターが、人間に教え
られなくても、ネコの特徴をつかむことに成功したというのだ。
使われたのは、「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる、新たな手法である。東京大学の
松尾豊特任准教授によれば、グーグルが開発する話題の自動運転車より、「本当にすごい」
ニュースだった(『人工知能は人間を超えるか』角川EPUB選書)。

赤ちゃんが、身の回りの出来事から自然に学んでいく仕組みと似ている。
そのディープラーニングがまた、大きな成果を上げた。
グーグルが開発した人工知能「アルファ碁」が、世界トップ級のプロ棋士、韓国の李世(イセ)ド
ル九段との五番勝負で、勝ち越しを決めた。
膨大なプロ棋士の棋譜の画像を読み取って学習し、棋力を飛躍的に上達させた結果である。
コンピューターはすでに、チェスの世界王者を破り、将棋のプロ棋士とも互角に戦っている。た
だ囲碁は、終局までの手順が10の360乗通りと桁違いに多い。


世界平和への巨大な1歩
オバマ米大統領、広島で献花 被爆者の手を握り、抱き寄せ   NJ5月
バラク・オバマ米大統領が27日、現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問し、平和記念公
園を訪れた。
安倍晋三首相と共にまず平和記念資料館を見学した後、原爆死没者慰霊碑に献花し、第2次
世界大戦のすべての犠牲者を追悼した。

大統領は献花の後、所感を読み上げ、広島への原爆投下について「空から死が落下し、世界
が変わった」と表明。
オバマ氏は1945年8月6日の記憶は決して色あせてはならないと述べ、「広島の記憶によっ
て自分たちは独善と戦える。広島の記憶が自分たちの道徳的想像力をかきたて、変化を促し
てくれる」と強調。
日本被団協の坪井直代表委員の手を握りながら話にじっと耳を傾け、被爆米兵を調査してき
た被爆者の森重昭さんをそっと抱き寄せた。

史上初の原爆投下で、広島では少なくとも14万人が死亡。3日後には長崎へも原爆が落とさ
れ、さらに7万4000人が死亡している。


ガンバリで開運。嬉し涙で乾杯!。
発見の瞬間「大和君かい?」「うん」男児保護、捜索隊に歓声  D新聞6月
「よくぞ生きていてくれた」北海道渡島管内七飯町の山林で北斗市立浜分(ハマワケ)小2年の田
野岡大和(ヤマト)君(7)=北斗市追分4=が行方不明になってから3日で6昼夜がたっていた。

午前7時50分ごろ、50代の男性自衛隊員が演習場内の小屋の鍵を開けると、正面に大和君
が立っていた。行方不明時と同じ黒色Tシャツ、ジャージーのズボン姿だった。
隊員が昼食用に持っていたおにぎり2個を手渡すと、むさぼるようにほおばった。
演習場の入り口はゲートがあり、柵や有刺鉄線で囲まれているが、「子供なら、くぐって入り込
める」(自衛隊関係者)という。
大和君は行方不明となった5月28日夜から小屋にいたとみられ、小屋の外には水道もあっ
た。保温と動かない、というのが遭難時の鉄則。7歳で実践するとは大したものだ」と話す。

「見つかったぞ」の知らせに町民有志らによる捜索隊が「無事だったか」「良かった」。集まった
人々から大きな拍手と歓声が上がった。


国産元素第1号
「ニホニウム」有力 日本発見の113番元素名称案あす公表  S新聞 6月
日本が初めて命名権を獲得した原子番号113番の新元素について、発見した理化学研究所
は、「ニホニウム(nihonium)」と命名する案を発表した。
元素記号は「Nh」。理研によると、来年夏に正式に決まる。

物質を形作る基本的な要素である元素の命名は日本初で、アジアでも初の快挙となる。
日本の名前が教科書の周期表に記載され、成果が歴史に刻まれる。
理研の実験チームを率いた森田浩介・九州大教授(59)は「応援してくれた日本の皆さんを思
い、命名した」とコメントを発表した。


AIのお医者さん
人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か   (8月)Nニュース
東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能が、専門の
医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した
結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かった。
人工知能は、このほかにも医師では診断が難しかった2人のがん患者の病名を突き止めるな
ど合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、専門家は「人工知能が人の命
を救った国内初のケースだと思う」と話している。


ロンドン超えてザックザックザックザク♪
メダル獲得数で日本は、金12、銀8、銅21の計41個で過去最多/リオ五輪  (8月)S新聞
リオデジャネイロ五輪は大会最終日の21日、すべての競技を終えた。今大会、日本が獲得し
たメダル数は41個(金12、銀8、銅21)で、前回ロンドン大会の38個を上回って過去最高と
なった。

【パラ総括】東京での金メダル復活へ、さらなる理解と改善を  (9月)S新聞
リオデジャネイロ・パラリンピックが日本時間19日、閉幕した。
日本勢のメダル総数は銀10、銅14の計24個で、前回ロンドン大会の16個(金5、銀5、銅
6)を大きく上回り8個増だが、夏季大会では史上初めて金メダルがゼロに終わった。


幼児が寒空で単独野宿
畑から2キロの山斜面…21時間ぶりに不明の2歳女児救助 (12月)S新聞  
大分県警佐伯署は6日、同県佐伯市宇目の畑で5日昼から行方不明となっていた徳永暦(コヨ
ミ)ちゃん(2)を畑から約2キロ離れた山中で無事に保護したと発表した。
約21時間ぶりに見つかった暦ちゃんにはすり傷があるが、意識がはっきりしており、大事を取
って病院に搬送した。
暦ちゃんは迷子になったとみられ、6日は県警や地元消防が午前7時から計約150人態勢で
姿が見えなくなった付近などの捜索活動にあたっていた。
ともに捜索していた父親の同僚の20代男性が午前9時50分ごろ、斜面にうずくまっていた暦
ちゃんを発見した。

祖母の佐藤玲子さん(58)は「もともと活発な子で、いつも靴に泥が付いていた。発見場所まで
の約2キロを、歩いたのかもしれない。捜索に関わった警察と地域の人にありがとう」と話し、
安堵の表情を浮かべた。
周辺は民家が点在する山間地で、近くには川もある。
大分地方気象台によると、5日夜から6日にかけての佐伯市の天候はおおむね晴れで、幸い
にも最低気温は夜中の10.1度と、12月としては高かった。


世界平和への2歩目      
日米両首脳が真珠湾慰霊、安倍首相「和解」「不戦」強調 (12月)Tニュース
安倍総理大臣は日本時間の28日朝、ハワイのアリゾナ記念館をオバマ大統領とともに訪れ、
旧日本軍による真珠湾攻撃犠牲者の慰霊を行いました。

75年前、真珠湾攻撃で撃沈され多くの犠牲者を出した戦艦アリゾナ。
その記念館を訪れた安倍総理とオバマ大統領は戦没者の名前が壁一面に刻まれた「慰霊の
間」で黙祷したのち、戦艦アリゾナの船体を見下ろすデッキから、追悼の花びらをまきました。
その後、両首脳はそろって「所感」を表明しました。

 「戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(ムコ)の民の魂に、永劫(エイゴウ)の哀悼の誠をささげま
す。戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない」「私たちを結びつけたものは寛容の心がもた
らした、『和解の力』です。世界中の人々がパールハーバーを和解の象徴として、記憶し続けて
くれることを私は願います」(安倍首相)。
安倍総理は不戦の誓いを強調。さらに、かつて激しい戦いを経験した日米が強固な同盟を結
ぶに至ったのは「和解の力」と指摘し、パールハーバーを「和解の象徴」とアピールしました。

一方、オバマ大統領は次のように応えます。
「最も憎い敵は最も強固な同盟にもなれる。平和の果実は戦争によって奪うものより、常に重
要である。これこそが、この神聖な湾が永遠に伝える真実です」。

両首脳はこのあと、最前列に座っていた真珠湾攻撃の生存者と握手を交わし、和解を印象づ
けました。「両国の和解は、今日の訪問前にすでになされていることだと思います。それも何年
も前に、今日の訪問はそれをより良いものにするものでした」(真珠湾攻撃の生存者、93歳の
エベレット・ハイランドさんの話)。



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