2020年

偉大な救主です
「中村哲さん、県民の誇り」 栄誉賞贈呈式 福岡 1月:KIニュース
福岡県では、先月の4日(12月4日)アフガニスタンで凶弾に倒れ、ご逝去された本県出身の中
村哲医師に対し、これまでのご功績を称え、「福岡県県民栄誉賞」を贈呈することとしました。
中村医師は、平成5年に福岡県文化賞を贈呈した「ペシャワール会」の現地代表、またPMS
(平和医療団・日本)総院長として、長年にわたり医療活動に従事されるとともに、水や生活の
糧に着目し、1,600本もの井戸の掘削、本県朝倉市の「山田堰」を応用した用水路の建設な
どに取り組まれました。
16,500ヘクタールもの土地を農地に変え、現地の人々の生活を大きく改善させることによ
り、現地の多くの方々に親しまれ、同国の復興に貢献されていました。
「マグサイサイ賞」や「アフガニスタン国家勲章」を受賞されるなど、これらの活動は、アフガニ
スタンはもとより世界各国で高く評価されています。
そのご功績は、福岡県民にとって、大きな誇りであり、希望と活力を与えるものであります。
贈呈式は、1月25日の「中村哲医師お別れ会」に先立ち、24日に県庁で行われました。


日用品が?スバラシイ!
液体のりの成分で、がん治療の効果向上 A新聞:1月
東京工業大学は23日、液体のりの主成分を加えた薬剤を用い、がんの放射線治療の効果を
高めることに成功したと発表した。
液体のりや洗濯のりなどに広く使われるポリビニルアルコールを薬剤に取り入れ、がん細胞に
長時間とどまりやすくした。
マウスを使った実験では、皮下腫瘍をほぼ消失できたという。


こんにちわ赤ちゃん
37年ぶり キリンの赤ちゃん誕生 東京 上野動物園  2月 Nニュース
上野動物園では2日、キリンのメスの赤ちゃんが誕生しました。
キリンの赤ちゃんは背の高さが1メートル64センチ、体重は41.3キロで、動物園によります
と、標準の赤ちゃんと比べて体重は20キロほど軽いということですが、飼育員が与えるミルク
を飲んでいて、元気に歩いているということです。
赤ちゃんは9歳のオスと4歳のメスの間に生まれ、上野動物園でのキリンの繁殖は37年ぶり
だということです。
上野動物園の福田豊園長は「無事に出産し、母子ともに健康でよかった。キリンの赤ちゃんが
順調に成長できるよう飼育に努めていきたい」とコメントしています。
上野動物園では、赤ちゃんの成育状況を見ながら、一般公開の時期を検討することにしてい
ます。


アインシュタインも驚くのでは・・・
京大の望月教授「ABC予想」証明 数学の超難問、審査8年―学術誌が論文掲載へ。 4月T新聞
京都大は3日、30年以上にわたって未解決だった数学の難問「ABC予想」を京都大数理解
析研究所の望月新一教授(51)が証明したと発表した。
望月教授の論文が、同研究所が編集する国際専門誌「PRIMS」の審査を通過し、特別号に
掲載されることが決まった。同研究所は「重要かつ困難な問題を解決した」と評価した。
掲載されるのは望月教授が新たに構築した「宇宙際タイヒミューラー理論」に関する四編、60
0ページに及ぶ論文で、結論の一つとしてABC予想が証明できるとした。
「フェルマーの最終定理」や「ポアンカレ予想」と並ぶ著名な予想の証明となる快挙。
望月教授は2012年、自身のホームページに論文を公開し、その後にPRIMSに投稿。
論文が大部で独特な新理論の審査だった上、海外の数学者からの懐疑的な議論も起き、掲
載までには七年半かかった。研究開始からだと20年にもなる。
「数百年に一度」「アインシュタイン並み」と評される偉業を成し遂げた望月氏は5歳のころに渡
米し、16歳で米プリンストン大に飛び入学、19歳で同大数学科を卒業した。
27歳に京大助教授、32歳で教授に就任した。
「学内を含めあらゆる取材を拒否する」(京大関係者)として記者説明会に現れなかった。


競馬がマスマス好きに!
JRA(日本中央競馬会)女性騎手初の快挙!藤田菜七子が通算100勝。  4月Yニュース
25日、福島競馬場で行われた第1Rで、7番シルバージャック号に騎乗し第1着となった藤田
菜七子騎手(美浦:根本康広厩舎所属)は、現役95人目、女性騎手では初めてとなるJRA通
算100勝を達成した。
藤田菜七子騎手コメントとして
「JRA100勝達成までの道のりは、怪我などもあって、なかなか思うようにはいきませんでした
が、周りの方々のサポートや応援のおかげでこうして無事達成できたことに感謝しています。
所属厩舎の根本調教師からはレース後に『おめでとう』と声をかけていただきました。
コロナ禍で無観客ではありますが、競馬ができることに感謝していますし、ファンの皆様がテレ
ビの前で応援してくださっていることをとても嬉しく思っています。
たくさんのファンに囲まれて初勝利した時とは違って、無観客競馬での記録達成は凄く寂しく、
早く皆様が競馬場に来場できるようになって欲しいと願っています」


富岳。  コラムSより(6月)  
ホンダの創業者、本田宗一郎さんが、モータースポーツの最高峰であるF1レースへの参戦を
発表したのは、昭和39(1964)年だった。
当時のホンダはすでに二輪のレースでは、圧倒的な強さを誇っていた。ただ四輪メーカーとし
ては新参者である。本田さんは、ドンキホーテ扱いされてもまったく意に介さなかった。翌年の
最終戦、メキシコGPで早くも初優勝を果たして、世界をあっと言わせる。「勝っておごることな
く、勝った原因を追究して、その技術を新車にもどしどし入れていきたい」。記者会見での本田
さんの言葉である。
スーパーコンピューターを車に例えれば、時速300キロを超えるF1のレーシングカーである。
理化学研究所と富士通が共同開発した新型スーパーコンピューター「富岳(フガク)」が、計算速
度のレースで世界一に輝いた。日本の技術力の高さを世界に示せたうれしいニュースである。
富岳の強みはスピードだけではない。先代スーパーコンピューターの「京(ケイ)」は、9年前にや
はり世界一を達成しながら、利用は広がらなかった。運転が難しく、特別な許可がないと一般
公道を走れないレーシングカーのような存在だった。
富岳は京の100倍の計算能力を持ちながら、普通の乗用車のような使い勝手のよさを追求し
た。省電力も自慢である。すでに新型コロナウイルス対策で利用が始まっている。富士山の異
名は、計算能力の頂の高さとともに、汎用性という裾野の広さも表している。
23日、理化学研究所の松本紘(マツモト・ヒロシ)理事長が「世界のトップに立ったからといって慢
心することなく、今後も富岳の力を引き出す努力をしていく」と記者会見で述べていた。
勝っておごることなく、幅広い分野で活躍してほしい。


超一流のスゴイ実力者の少年
藤井聡太「二冠」記録ずくめの圧倒的戦績 3年連続勝率8割以上、最年少記録塗り替えも Aニュース8月
またまた一つ、歴史を塗り替えた。藤井聡太棋聖(18)が3連勝で王手をかけ、臨んだ第61
期「王位」戦七番勝負第4局で木村一基王位(47)に圧勝、二つ目のタイトル奪取と八段昇格
を決めた。羽生善治九段(49)の最年少二冠(21歳11カ月)を大幅に更新、加藤一二三(ひ
ふみ)九段(80)の最年少八段昇格記録(18歳3カ月)も上回った。
17歳11カ月で渡辺明三冠(36)から「棋聖位」をもぎ取り、最年少初戴冠記録を打ち立てて
からわずか35日での快挙だった。対する木村九段は昨年、タイトル挑戦7回目にして王位戦
に勝ち、最年長初戴冠記録を作った「おじさんの星」。劣勢でも最後まで諦めない戦いぶりから
「千駄ケ谷の受け師」の異名を持つ実力者も、破竹の勢いの若者の攻撃を受け切れなかった

「自分にとって初めての2日制の対局で、その中でいろいろ得るものがあったと思います」
対局後の記者会見で、普段どおりの謙虚さを見せた藤井二冠は、ストレートでの4連勝につい
てもこう述べ、浮ついたところを全く見せなかった。
「望外というか、自分の実力以上の結果が出たのかなという気がします」
あどけない表情と対照的な分別臭い物言いのギャップ。そして、驚異的な成長速度が支える圧
倒的な戦績は、「藤井時代」の本格的な幕開けを物語る。
そもそも記録ずくめだった。10歳でプロ棋士の養成機関「新進棋士奨励会」に入会すると、中
学1年生で三段リーグに昇格して1期で抜け出し、中学2年生の14歳2カ月で四段昇進、史上
最年少でプロになった。中学生棋士は加藤九段、谷川浩司九段(58)、羽生九段、渡辺三冠
に続く5人目で、いずれタイトル争いに絡んでくることは誰もが予想していたが、成長曲線が尋
常ではなかった。


仲間意識が生んだパワーだ!
大坂なおみ 快挙と勇気を称賛したい S新聞9月コラムより
モチベーションという言葉はスポーツ界が定着させた。単に「やる気」といった意味にも使われ
るが、本来の訳は「動機付け」である。
女子テニスの全米オープンで2度目の優勝を飾った大坂なおみは、人種差別に目を向けても
らうため犠牲者の名を記した7枚のマスクを用意し、決勝まで7試合を勝ち抜いた。途中で敗
退すれば、全てを披露することはできなかった。
自ら課した動機付けを成就させた快挙である。見事というほかはない。スポンサーを失う恐怖
もあったという。プレッシャーも大きかったろう。これを勇気と成長が克服させた。もちろん背景
には、力と技術の裏付けがあった。

想起したのは2011年、東日本大震災の年に被災地の映像に涙しながらワールドカップで優
勝した女子サッカー日本代表の「なでしこジャパン」である。誰かのために戦う選手は強い。
大坂はツイッターに「祖先に感謝したい。彼らから受け継いだ血が体中を巡り、負けるわけに
はいかないと思い起こさせてくれたので」とつづった。それはハイチ出身の黒人の父、日本人
の母、北方領土出身の祖父の血だ。
自らのルーツに関わる怒りだけに周囲の共感を呼んだ


宇宙旅行の時代が近くに?
野口さんの「クルードラゴン」 宇宙ステーションにドッキング  11月 Nニュース 
民間の有人宇宙船として初めて運用段階に入った「クルードラゴン」の1号機は、日本人宇宙
飛行士の野口聡一さんら4人を乗せて国際宇宙ステーションとのドッキングに成功し、野口さん
たちは国際宇宙ステーションに乗り込んでおよそ6か月の長期滞在が始まりました。
打ち上げから27時間余り経過した17日午後1時すぎに国際宇宙ステーションとのドッキング
に成功したものです。

「クルードラゴン」は、野口さんたちの長期滞在が終わるまで宇宙ステーションにドッキングした
状態で飛行士が寝る場所などに使われ、野口さんたちは再びこの1号機に乗って地球に戻る
ことになっています。
「クルードラゴン」にはトイレもあり、この飛行は宇宙の商業利用が本格化する時代の始まりと
して注目されています。野口聡一さんとアメリカ人宇宙飛行士の合わせて4人が到着したの
で、これまでで最も多い7人が宇宙ステーションで長期滞在することになります。
就寝用のスペースは電話ボックスほどの大きさで、アメリカのモジュールに4個、ロシアのモジ
ュールに2個、他に「クルードラゴン」の中で7個です。


宇宙での偉業は続く
探査機「はやぶさ2」のカプセル地球に帰還  12月 Nニュース
日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、オーストラリアに入っているチームが
着地したカプセルを回収しました。カプセルには小惑星の砂が入っているとみられていて、今
後、飛行機で日本に運ばれることになっています。  
探査機「はやぶさ2」のカプセルは日本時間の午前2時半前にオーストラリアの上空で長い尾
を引いた流れ星のような火球として観測され、地球に帰還したことが確認されました。
神奈川県相模原市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の管制室では、作業にあたる人た
ちがモニターに映し出されたオーストラリア上空の映像を食い入るように見つめ、火球が確認
されると拍手をしてカプセルの帰還を喜び合っていました。
  
カプセルはパラシュートを開いてオーストラリア南部の砂漠地帯に着地し、現地に入っていたチ
ームが回収したということです。そして、カプセルは現地に設けられた本部に輸送され、ガスの
分析などが行われたあと、飛行機で日本に運ばれて専用の施設の中で開封されることになっ
ています。
カプセルの中身は研究者に分配され、太陽系の成り立ちを調べる試料となるほか、水の成分
や有機物の分析も行われることになっています。(参考:スクラップぶっく2019年)




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