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1. チビSLの仕様(写真は「29.チビSLの勇姿」をご覧下さい)
2.車輪は鋳造しなくとも作ることが出来る
蒸気機関車…steam locomortive(SL) 電気機関車…electric locomotive(EL) ディーゼル機関車…diesel locomotive(DL) 4.車輪です(素人的な作り方です)
は かなり無理した作りになっています。 車輪接面のテーパーは11度として、つば角度は80度としました。 また、車輪に車軸をはめ込むには、機関車の場合は、圧入方法となります。 しかしこの方法は、例えば、車輪穴の直径が10.00ミリに対しては、車軸は、10.01ミリと1/1000太 くしなければなりません。一般的にはとても出来ません。 そこで登場したのが嫌気性接着剤です。これは、直径10.1ミリ穴に対して、10.0ミリと1/100細くて も、かまわないのです。ネジ・ロック剤も嫌気性接着剤です。 10.0ミリ車軸は、寸法精度の高い“みがき棒鋼”を、そのまま使いました。 5.ゲージ(線路軌間)の種類
蒸気機関車(SL)は人類が初めて作ったロボットで、これによって産業革命がはじまり文化が 加速度的に発展しました。 SLファンに写真が多いのは、その1枚で多くのことが分かるからです。 黒い煙・白い蒸気でガンバリ状況が見え、速度や風の動きも何となく感じ取られます。そして数 多くの車輌を牽引した姿でパワーを感じさせてくれます。 いうなれば、EL(電気機関車)と違ってSLには表情があるからなのでしょう。しかし、実物となる ともっと迫力のある表情を出してきます。それは音が加わるからです。 「シュツ・シュツ」と張り切っている時の勢いのある蒸気の音、「バウン・バウン」と黒い煙を噴き 上げる時の音(これは上り坂などでガンバッテいる時)、「トン・トン」と楽そうで軽快な音、「カシ ャ・カシャ」とリンク機構が複雑に動いている時の音、エネルギーがたまってきて気合を入れて 「ポー」と鳴る汽笛・これにはヤル気を感じさせてくれます。 呼吸しているようにも見え、まるで生き物のようですネ。
これらの表情がファンを魅了するのでしょう。……私もそうです。
7.こだわりの数値30度
旋盤で使われるバイトの形状は、切刃角(加工物に対しての刃角度)が30度、スクイ角(刃先は60度)が30度、逃げ角(刃物自体の抵抗を少なくする為に)が15度(30度の半分)の形状 が先ず無難なところと言えそうです。 そして、刃は30度に関係が深いようです。 代表的な例としては 1.鉄鋼ドリルの刃先 120度 加工物の平面に対して左右30度でセットされる(180-30-30=120) 2.鉄板バサミの刃先 75度 加工物に対して15度のセット、しかし相手側の刃も同じ15度のセットなので30度 (90 -15=75)。 また切削刃というものは、加工物が軟らかいと刃先を鋭角にします。 例として挙げれば、鋸刃75度が60度、針が15度、千枚通しやキリが30度、ドリル刃120度 が90〜60度、カッター・ナイフ15度〜30度、カンナや包丁が30度、ハサミ75度が60度〜4 5度、こんなところでしょうなア〜。 要するに加工物の性質と、加工内容によって30度をどの様に使い分けるかで、決まるようで すネ。 以上、ヘリクツ論でした。
8.形が悪くても軸受けだ
バイスで固定、合わせ目に穴あけです。最初は3ミリのドリル刃で、そして穴あけの状態を確認 しながら徐々にシャフトに合せた穴あけ加工です。 形は、不恰好で素人的な作り方ですが、軸受けの役目としては良好ですよ。 この言葉が使われるのは、夫婦・勉強とスポーツ・政治と経済・学科と技術・などでしょう。そし て「支えあう」とか「バランスをとる」事を意味します。 しかし、SLの両輪となると更に意味を追加したくなります。それは、「お互いに協力」し、また「励 まし合っている」からなのです。特に動輪の構造では、右と左のクランクピン位置が違います。 90度のズレでセットしてあるのです。 これは、片方(例えば左車輪)が死点位置にくると、90度ズレの効果で、他方(右車輪)は活動 点(活点)位置に必ずなります。つまり左車輪がギブアップして回らない状態の時には、右車輪 は最も回りやすい状態になっているのです。 左右の車輪は車軸でつながっているので、お互いにそれを繰り返しているのです。そして、「お 前、大丈夫か!よし任せておけ」とか、今度は「あ〜ダメだ、たのむ〜!」という風に、お互いに 協力と励まし合いをしながら進んでいくのです。 その時に、「シュツ、シュツ」との蒸気音や、「バウン、バウン」と煙の吹き出し音が、勢い良く聞 こえてきます。
10、フレームです。
定です。3−30のアングルを溶接してチャンネル状の形としました。 ドリル刃で穴を通し加工しているところです。 右写真、車輪を取り付けました。ホイルベースを長く取っています。そして前後の車輪は同径と しました。先輪なしで動輪だけの考えです。全輪駆動です。 「前後の車輪の中間にエンジンを搭載するか」、それとも「前車輪横にエンジンで前後の車輪を ロッドで連結」。・・・ウーム、後者にしようか。参考文献も多い事だし・・・
・・・中間にエンジン・・・面白そうですが次の楽しみに取っておこう・・・
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