31〜40

31.ログハウスについての計画
 常々考えていることを下記に整理してみました

@ 場所については土地購入しか方法が無さそうです。平坦地で水道と電気の設備のない安い
土地を考えるが、なかなかありません。少し奮発する覚悟になります。土地の広さはミニ建築と
いっても50〜100坪は欲しいものです。

A 作業は集中してやらなければなりません。そのためには宿泊施設も必要で、それにともなっ
て仮小屋を建てるとすると1週間以上は必要になってきます。それを考えるとキャンピングトレ
ーラー(新車250万くらい)を導入して常設するのが無難でしょう。

B車は軽トラが1台だけなのでキャンピングトレーラは乗用車1台買ったと思えばよい か…と
いう気持ちです。

C目処がついたら一番安いキット製品(板状になった角ログで50万くらい)を導入しパ ートナー
に手伝ってもらう。この完成で満足感を覚え、次の目標に期待感が持ち上がると思います。そ
して丸ログハウスのキット製品の組み立てへと進みます。

D要らない丸太を物色して2mくらいの長さに切断し、チェンソー等でログ作業の練習をしてみ
る。ここで丸太の重量感も体得でき今後の作業段取りの見通しも立てられる。そしてフルログ
ハウスのハンドメイドへと挑戦です。

Eもちろん、ここまでくるには長期間かかってしまう。その間は勉強です。ログハウスの雑誌等
を参考にして模型などを作ったりして知識の積み重ねをしておくことが大切です。

以上です。このシナリオ通りに行くのかどうかは分かりません。途中で無理を感じたら、その時
に計画を変更しようと思っています。年齢と資金の関係で“どこまでやれるか”の気持ちで兎に
角前進するのみです。


32.思った通りには行かないものダ

写 真 @

写 真 A
ある森のボランテア団体が、子供達に夢を与える目的で「ログハウスの“遊び小屋”を自分た
ちで作ってみよう」と計画を挙げていました。
早速、私はその団体に加入して数年ほど活動していました。
しかし、なかなか進展せず「ツリーハウスならどうか」と変化してきました。

ツリーハウスを私たちの手で作り上げると、次のもの作りとしてログハウスへの挑戦が高ま
る・・・との計算でした。
ところが、そのボランテア団体と共に行動をしていた役所が「安全性に不安を感じる」としてサ
ッパリ進展せず下火になってきました。

ボランテア団体も役所の担当者レベルでは、これ以上の進展は望めないとして、その役所のト
ップとの会談を申し入れました。
結果、直接面談が実現され意見交換がなされました。

後に、多額の予算が導入されツリーハウスは専門の業者任せで完了となったのです。
写真Aが完成したツリーハウスです。
写真@は素人が手掛けるものとして適した方法と考えられるツリーハウス建築中のものです。

これで「私たちの手で作ってみよう」が掻き消えてしまったのです。
“もの作り”の楽しさを期待していただけに残念。
次を考えてガンバロウ・・・と。


33.思った通りには行かないものダ(その2)
「10u(3坪)未満の建物は役所の許可が要らない・・」と、どの本にも書いてある。
てっきり好きなように出来るものだと思い込んでいた。  ・・だが・・
役所に聞くと「更地にはどんなに小さくても新築には建築確認が必要」と言われた。
そして更に「市販で人が入れる位の物置も建築確認が必要」とも。

ヤバイ既に手作りの物置(2坪)を建ててしまっている。(・・困ったなあ・・)
建築確認の申請のためには、@キチンとした基礎工事 A建築工事期間が長すぎるとダメ 
B設計図通りでないとダメ・・とのことでした。
10u(3坪)未満のログハウスでこんな事をしなければならないのかと、がっくりです。

「物事はここから始まるもの」と気を取り直してログハウスのメーカーに聞いてみたところ「最近
厳しくなり、特に1棟目については「ウルサイ」とのことでした。
そして、他の建築業者にも聞いてみると、ウルサイのは、どうやら2005年の耐震強度偽装マン
ションの問題が影響したらしい。すべて偽装マンション問題の姉歯が悪いのダ。
何か策は?・・仕方がない・・とりあえずプロに頼む事を考え様子をみよう。・・です。

欧米と違って日本では、土地について色々と制約があるので少しまとめてみました。
◎都市計画区域外(無指定区域) 
一般的に確認申請不要だが農地や自然公園は別
◎都市計画区域内 
10u以下は確認申請不要。これについては増築(2棟目)とされている。
但し:更地に対して新築(1棟目)の場合は役所によって異なる。

関係する法律などは
@都市計画法 A建築基準法 B森林法 C自然公園法 D自然環境保全法 E農地法F
防火に関する規則 G丸太組構法技術基準 H河川法 I景観条例 などです。

確認申請での主な必要書類は
@確認申請書(正・副) A建築計画概要書 B公図 C付近見取り図(案内図) D配置図 
E平面図 Fし尿浄化槽見取図 Gし尿浄化槽仕様書

※大きいログハウスになると更に
H立面図 I断面図 J日影図 K室内仕上げ表 L構造概要一覧表 M構造図 N構造
計算書(必要ダボ本数計算表)の書類が必要になってくる。

※いやー、まいったまいった これじゃとてもシロウトの出る幕ではない・・・・


34.とりあえず一休み
この間にミニチュアでも・・・というわけではないが以前に作ったログハウスの模型です。
材料から仕上げたもの
キットで仕上げたもの
ログハウスは大別すると次の四つになるようです。
@ マシンカットログハウス=丸太組構法
A ハンドカットログハウス=丸太組構法
B ポストアンドビーム  =軸組(在来)構法
C ピーセンピース    =軸組構法に丸太組構法を加えたもの
一般的に写真左はフルログでハンドカット、右は丸ログでマシンカットということになります。
もちろん最終目標はハンドカット・・・しかも・・・「ハンドメイド」で・・と考えています。


35.道は遠くなっちゃた(次は“2ndらいふ”の20へと続きます)
「アレヤコレヤ」と考えた結果「仕方がない、とりあえず、ちっぽけなホッタテ小屋でも良いから
建築確認を」・・・という事で、後戻りをした出発点にしました。
建築条件を満たすホッタテ小屋でも、金は莫大にかかる、スッカラピンになったらどこかで稼い
でまた出直しをしよう。

もうすぐ67歳、若くはないが動く事が大切「まだまだやれるぞ!」の意気込みです。
道は遠くなったけれども、寿命の尽きるのを遠くにすれば良い。
「寿命は神様が決めるのではなく自分で決めるもの」・・健康管理は本人がするもんだものね。
そのためには「健康長寿学」の“アンチエイジング”が役にたってくる。

ホッタテ小屋はログハウスの感覚を生かした@カネ勾配の屋根A吹き抜けの室内Bロフトの
備えCくつろげるデッキ を考えたセカンドハウスです。
建築費用の圧縮のために、プロの大工さんと一緒に建てることにしました。
ここで、更に建築の知識や技術も磨かれると考えます。

次回はセカンドハウスの進行状況で、「せかんど」の関係?で「2ndらいふ」に掲載します。
下記写真は基礎工事の状況です。 09.08.14記


36、基礎が出来ていない
何事も基礎が出来ていないとダメ」と反省させられました。
セカンドハウスを「母屋」として「離れ」を造ろう。
その「離れ」に6畳ほどのミニログハウスを建てよう。
出来るだけ楽をしたいので「基礎部は簡単に」と、30〜40年前に簡易車庫メーカーが行ってい
た方法(コンクリート平板を敷いて基礎としていた)の記憶を参考にして写真の通り進める。
すでに地面は砂利を敷いて、車で何回も踏みつけて固まっている。

カタログの図面を参考にして6箇所に、生コンクリートで仕上げよう・・・と。
@地縄張りと市販のコンクリート平板
Aポジションに釘
B基礎範囲に木枠と生コン
C平面基礎
@地縄を張り
A基礎位置に、6箇所が水平になるように高さを合わせながら5寸釘を軽く打ち込み
B基礎位置に木枠を置き、枠内に5寸釘が見えなくなる程度に生コンを入れ
C円形のコンクリート平板基礎の完成。・・です。

これで個々の基礎は水平状態で並んでいるので、この上に土台を設置しよう。
ここで、ログハウスのメーカーに発注の電話。
ところが「こんな基礎はダメ」、そして「納期は3ヵ月後」といわれガックリ。
たっぷり時間があるので、基礎について色々と調べてみると少しずつ分かってきました。

先ず、当時の簡易車庫メーカーの行っていたのは、販売だけの目的であったらしい。
販売競争の激しい時代だったので、「かまわないから、そのままコンクリート平板でヤッチャエ」
という業者もあったようである。・・・だから工事にはインチキがあった。
どうやら、これを真に受けての考えでいたようである。

そして分かってきたのが、地中は饅頭のなかのアンコみたいなものなので、穴を掘ったら砂利
を敷き、突き固めて底を安定させ、その上で基礎を仕上げなければならないこと。
そして強風などに負けないように基礎と家の土台をシッカリと接合させなければならないこと。

建物が大きいと、時には地中の岩盤まで基礎を届かせているのもあるらしい。
基礎工事には素人として取り組むことになるので、上手くいかないのは承知の上、出来るだけ
丁寧に、時間をかけて進めることにしました。


37、まじめに基礎工事です
専門業者のような基礎工事は難しいので、「基礎は土中に沈んではダメ」「基礎は地面で建物
をシッカリと捕まえないとダメ」を念頭において単独基礎工事をすることにしました。
ログハウスメーカーから図面を送ってもらい、「出来るだけ正確に」・「出来るだけ水平に」・「出
来るだけ丁寧に」との考えで始めました。
このような考えで「自己納得のいくまで」を念頭に、3ヶ月間たっぷりと時間をかけの作業です。
 丁張りと位置決め
 基礎位置標示風景
 土取り
 砂利入れ 
 突き固め
 沓石の設置
 各沓石の高さ確認
 中にあるメモリで確認
 12箇所全沓石を入れたところ
        
砂利の突き固めは20キロのコンクリート棒で、炎天下での作業はキビシカッタですね。 


38、ミニログハウス・・やりました
送付されたキットです
土台の組み込み
ログ積みのイメージ
ログの積み上げ
ログウォール(ここまできた)
棟上げ完了で年越し
ところが年明け雪
中にも雪
とりあえずコンパネで仮屋根
コンパネを剥がしながら野地板張り
屋根の完了
玄関・窓・塗装で完成


39、住環境の整備@電気
ログハウスが出来上がり、これで終わりという訳にはいきません。
やはり、有効に使えて価値あるものにしなければならないので電気工事です。
素人の私が出来る工事は、必要な時に配線を継ぎ足すことぐらいです。
外付けコンセントより
コードリール
ハウスへの引き込み
照明
ハウス内のコンセント
パソコン
ハウスの中に継ぎ足し配線の設置工事を写真のようにしてみました。
これで家の中は明るく、また、パソコンなども使えるようになりました。


40.住環境の整備Aプライバシー
  さて泊まろう。
  まてよ、いろいろと不都合な面がまだあった。  やはりカーテンは必要なのだ。
  手元に間に合わせの材料としてレジャーシートがあった。
  これを利用しよう、外からはレースのカーテンを引いているようにも見える。

      カーテンを丸め上げた状態です

    カーテンを下ろして閉めた状態です

  次はトイレだ。
  何と言っても目隠しを…で軽トラの荷台シートを利用しました。
  便槽としては20リットルのペール缶です。
  適当な厚べニヤ板を加工して、その上にフェルトを貼って便座にします。
  ペール缶には、水を半分ほど入れて使うと快適です。
  後始末は畑に掘った穴に堆肥として、または浄化槽のマンホールを開けて捨てています。
  これは、避難先で使う非常用のトイレとしても立派に使えるのでは?…と…自慢です。

     簡易トイレです

      遮断幕です

      遮断幕の収巻




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