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解説

すみませんすみません。
解説なんて必要な話を書きまして、なんだか、こう、単なる力不足じゃんとか思ったりしたりしてますが、
コンテンツ増強のため(オイ)おつき合い下さいませー(><)[H18.02.17]
[/2-14/闇空降羽/創作理由]



-幸-
  • 1段落:『幸せなんだよ』って神父様は言った
     これ以降も時々出てるくる言葉ですが、全て第三者の言葉です。
     「僕」がどう思っていたのかは、出てきません。どう思っていたと、思います?

  • 2段落:『神様を信じていないからさ』
     結界の中と外で、環境が違うようです。
     冬の雪の量を考えても、中の環境は、外に比べて大部緩和されているようです。
     
     多分真実としては、
     結果の外にいる=何らかの理由で、かつて外を選んだ=『神』を必要としない
     ということだと思われます。
     ニッキーは神を信じてない外の彼らを、『違うモノ、卑下するモノ、異端モノ』と考えていたのでしょう。

  • 3段落:『神様に感謝した後配られる』
     買うんじゃないんです。売るんじゃないんです。配られる。
     明確に書いてないことではっきりさせてませんが、結界の中の彼らは一種共産的な社会を構成しているようです。

  • 3段落:『いらないよ。神様にだけ感謝すればいい』
     この辺、微妙に苦労して失敗した箇所です。
     『○○さえ、すればいい』
     良く聞く言葉だと思いませんか? もしくはありがちな言葉だと。
     疑問を全てうやむやにする言葉です。
     『勉強さえすれば、将来なんでも出来る』
     『良い大学に入りさえすれば、将来は安心』
     何かを信じ切った言葉です。確信している言葉ともいえます。そして、盲信とも。
     『信じさえすれば、救われる』
     『お布施さえ差し出せば、救われる』
     
     彼らは何を捨てたのでしょう?

  • 4段落:ケモノの皮、厚いジャケット
     外の少女は、口元まで覆った完全防備。僕は単に厚いだけのジャケット。
     ココにも気温差があります。
     けれど、その気温差は過ごせないほどのモノではなく、対策さえすれば不便でも十分暮らせるモノです。

  • 4段落:「え、井戸?」
     結界の中で暑すぎる夏も寒すぎる冬も知らない僕には、井戸を掘るなんて作業は思いもよりません。
     余談ですが、高度文明は、生きるには厳しいけれど、自然が豊かな場所に発生するといいます。
     (例:インダス/エジプト→砂漠地帯の川沿い。東南アジアのような、『食うに困らない場所』では、大きな文明は育ちにくいとされています。工夫して、改善する必要が無いから?)
     この場合は、結界の中の僕の村より、外の少女の村の方が、様々考え、工夫し、技術を蓄積する要素があるわけです。
     逆に言うと、結界の中はそんな要素を排除した場所、ともいえます。

  • 4段落:「けど、楽しいわ」
     少女は苦労してそれを達成する喜びを知っています。
     烈火の夏、豪雪の冬も知っていますが、それをつらいモノだとは考えていません。
     僕はその楽しさを知りません。自分達の基準から、想像することしか出来ません。

  • 4段落:一歩一歩くっきりとした足跡
     彼女の足跡は、くっきりと残ります。僕の足跡は、固い地面の上に少しの跡も刻みません。
     彼女は成長し、子供を産み、厳しい自然の中で蓄えた知識を子供達に残すでしょう。
     では、僕は……?

そんなことを、考えながら書きました。




-2-14-
  • まず考えたこと:普通にチョコ渡すのは面白くない。

  • 次に考えたこと:じゃぁ、チョコ嫌いにそうと知れず、食わせるには?

  • 『ほんわり洋酒の香る〜』:チョコの風味をあからさまにしないために、入れてみた模様。ちなみに、手作りと思われる。

  • 『ビターに仕上げたクリーム〜』:最初は甘いモノが嫌いというつもりでした。純ココアははっきり言って苦い。

  • 『授業がようやく終わった三時』:こいつら、高校三年生ぽいです。ちょっと進学ネタも後で出てきます。……小説書かんで勉強しろ☆

  • 『嫌がらせなのか!?』:ここまで言えれば返って『変人』の地位を不動のものに出来る

  • 『ことごとく2次落ち』:才能無くはないのだろうが、イマイチつかみ所がない。

  • 『文句を言い続けるんだろう、な。』:もしかしたら、美由紀は同じ大学へは進学しないのかも知れない。

  • 『日本語すら怪しい』:怪しいのは作者だ。『すべからく』って、使い方あってる?

  • 『チョコはないのか!?』:結局彼はコレが言いたかったらしい。非常に回りくどい。

  • 『おはようございまーす』:社会人になると、『お疲れ様』。挨拶に困るとよく使う。

  • 『もう、ないよ』:美由紀の本心は通じるのだろうか?

  • 終わった後の考察:こいつら付き合ってたのだろうか?



-闇空降羽-
  • 1段落目:羽が降ってきた
     闇空から羽が降ってくる。なかなかに幻想的である。
     半ばくらいで、雲が要らないことに気付き、月が出ていても良かったと気付いた。
     ちなみに、馴染んでいる主人公には、”幻想的”という概念はない。

  • 1段落目:羽傘
     冷静に考えると、要らない。
     濡れないし。固形化してれば、払うだけでOK。

  • 2段落目:本物の羽じゃない
     本物の羽が降ってくるなんて、面白くなかった……!

  • 2段落目:固めて落として資源として回収する。
     これが出来れば、環境問題の9割は解決のはずだ。
     当然、そんなすばらしい効率での、すばらしいスピードの反応なんて、ない。
     空気の密度は思う以上に薄いはずだ。

  • 2段落目:資源として回収する
     合成して、肥料やら、後述するペレットにもなる。有りとあらゆる材料の元。
     考えてみれば、何でも合成可能というのは、かなり凄い。

  • 2段落目:硫酸化合物
     SOxと呼ばれる。

  • 2段落目:硝酸化合物
     NOxと呼ばれる。Nはアミノ基の元になる。ものすごく重要(たしか)

  • 3段落目:アーケード
     科学力に反して、案外こういうところは変わらないものだ

  • 3段落目:黄色い空が表紙の雑誌
     写真集かもしれない。

  • 3段落目:丁寧に払い落とした
     よく考えたら、様々な化合物で印刷が劣化するかもしれない

  • 4段落目:黄色い空を私は知らない
     晴れている日の空は抜けるほどに青いだろう。その青い空の下で、消費社会は続く。

  • 5段落目:冷たくないのが不思議
     先日、雪が降った。『桜かと思っちゃった』 認識なんて、そんなもの。
     この人の中では、白くて降るものといえば、雪なわけです。

  • 5段落目:中は暖房が効いていて
     うまく書けませんでした。夏は今より涼しく、冬は暖かい。年間の温度差が少なく、平均化しています。
     自然をコントロール出来ないから、冷暖房で快適を手に入れました。
     コントロールできたら、きっとこうなります。

  • 5段落目:こたつ
     厚手のジャケットが不要な気温なら、いらないのではないかと

  • 5段落目:野菜をうまくした
     養分、水分が適当で、日光を十分にあびる。それが、美味しい野菜の条件。きっと。
     とりあえず、厳しい条件の方が、野菜/果物は美味しくなる気がするのです。

  • 5段落目:なんだか長くなりそうだった
     思い出話は尽きることがない

  • 5段落目:花だって何時だって見ることが出来る
     当然、路地栽培
     ちなみに、地軸が傾いている限り、植物は日光量でも季節を察知するらしいから、一概にはこの通りとは言えない。

  • 5段落目:料理自体する人がほとんどいない
     あり得ない……
     料理は作業(趣味に転化しうる)の一つだから、無くなることはないでしょう。

  • 5段落目:ペレット
     万能食品
     詳しくは、神林長平『あなたの魂に安らぎあれ』を参照。イメージは地下世界の食品 。最もあれの味は、一種の催眠でしたけど。

  • 6段落目:炭素、硫黄、シリカ、酸素、水素、窒素
     C,S,Si,O,H,N……シリカはあまり空気中にはないな……

  • 6段落目:それが、『平等』なのだと。
     先進国と同じ生活を、60億人で始めたら、さっくりと資源はなくなります。
     発展を支援しながら、困惑している、それが現状なのでは?

  • 8段落目:のんびりと生きる
     全てが決まっていれば。それを受け入れていれば、焦る必要はない。改善する必要はない。
     予定通りが、唯一の使命。

  • 9段落目:熱的な死
     エントロピー最大の状態。
     全てが平均化して、基底状態にある。
     何も生み出さず、何もおこらない、平和で、安全で、進化の起こらない世界。



-創作理由-
  • き、聞かないでください……


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