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Bon Joviの人気、実力を世界のトップに押し上げたサード・アルバム。
それまでのアメリカン・ロック路線から脱皮し、Bon Jovi独特の音楽を確立した記念碑的なアルバムだと言えるでしょう。
しかし当時高校生だった僕は、ちょっと違和感を覚えてしまいました。
1枚目でBon Joviにのめり込んだ人は少なからず感じたのではないでしょうか。
まったく予想していなかったような路線に転換したように感じたからでしょうか。
あるいはハードロックとはほど遠いような中途半端な音楽に感じたのかもしれません。
今となっては当時の感覚を正確に表現できないのですが、"Let It Rock"、"Wanted Dead Or Alive"、"Social Disease"が個人的に好みに合わなかった、ただそんなつまらない理由からのようにも思います。
ですから気に入ってる曲ばっかり聴いて、アルバムを通して聴くことがほとんどなかったので、アルバム全体としての完成度というものを考えていなかったようです。
もちろんしばらくしてからは、この新しいBon Joviが気に入ったことは言うまでもありません。
(前述の3曲は今でも???特に"Wanted Dead Or Alive"はコンサートで毎回演奏されますが、サビを一緒に歌ってはいるものの、あまり好きではないです。)
"You Give Love a Bad Name"(確か邦題は「禁じられた愛」でしたよね)"Livin' On A Prayer"は文句なしにかっこいい曲で、僕も気に入ってます。
(気に入ってるどころか、カラオケで大絶唱したこともあります)
それに加えて、"I'd Die For You"なんてイントロで聴く者を圧倒しますよね。
"I'd Die For You"をコンサートで聴いてみたいなあ、盛り上がることは間違いないと思うんだけど。
"Never Say Goodbye"はスケールの大きなバラードで、これ以降このようなバラードがBon Joviお得意のものとなっていきます。
最後を飾る"Wild In The Streets"は、とてもノリのよい弾けるような曲で、コンサートでもとても盛り上がります。
サビの部分では僕らもテンションが最高潮になり、ジョンと一緒に"WILD IN THE STREETS!"と叫んでいました。
また間奏のギターとピアノがオールディーズの曲にありそうなフレーズで踊りたくなってしまいます。
このアルバム以後のコンサートから1枚目、2枚目に収録された曲がほとんど演奏されなくなりました。
2002年のツアー、大阪ドームの1日目は全く演奏されませんでした。
やっぱり、この3枚目や4枚目の"New Jersey"あたりがBon Joviが音楽をはじめた頃から本当にやりたいと思っていた音楽なのかな、とも思います。
当時のLPレコードのジャケットは、CDの黒いジャケットではなくて黄色いTシャツを着た女性の胸のロゴに"Slippery When Wet"ってタイトルが書かれたものでした。
CDでは2ページ目にのってますね。
←このジャケットです
それにしてもこのアルバムが世界で大ヒットしてからもう10年以上が経ちました。
しかし、今もBon Joviが元気に活動しているというのは本当にうれしいことです。
こんな世界的に売れたアルバムを作ってしまうと、「もうやりたいことはすべてやった」という気持ちや「これ以上のものを作れない」と解散してしまうバンドがある中で、今だに素晴らしいアルバムを作れるというのはほんとにすごいことだと思います。
しかもファンに媚びるようなアルバム、あるいは単純に売れたアルバムの路線をずっと継承するわけでもないところにBon Joviの音楽の懐の深さを感じずにはいられません。
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