がんばれ国労闘争団! (資料NO.003) |
国労5・27臨大闘争弾圧を許さず (国労5.27臨時大会闘争弾圧) 8被告をとり戻そう 6.4全国集会 主催:国労5・27臨大闘争弾圧を許さない会 文責:マリオン | |
昨年10月有事法制化のとんでもない労働運動弾圧が起こりました。 警察権力は,昨年の国労5・27臨時大会へのビラまき・説得活動に対し,それから4か月も経って国労組合員ら8人を不当に逮捕し,起訴しました。組合大会でのビラまき・説得活動に,戦前からの労働運動など大衆運動弾圧の手段とされた「暴力行為等処罰法」を適用し弾圧してきたのです。 被告8人は完黙・非転向を貫き,感動的な意見陳述を行い,無実無罪を主張して正々堂々と闘っています。しかし,すでに逮捕以来7か月にもなるのに被告8人は未だ獄中に捕われたままです。 1日も早く8人を一日でも早く取り戻そうと,「国労5・27臨大闘争弾圧を許さず,被告8人を取り戻そう6・4全国集会」が行われ,ざっと250名位の人が参加しました。 司会の人のあいさつに続き,発起人の挨拶として弁護士の佐藤昭夫さん,山口孝さん,新しく発起人に加わった手島浩一さんがあいさつされました。 検事の起訴状と冒頭陳述が食い違っている点の指摘(佐藤さん)。「国労を支持してきたが,国労は変質してきた。日本の労働運動を蘇生するためにがんばらなくてはならない」(山口さん)。「有事立法をつくってものを言わない国民をつくろうとしている。全労働者にかけられた弾圧であると考え九州で許さない会をつくった」(手嶋さん)といったことが語られました。 続いて家族のみなさんがあいさつされました。「負けるわけには行かない。地元でも許さない会を立ち上げたい」「自分の子どもの頃から父は組合活動に命をかけている。父の活動を尊敬し,誇りに思っている。支援のおかげで,お父さんも家族も強くなれた」「病気見舞いのため一時保釈を勝ち取った。命の洗濯をしてまた拘置所に戻りました。」といった発言がされました。 被告の獄中からのメッセージが読み上げられ,続いて主任弁護人から,この間の裁判の報告が行われました。 「第5回まで弁護人・被告人の意見陳述を行ってきました(冒頭手続き段階)。第5回から検察官の冒頭陳述が始まり,証拠調べ段階に入った。課題も明らかになった。被告の方々が述べた冒頭意見は冊子化された。本裁判とはなにか,被告の想いを自分のものとして弁護士も闘っていく。検事は国労本部を隠して裁判を乗り切ろうとしている。ビデオ撮影者である法対部長の鈴木勉は傍聴に来ていながら証人採用しない。 被告の1人は行為をしていない,共謀共同正犯で責任をとらされようとしていることが明らかになった。7人の場合も実際には,7つの行為について共謀共同正犯で責任をとらされようとしている。さらに起訴状は「共謀の上」としているが,共謀はいつ成立したのかということについて主張を変えてきている。検察側は,起訴状では共謀して集結しホテルへ向かったと主張していた。ところが,冒頭陳述では主張を変えてきました。集結してホテルへ集り,松崎・富田が暴行行為を行ったとき,他の被告も目撃し,『今日はやるんだな』ということが暗黙の内に了解され,現場で共謀が成立したと主張している。意思の形成はその時されたという主張。検察側は,事前共謀で乗り切ることが出来ないとして,現場共謀に変えてきた。黙示による現場共謀と主張をしてきた。共謀について,とことん食らいついて暴いていく。どこをついていけば無実・無罪を勝ち取ることができるが明らかになった。 次回は遠山の反対尋問をやったあと,裁判官はどうしてこんな不自然なことを認めるのかということを追求していく。検事は,『犯行』に至る経緯について述べている。刑事裁判として争われているのは被告の実行行為の問題だ。検察官の党派云々は,主張・思想を裁くものである。私たちは被告たちのビラ撒き説得行動の正当性を裁判官に理解させることが必要。認識を持たせなければならない。次回鈴木証人の採用を申請する。勝ち取れるか否かに裁判の帰趨がかかっている。被害者といわれる人たちがどのような供述をしているのか,調書を開示させなければならない。公判の中だけでなく,みなさんの力を借りて実現したい。検察官がもっている証拠の中に被告の無実が明らかになるものがあると思います。 『司法改革』は,刑事弁護を国家管理にする方向に進んでいる。この裁判闘争は,『司法改革』を真っ向からくい止めている意義のある闘いでもある。 この裁判のために,毎回100名以上が駆けつけ,デモを行い,保釈を要求している。この地平を堅持してほしい」といったことが,話されました。 続いて,刑事弾圧を受けた全金本山から特別アピール。そのあと,各地区許さない会・準備会からの決意表明で,九州,関西・北大阪,奈良,京滋,宮城,東京南部,広島,宮城,エクソンモービル・許さない会,国労のみなさんが発言されました。 最後に、事務局から『事務局からの報告』の提起が行われました。 <“許さない会の”6月4日の集会報告&公判傍聴記はこちらです> |