4月12日街頭宣伝ビラ
イラク攻撃を止めよう! Don't attack IRAQ !
STOP 有事法制=戦争法! !

戦争をとめるため,声をあげよう! 行動しよう! 力をあわせよう!

(4/7現在の百万人署名運動の署名数:50万6516

●4・9バグダッド占領は新たな戦争の始まり
 4月9日,「バグダッド陥落」というニュースが流れてきました。米英軍の攻撃は,ティクリートなどイラク各地へと拡大しています。イラク戦争は,新しい段階を迎えています。米軍による軍事占領と石油強奪のための新たな殺りくが始まっています。米英軍は,「略奪防止」を理由にしてイラクの民衆に銃を向け始めています。

イラクの「戦後復興」のことが云々され ています。「戦後復興」とは,イラクの資源などの略奪とより過酷な民衆への抑圧です。米軍は,制圧した港の管理権をイラクの人たちにではなく,米国企業に引き渡しました。これがブッシュ大統領のいう「自由」「解放」の実態です。イラクの人たちがこんなことを歓迎するはずがありません。毎日新聞の山本紀子氏(アンマン)は,「21日間の空爆で多くの市民が死傷したことや,治安の悪化に戸惑いを隠せない市民も多い」とリポートし,「彼ら(米英軍)が残留することは許さない。フセインが何をしたとしても,彼はイスラム教徒でイラクはイスラム国家だ」と市民の声を紹介しています。アジアプレス で綿井健陽氏は,「多くのメディアは『米軍を歓迎する市民』の表情を繰り返し放送している。しかし,そのような人々はごく一部に過ぎない」とリポートしています。また,レバノンのデーリー・スター紙は「イラク攻撃はアラブの不満を増加させた」と分析しています。イラクの人々は,侵略者である米英軍やかいらい政権など認めるはずがなく,闘い続けて行くことでしょう。

ブッシュ政権は,3月20日開始したイラク攻撃で,湾岸戦争をはるかに上回る空爆と地上戦を強行し,イラクの人々に多数の犠牲者 を出しています。イラク兵士も数千ともいわれる人々が殺され,米英軍にも死傷者が出ています。

世界最大の軍事大国がイラクの「大量破壊兵器」が脅威だなどといって世界最強・最新鋭の大量虐殺兵器をもって襲いかかっているのです。米英軍は,3月末までに1万発近い精密誘導爆弾や巡航ミサイルを撃ち込みました。これらの中にはバンカーバスター,クラスター爆弾,劣化ウランなども使われています。

小泉政権は,この戦争を支持し,「フセイン政権の崩壊を歓迎する」という声明で,米英軍の攻撃による政権転覆を全面支持しています。

●未来をかけ,イラク戦争をとめよう! 有事法制を廃案に追い込もう!









 72時間ストライキに決起した動労千葉を先頭に、
3.29全国労働者集会:東京代々木公園に1,600人
が結集。

 日本政府も,イラク戦争に参戦し,アジアにおいて権益を確保するためにも,戦争国家へ大転換しようとしています。小泉政権は4 /9,有事3法修正案の審議を衆院有事法制特別委員会で開始させました。4月にも衆議院を通過させようとしています。教育基本法改悪で「愛国心」だ,そして改憲だと,戦争への道へと突き進んでいます。

米国はイラクの次は北朝鮮への先制攻撃を狙っており,北朝鮮情勢もますます緊迫しています。「核開発」問題などを口実にして軍事重圧を強め金正日(キム・ジョンイル)政権を追いつめています。小泉政権も,拉致問題などを口実に北朝鮮への圧力を強めています。

これに対して,何とかして戦争を止め,くらしを守り,世の中を変えなくては,という国際的な連帯の闘いがおこってます。 米英の反戦諸団体が軸となった国際的な労働者民衆の,ベベトナム反戦運動を越える新たな反戦運動が,

数千万人規模で巻き起こっています。「石油強奪のために,イラク人民を殺すな!」「街を止めよう!戦争を止めよう!」といったスローガンが掲げられ闘われているのです。日本でも2月14日2万5千人(明治公園),3月21日には5万人(東京・芝公園),5千人(日比谷野音)の集会が闘われてい ます。STOP WAR! WORLD ACTIONは,この間毎週のように3千人規模の集会とデモを実現しています。戦争を止めるために,今,アメリカ大使館前・国会前・横須賀等の基地前・全国の都市で座り込み抗議行動・デモ,労働組合のストなど,様々な行動が行われています。

各地域の行動に,共に駆けつけましょう。