「9.27国際反戦行動」写真と資料

とき:2003年9月27日(土)

ところ:芝公園(港区)・宮下公園(渋谷区)

よびかけ:ワールドピースナウ(芝公園)&ワールド・アクション(宮下公園)

リポート: マリオン
 ワールド ピース ナウ(@芝公園)
「声をあげる罫人家族の会」メンバーの発言|壇上にヂメリニ人同会のメンバー(男性)が原稿を見ながら発言しています|その後ろに「今すぐ兵士を蟻還させよ」とのパネルが見えます| 在日ビリヂンの視点からの発言 女性の方が発言しています|「戦争も占領もいらない 私たちは自衛隊をツラハへ送りません」と書かれた大きな横断幕が壇上に掲げられています|

声をあげる軍人家族の会の発言

在日コリアンの視点から KEY
法政大学教授 奈良本英幼さんが壇上で発言しています|バレーのナープンプャツ‖バレーのパンツです| 沖縄‘一坪反戦地主の方の発言 手話通訳者も壇上にいます|

法政大学教授 奈良本英佑さん

沖縄・一坪反戦地主の方の発言

舜会の様子 不万人署名運動の旗も見えます| デモへ 港区のナフッベ岳を行く 不万人の旗も見えます

集会の様子

デモへ
 ワールド・アクション(@宮下公園)
所替わって夜の宮下公園 ワールドヂハプョンの舜会 反戦自衛官の人が発言中です| デモに写りました|宿分も過ぎて日の暮れるのもだいぶ早くなりました| 渋男の岳の灯かりが背景に見えます|

反戦自衛官の方の発言

デモ

デモの先頭 「岳」のバンドが今日も先導しています| デモをするメンバーが岳ゆく人に呼びかけています|

デモ

デモ

 世界一斉行動メッセージ From STWC(Stop the War Coalition)
 ストップ・ザ・戦争連合(STWC)英国

 私たちは、私たちの今日のこの反戦の声を無視させない。
 イラクでの戦争から3ヵ月後、米国政府は、兵士たちが完全なゲリラ戦に巻き込まれていることを認めた。そして、イラクの人たちは植民地支配の犠牲となっている。
何十億ドルが戦争と占領に費やされてきたが、イラクの人たちはいまも水、電気不足に悩まされている。ブッシュ大統領やブレア首相が言っていることとは反対に、イラクの人たちは英米の軍隊を自由のための解放者として歓迎してはいない。イラクでは軍隊を追い出すためのデモが毎日続いているのだ。
私たち、世界中で戦争を反対していた人々の言っていたことが正しかったことが証明されている。大量破壊兵器は見つからなかった。イラクはウラニウムを買ってはいなかった。
 私たち、世界の反戦運動はもう少しでこの戦争を止めることができた。今、私たちができることは、より一層の努力をして、それぞれの政府に、この戦争の説明を求め、責任を問い、そして、すぐにイラクの占領をやめるように求めることだ。
 イギリスではブレア首相が、そして日本では小泉首相が私たちの存在を「無視」できないほどの大きな抗議の声をあげよう。

 韓国からの連帯のメッセージ

 アメリカの侵略戦争に反対し、世界の平和のために活動する日本の仲間のみなさんに熱い連帯のメッセージを送ります。
 パレスチナの民衆蜂起を記念する9月27日の今日、世界各地では反戦平和の声が大きく上がっています。世界の平和勢力の反対と非難を無視して、一方的にイラクへの侵略戦争を強行したアメリカはその帝国主義性格をむき出しにし、非道徳的で好戦的なブッシュ政権は世界平和を脅かしています。
 イラク民衆に銃を向け、世界中を死とテロに染めているのは、他でもない米国なのです。今や苦境にたたされたブッシュ政権は、この戦争のツケを韓国や日本、世界各国に押し付けようと、各国政府にイラクへの派兵と財政支援を求めています。人類社会を踏みにじるこんな傲慢なことが他にあるでしょうか。
 現在、韓国に要請したイラクへの戦闘兵は最低5,000人、最大数万規模だといわれています。友好国ということで韓国人を米国の弾よけにさせる侮蔑を受けた韓国民衆の怒りは空に達しています。
 この怒りこそ反戦平和に反転する力です。韓国民衆は力を合わせ、イラクへの戦闘兵の追加派兵を必ず阻止するまで闘います。
 そして、私たちはこの力で朝鮮半島の平和を勝ち取るために闘います。朝鮮半島の平和は私たちの生き残りをかけた闘いであると共に、北東アジアと世界の平和につながる問題でもあります。
 傲慢な米国に抵抗する世界民衆の闘いは、世界の歴史を民衆の自主と平和のための歴史に書き換えています。この中で韓日民衆の連帯は、アジアで大きな意義をもっています。
 私たち韓日民衆は共に手をむすび、平和な世界を勝ち取っていきましょう。
 最後にもう一度、日本の皆さんにラブ・アンド・ピースのメッセージを送ります。

                                       2003年9月27日

韓国・ソウル 「6.15南北共同宣言の実現と朝鮮半島の平和をめざす統一連帯」
※「統一連帯」は、2001年3月15日に結成され、韓国の35以上の市民社会、労働団体が加盟している。主な団体に、「民族民主労総遺家族協議会(遺家協)」「民主社会をめざす弁護士会(民弁)・統一委員会」「韓国青年団体協議会」「韓国大学生総学生会総連合(韓総連)」「全国民主労働組合総連盟(民主労総)」「全国農民会総連盟(全農)」「6.15共同宣言実現のための仏教連帯」「民主主義民族統一全国連合(全国連合)」「韓国女性神学者協議会」「反米女性会」「カトリック正義具現全国連合」「民主労働党」、「民族民主烈士犠牲者追悼連帯会議」など。

 世界一斉行動情報 −地球上のたくさんの国・地域で−
    世界約40以上の国や地域で一斉行動しています!

アルジェリア、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、ベルギー、カナダ、キプロス、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、インド、イラン、イラク、アイルランド、日本、ヨルダン、レバノン、マケドニア、メキシコ、モロッコ、オランダ、ノルウェー、パキスタン、パレスチナ、ポーランド、ポルトガル、南アフリカ、韓国、スペイン、スーダン、シリア、タイ、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ

 「声をあげる軍人家族の会」のスティーブン・クレグホーンさんから
小泉首相に宛てた手紙

 内閣総理大臣 小泉純一郎様
 2003年9月26日
 
 「声をあげる軍人家族の会」を代表して、そして米国人の一市民として、私は米国のイラク占領に対して反対し、すぐにそこから軍隊を撤退すべきだと考えます。そして、日本の自衛隊がこの失敗した事業に手を貸すべきではないと申し上げます。わが祖国がイラクに対して行っていることは、反対されるべきことではあれ、決して支持されるべきことではありません。悪いことをしている友人、米国に、日本はよき友人であればこそ、その悪い行為に協力すべきではないと思います。

 「声をあげる軍人家族の会」は、これまでにイラク戦争に参加し、また、現在でもイラクに駐留している米国軍人の約800人の家族が集まってつくった組織です。それぞれが愛する人たち−−息子や娘、夫や妻、それに兄弟姉妹たち──は軍人です。私の義理の息子、ジョンは、現在、危険なバクダッドの第5師団司令部にいます。私たちは、我が国の軍隊そのものに反対しているのではありません。軍が国家のために尽くしていることは誇りに思っています。しかし、私たちは、私たちの家族のイラクでの任務に反対しているのです。ですから、私たち軍人の家族は、米軍とその他の外国軍はすぐにイラクから撤退しなくてはいけないと言っているのです。

 もし、日本の自衛隊がこの戦争に参加すれば、私たちの家族が狙われるのと同様に攻撃の対象となり、人殺しをするか、殺されるかしかなくなるのです。毎日、イラクで米国軍人が何人殺されるかというニュースに脅え、いつか自宅の玄関のドアがノックされその知らせを直接聞かされる結果になるのではないかと心配し続けている家族を代表し、もう一度、首相にお願いしたいのです。
 国連を中心としたイラク再建を支援し、あなたの国の大切な若者たちをイラクに送れという米国からの要求を拒否して下さい。
      J.スティーブン・クレグホーン(声をあげる軍人家族の会〈MFSO〉)・米国

※MFSO(Military Families Speak Out)は昨年11月にイラク戦争に反対する米軍人家族の会として発足し、イラク戦争阻止行動の一翼を担い、現在800家族以上が加入している。MFSOは8月13日から「Bring Them Home Now」(今すぐ、兵士を帰国させよ)というスローガンのキャンペーンを開始した。このスローガンには、占領米軍へのゲリラ襲撃についてブッシュ大統領が語った「米国の回答は『かかってこい』(Bring Them On)だ!」という敵を挑発する無責任なコメントに対する軍人家族の怒りと批判が込められている。

  Military Families Speak Out (MFSO)のホームページ 
  Bring Them Home Now Campagin(「彼らを今すぐ帰国させよ」キャンペーン)のホームページ

 Military Families Speak Out(声をあげる軍人家族の会)
  
スティーヴン・クレグホーンさんから日本のみなさんへのメッセージ
ベテッーヴン‘バレバホーンさん 髪は景診がかった金髪‖鼻の下‖頬‖顎に鬚があります|50歳くらいか| 日本のみなさん、平和を愛するみなさんへ。
Bring Them Home Now Campaignに集まる米軍家族は、イラクにおける軍事占領に反対して、イラクにいる兵士を故郷に戻すよう要求します。

(日本の自衛隊の家族にメッセージをお願いします)

 私が日本の自衛隊の家族のみなさんに伝えたいことは、私たち米軍家族はイラクに自衛隊が絶対に行かないことを望んでいることです。
 私たちは、日本政府に自衛隊をイラクに行かないよう決定することを望んでいます。
 私たちは、イラク占領を終わらせるようブッシュ政権に要求しています。ともにたたかいましょう。

 

 「ある米軍兵士の父親より」

下の文章は,米ナッシュビル・テネシーアン紙オンライン掲示板に7月4日書き込まれたものを,日本語に訳されたものです。

 私の息子は米陸軍に所属し、現在バグダッドに駐屯しています。息子からは3、4日ごとにメールが届きます。彼は、あの地で戦うために出征した大部分の若者たちと同様、ブッシュ大統領がどうしてもやらなければいけないと訴えた仕事をなしとげることに誇りを感じていました。

 その息子の気持ちが、先月ひと月のあいだにまったく逆転してしまったのです。最初は、「どうしてぼくら兵士がもっと楽にすごせるように、軍はあれやこれやらないのだろう」というようなことを書いていました。しばらくすると、ひどい生活環境で苦しんでいるイラクの人びとを助けるために、軍はどうしてもっといろんなことをやらないのだろう、といぶかりはじめました
水も食糧も足りず、ほとんど一日中停電で、医薬品も医療スタッフも恐ろしく不足して、イラク人はほとんど動物のような生活を強いられているのに、と。

 そのあと息子は、現地のわが軍の安全を心配するようになりました。彼によると、殺された家族の復讐を心に誓っていたり、自分たちが置かれた惨状の責任がアメリカにあると思い込んでいたりするイラク人にとって、米軍兵士は難なく狙える格好の標的になっているというのです。ところが昨日の手紙は、内容が一変していました。

 「ぼくらを今すぐここから撤兵させてほしい! イラク人の心をしずめるには、彼らの国から引き揚げ、彼らの望むやり方で秩序を回復させるしかないんです」「かかって来い」という乱暴なブッシュ大統領の言葉を聞いたとき、息子が感じたことを、そのまま皆さんに伝えさせてください。彼はこう書いてきました。「自国の大統領ともあろうものが、ぼくらをわざわざ攻撃にさらすような発言をしたことに、ぼくを含めて部隊は一人残らず深く心を傷つけられました。あんな無責任な言葉を吐いたために、ブッシュ大統領はぼくが話しかけたどの兵士からも敬意を失ってしまいました。あの言葉は燎原の火のように全部隊に広がりました。ぼくらがここにいるのは、大統領に行けと命令されたからです。でも今回、大統領が自国兵士への暴力を招くような馬鹿げた発言をしたことで、ぼくらは大統領と大統領の判断力を尊重できなくなってしまったのです。

 ぼくらは、そもそもここへやって来るべきではなかったのだということを理解しはじめています。わかってください父さん、ぼくの気持ちはもう完全に前とは変ってしまいました。大統領が金持ちには減税をし、軍人家族には何もしてくれなかったという事実は、骨身に沁みます。敵を打ち負かすことに、これまでは誇りと満足を覚えたものですが、今はそのことに悔恨と恥ずかしさしかありません。アメリカに神のご加護がありますことを

 (翻訳:寺尾光身氏/TUPメンバー)

 原文:下記サイト下段
   http://webx.tennessean.com/webx/cgi-bin/WebX?14@2...^7@..../88

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