行動の記録(06年11月) <前月までのバックナンバーはこちらです> |
千葉青年学生交流会で2日に松戸で街宣をおこないました。6名で2時間やって11筆です。
まず場所につくと、自民党の市議選候補者が先に演説を始めていましたが、そのすぐ裏で、私たちは肉声で「となりの選挙とは全く関係ありません。私たちは安倍をたおすことを呼びかけています。」と語り始め、「11・5は革命ののろしだ」「労働者の団結で戦争をとめよう」と必死に訴えていきました。
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11月3日(金・休)、東京・中野区勤労福祉会館で行われた「反改憲運動の行く手を照らす11・3交流の集い」(反改憲ネット21など5団体共催)に参加してきました。
まず、立正大学教授の金子勝さんの講演で憲法を取り巻く現状認識のおさらいです。 「改憲は軍事分野だけでなく経済分野でも日米同盟を強化させる。アメリカ資本の意を受けた郵政民営化で日本国民の財産が吸い上げられ、AFLACのCMのアヒルもどんどん肥え太っていくではないか」などと、市民の立場に立つ経済学者として有名なもう1人の金子勝さん(慶応大学教授)と双璧をなすウィットに富んだ語り口で、改憲が招く恐るべき近未来図との対比で平和憲法の価値を力説されました。 民主主義と平和憲法を守る文京連絡会のKさんからは、これまでの街頭活動の報告を受けました。「マスコミの世論調査で改憲賛成が増えている傾向を決して無視できない。街頭での反応も、世論調査と同様の傾向がみられる」と述べ、反改憲運動の前に立ちふさがる大衆意識の変容を深刻に受け止めるよう、問題提起されました。 休憩をはさんで、参加者の自由な発言によるディスカッションに移りました。私も発言させてもらい、百万人署名運動で街頭署名に立つ経験からKさんの問題提起に賛意を示した上で、「まず憲法第9条がどういう条文かさえ知らないという市民が思った以上に多く、それだけでもハードルは高いが、そういう人でも9条の内容や意義を説明すると署名に応じてくれる例も少なくなく、そこに希望をつないで運動をすすめていきたい」と述べました。 その他の参加者からは、「北朝鮮をめぐる報道で使われる『経済制裁』という言葉が一般には、ちょっと船を止めて中を調べるといったソフトなイメージで受け取られ、戦争につながる危険なものだという認識が行き渡らない」など、北朝鮮問題に関する大衆の反応ぶりを中心に、議論や意見交換が進んでいきました。 もちろん、何らかの結論めいたものが出たわけではありませんが、改憲反対を訴えるにあたって、「改憲賛成派を一方的に諭すようなやり方ではなく、なぜそう考えるようになったのかを探求していく中で、その問題点を浮き彫りにしていく」というヒントも示され、「改憲反対運動の展開」という観点において得るものの大きい集会だったと思います。 (R) |
11月10日(金)、東京・虎ノ門のニッショーホール(日本消防会館)で行われたシンポジウム「もの言う自由は今〜言論に対する暴力に抗議する集会〜」(第二東京弁護士会主催)に参加してきました。
パネリストは経済評論家の佐高信さん、テレビジャーナリストの鳥越俊太郎さん、そして今年の8月15日、小泉靖国強行参拝のその日に山形県鶴岡市の自宅を放火されるという「テロ」を蒙った加藤紘一さん(自民党元幹事長)です。 加藤さんはまず、「放火した当人に対する恨みつらみよりも、無反応な社会の空気が恐ろしい。外国人記者クラブでの会見で質問の矢が飛んできたことと比べるとなおのこと。これも“時代の風”なのか」と語り、この事件が言論の自由に対する重大な挑戦であるという認識が持てない風潮に危機感を示しました。 それを受けて佐高さんは、「つくる会」教科書の関係者のような者が「大学教授」という耳障りのいい肩書きを活用して街宣右翼顔負けの発言をするようになり、社会全体が「煽られる」状況が生まれるなかで、森・小泉・安倍という「タカ派政権」が3代も続くような政治のあり方が事件の引き金を引いた、と分析。鳥越さんも、安倍首相のような「強いことを言う」政治家がより支持される傾向にあり、麻生外相や中川政調会長らの「核に関する議論」も問題にされないほど空気が激変している。 テレビ記者の取材能力も、分刻みの視聴率競争にたたき込まれて低下する一方で、問題意識を持った報道につながらない、と現在のマスコミの危機的状況も交えて背景を解説しました。 このような「ものの言えない」風潮を生み出した最大の原因を、加藤さんはズバリ「小選挙区制の導入にある」と断言。小選挙区制が少数党・護憲平和政党つぶしであったことは今や現実が証明するところですが、加藤さんはそればかりでなく、かつては後援会組織の後ろ盾があることで自由に発言できていた自民党議員も、小選挙区制になって後援会組織が弱体化して党幹部に生殺与奪を握られることにより、議員の発言の自由が失われる結果になった、との興味深い指摘をしました。 「言論の自由のためにも小選挙区制の見直しを」という加藤さんの訴えに、佐高・鳥越両氏も強く同意。そして、他人に「がんばって」と言うのではなく、自分も「共にがんばる」という意識を1人ひとりがもってほしい、と3氏からの一致した呼びかけがされました。 その他、新自由主義や格差社会の問題にも話題が及び、思っていた以上に私たちと加藤さんの考え方には近いものがあるな、という印象でした。加藤さんは現職の自民党議員・保守政治家ですから「基本的な立場の違い」はもちろんありますが、戦争への道を突っ走る「安倍自民党」に対し、党内からの貴重なブレーキ役として加藤さんに期待するところは大である、と言えると思いました。 (R) |
11月15日(水)、教育基本法の改悪案が委員会で与党単独の強行採決。私はなかなか国会前闘争には参加できずにいたのですが、この日ばかりはと何とか時間を作り、「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が呼びかける18時からの緊急国会前集会に参加してきました。1000人の参加者が、国会前の歩道を埋めつくしました。 社民党の福島みずほ党首、共産党の石井郁子議員はそれぞれ、院外での闘いと強く連携して院内での改悪阻止を闘うことを表明。以降、各地から参集した教育労働者、地域で闘いを取り組む市民からの怒りの発言が続きました。千葉高教組のTさんも、いつものユーモアあふれる話しぶりで、改悪阻止の決意を語りました。 最後に、息せき切って駆けつけた三宅晶子さんが発言。「教育基本法の改悪をとめ、“自由の平野”を見に行こう」という訴えが私たちの心に響きます。 国会へ向けてのシュプレヒコールのあと、一同首相官邸前に場所を移してそこでもシュプレヒコール。「強行採決糾弾!」「安倍晋三は恥を知れ!」「みんなの力で教育基本法の改悪をとめるぞ!」との怒りの訴えが、大きくこだましました。 翌16日には衆院本会議でも強行採決されましたが、これも安倍政権が大衆運動とそれに突き動かされた院内での反対の声に追い詰められたことの裏返しに他なりません。この勢いをさらにつなげて、教基法改悪案の廃案を勝ち取りましょう。 (R) |
11月16日に国会へ行って、教育基本法改悪の衆議院通過に抗議をしてきました。
北海道教組の200名の大動員を始め、国会前には多くの仲間がつめかけており、午後に「強行採決」の報がはいると、5000人に膨れ上がりました。 夕方からはキャンドル・ヒューマン・チェーンをもって、首相官邸まで抗議行動。
闘いは全く終わっていません。これからもっと怒りは膨れ上がるばかりです。 職場の闘いー国会での闘いをともにうちぬいて、参議院で廃案へおいこみましょう! (W) 写真はこちら(後日) |
この間の街頭行動は,11月4日,11日,19日に行いました。それぞれ,3人で65筆,2人で72筆,170名(ビラ),19日が4人で65筆という状況でした。 19日は,雨のためいつもの交差点の近くのガード下でマイク無しで行いました。16日に教基法改悪案が衆議院本会議で自公により強行採決されると情勢下で,「改憲の先取り攻撃として教基法の改悪が強行されている」と改憲反対を訴えていきました。 (T) |
きょう「やめろ教育基本法改悪・つぶせ共謀罪ジョイント行動」へいってきました。250名の仲間とともに銀座デモです。
杉並教組委員長のHさんは、「小学校の教員をしているが子供には愛されたい。だが先生を愛せ、という決まりは作れない」と、愛国心の強制を批判。 被処分者の会のFさんは9・21判決後初めて処分が出そうになっていることを報告。周年行事にピアノ伴奏を拒否してそのことに対して、校長が事故報告書を提出しているので、処分を出さない闘いをこれから行なうことの訴えを行ないました。 動労千葉の滝口さんは「国会闘争にはいけなかったが、9月〜10月には全国オルグで教育現場をあちこち回った。そして教育基本法、共謀罪阻止の07年決戦を実現できると確信した。ある県教組では_<若い人たちをこの闘いの中でどれだけつくっていけるか、職場で闘う力をつけて、青年教師を獲得していく>という報告を受けた。日の丸・君が代拒否は40秒のストライキというが、動労千葉も運転保安闘争、背面監視攻撃という処分と闘っている」と報告。
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◎11・5全国労働者総決起集会
■11・5労働者集会報告:@ A B C (日刊動労千葉より) ■集会実行委員会のHP(http://www.geocities.jp/nov_rally/) ■オープンスペース街のHP(11月5日の日誌) ■11・5労働者集会に4900名! (秋田ピースマガジンHPより) ◎教育基本法の改悪をとめよう!11・7国会前集会 ■11・7国会前集会報告: 報告 (あんころより) ■教育基本法をめぐる緊急事態!! (秋田ピースマガジンHPより) ◎11/7(火) 共謀罪反対 国会前行動(衆院法務委・採決阻止行動) ■11/7(火) 国会前でチラシまき(国際共同署名HPより) ◎11/10(金) 共謀罪反対 国会前行動(衆院法務委・採決阻止行動) ■11/10(金)国会いよいよヤマ場(国際共同署名HPより) ◎教育基本法の改悪をとめよう! 11・12全国集会(日比谷野音) ■11・12集会報告: 報告 写真入り速報 (あんころより) ■【速報!】教育基本法、強行採決辞さぬ構え 与党 (秋田ピースマガジンHPより) ◎11/14(火) 共謀罪反対 国会前行動(衆院法務委・採決阻止行動) ■11/14(火)強行採決阻止の対決(国際共同署名HPより) ◎教育基本法の改悪をとめよう!11・14〜16国会前集会 「全国連絡会では、14日〜16日の3日間、18時から国会前集会を行い、それぞれ400人、1000人、2000人の参加で大成功しました。」(あんころHPより) ■11・14国会前集会報告: 報告 (あんころHPより) ■11・15国会前集会報告: 報告 (あんころHPより) ■11・16国会前集会報告: 報告 (あんころHPより) ■教育基本法衆院単独強行採決弾劾!(動労千葉HPより) ◎国会前座り込み行動(あんころ 11/15〜17) ■11月15日―あんころすわりこみ1日目(あんころHPより) ■11月16日―あんころすわりこみ2日目(あんころHPより) ■11月17日―あんころすわりこみ3日目(あんころHPより) ◎11/17(金) 共謀罪反対 国会前行動(衆院法務委・採決阻止行動) ■11/17(金)強権国会政治と対決(国際共同署名HPより) ◎教育基本法の改悪をとめよう!11・21国会前集会 ■11・21国会前集会報告: 報告 ◎11/21(火) 共謀罪反対 国会前行動(衆院法務委・採決阻止行動) ■11/21(火)採決策動粘り強く阻む(国際共同署名HPより) ◎11/23(木) やめろ!教育基本法改悪 つぶせ!共謀罪 11・23ジョイント行動 ■正午から、銀座歩行者天国パレード,京橋プラザに250人が参加(日替り「街」日誌より) ◎教育基本法の改悪をとめよう!11・28国会前集会 ■11・28国会前集会報告: 報告 / ビデオプレスTVに映像があります。 ◎国会前座り込み&ハンスト行動(11/1〜30) ■国会闘争 速報・写真速報11/1,2(日替り「街」日誌よりより) ■国会闘争 速報・写真速報11/6,7(日替り「街」日誌よりより) ■国会闘争 速報・写真速報11/8,9(日替り「街」日誌よりより) ■国会闘争 速報・写真速報 11/15(日替り「街」日誌より) ■国会闘争 速報・写真速報 11/16(日替り「街」日誌より) ■国会闘争 速報・写真速報 11/17(日替り「街」日誌より) ■国会闘争 速報・写真速報 11/21(日替り「街」日誌より) ■国会闘争 速報・写真速報 11/28,29(日替り「街」日誌より) ■11/30【国会速報】リレーハンスト再開!(通すな!通信 秋田ピースマガジンHPより) |