2006年「2月11日を考える集い」
          九条の会設立準備集会

                                      2月12日 木更津市民会館小ホール

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100名余りの方々が参加

「9条は平和のとりで」

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呼びかけ人のみなさん

呼びかけ人からのあいさつ(桑原さん)

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呼びかけ人からのあいさつ(井出さん)

呼びかけ人からのあいさつ(中村さん)

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講演:俵義文さん

閉会のあいさつ(関さん)

        この地域で「九条の会」をつくリましょう
                              (西上総九条の会(仮称))
この地域で「九条の会」をつくリましょう
あなたも「西上総九条の会(仮称)」の会員となり
 平和憲法改悪に「No!」の意思表示をしましょう

                                呼ぴかけ
 良識派として全国に如られる9氏で作った「九条の会」は、大きな反響を呼び、いま全国各地で、この会に賛同するさまざまな動きが活発に進められています。
 呼ぴかけ人を招いた各地の講演会は、いずれも超満員です。それは、憲法九条の理念こそが、これからの世界が進むべき方向を指し示していると、多くの人々が確信しているからだと思います。
 ところが、改憲を主張する人々が現在進めていることを見ると、やがて「国民投票」を押しつけられる日が来ることが懸念されます。その時までに、「九条改悪」を含む改憲に反対する声が、国民の過半数を超える状況をつくり上げておく必要があります。
 私たちは、「九条の会」に賛同し、改憲の動きをくい止め、九条を中心とする憲法を守ろうと、この袖ヶ浦・木更津・君津・富津地域の「九条の会」設立に向け、準備を進めることを決意しました。
 趣旨に賛同される方が、1人でも多く、この地域の「九条の会」の会員になって下さるよう訴えます。

  



 私たちは、今年5月に「西上総九条の会」を結成するための準備を進めてい
ます。この集会にこれまでにない規模で多くの人々が集まり、この集会を、この
地域で、平和憲法改悪反対の意思表示をする、大きな場にしたいと考えています。
 その結成集会までに、一人でも多くの地城の人々が「会員」となり、平和憲法
改悪反対の意思表示の輸を広げていくため、ご協力をお願いします。

               西上総九条の会(仮称)設立準備会
         
     
    ………………………………… キリトリ …………………………………
 「九条の会」の呼ぴかけに賛同し、「西上総九条の会(仮称)」の会員に登録します。
 名前                     職業(所属)                               
 住所 (〒   −   )    千葉県                                        
 電語番号     (     )         メール         @                      
※よろしければ、お名前以外の項目もご記入下さい。集会など会の活動の連絡に使わせていただきます。

            「九条の会」アピール

 日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。
 ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五千万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を導きだしました。
 侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。
 しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。
 アメリカのイラク攻撃と占領の泥沼状態は、紛争の武力による解決が、いかに非現実的であるかを、日々明らかにしています。なにより武力の行使は、その国と地域の民衆の生活と幸福を奪うことでしかありません。一九九〇年代以降の地域紛争への大国による軍事介入も、紛争の有効な解決にはつながりませんでした。だからこそ、東南アジアやヨーロッパ等では、紛争を、外交と話し合いによって解決するための、地域的枠組みを作る努力が強められています。
 二〇世紀の教訓をふまえ、二一世紀の進路が問われているいま、あらためて憲法九条を外交の基本にすえることの大切さがはっきりしてきています。相手国が歓迎しない自衛隊の派兵を「国際貢献」などと言うのは、思い上がりでしかありません。
 憲法九条に基づき、アジアをはじめとする諸国民との友好と協力関係を発展させ、アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、世界の歴史の流れに、自主性を発揮して現実的にかかわっていくことが求められています。憲法九条をもつこの国だからこそ、相手国の立場を尊重した、平和的外交と、経済、文化、科学技術などの面からの協力ができるのです。
 私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。そのためには、この国の主権者である国民一人ひとりが、九条を持つ日本国憲法を、自分のものとして選び直し、日々行使していくことが必要です。それは、国の未来の在り方に対する、主権者の責任です。日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。

2004年6月10日

井上 ひさし(作家)   梅原 猛(哲学者)   大江 健三郎(作家)
奥平 康弘(憲法研究者) 小田 実(作家)    加藤 周一(評論家)
澤地 久枝(作家)    鶴見 俊輔(哲学者)  三木 睦子(国連婦人会)