県連絡会通信 web版 (2008年11月号より)
      
 「生きさせろ!」11・2労働者集会へ結集を!
 
 この1年で2代の首相が立て続けに政権を投げ出す政治の混迷、未曾有の「金融危機」による景気の失速、異常な物価値上がり、雇用破壊、改憲・戦争の足音…。労働者・市民の団結こそが、こうした状況を打ち破り、社会を変える力になります。「生きさせろ!」の叫びを「11・2」で!

 《再びやります!》根津さん・河原井さんを解雇させない緊急署名
 「『君が代』解雇をさせない会」から、標記の行動提起です。私たち県連絡会としても取り組んだ署名(743筆)、連日の都庁行動や1dayアクション、意見広告、さらには海を越えて米教職員組合からの応援も得て、この3月には根津さんの解雇を見事に阻止(しかし根津さん・河原井さん共に停職6か月の不当処分!)。お2方は10月から職場に復帰しました。そして、来春の卒業式はもうすぐやってきます。「分限指針」(「全国通信」10月号3面参照)も出され、新たな停職・解雇の危機にあります。この攻撃を乗り越えるための、再々度の署名活動です。ぜひ、県連絡会(DC会館)宛てに署名を集中してください。1次〆切が12月末、2次〆切は来年2月末です。よろしくお願いいたします。

 9条を変えるな!百万署名   10/20現在
  千葉県到達数 16,564筆(+143) カンパ○○○○○円 
  裁判員署名:328筆,イラク撤退署名:377筆,「もんじゅ」再開反対署名:28筆,児ポ法:8筆

@街宣署名
 
(10/12〜10/19)
回数  人数  9条署名  裁判員 児ポ法署名 11・2賛同 ビラ配付
2回  6人  141筆   1筆    2筆    3筆  500枚

A個人より
 
9条署名:10/19賛同人訪問で,2筆

 【事務局より】前月号でお伝えしたとおり、イラク撤退署名は10月1日の署名提出行動をもって終了のため、上記署名数にて県連絡会分としての最終集約となります。ご協力ありがとうございました。引き続き、「9条」「裁判員」「もんじゅ」「児童ポルノ法」、および新しい「君が代解雇」の各署名をお寄せください。特に「児ポ法」の集まりが鈍いですが、同法改悪案は恣意的な捜査等による人権侵害を招く、大変危険な策動であること(署名用紙裏面参照)をご理解いただき、お取り組みをお願いします。ご自分の1筆のみでも大歓迎です。全ての署名は、県連絡会(DC会館)宛てにご送付ください。

 《寄稿》「三里塚闘争」と私 百万人署名運動呼びかけ人・森田恒一
 1962年、当時の池田内閣は「第2東京国際空港構想」を打ち出し、候補地として最初は富里村が有力だったが強い反対運動のため、66年当時の佐藤首相・友納千葉県知事の会談で急遽三里塚に変更、同7月4日閣議決定した。これは当時の大臣や官僚の考えでは、国の決定はたとえ住民が反対しても必ず通すというのが常識だったようだ。しかし、三里塚・芝山地区の農民3000人が閣議決定粉砕総決起大会を開催、三里塚・芝山連合空港反対同盟を結成、以後激しい反対闘争が展開されることになる。
 この闘争は、土地収用法に基づく強制代執行(土地を売らない農民に対する機動隊の暴力による土地奪取)に抵抗する農民と労働者学生集団によるものだが、これが今日まで続いているのである。その初期には両者に死者が出るほど激しいものであったが、88年に収用委員会が崩壊、強制収用ができなくなり、その後は成田治安法を制定して現闘本部など団結小屋を強制封鎖し、また現在では反対農家の上空40mにジェット機を飛ばし、その騒音に耐えかねて土地を離れるのを待つとか、40年も小作として耕作している反対農家に農地法の一部を悪用して明け渡しを迫る訴訟を起こすなどしている。
 私は関西にいるときから、三里塚空港反対実行委員会の世話人として反対闘争に関わってきたが、一昨年佐倉市に引っ越してきてからは反対同盟に加盟を許され、今では同盟員としてこの闘争に全力を傾倒している。それは、この問題での政府・空港会社の所為が甚だしく非人道的なものであると共に、政府はアメリカの非常の際(対北朝鮮戦争)は軍事基地として成田・関西・福岡空港を提供する約束をしているため、反戦平和を生きる目標としている私にとって、成田空港の軍用化は許せないからである。

 拙速審議はおかしい!行徳駅前で「給油延長」シール投票
 10月19日(日)、市川市の東京メトロ東西線行徳駅前で、「米艦船への給油延長に賛成?反対?」シール投票が行われました。結果は、延長に「賛成」15票(21.4%)、「反対」35票(50.0%)、「わからない」20票(28.6%)。今回の投票は「全国投票の会」からの緊急の呼びかけで行われたもので、これまでも個人的に投票に取り組んでこられた市川在住のIさんが実施した行動に合流させていただきました。「解散総選挙をめぐる政局的な駆け引きで審議を急ぐのは民主主義の観点からおかしい、改めて市民の皆さんの意見を伺いたい」と訴えながら投票を呼びかけました。「わからない」が目立ったのも、少なくとも政局優先の拙速審議への戸惑いであることは間違いなく、「反対」多数の結果ともども、与党・民主党それぞれの対応への市民の疑問・批判が、今回の投票で表れたものと思いました。(R)

 11月の予定
   〜省略〜