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このページは管理人がピエロの解散について
思ったまま書き散らしてるだけの文章が載ってます。
きっと読んでも何の特にもならないと思います。
興味の無い方は、ページを閉じ、見なかったことにして下さい。
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皆さん知っての通り、4/12にピエロが解散しました。
ウチがピエロと会ったんは1997年の3月末です。FMから流れてきた「SEPIA」に惚れて「パンドラの匣」を手にして開けてしまった(笑)
その時はまだルナシーに夢中でライブに参加したのは知ってから遅く1999年3月「MAD SKY」のツアーからでした。
それから本当に数え切れないほどピエロのライブに参加してきました。ピエロが出演したイベント含めて多分100回は行ってると思います。
節目のライブには9割以上参加してきました。
節目で行ってないのは横浜アリーナの裸祭(笑)の時くらい。(あの時はOBLIVION DUSTの解散ライブに行ってた)
解散を知った時は、あまりに突然すぎて意味が分からなかった。
去年の大阪ライブの後のメンバー同士の話し合いはなんだったのか、今年の1月武道館のキリトの言葉は何だったのか、4月頭に届いた会報の全メンバーのインタビューは何だったのか。
キリトがオフィサイトに載せた文章を見ながら、キリター友の電話を受けつつ軽く、パニックでした。
「解散」が信じられないという気持ちと、ついにきてしまったか・・・!という気持ち。
同時に起こったのも事実です。
長いことピエラーしててピエロのライブ行ってたから、もう分かるようになってしまったのかもしれない。あくまでも個人的な意見。
ここ数年、苦しんでるせいかライブ中の顔付きやキリトのMC中の顔付きがすっかり変わってしまってたアイジ。
インタビューの端々で、自分のギター音や自作曲をピエロに合わすのが辛くなってきたと小さなSOSを出し続けていた潤君。
それでもPIERROTを愛する気持ちが強く、ファンにもサービス一杯で色々楽しませてきてくれていた優しい2人。
昨年末、大阪で出した答えも。
会報のインタビュー発言も。
全て彼らの本音ならば。
PIERROTという愛する場を壊してファンの気持ちを置き去りにした2人の覚悟は、想像を絶する。
早く2人のコメントを、と私含めファンは求めるけどそれはあまりに酷かもしれない。
帰る場所を壊すほど、自身の感情が限界だったんだから。
私は根っからのキリターですが、それよりも「ピエラー」でした。インタビューは必ず5人目を通してきたし、ソロ巻頭の時はウキウキしながら全メンバーがそれぞれ表紙になった雑誌を買った。ライブも必ず5人を見てきた(キリト率は高いですが・笑)。
この5人が1人でも欠けてはいけないバンドなのは、もうピエラーさんなら誰しもが分かるはず。
キリトの辛さも考えられないほど大きなものだっただろうけど、彼はFOLLOWERSとCYCLOIDという確固たる場で早々と気持ちを露にして、思いを引きずりながらも前を向いている。
本当に彼は最後までファンの味方であり、自分の想いに正直であり、ピエロのリーダーだった。
コレは書いたらダメなんじゃないの?読みたくなかったと言ってる人もいたけど、彼がピエロで負ってきたものの大きさと責任と愛情を考えれば、このくらい・・・こんなことくらいじゃ本当は済まされないんじゃないかな。
良いことも悪いこともなにもかも全てオブラートに包まず、さらけ出す性格なのは、皆承知済みで、私はそんなキリトだからこそ好きなんだ。
彼は最後までリーダーで居続けてくれた。キリターで私、本当に良かったと思いました。
KOHTAも音楽を続けてくれる。ピエロが無くなったら音楽を辞める覚悟で居たにも関わらず、ベースを手にしてくれると断言してくれた。今まで一言も口にしなかった言葉をファンに聞かせてくれた。 その辛くも純粋な力強さには、言葉も出ない。ただ、胸が一杯になりました。
TAKEOも辛くて苦しいという気持ちをぶつけてくれた。多分、それは初めてだと思う。過酷なインディー時代、アイジと潤と3人で共同生活しながら築き上げた信頼関係と音の世界。キリトのソロにもG-BRAINとして参加し、中止決定になってしまったけどギター隊の夏ツアーにも参加する予定だった彼。
思えばキリトとギター隊の溝を埋める働きを裏でしてくれてたのはTAKEOかもしれない。
5人が5人とも精神的にボロボロなのは、正直見ていられない。何でこんなカタチで解散なんだろうと思わずにはいられない。
それでも、涙は出なかった。
キリトの武道館の「俺たちはピエロをやめない!お前ら道連れだ!」という言葉を信用しなかったわけではないんです。
ただ、2年くらい前から「毎回全力を出し切る」いつ終わってもいいように「これがラストだ」と全力でライブに参加して、楽しむようにしました。
楽しむようにした、というよりかは自然とそういう気持ちで挑んでたというか。
メンバーもきっとそういう気持ちだったと思う。ライブの音聞いたらそんなの分かる。 |
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飛びたい時には飛んで、泣きたいときには我慢せず泣いて、叫びたい時は叫んで、頭振りたい時は思いっきりヘドバンする(笑)。明日の仕事に差し支えようと、知るかー!みたいな勢いでした。
実際、仕事に差し支えそうなときはありましたが(笑)それよりも仕事頑張ろう!と思った感のほうが上でした。
それは、ピエロが教えてくれた。
特に1/3・4の武道館ライブに参加された方なら分かると思うのですが。
現時点でのピエロの最高のライブと最高の言葉と音を、聞かせて体験させてくれました。
そうじゃないと思う人がいるかもしれませんが、私にとっては最高に素晴らしいライブでした。
今まで長い間、色々あって胸に風穴空いてたんですが。
ピエロがそれを埋めてくれた。欲しかったものが全部もらえた。聞きたかった言葉が全部聞けた。とても満たされたことが嬉しいのか、悲しいのか、最後は凄い泣きました。あんな泣いて前が見えなかったライブは、初めてでした。
もういい、と思えるライブでした。
今思えば、ピエロからもらえるもんは全てもらった気がします。
だからなのか、解散を聞いてから今まで泣いてません。
さすがにメンバーのコメント読んだ時はポロッときたんですけども・・・ライブで涙流しすぎたのかなぁ。
野音はオマケみたいな副産物だと思ってます。
こんなこと書いたら、入れなかったたくさんの方から殺されそうだけど。
全てを目にした、音に触れた、感じた、というのはその人に取って必ずしも幸福とはいえないんです。
最高のライブをすればするほど、メンバーにとって次のライブのハードルはさらに高くなっていくし、ピエロメンバーは、きっとそれを越えようと今よりも苦しみもがくんだろう。
いくら生きていく上の手段、自己表現の場としても、そこに苦しみしか残らなかった時。
原点に立ち返ったメンバーの気持ちに温度差や迷いが生じたならば、共に歩めなくなったのならば。無理して続けて欲しくない。それがウチの本音でした。
「頭の悪いやつはピエロの曲きかなくていいしライブにも来なくていい」と真摯なフォロとピエロのために矢面に立って、よけいなモノを振り払ってきたキリト。
「初めての人でも身体動かせるようなライブをしたい。皆が楽しめるような音を作りたい」と音を追求し、ギターと音の話になると目を輝かせて饒舌になったアイジの見てる先が、一緒じゃなくなってしまったのは皆、肌で感じてたんじゃないでしょうか。
気持ちがバラバラ、心ここにあらずは音にも声にも出る。どんな実力のあるバンドでもそうなったらもう終わりなのはメンバーよりもファンが1番敏感に分かるんじゃないかな。クソみたいな音出して、くだらないライブされて「何だこれ!昔はこんなんじゃなかったのに」となってしまう前に。
続けてたらもしかして、もっともっと素晴らしい景色が見れたのかもしれない・・とはピエロ解散の現状を見てたらとてもじゃないけど言えないから。
潤君は音に対して口数多いほうではなかったから、1番誤解を生んでるのかもしれないけど。
そうでなくとも、昨年辛いことが潤君には多すぎた。一番メンバーやファンを立ててくれてた人なだけに、今頃まだ苦しんでるはずなんです。
一生懸命、ピエロでの自分の立ち居位置を模索して悩んでた彼を思うと、どうか無理しないで欲しいと伝えたくなる。
潤君とキリトが長野で出会ってなければピエロというバンドは結成されなかった。キリトさんの長所を引き出してくれたのは、間違いなく潤君でした。
KOJIさんと一緒に、自分の表現ありのまま好きなタイプのギター使って自由に活動してって欲しいです。そうなるまでに、楽しいと感じるまでに時間がかかるんだろうけど。
アイジも潤君も。いつかキリトとコータとタケオと居たことを、笑って誇りに思える時が来ることを、ピエロを愛した自分が見つめられる時が来ることを切に願います。
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本来なら「ありがとう」や「お疲れ様」を言わなければならないんだろうけど。
スタッフの方には言っていいと思うんです。柳さんや、物販のツッチーさん(←好きだったので笑)等、ピエロに関わった方にそう言葉をささげるのは。
ウチの周りにはまだまだ悲しんでるピエラー友がたくさんいます。
いくら、自分がスッキリ解散を受け止められたからと言って、自己完結して、はいオシマイにはしたくない。
9年追いかけてたんだぜ旦那!(旦那って誰さ)そのうち1年は見てるだけでしたけども(笑)
6月にシングル「HELLO」も出るし・・しかしなんて皮肉なタイトル・・・最後にハローて・・。
まだFLLOWERSも現時点でどうなるか分かりませんし。
もしかしたら、アルバム音源は作ってるとアイジが3月(2月かも?)に秘密の部屋でカキコミしてたし何かしら出る・・・かもしれませんし。出ない確立のほうが高いと思いますが;
色々メンバーに言葉かけるのは、それからにしたいと思います。
ピエロは解散してしまったけど、まだ終わってはいない。
全てが終わったわけじゃない。
私が知ってる5人は、このままPIERROTをほったらかしにするような人間じゃ無い。
そういえばCYCLOIDで知り合ったキリターさんにこんなメールをいただいたんです。
「ピエラーで居れる時間を楽しみましょう」
もう、目からウロコの言葉をくれた。泣きはしてませんけど。凄く胸にきました。
なので、このサイトは消しません。過去を消してどーする!と思いまして。見ててイタイな〜と思う方多いのは十分承知です。
それでも、私はピエロが好きなのです。気持ちは変わりません。
メンバーのソロも自分自身が「好き」と思えたら応援しようと思います。音源もライブもまだ見も聞きもしてないのに応援します、なんて言葉は軽々しくいえないので。
いくらメンバー本人が好きでも、音が好きにならなければ本当じゃない。
それが私の、メンバーに対して最大のリスペクトの仕方です。
いつか出会える、それぞれの音を楽しみにしてます。
そしてこんな駄文を最後まで読んで下さった方、ほんとうに嬉しいです。
文章苦手なんで、どう書いて、どう表現していいのか分からず、言葉が足りてなくて上手く伝わってないかもしれません。
断言しつつも、憶測で書いてるところもきっと多い。
でも私なりに懸命に考えたり思ったことを書いたつもりです。
また気分を害された方が居られるかもしれませんが、それは始めに述べて警告したので謝りません(笑)。
このサイトを楽しみに来て下さった方、心配して下さった方、メール下さった方、本当にどうもありがとうございます。
ピエラーで居る事、誇りに思います。
2006.4/17 羽崎想子
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