作:タタスケ様
はるか未来、地球と呼ばれていたかもしれないある惑星のここは北軍領、とある上級士官学校の日常風景である。
相変わらず島田カンベエは亀乗場のど真ん中で甲羅状態のハヤ亀に跨っていた、季節はうららかな春、そよと吹く風が気持ち良い。
そんな青空のもと、びくとも動かないことを決め込んだハヤ亀「飛早丸」、通称カメキチに跨ったカンベエは今日も乗亀の授業2時間を亀乗場のど真ん中で過ごしたのだった。
士官学校に入学して早2ヶ月あまり、カメキチは一度としてカンベエに協力的なことはしなかった。
本来ハヤ亀は人懐こく人には協力的な生物である。
同期の桜達は悠々と駈足で亀乗場を駆けまわり障害物を飛び越えたり駆けあがったりしている中で島田カンベエだけが亀乗場の騎乗位置からぴりっとも動けずにいた。
「しまだぁ~~!そろそろ上がらね?」
「儂はもうちょっと・・・」
微妙な顔を向ける同期の桜、後藤ヨシテルがハヤ亀の上からカンベエを見下ろしていた。
「次って保健の授業だぜ?準備物千歳飴だろ?」
「あ、そうだったな」
「さっさと亀、洗って買いに行こうぜ!」
そんな騎手達の会話を余所にヨシテル騎乗のハヤガメ「高早丸」がカメキチの甲羅を柔らかい嘴でノックするとカメキチは甲羅からのっそり首をのばし亀同士の挨拶をほのぼのと交わす。
結局、島田カンベエはヨシテルの高早丸に付いていこうと急に激しく立ち上がったカメキチから転げ
落ちるように落亀し見ていた教官は天を仰ぎ同期の桜どもからは「やっぱ島田だよなー」と生温かい
失笑を買った。カメキチは落ちたカンベエを振り返ることもなく洗い場に駆けて行きカンベエは走りにくい海岸の砂のような広い亀乗場を放亀したカメキチを追って必死に走ることになった。
その背後から教官が野太い声で「しまだぁーーーーーーーーーーーっ!!」と叱責の声を浴びせた。
「あら、カンベちゃん、また亀さんに噛まれちゃったのね」
あらあらと売店のおばちゃんは千歳飴代を払おうとしたカンベエの手に残る正三角形っぽい噛み痕 ----修練後ハヤ亀に与えることになっているミネラルたっぷりのハヤ亀クッキーをあげようとして缶ごと奪われ咬みつかれた--- を目ざとく見つけて言うと「軟膏塗ったげるから入ってらっしゃい」と売店のドアをあけた。
「大丈夫です、購買員殿」
販売のおばちゃんはその辺にいそうな気のいいおばちゃん風であるが士官学校のひよっこには階級的に雲の上の人である。
「いけないわ、これって命令よ」
「はっ、謹んで承ります」
千歳飴を握りしめて真面目に敬礼するカンベエにおばちゃんは微笑んだ、そしてヨシテルからは「もてるな、オイ」とからかわれカンベエはそんな同期の桜を睨みつけるのだった。
おばちゃんは何かとカンベエを可愛がってくれた、3月の遅生まれで他の同期に比べて身体も小さくあどけなさの残るその顔はおばちゃんの母性に訴えるものがあったようだ。
軟膏でしっとり麗しくなった ---ほっぺも荒れてるからと散々軟膏を塗り込まれてプルプル--- 噛み痕残る手に千歳飴と教科書、筆記用具を持って教室に入ると同時に始業太鼓がドンドンと鳴り渡り保健の授業がはじまった、体育と引き続き教官は同じである。
「今日から新しい章に入る!千歳飴は用意したか?」
「はい!」全員が一糸乱れぬ返事に教官は満足げに頷くと「では156ページ!島田ッ!読め」
名指しされたカンベエが素早くページを開き立ち上がって教科書を持った両手を目線にあげ綺麗に腕を伸ばすと声変わりしかけた声を張り上げて「閨の作法と実技、第一章、戦場において可及的速やかに処理する方法としてもっとも簡単かつ満足が得られるのか口淫である・・・・」そこまで読みあげて島田カンベエは固まった。
何だこれは???耳の先が熱くなる。
「しま~だ!続けぬかっ!!」
「はっ!この方法は昼夜問わず直ぐに実行に移せ汚れも最小限に出来る事から戦場向きとして推奨されている方法である」
「よしそこまで!」
着席したカンベエの脇腹を肘でつついてクスクス面白がるヨシテルに教官のチョークが直撃し慌ててニヤけた顔を引っ込めた。
カンベエの続きを別の同期の桜が読み上げる。
この頃になると教室中の同期の桜が固唾を飲んで教科書の読み上げに耳とすました。
「こっ、行為の前に水で口をすすぐと衛生的にもよくまた調達出来うるならばいっいっいっ、、陰茎、さっ、サックのししししっ、仕用がの、望ましい」
この同期の桜にいたっては最後はほとんど声が裏返っていた。
「よし!」
「戦場ではいつも寝られるとは限らん、戦局が激しく動く中素早く処理して差し上げるこのような方法で上官殿にお仕えする方法もある」
至極真面目に教官は黒板に口淫の業を書き込みながら「口淫はお仕えする上官殿と人間関係を上手くする潤滑油的な効果もあるがぁ、一生懸命励めば愛情も感じて下さるだろうし時にはお前達を喜ばせて下さるかもしれん」
ノートを取りながらカンベエはもし上官が自分のモノとそんなことになったらアソコが恥ずかしさで消えてなくなるに違いない。そして自分が上官殿にご奉仕するなんてありえるだろうか?とも考えた、きっと上手くできない。
「よし、では次のページを開け!」
次のページを開いてカンベエは目を点にした、どこの春画雑誌かと思った、初なカンベエがどうしてそれを知っていたかと言うとヨシテルが大量にベッドの下に敷き詰めて楽しんでいるのを知っていたからだ。大方の物は先輩からのお下がりでたまにカンベエにも貸してはくれたりしたが恥ずかしくて読むことが出来ずにいた。
横を見るとヨシテルは今までにない真剣さで教科書を読みふけっていたのは当然のことだった。
長い千歳飴の使い道がなんとなく想像出来始めたカンベエは顔が熱くなるのを感じずにはいられなかった。
そして千歳飴を使った実技が始まる。
「まずは飴を握った根元から舐め上げぇー」
教室の空気は異様な張り詰めをみせ、「先っぽまで来ると先端を舌先を尖らせてさらりと舐める」高らかに声を張り上げる教官に従う生徒達「そこからぁ~つつつと降りて、来た道を帰る訳だが、、根元まで戻ったらそれを何度か繰り返す!!」
嬉々としてやる者もいれば、おっかなびっくりやる者、すでに口の周りを飴だらけにして粘つかせている熱心な者、そしてカンベエのように恥ずかしさで俯きっぱなしの者もいた。
「島田、美味いぜこの飴、飴を食うと思ってやってみれば?」
このヨシテルは率先してこの実習に力をいれている者の1人である。
カンベエは授業なのだからと仕方なく腹を括ってヨシテルのいうように飴を舐めると思い教官の掛け声に従って長く太めの千歳飴におずおずと舌を這わせ始めた。
「根元から~舐め上げて~先っちょを舌を尖らせてペロン!お口に咥えてぇ~先っちょをレロレロ、そのまま口に含んでぇ~唇を窄め、頭を上下に動かす!」
教官は声を張り上げながら繰り返し、教室内を歩き回り、要領を得ない生徒を指導して回った。
「舌は柔らかく棒を包み込むように、時々上官殿を見上げて様子を見る」
カンベエがヨシテルをこっそり横目でみると飴はもう殆ど無くなっていた、熱心すぎる同期の桜に呆れ自分も両手で掴んでいた飴の部分が溶け始め包み紙があるもののべたべたし始めていて嫌だなーとカンベエは思いつつも取りあえず一生懸命まだまだ長い千歳飴を舐め続けた。
「島田!」
通りかかった教官の声にびっくりする余り長く太いミルク味の千歳飴を喉の奥に突っ込みすぎてうぐっとこもった悲鳴をあげながら涙に潤んだ瞳で見上げ「ふぁい」
と返事をするカンベエを見て教官殿は慌てて咳払いをし「いいぞ、島田その調子」と褒めてそそくさと教壇へ戻っていった。
ヨシテルが親指を立ててGJのサインを寄こす。
「よぉーし止めい!みんなそれぞれ良くできておる。今より実践訓練を行う、陰茎サックを配る!各自1つずつだ」
一瞬にして教室中がどよめきお年頃に差し掛かる男児達の多くは妙な期待に胸をときめかしたがその中でカンベエをはじめ少数の男の子達は不安に顔を顰めたり遅生まれのせいか恥ずかしさに脂汗を滲ませ、目を泳がせていた。
前列より回ってきた小箱をカンベエは覗き込んだ、「陰茎サック」実物は初めてだった、ゴクリと唾を飲み込み緊張した指を小箱に近づけたその時後の席から「早く回せよ島田」と背中を小突かれ催促のイラついた声が掛り慌ててカンベエは密封パックをヨシテルの分と2つ鷲掴むと後の席へ小箱を突き出すようにして回した。
なんだよもぉ~と怒りの声が聞こえたが島田カンベエは「陰茎サック」の密封パックを手に持っているだけでもう何故かとんでもなくショックだった。
そんなカンベエからヨシテルは1つサックを取り上げ「へ~、味付いてるぜコレ」といって薄べったいパックをぴらぴら振った。
カンベエは恐る恐る自分の分を見てみると「みかん」と書かれてあった。
「みっ、みかん味!」
隣でヨシテルはサックの味付けの滑稽さを大いに感じて笑う。
「ゆき渡ったか?よし、では訓練に入る」
教官は教室中を教壇の高みから物色するように眺めるとおもむろに一人の生徒の名前を呼んだ。
「島田カンベエ!」
「はっ!」
訓練された身体は名前を呼ばれて反射的に席を立ち返事を返す。
「よし、こちらへ参れ」
緊張しながら教壇へ足を運ぶ島田カンベエ、教壇へ向かうのは大抵はそんなに良いことが待ち受けていない。
問題を解く、何かの発表だったり、叱られるか、立たされるかだ。
教壇にあがりカンベエは背の高いごつい教官をみあげた「参りましたっ教官殿!」
「まず最初に実際の見本を私が見せよう」
今何て言った????カンベエは亀から落ちるよりも頭がくらくらした。
見本?え?見本?儂が教官殿にご奉仕するのか?カンベエが気を遠くしているかたわら教室中の同期の桜の皆さんがまたまた固唾を呑む。
「人それぞれの好きみもあるが大体は口付けから始まることが多い」
すっかり固まってしまった島田カンベエを教官はひょいと脇に手を入れて持ち上げ用意した椅子の上に立たせ身長を合わせると
カンベエの顎をクイっと上げさせると唇を吸い始めた。手は頭の後から背筋を通って尻に至り何度かその道を行ったり来たりし唇は角度を変え浅く深くそして官能的に行われた。
唇が離れると「そう硬くなるな島田、気持ちよくしてやるからな」教官がうっとりしたような目でカンベエにそう告げた。
あまりな出来事に訳が分からなくなってしまったカンベエは教官のなすがままであるがしかし仮に抵抗出来てもここは士官学校で授業中で相手は教官であり上官なのでどうやってもカンベエには受け入れるしか選択肢はなかった。
教官はカンベエの肩に付くかつかないかの短い癖髪を指で掻き耳朶を摘まんで小さな可愛い外耳をくすぐった。
口内では舌が絡め取られて吸い上げられて歯列を愛撫される。
くちゅっという水音と共に教官の唇が離れてそのままカンベエの首筋をなぞりそしてきつく吸われた。
「ひゃっつ!」
あまりのくすぐったさに我に返ったカンベエは椅子から落ちそうになるが教官が抱きとめこそばがる部位を避けて服の上からカンベエの身体に愛撫を施していった。
しかしカンベエは未だ夢精も精通も経験がなく(授業で習って知識はあった)そして自らの手で慰めたこともなかった。
性の感覚から程遠いカンベエの身体は教官の指がこそばゆく身体をモジモジさせたり捩ったり、時には耐えかねて「あっ」とか声をあげてしまう、しかしそんな様子は教室中の同期の桜達をおおいの興奮の大渦を巻き起こしていた。
身体の発達の早い健全な男児は早々に反応せるところが反応を見せていたし内気なものは教科書越しに教壇を見たりした。
やがて教官はカンベエの背後にまわるとこそばがらない程度にカンベエの首の付け根を吸いながら胸の合わせから手を入れて
みずみずしく若い円らな胸の飾りに触れると同時にやがて教官の口に含まれるであろう部分を袴越しに掌で包むようにして柔らかく上下に擦り始めた。
カンベエの身体もお年頃、触れば反応を示す。
胸もくすぐったいようでそれでいてなんとなくむずむずし、指が離れれば物足りない、腰の奥がどんどん変になってきて
どうしていいのか分からず強烈な恥ずかしさにも関わらず自分を見ている同期の桜達をただ見詰め返すしかなく、そして恥ずかしいと思えば思うほど教官の指と背後の熱い体温を感じずにはいられなかった。
そんなカンベエの表情が目元は潤み薄く開いた口元、ちょっとほんの少し突き出すようにした顎、顔にかかった癖毛、「はあ、はあん」ともらされる熱を帯び始めたと息はひよっこ集団において無自覚であるがこのカンベエが発する色香は強烈で刺激が強すぎた。
何人かは慌てて鼻紙を出して鼻から流れ出る赤い液体を押え、何人かは前をひたすらに押えた。
「ああ、、教官殿、、お、、、ぁぁぁぁ」
どんどん身体が変わって行く。
「感じてきたか?島田」
教室の大方の同期の桜どもも感じていた。
「嫌です、、、嫌です、、、」
自分の中心が今まで経験したことが無いくらい張り詰めていて「奥が。。。」と言いかけて自分がたらりと涎を零したことに気がついてより一層恥かしく「奥がどうした?うん?」教官は硬くなった胸のボタンを爪弾きカンベエは「むずむずいたします、、んんん」と夢遊病者のように答えた。
「そうかムズムズか」
教官はチュパっと今一度カンベエの首元を音を立てて吸い上げカンベエはもうくすぐったさにむずかることなく身体をちょっと強張らせ後頭部を教官の肩口に押し当てて感じている手ごたえを教官に与えた。
シュッという小気味良い音と共にカンベエの軍用袴の前が開けられ大きな教官の手がカンベエのかわいくもいきり立ってしまったモノを器用に引き出した。
「あっ!」
教室中の2対の目がそこに釘付けになる。
カンベエが慌てて隠そう、逃げようとするが教官の太い腕で後から拘束されそのまま握り込まれて上下にしごきあげてカンベエの荒びる身体を封じた。
後ろから抱き込まれカンベエは密着する教官にヨシテルや他の同期にない匂い、男の匂いを嗅いだ、胸がドキンとする。
「カンベエ、大丈夫、大丈夫・・・よしよし・・・イイ子だ」
教官の低い声はまるで父親のようで授業とはいえ無体を強いられ大切なところを晒され半泣きになったカンベエを慰め、降りてきた教官の唇に今度はカンベエから助けを求めるようにその唇を求めていった。
大切な処をいじられ「うんんん・・・」と出したくないのに鼻から甘えたような声が漏れ腹の奥底から襲い来る甘く痺れるような何かにカンベエは耐えねばならなかった。
この時間が果てしなく続くように思われた頃、不意に股間を嬲っていた教官の指がそこから外され、この頃にはカンベエの両足はガクガクと震え教官の胸に回してくれた腕がなければ椅子の上から転がり落ちていただろうと両手でしっかり鍛え上げられた腕につかまりながらそう思った、これ以上同期の前で醜態を見せたくない、男らしく堂々としたかった。
「島田」
教官の声が耳元でする、息がかりその吹き込まれた声がカンベエをくらくらさせた。
「そうしがみつくな」
微かな笑いにカンベエの耳が熱くなりそして腕を掴んでいた片手を耳の横の教官の首に回させられた、ほれとばかりにもう一方も
離すように促されカンベエはガクガクしている自分の膝に精一杯の力を籠めてもう片方の手を教官の首に回した。
自由になった教官の腕は教卓にあった「陰茎サック」を一つ取り上げパックを破るとカンベエと教官の一挙一動を見逃すまいとしている生徒に向かってこう言った。
「いいか、相手が充分勃起したら陰茎サックを被せる。これは後始末の問題を容易にしてくれるし病気の感染を防ぐ。
先端の細い部分を精液溜めという、ここに空気が残っていると射精時に破れる事があるので破れに注意しながら空気を残さないこと!」
教官はカンベエのかわいモノを先端から根元へ扱くようにして皮を寄せると陰茎サックをするっと慣れた手つきで被せた。
ローションで湿っている陰茎サックの感触にうへ気持ち悪い!と思ったものの本人の意識とは裏腹にかわいいアソコは少し成長し硬くなり、その様子を驚きの顔でまじまじとカンベエは自分のアソコを眺めた、そしてサックを被せられすっかり形を変えてしまったアソコにまたもやショックを覚えた。
「ここでだ、体毛に気をつけてサックを装着しろ、毛を巻き込むとそれはそれは痛いゾ」
その話に教室がどっとわく。
晒し物にされているカンベエのアソコをネタに笑われてその恥ずかしさから急速に血の気が引いてゆき張りのあったサックは緩みかけた。
教官はそんなカンベエのを2,3ごしごしと扱きあげ今度はサックに付いているローションのぬるっとした新たな感覚を感じてまたくすぐったさにカンベエは腰を捩らせた。
いよいよ口淫の実演が始まる。
カンベエは今度は生徒達に向かって横向きに教壇に立つ、教官にもう一度口付けをされそのまま教官がしゃがみ込んでいく様を見詰めた。
そして・・・教室中がゴクリと唾を飲み、カンベエの幼い宝珠に舌先が触れその刺激に思わず教官の肩を押して引き剥がそうとする、しかし教官の大きな身体はカンベエの力ごときではびくともしなかった。
2つの宝珠を同時に含まれ転がされ吸われて引っ張られる、腸が吸いだされそうで怖い。
終わりまで立っていることが出来るだろうか?
教室中の視線がカンベエのアソコを痛いほどに集まり熱を帯びる。
宝珠の間を何度も滑った舌で往復されそしてさっきの飴実習でやった根元から舐め上げカリを舌で引っかける様にして鈴口に至る。
教室では熱いため息がもれ、大方の者が教壇で行われている実践を食い入るように見詰め下肢を熱くさせていた。
尿道を舌先でレロレロされてカンベエが思わず「やぁ、漏れる!」と叫んでしまった、本当に教官の口の中へ粗相をしそうだ。
慌てて腰を引くが教官はそれを許さない。
根元に生まれる何か、それが不快なのか気持ちいのかまだカンベエには分からず教官の口が可愛い竿を舐め上げ吸い上げ上下に擦り上げる度にじわじわ大きくなっていきカンベエをどうしようもなく堪らない気持ちにさせた、そしてしたすら漏らさないように我慢をした。
薄ら額に汗が浮く。
気がつけば咥えられながら教官の指がお尻の谷間を弄り小さな宝珠は揉みしだかれてぷるぷるねちょねちょになっていた。
カンベエの口はひたすら甘い息を吐き嫌だとかああんだとか駄目だとか呟き続けている。
もう何も考えられなくて、あんなに恥ずかしかったことなのに今では教官の温かい口に含まれ擦られる感触を手放すことが出来ずちょこんと腹を突き出し教官の白いモノが混じる頭髪を掴んでいた、そして自分の意に反して腰が揺れる。
腰が揺れると何とも言えない気持ちよさがこみあげてツンとなった胸のボタンが肌着に擦れて何だかもどかしい気分になった。
宝珠の刺激に尻の谷間、お尻でもなんだかムズムズがはじまりカンベエはいったいどうしたことかと自分の身体に起こる変化に呆然とし教官から与えられる愛撫をその身に受けていた。
忘れた頃に触れられる胸の尖りに「ああん・・・」と声をあげカンベエの小さなかわいいそれはもう弾け飛ぶ寸前になり「んんんん、教官殿、お止めださい、変です、変です」
と繰り返していた。
教官の白髪交じりの頭が激しく動き少年の細い身体から筋肉がつき始めた胸を大きくはあはあと上下させ与えられる性の快感に耐えた。
急速に何かがうねる様に競り上がってくる刺激に教官から離れようとへっぴり腰になるが彼の太い指が袴の上から菊花をぐぐっと突き上げ思わず腰を突き出してしまう。
突き出した腰、押し込まれた教官の口の中、突き入れてしまったモノの得も言われぬ気持ちよさ。
そしていよいよその時を迎え「あ!、あ!、あ!、嫌!、嫌!変!あ、、ううううっ、、、ああちっ、父上!」教官を思わず父上と呼んでしまった。
カンベエは目を見開き腰を突き出して身体をビクビク痙攣させると教官の口の中でちいさな可愛いモノを弾けさせた。
同期の桜の何人かは下帯を汚してしまい、また何人かはカンベエのイク顔に見とれた。
ひくひくするカンベエをなおも緩やかに吸い上げながら教官は最後まで口を放さなかった。
カンベエの射精が完全に終わると教官は「出た精液が漏れる前にサックを外し」と説明しながら手早くカンベエのサックをはずし
クルッ、キュッと口を結んで精液の溜まった陰茎サックを生徒に見せながら初めての経験に放心したカンベエがよろよろと崩折れてくるのを受け止めた。
ちなみに、サックの捨てる場合の分別は生ごみだ、覚えておけ、よーし、2人一組でやってみろ!」
一瞬にしてざわめき始めた教室。
教官はぐったりしたカンベエの身体を抱え直した丁度その時「うわ~~ん」と泣き声が教室に響いた。
「おいどうした?痛かったか??」
子供らしくあんあんと泣くカンベエをそのまま抱っこし優しくあやしながら教卓の後にある椅子に腰かけた。
ざわめく教室、この実習に浮かれる生徒達、泣き声に一瞬皆カンベエを注目したがお年頃に差し掛かる男児達はこれから待ち受けているものの期待に直ぐにカンベエの存在など忘れて実習に打ちこんだ。
教官の広い膝の上、横に抱っこされカンベエはえんえんと泣き続けながらかわいいアソコを柔らかいくしめった鼻紙で後始末を受けていた。
教官の手がアソコを掴み拭う動作が先程の行為を思い出させてより一層泣き声が高まる。
またお漏らししそうな感じがしてとても怖かった。
「出たのは初めてだっか、それはびっくりしたな」
その言葉に恥ずかしくてカンベエは泣き声と熱くなった息を吐きながらぎゅっと教官の制服を掴んだ。
始末を終えた教官はそっとカンベエのかわいいアソコを軍用袴の中へ戻してやりチャックをあげた、そしてカンベエを抱きなおすとよしよしと震える背中を撫ぜた。
泣きながらヒックヒックとしゃくりあげるカンベエ、普段目一杯背のびしている姿が意地らしく思える。
「カンベエ、これで1つ大人になったな」
えっ、えっ、えっぐ、、、、ぐすぐすと鼻をすすりながら円らな瞳はまだ涙を流す。
「ほっ、んと?」と泣きながら声を詰まらせて子供らしく問う鼻水を啜りあげる泣く子の熱い体温を教官は慈しんだ。
「ああ、ちゃんと出たろ?」
おずおずと頷き涙を堪えようと顔をくしゃっと歪めるカンベエをぎゅっと抱きしめてやると肩口に顔をうずめてしがみ付いてきた。
「もうカンベエは一人前の男ぞ」
教官の深い声音にカンベエの心は落ちついていったが声を漏らしてしまう。
「えっぐ、でも、、、涙が、、っぐ、、止まりませぬ」
優しく撫ぜてくれる大きな手。
「お前の身体はもうさっき大人になったのだぞ」
違うとばかりにカンベエは教官の肩に顔を擦りつけて否定した、大人ならばこんなにみっともなく泣きはしないと。
「直にハヤ亀も動かせるようになる」
そう言って慰め肩口に伏せていたカンベエの顔を上げさせると涙で大きくなった灰色の瞳を見詰めた。
わなわなと震えているカンベエの唇を教官は優しく自分の唇であやした。
ちゅっと小さな水音がたつが教室のざわめきで誰の耳にも届かない。
「落ちついたか?」
コクンと頷いたカンベエは慌ててきちんと返事を「、、、っ、はい」とし直しそろそろと教官の腕から抜け出た。
涙の最後の一滴が落ちてしまいカンベエは恥ずかしげに微笑んだ。
「ヨシテルが待っておるぞ、しっかり修練いたせ」
「はっ、教官殿」
涙と鼻水を拭いてやると島田カンベエはヨシテルの元へ駆け戻っていく小さな背中を教官は目を細めて見送った。
そしてクラス全員でもっとも熱心に念入りに予習と復習が繰り返された実習の成果を数年後身を持って体験するのは三本髷の副官、シチロージである。