サムライ7 島田カンベエ、 ドリフターズ 信長・豊久・与一 ファンサイト

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第4話 参る!

作:いくねえ様

同じ屋根の下で暮らす美人で色っぽい義姉。耐えて過ごしていたのに、ある日義姉はオナニーしながら他の男の名前を口に・・・。
キレた義弟が義姉を襲う。
ハイ。さらに定番、義姉弟もの。またも未成年
さらにセミ強姦、緊縛。ぬるめですけどね。

 

ゴロベエの家に泊まったカンベエは、翌日そのまま学校に行った。下校時間まで図書館で時間を潰し家に帰ると、既に帰宅していた母親のヒョーゴが待ち構えていた。

「さっき片山殿と言われる補導員から連絡があった。」

カンベエは説教を覚悟して、ダイニングテーブルの椅子に座った。

「昨夜遅くにファミレスにいるところを補導したが、帰りたくないと言われるので朝まで様子を見たと。何故だ、カンベエ。」

黙ったままのカンベエを見詰め、ヒョーゴはこめかみを押さえた。

「片山殿は、再婚家庭の事情に口は出せぬが、年頃の娘故、難しかろうと言われた。そういうことなのか。」

カンベエは俯いて黙している。

溜息をついてヒョーゴは言った。

「今回のことは急だった故、私も悪かった。だが無断外泊はいかん。友達のところに泊まると言っても、誰のところかもわからないと義父上も心配していた。せめて私にはきちんと連絡しろ。」

「・・・すまなかった。」

カンベエの言葉にヒョーゴは、もう一度溜息をついた。

 

そのまま夕飯を済ませ自室に戻ると、カンベエはセーターだけ脱いで、着替えもせずにベッドに座った。

ぼんやりと昨夜の事を思い出す。

初体験。

昨夜、初めて会った補導員の片山ゴロベエの漂う男らしさと優しさに、恋心を抱いた。少し自暴自棄になっていたところもあったのだろう、無理矢理にせまったら受け容れてくれた。今に思えば迷惑千万だったかも知れない、でも、初めてをゴロベエに捧げて、後悔はなかった。

ゴロベエの舌が口の中を舐り、その手がブラウスの中に入ってきた感触を思い出す。

あの、分厚い大きな手が、このブラウスの中で、己の肌を撫で、この乳首を摘んだ・・・。

ずくり、と下腹が疼いた。

こんなふうに。

カンベエは己の右手をブラウスの中に差し入れた。

こんな風に、ゴロベエは摘みあげて・・・。

「ン・・・・・・」

左手を剥き出しの太股に走らす。褌は・・・昨日のものをそのままつけていた。先走りが浸み、ゴロベエに外から吸われたそれは、少し染みが出来ていたが、換えもなくそのままつけて学校に行ったのだ。自分とゴロベエの他、誰も知らない秘密の証拠がそこにあることに、授業中もふと思い至っては、太股の辺りに疼くような感覚が走った。

その褌の上から、自分自身をそっと撫でる。

段々我慢が出来なくなってきて、カンベエはベッドに横になり、自分の乳首を嬲りながら、片膝を立て褌の中から己を引き出して扱き始めた。

ゴロベエがそこを舐め、扱いてくれた感触を思い出しながら手を動かす。

快感が競り上がり、息が乱れ始めたのを感じた。

 

「あ・・・ゴロベエ・・・」

思わず声に男の名が出た、その時。

不意に頭上から声が振った。

「ゴロベエとは誰だ?」

カンベエは驚いて飛び起きた。ベッドの脇に義弟のキュウゾウが佇んでいた。ひっそりと眉を顰め、睨み付けている。

義弟に自慰を見られてしまったという羞恥に居たたまれず、背中に嫌な汗が伝い、顔に血が上った。

「何故、ここにいる?」

「ゴロベエとは誰だ、姉上?」

キュウゾウが部屋に入ってきた気配に気付かなかった己に内心驚きながら問うたカンベエには答えずキュウゾウは同じ問いを繰り返した。

「お主には関係ない。」

スカートの裾で局部を覆い、カンベエはキュウゾウから顔を背けた。

これまでキュウゾウがノックもせずに部屋に入ってくることなどなかった。何故今日に限って、気配もさせずに部屋に入ってきたのか・・・。

しばらく二人の間に沈黙が降りたが、キュウゾウはそのままふいっと部屋を出て行ってしまった。

どうしてよいかカンベエは分からず、萎えたモノをしまい、膝を抱えるようにそのままベッドの上で蹲っていていた。はしたない己の姿の言い訳を、詮無いと想いながらも考える。

義理とは言え、キュウゾウの事は嫌いではなかった。一つ違いで、通っている高校も違い、初対面の時にはあまりに素っ気ない口調に上手くやっていけるか不安になったが、言葉数は少なくとも何気なく人に気を使っている様子に好感を持った。キュウゾウも決してカンベエを嫌っている様子はなく、部活の遠征があった時には必ず土産を持って帰って来るし、学校帰りに友人と何処かによって美味しいものにありつけば、カンベエの分を買って帰ってきた。最近は出掛けるとなると、どこに行くのだ、誰と行くのだと、必ず確認する。シチロージと遊びに行って帰りが遅くなった時には駅まで迎えに来てくれ、自転車の後に乗せてもくれた。

キュウゾウがピンク色の髪をした同級生と街を歩いているところにたまたま出会った時に、キュウゾウをからかうようにその同級生が言っていた。

「これがキュウゾウの大好きなお姉ちゃんか。確かに美人だな~。遊びに行った時はよろしくです、お姉ちゃん。」

キュウゾウが無言でその同級生を殴ったので、些か焦ったが、どうやら自分はキュウゾウに嫌われていないようだと、ほっとして、嬉しかった。

なのに・・・こんなはしたない恰好を見られてしまった。きっと軽蔑される。嫌われてしまう。

カンベエは泣きたい気持ちになった。

 

がさっ。

その時、再びキュウゾウが部屋に入ってきてベッドの脇に紙袋を置いた。

これまで掛けたことのない部屋の鍵をかちり、とかける。

「キュウゾウ・・・、黙って部屋に入るな。」

断りもなく入ってきたキュウゾウに、少し虚勢を張ってカンベエは言った。今はまだキュウゾウと話をしたくない。

だがキュウゾウはつかつかと歩み寄ってくると、カンベエを見詰めた。

かちゃん、という音に警戒心が囁いたが、まさか、と思う間に、がつん、と両手首に手錠が嵌った。

「な、何をする?」

本来のカンベエの運動神経ならば、それでも払い除けられただろう。だが、自慰を見られた後ろめたさと、キュウゾウが何をしようとしているのか分からず戸惑った一瞬に、それぞれの手首につけられた手錠は、ベッドの頭側のパイプに繋がれてしまった。

「やめろ、キュウゾウ!」

「騒ぐな、母上に聞こえる。」

「だが、これは。」

「騒ぐなら、姉上がゴロベエという名を口にしながら自慰していたと母上に言う。」

カンベエは息を飲んだ。

ゴロベエが誰かヒョーゴは知っている。そんなことを告げ口されたならば、ヒョーゴも己とゴロベエの間に何があったか疑うであろう。それは、いけない。

自分から誘ったが、未成年のカンベエに何かしたとなれば、ゴロベエが責められる。ゴロベエに迷惑をかけることは絶対にあってはならない。

また、何もなかった、ただカンベエが一方的に好きなのだと言っても、大人は疑いの目をゴロベエに向けるだろう。そうなればゴロベエに会うことも出来なくなる。

ショックを受けて静かになったカンベエをキュウゾウは、もう一度じっと見たが、そのまま持ってきた紙袋の中からジュート縄を取り出し、簡単に抜けないように念入りにカンベエの手首をパイプベッドの桟にくくりつけた。

中途半端な縛りではカンベエならあっさりと縄抜けできることをキュウゾウは知っているのだ。

「キュウゾウ・・・何をする気だ。」

キュウゾウは答えず、今度はカンベエの太股と足首を縛った。何となくキュウゾウの目的がわかって、カンベエは戦いた。

制服姿のままベッドに縛られたカンベエの姿を、キュウゾウはデジタルカメラで写した。

「そんな写真をどうするのだ・・・。」

「どうもしない。俺が自分で見るだけだ。」

抑揚のない声でキュウゾウはそう言うと、カンベエの閉じた足を押し広げ、その間に己の体を押し込んだ。ブラウスのボタンをはずし、ブラウスの前をはだけて、じっとカンベエの胸を見る。

「よさぬか、キュウゾウ・・・頼む。」

カンベエの声にも耳を貸さず、キュウゾウはまた写真を撮った。

白いレースの付いたブラジャーを上にずらし、乳首が露わになると、キュウゾウの喉がごくりとなった。

そっと、節の立った細い指が乳首を摘んだ週間、カンベエはぎゅっと目を閉じた。

キュウゾウはカンベエの乳首を嬲りながら何度かシャッターを切った後、今度はそっとそれを口に含んだ。

びくりと跳ねた肌に掌を這わせ、舌と共にその感触を味わう。吸い付くような肌理の細かい肌に頬を擦りつけ、舐める。

ざり、ざり、と蕾を舐め上げる感触にかみ締めていたカンベエの口から、うん・・・と呻きが漏れた。仰け反った首筋に、キュウゾウは目を細めて、一旦体を離し、服を全て脱いだ。そして、カンベエの胸と己の胸を密着させてその肌をすりあわせた。

首筋に噛みつくように唇を走らせるキュウゾウに、カンベエは目を閉じたまま乞う。

「止せ、キュウゾウ・・・儂らは姉弟なのだぞ。」

「血は繋がっておらぬ。」

強く吸って、その後が赤く残るのを確認しながらキュウゾウは呟いた。

 

初めて会った時から心惹かれた。

1年前、父親に再婚すると引き合わされた席に、自分と同じように制服で現れたカンベエに目を奪われた。

こんな可愛らしくない姉で済まぬ、だが仲良くしたい、宜しく頼む、と穏やかに微笑む笑顔、その一方で学校では己と同じ二刀流を得意とするという、体から滲み出るサムライのオーラに、恐らく一目惚れしてしまった。

可愛くない、と自分では言うが、整った目鼻立ち、きりりとした眉とほんの少し垂れた切れ長の二重瞼、きらきらと輝く黒目勝ちの瞳、厚く扇情的な唇は一緒に歩いていると何人も男が振り向くような美人顔である。流行の顎髭が似合っていて、何度もそれを触りないと思った。

父親の再婚相手の娘として、義姉として会ったのでなければきっと、己は告っていただろう。だが、同じ屋根の下、これから新しい家族としてやっていこうという時に、それはあまりに空気を読まない行為だと、キュウゾウは自制した。

だが、日に日に義姉に対する恋情は強くなり、同時に自分が我慢している間にカンベエに彼氏ができてしまったらどうしようと焦燥感が募っていった。

幸いカンベエはどうやら自分に向けられる恋愛感情に疎いようで、共学校にいるにも関わらず、浮いた話は聞かれなかった。時々同級生の男子から電話がかかってくるが、憚ることなく話をしているし、用件が済めば長話もあまりせずあっさりと切っている。母子家庭であったため母親が心配して持たせるから携帯を持っているが、無駄な電話代を使う気はないとあっけらかんとしたものだった。

だから、少し油断していた。

昨日、カンベエは家に帰らなかった。友人宅に泊まる、と言ったので仲のよいシチロージのところかと思ったが、確認はできなかった。

問い詰めようと部屋を覗くと。

電気もつけたままで、カンベエが己を慰めていた。

あまりに扇情的な姿に、思わず気配を消して部屋に入り、見ていたが、その口から悩ましげに男の名が漏れた瞬間、カッと頭に血が上ってしまった。

 

もう、のんびりと手を拱いている暇はない。

キュウゾウは、買っていたいくつかのおもちゃを持ち、カンベエの部屋に戻った。

いつか・・・カンベエとそういう関係になったら使いたいと、ネットで当てもなく買っていたおもちゃ。

力尽くでもカンベエを己のモノにしたいのだと、キュウゾウは血の上った頭で思った。

 

肌を摺り合わせ、首筋にいくつも吸い痕を残しながら、遂にカンベエの分厚い唇に至った。濡れて、誘うようなその唇を啄む。硬く噤まれていた歯列を舌で舐め、噛むなら噛め、と勢いで割ると、諦めたようにカンベエが受け容れた。

深く舌を差し入れ、絡ませると息を詰まらせながら答える。息を継ぐために少し顔を離すと、カンベエの眦から一筋涙が零れるのが見えた。

「そんなに、俺が嫌か。」

「違う!儂はお主が嫌いではない。だが、このような無体は・・・何故・・・」

「姉上・・・済まぬ。だが俺は姉上を誰にも渡さぬ。

ゴロベエが誰かなど知らぬ。だが姉上のことを一番好きなのは俺だ。」

カンベエが目を見開いた。明らかにそんなことは思い至らなかったという表情に、キュウゾウは改めて言った。

「俺が姉上を気持ちよくしてやる。自分で慰める必要などない。」

「よ、止せキュウゾウ。そう言う事ではない、あ・・・」

キュウゾウは今度は括った膝に掛けた縄に別の縄を掛け、カンベエが膝を閉じられないように両側に引いた。限界までM字に開かれた足の間に少し汁の浸みた褌があった。

キュウゾウは紙袋からいくつかおもちゃを取り出した。

スイッチをいれるとブン・・・と小さな唸りを上げて、ローターが震えた。

「な、に・・・」

「だから、自分でやるより、ずっと気持ちよくしてやるというのだ。」

キュウゾウはそのまま褌の中に二つのローターを入れて、カンベエの棹に密着させた。

「ひっ・・・あ、嫌だ、あ、あ、」

初めて味わう感覚に、急激にせり上げられる快感にカンベエの腰が捩れる。だが、逃げようにも手も足も戒められ、喘ぐしかない。

その姿を今度は動画に撮りながら、キュウゾウも己を滾らせていた。

カンベエのモノは刺激に褌を内側から突き上げ、テントを張っている。

キュウゾウは更にもう一つのおもちゃをカンベエの口元に持っていった。

「咥えろ。」

潤んだ目でそれを見たカンベエは、もう一度目を見張り、嫌だと首を振ったが、キュウゾウの「ゴロベエ」という言葉に、諦めて口を開いた。

男根をかたどったディルドーを口に押し込まれ、カンベエはキュウゾウの言う通りにそれを舐めた。下からの刺激に頬は上気し、涙を浮かべた瞳は、だがいつにも増して色っぽい。

突き上げる快感に、カンベエが時折、目を閉じ、苦しげに身を反らす様に、キュウゾウはそれも写真に撮って、それから一旦ローターのスイッチを切った。

止まった刺激に、脱力して荒く息をつくカンベエの褌を取ってしまう。腹を打つほどに反り返ったカンベエ自身をまた写真に撮った。

遂に目にしたカンベエのそこを、じっと見詰め、今度はゆっくりと尻を開く。撓わなカンベエのふぐりの下、きゅっとしまった尻の谷間につぶらな孔があった。

キュウゾウはゴクリと、息を飲んでそこに口を近づけた。

カンベエが大きく開脚した足をそれでも閉じようとしてもがいたが、気にせず、ぐりっと舌を捻子込んだ。そこからまた、蟻の戸渡りを舐め上げカンベエのモノまで一気に舐める。

これが、愛しい義姉の秘部かと思うと、それだけでキュウゾウのモノは放ちそうだった。

じゅるじゅると音を立ててカンベエの下腹部を舐め回す。美味だった。どれだけ舐めても飽きないほどに、それは麗しかった。

孔の周りの皺を伸ばすかのように舐め、ローションを使って指を入れると、きゅっと入り口が閉まって、その蠢きにずん、と下腹が堪えた。堪らない。

高校生だというのに、この義姉はどうしてこうも誘うかのように色っぽいのか。

今まで見たアダルトビデオの女優よりも余程そそられる。

カンベエ自身を口に含み、その鈴口に舌を押し当てて割り開くようにして吸い上げると、ひくひくと棹が動き、カンベエが感じていると知れた。

カンベエの口から抜いたディルドーを今度はカンベエの下の口にゆっくりと差し入れた。

「ひ、キュウゾウ、嫌だ、ああ、あ、痛い、嫌ぁぁ、」

逃げようとする腰を押さえつけ、ローションを垂らしながら押し込む。

カンベエの棹を口に含み舐めながら、ディルドーを後孔に少しずつ出し入れし進める。傷つけないように注意しながら、それでもずっぽりと全て押し込んだ。

手足を戒められ、尻孔にディルドーを根本まで突っ込まれ、乳首と男根を立たせたカンベエの姿はどうしようもなくいやらしい姿で、キュウゾウは己のやった事ながら頭がくらくらとするほどに、煽られた。

「抵抗しないなら、片足だけ縄を外す。」

キュウゾウが言うと、カンベエは眦から涙を零し、諦めたように目を閉じて頷いた。

右足だけ縄を解き、伸ばしてやると、尻に入った異物に時折びくりと跳ねながら力なくカンベエは足を伸ばした。ニーハイソックスをはいたままだったその足をなぜ、足の付け根から舐め下ろす。ハイソックスを脱がしながら、余すことなくそのたっぷりと筋肉の付いた足を舐め上げた。そして、今度はその足を肩の上に乗せると、改めてディルドーの突っ込まれた後孔を露わにした。

ディルドーをゆっくりと何度か注挿すると、カンベエの体がびくびくと震える。カンベエのモノは後に突っ込まれた後も衰えず、その注挿に合わせて透明の先走りが滴っていた。

「姉上・・・気持ちよいか?」

キュウゾウの問いに、カンベエは唇を噛んで答えなかったが前を握って擦ると、耐えきれず喘ぎ声が漏れた。

根本を強く握ってディルドーを一気に抜くと、ひっ、と声が漏れ、射精の衝動に体が波打ったが、キュウゾウが押さえ込んでいたため出すことは出来ず、カンベエの体がのたうった。

「まだだ、まだいかせぬ。いく時は俺のモノでいかす。」

そういうとキュウゾウは、いきり立った己をカンベエの孔に押し当てた。

「姉上・・・参る。」

「ああ、キュウゾウ、それは、ぞれは駄目だ、止め・・・あああああ、んんんん~~~~!」

快感の瀬戸際まで来ていたカンベエは、押し込んできたキュウゾウの意外な大きさに言葉を繋ぐことが出来なかった。

義弟の性器が、自分の中に入っている。

中を掻き回し、粘膜を引き攣らせ、出たり入ったりしている。

喉まで突き上がってくるような衝撃に、だが前立腺の膨らみに巧みに当たる刺激に、カンベエの快感はさらに高められ、もうまともに言葉を発することは出来ない。

駄目だ、と、嫌だ、と言いたいのに、下腹が、胸が、腕も足も、爆発しそうな快感に突き上げられ、喘ぎ声だけが止まらず口から漏れる。

キュウゾウが、姉上!と呻き、腹の中に欲をぶちまけるのと同時に、カンベエも白濁を吹き上げた。

 

キュウゾウは己を抜こうとしなかった。

だが、カンベエの足を解き、口づけをしながら、手も解いた。

カンベエはもう抵抗する気力はなかった。

そのカンベエの流した涙を舌で拭いながら、再び中でそのまま立ち上がったキュウゾウは、カンベエの体を抱き締めながらもう一度いった。

 

それでも、キュウゾウのことを憎んだりはできない。

いっそ嫌いに慣れた方が楽だろうに。

ゴロベエとの間で揺れるカンベエは、キュウゾウに体を揺さぶられながら、どうしたらいいのだろうと、考え続けていた。

 

 

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