作:タダスケ様
「第15話 ずぶ濡れ」単品でエントリー、アニメ、小説等本編にま~~ったく関係ないお話です。
ゴロシチカン
どこもかしこも
「第15話 ずぶ濡れ」
うねる裸体!纏わりつく男どもの手!疼きまくるアソコ!
褐色の肌がいつも美しい秘訣は?
奥様垂涎!
島の湯 ~ああ、風呂はやっぱ気持ちいい~
「カンさん、お代ココ置いとくよ」
「カミソリ1つくれんか?」
「おぢちゃん!果物牛乳くださいな!」
「いい湯じゃった~」
「ありがと~」
今日も島の湯は賑わっていた、番台に座る島の湯の跡取り息子のカンベエは男湯女湯左右からの声に一時大忙しである。
申の下刻(約17時半)~亥の中刻(約23時)にかけてが島の湯の営業時間で酉~戌の中刻(18~21時)にかけてがもっとも混む時間帯であった。
「カンさんが座るようになってからお客が増えたんじゃないかい?島のじいさんよ?」
「こ~んな半人前まだまだじゃい」
「あたしゃ湯代毎日6文、番台のカンさんに渡すのが楽しみなんだよ、ホント水も滴る良い男だよ」
「あやかりてえねえ、肌なんざあぴちぴちじゃねえか」
「それに髪、柔らかそうで、なんか秘訣あんのかい?」
「いや、別にござらぬよ」
「そら三助なら水も滴ろうて、ふん」
「カンさんの三助も様になってきたことだしどうだい?この辺で隠居しちゃぁ?」
「隠居だと?そんな歳じゃねえ!こいつのポックリ死んじまった親の代わりにりっぱな湯屋に仕込まにゃならん!」
「もう十分立派だよねえ」
「そうさ~わっはは」
こんなやりとりも時折聞こえるほのぼのほっこりするお湯屋”島の湯”で4代目がこのカンベエであった。
「おいカンベエ、ヒョーゴの旦那がお呼びだぞ」
「わかった、番台を頼む」
カンベエは声が掛れば三助として男湯に出る、女湯はカンベエがまだ若いことからもっぱら祖父の仕事である。一旦三助に入ればカンさん俺も~儂もたのむぅ~ついでに拙者も!と中々の人気で番台に戻るころには汗だくであった。
そんなこんなであっという間に亥の刻前になり入浴客もまばらになり始めた頃数名の常連が島の湯を訪れる。
この刻限になるとカンベエ1人でも裁けるためじいさんは一足先に帰ってしまってもういない。
「こんばんわでげす~」
シチロージというこの界隈にしては珍しい金髪碧眼にして蛍屋の太鼓持がやってくる、これを皮切りにして機械工のヘイハチ、片山道場の師範ゴロベエそして最後にキュウゾウという何をしているのか今ひとつ謎の若者がやってくる。
カンベエがもう誰も居なくなった女湯の終いをしていると反対側の男湯から機械工のヘイハチの声が響いた。
「カンベエ殿、一つお頼み申し上げます!」
「承知仕った」
カンベエは返事をするとちゃっちゃと終いをしてしまい褌に晒という姿で男湯に向かう。
「待たせた」
「かまいませんよ」
「では」
「お願いしまぁす!」
ヘイハチのあちこちとんだくせ毛を洗い流しそして華奢な背に洗い進む、洗い終わる頃にいつの間にか謎の青年がヘイハチの隣に並んですわり赤い瞳で”オレも”とカンベエを見上げる。
ヘイハチはありがとうございますといいながら湯船に浸かりカンベエはキュウゾウに取り掛かる。
「シマダ、頼む」
「承知」
ヘイハチは洗いの最中でも賑やかだがこのキュウゾウは終始無言であるが時折カンベエに戦いを挑むのがたまにきずであった。
キュウゾウが終わるころ後ろのシチロージから「お願いするでげすよ」と声が掛りキュウゾウに最後に桶でざぁぁっと湯を掛けると彼は「忝い」とヘイハチが手招きしている湯船へ向かっていった。
カンベエがシチロージの流しをしている間もヘイハチはキュウゾウ相手に賑やかにおしゃべりをしシ
チロージからは鼻歌が流れ出す、小粋なテンポで”君と寝やうか”が響いた。
カンベエがシチロージの背中をごしごしやっていると「おっさきいでぇ~す」とヘイハチが湯から上がり洗い場を通り抜けざまにするりとカンベエの引き締まった尻を撫ぜて行くのをシチロージは見逃さなかった。その後をいそいそとキュウゾウがついて上がる。
「おやすみ」
カンベエの声にキュウゾウは半分振りかえり微かに頷いた。
シチロージは鼻歌のまんま湯船に行きカンベエは湯から上がってきたゴロベエに取り掛かった。
ゴロベエの短く刈り込んだ銀髪を洗い流す、そして太い首筋から広い背中を手拭で擦りどんどん下まで手早く洗い進めていく、一通り洗い終わると何度も湯を掛けシャボンを奇麗に洗い流す、これが終わるとつぎはこの筋骨隆々の巨体の按摩である。
「うぬううぅぅぅ、流石、、、極楽極楽」
「儂なんぞよりも弟子達の方が力があってよかろう?」
「いや、お主がよい、弟子共は力ばっかしでしてなぁ」
「そんなものか?」
「うむ、お主のこの力加減に痒いところに手の届くような按摩が、某、もうたまらん」
カンベエはざぁとゴロベエの広い背に湯を掛けて仕上げをした。
「今日は前もお願いできませんかな?」
そう言ってゴロベエは立ち上がりカンベエにその巨体を向けた。
カンベエは手拭にもう一度シャボンをなじませると筋肉で盛り上がった肩から分厚く広い胸を擦りはじめた。
「むう、カンベエ殿、そうではござらぬ」
不審な目でカンベエがゴロベエを見上げた。
「どうせよと?」
ゴロベエがニヤリと笑うとカンベエの傷のある胸にシャボンを掛け大きな手でこねるように塗り広げた。カンベエは突然の行動にあっけにとられそして我に返ると慌てて身を引こうとしたがゴロベエに抱きすくめられて身動き出来なくなってしまった。
「さあ、カンベエ殿その御身自らを使って某を洗ろうて下され」
「なっ、、、」
カンベエが逃れようと身を捩るがつるつるとゴロベエの腕の中で滑ってゴロベエを喜ばせる結果になる。
「そうそう、上手でござるぞカンベエ殿」
「うぬぬぬ、、、」
「カンベエ様、そうではございません、こうするんでげすよ」
これは面白そうだとシチロージが湯からあがり自分にシャボンを塗りこめるとそのままカンベエの背に己を擦りつけ始めた。
「止さぬかシチ、、、、あっ」
カンベエは2人に挟まれ揉みくちゃになった。
「はぁぁん」
「さぁさ、カンベエ様、無粋な晒など取っておしまいなさいな」
カンベエの抵抗空しくシチロージは慣れた手つきであっという間に晒を剥がしてしまいそのまま指でカンベエの形良いお臍を愛撫する。
ヌルヌル擦れ合う3体の逞しい身体。
ゴロベエの野太い指は器用に褌の間から堅く窄まるカンベエの奥まった秘所を暴こうと奥へ奥へと差し込まれていった。
「うあぁぁぁ」
ゴロベエの胸に擦られシチロージにねぶられ感じ始めたカンベエの身体。
「ゴロベエ様?」
シチロージの視線にゴロベエはカンベエを閉じ込めたままくるりとまわし背を向けさせた。
すかさずシチロージは胸を上下に擦り合わせながら深く浅く嫌がるカンベエに口付けを施す。
もがくカンベエ、それがゴロベエの欲を育てることとなる、その雄大な雄がカンベエの後ろの谷間にぴたりと当てられゴロベエの腰で操られるようにぐるぐると強制的に回され煽られる。
「ぬぁぁ、、、」
シチロージがカンベエの膝小僧から内股にかけて丹念に舌を這わせ歯を当てちゅぱっと音をさせて美しい唇で肉を摘まみ音を立てていく。
カンベエのそれは純白の布の中ではちきれんばかりに育ち弾ける時を今か今かと涙を流しながら待っていた。
「ゴロベエ様、あんまりそのお可愛らしい乳房を嬲るとカンベエ様が胸だけでイっておしまいになるでげすよ」
カンベエの双珠を布越しに口で嬲りながらシチロージが言う、その上目使いにゴロベエの背筋がゾクリとする。
シチロージが歯で引きちぎるように白い褌を浅黒いカンベエから取り外し育てた雄を曝け出させた。
「ああっ、、、ああ、、、よせ、、、」
息も絶え絶えのカンベエにシチロージは立ち上がりざまにひと撫ぜするりと雄芯を撫ぜ上げ快楽の予感を持たせる、そしてカンベエを挟んでゴロベエと深く唇を合わせた。
湯殿に響く淫らな音。
挟まれたカンベエの雄はシチロージの雄と触れ合い腹に挟まれその感触についに耐えきれなくなる寸前にゴロベエの巨大なモノを差し込まれ解放を阻まれた。
「っつ!!!」
「耐えられよ、、、」
ゴロベエはそう囁きカンベエの腹に腕を回ししっかり固定しながら立ったまま浅黒い身体を犯し、カンベエは目の前のシチロージの首に縋るように抱きつくしかなかった。
そしてシチロージは己の雄とカンベエの雄を片手で握り擦りあげ空いた手でカンベエの胸を粘るように愛撫した。
ゴロベエの腰が激しくカンベエを揺さぶりその情熱を向こう側のシチロージに伝えた。
そして湯殿に木霊するように3匹の雄の荒い息遣いが響き渡っていた。
「んんんんぁぁぁあああああ・・・・」
カンベエがイく、シチロージと己の腹を白濁で汚しそれを見たシチロージが後を追って欲望を適えた。
半開きになったカンベエの唇に口付け、ゴロベエがカンベエの締め付けに耐えかねて奥深くで自分を解き放った。しばらくカンベエの中でゆるゆると動き余韻に浸る。
カンベエの内股に白いものがたらたらと滴っていった。
きつい快楽にぶるぶる震えるカンベエをシチロージはいい子いい子と抱き締めあやし、ゴロベエはカンベエのうなじに掛った灰褐色の柔らかい髪を鼻でかき分け首筋を味わった。
カンベエは2人を代わる代わる受け入れ色々な形で犯された。
2人で攻められたカンベエはぐったり濡れた床に沈む。
シチロージとゴロベエは顔を見合わせにんまりと視線を交わすと2人の間に横たわり肩ではぁはぁと息をする褐色の身体に手を伸ばした。
「や、、、、ゆるし、、、、うあ!んんん・・・」
腰を引き起こされ後ろからゴロベエに激しく攻められ口にはシチロージを受け入れる、カンベエの身体がガクガクと揺すぶられ欲を宿した肉が躍った。
そして放たれたシチロージのモノが顔に髪にあちこち何度も飛び散った。
「お綺麗でげすよ、カンベエ様」
頬に触れ顎をクイっと持ち上げるとカンベエの虚ろな灰色の瞳がシチロージを見上げる。
シチロージは己の放ったもので紅をさすようにカンベエの唇を小指でなぞった。
「本当に美しいですな」
ゴロベエもカンベエの背に浮いた汗の玉がつつっと流れ落ちてゆく様を眺めならがイった。
また放つ、背を剃らせ突き出すように腰を深々と押しつけて何度も注ぎ込む。
溢れ零れる精。
「おっとカンベエ様もイかせて差し上げねば」
そのままゴロベエからカンベエを引き取ると膝の上に抱きあげて深々と繋がった。
「もう、、、、はぁ、、、ああん、、、、ダメ、、、」
白いシチロージと褐色のカンベエ、揺れる2つの肉体、美しい取り合わせにゴロベエは満足の唸りを漏らす。
自重で最奥を突き上げられることになったカンベエはひと際ああんと甘い声を発し達すると同時に意識を手放した。
「やれやれ先に逝っちまいやしたか」
仕方ないとシチロージがカンベエの中から己を抜くとそのまんまタイルの床に転がしカンベエに跨るように立ち上がるとゴロベエの貪るような口付けの来襲にシチロージは彼の短い銀色の短髪をかき回しその身に宿る猛りを相手に伝えた。
ゴロベエはシチロージの欲望にぎらついた雄芯を大きな手で揉み込み扱きあげついに褐色の指の間からカンベエの背にボタボタと白色の精が滴り落ちた。
「よくお似合いでげすよカンベエ様・・・・」
うふふと笑いを漏らすとシチロージはまだ生温かいそれをカンベエの全身に塗り広げた。
もうカンベエには汚れていない場所などない。
全身、ゴロベエとシチロージの欲望にずぶ濡れ、ぬめった光沢で覆われていた。
腰をしならせながら横たわるカンベエを見下ろす、尻から2人の白蜜がトロトロと零れている。
「ようやくこなれてきましたなシチロージ殿」
「全くでゴロベエ様、カンベエ様も立派な三助、、、、いや、湯男におなりで」
「ふふふ、我らだけのな」
「ええ、私達だけの」
「ああ、風呂はやっぱ気持ちいいですな」
満足した2人のお客はまた明日と言って湯殿から去って行った。
長い灰褐色の髪の下にニヤリとしたカンベエの顔が隠されていたことに2人の常連は気づいていなかった。
「若いっていいねえ」
今日もカンベエの艶のある姿を見ておかみさん達の羨ましげな声が番台を通り過ぎていった。
お粗末様