トップページに戻ります       >>サイギョジ探偵事務所事件ファイルのページに行く


名探偵 ユメン

永遠亭殺人事件
名探偵 ユメン

永遠亭殺人事件 捜査編
名探偵 ユメン

永遠亭殺人事件 解決編
私の名前は、西行寺幽々子
数々の事件を解決してきた冥界の亡霊よ

ある日青と赤の服の女の落とした赤いキャンディを
口にしてしまった  マジでやばいっ

私に毒は効かないけれど、なぜか体がみるみる
縮んでしまい子どもの姿に!
一緒に白玉楼に住んでいる妖夢に見つかってしまった時、とっさにごまかすことにした

私は さいぎょ…ユ、ユメン!
私の名前は『利根川ユメン』!

なんとか妖夢をごまかすことには成功したものの、このままではばれるのも時間の問題っ
もしばれたら拾い食いのことも話さなければならなくなり、もうすっごい怒られるに決まっている!
それは避けなければならないっ
しかしそんな時、私の正体にいち早く気が付き、協力してくれる人物が現れた。
彼女の名前は あきゅさ博士
別に博士号を持っているわけではないけれど、なんとなく博士とつけたかったんだ

そんなわけで協力者のあきゅさ博士と、妖夢の二人とともに今日も難事件に立ち向かう!

たった一つの真実見抜く
見た目は子ども
頭脳はそれなり
その名は

名探偵 ユメン




ユユねぇ…ユメンさ〜ん
あら、あきゅさ博士 また事件?
さすが鋭い推理ですね、ユメンさん
冥界一の名探偵だけあります
うふふ、それほどでもあるわよ(えっへん)
おや、あきゅさ博士 どうしたんですか?

あ、お姉様 今日も事件の依頼がきたんです
なるほど、あきゅさ博士も大変ですね
自身の執筆作業もあるのに事件が来ると
その頭脳を発揮して難事件を解決するんですから

いえいえ、解決しているのはユメ…
こほんおほんっ
あ、そうでした ユメンさんが解決しているのは内緒で私が解決していることにしているんでした!
そ、そうです大変なのですよ お姉様
なので早速永遠亭に行かなければならないんです
永遠亭からの依頼なんですか?
はい、どうやら永遠亭の誰かが八意永琳さんのいちご大福を食べちゃったそうなんです
それは大事件ね!
はい、ユユねえさ…ユメンさん
ではユメンさん一緒に来てください
わかったわ
あきゅさ博士、なぜユメンちゃんを連れて行くんですか? 子どもをそんな事件に連れて行ったら危ないのでは…

あ、いやでもその…
わ、私も事件に興味があるからー見学だけだよ、ヨム姉ちゃんっ
そお? でもユメンちゃんが心配ですから私も行きますよ

はい、お姉様ご一緒しましょう
まったく…こんなときに幽々子様はいったいどこに行ってしまったんだか…
…ヨム姉ちゃん、幽々子様が心配?

え? ん〜心配…かなぁ…ほっといても死ぬわけじゃないし、というか死んでるし。 でもおなかすいたら戻ってくると思ったけどもう何日も戻ってこないのは確かに心配かな…どこかのお家に迷惑かけてなければいいけど

(妖夢がこんなにも私を心配している…早くもとの姿に戻る方法を見つけないと!)


それではユメンさん、お姉様 永遠亭に参りましょう


〜永遠亭〜

では事件のあらましを教えてください
昨日の事です、私が3時のおやつに食べようと思って残していたイチゴ大福が忽然と姿を消したのです。
うちでは名前の書いてある旗を刺しておいたものは何人も手をつけてはいけないルールがあるのですが…

そのイチゴ大福を保管していた戸棚に鍵は?
さすがに戸棚に鍵は付いていませんから
なるほど、完全な密室ですね

いえ違います

んっ!? あきゅさ博士っ これは!!

はい? …誰かがかじったような跡のあるお団子、ですね
ぱくっ もぐもぐ…ぱくっもぐもぐもぐ
ぱくぱくっもぐもぐもぐもぐもぐ ごっくん
ぱくぱくぱくぱくぱくっ もぐもぐも…んぐぐぐっ!!
どんどんっ

ユ、ユメンちゃん?!

ユメンさんっ お水ですっ!!
(ばっ) ゴクゴクゴクゴク…ぷはーっ!!
はー、死ぬかと思ったわ
…は! これは『青酸カリ』!!
はい、ゴキブリ駆除用に特製「青酸カリ団子」を要所要所に置いています

やはり青酸カリ…あやうく私ものどを詰まらせて死んじゃうところだったわっ

あぶないところでしたね、ユメンさん
いや、普通は食べた時点で死んでますよ

無くなったイチゴ大福の近くにあって、かじられた跡のある毒団子…これは偶然の一致かなぁ〜?

! まさかイチゴ大福を盗んだ犯人がかじった?!
その可能性はあるわね
なるほど…さすが冥界一の名探偵あきゅさ博士ですね

え? あ、はい 青酸カリ団子…ということは、それを知っているこの永遠亭の内部の人間がかじるはずが無く、したがってイチゴ大福を盗んだ犯人ではない…ということになり、つまり…犯人は外部の人間!
!!
!!

いや、あきゅさ博士、それはどうかな…
外部の人間がわざわざ人の家に入ってイチゴ大福を盗むというのは考えにくいわ…ましてや名前の書いてある旗が刺さっていたのよ、普通の人ならそんなものに手を出さないわ

たしかにそうですね、ユメンさん
でも幽々子様は以前私の名前の書いた旗を刺していたオムライスを食べちゃいましたが…
あ、あれはっ! そのおなかがすいてて…
ん? どうしてユメンちゃんがいいわけを?
あ、いやその…そ、そんなことより、私が言いたいのは『イチゴ大福』を盗んだ犯人と『青酸カリ団子』を食べた人物は同一犯なのかどうか、ということよ

確かに『青酸カリ団子』を食べて平気な人はそうそういませんからねぇ
でもイチゴ大福と青酸カリ団子の位置は近いから、犯人が盗んだついでにかじったと考えられませんか?

私の勘ですが、イチゴ大福を盗んだ犯人と青酸カリ団子を食べた犯人は同じだと思います。(ちらっ)

ビクッ

でもそれだと犯人はもう亡くなっている可能性が

いえ、これも勘ですが食べても生きています(ちらっ)

ビクッ

おや? 姫様 いらしたのですか?

う、うん…

輝夜さんですね、事件のあった日、なにか気が付いたことはありませんか?
え? うーん…ちょっとすっぱかったけど、それは餡子に合わせてあるからちょうどいいのかな?って
なるほど…アリババは盗賊ということですね?
いや、それをいうならアリバイです、しかも会話がかみ合ってませんよ
お願いします、必ず犯人を見つけてください。
私は犯人が誰だかぜんぜんわかりませんが
犯人が見つかったらその極悪非道な行いを悔い改めさせるために、ギッタンギッタンのグッチャグチャにしてやりますっ!

あわわわわ…

いやいや、死んじゃいますよ犯人

いえ、死なないんです(ちらっ)

ビビクゥッ





次回「永遠亭殺人事件 捜査編」

ネクストーユメンズ ヒーント!
『犯人は輝夜』
もうなんていうか言葉に表せないほど食べ物の恨みを晴らしてしまいたい! 犯人に!!
あわわわわ…












私の名前は 西行寺幽々子
幻想郷でもちょっとは名の知れた亡霊探偵よ

ある日青と赤の服を着た女が落とした赤いキャンディを
口にしてしまったとたんー

利根川 ユメンになっちゃった!

子どもになっちまった私は、あきゅさ博士に協力してもらい
青と赤の服の女の手がかりを得るために
幻想郷の事件を解決する探偵事務所をひらいた
幻想郷のあらゆる事件を解決していけば、きっと
あの女の手がかりをつかめるはずだ!


今回の事件は永遠亭でのイチゴ大福消失事件
永琳女史の3時のおやつを奪った不徳の輩をみつけだせ
ぴかっと閃き、まるっと解決
たった一つの真実見抜く
見た目は子ども
頭脳は…まぁあれ
その名は

名探偵 ユメン





永琳さん、少しお伺いしたいのですが、
イチゴ大福は、いつ戸棚に置かれたものなのですか?
置いたのは鈴仙ですので…鈴仙?
はい、師匠。 こんにちは、鈴仙・優曇華院・イナバです。

こんにちは、うどんさん

いえ、「げ」が抜けてます(泣)

これは申し訳ありません、長いので略させていただこうとしたのですが、ちょっと失敗しましたね

あ、それでしたら れいせ

れうイ姉ちゃんっ ちょっと聞いて良い?

すごいところで略したね!(汗) えっと、ユメンちゃん
3つの頭文字をとるって略し方は初めて聞いたよ…

さすが天才探偵少女ユメンさんですね。
えっへん
いや、特にほめてはいないんですが…

じゃあけなしたんですか?!
ひどいわ! れうイ姉ちゃん! 胸がないくせに!!
ズーン…

ズーン…

ズーン…
あ、あら? ヨム姉ちゃんとあきゅさ博士まで落ち込んじゃった…えっと、ごめんなさい
い、いえ…気にしないで(ヨロヨロ
えっと、戸棚に置いた時間ですね? 私が1時過ぎにお昼ご飯の片づけをした後に、みんなの分のおやつを戸棚に入れましたから、1時半くらいですね

なるほど、時にお姉様 私たちの今日のおやつはなんですか?
スイカの皮の漬物ですよ
……すごい差だわ

よ、よそはよそ、うちはうちです!
それよりさっきから話が進んでいませんよ!

(やっと気づいてくれたわ…)

そうですね、お姉様。 ユメンさん何かほかに聞きたいことはありますか?
そうねぇ、永遠亭にはその時間、誰がいたのか、ね。
今日は診療のお客さんは午前中だけですので、
犯行のあった午後には、私(永琳)と姫様(輝夜)、
鈴仙(うどん)、てゐの四人でした。

なるほど、それぞれにアリババを聞いたほうがよさそうね

アリバイですよ、ユメンちゃん

まず、永琳さん。 あなたは犯行のあったと思われる午後1時半から3時までの間何をしていましたか?

カルテの整理と薬の調合をしていました。

それを証明できる人はいますか?
鈴仙?
あ、はい 私がすぐ隣のお台所にいたので、師匠がずっと診療室にいたことは証明します

なるほど、ではれうイさん

(それで固定なんだ…(汗))

あなたのババロアを証明できる人はいますか?

ババロアじゃなくてバーバリアンですよ、ユメンさん
いや、あきゅさ博士、間違った訂正をしないでください(汗)
あ、私のアリバイなら私が師匠を証明したのと逆に師匠が私のアリバイを…

私は鈴仙を見ていないから証明できないわ

ええー?! そんなぁししょー…

なるほど、れうイさんはクロ、と。

決め付けないでくださいよっ(泣

そうですよ、ユメンさん、アリバイがないから限りなくあやしいですが、かろうじてまだクロではない。 という感じです。
うわぁ…フォローになっているようななっていないような…
次は輝夜さんですね。

私はずっと部屋で寝てたわよ

姫様、勉強するように言ってあったはずですが

は、はいっ! べべべべべんきょーしてましたっ!!

輝夜さんはシロ、と。
あきゅさ博士?!
あとは、てゐさんですね

あ、てゐなら向こうの部屋に。 呼んできましょうか?

いえ、おかまいなく、ちょっと聞くだけですから。


トタトタトタ

……
………
…………


聞いてきました、シロですね

結論早っ!

しかし、こうなるとみなさんアリバイがあるような感じですよね…やはり犯行は外部の人間…
そう結論づけるのは、いささか早いわね、あきゅさ博士
ユメンさん?
おそらく犯人はあの人…でもまだひとつ、
あの人が犯人だという証拠があとひとつ足りない

…いや、まって?
なんであの人はあんな嘘を…?

ユメンちゃん? どうしたの? 具合悪いなら
お水もらってこようか?

っ! お水?!  −そうか!!
ヨム姉ちゃん、あきゅさ博士、永遠亭のみんなをここに集めて。

え? どうしたのユメンちゃん

お姉様、とりあえずユメンさんの言うことを聞きましょう


ユメンさん、皆さん集まってもらいました。
でもてゐさんはめんどいからと言って来ませんでした
かまわないわ。
みなさんお忙しいところわざわざ集まってもらって教職です。

それをいうなら恐縮でしょう、ユメンちゃん

ああ、実刑、実刑

それをいうなら直径、直径ですよ、ユメンさん
だからあきゅさ博士は間違って訂正しないでください(汗)
さて、皆様に集まってもらったのはほかでもありません。
今回のイチゴ大福消失事件の捜査を進めている上で、ちょっとした違和感を覚えていました。

違和感?

ええ、最初は気のせいかと思いましたが、アリバイを聞いているとき、ようやく気が付いたんですよ。 その人の嘘を。

ええ?

嘘を? いったい誰が?

本当に些細な変化だったんです。 だから誰にも気づかれなかった。 私も違和感は感じましたが、はっきり気づくまで時間がかかりましたから、それほど些細だったんです。

も、もったいぶらないで教えてよっ

ユユね…ユメンさん、それはいったい誰がどんな嘘を?





あなたですよ、鈴仙・優曇華院・イナバさん。



え? 鈴仙?

うどんが?

れうイさんが?
れうイさん?

…わ、私ですか?


そうです、あなたにはまんまとだまされましたよ。
この天才探偵少女ユメンをもってしても、気づくのがおくれたほどです

な、なにをいっているんですか? 私にはさっぱり…

考えてみれば私たちが来る前から、ずっとだましていたんですね。 それじゃぁわかりにくいはずです。 だってそうでしょう? 二つの違うものを並べておけば、少しの違いでも比較すればすぐわかるというもの、しかしひとつだけぽんと置かれたら? そう比較するものがないと気づかないんですよ。


ユメンちゃん? いったい何を…

比較…は! まさか鈴仙さん!

はい?!

(じろーっ)

……

わ、わかりました! ユメンさん!
あきゅさ博士にもようやくわかったようね
? わたしにはさっぱりですよ、ユメンちゃん

と、当の私にもさっぱりですが…いったい私がどんな嘘をついていると?


それはー


そこから先は私が説明しましょう

師匠?

永琳さん?

やはり天才探偵少女ユメンさんですね、誰も気づくとは思わなかったので、私もあえて何もいわなかったのですが…。

え、永琳?

鈴仙…

は、はいっ?!

あなた今日ー『よせて上げるブラ』しているわね

!!!

まさか?!

鈴仙?!

れうイさん?!
………
みなさんが気づかないのも無理はありません、外見ではほとんど変わりありませんから。 もともとないものをよせようがあげようが所詮は無駄な抵抗。

ひどっ!!!(泣)

でも、服を着てしまうとほんのわずかだけ膨らんで見えてしまう要因があるのです…。

『よせて上げるブラ自体の厚みでちょっとだけ胸がおおきく見えてしまう』のよ

私は永遠亭に来て、れうイさんに会って違和感を覚えました。 その正体を探るべく てゐさんにアリバイを聞くと言って鈴仙・優曇華院・イナバさんの部屋のたんすを探りました!

そんなことをしていたんですか?!(泣)

そして、見つけたのです…この『よせて上げるブラ(予備)』を!!!(ババーンッ)

か、かえしてーっ

(ほ、ほしい…)

(ほしいです…)
私が気が付いたのは今朝のことでした。
すこぶる機嫌の良い鈴仙を見たとき、すぐにわかりました。
普段は胸に大工道具の水平器を乗せれば、きっちり水平を保てるほどのぺたんこなのに、今朝はわずかながらふくらみがあったんです。

ええ、ほんの些細な変化ですが物事を普段から注意深くみているものならば気づくことですね

あの時、私が止めていれば…「そんな無駄な抵抗おやめなさい!」と言ってさえいれば…

永琳さん、自分を責めるものではないですよ。
れうイさんも悪気があったわけではないのです。

なんかいろいろひどっ!!(泣
第一今回の事件とぜんぜん関係ないじゃないですかぁっ!

…そういえばそうですね。

そういえばそうね。

たしかに

たしかに
(えぇーっ)



こほん、では本題に戻りましょう。
私にはもう犯人はわかっています。 そうそれはー











次回 「永遠亭殺人事件 解決編」

ネクスト ユメンズ ヒーントっ
『輝夜が自分の分のイチゴ大福を食べても物足りず、つい出来心で永琳の分にまで手を出してしまったが、後になって怖くなり、ねずみの仕業に見せかけるため 近くにあったネズミよけ用の毒団子をかじったりして偽装工作をした』

鈴仙っ姫様用の救急箱を用意してちょうだい
はい? 姫様が怪我をされたのですか?
いいえ、でも私の勘だとこれからぼろぼろになるかもしれない気がするのよ

あわわわわわわっ
? はい、一応用意します




私の名前は 西行寺幽々子
冥界だけでなく、幻想郷にも広く知れ渡っている亡霊探偵よ

ある日青と赤の服を着た女が落とした赤いキャンディを
口にしてしまったとたんー

利根川 ユメンになっちゃった!

こどもの体になってしまった私は、あきゅさ博士の
協力を得て、私をこんな姿にした青と赤の服の女の
手がかりをさがすため、冥界や幻想郷のあらゆる事件を
持ち前の頭脳で解決していくことにした!
待っていろ、青と赤の服の女、きっと見つけ出してあげるわよ!


今回の事件は永遠亭でお怒ったイチゴ大福消失事件
八意永琳の3時のおやつを奪った犯人がいる!
数々の疑問を解決していくと、一筋の真実へと
導かれる!
たった一つの真実見抜く
見た目は子ども
頭脳は…こほんおほんっ
その名は

名探偵 ユメン




あの、ユメンさん 犯人がわかったんですか?
ええ、もちろんよあきゅさ博士
あの、犯人を早く教えてください

びくびく…

はい、ですがちょっと待ってください。
さっき青酸カリ団子とか食べ過ぎておなかいっぱいで
眠くなってきちゃいそうなんです…あふぅ

ユメンさんっ食べてすぐ寝ると牛になりますよ!
マジで?! 本当? 永琳さん
そうね、医学的にもありえないことじゃないことは確かよ。

いやいや(汗)

ユメンさん、今のおなかの具合はどう?

モー満腹…はっ!!

はっ!! ユユ姉さ…ユメンさんっ 今「モー」って?!
本当に…牛に?!
冗談ですよ

え?

え?
ふふふ
はぁ、冗談だったんですかぁよかった
モーハラハラしたわよ…は!
は!! 「モー」?!

あのぉ〜それはいいですから早く犯人を…
あら、無乳(むにゅー)の鈴仙だから牛のネタは嫌みたいね

酷っ!!

まぁ良いでしょう、ちょっと眠いけど…
(キリッ) 私にはすでに犯人も、そのアリバイ工作もわかっているのです!

で、ではその残虐非道な犯人は?

(あふぅ…お昼寝したい…)名前のプレートがささっているのに、あえてそれに手を出すこと、近くにあった青酸カリ団子を食べていることなどを考えるとー

考えると?

(間違いなく外部の人間の犯行しか考えられない)
間違いなく、が…Zzzzzz


…え?

え?
え?
え?

え?

Zzzzzz グーグー

ユメンちゃん…寝ちゃった




……
………
…………






















は! あれ? ここは?

あ、ユメンちゃん起きた?

あれ? 私寝ちゃった?
ええ、さすが『ネムリのユメン』です 見事な推理でしたよ
え?

確かに見事な推理でした、まさかユメンちゃんがあんなに頭がよかったなんて驚きましたよ。 本当に名探偵だったんですね

?? 寝てたのに見事な推理?

はい、今回も『ネムリのユメン』のおかげで無事に事件も解決して、今は白玉楼への帰り道というわけです
…一応聞きたいんだけど、どんな風に解決を?
見事でしたよ〜こんな感じで









名前のプレートがささっているのに、あえてそれに手を出すこと、近くにあった青酸カリ団子を食べていることなどを考えるとー
考えると?

間違いなく が……ぐー・・・
…え?

ゆ、ユメンちゃん? ね、寝ちゃった?

が ぐー』? がぐー…かぐー…はっ!!
かぐや」! やっぱり、犯人は姫様だったんですね!

やっぱり!

やっぱり!

やっぱり!
『やっぱり』って?! で、でも私はほら青酸カリ団子なんて好きこのんでたべないわよ!(汗)
すぴ〜…Zzzzz

『すぴー』? は! なるほどそういうことなんですね!

永琳さん?

ユメンさんはこう言っているんです「スピー」と。 スピーとは「マウスピース」のこと、つまり「マウス」! 犯人はとっさにマウス(ネズミ)の犯行に見せかけるために、あえて青酸カリ団子をかじったのだ!と。

なんと!
なるほど、それならつじつまが合います。
姫様…もう言い逃れはできませんよ。

わ、私じゃないっていってるのに…永遠亭の主の言うことが信じられないの?!

はい

まぁ普段の行動から考えると一番怪しいのは姫様です…

ガーン

姫様、今素直に罪を認めれば、お尻百叩きのところを特別に2万叩きで許してあげます

わっ私がやりまし…って増えてる! 素直になったほうがずっと増えてる!!








という感じで、輝夜さんもユメンさんの見事な推理の前に観念して自白しました。
私も輝夜さんが一番怪しいとは思っていましたが、青酸カリ団子を食べた理由まではわかりませんでしたから。
それをずばり言い当ててしまうなんて、さすがユユね…ユメンさん! ネムリのユメンさんですね!
本当ですね、あはははは
ふふふふふ
あ、あははは…




(ぼそっ)時にユユ姉さま
ん?
今回もまたユユ姉さまの体を子どもにしてしまった青と赤の服の女の手がかりはつかめませんでしたね…
そうね、ほんのわずかな手がかりでもあればよかったんだけど、まぁ仕方ないわ。 また難事件を解決していけばきっと見つかるような気がするからがんばりましょう。
はい、ユユ姉様…いえ、ユメンさん!
お二人でなにをこそこそ話しているのですか?
う、ううん、なんでもないよヨム姉ちゃんっ

は、はい、なんでもありませんよ お姉様っ

















次回「日常」
ネクスト ユメンズ ヒーントッ!


ユユ姉さま、お姉様、前回は「名探偵ユメン」お疲れ様でした〜
阿求もお疲れ様
そうですね、阿求さんはがんばりましたね

えへへ、ありがとうございます。 あ、そうだ今回の名探偵ユメンは大好評だったようで、早速お手紙が来ているんですよ。
お、いいわね 読んで読んで
はい、えーと…冥界H玉楼に住んでいるペンネームAQさんからいただきました。 ありがとうございます
AQさんありがとねー
AQさんて…

え〜「名探偵ユメンとっても面白かったです、毎回先の読めない急展開に事件の犯人は最後の最後までわからず、ユメンさんの推理に感嘆していました。 でも私が特によいと思ったのがあきゅさ博士です。 見た目もかわいいですが、ユメンのサポートとしてなくてはならない存在に非常に好感をもちました。 次回もユメンとあきゅさ博士の活躍を期待しています。」 です。 うわぁうれしいですね〜。 確かにあきゅさ博士の存在は名探偵ユメンを語る上では欠かせませんからね。 次回もあきゅさ博士の活躍に期待していてくださいね♪
あ、そうだ私のところにもお手紙が来ていたわ!
わ、ユユ姉さまさすがです! ぜひ読んでください
オーケーよ。 えーと…冥界白G楼に住むペンネームYYKさんからね、ありがとう☆
YYKさん、ありがとうございます〜
YYKって、それゆゆk…
え〜「名探偵ユメンすっごく面白かったわ、毎回最後に親切に出されているヒントがあっても犯人がわからない展開はただただ息を呑むばかりです、ネムリのユメンの冴え渡る推理にいつもたじたじで、私もいつかこうなれたらなぁと常日頃から思っています。 毎回の難事件も楽しいのですが、やはり幽々子さんを子どもにしてしまった青と赤の服の女の存在はすごく気になります。 毎回その手がかりがでそうで出ないやきもき感はなんとも心地よくもあり、次回もまた絶対見なきゃ!という気にさせてくれます。 いつか青と赤の服の女の正体がわかって元の幽々子さんに戻れる日を願っています。 これからもがんばってください」 ですって! そうね、ネムリのユメンになったらもう事件は解決というくらい無敵よね。 でもその過程の推理も楽しいからユメンは毎回みたい!という気にされるのよね。

本当にそうですね
このYYKさんが言っているように今回も青と赤の服の女の手がかりはつかめずじまいだったけど、きっといつかちょっとした手がかりからその青と赤の服の女の正体がわかって大きな事件に立ち向かいつつ、幽々子へと戻れるのでしょうね。 私もすっごい楽しみだわ。
私もです!
妖夢のほうにはないの?(じーっ)
お姉様のもありますよね?(じーっ)
え? (うわぁ私もやらされるのか…)…あ〜、はいありました。 私にも来ていました。
ですよね!
読んで読んで妖夢!
は、はい。 (な、なんていえば…)
え〜と…そうですね…冥界のHG楼に住んでいるヨム姉ちゃん大好きさんからいただきました

ぷふーっ! それ妖夢自分で自分のこと言っているじゃない!

ぷふふーっ! だ、ダメですよ幽々子様、せっかくお姉さまが自演しているのですから
ぷふふーーっ! そ、そうね我慢するわっ 続けて続けて妖夢
(こ、この人らは…っ) …え〜「よ、ヨム姉ちゃんの出番をもっと増やしても良いと思いました」 ですね。

じっ自分で言っちゃった! 妖夢自分で言っちゃった! あははは

ぷぷぷぷっお、お姉様。お気持ちはわかりますが、それは哀しすぎます ぷぷぷっ
ヨム姉ちゃんぴんたーっ!
ぱちーんっ
ぱちーんっ

あいたー

あいたー