「おらが子 ひょっとこ」論 ^_^;
―はんにゃ疑惑―
2001年5月31日、ついに私は ひょっとこ史上最大の何事件を解き明かした!! |
ひょっとこは、ある特定の匂いを嗅ぐと下あごがダラ〜ッと下がり、何とも言えない情けない顔を披露する。それを、私たちは「はんにゃ」と呼んでいる。 しかし、何の匂いで「はんにゃ」になるのかは、今までわからなかった。統計的に、頻繁に「はんにゃ」になるのは、布系の物体であった。例えば座布団とかタオルとか・・・。しかし、「はんにゃ」になった直後、その時匂いを嗅いだモノを鼻に近づけても、興味を示さず、基本的に続けて2度は通用せず、「はんにゃ」になる匂いの特定はこれまで成功したことがない。 なので、このページで「はんにゃ」について紹介してはいるものの、その決定的瞬間を写真に撮ることがなかなかできず、文章と絵でしか紹介し切れていないのが現状であった。 しかし! 何と、その匂いを放つものの特定に、ついに成功したのであ〜る!! その日は朝から雨であった。いつもは駅まで自転車で行くが、雨がひどかったので妹に車で送ってもらった。今思えば、そのことが「はんにゃ疑惑」を解明するきっかけになったのである。 いつものように仕事を終え、帰路に着いた。駅に着き、妹に迎えに来てもらい、自宅から10m程離れた駐車場に着いた。 その10mの徒歩と、いつもより数分早く家に着いたことが「はんにゃ疑惑」の解明の扉を叩いたのだ。 家に向かって歩いていると、ひょっとこが向こうの方から私を出迎えてくれた。 ひょっとこは私を見るやいなや、私の方に近づいてきた。そういう時、私はその場所に居座り、ひょっとこが私のところに辿り付くまでしかと待ち受けることにしている。ひょっとこは、いつものようにゆっくりと近づいてきた。しかし、人の嫌がることが大好きなひょっとこは、そこでイジワルすることを思いついたのである。 ひょっとこも立ち止まり、私との距離が5m程のまま、数十秒が過ぎていった。 どちらが先に我慢できずに諦め、立ち上がり、相手の方に歩き出すのか・・・。ひょっとこと私との戦いが始まったのである。 しかし、私には勝算があった。たいがい、私はこの勝負に今までに負けたことがない。それまでにも何十回とこの勝負はいたる場面で繰り広げられてきたが、その勝率から考えても、98%の割合で、ひょっとこの方から私の方に近づいてくるはずだ。 そして案の定、ひょっとこは立ち上がった。我慢できなくなり、私の方に近づき始めたその時だった! ひょっとこは、向かって右方向に方向転換したのである!! その先には垣根があった。私は、ひょっとこがその垣根の中に入っていってしまうのかと恐れた。そして私もついに立ち上がらずにはいられなかった。 そして、ひょっとこの方に近づいていこうとしたその瞬間、ひょっとこは垣根には入らず、垣根の葉っぱの匂いを嗅ぎ始めたのである! 鼻をヒクヒクとさせながら・・・。 こ、これは・・まさか・・・! そう思った私の期待を知ってか、ひょっとこはその数秒後、見事に「はんにゃ」に変身したのである! 私はその葉っぱを、枝ごと何本か引きちぎり、家に持ち帰った。そして数分後、再びひょっとこにその葉っぱの匂いを嗅がせたところ・・・また「はんにゃ」! 試しに他のネコにもやってみたところ・・・ ヨレヨレ「はんにゃ」、 チョコボ「はんにゃ」、 おかみ「はんにゃ」、 ボサボサ「はんにゃ」!!!!! その時、家には「はんにゃ」が5匹!! これは、今まで想像しようとも思えなかった光景であった。 いずれにせよ、私は、諦めかけていた「はんにゃ疑惑」の解明に成功したのである! |
この葉っぱが、「はんにゃ疑惑」の正体である! |
このように、この葉っぱをひょっとこに嗅がすと・・・ |
このように、「はんにゃ」に変身する! 初公開!! ひょっとこ「はんにゃ」!!! |