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― 古の都 ―

1 はるか昔、まだ人がこの地に国を築く前。森の民と呼ばれる一族がこの地の地下に都を築いた。都は聖地として崇められ、大いに栄えたという。

2 東の門は真銀の門と呼ばれている。かつては都の正門に通じており、地上への路として最もよく使われていた。今では路は途切れており、名残のみ残される。

3 かつて都で最も神聖であった王の間も、今では闇の者の手により荒れている。王の寝所や五杖の間など、森の民の秘術が眠る場所でもある。

4 森の民たちは身につけた技によって住む地区が決まっていたようである。三層の東は細工師達、二層の西には機工師達が、それぞれ居を構え、生活を営んでいた。

5 森の民は闇の者との争いに敗れた後、荒れ果てた都を捨て、何処かへと去った。地上へ逃れた者や海へと旅立つ者など、森の民のその後は様々であった。