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― 土の民 ―

1 森の民の細工師が、己が助けとなるよう遠方より呼んだ異種族。それが土の民である。土の民たちは細工師と共に精錬所を築き、魔物に対する武具を鍛えていた。

2 細工師が去ったある日、精錬所の溶岩が突然その流れを止めた。土の長は禁忌とされた溶岩洞へ向かい、祭壇に納められていた祭器をたずさえ戻ってきた。

3 祭器を手にした土の長は、あろうことか一族に襲いかかった。目に留まる者を次々と氷の彫像に変えていき、最後は自らを氷漬けにした。土の民の歴史はここに途絶えた。