いろいろ 2011年7月30日

蓮。
7月の誕生花であり、夏の季語。 花言葉は「雄弁」。ベトナムの国花。

仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、様々に意匠されている。如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしている。主に寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれている。一方で、仏教国チベットでは標高が高く生育しないため、想像でかかれたのかチベット仏教寺院では日本に比べ、かなり変形し、その絵はほんのり赤みがかった白い花として描かれている。 ただし、仏教でいう蓮は本来は睡蓮のことである。
以上ウキペディアより。

日曜朝、点滴開始を遅らさせて、写真撮りタイムを作りました。
なんだか嬉しくて、ほんわかした気持ちになりました。

この感覚を表すにはフォギーフィルターがもってこいだとつけて撮ってみました。

ウキペディアから引用したように、蓮の花は不思議な感覚を覚えます。

さて、蓮撮りの気持ちから離れて、先週私が関わった出来事の事を少し。

その日、朝、病院の自動再診機が動き始めた、その頃、正確には8時10分前後。
再診受付をしようと並んでいる方の一人の異変に私は気がつきました。
私は、他の用事で歩いていたのでたまたまです。

様子としては、70代ほどの女性、顔からはおそらく冷や汗、意識を喪失しそうな気配でした。
更によく見ると、ズボンの足下から便がどんどん出ているのです。

失禁です。

「たいへんだぁ」というのが私の一番最初に思った事。
たまたま通りかかったとはいっても放っておくわけには行きません。
内科外来に走ってみたものの、8時10分。開始前。これは、まだ救命救急外来の時間帯です。
そこで、そちらに電話を。「入退院センターの片岡ですが・・・云々と」。救急外来NSのお返事「連れてきてくれるなら診ます。」

「・・・・・そうですか。」

短い電話です。何となくの予感働き「失礼ですが、お名前を」とお尋ね。

「うわっ!!」と大急ぎでトイレに走る程の方であったら、単純な失敗かと解りますが、状況からみて、ただの失敗とは考えにくく、何らかの原因を伴ったことによるものなのかもしれませんから、基本動かす事は禁。

周囲には多くの方がおり、便によって床も大変なこととなり。臭いも大変なこととなり。 更になんといっても、御本人が大変恥ずかしいであろうと想像できました。

結局、対応に当たってくれたのは、時間前の内科の看護師となりました。
床に関しては、ダスキンさんが速やかに処理。

病院の床が車いす等の動きには負荷がかかってしまうカーペット様、50センチ四方ほどのものをつないであるのは、この様なケースの時にその部分だけさっとチェンジできる様にという事なのでしょう。

さて、予想は当たり、患者さんに対する扱いが万全であったかと取り上げられる事となり、発見者の私、救急外来NS、内科NSそれぞれいわゆる事情聴取、説明です。

救急外来の言い分は、電話をした私を看護師だと思ったそうです。緊急ドクターコールをすればよかったと。
ですから、私の反省点は事務と加えるべきでした。が、私の行動に関しては、看護部からは適切であったとのことでした。

しかしながら、この8時10分という微妙な時間。 救急外来は終了近い時間で一般外来は始る直前。
難しい時間と場所でありました。

なによりは、レベルは下がっていた様ですが、患者さんが大事には至らなかったという事でした。


いろいろ 2011年7月25日

この週末は、左の顎、奥歯に痛みがありました。少量楽しむパンすら噛む事が困難な程。原因は、おそらく肩こりと思われます。
仕事中、集中してほぼ一日、エクセル画面を見ていますからね。

そんなわけで、休みの日はパソコン作業は辞めて、座布団カバー作りにいそしみました。 我が家は板の床なのですが、そこに敷物の類いを敷いてしまうと、点滴棒が転がらなくなります。

そこで何も敷かない。
けれど、座る時は痛い。
必要なのは座布団です。

カバーを変えたいと思いつつ、気に入ったものがなかなかなく、針仕事となりました。

さてもうひとつ、きずなの会会報3号を発送致しました。

出来上がったデータをサポーターでデザイナーのIさんに送信すると、我が家玄関にあっという間に届けて下さる。なんとスピーディー。
サポーターの皆様には様々なかたちで大変お世話になっていて恐縮です。

封筒の住所張りに手間がかかるので、きずなの会の名前入り封筒を作ろうかとフェデックスキンコーズに出向いてみました。けれど、ロゴの解像度の問題と価格の問題で私一人の判断での注文はやめてきました。


いろいろ 2011年7月23日

栄養確保手段を私の夏バージョン「中心静脈栄養」に変更してからおよそ一ヶ月。

昨日、仕事効率アップしているよとのご意見を頂き・・・。 嬉しい次第です。

が、私にとっての中心静脈栄養は、夏対策の仮のお姿。

ワーファリンの効きも悪く、ただいま3ミリ内服ですから、血栓、感染と心配ごとは常についてまわります。先日とった肺のCTはいかがなものでしょう。
けれど、仕事効率が上がっているという言葉を頂くとやる気も上がりますね。

イメージ的に胃ろうは年寄りくさくダサイ。
一方、中心静脈栄養は何となくスタイリッシュ。

冗談じゃない。そんなわけからか、胃ろうは嫌いと言われると憤慨致します。

しかし、私にとっての「胃ろう」その魅力はドレナージにありますからね。
腸から胃までチューブが通っているわけですから、お腹が苦しい時に嘔吐したり我慢したりせずに、行き場に迷って腹痛を起こしている腸液やらを放出する事ができるのですから。
具体的には、胃ろうのキャップをオープンにすればよいだけ、実にお手軽。
腹痛の原因が流れの悪さにあるとすれば、そのトラブルの原因をトイレとか、洗面所に、どんどん出してしまえます。 イレウス回避の一手段です。

さて、テルモの中心栄養用の点滴バック、5000円出しておいて、一歩足りない。

足りないのはショルダー機能。どうして肩からかけられる様にしなかったのかな?
ファスナーの所に肩にかけられる様な工夫をほどこしていますが、片手をこれを持つ事にとられては仕事をするにあたって不便です。
冊子では、バックを下げて犬の散歩をしている様子が書かれていますが、私は仕事をするのですからね。


いろいろ 2011年7月22日

台風が去った日、 うなぎの丑の日。でも名古屋はその必要がない程の天候でした。

立派で堂々と頑丈そうに見えたひまわりの一軍が、台風の強風ですっかり倒され、無惨な姿になっていました。
その一方、小さく弱々しくさえ見えるひまわりが、上手く風をかわしたのか、体裁は悪くなっていますが何とか立っています。

先週に続き、もう一人のスタッフが子どもさんの夏休みと同時にリフレッシュ休暇中。 私は、金曜日の朝、リポビタン系のドリンクを胃ろうからゆっくりとダイレクトに小腸に流しています。
口から飲むのは嫌いですが、味が解らないので実に便利な使い方です。 正しいかどうかは別として、素晴らしく元気になる事に期待して。

夏の食材では、昨年同様、とうもろこし、トマト、枝豆、旨そうです。しなしながら、嚥下機能が壊れて、胃ろう、中心栄養にしている方々のことを考えると、まだ水分は通過OKという今はありがたいと感じます。冷たいものを冷たいうちにとまではいかずともね。


いろいろ 2011年7月17日

「行きたい所には行っておいた方がよい」そんな気持ちを抱きながらふっとお出かけしてきました。ちっぽけな行きたいの超プライベートな場所。
けれど、いわゆる病気関係での用事ではないお出かけは、実に久しぶりのことです。

東京着。
まずは、東京メトロで銀座へ。鳩居堂で扇子を買います。

東京に行くと思い出を巡らせてしまうということは、もう名古屋生活が長いという証拠ですね。

ちょっと回想を。
鳩居堂は、大昔、私が書道に没頭していた頃に紙をたくさん買っていました。
以前にも書いてるかと思いますが、バイト先もこの近くの歯医者さんの受付だったり、今はパソコン関連の本の出版をしている、技術評論社という出版社でパソコンのない時代に東版と日版の仕分けの事務作業等でした。
更に、歌舞伎座の天井桟敷、当時100円で出入りできました。
以上、回想。

さて目的は、いつか行こうと長い間机の前にはられていたFIAT Cafe。
メトロにて外苑前下車。
こちらレクサス青山。前をすたすたと。

展示車が派手です。
神宮外苑前を過ぎてほどなく到着。

2階がカフェです。
カプチーノを注文。
注文してから結構な時間がかかって、出来上がってきましたよ。
「くまさんにしてみました。」とイケメン兄さんが。

飲んでしまうのがモッタイナイ・・・。
ここは、パスタメインの店、種類も多い。サラダバーもなんだか素敵。食べたいね。

さて、ゆっくりカプチーノをいただき、1階ショールームへ。
おりしも、グッチとのコラボを行っているため、展示者は白のグッチ仕様。 来週から黒に入れ替えるそうです。

それにしても可愛い。

関連グッズを少々買い、私の目的はここで終了。

無理せず、東京駅にもどり、丸ビル側通路を歩くと、暗い。
あまりのその暗さに思わず、セルフマネジメントのひろきさんに節電ぶりに驚いた旨をメール。

さて、父にお土産を。
名古屋のうなぎは一本のまま焼かれて、長ーいトレイに入って売っています。浜名湖も確かそう。関東は切って串に刺して焼いてあります。
私の近くに来てもらうまでずっと関東人の父は、名古屋のうなぎの受け入れが困難な様子ですからね、串に刺さったうなぎを。


いろいろ 2011年7月15日

テルモのオプション品を買いました。
点滴用のキャリーバック。テルモ純正。

こちらがそのバック。5000円。

こんな風に点滴とポンプが収まります。
カッコつけの私がこだわる外観はこちら。

早速本日試してみましたが、これといって問題無し、便利。

不思議でしょ。 胃ろうのバックが薬事法かなにかで駄目なのに、こちらはあるのですね。

それはともかく、手に入れるまでには、まずテルモに電話をして買いたい旨を伝える。
すると、私がポンプをお借りしているアルフレッサさんに頼んでみて下さいとのこと。
すると、アルフレッサさんは、個人販売の許可を持っていないということ。
で、結局パウチの時から今の皮膚保護剤までお世話になっている、いつもの八神製作所さんにお願いしました。

以前はなかった様な気がしますが、「HPN在宅中心静脈栄養法ご使用の手引き」なるものを頂き、そこにこのオプション品が載っていたのです。
自分で鏡を見て針を刺す手技は載っていませんが、各部の名称、充電池の準備、電池を入れる、流量の設定等々事細か。
更に、ページの上には説明した人、説明を受けた人のサイン欄まで。
実際のところ、この説明を受けた人というのは誰になる場合が多いのでしょうかねぇ。


いろいろ 2011年7月14日

壁越しの為、その子の顔は解らないのだけれど、思わず微笑まずにはいられませんでした。

「おかあさん。どこですか!」

彼女ははっきりした声で訴えていました。

院内で迷子になったのでしょうけれど、ビービー泣いたりせずに 自分の困っている点を大声で言っていました。
「おかあさん。どこですか!」
迷っているのはお母さんかの様です。

想像するに、シャキシャキの女の子です。
繰り返されなかったので、すぐにお母さんの所在は分かった様子でした。当事者でないからこそ言えるのですが微笑ましい印象です。

はっきりしているという話題をついでにひとつ。

私は入院中に絶食からお粥の領域に達したら、さっさと退院しているので、普通食は食べた事はありません。

一般的に昔から「病院の食事はまずい。」といわれていたのではないでしょうか。
それでも、そんな文句も患者同士の会話となり、文句を言いつつ皆それを食べていたと思われます。

ところが最近、「食事無し」と最初から意思表示をする方が時々みられます。
私としては、出された食事は一応受け、食べられなかったら好きな物を買ってくるかと思います。
治療の問題で食欲が低下してということならば納得できますが、そうでなく、単に好き嫌いが多いので「食事は無しで」と中年女性。まるで、素泊まりのようです。

残してしまうのなら、好きな物を買ってくる方がもったいないの精神には合っているのか。それでも私は「好き嫌いが多いので食事は無しで」と文字に残すことを恥ずかしげもなく行ってしまう事、その行為がどうも理解できません。


いろいろ 2011年7月11日

梅雨明け後の日曜日。

その暑さに、私は殺気のようなものを感じました。

さて、私を含めて、三人の入退院センター。他の二人のNSは、今週末からそれぞれ交代で夏休みの旅行の計画有。

私が、そこで体調乱して休むわけにはいかないね。

そして、被災地もまた暑いでしょうね。


いろいろ 2011年7月7日

震災後、日本人の秩序は凄いなぁ・・・と海外から褒められたにも関わらず、政治はなんてこったとニュースを見るのも腹がたちます。

思った通り、人工肛門大先輩の平さんが、その日記で書いて下さっております。
こちら、 平のよもやま日記です。

本日、七夕。
病院玄関の笹には、沢山の短冊が。
場所柄、お願いごとには命に関わる重たいものもあり笹はその重さでしなっています。被災地の笹も重大かつ大切なお願いが書かれている事でしょう。

私達も短冊に願いを書きました。
私は、プライベートお願いを書こうとしたら「かたおかさんは、夏を生き延びるでしょ!」とより具体的お願いごとを指示され、そのように書いてきました。


いろいろ 2011年7月6日

「薬を飲むために生きている様な気がした時に、そうではなく、生きるために薬を飲む」と考えられた時、更にやりたい事をする為だと考えられた時、何かが変わった。ひろきさんから直接お聴きしたこともあり、更に先日の「ハートでつなごう」の中でも語られていました。

私の大好きな朝の写真を撮る為に早起きをする。
これが点滴を終わらせる為、早く刺針する為の早起きと変わった時、点滴をするために生きているかの様な気持ちにすらなっています。

生きるための栄養確保が点滴の目的、頭では一応解っています。
今朝は、すっきりしない気分を解消する為に思いきって点滴後回しにして、朝出かけてみました。


いろいろ 2011年7月4日

自分が食べないという事が、人に対する気遣いの常識すらも忘れさせてしまうのでしょうか。

先週、岐阜県立看護大学に行った時にも、東京から九州からいらした方にMちゃんは、帰りにでもつまんで行って下さいねと地元のお土産を用意していました。
一昨日、あいち福祉住環境研究会で「なばなの里」遠足の「あいち」としての反省会を行った際にも同様。Mちゃんは福祉住環境のメンバーではありませんが、お礼をと参加して、尚、手みやげも用意してくれていました。

こんな気遣いに私は助けられているわけですが、最初に書いた様にどうもお土産に関して常識をなくしている様です。

さてさて、行事が続いた後の定番の様に、昨日の愛難連の総会は出席できず。 ここら辺をどのように解決したらよいのでしょう。

仕事では、毎日11時からいわゆるベットコントロールという、一番多忙な時間となるので、迷惑がかからない様にとその前に二本目の点滴への交換を済ませようと考えています。時間あたり、150ccで設定しているので900ccを終わらせるにはスタートは5時。針を刺す作業は4時40分に始める必要があります。

夜間不眠傾向にあることも重なって、朝も眠い。夜は夜で、17時過ぎに点滴を抜いた二時間後あたりの19時頃に低血糖がやってきてこれまた堪え難い眠さ。

フルカリック栄養は素晴らしいと前の記事で書いていますが、体力、気遣い共に少々余力が欲しい、そんな気がします。

月毎のいろいろ

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