拒食症


 主として未婚の思春期、青年期の女性が多いが、既婚女性や成年男子にも見られます。

 ある種の空虚感を抱き親や恋人、主人に依存的となり他者に対する愛情欲求が「すべてか無か」という二者択一を選択しやすく、やがて抑うつ的になり、万事にこだわる脅迫的傾向が強くなります。
 生命にも危険があり、飢餓栄養失調状態無月経脱毛歯の障害手足の冷たさ産毛の密生等の症状があらわれるも、本人はあまり危機感を持たないようです。(一人で治療に来る事はまれで、大概は親、又は彼との同伴として来る事が多い)
 肥満恐怖をもっており、初期の段階では自分の身体を痩せさせていくことが出来るという満足感、達成感に陶酔して高揚した気分になりますが、やがて空虚感を抱いていきます。


戻る