過食症



 13〜35歳くらいの女性に多いですが男性にも見られます。
 過去、ダイエットに失敗した経験を持つ人が多いようです。

 生理的には満腹であっても、何かを食べていたいという強い欲望があり、食べることにより満足間を抱くとともに、不快な悔恨や反省、罪悪感を伴っています。



 感情は抑うつ的であり、内心に空虚感を抱いている。
 仕事や旅行中はある程度の抑制化が可能だが長くは続かない。
 過食はおさえられず、自己卑下することが多い。
 タバコ、アルコール、薬物への恥溺、自傷行為、万引き、乱脈な性関係へと行動化する人も多い。
 また身体的合併としては嘔吐にいたり、逆流した胃酸による歯への影響、指の背面にできる「はきだこ」や不規則な生理もしくは無生理等がある。
 対人関係に敏感で傷つきやすく、いつもストレスを感じており、心が満たされない。
 過食はこの苦しい想念を忘れ頭の中を空白にしてくれる。
 自責、後悔、罪悪感は感じるが食べずにはいられない。

 過食症には浄化型と無浄化型があるが前者の方が多い。
 嘔吐と激しい下痢はストレス解消にあたり、その際得られる身体感覚はひそかな充足感と快感を与えてくれる。


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