--------------------------------------------------------------------------------
こちける 投稿者:おくの  投稿日:12月31日(金)17時15分29秒

「こつける」で登録済みでした。^_^;
出雲弁の音韻表記は難しいですよね。

2005年1月から記載方法を改正することになりました。
詳細は左フレーム凡例をご覧ください。

では、では、皆さん。良いお年を・・・m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
こちける 投稿者:金沢  投稿日:12月30日(木)13時23分39秒

「こちけー」は松江でも云いますね。「さむて 手がこちけーやなわ」なんで今まで出なかったんでしょうかね。

【こちける】
共通語 かじかむ
用 例 今朝はごーぎな高霜で 手がこちけて仕事にならん
用例訳 今朝はたいへんな霜で 手がかじかんで仕事にならない
採取者 もりやま[湖陵]



--------------------------------------------------------------------------------
こちけー 投稿者:もりやま  投稿日:12月30日(木)12時48分42秒

金沢さん おかえました。なんぞまちごをと、さんごしましたが、えーもんがなく、同意語が一つ。金沢さんの採取され登録されている、「かじかなる」の同意語です。
こちけー
共  かじかむ
用  今朝はごーぎな高霜で、手がこちけて仕事にならん
訳  今朝はたいへんな霜で、手がかじかんで仕事にならない
辞書に見当たりませんので。



--------------------------------------------------------------------------------
しあさって 投稿者:まつ  投稿日:12月30日(木)11時32分20秒

わたしは、「しぇあさって」と言っています。
出雲弁で せ は しぇ と発音しますから、「せあさって系」になりますかね。

やまがさん、「ふとよさ」の「よさ」は、「よさり」「よさる」から来ているのかもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
やのあさって 投稿者:金沢  投稿日:12月30日(木)01時43分46秒

まつさんご紹介の「徳川宗賢 日本の方言地図」がたまたま手元にあったので見てみました。「やのあさって = 明後日の翌日」が遣われているのは関東より以北で、それ以南はだいたいにおいて「しあさって 系」が多いようです。出雲は「しぁさって」の区分になっています。
「明後日の翌々日」は東北は「やのやのあさって」が多く西日本は「ごあさって 系」が多いようです。ちなみに出雲は「ごあさって」です。




--------------------------------------------------------------------------------
よさる 投稿者:おくの  投稿日:12月29日(水)21時48分16秒

「よさる(夜)」はインターネットで検索すると各地の方言にありますね。(^^ゞ
出雲地方では使われていないのでしょうかね。

やまがさんの仰るように「ぬ」の変化に規則性がみられないように思います。
出雲弁訛りは奥が深いですよね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ぬの変化 他 投稿者:やまが  投稿日:12月29日(水)20時28分14秒

「ぬ」の変化ですが、残念ながら規則制はないような気がします。
糠→にか、抜ける→にけー、盗っ人→のしと、(ネギの)ぬた→のた
塗り絵→のーえ、濡れる→のれー、神主さん→かんのしさん・・・

「よさり」…もしかして、「ふとよさ」の「よさ」(登録済)でしょうか?
「よさる」は「よざー(る)」でしょうか?

「すえあさって」は、今回初めて聞きました。
私のところでは「しあさって」。
ちなみに、「しゃーさって」はかなりの高齢者が使われるか、
昔聞いたことがあるという、ほとんど死語に近い発音だと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
よさる 投稿者:おくの  投稿日:12月29日(水)18時43分52秒

当辞書に「よざる」がありますがいかがでしょうか。(^^ゞ

「しあさって」・・・同じ言葉でも地域によって意味が違うんですね(^^ゞ
勉強になりました。
「すえあさって」を使うのは私だけなのでしょうか?
皆さん。いかがですか。

もりやまさん。やまがさん。
「な行」の音韻変化、ありがとうございました。
「に」→「ね」・変化なし、「ぬ」→「に」・「の」となるかもしれませんね。
「な行」の訛り変化は難しいですよね。
「ぬ」が「に」になる場合と「の」になる場合で後に来る音韻で規則性でも有るのでしょうかね。^_^;

では、では、m(__)m

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
よさり 投稿者:まつ  投稿日:12月28日(火)21時55分25秒

続けてすいません。
下記のページに、夜のことを日本海側を中心に「よさり」「よさる」と言う。
とありますが、「よさり」は なんか聞いた事が有るような気がします。
それも、夜の事ではなく よいっぱり のことを「よさり」と言ったような気がしますが、どうでしょうか。
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/~shuno/speech/970608.htm




--------------------------------------------------------------------------------
すえあさって 投稿者:まつ  投稿日:12月28日(火)21時44分44秒

共通語でどういうのか調べてみましたら、「しあさって」と言うようですね。

「せあさって」は「すえあさって」が出雲訛りしたのかもしれませんが、
「しゃーさって」は共通語の「しあさって」が出雲訛りしたのかもしれません。

しかし、「すえあさって(末明後日)」が本来の言葉で、あとは皆それが訛った言葉ではないのかとも思うのですが・・・。
よく分かりません。



--------------------------------------------------------------------------------
な行 投稿者:やまが  投稿日:12月27日(月)23時19分17秒

「ねんげ」「ねげー」は「ね」ですが、「にんじん」「にほんばし」は「に」のままのようです。
というのも、私のところでは「ぬ」が「に」と「の」の両方に変化しますので「に」の発音もちゃんとあります。
しかし、「松江に」「平田に」は、「まっちぇね」「ふらたね」と「ね」になります。
出雲弁は難しいですね。

シャツを脱ぐ → シャツをにぐ
色を塗る   → えろをのー




--------------------------------------------------------------------------------
ねんげ 投稿者:もりやま  投稿日:12月27日(月)22時53分39秒

にんじん にんげん にげー どれも「ね」です。日本橋ははっきりしませんが、口の中で喋ってみると「ぬ」ではありません。
真からずーずー弁の私は、えね(稲)エモ(芋)えど(井戸)えの(犬)えまえち(今市)えま(今)など「い」が「え」になり、「い」で始まる言葉で「い」と発音する言葉を探すのに苦労します。



--------------------------------------------------------------------------------
訛りの変化 投稿者:おくの  投稿日:12月27日(月)21時55分39秒

やまがさんの仰るように、出雲弁訛りは非常に難しく、「ぐみ」→「ごび(ごん)」や「きやす」→「けやす」など一般的訛りの変化でないものは単なる訛りとせず確認の上登録するようつとめているところです。ご提案、ありがとうございました。
出雲弁訛りは奥が深いですよね(^^ゞ

「な行」も難しいですよね。^_^;

皆さんのところでは
「にんげん(人間)」は「ぬんげ」「ねんげ」・・どれですか?
「にんじん(ニンジン)」は「ぬんじん」「ねんじん」・・どれでしょうか?
「にげー(逃げる)」は「ぬげー」「ねげー」?
「にほんばし(日本橋)」は「ぬほんばし」「ねほんばし」?
もともと出雲弁を50音文字で表すこと自体が無理かもしれませんが、「な行」は「い段」と「う段」が曖昧なのか、「い段」が「え段」に変化するのか、どちらでしょうかね^_^;

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しぐん → しごん 投稿者:やまが  投稿日:12月27日(月)21時17分37秒

出雲弁の泉は奥野さんのサイトですので、奥野さんのご判断にお任せするわけですが、「ぐ → ご」については、木の実の「ぐみ」が「ごん」になるように、か(が)行にも例外的な訛りの変化はあると思います。
今後は、全ての行で、特に発音が1音違いの語彙については、使用確認だけではなく、訛りの変化の部分からもチェックして頂けたらと思います。
--------------------------------------------------------------------------------
しぐん→しごん 投稿者:おくの  投稿日:12月27日(月)18時40分21秒

ご存じのように出雲弁訛りの特徴は「い段」と「う段」にありますが音韻変化は行によって違います。「か行」「が行」は音韻変化が少ないのが特徴で「く」「ぐ」→「こ」「ご」の変化や「き」「ぎ」と「く」「ぐ」の曖昧さも少ないように思いますがいかがでしょうか。
昔の音韻変化については何ともいえませんが現代では下記のように「ぐ」→「ご」の変化は少ないように思っています。
ぐんて(軍手)→×ごんて
ぐあい(具合)→×ごあい
かぐやひめ(かぐや姫)→×がごやひめ
さぐる(探る)→×さごる
かぐ(家具)→×かご
ふぐ(フグ)→×ふご

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
おしゃま 投稿者:やまが  投稿日:12月27日(月)12時50分23秒

「おしゃま」は共通語だったんですね。
失礼しました。

ところで、↓で「すえ」&「せ」の訛りの話が出ていましたが、
未確認語彙にある「しぐん(仕組む):計画する」と「しごん」ですが、
「はいぐん」&「はいごん」のように、「ぐ、ご」の訛り方の違いで
同じものではないでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
おしゃま 投稿者:おくの  投稿日:12月27日(月)07時47分40秒

やまがさん。もりやまさん。
槙野本の確認をいただきありがとうございました。

「おしゃま」は現代国語例解辞典(小学館)にも載っており共通語に近いような気がしますがいかがでしょうか。^_^;

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
おしゃま 投稿者:やまが  投稿日:12月26日(日)23時17分9秒

先日提出された槙野本の「しゃま:こびる、人なつっこく出しゃばること」ですが、
私のところでは「おしゃま」、あるいは「おしゃまさん(おしゃまな子)」で使います。(↓にも記)
私は同じものだと思っていますが、どなたか「おしゃま」をご存じの方はいらっしゃいませんか?
言い換えると、小さな女の子が大人顔負けの言動をすることですが・・・。

おくのさん、「おしゃま」も未確認語彙に載せて頂けませんか?
これまでにも、1音違いなどで書いたものが漏れているケースがあるようですが。



--------------------------------------------------------------------------------
じいごんちわけもん 投稿者:もりやま  投稿日:12月26日(日)18時27分10秒

用例   なにーいいだら、じーごんちわけもんが、くそ生意気に。
訳    何を言うか、若僧のくせに生意気な。   
大人が成人前の若者を見下して使われていたようにおもいます。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の・・ 投稿者:やまが  投稿日:12月26日(日)17時36分3秒

・しゃんしゃん:気の利いた形容、はきはきとする形容
となーのわけもんは、しゃんしゃんした、えわけもんねなったのー。

・じゅんがたつじゅんどいく:(病気などが)順調にいく
「じんがたつ」で使います。
おかげさんで、(病人の具合が)ちとわて、じんがたつやね なーましてね。

・じょーぎじゃわん:個人専用の常用茶碗
さ、じょーぎじゃわんだけん、お客さんにゃ、え茶碗ね、えれてあげーだが。

・じょーぎばし:個人専用の常用箸
じょーぎばしがえたんじょーけん、かて、きちょいてごいた。

おくのさん
「社日っつぁんねしたこた 〜 」ありがとうございました。



--------------------------------------------------------------------------------
がってん!がってん! 投稿者:おくの  投稿日:12月26日(日)16時45分38秒

まつさんの仰るとおりですね。(^^ゞ

「すえあさって(sueasatte)」を早くいうと(u)が無くなって「せあさって(seasatte)」となりますね。全く同じものだと思います。

ご指摘ありがとうございました。(^^ゞ

再度槙野本からです。
よろしくお願いいたします。

・しゃんこしゃんこ:喜んでうきうきする様
・しゃんしゃ:しっかり
・しゃんしゃん:気の利いた形容、はきはきとする形容
・しゅーぎがけ:お祝いの時に使う掛け軸
・じゅーごんちわけもん:小僧、こわっぱ
・じゅんがたつじゅんどいく:(病気などが)順調にいく
・じゅんき:時候、気候
・じよー:膝を崩す
・しょーかち:女性の淋病
・しょーかちしょんべん:宴会の時など、歌が出そうでなかなか歌わないときにいう
・じょーぎじゃわん:個人専用の常用茶碗
・じょーぎばし:個人専用の常用箸

(P162まで)



--------------------------------------------------------------------------------
せあさって 投稿者:まつ  投稿日:12月26日(日)14時20分10秒

当辞書の「出雲の時間表現」に「すえあさって」として記載されています。
「しゃーさって」も「せあさって」もそれの出雲訛りではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
社日っつあん 投稿者:おくの  投稿日:12月25日(土)20時11分15秒

やまがさん。
出雲の言葉と生活に「社日っつあん」を載せようと思っています。
説明文を送って頂けないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
だらつけな 投稿者:おくの  投稿日:12月25日(土)19時58分35秒

やまがさん。ありがとうございました。
スラングではないかと思ったのですが広範囲で使われているんですね。
「しっかりしない味」という訳になるのでしょうかね?

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
だらつけな 投稿者:やまが  投稿日:12月25日(土)19時28分47秒

私のところでも「だらつけな」は使いますが、
「しょけがなて、だらつけな・・・」「すけ(酢気)がなて、だらつけな・・・」
という具合に、前に説明が付きますが。



--------------------------------------------------------------------------------
社日っつあん 投稿者:おくの  投稿日:12月25日(土)17時36分15秒

八雲・松江・東出雲で使われているんでね・・・(^^ゞ
広辞苑にもありますので私が知らないだけかも知れませんね。^_^;

下記語彙をご存知ありませんか。

「しゃーさって:明々後日」を「せあさって」というそうです。(湖陵)

「だらつけな」・・・料理の味(ダシ)が薄すぎた場合に使うそうです。(松江)
 (用例)今夜のおでん、だらつけなかったで。
 (用例)酢のもんは酢がきいちょらんとだらつけなてつまらんがぁ。

「てつもつする」・・・まごまごしている、手間取っている(松江)
  (用例)こっちはせわしな人だにかーに、ばーさんがてつもつしちょって、なかなか出発できんがね。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
社日っつあん 投稿者:今岡  投稿日:12月25日(土)11時18分43秒

奥野さん
このところ談話室を見ていなくて返事が遅れてしました。加茂でも使っています。
ただ、何しろここ30年余りこの言葉に直に接していないものですから、詳しい内容に
ついては忘れてしまいましたが、農作業を休む日だったような記憶があります....。



--------------------------------------------------------------------------------
しゃっぽにぐ 用例 投稿者:やまが  投稿日:12月24日(金)22時59分6秒

度々、すみません。
↓「しゃっぽにぐ」の用例ですが、説明が不十分でしたので訂正します。
用例訳に( )を加えてください。
「まごと、まつーねみゃったら、(夜店の前で)だだこねーだけん、よーねけ、しゃっぽにいだとまっしゃい」



--------------------------------------------------------------------------------
午の日 投稿者:やまが  投稿日:12月24日(金)22時34分37秒

もりやまさんの「午の日の田植え」ですが、私のところでも理由は解りませんが
「午の日に田植えをしてはいけない」と言われていたようです。

社日つぁんですが、前述のように暦にも記載されていますので、
全国とは言えないまでも、かなり広範囲の地域で言われているだろうと
思っていましたが、案外狭い範囲なんですね?

ただ、槙野本には載っているわけですから、平田でも使われていた
言葉なんでしょうね?
地域限定かもしれませんが・・・



--------------------------------------------------------------------------------
午の日 投稿者:もりやま  投稿日:12月24日(金)22時07分52秒

社日さんとは少し意味は違いますが当地には「午(ま)の日に植えて出来た米は、たちばの米になる」と忌み嫌われ、田植機が普及する昭和四十年半ばまでは、午の日の田植えは殆どありませんでした。猫の手も借りたい農繁期の休息日でした。農水課三十五周年記念誌に載っているかもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
うすちゃ 投稿者:やまが  投稿日:12月24日(金)19時04分37秒

おくのさんの仰るように、抹茶には薄茶と濃い茶の区別があるようですが、
確かに、私のところでも抹茶全般を「うすちゃ」と呼んでいます。
↓ご参考まで。

裏千家ホームページ
http://www.urasenke.or.jp/textb/beginer/dekiru.html




--------------------------------------------------------------------------------
社日さん 投稿者:おくの  投稿日:12月24日(金)18時55分36秒

島根県農林水産部農業経営課専門技術員スタッフが作られた「農業、生活に関することわざ(普及職35周年記念誌他から)」には県下の農業、生活に関することわざが載っていますが社日関することわざは下記の3つです。

○社日仕事は後もどり。(松江/専技室)
○社日さんの日に山に入ると木の数にされる。(松江)
○春と秋の社日の日に畑に入ると罰があたる。(安来)

平田では聞いたことが無く、県内では松江〜安来あたりでの風習のような気がしますがいかがでしょうか。

皆さんのところでは社日さんを聞いたことがありますか?

では、では、m(__)m





--------------------------------------------------------------------------------
社日さん 投稿者:おくの  投稿日:12月23日(木)21時43分46秒

出雲地方でも東部で使われているのでしょうかね・・・。
えんどうさん。
まつさん。
とんがとんがさん。
こだまさん。
今岡さん。
しみずさん。
わださかさん。
みなさん。
いかがでしょうかね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しゃにっつぁんしごと 投稿者:もりやま  投稿日:12月23日(木)21時36分2秒

始めて聞いたことばです。やまがさんの説明を拝見しても、うろ覚えにもないですね。



--------------------------------------------------------------------------------
しゃにっつぁんしごと 投稿者:おくの  投稿日:12月23日(木)19時33分37秒

どちらも、「駄目になる」「無駄になる」という意味合いはありますが、地域によって使い方が違うのでしょうかね・・・^_^;
もりやまさん。
湖陵ではいかがですか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しゃにっつぁんねしたこた、あとんなー 投稿者:やまが  投稿日:12月23日(木)13時57分41秒

・しゃにっつぁんしごと:駄目になった仕事、賃をもらうつもりがもらえなくなった仕事

槙野本では事後の表現になっていますが、私のところでは「しゃにっつぁんねしたこた、あとんなー」と、事前の言い方をします。
毎年、3月と9月に「しゃにっつぁんの日」(暦にも、社日の記載)があり、昔から、この日には肥土(肥料分のある土 → 田畑の土)には触るな! つまり、農作業はするな!という言い伝えがありました。
“社日さんにしたことは、後になる”
「後になる」とは、する前の状態に戻るという意味になります。

「しゃにっつぁん」は農業の神様で、昔は各地区毎に祭られていて、春秋の社日には賑やかにお祭りもされていたようですが、最近は、特別な行事はしないという地区も増えてきています。
今でも、各地で「社日山」「社日つぁん」などの名前で呼ばれているところが、その場所です。
--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の・・ 投稿者:やまが  投稿日:12月23日(木)12時05分59秒

・しゃーさって
「しゃーさってまでね、(書類を)書いちょいてごしなはい」

・しゃーはくいろ
「しゃはくえろ」で使います。
「きゃん、しゃはくえろんなったきーもん、きーこた、やだわ」

・しゃくじゃく
「まーじ、きれな、しゃくじゃくが、ふらいたもんだのー」

・じやじや
「たたんが、じやじやしちょーが、なしてだかいの」

・じゃじゃくそ
「こなは、じゃじゃくそいーけん、きつけさっしゃいよ」

・しゃちこばる
「しゃちこばー」で使います。
「となーのおっつぁん、きょは、えらい、しゃちこばっちょってだの」

・しゃっぽをぬぐ
「しゃっぽにぐ」で使います。
「まごと、まつーねみゃったら、だだこねーだけん、よーねけ、しゃっぽにいだとまっしゃい」

・しゃっぽをなげる
「しゃっぽなげー」で使います。
「あんまー仕事がえらて、しゃっぽなげてきた」

・じゃね:たくさん、たいそう
「じゃーね」で登録済みです。
ちなみに、私のところでは長音が取れた「じゃね」で使います。

・しゃま
「おしゃま」、または「おしゃまさん」で使います。
「おちんこは、おしゃまばっかーして、えけんとまっしゃい」

・じゃらける
「じゃらけー」で使います。
「そげん、じゃらけて仕事しちょーと、あいまちすーで」

・じゃらじゃらする
「じゃらじゃらすー」で使います。
「おちんこは、えつも、じゃらじゃらしちょーが、こまったもんだ」

・じゃらつく
「け、じゃらついてばっかーおらんこね、ちた、しゃんとせや」

・しゃり
「しゃち」で使います。
「おしろのやまね、しゃちがあったわ」

・しゃりんもりんな
「しゃりもりな」で使います。
「け、そげん、しゃりもりなことすりゃ、めげてしまーがの」

編集済



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:12月22日(水)22時54分22秒

ご存じの出雲弁が有りましたら用例をお願いいたします。

・しゃーさって:明々後日
・しゃーはくいろ:あせた色、はげた色、見苦しい色
・じゃがかーのんだ:(蛇が蚊を飲む)少なすぎること
・じゃがらんぽん:葬式
・じゃぎ:あばた、物にでこぼこが多いこと
・しゃくじゃく:〔植〕シャクヤク
・じやじや:(水分で)じめじめする
・じゃじゃくそ、じゃじゃまちかまち:でたらめ
・しゃしゃらまご:曾々孫
・しゃちこばる:既載「しゃちほこばる」の同義語
・しゃっぽ:失敗、失策
・しゃっぽをぬぐ:失敗する、降参する
・しゃっぽをなげる:手に合わなくなって投げ出す、降参する
・しゃにっつぁんしごと:駄目になった仕事、賃をもらうつもりがもらえなくなった仕事
・じゃね:たくさん、たいそう
・しゃびしゃびとする:病気上がりで顔色が悪い
・しゃま:こびる、人なつっこく出しゃばること
・しゃまくれる:子どもが大人のまねをする
・しゃまする:媚態をしめす
・じゃらける:じゃれる、戯れる
・じゃらじゃらする:冗談半分、遊びふざける
・じゃらつく:ふざける
・しゃり:枯れて外側が腐れ固い中心部のみ残った立木
・しゃりんしゃりんした:しっかりした
・しゃりんもりんな:無理な
(P160まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
薄茶 投稿者:おくの  投稿日:12月22日(水)21時20分32秒

私はよく分からないのですが・・・。
抹茶の中に薄茶と濃い茶があるような気がしますがいかがでしょうか^_^;

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
うすちゃ 投稿者:遠藤  投稿日:12月22日(水)18時42分56秒

抹茶のことをうすちゃと言いますね。
広辞苑では薄茶で点茶で薄く抹茶を
入れること、とありますが、大東では
普通の抹茶をうすちゃといってますが、
他地域ではどうですか。
○--------------------------------------------------------------------------------
訂正 投稿者:もりやま  投稿日:12月21日(火)18時06分44秒

「う(お)らみこえのないやね」の「え」が欠けていました。失礼しました。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:もりやま  投稿日:12月21日(火)17時46分27秒

う(お)らみこのないやね
共通語  平等に
用例   くわしが、ちょんぼーしかないけん、うらみこえのないやね分けーだぞ
用例訳  菓子が少ししかないから、平等に分けるんだよ
で、どうでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
今日から 投稿者:金沢  投稿日:12月21日(火)10時37分20秒

今日から二十七日まで神戸にいってきますので、しばらくお休みします。ではまた



--------------------------------------------------------------------------------
しちもちすー 投稿者:やまが  投稿日:12月20日(月)23時04分36秒

「しちもちすー」
訳  ぐずぐずする、手間取る
用例  おまえがしちもちしちょーけん、バスがでてしまったがの



--------------------------------------------------------------------------------
うらみこえがないやに 投稿者:おくの  投稿日:12月20日(月)22時30分9秒

なるほど。
「うらみこえがないやに」が訛ると「おらんこえがねやね」になりますね(^^ゞ
もりやまさん。
用例をお願いできますか。

やまがさん。
「しちもちすー」は槙野本にありました。
用例をお願いできないでしょうか。

「すい(吸い) しゃぶる」「し(す)ー しゃ(さ)ぶー」・・・
「すさぶる」をお寄せ頂いたかたも発音表記に自信がないと仰っていました。
下記内容をメールしてみます。

皆さん。ありがとうございました。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
すさぶる   投稿者:金沢  投稿日:12月20日(月)22時27分29秒

私も松江ですが、このようには遣いません。皆さんと同じで「すわぶる = しゃぶる」です。

「てつもつする」聞いたことがありません。松江でも橋南と橋北では違うのでしょうか。
橋南は大庭、雲南の影響を、橋北は島根半島との行き来があっさたものでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
すさぶる 投稿者:まつ  投稿日:12月20日(月)21時36分12秒

すさぶる は聞いたような気がします。

「すい(吸い) しゃぶる」の訛りのような気がするのですが。

別の言い方で、「し(す)ー しゃ(さ)ぶー」のほうが自分としては、使うような気がします。

すわぶる は記載ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
うらみこえがないやに 投稿者:やまが  投稿日:12月20日(月)21時29分20秒

「うらみこえがないやに」は、私のところでは「おらんこえがねやね」で使います。
子供だけでなく、物を分配するときなどに大人でも使います。

「てつもつする」「すさぶる」は分かりません。
私のところでは「しちもちすー」「しわぶー」になりますが・・・

「みみごえ」は、「みんこえ」で使います。
噂のことですね。



--------------------------------------------------------------------------------
すさぶる 投稿者:もりやま  投稿日:12月20日(月)21時28分26秒

すさぶる 一字違いますが「すわぶる」です。意味は同じです。
用例   鯛だけんのー、骨まで「すわぶった」。
てつもつする  用例から当地で使われる「しちかちする」と同意語だと思います



--------------------------------------------------------------------------------
似たような言い方が・・・ 投稿者:おくの  投稿日:12月20日(月)20時19分51秒

「うらみこえ」・・・聞いたことが有るような無いような・・・はっきりしません。^_^;
「二十歳にもなって、親に”みみごえ”きかせーだねが」というのがあります。

松江のかたから頂いた語彙ですが私では確認できません。皆さん。いかがでしょうか。
・「てつもつする」・・・まごまごしている、手間取っている
  (用例)こっちはせわしな人だにかーに、ばーさんがてつもつしちょっ
      て、なかなか出発できんがね。

・「すさぶる」・・・しゃぶる、舐める
        (用例)箸すさぶーじゃないわね。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
うらみこえがないやに 投稿者:もりやま  投稿日:12月20日(月)18時41分16秒

なにかの歌の歌詞に「恨みっこなしよ」という言葉があったように記憶していますが 、似たような言葉がありました。子供のころは今のようにお菓子は充分なく、少しあるのを兄弟して分けたものです。親からお菓子を貰うとき「うらみこえがなえやに分けーだぞ」と言われました。
うらみこえがないやに
共通語    平等に
少し発音が異なるかもしれませんが、湖陵あたりだけで使われたでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
あげ 投稿者:金沢  投稿日:12月18日(土)21時57分6秒

奥野さん 有り難うございます。私のような小さなところでもウィルスやいかがわしいものも含めてメールがきます。
奥野さんのところには その何百倍ものものがくるのでしょうね。
その上に「掲示板の整理」とくると まったく想像もつきません。有り難うございます。



--------------------------------------------------------------------------------
あげ 投稿者:おくの  投稿日:12月18日(土)21時42分20秒

朝から掲示板やメールの整理をし、やっと終わりました。(^^ゞ
「あげ」は仰るとおりだと思います。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
みなさんして〜 投稿者:金沢  投稿日:12月18日(土)21時29分30秒

「共同で物事をする」「みんなで力を合わせて〜」を表現するのに「みなさんして〜」というのは出雲弁独特ではないでしょうか。
これは「〜して〜」という連用形でしか用例が無く「みなさんする」という言い方は無いように思います。
通常云われる「みんなして〜」「みんなで〜」「みなさんが〜」は共通語ですが「みなさんして〜」という言い方は共通語には無いような気がいたします。

「あすこの家は みなさんして せわやいてだけんだけん えわね」⇒「あそこの家は みんなして 働いておられるから いいよね」。



--------------------------------------------------------------------------------
あげ 投稿者:金沢  投稿日:12月18日(土)21時14分23秒

やまがさん 有り難うございます。これは初めの頃から気になっていたことなんです。

奥野さん 「あげ = ああ」は出雲人にしかわからない微妙な言い方ですから、他の人にはよくわからないような気がいたします。

共通語訳を「(相づちの)そう」とされてはいかがでしょうか。用例も「そうだろうか」になりますけど。そうすることによって次の「あげあげ」とも整合性がつくと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
あげあげ 投稿者:やまが  投稿日:12月18日(土)15時38分6秒

「あげ」の共通語訳は、どう考えても「そう」にしかならないと思います。
例えば、「あげあげ」の訳が「ああああ」ではちょっと・・・

「あのう、この辺に出雲弁の泉という店がありませんか?」
「ああああ、それなら、その信号を右に曲がって〜」の
「ああああ」とは明らかに違います。
やっぱり「そうそう」でしょう!




--------------------------------------------------------------------------------
あげ 投稿者:金沢  投稿日:12月18日(土)15時03分18秒

「あげだ = そうだ」がダメならせめて既載の「あげ」の共通語訳を「(相づちの)そう」としてはいかがでしょうか ?
私としては「あげです(し)が = そうなんですよ」が非常に特色的なので取り上げたいのですが、いかがでしょうか ? 一般的にこのような言い方は出雲弁だけで、他にはないように思うのですが。
○--------------------------------------------------------------------------------
自由に書き込みを 投稿者:おくの  投稿日:12月18日(土)09時29分39秒

あげさん。書き込みいただきありがとうございました。
この掲示板はさらっとながしたり、つっこんだり自由に使っていただいていますよ。(^^ゞ
ただし、誹謗中傷等の荒らしはご遠慮願っています。^_^;
特に、ルールは決めていませんので出雲弁に関する話題なら自由に書き込みしてください。(^^ゞ

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ちょっと 横道 投稿者:あげ  投稿日:12月17日(金)23時57分23秒

それから もう一つ・・・。一つの言葉 イントネーション 発音・・・
これは立派な方言げですね。疑いありません。だけど、もう少し早く話を発展させないといけんと思いますがね。もっともっと多くの多岐に亘る方言に話を発展させないと埋もれた方言を発掘出来ないと思いますよ。文法がどうのこうのと言う学術的な論議も必要ですが、所詮は皆その道を極めた立派な知識技能を持ち合わせた方ばかりでは有りませんから、素人は素人なりに話を進め必要なら専門化家に助けを請うたら良いではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
あげ 投稿者:おいけ  投稿日:12月17日(金)22時27分5秒

あげだ = そうだ」を代表として取り上げておきたいのですがいかがなものでしょうか
・あげだのー  こげだのー そげだのー・・・その場の雰囲気で 意味は<そうだ>を使い分けます。 同じ意味です。 こげだのー>・・と言っても 相手の話し次第では<・・おまさんがいったとおり こげだが・・・>・・・つまり相手に相槌を打つ形で<こげだが>と言う言い方も結局は<そうだ>と言ってます。あんまり小さな事に拘らなくても良いのではないですか。 つまり 文法的に言えば感動詞みたいなものですよ。




--------------------------------------------------------------------------------
訛り 投稿者:おくの  投稿日:12月17日(金)19時34分18秒

美保関町ではサザエを「さじゃ」と言うそうです。
島根半島東部の日本海側は特殊な音韻変化があるように思いますがいかがでしょうか。
とんがとんがさん。もう少し詳しく教えていただけませんか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ふのちじ 投稿者:おくの  投稿日:12月17日(金)18時36分52秒

はじめまして。とんがとんが さん。
「ふのちじ」を来月の定期更新時に登録させていただきますので、
okuno@sx.miracle.ne.jp
までメールをいただけないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
すずむ ? 投稿者:金沢  投稿日:12月17日(金)15時05分30秒

とんがとんがさん こんにちわ 「すずむのむそすう = しじみのみそしる」は通常の
出雲弁訛りとしては極めて異様に感じられますね。普通どの方も「すぃずぃめ の めそしー」つまり「しじめのめそしー」と思っておられると思います。

「ヒ」は通常であれば中舌母音の法則によって「へ」に変韻する筈ですが、出雲弁の場合「ふがとぼー = 灯がともる」「ふさしぶーだったね = ひさしぶりだったね」となるのはおっしゃるとおりです。

なぜ「ヒ」が「フ」になるのかはわかりませんが「へがとぼー」「へさしぶーだったね」は古代であっても不都合に感じられたのかもしれません。謎ですね。
「口の動き」からすると「フ」という前唇音より開口音の「へ」の方が労力は少なくて済むように思いますけどね。

島根半島では「すずむのむそすう」と云われているのなら、小さい方言圏の一つが島根半島にもあるのだと思います。一向に不思議ではありません。もっと「島根半島」の言葉を聞かせてください。



--------------------------------------------------------------------------------
「ヒ」は「ヘ」にならないで「フ」 投稿者:とんがとんが  投稿日:12月17日(金)13時40分42秒

>金沢さん
「ヒ」は「ヘ」にならないで「フ」になるのは、単純に労力が少なくてすむから
でなかいでしょうか。
ほかにもありますよね。
「しじみのみそしる」→「すずむのむそすぅ」



--------------------------------------------------------------------------------
あげだ 投稿者:金沢  投稿日:12月17日(金)13時05分33秒

若者語の「あげ」ではありません。出雲弁の「あげ」の話です。
本辞書に「あげ = ああ」とあります。以前から気になっていたのですが。
この「ああ」は出雲人なら「そう」という相づち言葉だとわかるのですが、他からみた場合には「ああ」とは 感動詞の「ああ」としか思い浮かばないのではないでしょうか。
出雲弁における「あげだ = そうだ」という表現はは他にはみられないものだと思います。もちろん「そげだ」とも云いますが普通「あげだ」でしょう。
一般的に相づちの「そうだ」を「あーだ」「あーなんだよ」という言い方がないわけではありませんが あまり普遍的ではないように思えます。
「ああ = そう」「あげだ = そうだ」「あげでし(す)が = そうなんですよ」
のうち終止形に沿っていると考えられる「あげだ = そうだ」を代表として取り上げておきたいのですがいかがなものでしょうか。

「こなにゃ くたぶらかされーのー」「あげだ どげしゃもねわの」⇒「あいつには 困らせられるねー」「そうだ どうしようもないね」。
いかがでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
「ヒ」は「ヘ」にならないで「フ」 投稿者:とんがとんが  投稿日:12月17日(金)12時58分13秒

>金沢さん
「ヒ」は「ヘ」にならないで「フ」になるのは、単純に労力が少なくてすむから
でなかいでしょうか。
ほかにもありますよね。
「しじみのみそしる」→「すずむのむそすぅ」



--------------------------------------------------------------------------------
ふのちじ 投稿者:金沢  投稿日:12月17日(金)12時38分8秒

とんがとんがさん はじめまして ご挨拶が遅れ 申し訳ありません。
おっしゃることはよくわかります。いつも悩ましい問題です。出雲弁では「ヒ」は「ヘ」にならないで、法則にに反して「フ」になるのはなぜか なかなか難しい問題です。
次のように改めたいと思います。

【ひ(ふ)のちじ】
共通語 「日の内中」の短縮訛り ⇒ 昼間、日中
用 例 くらんなってかーバタバタせんこに ひのちじすーだわね
用例訳 暗くなってからしないで 昼の内にしなさいよ
採取者 とんがとんが[島根半島] / やまが[八雲]
--------------------------------------------------------------------------------
ふのちじ ひのちじ 投稿者:とんがとんが  投稿日:12月17日(金)01時30分4秒

やまがさん、まつさん、早速の情報ありがとうございます。
金沢さん、深夜にかかわらずまとめていただき、感謝します。

語源は「日の内中」ではないかとのこと、私も納得いきました。
表記については、「ふのちじ」がいいのか「ひのちじ」がいいのか、
正直迷います。要は、曖昧発音の語源重視か、方言強調表記か
のバランスだと思いますが、これに限らずいつも難しい問題です。



--------------------------------------------------------------------------------
ふのちじ 投稿者:金沢  投稿日:12月17日(金)01時05分40秒

槇野本には「ひのちじ」「ふのおちじー」で載っています。「ふのおちじー」には「日の内中」と解説がありました。多分これが訛って「ふのちじ」になったものでしょう。

【ふのちじ】
共通語 昼間、日中
用 例 くらんなってかーバタバタせんこに ふのちじすーだわね
用例訳 暗くなってから忙しく働かないで 昼間にしておきなさいよ
採取者 とんがとんが[島根半島] / やまが[八雲]



--------------------------------------------------------------------------------
ふのつづ 投稿者:まつ  投稿日:12月16日(木)22時46分0秒

いや、初めて聞きました。
うちらあたり(湖陵)で言うとすれば、
「ふー の おち ね」(昼のうちに)
ですかねぇー。




--------------------------------------------------------------------------------
ひのちじ  しあげ 投稿者:やまが  投稿日:12月16日(木)22時45分55秒

とんがとんがさん、初めまして。
「ふのつづ」(ひのつじ?)は、八雲村でも使います。
もっとも、私のところでは一般には「ひのちじ」になりますが、
よほどの高齢者ですと「ふのちじ」という方もあります。
書かれている用例の通りです。

で、「しあげ」ですが、私のところでは喪主および親戚の方がつかれる膳も、
寄り方がつく膳も両方ともに「しあげ(の膳)」です。
というか、その時の立場によって使い分けると言った方がいいのかもしれません。
喪主にすれば、寄り方さんへのお礼の食事、寄り方からすれば
喪主、親戚さんへの葬儀終了のあいさつの食事になるわけですから。

なお、登録済みの「たちば(の膳)」は出棺の前となっていますが、
私のところでは法事の際に、方丈さんが一通りお経をあげられた後で、
代えるお膳のことを言います。
「しあげ」も「たちば」も元々の意味はあっても、いつの間にか範囲を広げて
使うようになったということではないでしょうか?

編集済



--------------------------------------------------------------------------------
ふのつづ(日のつじ?、日のちぢ?) 投稿者:とんがとんが  投稿日:12月16日(木)21時29分12秒

突然話題を変えてしまい、失礼します。
私は とんがとんが といいます。よろしくお願いします。

これまで出雲弁と信じていた言葉が、今日、職場で全く通じませんでした。、
果たして出雲弁なのか、みなさんご存知かどうか、お聞かせください。

それは、日中、明るいうちという意味の「ふのつづ」です。
 (用例) 暗んなってからバタバタせんこに、ふのつづすーだわね
ズーズー発音を差し引くと、元々は「日のつじ」、「日のちぢ」とか、
であったのではないかと思います。語源はわかりません。
私の生まれ育った地区(島根半島東部です)では普通に使いますし、
少し離れた母の里でも通用するようです。

勝手なお願いで申し訳ありませんが、情報、お待ちしてます。



--------------------------------------------------------------------------------
hikaruさんへ 投稿者:おくの  投稿日:12月16日(木)19時30分52秒

「おさどになる」を確認いただきありがとうございました。
こちらからお礼とお願いのメールを出しましたが、メールアドレスが見つからないというエラーが届きました。
再度、メールして頂けないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しあげ 投稿者:おくの  投稿日:12月16日(木)19時25分11秒

平田では広辞苑のとおりの意味で使っていますよ。
「しあげ」の前に葬家の人たちが食べる膳を「しあげ」と言ったかどうか・・・???
「初7日の逮夜の時の料理」は初めて聞きました。^_^;
ところによって違うものですね。(^^ゞ

では、では、m(__)m

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい  しあげ 投稿者:金沢  投稿日:12月16日(木)11時57分26秒

遠藤さん 有り難うございます。

【ほねがかい】
共通語 「骨が痒い」の訛り。転じて「運動したくてうずうずすること」
用 例 け 子供やちが ほねがかいさで ざしきでつばえこしてあばかんわ
用例訳 くそ 子供たちが運動がしたいようで 座敷でじゃれあってかなわんよ
採取者 遠藤[大東]

「しあげ」真の意味はそうかもしれません。広辞苑には「葬儀の後世話になった人たちに〜」とあります。これとて「世話になった人たち」とはあくまでも「手伝い人」であって
「参列者」のことではないかもしれませんが、これらが混同されて「葬儀の後の〜」となったのかもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい 投稿者:遠藤  投稿日:12月15日(水)17時29分51秒

ほねがかいの用例です。

〔ほねがかい〕
共通語 運動したくてうずうずすること
用例  け、こどもやちがほねがかいさでざしきでつばいこ
    してあばかん。
用例訳 くそ、子供たちが運動したくてうずうずして、座敷
    でじゃれあってかなわん。
さて、しあげ というのがあり、訳で葬式の後の食膳となって
います。どうも気になっていたのですが、しあげは初7日の
逮夜の時の料理のことです。このときは刺身をつけます。共通
語では「精進おとし」というのではないかと思いますが。



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい 投稿者:金沢  投稿日:12月15日(水)00時04分44秒

遠藤さん 用例を作ってください。
--------------------------------------------------------------------------------
もりやま 投稿者:もりやま  投稿日:12月14日(火)18時25分1秒

運動したくてうずうずしていることです。



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい 投稿者:金沢  投稿日:12月14日(火)18時18分59秒

つまり「ほねがかい」は「運動をしたくてうずうずすること」なのか「運動したのでくたびれたこと」のどちらの意味合いが強いことなのでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい 投稿者:もりやま  投稿日:12月14日(火)17時39分42秒

言いますねー。子供(すこし大きな)の遊びの度が少し過ぎたときなど「骨が痒いて、えけんだけんなー」と。



--------------------------------------------------------------------------------
ほねがかい 投稿者:遠藤  投稿日:12月14日(火)17時16分2秒

「骨がかい」ですが、骨が痒い、ということで方言と言うか
言い回しなのですが、広辞苑を調べたところ、この言い方は
掲載が無かったので提案します。
意味は、子供が身体を動かしたくてうずうずしている様子の
ことです。「こなこはだいぶほねがかいな」と言うように
言います。
--------------------------------------------------------------------------------
訂正 ↓ しょこともね 投稿者:金沢  投稿日:12月13日(月)18時44分36秒

 ↓ 「しょこともね」の用例の「〜しょもねことばっかー〜」は「〜しょこともねことばっかー〜」に訂正です。



--------------------------------------------------------------------------------
しょこともね  さまかず 投稿者:金沢  投稿日:12月13日(月)18時40分0秒

わださかさん 失礼しました。「しょこともね = 仕方がない、しようもない」を本辞書に取り上げるかどうかでちょっと逡巡してしまいました。
その理由は「しょーことなしに」が共通語の慣用句だということからでしたが、よく考えてみると、出雲弁に多い短縮形であること、係助詞の「〜も〜」が入っていること、などからやはり取り上げるべきと思います。
あるいは後の検討で保留になるかもしれませんが、私は採用すべきと考えます。

【しょこともね】
共通語 しようもない、しかたもない
用 例 こらおまえ しゃんしょもねことばっかーさすとに ちたてごせやれ
用例訳 こらお前 そんなしようもないことばかりしないで 少しは手伝いをしろよ
採取者 わださか[  ] / やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)

「さまかず」思い出しました、云いますねー。

【さまかず】
共通語 (物の)種類、またはその数
用 例 あすこのコンビニは べんとのさまかずがすくねけんはやらんだじ
用例訳 あそこのコンビニは弁当の種類が少ないから流行らないだよ
採取者 わださか[  ]



--------------------------------------------------------------------------------
思いつき2 投稿者:わださか  投稿日:12月13日(月)17時50分28秒

>金沢さん,やまがさん
 「しょこともね」のレスありがとうございました。
 もうひとつ,思いつきました。「さまかず」ということばで,意味は「種類の数」のように思
 います。「あすこの コンビニは 弁当の さまかずが なて,そうで はやらんだじ」てな感じ
 ですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
こもちり(ー) 投稿者:金沢  投稿日:12月12日(日)15時15分17秒

まつさん 有り難うございます。

【こもちり(ー)】
共通語 (鯉や鮒の)魚卵をまぶした糸づくり
用 例 寒ブナのこもちーはまいがー
用例訳 寒ブナの 子まぶしした糸づくりは旨いよねー
採取者 もりやま[湖陵] / まつ[湖陵]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
こもちり 投稿者:まつ  投稿日:12月12日(日)14時25分48秒

鮒のこもちり は大好きです。
でも、私はもりやまさんと同じ湖陵ですから、出来れば他の地域の方の確認があったほうが良いかもしれませんね。

あらじー も まいがー。

それと、鯉のこもちり は食べた事がありません。




--------------------------------------------------------------------------------
こもちり(ー) 投稿者:金沢  投稿日:12月12日(日)14時01分33秒

それそれ それなら出雲弁ですわね。「こまぶし」じゃー共通語ですもんね。
どなたか「こもちー(り) = 鯉や鮒の糸づくりの魚卵まぶし」を確認していただけませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
こもちり(いとづくり) 投稿者:もりやま  投稿日:12月12日(日)13時10分29秒

こまぶし うちあたりでは「こもちり」といっていました。(もちる、、、まぶすの意)
以前は神西湖で鮒がよく獲れました。寒鮒の「こもちり」は旨かったですね。
--------------------------------------------------------------------------------
しょこともね 投稿者:やまが  投稿日:12月12日(日)11時47分2秒

「しょこともね」は、私のところでも使います。
「け、おまえは、しょこともねことばっかーしちょーが、あんゃねなっただけん、ちた、しゃんとせや」



--------------------------------------------------------------------------------
しょこともね 投稿者:金沢  投稿日:12月12日(日)10時42分40秒

「しょこともね」ははじめて聞きますが、おっしゃるとおり「しょーことなし」がつづまったものでしょう。
「○○もない」の「も」は係助詞で「○○がない」よりさらに強調の意味が強くなります。「えんぎでもない」「あやくちゃもね」の「〜も〜」と同じです。
確認はできませんがこういう言い方はあると思います。



--------------------------------------------------------------------------------
こまぶし 投稿者:金沢  投稿日:12月12日(日)10時35分27秒

鯉や鮒の「いとづくり = サシミ」に「湯がいた魚卵」をまぶした料理のことです。
全国的にある料理だとは思いますがどの辞典にもなく、検索でも出てきません。
出雲独特の言い方かもしれません。
「やっぱし 寒フナはこまぶしがえっちまいの」⇒「やっぱり寒鮒の糸づくりの魚卵まぶしが一番旨いよね」。



--------------------------------------------------------------------------------
訂正 投稿者:もりやま  投稿日:12月12日(日)08時09分32秒

「ぼちけごま」書き込み後少し違うような気がしていました。今朝拝見して金沢さんのおっしゃるように「ぶ(ぼ)ちごま」でした。失礼しました。



--------------------------------------------------------------------------------
思い付きです 投稿者:わださか  投稿日:12月11日(土)23時46分22秒

「しょこともね」と言う言葉を使われる方いませんか。意味は難しいですが「しょうもないこと
だね」と言うことが訛って略されたと言うことでしょうか。近所ではけっこう使いますけどどん
なもんでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
松江言葉 投稿者:金沢  投稿日:12月11日(土)22時44分48秒

「けんぱー」○ 「石蹴り」のことです。地面に線をひいて遊びます。女の子の遊びだったような。

「てんぽなし」○ やまがさんのおっしゃるとおりです。ただし「けんぽナス」とは言わなかったような。やはり「てんぽナシ」です。

「ほいたぶくろ」○ 言いますね。

「じだぶくろ」△ 奥野さん お調べのとおり「ずだ袋」が単に訛ったものです。

「ぶちごま」○ 縦長いコマです。投げ転がしてからさらにムチ様のヒモでたたいてドライブをかけます。

「いけんじまえ」△「いけんじ」と否定の「〜まい」の合語だと思いますが聞いたことありません。

「えんきょくちゃ」△聞いたことはありませんが やまがさん のおっしゃるようにせいぜい「えんきょくた」だったような気がします。



--------------------------------------------------------------------------------
松江の語彙 投稿者:やまが  投稿日:12月11日(土)22時04分23秒

・てんぽなす・・・・・・・・・木の枝先が小さく熟した甘いもの。冬前に祭りで食べた記憶が有る。
けんぽ梨(登録済み)の別名で、鹿島町・佐太神社の11月のお祭りの時、
佐太名物「てんぽ梨」として売られています。

・はなきり・・・・・・・・・・・ざる そうき
私のところでは「はなきーぞーき」で使います。
ちりとり型のそーきで、「み」「みぞーき」と言う地域もあるようです。

・ほいたぶくろ・・・・・・・・・・布で作った安物の袋
・ほいた食い・・・・・・・・・・・・・がつがつ食うさま
説明の通り、どちらも使います。
「ほいたぶくろ」は、もりやまさんも仰っているように
「じだぶくろ」とも言います。同じ物です。

・えんきょくちゃ・・・・・ばばくちゃ(ばばくた)に対応するおじいさんの 卑下した言い方。但し ばばくちゃ とは言うが えんきょくたとは言わない。
私のところでは「ばばくた」「えんきょくた」です。
「えんきょくた」は少数ですが、「こな、えんきょくた」などと
罵るときに使います。




--------------------------------------------------------------------------------
じだぶくろ 投稿者:もりやま  投稿日:12月11日(土)21時22分14秒

3 だとおもいます。昔 ほえたが物乞いに回るとき袋を首からぶら下げて米など恵んで貰ったそうで、汚らしいなんでも入るような袋を「じだぶくろ」みたいなといいました。



--------------------------------------------------------------------------------
じだぶくろ 投稿者:おくの  投稿日:12月11日(土)20時18分14秒

もりやまさん。だんだん だんだん。
広辞苑に下記の記載がありますが1〜3のどれに当てはまりますか?

------------------------------------------------
ずだ‐ぶくろ【頭陀袋】ヅダ
1.頭陀 の僧が経巻・僧具・布施物などを入れて首にかける袋。頭陀。狂、泣尼「わらはも―を致さう程におふせ半分下さるるならば」
2. 死人を葬る時、その首にかける袋。死者の日用品などを入れることもある。すみ袋。さんや袋。
伎、毛抜「わらんぢも逆さまにはかねばならず―も縫はねばならず」
3. だぶだぶして何でも入るような袋。
--------------------------------------------------

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
確認? 投稿者:もりやま  投稿日:12月11日(土)19時31分15秒

投げ駒 似たような「ぼちけ独楽」と言う遊びはありました。
独楽   径10Cm 高さ12Cmほどの桜の生木(重いのがよい)を 下の三分の一ほどを円錐形にした、簡単なもの。
紐    軟らかくした3〜40cmのガンビの皮を棒の先に付けたもの。
この紐を巻いてサイドスローで投げて回します。独楽の回転はスローだから、紐の先端を横に払うように独楽に当てて回転をあげました。オーバースローでは投げませんでした。違った遊びかもしれません。
ほいたぶくろ  似た言葉はあります。意味は同じです。
じだぶくろ
用例
「じだぶくろ」ぶら下げて、ほえたしーやになーぞ。
--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認をお願いします 投稿者:おくの  投稿日:12月11日(土)17時49分15秒

松江出身の方から寄せられた出雲弁ですが私では確認が出来ず困っています。
皆さん。いかがでしょうか。

・けんぱー・・・・・・・遊び 
         用法  : けんぱーで石遊びしょやね!
・さんしん周り・・・・遊び
・たんこぶ ・・・・・・遊び
・投げ駒, 又は ぶち・・・・普通の駒は紐を時計回りに巻き、サイドスローで放り投げて紐を引く。此れとは全く逆に反時計方向に巻き、投げるのもオーバースローで投げつけて回す。駒も上下逆さ向きになって回る。
・てんぽなす・・・・・・・・・木の枝先が小さく熟した甘いもの。冬前に祭りで食べた記憶が有る。
・はなきり・・・・・・・・・・・ざる そうき
     用法 :  ごみをいれーけん はなきりもってきてごせ。
・ほいたぶくろ・・・・・・・・・・布で作った安物の袋
     用法 :  かいもんねいくなら ちゃんとした ふくろもっていけや そらほいたぶくろだがな!
・ほいた食い・・・・・・・・・・・・・がつがつ食うさま 
     用法 : もっと おつらとくえ ほいたぐいだがな!!
・えんきょくちゃ・・・・・ばばくちゃ(ばばくた)に対応するおじいさんの 卑下した言い方。但し ばばくちゃ とは言うが えんきょくたとは言わない。
用法 : えんきょくちゃは さけのんと たわいこくちゃもねことばっかえってえけんわ。
・えけ(ん)じまえ、 いけ(ん)じまえ、 ・・・・いけないだろうよ
  用法  :  あら、そぎゃんことすーといけんじまえ。
  意味  : あらそんな事したらいけないとおもうよ。(示唆的な言い方)
  * いけんじ、えけんじ に <まえ、 まい・・・共通語>を付けた言い方。
    まえ>の語尾を上げると柔らかな言い方で示唆的
    語尾を下げると断定的で、強調する言い方。
・やっともすーと・・・・・しばしば たびたび:「やっとしゃ〔1〕」の同義語

では、では、m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
しょーことなしに 投稿者:おくの  投稿日:12月11日(土)17時45分25秒

共通語だったんですね・・・・^_^;
いやはや・・・撤回です。

では、では、m(__)m





--------------------------------------------------------------------------------
しょーことなしに 投稿者:金沢  投稿日:12月10日(金)21時59分39秒

これは共通語ではないでしょうか。ごく普通に遣われていますし、大小どの辞典にも載っています。「しゃーことなしに」なら訛っているから方言でしょうが。



--------------------------------------------------------------------------------
しょーことなしに 他 投稿者:やまが  投稿日:12月 9日(木)18時41分44秒

「しょーことなしに」は登録済みかと思っていましたが、まだでしたね。
私は「しょー」を「しゃー」と言う部分で提出されたのかと思っていました。
「つきあいがなげだけん、しょーことなしねでも、かわにゃえけんわの」

「しめつめがつかん」は、登録済みの「しめちめ」と同じ用い方ですね。
「〜 つかん」なら「締めくくりがつかない」ですし、
「〜 あわん」になると「計算が合わない」。
両方で使います。

「しもる」は登録済みですね。
ちなみに、私が確認した「しもす」は、空見出しの「しもらかす」と同義です。




--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日:12月 9日(木)14時34分53秒

しめつめがあわん こちらでは しめつめがつかん を
よく用います。整理 押さえ ができないことです。
「やーかかけちゃーやめてからーに しめつめがつかんがな」

しもる くすぼること
「もちーとどんどん くべっさいよ しもってえけんわ」

しょーことなしに
「あーら しょーことなしに持ってえかれたわ 機嫌をとらにゃー
 えけんだけんのー」
               など













--------------------------------------------------------------------------------
てく(ぐ)さ 投稿者:金沢  投稿日:12月 7日(火)20時07分46秒

やまがさん に痛いところをつかれました。
「(タバコ)てくさがなくて 口寂しい」という用例は成立しません。
「タバコやめーと てくさがなんなってこまーがの」⇒「タバコを止めると 手のよりどころがなくなって困るよ」。「さばーくさ」と同じですね。なお「てぐさ」と濁るのは単なる連濁ですから「てぐさ」という場合ももちろんあります。
 ↑ の用例のように「手のゆきば、よりどころ」というような意味で使うときは「てくさ」という人が多く、「手がかり」の意味だと「てぐさ」という人もいます。いずれにしても同語です。

【てく(ぐ)さ】
共通語 手のもってゆきば、手がかり
用 例 タバコやめたはえが てくさがなてこまーの
用例訳 タバコを止めたのはいいが 手のゆきばがなくてこまるね」
採取者 金沢[松江]





--------------------------------------------------------------------------------
しまいさき 投稿者:金沢  投稿日:12月 7日(火)19時51分8秒

ほんとですね。写真をみました。やはり「イサキの幼魚」とは違いますね。混称ではないと思います。
ただしイサキの子供を「しまいさぎ」と呼ぶのはあくまでも見た目の俗称でしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
しまいさき 投稿者:遠藤  投稿日:12月 7日(火)18時22分14秒

しまいさき ですが、いさきの子供も確かにしまがありますが、
標準和名 しまいさき という魚もおり、いさきの子供に
非常によく似ています。混称ではないか、確認だ必要だと思い
ます。
じぶり は使いますが、方言というほどのものでもないと思い
ます。




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日:12月 7日(火)18時09分41秒

・じまんしー:自慢する人
「じまんし」で使います。「え(ー)かっこし(ー)」とほとんど同義です。
訳は「自慢ばかりする人」がいいと思います。
「こなは、じまんしだけん、はなしはんぶね、きいちょったほが、えじ」

・しめつめがあわん:計算が合わない、聞くたびに言うことが違う
計算が合わないの意味で使います。
「しめちめ」の登録がありますので、おくのさんもご存知なのでは?
「しめつめがあわで、け、きょは、ざんぎょーだわ」

・しもおれ:A霜の後の雨 B大霜で天気の良い朝が急に曇天となり、雨天となること
「おれー」の登録もありますが、訳のA Bは同じですよね。
Bでいいのではないでしょうか?
「けさは、しもがはやこととけたが、やっぱー、しもおれがしたの」

・しもす:くべる
くべるではなく、いぶすの意味で使います。
くよすと同義です。
「かが、えらいおーが、ちと、しもいちゃらにゃ、えけんの」



--------------------------------------------------------------------------------
ばば 投稿者:金沢  投稿日:12月 7日(火)14時54分3秒

東部では単に「ばば」と呼んでいます。小さいのは確かに「しま」がありますね。
「今夜は ばばが五匹ほど まえとせにゃならんわの」⇒「今夜は(成魚の)イサキが五匹
ほど(釣れた)まあ よしとしなきゃならないね」。

【ばば】
共通語 (成魚の)イサキ
用 例 しまエサギばっかーつれーが ばばがこんかいの
用例訳 子供のイサキじっかり釣れるが (大型の)イサキはこないかな
採取者 もりやま[湖陵]
--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日:12月 7日(火)13時16分7秒

しまえさき
共通語   イサキの幼魚
用例    今夜は゛しまえさき゛ばっかー釣れーが、゛ばばえさき゛がこんかいな。
用例訳   今夜はイサキの幼魚ばかり釣れるが、太った成魚イサキはこないかなー。 
ばばえさき
多岐から大社あたりでは縞の消えた丸まると太ったイサキの成魚を゛ばばえさき゛略して゛ばば゛と言っています。東部ではどうよばれていますか。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:12月 6日(月)20時58分3秒

槙野本からです。
ご存じの言葉が有りましたら用例をお願いいたします。(^^ゞ

・しばしばする:筋などがあって噛み切りにくい
・しばなし:し散らかす、完成しない、仕事を途中で止める
・しばのは:木の葉
・しび(しびたれ、しぶたれ):〔卑〕女の卑称
・じぶり:本降り
・しぼくる:すぼめる
・しまえさき:〔魚〕イサキの幼魚
・じまんしー:自慢する人
・じまんこき:自慢ばかりする人
・しめつめがあわん:計算が合わない、聞くたびに言うことが違う
・しもおれ:A霜の後の雨 B大霜で天気の良い朝が急に曇天となり、雨天となること
・しもくずれ:山肌の土の間の水分が凍って風化して出来た細かい土粒
・しもす:くべる
・しもばえ:霜朝の後の風
・しもり:煙
・しゃーことなしに(しょーことなしに):仕方なしに
(P158まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
さす 投稿者:おくの  投稿日:12月 6日(月)20時27分0秒

新明解には方言とありますね。(^^ゞ
日本国語大辞典の「さす=させる」には有島武郎、宇野浩二などの文章が例文として記載されています。有島武郎は東京、宇野浩二は福岡生まれのようです。
方言の「さす」は敬意を表す言葉となっており用例が付いていませんが使用地域は山形、福島、神奈川、岐阜、兵庫、島根隠岐、佐賀、長崎と記載されています。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
てくさ 投稿者:やまが  投稿日:12月 6日(月)17時40分26秒

「本家へえきてこにゃえけんが、なんぞ、てぐさはねかいの」
私のところでは「てぐさ」と濁りますね。

ちなみに、煙草の場合は手持ち無沙汰より、「くちがさめし」
または「くちぶーがさめし」で口の方の表現になります。



--------------------------------------------------------------------------------
てくさ 投稿者:金沢  投稿日:12月 6日(月)14時19分58秒

「てくさ = 手がかり、手すさび」という言い方があると思いませんか ?
「さがいてごせてえったててなんぞてくさがなけにゃさがしよがねがの」⇒「探してくれと言ってもなにか手がかりがないと探しようがないよ」。
「タバコやめなはいね」「おん そげいーだども なんぞ手くさがねと口さびしての」⇒
「タバコ止めなさいよ」「うん さういうけども なにか手持ちぶさたで口さびしくてね」。
「てぐさ = 手種」と濁ることはないような気がしますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
さす 投稿者:やまが  投稿日:12月 6日(月)11時52分29秒

「さして」は、ごく一部ですがありますね。
男性より女性に多いような気がしますが、「うちにも、させて」と言うより
「さして」の方が柔らかい感じを与えるからではないでしょうか?
「ささんで」は、更に少数になるような・・・



--------------------------------------------------------------------------------
さす 投稿者:金沢  投稿日:12月 5日(日)17時43分14秒

「どこどこ おらにも さしてごせや」⇒「どれどれ俺にさせてくれよ」。「この子に しゃんこと ささんでごせや」⇒「この子に そんなことを させないでくれよ」。
この「さして〜」や「ささん(ない)〜」は一見すると「させる」の活用に見えますがよく見ると違います。
「させる」は下一段活用ですから「さセない、さセて、さセる、さセる時、さセれば、さセろ」と活用しますが、どうみても否定形の「さサん」という言い方がないのです。
話がこ難しくなってごめんなさい。
どうも「さサんでごせよ」という言い方は「さす」という動詞が出雲弁にあるということになります。

かねてから疑問に思っていました。広辞苑には「さす」は「させる」の文語体であると書かれています。なるほど「さサず = させない」はありますね。どうもはっきりしません。
ところが新明解をみたら「さす」は近畿、中国地方の方言で「させる」のこと、とはっきり書いてありました。奥野さんの「国語大辞典」の分類でも方言の区分で「さす」が載っています。これではっきりしました。
「さす = させる」は方言です。



--------------------------------------------------------------------------------
スレ 投稿者:金沢  投稿日:12月 5日(日)00時30分34秒

やまがさん 有り難うございます。そうでしたか、よくわかります。
それにしても、最近の若者はどうなっているんでしょうか。どうもそのスレのやりとりが
軽る過ぎて気になります。
一方で、中越地震に若いボランティアが参加などと聞くとほっとしますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
スレッド 投稿者:やまが  投稿日:12月 5日(日)00時00分36秒

金沢さん
「スレ」とは英語の「スレッド」の略で、もともとの意味は「糸」ですが、
転じて、掲示板上の「一連の話の流れ」を指します。
ここの掲示板はレス(返信)機能がないので、説明が難しいですが、
↓のような形態の掲示板をご覧になったことはありませんか?

----------------------------------------------------------
あげあげ 投稿者:金沢 投稿日:12月 4日(土)20時05分11秒
  Re:あげあげ 投稿者:やまが 投稿日:12月 5日・・・
    Re:あげあげ 投稿者・・・
      Re:あげあげ 投稿者・・・
        Re:・・・・・・・・・・・
----------------------------------------------------------

話題が次々と展開されていく、この2本の破線の間が1つのスレッドということになります。
掲示板に新しく話題を提供して書き込みをすることを、
「スレを立てる」という具合に使います。



--------------------------------------------------------------------------------
あげあげ 投稿者:金沢  投稿日:12月 4日(土)20時05分11秒

ようこさん こんばんわ 広場の書き込み見ました。ほんとですねー ! ! !
最近の若者語に「あげ」が確かにありますね。「最近 あげがないんだよー・・・」「・ここんところ あげまくり・・・」・・・どうも出雲弁とは関係がないような感じです。

たしかに、どこかの方言が若者語になり風靡するという現象はあります。かつての「〜じゃん」もそうでした。
注目してゆきます。ところで「スレ」というのは「掲示板」のことですか ? 若者のやりとりにやたらに出てきますが・・・。



--------------------------------------------------------------------------------
お礼 投稿者:もりやま  投稿日:12月 3日(金)20時26分23秒

金沢様 「ひら」の採用ありがとうございます。用例他結構です。



○--------------------------------------------------------------------------------
てーさ  ひら 投稿者:金沢  投稿日:12月 3日(金)19時57分46秒

「たーさ」確かにそう言いましたねー。
やまがさんの言われるとおりです。恐ろしくまずいとは恐れ入りますが、確かに子供向きではなく、貰い物をあけてみて「なんだ てーさ だがの」と言われるきらいはあります。
語源はなんですかね。
松江銘菓と称される「山川」は茶人が好むと言われております。ま、抹茶のお茶請けはなんでもいいですからね。いまだに続いているところをみるとファンもいる、ということでしょう。

【ひら】
共通語 「葬式や法事の際料理を盛る平木碗」転じて「持帰り用の手みやげ」のこともいう。
用 例 こんどの法事のひらはなんにすーとえかいの
用例訳 今度の法事の手みやげはなんにしたらいいだろうかね
説 明 出雲地方の葬式や法事には料理を平たい木碗(ひら)に盛って出す慣習があった。近代になって折り詰めに変わったためこのような道具は陰をひそめたが、道具名が残り
法要に際して出す料理や手みやげの総称として「ひら」と呼ぶ地域がある。
採取者 遠藤[大東] / もりやま[湖陵]
記録者 (金沢:松江)

もりやまさん これでどうでしょうか ? なおしてください。

【てーさ】
共通語 (落雁など)米粉と砂糖で造った「打ち菓子」の総称
用 例 てーさは 抹茶の茶口にえとまっしゃいの
用例訳 打ち菓子は抹茶のお茶うけに いいねー
採取者 遠藤[大東] / やまが[八雲] / 金沢[松江]
記録者 (金沢:松江)




--------------------------------------------------------------------------------
てーさ 投稿者:やまが  投稿日:12月 3日(金)18時12分8秒

「てーさ」は、私のところでも使います。
いわゆる落雁で、松江銘菓「山川」がそのお菓子です。
--------------------------------------------------------------------------------
てーさ 投稿者:遠藤  投稿日:12月 3日(金)17時38分3秒

下の共通語は、持ち帰りのてみやげ、とでもします。
さて、法事まんじのことを書いたので思い出しましたが
「てーさ」というお菓子が良く持ち帰り用にありました。
粉を砂糖で固めた恐ろしくまずいものです。一発で糖尿
病になりそうなもんですが、成型しやすいためか、ハス
の花とか鯉とかの形で箱に入ってました。共通語でなんと
いうか聞いたことがあるような気がします。松江銘菓にも
同類がありますが名前は知りません。



--------------------------------------------------------------------------------
ひら 投稿者:遠藤  投稿日:12月 3日(金)17時29分0秒

「ひら」の用例です。地域によって違うことをするか
もしれません。
ひら  法事に参列した人に持たせる「てみやげ」
共通語 不明
用例  今度の法事のひらは何にすとえーかいの。
    今度の法事のてみやげは何にするといいかな。
註 持ち帰り用の料理を載せる「平皿」「平碗」から派生
  している。料理でなく、ギフトものの場合も多い。
--------------------------------------------------------------------------------
ひら 投稿者:金沢  投稿日:12月 2日(木)19時41分45秒

さすがは槇野先生「ひら」はちゃんと槇野辞書に載っていました。
「ひら = 葬儀のしあげの食事に使う平碗」とあります。さすがは森山さんよくご存じですね。
遠藤さん 用例を作ってください。



--------------------------------------------------------------------------------
ひら 投稿者:もりやま  投稿日:12月 2日(木)17時55分6秒

遠藤さん 「ふぎん」さんに怒られますぞ(笑い)。うちあたりでは、「ふぎん」さんは一番上に座られ、布施も導師とほぼ同額です。「ひら」ですが、割子を一回り大きくしたような漆塗りの器のことで、持ち帰りの料理を盛りました。最近は料理の持ち帰りなどないから、これは「ひら」の代わりですと、ギフトものになりましたね。「ひら」も出雲独特の呼び名かもしれません。



--------------------------------------------------------------------------------
ふぎん 投稿者:遠藤  投稿日:12月 2日(木)12時59分29秒

高尚な話はともかく、ふぎんの実態はこじき坊主が
呼ばれもせんのに勝手にやってきて、拝んだまねで
お布施をもらうということです。
さんぶつとかごぶつとか、福岡でもいいますね。
さて、法事のときの持ち帰りの料理を「ひら」とい
うのではないですか。パンや法事まんじのことかな。



--------------------------------------------------------------------------------
ふぎん 投稿者:金沢  投稿日:12月 2日(木)11時44分47秒

初めて聞きました。「宗教 ふぎん」で検索するとこれは「仏教用語」で元は「梵語」なのでしょうか。禅宗系では「ごんべん に 風 の経」と書いて「ふぎん」と読むようです。「宗派を越えて勤める」というほどの意味のようです。
恐れ入りました。



--------------------------------------------------------------------------------
ふぎん 投稿者:もりやま  投稿日:12月 1日(水)21時22分42秒

湖陵町でも゛さんぶつ ごぶつ ゛といいます。地区内に違った宗派のお寺があると、導師の他にこのお寺も迎えます。宗派が異なるからお経はあげられませんが、自派のお経を静かに唱えていらしゃいます。この異なった宗派のお坊さんを「ふぎん」さんと言っています。「ふぎん」が出雲弁か宗教用語かは解りません。「ふぎん」の意味をししょうでら(じ)のお坊さんに尋ねたことがあります。昔 隠れキリシタン監視のため、葬儀に異なった宗派の僧を参列させた名残だそうです。



--------------------------------------------------------------------------------
さらて、しこきある(ろ)く 投稿者:おくの  投稿日:12月 1日(水)18時21分20秒

金沢さん。よしさん。
早速、用例を作っていただきありがとうございました。

「さらて」は、やまがさんから用例を書き込み頂いていたんですね。^_^;
やまがさん。金沢さん。私のチェックミスで不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。m(_”_)m

「しこきあろく」は採取済みで12月更新案で提示しようと思っているところです。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しこきある(ろ)く 投稿者:やまが  投稿日:12月 1日(水)17時48分50秒

【しこきあろく】
共通語  木や草が繁っているところを掻き分けながら歩く
用例    あちこちしこきあろいて、やっと笹とって来たとまっしゃい。
用例訳  あちこち木や草が繁っているところを掻き分けながら歩いて、やっと(笹まき用の)笹を取って来たよ。



--------------------------------------------------------------------------------
しこきある(ろ)く 投稿者:金沢  投稿日:12月 1日(水)15時36分30秒

やまがさん 「しこきあるく」は独特の表現だと思います。ぜひ採取したいのですが、少し教えてください。槇野本には「しこきあるく = 野山を擦るように歩く」とありますが、この「擦るように〜」というのがよくわかりません。
なんとなく「かき分けるように〜」のことであろうと推測はできるのですが。
つまり「雪、山の笹・・・」などには言うが「人混み」や「稲穂」などの有益な物では概して 遣わない、ということなのでしょうか。
もう一度「共通語としての適訳」と用例をお願いします。



--------------------------------------------------------------------------------
用 例  さらて 投稿者:金沢  投稿日:12月 1日(水)00時47分49秒

第一採取者の用例をそのまま書いたものです。記録者名を書いておりません。



○--------------------------------------------------------------------------------
さらてしこく(登録済み) 投稿者:やまが  投稿日:11月30日(火)23時03分9秒

登録済みの「さらてしこく」ですが、自分が新雪を掻き分けて歩くことで、
後から来る者、例えば子供達が通学をするための雪掻きをしている模様だと思われます。

昔は除雪用具もスコップ、板で作った「えき(雪)かき」くらいしかなく、
また、特に田舎では大通りに出るまでの距離が長いために除雪が間に合いません。
そこで、親達が新雪を掻き分けながら(同時に踏み締めながら)先に歩き、
子供達は後から親の足跡をたどりながら朝の通学をしたものです。

ちなみに、道路の雪掻きをすることを「めち(道)あけ」と言っていました。

--------------------------------------------------------------------------------
さらて 用例 投稿者:やまが  投稿日:11月30日(火)22時59分41秒

おくのさん
金沢さんが書かれた用例は、もともと、私が↓で書いたものです(^_^;)



--------------------------------------------------------------------------------
さらて 投稿者:おくの  投稿日:11月30日(火)22時42分50秒

やまがさん。
用例は金沢案で良いということでしょうか・・・・(^^ゞ
用例は地域や年代等による訛りの違いや言い回しの違いも含めて第一採取者に作って頂くのがベターかなと思っているところです。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
閑話・・・・ 投稿者:がいな  投稿日:11月30日(火)22時22分23秒

よしさん よーこさん・・・色んな人が入ってきたから ベテラン組は偶には
静かに応援でもする工夫を・・。
多角的に色んな情報が入り、サイトが固定せずに賑やかになりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
さらて 投稿者:やまが  投稿日:11月30日(火)22時16分19秒

もう何回か書いていますが、「さらて」とは「新雪が積もり、足跡や轍が一切ない状態」であり、
その新雪を掻き分けて歩くことが「さらてしこく」です。
必然的に、↓で金沢さんがまとめられた用例になります。
これではいけないのでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございます。 投稿者:よし  投稿日:11月30日(火)22時15分39秒

「めめんと」、確かに使われていたんですね、
長年の疑問(?)が晴れてちょっと嬉しいです。
金沢さんのおっしゃるとおり、親父は園出身ですから、
「めめと」が転じたものなのでしょうね。
ありがとうございました。
用例をとのことですが、

【めめんと】
共通語 アリジゴク
用 例 あのげしにたいそめめんとが巣しちょーわ。
用例訳 あそこの法にたくさんのアリジゴクの巣がありますよ。

↑こんなので良いですか?



--------------------------------------------------------------------------------
さんぶつ 投稿者:金沢  投稿日:11月30日(火)21時58分36秒

【さんぶつ】
共通語 三仏 = 葬式の導師が三人の場合のこと
用 例 たいしたもんだの ここは ごぶつだでや
用例訳 たいしたものだね ここの葬式は和尚さんが五人だよ
説 明 葬式の際、導師の和尚が三人なら三仏、五人なら五仏という習わしがある
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
さんぶつ 投稿者:おくの  投稿日:11月30日(火)21時41分54秒

金沢さん。
平田でも「三仏(さんぶつ)、五人の場合は「五仏(ごぶつ)」は言いますよ。(^^ゞ
用例をお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さらて、めめんと 投稿者:おくの  投稿日:11月30日(火)21時35分12秒

やまがさん。
「さらて」は「さらてしこく」以外の用例があれば教えていただけないでしょうか。
よしさん。
「めめんと」の用例をお願いできないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
しこきあるく 投稿者:まつ  投稿日:11月30日(火)19時08分34秒

今晩は。
私の家近辺(湖陵)でも、「しこきあるく」は使います。
やまがさんの仰るとおり、山の中の道なき道を、とにかくどんどん歩き回ると言うイメージでしょうか。
結果、木の枝やとげで擦り傷を作る事になるのですが、「擦る」と言うよりも「掻き分け、掻き分け」と言う感じが近いと思います。

蟻地獄は、「かっぽ」、又は「かっぽり」と言っていました。



--------------------------------------------------------------------------------
さらて  しこく  こもこもさん 投稿者:やまが  投稿日:11月30日(火)18時43分10秒

今岡さん、「さらて」を確認して頂きありがとうございます。
なお、「さらてしこく」で書いていらっしゃいました「しこく」の訳
「掻き分けるように」も、その通りだと思います。

ちなみに、「しこく = しごく」で登録済みですが、「さらてしこく」の場合、
「新雪を擦る」より、「新雪を掻き分ける」の方が適訳だと思います。
雪を掻き分ける → 体が雪を擦る。

実は、「しこく」は、先日、槙野本掲載の「しこきあるく」が提出され、
私が「しこきあろく」の訛りで確認したところですが、
この訳が「野山を擦るように歩く」となっていました。
しかし、野山を擦るでは、なんのことか分かりませんよね?
「野山の草や木を掻き分けるように歩く」が適訳ではないでしょうか?

よしさん、初めまして。
「蟻地獄」は、私のところでは「こもこもさん」ですが、
やっぱり、子供の頃には「♪こもこもさん、こもこもさん…」と
歌っていましたよ!



--------------------------------------------------------------------------------
ありじごく  さらて 投稿者:金沢  投稿日:11月30日(火)10時36分7秒

よしさん はじめまして。このような虫のな呼び名は実に多くの言い方があるようです。
広戸先生(元島大文学部教授 出雲出身 言語学)の「出雲方言とその周辺」に「あり地獄」のことが載っていますので以下受け売り話ですが。

出雲地方での「あり地獄」の呼称は「カッポ、カカッポ、テテッポ、コモコモサン、コモコモ、ハッコ・・・」があります。これらは松江、出雲地区の呼称です。
ところが平田は小伊津では「メメトチ」園では「メメト」とあります。ここらへんは「メメト系」のようです。お話の「メメント」はお父上の方の呼び名でしょう。
「メメト」を言いやすく子供向きに「メメント」などと呼ぶのはどこにもある現象です。

今岡さん 有り難うございました。

【さらて】
共通語 新雪
用 例 今朝は さらてでよーねえらかったわ
用例訳 今朝は 新雪で(歩くのに)とてもたいへんだったよ
採取者 やまが[八雲] / 今岡[加茂]



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました。 投稿者:ようこ  投稿日:11月30日(火)00時13分27秒

久々に登場したわりには、実のないことで申し訳なかったですm(__)m
突然に思い出すと、すぐに書き込みしてしまって・・・・ありがとうございました。(ぺこり)




--------------------------------------------------------------------------------
はじめまして 投稿者:よし  投稿日:11月30日(火)00時04分27秒

以前から拝見させていただいておりましたが、書込みは初めてです。
出雲在住平田人です。よろしくお願いします。

もう死語かも知れませんが、昆虫(?)の「アリジゴク」を、
「めめんと」と呼んでいた記憶があります。
アリジゴクのすり鉢状の巣を指でほじくりながら、
「めめんとさ〜んめめんとさ〜ん出ておいで♪〜」って歌ってたんですよ。
私が5歳位・・・もう30年以上前の事なんですが。^^;

最近、周りの人に聞いてもそんな呼びかたしてないって言われまして。
ここの逆引き辞典にも載ってませんし・・・。
どうなんだろう?と思って書いてみました。
ご存知の方おられますでしょうか?
ちなみに、母親は松江出身、父親は平田出身です。



--------------------------------------------------------------------------------
さらて 投稿者:今岡  投稿日:11月29日(月)23時05分32秒

金沢さん、こんばんわ。

加茂では「さらて」を使います。「さらてしこく」(新雪を掻き分けるように進む)といった塩梅です。



○--------------------------------------------------------------------------------
しょ だ 投稿者:金沢  投稿日:11月29日(月)21時36分44秒

やあ ようこさん お久しぶりです。松江でもそのような言い方はありますよ。
つまり「しょ が わり」をあからさまに言わずに、含みのある言い方でごまかす言い口のことです。奥野さんの言われるとおり、この辞書にも「しょしー = 軽いいじめ」であげられています。

ほかにも「こーじょな = (口上な)口先だけ、口上手な」大東でいわれる「いーこと = 言うだけで実がない」なども同じ用法でしょう。




--------------------------------------------------------------------------------
しょ 投稿者:おくの  投稿日:11月29日(月)21時12分50秒

ようこさん。お久しぶりです。(^^ゞ
平田では「性が悪い(いじわる、ずるい、性格が悪い)」という意味で使いますよ。
出雲弁の泉辞書には不適切な登録ですが「しょだ」で載っていますよ。

では、では、m(__)m






--------------------------------------------------------------------------------
久々に疑問です 投稿者:ようこ  投稿日:11月29日(月)20時17分24秒

『しょ』という言い方を(性格)で紹介されています。
勿論、その性格という意味で 「け あのしは しょ が わりて えけんがー」というように言いますが
そのほかにも、インチキというような意味合いで使っていたように記憶していますがいかがでしょうか?
「けー そげん しょ しーだねわねー」 (もう そんなに インチキ しないでよ)
「だいたい あのし は しょ だがー」 (だいたい あの人は インチキ だよね)
 



--------------------------------------------------------------------------------
さらさ  さらて 投稿者:金沢  投稿日:11月29日(月)19時37分42秒

新雪のことを 大東では「さらさ」八雲では「さらて」というそうです。どなたか確認をお願いします。

--------------------------------------------------------------------------------
まいつこ  さらて 投稿者:やまが  投稿日:11月29日(月)17時42分0秒

「まいつこ」の“つ”は大きい「つ」です。
「まいつこだったのー。あんまー、えばってばっかー、おーけんだわ。まいつこまいつこ」
ちょっと厭なやつが失敗したときなどに使います。

「さらてしこく」は「さらて + しこく」ですから、
勿論、「さらて = 新雪」も方言だと思っています。
「けさは、さらてしこいて、でにゃえけで、よーね、えらかったわ」
これを略して、「けさは、さらてで、よーね、えらかったわ」
で使うこともあります。

他の新しい物を「さらて」ということはないと思います。
「さら」「まっさら」でなら使いますが。



--------------------------------------------------------------------------------
すこ  さらて 投稿者:金沢  投稿日:11月29日(月)00時03分36秒

そうです、その「負けたスこだの」の「スこ」です。
ただし、私は「〜シこ」が原語であって「〜スこ」の方が訛っていると考えていますが。
松江はわりあい「ウ段」を発音するのです。「オしがオまえた = 牛が生まれた」にはなりません。「まいつこ」の「ツ」は「正音」ですか ? 促音ですか ?
私には奇妙に聞こえます。

「さらて = 新雪」は一つの方言ではありませんか ?
「雪」に限らず「新しいもの」を一般的に「さらて」と言われているのなら別ですが。
それとも「さらてこく」「さらてしこく」があるから新語ではないと考えておられるのですか ?



--------------------------------------------------------------------------------
すこ 投稿者:やまが  投稿日:11月28日(日)23時42分33秒

金沢さん、そうでしたか!
「まいすこ」「まいしこ」…いや〜、「し(す)こ」だったんですね!
「きょは、横綱が負けた、しこだの」の「しこ」ですよね?

今日は新発見の日です!勉強になります。
ちなみに、私のところでは「まいすこ」でも「まいしこ」でもなく、
「まいつこ」です。




--------------------------------------------------------------------------------
すこ 投稿者:金沢  投稿日:11月28日(日)22時37分45秒

やまがさん 「まいシこだ = ざまーみろ」は松江人だと「まいスこ」と書きたくなります。
よく聞くと「シこ」と発音している場合でも言っている当人は「スこ」と言っているつもりなのです。



--------------------------------------------------------------------------------
こたえんばん 投稿者:金沢  投稿日:11月28日(日)22時32分25秒

これは高校の時に覚えました。あるいはスラングかもしれません。
「こたえん = たまらない」に「〜ばん」をつけて「たまらないの巻」とでも言いましょうか名詞にしたものです。
「魁皇が横綱相撲で寄り切ったでや も こたえんばん !」⇒「魁皇が横綱相撲で寄り切ったよ もう たまらないの巻だね」。ご存じないでしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
あっつー  おもすこ 投稿者:やまが  投稿日:11月28日(日)22時26分55秒

「あっつー」は、私のところでは「あち」、または「あっちー」ですね。
蜂に刺された時などに使います。

「おもすこ」は初めて聞きましたが、ある意味でカルチャーショックを感じてます。
私のところでは、登録済みの「おもしか」で使いますので、
こういう言い方もあったのか!と。



--------------------------------------------------------------------------------
かじっぽ  あっつー  おもすこ 投稿者:金沢  投稿日:11月28日(日)22時10分25秒

広戸本によりますと出雲での「いたどり」は「さじっぽ(既載)」のほか「がじっぽ、かっぽん、しっぽん、かっぽん、たじ・・・」があるとされ、私が呼んでいた「すかんぽ(既載)」は他の地区ではありますが出雲の例としては書いてありません。だいたいにおいて野草の呼び名は全国的に非常に多くあるのが普通です。
そこで「かじっぽ」ですが「がじっぽ」の濁りがないだけで、ところによってはあると思います。確認はできませんが採用してもよいと思うのですが。
同じ松江でも橋北と橋南では違うものだと感心しております。

「あっつー」は共通語ではないでしょうか。小説やドキュメンタリーでは普通に遣われている言葉だと思います。「痛い !」の感動詞風な言い方としてはごく普通だと思います。
「あっちっ」と訛るのも同じ共通語だと思います。
なお松江では「あっチ」と訛らずに「あっツー」が普通です。火傷の際も同じですね。

「おもすこ」は言います。既載の「おもしか = 思い切り」と同語ですが、松江では「おもスこ」のように割合「ウ段」は発音します。
【おもすこ】⇒【おもしか】の添え見出しでお願いします。






--------------------------------------------------------------------------------
だんだん だんだん 投稿者:おくの  投稿日:11月28日(日)21時50分33秒

「あっつー」を確認いただき、ありがとうございました。
私は聞いたことがないのですが松江と湖陵で使われていたんですね。(^^ゞ
年代の差なんでしょうか?地域の差なんでしょうか?出雲弁の分布は面白いですね。(^^ゞ
「あっつー」は共通語の痛いと同じ意味ということでしょうか?

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日:11月28日(日)21時01分5秒

以前 蜂などに刺さされたときなど、瞬間激痛がはしるときなどに「あっつー」でなく「あっちっ」と言いましたし、聞きました。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:おくの  投稿日:11月28日(日)18時11分5秒

松江出身の清水さんからお寄せ頂いた語彙ですが私では確認できませんでした。
ご存じの方いらっしゃいますでしょうか。(^^ゞ

「かじっぽ」  すっぱい味がする 早春の草
        ・ すかんぽ いたどり と同義語

「あっつー」 ・・・・・・あいた  
   用法 : <あっつー !! 釘ふんでしまったわ>

「おもーすこ(おもすこ)」・・・・・思い切り、大変に、心のいくまで
  用法 : こんやは金曜日だけね おもすこ のんじゃらか とおもっちょうわや。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
さい 投稿者:やまが  投稿日:11月26日(金)22時57分1秒

私のところでも、「つらら」は「さい」です。
「こざさら」「さいぼ」は聞いたことがないような気がします。

もりやまさん、復活おめでとうございます♪
また、貴重な出雲弁を聞かせてください。




--------------------------------------------------------------------------------
よかったですね(^^ゞ 投稿者:おくの  投稿日:11月26日(金)19時16分43秒

もりやまさん。
2週間ぶりの復旧、おめでとうございます。 \(^o^)/
どうした、かげんだったのでしょうかね。
この書き込みも復旧記念に残しておきます。(^^ゞ

では、では、また、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
テスト 投稿者:もりやま  投稿日:11月26日(金)19時09分44秒

システムを復元してみました。書き込み成功したら、奥野さん お手数ですが消して下さい。



--------------------------------------------------------------------------------
さらさ 投稿者:おくの  投稿日:11月26日(金)18時53分14秒

平田には新雪に該当する出雲弁が無いよう思いますが・・・・。
さらさらとした粉雪を「こざさら」と言います。
”つらら”は「さい」「さいぼ」ですが地域によって違う言い方が有るように思いますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さらさ 投稿者:やまが  投稿日:11月25日(木)11時40分44秒

私のところでは「さらて」ですね。
新雪が積もっていて、まだ人や車が全然通っていない状態のことです。

ちなみに、この雪を掻き分けながら歩くと、
登録済みの「さらてしこく」になります。
雪の季節…もうすぐですね。



--------------------------------------------------------------------------------
てしこだい 投稿者:遠藤  投稿日:11月25日(木)09時19分34秒

確認場所は大東です。
さて、そろそろ雪の季節となりましたが、新雪のことを
さらさ と言いますが、他の地域ではどうですか。



--------------------------------------------------------------------------------
てしこだい 投稿者:おくの  投稿日:11月24日(水)19時22分11秒

「てしこだい」を確認頂きありがとうございました。
未確認語彙の場合は確認頂いた方の労をねぎらう意味や、使用地域が限定的な場合が考えられるので採取者の名前[地域]と確認者の名前[地域]を載せています。確認場所は大東ということでいいのでしょうか。(^^ゞ

平田でも「たりすー(る)」は聞いたことが無いように思います。「腹の足しになーもんはねか」ぐらいでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
てしこだい 投稿者:遠藤  投稿日:11月24日(水)17時54分4秒

久しぶりです。この間帰っておりましたら
未確認語彙の「てしこだい」にを使う人が
おって、初めて聞いたもんでおべましたが、
確かにありますことを確認しました。
勝手にという意味です。



--------------------------------------------------------------------------------
たりすー(る) 投稿者:やまが  投稿日:11月24日(水)17時40分58秒

「たりすー(る)」は、聞いたことがないように思います。
私のところでは「たーねなー」です。
「まんだ、なれんけんだども、あんぐぁい、え、たーねなーますがね」

逆に、「なんのたーねだーならん」になると、↓の「ぜんねならん」と
同義ですが(^^;)



--------------------------------------------------------------------------------
たりすー(る) 投稿者:金沢  投稿日:11月23日(火)23時56分0秒

「たり = 足し」は既に登載済みですが。「たりする = 人手間として助けになる」という使い方がいかにも出雲弁風で好きなのですが いかがなものでしょうか ?

「こな子も卒業しましただけん こーから ちた たりしてごしましょぞね」⇒「この子も卒業したのですから これからは 少しは(家業を)手伝ってくれるでしょうよ」。

【ぜんねならん】
共通語 (文にもならぬ) 役に立たない、つまらない
用 例 こなじゃ ぜんねならんでや
用例訳 あいつじゃ 役に立たないよ
採取者 金沢[松江]
--------------------------------------------------------------------------------
ぜんねならん 投稿者:やまが  投稿日:11月23日(火)18時10分1秒

「ぜんねならん」は、言いますね。
「こなじゃ、ぜんねならんで」

「せぎわう」は、【せぐ(せぎ)】【せーじょ(ー)】の登録がありますので、
これらとの兼ね合いでしょうか?
「〜 がいにせぎあうもん だけん 〜」
あう ←→ わう



--------------------------------------------------------------------------------
ぜんねならん 投稿者:金沢  投稿日:11月23日(火)17時13分46秒

「銭にならない」つまり「文にもならぬ = 役に立たない、つまらない」というほどの意味で遣います。
「あーけ しゃんことができんだかー ぜんねならんのー」⇒「えーもー そんなこともできないのか 役にたたんのー」。これは松江でも「ぜんね〜」です。現代の慣用句かもしれません。
--------------------------------------------------------------------------------
せぎわう 投稿者:金沢  投稿日:11月22日(月)13時53分29秒

「天神さんはせぎわっちょっただらね」「あい おーせぎまんせぎで わたしゃほにょって とおから拝んできたわね」⇒「天神さん(のお祭り)は混んでいただろうね」「はい
大にぎわいで私は遠くからやっと拝んできましたよ」。
「せぎわう = 賑わって人が込み合う」。「せきあう = 人がひしめき合う」という古語
はありますが「せぎわう」は広辞苑にもありません。




--------------------------------------------------------------------------------
教えて聞かす 投稿者:金沢  投稿日:11月22日(月)13時32分17秒

やまがさんのおっしゃるとおりでこれは「教えて聞かす」だと思えるようになりました。
これを「おっしぇかいて〜」と訛るのは出雲弁特有の言い回しだと思います。
ただ、「えってかす」との違いは「おっしぇかす」が「言い聞かす」という意味しかないのに比べて「えってかす」は完全に「教える」という意味で遣うということではないでしょうか。
「ギターをえってかいてごしない」というようにです。
「おっしぇてきかせちゃー」だと「教え聞かす」という言葉の単なる訛りになるような気がするのですが ?




--------------------------------------------------------------------------------
あらら 投稿者:やまが  投稿日:11月22日(月)00時40分26秒

↓擦れ違いました(^^;)



--------------------------------------------------------------------------------
おつしえかしえー 投稿者:やまが  投稿日:11月22日(月)00時38分56秒

清水さん、横からですみませんが、間に「て」はありませんでしたか?
「おっしぇてきかせちゃらか」→「おっしぇてかしぇちゃらか」
これなら、確かにありましたが・・・。



--------------------------------------------------------------------------------
おっしぇかしぇー 投稿者:金沢  投稿日:11月22日(月)00時16分30秒

わかりました ! つまり「云って聞かす」と同じく「教え(て)聞かす」という複合動詞があったということですね。
しかし、はじめて聞きました。 やまがさん が 確認してくれるかもしれませんね。
出雲弁は丁寧過ぎますねー。



--------------------------------------------------------------------------------
おつしえかしえー 投稿者:清水  投稿日:11月21日(日)23時59分51秒

用例 : なんで あいまちしたか おっしえかしえ ちゃらかー!!
      < 何で怪我したか教えてやろうか>
用例は先日、上記の通り、掲示した通りですね。
<教え、聞かせてやろうか>という二つの動詞を組み合わせたくどい(丁寧な?)言い方だったと思います。私は文法には詳らかでは無く他動詞云々は判りませんが、結局<言って聞かせる>と同じ言い方だと思います。思い違いの言葉では有りません。子供時代に使った記憶が有りますから。よしんば私の思い違いであってもそれはそれで良いのではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
おっしぇかす 投稿者:金沢  投稿日:11月21日(日)23時10分22秒

「おっしぇかす ⇒ 教えかす」という他動詞があったとおっしゃるのですか ?
ちょっと信じられませんが用例を少し教えて頂けませんか ?
別にケチをつけようというわけだはなく、知っておきたいからですが。気を悪くされないようにしてくださいよ。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本 投稿者:清水  投稿日:11月21日(日)21時14分17秒

えってかせー・・・日常良く使う<言って聞かせる>の転、訛り。
おっしえかしえーは他に知ってる人が出てくるまで保留ですね。
↓の <しと、じなし、じねんご> は初耳、流石ですね。<しっぱしっぱ> は 
<すっぱすっぱ>、<じっかじっか>は<じくじく>と同意味だと思います。状態を表した言葉と思いますから議論不要ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日:11月21日(日)19時13分57秒

・じっかじっか:針のような物が刺さったときの痛覚の形容
「くーのえががたったら、じっかじっかして、えけんとまっしゃい」

・しっぱしっぱする:粘りけがない、中身が充実していない
「このみかんは、しっぱしっぱしちょーがの。えつ、かたやつかい」

・しと:日本髪の下部のふくらみ、つと(包み)
「しとのはった、え、かみ、えっちょっちゃったのー」

・じなし:極端に大きい
「じなしもん」で使います。
「かぼちゃの、じなしもんができての、ま、みてごいた」

・じねんご:竹に実の付いたもの
実というより花ですね。訳としては「花や実のついたもの」が適切だと思います。
「ことしゃ、じねんごがついたが、たけがかれーじよ」



--------------------------------------------------------------------------------
どんじょ 投稿者:金沢  投稿日:11月21日(日)17時18分39秒

たしかに「○ん○」と云いやすいように「ん」をいれた語はゴマンとありますね。
ただ、引例された「みんたぶら」は「みミたぶら」の「ミ」が「ん音便化」したものでしょう。
「どんじょ」という言い方があったことは疑えないと思います。ただ私が聞いたことがない、といったまでです。悪く思わないでください。

「おっしぇかしぇー」は おそらく清水さんの思い違いで「えってかしぇー = 云って聞かせる ⇒ 教える」ではありませんか ? 「わしにも ギターえってかいてごしない」⇒「僕にもギターを教えてください」。本辞書には「えってかす」で登載されています。
--------------------------------------------------------------------------------
ぶんぶ こーこ・・エトセトラ 投稿者:清水  投稿日:11月21日(日)16時50分26秒

金沢さん やまがさん有難うございました。

<ぶんぶ> vs <ぼんぼ>・・・発声の微妙な違いのみ。同じですね。
<こーこ>・・・・確かに何処でも・・国語辞典にも<こうこ>で掲載。東京でこーこつけと言ったら<おしんこ・・お新香?>。かんこは初耳でした。
<どんじょ>・・・ごんぼ、みんたぶら、どんべ、まんだ 等と同じように <ん>を挟む事によって言い易い様に訛った言い方でしょうか。
・・・・・・
・・・・・・<おっしえかしえー>は松江方面で一般的な言い方でしようか?

広辞苑・・<方言も女房言葉も載せて・・>確かにそうだと思います。本辞書に既収録の<こん>を魚の数え方と知り、出雲言葉の奥ゆかしさと心豊かな気分を抱いています。






--------------------------------------------------------------------------------
こーこ   投稿者:金沢  投稿日:11月21日(日)12時18分31秒

たとえば「こーこ」ですが、これも女房言葉ですが落語にも出てくるようにかなり普遍化している言葉のようです。私は準共通語とみたいのですが・・・。本辞書には「かんこ」で登載されています。「どんじょ」ははじめて聞きました。



--------------------------------------------------------------------------------
広辞苑 投稿者:金沢  投稿日:11月21日(日)12時07分52秒

清水さん 広辞苑には方言も女房言葉も載せています。つまり広辞苑に載っている言葉が一概に共通語とも方言とも云えないわけです。
たとえば「いっこん = 一喉」は女房言葉でも一般に遣われているとは思われないし、「おなら」は女房言葉でも普遍化しています。つまり、すべてこちら側の識見によるしかないわけです。難しいところです。
ですからここで取り上げられた言葉はあくまでも候補であって、後に制作者による審査を経てはじめて登載が決まるという仕組みにしてあります。



--------------------------------------------------------------------------------
こーこ えーぼし 投稿者:やまが  投稿日:11月20日(土)23時44分5秒

「こーこ」「えーぼし」は、私のところでも使います。
特に、えーぼしの響きがいいですね。

「おめー」は「おめる」で登録済みです。
「ぶんぶ」は「ぼんぼ(2)」で登録済みです。



--------------------------------------------------------------------------------
広辞苑・・ 投稿者:清水  投稿日:11月20日(土)23時28分44秒

広辞苑に記載の用語の扱いはどのようにするか・・・。この記載の扱いの基準のようなものが必要ではないでしょうか。
先日取り上げた <おし・・・漬物用の重し>、別に取り上げた<おめー(うめるのなまった言い方)・・・お湯を冷ます>等等。広辞苑記載を標準語、共通語として扱うと辞書に収録済みもかなり見直しが必要です。
私は広辞苑記載の出雲言葉でも<意味や用法が異なる言葉>のみを方言として登録していくのが良いと思っています。



--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:11月20日(土)21時10分39秒

「いっこん」そんなところにありましたか ! 汗顔のいたりです。

槇野本ですが、「しっぺのこっぺの」は既載の「しっぺこっぺ」と同語でしょう。
「じねんほっとく」は「自然に任せてほっておく」で、あまりにも理詰めであることから方言というより普通の慣用句に属すような感じがします。

「しとむ」⇒「帆が風をしとんで〜」「凧を風がしとみやすい形に整える」というように遣います。広辞苑にはこの「しとむ」はありません。方言なんですねー。

問題は「しのる」です。「しぬる」が法則通りに訛っただけなのですが・・・「鮒を洗面器やなんやにいれーと じき しのーでや」。
「しのー(る)」はいかにも異様な訛りです。理屈抜きで採用としたいですね。

【しとむ】
共通語 (風を)はらむ、(風が)たまる
用 例 凧はのー 風がしとんやにヒゴを曲げちょかなえけんわの
用例訳 凧はねー 風をはらみやすいようにヒゴを曲げておかなくてはいけないよ
採取者 槇野[平田]
記録者 (金沢:松江)

【しのー(る)】
共通語 死ぬ
用 例 こらこら フナごを洗面器やなんやで飼ったててじきしのーでや
用例訳 こらこら 小鮒を洗面器などで飼ってもすぐに死ぬよ
採取者 槇野[平田]
記録者 (金沢:松江)




--------------------------------------------------------------------------------
色々 投稿者:清水  投稿日:11月20日(土)20時36分2秒

 ・こーこ、こーこつけ・・・・大根漬け
  用例 : こーことってごしえや。めすねのせておいかけてくーけん。
    < 大根漬け取ってくれよ。ご飯に乗せお茶漬けでたべるから。
   
 ・ おめー・・・<風呂>の温度を下げる
   用例 : あちーつ!! ふろおめなはいられへんわ!!
     <熱い・・ 風呂の温度を水で下げないととても入られないよ>
 ・ ぶんぶ・・・ふろ(風呂に入る)・・幼児言葉
   用例 : 〜ちゃんふろねはってかじえふかんやねのくもってあがらこい
     < 〜ちゃん風呂に入って風邪ひかないように温もって上がろう
   
 ・ どんじょ・・・・・・・・・どじょう
   用例 : あしこにどんじょがおーわ。ぬーぬーしちょーけんちゃんとつかめや!!。
   <あそこに ドジョウが居るよ。ぬるぬるしてるからシッカリト捕めよ。
  ・ えーぼし いーぼし ・・・煮干又はいりこ
    用例 : めそしーにはえーぼしがいっちえわね。
      < 味噌汁の出汁取りには煮干が一番ですよ> 
  ・ おっしえかしえー・・・・教えてやる
    用例 : なんで あいまちしたか おっしえかしえ ちゃらかー!!
      < 何で怪我したか教えてやろうか>







8 どんじょ・・・・・・・・・どじょう
9 えーぼし いーぼし ・・・煮干又はいりこ
10 おっしえかしちゃらか・・・・教えてやろうか
--------------------------------------------------------------------------------
いっこん 投稿者:おくの  投稿日:11月20日(土)20時16分12秒

広辞苑には
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いっ‐こん【一喉】
(魚の)1匹。1尾。狂、鱸庖丁「鱸三喉のうち、―洗へと言へ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こん【喉】
 (女房詞) 魚。
 魚を数える語。こう。平治物語「一―の魚を獄中に投げ入れけるに」
 こう(喉)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とありますよ。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:11月20日(土)20時10分57秒

槙野本からです。
ご存じの言葉が有りましたら用例をお願いいたします。

・しだり:払い残し金
・しちもちする:ぐずぐずして仕事がはかどらない
・しちらっぱな:A取り散らす様 Bし放題な
・じっかじっか:針のような物が刺さったときの痛覚の形容
・しってんてん:〔幼〕足をばたばたすること
・しっぱしっぱする:粘りけがない、中身が充実していない
・しっぺのこっぺの:あれやこれや
・しと:日本髪の下部のふくらみ、つと(包み)
・しとむ:風が溜まる、風が押す
・しどろな:不揃いな、不整な
・じなし:極端に大きい
・しなりしなり:しゃなりしゃなり
・しなんする:庭木や盆栽の剪定をする
・しにる:皮下出血して青くなる
・しねこざら・しねこだな:膝坊主
・じねんご:竹に実の付いたもの
・じねんほっとくに:徐々に、ひとりでに
・しのる:死ぬ
・しばい:酸味がきつい
(P153まで)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
いっこん 投稿者:金沢  投稿日:11月20日(土)19時51分48秒

おくのさん 有り難うございます。助数詞とあるからには生魚を数えるのにも遣う、ということなのでしょう。漢字を当てれば「一根」でしょうか。

【いっこん】
共通語 (魚を数える時の助数詞) 一匹
用 例 「鯛のいっこんづけが出ての・・」「そら 豪儀なことだったの」
用例訳 「鯛の尾頭付きが出てね・・」「それは豪勢なことだったね」
採取者 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
いっこん 投稿者:おくの  投稿日:11月20日(土)16時53分34秒

島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)に「魚を数えるときの助数詞」とあります。使用地域は石見部全域、出雲部は出雲、隠岐は西郷・五箇でだと記載があります。

古い話で申し訳ありませんが、まつさん。「とーたもんだね」を使います。先ほどの島根県方言辞典にも載っておらず・・・・。^_^;

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
いっこんづけ 投稿者:やまが  投稿日:11月20日(土)16時50分4秒

「いっこんづけ」は、聞いたことがないような気がします。
酒席でよく使われる、「お近付きのしるしに、まずは、いっこん〜」の
あの「いっこん」と関連があるのでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
いっこんづけ 投稿者:金沢  投稿日:11月20日(土)16時10分13秒

清水さん こんにちは 「いっこんづけ」はさほど変わった言い方ではありません。
雲伯地帯に広く分布している言葉です。「鯛の尾頭付き」というと豪勢に聞こえますが鰯も鰺も「いっこん」です。生の魚を数える数詞ではないと考えられ、料理にのみ用いられる言葉だと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
いっこんづけ 投稿者:清水  投稿日:11月20日(土)02時19分6秒

金沢さん こんばんわ
松江出身ですがいっこんづけは判りません。いっこん・・一献?。酒、肴に出す肴としたらかなり高級な一匹付の料理だと思います。まして鯛ですから豪勢な料理だったのでしょう。松江は街中・・・大橋周辺の街中と周辺・・・北部、南部では大分言葉が違うと感じています。ですから、一献付けも街中言葉で有るのかも・・?と興味深く拝見しました。でも洒落た松江言葉と思います。




--------------------------------------------------------------------------------
いっこんづけ 投稿者:金沢  投稿日:11月20日(土)00時43分21秒

よずく の 鳴き声はやはり「ホーホー」なんですね。その「ホー」にかけて「ノリツケホーホー」などとしゃれて聞くわけですね。

ところで「魚の尾頭付き」のことを「いっこんづけ」と云いませんが ?
{
「今夜は 鯛のいっこんづけかや ごうせいなもんだね」。



--------------------------------------------------------------------------------
ほーほ のりつけ ほーせ ごろつけほーせ ちんちん ちゅんちゅん 投稿者:清水 長岡京  投稿日:11月20日(土)00時30分57秒


のりつけほーせ・・・ ほーほ。 
皆一緒と思います。ちょっとふくろーの種類が違う・・啼き方がと言うことだと思いますが。ふくろー、よずく・・・どっちも啼くのは同じ鳥ではないでしょうか。いずれにせよ、ふくろーが啼く明日の朝は天気が良い事を示唆していました。

私の旧住家・・松江の前の森からは<ほーほー、のり
つけほーせ><ほーほー ごろつけ ぽーっぽー> と言うように聞こえていました。

ここん とこは 感覚の話ですから・・・学者先生の話まで出さずに楽しんで会話しましょう。





--------------------------------------------------------------------------------
みみずく 投稿者:やまが  投稿日:11月20日(土)00時09分35秒

ふくろう&みみずく、同じ仲間ではありますが、種類が少し違います↓。
耳があるように見えるから、みみずくのはず・・・
http://www.kamoltd.co.jp/fuji/frameowl.html

ふくろうの鳴き声は「ほーほー」ですね。
これは聞いたことがあります。
--------------------------------------------------------------------------------
よずく の鳴き声 投稿者:金沢  投稿日:11月19日(金)22時55分49秒

やまがさん 「よずく」つまり「みみずく」の鳴き声を聞いたことがないですと ? 
ありゃどこにもいるものではありませんか ? 私ですら子供の時松江でも聞いたことが
あるような気がしますが。たしか「ホー」だったような。 



--------------------------------------------------------------------------------
てれつくぽっぽ 投稿者:やまが  投稿日:11月19日(金)22時40分1秒

まつさん、こちらこそ失礼しました。
「てれつくぽっぽ」は、私は聞いたことがありませんでしたので、
タイトルの「ててぽっぽ」で書いてしまいました。
説明不足でした。すみません。

「ちんち」は、仰るように「ちゅんちゅん」の訛りだと思います。
私のところでは、「きゅ、しゅ、ちゅ、にゅ」など小さい「ゅ」のつく
発音が一切ありませんでしたので。

「のりつけほーせ」は、話には聞いたことがありますが、
残念ながら、本物の鳴き声を聞いたことがありませんので
はっきりとは言えませんが、多分、みみずくの鳴き声では
ないかと思います。
○--------------------------------------------------------------------------------
てれつくぽっぽ 投稿者:まつ  投稿日:11月19日(金)20時09分42秒

やまがさん、私が小さいときに聞いた言葉は「てれつくぽっぽ」でした。
「ててぽっぽ」は、出雲弁辞書に載っていた言葉で、それを読んで小さいときを思い出して書き込みました。
文章がまずくて申し訳ありません。

あと、梟や雀はあいまいな記憶のまま書き込んでしまったので自信がありません。
やまがさんのおっしゃる「ちんち」は、「ちゅん ちゅん」の出雲弁訛りということでしょうか。

幼児語で、鳴き声をその動物を表す言葉として使いますね。
たとえば、「わんわん」は犬ですし、「ちゅんちゅん」はさえずる小鳥のことになりますね。

それで、山鳩が「てれつくぽっぽ」と鳴くというのは、うちの親の創作なのか他でもそんな言い方をしておられる所があるのか気になったので、書き込みさせてもらいました。



--------------------------------------------------------------------------------
のりつけほーせ 投稿者:金沢  投稿日:11月19日(金)17時28分19秒

広戸先生の「出雲方言とその周辺」に「ふくろう」の鳴き声のことが書いてあります。
まず「ふくろう」は出雲地域全般で「よずく」だそうです。西伯では「ごろくと」、岡山では「ふくろ」、山口では「ふるつく」というのだそうです。
さてその鳴き声ですが、出雲ではだいたいのところが「ノリツケホーセ」で「ソロットコーカ」というのもあるそうです。子供を叱る時に「ヨズクがソロットコーカえってくーけん」などと云ったそうです。石見では「ノリツケホーソー」が一般的で、山陽側では「ボロキテホーコー」が多く「ムギハウレタカ コドモハマメナカ」などというところもあるようです。
「よずく」の鳴き声は私の記憶では「ホーホー」だったように思いますが、こんなリズム感のある鳴き声なのですか ?



--------------------------------------------------------------------------------
ててぽっぽ 投稿者:やまが  投稿日:11月18日(木)22時41分55秒

まつさんの「ててぽっぽ」は、私のところでは「ててっぽっぽ」です。
「ほーほ」は「ほっほ」になって、微妙に違います。

しかし、「ちょんちょ = 雀」にはちょっとビックリ・・・
私のところで「ちょんちょ」と言えば蝶々で、
雀に限らず鳥類は「ちんち」(幼児語)になります。
言葉って面白いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
ててぽっぽ 投稿者:まつ  投稿日:11月18日(木)20時39分30秒

山鳩として記載されています。
たぶん、鳴き声からきたものだと思います。

うちの親が言っていたのですが、私が小さいとき「てれつくぽっぽ」と言っていました。
「ほーら、てれつくぽっぽ が ほえちょーわ」
「ほーら、山鳩が 鳴いているぞ」

鳴き声から来る言い方はいろいろあると思います。
梟は、ほーほ と言っていたような気がします。
雀は、ちょんちょ だったかな?

てれつくぽっぽ と言う言い方を去れるところは在りますか。?



--------------------------------------------------------------------------------
さかみずがはしる 投稿者:金沢  投稿日:11月18日(木)20時10分35秒

槇野本では「こちらからつくすべき礼を先に先方からされること」などと味わい深い意味が示されていますが、さすがに松江ではそのような意では遣いません。もっと直裁的で
「さかみずが はしる」は松江では単に「胃液が逆流する」という意で遣います。
胃液の逆流とは「吐くまでではないが胃液が喉元や口までかえり、ツーンとした何とも言えぬ痛みを伴う」あれです。



--------------------------------------------------------------------------------
ごずがさんしたやに 投稿者:金沢  投稿日:11月17日(水)23時41分33秒

これは初めて聞きました。第一ハゼの産卵の状況はあまり知られていませんし、もちろん宍道湖畔で育った私ですら見たことも聞いたこともありません。お母さんはどこのお方なんでしょうかね。一時代古い出雲弁をご存じのようです。お母さんのお話をもっと聞かせてください。

松江と八雲は近いから方言も同じ・・・という考え方は、方言の分野としては考えものですよ。私の今までの経験では、松江と八雲は確かに方言圏としては似たところも多いのですが、八雲の方がはるかに古い言葉を残しているのに対して松江の方は新陳代謝がすすんで滅んだ言葉が多い、と言えます。
「きのこくま みたいに〜 = 緊張でがちがちになった状態」「べくにんさん = 比丘尼からきた言葉で、女を蔑視した べく の他に、女の子のかわいらしさを表すほめ言葉にも用いられる」「わがんでなし = 身体的欠陥のある人の話をする場合の枕言葉」・・・
これらは八雲に残っていた言葉です。八雲は古い出雲弁の宝庫のようなところです。




--------------------------------------------------------------------------------
はしれだま おおばこ おんばく 投稿者:清水  投稿日:11月17日(水)22時18分43秒

はしれだま・・・<はしれー>は既収録ですが(栗のイガがはしれー、栗の実がはしれー>など パンクする状態を表現したものですよね。このはしれにたまが付いたものだと思います。おんばくやおおばこも八雲と松江は近い所なので同様言葉が多いと思います。

所で ・・・母が昔
<ごず が さんしたやに・・いっぱい> と良く言ってました。この言葉聴いた事ありますか? ごず<はぜ?> さん<産卵>だと思いますが・・・・・。
用例は判りませんが、はぜが産卵した時のように辺り一面にいっぱい何かを散らかして・・と言う様な意味でしょうか? うろ覚えです。お聞きに成った事有れば教えてください。



--------------------------------------------------------------------------------
はしれだま  雨に〜 投稿者:金沢  投稿日:11月17日(水)19時01分59秒

「はしれだま」やまがさん から出てましたね。

【はしれだま】
共通語 かんしゃく玉
用 例 バン ! なんだーはしれだまかや おびゃかすなや
用例訳 バン ! なんだ かんしゃく玉かい おどかすなよ
採取者 やまが[八雲]

【雨につけられる】
共通語 (傘を持たずに出かけた際)雨に出くわす
用 例 傘もってでだったら け 雨ねつけられて えらい目だったわ
用例訳 傘を持たずに出かけたら もう 雨が降ってきてひどい目にあったよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
雨につけられる 投稿者:やまが  投稿日:11月17日(水)17時42分45秒

「雨につけられる」、使いますね。
「きょは、傘持ってでだったら、け、雨ねつけられて、よーね、えらいめだったわ」

清水さん、「はしれだま」の確認、ありがとうございました。
やっぱり、あったんですね!



--------------------------------------------------------------------------------
雨につけられる 投稿者:金沢  投稿日:11月17日(水)13時51分32秒

傘を持たずに外出した際に雨に遭うことを「雨につけられた」と云いませんか ?
--------------------------------------------------------------------------------
とう 投稿者:今岡  投稿日:11月17日(水)00時41分24秒

使いますよ。「あすこに、え柿が熟れとーに、手がとわんわ。」、「け、そこに、まさげな栗があーね、とわんか。」などと使います、加茂でも。「届く」「達する」の意ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
はしれだま 投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)23時25分8秒

私の方では(つまり橋南地区)ではまともに「かんしゃくだま」でしたが。

「こむし」蟯虫もウンカも「小虫」ではありますが・・・少し普遍的過ぎではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
とう   投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)23時18分49秒

「とう」は やまがさんの おっしゃるとおり「届く」です。山陽側でも「とう」「とわん」は遣われています。
「お前の せ(背)じゃ とわんわの」⇒「お前の背丈では届かないよね」。
安来、雲南で遣われていないなんて信じられませんね。
こだまさん いかがでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
未確認語彙集より 投稿者:清水 長岡京  投稿日:11月16日(火)23時14分4秒

未確認語彙集より
・こむし・・・・・ Aギョウ虫、十二指腸虫 Bうんか
 用例・・・よんべ 尻かいちょったが、こむしでもまわっちょっただわ。
 松江で母がよくこむしを使っていました。回虫が大きい比べて小さい虫を言ったものだと思います。
はしれだま・・・・これも松江時分(子供頃)使っていました。
 用例・・・パン!! <何だかいの?・・・・ はしれだま なげただが。



--------------------------------------------------------------------------------
とう 投稿者:おくの  投稿日:11月16日(火)22時49分11秒

「とう(ー)= 届く」・・・・。なるほど、一番しぜんですね。
納得です。
使用地域は平田、松江、八雲・・・・。その他の地域ではどうでしょうか。
岡田本(安来地方)、友定本(奧出雲の言葉)に載っていないのですが・・・。
本当に使われていないのでしょうか。

では、では、書き込みをお待ちしております。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんだね 投稿者:やまが  投稿日:11月16日(火)22時36分26秒

「とーた(とた)」ですが、「とう(ー)= 届く」「とわん = 届かない」
ではないでしょうか?
「とーたもんだね」=「届いたものではない」→「とても足りない」
編集済



--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんだね 投稿者:おくの  投稿日:11月16日(火)22時05分59秒

確かに、共通語も適切じゃありませんね。用例も蛇足でした。^_^;
ご指摘ありがとうございました。
「とーたもんだね」・・・・「とーた(とた)」ものじゃない。
「とーた(とた)」は何でしょうかね?

では、では、m(__)m






--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんだね 投稿者:やまが  投稿日:11月16日(火)21時57分23秒

私のところでも使いますよ。
もっとも、長音が取れて「とたもんだね」になりますが。
訳ですが、金沢さんのご意見に賛成です。

ちなみに、辞書の用例では「どとーたもんだね」になっています。
訂正をよろしくです(^_^;)




--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんだね 投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)21時56分35秒

松江でも遣いますとも・・。味わいのある方言だと思います。どちらかというと「感動詞」に近いような気がします。



--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんだね 投稿者:おくの  投稿日:11月16日(火)21時53分25秒

そげそげ、「とーたもんだね」です。
金沢さん。ありがとうございました。
ということは、松江では使うということですね。(^^ゞ

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
とーたもんね ?  ながて ほか 投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)21時49分16秒

横から失礼します。槇野本に「とーたもんね」はありませんが ? 「とーたもんだね」
なら既載です。ただし、直訳で「たりない」とするのは味きなく、槇野本の「たまったもんだない」の方が適訳です。せめて「とても足りないよ」なら言い得ていますが。

清水さん 有り難うございます。

【ながて】
共通語 手長えび
用 例 ばんにになったー ながてとーにえかこい
用例訳 夜になったら 手長えび獲りに行こうよ
採取者 金沢[松江]

【おし】
共通語 (主として)漬け物用の重し石
用 例 つけもんにおししちょいてごいた
用例訳 漬け物に重し石を乗せておいてくれよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:おくの  投稿日:11月16日(火)20時57分38秒

未確認語彙を確認いただき、ありがとうございました。
大変助かります。
「ごぎ」は「イワナ」として確認されていますが、皆さん聞いたことがあるということで、用例を作って頂けなかった言葉です。^_^;

「とーたもんね」は槙野本以外の岡田本、友定本に載っていないのですが、皆さんのところでは使っていらっしゃるでしょうか。やまがさん。児玉さん。森山さん。いかがですか。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
未確認語彙集より 投稿者:長岡京・・・清水  投稿日:11月16日(火)20時31分4秒




未確認語彙より
下記の通り考えますがいかがでしょうか。

・ごぎ・・・・岩魚
   ごぎ又はこぎ・・・これは確かに奥出雲地方で言われています。松江では知りませ   んでしたが最近横田出身の友人と一献交わしたとき話が出ました。岩魚でではな    く、あまごの固有種のようです。
・おし・・・・確かに松江では使っていました。漬物におしのせちょいてごせ。また、本    の綻びを糊付けしたときも同様に<本の上におししちょいてごせ>とかも言いま    した。
・ながて・・・これも確かにこの通りです。むしろ<てながえび>は使わず<ながて、な    がてえび>でした。 
    用例 ・・え雨が降ったけん楽山のねきのえんて(堰堤)ねながてつーにいかこ         い。がいねつれーげなわ。 




--------------------------------------------------------------------------------
わらー(う) 投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)16時59分19秒

「膝が笑う」は辞書にも載っている普遍語ですが、「ネジなどが甘くなってゆるむこと」などを指して「わらう(ー)」と云いませんか ?
「かなんだや ネジがわらってしまって ござっちょーがの」⇒「これはなんだい ネジがゆるんでしまってダメになっているよ」。



--------------------------------------------------------------------------------
のみ(平坦調) 投稿者:金沢  投稿日:11月16日(火)14時18分23秒

「こんやは ちょっこのみがあっての・・・」⇒「今夜はちよっと(酒の)飲み会合があってね・・・」。こんな言い方は他にもありそうですが東京でも云いますかね ?
今岡さん どうでしょうか ?
--------------------------------------------------------------------------------
のぼせ 投稿者:やまが  投稿日:11月15日(月)17時32分57秒

登録済みの「のぼせもん」は使いますが、私のところでは、
「○○きちがい」で使うことが多いような気がします。

今岡さん、ありがとうございます!




--------------------------------------------------------------------------------
のぼせ 投稿者:金沢  投稿日:11月15日(月)15時29分50秒

「のぼせ」は「のぼせる」の連用形でなんてこともないわけですが、出雲弁ではこれを「○○きちがい」「○○狂」などの「マニア」を意味する名詞句として使うと思いませんか ? 「パチンコのぼせ」「釣りのぼせ」「盆栽のぼせ」・・・etc 

「よーに うちんしの パチンコのぼしゃ 困ったもんですわ」⇒「もう 主人のパチンコきちがいは困ったものですわ」。
「おじじは 骨董のぼせでしてね〜」⇒「おじいさんは骨董マニアでしてね〜」
「〜のぼせ(の にアクセント)」は趣味の範囲でしか使わず「酒のぼせ」「女のぼせ」などとは使わないようです。



--------------------------------------------------------------------------------
したおこす 投稿者:金沢  投稿日:11月14日(日)22時02分58秒

それにしてもま、「したおこす」とはまた えらい直裁的な そのー 言葉ですねー。
わかーやしわねー。



--------------------------------------------------------------------------------
したおこす 投稿者:今岡  投稿日:11月14日(日)19時27分35秒

やまがさん、そのとおりです。和牛を数年前まで飼っていた我が家でもよく使っていました。



--------------------------------------------------------------------------------
せわしね 投稿者:金沢  投稿日:11月14日(日)15時29分35秒

「○○ない」という言葉は否定形ではなく一種の強調形になりましょうか。
広辞苑に「接尾語 〜ない = 形容詞について強調の意を表す」」とあり「せわしい ⇒ せわしない」「せつい ⇒ せつない」などが引用されています。

「しびーない」の「ない」は「痺れ萎える」の「なえる」で否定形の「〜ない」ではありません。



--------------------------------------------------------------------------------
すねこ せわしね せわしない 投稿者:清水  投稿日:11月14日(日)13時57分44秒

しねこ すねこ すねこばーじは母が普通に松江でも使っていたと思います。・・・ばーじと近いすねこばちは記憶残っていません。

せわし・・・いそがしい(既収録)  が有りますが、松江では (せわしない せわしね) といってました。この(ない)が付くのと付かない・・・同じ意味でも言い方が違うのはなぜでしょうか。 別ですが (しびれ)に対し 既収録の(しびない)も(ない)の有無が有りますが。



--------------------------------------------------------------------------------
しねこばち 投稿者:金沢  投稿日:11月13日(土)14時40分56秒

臑のことを「しねこ」「しねこばーじ」のほかに「しねこばち」と云いませんでしたかいね ?



○--------------------------------------------------------------------------------
えなげしゃ わりき 投稿者:清水  投稿日:11月13日(土)09時29分48秒

おはようございます。
そうです。割り木は国語辞典にある共通語でした。またえなげしゃも組合わせ言葉の範疇ですね。




--------------------------------------------------------------------------------
えなげしゃ  わーき 投稿者:金沢  投稿日:11月13日(土)06時35分35秒

しみずさん おはようございます。
「わりき ⇒ わーき」は共通語のような気がいたします。またこの程度の訛りでは「単純訛り」で取り上げるとキリがないので採用してはおりません。

「えなげしゃ」も「えなげすーと」もはおっしゃるとおり「もしかすると」の意となります。「えなげ」も「〜しゃ」も既載語ですからこれまた「単純組語」になります。残念ながら採用とまではゆかないようです。
「組語」であっても相当の「慣用句」である場合はもちろん採用されるのですが。



--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:清水  投稿日:11月13日(土)00時57分3秒

わりき・・・・・蒔き
 用法 ・ ふろたくけん わーきたたいてごせよ
 解釈・・・風呂焚くからわりをきっておいてくれ
えなげしゃ・・・・えなげすーと と同意語です。子供次第に、<えなげすー>と
 同じ意味につかっていました。<えなげ>と<もしや>の組み合わせの言葉だったのでしょうか
--------------------------------------------------------------------------------
かせて  かして 投稿者:金沢  投稿日:11月12日(金)00時05分9秒

「かせる、ふえる、かえる〜・・・etc」のように母音で「○エる」となる動詞は下一段活用といいます。つまり「エ段が不動のまま活用する」ところから「ウイウエオ」の中央「ウ」より一段下の「エ」をとって「下一段(しもいちだん)活用」といいます。
ですから「かせる」の連用形は「かセて」が本来の活用語です。
これを「かシて」というようになったのは戦前からのことで、おそらく全国的に広がっていると思います。






--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:11月11日(木)23時38分46秒

「したこ」「したのくち」は既載ですね。
「した(を)さす」は云いますね。用例はやまがさんのとおりです。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の・・ 投稿者:やまが  投稿日:11月11日(木)23時03分32秒

・したをおこす:牝牛が発情する
「えらい、おしがほえーが、したおこいた、かいの」
文字では「したを〜」ですが、「を」は、ほとんど発音しません。

・したをさす:(食物が腐敗して)舌を刺激する
「この魚は、したさすがの、やめちょいたが、えじ」
これも「を」は発音しません。

・じたじた:Aじめじめ B雨が降ったり止んだり C雨の降る中を濡れながら歩く
Aじめじめで使います。
「梅雨じぶんは、え、んなかが、じたじたして、えけんがの」

・じたずく:じめじめしてくる
「おしこんの中が、じたずくやんなって、えけんとまっしゃい」

・じたじーて:じめじめして
「じたずいて」の訛りだと思いますが・・・



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:11月11日(木)21時38分33秒

槙野本からです。
ご存じの言葉が有りましたら用例をお願いいたします。

・したをおこす:牝牛が発情する
・したかた:A下流の人 B(葬儀などの)台所の手伝い人
・したがつく:動物に種が付く
・したくぐり:影でこそこそする
・したのくち:最低
・したこ:子分
・したをさす:(食物が腐敗して)舌を刺激する
・じたじーて:じめじめして
・じたじた:Aじめじめ B雨が降ったり止んだり C雨の降る中を濡れながら歩く
・したしとぎ:口内炎
・じたずく:じめじめしてくる
・したした:雨の降る中を濡れながら歩く
(P151まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
貸せて 貸して 投稿者:清水  投稿日:11月11日(木)20時53分3秒

金沢さん 有難うございます。
貸せて・・・・と 下一段活用するということは無いと思っていましたので。と言うか京都に来て若い折<貸せて>と言ったら周囲から笑われてしまって心の中に変なコンプレックスみたいなものが有りまして。文法には詳らかではないのですが、動詞には五段活用、下一段(二段?)活用の・・・・。つまり根は同じでも活用が異なるものがあると・・・。日本語は難しいです。



--------------------------------------------------------------------------------
すもーとりくさ 投稿者:清水  投稿日:11月11日(木)19時57分6秒

広辞苑を引くと<すもーとりくさ)はスミレ、こうして調べて行くと遣った事もないスミレをすもうとりくさ・・。面白いものです、おんばく、おおばくが松江での呼称でやまがさんとは地理的に近いので同じと思います。おおばこのみを<すもーとりくさ>と思っていました。さらに、みやこ<れんげ>やだんごばな<くろーばー>なども束ねて勝負に使っていました。確かにすもーとりくさでは固有のものを特定できないかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------------
おおばこ 投稿者:おくの  投稿日:11月11日(木)19時50分5秒

平田でもオオバコを使っていました。
茎をもみほぐししなやかにしてから相撲を取っていました。
児玉さん。
先日購入した「島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎編)」に児玉さんご兄弟のお名前が調査協力者として載っていましたよ。すごいですね。広戸先生にお会いになったことが有りますか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
すもーとりくさ 投稿者:やまが  投稿日:11月11日(木)19時21分48秒

話を戻してすみません。
みなさんが仰っている「すもーとりくさ」ですが、私のところでも、
「おおばこ」「クローバー」「すみれ」の全てで草相撲をしました。
ただ、どれも「すもとーぐさ」とは言わなかったような気がします。
ちなみに、「おおばこ」は「おんばく、または、おーばく」
「クローバー」は「ぼくそー」です。

「ぼくそー」は、茎が柔らかいので勝負が速いです。
「すみれ」は、花の下部の曲がったところを互いに組み合わせて引っ張ります。
繊維質の茎が強くて相撲らしくなるのは、やっぱり「おんばく」でした。



--------------------------------------------------------------------------------
水が出らん 投稿者:金沢  投稿日:11月11日(木)14時23分6秒

連続ですみません。
「方言楽の館」というサイトを見てください。主宰者の岩城浩之先生(言語学)は「講義棟」でこういっておられます。
「一段活用から五段への変化」、下一段活用の「出る」は「デない、デよう、デて、デる、デる、デれば、デよ」です。ところが出雲弁ではどうなりますか「水が出ラん、外へ出ラか、水が出る(ー)、出る(ー)時、お前がでラおらも出ー、お前が先に出レ」となりますね。
つまり活用部が変わって「ル」のところで活用するようになります。もう一つ「出リ」という形があれば「五段活用」になります。
これを先生は「一段から五段への変化」と云っておられるようです。



--------------------------------------------------------------------------------
下二段の活用 〜シて 投稿者:金沢  投稿日:11月11日(木)13時43分6秒

しみずさん こんにちは 「貸せて、貸して・・・」どちらも間違いとはいえなくなりました。
「見せる、貸せる、任せる、・・・」など、所謂下一段動詞「〜せる」の活用は戦前から変化したと云われています。
正しい活用は おっしゃるように「見セない、見セよう、見セて、見セる、見セる、見セれば、見セろ」とあくまでも活用語幹は「セ」です。
しかし三番目の連用形「見セて」は近代にいたって「見シてくれ」「見シてみろ」・・・
と「シ」に変わってきたと云われています。つまり「一段活用」とは言えなくなりました。
さすがにNHKのニュース番組では聞きませんが、ドラマやインタビュー、などでは日常的に
使われるようになりました。
ですから「見して〜、貸して〜」は今は正用となりました。
以前このページで貴方と同じ疑問を私も投げかけたことがあります。それからあれこれ調べてみたら「貸して〜」が正用になっていることがわかりました。
言葉というものはたとえ誤用であってもそれが通用しさえすればやがては正用になってしまいます。



--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:しみず 長岡京  投稿日:11月11日(木)07時33分5秒

ひじり しんざい 収録すみでした。撤回します。
ほーこさん の食べ方として餅に入れるのも初めてお聞きしました。なるほどと思います。わたしは 昭和20年生で、TVが普及し民放も多くなって標準語が広まりつつ有った世代ですので<出雲弁>改めて学ぶ事ばかりです。

・ <それ貸せてごさんか?>・・・・<貸してごさんか>
  <こないだ貸せちゃったがな>・・・<こないだ貸してやったじゃないか>
  <貸せて>は文法的に誤りで<貸して>が正しい言い方。松江では<貸せて>
が普通に使われていたような気がします。これは方言なのでしょうか?それとも誤用でしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
 ↓ 訂正 ほーこさん 投稿者:金沢  投稿日:11月11日(木)01時41分37秒

 ↓ の「ほーこさん」の用例訳の「ほーこさん」は誤り、「ははこ草」が正しい。



--------------------------------------------------------------------------------
すもとりぐさ  ほーこさん 投稿者:金沢  投稿日:11月11日(木)01時39分9秒

「草相撲」をする野草はいろいろあるようですね。私の方ではもっぱら「うまごやし = クローバ」でした。仁多の こだまさん のところでは「スミレ」だそうです。
つまり「すもとりぐさ」で取り上げると収拾がつかなくなるおそれがありますね。

「ほーこさん = ははこぐさ」は私は知らないのですが、広戸先生の「出雲方言とその周辺」に出雲北部では「ほーこさん」とありますから間違いありません。
「すいば」があるところには「すかんぽ = いたどり」もありましたね。よく食べたものです。

年代が違うのかもしれませんね。私は昭和6年生です。 

【ほーこさん】
共通語 ははこ草
用 例 きょの餅にゃほーこさんいれてみーか
用例訳 今日のお餅にはほーこさんを入れてみようか
採取者 清水[松江]
記録者 (金沢:松江)




--------------------------------------------------------------------------------
野草 投稿者:やまが  投稿日:11月10日(水)20時33分39秒

「ほーこさん」は、私のところでは「はこ」(アクセント平板)です。
茹でて、よもぎの代わりに餅や団子に入れたりします。

「しんざい」、確かに、うさぎやにわとりの餌にしていましたね。
登録済みです。(訳:スイバ)

「ひじり」は、「へじり」で登録済みです。
私のところでは「へじー」ですが、おひたしにすると結構イケますよ。
編集済



--------------------------------------------------------------------------------
野草 投稿者:清水 長岡京  投稿日:11月10日(水)19時06分19秒

金沢さん
こんばんわ じがボール も ひっかけズックも松江出身ですが分かりません。世代の違いからでしょうか。



ほーこさん・・・・・標準和名<ははこくさ、または(おぎょう  ごぎょう)>
      春の七草 黄色い小さな花が咲く あくが強くトテモ食べられないです
しんざい・・・・・・    <ぎしぎし>
      大振りの葉っぱでウサギに食べさせたりした記憶があります
すもーとりくさ・・・    <おおばこ>
ひじり・・・・はこべ
     春の七草、健康に良いとの事で青汁を飲みましたが、これも青臭く
     あくが強いです。
      茎を相手方と絡ませて引っ張り合い、切った方が勝ち
上記はいずれもあぜ道や日当たりの良い所に有ります。
松江では上の様なよびなでしたでした。



○--------------------------------------------------------------------------------
ヅガボール  ひっかけズック 投稿者:金沢  投稿日:11月10日(水)18時47分41秒

ほんと 登録済みでしたね。
出雲弁の話ではありませんが。ボールでふと思い出しました。軟式野球で使うゴム製のボールのことを「ズガボール、ジガボール」略して「ジガ」といっていませんでしたか ? 

ズック靴の踵の部分を踏みつぶしてスリッパのように履くことを「ひっかけズック」と云っていました。
女の先生 ⇒ 「金沢さん またあんたが ひっかけズックしちょーなーわ」。
--------------------------------------------------------------------------------
かずれー 投稿者:やまが  投稿日:11月10日(水)18時25分47秒

「ボールかずれちょくだで、みんなあーかや」
「かずれー」は使いますが、登録済みです。



--------------------------------------------------------------------------------
かずれる 投稿者:金沢  投稿日:11月10日(水)13時10分55秒

子供時代のことです。昭和十二〜十六年ごろ私は小学生でしたが。「かぞえる」を「かずれる」と云っていたことを思い出しました。
「ラ行」を発音しない出雲弁で わざわざ「かずれる(ー)」など信じ難いでしょうが本当のことです。

ガキ大将 ⇒ 「おらのとったおんじょはちゃんとかずれてばんしちょれよ」 子分 ⇒ 「あい」 ⇒ 「俺の捕ったヤンマは しっかり数えて 守っておけよ」「はい」。
完全に戦前のことですからねー ご存じないかも。



--------------------------------------------------------------------------------
取り消し  つねがね 投稿者:金沢  投稿日:11月 9日(火)16時54分42秒

 ↓ 「つねがね」は既載でした。取り消します。



--------------------------------------------------------------------------------
つねがね 投稿者:金沢  投稿日:11月 9日(火)13時07分42秒

「つねがね = いつも、平素から、普段から」
社長訓辞 ⇒ 「つねがね わしが えってかいちょーやに お客さんは大事にせにゃ えけんでや」⇒「いつも 私が教えているように お客さんは大切にしなければいけないよ」。
この「つねがね(常予)」は広辞苑、大辞林には載っていません。



--------------------------------------------------------------------------------
ふたーがけ 投稿者:金沢  投稿日:11月 9日(火)01時06分24秒

やまがさん 思い出して頂いて有り難うございます。
実は、多くの方の確認が頂けるものと思っていたのが案外的はずれだったことに少し驚いていたのです。
この「〜がけ」は「〜かけ(和語の数詞についてその掛け目をあらわす)」の連濁したもので「がっしょがけ」「二十の八がけは十六」の「〜かけ」です。

【ふたーがけ】
共通語 二人がかり
用 例 このいしゃもてけん ふたーがけだないと もそべんでや
用例訳 この石は重たいから 二人がかりでないと 運べないよ
説 明 この「〜がけ」は「和語の数詞についてその掛け目を表す言葉 = 〜かけ」の
連濁したもの。
採取者 金沢[松江] 



--------------------------------------------------------------------------------
ふたーがけ 投稿者:やまが  投稿日:11月 9日(火)00時04分47秒

「二人がけ(ふたーがけ)」ですが、実は前回提出された時から
なぜか心に引っ掛かるものがありました。
で、今回、やっと思い出しました。
ありました!

使われるのは、かなり高齢の人達だと思います。
「きょは、ばばさんと、ふたーがけで、だいこ(の種を)まいたとまっしゃい」



--------------------------------------------------------------------------------
せわがでー 投稿者:金沢  投稿日:11月 8日(月)21時30分19秒

そうです 「せわが出る」です。だから提出したわけですが、たぶんこれは「せがでー」と「せわがやけー」との混交と思われ、明らかに誤用です。

でも立派に通用するところがミソです。「せわがでーことですねー」「せわがでますねー」 面白いでしょう。

いつだか提出した「二人がけ = 二人がかり」も、つい理詰めで考えると「ふたーがかー」になりますが、「二人がけでもそんでごいた」は出雲各地にあると思っています。



--------------------------------------------------------------------------------
せがでー 投稿者:やまが  投稿日:11月 8日(月)20時09分3秒

「せわがでー(る)」ですか?
私のところでは「せがでー」です。
ちなみに、世話が付けば「せわ、やかっしゃーね」になります。





--------------------------------------------------------------------------------
せわがでー(る) 投稿者:金沢  投稿日:11月 8日(月)18時35分53秒

これは「精が出る」との混交によるものでしょうか。松江では「あさとーから えらい せわがでーことだね」⇒「朝早くから えらく 元気なことですね」。
という使い方をします。皆さんのところではどうですか ?




--------------------------------------------------------------------------------
えとこどー 投稿者:やまが  投稿日:11月 7日(日)22時46分51秒

「え(ー)とこどり」、使います。
わたしのところでは「えとこどー」ですが。

人の手柄を横取りしたり、美味しい場面になると登場して来る
要するに、要領のいい人のことですね。
--------------------------------------------------------------------------------
え(ー)とこどり(ー)  のどがはしかい 投稿者:金沢  投稿日:11月 7日(日)19時52分42秒

「え(ー)とこどり」はて、どのように訳したらよいのでしょうか。
物質的なことより「立場」や「態度」で「自分に都合のよい方をとる性質」のことのような気がします。「自分本位」とでもしておきましょうか。

「こなにゃ きーつけよ えーとこどーだけん」⇒「あいつには気をつけろよ 自分本意
な行動をとるやつだから」。

「のどがはしかい」はおっしゃるとおり「はしかい」がありますし、一般的に「喉が むずかゆい」とも云いますから撤回します。



--------------------------------------------------------------------------------
のどがはしかい 投稿者:やまが  投稿日:11月 7日(日)17時32分51秒

>「かぜがえったしこで のどがはしかいてえけんわ」
「そら、えけんのー、ま、こしらかさんやね、のくんして、はやなおすが、えで」

とまあ、会話はさておき、「のどがはしかいー」は言いますね。
私のところでは、「はしかいー」の最後の長音が取れて、「はしかい」になります。

ただ、「はしかい」が登録済みですので、訳語を調整したほうが
いいかもしれませんね?



--------------------------------------------------------------------------------
のどがはしかいー 投稿者:金沢  投稿日:11月 7日(日)15時28分6秒

「かぜがえったしこで のどがはしかいてえけんわ」⇒「風邪ひいたらしくて のどがいがらっぽくていけないよ」。
「のどがはしかいー = いがらっぽい」 いいますよね。



--------------------------------------------------------------------------------
 ↓ 訂正 そ(ー)ぞすー 投稿者:金沢  投稿日:11月 7日(日)15時22分2秒

 ↓ 表題の【そ(ーぞ)すー】 は誤り 【そ(ー)ぞすー】が正しいです。



○--------------------------------------------------------------------------------
そ(ーぞ)すー  〜だことの 投稿者:金沢  投稿日:11月 7日(日)15時19分19秒

【そ(ー)ぞすー】
共通語 騒ぐ
用 例 こら ! おきゃくさんがきちょってだけん あげんそぞすーだねが !
用例訳 こら !  お客さんが来ておられるから そんなに騒ぐんじゃない !
採取者 やまが[八雲]

【〜だことの】
共通語 〜だの、〜だなどと、〜だなんて
用 例 けさんなってかー 休ませてごせだことのえったてて こまーがの
用例訳 今朝になってから 休ませてくれだなんて云っても 困るんだよ !
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
〜だことの 投稿者:やまが  投稿日:11月 6日(土)22時24分45秒

「〜だことの」、使いますね。
「けさねなってかー、よがあーけん、休ませてごせだことのいーだけん
よーねけ、こまーがの。きんにょでも、えっちょいてごしゃ、えだども・・・」



--------------------------------------------------------------------------------
〜だことの 投稿者:金沢  投稿日:11月 6日(土)18時18分8秒

「だまってきいちょらえきんなーさがって えまんなってかー見合いはやだことの 恋愛がえだことのいーさがって 親にも顔てーもんがあーてことがわからんだか !」⇒「黙って聞いてりゃいい気になりやがって今になって見合いはいやだだの恋愛がいいだなどと云いやがって 親にも面子があるってーことがわからんのか !」

「えらい目にあわせーとまえの せきんなってかー 月末はかねがねけんはらえんだことの えってきさがって こっちゃあーがなけな手形がおとさえんがな !」⇒「ひどい目におわせてくれるの 年末になってから 大晦日は金がないから支払えない だなんて云ってきやがって こっちはあの金が入らなきゃ手形が落とされないよ !」。
「〜だことの = 〜だの、〜だなどと、〜だなんて」主として相手をなじる場合に使うように思うのですが。



○--------------------------------------------------------------------------------
しこだま 投稿者:もりやま  投稿日:11月 5日(金)19時55分41秒

「しこだま」子供の頃、年寄りが使っていました。「しこだま」の意味が「げんこつ」とは、この歳まで知りませんでした。子供が使いに行き駄賃やおやつを貰わずに帰ると「しこだまだーごさえんだったか」と。「しこだま」とはアメ玉か簡単なおやつぐらいに思っていました。使いに行き「げんこつ」を貰ってはたまりません。皮肉って言っていたとおもいます。



--------------------------------------------------------------------------------
三カ寺 投稿者:金沢  投稿日:11月 5日(金)18時49分20秒

ふーむ その方がわかりやすい、そのものズバリですもんね。
「三ぶつ、五ぶつ」はなんかもったいをつけた言い方に聞こえます。それに和尚さんを「仏」になぞらえるなんてバチがあたーますね。



--------------------------------------------------------------------------------
三カ寺 五カ寺 投稿者:やまが  投稿日:11月 5日(金)17時40分4秒

三仏、五仏は、聞いたことがないような気がします。
私のところでは、三カ寺、五カ寺と言っています。
もっとも、五カ寺というのは相当金持ちの家でしょうが・・・
--------------------------------------------------------------------------------
三仏 五仏 投稿者:金沢  投稿日:11月 5日(金)12時00分30秒

出雲弁の話ではありませんが、葬式の時に「引導をわたす 和尚さん」が三人の場合は「三仏(さんぶつ)、五人の場合は「五仏(ごぶつ)」などと云いませんか ?
あれは全国的な言い方でしょうかね ?
「たいしたもんだの ごぶつ だでや」などと参列者の中からつぶやきが聞こえます。



--------------------------------------------------------------------------------
しこきあげー 投稿者:金沢  投稿日:11月 4日(木)23時41分54秒

なんだ つまり「しごきあげる」のことですか。「濁りがとれただけ」の共通語のような・・・。
「しごく = 長いものを手であつかう」⇒「槍をしごく」⇒「締め上げる、つるしあげる、鍛える」
共通語じゃありませんかね。




--------------------------------------------------------------------------------
しこきあげー 投稿者:やまが  投稿日:11月 4日(木)23時23分32秒

しこきあげー、補足です。
訳は、「つるしあげる」が適当だと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日:11月 4日(木)21時47分55秒

しこな
用例  井戸平左衛門公は知らんでも「しこな」の芋代官はみんなが知っちょうね。
用例訳 井戸平左衛門公は知らなくても、あだなの芋代官は皆知っているね。
でどうでしょうか。
ししょーでら
湖陵あたりでは「ししょーじ(寺)」で使われています。



--------------------------------------------------------------------------------
牧野本の・・ 投稿者:やまが  投稿日:11月 4日(木)21時36分14秒

・しこきあげる
「しこきあげー」で使います。
「こなは、なまいきだけん、えっぺん、しこきあげちゃらにゃ、えけんの」

・しこきあるく
「しこきあろく」で使います。
野山をというより、草や木を擦るようにかき分けながら歩くことです。
「あちこち、しこきあろいて、やっと、笹とって来たとまっしゃい」
(笹巻きの笹です)
ちなみに、登録済みの「さらてしこく」の「しこき」です。

・しこける
「しこけー」で使います。
「こなしは、えらい、しこけちゃったが、どこぞ、わりこたねだらか」

・しこだま
「こら、しゃん、わりことばっかーしちょーと、しこだま、だで」

「まーこった」は、使われていないようですね。
勿論「まーた」も使いますが、それを強調した言い方です。



--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:11月 4日(木)21時30分11秒

槇野先生の掲載語は 奥が深すぎて 太刀打ちができません。
今回は全部わかりません。皆さん お願いします。

「しこな = あだ名」は相撲の「しこ名」でしょうかね ?



--------------------------------------------------------------------------------
まーた等 投稿者:おくの  投稿日:11月 4日(木)20時11分7秒

平田も「まーた」です。
「まーこった」は記憶に無いように思います。

槙野本からです。
ご存じの言葉が有りましたら用例をお願いいたします。
・しこきあげる:人を口でひどくやっつける
・しこきあるく:野山を擦るように歩く
・しこける:やせ細る
・しこだま:げんこつ
・しこって:無理して
・しこてつ:たくさん
・しこな:あだな
・しこばる:押し通す、意地をはる
・しじ:Aみす、すだれ Bすのこ
・しじゃ:駄目、失敗
・しじゃくー:駄目になる、失敗する
・ししょーでら:旦那寺
・じずいて:真面目に
・したえきな:腰が低くおごり高ぶらない人の形容
(P150まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
まーこった他 投稿者:今岡  投稿日:11月 3日(水)21時32分28秒

「まーこった」ですか、くワいしき知りません。初めて耳にする言葉です。私は出雲弁辞書にも掲載されている「まーたで」(まるごと)しか使ったことありませんがねー。

「かー」ですか。確かに例題にあるように「餌をやる」という意味(狭義)と普通の「飼育する」の二つあるように思います。後者の例として、「おしかとーもんだけん、なかなか旅行やなんかいえかれでのー。」とは実父のよく口にする言葉でした。出雲地方の人は両者を上手く使い分けていると思いますよ。



--------------------------------------------------------------------------------
まーこった 投稿者:やまが  投稿日:11月 3日(水)16時58分30秒

「まーこった」のアクセントは前半にきます。

節分に、のり巻きの丸かじりをするようになったのは近年のことです。
用例でも「えまんごら 〜 げなの」としておきましたが、
それだけ、寿司屋、スーパー、マスコミ等のPRが効いたと
いうことではないでしょうか?
スーパーの折込チラシにも必ず載せていますよね。



--------------------------------------------------------------------------------
まーこった 投稿者:金沢  投稿日:11月 3日(水)15時13分29秒

はて ? はじめて聴きますが ? 感じはわかります。
アクセントは「マーコった」「まーコった」それとも平坦調。

それに「巻き寿司」をまるごと食べる習慣が出雲にあったのですねー。米子で聞いたことはありますが出雲でもそーなんだ。
--------------------------------------------------------------------------------
まーこった 投稿者:やまが  投稿日:11月 3日(水)11時48分0秒

丸ごとの意味です。
「えまんごら、節分にゃ、まきじし、まーこったで、くもんだげなの」

辞書の「ま」の項を見ていましたが、なかったので提出してみました。
使いませんか?



--------------------------------------------------------------------------------
か(ー)  そーぞ 投稿者:金沢  投稿日:11月 2日(火)20時41分37秒

牛馬を「かう = 飼育する」ならごく普通の共通語ということになりますが、遠藤さんの
提示はの趣旨は、(牛馬に)餌を与える行為に限定して「かう」というのは方言ではなかろうか、ということです。余所では普通どういいますかね。「(餌を)やる」でしょうか。
すこし共通語とスレスレのところかもしれません。
これは 奥野さんに「保留語」にして頂いておいて、後に合議する、ということでいかがでしょうか。

【(牛馬に)かー】  保留語
共通語 (牛馬に)餌をやる
用 例 おら おしか(ー)てかーえくけんの
用例訳 俺は牛に餌をやってから 行くからね
説 明 牛や馬を「飼う」なら普通だが出雲では「餌をやる」ことそのものを「かー(飼う)」という。
採取者 遠藤[大東]
記録者 (金沢:松江)

「そーぞ」 「こら そげん そーどすーだねが !」は云われましたね。
でも「そーぞ」と引っ張りますね。「そぞ」とは云われなかったような。なんせこちらは
叱られる側でしたからね。



--------------------------------------------------------------------------------
かー 投稿者:こだま  投稿日:11月 2日(火)20時03分51秒

飼う が かー ですね。飼育全般を含めて言いますね。
「おらーちょっと他にいくけん お前 牛ーかーちょいてごせよ」
「ぎばんでかーても なんぼだー 銭にゃーならんだけんのー」
 など




--------------------------------------------------------------------------------
かー 投稿者:もりやま  投稿日:11月 2日(火)19時04分1秒

牛も飼っていましたが、飼育農家同志で、「だ繋場(牛繋場)」に牛を連れ出し、いろいろ意見交換しました。「おー、毛艶がええーは、なかなかよー"かー"てあーなー」と飼育や管理のことを「かー」といいます。



--------------------------------------------------------------------------------
かう(ー) 投稿者:やまが  投稿日:11月 2日(火)18時35分6秒

牛に餌をやる意味での「かう」、私のところでも使います。
表記としては「かー」ですね。
「おし、かちょかにゃ、えけん」「おら、おしかてかー、えくけんの」
ちなみに、私のところでは「かって」「かーて」とはならず、「かて」です。
発音が同じ「買う」でも一緒です。
「タバコ、かてきてごせ」

関連して、↓の「そぞ」ですが、金沢さんの「おおそーぞ」から
「おお(大)」を取った「そーぞ」そのものです。
もしかしたら、他地区では「そーぞ、すーだね」で使われているかもしれません?
私のところでは長音がなくなって「そぞ」です。




--------------------------------------------------------------------------------
かう 投稿者:金沢  投稿日:11月 2日(火)17時20分33秒

そういえば 馬だか牛だかの食欲の盛んな状態をみて「この馬 かいが えのー」⇒「この馬は(食欲があって) 元気だねー」などと云うのを聞いたことがあります。

ま 私にはわからない分野のことなので やまがさん もりやまさん お願いします。
家畜の「かい」の使い方についてです。




--------------------------------------------------------------------------------
たち貝 投稿者:金沢  投稿日:11月 2日(火)15時04分4秒

「たち貝」で検索してみますと、広島県のどこかのサイトでしょうか。
「川にいる 大きな たち貝 を焼いて食べる」とあります。
しみずさん あれ 食べられるんですかね。



○--------------------------------------------------------------------------------
飼う 投稿者:遠藤  投稿日:11月 2日(火)12時12分52秒

金沢さん、はらめめぞの用例ありがとうございました。
「おらへんかや」よりも「かっとらへんかや」の方が
はらめめぞっぽいのですがどうでしょうか。
などと考えていると、「飼う」という言葉が気になって
まいりました。はらめめぞの例では飼育するという意味で
すが大東では、牛などの家畜(犬猫は除く)に餌をやるこ
とを飼うというのです。一般的な「飼う」は餌をやって
飼育することですが、餌をやることだけをとって飼うと
言います。用例で言いますと「ばんげになったけん、牛
かってこらなえけん」というものです。広辞苑を調べる
と飼うで餌をやることが出てますが、用例は万葉集などと
なっており、どうも古語らしいのですが、これは方言な
のですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
からすがい 投稿者:遠藤  投稿日:11月 2日(火)08時32分43秒

からすがいは前に提案したところ、ゴビウスにも
その名で展示があり、標準和名だと分かったことが
ありましたが、「たちがい」という呼び名は知りま
せん。多分、貝がたてしに川底に刺さったように
なっているからでしょう。希少種の川真珠貝がたてに
なっているのを写真でみたことがありますが、それは
非常に綺麗なところに棲息するものなので、違うと思いま
す。いずれにせよ、私はたちがいを見たこと、聞いた
ことがありません。すみません。



--------------------------------------------------------------------------------
そぞ 投稿者:やまが  投稿日:11月 1日(月)22時46分0秒

「そぞ」のアクセントですが、頭の「そ」に来ます。
--------------------------------------------------------------------------------
そぞ 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)22時35分45秒

「そぞ」ですか。はじめて聞きましたが。「アクセント」どうなっているのでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
そぞ 投稿者:やまが  投稿日:11月 1日(月)21時39分37秒

金沢さんの「おおそーぞ」で思い出しましたが、騒ぐという意味の「そぞ」がありました。
正しくは「そうぞう」でしょうが、出雲弁では「そぞ」です。
「こら、お客さんがおらっしゃーね、そぞすーもんだね、が」

ら行の音が長音になる出雲弁ですが、共通語の長音は消えてしまうことがあります。
面白いですよね。




--------------------------------------------------------------------------------
誤用  富士の白雪 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)21時28分41秒

あまりにも有名ですからご存じかと思いますが。ことのついでに世に有名な誤用の話です。
「お座敷小唄」という歌謡曲がありますよね。♪ 富士の高嶺に降る雪も〜  のあの歌です。あの歌の中に「〜雪に変わりはないじゃなし〜」とありますね。
つまり「京都の雪も」「ポント町の雪も」も「同じ雪」と作者は云いたかったわけです。
ところが「雪に変わりはない ことは ない」なんのことはない「二つの雪は 違ったものだ〜」と云ってしまったのです。

この明らかな誤用はいくら歌われても消えることはありません。この唄が歌い続けられるかぎり作詞者の○○氏は冷や汗をかいておられることでしょう。




--------------------------------------------------------------------------------
ちらかさんやに 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)20時53分23秒

私ばかり登場してごめんなさい。なんせヒマなもんで。
清水さん こんばんは 「ちらかさんやに してごせよ」は肯定文ですから誤用ではないでしょう。「ちらかさないように してくれよ」でそのまま正用ですね。
「みやかさんやに〜」は「なくさない・・・ない の ない〜」ですから本来否定文です。否定文を肯定形で結んだわけですから本来的に「誤用」といえるのではないでしょうか。

「たちがい」あの「巨大なしじみ貝みたいなやつ」でしょうか。その貝は遠藤さんがご存じのはずです。

遠藤さん 助けてください。



--------------------------------------------------------------------------------
みやかさんやに 投稿者:清水・・長岡京  投稿日:11月 1日(月)19時57分30秒

金沢さんばんじますてにゃー。
みやかさんやに・・・よーわかーますで。<みやかす・・・みえるようにする。><さん・・・しない(否定)>この組み合わせ言葉ですか?。 よーにた言い方で<ちらかさんやに・・・散らかさんやに・・・散らかさないように>があーますが、これも同じ言い回しでしょうか?


それから、昨日伺った<・・・フォロー>有難うございました。
・・・・・
・・・・・
お城の堀に居る大きな貝・・・標準語で<カラス貝>ですが、これを<たちがい・・・立ち貝>と言って川津、南田町の用水路が干上がった時取っていましたが、こんな名称はご存知ですか? 長径30cm程にもなる大きな貝で、泥を吐かせた後、時折食ったいました。
--------------------------------------------------------------------------------
はらみみず 投稿者:もりやま  投稿日:11月 1日(月)18時41分36秒

「はらみみず」意味がすぐ解るところをみると、聞いたり使っていたかも知れませんが、確信はありません。それにしても、思い出しただけでムカつくような「まくり」なる海草の煎じたものを学校でよく飲まされました。戦時中の駆虫薬でした。いつも横道へそれてすみません。



--------------------------------------------------------------------------------
はらめめぞ 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)18時39分39秒

【はらめめぞ】
共通語 回虫(腹みみず の訛り)
用 例 「腹がいてとまっしゃい」「はらめめぞ がおらへんかや」
用例訳 「腹が痛いよ」「回虫がいるんじゃないかい」
採取者 遠藤[大東]
記録者(金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
ぞ  ど 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)18時34分0秒

へー 直下型でしたか 松江でもこなえが。

出雲弁で「ぞ ⇔ ど」はきわめて多いように思いますね。
「どげゾ = どげド」「たじねたんゾく = たじねたんドく」「おおそーゾ = おおそード」「ここーそゾがね = ここーそドがね」「ゾーじもん(野菜) = ドーじもん」
そしておっしゃるように文末詞の「〜ゾ = 〜ド」・・・です。

「ごザっしゃる = ごダっしゃる」なんてのもあります。 



--------------------------------------------------------------------------------
訛り 投稿者:やまが  投稿日:11月 1日(月)18時13分10秒

金沢さん、ご心配頂きありがとうございます。
いや、昨日の地震は直下型だったようで、いきなりドーン、ガタガタ・・・
ビックリしましたが、お陰様で何事もありませんでした。

訛りの変化は難しいですよね。
同じ行内で変化するのはまだ分かりやすいですが、
“〜すーと、いけんぞ”→“〜すーと、いけんど”等、
「ぞ」が違う行の「ど」になる場合もありますよね。
でも、早口で言ってみたり、何回も続けて言ってみると、
なるほど!こっちの方が言いやすいからなと、大体納得出来ます。

「はらめめじ」なら、私のところでも使います。



--------------------------------------------------------------------------------
みやかさんやに 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)18時00分7秒

失礼しました。 ↓ で問いかけた「みやかさんやに = なくさないように」は既載でした。
このページに参加するようになった四年前にこのことです。この「みやかさんやに」で
論争をしかけたことがあります。
「みやかす」というのは「みせる」と同義の言葉ですから、否定形は「みやかさない = みやかさん」ですね。
つまり「みやかさんやに」は「みせないように」の意となります。おかしいですね。
「みせないように してくれよ」と云っていることになります。明らかに誤用です。
正用でいうと「みやかさんやに センヤに してごせよ」または「みやかさんやに すーだナイで」ともう一つ否定が入らないと成立しません。

しかし松江でも「みやかさんやに してごせよ」は立派に通用します。
いくら誤用でもそれが通用すれば「正用」になる、ということを云いたかったのです。
慣用句にはこのような「誤用の正用」がままあります。おもしろいですね。




--------------------------------------------------------------------------------
はらめめぞ 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)17時41分57秒

遠藤さん こんにちわ 「はらめめぞ」は遠藤さんの保留語を引用したまです。
大東で「はらめめぞ」があることに確信はありますけど、松江では「はらみみず」は聞いたことがありませんので残念ながらフォローはできないのです。
槇野本や国語大辞典の方言にも「はらみみず」がないのです。せめて「はらみみず」があれば確定したいと思っています。
今岡さんとこや森山さんとこに あーませんかいね。



--------------------------------------------------------------------------------
はらめめぞ 投稿者:遠藤  投稿日:11月 1日(月)17時11分59秒

以前、はらめめぞを提案したのですが、フオローがなくて
殿堂入りになってます。金沢さんもご存知なら入れても
いいのではないですか。もちろん回虫のことです。
きちゃねはなしですんません。



--------------------------------------------------------------------------------
めえんやになー 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)14時54分1秒

「めえんやんなー」には少なくとも二つの意味があると思います。
一つは、文字通り「見えなくなる」で「夕日が沈んでみえんやんなった」。もう一つは
おっしゃる「(物が)なくなる」の意味です。「わしのメガネが みえんやんなったわ さがいてごせや」。

ついでにお聞きしますが「大事なものだから なくさないようにしてくれよ」を「〜みやかさんやに してごせよ」といいませんか ?



○--------------------------------------------------------------------------------
めめじ  めめぞ 投稿者:金沢  投稿日:11月 1日(月)14時41分10秒

これは出雲弁訛りの根幹にふれる問題です。
なんどもお話したことですが「出雲弁」が「雲伯方言圏」に区分される要因の最大のものに「中舌母音(ちゅうぜつぼおん)」があります。どんな発音でも極端に口の動きを節約する「出雲弁」では「母音」すらいい加減になります。
「中舌母音」とは「イ ⇒ エ」「ウ ⇒ オ」の変化のことを云います。
つまり「牛が生まれた ⇒ オしがオまえた」「早く 行きなさい ⇒ はよ エきない」となるのですが。この原則ですと 遠藤さんの「メメゾ」が適合しています。
「はらめめゾ = 回虫」などといますね。ところが、ここが方言たる所以ですがかならずしも原則どおりにはゆかないようです。
「ぐずぐず しないで〜」を「しちかち せズこに」という言い方がありますよね。これを「〜せズこに〜」と発音しますか ? 「〜せジこね〜」に近く発音する地域が多いんじゃありませんか。少なくとも「原則」にしたがって「〜せゾこね〜」という地域はないのではないでしょうか。「いけズご(いたずらっこ)」は「えけジご」とは云っても「えけゾご」という地域はないんじゃありませんかね。
「ズ」はことに特別な発音語だと思いますね。

このサイトは「早いもの勝ち」にしかしようがありませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁メモ 投稿者:わださか  投稿日:11月 1日(月)13時05分42秒

ふと思ったのですが,物がなくす(所在不明)という意味で「め(み)えんやんなる」といいま
すよね。これは標準語の「見えなくなる」とは違うように思いますが,いかがでしょうか。

加茂では「めめじ」といってます。「じ」は「ず」との中間の発音になっていますが。



--------------------------------------------------------------------------------
めめじ 投稿者:遠藤  投稿日:11月 1日(月)10時20分1秒

めめじの表記にぎもんがあるのですが、大東ではめめぞ
と発音するのですが、他ではめめじですか。すごく言い
にくいと思いますが、ぞではないですか。
さて、おーめめじ(どば)は30センチにはならない。
せいぜい20センチでしょう。大東では「ぺんぺこめめ
ぞ」と言います。はねるからです。おーめめぞといえば、
大雨の後、土中ふかくから現れる親指くらいの太さのやつ
(長さは不明、だらりとしていて全くはねない)のこと
はなんといいますか。
つつきばりですが、あれはなんと言ったか、いま記憶を
手繰っているところです。大東では春植から下でやって
たようで、糸はついてます。町中や海潮ではつけばーが
主流でした。はえなわもごめでつけばーといってました。




--------------------------------------------------------------------------------
おーめめじ 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)23時46分56秒

やまがさん 地震がありましたね。だいじなかったですか ?

【おーめめじ】
共通語 どばミミズ
用 例 おーめめじとって おなぎつーねえかこい
用例訳 どばミミズを捕って ウナギ釣りに行こうよ
説 明 伸びると全長が20〜30センチにもなる大型のミミズ、ウナギ釣りの餌として全国的に使われている、どばミミズという呼称は全国的。学名不詳。
採取者 今岡[加茂]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
おおめめじ  つつきばー 投稿者:やまが  投稿日:10月31日(日)23時14分35秒

長岡京のオッチャン、勿論「しょけめし」は言いますよ。
あら、まいですが。

さて、「どばみみず」に「だぼみみず」と、いろんな「みみず」が出ていますね。
私のところでは使わないので、ちょっと寂しい思いをしていましたが、
今岡さんの「おおみみず」で安心しました。
私のところでは、「みみず」が訛って「おおめめじ」です。

それから「つつきばー」。
今岡さんのところでは、短い糸がついているようですが、
私のところでは、竹の棒に針が直付けしてありました。
まさに、「突つき針」ですね。




--------------------------------------------------------------------------------
どばみみず 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)22時54分52秒

そうですか 「どばみみず」が全国語なんですね。
では、ウナギ釣りに用いる餌、「おおみみず」「てっぽみみず」「だぼみみず」のどれかについてどなたか確認をしてください。



--------------------------------------------------------------------------------
フォロー = 確認 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)22時46分43秒

「フォロー」というのは当ページのルール上の「確認」と呼ばれるものです。
だれかが、私の方(出雲地方に限る)では ○○○ という言葉(名詞、動詞、慣用句)があって「○○○・・・」のように使うがどうですか ? という意味の提示をしますと。
他のだれかが「うちの方でもそう云います」と云えばこれでその言葉は確認されたことになり本辞書に登載されます。
この「うちの方でも そう云う」というのが大切なのです。発音もかなり重視されますので「どばみみず」を「だばみみず」と云うがでは確認になりません。
その確認をちょっとしゃれてフォローと云っただけです。
しみずさんの場合、採取場所は「松江」になりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
どばみみず 投稿者:今岡  投稿日:10月31日(日)22時33分46秒

金沢さん、「どばみみず」はこちらに来てから知った名称で、田舎では「おおみみず」と言っていました。因みに、「どばみみず」を検索するといっぱい出てきますよ。やはり「どば(土場?)みみず」は共通語か、それに近い言葉でしょうかねエ。



--------------------------------------------------------------------------------
どばみみず 投稿者:長岡京のオッチャン  投稿日:10月31日(日)22時24分14秒

おんじょ釣り
そうそう そうですね。口笛でやっていました、今でも節回しは覚えてますが・・ここではご披露できず・・・。

どばミミズ
京都ではどばミミズです。釣りの本でもどばミミズです。
<・・どちらかをどなたかがフォローして頂くといいのですが>・・・・これはどんな事をすれば良いのでしょうか?教えて下さいませんか?



--------------------------------------------------------------------------------
おんじょ釣りの唄 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)22時05分53秒

長岡京のオッチャン こんばんわ そうです ! これを歌わないと釣れない と信じて歌いましたね。ただし 声で歌うのはテレくさかったのでもっぱら口笛でしたけど。

「だぼ」も「どば」も同じだと思いますね。ただこのページは発音にちょっとうるさいので・・・どちらかをどなたかがフォローして頂くといいのですが。



--------------------------------------------------------------------------------
どばみみず 投稿者:長岡京のオッチャン  投稿日:10月31日(日)21時47分58秒

確かに大きなミミズ・・・これは石橋方面では<だぼみみず>・・・・省略して<だぼ>とも言っていました。<だぼ>もどばが訛ったものでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
おんじょ釣り 投稿者:長岡京のオッチャン  投稿日:10月31日(日)21時44分28秒

金沢さん こんばんわ。昨日から加えて戴き楽しく有意義に活用させてもらっています。このURLにある<おんじょ釣りのうた>・・・稲、麦に身を隠してこの歌を唱って釣りしたものです。川辺で陽が落ちるまで、両手の指に挟めないほど釣ったものです。
こっちは、京都まで出ると、お寺の大きな池でトンボが復活して飛んでいるのを見かける事ができる様になってきました。
--------------------------------------------------------------------------------
しおけめし 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)21時42分15秒

確かに松江では辛うじて「しおけめし」といっていましたね。
「塩」は正調で訛ると「そ」になります。本辞書には「そけめし」であげられております。訛ってますねー。



--------------------------------------------------------------------------------
どばみみず 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)21時37分26秒

今岡さん こんばんわ おっ ! 「どばみみず」ときましたね。どこへ行っても「うなぎ釣り」の餌は「おおみみず」ですね。私たちは「てっぽみみず」と呼んでいましたが。

どなたか「どばみみず = 大型のミミズ」という言い方ご存じありませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
おなぎつー 投稿者:長岡京のオッチャン  投稿日:10月31日(日)21時29分56秒

やまがさん こんばんわ しみずともうします。 有難うございます。なげばーとはえばーは同じ漁法だと思いますが、少し離れただけで色々な言い方があって面白いです。
うなぎ が おなぎになるのは出雲独特。松江を離れると懐かしいものです。
先日書き込まれていた <しょけもん しおけもん>は理解できます。<しょけめし  しおけめし・・・・・今で言う混ぜご飯>これはお使いでしたか?
<えにおいがしてくーが、となーはしょけめし 炊いちょられーだーか?> 



--------------------------------------------------------------------------------
つつきばり 投稿者:今岡  投稿日:10月31日(日)20時37分58秒

金沢さんこんばんわ。
「つつきばり(−)」ですが、確かに中学生のころ友達と斐伊川の蛇籠まわりでウナギ捕りはしましたが、呼び名までは記憶しておりません。確か50-60cmくらいの小さな竹の手前にタコ糸を結び、竹の先にくぼみをつけたところにまで糸を伸ばし、ウナギ針にドバミミズを付け、蛇籠の中に潜んでいるウナギに食わせ、引き上げるという漁法?でした。



--------------------------------------------------------------------------------
つーれん  のれん 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)18時50分3秒

「交尾する前」と「交尾している時」の違いだけですから区分するのは無用です。
同義語でいいと思います。
○--------------------------------------------------------------------------------
みとう・まとう 投稿者:おくの  投稿日:10月31日(日)18時37分57秒

金沢さん。ありがとうございました。
ということは、登録済みの「のれん」と「つーれん」は同義語ではないということですね。修正する必要が有るのでしょうかね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
つつきばり(ー) 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)18時17分41秒

私はしたことありませんが、竿ではなくて棒の先に針をつけて岩の間の穴をつついて「うなぎ」を誘い出す捕り方でしょう。どこでも聞きますよ。ただ呼称がねー。
遠藤さんや今岡さんがご存じじゃありませんかね。



--------------------------------------------------------------------------------
おなぎつー 投稿者:やまが  投稿日:10月31日(日)15時10分51秒

長岡京のオっチャン、初めまして!八雲村在住の「やまが」です。
よろしくお願いします。

今回の語彙は、残念ながら私には判りませんが、
おなぎつー(うなぎ釣り)の話が出ましたので、私のところでの呼び名を提出します。

今回の「はえばー」に当たるのが「ながしばー(流し針)」、
そして、石の下や岸の草木の根の下などにいる“うなぎ”を
直接釣るのが「つつきばー(つつき針)」でした。
もっとも、それは昔の話で、うなぎも今はいなくなってしまいましたが…。

「よんべ、ながしばー、かけちょいたけん、えきてみにゃ、えけん」
「きょは、つつきばーで、やってみーか」



--------------------------------------------------------------------------------
おんじょ釣り 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)14時21分40秒

そうですか 石橋町でしたか ! 私の方(幸町)から云えば「むこまち(向こう町)」ですね。
そういえばあの辺は用水路が沢山ありましたねー。おんじょも沢山飛んでいたことでしょう。うなぎ、なまず釣り ですか。今は昔ですねー。今頃ヤンマなんか見たこともありません。ヤンマどころか「しおからトンボ」も「むぎトンボ」すら見たことありません。
ヘンな時代になりましたね。ましてやトンボ釣りなんてねー。



--------------------------------------------------------------------------------
みとー へしげる 投稿者:長岡京のオっチャン  投稿日:10月31日(日)13時14分38秒

金沢さん ありがとうございます。石橋町4丁目に住んでいましたから、川津、持田、本庄、に近く田舎言葉に囲まれて育ったです。子供頃は浦(美保関、北浦方面)の魚行商のおばさん達にも触れ合う事が日常で松江の橋北方面は在郷言葉を多く使っていました。
つーれん と のれんの違い・・・キ形 の形での表現は初めて知りました。なるほど・・・です。
・・・・・・ 子供時分、今は埋め立てられて住宅地区になりましたが、南田町、旧松江北高校方面は田圃、用水路が入り乱れこの川でうなぎ なまずを釣っていました。<はえばー>は今はやりませんから使われませんし、知らない人が多いと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
みとう  はらさがー 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)12時09分48秒

そういえば「はらさがー」は使いましたね。
奥野さんが「おんじょ(ヤンマ)」のことをあまりご存じないようだから説明しますね。
既載の「つーれん」と「のれん」の違い。
「つーれん」は「おんじょ(雄)」が「みとう(雌)」を捕まえて飛んでいるのを云います。
まだ交尾していないから「キの字をつなげた形」で飛んでいます。
「のれん」は交尾して飛んでいる形で、雄の尻尾が「わっこ」になって雌の尻尾につながっています。その形が「の」の字にも見えることから「のれん」と云うわけです。子供ながらにこういう使い分けをしていました。
「はえばー = 延え針」は言葉としては知りません。そういう釣り方もしたことないですが「うなぎの延縄釣り」はあるでしょうね。

【はらさがー】
共通語 下痢
用 例 やんまなしに くっちょったけん はらさがーしただわね !
用例訳 絶え間なしに食べていたから 下痢したんだよ !
採取者  ? [   ]

【みとう】
共通語 ヤンマの雌(雌頭)
用 例 こなだらじや ! みとうだなけな おんじょ釣りはできへんわな !
用例訳 このバカが ! ヤンマの雌でないと トンボ釣りはできないよ !
採取者  ? [   ]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
へしげる  ふぇしゃげー 投稿者:金沢  投稿日:10月31日(日)11時23分42秒

長岡京のオッチャン はじめまして 私も生粋の 松江っ子 です。
「へしげる」「ふぇしゃげー」は こだまさん のおっしゃる意味でしか使いませんね。
美保関とおっしゃっているから あちらの使い方でしょうか ?
島根半島は内陸とは少し違いますからね。
ところで 松江のどのあたりのご出身ですか ? 私は宍道湖のほとり 幸町でした。
今は 古志原 に住んでおりますが 身につけた出雲弁はやはり実家です。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日:10月31日(日)11時19分19秒

昨日の松江出身で京都在住の方から、新しい語彙をたくさんお寄せ頂きました。
ありがたく思っています。
ところで、私の知らない語彙が有りましたのでよろしくお願いいたします。

1.のれん・・・番いのトンボ

2.はえばー・・・延え針・・・・うなぎなど釣るために夜仕掛ける延縄

3.はらさがー・・・・腹下り 下痢
 ・ やんまなし ね 食つちょったけん はらさがーしただわね!! 止み間なしに食べ続けていたから下痢したんだよ。

では、では、m(__)m

--------------------------------------------------------------------------------
確認 ? 投稿者:こだま   投稿日:10月31日(日)06時17分32秒

こちらでは お はありません しいて言えば おー ですか
「おらやちがこまかったおー(時分)にゃー もちーと
 ぎばみょったもんだがのー」など

へしげる へしゃげる は 物が潰れる つぶす時にこういいます。
「空き缶がたまったけん へしゃがかいちょかにゃーのー」
「熟柿が落ちて へしゃげちょったがの もったいないのー」など


---------------------------------------------------------------------------
おー お 投稿者:長岡京のオッチャン  投稿日:10月31日(日)01時16分58秒

・ URL拝見しMAいl送ったら直ぐに情報交換されていて楽しく拝見しました。
  おー・・は折りの訛りだと思います。あまり子供のころは使いませんでしたが当時、  大人が使っていたような気がします。最近は標準語が入って余り使わないと思いま   す。
・ <へしげる、ふぇしげる>は<ひとばいしょ ひとばいし>の意味に近い言葉だと思  います



--------------------------------------------------------------------------------
 ↓ 訂正  おー 投稿者:金沢  投稿日:10月30日(土)22時09分2秒

表題は「おー」です。「お」とはなりませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
お 投稿者:金沢  投稿日:10月30日(土)22時07分52秒

日常会話では今頃はあまり使わないでしょうね。「わしやちが わけおーにゃ〜」
「おー」で取り上げられてはどうでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
おり 投稿者:おくの  投稿日:10月30日(土)21時18分40秒

確認をありがとうございます。

なるほど。「おり」ですか。
・オラやつの ほしえ「おり」にゃ よー エノコロ すわいで遊んだもんだわ。
・おらが、がっこへ、えきょった、「おり」は 〜 
「おり」ならば単なる訛りのような気がしますが・・・・
上記のような使いかたは普通するのでしょうかね・・・・




--------------------------------------------------------------------------------
お おー 投稿者:金沢  投稿日:10月30日(土)20時35分46秒

やまがさんのおかげでわかりました ! これは「ほ」ではなくて「おり」ですね。
「おらやちが ほせ おーにゃ〜」「おじじが わけおーにゃ〜」こりゃ云うでしょう。
ただ、「若い折りには〜」うーむ・・・共通語の訛りではありませんかねー。



--------------------------------------------------------------------------------
お ? ほ   えんちょほか 投稿者:金沢  投稿日:10月30日(土)20時26分44秒

「おらやちの ほせ ほ にゃ ・・・」これは「〜お」ではなくて「方 = ほ」じゃありませんかね。つまり「方」を「方向や距離」ではなくて「時間の経過」に置き換えて使う云い方です。出雲弁だと「ほ」はほとんど「お」に聞こえますね。
「おじじが わけ ほ にゃ もてただらね」「だらじ えわっしゃい〜」・・・うーむ
あったようななかったような・・・?

やまがさん たすけてください !

「えんちょほか」ともいいます。これは確かです。副見出しで取り上げてください。

「へしゃげー」「へしげる」を「人前ではしゃぐ」ですか。これは聞いたことありません。



--------------------------------------------------------------------------------
<お> 投稿者:やまが  投稿日:10月30日(土)20時05分26秒

「お(頃、時)」は、私のところでは「おー」で使います。
「おらが、がっこへ、えきょった、おーは 〜 」
意味としては、時より頃の方が強いかもしれません。

「しかえち」「さんがえち」ですが、私も掲載に賛成です。
「さんがえち」と濁るのは、多分数字の「3」だからでしょう?
鉛筆が「いっぽん」「にほん」「さんぼん」・・・
雀が「いちわ」「にわ」「さんば」・・・



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日:10月30日(土)19時26分46秒

松江出身で京都在住の方から下記の出雲弁が寄せられましたが、私の知らない語彙がありましたので確認をお願いいたします。

1 <お>・・・・・時、頃という意味で使ったものですが

  用法・・・・オラやつの ほしえおにゃ よー エノコロ すわいで遊んだもんだわ。

  意味・・・・俺たちの子供の時には子犬を苛めてよく遊んだよ

3 へしげる ふえしげる・・・・・人前ではしゃぐ
   北浦 美保関地方で使ってるとおもいます。

4 えんちょほか・・・・収録は  えんじょほか  になっていますが 子供のころは左記のとおりで使っていました。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
しかえち 投稿者:金沢  投稿日:10月30日(土)17時30分2秒

まさにその格助詞「〜が」ですね。特にこれは「所有格の 〜が = 分」ですから「さんがえち」は「三分一」。「しかえち」は「濁りが消えて 〜か」となったものと思われます。
しかし非常に変わった表現ですから「さんがえち」「しかえち」は取り上げた方がいいように思います。「ごかえち」「ろくがえち」などとは使われないでしょう。
庶民的な目安である「三分の一」「四分の一」だけに用いられたものではないでしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
しかえち 投稿者:おくの  投稿日:10月30日(土)16時58分49秒

「しかえち」「さんがえち」は下記の「〜が」とは違うのでしょうかね???

【〜が】
共通語   《助》〜分だけ(後に来る語の数値を具体的に示す)、〜の(所有・所属を示す)
用例     この菓子、500円ががっしゃい。(店で、量り売りの商品を買う場合)
用例訳   この菓子を、500円分だけ下さい。
解説    (所有格)弟がとこ=弟の所
採取者   今岡[加茂]

いかがでしょうか。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
おさだになる 投稿者:おくの  投稿日:10月30日(土)16時56分26秒

「おさだになる」は奧出雲の言葉(友定賢治・糸原正徳編)に「お釈迦になる、役立たずになる」という意味で載っていました。登録させて頂きます。(^^ゞ

では、では、m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
おさだ〜 投稿者:金沢  投稿日:10月29日(金)12時24分33秒

「御定書(おさだめがき)」で「法度に触れる = ダメ」ということかもしれませんね。
しかし、出雲弁の中に「おさど〜」が他にあることからも「転訛」と考える方が自然のような気がします。まあ語源をたどるのは楽しいですね。



--------------------------------------------------------------------------------
おさだ 投稿者:こだま  投稿日:10月29日(金)05時55分19秒

全くの私見ですが 沙汰がなくなる というところから
きているような気がしています。沙汰止みになる などという
言葉もありますから そういうところからではないでっしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
おさだ〜 投稿者:金沢  投稿日:10月28日(木)16時10分6秒

「おさだになる」はおそらく「おさど〜」が転訛したものでしょう。「おさだ」ではちょっと語源として思いつきませんね。まさか「あべさだ」のことではないでしょうね。あの事件は明治でしたから。
まじめに考えても、「ア段」の好きな出雲人が「おさダ」というのは十分に考えられます。
どなたか「おさだになる = ダメになる」をご存じの方フォローしてください。



--------------------------------------------------------------------------------
おさだになる 投稿者:こだま  投稿日:10月28日(木)15時16分49秒

駄目になる 水泡に帰することを こちらでは おさだになる
といっていますが おさどと おさだ なんでこうなっている
のでしょうか
「お前 なにー考えちょりゃー 手のほうが よーね おさだに
 なっちょーがな」 など



--------------------------------------------------------------------------------
ぼんたくれ 投稿者:金沢  投稿日:10月28日(木)01時01分29秒

それなりの家柄の出でありながらあまりさえないぼんぼんのことを「ぼんたくれ」と嘲って云う言い方がありませんでしたか ? 
皆さんのところでは使われていないようですが、あまりさえない「だんさん」のことを「はこだんさん」と云うのと同じ用法ですが。

「こなもな ぼんたくれで パッとせんわな」⇒「あのお人は お坊ちゃんだけど さえないね」。



--------------------------------------------------------------------------------
おさど〜 投稿者:金沢  投稿日:10月27日(水)23時18分1秒

「佐渡ケ島」といえば「遠いところ」「おしまいの場所」の印象があります。おそらく江戸時代でも「遠島、流罪」の場所であることは庶民にひろく知られていたものと思われます。そこで「おさど〜」として「おしまい、一巻の終わり、遠くの知らないとろ・・・」
などとさまざまに援用されたと考えてもおかしくないと思われます。

【おさどになー(る)】
共通語 一方に気が向き一方がお留守になる
用 例 こら け 口ばっかーたって 手がおさどねなっちょーがな
用例訳 こら もう口ばかり動かして(肝心の)手が動いてないぞ !
採取者 やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
おさどになる 投稿者:やまが  投稿日:10月27日(水)21時39分19秒

私のところで「おさどになる(おさどねなー)」といえば、
槙野本の「おさどうたう」と同義になります。
「こら、け、口ばっかーたって、手がおさどねなっちょーが」
他に、「おさどふー(る)」という言い方もあります。

「じかばし」はよく使う言い方ですが、共通語だったんですね(^^ゞ



--------------------------------------------------------------------------------
おさどになる 投稿者:金沢  投稿日:10月27日(水)20時16分1秒

松江では聞かれない言葉ですが、かつて職場の上司がよく使っていたものの中に「おさどになる = ダメになる」というのがありました。確か平田出身の方だったような気がします。
「金沢君 この(リンギ書の)かきよじゃ おさどになーでね」⇒「金沢君 この書き方では(このリンギ書は)ダメになるよ」。
槇野本に「おさどがない = しまりがない」、「おさどうたう = 一方に気が向き一方がお留守になる」。
「おさど = 佐渡島」と考えればどれも語源としては同じになりますね。



○--------------------------------------------------------------------------------
さんがえち 投稿者:金沢  投稿日:10月27日(水)20時04分28秒

まつさん 有り難うございます。「さんがえち」で頂きます。

【さんがえち】
共通語 三分の一
用 例 飯を ほんの さんがえちほどもってごしない
用例訳 ご飯をほんの(茶碗の)三分の一ほどよそってください
説 明 格助詞「〜の」を古風に「〜が」で表す出雲弁特有の用法
採取者 まつ[加茂] / 【しかえち】= 四分の一



--------------------------------------------------------------------------------
しかえち 投稿者:まつ  投稿日:10月27日(水)18時13分0秒

しかえち は奥野さんの「牧野本より」を見て投稿しました。

それで、しかえち は、ほとんど使わないし聞いた事もありません。
同じような言葉で、さんがえち と言う言葉をつかいます。
ただ三分の一と言う事より、「ほんの少しばかり」と言う気持ち込めて さんがえち と言っています。
用例は、26日の投稿でどうでしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:10月26日(火)22時58分32秒

「じかばし」は以前取り上げかけたことがあります。ところがたまたまその頃NHKのニュース10で森田アナが「じかばし」を番組の中で云ったので共通語であることがわかり取り下げた経緯があります。「じかばし」は共通語でしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
しかえち 投稿者:金沢  投稿日:10月26日(火)22時41分53秒

「しかえち」は槇野本にあります。おっしゃるとおり「四分の一」のことです。
まつさん 用例をしめしていただけませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
てあす 投稿者:金沢  投稿日:10月26日(火)22時36分46秒

まつさん 「てあす」は「てやすづな」のことであろうと思いますが、どうも専門用語のようですね。一般には使われてはいないが方言の範疇ではない、ということで見送りにさせてください。よい勉強になりました。



--------------------------------------------------------------------------------
てやすづな 投稿者:おくの  投稿日:10月26日(火)19時15分33秒

日本国語大辞典に方言としての記載が有りませんので、参考にされた方言関係の文献には載っていないが、現代の文学書等には一般的に用いられている言葉ということだろうと思います。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の・・ 投稿者:やまが  投稿日:10月26日(火)19時10分22秒

・しおけもん:煮しめもの
「しょけもん」で使います。
「ちゃぐちにゃ、なんぞ、しょけもんがあったほが、えがの」

・しおこがり:A歯石 B小便所のまわりに固まった尿素
「しょこがー」で使います。
塩分があるところにこびりついて結晶になった塩全般に使います。
もっとも、私のところでは歯石には使いませんが・・・
「このしょさばにゃ、しょこがーがついちょーがの。しょどま、おといてやいてごいた」

・しかける:A途中までする B米をといで飯を炊くまでにしておく
「しかけー」で使います。
「えっぺん、しかけちょいてかー、めしたくと、まいがの」

・じかばし:皿などから自分の箸で直接取ること
「け、じかばしやなんかいで、とーもんだ、ねが」

・しきさったな:いろいろな、好き勝手な
「しきざったな」で使います。
「えまんごーの、めせにゃ、しきざったなもん、おっちょって、なにかて、えだい、わからんがの」

・しきりなしに:しきりに、絶え間なく
「しきーなしね」で使います。
「まーじ、しきーなしね、おきゃくさんがあって、よーね、け、えそがしことだわ」

・しくさる:人のすることを悪様にいう
「しくさー」で使います。
「きゃんこと、しくさーもんは、おーかた、あーだで」

・しぐん:計画する、もくろむ
「しごん」で使います。
「け、わりこと、すーもんがおーのー、だーが、しごんだかいのー」



○--------------------------------------------------------------------------------
しかえち 投稿者:まつ  投稿日:10月26日(火)18時39分57秒

四分の一の事だそうですが、あまり使わないと言うか、初めて聞きました。
そのかわり、「さんがえち」(三分の一)と言う言葉はよく使います。

たとえば、御飯のお代わりを聞かれたときに、あと少しだけという場合
「そっと ばかー」と言ったり
「ほんね さんがえち ほど」と言う言い方をするんですが、
「まーじ えんりょ さっしゃーな」と言って てんこもり にされると、
「ありゃりゃ、えわなえかったのー」と思いながら、一生懸命その好意を腹に押し込むと言った事もあります。




--------------------------------------------------------------------------------
てあす 投稿者:まつ  投稿日:10月26日(火)18時20分13秒

金沢様、気に留めて確認していただきありがとうございます。
ふだん所謂「てあす」として使っているものは、白いロープです。
直径10mm前後です。
材質は多分麻だと思うのですが、そちらのほうは詳しくないので分かりません。
今は、いろいろ化学繊維もでていますからいろんなロープがあると思いますが、総じて仕事で使うロープを「てあす」と言ったり「ロープ、ロップ」と言ったり、また「かよいづな」とか言ったりします。

ふーむ、語源は船乗りの人たちの業界用語と言う事なんですね。
これは、分布で言うと全国的に使われている船員の業界用語と言う事になるのでしょうか。?




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:10月26日(火)18時16分35秒

「だんだん」も出雲地方の他に愛媛県、福岡県、熊本県の一部で使われているそうです。
どんな関係が有るのでしょうか。方言分布は本当に不思議ですね。

槙野本からです。
ご存知の出雲弁がございましたら用例をお願いいたします。

・しぇーから:それから
・しおけもん:煮しめもの
・しおこがり:A歯石 B小便所のまわりに固まった尿素
・しかえち:四分の一
・しかける:A途中までする B米をといで飯を炊くまでにしておく
・じかぜ:南風
・じかばし:皿などから自分の箸で直接取ること
・じがふりー:古くさい、陳腐な
・じがま:中心、一番大切なところ
・しき:浮腫、水腫れ
・しきさったな:いろいろな、好き勝手な
・しきりなしに:しきりに、絶え間なく
・しくさる:人のすることを悪様にいう
・しぐん:計画する、もくろむ
(P148まで)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:遠藤  投稿日:10月26日(火)12時08分43秒

金沢さん、はたびの確認と用例ありがとうございました。
しかし、はたびの使用が点在すると言うのもふしぎな
ものですね。




--------------------------------------------------------------------------------
はたび  てやすづな 投稿者:金沢  投稿日:10月25日(月)20時09分42秒

奥野さん 有り難うございました。
遠藤さん ご提示のあった「はたび」は確認がつきました。下記に用例でいかがでしょうか。

まつさん 「てあす」ですが ↓ でご覧のように「てやすづな(手安綱)」というものがあり「船をもやう際に使う細い綱」のことのようです。
この「てやす」ではないでしょうか。その綱はいわゆる「麻綱」だったでしょうか ?

【はたび】
共通語 催しも開催などの合図のために打ち上げられる昼花火
用 例 お はたびがあがったじよ きょは体育祭があーで
用例訳 お 昼花火が打ち上げられたよ 今日は体育祭があるよ
採取者 遠藤[大東] / 【はた】やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)
--------------------------------------------------------------------------------
日本国語大辞典 投稿者:おくの  投稿日:10月25日(月)19時45分42秒

<日本国語大辞典(数字は資料番号)>
「旗火」は、『(方言)花火。鳥取県(旗の落下する昼間の花火)711』とあります。広島県某郡771、愛媛県某郡845でも使用されているようです。

「てやすづな」は、『船と船とをもやうため、一方の船より他方の船に投げ渡す細い麻綱。』とあります。



--------------------------------------------------------------------------------
じーわり 投稿者:やまが  投稿日:10月24日(日)22時16分42秒

「じーわり」は、実際には「じーわー」または「じーわ」で使うと思いますので
同じものではないでしょうか?
ちなみに、同義で「じーぼ」とも言いますね。
「ずぃーた」は、私のところでは「じーたんぼ」と言ったりします。

「しーからそめちゃ」と「やーからそめちゃ」ですが、
これも「する」「やる」の表現が違うだけで同じだと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
じーわり 投稿者:金沢  投稿日:10月24日(日)18時34分40秒

「じーわり」は既載「じーわ = つまみ食い」と同語ではありませんか ? この「じー〜」は「ずぃーた = 食い意地のはった人」の「じー」ですね。
「しーからそめちゃ」と既載「やーからそめちゃ」に使い分けがありますか ?

「しあげ」「しーしー」は松江も同じです。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の2 投稿者:やまが  投稿日:10月24日(日)17時53分57秒

・じーわり:A食いしん坊 B意地悪
私のところでは「じーわー」になります。
「A食いしん坊」というより、「つまみ食い」ですね。
「け、またおまえが、じーわーしちょーが、めしがくゎれんやんなーで」

・しあげ(しあげのぜん):葬式の後にでる食膳
「しあげねは、何人すわられますかいね」

私のところでは、和尚さんは先に帰られますので、ご飯は別に食べられます。
「しあげ(しあげのぜん)」は、葬儀が全て終わった後に、喪主の親戚や家族
参列者に出す膳です。



○--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日:10月24日(日)17時51分30秒

確認が取れている語彙もありますが、一応、私のところでも使うものを
書いておきます。

・さんぼくつい:三幅で一組の掛け軸、三人組、似た者同士
「三幅で一組の掛け軸」が語源だと思いますが、
似た者同士の三人組が適訳でしょうか。
「お、またあの、さんぼくついが、あろいちょーとまっしゃい」

・さんぼろ:綻びがひどく役に立たない布や着物
布や着物意外にも「ぼろ」の意味で使います。
「今度かたテーラーは、さんぼろで、じきめげて、えけんがの」

・さんまた:三本の棒や竹を一か所で結んで広げて、物干し竿の支えなどに使うもの
「さんまた、なおいちょいた、けんの」

・さんもんでこ:安っぽく使うこと、罵る
「さんもんでこ」単独よりは、「さんもんでこよかてめがわり」の慣用句で使います。
「け、おちんこは、ちとだー、てごせんこね、あそんでばっかーおって、
さんもんでこよかてめがわりとまっしゃい」

「でこ」は人形ですから動きません、当然何もしません。
まして、二束三文等、安いことの代名詞である三文の人形では役に立ちません。
その人形より、てめが悪いと言うんですから、侮蔑以外の何物でもありません。
訳:役に立たない、何もしない。

・しー:〔幼〕小便
「しーがでーかや、はやはや、(トイレに)えくだが」

・しーし:〔幼〕小便
「おーおー、しーしがでたかや、えんま、もつきかえちゃーけんな」
「しー」「しーし」のどちらも使いますが、
強いて言えば、「しー」は少し大きな子供の場合でしょうか。

・しーからそめて:仕事をする上は
「しーからそめちゃ、えなげなこた、できんじ」
訳としては「〜するからには」ですね。

・じーじーべった:ずるずると区切りがないこと
私のところでは「じーじーべったー」で使いますが、
共通語「ずるずるべったり」の訛りです。

・しーちける

「しーちけちょっちゃーけん、あのしね、たのまこい」
訳:やり馴れている

・じーばばさんとこ:母親の実家
「まごは、じーばばさんとこへ、とまーね、えきちょーがね」

・しーらぼのさきばしり:(慣用句)道理の分からないものが先頭にたつこと
私のところでは、「しーらんぼのさきばしー」で使います。

・しーら(しーらごめ、しーらもみ):十分実っていない籾
「ことしゃ、しーらばっかーで、えけだったわ」




--------------------------------------------------------------------------------
はたび  てやすづな 投稿者:金沢  投稿日:10月24日(日)16時57分36秒

連続で失礼します。奥野さん 早速ですが、お暇の折りに国語大辞典の下記を見て頂けないでしょうか。

@「はたび(旗火)」 Aてやすづな(手安綱) どちらも一般の部です。




--------------------------------------------------------------------------------
日本国語大辞典 投稿者:金沢  投稿日:10月24日(日)16時41分56秒

この度 奥野さんからたいへんな物を頂戴しました。「日本国語大辞典 別巻 漢字索引
方言索引」という本です。「日本国語大辞典」というのは 小学館刊行の大々辞典で全十三巻の大辞書です。とても高額な本で一財産ものです。
私にはとても無理ですが国語言語を探求する人にとっては必携の本とも言えます。

私が頂いたのはこの本の「別巻 索引」ですがとても有益なものです。重さが約三キロはあるでしょう。索引ですから全十三巻にあるすべての漢字語、方言が全部載っております。特に「方言索引」はそんな言葉があるかどうかを知るのにたいへん便利です。
奥野さんは隠岐におられたので、西郷と平田の自宅にそれぞれ持っておられたのですが、平田へ帰られたので一冊が不要となり、私に「要らないか ?」とのことでタナボタで頂戴いたしました。
奥野さん 有り難うございました。すごいものを頂いてたいへん喜んでおります。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 ? 投稿者:こだま  投稿日:10月23日(土)21時05分48秒

おっしゃっているのと違うのですが こちらの慣用です。

さんまた 
「しゃんとさんまたー立てたけん 世話ーないよ 持ってきて
 載せてみっさいよ」

ずるるべったー
「そげね ずるずるべったーにばっかししちょーけん 様に
 ならんがな」

しーらの先走り
「まあ しーらの先走りだちーて言われてもええけん やって
 みますわね」

じーくそがわりい
「こなはじーくそがわりいのー もうちゃんと来て配られーやつを
 待っちょーがな」

しあげ
「和尚さんも忙しいげなけん はよう しあげー出さにゃーえけんじ」

など 如何でしょう。





--------------------------------------------------------------------------------
つづ(ちぢ)けばちに 投稿者:金沢  投稿日:10月23日(土)19時17分20秒

そうですね。確かに私の用例だと「・・〜いっそ きさんじなの」と続いてしまうニュアンスでした。

【つづ(ちぢ)けばちに】
共通語 続けざまに、次々と
用 例 け ことしゃ 台風が つづ(ちぢ)けばちに くーがどけしたもんだかいの
用例訳 もう 今年は台風が 続けざまにくるが どうしたことだろうかね
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日:10月23日(土)17時53分25秒

槙野本からです。
ご存知の出雲弁がございましたら用例をお願いいたします。

・さんぼくつい:三幅で一組の掛け軸、三人組、似たもの同士
・さんぼろ:綻びがひどく役に立たない布や着物
・さんまた:三本の棒や竹を一か所で結んで広げて、物干し竿の支えなどに使うもの
・さんもんでこ:安っぽく使うこと、罵る
・しー:〔幼〕小便
・しーし:〔幼〕小便
・しーからそめて:仕事をする上は
・しーご:尻
・じーごしき:重ね蒸篭
・じーじーべった:ずるずると区切りがないこと
・しーちける
・じーな:祖父の卑語
・じーばばさんとこ:母親の実家
・じーやく:〔植〕ドクダミ
・しーらぼのさきばしり:(慣用句)道理の分からないものが先頭にたつこと
・しーら(しーらごめ、しーらもみ):十分実っていない籾
・じーわり:A食いしん坊 B意地悪
・しあげ(しあげのぜん):葬式の後にでる食膳
(P146まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
ちぢけばち 投稿者:やまが  投稿日:10月23日(土)16時23分23秒

「つ(ち)づけばち」は使います。
発音を正確に書くと「ちぢけばち」でしょうか。

ただ、「台風も こげん つづけばちに くーと 〜 」という言い方は、
一つなら来てもいいというニュアンスになります。
「ことしゃ、け、台風が、ちぢけばちねくーが、どげしたもんだかいの」
普段使うのこっちでしょうね?



--------------------------------------------------------------------------------
つ(ち)づけばちに 投稿者:金沢  投稿日:10月23日(土)15時27分31秒

「つづけばちに〜」= 「続けざまに、次々と」。
この「〜ばち」がなにかはわかりませんが。
「台風も こげん つづけばちに くーとよーにあばかんとまっしゃいの」⇒「台風も こう 続けざまに来ると とてもたまったものじゃないね」という風に使います。

「〜はち」は和語には間違いないのですが、少なくとも「鉢」でないことは明らかです。
「あたーばち」の「はち」と同じものでしょうか。
○--------------------------------------------------------------------------------
ご 投稿者:金沢  投稿日:10月21日(木)13時38分21秒

語源はともかくも槇野本をはじめ やまがさん こだまさんのお話を総合するとこの「ご」は接尾語のようです。知らなかった私からみるとこの言葉は極めて新鮮です。
ぜひ接尾語「〜ご」として取り上げたいと思います。

【〜ご】
共通語 盆、正月、祝い事、祭りなどに与える新調物の際の接尾語
用 例 @ 正月ご に 着物かーちゃらなえけんの
    A まちご に ごっつぉつくっちゃれや
用例訳 @ 正月(のため) に 着物を買ってやらなくちゃいけないね
    A (帰ってくる○○を)待つ(ため)に ご馳走を作ってやろうよ
説 明 出雲では、盆、正月、お祭り、子供の帰省・・・などのくぎりで着物、や 身の回り品を新調してやる際に、正月ご、祭りご、盆ご、待ちご などと接尾語をつけて云う
慣習がある。

採取者  ? [湖陵]
記録者 (金沢:松江)
    



--------------------------------------------------------------------------------
ご 投稿者:やまが  投稿日:10月21日(木)11時17分16秒

「まちご」は聞いたことがないように思いますが、
「正月ご」「盆ご」「まつー(祭)ご」などは、私のところでも使います。
意味合いとしては、「〜のために用意した“ちょっと上等な物”」というふうに
解釈しています。

着物だけでなく下駄や草履(今なら靴ですね)、マフラーなど、
とにかく身につける物、持ち物に使うことが多いようです。



--------------------------------------------------------------------------------
ご 投稿者:こだま  投稿日:10月21日(木)09時23分31秒

おっしゃるように 接尾語ととらえてもいいでしょうね。
正月着 盆着 誕生着 のような 「ぎ」が「ご」に
変わったのかもしれません。



--------------------------------------------------------------------------------
ご 投稿者:金沢  投稿日:10月21日(木)00時26分19秒

どうもこの「ご」は接尾語のようです。
槇野本にこのように書かれています。「ご = 正月、盆、帯なおしなどの際に買い与える
着物、道具、オモチャ など ⇒ 正月ゴに着物を買ってやった」。
つまり、この「ご」は「御」のことではないかと思われます。古語辞典によりますと「ご = 御」は接頭語と接尾語の両方があり、接頭語の場合は「御馳走、御出発、御覧・・・」などと尊敬の念を表し、接尾語の「ご」は「父ご(ててご)、母ご、嫁ご・・・のように軽い尊敬の念を表す。とありますから、「まちご」は「待ち御」で「待ち」についたものではないかと考えられます。つまり「待ち 御馳走」ではなくて「待ち御 馳走」ではないかということです。
いずれにしても、「まちご」だけで考えないで、「正月ご、盆ご、誕生ご・・・」というようにその原因となる言葉の接尾語として「〜ご」をつける、ということで考えた方がよいのではないか、と思うのですがいかがでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
確認 ? 投稿者:こだま  投稿日:10月20日(水)20時16分26秒

初めて耳にする言葉ばかりのようですが ご というのは
ご馳走 の 略ではありませんか。 
待っていて迎えるためのご馳走 と考えたらどうでしょうか。
こちらでは ご は 新調の着物 という捉え方があります。
正月ご 盆ご 嫁さんご など その時々に子どもに作って
やった新調の着物のことをこういっていました。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日:10月20日(水)18時56分3秒

ぎっちゃ = 汚れた憑き者・・・・聞いたことが無いように思いますが・・。

湖陵のかたから寄せられた言葉ですが、ご存知のかたがいらっしゃいますでしょうか。
・やぢく:山積
・まちご:久しぶりに帰る家族の為、すこしご馳走をつくって待つ

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
ぎっちゃ 投稿者:金沢  投稿日:10月19日(火)19時59分7秒

ちょっとお尋ねしますが。「ぎっちゃ、ぎっちょ、ちゃぎ」は「左利き」ですよね。
それとは別に「ぎっちゃ」というのがありませんでしたか ? これは子供だけの世界ですが。誰かが「汚いもの」に触れたとします。「おんこ」でも「血」でもとにかく有機性の
「汚い物」にです。そえするとそれを見つけた者が「あーんら ぎっちゃ !  かぎのーんだ」。どうもうまく書き表せないのですが・・・。
つまり「ぎっちゃ」は「汚い子」というほどの意となり、その「ぎっちゃ = 汚い子」は
「一時的な差別扱い」をうけます。「ぎっちゃ」の子が誰かに触れるとその子も「ぎっちゃ」になります。
「かぎのんだ(か にアクセント) = 鍵飲んだ」という呪文を唱えて指で「鍵をかける」仕草をするとその子はセーフになります。
これは一時的なもので、やがて「やーめ」で取りやめます。今の子のような「いじめ」の感じではなくて明るいものです。
「ぎっちゃ = 汚れた憑き者」どうもうまく表現できませんが、このような事柄は松江だけのものとは思われません。日本中の各地にあるような気がしています。
いかがでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
ごよ 投稿者:金沢  投稿日:10月19日(火)15時31分33秒

 ↓ 「ごよ」は「ごよごよ」で登載済みでしたね。ただ「ごよ」だけで使う「ごよないな〜」という言い方にはまた違った味わいがあります。
採否は後日にします。



--------------------------------------------------------------------------------
やこ  ごよ 投稿者:金沢  投稿日:10月19日(火)15時19分35秒

やまがさんの「〜やこ」はありますとも。本辞書にも「かくれやこ」はありますし「つかまえやこ」「ぼいちゃげやこ」・・・etc とにかく「「○○しやこ」という言い方は沢山あるように思います。共通語風に云えば「○○しあいこ」「○○しあいっこ」になるでしょうか。語源を考えてみると、動詞の未然形について「かくれあ(お)う」「つかまえあう」・・・「○○しあ(お)う」に「こと」からきた接尾語の「〜こ」がついたものでしょうか。

遠藤さんの 助詞「〜の」の語源が「もの」であるという説は まったくそのとおりだと思います。
ちなみに「〜こと」も「〜もの」も現代では女性語の「〜ですこと」「〜ですもの」に文末詞として残っているとされます(岩城先生の方言楽の館より)。

「ごよ」は確かに「御用」としか考えられませんね。江戸時代の昔「お上の御用」は庶民にとっては絶対的を意味したのでしょうからね。
出雲弁にもあります。槇野本に「ごよごよ = 御用御用 = 当然のこととして、容赦なく」とあります。「あの男はおらの道具をごよごよで使う」と用例されています。

【ごよ】
共通語 一方的に押しつける、当然のこととして、容赦なく
用 例 まーじこないだは ごよないなことえって おせわんなーましたがね
用例訳 もう この間は 押しつけたような(お願い)ことを云って お世話になりましたね
採取者 やまが[八雲]



--------------------------------------------------------------------------------
こー  ごよ 投稿者:やまが  投稿日:10月19日(火)14時19分51秒

仁多地方の「〜こう」は、金沢さんと同じ意見で、私も仁多地方特有の語尾伸ばしの「こー」だと思います。
ちなみに、「つかまえやこ」「かくれやこ」などの「〜やこ」という言い方はありませんでしょうか?
これは、共通語の「おにごっこ」の「ごっこ」と全く同じで「遊び」というような意味でしょう。
で、私は「ごっこ = やこ → こ」と短縮されたのではないかと考えていますが、どんなものでしょう?

遠藤さんの「ごよ」は、語源は同じ「御用」だと思いますが、私のところでは別の使い方をします。
「まーじ、こないだは、ごよないなこと、えって、お世話んなーましたがね」
「ごよ」 → 一方的に押し付ける。



--------------------------------------------------------------------------------
ごよ 投稿者:遠藤  投稿日:10月19日(火)08時54分7秒

つかまえこ、だことの、かくれこ、だことの出たので
考えてみますと、こういう遊びを「ごよ」と言っている
地域がありましたが他はどうでしょう。「御用」のこと
だと思います。辞書に「ごよごよ」と言うのがNEWで
載ってますがこれもまた「御用御用」が元かなとも思い
ました。
博多弁の「ト」は共通語の「の」の代わりに使います。
熱いノをくれ=あついトをくれ
大きいトが釣れた=大きいのが釣れた
共通語で「もの」が「ノ」になり、博多で「こと」
が「ト」になってるのですね。



--------------------------------------------------------------------------------
こう 2 投稿者:こだま  投稿日:10月19日(火)06時00分9秒

仁多地方では こを こうと 長音で引っ張るのでは
あるでしょうが とんこう つかまえこう などの場合は
何となく 競い合い に こう という言葉が当てはめてあるような
気がしたからでした。



--------------------------------------------------------------------------------
接尾語  〜こ 投稿者:金沢  投稿日:10月19日(火)00時57分22秒

東北弁の「あまっこ、べこ(牛)、しがこ(氷)・・・」や、共通語的な「ねんねこ、だっこ、しっこ・・・etc」などの接尾語「〜こ」は広辞苑によると「こと」の下略されたもの、とあります。「こと」は古代では「ものごと」「ことば」を表す代表的な言葉です。
これらの「〜こ」は、東北弁などでは名詞の後につくことが多く、その他 用言の連用形
につくものもあります。たとえば「だっこ」は「抱きこと ⇒ だっこ」です。

出雲弁否定形の「わすれんコ、わすれすト」「いわんコ、いわすト」・・・は はからずもそのことを証明しているように考えられます。
仁多地方ではなぜ「〜こー」となるのかわかりませんが、用法が同じであることから沿岸部と同じ「こと」の転で、引っ張るのは音韻の問題ではないでしょうか。

ちなみに九州弁の「なんば しとるト = なにをしているのだ」の「ト」も同じく「こと」の「上略」と考えられます。

「こと」=「事」「言」などは漢字渡来後に充てられたに過ぎないように考えられます。
「古事記」を「コジキ」と読むのは後世の便宜で、「フルコトフミ」という読み方が正当であることは宣長以来今日にいたる定説のようです。
「こと」は古代からいろいろな「ことのは」について用いられたと考えられます。



--------------------------------------------------------------------------------
めんめこ 投稿者:やまが  投稿日:10月18日(月)21時04分55秒

金沢さんの「めーめーこ」、私のところでは「めんめこ」で使っていました。
「ほらほら、けんかせんやね、めんめこで、わけーだで」
懐かしい響きですね!



--------------------------------------------------------------------------------
こう 投稿者:こだま  投稿日:10月18日(月)21時01分39秒

めーめーこ で思い出しましたが こう という言葉の使い方で
例えば かくれこう(かくれんぼ) ぼっさげこう つかまえこう
(鬼ごっこのこと) はんぶんこう とんこう(かけっこのこと)
などなど まだあるでしょうが取り敢えず で この こう を
どういう解釈でとらえたらいいのでしょうか などと思っています。



--------------------------------------------------------------------------------
めーめーこ 投稿者:金沢  投稿日:10月18日(月)20時28分45秒

正式に書けば「めいめいこ = 銘々こ」です。なんのことはない「銘々 = 人それぞれに、各人ごと」に接尾語の「〜こ」がついただけのものですが。通常はこれに助詞をつけて「めーめーこ (に、で)」と使います。
ですが広辞苑にはありません。方言だと思います。
「ほいしょ けんかせんやに めーめーこでわけーだで」⇒「ほら ケンカしないように
みんなで(公平に)わけなさいよ」。
--------------------------------------------------------------------------------
えサヤギ  はしれだま 投稿者:やまが  投稿日:10月18日(月)16時32分16秒

わださかさんの「え サヤギ」は、秋の稲がはでにある時期に限っては
私のところでも使います。
ちなみに、「さやぎ」は「乾燥した稲」の意味でも使いますよね。

遠藤さんの「かんしゃくだま」は、私のところでは「はしれだま」でした。
「こら、け、きゃんとこへ、はしれだま、おいちょくだ、ねが」




--------------------------------------------------------------------------------
かんしゃくだま 投稿者:金沢  投稿日:10月18日(月)16時23分14秒

私のいう「えんしょう」は遠藤さんのおっしゃる「らい」のことです。
おっしゃるように紙に仕込んだものですが赤と黄色は記憶にありますが、青があったかどうかよく思い出せません。
戦前は平紙のものしかなく一枚づつ切って使うしかありませんでした。やまがさんのおっしゃる巻き状の連発式は戦前はみたことがありませんが うなづけることです。

投げつけて破裂させる玉状のやつは私の方でも「かんしゃくだま」です。色は各色がありましたが、どんな色だったか忘れました。確かに火薬ですから寄せ集めれば危険ですね。
今はないですかね ?
○--------------------------------------------------------------------------------
えんしょう 投稿者:遠藤  投稿日:10月18日(月)08時38分21秒

えんしょう、のことですけど、えんしょう、は火薬そのもの、
丸くなったテープ状のやつとか、一枚の紙に上に載せられた
錠剤になったもの、これを「らい」と言ってました。
らいをほぐして「えんしょ」だけを取り出して固めて爆発さ
せると非常に危険です。やめましょう。そういえば、2B弾
というものもありましたですね。




--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日:10月17日(日)23時10分8秒

さくさくする
「こりゃーさくさくしちょーじ 気ーつけんと
 折れてしまーがな」

ざざもり(だだもり)
「えらい台風で かーらがはぐれたかいのー 軒先が
 ざざもりすーやーになったじょ」



--------------------------------------------------------------------------------
さんねんじょーいで・・・訂正 投稿者:やまが  投稿日:10月17日(日)22時07分25秒

すみません。
↓の「さんねんじょーいでにしめた」ですが、訂正ですm(__)m
私のところでは、醤油は「しょい」ですので、
「さんねんじょいでにしめた」になります。

なんか、しっくり来ないな〜と思っていたら、ここでした(^^;)
用例も訂正しておきます。
「け、か、だーの、てのごいかいのー、さんねんじょいでにしめたいなやつだが」

編集済



○--------------------------------------------------------------------------------
さでくーおちー 投稿者:やまが  投稿日:10月17日(日)20時54分26秒

「さでくりおちる」
表記は「さでくーおちー」です。
なぜ、私が拘るかと言いますと、日常「さでくりおちる」で使うことがないのと、
他所から来られた人に説明する時に、普通に使う「さでくーおちー」を
「さでくりおちる」と訳して(言い換えて)説明することがよくありますが、
これでは本当の出雲弁ではないと考えるからです。

「け、たかげしの、くさかりょったら、さでくーおちてのー」




--------------------------------------------------------------------------------
牧野本確認 投稿者:やまが  投稿日:10月17日(日)20時46分10秒

「さやがかす」
藁や藁製品だけでなく、稲や豆にも使います。
要するに、乾かすことです。
「か、もちと、さやがかいちょかにゃ、えけんの」

「さやぐ」
さやがかいたものが乾くことです。
「えねが、さやいださなが、えれにゃ(取り入れなければ)えけんの」

「さらす」
「け、また、わーが、なに、さらすだー!」

「さらのー」
「さらのー、あら、えつだったかいのー」

「ざんぎざんぎ」
私のところでは幼児語で使います。じゃぎじゃぎ=切ることです。

「なんな、ざんぎざんぎして、ごとごとして、くだで」
「菜っ葉を、切って、煮て、食べるんだよ」

「さんねんじょういでにしめた」
表記は「さんねんじょーいでにしめた」でしょうね。
「け、か、だーの、てのごいかいのー、さんねんじょーいでにしめたいなやつだが」
「さんねんじょーいでにしめた」:三年間仕込んだ醤油で煮しめた
酷く汚れた様子を表します。

「さわじ」は言葉としては使いますが、正式名称が解りません(^^;)




○--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:10月17日(日)20時45分6秒

【さらばよな】 既載の「さらばいね」「さらよね」と同語で、古語の「語源そのもの」です。
「よ」の「イ音便化」は普通にみられる現象です⇒「さヨなら ⇒ さイなら」「〜ヨい ⇒ イい」・・・etc
つまり【さらばいね】の添え見出しでよい、と思います。

【さわじ】は云います。今ではブリは養殖で「ハマチ」で統一されていますが、本来は出世魚として厳格な区分がありました。

【さわじ】
共通語 《魚》ワカナ
用 例 ブリのちとこめやちがさわじだで
用例訳 ブリの少し小さいのがワカナだよ
採取者 槇野[平田]
記録者 (金沢:松江)

あとは松江では聞かれません。

「さやぐ」は「風さやぐ〜」からきたものでしょう。「さやずる」はもちろん「さえずる」ですね。優雅ですねー。




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本 投稿者:わださか  投稿日:10月17日(日)20時39分39秒

ひとつはわかります。「さやぐ」は良く使います。意味もそのとおりです。
また、物が良く乾くような湿度が低いいい天気のことを「今日は え サヤギ だのぉ」などと
言いますが皆さんの地方ではいかがでしょう.




--------------------------------------------------------------------------------
用例をお願いできないでしょうか 投稿者:おくの  投稿日:10月17日(日)20時18分29秒

森山さん。
・さしもし:稲の螟虫
・さとーうち:大豆、砂糖等を混ぜた炒り米
・さねくり:綿の実を取り出す道具

やまがさん。
さでくりおちる:すべりおちる

児玉さん。
・さくさくする:粘りけがなくてもろい
・ざざもり:ざあざあとひどい雨漏り

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:10月17日(日)19時27分7秒

相変わらず、槙野本からです。
ご存じの出雲弁がありましたら、用例をお願いいたします。

・さやがかす:藁や藁製品を乾かす
・さやぐ:土地や材木などいろいろな物が乾く
・さやずる:よく喋ること
・さらさらわかい:未だ、非常に若い
・さらさらわけもん:年の少ない若い者
・さらす:「する」の卑語
・さらのー:さあ、さてなあ
・さらばよな(さればよな):そうだとも、そうだそうだ
・ざわざわ:粘りけのない様、水気の多い様
・さわじ:〔魚〕ワカナ
・さんかん:ヨシゴイ
・ざんぎざんぎ:じゃぎじゃぎ
・さんこばな:〔植〕レンゲソウ
・さんどさんど:いつもいつも、やたらに、みだりに
・ざんぶらと:広々と、ゆったりと
・さんねんじょういでにしめた:(慣用句)衣服や手ぬぐいが汚れたようす
(P144まで)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
えんしょう 取り消し 投稿者:金沢  投稿日:10月17日(日)16時39分23秒

そうでした ! 「煙硝」は多分「○○煙硝」で「商標名」でもあったのでしょう。
私としたことが ! 懐かしさのあまり検証をうっかりしていました。
ともかくも「えんしょう」は取り消しです。
--------------------------------------------------------------------------------
えんしょう あてもん 投稿者:やまが  投稿日:10月17日(日)13時45分58秒

私は、さすがに「一銭」は知りませんが、話には聞いています。
ちなみに、私のところでは「えっせん」です。
一円も「えちえん」です。

で、「えんしょう」ですが、“有煙火薬の俗称”で辞書にも載っていますし、
共通語ではないでしょうか?
お話に出ているのは、陸上競技のスターターが使っていた
いわゆる台紙に付いた錠剤のような形で 、一つづつ切り取って
ピストルに入れる(置く)ものですが、後にはテープ状に巻いてあって、
連続して撃てるようになっていました。
小学生の頃、お祭りの露店でよく買ったものです。
「あてもん」もよくしましたね。



--------------------------------------------------------------------------------
えんしょう 投稿者:金沢  投稿日:10月16日(土)23時15分16秒

そうそう「えんしょう」は赤と黄色でしたね。ピストルもありましたね。リポルバー型で引き金をひくと打ち金が落ちてバンと煙硝を叩くあれでしょう。
「あてもん」をご存じでしたか ! 
「一銭」なんて戦前の話で、今の価値でどれくらいでしょうかね。千倍として百円くらいでしょうか。物によって値打ちが違いますから一概には言えませんね。昭和十五年頃のお祭りの小遣いの相場は十銭でした。嬉しくて手に握ったままで天神さんまで行くと十銭ニッケル貨が汗で濡れていました。

【えんしょう】
共通語 (子供遊びの)玩具火薬
用 例 こら ! 玄関でえんしょやなんや はしらかすだねが !
用例訳 こら 玄関先で玩具火薬など 破裂させるんじゃない !
採取者 金沢[松江]

【あてもん】
共通語 (子供用の)店頭クジ 
用 例 あてもんやなんやすーと せんせにえのされーど
用例訳 店頭クジなんかすると 先生に告げ口されるぞ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
えんしょう・あてもん 投稿者:今岡  投稿日:10月16日(土)21時48分57秒

金沢さん、こんばんわ。

えんしょう、あてもん、つかいましたねー。ただ、あてもんは私の小学生のレートで確か10円でした。部落(地区・自治会)の秋祭りが来ると、祖父に「まちーにえくけん、こちかいごいて!」などとねだり、神様は二の次で、専ら「めせやおがん(店屋拝み)」に終始していましたね。えんしょうは赤や黄色の丸状で売っていて、ピストルに装填して、パンパンいわせて遊んだ記憶があります。



--------------------------------------------------------------------------------
いっせんもんや えんしょう あてもん 投稿者:金沢  投稿日:10月16日(土)18時12分3秒

戦前のそれも「一銭」という値段にまだ価値のあった時代のことです。
一つの町に一軒くらいの割で子供相手に駄菓子類を売る店がありました。その店のことを松江では「いっせんもんや = 一銭物屋」と云っていました。
よく覚えてはいないのですが一銭で買えるものといったら「アメ玉 一個」「ラムネンタマ(ビー玉)一個」「のしいかのアメ煮 数切れ(幅2センチ)」「饅頭 一個」・・・などでしたが。
その中に「えんしょう 20連」というのがありました。「えんしょう」とは「煙硝」で運動会の号砲に使う「火薬」のことです。これを金槌でたたいて「パチッ」と音を出すだけのものでしたが。
また一銭で「あてもん = あてもの」というのもありました。いわば「店頭クジ」というほどのものです。景品はなんだったか忘れました。

「いっせんもんや = 子供相手の雑貨店」「えんしょう = 遊び用の火薬」「あてもん = 子供相手の店頭クジ」。
なにぶんと戦前の松江のことだもんでおわかりいただけませんわね。
なお「一銭」は「えっせん」とは訛りません。無理して「いっせん」というしかないです。




--------------------------------------------------------------------------------
ざぐり 投稿者:おくの  投稿日:10月16日(土)17時52分49秒

「出雲・隠岐の民具(石塚尊俊)」に「ざぐり」がありました。
森山さん。用例をお願いいたします。
「さねくり」や「よのふろしき」をデジカメで撮らせて頂けないでしょうか。(^^ゞ

児玉さん。
・さくさくする:粘りけがなくてもろい
・ざざもり:ざあざあとひどい雨漏り
の用例をお願いできないでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
おにまわし 投稿者:金沢  投稿日:10月16日(土)13時42分32秒

今岡さん こんにちわ そうですね 子供の頃「鬼」の本名が「ジョーカー」であると知ってはいなかったような気がします。遊び方も おっしゃる三種しかなかったように思います。

【おにまわし】
共通語 (トランプ遊びの)ババぬき
用 例 こんだ おにまわしさこい
用例訳 こんどはババぬきしようよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
おにまわし 投稿者:今岡  投稿日:10月16日(土)01時05分16秒

金沢さん
こんばんわ。「おにまわし」懐かしい響きですねー。確かに今で言う「ババぬき」の意で使っていました。子供の頃はトランプ遊びといってもレパートリーは数えるほどしかなく、「神経衰弱」「七並べ」あたりどまりだったでしょうか。「ポーカー」や「セブンブリッジ」「カブ」は少し大きくなってから知りましたが...。「ババ」(ジョーカー)のことを「オニ」と称していたんですね、我々は。



--------------------------------------------------------------------------------
おにまわし 投稿者:金沢  投稿日:10月15日(金)22時13分33秒

もりやまさん 槇野本に「ざぐり」はありませんでした。「座して糸を繰る」のに使う道具でしょうか。もちろん見たことも聞いたこともありませんが「使い込まれて黒光りしている道具」なのでしょうね。

さて、子供時代にかえりまして「おにまわし」ですが。
トランプの「ババぬき」のことを「おにまわし」と云っていませんでしたか。
「おにまわし」は広辞苑にもなく「ばはぬき」は載っています。
正式名称が「ばばぬき」であると知ったのは高校ぐらいだったでしょうか。もちろん戦後です。
○--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日:10月15日(金)19時38分53秒

槙野本の確認
さしもし  螟虫 稲の害虫の一つ 誘蛾灯で蛾を捕殺したり、幼虫の食害している稲を一本づつ、指先ぐらいの小さな鎌で刈り取り焼却したりして駆除しました。有機燐剤の「パラチオン」の出現で被害が少なくなりました。
さとーうち  子供のころのおやつ。一掴み新聞紙に包んで貰い、ポケットに入れ遊びに出たものです。大豆 もち米 かき餅などを煎り砂糖(砂糖が乏しくなってからはイモ飴)
をからめ「あおさ(海草)」の粉をまぶしたもの。あの香ばしいのが懐かしいですね。
さねくり   現物が我が家に健在です。
ところで奥野さん、槙野本に「さねくり」があるなら「ざぐり」と言う言葉はありませんか。
ざぐり    繭より生糸とる道具です。土鍋とセットでした。




--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:こだま  投稿日:10月14日(木)21時39分20秒

言われてみると成る程です。お祭りとか 何かの催しの時の
景気づけに 旗火をあげていましたですね。時には 音だけで
パラシュートが落ちてこないこともあり 子供たちをがっかり
させたものでした。



--------------------------------------------------------------------------------
さでくりおちる 他 投稿者:こだま  投稿日:10月14日(木)21時31分37秒

確認になりますかどうか
さでくりおちる そこまで念のいった言い方ではありません
さでおちる さでぼろける と言います。
ざっぱくな は言いますし お説の通りです。
さねくり 懐かしい言葉です 確かにありましたね。
さはえばる 似たような言葉で しさいばる(横柄な 生意気な)
がありますけど 違うでしょうか。
他は わかりません。




--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:金沢  投稿日:10月14日(木)21時29分22秒

こだまさん 「はたび」は私も勘違いしたのですが、「旗日」のことではなく、「行事の合図のために打ち上げる花火」のことを「はたび」と云っていた、ということのようです。 やまがさんも云っておられるように「落下傘」が仕込まれており「日の丸」が入っていて、それが降りてくる、と私も聞いていたことを思い出しました。
つまり「合図のための狼煙」ということです。「はなび」にかけて「はたび」と云われていたようです。八雲では単に「はた」と云っていたと云われますので、間違いなく「はたび」はあったものと思います。ただ確認がとれないのです。



--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:10月14日(木)21時14分52秒

【さすが】 「〜さすがだね」などと普通に使います。「さすがに〜」「さすがな〜」と形容動詞風に活用できますから 共通語だと思います。

他は松江では聞かないようです。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日:10月14日(木)20時11分22秒

今回、私のところでも使うのは「さでくりおちる」のみです。
「さでくーおちー」で使います。
ちなみに、登録済みの「さでぼろけー」「さでおちー」と同義で、
「さでおちー」を更に強調した言い方です。




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本からです 投稿者:おくの  投稿日:10月14日(木)19時38分45秒

確認をよろしくお願いいたします。

・さしぢち:吸って乳がよく出る乳房
・さしぬきする:万障繰り合わせる
・さしもし:稲の螟虫
・さす:重い物を両手で高く持ち上げる
・さすが:他より優れているさま
・さすりいしゃ:按摩師
・さっこ:盛んになること
・さっしょ:〔魚〕ゴンズイ
・さっちもっち:無理やりに
・ざっぱな:乱雑な、放漫な、粗末な
・さでくりおちる:すべりおちる
・さとーうち:大豆、砂糖等を混ぜた炒り米
・さなど:格子戸
・さねくり:綿の実を取り出す道具
・さはえ:A采配 B家屋等の構造、間取り
・さはえばる:余分な指図をする
(P140まで)

では、では、m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
アクセス30万件突破! 投稿者:やまが  投稿日:10月14日(木)19時10分41秒

おくのさん
アクセス30万件突破、おめでとうございます!



--------------------------------------------------------------------------------
アクセス30万件 ! 投稿者:おくの  投稿日:10月14日(木)19時04分7秒

皆様のおがげだと感謝しています。
分からない出雲弁があれば「出雲弁の泉」にいけば載っているという評価もいただいています。これからも、出雲弁の収集に努めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:こだま  投稿日:10月14日(木)18時13分56秒

やはり もともと 四大節には国旗を掲げるように
決められていましたから それを「旗日」と言った
のではないですか。祝日一般になったのはそれを敷延
したからだと思いますが。
--------------------------------------------------------------------------------
アクセス30万件 ! 投稿者:金沢  投稿日:10月14日(木)16時28分56秒

おくのさん アクセス 30万件 到達 おめでとうございます。

出雲弁のために おくのさんが つくされている功績を讃え 出雲人として感謝申し上げます。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:金沢  投稿日:10月13日(水)17時56分28秒

そうですか 全国語なんですね。そういえば「お客さん」なんてのもありましたね。同じく全国的なスラングですね。

さて「はたび」ですが、理屈で考えてみてもおっしゃるように「旗」とかけて「旗火」でしょうか。まいってみれば一種の「のろし」ですもんね。ぜひ残して置きたいです。
こういう言葉があることは疑えませんが、どなたかのフォローがあるといいのですけど、加茂の方々もおられることだし「運動会などの実施を知らせる花火」のことを「はたび」と云っていた !  どなたか確認してください。
--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:遠藤  投稿日:10月13日(水)08時34分25秒

こだまさんの「はたび」はいろいろな地域で聞きますので
全国的な隠語だと思いますので、出雲弁とはいえないと思
います。これは「旗日」の祝日という意味から派生したの
でしょう。
それで、信号弾ですが、そういえば、日の丸が入ってまし
た。あれは昼間の花火のようなもんですから、それで旗と
花火をひっつけて「旗火」にしたのですかねえ。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:金沢  投稿日:10月12日(火)21時25分3秒

失礼しました。そんな言い方があるとは知りませんでした。
やまがさん 「はたび」ともいうのですか ? 
こだまさんの「はたび」はたしかに云いましたね。登載しますか ? おくのさん どんなもんでしょうか ? 私はちょっと ? ですけど。



○--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日:10月12日(火)20時23分11秒

ざざんぼ
共通語  伸び放題
用例   ねわ松、一年つまんだったけん「ざざんぼ」になって見られんわー。
用例訳  庭松、一年摘みいれしなかったから、伸び放題で見苦しい。
今でもつかっています。





--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:やまが  投稿日:10月12日(火)19時59分5秒

いろんな「はたび」が出ていますね!
遠藤さんの「はたび」は、私のところでは単に「はた」でした。
昔の「はた」には落下傘が入っていたので、小学生の頃は、
「はたがあがったぞ、ふろいね、えかこい」と走って行ったものです。
こだまさんの「はたび」も、確かにありました。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:こだま  投稿日:10月12日(火)17時15分40秒

こんなことを言うと物議を醸しますかねえ。
「はたび」とは 女性の生理日のことを言ったのでは
なかったかしらん。
「そろそろ はたびださーで 機嫌があんまーよーないじ」
など。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:遠藤  投稿日:10月12日(火)16時49分16秒

その「はたび」は載ってます。そのことではありません。
運動会や祭り、各種行事の日に本日実行されることを
知らせるために打ち上げられる共通語でいうところの
「信号弾」のことを「はたび」と言っているということ
です。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:金沢  投稿日:10月12日(火)16時07分43秒

広辞苑に載っていますよ。「旗日 = 各家に国旗を掲げて祝う日、祝祭日」。
大辞林、新明解も同じくです。全国語じゃないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
はたび 投稿者:遠藤  投稿日:10月12日(火)12時07分12秒

この間、NHKのニュースで祭りの合図の信号弾が不発で
子供が怪我をしたと言ってました。なんとなくひっか
かってましたが、それは運動会の朝など上げて開催を
知らせる「はたび」のことであろうと思いつきました。
広辞苑にも「はたび」はないですが、方言ですかねえ。
--------------------------------------------------------------------------------
はんりょまい 投稿者:やまが  投稿日:10月11日(月)21時47分45秒

もりやまさん
自家用米は「はんりょまい」でしたね。
そうでした。

「さくまい」といえば、むしろ、作った米全体を指しますよね。
「さくまい = 自家用米」は取り下げます。



--------------------------------------------------------------------------------
がわはり 投稿者:金沢  投稿日:10月11日(月)20時17分20秒

森山さん 「やたら = 紫蘇穂の塩漬け」は難物ですわ。世に「やたら漬け」は多くあります。出雲のように「各種の野菜、茗荷、紫蘇穂、・・・」入れるものから「キュウリ」だけの「やたら」もあります。これは「やたらにおいしい」からだそうです。
「やたらに入れるもの」から「一品もの」「なめミソ風のもの」やたらにあります。
湖陵の「やたら」は「飯がやたらに食える」かもしれませんね。

「がわはり」は「(自分の)外見を気にする質の人」のことです。
「なんだや たかが常会にあのかっこは」「あーわあーみえて案外がわはりだけんの」⇒
「なんだいたかが常会程度にあの格好は」「あいつはあーみえても案外 外見を気にする質(たち)だからね」。



○--------------------------------------------------------------------------------
はんりょ 投稿者:金沢  投稿日:10月11日(月)19時57分58秒

槇野本に「はんりょー = 飯糧 = 自家用米」とあります。「飯糧」はこれが正しいでしょう。最初見たときは「藩領」かと思いましたが、これでは逆ですわね。

【はんりょ(ー)】
共通語 自家用米
用 例 はんりょにじっぴょは(十俵)はえーけん 供出はにじっぴょ(二十俵)だの
用例訳 自家用米に十俵は要るから 供出は二十俵だね
採取者 もりやま[湖陵]

【あしごたつ】
共通語 他人の布団の温もりをコタツ代わりにすること
用 例 ま つめて足こしてー はよおかかのふとんに足入れてコタツ代わりにすーだわ
用例訳 まあ冷たい足をしてー 早くお母さんの布団に足を入れてコタツ代わりにしなさいよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
自家用米 投稿者:もりやま  投稿日:10月11日(月)19時29分58秒

やまがさん 自家用米をうちあたりでは、「はんりょまい」と言いますが、普通「はんりょ」と略して使っています。
はんりょまい
共通語   自家用米
例     「はんりょ」に十俵はええけん、供出は二十俵しか出されん。
訳     自家用米に十俵必要だから、販売は二十俵しかできない。
です。 



--------------------------------------------------------------------------------
あしごたつ 投稿者:やまが  投稿日:10月11日(月)18時09分10秒

「あしごたつ」とは、また懐かしいですね!
勿論、使いました。

「亥の子さん」にコタツですか。
ちなみに、我が家の日めくりでは、今日が「亥の子餅」となっています。
全国版は、どうも一ヶ月早いような・・・

あ、おくのさん、残念ながら昨日のフォーラムには行っておりません(^_^;)



--------------------------------------------------------------------------------
あしごたつ 投稿者:金沢  投稿日:10月11日(月)17時30分21秒

寒くなりました。昔はどんなに寒くても「亥の子さん」までは絶対に炬燵は出せませんでした。
ほとんど家庭内でしか使われない言葉ですが。

「おーおー つべたい足こしてー おかかの布団にあしごたつすーだわ」⇒「おーおー 冷たい足してー お母さんの布団に足を入れて こたつ代わりにしなさいよ」。
「あしごたつ = ひとの布団の温もりで炬燵代わりにすること」です。使いませんでしたか ?




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日:10月11日(月)16時40分59秒

・さかはずれ:A酒を飲み損なう B同席していて杯を取らぬこと
主に、Bの意味で使います。
酒すすめられたら、えっぺんは、うけーだで、さかはずれねなーけん。

・さがり:(漁具)カゴつけ
金沢さんの仰るように、登録済みだと思います。

・さがりけんべき:過労からきた肩から手先への痛み
「さがーけんべき」で使います。
さがーけんべきがでて、よーね、えらかったとまっしゃい。

・さくにん:小作人
こなは、○○(地主の名前、門名等)のさくにんだった、げなの。

・さくまえ:上納米
↓でも出ましたが、「え→い」で「さくまい」だと思いますが、
私のところでは自家用米を指します。他地域ではいかがでしょうか?

・ささぎ:〔植〕ささげ豆
ささぎのおこわは、まいがの。



--------------------------------------------------------------------------------
確認 ? 投稿者:こだま  投稿日:10月11日(月)14時47分0秒

こちらで知っているか かかわっている と思われるもの

さきのくー は ただ のくる と言います

さくさくする ざっぱくな は この通りです。

さくばえ と言うのを さくまいをする と言います。

ささくれる ささぎ豆 だだびろい だだもり(ざざもり)
さしあげる などは この用法の通りです。

触れなかったのは 知らないし わかりません。




--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日:10月11日(月)11時23分57秒

【さがり】 前にKENさんの「さがー」と同語です。

【さくさくする】共通語のオノマトペではないでしょうか。

【さしあげる】共通語でしょう。「ささげる」の意なら既載です。

他は松江では使いません。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本から 投稿者:おくの  投稿日:10月11日(月)09時23分14秒

槙野本からです。
確認をよろしくお願いいたします。

・さかはずれ:A酒を飲み損なう B同席していて杯を取らぬこと
・さかみずがはしる:A逆流すること B自分から先に尽くすべき礼を、相手から先にされること
・さがり:(漁具)カゴつけ
・さがりけんべき:過労からきた肩から手先への痛み
・さっきかた(さきかた):先刻、今し方
・さきのくー:先送り
・さくさくする:粘りけがなくてもろい
・ざくな:ざっぱくな、粗雑な
・さくにん:小作人
・さくばい:やりくり、工面
・さくまえ:上納米
・さくれる:ささくれる
・ささぎ:〔植〕ささげ豆
・ざざぶろい:だだっぴろい
・ざざもり:ざあざあとひどい雨漏り
・ざざんぼ:Aそろって成長すべきものが、ふぞろいに伸びること B竹や木などの頭が割れて乱れていること
・さしあげる:高く持ち上げる
(P138まで)

では、では、m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁シンポジウム 投稿者:おくの  投稿日:10月10日(日)21時05分33秒

ばくらとして、普段飲ませてもらえん(嫁さんがうるさくて)日本酒を飲んでいます。
きょうは、約300名の入場だったそうです。言いたいことの10分の1も喋れませんでしたが、ま、しゃんとこかなとも思ったりしています。
やまがさん。来ていらっしゃったでしょうか。
ひょっとして、会場の真ん中あたりで、互いにちょっと目が合いませんでした。(^^ゞ
なんとなく。雰囲気がやまがさんのような気がしたのですが・・・・。^_^;

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ふたーがかー 投稿者:やまが  投稿日:10月10日(日)20時44分36秒

八雲も、「ふたーがかー」です。

おくのさん
「出雲弁シンポジウム」お疲れ様でした!



○--------------------------------------------------------------------------------
二人がけ 投稿者:金沢  投稿日:10月10日(日)19時23分14秒

レス有り難うございます。はて ? 私の思いこみでしたか ? 「ふたりがけ」他の方々のご意見も頂戴したいです。

【ばしょふたげ(ぎ)】
共通語 (面積的な)穴埋め
用 例 すまんだども 明日の会合 ばしょふたげで出てごさんか ?
用例訳 すまないが 明日の会合に 穴埋めで出てくれないか ?
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
二人がけ 投稿者:もりやま  投稿日:10月10日(日)19時11分30秒

湖陵も平田と同じ「二人がかー」です。



--------------------------------------------------------------------------------
〜がけ 2 投稿者:おくの  投稿日:10月10日(日)18時34分28秒

平田では「ふたーがかーで もそんだ」「さんにんがかーでも おごかだった」となるように思いますが・・・・。
「ふたーがけで もそんだ」???聞かないように思いますが、他の市町村ではいかがですか。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
〜がけ 投稿者:金沢  投稿日:10月 9日(土)20時48分11秒

「三人がけで もそんだ」の「〜がけ」とはなんでしょうかね ? 
広辞苑をみますと「かけ(掛け)」というのがあって その中に「和語の数値につけてその倍数をあらわす」というのがあります。「ふたり(二人)がけ」とは云っても「三人がけ」とは云わないのでしょうか ? 「二人がけ」「三人がけ」・・・テレビなどでは聞いたことありませんよね。「ふたりがかり」「三人がかり」ですよね。
「〜がけ」は方言ですかね ? 
「ふたりがけの椅子」は「椅子にかける」の「かけ」ですから別問題です。



--------------------------------------------------------------------------------
明日は 投稿者:おくの  投稿日:10月 9日(土)20時45分10秒

明日は出雲弁シンポジウムです。
来てごしなはいね。

とき 平成16年10月10日(日)
ところ平田市立文化館プラタナスホール
開場 PM l:30 開催時問 PM 2:00〜PM 5:30
P R O G R A M
【記念講演】PM 2:00〜PM 3:00
「愛すべき出雲人」
 藤岡大拙氏(島根女子短期大学学長)
【出雲弁保存事業報告】PM 3:00〜PM 3:15
 CD−ROM,DVD版「出雲のことば」上映
【パネルディスカッション】PM 3:30〜PM 4:30
「方言は永遠か?」
 友定賢治氏(広島県立保健福祉大学教授)
 石井啓之氏(秋田県秋田工業高等学校教諭)
 奥野 栄氏(「爺と婆の世間話」著者)
 コーディネーター:藤岡大拙氏(島根女子短期大学学長)
【出雲弁パラダイス PM 4:30〜PM 5:30
 <出雲弁談話>
  小林忠夫氏(出要弁保存会副会長)
 <出雲弁紙芝居>
  朗読:南目章徳氏(元劇団はやさめ座長)
●主催/湖西振興機構 ●後援/平田市・斐川町・宍道町・斐川出雲弁保存会・宍道出雲弁保存会
●お問い合せ:【事務局】簸川都斐川町大字荘原町2172斐川町役場ふるさとデザイン課内
           TEL.0853−73−9210 FAX.0853−73−9222

では、では、多数のご来場をお待ちしております。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:おくの  投稿日:10月 9日(土)20時44分0秒

いろいろとご指摘いただきありがとうございました。
こうして意見を交わすことが「出雲弁の泉辞書」の精度を高めることになると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さかとんぼ 投稿者:やまが  投稿日:10月 9日(土)13時28分11秒

おくのさん、お手数をお掛けしますm(__)m

そうでしたか。
「さかとんぼ」は、出雲弁でも[逆立ち]と[逆さまに倒れる。転倒する。真っ逆さまになる]との、2つの使い方がされていたんですね。

保留扱い、了解致しました。
よろしくお願い致します。
この度は、掲示板をお騒がせして申し訳ありませんでしたm(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
「さかとんぼ」 投稿者:おくの  投稿日:10月 9日(土)10時13分56秒

出雲だけで使われている言葉の数は少なく、その多くは他の地域でも使われています。主として西日本で使われている言葉、日本海で使われている言葉、京都に近いところで使われている言葉、遠いところで使われている言葉等いろいろな分布をしていることが分かっています。私たちが使っている出雲弁は多少形を変えているかも知れませんが他でも使われている可能性が高く、出雲弁を正しく理解するためには全国的視野から考えることが必要だと思っています。

○経過
2002年2月に”ぽっぽさん”から『まっちぇでは、「さかとんぼり」「さかとんぼー」と言いますが、意味を教えてください』との書き込みがありましたが確認ができず未確認語彙集に入っていました。2002年4月八雲村のKENさんより『ところで、未確認語彙に掲載の「さかとんぼり」「さがー」ですが、牧野さんの〜早わかり辞典に、下記の掲載があります。』の書き込みがあり、「さかまたたてる」の空見出し語として登録したものです。その際、品詞を合わせるために【さかとんぼすー(さかとんぼりすー)】としました。これについて2002年5月”ぽっぽさん”に掲載確認のメールを出していますが不都合とのメールはいただいておらず2002年6月に掲載したものです。

○「さかてんご」「さかとんぼ」
「さかてんご」は平田でも使いますが、「さかてんご(を)うつ」という使い方が多いように思います。日本国語大辞典にも「さかてんごうつ(出典:島根725)」「さかとんぼをうつ(出典:島根725)」とあります。意味は「逆さまに倒れる。転倒する。真っ逆さまになる」とあります。出典表が転勤のどさくさで見つかりませんが出典:島根725は広戸惇の方言辞典だったと記憶しています。
したがって、「さかとんぼ」の使用確認は”ぽっぽさん”[共通語訳不明、牧野氏[逆立ち]、出典:島根725(広戸惇?)[逆さまに倒れる。転倒する。真っ逆さまになる]となります。


○取り扱い
前回、書き込みしたとおり、下記語彙については、訂正等を保留とし、当分の間、現状のままにしておきます。なお、次期保留語彙の検討時に取り扱いを検討したいと考えています。
【さかてんご】
【さかとんぼ(さかとんぼり)】
【さかし】
【さかまたたてる】

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
さかとんぼり  さかとんぶり 投稿者:金沢  投稿日:10月 7日(木)22時57分4秒

大辞林、広辞苑をみてみますと【とんぼがえり】 = @空中で体を一回転させること。A行ってすぐ戻ってくること。【さかとんぼがえり】 = 頭を下にしてひっくり返ること。さかとんぶり。さかとんぼ。【さかとんぶり】 = 「さかとんぼがえり」に同じ。浄瑠璃「寿の門松」小腕(こがいな)捻じ上げ 引っかついで さかとんぶり・・・。
とあります。

私の云いたいことは「さかとんぼり」は「動の状態」を表し、「さかてんご」は上下がひっくり返った様、即ち、どちらかというと「静の状態」を表しているのではないか、ということです。
「車が(崖下めがけて) さかとんぼり に 落ちた」という具合に用い、その結果「車が
さかてんご になっている」というのではないか、です。

ここが大切なところで、つまり「さかとんぼり」と「さかてんご」は語群としては別物ではないか、といっているわけです。
「さかとんぼ」は広辞苑、大辞林にあるとおり「蜻蛉」をなぞらえた言葉であり、「さかてんご」は やまがさん説のごとく「さかさてんこつ」からきたものである、とすれば一応納得ができます。一応と云ったのは「さかとんぼり」が出雲弁の中にあればかなり明確になる、という意味です。
私の記憶が不確かなもので「さかとんぼ(り)」と云っていたかどうかがどうもよくわからないのですが、私の知見によると「さかとんぼり」は「さかとんぼり 打ちて転びたり」というのをどこかで見たような気がします。

どんな国語大辞典にも科学的には誤りがあるものだ、と思います。



--------------------------------------------------------------------------------
補足 投稿者:やまが  投稿日:10月 7日(木)20時54分27秒

おくのさんが再投稿されましたので、補足です。
全国的に見ると、この語彙はこのグループに入るようだ。
しかし、出雲部では別のグループの語彙と使われている。
こういう場合の処理の仕方が問題ですよね?
右へならえ!ではなく、語源等の解説として説明することも
出来るのではないでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
現場優先 投稿者:やまが  投稿日:10月 7日(木)20時43分48秒

おくのさんのお考えがよく解りました。
ありがとうございましたm(__)m

どうも、私の書いた「現場優先(主義)」という言葉が物議をかもしているようです。
この意味は、おくのさんが仰っている「出雲地方で使用されている(いた)ことが確認〜」と
いう事項以外の何物でもありません。

「さかてんご」「さかとんぼ(り)」を例にとりますと、
現在、「さかとんぼ(り)」は「さかまた」の同義として登録されています。
それを、全国版辞書に「さかとんぼり」と「さかてんご」は同義との記載があるとのことで、
「さかとんぼ(り)」を「さかまた」から外し、「さかてんご」の同義として再登録する。
おくのさんがそういうふうに仰ったので、ちょっと待って下さいとなったわけです。
「さかまた」と「さかてんご」は違う意味の語彙だと思いますので。

もっとも、採取者の方が「さかとんぼ(り)=さかてんご」だとおっしゃるのなら
話は全く違うものになります。

おくのさんが仰っているように、全国的な視野で出雲弁を見つめるのも大切なことだと思います。
ただ、それはあくまで参考であって、実際の現場での使われかた方が重要ではないでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
疑問の 投稿者:おくの  投稿日:10月 7日(木)20時40分38秒

先ほど、長文を掲載しましたが削除しました。^_^;
>地元で実際に使われている言葉、意味で出雲弁を後世に伝えたいものです
私もそう思います。

ただ、ときには全国的見地から出雲弁をみることも大切ではないでしょうか。日本国語大辞典に同じような意味で似かよった言い方で記載して有るということは同系列の語彙と考えるのが自然だと思います。前回も書きましたように「さかてんごする」と品詞を会わせるために「さかとんぼり)する」としたもので、ぽっぽさんの提案提案語彙は「さかとんぼ(り)」です。

まだ、ぽっぽさんから連絡が有りませんが、下記語彙については、訂正等を保留とし、当分の間、現状のままにしておきます。なお、次期保留語彙の検討時に取り扱いを検討したいと考えています。
【さかてんご】
【さかとんぼ(さかとんぼり)】
【さかし】
【さかまたたてる】

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
シソの実 投稿者:やまが  投稿日:10月 7日(木)19時18分15秒

金沢さん、私が言いたかったことを的確に表現していただいて、
ありがとうございます。
難しいことはともかく、地元で実際に使われている言葉、意味で
出雲弁を後世に伝えたいものです。

「やたら = しその実」は、私も初めて聞きました。
ちなみに、私のところでは「しそぼ」です。
やはり、塩漬けにして保存しますが、種がブチッとつぶれる時の
あの歯ごたえがたまりません!(しそぼつけ)




--------------------------------------------------------------------------------
やたら  失礼しました 投稿者:金沢  投稿日:10月 7日(木)18時04分47秒

もりやまさん これは失礼いたしました。「やたら」とは「紫蘇の実」そのものを指す言葉だとおっしゃっているわけですね。これは私の 早とちりでした。私は「やたら漬け」と勘違いしていました。
で、「やたら = 紫蘇の実」初めて聞きました。あれは「紫蘇の実」のことだったのですね。どなたかご存じの方はありませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご  やたら漬け 投稿者:金沢  投稿日:10月 7日(木)01時53分21秒

やまがさん そういうご趣旨でしたか。よくわかりました。
奥野さん ここはご一考されてはいかがでしょうか。
本辞書はどんな辞書に書かれた言葉であっても本ページ上で誰かが確認しないと採用しない、という手法で一貫されてきたように思います。それが本ページの信条であったような気がいたします。でないとどこかの「辞典」をそのまま書き写してもよいか、というようなことにもなりかねません。もちろん一切の権限が主宰者にあることはよくわかりますが
、「間違いで無い限り」は「本ページでのやりとり」を主体に考えて頂くわけにはゆかないでしょうか。

「やたら漬け」は広辞苑にあがっています。「やたら(矢鱈漬け) = いろいろな蔬菜を刻んで塩漬けにし、さらに布にくるんでミソ漬けにしたもの」とあります。たしかに「糀を合わせて」とは書いてありませんが「やたら漬け」は普遍的な言葉のようです。
もちろん「やたら」は「むやみやたら」の「やたら」で和語です。「矢鱈」は完全な当て字です。




--------------------------------------------------------------------------------
シソの実 投稿者:もりやま  投稿日:10月 6日(水)23時03分30秒

みなさんのお話に水を注すようですみません。
だいぶ秋らしくなりましたが、今ちょうど「シソの実」の収穫適期です。私の生まれ育った農村の保存食品として「おめんぼし(梅干)らんきょ(ラッキョ)やたら(シソの実)」でした。若いころ見向きもしなかったこれらの保存食が、歳のせいか、きめょうに旨くなりました。「やたら」が出雲弁かどうか解りませんが、辞書に載っていませんので。
やたら
共通語   シソの実の塩漬け
用例    飯がほしないわー、「やたら」出いてごせー
訳     食欲がないから、シソの実を出してくれ 



--------------------------------------------------------------------------------
さかとんぼ(り)すー 投稿者:やまが  投稿日:10月 6日(水)22時29分12秒

おくのさん、お手数をお掛けしますm(__)m

金沢さん、私が現場優先と書きましたのは、
最初、当辞書で「さかまたたてー = さかとんぼ(り)すー」と登録され、
今回、おくのさんが日本国語大辞典の記載に合わせて、
「さかてんご = さかとんぼ(り)」と修正すると仰ったので、
元の「さかまた = さかとんぼ(り)」でいいのではないでしょうか?
と、提言したわけです。
書き方が悪くて失礼しましたm(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さかとんぼり すー 投稿者:金沢  投稿日:10月 6日(水)19時59分54秒

「さかとんぼ(り)すー」は記憶では「さかとんぼ すー」だったような気がします。
普通は「さかまた たてー」でした。「打つ」ではなかったような ?
やまがさん 空見出しであがっているからいいんじゃありませんか ? 現場優先といわれるご趣旨はなんですか ? 「さかとんぼり」の意味が「逆立ち」以外のもの、ということですか ? 直裁的にうかがってすみません。ちょっとご主旨が分かり難かったもんで。
--------------------------------------------------------------------------------
【さかとんぼ(り)すー】 投稿者:おくの  投稿日:10月 6日(水)19時15分56秒

ぽっぽさん、今岡さんには問い合わせ中です。(^^ゞ
ぽっぽさんからは「さかとんぼ(り)」で情報提供があり「さかまたたてる」と整合性を持つために「さかとんぼ(り)すー」として登録したものなんですよ。^_^;
日本国語大辞典は全国各地の方言に関する文献も参考にして作られたものですので、そこに載っている以上【さかてんご】=【さかとんぼ(さかとんぼり)】とすべきだろうと思っています。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ばしょふたげ 投稿者:こだま  投稿日:10月 6日(水)17時53分53秒

こちらでは ばしょふたげ です。おそらく 場所ふさぎ が
このようになっていったもの と思っていますけど。
「ちーと気ーつけっさいよ 場所ふたげんなーがな」 など



--------------------------------------------------------------------------------
ばしょふさげ 投稿者:やまが  投稿日:10月 6日(水)17時36分52秒

「ばしょふたぎ」は、私のところでは「ばしょふさげ」で使います。
訳、用例は同じです。

ところで、「さかとんぼ(り)すー」ですが、確認が取れたので
「さかまたたてる」の空見出しとして登録されているわけですから
辞書より現場優先でいいのではないでしょうか?
採取者のぽっぽさん、どんなものでしょう?
また、他の「さかとんぼ(り)すー」をご存じの方、
いかがでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
ばしょふたぎ 投稿者:金沢  投稿日:10月 5日(火)23時30分51秒

「ばしょふたぎ」は「場所ふさぎ」の訛ったもので「穴埋め」というほどの意味で使われていました。「ばしょふたげ」という人もいましたが。
要するに、「弁当の穴埋めに芋の煮たのをいれる」「会社主催の講演会に社員を場所ふさぎに動員する」というような場合に使われていたように思います。
なぜか松江でも「〜ふタぎ」と訛ります。「蓋」の意をこめたのでしょうか。

「なんで おらがえかなえけんだや ?」「ま こらえてごっさい ばしょふたぎだわの」⇒「なんで俺が(その催しものに)いかなきゃならんのだ ?」「まあ許してくれよ 穴埋めだよ」。



--------------------------------------------------------------------------------
【さかてんご】 投稿者:おくの  投稿日:10月 5日(火)20時17分2秒

そうですね。
○【さかてんご】=【さかとんぼ(さかとんぼり)】
○【さかし】
○【さかまたたてる】
として登録するほうが良いようですね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:やまが  投稿日:10月 5日(火)19時55分57秒

「さかてんご」… 金沢さんの用例でいいと思います。

おくのさんの書き込みをみると、「さかとんぼり」と「さかてんご」は
辞書的には同じみたいですね?

ちなみに、私のところには「さかとんぼ(り)」はありませんが、
「さかまたたてー」は「倒立をする」。
一方、「さかてんご」は「上下が逆に引っ繰り返る(った状態)」で
2つを使い分けています。




--------------------------------------------------------------------------------
【さかてんご】 投稿者:おくの  投稿日:10月 5日(火)18時07分41秒

日本国語大辞典によると【さかとんぼり(逆蜻蛉)】は兵庫では【さかたんぼ】、愛媛県【さかつんぶり】、島根県【さかてんご】、島根県、愛知県【さかとんぼ】など全国各地にいろいろな言い方があるようです。

では、では、m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 等 用例 投稿者:金沢  投稿日:10月 5日(火)14時28分59秒

連続で失礼します。用例案を書いてみます。
考えてみると「てんこもり」の「てんこ」もおなじですね。「てんこもり ⇒頂上盛り ⇒ 山盛り。

【さかてんご】
共通語 (立体物が)上下ひっくり返った状態
用 例 台風で道路がめげて自動車がさかてんごになっちょったで
用例訳 台風で道路が壊れて自動車がひっくり返っていたよ
採取者 今岡[加茂]
記録者 (金沢:松江)

【えとせにゃならん】 (え にアクセント)
共通語 「よしとしなければならない」⇒これでいいとするか、仕方ないか
用 例 ま 銅メダルでもえとせにゃならんわの
用例訳 まあ 銅メダルでもいいよね
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:金沢  投稿日:10月 4日(月)21時57分22秒

やまがさんの「てんこ 説」に全く同感します。
実は私も語源はなんであろうかと思い探っていたのですが「てんご = てんごう = わるさ、冗談口」にこだわっていたため抜け道が見いだせないでいました。
関西を主に西日本に広く分布する「また てんごう いうて・・・」の「てんごう」はどう当てはめてみても「さかてんご」に結びつきませんね。
こんな足下に正解があろうとは・・・ ! ! !。
「さかさてんこ」⇒「さかてんご」は正解だと思います。「てんご」の「ご」はおっしゃるとおりで単なる連濁だと考えられます。たとえば「さきかけ ⇒ さきがけ」「さかたち ⇒さかだち」と同じです。
「さかとんぼ(り)」は「ト ⇒ テ」「ボ ⇒ ゴ」と変化することになりだいぶん無理があるような気がします。
「さかさてんこ(つ)」恐れ入りました。

「さかまた」は「股がさかさになる」に同感です。広辞苑の「さかまた = シャチ」は「しゃちほこだち」のことでしょう。
「さかとんぼ」は「さかとんぼり 打つ(広辞苑)」のことでしょう。




--------------------------------------------------------------------------------
とんぼ(り) 投稿者:やまが  投稿日:10月 4日(月)20時42分29秒

「とんぼ(り)」…もしかしたら、「とんぼら(先端)」でしょうか?
「け、わーばさんのとんぼらがめげて、さいくんならん、とまっしゃい」
だとすれば「さかとんぼ(り)」は、先端が逆ということにもなりますが・・・
--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:やまが  投稿日:10月 4日(月)20時12分47秒

「さかてんご」の「てんご」は、多分、「てんこ(てっぺん)」が
濁ったものだと思います。
てっぺんが逆になるから「さかてんご」。
「さかまた」は文字通り股が逆になる。

私のところには「さかとんぼ」はありませんが、
おそらく「とんぼがえり(一回転する)」の「とんぼ」でしょうね?



--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:おくの  投稿日:10月 4日(月)19時37分28秒

たしかに、【さかてんご】=【さかし】は変ですね。
【さかまたたてる】=【さかとんぼすー(さかとんぼりすー)】との関係はいかがでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
えとせにゃならん 投稿者:やまが  投稿日:10月 4日(月)17時47分43秒

「えとせにゃならん」、使いますね。
もう少し軽い感じで「えとしちょくか」、更に軽くなって「えとすーか」。
ま、ここんとこで、えとしちょくか。




--------------------------------------------------------------------------------
えとせにゃならん 投稿者:金沢  投稿日:10月 4日(月)09時51分24秒

「えとせにゃならん」組語による慣用句ですが、直訳すると「よしとしなければならない」です。しかし、これは事柄に満足して云う言葉ではなく、「まあ いいか」「しかたないか」という一種の諦めを表します。
「タイガースもピッチャーがおらんだけんの どんべにならだっただけでも えとせにゃならんわの」⇒「タイガースも投手がいないのだから ビリにならなかっただけでもしかたがないよね」。



--------------------------------------------------------------------------------
わまわし  くずは 投稿者:金沢  投稿日:10月 4日(月)09時39分22秒

「わまわし」は自転車のリムの場合は一本棒でしたが「たが」の場合は二股でした。
二股でないと不可能のように思いますが。

「くずは」は和泉市の「葛葉町(JR 北信田駅)」のことではありませんか。ここは阿倍清明の母ゆかりの地で芝居や浄瑠璃になった「白狐 葛の葉」の伝説があります。
木下サーカスの出し物の一つにこれがあり戦前は天神さんのお祭りで何回も観ました。
寝ころんだ両足で支える障子の上に狐に扮した芸人がのり「恋しくば たずねきてみよ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」の歌を曲芸書きするという芸事ですが、三年前松江に木下サーカスが来て孫を連れてゆきましたら、まったく同じ演芸ものをやっていたのには驚きました。

つまり和泉市信田の「くずは」はこの縁りによるもので「くずば」と濁らずもちろん出雲弁ではありません。



--------------------------------------------------------------------------------
わまわし 投稿者:遠藤  投稿日:10月 4日(月)08時53分10秒

これは二股の棒ではなくて、一本の細い棒でやってた
と記憶してますが。




--------------------------------------------------------------------------------
くずば 投稿者:遠藤  投稿日:10月 4日(月)08時50分44秒

大阪の北、京都の境あたりに「くずは」(葛葉)という
地名がありますが、やっぱり出雲弁なのですか。



--------------------------------------------------------------------------------
てんごをかく 投稿者:こだま  投稿日:10月 3日(日)20時15分14秒

珍しい言葉がでてきたので ちょっと 子供の頃
癲癇をおこすことを てんごをかく と言っていました。
実際に 仰向けになってばたばたしているのです。かわいそう
だなーと思って見ていたものです。
はんまくれて さかてんごになっちょる といえば 様子は
想像できますね。今の時代 こんな言葉でも差別用語といわれ
はしないでしょうか。まあ さかてんご なら いいですけど。




--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:やまが  投稿日:10月 3日(日)20時03分13秒

「さかてんご」を単独掲載する、に賛成です。
確かに、「さかてんご」は人や物など立体的なものの場合に成立するように思います。
語感から受ける印象は、「上下を逆にして転んだ」という感じがするのですが、
「さかてんごねまくれた」という言い方がありますから、転んだ状態とも言えないでしょうし・・・

私がふと思いついたことは、インスタントコーヒーの瓶が上下逆に立っていたら「さかしんなっちょー」。
お尻の方に何かが引っ掛かって、頭(上)を下にして斜めに転がっていたら「さかてんごねなっちょー」。
どんなものでしょう?




--------------------------------------------------------------------------------
さかてんご 投稿者:金沢  投稿日:10月 3日(日)16時27分45秒

ようこさん こないだの台風 愛媛はえらい目でしたね。台風の目は島根にあったのに広島や四国がひどい雨で、結局愛媛は三度ですか、愛媛の映像が映るたびに ようこさんの
こと 心配していました。ウソです。

その台風によるどこだかの崖崩れで自動車が「さかてんご」になっているのを観ました。
「さかてんご」は本辞書に【さかし】の添え見出しで既載されていますが、ちょっと気がかりです。
本来「さかてんご」は「さかし」の範疇ではあるものの、実際は、本来は立体的に立っているべきものが「あおのけの状態になっていること」を指して云うことのような気がします。
つまり、「新聞を さかしに読む」とは言えても「新聞を さかてんご に読む」とは云わないのじゃないかと思います。
「(人が)さかてんご にまくれる」「さかてんご を打つ」「さかてんご になる」は
対象物が立体形の場合を指す、のではないかと思いますがいかがでしょうか。

提案は「さかてんご」を「さかし」の副見出しであげるのではなくて、単独で掲載するようにしたらいかがでしょうか ?
--------------------------------------------------------------------------------
わまわし 投稿者:金沢  投稿日:10月 3日(日)16時04分54秒

そうでした ! 「わまわし」でした ! 思い出しましたよ。「リムまわし」も「たがまわし」もなんか思いにそぐわなくて、それでのことでした。有り難うございました。

【わまわし】
共通語 《遊》(自転車のリム、たが、などの)ワッコを二股の棒で回す子供の遊び
用 例 わまわししてあそばこい
用例訳 ワッコ回しをして遊ぼうよ
採取者 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
たがまわし 投稿者:やまが  投稿日:10月 3日(日)10時39分59秒

「たがまわし」とは懐かしいですね。
ただ、私達は平凡に「わまわし」と言っていたと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
たがまわし 投稿者:金沢  投稿日:10月 3日(日)00時15分56秒

自転車のリムを二股木で転ばす遊びを「リムまわし」と云ってませんでしたかいね。
自転車のリムがそんじょそこらに転がっていたものでもないわけで、代用品は「たが」でしたね。どうも思い出せないのですが「たがまわし」と云ってませんでしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
くずば3 投稿者:おくの  投稿日:10月 2日(土)08時10分39秒

おはようございます。奥野です。

「くずば」についてご指摘ありがとうございました。
10月8日まで時間が有りますので、いろいろな意見を伺ってから判断したいと思っています。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
くずば 投稿者:金沢  投稿日:10月 1日(金)23時17分2秒

おっしゃるとおりで【葛】でよいというかそういうしかないと思いますね。「葛」をわざわざ「くずば」というのが方言たる所以なのですからね。



--------------------------------------------------------------------------------
くずば 投稿者:やまが  投稿日:10月 1日(金)21時49分29秒

おくのさん、10月定期更新案の作成お疲れ様ですm(__)m
この中の【くずば】について、メールをお送りしましたが、
みなさんのご意見もお伺いしてみたいので、こちらにも書き込みます(^^;)

共通語訳が「〔植〕カズラ」となっていますが、
カズラは蔓(つる)状植物の総称ですので、固有名詞が「カズラ」という
植物は存在しないと思いますが、いかがでしょうか?

また、「くずば」を直訳すれば「葛の葉」になりますが、
出雲弁では「葉、つるを含んだ葛全体」を指します。
従って、訳としては「〔植〕葛(のカズラ)」が適切ではないかと思いますが
いかがでしょうか?

もっとも、最終的には「葛」そのものですから、単純に「〔植〕葛」で
いいような気もしますが・・(^^ゞ



--------------------------------------------------------------------------------
なんだかい(の) 投稿者:金沢  投稿日:10月 1日(金)20時26分53秒

みなさん いろいろと有り難うございました。古語でいうと「なんだかえ」だと思いますが、たしかに「〜の」をつけて云うことが多いですね。

【なんだかいの】
共通語 なんてこったい、どうしたことだ
用 例 け なんだかいの すいどのめず だしっぱなしでー
用例訳 もー なんてことだい 水道の水が出しっぱなしだよー
説 明 【なんだかい】でも「なんてこつたい」の意で用いられるが、通常「〜の」をつけて「感動詞風」に使われることが多い。
採取者 金沢[松江] 

「てあす」は今ひとつ納得できない、というか出雲弁の匂いが(私は)しないので、もう少し考えてみましょう。
--------------------------------------------------------------------------------
なんだかい 投稿者:やまが  投稿日:10月 1日(金)14時50分34秒

「なんだかい(の)」、これはよく使いますね!
特に、前に「け」をつけた「け、なんだかい」、または「け、なんだかいの」。
考えてみますと、「か」を入れるから「だ」が生きて来るというか、
逆に、「だ」のニュアンスが微妙に和らぐというか、
実に、出雲弁らしい雰囲気になると思います。

「てあす」ですが、いろいろ調べていますが、どうもヒットしません。
業界用語でないとすると、例えば、ロープをよく使う業種の
専門用語みたいなものでしょうか?
一般的な方言というより、やっぱり、そういう意味合いが強いような気がします。

いずれにしても、まつさんのお父さん、そして松江の職場でも使われている
ということは、一応確認はとれていますよね・・・



○--------------------------------------------------------------------------------
なんだかね 投稿者:こだま  投稿日:10月 1日(金)05時56分27秒

ひとつの課題だと思います。私は むしろ だ に注目します。
なんかい なんかね と言うより なんだかい なんだかね
の方が 自分の意志をより強く つまり疑問に思っているんだが
ということをより強調して相手に問いかけている。
だ をさしはさむことによって 少々受け止める方も向き方が
違ってくるのではないでしょうか。もちろんたいしたことでは
ありません。語感からくるもので ふっと思ってみただけです。




--------------------------------------------------------------------------------
なんだかい 投稿者:金沢  投稿日: 9月30日(木)21時41分54秒

「なんだかい (だ に軽いアクセント)」共通語訳にすると「なんだい ?」でなんてことないですが、なぜか出雲弁では「か」を入れて云います。こんな言い方は普通では無いと思いませんか ? さらに「の」をつけて「なんだかいの」と云えば「なんてこったい」という意味の慣用句になります。
「なんだかい ? なんぞごとあっただかや ?」⇒「なんだい ? 何事かあったのかい」。
「なんだかい」「なんだかいの」出雲弁ではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
マテバジイ 投稿者:金沢  投稿日: 9月30日(木)21時25分41秒

もりやまさん 有り難うございました。そうすると「マテバ」と我々が呼んでいたのは共通語だったわけですね。
子供の頃、私たち町屋でも「あてやこ」は盛んで、特に「マテバ」は希少価値があって珍重されました。
ちなみにその価値を数字で表すと「クルミ = 五カ」「マテバ = 三カ」「マルドングリ = 二カ」「ドングリ = 一カ」でした。森山さんなどからみるとバカみたいなもんですね。

まつさん 「てあす」の平坦調よくわかりました。もう少し探してみましょう。



--------------------------------------------------------------------------------
マテバジイ 投稿者:もりやま  投稿日: 9月30日(木)20時16分4秒

マテバジイ 検索したところ下記のようでした。
ブナ科
  コナラ属    クヌギ コナラ等
  マテバジイ属  マテバジイ ミリブカガシ
  シイ属
  クリ属
  ブナ属
とでました。「マテバジイ」標準和名です。
この頃の子供はクリ以外は食べられることを知りません。これも食べられると教えると「そんなもの食べて大丈夫」と逆に心配してくれます。  



--------------------------------------------------------------------------------
てあす他 投稿者:まつ  投稿日: 9月30日(木)18時06分51秒

金沢さま、いろいろとお骨折りいただきありがとうございます。
アクセントは平坦で、釣り糸の「てぐす」を言うのと同じ感じです。
ぐ を あ に変えると、そのまま てあす のアクセントです。

おしぶたい は、やまがさんの教えていただいたリンクを見て、思い出しました。
子供の頃、山に入ってよく食べました。
これは食べる事ができると教えてくれたのは、一緒に遊んでいた年長者からです。
そういった、子供間の伝承はまだ残っているのでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
あたまはげ 訂正 投稿者:やまが  投稿日: 9月30日(木)13時04分17秒

昨日、私は「めくされ → あたまはげ」ではないかと書きましたが、
この「あたまはげ」は常緑樹ではありませんので、
もりやまさんの仰っている「おしぶ(び)たい」になると思われます。
共通語の「夏はぜ」も合っていますし、私の早トチリでした。
訂正しますm(__)m

なお、他の方で「あたまはげ = 夏はぜ」をご存じの方はいらっしゃいませんか?



--------------------------------------------------------------------------------
てあす  マテバ 投稿者:金沢  投稿日: 9月30日(木)00時16分45秒

「てあす = 綱、ロープ」いろいろな参考本を見たり考えてもみましたがお手上げです。
まつさん すみませんが「てあす」のアクセントを教えて頂けませんか ? 
アクセントは「カタカナ」で示していただけば結構です。
たとえば「テあす」「てアす」または「平坦調」とかです。

ところで もりやまさん 「まてばじい」の標準和名がわかりますか ?



--------------------------------------------------------------------------------
めくされ 投稿者:やまが  投稿日: 9月29日(水)23時49分40秒

「めくされ」は、私どもでは「あたまはげ」と呼んでいますが、
もりやまさん、↓ではありませんか?
ナツハゼ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/natuhaze.html

なお、「あたまはげ」と呼ぶところは他にもあるようで、
これで検索してもヒットします。



--------------------------------------------------------------------------------
お礼 投稿者:もりやま  投稿日: 9月29日(水)21時57分5秒

金沢さん 有難うございました。
「こめじ」は実をそう呼んでいます。木は松江と同じでシイの木です。検索したら「実」の写真だけのっていました。正式名は「すだじい」ですね。思い出しました。
「おおじ」そうです、ドングリの二三倍はあります。樫の実ではありません。
おおじ=大きいシイ  こめじ=こめ(小さい)シイと解釈しています(笑い)。
--------------------------------------------------------------------------------
秋の野の味覚 投稿者:金沢  投稿日: 9月29日(水)20時59分49秒

もりやまさん いろいろと教えて頂いて有り難うございます。

「おしぶたい」は「うしのひたい」で既載されています。
「あさいどり = 秋グミ」で既載です。「こめじ」椎は松江ではそのまま「シイ」です。
「おおじ = マテバジイ」はもしかするとドングリより大型のあれですか ? 以前「まてば」で提示したときに「樫の実(ドングリ)」と聞きましたが そうなんですか ?
「菱の実」は私も食べたことがあります。小さいけどシャキシャキした食感で梨の実のような感じでしたが。「めくされ」町屋の私にはサッパリ見当がつきません。




--------------------------------------------------------------------------------
もんりん 投稿者:金沢  投稿日: 9月29日(水)20時38分16秒

「もーりん」も「もんりん」も松江にはない言葉なので軽率に「無理」を当ててしまいましたが、「毛厘たがわぬ = 融通の利かない」ねー、なるほど一理ありますね。
「無理」は漢語ですし、「毛厘」も逆転してはいても漢字語ですね。
いずれにしても比較的に新しい(室町以降)言葉でしょうか。
「無理」をムリに「ムーリン」「ムンリン」などと云うことなどないですわねー。
「毛厘」に一理ありですね。

「てあす」そこまで実際に使われているとなると、もう少しドリルしてみましょうや。



--------------------------------------------------------------------------------
木の実 投稿者:もりやま  投稿日: 9月29日(水)20時35分14秒

先ごろ栗 あけび が話題になりましたが、子供のころ野山を駆け巡り採って食べた他の木の実をおもいうかべて。木の名は湖陵あたりの呼び名です。貴地ではどう言われているでしょうか、食べられたこはありますか。
おしぶ(び)たい
共通語    夏はぜ
黒く熟れたのはうまかった
あさいどり
共通語    野生のグミ
小粒だが、梅雨時期に熟れる園芸種より美味。蔓性もあったが渋かった
こめじ
共通語    椎
黒光りする実を煎って食べると香ばしくて珍味
おおじ
共通語    マテバジイ
野生ではなく家の防風に植えてある。「こめじ」より味は落ちたが大量にとれた。生では不味く食われない。煎って食うとまずまず。形の良い大粒を選び、先端部をコンクリートや砥石で削り形を整え、人差し指と中指で挟みコマにして遊んだ。
めくされ
共通語    不明 常緑の小型の灌木 シブキに似ているが葉が少し赤紫
黒味かがかった濃い赤紫の実 鳥の目につかなかったか雪の降る頃まであった。美味。
菱の実
木の実ではありませんが、ため池の深みにあり、竹竿で採ろうとしたがなかなか届かず、はがゆい思い。
他にもありましたが、主なものです。 



--------------------------------------------------------------------------------
てあす2 投稿者:まつ  投稿日: 9月29日(水)19時56分55秒

てあす は私の父も使っていまして、庭木を切る てご をしたとき、
「てあす を そこね えわいて みこから ふっぱっちょれ」
(ロープをそこへ結えて、向こうから引っ張っていろ)
という風に言われたりしていました。

それで、いまの職場(松江)でもやっぱり てあす という言葉を皆さん使っておられます。
用例は、ロープを てあす に置き換えているだけですので、ロープをどうしたこうした、を てあす をどうしたこうしたと言えばいいだけです。
私は電話関係の仕事をしていますが、父親はその分野の仕事に携わった事はありません。
ですから、業界用語という確認もできません。
ただ、私の周りでは てあす を使いますし、通じます。
出雲弁ではなのだろうか・・・・・?
--------------------------------------------------------------------------------
もーりん(もんりん) 投稿者:やまが  投稿日: 9月29日(水)16時50分49秒

「もーりん(もんりん)」は、「融通が効かない」で登録済みですが、
私は、元は「毛厘」ではないだろうかと考えています。
「寸分違わぬ」とか、「一分一厘違わぬように」という言い方がありますが、
それより更に小さい「一厘一毛」の「厘毛」が逆になったのではないか?

つまり、「一厘一毛違わぬように → 極端に厳密なこと」。
金沢さん、いかがでしょうか?
ちなみに、私のところは「もんりん」で使います。



--------------------------------------------------------------------------------
もーね(に) 投稿者:金沢  投稿日: 9月29日(水)14時15分16秒

そういえば「もーりん = 無理」というのがありましたね。

【もーね】
共通語 《副》無理に
用 例 そげん もーね きこはらでもえが
用例訳 そんなに無理に意地をはらなくてもいいよ
採取者 遠藤[大東]

【もーな】
共通語 《形》無理な
用 例 そーわ もーな注文てもんだわの
用例訳 それは無理な注文だよね
説 明 【もーね】と同じく「無理」を「もー」と訛ったものだがアクセントに微妙な違いがある。
採取者 遠藤[大東]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
もーね  もーな 投稿者:やまが  投稿日: 9月29日(水)10時06分29秒

「もーね」「もーな」、使いますね。
出雲弁の訛り方ですが、おそらく他所の人には「無理に(な)」だとは
分からないでしょうね(^^ゞ

「てあす」は、残念ながら全然解りません。
隠語というよりは、業界用語かもしれませんね?
「ロップ」はありますね。



--------------------------------------------------------------------------------
てあす 投稿者:遠藤  投稿日: 9月29日(水)08時55分18秒

てあすは知りませんねえ。ロープのことを
ロップというのは聞きますが。



--------------------------------------------------------------------------------
もーね もーな 投稿者:遠藤  投稿日: 9月29日(水)08時51分35秒

こだまさんの用例でわかりましたが
副詞として無理にと言う意味のときは
もーね のもーにアクセントがあり、
もーな注文という形容詞的に使うときは
出雲弁的に、なにアクセントがあります。




--------------------------------------------------------------------------------
もーね 投稿者:こだま  投稿日: 9月29日(水)06時04分34秒

おっしゃるように 無理に がなまったのでしょう。
ですから もーな と言う言い方もありますね。
「えまんなって もーね思いつかっしゃらんでもええがね」
「そいちゃー ちーと もーな注文だじね」 など



--------------------------------------------------------------------------------
もーね 投稿者:金沢  投稿日: 9月28日(火)23時24分30秒

松江では聞きませんが「無理に」が訛ったものじゃありませんかね。
槇野本に「もーな = 無理な」がありますが。どなたか確認を。



--------------------------------------------------------------------------------
てあす  ? 投稿者:金沢  投稿日: 9月28日(火)23時19分10秒

「てあす = 綱」 はて ? ちょっと出雲弁の匂いのしない言葉ですね。もちろん聞いたことありませんが。語源的にもちょっと思い当たりませんけど。やまがさん なら知っておられるかもしれませんね。

【よんよに】
共通語 よくよく、しっかりと
用 例 よんよに 手あらっちょくだで
用例訳 よくよく手を洗っておきなさいよ
採取者 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
てあす 投稿者:まつ  投稿日: 9月28日(火)19時40分42秒

突然話の流れを変えて申し訳ないですが、
てあす についてお尋ねします。

所謂、ロープ又は、綱の事ですが、今日仕事をしながら
「おい、てあす だいたかいの」
「おい、ロープは出したか?」
という会話をしていて、「てあす は出雲弁辞書に あーだーか?」と思いました。
それで、いま出雲弁辞書を見るのですがありません。
未掲載なのでしょうか?。
それとも、私の職場だけの隠語なのでしょうか?。



--------------------------------------------------------------------------------
よんよね もーね 投稿者:遠藤  投稿日: 9月28日(火)17時43分27秒

よんよね ですね。似た言葉でよーねがありますが、
意味が全然違うので面白いですね。共通語では
よくよくでしょう。
もーね というのがふと浮かんだのですが、辞書には
ありますか。
もーねぎばんじょる。もーねきこはっちょる。といった
言い方をします。
--------------------------------------------------------------------------------
よんよね 投稿者:やまが  投稿日: 9月28日(火)17時21分53秒

「よんよに」、使います。
もっとも、私のところでは「よんよね」になりますが・・・
「よんよね聞いてくーだで」、「よんよね洗っちょくだで」
「よんよね、さがらかいちょくだで」等々。



--------------------------------------------------------------------------------
よんよーに 投稿者:こだま  投稿日: 9月28日(火)16時16分9秒

よんよーに よくよく すっかり というような意味に
用いますね。
「よんよーに言いちょいたに忘れただか しようがないのー」
など



--------------------------------------------------------------------------------
よんよに 投稿者:金沢  投稿日: 9月28日(火)15時38分25秒

なんのことはない「よによに」が音便化しただけのものですが、云いませんか ? 
「あげん よんよに えってかいちゃったにかーに またやらかいたかや」⇒「あんなに
よくよく教えてやっていたのに また失敗したかい」。



--------------------------------------------------------------------------------
ごへ 投稿者:遠藤  投稿日: 9月28日(火)12時12分56秒

ごへ 前進と言うのがありましたが、これは英語なのです。
ゴー アヘッドをごへと言って居るのです。
○--------------------------------------------------------------------------------
しぶき&はなのき 投稿者:やまが  投稿日: 9月27日(月)18時11分42秒

わださかさん、ありがとうございますm(__)m
私の地域では、曹洞宗の家が多い(我が家も)ですが、
「しぶき」「はなのき」の両方立てます。
その時に手に入りやすい方をという感じです。
ただ、葬式の後で墓に立てるのは「はなのき」ですから、
あるいは、こちらが正式なのかもしれませんね?

宗派によって、どちらか決まっている!という話も聞いたことがあります。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本 投稿者:わださか  投稿日: 9月26日(日)23時49分0秒

「こんざこんざ」と言うのは、加茂では「こんぞこんぞ」と言います。いまでもけっこう普通に
全く同じ意味に使います。
用 例:「めのは」はそのまんまより、ちょんぼしあぶうとこんぞこんぞしてよけーまいが。
用例訳:板わかめはそのままより、すこしあぶると「訳せない」いっそうおいしいよね。



--------------------------------------------------------------------------------
べき 投稿者:金沢  投稿日: 9月26日(日)23時40分16秒

「はなのき」よかったでかね。こんな時はもりやまさんは「たすけがんさん」ですね。

ところで「べき(べ にアクセント)」ですが、花札の三人勝負、たとえば「八八(ハチハチ)」や「バカ花」の最後に札をひく人のことを「べき」と云っていました。
最初にひく人は「親(おや)」ですが、この親が最初の場札の先取権があるのに対し「べき」は「おきまり札」を握ることができるので、なかなか味のある順番です。

ものがたかが花札で方言かどうかよくわかりませんが、槇野先生は「びき」の訛り、としておられるのでお聞きする次第です。「びき」は「最後びき」であるいは専門用語かもしれません。



--------------------------------------------------------------------------------
はなのき2 投稿者:わださか  投稿日: 9月26日(日)23時39分36秒

「はなのき」知っています。我が家では「しぶき」ですが、我が家が墓守している由来のわから
ない墓があるのですが、そこには墓の真中に「はなのき」が植わっています。宗派ごとに違うの
でしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
はなのき 投稿者:やまが  投稿日: 9月26日(日)20時32分59秒

もりやまさん、ありがとうございますm(__)m
やはり、「はなのき」だったんですね!
仰るように、最近は転作で栽培する農家が増えて、100円市等でも
販売されていますが、確かに葉っぱが薄いですね。

ちなみに、私の地域では、大体どこか家の近くの山に植えてあります。
多分、奥山まで取りに行くのが大変で、先祖が移植したんでしょう?

用例 ふがんだけん、はなのき、とってきちょいた、けん、の。

あ、それから、もりやまさん
「こまんかしら」、勉強になりました。



--------------------------------------------------------------------------------
はなのき(シキミ) 投稿者:もりやま  投稿日: 9月26日(日)19時36分50秒

山間部に住んでいる居るときは、春秋の彼岸、盆には必ず「はなのき」を取りに山に入りました。自生地はかなり山奥で、「しぶき」のように手近にはありません。この頃は「しぶき」で代用です。販売もされていますが、水田転作で栽培されたものらしく、天然のものと比べると、葉っぱが薄く貧弱なかんじですね。



--------------------------------------------------------------------------------
はなのき 投稿者:やまが  投稿日: 9月26日(日)17時03分59秒

↓で、「しぶき = ヒサカキ」が出た時に、私が「はなのき = シキミ」を
提出しましたが、ご存じの方はいらっしゃいませんか?
秋の彼岸も今日で終わりですが、我が家では墓にお供えし(立て)ました。

樒 (しきみ)
http://www.hana300.com/sikimi.html

「さかねじを〜」、確かに広辞苑に載っていました(^^ゞ



○--------------------------------------------------------------------------------
さかねじ 投稿者:金沢  投稿日: 9月26日(日)13時03分8秒

「さかねじをくわす」は共通語の慣用句だと思いますが。



--------------------------------------------------------------------------------
さかねじ 投稿者:こだま  投稿日: 9月26日(日)06時13分12秒

どうも これだけです。
「こながいいこたー気にくわんのー さかねじー食らわかい
 ちゃらーこい 秘策があーよ」雲行きがおかしいですね。



--------------------------------------------------------------------------------
イ と エ の変韻 投稿者:金沢  投稿日: 9月25日(土)20時25分18秒

出雲弁の代表的な「イ ⇒ エ」の変韻は土地によって違いがあります。
槇野先生は「末尾のイ」も「エ」と表記しておられるのが普通です。八雲も松江もこの「末尾のイ」については、実際の発音は中間音であっても「イ」と表記します。現に今までもその方式で表記したため本辞書は混在しています。これはやむを得ないことです。
例示しますと。松江 ⇒ 「はやこと えきない」。槇野 ⇒ 「はやこと えきなえ」
となります。これはまったく同じものです。
--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日: 9月25日(土)18時16分13秒

・こわ
使います。
「か、こわでこっさえた、えのごや(犬小屋)だで」

・こんざこんざ
私のところでは、既載の「こんぞこんぞ」で使いますが
訛りの変化ではないでしょうか?

・さえわえ
「さいわい」で使いますが、「い、え」の表記の問題ではないでしょうか?
袖無しの前の部分(肩口から下)がなく、紐で背中側の裾と結んで着ます。
「ちと、さみんなったけん、さいわいなと、き(着)ーか」

・さかねだり:さかねじ
「さかねじ」で使います。
「こなは、さかねじくゎせーけん、気つけさっしゃいよ」




--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日: 9月25日(土)17時45分57秒

「こんがらす」は「こんがらし」で既載されています。

「さえ」通常は「さえ松」と云い、屋内用建材としては最高のものをいいます。
「あがりがまち」や「階段」に使うのは最高の贅沢です。

【さえ】
共通語 (脂を含んだ)建材用の高級松材
用 例 たいしたもんだの 階段はさえ使っちょってだでや
用例訳 たいしたものだね 階段に高級松材を使っておられるよ
採取者 槇野[平田]
(金沢:松江)

他は松江では使わないようです。



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本から 投稿者:おくの  投稿日: 9月25日(土)15時48分32秒

つづいて、語彙確認をお願いいたします。

・こわ:製材の際にでる屑板
・こんがらす:黙ったまま頭だけうなずいて返事すること
・こんごこんごする:寒そうにする
・こんざこんざ:落ち葉やワカメなどがよく乾燥して、さわると粉々になる様
・こんじゃおえ:根性
・こんぺとぐさ:〔植〕キツネノボタン
・ざいぎ:材木
・さえ:適当にヤニのある松材
・さいまぎる(さえまぎる):出しゃばる、干渉する、妨げる
・さえわえ:袖無しに似て、それより少し簡略に縫ったもの
・さかねだり:さかねじ、反対に相手をやっつける
(P136まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁シンポジウム 投稿者:おくの  投稿日: 9月25日(土)09時28分31秒

出雲弁シンポジウムが開催されます。

とき 平成16年10月10日(日)
ところ平田市立文化館プラタナスホール
開場 PM l:30 開催時問 PM 2:00〜PM 5:30
P R O G R A M
【記念講演】PM 2:00〜PM 3:00
「愛すべき出雲人」
 藤岡大拙氏(島根女子短期大学学長)
【出雲弁保存事業報告】PM 3:00〜PM 3:15
 CD−ROM,DVD版「出雲のことば」上映
【パネルディスカッション】PM 3:30〜PM 4:30
「方言は永遠か?」
 友定賢治氏(広島県立保健福祉大学教授)
 石井啓之氏(秋田県秋田工業高等学校教諭)
 奥野 栄氏(「爺と婆の世間話」著者)
 コーディネーター:藤岡大拙氏(島根女子短期大学学長)
【出雲弁パラダイス PM 4:30〜PM 5:30
 <出雲弁談話>
  小林忠夫氏(出要弁保存会副会長)
 <出雲弁紙芝居>
  朗読:南目章徳氏(元劇団はやさめ座長)
●主催/湖西振興機構 ●後援/平田市・斐川町・宍道町・斐川出雲弁保存会・宍道出雲弁保存会
●お問い合せ:【事務局】簸川都斐川町大字荘原町2172斐川町役場ふるさとデザイン課内
           TEL.0853−73−9210 FAX.0853−73−9222

では、では、多数のご来場をお待ちしております。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
こまがしら 用例 投稿者:やまが  投稿日: 9月24日(金)21時22分25秒

「こまがしら」の用例は、↓にも書いておきましたが、
ちょっと長過ぎましたか(^^ゞ
短く、まとめておきます。

用例  こまがしらね、また、わーさして草流すもんがおって、えけんとまっしゃい。

解説  こまがしらには、小さな噴水状に水を吹き上げる部分があり、
子ども達が面白がって、よく草の葉を流して遊びました。
それが管の中に流れ込んで詰まってしまうことが度々あったそうです。



--------------------------------------------------------------------------------
こまのかしら 投稿者:もりやま  投稿日: 9月24日(金)19時44分33秒

うちの方にも「こまのかしら」(当地ではこまんかしら)と言う言葉はありますが、全く別の意味で使われています。用水溜池の「のみ(栓)」の呼び名です。池には「のみ」が二つあり、浅いのは「小のみ」深いところは「大のみ」ですが、「大のみ」には栓が二つあり、普通は鳥居のような笠木から、棒を抜き差しして水を出します。だが最後に残ったわずかの水や、溜まった「どべ」やゴミを排出するときに、口の大きな「こまんかしら」を
抜きます。「こまんかしら」は笠木から開閉はできません。池に入って開けました。
余談ですが数年に一度 池を空にして(池を干すといいます)鮒鯉ウナギを取りました。ガキどものたいへんな楽しみでした。



--------------------------------------------------------------------------------
こまがしら 3 投稿者:おくの  投稿日: 9月24日(金)19時18分4秒

「こまがしら」というものが有ったのは確かのようですね。(^^ゞ
母上のお話を聞きながら用例を作って頂けないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:わださか  投稿日: 9月24日(金)18時03分3秒

「これしか」
これしか知りません(^^)「これしかぁ」といった言い方が多いかも。
用 例:えわけもんがこれしかのことでくたびれとったててえけんだねか。
用例訳:いい若者がこれくらいのことで疲れていてはいけないんじゃないかい。



--------------------------------------------------------------------------------
こまがしら 2 投稿者:やまが  投稿日: 9月23日(木)22時42分43秒

金沢さん
貴重なご意見をありがとうございます。
残念ながら、私は実物は見たことがありませんが、仰る通り一種の「溜めマス」ではなかったかと思い始めています。

確かに、水の分岐器としても使えると思いますが、母の話では水が出るところは一カ所だったようです。
また、分岐させるためには、元の管がかなり大きな物で水流が強くないといけないことになります。
で、水を引く管(出る方の)は地中に埋める場所だったそうですので、あるいは、上流から流れて来る草やごみ、土などを取り除くための簡易浄水器(濾過器?)だったのかもしれません?
つまり、「溜めマス」ですね。

ただ、「こまがしら」の名前は間違いありません。
どなたか、詳細をご存知だといいのですが・・・




--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日: 9月23日(木)20時43分33秒

「〜ごめに」という使い方はたいへん面白いと思います。私には確認は出来ませんが訳語について意見を述べますと。
「〜ながら」とするにはやや問題があります。「〜ないながら」もしくは「〜ないままに」と否定形につくということを明らかにとた方がベターではないでしょうか。
「〜ながら」だと接続詞の「○○しながら〜」と混同されるおそれがあります。

「こめにみる」これは使います。「(人を)見下す、バカにする」。

【こめにみる】
共通語 (人を)見下す、バカにする
用 例 なんかてーとふとをこめに見さがってやーしげなやちだの
用例訳 なにかというと人を見下しやがって いやな奴だね
採取者 槇野[平田]
記録者 (金沢:松江)

「ころばかす」既載です。



--------------------------------------------------------------------------------
こまのかしら  について意見 投稿者:金沢  投稿日: 9月23日(木)20時26分24秒

「こまがしら」 ↓ の図面から推察しますと、おっしゃるように「高いところから水をひく装置」として納得できます。
どこからか水をひいてきて、さらにその水を各所に分水する、という趣旨であればこのような装置が必ず要でしょう。なぜなら引いてきた水を直接分水することはまず不可能というか合理的とはいえないからです。

松江の下水道もこのような装置が各家ごとにあります。即ち、各家の排水はいろいろなところで発生するわけですが、それを一カ所の「溜めマス」に一旦集めたものを下水道に流します。「こまのかしら」とは順序が逆ですが理屈は同じです。
図面の真ん中の四角いところは「きれいな水が溜まる場所」として必要だったのではないでしょうか。外の四角からは各方面にひく「管」がついていたのでしょう。

本件は灌漑用水の管理のために全国的にあったものと推定できますが、それに地方ごとにいろいろな呼び名があったのでしょう。

理屈はともかくも、槇野本の「こまのかしら」と八雲の「こまがしら」は同じものであることは明らかだと思います。
本件のように既に死語化し、今は語り伝える者すらいない、という民具は是非当辞書に残されるべきものと考えます。取り上げる言葉としては「こまのかしら」とし、「こまがしら」は添え見出しでよいと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
こまがしら 投稿者:やまが  投稿日: 9月23日(木)18時41分37秒

おくのさん
まずは、お詫びですm(__)m
残念ながら、この装置は昭和初期に使われていたものですので、
私も母から聞いた話です。
で、私が水を揚げるものと、高いところから水を引いたものを混同しておりました。
すみませんm(__)m

で、再確認しましたら、
「こまがしら」は、水を高いところから導いて来る装置でした。
訂正します。


     上から見た図
    ________
   |       |
   |  ___  |
   |  |  |  |
   |  |  |  |
   |  |  |  |
   |   ̄ ̄ ̄  |
   |       |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

まず、上から引いた水を真ん中の四角に入れます。
すると、水が噴水のように少し吹き上げ、外の四角に入ります。
そこから、目的の場所まで引いて来る・・・ということのようです。

この装置が「こまがしら」で、おそらく、真ん中の四角に何らかの仕掛けがあるはずですが、
詳細は解りません(^^;)
こだまさん、もりやまさん、このような物をご存知ありませんか?



--------------------------------------------------------------------------------
わかる範囲で 投稿者:こだま  投稿日: 9月23日(木)17時33分33秒

ごめ しらんごめ わからんごめ などと使いますね。
   しらないくせに とか わからないままに とか
   「こなは わからんごめでやっちょーじ」

ごめた という言葉があります。何もかもいっしょにして
などという場合にいいます。

ごもつ は こちらでは ぐもつ ですね 具物 です。

これしか は これ位のことでしょうが いいませんね。

ころばかす は いいます。
 「あぶないけん 気ーつけて ころばかさんやーねのー」
--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日: 9月23日(木)16時55分58秒

・〜ごめに(例 できんごめに):〜ながら
私のところでは、「〜ごめね」になります。
「できんごめね、なんとか、こっさえちょーが、の」

・こめはかり:上納米の計量
「こめはかー」で使います。
小作人が地主さんに納める米の軽量です。
「こめはかっちょかにゃ、えけんじ、よ」

・ごもつ:汁ものなどに入っている具物
使います。
「めそしーにゃ、もちと、ごもつがふやっちょらにゃ、えけんわ」

・こまふげ(こもふげ):産毛
「こもふげ」で使います。
「こもふげ、すってごいた」

以上です。

以下、感想です。
・これしか(例 これしかの暑さで):これ位
「これしき」では使いますが、「き→か」の変化があるんですね。

・ごろた;アブラギリの実、アブラギリ
・ごろたあぶら:アブラギリの実から取った油
先日も書きましたが、私のところでは「きのん、きのんあぶら」です。
でも、他所の地域では「椿、椿油」になるそうで、
では、アブラギリの実、油はどうなるんだろうと思っていましたが、
「ごろた、ごろたあぶら」だったんですね!



--------------------------------------------------------------------------------
こまのかしら 投稿者:おくの  投稿日: 9月23日(木)16時46分29秒

いつも語彙確認をしていただきありがとうございます。
ちょっこし教えてごしなはいませ。^_^;

低い所から高い所へ水を揚げる仕掛はどのような仕掛けなのでしょうか?
昔、川から田に水をあげる水車がありましたがそういう仕掛けなのでしょうか?
槙野本の「水を高いところから管で導いたもの」との関係はどうなのでしょうか?

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:おくの  投稿日: 9月23日(木)15時28分21秒

語彙確認をありがとうございました。
表紙ページに出雲弁語彙登録基準を明示しましたので参考にしていただければ喜びます。
ご存知の語彙が有れば遠慮無く書き込み或いはメールをください。

槙野本からです。
・〜ごめに(例 できんごめに):〜ながら
・こめにみる:A軽蔑する B軽くみる
・こめはかり:上納米の計量
・ごめんぼーし:昔の防寒帽 B防空ずきん
・こもしりあう:内輪げんかする、小さい争いをする
・ごもつ:汁ものなどに入っている具物
・こまふげ(こもふげ):産毛
・ごよごよ:当然のこととして、勝手に、容赦なく
・これしか(例 これしかの暑さで):これ位
・ごろた;アブラギリの実、アブラギリ
・ごろたあぶら:アブラギリの実から取った油
・ころばかす:転ばす
(P132まで)

では、では、m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
サルスベリ 投稿者:金沢  投稿日: 9月22日(水)01時26分52秒

 ↓ 「サルスベリ」⇒「くすぐりの木」「こちょこちょの木」拝見しました。
はじめて聞きましたが、科学的にはともかくもたいへん面白いです。私の町には(市内)なかったので知りませんでしたが、こんどどこかで見かけたら「こちょこちょ」してみたいです。



--------------------------------------------------------------------------------
こちょこちょの木 投稿者:やまが  投稿日: 9月21日(火)22時33分3秒

「こちょこちょの木(サルスベリ)」ですが、私が通っていた小学校の校庭にも
この木があって、よく「こちょこちょ」して遊んだものです。
幹をくすぐると、確かに枝や葉、花が揺れました。

「こちょこちょの木」で検索すると、いくつかのサイトがヒットしますが、
↓に、2つばかり紹介しておきますので、ご参考まで。

「2000.8.20 快晴」
http://www.rokuzou.or.jp/users/cocoa/sarusuberi.htm

「四方山話」
http://www8.ocn.ne.jp/~umija/yomoyama.html
(8・10の項参照)



--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日: 9月21日(火)22時04分24秒

「ごめたで」は「ごめた = 全部、すべて」で既載です。用例でも「ごめたで〜」が引用されています。通常「ごめたで〜」と副詞で使うことが多いですが、別掲するほどではないでしょう。「ごめくた」は方言だと思います。

「こまいだけ」は やまがさんも指摘されているように共通語だと思います。大小辞典に「こまい = 小舞、木舞 = 壁の中に通す竹」であげられています。

「こふうな(こふな)」は「古風な〜」で大小辞典にあります。「地味な〜」という引用はありませんが「古風な〜 = 古くさい、現代的でない」で「地味な〜」という意味もありますから、方言として取り上げるほどではないように思います。

「こまのかしら」は初耳でしたが やまがさんの解説には恐れ入りました。こまのかしら」または「こまがしら」で是非取り上げたいものです。

他は意味はわかりますが松江ではわかりません。 





--------------------------------------------------------------------------------
こちらでは 投稿者:こだま  投稿日: 9月21日(火)21時22分39秒

私が確実にこちらでも と思うのは こばんげ こびなか 
こふうな こぶく こぶらあがり こまえだけ ごめくた
ごめた  などです。

「こばんげになってきたじ やみょーじね」
「こふなかもかかーだけんのー えらいことだじ」
「えらいこふうなもんを 着ちょってだのー」
「だいぶんよばれたけん こぶくでええわ」
「こまえだけを しゃんと用意して 拵えをしちょけよ」
「急に こぶらあがりがしたやーなわ」
「まあ ごめたでええけん 持って来てごっさいよ」など



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日: 9月21日(火)20時50分2秒

・こばんげ:夕方
使います。
「おまえさん、こばんげねなってかー、どこへ、えかっしゃーかね」

・こびなか:ほぼ半日
「こひなか」「こびなか」両方で使います。
「こぎゃんことね、こひなかもかかっちょったてて、えけんじ、よ」

・こふーな:地味な
「こふな」で使います。
「さ、おまえさんにゃ、ちと、こふなこたねかね」

・こまえだけ:土壁の中の竹
使いますが、「木舞(小舞)」(こまい)が共通語ですので、
方言としてどうでしょう?
当辞書にも「かべだけ」の登録があり、訳として使われていますが…。

・こまのかしら:噴水、水を高いところから管で導いたもの
「こまがしら」で使います。
噴水というより、昔、田んぼに用水を回す時に、
低い所から高い所へ水を揚げる仕掛けでした。
「えまんごー、こまがしらやなんかい、こっさえちょーもんは、おらんだけん
めずらして、わーさすーもんがおって、えけんとまっしゃい」

・ごめたで(ごめで):ぐるみ、ごと、中身も入れ物も一緒で
使います。
「か、ごめたであげーけん、(入れ物を)もどいてもらわでも、え、けんの」
編集済



--------------------------------------------------------------------------------
再び 投稿者:おくの  投稿日: 9月21日(火)19時12分21秒

再び槙野本からです

・こばんげ:夕方
・こびなか:ほぼ半日
・こふーな:地味な
・こぶく:A小さい掛け軸 B少量のお茶
・こぶとり:お手玉
・ふこぶらあがり:こむらがえり
・ごへ:前進(船の運転)
・ごへーた:石炭
・こまえだけ:土壁の中の竹
・こまげな:A楽々と B気持ちの良い、素晴らしい
・こまざらえ:竹製の塵かき、松葉かき
・こまのかしら:噴水、水を高いところから管で導いたもの
・こまふで:細書き用筆
・こむし:Aギョウ虫、十二指腸虫 Bうんか
・こめがえ:金の代わりに米で物を買うこと
・ごめくた:全て、全部
・ごめたで(ごめで):ぐるみ、ごと、中身も入れ物も一緒で
(P130まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
こなんぎげな 投稿者:やまが  投稿日: 9月20日(月)18時57分38秒

こだまさんの「こなんぎげな」は使いますね。
「なんぎげな」に「こ」を付けて強調します。
「まーじ、こなしは、こなんぎげなかっこして、あろいちゃーやんなったの」



--------------------------------------------------------------------------------
槙野本の 投稿者:やまが  投稿日: 9月20日(月)18時52分45秒

・ことこしらえたやな:わざとらしい

使います。
「か、ちと、ことこしらえたやなの、もちと、えしこねしちょかこい」

・ごねる:A死ぬB疲れて仕事を中止するC無理を言って困らせる

A,Cで使います。
A「めちのまんなかで、へびが、ごねちょった」

Cの場合は、「ごねくー」とも言います。
(子供に)「あげん、ごねくーもんだ、ね、で」

・ごのごの:寒さや恐ろしさにガクガク

使います。
「よんべは、あんまーさむて、ごのごのすーやなったとまっしゃい」



--------------------------------------------------------------------------------
こどに 投稿者:まつ  投稿日: 9月20日(月)18時21分55秒

親がよく使っていました。
「あしたんさまがはえけん、こどね ねーだ」
「明日の朝は早いから、早く寝なさい」
といった感じです。
テレビを見て夜更かししたときなどよく言われたと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
槇野本の〜 投稿者:金沢  投稿日: 9月20日(月)18時06分50秒

「こでくる」は云いますね。主として「議論を混ぜ返す」の意で使います。

【こでくる】
共通語 (議論を)混ぜ繰り返す、話をことさら難しくする
用 例 こなはよばんほがえでや 話をこでくってえらいめにあーけん
用例訳 あいつは呼ばない方がいいよ 話を混ぜ繰り返されて大変なことになるから
採取者 金沢[松江]

「ごてごて」は難しいところで「物がやたらに多い様」では共通語ですが ⇒ 「ごてごてと物が置いてある」「ごてごての厚化粧」という意味でならどの小辞典にもあります。
ただ槇野本は「ごたつく様子」とありますので「隣はえらいごてごてしちょーの」という使い方があるのなら辛うじて方言の範疇でしょうか。

「ごてづく」「こねくる」は共通語だと思います。大辞典はもとよりどの小辞典にもありますし、普通に使われていますね。

他は意味はよくわかりますが松江では使われていないようです。






--------------------------------------------------------------------------------
どうですやら 投稿者:こだま  投稿日: 9月20日(月)15時23分13秒

ご提案の中から こちらとしては それからはみだしたもの 
など 
こでる こでくりまわす 梃などで無理に動かす 事がもつれる
            無理を言って反対する
 「わりーくせだ こでくりまわいちょりゃーええだけんのー」

ごどーやくさん ご同役さん ではないかしら つまり似た者同志
 「こならちは ごどーやくさんで 仲がええがの」

ことこしらえたげに 如何にもわざとらしく
 「あげねことこしらえたげねせにゃー 目立たんかいのー」

こなんぎげな 難しそうな 調子が悪そうな
 「えらいこなんぎげにしちょってだが なしてかいのー」

ごねる 無理を言って困らせる 不機嫌につっかかる 
 「あげねごねーもんじゃーねえよ みたんないがの」 など




--------------------------------------------------------------------------------
槙野本から 投稿者:おくの  投稿日: 9月20日(月)14時27分16秒

皆さん。語彙確認をありがとうございます。
大変助かります。
下記語彙はいかがでしょうか。

・こでがきかん(こでがまらわん):不器用な、不細工な
・こでくる:理屈を言う、論議する
・ごてごて:ごたごた、ごたつく様子
・ごてづく:もめる、紛争する
・ごどーやくさん:にたり寄ったりのもの同志
・こどから(こどに):早くから
・ことこしらえたやな:わざとらしい
・ごなんけな:調子が悪い
・こねくる:A無理を言って困らせるB練る
・ごねる:A死ぬB疲れて仕事を中止するC無理を言って困らせる
・ごのごの:寒さや恐ろしさにガクガク
(P128まで)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
こちょこちょの木 投稿者:今岡  投稿日: 9月19日(日)20時54分14秒

加茂の私が住んでいたところでもそう呼びました。言われはわかりませんが、あの木のクネクネした幹の外観からでしょうか。こちょこちょして「くすぐったーい」と反応するにはちと図体がデカイような気がしますがねエ。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 9月19日(日)20時35分30秒

こっきり 全部 すっかり ことごとく
「もらーた小遣いを こっきり使わんでも 残いて貯金にでも
 すーだがの」など



--------------------------------------------------------------------------------
こっきり 投稿者:おくの  投稿日: 9月19日(日)18時03分10秒

児玉さん。
「こっきり」の用例をお願いできないでしょうか。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
ごしんつぁん 投稿者:金沢  投稿日: 9月19日(日)15時23分23秒

私は聞いたことはありませんが、広辞苑によると「新造」の他に「新室」というのもあり
いずれも「若い奥さん」の敬称として使われていたようです。
もちろん、いずれも敬称の「ご〜」をつけてしか使われませんから「ごしんしつさん」としか考えられません。
こうした敬称そのものが死語ですから 確認がとれなくても「採用」とされてはいかがでしょうか。

【はごにあわん】
共通語 (歯がたたない = 転じて) 手に負えない、どうにもならない
用 例 あーわ お前のはごにあわんわの
用例訳 あいつは お前の手に負えないね
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
確認 ? 投稿者:こだま  投稿日: 9月19日(日)06時12分5秒

こっきり こちょこちょの木 は こちらでもいいます。
ごしんっあん は ごしんぞさん ご新造さん どちらかといえば
上流階層の若婦人 のことではないでしょうか。
「今度みえたごしんぞさんは よげな感じのええしーだやーなのー」
 



○--------------------------------------------------------------------------------
こちょこちょのき 用例 投稿者:やまが  投稿日: 9月18日(土)23時12分59秒

「こちょこちょのきの花は、なげこと、ふらいちょーがのー」
「百日紅の花は、長い間、開いて(咲いて)いるよねー」
サルスベリ → 百日紅




--------------------------------------------------------------------------------
だんだん です。(^^ゞ 投稿者:おくの  投稿日: 9月18日(土)21時49分4秒

「こちょこちょのき」
>「こちょこちょ」と幹をくすぐると、枝や葉が「やめて!」というように揺れます
そうなんですか。面白いですね。(^^ゞ
インターネットで検索したら新潟でも使われていました。

用例をお願いできないでしょうか。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
こちょこちょのき ごぜん 投稿者:やまが  投稿日: 9月18日(土)19時35分47秒

「こちょこちょのき(さるすべり)」は、言いますね。
よくテレビ・ラジオでも取り上げられますが、「こちょこちょ」と幹をくすぐると、
枝や葉が「やめて!」というように揺れます。
結局は、振動が伝わっているようですが・・・

「ごぜん」は、「ご飯」単独というより食事の意味で使うのは聞いたことがあります。

「ちみ」は解りません。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 9月18日(土)18時36分8秒

牧野辰雄氏の「出雲の言葉早わかり辞典」の中で私では確認出来ない言葉です。
皆さん。いかがでしょうか。

・こしんつぁん:上流階級の若婦人
・ごぜん:ご飯
・こちょこちょのき:〔植〕サルスベリ
・こっきり:全部、すっかり、ことごとく
・こっきこっき:すっかり、がっちり
・こっこ:〔幼〕犬、子犬
(P126まで)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ちみ 投稿者:金沢  投稿日: 9月17日(金)01時05分12秒

鯖やブリの赤い身のところを我が家では「ちみ」と呼んでいました。多分「血身」でしょうが、正式には「ちあい = 血合」といいます。これは社会に出て知りました。

「その ちみをくわなー えちばんえいよがあーとこだでや」⇒「そのちみのところを食べなきゃー 一番栄養があるしころだよ」。オヤジの声が聞こえてきます。



--------------------------------------------------------------------------------
はごにあわん 投稿者:やまが  投稿日: 9月16日(木)18時24分5秒

「はごにあわん」、使いますね。
「こなは、しごならずでのー、とても、おらのはごにゃあわんわ」
他に、同義で「てくそねあわん」もありますよね。

湖陵町の方の語彙は、まったく解りません。
「えのこかずら」も解りません。



--------------------------------------------------------------------------------
しご 投稿者:こだま  投稿日: 9月16日(木)16時42分48秒

はご ? は聞いたことがありません。よく似たので
しごができん しごがならん しごにおえん というのが 
あります。しご とはどうも 始末 のことで そう考えると
納得です。つまり 始末がつかない 始末に困る 従って
手に余る 手に負えない ということになるようです。
「この魚ー しごーしちょいてごっさいよ」
「こんなは しごならずだのー いいことを聞きゃーせんけんのー」



--------------------------------------------------------------------------------
はごにあわん 投稿者:金沢  投稿日: 9月16日(木)15時14分48秒

「はごにあわん」つまり「歯がたたぬ」で「手におえない、かなわない」。
使いませんでしたか ? 
「あーわ お前のはごにあわんだらの」⇒「あいつは お前の手におえないだろうね」。「あいけ こいちゃおらのはごにあわんわー」⇒「えーもー こいつは(仕事)俺の手におえないねー」。



--------------------------------------------------------------------------------
えたん道具 投稿者:金沢  投稿日: 9月16日(木)00時40分17秒

あ そうか 「使えば損耗するような道具をお借りして 有り難うございます」の意味なんですね。出雲人らしい ! ! !



--------------------------------------------------------------------------------
えたん道具 投稿者:もりやま  投稿日: 9月15日(水)22時15分27秒

えたん道具、、、、、。
用例 「まーじ、大事なえたん道具をかりましてー、あーがとさんでございました」
今のように道具類が安価で手に入らなかった時、近所で道具類を貸し借りしましたが、返す時、べつに痛んだ訳でもなくても、こう言ってかえしました。



--------------------------------------------------------------------------------
わかりませんけど 投稿者:こだま  投稿日: 9月15日(水)20時00分35秒

そげねおもいちょったててめそがくさー 

何となくわかります。決めることを決めないなら 出来なくなって
しまう と言うほどの 気持ちだと思いますけど

しかし 面白い表現で まさに出雲弁ですよね。



--------------------------------------------------------------------------------
えのこかずら 投稿者:金沢  投稿日: 9月15日(水)14時54分47秒

いろいろ漁ってみましたが確認できませんでした。植物名の方言としては疑えませんけど。どなたか確認をお願いします。

湖陵町の〜 初めて耳にする言葉ですが「てしこだい」「えたんどうぐ」・・・面白い言葉ですね。
「てしこだい」は「手当たり次第」に似てますね。「えたんどうぐ」自分が使ったから少し傷んで悪かったね、というほどの意味でしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
語彙の確認を! 投稿者:おくの  投稿日: 9月14日(火)21時09分38秒

湖陵町のかたから寄せられた語彙です。
確認をお願いできないでしょうか。

・(へた)昔 薪で炊飯する時、鍋や釜の底に着いた煤  
・(えたん道具)道具類を借り、返すときに付ける言葉
・(八月ながせ)9月頃の長雨
・めそ(味噌)がくさー(腐る) 例 そげね いつまでも話をおもえちょくと(保留)とめそがくさー
・(てしこだい)勝手きままに 例 コッラー てしこだいに菓子出えて食うだないがー
・(よのふとん) かけ布団、おー布団 例 だいぶ しじしなったけん、そろそろ「よのふとん」出さなー

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
続:葛 投稿者:わださか  投稿日: 9月14日(火)20時59分40秒

前の書き込みで葛のことを「えのこかずら」と言うことを書きましたが,親に確認したところ
やはりそう言っていましたので、記憶違いではありませんでした。どなたかご存知ありません?
加茂町では使っていると思うんですが。




○--------------------------------------------------------------------------------
わださかさん 投稿者:金沢  投稿日: 9月14日(火)20時50分26秒

有り難うございました。

【ひょんぐり】
共通語 (イガの中に)実が一個しか入っていない奇形の栗
用 例 あ こりゃひょんぐりだ めずらしのー
用例訳 あ これは奇形の一個栗だ 珍しいねー
説 明 栗のイガの中には通常三個の実が入っているのに希に未成熟で一個しか入っていないものがあり、形も奇形であることが多い。
採取者 わださか[加茂] 

【ひとつぐり】
共通語 (イガの中の実が)成熟した実が一つしかなく他は未成熟の栗の実
用 例 イガがこめともったら やっぱひとつぐりだったわ
用例訳 イガが小さいと思ったら やっぱり実が一つの栗だったよ
説 明 イガの中が未成熟のため結実した実が一つしかなく、他の二つは完全に未成熟のもの。
採取者 わださか[加茂]

【さら】
共通語 (イガの中で)実がつかず平べったいままの奇形栗
用 例 栗の実ね さばーついとーもな さらてていーもんだわや
用例訳 栗の実に くっついてしるものは さらと言うものだよ
説 明 イガの中で結実しないでひらべったい皮だけの栗。「ひとつぐり」にくっついているものが多い。
採取者 わださか[加茂]




--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:わださか  投稿日: 9月14日(火)19時00分23秒

【ひょんぐり】
共通語 なし
説 明 イガのなかに未成熟の薄い実がなく,成熟した1個だけの栗の実
用 例 あ,こりゃひょんぐりだ,めずらしのー
用例訳 あ,これはひょんぐりだ,めずらしいねぇ。

【ひとつぐり】
共通語 なし
説 明 いがの中に成熟した実が一つしか入っていないもの,またその実。
用 例 イガがこめともっとたら,やっぱひとつぐりだったわ
用例訳 イガが小さいと思っていたら,やっぱり実が一つの栗だった

【さら】
共通語 なし
説 明 栗の実であるが,身が入らず皮ばかりで薄いままのもの。
用 例 栗の実ねさばぁついとーもな,さらてていうもんだわや。
用例訳 栗の実にくっついているものは,さらというものだよ。



--------------------------------------------------------------------------------
あけび を食べる 投稿者:金沢  投稿日: 9月13日(月)13時13分30秒

ものの本で読んだことがあります。東北地方だったと思いますが「あけび」の果肉を除いて(食べて ?)そのあとに詰め物をして油で揚げて食べる、とありました。
あけび の皮も食べるところがあるようです。
遠藤さん「山陰の釣り」に「しおふき」がありましたね。有り難うございました。

【しおふき】
共通語 [魚]大型のグレ
用 例 みてみっさい まげな しおふきだらが
用例訳 みてみろよ 見事な大型グレだろうが
採取者 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
こめさ はぶなが しおふき 投稿者:遠藤  投稿日: 9月13日(月)09時02分49秒

金沢さんのご教示がありましたので、そのつもりで山陰中央新報社
「山陰のつり、島根半島編」(これが正式名称です)を読んで見た
ところ、加賀のクケド付近の解説で、潮吹き4枚と鯛を並べて写真
にとった、とかコメサをハブナガ混じりで大漁などと書いてありま
した。大社のオイセ鼻のところではおおめとあり、大社と浦の方で
は違うようです。場所を分担して執筆しているのでこうなったので
しょう。25年前の本ですがなかなかおもしろい。
栗のえがをめぐのはこつがあって、足でえがの両側をうまく踏むと
将来割れるところの筋から裂けるのです。棒ではぐと栗に傷がつい
きます。「ひとつぐり」も「ひょんぐり」も厳密な違いはないと思
います。あけびは、島根では実ばかり食べてましたが、東北では
皮を食べるのです。実は鳥にやって人は皮を食ってます。皮を食べる
地域はないですか。



--------------------------------------------------------------------------------
えがめぎ 投稿者:やまが  投稿日: 9月11日(土)21時57分58秒

私のところでは、栗の「えがをめぐ」でしたね。
で、生栗の芽になる部分を食べると、親から「ものがでーぞ」と言われるので、
その部分を取って食べていました。

ちなみに、収穫した豆をサヤから出す時も「まめめぎ」でした。




--------------------------------------------------------------------------------
しばぐり 投稿者:今岡  投稿日: 9月11日(土)20時47分18秒

森山さんの言われたとおり「エガを剥ぐ」と言っていました。剥ぐ材料は竹製ではなく、辺りにある雑木を適当に折って使っていたように思います。栗を採る材料は竹の先を割いた、所謂「挟み棒」(はさんば)を専ら使っていました。未熟の栗は確か「あおぐり」と呼び、ある程度成長していると思われるイガであれば、叩き落して割って取り出していました。確かに、カネグリよりは不味かったですが、柔らかく、渋皮をとるには楽でしたので、それはそれで旨かったと記憶しています。但し、親からは「できもんがでー」ぞ、とはよくいわれました。



--------------------------------------------------------------------------------
金沢さま 投稿者:もりやま  投稿日: 9月11日(土)19時43分4秒


栗 熟してイガが割れるのが待ちきれず、竹でヘラを作り、それを持って取りに行きましょた。イガをたたき落とし足で踏み、ヘラで青い実を出しましたが、取り出すことを何といったかはっきり思い出せません。が「エガをはぐ」と言っていたようなきがします。はっきり思い出すのは、皮をはぎ、爪で渋皮を取りボリボリ咬んだものです。すると親が「なま栗をそげん咬んと、"でもん"(ふきでもの)が出ーぞ」と注意されました。子供の頃は栄養や衛生状態が悪かったのか、子供はよく"でもん"が出ましょった。すると栗のイガを煎じた汁が特効薬だと言ってこれで湿布されました。尚 ヘラは「ほぐし」といっていました。



--------------------------------------------------------------------------------
しばぐり 用語の用例 投稿者:金沢  投稿日: 9月11日(土)15時09分5秒

わださかさん 「ひょんぐり」「ひとつぐり」「さら」の用例を教えてください。

森山さん 栗のイガから実を取り出すことをどう云いましたか ?
--------------------------------------------------------------------------------
えびる 2 投稿者:こだま  投稿日: 9月11日(土)04時25分15秒

えびる について 女のグループで話したところ こちらで
生まれ育った方には そのニュアンスがわかり よそから来られた
方は 初めて聞いた といわれました。やはり独特のものだったで
しょうかしら。なお あけびについても言うそうです。ですから
じゅくして 口を開いた状態のことを指すのでしょう。いわれて
みれば 私も 子供の頃は ぱくついていましたが 大人になって
からは 種は飲み込んでいませんね。今は専ら観賞用? 見るだけ
です。



--------------------------------------------------------------------------------
葛 投稿者:わださか  投稿日: 9月11日(土)02時03分42秒

今度は葛ですね、最近植物づいているような。
葛のことは全く違った呼び方「えのこかずら」と言っています。私の記憶違いでなければ。




--------------------------------------------------------------------------------
くずば 投稿者:やまが  投稿日: 9月11日(土)00時13分15秒

もりやまさん、ありがとうございます。
「くじんば」「くずば」、発音は少し違いますが、
それは訛りで同じ物ですよね…。
仰るとおり、確かに厄介物ですね(^^;)



--------------------------------------------------------------------------------
葛 投稿者:金沢  投稿日: 9月10日(金)23時46分38秒

「葛」といえば食用の「ほん葛」にするあの「くず」のことですか ?
「くず湯」も「ごま豆腐」も「くず饅頭」もみんなあの「本葛」じゃありませんか。
今では「本葛」といえば貴重品で松江でも手に入る店は一店しかありません。
みんな「ジャガ芋の澱粉」にとってかわられてしまいました。「くず湯」も「カタクリ湯」にね。仕方ないことですね。



--------------------------------------------------------------------------------
葛 追伸 投稿者:もりやま  投稿日: 9月10日(金)23時01分9秒

うろ覚えですが。鳥取大学砂地研究所?が中国の砂漠防止の研究に、葛の植栽試験をされていると、ニュースが伝えていた記憶があります。痩地でも育ち繁殖もたいへん旺盛です。



--------------------------------------------------------------------------------
葛 投稿者:もりやま  投稿日: 9月10日(金)21時33分6秒

うちの方では「くじんば」と言います。やまがさん紹介のHPの様に、花は綺麗なもので、今花盛りで、あまい香りが漂っています。
以前は山間部にはかなり自生していましたが、家畜が好み良質の飼料でしたので飼料として利用しました。子供のころウサギを飼っていましたが、下校してから刈り歩いたものす。
古老の言い伝えによると、当地でも天明か天保かの大飢饉には、「葛根」を掘り食料の足しにしたそうです。以前はけっこう利用されていましたが、今は大変な厄介ものです。特に造林地の大敵です。油断して数年刈らないと、樹冠を覆いつくし枯らしてしまいます。
我が家の山もだんだん広がり、止まるとところをしりません。可憐な花と裏腹に山林荒廃の一大要因が葛です。



--------------------------------------------------------------------------------
アケビ さら くずば 投稿者:やまが  投稿日: 9月10日(金)20時33分20秒

今岡さん
アケビを栽培されているんですね!
そうすれば、管理が出来ますし、台風でも大丈夫だったのかも?

金沢さん
さら(しゃくし)ですが、みなさんのお話で思い出しました。
さら(しゃくし)は真ん中だけでなく、日当たりや養分の届き方等
イガが置かれた環境によって、両端の栗にも発生します。
訂正します。

アケビは、私も種はペッペッと吐き出してました。
で、確かに、アケビや野いちごなどは昔の方が美味しかったと思います。
昔は、今のようにお菓子など甘い物がなかったですから
そう思ったのでしょうか?

ところで、先日書きました「くずば(くずばかずら) = 葛」ですが、
どなたか、ご存じの方はいらっしゃいますか?
ちょうど今、花が咲いていますので、分かり易いと思いますが・・・

葛(クズ)
http://www.hana300.com/kuzu00.html




--------------------------------------------------------------------------------
しばぐり 投稿者:金沢  投稿日: 9月10日(金)19時29分37秒

いろいろと出ましたね。
いまのところ確認できたものは「ひょんぐり」「ひとつぐり」「さら」ですかね。

未確認のものは「しゃくし」「えびる」「えぐ」「はこめぐ」でしょうか。
森山さん ようこさん なんかご存じの言葉はありませんか。

定義は次のようでいいですか ? 【ひょんぐり】= (通常は三つあるイガの中の実が)未成熟で一つしか入っていない栗。
【ひとつぐり】= (三つの実のうち二つが極端に未成熟で)一つだけ育っている栗。
【さら】= (未成熟で)平べったくなった栗の実 (八雲では 「しゃくし」)。



--------------------------------------------------------------------------------
ひょんぐり 投稿者:遠藤  投稿日: 9月10日(金)12時01分27秒

ひょんグリと言うのですか。うちらではひとつぐりだったですね。
まんなかの栗がでっぷりとなってほかのやつはさらになってたり、
さらがなくてひとつだったり、はしの栗がでかくなってたり、
色々でした。昔はえかったですね。白い栗でも食ってましたね。
あれは渋ばっかで、まいことはなかったです。やまねはーと、
はぜやうるしにまけてえらいことになったりもしました。



--------------------------------------------------------------------------------
ひょんぐり 投稿者:わださか  投稿日: 9月10日(金)08時51分23秒

>今岡さん
 「ひょんぐり」ご存知のようですね。でも,私の認識では,「さら」がある「一つぐり」は
 ひょんぐりとは言わず,稀に「さら」がなくたった一つの身だけ入ったもの,つまりさらの跡
 もなくきれいな丸,クヌギのどんぐりのようなものを言っていました。

>金沢さん
 アケビは中の種が詰まった白いところを種と一緒に口に含み,白く甘いところを食べて種は
 ブブーッと吹き出します。(私はこだまさんのように種を飲み込むことはなかったです。)
 子供のころはすごくおいしかった記憶がありますが,最近食べたらそれほどでもなかったで
 すね。
--------------------------------------------------------------------------------
あけび 投稿者:こだま  投稿日: 9月10日(金)04時56分45秒

秋 山で あけびに遭遇すると 無理をしてでも飛びついて
採って ぱくついたものでした。バナナ程甘くはないが柔らかい
黒い種がぎっしりあるが それも勿論一緒に飲み込んだもので
した。ぱっくり口を開けたあの形が 女性の何かを連想するので
専ら 隠語に使っていましたね。



--------------------------------------------------------------------------------
あけび  ひょんぐり 投稿者:金沢  投稿日: 9月10日(金)00時27分36秒

「あけび」はもちろん見たこともありますし、山で採ったこともあります。松江なら枕木山にでも行かないと見ることも出来ません。ですが食べたことがありません。
で、ありゃ どげして食べーもんですか ? あの中にある綿みたいなとこを食べるんですか ? あれにはタネがあったような・・・。

確かに柴栗には「ひらべったい」のもありますね。三つの真ん中のやつですね。
「しゃくし」ですか。いや面白い。
あの「虫食い」を噛みつぶした時のほろ苦い味は忘れません。柴栗は栗の中で一番味が深いんじゃないかな。 



--------------------------------------------------------------------------------
ひょんぐり 投稿者:今岡  投稿日: 9月 9日(木)23時26分55秒

「ひょんぐり」なつかしいですね。ただ、ひょんぐりが出来るのは両側の栗が「さら」の場合が多かったように記憶しています。従い、ひょんぐりには多くが「さら」の跡がついていましたよ、確か。やまがさん、アケビは残念なことでしたね。我が家では、駐車場の脇で育てているアケビが今年は30ケ程実をつけており、紫色になるのを楽しみにしております。でも、栗採りに行った折に偶然見つける「アケビ」が最高だと思っています。天然ものにはかないません。



--------------------------------------------------------------------------------
栗のさら 投稿者:やまが  投稿日: 9月 9日(木)21時43分59秒

わださかさんの仰っている「さら」は、私のところで、
「しゃくし」と言っているものでしょう?多分・・

わださかさんも仰っているように、栗は普通イガの中に3つ入っています。
で、両端の栗は正常な丸みを帯びた形ですが、どうしても真ん中の栗には実が入らず、
うすっぺらな形になります。
私のところでは、その形“)”から「しゃくし」というわけです。

「くりとー」「あけびとー」、子供のころにはよくしましたね・・・
そうそう、熟れたら採ろうと目をつけていた「あけび」が、
この間の台風で落ちてしまいました。残念(^^;)




--------------------------------------------------------------------------------
ひょうぐり 雑感   投稿者:金沢  投稿日: 9月 9日(木)20時37分45秒

「ひょんぐり」は傑作ですね。「ひょうげた〜」にかけられたのでしょうか。
ただどんな状態のことなのか、今ひとつわかりません。教えてください。
つまり「さらがなく たった一つ入った・・・」のところです。「さら」はどの部分を指していうのですか ? イガのことですか ?

「えびる」「えぐ」「はこめぐ」いろいろありますね。たいへん面白い。ドリルしましょや。

わださかさんの感想にまったく同感です。昔は子供ながらにルールがあり、実際の遊びの現場で受け継がれていったのですね。イジメやケンカの限界ももそこで学びました。
ケータイやメールやゲーム機では絶対に学べませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
えびる 投稿者:やまが  投稿日: 9月 9日(木)18時23分10秒

こだまさんの「えびる」ですが、私のところでは「えぐ」と言っていたと思います。
仰るように、栗のイガが熟れて口を開けることですが、
先日、話題になった豆(さや)にも使います。
「栗(小豆)がえぐやんなっちょー」、あるいは「小豆(栗)がえーじょー」という具合に使います。



--------------------------------------------------------------------------------
かねぐり 投稿者:わださか  投稿日: 9月 9日(木)17時45分16秒

「かねぐり」は,もう載っちょーました。
「えびる」というのは聞いたことがありません。加茂では,栗が色づいてイガが割れることを
「はごめぐ」と言っていました。
「あすこみてみや,もうはごめぇどうがや,栗ふろいにいかこい。」と言う感じです。

そういえば,栗は普通ひとつのイガに3つ入っています。
三つとも実が入ったのを「みつぐり」その真ん中にあるのは「なかぐり」,二つは入ったのを
「二つぐり」一つのは「一つぐり」といい,実が入らなかった出来損ないはその形から「さら」
と言っていました。ここまでは,50へぇ未満でしょうけど,まれに「さら」がなく,たった
一つ入った栗があり,クヌギのどんぐりのような形でした。これを「ひょんぐり」と言ってい
ましたが,みなさんどうでした?

昔の秋の遊びと言えば「栗取り」(栗拾いではない)や「アケビ取り」でしたよね。じげの子
大きい子も小さな子も集まって取り,分配するときは,ただついてきて年かさの子の言われる
ままにしていた子もみんな平等にじゃんけんして分けたものです。そうして遊びなどを継承し,
小さな子を思いやったり,年上を尊敬したりすることが自然と身についていったと思います。
今のいじめや凄惨な事件など昔の田舎の景色からは全く生まれようがないものでした。




○--------------------------------------------------------------------------------
はぶなが  用例 投稿者:金沢  投稿日: 9月 9日(木)14時50分6秒

【はぶなが】
共通語 手のひら大のグレ
用 例 「釣れたかや ?」「はぶながばっかしの クロはおらんわの」
用例訳 「釣れたかい」「手のひら大ばかりね 大きいのはないよ」
採取者 遠藤[大東]
記録者 (金沢:松江) 



--------------------------------------------------------------------------------
はぶなが  えびる  おし 投稿者:金沢  投稿日: 9月 9日(木)14時41分18秒

「はぶなが」は 手のひら大のグレのことです。グレを下から順に云いますと「コメサ⇒はぶなが⇒くろあい、もしくは単に クロ」で最大級のものは特別に「しおふき」と云います。釣り人が持って帰るのは「はぶなが」以上です。もっとも「はぶなが」も食べ方には困り結局捨てるというハメになることは多いです。
ですから「くろあい」は魚の総称であるとともに大きさのクラス名でもあるわけです。
「おおめ」は松江でいう「しおふき」のことではないかと思います。

「えびる」は知りませんが、安来の岡田さんの本に「えぶれる = 揺らす」「えぶーたくる = よく揺らす」という言葉が載っています。栗を落とすために木を揺らす、と関係はないですわね・・・。

「おし」は漬け物石以外には考えられず「おもし」との違いもありませんから取り下げます。



--------------------------------------------------------------------------------
えびる 投稿者:こだま  投稿日: 9月 9日(木)13時03分17秒

栗のいがが割れて 完熟した色を見せることを 栗がえびた
といいます。ところが 何の気なしに「栗がそろそろ えび
りゃーせんか」と言ったのを聞いた 他所から嫁がれた方が
わからない 知らない と言われます。なかなか雅趣のある
方言だと思っていますが 知られませんか ?
「栗がそろそろえびた頃だと思うけん 山へ行ってみらーや」
--------------------------------------------------------------------------------
はぶなが 投稿者:遠藤  投稿日: 9月 9日(木)08時45分25秒

以前、クロアイの大物のことで「おおめ」を提案したときに
中型のクロアイを「はぶなが」というとフォローしていただい
た方があったのですが、山陰中央新報社「島根半島の釣り場」
94Pの野波あたりの解説でクロアイの「ハブナガ」級という
記述がありました。
この本は25年ぐらいまえの本です。



--------------------------------------------------------------------------------
おし 投稿者:今岡  投稿日: 9月 9日(木)00時30分38秒

やはり我が家でも「おもし」といっていました。無論漬物用の石は「つけもんいし」若しくは「おもし」でした。

今度の18号はがいな台風だったようですね。昨日の昼休みに加茂の父に電話したところ、「(稲)はでにはやんべにスケかといたけん、おおかたもつだねか」何てて自信ありげに言うもんですだけん安心しとったとこめが、夕方6時半頃に電話したら、「何ーんと、ハデが倒れたがな」てていーやな按配で、今日は朝まとうから修復で大変だったと想像します。迷惑な台風でした。年寄りには稲掛けはつらいですね。若けもんがいる週末ならまだしも。



--------------------------------------------------------------------------------
おし 投稿者:こだま  投稿日: 9月 8日(水)04時43分59秒

聞くこともありますが こちらでは 漬物石 とはっきり言って
いると思います。こうしたものは 重石(おもし)ということの
方が多いかもしれません。
「台風にとばされちゃーえけんけん おもしー乗せちょけよ」



--------------------------------------------------------------------------------
おし 投稿者:やまが  投稿日: 9月 7日(火)22時54分6秒

「おし」言いますね。
ただ、「つけもんのおし」という風に使う場合が多いような気がします。
勿論、漬物をする現場でなら、単に「おし」で使うこともあると思いますが・・・




--------------------------------------------------------------------------------
おし 投稿者:金沢  投稿日: 9月 7日(火)19時50分47秒

漬け物に使う「重し用の石」を単に「おし(平坦調、または し に軽いアクセント)」といっていたように思います。
「押し」の連用形なのか「おもし」の「も」が消えたのか、語源は不明ですが とにかく単に「おし」でした。
「この石 おしにちょうどえだねか」⇒「この石(漬物用の)おもしにちょうどいいじゃないか」。



--------------------------------------------------------------------------------
ただはんぶ 投稿者:金沢  投稿日: 9月 7日(火)18時46分53秒

台風は少し荒れましたが、家にこもっている分にはなんてこたなかったです。
「ただはんぶ」有り難うございます。いい用例が浮かばなくて困っていました。

【ただはんぶ】
共通語 ただ同然
用 例 こげな上等、ただはんぶみたいな値段でまってもえかいね
用例訳 こんな上等なものを ただ同然の値段で貰ってもいいですか
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
ただはんぶ3 投稿者:わださか  投稿日: 9月 7日(火)17時42分33秒

使います使います。「こげなじょうとう,ただはんぶみたいな値段でもらってもえかいね。」
てなかんじですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
ただはんぶ 投稿者:こだま  投稿日: 9月 6日(月)18時31分4秒

言いますね。ただのとなりよりも余計使うでしょう。
ただみたいなものだ ということですね。
「それじゃー まるで ただはんぶだがね 気の毒に
 やる気がせんやーになりゃーせんかね」 など



--------------------------------------------------------------------------------
ただはんぶ 投稿者:金沢  投稿日: 9月 6日(月)18時00分37秒

既載の「ただのとなー」とほとんど同義です。
「かんらんがおおできでー こーじゃただはんぶだのー」⇒「キャベツか゜出来すぎで これではただみたいなものだねー」。
「ただはんぶ」たしかこんな慣用句もあったような。しかしこんな用例ありますかねー。



○--------------------------------------------------------------------------------
ひあてー 投稿者:金沢  投稿日: 9月 5日(日)23時20分53秒

そうですね。「(殺菌のため)火を通す」のが目的で「煮直す」のが手段行為ですね。
訳語は「煮直す」にした方がいいですかね。
「こーじょでこ」確かに福助がドンピシャですね。

【ひあてー(る)】
共通語 (腐らないように煮物を)煮直す
用 例 のくなったけん(煮物に)ひあてちょくがえだねかや
用例訳 (気候が)暑くなったから煮直ししておくのが いいじゃないかい
採取者 金沢[松江]
--------------------------------------------------------------------------------
訂正 投稿者:やまが  投稿日: 9月 5日(日)20時24分43秒

↓「こうじょでこ」は、「こーじょでこ」です。
訂正しますm(__)m

もりやまさん、ありがとうございます。
椿の実の方だったんですね。
椿油は高級なので、私のところでは「椿の実、椿油」でした。

編集済



--------------------------------------------------------------------------------
あぶらぎり 投稿者:もりやま  投稿日: 9月 5日(日)20時15分33秒

アブラギリ 聞いたことはありますが見たことはありません。
子供の頃の雨具は番傘(からかさと言っていました)で、新しいのを買って貰うと独特の匂い(香りと言ったほうが良いかも)がしました。印刷用インクの原料にもなりましたか。終戦の前後はかなり貴重品だったと想像されます。傘売りのおじさんが「この傘は桐の油が使ってあーけん上等だ。」と言われたのはよく覚えています。
うろ覚えですが「桐の油」に関係する新聞の三面記事がよく載っていたような気がします。想像ですが貴重品で、「統制物資」に指定されて居たのではないでしようか。
「きのみあぶら」と言う言葉はうちの方にもありますが、アブラギリではなく椿や山茶花の実でです。祖母が椿 山茶花の実をこまめに集め、頭につける油をつくっていましたが「きのん油」と言って居た様な気がします。 
いつも横道にそれてすみません。



--------------------------------------------------------------------------------
ひあてー 槙野さんの辞典の語彙 投稿者:やまが  投稿日: 9月 5日(日)20時11分45秒

「ひあてー」は使います。
特に、夏はよく使いますね。
「煮直す」の他に、「火を通す」意味もありますよね。
「かまぼこ、まって来たけん、ひあてちょいた」

槙野さんの辞典からです。
きごり:水の上などの油膜
私のところでは「きごー」で使います。
「まえのめちね、きごーがういちょーが、じこでもあったかや」
「前の道(の水たまり)に、油膜が浮いているが、事故でもあったかい」

きりじ:夜盗虫
「このばれいしょ、きりじがくっちょーがの」
「このジャガ芋(は)夜盗虫が食べているよ」

こうじょうでこ:福助人形
「こうじょでこ」で使います。口上を言う格好の人形ですね。
「せんどできた、めせね、おっけな、こうじょでこがおったじ」
「先日出来た店に、大きな福助人形がいたよ」




--------------------------------------------------------------------------------
ひあてる 投稿者:こだま  投稿日: 9月 5日(日)20時08分23秒

大変懐かしい言葉です。煮直すことです。でも 今は 全く
殆ど 使いません。おっしゃるように
「おかしげになーかけちょーじ ひあてーしちょかにゃー
 えけんじ たのんわ」 ということになりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
ひあてー(る) 投稿者:金沢  投稿日: 9月 5日(日)18時07分59秒

「アブラギリ」の写真拝見しました。見るのも聞くのも初めてです。
昔はこんなものから油を採っていたのですねー。お話から推測するに工業用の油ですね。
いつだかテレビで「和ろうそく」の番組を観ました。あのハゼの木から採るやつです。
それと似ていますね。

さて、「ひあてー」は「火にあてる」で煮物が腐るのを防ぐために「一旦 煮直すこと」です。「あたる」でなくこんどは「あてる」です。
「もう のくんなっただけん こら ひあてちょかなえけんだねかや」⇒「もう (季節が)暖かくなったから これは 煮直しておかなければいけないんじゃないかい」。
「ひあてる = 煮直す」 方言じゃないですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
あたー  きのん 投稿者:やまが  投稿日: 9月 5日(日)17時04分48秒

「あたー」は、私のところでは「傷」の意味でしか使わないようですが(^^ゞ
いたんだものを食べれば、勿論あたります・・・

↓アブラギリのサイトです。
ただ、「あぶらぎり」が「あぶらぎ」では1文字省略するだけですから、
本題は、この実をどう呼ぶかです。
私のところでは「きのみ(ん)」ですが・・・
もしも、他地区で呼び方が違うのなら、どう呼んでいらっしゃるでしょう?
アブラギリ

ちなみに、花が咲くのは5、6月で、栗の花とほとんど同じ頃です。
その時期には、よく道に散っているのを見掛けます。



--------------------------------------------------------------------------------
あたーがくる 投稿者:金沢  投稿日: 9月 5日(日)12時21分46秒

「あぶらぎ」は森山さん、児玉さんあたりがご存じなのではありませんか。町屋の者にはちと無理でしょう。

さてまたまた「あたり」ですが、「あたる = 腐る」は松江だけの言葉のようですね。
そこで、果物などが「当たって傷む」ことを「あたりがくる」または「あたーがきちょー」と云いませんか ? 八雲では「あたーができちょー」「〜ついちょー」だけですかね ?



--------------------------------------------------------------------------------
きのみ 投稿者:おくの  投稿日: 9月 5日(日)08時21分2秒

「あぶらぎ」は聞いたことがないように思いますが・・・・
広辞苑には「あぶらぎり」が載っていますね。
油を採るだけでなく下駄の材料にもなるんですね。

「出雲最東部の方言録・岡田徳治編」によると「きのみ」は「椿の実」、
「美保関町方言辞典」では「きのん」が「椿の実」と載っていました。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ふきんぎゃー 投稿者:こだま  投稿日: 9月 4日(土)21時24分33秒

こちらでも ふきんぎゃー です。また 蛙のことを 
きゃーこ ともいっています。「る」は こもってしまって
聞き取れませんね。
「珍しいことね ふきんぎゃーがおったじょ。なしてだい
 見かけんやーねなったのー」



--------------------------------------------------------------------------------
あぶらぎ 投稿者:やまが  投稿日: 9月 4日(土)19時53分57秒

何回も登場してすみませんm(__)m

↓でも書きましたが、「きのみ(ん)」のなる木が「アブラギリ」で、
私のところでは「あぶらぎ」と呼んでいます。
昔は、山の裾野の辺りを開墾して、帯状の畑状態にして、
そこで、この「あぶらぎ」を栽培していました。
実の「きのみ(ん)」からは油が採れ、番傘に使う油紙や印刷のインクの原料に
なったものです。

「きのみ(ん)ふろい」の作業があったのは、昭和30年代初めくらいまででしょうか?
まだ子供でしたが、私の記憶にも残っています。
「あぶらぎ」「きのみ(ん)」をご存知の方はいらっしゃいませんか?
ちなみに、「アブラギリ」は広辞苑にも載っています。
--------------------------------------------------------------------------------
ふくんぎゃー 投稿者:やまが  投稿日: 9月 4日(土)18時25分54秒

「ふくんぎゃー」は登録済みだったんですね。
失礼しましたm(__)m

か行は、おくのさんの仰る通り、確かに訛りの変化の少ない行だと思います。
「ふきんぎゃーる=ひきがえる」は、出雲弁では「ひ→ふ」の変化がありますから、
ある意味で当然の変化と言えるような気がします。

では、私のところを含めての「ふくんぎゃー」地域はどうかというと、
私は訛りの変化というより、「ヒキガエル=ふく(福?)がえる」という別名があって、
そこから来ているのではないかと考えていますが、どんなものでしょう?

いずれにしても、仁多郡からの参加者は複数いらっしゃるようですので、
その方達の間で、確認が取れるといいのですが・・・




--------------------------------------------------------------------------------
ふきんぎゃー2 投稿者:おくの  投稿日: 9月 4日(土)17時39分56秒

やまがさん。いつも語彙確認をしていただきありがとうございます。

「ふくんぎゃー」は登録済みでした。^_^;
か行の「き」と「く」の関係ですが、「し・す」「ち・つ」のように曖昧ではないように思いますがいかがでしょうか。また、多少の例外を除いては「い段→え段」「う段→え段」の変化も少ないように思っています。50音表の他行に比べて比較的訛りのない行だと思っていますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ふきんぎゃーる ふくんぎゃー 投稿者:やまが  投稿日: 9月 4日(土)13時17分0秒

続けて、すみませんm(__)m

未確認語彙集に「ふきんぎゃーる=ひきがえる」が載っています。
奥野さんからこの語彙が提出された時に、私は「ふくんぎゃー」で使うと書きました。
一方、奥野さんにメールで寄せられた意見の中に、同じ「ふくんぎゃー」があったと
↓で書き込みをされています。

「ふきんぎゃーる」と「ふくんぎゃー」は同じものだと思いますが、
いかがでしょうか?
また、「ふきんぎゃーる」は別としても、「ふくんぎゃー」では確認が取れていますよね?

編集済



--------------------------------------------------------------------------------
訂正 投稿者:やまが  投稿日: 9月 4日(土)12時47分47秒

↓「きみ」の用例、「〜くゎっしやんかね」は間違いで、
「きみ、えでたが、くゎっしゃんかね」ですm(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
槙野さんの辞典より 投稿者:やまが  投稿日: 9月 4日(土)12時26分55秒

↓で、植物名が出ましたので、ついでと言っては何ですが、
未確認語彙のコーナーにある「槙野さんの辞典」の中に、
私の知っている語彙がありますので、書いておきます。

きねり:甘柿
私のところでは「きねー」で使います。
最近の柿は実の直径に対して高さの低い、平べったいものがほとんどですが、
「きねー」は高さのある卵形の古い品種の柿です。
「ことしゃ、きねーが、よ、なったのー」

きみ:〔植〕黍
とうもろこしで、「なんばぎん」と同義です。
「きみ、えでたが、くゎっしやんかね」

くずば:かずら
「くずば」、または「くずばかずら」で使いますが、
秋の七草の一つ「葛」のことです。
↓のサイトにもあるように繁殖力の強い“つる”で、
木に上ると、瞬く間にその木を覆いつくします。
「くずば、きっちょかにゃ、柿の木ね、あがーでや」
葛(くず)

くそたけ:食用にならない茸
まさに、訳の通りです。
「さ、くそたけだけん、とらでも、えじ」

ところで、辞典では、
きのみ:ツバキの実、ツバキの木
きのみあぶら:椿油
となっていますが、私のところで「きのみ」「きのみあぶら」といえば
「アブラギリの実、油」を指しますが、みなさんのところでは
いかがでしょうか?
「きのん、ふろいね、えかだねか」(“み”が“ん”になります)



○--------------------------------------------------------------------------------
あたる 投稿者:こだま  投稿日: 9月 4日(土)05時04分29秒

そのものを食べたので 腹痛をおこした 下痢をした
などの時に ○○にあたったと言いませんかしら。
「そりゃー色が悪いじ あたーかもしれんけん 気ー
 つけっさいや」



--------------------------------------------------------------------------------
あたー(あたり) 投稿者:やまが  投稿日: 9月 3日(金)21時39分40秒

私のところでは、「あたる→腐る」では使いませんが、
果物の場合、長老は「あたーができちょー」、または「あたーがついちょー」という
言い方をしていました。
意味としては、「当たり→傷」だと思いますが、どうでしょう?



--------------------------------------------------------------------------------
あたっちょー 投稿者:金沢  投稿日: 9月 3日(金)20時13分16秒

以前「あたる = 腐る」で確認して頂けませんでしたが。「あたっちょー = 腐っている」でふたたびです。
果物がぶち当たった跡がいたむことを「あたる」もしくは「あたっちょー」といいますね。「こらこら そろっともそべやれ あたーでや」。この「あたる」は共通語でしょうかね ? 「あたっちょー = 腐っている、傷みがきている」はここからきたのではないかと考えるのですがどうでしょうか。
「かずんでみ あたっちょーへんかや ?」⇒「匂ってみろ 腐ってないかい ?」松江では使うのですが。
--------------------------------------------------------------------------------
かごもー  なつまめ 投稿者:やまが  投稿日: 9月 2日(木)22時14分27秒

金沢さん、「かごもー」も確かにありますね。
一般の人も使うには使いますが、代表的なのは商売している人ですね。
例えば、行商のおばさん・・・
「かごもーですだーも、やすんしちょきますが、どげねしかいね」
「残り物ですけれども、安くしておきますが、どうでしょうか」

もりやまさん、湖陵の麦畑にも「なつまめ(そらまめ)」がありましたか!
もっとも、私のところ(八雲)では、専用の麦畑ではなく、
米を作る前に、同じ田圃で麦を作っていました。
麦を収穫してから、水田に戻して田植えです。
当然、田植えの時期は遅くなります。



--------------------------------------------------------------------------------
そらまめ余談 投稿者:もりやま  投稿日: 9月 2日(木)19時55分29秒

やまがさん、ご指摘されて思い出しました。麦畑の周囲に点々と「そらまめ」が蒔いてあり、黄色くなった麦の中に、真っ黒に熟した「そらまめ」の莢が思い出されます。まだ未熟の青莢採りをさせられ、豆を莢から出しておくと、夕飯に「そらまめ飯」でした。
なぜか豆類は畑一面に蒔くより、他の作物の周囲に一株づつ蒔くと、莢が「もぐれさばって(すずなり状)」つきました。その為麦畑の周囲に蒔かれたたとおもいます。
これは「あぜまめ」とは言わなかったです。



--------------------------------------------------------------------------------
おーがつく 投稿者:遠藤  投稿日: 9月 2日(木)17時03分59秒

はき というのがありましたが、大東では吐き気がするのは
「おーがつく」と言うのです。「おーがつくほど酒のんもんだね」
などといいます。きちゃねもんを見たとき、かぢんだとき「おーが
つくやな」とも言います。
あぜまめという言葉は知りませんでしたが、実物は知ってます。
大豆ばっかりです。有線で畦に豆を植えるといもち病の原因
になると放送して、やめるよう指導してましたが、無くなった
理由はこの辺にあるのではないですか。どうでもいいことです
けど。




--------------------------------------------------------------------------------
ふたまたごうやく   かごもー 投稿者:金沢  投稿日: 9月 2日(木)13時24分33秒

「ふたまたごうやく」は「内股に貼った膏薬のようにどちらにもくっつく」の意味で「節操のない人」を指す慣用句です。どの辞典にもあります。共通語だと思います。

「籠に もる」で考えてみたのですが。「採る」の意味で使われているのは「あずきもー」で明らかだと思いますけど、やまがさんの 「かごもー」は「かごばらい」と同じ謙譲語で「かご守り」 つまり「木守り」と同じで「ほんの籠のお守りほど」という意味ではないだろうかと考えてみました。「こらかごもーほどだども まあがってごしない」
⇒「これはほんの籠のお守りほど(の量)ですが まあ 召し上がってください」。



--------------------------------------------------------------------------------
ふたまたごーやく 投稿者:こだま  投稿日: 9月 1日(水)19時54分23秒

どちらへでもつく人 節操のない人 ということですね。
ふたまた はわかりますが なぜ膏薬なのでしょうか。つく
つける ということからでしょうか。
「こんなはのー あげーみえても ふたまたごーやくだけんのー
 あてにせんがええじ」 など。



--------------------------------------------------------------------------------
あぜまめ 投稿者:金沢  投稿日: 9月 1日(水)18時58分40秒

やまがさん すれ違いました。実は宍道の方が書かれた本に「あぜまめ」は「そらまめ」のこと、と書かれていたので「畦大豆」との関連でお聞きしたものです。
多分おっしゃるようなことなのでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
(綿を)もる 投稿者:金沢  投稿日: 9月 1日(水)18時50分7秒

「あぜまめ」いろいろと有り難うございました。そうですね「そらまめ」では時期が違いますわね。やはり大豆や小豆なのでしょう。

さて「綿をもる」ですが。もちろん私は農業の経験はありませんから確認というわけにはゆきませんが。この「もる」は「盛る」しか考えられないように思います。
つまり「綿を採って籠に盛る」ところから綿採りそのものを「もる」と云うようになったのではないかと考えれば納得できます。

「もぐらが もー」も「モグラが通ったあとは土が盛り上がる」からそう云うのかもしれません。「モグラが畦を壊して水が漏る」より信憑性があります。
つまり、言葉は転用されるということです。どなたか確認されるとよいのですが。




--------------------------------------------------------------------------------
もー 他 投稿者:やまが  投稿日: 9月 1日(水)18時44分43秒

「もー」は、「あずきもー」で登録済みですが、私は「もー」は「もり」では
ないかと思っていました。
「子守」の「もり(もー)」ですね。
小豆の熟れたサヤだけを採るので「小豆の番をする」、
あるいは「小豆に手をかける」ではないかと考えていましたが、
もりやまさんの用例で、「"もら"ないけん」とありますので
やはり「盛る」でしょうか?

金沢さんの「あぜまめ→そらまめ」の件ですが、
もしかしたら、米を作る時の畦ではなく、麦の畝の周囲に植える
ことではないでしょうか?
これなら収穫時期も合いますし、私のところでも確かにありました。
特定の呼び名があったかどうかは判りませんが…。

それと、今日、出先でたまたま水戸黄門の再放送を見ましたが、
両方の味方をする意味で「ふたまたごうやく」の台詞が使われていました。



--------------------------------------------------------------------------------
綿を「もる」 投稿者:もりやま  投稿日: 9月 1日(水)08時22分2秒

もる又はもー
昨夜の小豆で思い出しました。昭和二十年代の前半までけっこう綿が栽培されいました。収穫は莢から綿が飛び出したのを逐次、摘まみとっての収穫です。
小豆も熟れた莢から収穫し、最後に引っこ抜き一括収穫です。
例 「今日はええ天気だ。綿を"もー"か」
例 「あちき(小豆)の熟れ莢があーけん"もら"ないけん」
何故か綿や小豆の熟れ莢の収穫を"もる又はもー"と言っていました。腰に篭を着けです。この篭を「綿もー篭」といいます。他の農作物には使われませんでした。"もる又はもー"が出雲弁か湖陵弁か解りませんが、貴地ではどうでしょうか。 



--------------------------------------------------------------------------------
あぜまめ 投稿者:こだま  投稿日: 9月 1日(水)05時12分15秒

私の記憶では 我が家は小豆だったようです。母が丁寧に蒔きつけるのを
覚えています。直接肥やしも使わぬのに出来はよかったです。畦の補強
だったのですね。
○--------------------------------------------------------------------------------
あぜまめ 投稿者:やまが  投稿日: 8月31日(火)23時41分56秒

私のところも「あぜまめ」は、大豆か小豆でした。
2列にして両方植える家もありました。
「ソラマメ」、私のところでは「なつまめ」を「あぜまめ」にしたという話は
聞いたことがありません。
もりやまさんも仰っているように、収穫時期が違いますから。

「レンゲ」「クローバー」を食べたのは終戦後ですが、
戦時中の名残りといってもいいかもしれませんね…。

そうそう、私が↓で書いた「こねわ」ですが、
こだまさんが「〜 小庭に小松 〜」と書いていらっしゃいますので、
やはり「小庭」だったんですね。



--------------------------------------------------------------------------------
あでまめ 投稿者:もりやま  投稿日: 8月31日(火)22時25分22秒

あぜまめ あでまめ(当地では、あぜをあでと言う)ことだとおもいます。
以前はコンクリート畔など無く、代掻き前に必ず畔塗りしました。田植えが終わると、塗った畔に必ず大豆を蒔きました。塗った畔は田んぼの土だから肥沃で、大豆が大変良くできました。当時 畔の草刈は鎌でしたので、豆を刈らないょう注意しながら草刈りしたものです。自家用の味噌 醤油 煮豆の大豆をまかないました。時代はすすみ鎌から草刈機になり、豆だけ残して刈るのは難しく「畔豆」は蒔かれないようになりました。
大豆の播種時期と、田植時期が同じで、「そらまめ」の播種時期は11月で「あでまめ」に「そらまめ(当地はへーまめ)」聞いたことがありません。
忘れていました。大豆だけではありません。小豆(大納言種)も蒔きました。これも良くでき、昔はよく餅を搗きましたが、自家で使うのは十分まかないました。



--------------------------------------------------------------------------------
あぜまめ 投稿者:金沢  投稿日: 8月31日(火)20時33分39秒

へー レンゲ草やクローバを食べたんですか ? それは戦時中の食糧難とは関係のない話でしょうね。一般的な慣習でしたか ? 戦時中 国策としてすすめられた子供の野草集めのリストにレンゲやクローバはなかったような。

今日の昼の日本海テレビで、北朝鮮を調査訪問した民主党の国会議員が インタビューの中で云っていました。「北朝鮮では かつて 日本の農家がやっていた「あぜ大豆」を今もやっている・・・」。いわゆる「あぜまめ」というのは大豆に限りますか ?
「あぜまめ」とは「そらまめ」のことだと聞いたことがありますが、実際はどうなんですか ? 教えてください。



--------------------------------------------------------------------------------
ほうけまつ 投稿者:こだま  投稿日: 8月31日(火)19時44分40秒

ほうけまつ とは 所謂阿呆?のことですね。
以前「門に門松 小庭に小松 絲原武太郎 ほうけまつ」という謡を
紹介しました。素封家 権力者に対して たいしたことを言ったもんだ
という驚きを聞かされましたが 当の絲原家も太っ腹で意に介せず
町民も そんなことを言う人もあるのかな という位の反応だったこと
を覚えています。



--------------------------------------------------------------------------------
追伸 投稿者:やまが  投稿日: 8月31日(火)19時26分19秒

「へじー」は、まえは、「ふたし」ねして、よー、食いました。
登録済みの「ひー(スベリヒユ)」も「ふたし」で食いましたね。
もっとも、私のところでは「ひ」一音ですが。

それから、「だんごばな」の葉っぱも、「みやこ(レンゲ)」の葉っぱも食いましたが、
「みやこ」のほが、やおて、まかったです(^^ゞ
○--------------------------------------------------------------------------------
植物名 投稿者:やまが  投稿日: 8月31日(火)19時05分33秒

おなごまつ:赤松、使います。
確かに、女を忘れてはいけませんね(^_^;)

のしとぐさ:ヌスビトハギ、使います。
単に「のしと」とも言いますね。

だんごばな:シロツメクサ、使います。
ちなみに、演芸種の「千日紅」も同じ「だんごばな」です。

へじり:畑の雑草、使います。
わたしのところでは「へじー」になりますが、
春の七草の一つ「はこべ(ら)」のことです。
春の七草

しぶき:ヒサカキ、使います。
仏様にはもう一つ「はなのき」も供えますが、これは「しきみ」ですか?
こっちは少し匂いがありますよね。



--------------------------------------------------------------------------------
すけかー 投稿者:金沢  投稿日: 8月31日(火)18時25分56秒

松江でも表記は「すけかー」になります。しかし一般的には「しけかー」に近いのではありませんか。八雲は以前 KENさん という方がおられまして そのKENさんも八雲は割合に「ウ段」をそのまま発音すると云っておられました。
出雲弁の「ウ段」は「オ段」に変化しますから、そのデンでゆくと「ソけかー」になるわけですが、さすがにそこまでは訛れないので「シ に近い ス」になると考えられます。
八雲は古い言葉が残っている面白い地帯です。




--------------------------------------------------------------------------------
台風一過 投稿者:わださか  投稿日: 8月31日(火)18時13分37秒

ひょうしぬけすーやな台風でしたが,被害がなてなんよーでしたね。

うしにわ:加茂町史の農家の間取りを見ますと「臼庭(内庭)」とあります。発音は「おしのわ」
     という感じです。確かに餅つきをするところでもありましたが。
ぴーぴーまめ:カラスノエンドウ 使います。
おとこまつ:黒松 つかいます。
おなごまつ:赤松 男がおったら女もおらなえけんだねか。
ほーけまつ:・・・おらのことかや?
のしとぐさ:ヌスビトハギ 山手の草むらを歩くといつのまにか半月型の草の実がいっぱいくっ
      ついていることはありませんか?
しんざい:スイバ 既に「田圃に生える食べられる草」で載ってはいますが。
だんごばな:シロツメクサ これを輪に編んで首飾りなどにして遊びませんでしたか。
へびいちご:いかにも方言っぽいと思ったのですが,ちゃんとした和名でした。
へじり:畑の雑草のことですが,どの草のことを言っているのかはっきりしません。
しぶき:ヒサカキ 我が家は浄土真宗ですが,墓に必ず活けます。

動植物の方言もまだまだありそうですね。









--------------------------------------------------------------------------------
すけかー 他 投稿者:やまが  投稿日: 8月31日(火)17時28分14秒

台風は近付いた時より、後の吹き返しが大変でしたね(^^;)
みなさんのところは、大丈夫でしたか?

「しけかう」は、よく使いますね。
私のところでは「すけかー」ですが・・・
「し、す」の表記が難しい出雲弁ですが、「しけ」はやっぱり
「すけ」ではないでしょうか?
「こか、すけかちょかにゃ、えけんじよ」

「こちらさ」は、聞いたことがないような気がします。
「はこだんさん」も分かりません。

「おとこまつ=黒松」は使います。




--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月31日(火)16時59分30秒

うしにわ=内庭であり おしのわ とは別物、語源から違うと
思いますので私としても確認したいと思います。
さて、植物名で2,3思いついたので提案します。
てっぽばな=ほたるぶくろ
ぴーぴーまめ=からすのえんどう
おとこまつ=黒松
右が和名です。おとこまつは築地松の松だと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
はこだんさん 投稿者:金沢  投稿日: 8月31日(火)15時20分46秒

それなりの血筋、名家の出でありながら人物的にはあまりぱっとしない人のことを嘲って「はこだんさん」とふざけていいました。方言というほどのものではなくスラングの類ですが。
「こなしは はこだんさんでの ま かいしきなもんだわの」⇒「あのお人は(出はよいが)さっぱりなおひとでね ま ぱっとしないね」。



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:ようこ  投稿日: 8月31日(火)08時33分59秒

おはようございますm(__)m
金沢さん こだまさん ありがとうございます。
「しけ」といういい方の出雲弁にこだわりすぎて、「すけ(助け)」という言葉を忘れておりました。
夕べは10時頃まで本当に 「しけ かちょかな えけんわー」状態でした。
皆様の所に被害がでなくてよかったです。




--------------------------------------------------------------------------------
すけ 投稿者:こだま  投稿日: 8月31日(火)06時16分54秒

すけ は 助け であり 支柱 支え 突っ張り棒
だと思います。それこそ 台風の襲来時など 吹き付ける
風に対して 雨戸をすけをかって支えたのでしたね。
「あ えけんわ そっちも すけーかーちょかにゃー
 あぶねーやーなわ」



--------------------------------------------------------------------------------
すけかう 投稿者:金沢  投稿日: 8月31日(火)00時07分24秒

おや ようこさん お久しぶりですね。四国こそたいへんじゃありませんか。ダブルパンチじゃありませんでしたか。
こちらも荒れはしましたが「え これが台風なの ?」というほどで、少なくとも松江はたいしたことありませんでした。

さてお話の「しけかう」は「すけをかう」で登載済みです。もっとも実際には ようこさんの方が正しく、出雲弁は格助詞「〜を」は省きますから「しけかう」になりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
台風から・・・ 投稿者:ようこ  投稿日: 8月30日(月)23時38分13秒

皆様の所は大きな影響はなかったのでしょうか? お大事になさいませ。

さて、
今回の台風で突風で車庫のガラス戸が揺れるために、たしにもならない支えを手で行っていました。
その時に、ふっと出た言葉
「ここんとこへ しけ かちょかな えけんわね」
この 「しけ かう」というのは、以前にどこかで出たのか忘れたのですが・・・・
物が倒れないように支えをするという意味で使うと思いますが。
--------------------------------------------------------------------------------
台風から・・・ 投稿者:ようこ  投稿日: 8月30日(月)23時38分13秒

皆様の所は大きな影響はなかったのでしょうか? お大事になさいませ。

さて、
今回の台風で突風で車庫のガラス戸が揺れるために、たしにもならない支えを手で行っていました。
その時に、ふっと出た言葉
「ここんとこへ しけ かちょかな えけんわね」
この 「しけ かう」というのは、以前にどこかで出たのか忘れたのですが・・・・
物が倒れないように支えをするという意味で使うと思いますが。




--------------------------------------------------------------------------------
こちらさ 投稿者:金沢  投稿日: 8月30日(月)09時29分53秒

「えものかみ」あげでしたね。どうも有り難うございました。

言葉節約型の出雲弁では否定形の「〜ん」まで省略してしまうのはご存じのとおりですが、たとえば「銭湯は混んじょーへ(ん)だったかね」「そら いけませ(ん)だったね」
・・・etc 。
これは否定形以外の「ん 外し」で、ご近所同士の心安だてに「うちの 嫁が こちらさへおじゃまどもしちょーしませんですかいね」⇒「うちの嫁が お宅におじゃましておりませんか」などと使います。
「こちらさん = おたく」は既載ですが「ん 外し」で思いつくのは今のところこれだけです。



--------------------------------------------------------------------------------
登録済み 投稿者:やまが  投稿日: 8月29日(日)22時25分39秒

「えものかみ」は登録済みです。

「ずいき」、ありましたね〜。
私のところでは「じーき」でしたが・・・



--------------------------------------------------------------------------------
おやいも 投稿者:金沢  投稿日: 8月29日(日)21時35分22秒

いろいろな呼び名があるもんですね。私は大好きでしたが ここ五十年つまり戦後食べた覚えがありません。もちろんスーパーでは売れていません。子芋はあるのに親はどこへいったのか。
みなさんのお話を聞くとどうもだいぶん馬鹿にされているようで、多分商品価値が低いのでしょうね。そういえば「ずいき」も食べましたね。

【とめはもね】
共通語 (止めようもない)転じて⇒「どうしようもない、らちもない」
用 例 こなに話させーととめはもねことんなってかえって(話が)めげーでや
用例訳 あいつに話をさせると どうにもならなくなってかえって話がこわれるよ
採取者 金沢[松江]

【えものかみ】
共通語 (里芋の)おやいも
用 例 えものかみはちとえぐてわしゃすかんとまっしゃいの
用例訳 おやいもはすこしえぐくて 私は嫌いだね
採取者 やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
いもがしら 投稿者:こだま  投稿日: 8月29日(日)20時45分5秒

里芋の親芋は いもがしら と言っています。味はいいとは
いえませんが むきむきですわね。今でも食べています。



--------------------------------------------------------------------------------
とめはもね 投稿者:やまが  投稿日: 8月29日(日)20時09分21秒

「とめはもね」、使います。
私のところでは、「とめようもない」の言葉通りの意味ですね。
「こなが、のんだすと、とめはもねけん、の」
あるいは、「こなが、しゃべーだすと、とめはもねけん・・・」

親芋は、「えものかみ」です。



--------------------------------------------------------------------------------
親芋 投稿者:もりやま  投稿日: 8月29日(日)17時30分20秒

サトイモの親
サトイモのかみ と言っていました。以前 食料不足の時代、農家では勿体無いと言ってたべました。
[あく]が強く、[えぐい]のであくだしを充分して食べましたが、子芋とは比較にならない不味いものでした。



--------------------------------------------------------------------------------
かしらいも 投稿者:金沢  投稿日: 8月29日(日)16時23分5秒

奥野さんの「がしがし」でふと思い出したのですが、里芋の「おやいも」のことを「かしらいも」と云ってませんでしたか ? 広辞苑で「おやいも」をひいてみると「いもがしら」「頭芋」という別名がありました。
「かしらいも」と呼ぶ地域は全国的に多いのでしょうがやはり方言の一つではないかと思いますがいかがでしょうか ? 
なお「やつがしら」は同じようなものですが京野菜で、里芋とは別種のようです。



--------------------------------------------------------------------------------
とめはもない 投稿者:こだま  投稿日: 8月29日(日)13時13分39秒

言いますね。どうにもしようがない とめようもない
      くだらん らちもないこと などの時ですね。
同じような言葉で 行きはがない がありますが これは
行く場所がわからない 目的がわからない どうしていいか
わからない などの時に言うと思いますけど。




--------------------------------------------------------------------------------
とめはもね 投稿者:金沢  投稿日: 8月29日(日)12時41分39秒

「とめはもね」は「止めようもない = らちもない、くだらない」というほどの意味だと思いますが長老が使っていたのを思い出しました。
「そぎゃん とめはもねことえったてて どげだいなーへんわの」⇒「そんな らちもないことを云ってもどうにもならないよ」。使いませんか ?

【がし】
共通語 (野菜などが)生煮えであること
用 例 このだいこの煮たはまんだがしだでや
用例訳 この大根の煮たのは まだ生煮えだよ
説 明 「がし」という場合は「が」にアクセントがつくが「がしがし」という場合は「し」に弱いアクセント。
採取者 金沢[松江]


--------------------------------------------------------------------------------
ミス 投稿者:こだま  投稿日: 8月29日(日)10時16分31秒

「しゃんとええ子を しちょらんかいのー」 訂正



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 8月29日(日)10時14分24秒

ひやけ田 水の便が悪く 旱害のひどい水田のこと
 「水が引っ張って来られんだけん あのひやけ田は
  しかたがないかのー」

ふざのり(ひざぬり) 旧暦12月1日 お餅を膝の上にかざして
           雪や地面の氷で滑らないように願う行事
 「えしこーね 膝にぬっちょけよ まくれちゃーえけんけんのー」

ぶとーぐよし ぶとー(ぶよ)をよせつけないように くよすこと。
 「邪魔んなってえけんけん ぶとーぐよしをしてごせよ」

ふらいこめ(ひらい米) 若い稲穂を刈り取り せんばで扱き その籾を
            煎り 籾をぶんりさせたもの 焼き米
 「学校から帰って 腹がないちょりゃー ふらいこめでも 食うちょれよ」

よーなべかす 夜業で出来た滓(子供のことを悪し様に言った言葉)
 「こなよーなべかすが しゃんとええ子をしちょらいいかい」
            



--------------------------------------------------------------------------------
がしがし 投稿者:おくの  投稿日: 8月28日(土)19時26分33秒

「この芋、がしがしすーじ。煮なおいたがえだねか」
「か、親芋だけんしゃんもんだわね」
使いますね。

児玉さん。用例をありがとうございました。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 8月28日(土)17時23分29秒

味噌に骨のあるやーなことを言う 遠回しにあてつけて 悪口
                を言うこと
 (柔らかな中に 固いものがあるから)
「ありゃー皮肉屋でいけんのー 何時も味噌に骨のあーやーな
 言い方ばっかし してからーに だけん嫌われちょってだわ」
(あの人は皮肉屋でいけないね。いつも遠回しに人をあてつける
 ようなことばかり言われるからねえ。だから 嫌われなさるよ」

なお がしがしだ と ダブって言いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
がし 投稿者:やまが  投稿日: 8月28日(土)16時49分4秒

生煮えで固い部分がある場合は、私のところでは「がんじがんじしちょー」ですね。
「この○○の煮たは、がんじがんじしちょー、がの」
アクセントは平坦です。
ちなみに、幼児語の「噛む」も「がんじがんじ」ですが、
この場合のアクセントは「が」に来ます。



--------------------------------------------------------------------------------
金沢さま 投稿者:もりやま  投稿日: 8月28日(土)16時38分40秒

金沢さま
おひさしぶりです。
「がし」、、、、忘れていました。「この、こうぼいも まだ{がし}だわー」と年寄りがいっていました。
お留守中 「おしのわ」が大変話題になりました。ことの発端は、「どろうす」の確認からはじまりました。



--------------------------------------------------------------------------------
がし 投稿者:金沢  投稿日: 8月28日(土)15時05分14秒

「がし (が にアクセント)」は「(野菜などの)生煮え」のことです。あるいは我が家だけの言葉だったかもしれません。
「このだいこの煮たは がしだがの」⇒「この大根の煮たのはまだ生煮えだよ」という風に使いました。主に芋類、カボチャ、大根なとの中身が詰んだ野菜類に使い、もちろん魚や肉には使えません。すごく生煮えの場合は「がしがし」という表現になりましょうか。
一種の擬態語に属しましょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 8月28日(土)10時55分21秒

ねば(ねば土) 荒壁用の粘土のこと
 「やっぱー ねばどろで 壁ー仕上げた方がええのー
  夏は涼しいし 冬はのくいだもんなー」
○--------------------------------------------------------------------------------
うすにわ 投稿者:金沢  投稿日: 8月28日(土)02時26分20秒

松江の町屋でも玄関内のタタキの部分を「うすにわ」と呼んでいました。
広辞苑に「うすにわ = 臼庭 = 農家の表入り口に近い土間 = 臼を置いて米などを搗いた」とあります。昔は町屋でも米を搗いたのでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
よだつ 投稿者:ただも  投稿日: 8月27日(金)22時35分14秒

「よだつ」についてですが。
「しゃんことばっかしとっても、よだつばっかだけん、こげしてしまわや。」
と言ったりしますが、当方では「手間がかかる。二十手間、時間がかかる。」
といった様に意味して使っておりますね。
一度にいっぺんに投稿すみません。




--------------------------------------------------------------------------------
まげばこきめー 投稿者:ただも  投稿日: 8月27日(金)22時27分4秒

めがばこきめー は、当木次町では聞いたことがありませんでしたが、初めて聞いたのは大東町の人からでした。
「ハコきめー」とは聞いておりましたので、勝手ですが「たたき台を出す」との事だろうと思っていました。
「どげだらか。てて言わいに、だれんだーなんだ言わんだけん、おっつあんが、めげ箱きめてそげ言わいたとこだわな。そげでもさな、話が進まんがの。」





--------------------------------------------------------------------------------
びしゃもんさん 投稿者:ただも  投稿日: 8月27日(金)22時20分23秒

びしゃもんさん、に一言。
我が家の庭先には今でも小さなもんですが、<びしゃもんさん>の祠があります。
子供の頃。皆さんの仰るように1月3日にそのびしゃもんさんを拝んだモンです。
その時には、その祠の中に「○○ちゃんへ」と(親の書いたであろう)お年玉が置いてありました。
ですから、子供の感覚では日頃はほったらかしにしているその祠も、正月にはありがたい神様に感じたものです。その代わり親からはお年玉はもらっておりません。
個人的には、正月くらい拝みなさいとの教えなのかな?と思っていました。
先のお話のように、畳の縁にどうのこうのは、スミマセンがわかりません。



--------------------------------------------------------------------------------
おしのわ 投稿者:ただも  投稿日: 8月27日(金)22時11分42秒

おしのわで盛り上がっているようですが、
私自身は、内庭か牛庭のどちらかと思っていましたが、
我が家の老中に聞いてみたところ、
「いわゆる玄関ひゃったとこが(おしんわ)だわな。
 前ごりゃその奥にマヤがあったけん、牛庭だねかや?」だそうです。
と言う事は、後ろ庭との感覚は無いですね。
これは、あくまで使っていた人の感覚で ですが。




--------------------------------------------------------------------------------
ねわ 投稿者:やまが  投稿日: 8月27日(金)21時00分30秒

「おしにわ」の訛りの話が出ましたので、追加して私も(^_^;)
庭(にわ)は、出雲弁訛りで「ねわ」になると思います。
現に、表の間の外の庭(家の正面ではなく、床(俗に、あかーどこ)の外の庭を
「こねわ」と言います。
正面の「大きい庭」に対しての「小庭」でしょうか?
それとも、お客さんに見える一番良い(?)庭のはずですから「木庭」でしょうか?

ま、ということで、庭が「ねわ」だとすると「おしねわ」になるはずですが、
それが「おしのわ」・・・
面白いものですね(^^ゞ




--------------------------------------------------------------------------------
おしにわ 投稿者:まつ  投稿日: 8月27日(金)20時21分45秒

うち(内)が訛ると、おち。
うしろ(後)が訛ると、おっそ。
と、なると思います。(出雲弁で)

で、おしにわ(は) うしにわ(は) となると、臼か牛ではないのかと思うのですが、どんなもんでしょうか。

おしにわ(は) この言い方は、町屋も百姓屋も同じなんでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
よだたんこに 投稿者:やまが  投稿日: 8月27日(金)17時13分36秒

金沢さん、お帰りなさい。
そうでした!
「よだたんこに(ね)」がありましたね。
「よだつ」の否定形もありました。
失礼しましたm(__)m

ところで、かなり盛り上がりました「おしのわ」ですが、
日頃、使い慣れない私が言うと「のわ」が言いにくいです。
↓で、「は」は「端」ではないかと書きましたが、
もしかしたら、「わ」が訛って「は(ha)」になったのかもしれませんね?
他の地域で「おしのは」が使われているのをご存知の方は
いらっしゃいませんでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月27日(金)16時44分27秒

内庭ですね。そのとおりです。となると、土間の一部を指す
おしのわ、と庭の一種である内庭を指すうしにわ は異なる
言葉だと思いますが、どんなもんでしょうか。
よいだくれ は初めて聞きましたが似た言葉で よいたんぼ
と言います。酔っ払いのことです。また下駄の歯の間に雪が
挟まるのをたこと言ったと思います。
めげばこきめーは私が提案したのですが色々な使いかたがある
ようですね。こういうのは一つの用例にこだわることはない
と思いますが。



--------------------------------------------------------------------------------
よだつ 投稿者:金沢  投稿日: 8月27日(金)16時16分7秒

アテネへ行ってました。ウソです。ちょっと孫のとこへいってました。

以前この「よだつ」の時に調べてみたのですが松江でも使われていたそうです。
ただし意味は八雲と同じで「二の足を踏む、躊躇する」の意です。
この「よだつ」は古語の「よだつ = (恐ろしさに)身がすくむ」がそのまま残ったものだと思います。
だいたいにおいて言葉の解釈はその置かれた状況によって変化するのが普通で、「ためらった結果 時間がかかる」ことにもなるわけですから同じだと思います。

「よだつ」の否定形の話ですが、私の聞いた松江のケースでは「あげに よだたんこに
はやこといけやれ」⇒「そんなにぐずつかないで(億劫がらないで)早く行けよ」という具合にも使ったそうですから 否定形もありますし、「ぐずつく、億劫がる」という意味も
出てきます。
以上 メゲバコきめーでした。
--------------------------------------------------------------------------------
めげばこ〜  よだつ 投稿者:やまが  投稿日: 8月27日(金)11時43分58秒

「めげばこをきめる」
なるほど、そういう意味もあるんですね。
私はこれまで、ここの辞書にある「たたき台を作る」だと思ってました(^^;)
まつさんの用例<めげばこきめさせてもらいます>は、さすがに使いませんが、
いくら議論しても結論が出ない時に、
「そろそろ、めげばこきめにゃえけんが…」
つまり、「なんとか形にしなければいけない」場合にも使うと思います。

「よだつ」
これにもビックリです(^^;)
手数がかかる 手間がかかる という意味もあるんですね。
でも、そうすると、こだまさんの用例、
「まあ えま あんまーよだちゃーしませんけん ええですわ」
も納得できますね。

私のところでは、ここの辞書に登録されている二の足を踏む、
あるいは、躊躇するという意味で使っていますので、
「よだって〜出来ない」「よだって〜行けない」等の使い方で、
こだまさんの仰る「よだちゃーしませんけん」という否定形がないんですね。
「躊躇しないからいい」とは面白い言い方だなぁと思っていましたが、
「手間がかからないからいい」なら、なるほどです。

「この、くそあつね、えくだかやー、よだつのー」
こないだまでは、こういう感じでしたが、
このところ、だいぶん涼しくなりましたね・・・



--------------------------------------------------------------------------------
よだつ3 投稿者:わださか  投稿日: 8月27日(金)08時43分1秒

よだつ つかいます。手間がかかる(わざわざ・・・)という感じですね。
もうひとつ,
めがん これはあまり聞かなくなりましたが,確かに聞いたことがあります。



--------------------------------------------------------------------------------
よだつ 2 投稿者:こだま  投稿日: 8月27日(金)06時50分27秒

気にかかっていましたので 辞書を紐解いてみました。
方言として 思い立つ 企てる たいぎに思ってぐずぐずする
      おっくうがる 手数がかかる 手間がかかる
などありました。どれもあてはまるようで 納得ですけど。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 8月27日(金)05時51分9秒

私は 内庭説をとっていましたけど。用例各種です。
 
さげ 田植の折 太鼓を叩きながら音頭を取る人
 「あのさげさんは としー取ってだも やっぱーええがね」

すいじんさん あめんぼう ?
 「あ すいじんさんが まげね 泳いじょーわ」

しまっこ(すまっこ) 隅のこと
 「それー しまっこの方へ片付けちょいてよ」

たこがつく 下駄や木履の歯の間に雪がはさがる 取れにくい
 「横着ーして 下駄はやっぱーえけんわ たこがついてのー」

どろうす 籾摺り用の ねば泥で作った大きい臼 見かけなくなり
     ました。
 「お前もてごーして どろうすーまわいてごせよ」

ながや 母屋に対する別棟を ながや と言っていました。
 「まあ お前ちゃー 当分 ながやですごいてよ」

はなをほぜる 何にもせず ぼんやりしていること その様子 
       から 言ったものでしょうか。
 「はなばっかし ほぜらんこーに しゃんとしたら」

こがね 砂鉄のこと まさに 粉がね ですわね。
 「磁石−もってきてみっさい こがねが もぶれつくじょ」

てかけ 妾のこと
 「ありゃー 何時ごろから あーのてかけになっちゃったかね」

などなど いろいろ 聞かせてください。




--------------------------------------------------------------------------------
内庭 投稿者:おくの  投稿日: 8月26日(木)21時28分59秒

今岡さん。ありがとうございました。
「内庭」という意味もあるのですね。
勉強になりました。(^^ゞ

では、では、m(__)m





--------------------------------------------------------------------------------
メールでお寄せ頂いたものです 投稿者:おくの  投稿日: 8月26日(木)21時04分3秒

児玉さんの確認

味噌に骨が、、、、、、、、皮肉や嫌味をこめて話しをすると、「味噌に骨のあーやな話 やめー」といわれた。

ようなべかす    現住所に転宅して間もないとき、長男がうまれました。翌朝 隣の御婆さんが来られ「よんべ(夕べ)生まれた よーなべかす は太郎(男の子の意)かい、べく(女の子の意)かい」と。意味は解りますが、あまりにも過激な言葉で、四十年近く経っても鮮明な覚えています。さすがにそのお婆さん以外からはききませんでした。大きな卑猥語ですね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
めげばこをきめる 投稿者:こだま  投稿日: 8月26日(木)20時56分57秒

有難うございます。面白い方言だと思っていました。
壊れた箱を さも壊れていないように言う ということ
だと思います。箱きめ と言う言葉は 知ったかぶりを
する ということですから その箱が壊れているのですね。
機智に富んだ言い方だと思いますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
めげばこきめー 投稿者:まつ  投稿日: 8月26日(木)20時46分57秒

実は、出雲弁の泉に「めげばこきめー」があり、それが頭の隅に有ったときに職場で「めげばこきめー」という言葉を聞いて、「さ、どぎゃん意味かね」と聞いたことがあります。
(一〜二年前の事。)
その人は松江の人です。
で、その人が言うには「人が議論しているときに、知ったかぶりでしゃしゃり出て、あげだ、こげだとその場を仕切る事。つまり、すぐに破綻してしまう様な事を決める事だ」と、言っておられました。
松江でもそういう言い方をするの聞きましたが、「いや、俺も先輩から聞いた」との事。

その後、同じ職場の大東の人に聞いたところ、「普段使うし、大体そういう意味だ」との事でした。
さらに突っ込んで、「たとえば、議長役をやらされて、その人がへりくだって、<めげばこきめさせてもらいます>みたいな使い方をするのか」と聞いてみましたが、「うーん、どげだーか、ちょっと分からんわ」という事でした。

すぐに、駄目になる(破綻する)ことを、決める事。
と、理解しています。




--------------------------------------------------------------------------------
よだつ 投稿者:こだま  投稿日: 8月26日(木)20時27分43秒

どうもこれは難しいです。わざに用立てる 余分な仕事が重なる
どれも正解のようですが そのためにたいぎになる の方が
むしろ いいたいこと かもしれません。
「そげなことをいいたてて よだつばっかーだがの」など 前例
と共に お考え下さい。



--------------------------------------------------------------------------------
つけたし 投稿者:こだま  投稿日: 8月26日(木)20時07分18秒

恐らく 色々なご意見があると思います。これが絶対だというような
ことはない筈ですから いろいろお聞かせいただきたいものです。
よざをいう は 明らかに相手の邪魔立てをする意図をもって 横から
口出しをすること ですね。
「やっぱーこんなはよこざー言いちょーがな 困ったもんだのー」

よだつ これは私もあまり自信がないのです。何かのために わざに
用立てること のようです。余分な仕事が重なる ? という意味?
も考えられます。用例としては
「まあ えま あんまーよだちゃーしませんけん ええですわ」?
--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:今岡  投稿日: 8月26日(木)20時05分49秒

う(お)しにわというのは「内庭」の意である旨、実父に確認致しました。ただ、仁多の辺りでは、うしにわに実際に牛を飼っておられた家もあり、「牛庭」と呼称する可能性も
否めないと....。南部曲家みたいな構造だったのでしょうか。確かに我が家は牛を飼っていましたが、牛小屋という棟が母屋の隣にあり、曲家とは別構造でした。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月26日(木)19時56分37秒

今回、私が解るのは、

・味噌にほねのあるやーなことを言う
これだけで、後はお手上げです(^^ゞ
ちなみに、私のところでは「めそね、ほねのあーやなことをいー」です。
「け、あら、めそねほねのあーやなことばっかー、いーがのー」




--------------------------------------------------------------------------------
再度、語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 8月26日(木)17時51分48秒

「うしにわ」で盛り上がっていますが月末が近づきましたので、児玉さんの「暮らしの中の方言」の中で私では確認できなかった語彙です。ご存じの出雲弁がありましたらお願いいたします。
なお、「うしにわ」についても引き続きご検討をお願いいたします。

・まどす:戻す
・味噌に骨のあるやーなことを言う:遠回しに当てつけて悪口を言う
・耳がすえるほど聞く:何遍も聞くこと
・みよりがよい:便利が良い
・めがん:目分量すること
・めくされがね:ほんの僅かなお金
・めげばこをきめる:知ったかぶりをする
・めこっぺ:目分量
・めまぜ:目で合図すること
・やくどこ:急所
・やけもすり:燃えさし
・やすーに:容易に
・やまわせ:男の襦袢のような形の仕事着
・よーなべかす:子どものことを悪し様にいう言い方
・よいだくれ:酔っぱらい
・よがる:発情する
・よこざをいう:無茶を言う
・よじくる:よじる
・よだつ:わざに用立てる
・よわしげな:弱々しい
・りょーじする:せっかんする
・わたる:カビが生える
・おーぶる:大人らしく振る舞う

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
内庭など 投稿者:おくの  投稿日: 8月26日(木)17時35分31秒

槙野辰雄氏の「出雲のことば早わかり」によると『おしにわ→おしのわ:臼庭。内庭。入り口の土間』とあります。
入り口の土間だけでなく建物の中にある庭、建物と建物に囲まれた庭なども「おしのわ」とよんでいたのかもしれませんね。

遠藤さんのおっしゃる「うしにわ」は2方又は3方が建物に囲まれた状態ではなかったのでしょうか。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月26日(木)17時04分8秒

そういえば、牛がつないである場所は庭の前の方で下が
コンクリになってましたですね。あれは糞尿の始末が
しやすいということもあるんですかね。また、太い針金
が渡してあって牛が自由に行ったり来たりもできるような
設備がありました。
ということで、私の知っているうしにわはやはり裏の方
納戸から出たところのような場所ですので違うようですね。
おしのわ については知らないのでなんともいえません。




--------------------------------------------------------------------------------
だつなぎ場 投稿者:もりやま  投稿日: 8月26日(木)13時09分28秒

おしのわ 牛を繋ぐ庭のなまり 一理ありますね。反論するようで済みませんが参考までに。
牛を繋ぐところ
庭の「まや」に面した一部は石畳にしてあり、Y字型の太い栗木が立ててあり、それに牛を繋ぎました。石畳のため雨降りあがりに繋いでも、ぬかるむのを防ぎました。「まや」は薄暗く頻繁に出して日光浴させました。牛を飼っている農家の庭の一部は、石畳状に石を敷いてあるところが多かったですね。
石の敷いてある牛を繋ぐ場所を「だつなぎ場」と言っていました。
農家は大体、辰己向きに建っているから、「うしろ庭」は、じめじめして日当たりも悪く、日当たりの良い「まえ庭」に「だつなぎ場」がありました。



--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月26日(木)10時41分45秒

私はまつさんの案に賛成しておるわけです。うしにわが、家の中の場所か、
家の外の庭の一部かということは、大きな違いです。
ですから、臼の端 という意味で家の中の一部分を言っている言葉と
うしにわ(私の知っている限り、おしにわでなくうしにわ であり、
まつさんの指摘されるような場所にあった)という言葉は発音は
似ているが全く別物を指すのではないかということです。
そういう意味で、うしにわを庭の一部で牛をつなぐ場所、と定義
づけてはどうでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
からおし 投稿者:もりやま  投稿日: 8月26日(木)07時36分29秒

いろいろお騒がせしまた。
奥野さんにメールしょうとしたら、PCが不調で、メール作成、Wordによるメールも駄目でした。どうやら やられたらしいです。試しに本欄を試みたら可能でした。
「からおし(唐臼?)」  一回に搗く量は一斗でしたから、臼は大きな木製で、一時間ぐらバッタン バッタンやりました。やまがさんの仰るように米搗きは、殆ど「よーなべ」でした。
「おしのわ」 農家の おしのわ は広く2×3間ぐらいで土間でした。農作業にはあまり使われませんでしたが「からおし」は よーなべ の為かおかれていました。年寄りが言っていましたが、「おしのわ」は粘土に「ニガリ」を混ぜたものを、搗き固めて張ったそうです。塩分の為か梅雨時期は湿っていました。 



--------------------------------------------------------------------------------
木臼 投稿者:やまが  投稿日: 8月25日(水)23時45分59秒

みなさんのお話を聞いて(読んで)、だんだんと思い出します。
もりやまさんの仰る通り、「どろおし」「たおし」は「おしのは(わ)」ではなく、
納屋(私のところでは“こなし屋”)に置いてあったと思います。

で、「おしのは」にあった臼とは、籾摺り用の臼ではなく、
精米用の臼ではないかと思います。
確かに木製で、「からおし」と言っていたと思います。

「どろおし」「たおし」は、確かに年に1、2回しか使いませんが、
「からおし」は使う機会も多く、また、「よーなべ」に使うこともあったので
母屋の中の「おしのは(わ)」に置いてあったのではないでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
うしのわ 4 投稿者:おくの  投稿日: 8月25日(水)21時14分4秒

数日前にもりやまさんから頂いたメールに手を加えたものを下記に載せます。
「どろおし」のイメージはこういう感じでしょうか。

ーーーーーーーーーーー記ーーーーーーーーーーーーーー
「どろおし」「たおし」は一年に一度か二度 収穫期しか使ず納屋に置いてありました。「臼」の名がついていますが、「臼」とは似ても似つかんものです。
籾摺機が普及(戦後)するまでは、みな粘土(強力なねば土)で作った「どろうす」でした。子供のころ回すのを手伝はされました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
うしのわ 3 投稿者:こだま  投稿日: 8月25日(水)21時01分47秒

牛が飼ってある場所 という所から来ているのだ という説
も 面白いですね。臼 牛 私は単に 内 と考えましたが
皆さんはどう思われますか。どれが本命か まあ決着しなくても
いいでしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
うしのわ 2 投稿者:こだま  投稿日: 8月25日(水)20時53分56秒

泥臼と関わりがあるのだ とは 初めて聞きました。
面白い発想ですね。確かに泥臼は農家の必需品で 母屋の
入り口の土間に設えてある所があったとすれば 臼が置いて
ある場所だから 臼庭 つまり うしのわ なのでしょうね。
でも 大きいものですから それが 常時設えてあったとは
思えませんけど ?。



--------------------------------------------------------------------------------
木臼 投稿者:おくの  投稿日: 8月25日(水)20時42分44秒

「おしのわ」の提案者の森山さんから電話があり、コンピューターの調子が悪く閲覧はできるが書き込みが出来ないとのことで代理投稿をします。
「おしのわ」の臼は米が砕けてはいけないので3尺ぐらいの木臼だったそうです。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
おしにわ 投稿者:まつ  投稿日: 8月25日(水)20時03分40秒

どうも、久しぶりです。
おしにわ ですが、小さい頃母親の実家に行くと、母屋と納屋がつながっていて、その間に牛を飼っておりました。
玄関を入って納屋の方にまがって行くと、牛が「モーン」といっていました。
それで、おしにわ とは、「ははぁー、牛の居る庭のことか」と思っていました。

なるほど、臼の置いてある庭の事ですか。
それで、置いてあるのは「えしし(石臼)」の事ですよね?。



--------------------------------------------------------------------------------
うしにわ 投稿者:やまが  投稿日: 8月25日(水)18時45分16秒

「うしにわ=後ろの庭」は、残念ながら解りません。
そもそも、みなさんの「おしのわ(osinowa)」も私のところでは使いません。
「おしのは(osinoha)」です。
「は=端」でしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
おしのわ 投稿者:おくの  投稿日: 8月25日(水)18時21分6秒

広辞苑によると
『うす‐にわ【臼庭】:農家の表入口に近い土間。臼を置いて米などを搗く。』とあります。
これが訛ったもののように思いますが、いかがでしょうか。
皆さんのお考えをお聞かせください。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
うしのわ 投稿者:こだま  投稿日: 8月25日(水)18時06分55秒

うしのわ うちにわ のことを なまって こういって
     いました。玄関の土間は コンクリートのたたき
     ではなくて 土であり 踏み固めて すっかり固く
     なっていました。
 「ちょっと うしのわを掃いちょいてごせよ お客さんだけん」



--------------------------------------------------------------------------------
おしのわ うしにわ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月25日(水)12時01分42秒

おしのわ とあり、玄関を入ったところの土間とあります。
私の記憶では、うしにわ という発音で 家の後ろの方の庭
のことだったと思っておりました。後ろ庭がうしにわになった
かと思ってたわけです。そのため、これまで泉辞書のおしのわ
とうしにわは訛りの違いかと思ってましたが、生活の中の出雲
弁をみますと、どうやら似て非なるもののようです。うしにわ
を知っている人いますか。今風に言うと、後ろのほうの極狭い
庭で、所謂坪庭みたいなもんだと思いますが。




--------------------------------------------------------------------------------
接頭語 投稿者:こだま  投稿日: 8月24日(火)20時14分59秒

はんまくれる さでまくれる ほだまくれる いずれも
ひどく転んだ様子を表していますね。意味を強めるための
接頭語なのでしょうが それぞれに その時の様子が 違った
イメージで 頭に浮かびます。出雲人だからでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
どろうす 投稿者:やまが  投稿日: 8月24日(火)17時30分23秒

「どろうす」→「どろおし」
確かに、私のところでも訛ってこうなりますね。
また、「たおし」も使われていたようです。

「はんまくれる」
今回頂いたメールで確認が取れていますが、この「はん〜」は、
確か以前にも、ここの掲示板でやりとりされていたような・・・。
金沢さんがいらっしゃれば、はっきりすると思いますが、
「はんちらかす」などにも使われる接頭語ではないでしょうか?

ちなみに、私のところでは「ほたまくれー」「ほーたまくれー」
「さでまくれー」で使います。




--------------------------------------------------------------------------------
微妙な違い ? 投稿者:こだま  投稿日: 8月24日(火)09時06分50秒

はき これは「吐き」でして 所謂 もどすこと だから
   はきがあがる といいませんかしら

はなをはじく は 相手にしない 頓着しない 冷淡な態度
       ということになりはしないでしょうか。
 「こなは失礼な奴だのー 相手は本気だに はなをはじくやーな
  あしらいをしてからーに」



--------------------------------------------------------------------------------
いただいたメールです 投稿者:おくの  投稿日: 8月23日(月)19時11分24秒

はき      あんまー飲んすぎて「はき」がついた。
はなをはじく  えー話(縁談)だと思ってもってえきたに、あしこの娘 はなもはじかだった。
はんまくれる  まげに、「はんまくれた」 まげに、「さでまくれた」と どちらもつかいますが、自分の不注意で転                      んだ時などに、やや自嘲的につかいますが。
どろうす    一般に「たおし」(田臼)と言っていましたが、「どろおし」と言う人もいました。

昔、農家の玄関を入った土間に「どろうす」が置いてあったところから「うすにわ」→「おしのわ」というと聞いたことがありますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m




○--------------------------------------------------------------------------------
つけたし 投稿者:こだま  投稿日: 8月23日(月)05時34分40秒

ひやけ田 水の便が悪く 旱害のひどい水田のこと

ふらい米 ひらい米 焼き米のこと まだ若い稲穂をかりとって
     せんばで扱ぎ 炒って 籾を分離させ けっこうな
     おやつとして たべていました。
--------------------------------------------------------------------------------
ほとり 投稿者:やまが  投稿日: 8月22日(日)20時48分7秒

ほとり   田んぼの周辺
私のところでは「ほとー」になりますが、使います。
ちなみに、田圃の周辺の草刈りを「ほとーがー」と言います。

なお、↓でも書きましたが、「ふくんぎゃー」「ぶとぐよし」も使います。




--------------------------------------------------------------------------------
児玉さんの確認について 投稿者:おくの  投稿日: 8月22日(日)19時56分6秒

児玉さんの確認について下記のメールが届きました


児玉さんの確認   少しの字句や意味が違いますが。
ひげもく      ひげもくた
ひやけ田      記載とおり
ふきんぎゃーる   ふくんぎゃー
ふたまたごーやく  記載とおり
ぶとぐよし     記載とおり 昔の年寄りは「ぶと」を「ふび」と言っていました。
ふらい米      はい米
ほとり       田んぼの周辺

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
びしゃもんさん 2 投稿者:おくの  投稿日: 8月22日(日)07時51分55秒

「びしゃもんさん」についてメールが届いていますのでご紹介します。

> 「びしゃもんさん」は、児玉さんが言われるように、子供たちは1月3日の朝起きて
> 揃うと親に「毘沙門さんがこらいたよ」という言葉を合図に、客間(おもて)にばら
> 撒かれたお金を拾いあいます。畳の上は勿論、障子のさん、床の間の坪の中、その部
> 屋のあるとあらゆるところに置かれたお金を見つけて拾います。僕などは末っ子だっ
> たので兄や姉に比べて拾うのが遅いもんだから、当時五百円か千円か忘れましたが大
> きなお札が何枚か隠してありましたので、それを親に耳打ちされて拾い多少の帳尻を
> 合わせてもらったのを覚えています。子供にとってお年玉のようでも有り、一大イベ
> ントでした。今思うと、何処の家でもやっていたのかどうかは分かりませんが、僕の
> 家は代々やっていたようです。でも、今では実家でもやらなくなりました

こうした行事は横田町以外にもあったのでしょうかね。どのような範囲で行われていたのでしょうかね。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
きびしょ 2 投稿者:おくの  投稿日: 8月21日(土)18時19分17秒

へえ〜〜古事記に載っているんですか〜〜
面白そうですね。
どぎゃんことか、おっせて、ごしなはい。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
きびしょ 投稿者:雲州飛行太郎  投稿日: 8月21日(土)09時35分2秒

 お茶を入れるやつで、全国名では、「きゅうす」と言う物を、おちんほ では
「きびしょ」といいます。
この「きびしょ」は、日本古事記にも登場する、由緒ある言葉です。
--------------------------------------------------------------------------------
びしゃもんさん 投稿者:こだま  投稿日: 8月20日(金)21時51分49秒

毘沙門さん は 旧暦1月3日の朝 行う行事でした。かねがね
準備しておいた 小銭(硬貨)を 2日の夜 子供たちにわから
ないように 客間のどこかしこへばら撒いておき 3日の朝
子供たちは「毘沙門さんがきちゃったぞ」と それを探し回って
拾い 自分のものにする 慣わしでした。言うなれば 和製クリスマス
だったのですね。



--------------------------------------------------------------------------------
ふざのり 投稿者:こだま  投稿日: 8月20日(金)21時43分28秒

ご丁寧に検討して下さっていますので 付け加えです。
ふざのり は ひざぬり です。旧暦12月1日に お餅を
ゆでて それを 「まくれんやーね まくれんやーね」と 膝の
上にかざして 祈りながら それをいただいたのでした。
まくれる は 転ぶ ですね。懐かしい風習でした。



--------------------------------------------------------------------------------
ふら 他 投稿者:やまが  投稿日: 8月20日(金)19時32分24秒

あ、「ふら」とは、「あっちふら、こっちふら」の「ふら」だったんですね。
でしたら、「ふら(1)」で登録済みです。

「びびる」は、「尻込みする」で広辞宛にも載っていますが、
訳としては同じで、共通語ではないでしょうか?

それから他の語彙について、お年寄りに尋ねてみましたので、
↓に書いておきます。

・びしゃもんさん:旧暦1月3日
確かに、3日が毘沙門天さんのお祭りだったようですが、
私のところでは、日付を指すほどの意味ではなかったようです。
例えば、天神さんの場合もお祭りを指すのか、お祭りのある7月25日を
指すのか、ちょっと微妙なところですよね?

もっとも、仁多郡のみなさんにとって、毘沙門天さんが身近な存在であれば、
日付を指す言葉になっても何等不思議はありません。

・ひりじ:飛竜頭
私のところでは「ひーず」になりますが、いわゆる「がんもどき」の
別称として使っていたそうです。
ちなみに、広辞宛にも載っています。

・ふざのり:旧暦12月1日
以前は、一年間農作業などで酷使した「ふざばーじ」にお礼をする意味で
ご飯を食べさせる(実際には、2、3粒をひざにくっつける)風習があって、
その行事を「ふざのー」と言ったそうです。
ただ、私のところでは旧暦ではなく新暦の12月1日だったようです。

ちなみに、この時期は荒天になることが多く、「ふざのーあれ」という
表現もしていたとのことです。



--------------------------------------------------------------------------------
つけたし 投稿者:こだま  投稿日: 8月20日(金)05時47分56秒

解説を加えておきます。
びびる 困らすというよりは 消極的 引っ込み思案でいけない
    ということ ですね。
ひょーしゃげる 調子をあげる ちょーしゃげる が ひょーしゃげる
        になったのかもしれません。
ふら これは ひら を ふら というのです。あっちひら 
   こっちひら つまり あっち側 あちら側 を あっちぶら
   こっち側 こっちひら を こっちぶら といいますね。
ほーらかす ほふらかす 放らかす つまり 投げておく
      ほったらかしにしておく ことをいいます。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月19日(木)20時49分52秒

いや〜、今回は難しいですね(^^;)

・ふきんぎゃーる
私のところでは「ふくんぎゃー」で使います。
「草刈っちょったら、がいな、ふくんぎゃーがおって、おべたわー」

・ぶとーぐよし
「ぶとぐよし」で使います。
ぼろ切れを縄のようになって、端に火を点けてくよします。

・へそがよじれる
私のところでは「へそがよじれー」ですね。
「おもっしぇことばっかー、いーけん、へそがよじれたがの」




--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:おくの  投稿日: 8月19日(木)20時12分25秒

いろいろと語彙確認をしていただきありがとうございました。
大変助かります。

再度、児玉さんの「暮らしの中の出雲弁」からです。

・ひげもく:毛深いこと
・びしゃもんさん:旧暦1月3日
・ひてーしょうがつ:旧暦2月1日
・びびる:甘えて無理言って困らす
・ひやけだ:水の便の悪い田
・ひょーしゃげる:おだて上げる
・ひりじ:飛竜頭
・ふきんぎゃーる:ひきがえる
・ふざのり:旧暦12月1日
・ふたまたごーやく:どちらへでもつく人
・ぶとーぐよし:ぶよをよせつけないようにくよすこと
・〜ふら:〜の時
・ふらいごめ:青刈りした籾をそのまま煎った焼き米
・へこたれ:意気地なし
・へそがよじれる:大笑いする様子
・べた:地べた
・ほーぐ:反古
・ほーらかす:投げやりにして構わないこと
・ほだまくる:大きなことを言う
・ほつる:ほどく
・ほとり:山の周りの田

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
どへ 投稿者:こだま  投稿日: 8月18日(水)21時17分14秒

どへ どんべ どんけつ 言いますね。どんじり(最後尾)が
語源で 似たような言葉で どんけつ どんべ それが どへ(屁)
となっていったではないでしょうか。
「ああ また どへだったのう なんぼー挑戦しても 駄目なもなー
駄目だわ あきらめたら」 など。



--------------------------------------------------------------------------------
どへ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月18日(水)13時13分27秒

陸上競技などで最下位のことであるならば、どべ または どんべ と
言ってましたが。



--------------------------------------------------------------------------------
ねばどろ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月18日(水)13時07分7秒

ねばどろ なら分かります。粘土というか粘着質の強いどろですね。
ねばどろの田んぼで「どろぶちけこ」をしましたが、どろ団子の中に
石を入れるのは厳禁でした。思えば最悪の汚い遊びでしたね。
にぎり とか はかがいく というのは出雲では聞いたことがありま
せん。関西で聞いたことはありますので、関西系の言葉ではないで
すか。はかがいく というのははかどると言うことでしょう。はなを
ほぜるというのは、元の意味でしか使いませんが用例のように言って
も意図は通じるでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
ねばどろ 投稿者:やまが  投稿日: 8月17日(火)22時23分27秒

「ねばどろ」も使いますね。
どっちかといえば、「ねば」と略すより「ねばどろ」の方を
よく使っていたような気がします。

「そぐう(ー)」は、私のところでは聞かないようです。
--------------------------------------------------------------------------------
ちとしじしんなぁましたね 投稿者:わださか  投稿日: 8月17日(火)18時03分54秒

「ねば」は使っていました。「ねばどろ」とも言っていたと思います。

標準語で,「そぐう」「そぐわない」というのはあるのですが,ほとんどの場合否定形で使われ
出雲ではそれが肯定の「そぐう」も良く使うと思うのです。方言というほどではないかなぁ。
意味は「合う,つりあう」で,加茂では特に料理の関係に使うように思います。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月16日(月)23時46分3秒

・どろうす
・ながや
昔は使っていました。

・ねば
使います。
「か、え、ねばだのー、どこねあったかい」

・ねやしがん
使います。(煮やし燗でしょうね?)
「えらい、ねやしがんだのー、飲まれせんがの」

・覗き目
使います。
「こらっ、しゃんとこから、覗き目すーだねが」

・「はか(がいく)」
「はかいき」で使います。
「おまえとか、はかいきなことが、できたのー」

・はなをほぜる
使います。
「け、はなほぜっちょらんこね、ちた、てごせや」




--------------------------------------------------------------------------------
確認? 投稿者:もりやま  投稿日: 8月16日(月)21時53分46秒

こだまさんの確認
ねば     あの畑は、ごーぎな「ねば」だけん、雨ふーあがーにゃ、入られん。
ねくさし   この子(幼児)は「ねくされ」たけん、起きてから機嫌が悪りていけん。
はなをほぜる こらー、そぎゃんとこで「はなほぜっちょらしこに」こっちへ来て、てごせえー。
湖陵あたりではこのように使っていますが確認になるでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
もうひとつ 投稿者:こだま  投稿日: 8月16日(月)20時37分43秒

はか は はかがいく と言った方がいいでしょう。
能率が上がる うまいこと処理できる ということです。
みなさんのところでは こんなのを 言いませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
つけたし 投稿者:こだま  投稿日: 8月16日(月)20時32分56秒

奥野さん 有難うございます。
漢字を使えば 寝夜の町へ行く です。 



--------------------------------------------------------------------------------
ご存じの出雲弁は・・・ 投稿者:おくの  投稿日: 8月16日(月)19時54分46秒

児玉さんの「暮らしの中の出雲弁」からです。

・どへ:最終
・どろうす:もみすり用の臼
・ながや:別棟
・なんのけもねー:何の効果もない
・にぎり:けちん坊
・ぬるい:動作が緩慢な
・ねくさし:寝不足
・ねば:粘土
・ねやしがん:あつかん
・ねよのまちへいく:眠ること
・覗き目:障子の穴などから覗いて見ること
・はか:工程、能率
・はき:嘔吐
・はぎれよーね:気前よく
・はなをあける:唖然とする
・はなをほぜる:手伝いもせずぼんやりしている
・はなをはじく:頓着しない
・はなをおる:言わせない
・はんざまくな:ざまくな
・はんまくれる:ひどく転ぶ

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
あげし=高いげしのある田 投稿者:おくの  投稿日: 8月16日(月)08時55分46秒

なるほど。なるほど。
森山さん。用例をお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
あげし 追伸 投稿者:もりやま  投稿日: 8月15日(日)22時39分18秒

投稿後に思い出しました。子供のころ年寄りが「○○の段々田には(蓑隠し田?)がある」と。田植えが終わり帰ろうと、置いてあった蓑を持ったら、下からまだ植えてない田んぼが、一枚残っていた。蓑一枚ほどでもありませんが、ほんの一坪か二坪ぐらいの田んぼもある棚田(段々田)がありました。田んぼを開いた先人の、米作りへの執念がわかります。



--------------------------------------------------------------------------------
あげし 投稿者:やまが  投稿日: 8月15日(日)22時16分5秒

もりやまさん、早速のお答え、ありがとうございました。
「あげし=高いげしのある田」に、私も賛成です。

私のところは、本街道から真横に入った「谷」ですが、
通常、田んぼの多くは道路より低い位置にあります。
しかし、一部、路面より高い位置にある田んぼを「あげし」と呼んでいます。
そこで、基準として「道路面」からの高さを考えてみたわけですが、
もりやまさんの仰る「あげし=高いげしのある田」で説明がつきますし、
確かに、私どもでいう「あげし」にも高いげしがあります。

「あげし=高いげしのある田」…訳としても適切だと思います。
お手数をお掛けしました。



--------------------------------------------------------------------------------
あげし 投稿者:もりやま  投稿日: 8月15日(日)21時38分5秒

やまがさま
当地は出雲平野の西の端、平野部と山間部と二分しています。平野部の田んぼの境は殆ど高低差の無い畔一本。一歩入った田んぼは「げし」プラス「畔」です。ご指摘のように未確認語の説明は間違っていますね。「あげし=高いげしのある田」が適切でしょうか。どの位げしの高さがある所から「あげし」とよぶ境はありませんが、概して棚田状で「げし」の高いところをそう言っています。今は荒廃してありませんが、湖陵にも日本棚田百選に出る田んぼより、遥かに小さい田んぼがありましたが「段段田」と言っていました。「道路より高い位置にある田んぼ」を「あげし」とは言いませんが。
--------------------------------------------------------------------------------
あげし 投稿者:やまが  投稿日: 8月15日(日)17時54分11秒

もりやまさんの「やまが田」(私のところでは単にやまだ)で思い出しましたが、
未確認語彙集の中に、「あげし(棚田)」がありますよね。
この棚田とは、いわゆる「段々畑」状の田んぼということでしょうか?
実は、私のところにも「あげし」という言葉はあります。
ただ、私のところには代表的な「段々畑状の田んぼ」はほとんどなく、
道路より上に位置する田んぼを指して使っています。

道路より高い位置の田んぼですから、当然、川の上流から用水を引きます。
従って、複数の田んぼがあれば「棚田」と言えなくもないとは思いますが、
単に、「あげし→棚田」とするには若干違和感があります。
もりやまさんのところで、「道路面より高い位置にある田んぼ」を
「あげし」と呼ばれることはないでしょうか?

ちなみに、「道路面より高い位置にある田んぼ」の一番最後(一番下)の田んぼを、
私のところでは「あげしのどんしー」と言ったりします。
どんしーは、どん尻でしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
やまがだ僧都? 投稿者:もりやま  投稿日: 8月11日(水)23時37分36秒

近年 イノシシが平野部まで出没して困っています。昔イノシシは山間部の水田は荒らしたが平野部までは出没しなかったようです。今のように電気柵もトタンもなく、気休め程度の"ししおどし"を設置されたようです。当地方では山間部の田んぼのことを"やまが田"と言っています。ししおどしと言えば"やまが田"にあるもので"やまがだ僧都?添水?と勝手に想像していますが。本当の"ししおどし"は子供のころ山間部で見かけたことはありますが、現在は庭の蹲の小さな"やまがだそうず"ですが大小の違いはありますが、全くおなじです。



--------------------------------------------------------------------------------
確認 ? 投稿者:こだま  投稿日: 8月11日(水)21時46分20秒

今回のは 私は 初めて聞いたものばかりです。
成る程と思われるのもありますね。でも・・・



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月11日(水)19時53分39秒

湖陵の方の語彙ですが、「ざっぱい」は、私のところでも使います。
「け、おまえがすーこた、ざっぱいで、えけんわ」

「あざかんがわり」は、登録済みの「あざわかーがさん」の類似形でしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
湖陵のかたから 投稿者:おくの  投稿日: 8月11日(水)18時56分20秒

湖陵のかたから頂いた出雲弁で私では確認できない言葉があります。
よろしくお願いいたします。

・こぢめ     少なめに  おおざにする(未確認)の反意語
・あざかんがわり 聞き取り難い
・ざっぱい    無駄つ゛かい 浪費
・やまがだそうず ししおどし

では、では、m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
でがあー 投稿者:やまが  投稿日: 8月10日(火)00時02分37秒

「でがね」は、私のところでも使いますが、
今回、「でがあー」は初めて聞きました(^^ゞ

ということで考えてみましたが、私のところの「でがね」は、
「でがせん」(でがしない)→「でがね」と変化したのかもしれませんね?
いや、言葉は本当に面白いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
そげでしたね^_^; 投稿者:おくの  投稿日: 8月 9日(月)21時25分22秒

「でがすー」は確認して頂いていましたね。m(_"_)m

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
で 投稿者:やまが  投稿日: 8月 9日(月)20時41分32秒

↓でも「でがすー」は書きましたが、私のところでは、
「でがすー」「でがせん」です。



--------------------------------------------------------------------------------
で 3 投稿者:おくの  投稿日: 8月 9日(月)20時15分49秒

あげあげ、あげです。
「でがあー」「でがない(でがね)」は平田でも使いますが「でがする」は聞いたことがないように思います。他に「でがする」というところが有れば登録したいと思うのですがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
で 投稿者:こだま  投稿日: 8月 9日(月)19時53分31秒

ありがとうございます。うちんほーでも 「で」については
おっしゃるように 耐久性 持続性 ということが 言いたい
のだ と思います。長持ちできるし そうしておいても それ
だけの値打ちのあるものだ ということなのでしょう。
それにしても 「で」という たったひとつの言葉で 察する
ことができるのですから 出雲弁もたいしたもんですよ。
--------------------------------------------------------------------------------
「で」 投稿者:わださか  投稿日: 8月 9日(月)19時05分19秒

再度、語彙確認・・・のなかの「でがする」について、おちんほ(加茂)じゃ「でがあー」てて
いっちょーますがねぇ。反対に「でがね」(でがない)ちーこともよー聞くことばでしよ。
「消しゴムがもうなーなったかや、でがなかったのぉ」ちーやなこともいいっましょったわ。
「で」てことばが「耐久性」「持続性」?みたいな意味だやな気もしましが、どげなもんでし
やら。



--------------------------------------------------------------------------------
てんこもり 投稿者:こだま  投稿日: 8月 8日(日)15時55分58秒

てんこもり は 広く言われてはいないでしょうか。
ご飯茶碗に 山盛りにうずたかく盛り付けることです。
「まあ いいたにからーに また てんこもりにさっしゃったねー
残いても しようがないがね」



--------------------------------------------------------------------------------
てんかち 投稿者:やまが  投稿日: 8月 8日(日)13時19分44秒

「てんかち」は、やはり「てんこ(ー)」と一緒ですか。
勿論、「てんこ(ー)」も使います。
私の方では「てんこ」「てんこち」、年配の人では「てっぺち」もあります。



--------------------------------------------------------------------------------
つけ 2 投稿者:おくの  投稿日: 8月 8日(日)12時42分27秒

なるほど。
「となーつけ(隣同士)」や「いとこつけ(従兄弟同士)」と同じですか。やまがさんの「つけた、し」とはニュアンスが若干違うのでしょうかね〜。

ちやはやする→ちやほやする でしたか・・・・^_^;

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
てんかち 投稿者:こだま  投稿日: 8月 8日(日)10時59分26秒

てんかち は てんこー ともいいます。
頂上 上の方 ということです。
「それー もちーと てんかちの方へ持ってえかにゃー
具合がよーないじ」など




--------------------------------------------------------------------------------
撤回 ? 投稿者:こだま  投稿日: 8月 8日(日)07時45分50秒

ぼやぼや ぼんやり と ちやほや は 稀に混同して
使っているようですので この意味?については 撤回
もやぶさかではありません。どうもすみませんでした。



--------------------------------------------------------------------------------
つけ 投稿者:やまが  投稿日: 8月 7日(土)18時35分14秒

なるほど、「つけ」は従兄弟つけの「つけ」でしたか。
これなら、よく使います。
もっとも、「つけた、し」の「つけ」と一緒ですが・・・

大事に扱う方の「ちやほや」は使いますが、
ぐずぐずする方は解りません。



--------------------------------------------------------------------------------
つけ 投稿者:こだま  投稿日: 8月 7日(土)15時45分12秒

つけ は 関係を表す言葉だと思います。
「AさんとBさんは 従兄弟つけだげなわ 知らんじゃったのー」



--------------------------------------------------------------------------------
ちやほや 投稿者:こだま  投稿日: 8月 7日(土)15時41分23秒

ちやはや ではありません。ちやほや です。ちやはや も
ちやほや も おべっかを使うようにして大事に扱われること
ですね。また ちやほや には ぼんやり ぐずぐずしている
と言う意味?もあります。
「そげね ちやほやばっかししちょーけん 役立たずになーがな」
「お前がちやほやしちょーなかいに もう来ちゃったがな」



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月 7日(土)12時48分40秒

・たこがつく:下駄や木履の歯の間に雪がつくこと

使います。
「たこがついて、あろきにくて、えけんとましゃい」
アクセントは平坦です。

・つけ:親戚関係の

私のところでは、「つけた」「ついた」で使います。
「あら、おばばのほね、つけた、しだねか」

・でがする:もちがいい
使います。
「やすて、でがすーもんは、ねかいのー」

・とぎれはぎれ:仕事の合間
私のところでは「とじれはじれ」で使いますが、
訳は「仕事の合間」というより、「途切れ途切れ」だと思います。
「仕事の合間ね、とじれはじれね、すーもんだけん、なかなかできでのー」

・たきくさし:たきさし
私のところでは「もえくさし」です。

・つづまり:決着
私のところでは「ちじ(ぢ)む」です。
「こーで、ちじんだの」

・てもどし:手間戻し、労働交換
私のところでは「手間戻し」で使いますが、
手を借りたので「手を戻す」…面白い言い方ですね。。

・てんかち:頂上
私のところでは「てんこち」で使いますが、
訛りの変化でしょうか?
--------------------------------------------------------------------------------
再度、語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 8月 7日(土)08時58分19秒

児玉さんの「暮らしの中の方言」で私では確認できなかった語彙です。
ご存じの出雲弁がありますでしょうか。(^^ゞ

・田打ち正月:旧暦1月11日
・たきくさし:たきさし
・たこがつく:下駄や木履の歯の間に雪がつくこと
・だる:たるむ、ゆるむ
・ちこんぎ(ちこんぎり):片足とび
・ちじれ:ぼろ布で織った袖無し、仕事着
・ちゃちゃらかす:焦点をぼかすような発言をする
・ちやはやする:ぐずぐずする
・ちょーさいもん:ちょうし者
・ちょーしゃげる:おだてる
・ちょち:いい加減なこと
・つけ:親戚関係の
・つづきに:間を置かずに(おばばもつづきに死なれた)
・つづめがあわん:結論がでない
・つづまり:決着
・つるむ:動物の交尾
・てかけ:めかけ
・でがする:もちがいい
・でごせもん:言わなくてもいいこと偉そうに言う人、どこへでもでかける人
・てもどし:手間戻し、労働交換
・てんかち:頂上
・とぎれはぎれ:仕事の合間

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
こしぬけ 投稿者:金沢  投稿日: 8月 6日(金)23時01分7秒

蜂ですかー ? いや聞いたことありません。どんな色形でしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
こしぬけ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月 6日(金)13時01分15秒

こしぬけ という蜂はいなかったですか。



--------------------------------------------------------------------------------
ぼこ 投稿者:金沢  投稿日: 8月 5日(木)17時40分41秒

もちろんこれは幼児語の区分です。だいたい幼児語に「〜こ」をつけるのはよくみられる現象で「おしっこ」「ねんねこ〜」「ねねこ = 女の赤ちゃん」・・・探せばまだあるでしょうが。
「ぶ」を「ぼ」と訛るのは仁多でも同じように出雲弁の原則に適合しますし、松江の私や仁多の児玉さんが単に聞き慣れなかっただけではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
ぼこ ? 投稿者:こだま  投稿日: 8月 5日(木)08時52分35秒

こちらではどうも? 湯または白湯のことを ぶー おぶー あぶー
ぼ ぼち など どちらかといえば幼児語ですね。
「ほら もちーと ぶーをさまかいてから飲まにゃーえけんじ」



--------------------------------------------------------------------------------
わかい  ぼこ 投稿者:金沢  投稿日: 8月 4日(水)20時42分9秒

「ぼこ」というのは知りませんでした。松江では「ぶ」「ぶぶ」「おぶ」ですね。
「わかい」も「去年出来たまだ若いワイン」という風には使われているようです。

【わかい】
共通語 (漬け物などの漬かり具合が) 浅い、熟成が足りない
用 例 か(この漬け物は)まんだちと わけこたねかや
用例訳 この漬け物はまだすこし(漬かり具合が)浅いんじゃないかい
採取者 金沢[松江]

【ぼこ】
共通語 [幼](赤ちゃんに飲ませる) 白湯や番茶
用 例 ほーら ぼこ のんだで
用例訳 ほら白湯(番茶)を飲みなさいよ
採取者 遠藤[大東]/【ぶ】やまが[八雲]/金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
わかい  ぼこ 投稿者:やまが  投稿日: 8月 4日(水)18時26分52秒

「わかい」…特に、漬け物にはよく使います。
「か、まんだ、ちと、わけだねか」
「おん、まんだ、わかかったかもせっんの」

「ぼこ」も使います。
お茶に限らず、水、白湯も「ぼこ」ですね。
単に「ぼ」とも言いますし、「ぶ」「あぶ」もあります。
「ほーら、ぼこ、のんだで・・」



--------------------------------------------------------------------------------
誤記でした 投稿者:こだま  投稿日: 8月 4日(水)17時19分33秒

「えーかと思うてもしってきたが まんだわかーて食われんわ」



--------------------------------------------------------------------------------
わかい 投稿者:こだま  投稿日: 8月 4日(水)17時16分36秒

ひとこと 仰る通りだと思います。青二才 未熟 ということ
なのでしょう。食べ物 植物 動物の成長度すべてを示している
と思います。
「わけーだけんのー ちーと気配りが足らんのー」
「えーかと思うてもしってきたが まんだくわれんやーなわ」

なお おどし は 定義づけるとすれが
 農作物の 動物による危害を防ぐ為に設けた威嚇物 とでも
 言いましょうか。いずれにしても共通語でしょうが 農村の
 風物詩のようなところもあって 捨てがたい感じです。
 人間社会の 恐喝 は いけませんけど。



--------------------------------------------------------------------------------
ぼこ 投稿者:遠藤  投稿日: 8月 4日(水)17時05分58秒

お茶のことです。お茶を幼児語で「ぼこ」と言ってました。
わかいと言う言い方はあります。特に漬物。



--------------------------------------------------------------------------------
わかい 投稿者:金沢  投稿日: 8月 4日(水)12時47分51秒

なんといったらよいのでしょうか・・・つまり「食べ物の調理度や熟成度が足りないこと」です。
「このだいこ漬け ちと つかーよがわけこたねかや」⇒「〜漬かり方が足りなくないかい」。うどんやそソバだと「いでよがわけど」⇒「茹で方が足りないぞ」。煮物だと「によがわかい」⇒「煮方が足りない」・・・etc となります。
こうした用法は広辞苑や大辞林にはありません。方言ではないでしょうか ?
○--------------------------------------------------------------------------------
おどし 投稿者:金沢  投稿日: 8月 4日(水)12時06分14秒

広辞苑に載っていました。おっしゃるとおり案山子も空砲も「おどし」でした。これは方言なんかじゃなくて一般語なんですね。



--------------------------------------------------------------------------------
おどし 投稿者:やまが  投稿日: 8月 3日(火)19時46分32秒

「がすでっぽ(ガス銃)」は、最近、私のところでは
もっぱら、猪の「おどし」として使うことが多いですね。
ちなみに、「おどし」とは鳥、動物を脅して追っ払う目的で作られた道具、
施設などの総称で、広い意味では田圃の案山子も「おどし」の一種です。
キラキラ光るアルミのテープや風船を使うのも「おどし」です。
よくテレビで紹介されますが、街で鳩の被害を防ぐために
大きな目玉の付いた風船を揚げていますが、あれも「おどし」ですね。




--------------------------------------------------------------------------------
囃子 投稿者:こだま  投稿日: 8月 3日(火)17時09分8秒

田植歌 盆踊り歌 は懐かしいですね。すっかり忘れていますが
メロデイだけは まだ耳に残っています。
その囃子言葉ですが 田植歌は ヤーンハレ 盆踊り歌の方は
ヤーハトナー でした。これを 歌の後にもってきて 調子を
上げるのです。また踊りの振り付けも決まってくるのでした。



--------------------------------------------------------------------------------
おどし 投稿者:金沢  投稿日: 8月 3日(火)13時57分10秒

今頃はあるかないかわかりませんが田圃で使うスズメよけのガス銃のことを「おどし」と聞いたことがあります。そうなんですか ?



--------------------------------------------------------------------------------
さげ 投稿者:金沢  投稿日: 8月 2日(月)20時33分33秒

やまがさん 「さげ」の件 失礼しました。
映画では見たことがたくさんありますが、出雲でも「田植え囃し」があったのですね。
田植えが共同作業であった所産でしょうか ? 




--------------------------------------------------------------------------------
さげ 投稿者:こだま  投稿日: 8月 2日(月)20時15分26秒

田植の時 太鼓を叩きながら歌にあわせて音頭を取る人 とでも
言えるでしょうか。かつて かなり地主の大きな田の田植 頭に
手拭 絣の作業着に赤い襷の早乙女を大勢並べて さげさんが
提げている小太鼓を叩きながら 田植歌の出しを歌う それに唱和
して早乙女たちが合いの手を歌いながら植えていく そんな風景は
戦時中までは見ていました。




--------------------------------------------------------------------------------
すみだち 投稿者:おくの  投稿日: 8月 2日(月)19時30分35秒

いろいろと確認をして頂きありがとうございます。
語彙確認のメールもいただいています。この場をかりてお礼申し上げます。
メールでご指摘頂いたのですが、「すみだち」は「だち」で登録済みでした。^_^;

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
さげ 投稿者:やまが  投稿日: 8月 2日(月)18時10分43秒

「さげ」は、↓にも書きましたが、私のところでも使います。





--------------------------------------------------------------------------------
すいじんさん 投稿者:金沢  投稿日: 8月 2日(月)17時54分23秒

広戸先生の「出雲方言とその周辺」にこう書かれております。
「すいじんさん = アメンボ」は出雲、石見地方に広く分布している言葉です。
もともと「すいじんさん」は「ミズスマシ」につけられた名でしたが、いつのまにか「アメンボ」のことを云うようになった」のだそうです。
「すいじんさん = アメンボ」は明らかに出雲方言だと確認できます。

「膝が笑う」はどの小辞典にも引例されていますから共通語でしょう。

「さげ = 田植え囃しの太鼓音頭方」は残しておくべき言葉ですけど・・・。どなたか
ご存じないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
膝が笑う 投稿者:こだま  投稿日: 8月 2日(月)16時58分39秒

確かにいいますね。すね 膝 両方のようです。
「歩きくたぶれたさーで ふざっこがわらーちょーともえ
 年だだのー」など
--------------------------------------------------------------------------------
せる  せど  すねが〜 投稿者:金沢  投稿日: 8月 2日(月)16時52分20秒

「せる」は こだまさん自身、遠藤さんもおっしゃっているとおり「すえる」の単なる訛りだと思います。松江でも「か しぇてしまっちょーがの」という発音をすることがあります。

「せど」は確かに「おせど」の「せど」でどの辞典にも載っていますが、ならば共通語かというとあながちそうとも云えない感じがあります。少なくともNHKや新聞で遣われているのは見たことも聞いたこともありません。昔は全国語だったかもしれませんが現今では方言の区分でいいように思います。

「すねがだいー」は松江では「足がだいー」としか云わないようです。
たしかに「筋肉痛そのもの」と「膝が笑う系」にわかれますが松江では「膝が笑う」といい割合まともです。



--------------------------------------------------------------------------------
せる 投稿者:遠藤  投稿日: 8月 2日(月)12時59分34秒

せるというのは食べ物が腐った臭いで使いますけど
すえるの訛りでしょう。
せどは歌にありますね。「おーせどに栗の実の落ちる
夜は〜」と言う歌詞のせどではないかと今まで思って
ました。
餅まきで、天地の餅は初めて聞きましたが、昔もちま
きで、普通の平餅を取ったことがあり確か10円ぐらい
はいってました。そのときは間違いで平餅がまざったの
かと思ってましたがあれが天地の餅だったかも。



--------------------------------------------------------------------------------
すねが〜 投稿者:やまが  投稿日: 8月 2日(月)12時58分10秒

「ふざばーじがわらー」という言い方がありますから、
「すねがわらう」があってもいいと思いますが、私のところでは
「すねが震える」はストレートに「すねがふるー」です。
「ふざばーじがわらー」は、ひざの関節がカクッカクッとすることで
文字通り、クックッと忍び笑いをする感じで、うまい表現だと思います。

一方、「すねがだい(だるい)」は、筋肉が疲れて足が重く
動かなくなった状態を言います。
「だい」は足だけでなく、手にも使いますよね。
「えつまで、もそんじょーだかい、手が、だいがのー」



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 8月 2日(月)03時09分14秒

すねがだいい
 「おかしげな割り当てだ お前よーも余計だがな すねが
  だいいことだのー」

すねがわらう
 「なげー石段だったけん くたぶれたわ 降りきっただも
  すねがわらーやーながの」



--------------------------------------------------------------------------------
すねが・・・ 投稿者:こだま  投稿日: 8月 1日(日)20時04分40秒

すねがだいい は 足が疲れてぶるぶる震えるということと
 過重負担で 出すことも億劫だ という意味もあります。
すねがわらう は 足が疲れて よろよろしている様です。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 8月 1日(日)19時06分6秒

そのまま、私のところでも使うもの。
・さげ:田植え囃子で太鼓をたたきながら歌に合わせて音頭を取る人
 
ことしゃ、さげは、だーだった、かいの。
さげさん、と「さん」を付けることもあります。(早乙女さん)
 
・しわけがつかん:整理がつかない
 
えっぺんね、持って来たてて、しわけがつかで、えけんがの。
「仕分け」ですから、共通語でしょうか?
 
・すまっこ(しまっこ):隅っこ
 
しまっこの、ほ、まで、さがいたかや。
あるいは、
(大きい会社の)しまっこ借りて、商売しちょーますがね。等
 
・そえる:仲間に入れる
 
おらも、そえてごいた。
 
使いますが、意味が異なるもの
・すねがだいい:すねが笑う
 
私のところで「すねがだいい」と言えば、「すねがだるい」になります。
普通、「だいい」の最後の「い」が消えて「だい」になります。
一般的には、足がだいて、えけん。
 
・ずんべらぼー:坊主頭、木の枝を切って丸裸になった様子
 
「ずんべらぼー」は使いますが、坊主頭には使いません。
「(庭木を)えらい、ずんべらぼーね、切らさったのー」



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 8月 1日(日)17時45分54秒

児玉さんの「暮らしの中の方言」で私では確認できなかった語彙です。
ご存じの出雲弁がありますでしょうか。(^^ゞ

・さげ:田植え囃子で太鼓をたたきながら歌に合わせて音頭を取る人
・しかしか:しくしく泣く様子
・しょぼくれ:やりそこない、失敗
・しろしろ:どぶろく
・しわけがつかん:整理がつかない
・すいじんさん:アメンボウ
・すねがだいい:すねが笑う
・すまっこ(しまっこ):隅っこ
・すみたが:炭を入れる箱
・すみだち:炭を入れるかます
・ずんべらぼー:坊主頭、木の枝を切って丸裸になった様子
・すんぽーする:評価する、値踏みをつける
・せきせき:たびたび
・せけせまい:小さく狭量な心
・せど:家の裏、裏庭、後ろ庭
・せる:「すえる」の訛り
・せんたく:針仕事、裁縫
・そえる:仲間に入れる
・そばをくう:側杖をくう、余波をうける

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



○--------------------------------------------------------------------------------
序に 投稿者:こだま  投稿日: 7月31日(土)20時31分37秒

当日だけ加わられた大工さんを含めて 賃金の他に祝儀を全員に
弾んだのは勿論 昼夜通して 十分な御もてなしをしたのでした。
五百円玉12枚を両替して準備したのも記憶にあります。
兎に角 母屋普請はその家にとっての大事業 覚悟を決めて迎えた
わけでした。これで棟上についての記憶は終わりにします。
すみませんでした。



--------------------------------------------------------------------------------
続 投稿者:こだま  投稿日: 7月31日(土)12時31分48秒

すみません。当夜参集された大人には ワンカップを こどもさん
にはスナック菓子を それぞれに振舞っていました。



--------------------------------------------------------------------------------
棟上式 投稿者:こだま  投稿日: 7月31日(土)12時25分23秒

すみません。当時の記録が見つかりましたので 紹介します。
これ位は こちらでは普通でして 特別に張り込んだのでは
ありません。
供物 おそなえ(1重)2升 米1升3合 黒大豆3合 鯛2匹
   大根2本 塩 お神酒
弓矢4本 幣四方 御払い2本
真餅(中心部)5合2000円 角餅(3合)1000円(4個
切り餅3升分(平たく小さく四角に切った餅) でした。

真餅を拾い当てた子供が どうしたらいいかと 親に相談したそう
です。まあこんなのがこちらの慣習でして 考え方やり方は 多少
変わってきているかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 7月31日(土)10時42分19秒

要望にお答えです。私ばかりのようで すみません。

ごけいり 後家になった男女に再婚すること
  「えかったのー 後家入りで 来てもらーやーなしーが
   そーでも おられただけんのー 安心だわ」など
   



--------------------------------------------------------------------------------
棟上式 投稿者:こだま  投稿日: 7月31日(土)10時32分15秒

実は私の所も 二十年近くになりますが やったので多少覚えて
いるだけです。それにしても記憶がいい加減なのでいやになって
しまいますね。あの折の棟札(棟梁の名 年月日など)は 天井裏
に保存してあります。家の続く限りわかるようになっています。 




--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:今岡  投稿日: 7月31日(土)10時14分11秒

そうです。「かどもち」は鏡餅のように大きな餅で、天と地の餅はやや小さめ、そしてその他は、今思い出すに、「平餅」ではなく、小さな四角い餅です。(菱形に見えんこともありませんが...)。皆に踏まれて泥のついた餅を持って帰った思い出がありますね。



--------------------------------------------------------------------------------
棟の餅 投稿者:おくの  投稿日: 7月31日(土)09時07分22秒

あげあげ、東西南北の四隅の柱でした。棟梁さんの指示に従って順番にまいたように思います。
餅の中に入れるのは硬貨で皆さん仰るように今では五百円くらいだと思います。
平田では角餅(平田では使わないように思います)は鏡餅のような形をしたもので、たくさんまく餅は平餅(平べったい丸い餅)ですが、書き込みを読むと菱餅のようなものをまくところがあるのでしょうか。

8月定期更新時に「むねのもち」の共通語訳等を「棟上げのときにまく餅」と修正し、解説で「かどもち」を取り上げたいと思います。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
角餅 投稿者:今岡  投稿日: 7月30日(金)22時53分47秒

角餅というくらいですから、四隅(東西南北であったかは定かではありません)に一つずつ撒きました。天の餅と地(じ)の餅は一個ずつでしたから、主だった餅は計六個です。後は平餅ですが、奥野さんのお仰った、親戚も餅を持ち寄って云々はありませんでした。当事者のみが準備しましたよ。今日でもどこかで餅撒きがあったろうと思います。メデイアが発達した今でも、やはり地域の楽しみの一つではあると思います。角餅の中身はお札ではなく、硬貨でしたので、こだまさんの仰るように、今のレートは五百円玉だと想像します。



--------------------------------------------------------------------------------
もちまき 投稿者:こだま  投稿日: 7月30日(金)21時11分3秒

色々感想があるようなので お答えにはなりませんが 覚えている
範囲でのべてみます。
まず こちらでは お金は 今だったら 少なくとも五百円玉で 十円
やそこらの小さい金額ではありません。その家の新しい門出なのですから
気ばって準備されるのだと思います。
なお 東西南北でなくて 建物の四隅だったかもしれません。そして 4個
でなくて 家の中心部分のも添えて 5個だったかもしれません。
これらは 決まったことではなくて その家それぞれの考えでされること
ですから 様々のようです。



--------------------------------------------------------------------------------
もちまき 投稿者:金沢  投稿日: 7月30日(金)19時49分42秒

残念ながら私は「棟上げの餅まき」で拾うはおろか見たことがありません。戦前のことですから松江では慣習が廃れていたとも思われませんが・・・。多分その頃の町屋は我が家も含めて「貸家」がほとんどでしたからね。
つまり餅の中にお金が入っているわけですね。今岡さんのお話では「百円程度」とのことですが戦前なら「一銭銅貨」くらいだったのでしょうか ? 児玉さん 覚えておいでですか ?



--------------------------------------------------------------------------------
天地 投稿者:おくの  投稿日: 7月30日(金)18時43分32秒

棟餅は親戚が1升とか2升とか平餅を持ち寄りませんでしたか。
棟上げする家では「天地東西南北」の大きい餅と平餅を用意して親戚から持ち寄った餅と一緒に巻きます。お金が入るのは「東西南北」だったと思います。
上棟式には竹で作った弓が飾れ、ほとんどの場合、大工の棟梁が神職の代わりをして執り行われます。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
角餅 投稿者:今岡  投稿日: 7月29日(木)23時04分57秒

私も一度撒いたことがありますが、角餅は勿論誰が撒いたか記憶にありませんが(恐らく家長か棟梁か)、近所の人々が目指すはただただ「角餅」のみです、天の餅、地の餅も撒かれますが、角餅に比べ若干小ぶりで、且つお金は入っておりません。従い、カンナくずに包まれたお金が入っている角餅に人気が集まる所以です。恐らく百円程度のお金が包み込まれていたと思いますが、その争奪戦は激しく、怪我人が出てもおかしくないシーンが都度あり、子供心にも怖かった記憶があります。その後で撒かれる四角餅拾いは皆和気藹々としたものでしたよ、確か。



--------------------------------------------------------------------------------
答え ? 投稿者:こだま  投稿日: 7月29日(木)20時26分34秒

欄を専有して申し訳ありません。仰るとおりでして つまり 
棟上式の際 撒く餅を総称して棟の餅といい 角餅は その中
に含まれているのだ と 思っているのですが どうですやら。
この行事を 餅拾い 餅撒き と こちらでは言っているのですが。
角餅を拾うのは とても縁起がいいことなのです。しかも お金も
手にするのですから。
○--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:遠藤  投稿日: 7月29日(木)17時54分55秒

ということは、棟の餅はもちまきのときの餅
全般のことで、かど餅はその中の四方に撒く
大きい餅ということですか。



--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:こだま  投稿日: 7月29日(木)14時48分4秒

別に 棟の餅でなければ ということではありません。
餅撒きの折の角餅はやはり別格のものだったからで
棟上の折に撒くお餅の中では 特別にお金を巻き込んで
作った大き目のお餅でした。なお こちらでは 普通の餅は
小さく薄い四角な餅 角餅は大きめの丸餅で 撒く折には
よく目立ったのでした。



--------------------------------------------------------------------------------
なんば 投稿者:遠藤  投稿日: 7月29日(木)08時45分11秒

大東では なんばは普通のピーマンのことです。
唐辛子はからなんばです。
ししとうは昔無かったような気がしますが。
「ちなみに岩手では唐辛子をなんばと言います。
福岡では唐辛子をこしょうと言います。」



--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:遠藤  投稿日: 7月29日(木)08時41分58秒

こだまさん教えてください。
棟の餅 = 角餅 として、なぜ角餅でなく
棟の餅で登録されているか。
角餅  の発音
角餅とはどのような形の餅か、(かどもちは鏡餅の
形です。)



--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:こだま  投稿日: 7月28日(水)16時40分1秒

言い尽くしてあるので 今更なのですが 私の解説 ごめんなさい。
棟の餅 棟上の時の角餅 縁起のお金が巻き込んであって 皆が拾いあう。
    東西南北四隅に撒く角餅は 大きめで その家の格に似合った
    縁起のお金が包み込んであるので 沢山のお餅の中でも その4個
    は特別なので 撒く方角が移る毎に それを拾おうと 競いあった
    もので 大人が真剣なので 子供は弾き飛ばされたものでした。
  「餅まきが始まーじょ 子供はあぶないけん 気ーつけーよ」



--------------------------------------------------------------------------------
かどもち 投稿者:わださか  投稿日: 7月27日(火)17時48分59秒

>遠藤さん
 棟上のときの餅撒きは子供のころから楽しみの一つでした。かど餅は普通に使いますよ。
 子供は危険だからかど餅を撒くところへは行かないように言われていました。もっぱら5センチ
 角の切り餅を拾っていましたっけ。近年は餅撒きも少なくなりましたが,拾うとうれしいもので
 数日はどこの誰が拾ったなどと茶飲み話になったものです。
 なんば=ピーマンは私がいいだしっぺですが,加茂ではごく普通に「なんば」ですが大東では
 どうなんでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
のさ言葉 かど餅 投稿者:遠藤  投稿日: 7月27日(火)17時06分27秒

松江と大東でのさ言葉の流儀がやや違うようですが、まあ同じもんでしょう。
さて、辞書に「むねの餅」というのがあって上棟式のときのもちまきで撒いた
ということですが、大東ではこれを「かどもち」と呼んでました。
小さい切り餅は豆まきのように撒きますが、四方には鏡餅のようでカネが入っ
ている餅を撒きます。これがかど餅でこの奪い合いは大変なおおはいごんとい
うかつばいこしてまでとるもんでした。最近は他に娯楽が増えたのでもちまき
でも人が集まらんでしょう。



○--------------------------------------------------------------------------------
なんば  掲載案取り消し 投稿者:金沢  投稿日: 7月27日(火)01時22分15秒

やまがさん 有り難うございます。そうですね。ピーマンだとするとこの用例はちとおかしいですね。
この掲載案は取り下げます。



--------------------------------------------------------------------------------
なんば 投稿者:やまが  投稿日: 7月26日(月)23時50分7秒

金沢さん、「なんば=ピーマン」の件ですが、既載の「なんば=唐辛子」との
兼ね合いもありますし、おくのさんのご判断にお任せしたいと思います。

ただ、用例に使われている「〜かれやつがあーけんきつけよー」は、
まさにその通りで、ここ出雲部(山陰)にピーマンが出回る以前にあった
唐辛子と同じ形をした、辛くない「あまなんば」(いわゆる、ししとうの仲間)を
食べると、確かに辛いものが混じっている時があって、食べた途端に、
えらい目に遭うこともありました・・・。




--------------------------------------------------------------------------------
なめこじー 投稿者:金沢  投稿日: 7月26日(月)20時23分14秒

そうでした。確認されていますね。

【なめこじー】
共通語 (器の底まで)なめ回しつくす
用 例 こらこら まーで ほいたみたいに なめこじーだねが
用例訳 こらこら まるで乞食みたいに なめ回すものじゃないよ
採取者    [  ] 
記録者 (金沢:松江) 

【なんば】
共通語 とうがらし(ピーマンも含めた唐辛子の総称としての)
用 例 なんばにゃかれやつがあーけんきつけよー
用例訳 とうがらしには辛いのがあるから気をつけろよ
採取者    [  ]
記録者 (金沢:松江)

やまがさん 「なんば」はこげなんでえかいね。
--------------------------------------------------------------------------------
なめこじー 他 投稿者:やまが  投稿日: 7月26日(月)18時26分36秒

「なめこじー」は、加茂町の方から寄せられた語彙のようですが、
同じ加茂町ご出身の今岡さんのフォローで確認されていませんか?
もっとも、同一人物なら話は別ですが・・・

「かんかえる」は、解りません。

それから「なんば」、これも今岡さんの確認がありますが、少し補足を。
辛い「なんば」と辛くない「なんば」、結局、どちらの「なんば」を
基準にするかということだと思います。
加茂町では辛くない方を元にするから、辛い方が「からなんば」。
一方、私のところは辛い方を元にするから、辛くない方が「あまなんば」
面白いものですね。




--------------------------------------------------------------------------------
なめこじー 投稿者:金沢 育司  投稿日: 7月26日(月)17時19分42秒

「なめじー」は「舌なめずり」というように「なめずる」という言葉の訛りだと思われますが、「なめこじー」になるといかにも「どんぶりの底まで〜」という風に感じます。
ぜひ「なめこじー」でどなたか そうとも云うという フォローを頂けませんか。

なお「ぬた」は共通語ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
かんかえる 投稿者:金沢  投稿日: 7月26日(月)16時46分38秒

宍道湖畔で育った私ですから、あるいは松江語かもしれません。
夏になると宍道湖で泳ぐ毎日でしたが、泳ぎの種類は四つしかありませんでした。昭和十三年から十九年ごろのことです。
クロールは敵性語の筈なのに「クロール」でした。その他は「背泳ぎ、横泳ぎ」そして
平泳ぎのことをなぜか「かんかえる」と呼んでいました。子供心に「カエル泳ぎ」だからなんだろうと納得していましたが。
成人して「観海流 = かんかいりゅう」という古泳法があると知り多分このことだろうと考えるようになりました。
「かんかえる = 平泳ぎ」 ご存じないでしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
なめこじー 投稿者:こだま  投稿日: 7月26日(月)05時03分45秒

そうでしたね。 なめずる なめじー になっていました。
こ は あまり入れなかったですね。
「まあ きれいに皿までなめじって そげねまかったかね」



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 7月25日(日)21時37分45秒

「なめこじー」
私のところでは「なめじー」と言ってますね。
「まーじ、皿までなめじっちょかでも、えからね」

「なんば」
ピーマンの場合は「あまなんば」です。
辛いのは「なんば」、または「からなんば」

「ぬた」は共通語だと思います。
特に、ねぎぬたは定番料理です。




--------------------------------------------------------------------------------
なんばetc 投稿者:今岡  投稿日: 7月25日(日)21時33分31秒

「なんば」「唐なんば」ねエ。今でも田舎に電話する時には使います。「南蛮きび」(なんばぎん)と同じ語源でしょうか。「ぬた」はこちら(関東)に出てきてから知りましたが、飲み屋や料理屋では一般的です。共通語でしょうか?「なめこじー」使っていました。(同じ加茂町ですから当然ですか。)



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 7月25日(日)21時29分26秒

ぐろ 一ヶ所に集めて積み上げたもの 木ぐろ 石ぐろ 堆肥を
   積み上げた 肥えぐろ など
 「すまんがのー この魚の腸を 肥えぐろへ棄ててきてごっさいよ」

   



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 ? 投稿者:こだま  投稿日: 7月25日(日)17時04分45秒

なめこじー 言いますね どちらかといえば なめくじー ですね。
「まあいやらしい そげねまでなめくじらんでもえからーに」

ぬた 全くその通りです。夏の季節料理ですね。

なんば は こちらでは聞きません。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 7月25日(日)15時14分22秒

毎日暑いですね・・・・
加茂町の方から頂いた出雲弁のなかで私では確認できない語彙がありましたのでよろしくお願いいたします。

【なめこじー】なめまわす: まい料理だっただもん,皿までなめこじーこた止め
れ。
【なんば】 ピーマン:やっぱぁ,なんばは焼いたやつがまい。
  唐辛子という意味で既載の語ですが,ピーマンの意味で使っています。唐辛子は「からなんば」と区別して使います。
【ぬた】料理の名前(ねぎの酢味噌):おら,ねぎが嫌いだねかぁね,ぬたなんかよー食えんぞ。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しーこそばし  のさ言葉 投稿者:金沢  投稿日: 7月24日(土)20時10分11秒

みなさん有り難うございます。

【のさことば】
説 明 子供の言葉遊びの一つ。話し言葉の一字々々に「の」と「さ」を交互につけて喋る遊び。
用 例 ノはサよ ノえサけノや 
用例訳 はよ えけや = 早く行けよ
採取者 遠藤[大東] 
記録者 (金沢:松江)

【しー(り)こそばし】
共通語 気恥ずかしい、(気持ちが)くすぐったい
用 例 そげん のせなはーなや しーこそばしてえけませんがね
用例訳 そんなに おだてなさんな 気恥ずかしくていけませんよ
採取者 金沢[松江] 
--------------------------------------------------------------------------------
しーこそばいい 投稿者:こだま  投稿日: 7月24日(土)05時28分51秒

懐かしい言葉が出てきたので お仲間になります。
何故でしょうか こそばいい は くすぐったい の意味で
お尻がくすぐったい つまり 恥ずかしくて もじもじしている様
を表しているのだと思います。
「まいこと乗せなはって しりこそばいーてえけんがね」など。



--------------------------------------------------------------------------------
しーこそばし 投稿者:やまが  投稿日: 7月23日(金)22時23分39秒

「しー(り)こそばし」、使います。
まさに、気恥ずかしいで、うまい表現だと思います。

なお、「ちょーだいちょー」は解りません。
「のさことば」は聞いたことがあるような、ないような・・・
どうもハッキリしません。




--------------------------------------------------------------------------------
しー(り)こそばし 投稿者:金沢  投稿日: 7月23日(金)21時31分22秒

「となーの おっつぁん うちんことみーたんびに お前も えにょばんこになったの てて ほめてだもんだけん よーに しーこそばしてえけんわー」⇒「隣のおじさんは 私を見るたびに お前もいい女になったね と云ってほめられるものだから もう気恥ずかしくていけないわ」。
「しーこそばし = (気持ちが)くすぐったい、気恥ずかしい」。遣いませんか ?




--------------------------------------------------------------------------------
のさことば 投稿者:金沢  投稿日: 7月23日(金)20時08分52秒

知っておりますよ。「ののささのこさとのば」のことでしょう。
今頃の子は「ばびぶべぼ言葉」ですね。これは難しいです。
○--------------------------------------------------------------------------------
のさことば 投稿者:わださか  投稿日: 7月23日(金)17時48分4秒

>遠藤さん
 しっちょーましわね,子どもんころに はやっちょっただぁもん もおわっしぇとーましたわ。
 早く言うにはけっこう慣れがいるもんで,なかなかもちかしかったでしね。(加茂町)



--------------------------------------------------------------------------------
のさ 投稿者:遠藤  投稿日: 7月23日(金)17時13分27秒

ざれ言葉で思い出しましたが、のさ言葉と言うのを使う人がいました。
名詞や動詞の最初の音の次にのさをつけるのです。
例 かのさなざわさんがちょのさーだいちょーだことのいのさっとらいじ。
こんなもん誰かしっとられますか。



--------------------------------------------------------------------------------
ちょーだいちょー 投稿者:金沢  投稿日: 7月23日(金)16時27分27秒

友人間でしか使わない「ざれ言葉」ですが。松江では「ちょーだいちょー = 頂戴帳」というのがありまして。
「明日は釣りだけん 晩飯のオカズ もってくーけんの」「おーおー ちょーだいちょーにつけちょくわ」。「当てにしないで 待ってるよ」というほどの意です。松江語かもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ  あかがい  取り下げ 投稿者:金沢  投稿日: 7月23日(金)16時16分46秒

なるほど なるほど 「糸カボチャ」の金糸瓜というのは中国語だったのかもしれませんね。「大赤貝」も学名は「さるぼー」のようですね。
学名や外来語をいたずらに振りかざしてそれと違うから方言だ、とするのには問題がありますね。
要はどの言葉が普遍的に遣われているか、によって論ずべしということなのでしょう。

【えとかぼちゃ】【あかがい】の金沢案は取り下げます。




--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ 投稿者:遠藤  投稿日: 7月23日(金)13時01分44秒

えとかぼちゃは酢の物で食べるとしゃきしゃきして
まいもんですが、出雲でも4通りの呼び名があります
ようですが、あかがいと同じでもともとの産物では
ないので、タネの袋に書いてあった名前がそうめん、
糸、金糸などと色々だったのでばらばらに広まった
のかもしれませんね。全部が共通語かもしれんですね。
あかがいもやまがさんのサイトをみるとサルボもあか
がいもごめたにあかがいになっとるようなので、方言
ではなくて似たもの同士の混称でしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
金糸瓜 投稿者:こだま  投稿日: 7月23日(金)05時09分16秒

今と昔 というようにわけるのもどうかと思いますが
どちらかといえば 以前は金糸瓜 近頃は 糸南瓜 と
言っていると思います。



--------------------------------------------------------------------------------
そーめんうり 投稿者:やまが  投稿日: 7月22日(木)22時24分12秒

「そーめんうり」という言い方もあるようですね。
実は、↓で書きました「らぞー=ラジオ」を確認して貰った
松江在住のメール仲間が話していました。
「金糸瓜」という名前があるわけですから、「うり」でもいいんですよね。

金沢さんも、実物はご存知でも食べたことはないと仰っていますし、
この野菜は知っている人は知っていますが、知らない人は知らないという
両極端の状態にある、言ってみれば珍しい野菜だと思います。




--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ 投稿者:まつ  投稿日: 7月22日(木)20時44分46秒

我が家では、「そうめんうり」と言っていました。



--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ  赤貝 投稿者:やまが  投稿日: 7月22日(木)14時30分52秒

参考サイトです。
↓文字をクリックしてください!

「かぼちゃ」
「赤貝のなかま」




--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ  掲載案保留 投稿者:金沢  投稿日: 7月22日(木)13時32分59秒

そうですか 前にも話題になりましたか、これは私の早トチリでした。実は私も見たことはありますが食べたことはないんです。
広辞苑にはこうあります。「そうめんかぼちゃ = 中国原産、いとかぼちゃ、金糸瓜」。
即ち「そうめんカボチャ」は「糸カボチャ、金糸瓜」ともいう。という記述なんですね。
標準和名が「素麺南瓜」なのかもしれませんね。どなたか解明していただけませんか。
--------------------------------------------------------------------------------
あかがい2 投稿者:遠藤  投稿日: 7月22日(木)09時11分40秒

あかがいですが、岡山でさるぼをもがいというのは方言でしょう。
しかしながら、産地でもない地域においてはさるぼ、もあかがい
も非常に良く似ているので、これらを一まとめにしてあかがい
と呼んでいるのではないですか、これは「混称」、「総称」とい
うのだと思います。例えば、すずきには「すずき」と「ひらすずき」、
の2種類があり、使い分けている地方もありますが、出雲
では少なくとも昔は一緒だったと思います。ではひらすずき
をすずきというのは方言かと言えば違う、よく似ているので
混称しているとするべきでしょう。こうした例は「あじ」と
「おあかあじ」=あじ(混称)、「いそべら」と「きゅうせ
んべら」=べら(総称)、「たいわんどじょう」と「かむち」
=雷魚(総称)、「いしがめの子供」と「くさがめの子供」
=ぜにがめ(総称)、などたくさん在ります。





--------------------------------------------------------------------------------
いとかぼちゃ 投稿者:今岡  投稿日: 7月22日(木)01時22分15秒

何か以前にも投稿した記憶がありますが、糸カボチャやソウメンカボチャは別にたいした
インパクトはない筈ですがねー。今でも加茂の生家には季節になると頼みますし、サラダにするにはもってこいの素材で、信じて疑いませんよ。何で今頃話題になるのか合点がいきませんが...。
--------------------------------------------------------------------------------
あかがい  えとかぼちゃ 投稿者:金沢  投稿日: 7月21日(水)19時44分51秒

「さるぼー貝」という実名がありながら岡山では「もがい」出雲、北九州では「あかがい」と呼ばれている、一方「赤貝」という別の貝がある、ということなら方言でしょう。
「のんのさんすー」というのは私は聞きませんが意味はよくわかります。一種の家族語じゃありませんかねー。
だいたいにこの「○○する」という言い方には限界みたいなものがあって、たとえば「はいごん」と「はいごんする」は「大騒ぎ」と「大騒ぎする(になる)」との違いがあるのかどうか、という問題でしょうか。「えこにする」とはやや違うような。

【えとかぼちゃ】
共通語 金糸瓜
用 例 えとがぼちゃは きんしうりてーげながの
用例訳 糸カボチャは 金糸瓜というそうだよ
採取者 遠藤[大東]

【あかがい】
共通語 さるぼー貝(猿頬貝)
用 例 あかがいは からむしにすーとまいがー
用例訳 さるぼー貝は 殻ごとに煮たのが旨いよねー
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
のんのさんすー 投稿者:ふじし谷  投稿日: 7月21日(水)18時54分34秒

「のんのさん」は「仏様」で使いますが、それに「すー(する)」がつくと、「拝む」として使っています。どなたかこの使い方される方おらいませんか??



--------------------------------------------------------------------------------
金沢さん 投稿者:ミラクル仮面  投稿日: 7月21日(水)18時25分49秒

ありがとうございます。助かります!!m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
えとかぼちゃ 投稿者:やまが  投稿日: 7月21日(水)18時04分42秒

「えとかぼちゃ」「そーめんかぼちゃ」、私のところでは両方使います。
どっちかというと、年配の方は「えとかぼちゃ」でしょうか?
輪切りにして茹でると、身がラーメンの麺のようになります。
えと(糸)は少々オーバーな気もしますが、
その形状が名前の由来でしょう。
なお、登録するなら「いと」より、やっぱり「えとかぼちゃ」でしょう!



--------------------------------------------------------------------------------
いとかぼちゃ 投稿者:遠藤  投稿日: 7月21日(水)17時03分4秒

今朝のNHKのとれたてマイビデオでそうめんかぼちゃと言うものが出てまして
なんのことかい、ともたら、えとかぼちゃのことでした。広辞苑ではそうめんか
ぼちゃ、いとかぼちゃ、本名「金糸瓜」と立派な名前を拝領しておるようです。
とすると広辞苑に載ってはいるものの、方言として載っているので、えとかぼちゃ
もなかまにしてやってごしなはい。



--------------------------------------------------------------------------------
あかがい 投稿者:遠藤  投稿日: 7月21日(水)16時58分11秒

九州の石鯛釣りは南方宙釣りという独特のもので、仕掛けを投げる
のではなく足元の磯際に這わせて、コマセを打って魚を誘って釣り
ます。その刺し餌がさるぼがいですが、あかがいと呼んでいます。
あかがいを割って、7個ぐらいじゅづつなぎにして使うようです。
私はうわものなのでやったことはありません。
出雲で正月料理で食べる赤貝はさるぼなのですね。さるぼと赤貝は
さるぼの方が表面の筋が太いと聴いたことはありますが、よく分か
りません。さるぼと赤貝は全国的にほとんど区別されずに使われて
いると思いますので方言と言うことではないと思いますが。



--------------------------------------------------------------------------------
あかがい 投稿者:金沢  投稿日: 7月21日(水)16時18分28秒

「あかがい = 赤貝」です。我が国で「あかがい = 赤貝」というのは寿司ネタなどに使う いわゆる「大赤貝」のことです。学名も「あかがい」です。
私たちがよく食べる「あかがい」は種類としては別の物です。学名は「猿頬貝 = サルボーガイ」です。主産地の岡山では「藻貝 = もがい」という名称が普通です。すし屋などでは「おーあか」に対して「こあか」とも云われているようです。
姿や形が全く同じなのはどちらも「フネガイ科」に属しているからです。
つまり「あかがい」は俗称で方言ということになります。
遠藤さん 有明海も主産地ですが、北九州では「あかがい」ですか「もがい」ですか ?
 



--------------------------------------------------------------------------------
ねぐれー 投稿者:こだま  投稿日: 7月21日(水)14時15分32秒

耳にしたことはありません。ただ こちらでは に を ね と
発音するようで にごる を ねぐる と言う向きがあるかもしれ
ません。「大雨でえらいねぐー水になったわ」など。



--------------------------------------------------------------------------------
ねぐれー 投稿者:遠藤  投稿日: 7月21日(水)08時41分17秒

ねぐれー は にぐれー で登録済みです。
うらほは聞いたことはありませんが、東北では
継ぎ竿の穂先を「うらざお」といってますので
大昔の言葉が出雲、東北の僻地に残っているの
かもしれんです。



--------------------------------------------------------------------------------
付け加え 投稿者:こだま  投稿日: 7月21日(水)08時31分32秒

思い出しました。「木もと竹うら」という諺があります。
割るときには 木は元の方から 竹は先端の方から割った
方が いいのだ 割りやすいのだ ということを 先人の
知恵で教えてくれているのです。このことからも うら
とは 先端のことだ ということになりますね。
--------------------------------------------------------------------------------
おらぼ 投稿者:こだま  投稿日: 7月21日(水)05時24分10秒

仰るとおりだと思います。ただ うらぼ が おらぼ と なまった
のではないかと 思っています。さきっちょの方のことですね。
もと に対して うらぼ というのだと思います。
「おらぼの方まで 気ーつけてみっさい まんだ実が残っっちょーがの」



--------------------------------------------------------------------------------
ねぐれー おらぼ らぞー 投稿者:やまが  投稿日: 7月20日(火)22時52分8秒

「ねぐれー」、使いますね。
単に「ねぐー」とも言いますが。
・「大雨が降っただけん、よーね、川がねぐれちょーがの」
・「ねぐーめじが出て、川が、きちゃねことだわ」

「髪のおらぼ」は、意味からすればあってもいいと思いますが、
私のところでは聞いたことがありません。

それから、懸案の「らぞー=ラジオ」ですが、
私のメール仲間に聞いたところ、松江市、三刀屋町、佐田町で
使っているという確認がとれましたので、報告します。




--------------------------------------------------------------------------------
魚名  ミラクル仮面さん 投稿者:金沢  投稿日: 7月20日(火)20時44分21秒

たしかに「うしのした」は標準和名なんですねー。「あおりいか」は幼成を問わず「みずいか」と呼ぶという遠藤さん説に賛成です。島根半島でたて釣りの際、漁場へ行く途中で
「あおりいか」の「ひき釣り」を船頭の疑似餌を借りてしたことがあります。その際船頭は「みずいか のおっきゃんやつがくーかもっしぇんよ」と云ってました。「みずいかててなんだね ? 」と聞いたら「あおりいか のことだわね」と云ってました。

ミラクル仮面さん 「沢山あるたくさん」の用例をここでは書けませんので おくのさんを経由して「金沢」のメアドを聞いてメールして頂けるなら書きますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
かんどがわりい 投稿者:こだま  投稿日: 7月20日(火)20時12分43秒

私も恐らくそうではないかと思います。感度とは この場合
音感 調子に対する感 などを指すのではないか と 思い
ます。でも あまりにもずばりなので 調子が外れている 
感がくるっている くらいに受け止めています。
「ぎばんでうたっちょーだども かんどがわりーのー わーじゃー
わからんだけんのー ええ気なもんだわ」



--------------------------------------------------------------------------------
もうひとつ 投稿者:わださか  投稿日: 7月20日(火)18時00分59秒

既載の語に「おらぼ」があり,「木の先端」となっていますが,木に限らず細長いものの先端の
こととして使うように思いますがいかがでしょうか。死んだ爺さん婆さんが「話は元から,髪は
(おらぼ)から」とよく言っていたのを思い出します。これは出雲弁の慣用句になりませんか?
意味は「話は元からしないとわからないし,髪は先端から梳かないとうまくいかない。」ということです。話は順序だてて言うようにとの教えですね。




--------------------------------------------------------------------------------
児玉さんの 投稿者:わださか  投稿日: 7月20日(火)17時50分58秒

語の中で,「かんどがわりい」聞きませんけど,「感度が悪い」・・・ではないか(^^;
「ぐろ」は使いますね,「木ぐろ」は薪にするために木の束を積んで置いたものですね。

ふと思い出したのですが,「ねぐれー」という言葉は使いませんか。意味は「濁る」です。
濁った水のことは「ねぐれめじ」となりますね。用例としては,「よんべの大雨でえでがわの
めじがねぐれてしまった。」というところでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
魚名 投稿者:遠藤  投稿日: 7月20日(火)12時29分13秒

魚名のうち
牛のしたは共通語です。キスをごぢというのは知りません。みずいかは
西日本での方言です。ただし、あおりの子供だけでなく成魚も言います。
あかひら、は聞いたことはありませんが、かんぱちにあかをつけて呼ぶ
のはよくある方言で、他地方では「アカバナ」「アカバラ」などと呼ぶ
ようです。よくあるのは「しお」という呼び名です。あかひらは10中
8,9「赤いひらす」の意味でしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
たくさんあるたくさん 投稿者:ミラクル仮面  投稿日: 7月20日(火)11時23分22秒

いきなりで申し訳ないんですが、程度表現の全ての用例はわからないものでしょうか?40以上もありますが・・・




--------------------------------------------------------------------------------
用例 補遺 投稿者:こだま  投稿日: 7月19日(月)20時21分20秒

くろびいろ 赤黒い 黒ずんだ色
「まあ 腫れてくろびいろになっちょーがね えたかっただらーのー」



--------------------------------------------------------------------------------
〜ずら 投稿者:金沢  投稿日: 7月19日(月)18時08分4秒

やまがさん 用例を有り難うございます。なるほど「ん音便」の後は連濁するわけですね。
まつさんの「おべつらの」とともにこれで確信しました。次ぎはご参考までです。

名古屋、信州などの中部地方に広く分布する「〜ずら」があります。
「お前 昨日 来たずら = お前 昨日 来ただろう」この「〜ずら = 〜だろう」は過去形、未来形を問わず「明日 くるずら = 明日行くよ、明日来るかい」と用いられています。また「行く ずらよ = 行くだろうよ」と終助詞を伴うこともあります。この「ずら」と濁るのはおそらく「だろう」の「ダ」の濁りの名残でしょう。
出雲弁の「〜つら」とよく似ています。一つ違うのは「ツら」と濁らないことです。
これは出雲弁が過去完了形の「タ」をひいているからでしょう。

【〜つら】
共通語 〜ただろう
用 例 @ さ おべつらの
    A しゃんこといーけん えんじまっつらがや
用例訳 @ それはびっくりしただろうね
    A そんなこと云うから 帰ってしまっただろうが
説 明 過去形推量の「〜ただろう」縮めていう出雲弁独特の言い回し。主として「〜が
、〜よ、〜の」などの終助詞をつけて結ぶ。
採取者 まつ[湖陵]
記録者 (金沢:松江)
--------------------------------------------------------------------------------
児玉語集 追加 投稿者:金沢  投稿日: 7月19日(月)17時25分56秒

「えたいがしれん = 得体が知れない」は共通語ですね。どの辞典にもあります。



--------------------------------------------------------------------------------
こだま語集 投稿者:金沢  投稿日: 7月19日(月)17時22分41秒

「くちとり = 酒の肴」はいくらなんでも共通語でしょう。ただし「お茶うけ」の意では
一般的に遣いませんから、訳語を「お茶うけ」にしぼられれば方言だと思いますね。

「いばり」は古語で「小便」のことです。「よばー(る) = つたいこぼれる」や、また やまがさんのおっしゃる「よばー = 夜いばり」の語源でもあります。
「いばり」と古語そのものを「よばり = おねしょ」の意で遣われるなら【よばー】の空見出しでいかがでしょうか。「ぐれる」は共通語だと思いますね。
「うじうじする」と「おぞおぞする」は単なる訛りの問題で同語だと思いますね。ただ松江では聞いたことがありません。
他は意味はわかりますが松江では確認できません。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 7月19日(月)16時52分46秒

・くちとり:酒の肴、茶菓子

使います。
なんぞ、もちと、え、くちとーは、ねかいの。

・ぐれる:計画が途中から違ってくる

使います。
雨ばっかー降ーだけん、よーね、(農作業が)ぐれてしまったがの、

・くどき:盆踊りの囃し歌

全国的に言うと思います。
広辞苑にも載っています。

・いばり:おねしょう
・うじうじする:蚕などが背中を歩くときの様子

この2語は訛り方の違いでしょうか?
私のところでは、「よばー(り)」「おぞおぞ」
なんだい、せなで、おぞおぞすーが、見てごいた。

・ごねんにあいまして:ご丁寧に

面白い表現だと思いました。
ご丁寧なお気持ち(人)に会いましてでしょうか?
私のところではストレートに「ごねんのえーました」

他は解りません。



--------------------------------------------------------------------------------
確認? 投稿者:こだま  投稿日: 7月19日(月)15時52分55秒

確認と言うか 付け加えです。皆さんのご意見ご感想を
お願いします。

うじうじ は 蚕 でなくて 蚤 です。

ぐれる は このことが発端でしょうが 性格がゆがんだことに
      多くつかいますね。
 「よーねぐれてしまーて 始末がわるいのー 困ったもんだ」

けだらん 物足りない と言う意味に用いられるようです。
 「けだらんのー もちーとどげぞならんかい」

こざまわす 機転を利かす よりも 悪知恵を働かす ととった
      方がいいかもしれません。
 「よーねこざーまわいて まぜくーだけんのー」

くれがえし 鋤を2回使って 更に田圃をならすのです。
 「もう くれがえしもさっしゃったがね はえーねー」

などなど 気のついたことを 付け加えてみました。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認を 投稿者:おくの  投稿日: 7月19日(月)14時49分13秒

児玉さんの「暮らしの中の方言」で私のほうで確認ができなかった語彙です。
ご存じの出雲弁が有れば教えて頂けないでしょうか。

・いばり:おねしょう
・うじうじする:蚕などが背中を歩くときの様子
・えたいがしれん:わけがわからない
・おんし、めんし:雄、雌
・がんつき:外見、顔立ち
・かんどがわりい:歌う歌の調子がはずれていること
・かんどり:さとり、察し
・くちつき:一方に口のあるどんぶり
・くちとり:酒の肴、茶菓子
・くどき:盆踊りの囃し歌
・くれがえし:田んぼの鋤がえし
・ぐれる:計画が途中から違ってくる
・ぐろ:一か所に集めて積み上げたもの(木ぐろ、石ぐろ)
・けだらん:少なすぎる、満足を与えないこと
・こがね:砂鉄
・ごけいり:後家になった男女に再婚すること
・こざまわす:機転をきかす
・ごねんにあいまして:ご丁寧に
・こまんちゃれ:小さい子どものこと

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
あんも 他 投稿者:やまが  投稿日: 7月19日(月)12時06分46秒

「あんも」は私のところでも使いますが、まさに「あんもち」の幼児語ですね。
ちなみに、「ばぼ」と言うと「餅」の総称で、正月の平餅も含みます。

「へや」も使います。
だいたい、家の一番奥まった部分にある部屋です。

「きどこ」も使います。
囲炉裏だけでなく、「くど(かまど)」の薪を置く場所も「きどこ」ですね。

「かますつぎ」も使います。
「ざまく」な補修方法ですが、懐かしい響きです。

つららは、私のところでは「さい」ですね。
「よんべは、さみともっちょったら、がいな、さいが、さがっちょーがの」

↓の魚は全くわかりません。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 7月19日(月)10時53分24秒

あんも お餅のこと(餡餅の略?)幼児語
 「あんもだじ やおいけん 食うてみーや」

へや 納戸のこと 一般的には 夫婦だけのプライバシーを守っている
         のことを言う
 「そろそろ へやへ引っ込むかのー」

きどこ 囲炉裏で燃やす薪を置く場所 囲炉裏の横
 「きどこへ ちょんぼし まきー持ってきちょいてよ」

かますつぎ 表面から切り布を当てた継ぎ物 見た目はよくない
 「ちょっとほころびたけん かますつぎー あてがーちょいてよ」

かねこおり つららのこと 鋭い感じがするからでしょう。
 「おおけなかねこおりがぶらさがっちょーのー あげね寒いかいのー」






--------------------------------------------------------------------------------
つら  づら 投稿者:やまが  投稿日: 7月19日(月)09時15分51秒

「つら」をこのように考えてみました。
ヒントになればいいですが・・・
 
みただらが → みたらが → みつらが
きーただらが → きーたらが → きーつらが
おべただらが → おべたらが → おべつらが
えきただらが → えきたらが → えきつらが
かっただらが → かったらが → かっつらが
まけただらが → まけたらが → まけつらが
やめただらが → やめたらが → やめつらが

あるいただらが → あるいたらが → あるいつらが
かけっただらが → かけったらが → かけっつらが
まくれただらが → まくれたらが → まくれつらが
おこっただらが → おこったらが → おこっつらが
 
かんだだらが → かんだらが → かんづらが
えんだだらが → えんだらが → えんづらが
もそんだだらが → もそんだらが → もそんづらが
 
なお、「みた」「きいた」については「みちょった」「きーちょった」でも。
みちょっただらが → みちょったらが → みちょっつらが
きーちょっただらが → きーちょったらが → きーちょっつらが



--------------------------------------------------------------------------------
地引き網 投稿者:おくの  投稿日: 7月19日(月)08時11分21秒

地引き網に入った魚だそうです。この言い方をご存じ有りませんか。

・牛のした  シタビラメ
・ごぢ    キス
・みずいか  アオリイカの子
・あかびら    カンパチの子

無毒のクラゲを「どうかん」というそうですが・・・。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:金沢  投稿日: 7月19日(月)01時09分21秒

今岡さん こんばんは 「〜つら」についてのレス有り難うございます。
「〜えかつらが」という言い方があるのはわかっているのですが、つまり形容詞は「よかった」「わるかった」「ちいさかった」などのように「〜かった 言葉」になるので「〜かつら の」という言い方になるのはわかるのですが・・・。問題は動詞の場合です。

たとえば「できる」ですが、肯定形では「〜かった」となることはないので「〜かつら」とはならず「できつら の = できるだろう な」となり、「みる」なら「みつらの」・・・という言い方になるわけですが、現実にすべての動詞でこの言い方があるかどうかが問題なんですよ。
今岡さんの心覚えでこの「みつら がや = 見ただろうが」「わからつら がや = わかっただろうが」「えきつらがや = 行っただろうが」という言い方もする、とおっしゃるのなら 本件は解決するわけですが。動詞についての用例を考えてみてください。

やまがさん まさにそうです ! ! ! 言葉はそういう経過で伝播するわけです。
極めて論理的な説明だと思います。だからこそ「言葉の飛び地現象」もあるわけです。
通常の場合は、隣村との縁組みが多いのでつながった地域にだんだんと広がったというのは定説というより、実際がそうだといわれています。
殿様の領地替えもあるようですが、やはり一番多いのは縁組みでしょう。
「おべつら の」「えきつら の」「できんかつら の」「いーつら の」だんだん確信がもてるようになりましたわ。 



--------------------------------------------------------------------------------
つら 補足 投稿者:やまが  投稿日: 7月18日(日)23時18分1秒

金沢さん
まず、祖父というのは私の祖父ではなく、母の祖父にあたる人です。
ちなみに、地区は同じです。

で、私はこのように考えています。
どこかに、「つら言葉」を使う地域があり、そこから私の地区に嫁入りなり
婿入りなりされた人がいて、子供(私の母の友達)を連れて里帰りされた時に、
そこで話される「つら言葉」が面白かったので、その子供が帰って、
学校で話し始めたのではないかと。
いかがでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:今岡  投稿日: 7月18日(日)22時34分59秒

久し振りです。「つら」で思い出しましたが、私の、特に父方の「祖父」と母方の「祖母」が言っていました。「そーでえかちらが!」(それでよい(かった)だろうが!)私は大体納得するケースが多かったので、「あー、とか、あげです」と言うことが多かったように記憶しています。考えてみると父親も今でも使っていますよ。「そーでえだらが!」と同義語になりませんか?



--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:金沢  投稿日: 7月18日(日)22時02分40秒

既載語の「〜かちら」の時には松江では使わないが「〜よかちらね」という言い方は知っていましたのでわかりましたが、今回は「〜かつら」とあったのでちょっととまどったわけです。
これまでの私の理解では「〜かっただろう ⇒ 〜かつただら ⇒ 〜かつら」という変化を遂げたのではないかと考えていましたが、そうではないということなので少し考えてみたいと思っております。
というのは「お前も見ただろうが」を「〜わーも みつらがや」という言い方に出雲弁としてやや違和感があるからです。
私の違和感のみで現実に使われている言葉を保留するなど不遜ではありますが、もう少し皆さんの用例などを聞かせて頂いてから結論を得たいと考えますが いかがなものでしょうか。
やまがさんのお祖父さんの言葉が少し気がかりです。古い方言は、消えこそすれ新しく生まれることはないように考えています。もちろん今日、毎日のように生まれてくる「若者言葉」のようなことはあるでしょう。しかし昭和初期にかけてこのような古めかしい言い方が生まれてくるものでしょうか。仮にお祖父さんがたまたまご存じなかったとする方がまだ納得出来ます。
やまがさんが「使うケースがある程度限定されるかもしれない」といっておられることから「どんなケースで使われているか」を追求すれば必ずや「〜つら」の法則性はみつかるでしょう。
「〜つら」は一応保留し検討を続けてゆくのはどうでしょうか ?
やまがさん が真摯にお考え頂いているようなのであえて申し上げているのです。

奥野さん このような次第ですから ↓ の【〜だ(ち)つら】は一応「没」にしておいてください。あらためて掲載案を提示いたします。 





--------------------------------------------------------------------------------
〜つら 投稿者:やまが  投稿日: 7月18日(日)17時53分8秒

おくのさん、金沢さん
「くいしる」では、お手数をお掛けしましたm(__)m
辞書登録手順の件、了解いたしました。
今後とも、よろしくお願いします。

さて、金沢さん、(一部、まつさん)が例示された「〜つら」ですが、
私のところでも、一応、全ての言い回しがあります。
ただ、動詞の「えきつら」「みつら」「おべつら」は少数というか、
使うケースがある程度限定されると思います。

ちなみに、大正(末期)生まれの私の母の話ですが、小学校当時、
学校でこれら3つの言い回しを聞いて帰って、家で話したら、両親、特に祖父から
「さ、どこの言葉だ。しゃん、おかしげなこと言ーもんだね」と怒られたそうです。
ということは、少なくとも昭和初期までは使われていなかったことに
なるのではないでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
辞書登録手順等 投稿者:おくの  投稿日: 7月18日(日)09時21分30秒

○辞書登録手順の誤解が有るようですので下記に示します。

1.出雲弁辞書掲載案を採取者及び共同制作者に提示し意見を求めます。
2.採取者及び共同制作者から頂いた意見を基に保留とすべき語彙、登録しない語彙、修正を加える語彙などを私が判断をし掲載していまます。この段階で議論をすると登録作業が前に進みませんので疑問の残る語彙は保留語彙となります。したがって製作委員会なるものは存在しません。
3.保留語彙が有る程度集まった段階で共同制作者で意見交換をして登録の可否について決定します。
4.1〜2年に一度、辞書中にある共通語を削除するための検討委員会を共同制作者内に設置し共通語の削除をおこないます。

現在のところ以上の手順で行っていますが、よりよい手順があれば状況に応じて改革して行きたいと思っています。

○メール、手紙、掲示板等いろいろなルートから出雲弁情報が集まっており、無駄と混乱を防ぐため、それぞれ月単位で処理しています。したがって「くいしる」の共通語訳は修正案を含めて次月分で処理させていただきますのでご承知おきください。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:金沢  投稿日: 7月17日(土)23時28分24秒

「〜つら」について私は今まで「〜かっただろう」「〜だっただろう」の縮まったものと考えていました。
ところが「おべつらが = 驚いただろうが」という言い方があるのなら、そのような原則は成立しないわけです。

これだと「〜ただろう」という 過去形に使う「完了の助動詞 〜た」に 「〜だ」の推量形「〜だろ」がついたものなら すべてに適用されることになります。
つまり、動詞、形容詞、形容動詞のすべての「〜ただろう」という形につくわけで。

○動詞「行っただろう  = えきつら 」「見ただろう  = みつら 」・・・

○形容詞「なかっただろう = なかつら 」「さむかっただろう = さむかつら」

○形容動詞「元気だっただろう = マメだつら」または「マメなかつら」

(上記ま用例には「〜が、〜ね、〜の」等の終助詞がつきます)
となり、形容詞や形容動詞は「〜だった」「〜かった」になるので問題はありませんが
動詞の場合は本当にこのようになるのでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
らぞー  くいしる 訂正 投稿者:金沢  投稿日: 7月17日(土)22時20分11秒

奥野さん お手数ですが 次のように訂正をお願いします。

@【らぞー】は私の勘違いで、まだルール上の確認はとれていませんでした。一応保留しておいて頂けませんか。

A既載の【くいしる】の「共通語訳」を「(麺類に使う)出し汁」として頂けませんか。
これは私も確認できることで「そうめん」に使う出汁も「蕎麦」にかける出汁も出雲では「くいしる」ということは間違いありませんので。



--------------------------------------------------------------------------------
らぞー 投稿者:こだま  投稿日: 7月17日(土)21時04分18秒

いわれてみると らぞー さっそさえ はっそき みんな 
うなずけます。そのように聞こえます。面白いですね。
まだまだこんな風に言ったり聞こえたりするのはあると思います。
いいつもりで言ったりしているのもあります。                   魚籠のことを べっかーご ゴム足袋(地下足袋)のことを ぐんたび
と言うのも これに類したことですね。   



--------------------------------------------------------------------------------
らぞー 他 投稿者:やまが  投稿日: 7月17日(土)19時00分19秒

そうですか、金沢さんも「らぞー」をご存知ないわけですね。
昭和29年3月、現・BSS山陰放送の前身「ラジオ山陰」が開局し、
当時、出雲部では「らぞー山陰」と呼んで、山陰初の民放ラジオに
親しんだものです。
私はまだ子供でしたが、それでも記憶に残っています(^_^;)

それと、「らぞー」の採取者は私、やまがです。
勿論、先着の方がいらっしゃれば、その方ですが・・・。

で、しつこいようですが、「くいしる=かけ汁」の件です。
↓の遠藤さんと私の書き込みを、もう一度お読み頂ければ幸いです。
その後の処理は、製作委員会の審議にお任せします。
よろしくお願い致します。
--------------------------------------------------------------------------------
そ → しょ 投稿者:やまが  投稿日: 7月17日(土)18時00分16秒

「しお」→「そ」
「そけめし」になる変化ですね。
私のところでは、「しお」→「しょ」=「しょけめし」です。




○--------------------------------------------------------------------------------
らぞー  ほか 用例 投稿者:金沢  投稿日: 7月17日(土)17時57分25秒

なるほど「はしおき」は松江なら「はっそき」となりますね。ただ「らぞー」は聞いたことがなく、いわれてみると「らっぞたいそう」だったかもしれません。
ま「らぞー」は二カ所の確認がありますので、発音がきわめて奇異にとれるので一応取り上げておきます。後は制作委員会の審議(おおげさ ?)がありますのでそれに委ねます。

【らぞー】
共通語 ラジオ
用 例 あした らぞーで玉音放送があーげなで
用例訳 明日 ラジオで玉音放送があるらしいよ
採取者 わださか[  ]
記録者 (金沢:松江)

「しなきり」はおそらく「しまどじょう」のことで一般には「すなきり」で分布しているものと思われますが、確かではありません。

【しなきり】
共通語 川泥鰌
用 例 あしこんへんに しなきりがえっとおったわ
用例訳 あそこの辺に 川どじょうがたくさんいたよ
採取者    [  ]
記録者 (金沢:松江)

【(背が)まっか】
共通語 背丈が低いこと
用 例 となーのあんやこは わっかだどもきろっきろした子だの
用例訳 隣の男の子は 背は低いが利口な子だね
採取者   [  ]
記録者 (金沢:松江)

「つら言葉」はもう少し時間をください。なかなかむずかしですわ。



--------------------------------------------------------------------------------
らっぞ 投稿者:おくの  投稿日: 7月17日(土)17時38分37秒

連母音を早口で発音するときに脱落、促音化、音韻の変化等があります。
箸置き(hasioki)」を急いで言うときは「はそき(hasoki)」や「はっそき(hassoki)」になります。

(io)で終わるものには「しお(sio)→そ(so)」があります。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
らっぞ 投稿者:やまが  投稿日: 7月17日(土)15時32分17秒

おくのさんが例示された「さっそさえ」「とっそんな」「はっそき」が
私のところにはありませんので、何とも言えませんが、
ただ、例示の語彙は(io)の後にも音がありますが、「らじお」の場合は
(io)で終わっています。
この辺りも関係するのでしょうか?
ちなみに、ラジオ体操になって音が続けば「らっぞたいそー」になる
可能性もあるかと思いますが、いかがでしょうか?
(私のところでは、らぞーたいそう)

といいますか、その前に、「らぞー」という言い方をご存知の方は
いらっしゃいますでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
らぞー、わけむき等 投稿者:おくの  投稿日: 7月17日(土)12時08分55秒

皆さん。
熱心な意見交換をしていただきありがとうございます。
辞書の精度向上やたくさんの出雲弁語彙発掘など、出雲弁の泉辞書を充実させていただき嬉しく思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

「らぞー(rajio)」が(io)の連母音による変化とすれば「らっぞ」という言い方が有ることになりますがいかがでしょうか。
「差し押さえ(sasiosae)」→「さそさえ(sasosae)」、「さっそさえ(sassosae)」
「年女(tosionnna)」→「とそんな(tosonnna)」、「とっそんな(tossonnna)」
「箸置き(hasioki)」→「はそき(hasoki)」、「はっそき(hassoki)」

「わけむき」、まつさんの地域の件、了解しました。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
まっか 投稿者:やまが  投稿日: 7月17日(土)11時15分58秒

未確認語彙集の「まっか」(背が低いこと)ですが、
私のところでは「背がまっか」で使います。
「(背が)まっか」で確認したことにはならないでしょうか?
確か、採取された方が出先で聞かれた語彙だったと記憶していますが、
例えば、棚の上の物を取ろうとして手を伸ばしても届かないような時、
近くの人に、「まっかでえけんけん、たのんわ」と、
(背が)を省略することも有り得ると思います。



--------------------------------------------------------------------------------
わけむき  しなきり 投稿者:やまが  投稿日: 7月17日(土)10時38分31秒

7月更新分の「わけむき」の訳が「財産分け」となっています。
確かに、財産分けにも使いますが、単に「分け前」の意味で
もっと広範囲に使うと思いますが、いかがでしょうか?
子供のおやつのわけむき、グループで捕った猪のわけむき、
とにかく分配する時に使います。
 
連絡期日を過ぎてしまいましたが、昨日の「くいしる」のように、
訳が限定されてもいけませんので、ここに書いておきます。
ご検討、よろしくお願いします。
 
それから、未確認語彙集にある「しなきり」ですが、確かにいました。
川にいるどじょうです。
ずっと気になっていましたが、やっと思い出しました。



--------------------------------------------------------------------------------
〜つら言葉 投稿者:まつ  投稿日: 7月17日(土)10時20分35秒

動詞の過去形の「〜た」にも、一応全部当てはまると思います。
ただ、よく使う場合と、そうでない場合も有るかもしれません。
今すぐに思いつくのでは、
「さ、おべつらの」
「それは、びっくりしただろうね」
とか、です。

そうすると、「〜かった」の上に来る言葉は、形容詞が多いと言うことになりますかね。
「〜だった」の上に来る言葉は、名詞が多いと言うことでしょうか。
なにぶん、○○形、○○句、とか○○詞などの使い方に弱いもので申し訳ありません。




--------------------------------------------------------------------------------
くたぶれっちらーぞな 投稿者:こだま  投稿日: 7月17日(土)05時40分56秒

こちらのお年寄りのことばでは くたぶれっちらーぞな
となります。くたびれただろうな ということで やや
撥音ががっているのが特徴です。
「年にあわせてあげねぎばんだだけん くたぶれっちらーぞな」



--------------------------------------------------------------------------------
〜つら言葉 投稿者:金沢  投稿日: 7月16日(金)23時21分28秒

まつさん 失礼しました。  奥野さん「〜だつら」の採取者 まつさんの地域を[湖陵]
に代えてください。 それから「らぞー = ラジオ」の採否を裁定してください。

ええっ ? 「くたぶれつらぞ」ですか ? 
私も「〜かった言葉」を「〜かつら」、「〜だった言葉」は「〜だつら」だと考えていましたが ? 「くたぶれただらぞ ⇒ くたぶれつらぞ」はそのどちらにも属しませんが ? 「〜ただらぞ」も範疇になるのですか ? そうすると動詞過去形はすべてということになりますが。
--------------------------------------------------------------------------------
くたぶれつらぞ 投稿者:やまが  投稿日: 7月16日(金)22時40分28秒

「さ、おべつらの」
「それは、びっくりしただろうね」


--------------------------------------------------------------------------------
〜つ(ち)ら 投稿者:まつ  投稿日: 7月16日(金)22時05分30秒

〜つら について、どういう法則性があるか考えていたのですが、
〜かった 痛かった、旨かった、とか、
〜だった そげだった、よもよもだった、
の、「〜った」を「つ」に変えて、以下「ら」、「らぞ」、「らぞな」を付け加えると
「〜つら言葉」に一応なるのではないのかと思いますが・・・。

これを当てはめて、「くたぶれただつらの」は、「くたぶれつらの」にすると、そんなに
違和感を感じません。
「孫が、もう寝ちょーましじ」
「今日は、運動会だっただけん くたぶれつらぞな」
ふーむ、こういう言い方は変かな。どげだらか。

金沢さん、いつも出自を書かずに投稿していてすみません。
まつ は湖陵です。
--------------------------------------------------------------------------------
一旦、蕎麦か脱しましょう! 投稿者:やまが  投稿日: 7月16日(金)20時45分21秒

どうも蕎麦から話が離れないようですね(^^;)
金沢さん、「くいしる(くいしー)」とは、煮込み以外の麺類を食べる時の「つけ汁」、
いわゆる「めんつゆ」の総称だと思います。
そこに、例外的に「蕎麦のかけ汁」も含めてある、というふうに解釈しています。
遠藤さんが仰ったのも、多分そのことだと思います。

つまり、「蕎麦のかけ汁」だけが「くいしる」ではありません。
「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」の「つけ汁」も立派な「くいしる」です。
だから、「つけ汁」と「蕎麦のかけ汁」を併記した方がいいのではないでしょうか?
と申し上げているわけです。

もっとも、「くいしる」の採取者は仁多郡の方ですので、
仁多郡では「蕎麦のかけ汁」のみを「くいしる」と仰っているのかもしれませんが・・・



--------------------------------------------------------------------------------
〜だつ(ち)ら 投稿者:金沢  投稿日: 7月16日(金)20時18分3秒

間違えてました。おっしゃるとおりです。
「くたぶれただつらの」「ちまらかつらの」は成立しませんね。

【〜だつ(ち)ら】
共通語 〜だっただろう
用 例 やっぱし そげだつらがや
用例訳 やっぱり そうだっただろうが
説 明 既載の【〜かちらね】と同じ語法。「〜だっただろう」を縮めて云う出雲弁独特の言い方。通常「〜が、〜の、〜ね」などの終助詞をつけて結ぶ。
採取者 まつ[加茂]
記録者 (金沢:松江)

これはどうでしょうか ? 間違っている。間違ってはいないがなんかヘンだ、という場合はそう云ってください。たいていの出雲弁はこなせますがこればっかりはどうも。

「くいしる」は「かけ汁」で既載していますからいいじゃないですか。
出雲につけ麺があったんですか ! 入れ物はなんでしたか。ソバは「洗い」でしたか ?
「そばちょこ(ちょく)」を使いましたか ?





--------------------------------------------------------------------------------
くいしる 補足 投稿者:やまが  投稿日: 7月16日(金)19時32分37秒

↓で、「くいしる(くいしー)」を「つけ汁」と書いたのは、
「そうめん」「ひやむぎ」などの「つけ汁」という意味です。
ただ、蕎麦の「かけ汁」も一応「くいしる」と呼んでいいと思います。
従って、「くいしる」全般を「かけ汁」と訳すのはどうでしょうか?
ということです。
分かりにくくて、失礼しました。




--------------------------------------------------------------------------------
〜つ(ち)ら  くいしる 投稿者:やまが  投稿日: 7月16日(金)18時47分0秒

「よかつらね」「まかつらね」は、その通りですが、
「ちまらかつらね」は、「ちまらだつらね」になると思います。
また、「そげだつらが」「きれーだつらの」は、その通りですが、
「くたぶれただつらの」は、なんかややこやしいですね。
「〜だった」ではないので、単純に「くたぶれただらの」ではないでしょうか?

「くいしる(くいしー)」ですが、私のところでも基本的には「つけ汁」です。
ただ、出雲そば、特に「わりご」のそばつゆは「くいしる」でいいと思います。
しかし、そばの場合は解説にもあったように、あくまで特有の食べ方ですので、
「くいしる」全般を「かけ汁」と訳すのはどうでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
くいしる 投稿者:金沢  投稿日: 7月16日(金)16時57分21秒

遠藤さん 失礼しました。「つけ汁」を「くいしる」いうが ? とのことでしたね。
「くいしる」そのものかと思い失礼しました。

遠藤さん 伝統の出雲ソバに「つけ麺」はなかったですよ。戦後「ざるソバ」という呼称が入ってきて「つけ麺」が始まりましたし、ザルではなくて「大皿」に山盛りにした「つけ麺」も出現しました。そういう変遷もあって「くいしる」という呼称も今はなくなりつつあります。家庭でも「わりご」がないので「つけ麺」が入って来だしたことでしょう。
遠藤さんの「つけ麺」は戦後でのことではありませんか。戦後でも「ソバの出汁」は出雲なら「くいしる」と呼ばれたでしょうし「だしじる」「かけしる」と呼ぶ家庭も増えたことでしょう。
でもここで取り上げたのは昔からの呼び名のことです。現今では「くいしる」という家庭は、少なくとも松江では少数派だと思います。



○--------------------------------------------------------------------------------
くいしる  かまあげ 投稿者:金沢  投稿日: 7月16日(金)16時07分20秒

「くいしる」は既載されています。

さて「かまあげ」は「ソバ」についての言い方では出雲独特でしょう。これにはどなたもご異論はないようですから取り上げることにしましょう。
児玉さん 「かまあげ」は「味をつけて煮込んだもの」ではありません。「釜から茹で汁ごとに器に取り込んだもの」に出汁をかけて食べるものです。出汁は出雲では「くいしる」ですね。最近では食堂系のソバだと最初から店側で出汁をかけたものに出汁注ぎをそえて「味が薄かったら かけてください」と言い添える店が殆どです。
「出汁をかけるのはお客さん」の筈なのに。そんなまっとうなソバ屋はどんどん姿を消してゆきます。
「かけソバ」の定義が決まらなかったので次でご勘弁ください。
一度 今岡さんに 浅草の「やぶ蕎麦」にいって「かけ蕎麦」を食べてもらいましょう。

【かまあげ】
共通語 (温かい)汁ソバ
用 例 こげなさみときゃ かまあげがえっちえのー
用例訳 こんな寒いときは(温かい)汁ソバが一番いいねー
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
〜つ(ち)ら 投稿者:金沢  投稿日: 7月16日(金)15時33分7秒

はて ? これは見逃すことの出来ない言い回しですが。どのように表現したらよいのか。
「〜かつら」の場合は ⇒形容詞過去形推量形の「〜かっただろう + 終助詞」の省略形で独特の言い回し。
「よかっただろうね ⇒ よかつらね」「つまらなかっただろうね ⇒ ちまらかつらね」「うまかっただろうね ⇒ まかつらね」

「〜だつら」⇒助動詞「〜だ」の過去形推量形「〜だっただろう」の「〜だろう + 終助詞」の省略形で独特の言い回し。

「そうだっただろうね ⇒ そげだつらが」「くたびれただろうね = くたぶれただつらの」「それはきれいだっただろうよ ⇒ そら きれーだつらの」・・・etc

こういうことでしょうか ? もしこれでよければ「〜だつら」として別掲してはどうでしょうか ?

「チ」も「ツ」も出雲弁では不得手な発音に属します。「イ段」をすらすらと普通に喋ることは殆ど困難でしょう。通常「イ段 = イキシチニ」はそれぞれ別の変化をします。
通常「イ は エ」に「エかや、よーネ、エかこい ・・・etc」 ところが「チ」は「テ」にはならず「ツィ」となんとも云えぬ表記も出来ないことになります。「シ」は「スィ」と書く学者が多いようです。それもこれも出雲弁は口の動きを極端に節約するのでこんないい加減な発音になる、皆さんもよくご存じですよね。
出雲弁に「シャープなイ段」がないことは やまがさん のおっしゃるとおりです。 





--------------------------------------------------------------------------------
くいしる 投稿者:遠藤  投稿日: 7月16日(金)15時30分32秒

辞書で見ますと、食い汁はかけ汁となってますが、私の方では
つけじるを食い汁(しー)と言ってたです。というか、掛けそば
やかまあげでなく、そばとしーがべつべつの場合、しーをくいしー
と言うと思いますが。
かちらが・・は古い言葉ですね。祖父母は全員死にましたが、その
世代の言葉だから、90歳以上の人がつかってたんではないですか。
子供のころ怪我をすると「えたかちらが・・・」と言われたもんで
した。ただ、はしらがとは言えますが、はしーにはつきませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
ちら 他 投稿者:こだま  投稿日: 7月16日(金)13時54分0秒

のこのこと言うほどのことでもないですし 既におっしゃっていること
ですが ちら は 懐かしい方言です。えかちらーのー は 良かっただ
ろうね 悪るかちらーのー は 悪かっただろうね であって お年を
召された方しかお使いになりませんね。
蕎麦のことについて 素人の勝手な見解
もりそば(たれをつけて食べる)
かけそば(たれやつけ汁につかっているのを食べる)
かまあげ(味付けをして 煮込んであるのを食べる)
どげーですかいね?




--------------------------------------------------------------------------------
〜ちら 投稿者:やまが  投稿日: 7月15日(木)23時20分6秒

なるほど。
「〜かちら」で登録されている「〜ちら」だったんですね。
納得です。
で、まつさんの仰る、発音が「ち」より「つ」に近いという話、
なんとなく解るような気がします。
もしかして、「ち」という音のあのシャープさが出雲弁にはないはず・・・
ということではありませんか?
ちなみに、「す」と「し」ではどうでしょう?
「つ」ですから「す」でしょうか?

実は、私も最初はそう思っていました。
でも、気を付けて聞いてみると、どうも違うんですよね???
で、今は表記は「し、ち」でするようになりました。
出雲弁の本では、「すぃ」「つぃ」と書いてあるものもありますが、
なるべく解りやすい書き方の方がいいでしょうし・・・
いや、発音を文字で書くのは難しいですよね。
--------------------------------------------------------------------------------
ちら 投稿者:まつ  投稿日: 7月15日(木)22時18分35秒

ちょっと他の例は今思いつきません。
金沢さんの用例で言いますと「景色が よかちらね」は、「こないだの・・・」があって「よかちらね」であって、一緒に旅行をしていて同じ車窓を同時に見ながらだと[よからがね」になると思います。

また、目の前で柿を食っている人に対しては「まからがー」になりますが、「せんどごいた柿・・・」であれば「まかつらがー」になります。

ち と つの違いですが、出雲弁特有の曖昧な「ち」ですが、自分では「つ」に近い感じがします。



--------------------------------------------------------------------------------
ちら 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)21時32分54秒

つまり「〜かちら + 終助詞 ね、が、の」「〜だちら + 終助詞・・・」の二つしかないわけですか ?
それから発音は「〜ちら」の方が実際に近いですね ? 出雲人はこうした文脈での発音では「〜ツら」というのは無理なような気がしますが。



--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:まつ  投稿日: 7月15日(木)21時12分11秒

同じだと思います。
〜かちら、で 〜か は、前の言葉で変わります。
うま(か)った。そげ(だ)った。
で、
うまかちら。 そげだちら。
となると思います。

当然、うまから。 そげだら。 とも言いますので、「つ(ち)」が入ると
うまかっただろう。そうだっただろう。と言う意味合いになると思います。




--------------------------------------------------------------------------------
つら 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)20時45分59秒

わかりました。「〜かちら = 〜ただろう」で既載されている言葉ですねー。
「こないだの 旅行 景色がよかちらね」「せんど ごいた柿 まかちらがー」のことですね ?




--------------------------------------------------------------------------------
〜つらぞ 投稿者:やまが  投稿日: 7月15日(木)20時22分10秒

「そげだつらぞ」「いたかつらぞ」、確かに言いますね。
「まっちぇで、かてきたげなけん、ここんほで、かーよか、ちた、やすかつらぞ」




--------------------------------------------------------------------------------
〜つら 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)19時59分42秒

「そげだつらぞ」ですか。いやー はじめて聞きました。



--------------------------------------------------------------------------------
〜だらぞ 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)19時55分7秒

「〜だらぞ」ですが、掲載語に「〜だら = 〜だろう」と「〜ぞ = 〜よ、〜ね」とあります。「〜だら ぞ」は「〜だろう よ」となり助動詞と終助詞の組み合わせで成立します。そこえ「〜だらぞ」をあげれば重複になります。重複形でも取り上げることがないわけではありませんが、これはいいんじゃないでしょうか。

ソバはやはり色がついてないと食った気がしませんねー。ただ関東や中部のソバが白いのはソバの実の「あまかわ」を挽かずに中の芯の部分だけを精製して粉にしているためで
味や香りにはあまり関係がないようです。出雲ソバのように「あまかわ」も一緒に挽くのを「ひきぐるみ」といいます。私も断然「ひきぐるみ派」です。



--------------------------------------------------------------------------------
〜だらぞ 投稿者:まつ  投稿日: 7月15日(木)19時49分20秒

で あろうぞ。
になると思います。

そげだらぞ。
そうであろうぞ。

よもよもだらぞ。
よもよもであろうぞ。

あと、「つ」が入る使い方をしませんか。?

そげだつらぞ。
そうだったであろうぞ。

よもよもだつらぞ。
よもよもだったであろうぞ。

〜だった を「つ」一言で言ってしまう。

いたかつらぞ。
痛かっただろうぞ。

こういう使い方をしませんか。?




--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ ・ 〜だらぞ 投稿者:やまが  投稿日: 7月15日(木)19時44分47秒

蕎麦の「かまあげ」ですが、いろいろと検索をかけてみますが、
他所の地方では、「うどん」か「ちりめんじゃこ」になるようです。
ということは、「釜揚げ蕎麦」は、金沢さんの仰る通り、
出雲部特有の物かもしれません?

「〜だらぞ」は、「〜だら」「〜ぞ」の2つに分けて掲載されています。




--------------------------------------------------------------------------------
らぞー 投稿者:わださか  投稿日: 7月15日(木)18時47分55秒

 出雲そばの話で盛り上がっていますが,出雲そばを食べている我々には信州そばなどの白いそば
は物足りませんね。
 「らぞー」ててなんだぁかともって,まえの書き込み見てみたら「ラジオ」ですか。おらまた
「そげだらぞ」や「よもよもだらぞ」の「らぞ」かともいましたわ。そげえわ,「よもよもだら
ぞ」は載っとーに「〜だらぞ」は載ったらんだども,載せられもんだぁか。みんなしがたどげお
もわっしゃーかね。
--------------------------------------------------------------------------------
ソバ 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)18時45分47秒

遠藤さん ソバがぶつぶつ切れるのは小麦粉の混入がない純粋の「十割蕎麦」だからです。そんな蕎麦は私たち町屋の者には「垂涎の的」でして「まぼろし」です。
だいたい蕎麦粉はほとんどグルテン(粘りの成分)がないため小麦粉をある程度混ぜないと
麺にはならないのです。混入率が一割だとよほど上手に打たないとまず麺にはなりません。二割なら昔の標準で立派な麺になります。つなぎは山芋もしくは長芋ですね。今我が国で売られているソバは四割以上だと思います。つまりソバというよりうどんに近いものと云えるでしょう。駅の立ち食いソバは殆ど「うどん」だといってもよいでしょうね。

ソバの区分は二種類しかありませんよ。「洗い処理」をして「盛ったもの」と釜から「茹で汁ごとにそのままとった暖かいもの」の二種類です。
バリェーションはあるでしょうが基本的にはこれだけです。遠藤さんのおっしゃる「かけ」はおそらく、たとえば、どんぶりで出す「やまかけソバ の 冷たいの」などでしょうが、これは戦後生まれたものではありますが一応水で洗ってはあることから、分類としては「もり」の区分に入ります。「やまかけ」は戦前では「わりご」に「とろろ」をかけたものでした。

遠藤さん ソバ談義はつきることはないですからここらへんで置きましょうや。




--------------------------------------------------------------------------------
ここー 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)18時00分17秒

「こころ」が訛って「ここー」になるのは間違いありません、同じだすね。。遠藤さんのおっしゃる「R化現象」ですね。「ロ」だけでなく「ラ行」ではありませんかね。「ありません = あーません」「来るかい = くーかや」・・・。文末の「ル」はほとんど「長音化」しますね。
西部の「こられた = こらいた」は「イ音便」じゃなくて「イ化」でしょうか。「ここらあたり = ここんたー」確かに「ん化現象」もありますね。「すべりが良い = すべがえ」なんかは消えたんですかね。「薬屋 = くそーや」なんてすごい訛りのようですがこれはこれで法則に合ってるんですね。
「そろっと」「そら(それは)」なんかは発音するケースでしょうか。発音するのも多いですね。






--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ5 投稿者:遠藤  投稿日: 7月15日(木)16時39分54秒

下の金沢さんの御説をよく読むと、やっぱりそば料理には「もり」
と「かけ」と「かまあげ」の3種類があるということになります。
金沢さんは蕎麦のゆでる過程から「もり」と「かけ」を同じものと
見ておられ、2種類しかないと言っておられるわけですが、蕎麦屋
から見れば出来上がった製品には3種類あることになりますから、
3枚看板の店があってもおかしくはない。
出雲蕎麦のかまあげが「かけ」か「かまあげ」か分かりませんが。
純粋出雲蕎麦はゆでて、かき回すとぶつぶつに切れて、蕎麦になり
ませんが、かまあげかかけかどちらですか。話は変わりますが、
松江からいんべを越えて大東の薦沢に(須佐神社の500mほど
かしらあたり)ある蕎麦屋は出雲蕎麦のはなたたきでまかった
ですよ。




--------------------------------------------------------------------------------
ここー・らぞー 投稿者:やまが  投稿日: 7月15日(木)16時38分3秒

「ここー」が付く言葉で、ここの辞書に載っているものを拾ってみました。
・「ここーそどがね」、同義の「 ここんそずない」
・「ここーもち」
・「ここやし」
 
以上です。
ちなみに「ここやし」は、私のところでは「ここーやし」です。
おそらく、この「ここー」に漢字を当てれば、すべて「心」になると思います。
特に、「ここーもち」は「心持ち」、「ここーやし」は「心安い」で
間違いないと思われます。
 
面白いと思うのは、「こころ」の「ろ」が長音になる、
あるいは「ん」になる、また、全く消えてしまうケースもあるということです。
 
なお、こだまさんの仰っている「ええ、ここーが〜」は、
遠藤さん提出の「え、ここーで〜」と全く同じだと思いますが
いかがでしょうか?
 
「らぞー」ですが、金沢さんが奇異と仰るほどの珍しい訛りですので
登録して頂ければと思います。
今でも時々、年輩の方が口にされる現役語です。



--------------------------------------------------------------------------------
わんこソバ 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)16時36分6秒

ふーむ 画像や記述で見るととても「洗い」をしているようには見受けられませんねー。
こりゃ もともとがそんな乱暴な食べ物だったのか・・・それとも名前が先走りして スポーツに惰したか の どちらかでしょうね。
ありゃ 一椀が一気に噛まずに飲み干せるほどの量でしょう。昔は「食べる」というより「飲みこんでいたもの」じゃーありませんかね。「噛まずに飲んで・・・」と書いてありますね。
それにしても 釜から あげた熱いソバが椀の中で自然に冷えて なま暖かくなる それに出汁をかけて ? ? ? 想像するだに冷や汗もんですね ! ! !

わりごソバにはくいしるを「ちょっとだけかけて・・・」と聞いたことはありませんか。
あれは本当のことです。「わりご」の隅の方に「ちょっとだけ垂らして」一気に飲み込みに入ります すると味がするところと しないところ ができます。その「味がしないところ で香りを楽しんもんだわな」と自称ソバ通のオヤジに教わってから ずーっとその教えを守って今日を迎えています。
今日のソバはすべて輸入物で小麦粉の混入率も高く香りは失せました。
「新そば 入りました」の看板を見かけなくなってから50年は経ちました。「地ソバ」を食べられる 森山さんが うらやましいです。ははは こりゃもう確信犯ですね。




--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ4 投稿者:遠藤  投稿日: 7月15日(木)14時49分31秒

話の本筋からは離れますが、わんこはぬるいのですよ。熱いのがさめて
ぬるくなってます。



--------------------------------------------------------------------------------
ここーそどがね 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)13時17分10秒

「ここーそぞが〜」で既載の言葉と同じだと思いますね。語源ははっきりしませんが「こころ そぞろに〜」ということと関係があるような気がしております。

だいたいにおいて出雲弁訛りでは「ゾ と ド」が単なる発音の問題として同居していますね。
「ここーそゾがね = ここーそドがね」「どげゾ = どげド」「ゾーじもん = ドーじもん」「おおそーゾ = おおそード」「たじねたんゾく = たじねたんドく」・・・etc



--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ  4  投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)12時41分35秒

へへ ソバの話になるとたまりませんね。出雲ソバと銘打つそば屋に「かまあげ」と「かけそば」の二つ看板は見たことないです。ソバの食べ方に大別して二通りがあると考えられます。それは今まさに食べようとするソバのありようについてのことです。

もともとは江戸っ子が、いちいちだし汁をかけるのが面倒だ「ええーい ぶっかけてしまえ !」と言ったのが「かけソバ」のおおもとだなんてもっともらしい理屈がつけられているようですが、大別されるのは「ソバを水で洗ってヌメリをとり、さらに水切り したものを器に盛り上げて食べる」か「ソバを茹でて その茹で汁ごとに 器に入れて食べる」しか食べ様はないわけで、「ツケ麺」 か 「カケ麺」かは食べ方の本質とは全く無縁のものといってよいでしょう。盛岡の「わんこそば」は味わうことよりスピードとか食べさせる量に重点を置くのあまり「最初から出汁をかけておく」ようになっただけだと思いますね。つまりは「わんこそば」もまた「もり」の範疇に入るということです。まさか「わんこ」が釜から取り上げたそのままの「熱いやつ」だとは信じられませんね。
松江では「わりごソバ」のことを別名「洗い」というのもそのためです。水で洗うと当然麺は冷たいままなので寒い冬場はいったん洗った麺にもう一度お湯をかけて「なま暖かくして」食べることもあります。キーワードは「のどこし」です。
この「麺をいったん洗って 水切りする」のは「麺ののどこし」を味わうためでもあります。「麺の喉こし」とは「麺を噛まずに飲み込む味わい」のことで、本当の「餅好き」があまり噛まずに飲み込んで、ときには喉に詰まらせて大騒ぎになる、あれと同じですね。

ソバの「もり」と「かけ」の本質が忘れ去られ、いつのまにか「ツケ麺」か「カケ麺」かの区分で呼ばれるようになったことを悲しく思いますね。




--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ3 投稿者:遠藤  投稿日: 7月15日(木)09時21分38秒

金沢さん 岩手のわんこは、もりではありません。盛岡にいた頃何回も食わされましたが、
あれはかけでもなければもりでもない。だしとそばを一緒に煮たようなもんです。そばが
ふにゃふにゃで全くまんねもんです。わんこの老舗の東屋はわんこよまカツどんがうまか
ったです。
それはさておき、かまあげとかけは違うもんではないですか。かけはそば自体に味が無い
ので、うちの親父は「顔洗ったいなもんだ」と言って嫌ってました。釜揚げはまいそうで
す。蕎麦屋にもかけと釜揚げのメニューがあらしませんか。
多分ですね。かけは一回湯がいた蕎麦を、小さいかごに入れて湯につけてぬくめなおいて
水をちゃっちゃっと切って、だしに入れたもんですね。釜揚げはそばを釜に入れて湯がい
たもんをそのまま出し汁に入れたもんではないですか。だから釜揚げなのでしょう。
要は、蕎麦の釜揚げが出雲に特有のものかどうかです。他地方にあったとして、筑豊の
わりごのように出雲の真似かも知れんし、あるいは全国的なもんかもしれん。というのは
福岡にも結構釜揚げがあるのですが、まてよ、あれはそばではなくてうどんかもしれんぞ。
なんかわけがわからんようになりました。ところで辞書にわりごもありませんが、なぜで
すか。わーごですか。



--------------------------------------------------------------------------------
ここーそどがない 投稿者:こだま  投稿日: 7月15日(木)09時06分37秒

こちらでは 心を ここー と言う言い方はあまり聞きません。
ええここーがすーのー は いい気持ちだねー ということで
むしろ 心地のことをさしています。
ここーそどがない という言葉があります。心ここにあらず  
落ち着かない 気が散る 不安だ 心細い などの心境をのべた
言葉ですが ここー ということと関わりがどうだか 取り上げてみました。
「そげねいわれても ここーそどがないのー やー気がせんわ」など
--------------------------------------------------------------------------------
ラゾー  かまあげ 投稿者:金沢  投稿日: 7月15日(木)06時53分41秒

「ラゾー」出雲弁言葉をこの辞書に掲載するかどうかの選定にあたってもっとも苦慮するのは「訛り」です。
たとえば「野球 = ヤキー」ですが、たしかに出雲弁は拗音の発音がきわめて不得手で、
「中学 = チーガク」「入学 = ニーガク」「琉球芋 = リーキーイモ」となるのですが、かといってこれらすべてを「出雲弁として掲出できるかどうか」の問題です。
私たちが今とっているスタンスでは 上記の言葉で掲出できるのは「りーきー芋」だけです。「ヤキー」も「チーガク」も「単純訛り」という区分で採用しておりません。
そして「ラゾー」ですが当落ギリギリの線上にあると思います。単純訛りであっても極めて奇異な感じをうける「らぞー」ではあります。
「蓄音機 = ちこんき」とどう違うのかと言われると、全く同列と考えざるを得ませんし、うーむ・・・ こういう時は主宰者の奥野さんの判定にゆだねるしかありませんね。
奥野さん 「らぞー」 どうしましょうか ?

「かまあげ」と「かけそば」はまったく同じものだと思いますが。ソバの食べ方を大別すると結局「モリ」「と「カケ」しかありませんよね。盛岡の「わんこソバ」も出石の「皿ソバ」も「モリ」の区分に入りますし、「天ぷらソバ」であろうと「にしんソバ」であろうと「カケ」の区分にしかなりません。
それを「かまあげ」という呼称でいうのは出雲独特のような気がいたしますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
ラゾー 投稿者:やまが  投稿日: 7月14日(水)19時19分19秒

辞書で「ら行」を見ていましたが、「ラゾー」が載っていませんね。
ラジオです。
「きょは、テレビで、やきー、せんの。ラゾーなと聞くか」
「今日は、テレビで、野球(の放送を)しないね。ラジオでも聞こうか」
言いませんか?




--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ・えここー(ろ)で 投稿者:やまが  投稿日: 7月14日(水)19時15分11秒

「かまあげ」…確かに、出雲部では「かまあげ(そば)」がありますね。
実際、「かまあげ」で検索してみると、他所の地方では「ちりめんじゃこ」「うどん」
であるのに対して、米子、境港を含む出雲地方では「そば」が出て来ます。
ただ、「かまあげうどん」と完全に区別出来るかというと、ちょっと難しいですね。

「えここー(ろ)で」…私も金沢さんの表記でいいと思います。
確かに、「ろ」が脱落するのは、私も今解っているのは「心」の「ここー」だけです。
そもそも、出雲弁では「心」単独ではあまり使わないと思いますし、
「え(良い)心」「心持ち」など、前後に音がついた場合、
八雲では、「えここー」「ここーもち」になります。
遠藤さんの仰る「Rの発音」というのは、「ここぉー」と
若干「ぉ」を揺する部分なのかもしれませんが、やっぱり「ろ」ではないと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
えここー(ろ)で2 投稿者:遠藤  投稿日: 7月14日(水)16時25分49秒

長音の発音が出ましたが、えここーでは表記がむづかしいですね。単純にえここーで
ではなくて、わずかにRの発音が残っていると思いますが。こころを出雲弁でも完全に
ここーとは言わんでしょう。だから、金沢さんのようにここー(ろ)がいいと思います。
それと、ろ はあまり脱落しないと思いますが、どうでしょうか。
かまあげはそばにもあると思いますが、今度蕎麦屋へ行ったら見ときます。かまあげと
かけは違うような気がしますが、それも確かめたいと思います。さて福岡の筑豊のそば
やに「わりご」がありましたので注文したら小さい唐津の皿3枚にざるそばが
分けて盛られたのが出てきたのはおべました。



--------------------------------------------------------------------------------
かまあげ 投稿者:金沢  投稿日: 7月14日(水)15時12分25秒

夏ソバは犬も食わぬ、といわれるほどの季節違いですが。
出雲ソバでは「かけそば」のことを単に「かまあげ」と言いますね。「かまあげ」を広辞苑でひいてみますと「うどん」の記述しかありません。もともと「かまあげ」とは、釜で茹であげることの総称で、私の知るところでは「しらす の かまあげ」というのがあります。他にも多いのでしょうが、出雲で「かまあげ」というと「かけそば」のことを指します。決して「かまあげソバ」などとは言いません。いかがでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁訛り 投稿者:金沢  投稿日: 7月14日(水)15時01分15秒

やまがさん 問題を真摯にとらえられていることに敬意を表します。
おっしゃるとおり出雲弁にはいろいろな特色があります。ご指摘の「ウ ⇒ オ」は「イ ⇒ エ」とともに中舌母音と称される大きな特色の一つですが、地域差があることもまたやむを得ないことで、たとえば、早くから平準化が進んだ松江などでは「よーニ えらい目にあての・・・」などの「よーニ〜」は、昭和一桁の私ですら「よーネ〜」と表記する気にはなりません。ことほどさように、これだけ広い地域を一言語圏としてとらえると
すると、なかなか統一した原則によることは困難です。

また、主宰者の奥野さんもそこのところはよく承知しておられまして、小論文を並掲するなどしてカバーするように努力しておられます。



--------------------------------------------------------------------------------
ラ行の長音化 投稿者:やまが  投稿日: 7月14日(水)00時35分42秒

金沢さん、早速のお答えありがとうございます。
こちらこそ、失礼しました。

出雲弁にはラ行の長音化を含め、ウ列→オ列の訛り等もあるわけですが、
一般的に、少しでも綺麗に見せよう(聞かせよう)という意識が働くようです。
そういう中で、私はなるべく普段使っている形の語彙を提出しようと考えています。
なぜならば、それが昔から続いている「正しい出雲弁」だと思うからです。

そういう意味で、ここの辞書で感動した語彙があります。
川魚を捕る漁法の「おろつかん」です。
よそ行きになると「うろつかみ」ですが、「おろつかん」の方が実感があります!
勿論、地域差もあり、年代差もあり、時代とともに言葉はだんだんと
綺麗になって行きますが、同時に出雲弁の味も薄れますよね。




--------------------------------------------------------------------------------
えここーで  訂正 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)23時01分21秒

【えここー(ろ)で】
共通語 いい調子で、気もそぞろに
用 例 えここーで とばかいちょったら えんでもねとこへ出ての
用例訳 いい調子で(車を)とばしていたら 全然知らないところへ出てね
採取者 遠藤[大東]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
ラ行の長音化   しこ 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)22時48分53秒

やまがさん 「ラ行の長音化」の問題ですが「できるだけ長音化がわかるような表記」に心がけているつもりですが、むやみに「−」記号だけで書きますと、よそから見られたときに意味が不明になるおそれもあって(特に る動詞)「○○ー(る)」と書いたりすることに努めています。このページが開かれた当初はそうしたルールが曖昧のまま進めていましたので「○○る」と書いたり「○○ー」と書いたりであやくちゃがねことになっていますが、直すのは奥野さん一人ではたいへんなのでほったらかしになっています。
どうかご容赦ください。

「しこ」の意味についてはおっしゃるとおりだと思います。
「まいしこ」は「うましこと」、「わりしこ」は「あしこと」・・・基幹動詞である「○○す」は、後世に連体形と呼ばれる「し」があって「○○しこと」などと遣っているうちに「〜しこ」が一人歩きをするようになって「どげなしこ」「あげなしこ」・・・と用いられるようになった。というのが立論の主旨ですが、おっしゃるように各説があっていいのだと考えております。長野、岐阜はこうした視点も交えてとらえられているのか疑問です。ま、私の説もえかげんなところがあります。



--------------------------------------------------------------------------------
すみません 投稿者:こだま  投稿日: 7月13日(火)20時44分18秒

こだわるようですみません。どうも しこう は 様子 状態 具合
と捉えた方が妥当だと考えます。長野 岐阜 島根 と こうした形での
方言としての引用があるようです。とすれば 趣向 なのでしょうか。
えしこと の 古語にはびっくりしました。成るほどとも考えました。
まあ いろいろあって いいではないですか。
--------------------------------------------------------------------------------
訛り 投稿者:やまが  投稿日: 7月13日(火)20時40分0秒

先程、つい「えこころで」と書いてしまいましたが、
私の方では「えここーで」になります。

ここの辞書を見たり、掲示板の書き込みを読んだりすると、
出雲弁の特徴の一つ「ら行の欠落」があまりみられませんが、
これは、辞書に載せるから綺麗な(?)言葉にされているのでしょうか?
それとも、日常的に使われているのでしょうか?

若いころに、無理に「訛り」を矯正した経験のある年代の私には、
日頃から、本当はもっと訛っているのでは?という疑問を感じていましたので、
この機会に、みなさんに聞いてみようと思った次第です。

他所から来られた人に説明する時には、綺麗な出雲弁を使って、
普段、地元で話すときは訛ったまま、ということもありますよね。




--------------------------------------------------------------------------------
きびち 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)20時02分39秒

大辞林でも広辞苑と同じ「きぶち = 首打ち」です。これの訛ったものであることは疑えませんが、どなたかご存じありませんか。
--------------------------------------------------------------------------------
えこに(ん)する(ー)  えこころで 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)19時54分20秒

【えこに(ん)すー(る)】
共通語 (子供の着物などの乱れを)なおしてやる
用 例 あんら 帯がとけちょーがね こっちにきない えこんしてあげーわ
用例訳 あら 帯がほどけているよ こっちにおいで いいようになおしてあげよう
採取者 金沢[松江]

【えこころで】
共通語 いい調子で、気もそぞろに
用 例 えこころで とばかいちょったら えんでもねとこへ出ての
用例訳 いい調子で 運転していたら 全然違うところへ出てね
採取者 遠藤[大東]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
さいとりさし 投稿者:まつ  投稿日: 7月13日(火)19時50分58秒

さいとりさし は聞いたことがありませんが、同じように、小鳥を捕る仕掛けで「きびち」と言う言葉を聞いたことがあります。
細い竿竹(4〜5m)の先っぽに止り木をつけ、細い紐を竿の先から横木に結び、小鳥が止り木に止ると、ギロチン式に小鳥の首が挟まれ、小鳥を捕ることが出来ます。
その、仕掛けを先端にほどこした竿竹を何本も林の中に仕掛けて、小鳥を捕ったと言う話を聞きました。
話を聞いたのは、来待の方です。
広辞苑で調べたら、こぶち(首打)と出ていました。
この遊びは、私の叔父からも聞いたことがあります。その時、やはり「きびち」と言っていたと記憶しています。



--------------------------------------------------------------------------------
漢字語源論について 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)19時19分29秒

こだまさん が「しこー」の語源としていくらかの「漢字語」をあげておられるのを見て私が普段から考えていることを延べさせて頂きますと。

漢字が渡来してきたのはおそらく一世紀以降でしょう。ひとつの例として「漢倭奴国王 の金印」があります。これは2世紀です(中国の史書で証明)。その頃から朝鮮半島を経由してバラバラと漢字が入ってきたものと仮定します。その後「仏教の初伝 6世紀」があり、遣隋使、遣唐使の時代を迎えて多くの漢字が書物ととともに伝来しました。
この漢字を日本人の手によって書かれたのが7世紀の「古事記」「日本書紀」です。
私の言いたいのことは漢字が日本人によって遣われたのはこの5〜700年間と推定される、ということです。
それまでは我が国には文字がなかったのは明らかです。しかしもっと数千年、あるいは数万年も前から我が国に人はいたわけです。人がいたということはムラ社会であったとしても言葉はあったということです。これが「やまと言葉 = 和語」と呼ばれるものです。
私もそうでしたが、日本人はとかく「言葉の語源」を探るため「漢字語」を求めますが「漢字」は人より遙かに新しいのです。

たとえば「えしこ、わりしこ」の「しこ」ですが。「え」は「えし = よし」からきた和語です。「わるい」も「あし = あしき」からきた和語です。「良い、善い、悪い」という漢字が渡ってきたから出来た言葉ではなくて、そのはるか以前からあった言葉なのです。

これからは私の仮説になりますが。「しこ」はどう考えても「漢字語」にはみえません。なぜなら漢字に「シコ」などと発音する文字などないと思われるからです。
一方、「こと」は「ことがら、ことば」を指す和語です。「古事記」を「コジキ」と音読みするのは後世の便宜的なもので、本居宣長をはじめとして「フルコトフミ」と読むのは学会の定説です。このことから「ことがら」の「こと」に中国語で同じ意味を持つ「事」を当てたことがわかります。
「しこ」ですが、私は「エシコト = よきこと」の「ト」がなくなって「エシコ」が残ったものと推定しています。
仁多では「えしこー」と伸ばしますから「シコー」で漢字の音読みであろうと推定されるのはわかりますが、私は漢字以前の古い言葉のような気がいたします。
もとより誰がどのような仮説をたてようと自由です。



--------------------------------------------------------------------------------
えこんすー・他 投稿者:やまが  投稿日: 7月13日(火)17時26分30秒

金沢さんの「えこんすー(えこにする)」…私の方でも使います。
「ほら、ほら、えこんしちゃーけん、来い来い」
仰るように、「良い子に見えるようにする」でしょう。
言われた子供の方は、本当に良い子にして貰えると思って素直に来ますし、
味のある言葉だと思います。
勿論、「えしこんすー(えしこにする)」とも言います。

遠藤さんの「さいとりさし」は、言葉としては知っていましたが、
出雲弁として聞いたことはないような気がします。
「えこころ」はよく使います。
「いい調子で」「有頂天で」という意味ですね。

「よーしゃ」の件、解決したようでよかったです!
ただ、こだまさんが↓で「とっつきにくい」と書かれていましたので
単に、私は確認しただけのことです。




--------------------------------------------------------------------------------
えこころ 投稿者:遠藤  投稿日: 7月13日(火)16時45分1秒

えこ というのが出てましたが、大東では使いません。えすこには
ありますけど。えこ で思い出しましたが、えこころで という言い方
があって、意味は のんきに というくらいでしょうか。
宍道へいかかともて、えこころで運転しとったら、なんだちーこともね
玉造へでたじ。というように言います。 



--------------------------------------------------------------------------------
えこする  投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)16時26分43秒

「えしこに する」=「いい様子にする、うまい具合にする」という言い方は 松江でもごく日常的な言葉としてあります。現に子供に対して「こっちへきない えしこにしてあげーけん」もよく使います。
それとは別に 松江では「こっちへきない えこ(に)してあげーわ」 = 「(着物などを)なおしてあげよう」という言い方があるということをお話ししているわけです。
これは「いいこ〜 = お行儀よく」のことではありません。あくまでも「外見をよくして
あげる」の話です。つまり意味は「えしこに〜」と同じです。
もしかすると松江言葉かもしれませんが、南部では使われなくても、他の沿岸部でも使われていない、とすると少し驚きです。

たしかに「〜えしこに」とは一字違いですが、私は違う言葉遣いのような気がしますね。



--------------------------------------------------------------------------------
続 投稿者:こだま  投稿日: 7月13日(火)13時54分6秒

言いだしっぺ として 少し付け加えておきます。
えーこにする と えしこーにする は 違うでしょうね。
こちらでは ええ子をしちょれ とは 行儀よくしておれ ということ
になります。
えしこー ですが えは いい ですね。ところで しこー ですが
趣向 とも考えられますが 志向 指向 と考えたほうがあっているよう
です。つまり えしこーに は いい方向に いい具合に と これなら
とることができます。
「もちーと えしこーに 片付けちょいてよ お客さんがきてだけん」
「もめごとも えしこーにおさまったがね やっぱー腕だねー」など



--------------------------------------------------------------------------------
さいとりさし   えこする 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)13時08分3秒

「さいとりさし」そのような猟があることはコミック本でみたことがあります。
実際にあったんですねー。ただし言葉は初耳です。

「えこする」「えこにする」は「えしこにする」の「し」が抜けたもののような感じではなくて「いい子に 見えるようにする」ともとれます。
実際に「えしこにしてあげる」という言い方は別にあります。



--------------------------------------------------------------------------------
さいとりさし 投稿者:遠藤  投稿日: 7月13日(火)09時01分22秒

とりさしですね。モチノキの皮で作ったとりもちで鳥をとる猟師ですが、
さいとりさしといいます。さいとりさしの芝居を見ました。



--------------------------------------------------------------------------------
二つについて 投稿者:こだま  投稿日: 7月13日(火)06時08分50秒

こちらでは よざるは聞きません。よずく ですね。つまり
夜通し眼をぎらぎらさせている ふくろう を 意味しています。
「こんなは よずくみたいに起きちょーだげなわ」

それから えしこーにする といいます。しこー は 趣向? 具合
のことかもしれません。つまり いい具合にすることを えしこーに
する というのです。
「もちーと えしこーにせにゃー 見栄えがせんやーなじ」など
--------------------------------------------------------------------------------
二つについて 投稿者:こだま  投稿日: 7月13日(火)06時08分50秒

こちらでは よざるは聞きません。よずく ですね。つまり
夜通し眼をぎらぎらさせている ふくろう を 意味しています。
「こんなは よずくみたいに起きちょーだげなわ」

それから えしこーにする といいます。しこー は 趣向? 具合
のことかもしれません。つまり いい具合にすることを えしこーに
する というのです。
「もちーと えしこーにせにゃー 見栄えがせんやーなじ」など



--------------------------------------------------------------------------------
えこに(ん)する(ー) 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)01時28分47秒

松江では子供に対してしか用いない言葉です。「えこにする = 着物などの乱れを直してやる、(または)着せてやる」。
「あんら 帯が解けちょーがね こっちへきない えこ(に)してあげーけん」⇒「あらま 帯が解けているよ こっちにきなさい かおしてあげるから」。
遣いませんでしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
よーしゃな よざる(ー) よずく 投稿者:金沢  投稿日: 7月13日(火)01時01分45秒

「よーしゃな」「よーしゃで」は私も思い出しました。昔、職場でお年を召した方が使っておられました。「こなは ちと よーしゃでのー」これは人に対してしか用いず、意味は「とっつきにくいところがある」でした。やまがさん 有り難うございました。
「よずく = 宵っ張り」は松江でも使います。

【よざる(ー)】
共通語 宵っ張り
用 例 ここんとこ よざるんなってしまって朝ねんたていけのわ
用例訳 このところ 宵っ張りになってしまって朝が眠たくていけないよ
採取者 わださか[  ]
記録者 (金沢:松江) /【よじ(ず)く】やまが[八雲] 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
よざる 投稿者:やまが  投稿日: 7月12日(月)21時37分30秒

わださかさんの「よざる=よいっぱり」ですが、私のところでも使います。
もっとも、私の方では「る」が消えて「よざー」になりますが。
また、同じ意味で、「よじく(よずく)」とも言います。




--------------------------------------------------------------------------------
「よーしゃ」等 投稿者:おくの  投稿日: 7月12日(月)20時09分38秒

いろいろなご意見をお寄せいただきありがとうございます。
皆様がたのご意見や各種辞典等を踏まえて最終判断をさせていただきます。

「えっこえっこ」は先月登録済みでした。
未確認語委集から削除するのを忘れていました。
申し訳ありませんでした。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ところで 投稿者:わださか  投稿日: 7月12日(月)19時04分19秒

ふと思い出したのですが,「よざる」は方言でしょうか?意味は「よいっぱり」つまり「夜更かし
ぐせのある人」です。「よざる」の場合はなまって「よざぁ」にはならず,「る」を発音するよう
に思います。



--------------------------------------------------------------------------------
未確認語彙 投稿者:わださか  投稿日: 7月12日(月)18時56分0秒

今月の未確認語彙の中にある,「えっこえっこ」は加茂町でも普通に使います。意味はビミョー
で難しいのですが,一番近いのは「ぐらぐら」でしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
言外の意 投稿者:こだま  投稿日: 7月12日(月)16時26分27秒

日本語にも また出雲弁にも 言うに言われぬニュアンスというものが
あるように思います。ここのところが面白いし また いい加減だし
ごまかしたり 誤解されたり ということにもなるようですね。
ようしゃなしー とっつきにくい人 というのは 語源から考えれば
ずいぶん飛躍だと思いますが それでもなんとなく通用するのが 言葉
のあやで 面白いところだと思っています。



--------------------------------------------------------------------------------
よーしゃ 投稿者:金沢  投稿日: 7月12日(月)15時02分33秒

「じぎなし」は辞書に既載されています。

なるほど「よーしゃな人」=「近づきにくい人、とっつきにくい人」ですか。適訳だと思いますね。

やまがさん ことの次第はこうなんです。いま「あいつは よーしゃでえけんの」という言い方の意味について共同製作者間で問題になっていまして、この「よーしゃ」の訳語をどうするかで論議がなされています。
つまり、「よーしゃ」をそのまま訳せば「遠慮」となるのだから、「あいつは遠慮でいけないね」ではなんのことかわからないから「あいつは 遠慮がちでいけないね」と訳すべきではないかが論議されております。
なるほど「よーしゃで〜」を「とっつきにくくて〜、近寄りがたくて」とすれば私にもすんなりとわかります。
この場合「よーしゃ = 遠慮」とするのはやはり誤りで「よーしゃ だ = とっつきにくい」とすることが肝要ですね。これならよくわかりますねー。いや 有り難うございました。

こだまさん この意味ではありませんか ?




--------------------------------------------------------------------------------
じぎなし・ようしゃ 投稿者:やまが  投稿日: 7月12日(月)14時19分51秒

「じぎなし」…言いますね。
こだまさんの仰る通り、「じぎなしに、よばれますわ」
 
「ようしゃ(容赦・用捨)」…金沢さんが詳しく書いておられますが、
国語事典では、「許す 手加減する」となっていますね。
ご容赦ください=お許しください。
容赦なく借金の取り立てをする=手加減せず借金の取り立てをする
 
それが、「よーしゃ=遠慮」になるところが出雲弁ではないでしょうか?
「そげん、よーしゃせでも、はや、食ってごしなはい」
「ほんなら、じぎなしに、よばれますわ」
というような具合に・・・。
 
で、「よーしゃな、し」は、直訳すれば「遠慮な人」ですが、
この場合は、「遠慮(したくなる)人→どことなく、とっつきにくい人」
の方が適切かもしれませんね?
 
つまり、「よーしゃ=遠慮」と、
「よーしゃな=どことなく、とっつきにくい」に別れるような気がします。
--------------------------------------------------------------------------------
ようしゃ 投稿者:金沢  投稿日: 7月12日(月)12時38分51秒

広辞苑によりますと。「用捨」は「取捨選択すること 転じて ものの善悪を判断すること」が第一義ですが、第四義として「控えめにすること、手加減すること 容赦とも書く」とあり、また「容赦」は第一義が「許すこと」第二義が手加減すること」とあります。
大辞林では「用捨」は第一義が「取捨選択すること」は同じですが、第四義に「許すこと、控えめにすること」第五義「手加減すること」とあり、この第四、第五は「容赦とも書く」とあり、「容赦」の項は「許すこと、手加減すること」とあります。

つまり「許す、控えめ、手加減」という意味ではどちらも同じということになります。これは言い換えれば「遠慮すること」にもなります。
ですから「あいつは よーしゃでいけないわ」は「あいつは 遠慮する質で いけないよ」のように、本来は「遠慮でいけない」という言い方では文脈として成立しなくても「遠慮する質」の意で現に言われているわけですから 方言として成立するわけです。

日本語におけるこんなケースはゴマンとあるように思います。



--------------------------------------------------------------------------------
ようしゃ 投稿者:こだま  投稿日: 7月12日(月)10時22分18秒

ようしゃ は 容赦 でしょうか 用捨 でしょうか どちらも
意味がありますね。文法的につきつめれば難しいでしょうが
その用法は 幅が広いですね。
「そろそろ ようしゃしょうこい」そろそろ失礼しよう
「ありゃー ようしゃなしーで 困ったもんだ」あの人は とっつきにくくて
困ったもんだ
「ようしゃなしで 何でも言いでだのー」遠慮なしに・・ これは普通の用法

要するに 許す ということが先なのか 遠慮 ということが元なのか
どうなんでしょう。 





--------------------------------------------------------------------------------
じぎなし 投稿者:こだま  投稿日: 7月12日(月)06時16分23秒

似たような言葉で じぎなし というのを 聞いたことはありませんか。
じぎは辞儀で お辞儀 つまり 礼儀正しい それがない ということは
遠慮なしに 乱暴に ということで
「まあ いわっしゃーやーね 辞儀なしによばれますわ すんませんねー」



--------------------------------------------------------------------------------
未確認語彙 投稿者:やまが  投稿日: 7月12日(月)00時11分23秒

金沢さん
未確認語彙については全てチェックしておりますので、
私に解るものがありましたら報告します。
ゆっくりお待ち下さい。




--------------------------------------------------------------------------------
じごなし 投稿者:金沢  投稿日: 7月11日(日)22時27分40秒

以前にも書きましたが「じごなし」とは「きりがない」という意味の言葉です。以前書いた時八雲のKENさんが「じごはてもね」なら使うが・・とのことで どちらも「お蔵入り」になっています。やまがさん ご存じありませんか。

「こな子や お前みたいにじごなしに食っちょら えんまに歯がはしーてって ほえんならんでや」⇒「こらお前や お前のようにたて続けにものを食べていると そのうち歯が痛いと言って泣くことになるよ」という具合に使ったのですが。

【にばんね】
共通語 朝、起きてまたすぐ寝ること
用 例 わーしまった ! にばんねしてしまったわー 会社に遅れーがな
用例訳 あらしまった ! 二度寝してしまったよー 会社に遅れるよー
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
にばんね 投稿者:やまが  投稿日: 7月11日(日)16時49分47秒

「にばんね」…言いますね。
よく私もしましたが、あれをすると今度起きた時が“たいぎ”でいけません。
仰るように「二番寝」でしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
にばんね 投稿者:金沢  投稿日: 7月11日(日)15時49分42秒

「二番寝」と書くのでしょうか。朝目覚めてから、またそのまま寝てしまうことです。
「あらしまった ! にばんねしてしまったわー がっこにおくれーがな」⇒「あれしまった 二度寝してしまったよ 学校に遅れてしまうよ」。
「にばんね = 二度寝」です。言いませんでしたか ?




--------------------------------------------------------------------------------
ほいろ 投稿者:金沢  投稿日: 7月11日(日)15時41分9秒

言われて思い出しました。私の方でも「ほいろ」でした。80歳の姉に聞いて確かめました。

【ほいろ】
共通語 (火鉢用の)わかめ乾燥器
用 例 おい そろそろ晩ご飯だけん ほいろにめのはいれちょけや
用例訳 おい そろそろ夕ご飯だから乾燥機にわかめを入れておけよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
ほいろ 投稿者:やまが  投稿日: 7月11日(日)11時15分59秒

私のところでも「ほいろ」でした。
昔の道具はよく考えてありました。



--------------------------------------------------------------------------------
ほいろ 投稿者:こだま  投稿日: 7月11日(日)05時34分34秒

全くおっしゃる通りのもので こちらでは ほいろ と言って
いました。わかめ(めのは)を焙ったり お茶の葉を乾燥させるのに
もってこいの道具でした。ほ は 火なのでしょうね。
引き出しになっていて 乾燥の度合いを確かめられるようになって
いました。
「そろそろ できゃーせんかい。出いて 味ーみてごせよ」
--------------------------------------------------------------------------------
ほーろ 投稿者:金沢  投稿日: 7月10日(土)15時01分51秒

季節違いですが「めのは」の話です。今はあーして「乾燥加工したもの」が売られてますが、昔は各家庭であぶったものです。なかなか火にかざしてほどよくパリパリにするのは難しく時には焦げたりして台無しにしてしまいます。
そこで考えられたのでしょう。戦前は「ほーろ(焙炉)」という道具がありました。
四角い「やぐら」のようなもので四方に障子紙を貼って上の部分に棚がつくってあります。ちょうど練炭火鉢にかかるような大きさです。この上の棚の部分に「めのは」を置いておくといつまでもほどよい乾燥状態が保たれる、というすぐれものです。
「ほーろ = わかめ乾燥器」ご存じありませんか。



○--------------------------------------------------------------------------------
べく 投稿者:金沢  投稿日: 7月10日(土)14時46分23秒

そうそう「べく」でしたねー。松江で「べく」は使わないもんでうっかりしてました。
「べくにんさん」というのもありましたね。「比丘尼 語源説」まったく賛成です。差別語ではありませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
べく 投稿者:やまが  投稿日: 7月10日(土)13時12分30秒

乳幼児の場合、男の子は「ばーじ」、女の子は「べく」ですね。
昔は、髪の質がよくなるからと、女の子でも丸坊主にしたものですが、
男の子を坊主に、女の子は尼さんに例えたのでしょう。
「べく」の語源は「比丘尼」でしょうね?
勿論、少し大きくなれば「にょばんこ」です。



--------------------------------------------------------------------------------
にょーばんこ 投稿者:こだま  投稿日: 7月10日(土)05時52分32秒

女の子のことを にょーばんこ と言いますね。女房の子 というのが
そうなったのでしょう。尤も 女の子は そういわれるのを嫌っていましたし
どちらかといえば 差別的な響きが感じられるので 今は あまり使いませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
ばーじ[2] 投稿者:金沢  投稿日: 7月 9日(金)23時19分3秒

そげいわ「ばーじ頭」と言いましたね。それが語源なんですね。

【ばーじ[2]】
共通語 男の子
用 例 そちんとこ またばーじだったげなの そらえかったの
用例訳 お前のところは また男の子だったそうだね それはよかったね
採取者 金沢[松江]

はて ? 女の子はなんといいましたかいね ? 「じょーや」「にょばんこ」 ? ? ?



--------------------------------------------------------------------------------
ばーじ 投稿者:こだま  投稿日: 7月 9日(金)20時43分46秒

私も仲間入りさせてもらいましょう。坊主のように 頭がくりくりで
あることから連想して言うのでしょう。こちらでは わりんごばーじ
しょーからばーじ と 手に負えないいたずらっこのことを指します。
もっとも 憎めない気持ちをこめた言い方だと思うのですけれど。



--------------------------------------------------------------------------------
ばーじ[2] 投稿者:やまが  投稿日: 7月 9日(金)15時05分20秒

「ばーじ」、言いますね。
大きくなった男の子にも使いますが、
やっぱり、代表格は「えけじばーじ」でしょうね!



--------------------------------------------------------------------------------
ばーじ[2] 投稿者:金沢  投稿日: 7月 8日(木)22時20分27秒

「ばーじ」は既載の「お坊さん」のことですが、一般に「男の子」のことを「ぼうず」ともいうように出雲弁でも「男の子」のことを「ばーじ」と呼びますね。
「うちん ばーじも大学を出さがっての こーからはちたたりしてごさぞや」⇒「うちの(男の)子も 大学を出やがってね これから少しは我が家の手伝いもしてくれるだろうよ」。
「ほーん そちんばーじも大学かや おっけんなったもんだの」⇒「ふーん お前のところの(男の)子も大学かい 大きくなったものだね」。友達間の言葉遣いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
しんけけ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 8日(木)22時05分43秒

「しんけ」を「気違い、狂人」または「精神病者」と訳すのは問題かとも思いますが、「しんけけ」はおっしゃるとおり「〜け」で「気違い」そのものを指すのではなくて「ちょっとヘンな〜」「ちとおかしけんの〜」「常識はずれな〜」などを指す少しユーモラスな表現の仕方だと思います。友達間なら面と向かっても使いました。

【しんけけ】
共通語 ちょっとヘン、少しおかしい、のぼせけ
用 例 すてちょかっしゃい こなは最近ちと しんけけなけん
用例訳 ほっときなさい あいつは最近少しヘンだから
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
け 投稿者:こだま  投稿日: 7月 8日(木)20時36分42秒

け は 気配の気でしょうね。もののけ姫などというアニメもあったし
まさに け は 化 とか 怪 に通じるのでしょう。
しんけいけ 神経を犯されて気が狂っている人の様子をいったものですが
差別というか あまりにも 人を見下げた言い方ですわね。それを 当然
のことのように言っていたのですね。
「あんまー近寄らんがええじ ちーとしんけいけがしちょーがな」など。
--------------------------------------------------------------------------------
立場の膳、仕上げの膳 投稿者:おくの  投稿日: 7月 8日(木)18時53分10秒

双方とも出雲弁として登録すべきだと思いますが、掲示板では「立場の膳」の意味が確定しかねますよね・・・。(^^ゞ
職場にお寺のお嫁さんがいらっしゃいますので聞いてみることにします。
しばらくお待ちください。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しんけけ 投稿者:やまが  投稿日: 7月 8日(木)18時37分16秒

「しんけけ」は、言いますね。
最後の「け」は、「塩気」「金気」などの「気」でしょうね?

もう確認されたようですが、「はなかわ」も使います。
それから「たちばの膳」「しあげの膳」、私も勉強になりました。




--------------------------------------------------------------------------------
しんけけ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 8日(木)10時20分58秒

「しんけ」は「狂った人」そのものズバリをいいますが「しんけけ」は普段に使うからかい言葉でしょうか。
「こなは最近ちとしんけけなけんほっちょかっしゃい」⇒「あいつは近頃少しおかしいからほっときなさい」。
「しんけけ」は「少しおかしい、のぼせている、頭にきている、常軌を逸している」いろいろに使えます。



--------------------------------------------------------------------------------
はなかわ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 8日(木)10時09分24秒

こだまさん 有り難うございます。おっしゃるとおり「先端」を意味していると思いますね。つまり「はなた を覆う」の意味でしょう。「つまかわ」も「つまさき を覆う」の意味でしょうから。

【はなかわ】
共通語 (高下駄の)つまかわ
用 例 はなかわがとれてしまったわー
用例訳 つまかわがはずれてしまったよー
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
はなかわ 投稿者:こだま  投稿日: 7月 8日(木)05時28分8秒

はなかわ はっきりと覚えてはいませんが そういいましたね。
はな とは 突端を意味しているのではないでしょうか。
つまり 足先を覆っているもの なのですね。
しあげ と たちばの膳 混同されていたのですね。
しあげは 文字通り 葬儀の仕上げで 和尚さん 親戚 寄り方が
食するもので より方が総力挙げて差し出す精進料理でしたね。
今では こちらでも 注文の出来合いだったり 寄り方などは食べないで
しまうようになりました。時勢に応じた簡素化なのですね。



--------------------------------------------------------------------------------
はなかわ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 7日(水)23時02分40秒

雨降りの時に履く「下駄」を「たかぼくー = 高木履(たかぼくり)」といいますね。
その「たかぼくー」の先半分を覆うように「つまかわ」というカバーがつきます。
その「つまかわ」のことを松江では「はなかわ」と言っていました。「はなかわ」という呼称はどの辞典にもありません。方言だと思いますが。いかがでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
たちば と しあげ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 7日(水)22時55分3秒

私もよい勉強をさせて頂きました。
字引学問でいいますと、「たちば」と「しあげ」はまったく異なったもので「しあげ」は「葬儀で世話になった人たちを慰労し、また費用の支払いなどをすること」とあります。「たちば」は、まさに「旅立ち〜」の「立ち」ですね。
ま、当世ではこのような峻別したしきたりがのこるわけはなく、省略や混同がが起こるのもまたやむを得ないでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
たちば 投稿者:もりやま  投稿日: 7月 7日(水)17時51分29秒

目出度い話題でなくすみません。
「たちばの膳」たちばとはどんな文字を書くだろうと思っていましたが、「立場」ですか、勉強になりました。以前は葬式が終わると導師 家族 親戚 ごく親しい知人などが立場の膳につきました。少なくて七八十人 多いと百数十人 数回に分かれてです。
「仏の供養です。たちばについてください」とすすめられました。一汁二菜の簡単な精進料理でしたが、つくる自治会の手伝いのご婦人は大変でした。最近は簡素化され、お寺さん 家族 近親者で人数も少なく、しかも仕出しの折詰です。「立場の膳」が終わると喪主の謝辞があり、手伝った人全員が「立場の膳」と同じものいただきます。違うのは酒やつまみ等が追加され、喪主や近親者が接待します。これが゜しあげ」でしょうか。
最近自治会内に不幸があり手伝いました。「立場の膳」「しあげ」が混同さていました。
どちらも葬儀後の食事ですが「立場の膳」「仕上げ」が元々べつの意味があったものが今は混同されていると、勝手に解釈して納得しています。
手伝いの時こんな言葉聞きおもいだしました。「人数が少ないから"こじめ"につくってー」。先日 話題にしていただいた"おーざにする"の反意語です。どーも食事の調理時に使うことばらしく、他のことの多い少ないに使われたていたことをおもいだしません。これも湖陵言葉でしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
おろす 投稿者:こだま  投稿日: 7月 7日(水)05時22分50秒

おろす は 心の中にある不満などを吐き出すことで 一般的に
言う言葉ではないですかね。
「お前にほだー 思うちょーことをおろいたけん すっきりしたわ」
--------------------------------------------------------------------------------
たちば  ほか 投稿者:金沢  投稿日: 7月 6日(火)21時33分37秒

やまがさん 失礼しました。【くろこ】の用例 「くろこも えしこに煮ら あんがいまいもんだの」の方ですね。 奥野さん よろしくお願いします。

さて「たちばのぜん」ですが。「仏様の膳を代える」の意で八雲と仁多は同じですね。
いずれにせよ「たちば」は「死者の霊が冥土へ旅立つ際の」という趣旨のものですね。
「立場の膳」は大辞典にはあがっていますが小辞典にはさすがに載せられていません。
いや勉強になりました。
奥野さん どういたしましょうか ?

「おろす」も初耳です。



--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:やまが  投稿日: 7月 6日(火)18時10分16秒

「たちば」(たちばの膳)は、私のところでは自宅での法事の際に、
和尚さんが一通り読経された後で、仏様の膳を新しいものに交換しますが、
これを「たちばの膳」と言っています。
葬儀の後で、参列者に出すのは「しあげの膳」です。

「おろえる」は解りませんが、告げ口することを「おろす」と言います。
「また、あーが、おろいたもんだで、あら、なんでも、おろすけんのー」
という具合です。

金沢さんの「しとぎだんご」は、単に「おくー(り)だんご」で使います。

おくのさん
7月更新案で、私が提出した「くろこ」の用例が古い方になっていますので、
後に、修正した方でお願いします。




--------------------------------------------------------------------------------
ジャンボ 投稿者:金沢  投稿日: 7月 6日(火)16時33分4秒

連続ですみません。アミエビのことをジャンボと呼ぶのはどうも業者のネーミングみたいですね。まき餌用のオキアミは「オキアミ」と呼び、つけ餌ようの大型のアミエビを「ジャンボ」と使い分けますね。



○--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:金沢  投稿日: 7月 6日(火)16時09分2秒

遠藤さん 島根半島での釣りに「いそめ」という言葉は一切ないのですが、私は今まで「たいむし」が「岩いそめ」だと思っていたのですが違いましたか ? ちなみに私のいう「たいむし」は色は赤く、長さは、短くなったときは15センチくらい、長くのびた時は25センチくらいの大きいものです。頭に二本の爪バサミがあり噛みつきます。「いそめ」と違いますか ? 「岩いそめ」の写真を見ましたが 同じもののように思えたのですが。
大写しがないのでそのツメが見えないもんで自信がありません。
お話の「あかむし」が「たいむし」かもしれません。すると「たいむし = 岩いそめ」ではないということになります。もう少し「あかむし」の情報はありませんか ? 

「あおむし」は韓国産ですかー。道理で「たいむし」は昔からあったのに「あおむし」は
戦後だいぶん経ってから忽然と現れましたもんね。



--------------------------------------------------------------------------------
たちば 投稿者:金沢  投稿日: 7月 6日(火)15時48分32秒

広辞苑の「立場の膳」のところにはこうあります。出棺の直前に会葬者に供する食事。立場、お立ち、立飯。 また「たちば」のところには「立場の膳の略」とあります。
つまり、亡くなられた方の霊位が お立ちになる際の「お別れの食事」なのですね。
さすがは児玉さん。いやはじめて知りました。
ところで森山さんのおっしゃる「たちば」と児玉さんの「たちばの膳」は少し様相が違いますが同じものであることはあきらかですね。
出棺にあわせて全員に食事を出すのは現実的にはたいへんだから形式化するのは当然ですし、また出棺の後でゆっくりとおときを頂く様式になるのも当然ですね。
さて、どうしたものか。 森山さん「たちば」は全員での会食ですね ? 




--------------------------------------------------------------------------------
たちばの膳 投稿者:こだま  投稿日: 7月 6日(火)14時01分32秒

これは こちらでは 葬儀の折 最後の読経が終わって 和尚さんが
死者に膳を捧げられる 形式的なものなのですが。
「おいおい 済みかけたけん たちばの膳を はよー 用意しちょけよ」



--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:遠藤  投稿日: 7月 6日(火)13時22分56秒

たいむしとは関西では岩いそめとは違うものを言っているようです。もっと長くて
赤いむしでアカムシともいうらしいです。瀬戸内では鯛の特効餌です。ですので岩
いそめをたいむしというのは出雲だけかもしれないですね。青いそめは国内には生
息しないのですべて韓国、中国からの輸入です。ですので呼び方はばらばらです。
昔は朝鮮ごかいと言ってましたが今は青いそめ、青虫が一般的になったようです。
ところで、あみえびのことを「じゃんぼ」と言うのは出雲のほうだけのようですが
これはなんでこうなったのでしょうか。




--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:金沢  投稿日: 7月 5日(月)20時28分8秒

奥野さん 有り難うございます。そうですか釣りをされていましたか。
そういえば西郷の堤防では毎年のように大型の鯛があがっていましたもんね。今はどうでしょうかね。

【たいむし】
共通語 岩いそめ
用 例 鯛釣りにゃ たいむしが一番えでや
用例訳 鯛釣りには (餌は)岩いそめが一番いいよ
採取者 金沢[松江]

ついでに キス釣り や カレイ釣りに使う「あおむし」というのもありますね。
やはり いそめ目 だろうと思いますが「たいむし」より小型で頭部付近が青い色をしているやつです。「青いそめ」のことでないかと思うのですが写真でどうもはっきりしません。 どなたかご存じありませんか ?

「しあげ」は松江でも使いますよ。共通語の匂いがしますね。
「たちば」は松江では聞きませんが、広辞苑には「立場の膳 = 会葬者に供する膳」とありますのでこの略だと思います。
普段に使う言葉ではないので 方言として扱ってよいのではありませんか。

「おろえる」は聞いたことありません。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙確認 投稿者:おくの  投稿日: 7月 5日(月)19時40分59秒

湖陵町の森山さんからお寄せいただいた語彙で私では確認出来ないものがあります。
・たちば    しあげ とも言う 葬式後の会食 共通語かも
・おろえる   告げ口
よろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:おくの  投稿日: 7月 5日(月)19時39分27秒

釣りえさの「たいむし」は、釣りをしていたころ(10年ぐらい前)に使ったことがありますよ。
西郷湾合庁前波止場からぶっこみで鯛が釣れていました。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
しとぎだんご 投稿者:金沢  投稿日: 7月 5日(月)14時57分0秒

「やくもち」で ふと思い出しましたが。人が死んだ時のお通夜で「白い生だんご」を作って供えますね。あれを「しとぎだんご」といいませんかいね。漢字に当てれば「死伽だんご」でしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
やくもち   たいむし 投稿者:金沢  投稿日: 7月 5日(月)14時51分45秒

釣り餌に使う その「たいむし」のことです。赤い色のの虫で、長さは長い時には25センチくらいにはなるでしょう。
「たいのえ」は「たいじらみ」と言っていましたがこの呼称をどなたかご存じないでしょうかね。

「やくもち」はもちろん町屋で見かけることはありませんが、たまたま叔母の家が平田市の伊野にあったものですから知っていました。屑米やいしんか米を粉にひいて焼き餅にして食べたもののようです。ごちそうではなくて とにかくお米を大切にするというところから作られるものでしょう。

【やくもち】
共通語 屑米の粉で作っただんご餅
用 例 膳棚にやくもちがあーけん そーども食べちょきない
用例訳 膳棚に屑米餅があるから それでも食べておきなさい
説 明 農家では米選機下や、精米の際の屑米を粉にして団子にして食べた。一粒も無駄にしないという生産農家としての思いからである。
採取者 金沢[平田]





--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:遠藤  投稿日: 7月 5日(月)12時12分33秒

寄生虫の「たいむし」とは白くて蝉の幼虫みたいなやつですか、あれは共通語では「たいのえ」
というもんです。餌のたいむしというのは、瀬戸内でタイつりに使われるいそめの一種と同じも
のだとのことだと思いますが、普通のいわいそめ、や朝鮮ごかい〔青いそめ)よりもずっと長く
なるようです。瀬戸内でもたいむしではなかったか、ちょっと調べてみます。
図書館に「島根の食事」という本があって見てましたら、宍道湖のあたりの食事としてくず米で
作っただんごで「やきもち」と言うものが書いてありましたが、これは未確認の「やくもち」の
ことだと思います。




--------------------------------------------------------------------------------
たいむし 投稿者:金沢  投稿日: 7月 4日(日)14時45分59秒

鯛の口から出てくるあの嫌らしい寄生虫のことを松江では「たいじらみ」、湖陵では「たいむし」というようですが、これは釣りの餌の「たいむし」です。
島根半島の海釣り、特に船釣り「たて釣り」をされている方にはごく普通の言葉です。
「たいむし」とは標準和名「いそめ」のことです。
オキアミという革命的な餌が登場するまでは「たてづり」の餌はもっぱら「たいむし」でした。ねらいが主に鯛であることから「たいむし」と呼ばれるようになったのでしょうか。
いずれにせよ「たいむし = いそめ」は方言です。
--------------------------------------------------------------------------------
苦味 投稿者:やまが  投稿日: 7月 3日(土)11時59分33秒

金沢さんが食べられたタケノコは、よっぽど苦かったようですね!
もりやまさんも仰っていますが、私が知っている「くろこ」も
少なくとも、「ふきのとう」のような苦味は全然ありません。
 
ところで、それは神戸での話ですか?
だとすれば、「苦竹」と呼ぶという京都と同じ関西圏になりますよね。
もしかして、こちら山陰の真竹とは少し種類が違うのでは
ないでしょうか?
または、土の成分が違って、味に影響が出るとか?



--------------------------------------------------------------------------------
苦竹 投稿者:金沢  投稿日: 7月 3日(土)00時26分1秒

「くろこ」は別名「苦竹(にがたけ)」と言われているようです。特に本場の京都では。
「少し苦いが それがまたよい という人もいる」だそうで、要するに「ふきのとう」や「鮎のにがわた」のように 「その苦みを愛すべし」ということのようです。
ものは考えようで、捨てなければよかったのに。
食べなれておられる皆さん方には気にならず、私のようにはじめて食べた者が「なんだ この苦いのは・・・」というのだと思います。不明を恥じるべきですね。



○--------------------------------------------------------------------------------
くろこの苦味 投稿者:もりやま  投稿日: 6月30日(水)07時44分23秒

金沢さん。真竹のタケノコ、やまがさんの仰るとおりです。下の半分ぐらいは節と節の間は軟らかいから食べます。半分から上は、節に包丁をあて、かるく切れるところからは節も食べます。さーと茹でて煮〆です。今年も随分たべました。最後は飽きたので、茹でたのを冷凍保存しました。季節外れに食べると、コヂクほどでもありませんが、孟宗より旨いですよ。真竹のタケノコが苦いと思ったことはありませんねー。



--------------------------------------------------------------------------------
思い出しました・・ 投稿者:やまが  投稿日: 6月29日(火)21時20分5秒

「こみやしげ」が、ずっと気になっていましたが、
やっと思い出しました。
私のところでは「ことみやしげ」でした。
「け、おまえは、なんでもかんでも、ことみやしげに、
おけやってくーだども、ほんね、できーかや」

「くろこ」、みなさんはどうですか?
うちの家には「はじく」の竹やぶがなかったので、
子供のころから、孟宗竹の後は「くろこ」でした。




--------------------------------------------------------------------------------
こ 投稿者:金沢  投稿日: 6月29日(火)20時30分38秒

そうですね 共通語でも限りなくあるようです。
「こばしり に通り過ぎる」「こ馬鹿にする」「こみみにはさむ」「こがねが貯める」「こ理屈をならべる」「こざっぱりとした身なりで〜」「こ腹がすく」「こまめに働く」「こづらにくい〜」「こ気味がよい」こざかしい〜」・・・たしかにキリがありませんね。
「こ言葉」は止めにしましょうかね。

「わにぐち」とは懐かしい。おやじがもっていましたね。母親は戦後も使っていたようです。私の代になるとさすがにね、持ったことないですね。

やまがさん でも 苦かったですよ。ほんとうに「にがたけ」でした。
もりやまさん 「くろこ」あら苦いものんじゃありませんかね。



--------------------------------------------------------------------------------
用例を 投稿者:おくの  投稿日: 6月29日(火)20時21分13秒

児玉さん。用例をありがとうございました。
掲載案は後日提示させて頂きます。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
こ 投稿者:こだま  投稿日: 6月29日(火)19時26分22秒

こ は 少しばかり ということでしょうが よく使われて
いますね。限りがありません。

こぐらい こざまくな こだくさんに こだらつけな こにんげがええ
こばやーに こはんかた などなど

出雲方言のなかなか 気の利いた言い回しだと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
わにぐち・わらじざけ 投稿者:やまが  投稿日: 6月29日(火)18時55分45秒

金沢さん、いささか説明不足でした。
くろこの件です。
例え、長さが1.5メートルあっても、実際に採って帰るのは、
せいぜい、頭の方7、80センチです。
で、さらに調理で“はやす”時に下の方を捨てますから、
実質残るのは50センチくらいですね。

それにしても、こだまさんの「わにぐち」は懐かしいですね!
元は、いわゆる「がまぐち」ですよね。
転じて、口の大きい人。
私のところでは、訛って「わねぐち」になります。

「わらじざけ」は、今頃は見かけることもなくなりましたが、
昔はありました。
やっぱり訛って、「わらんじざけ」でした。

「こみやすげ」は、聞いたことがないようです。




--------------------------------------------------------------------------------
こみやすげに(な) 投稿者:金沢  投稿日: 6月29日(火)17時18分42秒

「またわーがこみやすげなこといーわ しゃんことして話がめげどもすらどげすーこともね」⇒「またお前がこともなげなに云うわ そんなことをして話が壊れたらどうするんだよ」。
「こむつかし」に対して「こみやすげ」も遣いました。
「こみ(め)やすげに = いとも簡単に、こともなげに」ですか。 



--------------------------------------------------------------------------------
れんげ 投稿者:もりやま  投稿日: 6月29日(火)17時05分16秒

れんげ 思いだしました。祖母が「今日は れんげ だけん」と言って、毎年こんなものを作って食べさせました。早い話が"おしるこ"の中の"だんご"が"うどん"でした。幅が2センチぐらいの。当時(終戦の前後)貴重な砂糖の入った"おしるこ?"大変なご馳走でした。
--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 6月29日(火)08時38分19秒

れんげ 昔は麦の祭りで 氏神に 麦や鯖を供えたそうです。旧暦6月15日           「もう れんげが来たかや はえーのー 年はどげなだらーかのー」

わにぐち 皮財布のこと 口の横幅の広い人のことも言う
     「そのわにぐちー どこで買ーたかい」
     「ありゃーわにぐちで おぜーやーな顔だのー」

わらじざけ 婚礼の時 荷物を運んだ人足が 履物のまま 土間で
      ご馳走になる酒のこと
     「ご苦労さんだったのー めでたい酒をよばれてごしなはいよ」
○--------------------------------------------------------------------------------
「くろこ」  用例 投稿者:金沢  投稿日: 6月28日(月)14時55分2秒

連続ですみません。肝心のことをわっせちょーました。
「くろこ」の用例を下記に変更します。

【くろこ】
共通語 真竹のタケノコ
用 例 くろこも節をとって煮ら 結構まいでや
用例訳 真竹のタケノコも節(の部分)を除いて煮れば けっこう旨いよ
採取者 やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)

ところで やまがさん 八雲でしたね 今どこにおられるのか存じませんがちょっとお尋ねを。
随分以前に八雲のKENさんという常連がおられました。そのKENさんが「きのこくま」という言葉を提示されて誰も答えられないまま未処理語彙になってしまいました。
なんでも「おまえ そげな きのこくま みたいになっちょらすこに気楽にしちょれや」という風に「きのこくま みたいに〜」を「緊張してコチコチになっている様」にたとえていうのだそうです。
つまり「きのこくま」というのは「動かない人形のようなもの」なのかもしれません。
実はこの三年来、この言葉が頭にひっかかってはなれません。友人と二人でいろいろと考えてみました。「木の刻馬」「鬼の刻魔」「キノコ熊」・・・etc どれも納得のゆく答えではありません。
私は八雲こそ出雲弁地域の中で独特の地位にある地帯だと考えております。
 やまがさん なんかご存じありませんか ?




--------------------------------------------------------------------------------
タケノコの食べ方 投稿者:金沢  投稿日: 6月28日(月)14時12分47秒

道理でこの間食べた本物の「ハチク」も節の中の部分は堅くて食べられませんでした。
つまり「こじく」も「くろこ」も最初から節の部分をとって煮るものなんですねー。
いやー 知りませんでした。とても勉強になりました。



--------------------------------------------------------------------------------
くろこ 投稿者:金沢  投稿日: 6月28日(月)00時34分22秒

あー 普通のタケノコと同じように節もいれて炊いていたと思います。
もしかして節が苦みの原因でしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
追伸 投稿者:やまが  投稿日: 6月27日(日)23時25分56秒

金沢さん
少し考えてみましたが、たけのこの節はどうされました?
私達は、「はじく」も「くろこ」も節の部分は切り取って捨てますので、
はっきりとは言えませんが、もしかしたら節も入れられたのではないかと思いますが、
いかがでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
くろこ 投稿者:やまが  投稿日: 6月27日(日)23時06分22秒

金沢さん、こんばんは!
「くろこ」がマズくて食べられなかったそうですが、ちょっと不思議です(^_^;)
「はじく(はちく)」より少し味が劣るといいますか、甘みは確かに少ないですが
少なくとも食用にはなります。
私どもでは食べていますし、また、昨日の松江の方も食べていると仰っていました。

個人的には、妙に甘さのある「はじく」より、あっさりした味の「くろこ」が好きです。
一度茹でて、お湯を捨ててから調理しますが、孟宗竹のように特にアク抜きをする
必要もなく、手軽でいいですよ。

「えなぎ」は、よく言いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
えなぎ 投稿者:金沢  投稿日: 6月27日(日)22時50分46秒

広場の方で「えなげでよござぇんして・・・」とありますが、多分「えなぎでよございます・・・」の聞き違いだとおもいますね。つまり「えなぎ」は「良い凪で〜」の意で「よいお天気で・・・」ということになります。
沿岸部ではきわめて日常的な挨拶語です。



--------------------------------------------------------------------------------
くろこ 投稿者:金沢  投稿日: 6月27日(日)22時43分59秒

やまがさん こんばんは そうですか「くろこ」がありましたか有り難うございます。
実は先日思いがけず体験しました。娘が神戸に住んでおりまして十日ほど行ってましたが、そのある日娘が近所の高級スーパーで「ハチクが売れていた」といって買ってきたものを見て驚きました。それは黒ずんだ色で斑点もありまさしく「くろこ」でした。
そこで私は先日仕入れた知識でもって「お前 これはハチクじゃないぞ 真竹のタケノコだよ」と云ったのですが、煮て食べてみておどろきましたね、苦くてとても食べられたもんじゃありませんでした。結局捨てたのですが。「にがたけ」ともいうと辞書にあったのは本当のことです。
これは私にとって初めての体験でした。つまり私は「くろこ」を食べた経験がなかった、ということです。やはり私が食べていたのは「ハチク」だったようです。
ひどいもんですね、とてもまっとうな食べ物とは思えない「くろこ」を「ハチク」と称して売っているなんてね。ありゃ市場性なんてありゃしませんわ。

【くろこ】
共通語 真竹のタケノコ
用 例 くろこは まんなてくわれへんけんの
用例訳 真竹のタケノコはまずくて食べられたもんじゃないからね
採取者 やまが[八雲]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
くろこ 投稿者:やまが  投稿日: 6月27日(日)18時55分9秒

先日の「くろこ(真竹のたけのこ)」ですが、
昨日、松江市在住の方が使われるのを確認しましたので、報告します。

「け ま け」は、確かに使いますので、
条件が合って、登録されることに異存はありません。




--------------------------------------------------------------------------------
け ま け   あたる  4  投稿者:金沢  投稿日: 6月21日(月)19時07分49秒

みなさん ありがとうございます。
もちろん 皆さんのおっしゃる「あいけ ほんにけ」は松江でも標準的に遣います。
なんせ「感動詞」だもんで どのようにも遣われるわけですが その中でも短いものを選んでみたわけで。「あいけ」も「け」も既載語だもんですから。
強調形としての感動詞「けまけ」を組語として選びたいのですが いかがでしょうかね。

「あたる」も、語源は皆さんのおっしゃるとおりで「結果的にあたる」ことから「腐る」という意味にも転用されるようになったものと考えられます。「腐ったものにあたる」なら標準語でしょう。私のは「あたる = 腐る」です。
「か あたっちょーだねかや ?」 =「これは 腐ってないかい ?」 うーむ 松江だけかもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
あたる3 投稿者:わださか  投稿日: 6月21日(月)18時08分2秒

あたるというのは言いますが,いわゆる「食あたり」みたいに,結果的に腐ったもの(えたんだ
もん:いたんだもの)を食べて,「あたった」というのではないかと思いますがどうでしょう。
--------------------------------------------------------------------------------
けまけ・あたる 投稿者:やまが  投稿日: 6月21日(月)18時06分13秒

「け、ま、け」も使いますが、多くは「け、ほんね、け」ですね。
物事の程度がよっぽど酷いときは、「あーけ、ほんね、け」になります。

「あたる」は、私の方も、こだまさんの仰る腐った物を食べて「あたった」
結果の方で使いますね。
もっとも、そうすると「食あたり」がありますから、共通語になりますが…。




--------------------------------------------------------------------------------
あたる 投稿者:こだま  投稿日: 6月21日(月)17時12分12秒

言いますね。矢があたったら倒れるからでしょうか。こちらでは
むしろ 腐ったものを食べて 腹痛でも起こした場合に 
「どうも日にちがたっちょったさーで あたったやーなわ おかしい
てえけんともえ」などと気にしますね。結果のことを指しますね。



--------------------------------------------------------------------------------
あたる 投稿者:金沢  投稿日: 6月21日(月)13時47分18秒

食べ物が腐ることを「あたる」といいませんか。
「ちょっこかずんでみかあたっちょーへんかや ?」⇒「ちょっと匂ってみろ これは腐ってないかい ?」。「この節きゃんとこにだいちょきゃあたーでや」⇒「この節 こんなところに 出しっぱなしておけば くさるぞ」。
「あたる = くさる」は食べ物以外では使いませんでしたが。



--------------------------------------------------------------------------------
けまけ 投稿者:金沢  投稿日: 6月20日(日)15時24分58秒

「あいけまけ ことくそんならんのー」⇒「ほんとにもう 役にたたないのー」
「けまけ 薪がのれちょって燃えへんがの」⇒「えーいもう 薪が濡れていて燃えないよう」。
「け」は出雲弁を代表する感動詞だと私は思っていますが、それを重ねて使うことによって「強い苛立ち」を表す言い回しです。

やまがさん 「けんぽ梨」今でも売り物になってるんですか。もう一度囓ってみたいような・・・。でもこの歳になって「佐太さん参り」はねー。ま写真で我慢しておきましょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
けんぽ梨 投稿者:やまが  投稿日: 6月20日(日)10時46分17秒

金沢さん
まつさんが紹介されたHPの写真は2000年11月の撮影だそうですから、
佐太神社のお祭りでは、今でも「けんぽ梨」が売られているはずです。
勿論、他の場所でも今もちゃんとあります。
あの特有の“甘さ”が懐かしいです。




--------------------------------------------------------------------------------
けんぽ梨 投稿者:金沢  投稿日: 6月19日(土)16時43分52秒

まつさん こんにちは 「けんぽ梨」はウメモドキ科の木だそうですから今でもあるのでしょうね。松江では戦前「佐太神社のお祭り」でしか買った覚えはありませんが今は売れていないでしょうね。
まことにヘンな食べ物で「木の枝の瘤を囓るようなもの」という記憶しかありません。



--------------------------------------------------------------------------------
うみににく 投稿者:金沢  投稿日: 6月19日(土)16時31分38秒

もりやまさん わざわざ漁協に問い合わせまでして頂いたんですか。有り難うございます。「うみににく」フォローして頂いてホッとしました。あんな素朴な遊びに楽しみを見出していた昔の子供時代の方が、電子ゲームに打ち興じる今の子供よりはるかに幸せだったと思いますね。

【ちいちぐさ】
共通語 (子供の遊びで使う)海草の一種
用 例 ちいちぐさであそばや
用例訳 海草で遊ぼうよ
説 明 主として女の子の遊び。海辺で拾う海草の芽の一つ、中空になっているため、口の中でチュバチュバしているうちにふやけて空気が入るようになる、それを膨らませて遊んだ。
採取者 もりやま[湖陵] /【うみににく】金沢[松江] /【ちいちぼ】まつ[  ]






--------------------------------------------------------------------------------
けんぽ梨 投稿者:まつ  投稿日: 6月18日(金)21時45分6秒

http://www.d6.dion.ne.jp/~mutumi/jt/kenponasi/kenpo-nao.htm

金沢さん今晩は。
けんぽ梨を、インターネットで調べていたら上記のサイトがありました。
まだ、今でもあるのですね。

私は、言葉も品物もまるで初めてです。




--------------------------------------------------------------------------------
ちいちぐさ 投稿者:もりやま  投稿日: 6月18日(金)19時01分27秒

子供のころ採った多伎町の漁協へ電話して聞いてみました。漁協でも名前、学名は解らないそうです。多伎町では"うみ草"と言うそうです。昨日 大社の稲佐の浜の近くの年配の婦人が来宅されたので聞いたら大社でも"うみににく"と言うそうです。いずれも形、遊び方が同じで、うみににく ちいちぼ うみ草 ちいちぐさ みな同じものようですね。
子供の頃、駄菓子屋に大皿に一つまみづつ山にして売れていました。多岐漁協の方の話では、昔は結構 金になったそうです。最近は食ったことはありませんが、食べるとコリコリとした歯ざわりと、潮の香りがしててうまかったですね。



--------------------------------------------------------------------------------
うみににく 投稿者:金沢  投稿日: 6月17日(木)23時04分15秒

まつさん レス有り難うございます。おっしゃるように同じ物であることは疑えません。
色も形態も遊び方まで一緒です。屋台といっても なぜか「佐太神社のお祭りの屋台」でだけでした。「けんぽ梨」も同じときです。
私もいろいろ探ってはみたのですがわかりませんでした。
ぜひ知りたいものですね。
--------------------------------------------------------------------------------
うみににく 投稿者:まつ  投稿日: 6月17日(木)21時07分3秒

金沢さん今晩は。
金沢さんの仰る うみににく と言う言葉は初めて聞きましたが、どうも ちいちぐさ ちいちぼ と同じ物のようですね。
形は柳の葉に似て、色はこげ茶色です。
屋台などで売られていたとは、知りませんでした。
もっぱら、海へ拾いに行ったもんです。

しかし、うみににく と ちいちぐさ(ぼ) と全く言葉が違いますね。
伝承のルートが違うのでしょうか?。
それと、正式な和名、学名はなんだろう。
インターネットであたってみましたが、分かりません。




--------------------------------------------------------------------------------
今までどおり自由に 投稿者:おくの  投稿日: 6月17日(木)19時05分18秒

ばんじましてね。奥野です。
金沢さん提案の「一語提示の原則」にも一理ありますが、掲示板管理者としては、今までどおり自由に思いつくまま書き込みいただきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
だだびろい  一つの提案 投稿者:金沢  投稿日: 6月17日(木)16時13分18秒

「だだっぴろい = やたらに広い」という共通語があるのですから方言とは云えないと思いますね。

みなさんに 一つの提案があります。
一度に複数の言葉を提示されると 集中が薄れてやりとりが散漫になるきらいがあります。 取り忘れという現象も起こります。 かつて私もこんなやり方をしたため 未処理語にも残らず 自分自身も忘れてしまったということが生じました。
将来の時間は無限ですから一語づつ提示するということを原則としてはいかがでしょうか。ことに最近はネタ不足気味ですからなおさらそう思います。

ただ「一語提示の原則」は「肯定否定にかかわらず 数名が答える」ということが必要です。「沈黙は賛成にあらず」はいただけませんけど。
とりまとめられる 奥野さんもたいへんでしょうし。



--------------------------------------------------------------------------------
あやかす  ほか 投稿者:金沢  投稿日: 6月17日(木)15時37分15秒

「ちいち草」はきいたことありませんが 松江でいう「うみににく」という海草と同じものだと思われます。お忌み荒れの11月頃「佐太神社のお祭り」の夜店で売られていました。主に女の子の遊びで それこそ「ちいちい」と口で「あやかいて ふくらまかす」という なんとも素朴な遊びでしたが どこにもあるんですねー 懐かしいです。
「うみににく」「ちいちぐさ」「ちいちぼ」ところによって呼び名が違うんですね。
森山さんの「あやかし」は「あやかす = ふやけさす」を連用形止めの名詞句として扱い「この遊びそのもの」をいっておられるわけですね。さてどうしましょうか その海草の名前が確定しないことには・・・うーむ。
こうした海草を使った素朴な遊びが出雲沿岸部各地にあることは確認されましたが「海草の名前が・・・」 奥野さん 「ちいちぼ」という類似語があるわけですから「ちいちぐさ」で確定といきませんか ?

松江のどなたか ご存じないですか 「うみににく = 10センチくらいの海草で ちゆうちゅうと口でもてあそぶうちに中空の中身が空いて空気が入るようになる」 佐太さんのお祭り」といっても今は売れてませんわねー。 







--------------------------------------------------------------------------------
だんだん だんだん 投稿者:おくの  投稿日: 6月16日(水)20時15分13秒

「ほさい」を確認していただきありがとうございました。
7月定期更新時に「ほせ」の空見出しとして登録したいと思います。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ほさい ? 投稿者:こだま  投稿日: 6月16日(水)05時42分33秒

こちらでは 小さいことを ほそい と言います。細い なので
しょう。また こまい ともいいます。
「えらい こまげな ほそけなもんだのー」など また こまい
は こまかしい 綿密な ということにもなるようです。
「ありゃー あんまーこまかしーて 付き合いきれんのー」など





--------------------------------------------------------------------------------
ほさい 投稿者:やまが  投稿日: 6月15日(火)21時44分0秒

「ほさい」(小さい)は言いますよ。
「(子供が)まんだ、ほさいだけん、わからんわの」

「ほせ」にもなりますね。
「まんだ、ほせ子だね、よ、やっちょーがの」




--------------------------------------------------------------------------------
「小さい」 投稿者:おくの  投稿日: 6月15日(火)20時03分56秒

松江では「小さい」を「ほさい」「ほしゃい」「ほしゃかい」というとメールが有りましたが平田育ちの私の記憶には無いように思います。
皆さん。確認をお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
お礼とばーよ 投稿者:もりやま  投稿日: 6月14日(月)22時54分32秒

まつ様 やまが様 確認ありがとうございました。未確認語が多くやはり湖陵はざいごです。
遠藤さんの牛への掛け声ですが、私も耕運機が普及するまで牛を飼育して農耕に使っていました。興奮した牛を鎮めるには「ばっ ばっ ばっ」。農作業に出る前に鞍を着けるときや、牛の後ろを回るときなど、牛を驚かさぬようパタパタと、かるく背やお尻をたたいて「ばーよ ばーよ ばーよ」と声をかけました。不意に牛の後ろを歩いたりすると、吃驚して強烈な後ろ蹴りのパンチです。両方使っていました。



--------------------------------------------------------------------------------
なえる 投稿者:まつ  投稿日: 6月14日(月)20時53分44秒

萎える、は共通語として有りますが、腹が減った時に

はらが なえた のー、も、ひーだが。(腹が 減ったなー、もう、昼になったよ。)

と言います。
共通語でも同じ様な言い回しをするのでしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
ば 投稿者:やまが  投稿日: 6月14日(月)18時53分10秒

遠藤さんの「ばーよ」は、私のところでは「ば」一音です。
普通は何回か続けますので「ば、ば、ば・・」ですね。
テレビは見ていませんでした(^^ゞ



--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:やまが  投稿日: 6月14日(月)17時33分10秒

もりやまさん提出の語彙で、私が解るのは
・とやくちゃもない(とんでもない、異常な)
・煮えこしれる(煮えそこなう)
の2語です。
 
もっとも、私のところでは用例の方にある「とやくちゃもね」ですし、
「煮えこしれる」は「煮えこしれー」で使いますので、
「〜ない」「〜る」は、よそ行きのような感じで今一つしっくり来ません(^^ゞ
やっぱー、わしゃ“やまが”ですわ(笑)
 
こだまさんの「だだびろい」も使いますが、「だだぶれ」になります。
↓で出ました「び→ぶ」の一例でしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
ばーよ 投稿者:遠藤  投稿日: 6月14日(月)17時04分55秒

今朝のNHKのとれたてマイビデオの後のニュースで「牛の碁盤のり」というのやってました。
見たしおらいかね。まんだごーごですかね。その中で、掛け声で「ばーよ」「ばーよ」と牛
に声をかけてましたが、大東でも同じように牛を静めるときの掛け声は「ばーよ」でした。
テレビは岡山のニュースだったんですけど、ほかでは牛を静めたり、宥めるときなんて声か
けてますか。それにしても牛が碁盤に乗るようにようおしえたもんですわ。



--------------------------------------------------------------------------------
だだびろい 投稿者:こだま  投稿日: 6月14日(月)04時02分38秒

ついでにもうひとつ思いだしました。
だだびろい 無暗に広いこと でしょう。
「あの空き地は だだびろいばっかーで ほーたりなげて
あーが やっぱー 地の利を得んだけんだわのー」



--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:まつ  投稿日: 6月13日(日)21時42分12秒

まつです、ひさしぶりです。

もりやまさんの投稿について、
しよっちょる はよく使います。
たとえば、シートなどを張った時、しわがよって片寄っていたりしているときに
おい そこんとこ しよっちょーが もっとピンと張ったー。
見たいな使い方もします。

ところで エビナ ですが、ボラの子のことで、松江の人が ナイス と言っておられました。神西湖では、エビナ です。
これも出雲弁になると思いますが、どんなもんでしょう。

それと ちいち草。
うちの親は、ちいちぼ と言っていました。
発音では、つーつぼ が近いです。
ちいち草の「穂」で、ちいちぼ かしら、と今勝手に想像しているのですが、あれは穂なのかなー・・・?。
とにかく、今までこの、ふくらかして遊ぶ海草のことを、あちこちで話したのですが、
知っている人は居ませんでした。
遊んだ後は、たいていそのまま食ってしまいます。





--------------------------------------------------------------------------------
使用確認をお願いします。 投稿者:おくの  投稿日: 6月13日(日)20時56分37秒

湖陵町のもりやまさんから、たくさんの出雲弁が寄せられましたが下記語彙について使用確認をお願いできないでしょうか。

・やけんかかって(これでもか これでもか)
・とやくちゃもない(とんでもない、異常な)
 例:イラク戦争で、ガソリンがとやくちゃもね高なった。
・えこやをはなれー(破産、一家離散)
・しよう(集まる)
 例:エビナがしよっちょうわ、早こと投網うてー。
・煮えこしれる(煮えそこなう)
 電気釜 ガス釜が普及するまで、薪で飯を炊く時、油断して中途で火を消したりすると、芯のある煮えこしれた飯になりました。
・ちいち草
 早春の海草の一種の新芽 食べられもしたが、幼い女の子のオモチャ。あやかし(ふくらます)て歯にあて、キュキュと音をたてて遊んだ。
・ガーラ(笹ユリ)
 子供時代は中山間部に居ましたから、笹ユリは珍しくもなく家の周辺の草むらで、ひと抱えほど摘んでかえったものです。一本に花は一つですが稀に二つか三つのもあり、「二まただー、三つまただー」と喜んだものです。二また三つまたはその辺に活けておき、他はなんとおやつです。花弁をむしり取って付いている蜜を舐めたものです。
 あの清楚な気品の高いガーラをおやつにした罰か、中山間部の草叢が荒廃した為か、ここ、十年 二十年見たことがありません。言葉と共に消えました。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
だだぶり 投稿者:金沢  投稿日: 6月12日(土)22時38分47秒

出雲弁では{ザ → ダ」という変化がありますね。
「ごザっしゃる → ごダっしゃる」が槇野本にあります。ただ松江ではいいませんけど。
松江ではやはり「ざんざんぷり」でしょうかね。ただ「ざんざん」とか「ざーざー」「じゃんじゃん」は大雨の表現としてはごく普遍的ではないでしょうか。方言とはいえないような。
私は「うたごえ世代」ですが「雨が ざんざん ざかざんざかざん〜」という歌がありましたね。
--------------------------------------------------------------------------------
はんちゃらかす 投稿者:おくの  投稿日: 6月12日(土)20時57分58秒

「はんちゃらかす」は、やまがさん仰るように「投げ散らかす」という意味だそうです。
「はんちらかす」を縮めていうと「はんちゃらかす」になりますよね。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
はん 投稿者:金沢  投稿日: 6月12日(土)14時12分57秒

おにぎやかですね。神戸からです。
「はん○○○」の「○○○」はみんな「和語」です。このように「和語の接頭語」に「漢字」
をもってくるのはややおかしいような気がしますね。やはり和語には和語でしょう。
これは「ほふる = 放る」の音便化したものではありませんかね。
このような強調接頭語は他にもたくさんあります。「ひっ とらえる」「ひっ かぶる」・・・は
「ひく」ですし「ぶっ たたく」「ぶっ ころす」・・・は「ぶつ」です。



--------------------------------------------------------------------------------
はんがえす 投稿者:やまが  投稿日: 6月12日(土)10時49分35秒

「はんがえす」もありますよね。
「となーの子は、何、大声はんがえちょー、かいの」
(物をひっくり返すほどに)騒いでいる、ということでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
はんがえる 投稿者:こだま  投稿日: 6月12日(土)05時16分35秒

はんなげる について 考えてみました。はんがえる と言う言葉
があります。ひっくりかえることです。強調とも取れますが ここ
では 反 さかさま ということでしょう。はん は 反 汎 半
叛 などなど色々考えられます。強調ということは 考えられませんが
こちらでも はんざまくな はんまくれる というような 強調する
語があります。どうしてなのでしょうか 面白いですね。




--------------------------------------------------------------------------------
はん〜 投稿者:遠藤  投稿日: 6月11日(金)12時56分19秒

はんなげる と同じで はん が強調の意味になっているのでしょう。
けんべき は肩こりのことで、疲れることとは違います。湖陵とは違いが
あるようですね。大雨は ざあざあ雨ですね。ざんざんで降るとも言い
ます。サッカーはけたくりやこ ですけど、キックボクシングもけたくり
やこ と表現すると思います。ですから、方言として確立したものでは
なくて、サッカーやキック という語彙のないひとが、これらをいずも
べんでどう表現するかという問題だと思います。
おえがでる というのは おーがつく といいます。吐いたり吐き気が
することです。吐き気の場合は、おーがつくやな といいます。



--------------------------------------------------------------------------------
はんちゃらかす 投稿者:やまが  投稿日: 6月11日(金)11時00分20秒

「はんちらかす」(酷く散らかす)ならありますが、違いますでしょうか?
「け、だーだかいの、きゃんことね、はんちらかいた、もんは…」



--------------------------------------------------------------------------------
はんちゃらかす ? 投稿者:こだま  投稿日: 6月11日(金)05時25分10秒

これはわかりません。ただ こちらでは 似たようなのに
ちゃまぐらかす というのがあります。いい加減にごまかして
しまう ということです。
「ええ加減な奴だのう また ちゃまぐらかいてしまーたがな」 
--------------------------------------------------------------------------------
出身地ほか 投稿者:ふじし谷  投稿日: 6月10日(木)20時09分29秒

>もりやま 様

やはり湖陵の方には通じましたか!!いや〜いかったですわ。
そうです!自分は保知石谷の出です。ただ、知井宮町ではなく芦渡ふじしで、平成温泉のわりあいそばんはになります。祖母も父はもちろん、近所のすも出雲弁のかなりの使い手です(笑)おかげで、自分も弟も年の近いすと話いちょっても聞き返されていけませだったわ。

話がそれました(m_m)
「おもさも」についてですが、おくのさんの質問にあった「おもさま」とは違うものだと思います。
例えば、草むらで遊んでいるとき、
「おもさもそこんはた入ーはいだども、マムシになと何なーと咬まいておじぇ目だずね」
と言われます。また、前回のまんじゅう例に似ているのですが、熱い汁を吸うとき、
「あっつけん気付けーよ。おもさも飲んとやけどすーず」
と言われます。
やはり、相手に注意を促すときに使うような気がしますが、いかがでしょうか?

追記;「いけたもんだあらせの」は、困ったもんだより強い、けしからんの意味でも使います。

追記2;以前の書き込みに書いた「びっちゃんこ(びっちゃ)」はあまり使われていないのでしょうか?ちょっと気になりました。

ではでは。また。。。






--------------------------------------------------------------------------------
ざざぶり 投稿者:おくの  投稿日: 6月10日(木)20時02分45秒

皆さん。ありがとうございました。
ふじしだにさんから寄せられた出雲弁のほとんどを確認することができました。(^^ゞ

平田では「ざざぶり」です。(^^ゞ
「雨がざーざー降ってきて、川からノートが流れてきました。どこへいきただらか?」
「アメリカ」というなぞなぞがありました。
「ざーざ」という擬音語は広辞苑にもありました。
「だだぶり」「じゃんじゃんぶー(降り)」・・・いろいろな言い方があるんですね。(^^ゞ

☆以前、ふじしだにさんから「はんちゃらかす」という出雲弁を寄せて頂いていますが、ご存じのかたいらっしゃいますでしょうか。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
だだぶり 投稿者:こだま  投稿日: 6月10日(木)14時29分25秒

こちらでは 雨がどしゃぶりに降ることを だだぶり といっています。
だだ というのは 多量にとめどなしに というような気持ちを表して
いるのだと思います。 
「だだぶりに降ってきたのー なかなか止みゃーせんじ」



--------------------------------------------------------------------------------
追加 投稿者:やまが  投稿日: 6月10日(木)11時27分18秒

●じゃんじゃん雨
後に、雨を付けて考えたので思い出しませんでしたが、
「じゃんじゃんぶー(降り)」ならあります。
「じゃんじゃんぶーで、よーねけ、のれしょぼけた、とまっしゃい」



--------------------------------------------------------------------------------
確認 投稿者:もりやま  投稿日: 6月10日(木)10時58分4秒

ふじしだにさん。御出身がひょっとすると、出雲市知井宮町保石谷?、だったら湖陵町の隣、湖陵でもほとんどが、使っている言葉や聞いたことばですね。
けんべき せやせや ほーげたかばち そっとだい ほじぇくーまわす でんこ(湖陵では そでんこ) やいやいやいやい おもさも ねんぼんさんぼん いけたもんだあーせの 等を使っています。




--------------------------------------------------------------------------------
語彙の確認を! 投稿者:おくの  投稿日: 6月 9日(水)19時59分35秒

ふじしだにさん。
たくさんの出雲弁をありがとうございました。

皆さん。下記語彙をご存じのかたいらっしゃいませんでしょうか。
●ほーげたかばち(つ)・・・ほっぺた
●けたくりやこ・・・サッカー
●じゃんじゃん雨・・・大雨。激しい雨。
●おもさも・・・特に注意を払うことなく何かをする
 *「おもさま(思うじゅうぶん、精一杯)」という言葉が有りますが、これとは違うのでしょうか?
●ねんぼんさんぼん・・・しょっちゅう。同義語「いっつもにもに」
●いけたもんだあらせの・・・困ったもんだ。

「●いぬわんわん・・・犬」は幼児語だろうと思いますが、共通語でもこのような使い方をするように思いますがいかがでしょうか。

上記以外の出雲弁は登録済み語彙との整合性もとりながら後日提案させて頂きます。
だんだん だんだん。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
まとめて 投稿者:やまが  投稿日: 6月 8日(火)18時35分19秒

お久し振りです。
提出されている語彙のうち、私のところ(八雲村)でも使っているものです。
 
「けんずい」
「建瑞」が主ですが、たま〜に「硯水」も見掛けます。
 
●けんべき
使います。
疲れの程度が重いもので、「くたぶれがでた」と同義です。
 
●ほじぇくーまわす
使います。
「ほぜー」→「ほぜくー」→「ほぜくーまわす」
だんだんと強調されていきますね。
 
●ちょーかんぼ
使いますが、共通語の「腸感冒」が縮まったものだと思います。
 
●でんこ
使います。
冬に衣類の上に着る、いわゆる「そでなし」の幼児語です。
 
●しりたぶら(すーたぶら)
使います。
「しーたぶら」で、ここの辞書にも載っています。
 
なお、出雲弁発音の文字表記について、いろいろとご意見が出ていますが、
当然、「し←→す」にも当て嵌まります。
発音には地域差もあると思いますが、私個人の意見としては
「“し”に近い“す”」というより、「“す”に近い“し”」という
感じがしています。
 
また、出雲弁をご存知ない方々が読んで発音された場合に、
どちらが実際の発音に近いだろうか?ということを考え合わせて、
ここでは「しーたぶら」を使いたいと思います。
同じ理由+表記は簡単にということから、↑「しぇ」は「せ」としました。
 
●おえがでる
使います。
「吐く」ことで、「ぎゃーぎゃがでー」とも言います。
 
ところで、「こぢく」(こずく)は、ふじし谷さんが提出され、
おくのさん、もりやまさんが確認されたと思いますが・・・



--------------------------------------------------------------------------------
共通のもの 投稿者:こだま  投稿日: 6月 8日(火)05時55分28秒

こちらで言っている共通のものだけ拾ってみます。
けんべき けんびき と言っています。疲れがもとで 体のあちこちに
さわりがでること
「ちーと世話焼きが過ぎたもんだわ。けんびきがでたともえ」

せやせや これはこの通りです。
「そげねせやせやせんこーに すわっちょれれやれ」

そうれんば 葬儀のことを そうれん と言いますね。
「そうれんばは 寺かい 自宅かい わからんかい」

そっとだい 少しも ちっとも でしょうが あまり聞きませんね。
それなら ちーとだり と言います。
「ぎばんだども ちーとだり できじゃったわ」

けたくりゃこ 蹴たくる は言いますが サッカーのことを
けたくりゃこー とは あまり言わないですね。こちらでは 
けたくりこー となるでしょう。

ほじえくーまわす 掘ることを ほぜくる と言いますね。
つつくようにして掘りまわすこと なのでしょう。
「よーねほぜくーまわいて かえって わからんやーねなったがな」

やいやい これは使いますね。ただし やかましいような場合のこと
を言うようです。
「あんまー側から やいやい言わんでよ 困っちょーなはーがの」

などなど。

でしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁訛り2 投稿者:ふじし谷  投稿日: 6月 8日(火)00時52分23秒

び→ぶ は、たしかにそんなにないですね(^^;)
前回の書き込みに書いた例くらいしか思い浮ばないですね〜。
50音表で「ばびぶべぼ」が「ばぶぶべぼ」となっているのも、出雲弁の表記の難しさですね。

長くなってしまいますが、確認していただきたい出雲弁をいくつか載せさせていただきます。
<辞書とは違う意味・表現>
●けんべき・・・疲れ。「くたーべ」と同義語
  (例)「おかかはけんべきがでての、家で寝ちょーに」

●せやせや・・・落ち着きなくそわそわすること。
  (例)(親戚の集まりで)「せやせやせすこに、しゃんと座っちょーだが」
 (関連語)せやずく…「せんせが来らけんてて、そげにせやずくなや」

●ほーげたかばち(つ)・・・ほっぺた

<関連語>
●そーれんば・・・斎場

●そっとだい・・・少しも
  (例)「この煮しめは、そっとだいそけがせんが、なしてだらかの」

●けたくりやこ・・・サッカー(蹴り合いから転じたのか?)
  (例)「けたくりやこすーはいだども、あいまちすーだないず」

●ほじぇくーまわす・・・掘ってぐちゃぐちゃにする
  (例)「だーだらー、せっかく植えた花ほじぇくーまわいたやつは」

<その他>
●ちょーかんぼ・・・おなかにくる(おなか下す)風邪

●いぬわんわん・・・犬

●でんこ・・・ちゃんちゃんこ。綿入り半纏。

●しりたぶら(すーたぶら)・・・お尻

●じゃんじゃん雨・・・大雨。激しい雨。

●おえがでる・・・ゲロが出る。

●やいやいやいやい・・・感嘆詞
  (例)「あんたとこの子はほんにおとなし、いこだがー」
     「やいやいやいやい、家じゃそっとだいそぎゃんことあらせのに」

●おもさも・・・特に注意を払うことなく何かをする
  (例)「おもさもまんず食べたはいだども、のどにせかかっていけだったわ」

●ねんぼんさんぼん・・・しょっちゅう。同義語「いっつもにもに」
  (例)「お前はほんに、ねんぼんさんぼん遊び歩いちょーのー」

●いけたもんだあらせの・・・困ったもんだ。
  (例)「イノシシが田ん中荒かいていけたもんだあらせのわー」


あと、未確認にあった「のんのする」も聞きますが、意味がハッキリしないので実家に確認してから再書き込みさせていただきますね。
本当に長くなってしまって、申し訳ないです(m_m)




○--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁訛り 投稿者:おくの  投稿日: 6月 7日(月)21時26分55秒

ふじし谷さん。
いつもお世話になりありがとうございます。

出雲弁訛りは50音表文字では表せませんよね。そうしたことから、私の出した本や湖西振興機構から出される出雲弁DVD/CDには音声を入れています。(^^ゞ
出雲弁を含むいわゆる「ずーずー弁」は、中舌母音といって、母音を発音するときに舌が上顎にも下顎に着かず口の中で宙ぶらりんの状態で発音するのが特徴だとされています。
出雲弁では、その影響がもっとも表れるのが「じ・ぢ」←→「ず・づ」、「い」→「え」、「う」→「お」、「し」←→「す」、「つ」←→「ち」、「ひ」→「ふ」、「む」→「も」などではないかと思っています。それに比べ「び」→「ぶ」は比較的中舌母音の影響を受けにくいように思っていますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
建瑞 投稿者:おくの  投稿日: 6月 7日(月)20時34分49秒

平田では「建瑞」ですが、大東では「硯水」ですかなんですか。^_^;
ところ変われば・・・・皆さんのところではいかがでしょうか?
方言分布図調査をしてみると面白いかもしれませんね(^^ゞ

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
けんずい 投稿者:こだま  投稿日: 6月 7日(月)19時58分3秒

これは私もかねてから一体どれが と 思っていました。
軒添え 軒瑞 建瑞 おっしゃるように 硯水 など
いろいろあり それぞれどれも意味がある と 考えられます。
まあ それぞれ 自分でこれだ と 思っていればいいでしょう
けれど 諸説紛々 お聞かせ下さい。



--------------------------------------------------------------------------------
けんずい 投稿者:遠藤  投稿日: 6月 7日(月)17時01分59秒

5位だじね。たいげしぇーたもんだ。なんとかしてごせ。鳥谷はもうだすな。赤星はだせ。
岡田はもうやめれ。
とはいっても、まだまだ勝負はこれから、頑張ります。この間、家を建てたときのことが
出ましたが、祝いの「けんずい」を辞書で引くと「建瑞」とありますが、これは確かな話
でしょうか。平田ではほんのことに祝いに「建瑞」と書くのでしょうか。大東では「硯水」
と書きます。すずりの水ぐらい少ない、という謙譲の意味が由来と聞いています。
両方とも当て字なら「けんずい」とは一体なんでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
び→ぶ 投稿者:ふじし谷  投稿日: 6月 7日(月)16時30分14秒

何だか自分の意見のせいで混乱させてしまって申し訳ないです(*_*)

「び→ぶ」についてですが、はっきり「び」が「ぶ」と聞こえるというよりは、「び」と「ぶ」の間位の音に聞こえます。なので、あえてこれを表記すると、「びじん」は「ぶずん」に聞こえます。出雲弁は文章で説明するのはとても難しいです。

あと、「びっちゃ」に関してですが、「びっちゃんこ」という言い方がうちんはたにあります。「濡れしょぼけー」と同じような状態を指します。
(例)「あんたびっちゃんこだがね。早こと着替えんと風邪ふくずね」
訳:びしょ濡れじゃないの。早く着替えないと風邪ひくよ。

わりかしよく使われていると思うのですが、他んとこでは使われないのでしょうか?






--------------------------------------------------------------------------------
び ⇒ ぶ 投稿者:金沢  投稿日: 6月 6日(日)14時31分35秒

たしかに「ハヒフヘホ」と「バビブベボ」は発音が根本的に違いますから そういった訛りの転訛はおこりませんね。双方は同じだと云った私の意見は撤回します。
ただ一つ「ぶっちゃ = びっしょり = べっちゃ と同義」という辞書記載語があります。これは「べっちゃ ⇒ ぶっちゃ」だと思われますから法則外でしょう。「びっちゃ」という擬態語はないでしょうからね。



--------------------------------------------------------------------------------
び→ぶ 投稿者:おくの  投稿日: 6月 6日(日)11時46分13秒

「びんぼう」「びじん」→「ぶんぼう」「ぶじん」とは言わないですよね。

び→ぶ の変化はおきにくいように思いますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
かぶ 投稿者:金沢  投稿日: 6月 5日(土)18時51分3秒

「かぶ」で思い出しましたが、広戸先生は古語に「かぶる」という動詞があってその連用形の名詞句で「カビ」といわれるようになったのではないか、という仮説を立てておられます。
必ずしも「ビ ⇒ ブ」の転訛ではないのかもしれません。まどうでもよいことですが。



--------------------------------------------------------------------------------
こぢく 投稿者:金沢  投稿日: 6月 4日(金)22時35分36秒

森山さん 有り難うございました。おかげさまで「こぢく」という言葉を得ることが出来ました。なお「こぢく」の「チク」は「淡竹(はちく)」の「竹」のことであろうかとも思いましたので一存で「こぢく」と表記させて頂きました。なお、やまがさんの「はぢく」は単に「はちく」の連濁と思われましたのでそのまま「見出し」とさせて頂きます。

【こぢく】
共通語 はちく(淡竹)のタケノコ
用 例 なんてったてて タケノコはこぢくがえっちまいわの
用例訳 なんといっても タケノコははちく(の筍)が一番旨いよね
採取者 奥野[平田] /【はぢく】やまが[ ? ]

「しろこ」は本場の京都あたりでは、まだ土の中に入っていて頭を出していない上物のことをいい、頭を出してしまった物は皮の色も黒ずんでくることから「くろこ」と呼んで並品とする。ことのようです。
したがって色も黒い「真竹のタケノコ」が「くろこ」と呼ばれるのは理屈にあっていると思いますが、本辞書は現場確認主義をとっていますので確認がとれるまでは未処理語扱いとさせて頂きます。奥野さん いかがでしょうか。
もしかすると未処理語彙にある「そこばい」は「しろこ」のことかもしれませんね。





--------------------------------------------------------------------------------
はちく 投稿者:もりやま  投稿日: 6月 4日(金)21時55分19秒

湖陵町あたりでは「こじく」とよんでいます。コジクとマダケの「たけのこ」の
違い。
色  コジク  薄い赤紫 タケノコの先端の「もが」がぐにゃぐにゃ波打っている
   マダケ  黒褐色 斑点がある 「もが」真っ直ぐ
孟宗竹 マダケ コジクの三種類のタケノコでコジクが一番旨いですね。三種の竹林を持っていますが、肥沃な所はコジクも径10cm以上のもありますが、だいたい小さいですね。最近イノシシが増えて、イノシシのおこぼれを人間が賞味しています。マダケは不味いのかイノシシもあまり荒らしませんね。今日 イノシシのおこぼれを採ってきて、今晩コジクの「そけめし」「煮しめ」先端の柔らかい部分の「味噌汁」のコジクづくしでした。 



--------------------------------------------------------------------------------
ひ ⇒ ふ 投稿者:金沢  投稿日: 6月 4日(金)20時42分48秒

ほんとうでしたね。出雲弁では「ヒ」は「フ」になりますね。
「フと(人)がなにいわと〜」⇒「人がなんと云おうと〜」。「フ がとぼー」⇒「灯がともる」でした。
ただ「ビ」⇒「ブ」と濁ったケースがまれで ついうっかりしていました。訛りとしては同じですわね。




--------------------------------------------------------------------------------
かぶ 投稿者:ふじし谷  投稿日: 6月 4日(金)19時39分55秒

カビを「カブ」と言っていることを意識したことははあんましあーませんが、「ひ」が「ふ」の発音になるのは出雲弁ではよくある気がします。

(例1)「ゆんべ、うちやつの畑でくよししちょったが納屋に飛んでの、ふ(火)がでたに。」
「そげでね?!そーでせわなかったかね」
「どげにかこげにかすぐ始末したけんの、なんとだいなかったわね。だども、もちょんぼしほがみしちょったつなら、大あいまつすーとこだったわ。」

(例2)「ふろし(ひろし←人名)、湯が沸いたず。早ことひゃーれや」

出雲弁で「すし」と「すす」が同じになってしまう様に、「布野」と「日野」も似たりよったりで慣れちょらんと分からんげなですわ。



--------------------------------------------------------------------------------
はぢく  こぢく 投稿者:金沢  投稿日: 6月 3日(木)13時17分22秒

やまがさん ありがとうございました。
私がスーパーで買って食べたのは おっしゃるように「はちく」だったのでしょう。というのは「節の中の部分が堅くて食べられなかったのでしかたなく縁の部分だけを食べた」ほど育った、いわゆる「のぼったもの」だったと思われるからです。できるだけ大きくして市場に出す商業主義の所産だったのでしょう。だからこそ「直径が5〜6センチ」もあったわけです。
色や形状はおっしゃるとおり他のページで見た写真のとおりです。

おかげでいろいろなことがわかりました。
1、孟宗のタケノコの次に出てくるのは「はちくの筍」次いで出るのは「真竹の筍」で後者の方は市場性が低い。
2、「はちく」は出雲では「はぢく」の他に「こぢく」と呼ばれている可能性が高い。
3、「真竹の筍」は「くろこ」と呼ばれているが市場性は低い。
奥野さん 「こぢく」の皮の色がわかりませんか ?  それさえわかれば決定できますが。

児玉さん 森山さん わかりませんでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
はちく 投稿者:やまが  投稿日: 6月 3日(木)01時33分52秒

追記です。
金沢さんが食べられたタケノコは、スーパーで買われたものだそうですので、
おそらく「はちく」だと思われます。
「まだけ(くろこ)」が店頭に並ぶことは、まず考えられません。
田舎の、いわゆる100円市ならあるかもしれませんが・・・




--------------------------------------------------------------------------------
はじく・くろこ 投稿者:やまが  投稿日: 6月 3日(木)01時12分3秒

金沢さん、こんばんは。
私が書いたのは「こずく」ではなく、「はじく(はちく)」と「くろこ(まだけ)」です。
で、皮の色ですが、金沢さんが↓で書かれた色とだいたい同じです。
ただ、「はじく」は赤紫色ということでしたが、実際には薄い赤茶色といった方が
分かりやすいかもしれません。
「くろこ」は、茶色に黒い模様が入っています。
太さは生育状況によって様々ですが、どちらも3センチ〜5センチくらいでしょうか。

編集済



--------------------------------------------------------------------------------
こちく 投稿者:金沢  投稿日: 6月 2日(水)23時47分55秒

「胡竹、呉竹」広辞苑にありますね。
ところが同じ広辞苑の「はちく = 淡竹」の項に「中国原産、筍は食用、色=紫、カラチク、クレタケ」とあります。
また「くれたけ」の項には「呉竹、淡竹(はちく)の異称。 ともあります。

実はたったこの間私も食べたのです。「はちく」も「こぢく」も知らなかったのでなにげなく「ああ 今頃採れる種類のだな」と思って食べたのですが・・・。そこで家内に聞いたわけで。「皮の色は何色だった ?」「皮やなんかついちょーへんわね」という答えに驚いて問いただすと「今頃は皮付きのものやなんや スーパーでは売れちょーへんわね ちゃんと皮をむいて灰汁抜きしたものが売られちょーよ」いやはやとんでもない世の中になったもんで。
私の食べたのは直径が 5〜6センチのもので、奥野さんのおっしゃるものとは違うようです。多分奥野さんのは「はちく」で、私が食べたのは「真竹の筍」ではないだろうかと思えてきました。

やまがさん 教えて頂けませんか。貴方のおっしゃる「こずく」と「くろこ」の皮の色と
その直径などの外見はどうなっているのでしょうか ?




--------------------------------------------------------------------------------
こちく 投稿者:おくの  投稿日: 6月 2日(水)20時56分55秒

広辞苑に

こ‐ちく【胡竹】
 雅楽の横笛の材料とする竹。唐土から伝来した。呉竹ゴチク。
 胡竹 で作った笛。古今六帖5「唐竹の―の声も聞かせなむ」

とあるのですが、食べる「こじく」は直径2〜3センチのタケノコです。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
こぢく 投稿者:金沢  投稿日: 6月 2日(水)16時21分48秒

亨保19年(1734)幕府が各地に命じて調査させたときの「神門郡産物帳」なるものが残存しているそうです。
その中の「竹類」の項をみてみますと「真竹、こちく、にが竹、まの竹、しの竹」とあります。これは産物としての竹のことであって「タケノコ」のことではありませんから なんとも云えませんが、少なくとも「こちく ⇒ (連濁して)こぢく」という言い方はあったことになります。しかしその前に「真竹」とあることから、あるいは「こちく = はちく」のことかもしれません。
孟宗竹が中国から渡来してきたのは 十八世紀半ば のようです。つまりこの産物帳が書かれた頃には出雲地方に孟宗竹はまだ存在しないことになりますから、ここに書かれている「真竹」が孟宗でないことは明らかです。
孟宗竹が初めて渡ってきたのはは九州だと云われます。それからあっというまに全国を席巻したのはすごいですね。
以上ご参考までです。



--------------------------------------------------------------------------------
こじく 投稿者:おくの  投稿日: 6月 1日(火)21時42分57秒

マダケのように思いますが・・・・・・・・。
みなさん。いかがでしょうか・・・。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:尋ね人  投稿日: 6月 1日(火)12時48分9秒

金沢さん、答えにくい質問にもかかわらず、教えてくださってありがとうございました。
私はこれからも出雲弁の不思議な魅力を大切にしていきたいと思います。  
失礼しましたぁ〜。



○--------------------------------------------------------------------------------
くる 投稿者:金沢  投稿日: 5月31日(月)22時07分19秒

広辞苑には「人がくる」「客がくる」「春がきた」「試合の日がきた」「明日に来るよ」「それが面白いときている」「野球とくると飯より好きだ」「がたがくる」「そうこなくちゃね」「ぴんとくる」「うまれてくる子供のたるに〜」・・・etc 必ずしも「悪いことの挙げ句」ばかりではないようですね。



--------------------------------------------------------------------------------
こぢく 投稿者:金沢  投稿日: 5月31日(月)21時56分9秒

タケノコについて検索で調べてみました。
通常食べるタケノコには三種類あり「孟宗」「はちく」「まだけ」だそうです。
出る順番は まず「孟宗」その後に「はちく = 皮は赤紫色で美しい」ついで五〜六月に「まだけ = 皮は黒褐色、味は一番劣る」とあります。 やまがさんのおっしゃるとおりです。

奥野さん 「こぢく」は「はちく」「まだけ = くろこ」のどちらでしょうかね。



--------------------------------------------------------------------------------
 ↓ 訂正 投稿者:金沢  投稿日: 5月31日(月)21時09分42秒

奥野さんの論文「出雲弁ててなんだらか」は誤りで「出雲弁について」でした。



--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁 投稿者:金沢  投稿日: 5月31日(月)21時02分52秒

尋ね人さん こんばんは 出雲弁ですかー ? なんという難しいことを ・・・。
1、ルーツ 方言にルーツと云われてもねー。方言はその土地で話されてきた言葉すべてをいいます。たとえば「ばんじまして = こんばんわ」も方言なら「テレビ」も方言です。
ですが、私たちの追い求めている「出雲弁」は 古代から今日まで、この出雲地方で話されてきた言葉のうち いわゆる「現代の標準語または共通語」といわれる言葉以外の言葉や、かつては全国語ではあったがいまでは死語化している言葉などを 仮に「方言」と名付けて後世に残しておこう、という構想のもとで「出雲弁辞書」と銘打って カキコしております。
つまり出雲地方でしかない言葉(俚諺 といいます)も、訛り言葉もすべて拾っておこう、というわけです。
方言にルーツというべきものはありませんが、こういうことは云えるのかもしれません。
即ち「方言のルーツは古代から現代にあり」ということです。もちろん古語とは限りませんが、少なくとも我が国に「漢字」が渡来した「1〜3 世紀」より前の「やまとことば」も「漢字渡来以後の漢字語」も江戸時代に話されていた比較的に新しい言葉やスラングも全部です。

2、出雲弁の種類
方言には通常種類と呼ばれるものはありません。ただし「方言の圏域」というものはあります。たとえば「出雲弁」は西日本方言のうちの「雲伯方言」に属します。
それからまた「何種類あるか ?」とのお尋ねの趣旨はたとえば「松江弁」とか「奥出雲弁」とかがあるか ? との趣旨であろうと思いますが、そういう名称を付した区分はありませんし。だいいち方言圏に県境のような線引きは不可能で 実態は入り組んだギザギザの線にしかなりません。
ただし「北部出雲 = 安来、能義」「松江市」「西部出雲 = 出雲市周辺」「南部出雲 = いわゆる奥出雲」とうの区分で少しづつの違いはあります。
なお、赤来町、頓原町は「雲伯方言圏」とは別の方言圏に属します。
県西部 = いわゆる石見地方も勿論別の方言圏です。

詳しくは表紙ページの「出雲弁ててなんだらか」という論文に 本ページの主宰者である奥野さんが 書いておられますのでご覧ください。



--------------------------------------------------------------------------------
かぶ 投稿者:おくの  投稿日: 5月31日(月)20時17分30秒

たかはしさん。やまがさん。
こーからも、ちょこちょこ書き込みをしてごしなはいね。(^^ゞ

出雲弁には「び」から「ぶ」への変化は無いように思いますので「かぶ」新既登録したいと思いますが・・・・・。

「こじく」の煮しめは平田でも食べますよ。
モウソウチクなどより遅い時期に生える小さい竹のタケノコです。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
変なこだわり 投稿者:こだま  投稿日: 5月31日(月)20時15分33秒

きた というのは どちらかといえば なってはいけないものに
なってしまった つかねばいいものについた ような時に用いる
のだ と思います。つまり 来にゃーよかったのに来たのですね。
「ほったらかいちょくけん 黴が来てしまーたがな 勿体ないのー」




--------------------------------------------------------------------------------
こんにちわ 投稿者:尋ね人  投稿日: 5月31日(月)19時36分4秒

出雲出身の者です。今はちょっと離れに住んでます。
実は今、出雲弁について調べてるんです。そこでちょっとお聞きしたいことがあってカキコさせてもらいました。
突然なんですけど、出雲弁っていつから使われているんですか?ルーツとかはあります?今現在出雲弁って何種類あるんでしょうか?
もしよかったら教えてください。お願いします。
○--------------------------------------------------------------------------------
しめりがきた 投稿者:金沢  投稿日: 5月31日(月)15時19分31秒

「くる」は「春がくる」「頭にくる」「疲れがきた」「限界がくる」・・・etc のように 形のないものに使うことは多いですね。「台風がくる」「そこへ大雨がきて〜」も具象的な表現として普遍的な遣い方です。
それに対して 児玉さんの「しめりがきた」は「カビがくる」と同じ遣い方だと思います。広辞苑等の大辞典にはこの種の引例はありません。
「湿りがくる」は方言だと思いますね。ほかにこのようなものはないでしょうか。
三連負は話にならん。「もう頭にキタ」しゃんこしゃんこせやれ(怒) ! !




--------------------------------------------------------------------------------
はちく 投稿者:遠藤  投稿日: 5月31日(月)08時54分1秒

はちく は今ごろ出てくる竹で細い分ですね。私はもうそ竹のほうが好きですが、
それにしても、三連敗でがっくり来ました。破竹のF連勝ぐらい欲しいですね。



--------------------------------------------------------------------------------
くる 投稿者:こだま  投稿日: 5月31日(月)05時41分27秒

くる は いろいろ使うようです。歓迎しないのに 着くとか
湧いてきた とか言う時に言いませんかしら
「あら 気がつかじゃったが しらん間に 服にしめりが
きちょーが もう梅雨にひゃっただけんのー」



--------------------------------------------------------------------------------
かぶがくる ↓ 訂正 投稿者:金沢  投稿日: 5月30日(日)23時28分36秒

またまた訂正です 槇野本188 P は「広戸本 188 P」でした。ボケがキタようです。



--------------------------------------------------------------------------------
 ↓ 訂正 投稿者:金沢  投稿日: 5月30日(日)23時22分50秒

失礼しました ↓ は 「〜カビがきて ござっちょーがの」でした。



○--------------------------------------------------------------------------------
カビがくる 投稿者:金沢  投稿日: 5月30日(日)23時21分5秒

【カビがくる】
共通語 カビ(黴)が生える
用 例 か なんだー カビがきてござちょーがの
用例訳 これはなんだー カビが生えてダメになっているよ
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
かぶがくる 投稿者:金沢  投稿日: 5月30日(日)23時15分22秒

やまがさん こんばんは 「かぶ」は私は知りませんでしたが広戸先生の「出雲方言とその周辺」という本には「出雲東部では かぶ が強く分布している」とあります。
東部といえば松江も入るのに私が聞いたことがない、ということは私の亡父(明治生まれ)も「かぶ」を使っていなかったということになります。

ですが、広戸先生は出雲市のご出身で元島大文学部長(言語学)で出雲弁の権威です。著書もいくらかあります。その先生が云っておられますから確かですね。
その本には室町時代に「かぶる」という古語があり活用で「かびくされ」と云ったという文献もあるそうです。なお山陽の方は「かべ」が広く分布しているそうです。
単なる訛りの問題ではありませんから本辞書にも残しておきたいものです。

【かぶ】
共通語 カビ(黴)
用 例 きゃんとこへ だいちょきゃ かぶがくーでや
用例訳 こんなところへ 出しておけば カビが生えるぞ
採取者 やまが[ ]

奥野さん いかがでしょうか 普通の出雲弁訛りではありませんし、古語に由来する明らかな方言だと思いますが。槇野本188 Pです。
やまがさん 奥野さん宛てにご出身地(市町村名)をメールしていただけませんか。






--------------------------------------------------------------------------------
カビがくる 投稿者:やまが  投稿日: 5月30日(日)21時27分46秒

金沢さん、初めまして。
「かびがくる」言いますね。
梅雨に入りましたし、これからの時期、よく聞く言い方です。
「か、なんだかい、かぶが、きちょーがの」
「きゃんとこへ、だいちょきゃ、かぶが、くーでや」

「かび」は年配の人が言われると、訛って「かぶ」になりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
カビがくる 投稿者:金沢  投稿日: 5月29日(土)14時41分55秒

「黴がはえる」ことを松江では「カビがくる」が主流です。もちろん「カビがわく」も使いますが。「カビ」のことを「おげ(うげ)」というのは出雲弁ですがここで取り上げたいのは「カビがはえる」の言い方のことです。
「なんと か ござっちょーがの みてみっさい カビがきてー」⇒「なんとダメになっているよ みてみろよカビがはえて」これが松江の言い方です。
醤油の「さざ」の場合は「くる」ではなくて「わく」「うく」のどちらも使います。

広戸先生の「出雲方言の周辺」には出雲では「ハエル、ワク、クル」が主流で「カビがワタル」という言い方もあるそうです。
みなさんのところでは「カビがハエル」をどう云いますか ?




--------------------------------------------------------------------------------
タケノコ 投稿者:金沢  投稿日: 5月29日(土)14時26分2秒

やまがさん はじめまして。 おどろきましたねー そう云われて検索してみたら なんとタケノコの種類の多いこと。秋が旬のタケノコもあるんですねー。
それに代表格の孟宗竹が在来種でなくて中国産とはね。それも江戸時代に渡ってきた比較的に歴史が浅いものとは。
やはり今頃のものは「はちく」でしたか。「くろこ」は初耳ですが多分食べたことはあるのでしょうね。「こずく」は「くろぢく」の転かもしれませんね。

【みょーご】
共通語 茗荷
用 例 しらんうちに みょーごがえっぱいのぞいちょーわ
用例訳 知らない間に 茗荷が沢山顔を出しているよ
採取者 こだま[仁多]
--------------------------------------------------------------------------------
はじく 投稿者:やまが  投稿日: 5月29日(土)11時33分38秒

突然、お邪魔します。
東部八束郡では、「こずく」は判りませんが、「はちく」は「はじく」と言ってます。
「はじく」のすぐ後で真竹のたけのこも出ますが、こちらは「くろこ」と言います。
「はじく」は柔らかいし、甘みもありますが、個人的には「くろこ」が好きです。
さっぱりした、たけのこらしい味です。
 
で、↓で「みょーご(みょうが)」の話が出ていましたが、私のところでも「みょーご」です。
間違っても「みょうが」とは言わず、「竹」がついても「みょーごだけ」です。



--------------------------------------------------------------------------------
タイガース 投稿者:金沢  投稿日: 5月28日(金)21時47分9秒

遠藤さん えけませだったがねー ! 打線につながりがない ! ! !



--------------------------------------------------------------------------------
こずく   にぶ 投稿者:金沢  投稿日: 5月28日(金)21時37分18秒

春の孟宗のタケノコではなくて、今頃から梅雨どきにかけて採れる細長いタケノコがあります。なんとよんでいたかが思い出せないのですが「はちく」だったかもしれません。
「こずく」は「小竹 = こぢく」の訛りかもしれませんね。
児玉さん この細いタケノコの呼び名を教えてください。

「にぶ」はいろいろ調べてみましたがよくわかりませんでした。たしか「鉄筋材」の関係でしたね。もしかすると「鉄筋材の厚み = 二分」ですかねー。



--------------------------------------------------------------------------------
どうぶつ 投稿者:遠藤  投稿日: 5月28日(金)09時05分6秒

ありがとうございました。まさか動物ではないと思ってましたが胴縁ですか。出雲人に
どうぶちの発音は酷ですね。なるほど。にぶ というのはどなたかご存知ないですか。
こづくは知らんですね。すみません。
井川なんとか勝ちました。こんだら、髪つんで出直せよ。今岡最高。



--------------------------------------------------------------------------------
誤り 投稿者:こだま  投稿日: 5月28日(金)06時47分54秒

寺 は 字でした。



--------------------------------------------------------------------------------
いろいろ 投稿者:こだま  投稿日: 5月28日(金)06時46分34秒

まず 胴縁という漢字を当てはめられる 成るほど でした。
とすれば 思っていた ぞうぶつ とは違うものなのですね。
いずれにしても つ を ち と言えない また そのように
聞こえないのが こちらのお年寄りの発音です。

こずく については全然違う動詞のことを 思いだしました。
頭などをついて がくつかせる 小さく砕く また こずける は
小さく砕けることです。
「何にも悪いこたーしちょらんに こずかれたが」「もちーと
こずかにゃーいけんじ」

また こつける こちける という言葉があります。
手足が凍えることです。「つめてーノー こちけて 寺が書けんわ」



--------------------------------------------------------------------------------
こずく 投稿者:ふじし谷  投稿日: 5月27日(木)23時56分22秒

竹で思い出しました。
大きくなるとモウソウ竹になる竹の子は、太くて、こまい頃に食べんと硬てあばかんやになります。それよかえっとえっとほしぇ竹ん子で、しぇが伸びとーやなでも食べらいやなやつを「こずく」と呼んでいます。他んすがどぎゃんふに呼んじゃってだらか気になーました。



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございます 投稿者:たかはし  投稿日: 5月27日(木)22時27分58秒

金沢さん、早速ご覧頂いたようで本当にありがとうございます。

私も、現地で「平田通り」を多分初めて見た市民の一人として、大変嬉しかったで
す。
方言は、ドイツ語でDialekt、当然ドイツ語にも方言あるんのでしょうね。

ところで、誤解を生じているようですが、大人の発音が色々なので、子供ながらに
どう発音してよいのか戸惑っていた単語が、辞書で標準語として実際あるのを発見
した時の驚きを書いただけなんです…よ。
方言って、色々あるから魅力的、それを探索するこの「出雲弁の泉」も素敵なHP
ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
平田市通り 投稿者:金沢  投稿日: 5月27日(木)19時36分58秒

たかはしさん こんばんは 素敵ななページをお持ちなんですね。
私たちの知らないドイツの とある町に 「ひらた通り」がある。なんと素晴らしいことか !

タイガース 井川 だらしがないぞ ! がんばれ !



--------------------------------------------------------------------------------
どうぶつ 投稿者:金沢  投稿日: 5月27日(木)18時43分29秒

どれが正しいかどうかをあげつろうわけではありませんよ。うちらではこう云うが、とか、そう云わないとか あれこれ論ずるのもまた面白いじゃありませんかね。
また、それを話のタネにして話の輪を広げてゆくのも面白いじゃありませんか。

で、「どうぶつ」ですが「たるき」とともに知っていましたので知り合いの大工さんに聞いてみました。
「どうぶつ」は壁用の規格材で「2.1センチ X 3.3センチのものを云うそうです。
ちなみに広辞苑をみてみたら「胴縁 = 壁用の角材」とありました。
ついでに「たるき」は「垂木」で5.4 X 5.4 の屋根用角材のことでいずれも専門用語のようです。
ついでに補修などにあてがう適当材を「ぞうぶつ = 雑物」とは云わないと云ってました。これは松江の一大工さんの話ですが。

タイガース 矢野どころか肝心の井川がこころもとない どうした タイガース !



--------------------------------------------------------------------------------
胴縁 投稿者:たかはし  投稿日: 5月27日(木)18時20分45秒

おくのさん、ここでは初めましてです。たかはしと申します。

書き込みするのも初めてです。このHPは、多分開設された頃に近い時期から、た
まにお邪魔させていただいておりました。
おくのさんには、昨年仕事上で出雲弁のDVD等の作成にご支援いただいてました。
直接お会いする機会が少なくて残念でした、私も4月に異動しましたし…。

どうぶちの話が出てて、小さい頃に、色んな発音を聞いてましたので、一体何が本当
なのかは、大人になってから辞書を引いて発見しました(^^ゞ
「どうぶち」として見つけた時は、ちょいと感動しました、もう20年も前…?

壁・塀・垣などで板を打ち止める下地として、柱と柱に渡す幅の狭い横木。とか、辞
書には書かれています。

ちなみに私が管理人をしているHPでも、以前から温めていた出雲弁の小企画を5月
にアップしました。
ドイツと平田の民間交流のHPです。
ぜひ一度お立ち寄りください。
http://www.pocoanet.ne.jp/hiratakouryu/index.html



--------------------------------------------------------------------------------
どうぶつ ? 投稿者:こだま  投稿日: 5月27日(木)10時46分29秒

どうぶつ でなくて ぞうぶつ なのではないでしょうか。
建築とか修理などの際に 補修などにあてがう適当な材料のことを
たしか ぞうぶつ と言っていましたけど。



--------------------------------------------------------------------------------
やせうま 投稿者:遠藤  投稿日: 5月27日(木)08時43分32秒

やせうま、と、みょうごは使ってました。家を建てたとき、やせうま、とか どうぶつ 
とか大人が言ってたので、やせうまの意味は聞きました。ホームセンターで売っている
真中で折れる脚立です。昔は当然木製であったと思われます。どうぶつ、ててなんです
か。いまだにわかりません。そのほか、鉄筋のことを、にぶ とかいってたような覚え
がありますが何のことですか。
みょうごはみょうがの子ではなくて、がとごがまぜこんじゃになったものだと思います。
それにしても、タイガースはどげしたもんだい。矢野がさっぱ打ちませんじね。





--------------------------------------------------------------------------------
やせんま 他 投稿者:こだま  投稿日: 5月27日(木)05時42分8秒

色々問題を投げかけたようですが 恐らく どの説が正しいとか
ではなくて 「そうかなあ」と拝聴する位でどうですか。

木で作った脚立 かなり頑丈な大きいものでして 大工 庭木など
重宝に使われたもので 今では 金属製に取って代わられています。

茗荷の子 というのも 一説でしょうが ご と が の区別が
はっきりしないのも こちらの特徴のようです。

こちらは あ行が 長音になったり 「ん」になったり よくあります。

「〜だともえ」は 予想に反した場合「それは 〜だと思いなさいよ」
つまり おっしゃるように と思え が 縮んだのでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
やせうま  ほか 投稿者:金沢  投稿日: 5月26日(水)23時52分48秒

検索でみますと一般的に「やせうま」というのは木を組んで作った「背負い具」のことのようですが ? 「脚立(きゃたつ)」のことなんですか ?
「みょーご」は「みょうがの子 ⇒ みょうがご ⇒ みょうご」と変化したものではないでしょうか ? いずれにせよ、どれも私は聞いたことがありません。

奥野さんご指摘の「お段 ⇔ あ段」の転訛法則はないようですが。
「〜とモえ ⇒ 〜とマえ」は「〜とおモワっしゃれ」の混合形ですね。 



--------------------------------------------------------------------------------
出雲弁訛り 投稿者:おくの  投稿日: 5月26日(水)22時46分16秒

○「あ段」→「お段」の変化
「みょうが」→「みょーご」
○「お段」→「あ段」の変化
「やもめご」→「やまめご」
「あ段」「お段」の変化は出雲弁の一般的な変化では無いように思うのですが、このほかにも用例が有るのでしょうかね・・・^_^;

「やせうま」はインターネット検索したところ一般的な用語ではないように思いますがいかがでしょうか。

では、では、ご意見をお聞かせください。m(__)m






--------------------------------------------------------------------------------
やせうま 他 投稿者:こだま  投稿日: 5月26日(水)12時06分5秒

やせうま おっしゃるとおり 木製の脚立のことで やせんま と
なまるわけ あ行は ん になったり 長音になったりですね。

やもめご 成るほど と思いました。




--------------------------------------------------------------------------------
やせうま 投稿者:遠藤  投稿日: 5月26日(水)08時45分7秒

やせうま というのは脚立のことで大工さんが良く使うものですが、どうぶつ、ばらす
などと同じで業界用語のような気もしますが、どうですか。ちなみに関東、東北では
やせうまとは背負子のことだそうです。
みょーご、と みょーが は同じもんです。ただし、みょーが竹とは言うが、みょーご
竹とは言わないです。
やまめご など聞いたことはありませんが、やもめ子のなまりではありませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
だんだん です。(^^ゞ 投稿者:おくの  投稿日: 5月25日(火)20時50分1秒

児玉さん。
ありがとうございました。
6月定期更新に使わせて頂きます。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
語源の訂正 ? 投稿者:こだま  投稿日: 5月25日(火)10時43分32秒

やくしや 薬師屋 といっていましたが 薬種屋 か
わかりません。薬局のことです。
--------------------------------------------------------------------------------
用例 各種 投稿者:こだま  投稿日: 5月25日(火)05時52分3秒

あまりいいのではありませんが

まんぐわ(田植前に 田を平らにするための道具)
 「まんぐわもすんだけん 苗を投げ入れてごっさいよ」

みつきごし(命日の具合で満中院が三月越しに跨ること) 
 「49日が三月越しになっちゃーえけんけん 35日にしてしまわーや」

みょーご(みょーがのこと)
 「知らん間に みょーごがたくさんのぞいちょーわ」

むこーざしき(玄関を挟んで向こう側の部屋)
 「まーそれー 向こう座敷へでも片付けちょいてよ}

むねのもち(棟上の時の角餅 縁起もの)
 「こんなは素早いけんのー また角餅ーねらーちょーじ}

むらげ(たたらぶき作業の棟梁)
 「むらげさんの 砂鉄をくべてだ所作は きりっとしちょーのー」

やくしや(薬師屋 薬局のこと)
 「はよー やくしやへ行って かーて来てごせよ」 

やせんま(木製の足継ぎ台 今はアルミやスチール)
 「ちーと とわんけん やせんまー持ってきてごせよ」

やまめご(私生児)
 「連れて戻っちゃった児は やっぱー やまめごかや」

   などなど如何でしょうか
 




--------------------------------------------------------------------------------
未確認語の山・・・大歓迎 投稿者:おくの  投稿日: 5月24日(月)19時40分20秒

未確認語の山・・・大歓迎ですよ(^^ゞ
未確認語彙の中から確認されて新規登録した語彙は200語をくだらないと思います。
「てんちらまんちら」など4年ぶりに確認された語彙もあります。
未確認語は宝の山です。
森山さん。
宝の山をもっと大きくしてください。
よろしくお願いいたします。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しもらかす 投稿者:金沢  投稿日: 5月24日(月)17時50分11秒

既載「しもー = くすぶる」の他動詞です。
「だーだかいな 風呂でしもらかいちょーもんは けむたてえけのわー」。




--------------------------------------------------------------------------------
さんどのちょーしき 投稿者:金沢  投稿日: 5月24日(月)15時38分20秒

「おふざう に する」こんな尼子さん時代の言葉が残っているとは、湖陵素晴らしいとこですね。
さて「さんどのちょーしき」初めて聞いた言葉ですが槇野先生の本にも載っている言葉です。槇野本 ⇒ 「さんどのちょうしき = 三度の食事」「ちょーしきじぶん = 食事どき」とあげられております。

意味は私にもよくわかります。また古語の世界に入りますが「じき」というのは和語の古語で「食事」のことです。「こつじき = こじき」は「食事を乞うもの」の意ですし、「じきろう =  食籠 = 食べ物の入れ物」で現代もわずかに残っております。
「ちょう」はこれまた古語で、歴史的仮名遣いでは「てふず」「てうず」で「調える = 支度する、準備する」という意味の和語です(以上は古語辞典から)。
ですから「ちょうしき」は「調えられた、定例の食事」ということになります。
言葉の由来はともかく「三度のちょーしき」「ちょーしき」は槇野本で確認されますから
辞書に登載されるべきものと考えます。ただ「三度の〜」は余分ですから登載語としては「ちょーしき」だけでよいのではないかと思います。ちなみに我が国では戦国時代までは一日二食でした。さすがは湖陵 古語の山ですね。

【ちょーしき】
共通語 (定例の)食事
用 例 隠岐にえきたら三度のちょーしきに刺身がでたわ
用例訳 隠岐に行ったら三度の食事に刺身がでたよ
採取者 もりやま[湖陵]




--------------------------------------------------------------------------------
お礼 投稿者:もりやま  投稿日: 5月23日(日)21時23分52秒

"おーざにする"確認はとれませんでしたが、皆さんにいろいろ話題にしていただき、有り難う御座いました。金沢さん湖陵の言葉をもっと聞きたいと、おっしゃっていますが湖陵には独特の方言が数多く残っているようですね。今年の三月から"出弁の泉"を拝見するようになり、手当たりしだいに出雲弁候補を、奥野さんにメールしました。ところが採取者が、尼子さん時代の人間なのか、生まれてこのかた七十年、湖陵より一歩も出たことの無いためか、未確認語の山を築き申し訳なく思っています。
面白そうなのを一つ
"三度のちょーしき"
用例1  隠岐旅行したら、三度のちょーしき刺身が出た
用例2  子供のころ「わー(お前)は、三度のちょーしき食い物のくず(文句)言う。えんまに罰があたって、ほえた(乞食)に出ーやになるぞ」と祖母に食事どきに諭されました
用例訳 食事のたびに
奥野さんにメールしたら確認されました。湖陵だけの方言でなさそうですが 
--------------------------------------------------------------------------------
おーぞー なり 投稿者:金沢  投稿日: 5月20日(木)19時07分5秒

なるほど漢字語というわけですか。私も第一感ではそれでした。でもねー「大雑把」は
どうも和製漢字語(漢語ではない)のような気がします。ということは「大雑把」が語源ならこの言葉は江戸時代以降の かなり新しい言葉 ということになります。

私はかなりの自信をもって 次の 和語語言説をとりたいと思いますね。
古語に「おほぞう  ⇒ おーぞー(おほざう とも書く) = あふれたさま、いい加減なさま」というのがあります。これは「〜ナリ活用の形容動詞」です。
ナリ活用ということは「おーぞー なり = おーぞー だ = あふれている様、いい加減だ」となり「おーぞー な = いい加減 な」「おーぞー に = いい加減 に」と活用できます。
つまり「ちと おーざにして〜」は「もう少し あふれさせて(いい加減に)〜」ということになります。

つまり「大」を「オー」と読むのは和語読みで、漢音では「ター、タイ」です。「おふ、おう」という和語に「大」を充てたのは漢字渡来以降のことです。同じような経緯を踏んだもので「大きい」の語源である「おほき ナリ」という古語の形容動詞があります。これも後世に、漢語でも同じく「大きい」の意味をもつ「大」の字を充てて「大きい」と読ませたものです。
私はこれだと思いますね。

  



--------------------------------------------------------------------------------
いい加減な私見 投稿者:こだま  投稿日: 5月20日(木)05時28分7秒

おーざ 〜 大ざっぱ 〜 適当な 〜 まあまあ程よい



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵町の方言 投稿者:金沢  投稿日: 5月19日(水)20時15分59秒

わださかさん こんばんわ そうですね、方言は谷一つ山一つで変わると云われています。湖陵は旧安農郡に隣接していますから当然石東の影響があるでしょうしょうね。現に松江市と出雲市でもかなりの違いがあります。児玉さんの仁多とも違いがあります。
ですが、雲伯方言の神髄とされている根幹の特色はみんな共通ですね。

そのことは、森山さんの「おーざにする」の用例をみれば合点できますね。「ソバのかけしーが そはいーは ちぃーと おーざにして・・・」 ← 出雲弁以外のなにものでもないですねー。
こちらの方は ちと種切れの感がありまして、湖陵の方言をもっと聞きたいです。



--------------------------------------------------------------------------------
おーざにする 4 投稿者:わださか  投稿日: 5月19日(水)17時50分7秒

加茂です。聞いたことがありません。
湖陵町というのはかなり独特の言葉が多いのではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
おーざにする 3 投稿者:おくの  投稿日: 5月18日(火)19時35分6秒

平田でも聞いたことが無いように思いますが・・・^_^;
皆さん。いかがですか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
おーざにする  2  投稿者:金沢  投稿日: 5月17日(月)22時07分31秒

森山さん ソバを打ったんですか。いいですねー。私も打ちよったもんですが、もう二十年も打ったことがありません。麺棒も少しソリが出て使い物になりません。亡きおやじが細工師に特注で作らせた 樫の木のいい麺棒だったのに。うっかりしてタテスケてしまっていたもんでソリが出てしまいました。あれ横にしてしまうものなんですね。
しかし、そろそろ夏ソバですよね。新ソバが待ち遠しいことですね。

「おーざにする = 薄くする」もちろん初耳ですが。いろいろと調べてもみましたがさっぱりわかりませんでした。発音的には漢字語みたいな気がしますけど。



--------------------------------------------------------------------------------
おーざにする 投稿者:もりやま  投稿日: 5月17日(月)20時30分30秒

久しぶりに蕎麦をうちました。
用例
「蕎麦のかけしーが、そはいーわ。ちいーとおーざにして、あまんけもしたら」
用例訳
「蕎麦つゆ が塩辛いから、少し多めにして薄くし、甘みも加えたら」
当地の年寄りはこんな会話をしています。「おーざにする」湖陵町あたりだけでしょうか。よろしく。 



--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしません 投稿者:金沢  投稿日: 5月17日(月)19時43分6秒

なかなか面白いのでもう少し こ理屈をこでてみます。
「きちょーしません」をこのままで分解してみますと「きて おりゃ し ませんか ?」この「〜し〜」は「する」の連用形の「し」で、それに丁寧の助動詞「ます」の否定形「ません」がくっついたものです。
つまりこの「し ます」の「し」は云ったからには省略はできない語形になっています。

「きちょー ません かいね」と云えばすむのに「きちょら(りゃ) し ませんか」と言い回すこの形は方言ではないかと云っているわけです。

とはいうものの、こんな言い方があります。「私は帰りませんよ」を強調していう言い方で「私は 帰えりゃーしませんよ」という言い方がありますね。
「来ておりゃー しません かいね」やっぱり普通にある言い方ですかね。 



--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしませんか 投稿者:こだま  投稿日: 5月17日(月)16時22分45秒

色々考えられるものですね。私は 来ちょーしませんか
は 来ちょりゃー や 来ちょらりゃー の省略だ と
簡単に考えるのですが。



--------------------------------------------------------------------------------
〜られしません 投稿者:金沢  投稿日: 5月17日(月)13時36分21秒

なるほど尊敬語を重ねることによって、より尊敬の意を表す、ですか。
たとえば「来ておられるよ」と「来ておられますよ」では明らかに後者が丁寧ですわね。

でも、私が問題にしているのは「きちょーしませんかいね」という言い方のことです。
これは丁寧の言い方ではなくて、後段の「〜ませんか」は明らかに対象人物に対する敬意ではなくて、今話しかけている人に対する敬意です。
つまり「うちの子供が来てないでしょうか ?」のことです。これを「〜しませんか」という丁寧語で結ぶ言い方が、出雲弁にはあるのに一般語にはないのではないか、という疑問です。結びが「〜ます」なら普通ですが「〜します」にする言い方があるかどうかです。

原文にかえって「うちん子が 来ちょーしませんかいね」これを普通の言葉に直すと「うちの子供が 来ていは しないでしょうか」になるような気がするわけです。こんな会話語は普通ではありません。普通は「〜来てないでしょうか」ですわね。
だから「〜来ちょー シマセンカ」というのは出雲弁の特徴ではないかと思うわけです。
--------------------------------------------------------------------------------
尊敬語になると 投稿者:こだま  投稿日: 5月17日(月)05時21分50秒

ちょっとのことでも 言い回しがいろいろあるものですね。
こちらでは 来ちょらっしゃりゃーしませんかいねー と
やや 尊敬の意をこめて 言いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしません 投稿者:今岡  投稿日: 5月16日(日)19時22分11秒

みちかしことはわかりませんが、

@
問 :〜が「きとー(し)ませんかいね」「きておー(し)」ませんかいね」「きてお(と)らしませんかいね」「きとーますかいね」「きとってかね」(通常語)
答 : 「きとらい(し)ます(せん)よ。」「きとーなー(なはらん)よ」「きとってだじね」
A
問 : 〜さんが「きと(てお)らいませんかいね」「きとらいますかいね」「きとらい(られー)(れん)かね」(尊敬語)
答 : 「きとらいます(せん)よ。」「きとられー(ん)よ」「きとらい(られー)(れん)わね」

などなど、いろいろ使いますね。





--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしません 投稿者:金沢  投稿日: 5月15日(土)22時22分2秒

そうです。「来ておる しません」という言い回しはないでいから、おっしゃるとうり「来ておラ(リャ)しません」という未然形での接続になるわけですが。
こういう言い回しが日常語として普遍的にあるかどうかが問題なので・・・うーむ。
「あラしまへん」という言い回しが関西にありまかわね。「おラしません」うーむ・・・
「おラしません」やはり普通の言い回しですかね。「居る」で考えたからひっかかったもんで「居るしません」なんてないですからね。「おる」ならありますかね。



--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしません 投稿者:こだま  投稿日: 5月15日(土)19時52分36秒

来ちょりゃーしませんだらーか の 省略で
来ちょーしませんか と言うのではないか と
思います。ませんでしょうか が ませんか に
なったのでは ?



--------------------------------------------------------------------------------
〜ちょーしません 投稿者:金沢  投稿日: 5月15日(土)17時45分48秒

「うちん子が きちょーしませんだらか ?」→「うちの子供が来てないでしょうか ? 」この「きちょーしません・・・」という言い方は「来ちょらしません = 来てはしない」つまり「来ておりは しませんか ?」という言い方でしょう。このような会話語は一般的ではありません。
よく云えば「謙譲の出雲弁」悪く云えば「なんか おずおずとした引っ込み思案の〜」と云えなくもありません。
いかがでしょうか。 



--------------------------------------------------------------------------------
ねき 投稿者:金沢  投稿日: 5月14日(金)00時41分43秒

今岡さん こんばんわ 「ねき = 側、近く」はほんとに西日本方言なんですね。
西日本といっても関西以西ではなくて おっしゃるように名古屋を含むあの辺りから西のほとんどの地域に分布していますね。京都はもとより近畿、山陽、山陰、四国殆ど全域じゃないのかな。いやー 驚きましたねー。



--------------------------------------------------------------------------------
「ん」ぬけ 投稿者:今岡  投稿日: 5月13日(木)23時35分10秒

金沢さん
確かに否定形で「ん」を抜きますね。省エネでいいんではないかと思います。出雲弁の特徴の一つですよね。
ところで、「爺と婆の世間話」の「ねき」で思い出しましたが、昨日名古屋から上京した人と品川の某重工業会社に行った際、その人が確かに「ねき」と言ったのには驚きました。「西日本中心に使う」と奥野さんお註釈にありましたが、名古屋の人も使っていました。無論意味は我々が使うのと同じで、何だか安堵感を抱きました。




--------------------------------------------------------------------------------
否定形の  ん抜け 投稿者:金沢  投稿日: 5月13日(木)17時05分19秒

よく考えてみると、節約好きの出雲弁では否定形の「ん」が省略されますね。
本辞書にも「〜なかった = 〜だった」がありますが、これなども「行かなかった → えかんだった → えかだった」となるわけで、要するに否定の部分を省略しているわけです。
「〜なかった = 〜だった」以外でも「そらいけませだったね = それはいけませんでしたね」「おまえは こでもえ = お前は こなくてよい」「しゃんことまで さでも〜 = そんなことまで しなくても〜」・・・どうも節約の好きな出雲弁です。



○--------------------------------------------------------------------------------
たこにあがー2 投稿者:おくの  投稿日: 5月12日(水)20時15分3秒

おっしゃるように辞書にも登録したほうが良さそうですね。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
たこにあがー(る) 投稿者:金沢  投稿日: 5月12日(水)17時09分2秒

奥野さん 「たこにあがー」は槇野本にもあるように出雲弁としては確立した慣用句だと思います。既に「生活と言葉」で取り上げられてはいますが なかなか面白い言葉のように見受けられます。
「物が風をはらんで舞い上がる」ことを凧になぞらえて表現したものであることは間違いないでしょう。 この際辞書にも取り上げたらどうでしょうか。

【たこにあがー】(凧にあがる)
共通語 舞い上がる、(布団などが)めくれあがる
用 例 こらこら あげんちばえーなや 炬燵の布団がたこにあがっちょーがな
用例訳 こら そんなに(炬燵の中で)暴れるな 布団がめくれあがってしまってるぞ
採取者 KEN[八雲]
記録者 (金沢:松江)
--------------------------------------------------------------------------------
たこにあがー 投稿者:もりやま  投稿日: 5月11日(火)23時03分15秒

小さいころ、兄弟喧嘩して炬燵の中で蹴りあったりすると「炬燵のなかで、ちばえーな、布団がたこにあがー」と怒りながらめくれた布団を直し、手でパタパタと端をおさていた祖母をおもいだしました。



--------------------------------------------------------------------------------
たこにあがる 投稿者:金沢  投稿日: 5月11日(火)17時06分30秒

「たこにあがる」は子供などが炬燵布団の中で暴れて炬燵布団がめくれあがった時などに「こたつが たこにあがる」というそうです。「こらこら あげんあばれーだねが 炬燵がたこんあがっちょーがな」。槇野本によりますと「ゼニがなーなって財布がたこにあがったわ」などとも使われるようで、要するに「舞い上がる」の意味ではないでしょうか。
だとすると「気分が高揚すること」を「舞い上がる」とも言いますから遠藤さんの場合にも当てはまるのじゃないですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
たこになる ? 投稿者:こだま  投稿日: 5月11日(火)16時49分4秒

ぎゅうぎゅうづめ のことかもしれませんね。しつこく同じ話
を聞かされて 耳にたこができーやーだ とか 耳にたこができたわ
とか たこがついたわ など 言ったりしますが ちょっとわかり
ませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
たこにあがる 投稿者:遠藤  投稿日: 5月11日(火)16時46分11秒

すみません。言われて気づきました。たこにあがるでした。



--------------------------------------------------------------------------------
たこになる 投稿者:金沢  投稿日: 5月11日(火)16時12分52秒

はじめて聞きました。「たこにあがる」ならわかりますが「たこになる」ねー。お手上げです。「白足袋、黒足袋」も聞いたことがありません。
児玉さんか森山さんならご存じかもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
たこになる 投稿者:遠藤  投稿日: 5月11日(火)12時50分20秒

こないだ連休で帰省したときに聞いたのですが、「たこになる」とは
「蛸になる」ではなくて、人が部屋にぎゅう詰になって盛り上がって
いるような様子のことだそうです。「高うなる」ということではないか
と思われます。もちろん私のような若輩者には初めて聞く言葉でした。
そのほか「白足袋、黒足袋」ということも聞きました。挨拶で「このた
びは・・・」などと言いますが、その口上が分からないときは、下を
向いて「黒足袋、白足袋・・・・」と繰り返せと言うことだそうです。



--------------------------------------------------------------------------------
タイガース 投稿者:金沢  投稿日: 5月10日(月)19時06分13秒

遠藤さん こんばんわ 今年のタイガースは えだいわりだいよわかーませんわ ま 去年みたやなチーム状態は五十年に一度あるかないかでしょうがね。なんててオールスター前にマジックが点灯しただけんね。あげなことがつづきゃ よーに日本のプロ野球がつぶけましょぞね。星野さんも運のいい人ですねー。
藤村はお客さんを喜ばすことでは天下一品のショーマンシップをもった選手でしたね。
一度だけ藤村が松江にきたことがあります。サードゴロを取り損なった時に 前を足で掘るような仕草をしてみせるんです さもグランドが悪かったかのようにね スタンドから「わかった わかった」という声が飛びましたね。
その藤村も指導力はなく、監督としては見事に失敗しましたね。天才と呼ばれた大下も監督では失敗しました。「名選手必ずしも名監督ならず」は本当だと思いましたね。
名選手で成功したのは川上、プレーイングマネージャーとしては「グランドにゼニがおちとる」で有名な山本一人(後の鶴岡)と、それを受け継いだ野村が目だちますね。
かにしろラジオでしか聞くことが出来ない時代の話です。



--------------------------------------------------------------------------------
たいらか 投稿者:遠藤  投稿日: 5月10日(月)17時05分0秒

たいらかとは言わなかったですね。ひらべったい、か、たいら、でした。
藤田平と言う選手がいましたですね。関係ないか。
そういえば、金沢さんは「藤村」とか「バッキー」とか古くからのフアンなのですね。
私は、カークランド、小山、村山、切り通し、などですね。今までで一番良かった
選手は佐野です。真弓も良かったね。




--------------------------------------------------------------------------------
たいらか 投稿者:こだま  投稿日: 5月10日(月)05時40分13秒

わかりますけど こちらでは いいませんね。
ひらべったい ひらたい でして 平 の字から
きているようです。
「登っていってみっさい。ひらべったーて 広いとこがあーよ
あげな山だけんのー」など。



--------------------------------------------------------------------------------
たいらか 投稿者:金沢  投稿日: 5月 9日(日)17時35分0秒

以前 提出したことがありますが 今でも使っている現役語です。こないだ家内も使っていました。
「たいらか」は古語です。「〜たいらかなるところありて〜」。現代語にはないでしょう。
「ちょっこ 登ったとこに たいらかんなっちょーとこがあーだらが・・・」→「ちょっと登ったところに たいらになっているところがあるだろうが。
「もちと 底が たいらかだとえだどもの」→「もう少し底がひらたいといいけどね」。
「たいらか = たいら、ひらたいこと」本当にみなさんのところでは使われませんか ?

--------------------------------------------------------------------------------
〜んなん 投稿者:金沢  投稿日: 5月 9日(日)17時13分31秒

ありましたね。失礼しました。必ず否定形につきますから「〜んなん」でよいと思います。
お騒がせしました。



--------------------------------------------------------------------------------
〜んな(ら)ん 投稿者:おくの  投稿日: 5月 9日(日)16時56分40秒

仰るように否定形につくことから「〜んな(ら)ん」としていますが、分かりにくいのでしょうかね・・・^_^;
記載方法を変更したほうが良いのでしょうか・・・^_^;

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
〜なん 投稿者:金沢  投稿日: 5月 9日(日)15時44分55秒

「あげんまでして毎日のやにパチンコにえかんなんもんだらかの」→「あんなにまでして毎日のようにパチンコに行かなきゃならないものだろうかね」。
「なして おらが しゃんことまで さんなんだかいの」→「どうして俺がそんなことまで しなければならんのだかい」。
つまり「〜なん」は否定形について「〜ねばならない」を一語で表す言葉ではないでしょうか。
どうしてこんな日常語が今までと思いますが、既載だったらごめんなさい。



--------------------------------------------------------------------------------
会話の語尾2 投稿者:おくの  投稿日: 5月 9日(日)08時58分14秒

森山さん。書き込みありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

会話の語尾は各地それぞれ特徴をもっていますよね。「〜だべ」が付けば東北弁、「〜だす」が付けば近畿地方、「〜じゃ」が付けば山陽方面と、だいたいの検討がつきます。(^^ゞ

では、では、m(__)m





--------------------------------------------------------------------------------
〜けん  〜だじ 投稿者:金沢  投稿日: 5月 8日(土)14時37分31秒

「〜けん」も「〜じ」も特徴的ですが「〜けん」は九州や兵庫にもわりあい広く分布しているようです。ご存じでしょうが、石見や山陽圏では「そうじゃけー」の「〜けー」ですね。

偉そうに語源について知識をひけらかしますと。
「〜けん」は古語の「〜けにや = 〜の故であろうか、〜からであろうか、〜のためか」から転じたものとされます。
「大鏡」→「御手もわななく けにや(矢は)的のあたり近くだに寄らず〜」→「手が震えたからであろうか(矢は)的の近くにさえ届かず〜」。この「keniyha」の後半が消えて「ken」が残ったものとされます。

また「〜じ」という終助詞は、これまた古語の「〜ぞえ」が残ったものであろうとされます。近代語としては「俺は 行かないぜ」「そうだぜ」など「〜ぜ」として残っています。





--------------------------------------------------------------------------------
けん だじ 投稿者:こだま  投稿日: 5月 8日(土)05時44分27秒

〜けん 〜だじ 確かに特徴的な出雲弁ですね。確認して
意味を強めるわけですが 地域の庶民気質が含まれている
ように思います。
「えわれてから はよーせんけんだがな 今度からは すぐ
取りかかーやーにすーだじ」 など如何ですか。



--------------------------------------------------------------------------------
会話の語尾 投稿者:やまだ  投稿日: 5月 8日(土)04時18分40秒

普段神奈川に住んでいるので、帰省したおりに久しぶりに生粋の出雲弁を聞いて
会話すーときの語尾が気になりました。

自分が子供ん頃(昭和40年代ですかね)は会話の語尾が「〜だず」、「〜だが」
だったことが多かったように記憶しているんですが、『こないだ』帰った時は
「〜だけん」と「けん」をつけることが多いように思いました。
「そげだけん」「〜しちょーますけん」ってな感じです。

辞書には『〜けん』は「〜から」で登録してありますが、久しぶりに聞くと「ズーズー弁」
じゃなくて「ケンケン弁」かと思うほど耳につきましたわね。
ちょんぼしおもしろいなーと思いました。




--------------------------------------------------------------------------------
足のべー 投稿者:やまだ  投稿日: 5月 8日(土)03時46分42秒

こだまさん、金沢さんご説明ありがとうございました。

意味としてはやっぱり足を伸ばしてくつろぐ、安楽にするがしっくりしますね。

また金沢さんご指摘の通り「のべー」単独では使いませんわね。
「足のべー」「足のべる」と「足」との組み合わせでしか使わないので
「のべー」ではなく「あしのべー」で登録してあることが納得できました。
やっぱ出雲弁はおもっしぇわー。




--------------------------------------------------------------------------------
タ止め の 調理法 投稿者:金沢  投稿日: 5月 7日(金)20時51分18秒

【〜た[3]】
共通語 〜たの、〜たもの(調理法を表す「タ止め」の用法)
用 例 (1) いまごら たけんこの煮た がまいがー
    (2) 今夜のおかずは 鰯の焼いた だでね
用例訳 (1) 今頃はタケノコの煮たのが 旨いよねー
    (2) 今夜のオカズは 鰯の焼いたのだよ
説 明  出雲地方では調理法を「○○の煮た」「○○の焼いた」で表現し「〜たの」
の格助詞「〜の」は省いて言う。なおこの格助詞「〜の」は「これは 誰のだ ?」の「〜の」。

採取者 金沢[松江]




--------------------------------------------------------------------------------
足のべー 投稿者:金沢  投稿日: 5月 7日(金)19時44分24秒

やまださん こんにちわ ご帰郷でしたか。
「足のべー」ですが「あしのべー」で載っていますが ? 
ただ「足をのべる」を単に「足を投げ出した座り方をする」とするよりおっしゃるとおり「安楽にする」という本来の意義を添えた方が実状を示すことになるでしょうね。
また、これは「足のべる」とセットにしないと方言にはなりませんわね。


--------------------------------------------------------------------------------
足のべー2 投稿者:やまだ  投稿日: 5月 7日(金)19時14分24秒

やまだです。
「のべー」でチェックしてなかったので、アップしましたが、
「あしのべー」で登録してありましたね。チェック不足でした。
ではでは。



--------------------------------------------------------------------------------
あしーのべー 投稿者:こだま  投稿日: 5月 7日(金)19時05分42秒

あしーのべて くつろげや または あしーのばいて休むだがな
文字通り くつろぐために 寝転んで 手足を伸ばしなさい と
いう状況を示している と 思います。
くつろぐ ということの表現に あしーのべー は まさに適切だ
と思います。
 



--------------------------------------------------------------------------------
足のべー 投稿者:やまだ  投稿日: 5月 7日(金)18時16分12秒

やまだです。
こちらでも御無沙汰しとーました。

久しぶりに出雲に帰省したら、出雲空港降りたとたんに出雲弁シャワーですがね。
数分後には自分も何の違和感なく喋っとっておべましたが。

で、本題ですが、家についたら母親が
「そげん、かしこまちょらんで、はやこと足『のべー』だわー」
てて言っとーましたが。

足をのばしてくつろげよってな感じだども、出雲弁辞書にのっちょらんかったんで
投稿してみましたがね。皆さん、どげですかいね。




--------------------------------------------------------------------------------
せかかる  つかかす  3  投稿者:金沢  投稿日: 5月 7日(金)17時53分41秒

「せかかる」は「しぇかかー = 詰まる(ひっかかる)」で登載されています。
「せかる = ひっかかる」の強調語であるとする 児玉説に賛成ですね。

「つかかす」は使いますね。だいたい「咳が つく」は共通語として聞いたこともなく、それ自体が方言のような気がしますけど。広辞苑によると「吐く = つく」があり「へどを つく」というように「口から出す」という意味が古語ではあるようです。
それが残って「嘘を つく」があると思いますが「つかかす」はそれを所謂「かす動詞」にしたものでしょう。方言ですね。

【つかかす】
共通語 吐き出す
用 例 おじじ えらい咳つかかいちょってだが せわねかや
用例訳 おじいさんが たいそうせきこんでおられるが 大丈夫かい
採取者 ふじじ谷[  ]
記録者 (金沢:松江)
--------------------------------------------------------------------------------
せかかる つかかす 投稿者:こだま  投稿日: 5月 7日(金)13時46分41秒

また 訳のわからんやーなことですが  
せかかる せかる は同義語で せかかるの方が 意味を
強めているのではないでしょうか。せく は 堰く だから
引っかかる ということにつながるのではないでしょうか。

つかかす は もともと 咳がつく その状態を つかかして
いる と見たのではないでしょうか。

「あー 何だい そこに せかかっちょーやなじ 取っちょかにゃー」
「えらい咳ーつかかいちょってだが 心配だのー」 など。  
 



--------------------------------------------------------------------------------
半世紀差 投稿者:ふじじ谷  投稿日: 5月 7日(金)08時21分8秒

金沢さんも森山さんが、戦前生まれの方とは…いや、まげにおべたわ〜。自分と金沢さんは、ちょうど半世紀年の差があるんですね。自分も50年後、わけもんに負けらすこにパソコン操れーやなといいがの〜。

ところで、風邪をひいていて気づいたのですが、「せ(しぇ)かかる」「つかかす」をご存知の方いらっしゃいませんでしょうか?

「せかかー」
例;タンごろがのどにせかかって、せつてならんがの
訳;タンがのどに引っかかって、苦しくていけんわ

「つかかす」
例;咳つかかちちょーやなども、はやこと湯のくもーで寝らんと悪りなーず
訳;ずいぶんと咳しとるみたいだけど、早く湯のくもりで寝らんと悪くなるよ

「せかかー」のほうは、「せかー」として辞書に載っていましたが、違いはあるのでしょうか?よろしくお願いします。



--------------------------------------------------------------------------------
はじめまして 投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)23時22分53秒

森山さんはじめまして 金沢と申します。戦前とおっしゃっているところをみますと相当のご年配と拝察いたします。ちなみに私は松江で生まれ育ち、生涯を松江で過ごした 昭和6年生まれの七十二歳です。
貴方や児玉さんのような戦前派がいるといないとでは大違いです。よろしくお願いいたします。



--------------------------------------------------------------------------------
だいこのにた  3  投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)23時11分40秒

ただもさん こんばんわ おっしゃる「〜た」は本辞書の「〜た[1]」で掲載されているものではありませんか。
「こどんやちは はよ ねたねた」の「〜た」ですね。確かに軽い命令形ですね。



○--------------------------------------------------------------------------------
つぎぶれ 投稿者:まつ  投稿日: 5月 6日(木)21時55分5秒

つぎぶれ うちらの方でも言います。
というか、以前 つぎぶれ をここに書き込みましたが、その時は没になりました。
出雲弁辞書に入りそうですね。嬉しいです。



--------------------------------------------------------------------------------
ちぎぶれ 投稿者:もりやま  投稿日: 5月 6日(木)20時31分37秒

始めまして。森山と申します よろしく。
採取者です。「つぎぶれ」が正しいと思います。用例中の集落の全戸へ、委託をうけた人が伝達するのは、戦時中に、回覧板なるものが出来るまでの事だったとおもいます。現在は、ふじじ谷さん記述どおりです。私の年齢?ご想像にください。



--------------------------------------------------------------------------------
た 止め 投稿者:ただも  投稿日: 5月 6日(木)19時52分54秒

金沢さん。だいこの煮たですか。まいですね。
今んごは、竹んこの煮たがまいですが。
そーも、まんだ熱やなが。
仰るような言い方は当方でもします。

た で止めるものには、良くわかりませんが
動詞の後の「た」が付くと「〜らどう」が付くものも
あるような気がしますが、いかがでしょうか?
命令形ですが、出雲人らしい柔らかな命令形で。
 「明日は早えけん はやこと寝た」
 「お前も あすこへ 行きた」
 「ちた 意見の一つも言った」
この場合「たあ」と言うべきでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
ふれ 他 投稿者:こだま  投稿日: 5月 6日(木)17時11分18秒

度々すみません。ふれ は 触れ でなくて 布令 の変化とも考えられます。

おもす 懐かしい言葉です。蒸す ふかすことを おもす と言いますね。
蒸し加減のことでしょう。「そろそろ おみてきたかもしれん ふたーはぐって 
見てごっさいよ」など




--------------------------------------------------------------------------------
だいこのにた 投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)13時19分13秒

「だいこの にた = 大根の煮た」ということです。
以前「ふかし芋」のことをどう言っていたかが話題になったことがあります。「ふかす」は 出雲弁で「おもす」だから「おもし芋」と言っていたのだろうと安直に考えていたところ、八雲の KENさんが「芋のおもいたやつ」だったと言われたのにはハッとしました。
よく考えてみると「ふかし芋」など死んでも言いませんが「おもし芋」もまた聞いたことのない言葉でした。
ではどう言っていたか。「芋のむいたやつ」または「芋のむいた」だったことを思い出しました。
「なんぞないかね」「ぜんだなに 芋のむいたがあーけん たべーだわ」という具合でした。
で、本題にかえりますが、料理したものの言い方で「だいこの 煮た」「鰯の焼いた」というように「〜た」で止めて「もの」を表す言い方が少なくとも松江ではありました。
共通語だとどういうのでしょうか。「大根の煮たの」「鰯の焼いたの」で「の」つけて言います。この「〜の」は格助詞ですが「〜もの」を表す特有の使い方の助詞です。

「今日のおかずはなんだね」「小鯛の煮ただでね」「また小鯛かね ちた ほかんもんにならんかね」。
みなさんのところではこのような「タ止め」の言い方 ありませんでしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
おことわり 投稿者:こだま  投稿日: 5月 6日(木)05時56分18秒

どうもへんなことになってしまっていて すみません。
--------------------------------------------------------------------------------
せかかる つかかす 投稿者:こだま  投稿日: 5月 7日(金)13時46分41秒

また 訳のわからんやーなことですが  
せかかる せかる は同義語で せかかるの方が 意味を
強めているのではないでしょうか。せく は 堰く だから
引っかかる ということにつながるのではないでしょうか。

つかかす は もともと 咳がつく その状態を つかかして
いる と見たのではないでしょうか。

「あー 何だい そこに せかかっちょーやなじ 取っちょかにゃー」
「えらい咳ーつかかいちょってだが 心配だのー」 など。  
 



--------------------------------------------------------------------------------
半世紀差 投稿者:ふじじ谷  投稿日: 5月 7日(金)08時21分8秒

金沢さんも森山さんが、戦前生まれの方とは…いや、まげにおべたわ〜。自分と金沢さんは、ちょうど半世紀年の差があるんですね。自分も50年後、わけもんに負けらすこにパソコン操れーやなといいがの〜。

ところで、風邪をひいていて気づいたのですが、「せ(しぇ)かかる」「つかかす」をご存知の方いらっしゃいませんでしょうか?

「せかかー」
例;タンごろがのどにせかかって、せつてならんがの
訳;タンがのどに引っかかって、苦しくていけんわ

「つかかす」
例;咳つかかちちょーやなども、はやこと湯のくもーで寝らんと悪りなーず
訳;ずいぶんと咳しとるみたいだけど、早く湯のくもりで寝らんと悪くなるよ

「せかかー」のほうは、「せかー」として辞書に載っていましたが、違いはあるのでしょうか?よろしくお願いします。



○--------------------------------------------------------------------------------
はじめまして 投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)23時22分53秒

森山さんはじめまして 金沢と申します。戦前とおっしゃっているところをみますと相当のご年配と拝察いたします。ちなみに私は松江で生まれ育ち、生涯を松江で過ごした 昭和6年生まれの七十二歳です。
貴方や児玉さんのような戦前派がいるといないとでは大違いです。よろしくお願いいたします。



--------------------------------------------------------------------------------
だいこのにた  3  投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)23時11分40秒

ただもさん こんばんわ おっしゃる「〜た」は本辞書の「〜た[1]」で掲載されているものではありませんか。
「こどんやちは はよ ねたねた」の「〜た」ですね。確かに軽い命令形ですね。



--------------------------------------------------------------------------------
つぎぶれ 投稿者:まつ  投稿日: 5月 6日(木)21時55分5秒

つぎぶれ うちらの方でも言います。
というか、以前 つぎぶれ をここに書き込みましたが、その時は没になりました。
出雲弁辞書に入りそうですね。嬉しいです。



○--------------------------------------------------------------------------------
ちぎぶれ 投稿者:もりやま  投稿日: 5月 6日(木)20時31分37秒

始めまして。森山と申します よろしく。
採取者です。「つぎぶれ」が正しいと思います。用例中の集落の全戸へ、委託をうけた人が伝達するのは、戦時中に、回覧板なるものが出来るまでの事だったとおもいます。現在は、ふじじ谷さん記述どおりです。私の年齢?ご想像にください。



--------------------------------------------------------------------------------
た 止め 投稿者:ただも  投稿日: 5月 6日(木)19時52分54秒

金沢さん。だいこの煮たですか。まいですね。
今んごは、竹んこの煮たがまいですが。
そーも、まんだ熱やなが。
仰るような言い方は当方でもします。

た で止めるものには、良くわかりませんが
動詞の後の「た」が付くと「〜らどう」が付くものも
あるような気がしますが、いかがでしょうか?
命令形ですが、出雲人らしい柔らかな命令形で。
 「明日は早えけん はやこと寝た」
 「お前も あすこへ 行きた」
 「ちた 意見の一つも言った」
この場合「たあ」と言うべきでしょうか?



--------------------------------------------------------------------------------
ふれ 他 投稿者:こだま  投稿日: 5月 6日(木)17時11分18秒

度々すみません。ふれ は 触れ でなくて 布令 の変化とも考えられます。

おもす 懐かしい言葉です。蒸す ふかすことを おもす と言いますね。
蒸し加減のことでしょう。「そろそろ おみてきたかもしれん ふたーはぐって 
見てごっさいよ」など




--------------------------------------------------------------------------------
だいこのにた 投稿者:金沢  投稿日: 5月 6日(木)13時19分13秒

「だいこの にた = 大根の煮た」ということです。
以前「ふかし芋」のことをどう言っていたかが話題になったことがあります。「ふかす」は 出雲弁で「おもす」だから「おもし芋」と言っていたのだろうと安直に考えていたところ、八雲の KENさんが「芋のおもいたやつ」だったと言われたのにはハッとしました。
よく考えてみると「ふかし芋」など死んでも言いませんが「おもし芋」もまた聞いたことのない言葉でした。
ではどう言っていたか。「芋のむいたやつ」または「芋のむいた」だったことを思い出しました。
「なんぞないかね」「ぜんだなに 芋のむいたがあーけん たべーだわ」という具合でした。
で、本題にかえりますが、料理したものの言い方で「だいこの 煮た」「鰯の焼いた」というように「〜た」で止めて「もの」を表す言い方が少なくとも松江ではありました。
共通語だとどういうのでしょうか。「大根の煮たの」「鰯の焼いたの」で「の」つけて言います。この「〜の」は格助詞ですが「〜もの」を表す特有の使い方の助詞です。

「今日のおかずはなんだね」「小鯛の煮ただでね」「また小鯛かね ちた ほかんもんにならんかね」。
みなさんのところではこのような「タ止め」の言い方 ありませんでしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
おことわり 投稿者:こだま  投稿日: 5月 6日(木)05時56分18秒

どうもへんなことになってしまっていて すみません。
--------------------------------------------------------------------------------
ちぎぶれ まげしこ 投稿者:こだま  投稿日: 5月 6日(木)05時53分36秒

ちぎぶれ 面白いですね うちらでは 継ぎ触れ でしょう。隣触れを
言い継ぐことなので 言い継ぎ といっしょですね。

まげしこ は うちらでも言います。まげに は うまそうに 上手に
ですから うまいこと 上手にやった と その状態を示しているのです。

ちぎぶれ 面白いですね こちらでしたら 継ぎ触れ です。つまり
用件(隣触れ)を言い継ぐことですね。

まげしこ これもこちらでも言います。まげ とは うまそう つまり
上手そう だから まげしこ は うまくできた状態を示しています。
「心配しちょっただも まげしこに出来たがな ナイスナイス」など。






















--------------------------------------------------------------------------------
つぎぶれ 投稿者:おくの  投稿日: 5月 5日(水)22時46分22秒

ふじじ谷さん。ありがとうございました。
次から次へと”ふれ”を回すので「つぎぶれ(ちぎぶれ)」なんですね。(^^ゞ
後日、「出雲のことばと生活」にも掲させていただきますのでよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ちぎぶれ 投稿者:ふじじ谷  投稿日: 5月 5日(水)22時19分38秒

うちんはたでは、「つぎぶれ」と言います。
おくのさんの書き込みの中には、「集落から委託された人が全戸伝えたそうです」とありますが、うりちんはたでは連絡網のごとくつぎぶれが回ります。例えば、隣保で不幸があったとき。まず、隣保組長か連絡役の人のところに不幸があった家から連絡が行きます。そのあと、回覧を回す順番通り、上隣保と下隣保に分けて電話で連絡が回ります。その後、通夜や葬儀の段取りが決まった時も同様につぎぶれが回ります。
その他のそこまで重要でないことや話し合いが必要なことは、常会で話し合います。
参考になれば幸です。ではでは〜



--------------------------------------------------------------------------------
ご存じの出雲弁は・・・ 投稿者:おくの  投稿日: 5月 5日(水)21時13分57秒

湖陵町の方から寄せられた出雲弁です。
ご存じの方いらっしゃいますでしょうか?

・まげしこ(激しく、強く)
・さーご(レンゲ)
・ちぎぶれ(2003.10.18 の児玉さんの万華鏡の「いいつぎ」と同意語 川柳のように最初と最後が違う事もあったらしく 、集落の最重要の用件の伝達は、集落から委託された人が全戸伝えたそうです)
・そーがまし(既済:そーどがまし)

では、では、m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
【へ(ー)かべ】 投稿者:おくの  投稿日: 5月 5日(水)11時16分23秒

【へ(ー)かべ】は登録済みだとのメールが届き、確認したところ、やっぱ、そげでした。(^_^;)
児玉さん。お手を煩わせ申し訳ありませんでした。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 5月 2日(日)20時08分30秒

へいおい へいかべ 塀のこと
「あしこにゃー えらいぎばんで 白壁のへーおいに
しちゃったのー」

へこたる 疲れてうずくまる しゃがむ
「やっぱー年だのー 今度ばかりは よーに へこたって
しまーやーなわ」



--------------------------------------------------------------------------------
用例を・・・・・ 投稿者:おくの  投稿日: 5月 2日(日)18時58分18秒

児玉さん。遠藤さん。
用例をお願いできないでしょうか。

【へーおい】
共通語  塀
用例    。
用例訳  。
採取者  児玉[横田]/【へーかべ】児玉[横田]
*【へーかべ】に空見出しを付ける

【へこたる】
共通語  疲れてうずくまる、しゃがむ
用例    。
用例訳  。
採取者  児玉[横田]

【おちごじる】
共通語  (大豆をすりつぶして固めた)団子じる
用例    。
用例訳  。
採取者  遠藤[大東]

では、では、よろしくお願いいたします。三重県津市より・・・m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
付け加え 投稿者:こだま  投稿日: 5月 2日(日)08時08分33秒

たいしたどうでもいいことですが 付け加え
やーやこーや の こーや は ようやくの意味を
やらやっと の やら は やっと という状況を
それぞれに強調した修飾であり なかなか頭のいい 面白い
言い方だと思っています。



--------------------------------------------------------------------------------
たいげしぇたもんだ 投稿者:金沢  投稿日: 5月 1日(土)22時02分7秒

 ↓  「たいげしぇたもんだ」は慣用句に登録されていました。失礼しました。
「たいげだね = (大概じゃない)並大抵じゃない、たいへんだ」は登録すべきと考えます。



--------------------------------------------------------------------------------
やーやこーや  2  投稿者:金沢  投稿日: 5月 1日(土)19時45分6秒

「やーやこーや」 「やれやこれや」の転じたものでしょうか。「やーやこ = よーやく」なるほどねー。 どなたかフォローしてください。
「やーやこーや = ようやくのことで」と訳せばよいのでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
たいげだね  たいげしぇたもんだ 投稿者:金沢  投稿日: 5月 1日(土)18時00分44秒

「たいげだね = 大概ではない = 並大抵ではない」と直訳できますが、出雲弁の会話語としては 必ずしも適訳ではないというか ちょっと重すぎるような気がしないでもありません。
「交付金はけずられーし 税金あげーわけにもえかず 町長さんも たいげだねわの」⇒
「〜町長さんも たいへんだね」のように「たいへんだ、つらい」としたらどんなもんでしょうかね。

同じように 広場で出てきた「たいげしぇたもんだ」も 「大概しれたものだ」と直訳すると ちょっと分かり難いような気がします。
「たいげしぇたもんだ = あきれたものだ、いいかげんにしろ」とした方がわかりやすいような気がします。

「たいげにせ(しぇ)」も「大概にしろ」ではなくて「いい加減にしろ」と訳す方がわかりやすい と思いますね。

提案します。「たいげにしぇ」は別としても 「たいげしぇたもんだ = (大概しれたものだ)あきれたものだ、いいかげんにしろ」と「たいげだね = (大概じゃない)並大抵ではない、つらいところだ」は本辞書に取り上げてはいかがでしょうか。

文節ものであっても慣用句として短いものは積極的に取り上げるべきものと考えますがいかがでしょうか。

                           



--------------------------------------------------------------------------------
やーやこーや 投稿者:こだま  投稿日: 5月 1日(土)06時18分47秒

やいなやいなで連想しましたが やーやこーや と
こちらでは言います。ようやく ということです。やれやれ という
気持ちも含んでいますが やーやこ つまり ようやく なのです。
また やらやっと ともいいます。
「苦労しただども やーやこーや仕上げたわ」
「えたしかったわ やらやっと辿りついたのー」




○--------------------------------------------------------------------------------
やいなやいな 投稿者:金沢  投稿日: 4月29日(木)23時05分0秒

「やいなやいな」は「やれなやれな」つまり「やれやれ」のことです。使います。
なんか苦労をした後で「これで やっと すんだ」という時に云う場合と「これからの 苦労を予測して云う場合とがありますが、出雲弁だと「やいなやいな」ですね。
「やれなー = しまった」は感動詞の区分に入るでしょうが、こう繰り返しで云うと「やっとの思い」を表す名詞句となり「やいなやいな だわ」「やいなやいな でしたわ」という風に形容動詞風に使います。

「おかか こげな 洗濯もんの山みーと よーに やいなやいな だわー」⇒「お母さんも こんな 洗濯物の山をみると もう やれやれ だよー」。
「とえとこかーこの雪道を やいなやいな で来ましたでね」⇒「遠いところから こんな雪道を やっとの思いで 来ましたよ」。

よく似たケースに「やいのやいの」がありますが、語源は同じ「やれのやれの」でしょうが、意味はまったく異なり「せきたてる様」を表すオノマトペとなります。これは普遍語だと思います。

【やいなやいな】
共通語 やれやれ
用 例 きゃん洗濯もんの山みーと やいなやいなだわー
用例訳 こんな洗濯物の山を見ると やれやれだねー
採取者  ? ? ?
記録者 (金沢:松江)

「あーことねこと」はお説のとおのだと思いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
お騒がせしましたm(__)m 投稿者:ようこ  投稿日: 4月29日(木)22時49分26秒

あーこと ねこと・・・ これは母の自分勝手な解釈のもとでの言い回しだったのかもしれません。
お騒がせしましたm(__)m

ただ、あることないこと・・・と続けば、人様のことを悪く言う・・・というようにつながる言い回しありました。




--------------------------------------------------------------------------------
あーことねこと 投稿者:おくの  投稿日: 4月29日(木)18時39分13秒

「ちゃーちゃこちゃーちゃこ」は聞いたことが無いように思いますが・・・(^_^;)
「あーことねこと」は単なる訛りのように思うのですが・・・いかがでしょうか。

広場の「やいな やいな」をご存じの方はいらっしゃいませんか。何となく聞いたことがあるような言葉なのですがはっきりしません。(^_^;)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
あーことねこと  ちゃーちゃこちゃーちゃこ 投稿者:金沢  投稿日: 4月29日(木)00時35分41秒

「あること ないこと」は普通でも使う慣用句ですね。でも訛ってますねー。
これならもちろん使います。奥野さん どうしましょうか ? ご判定を !

それより「ちゃーちゃこちゃーちゃこ」たぶん「ちゃらちゃら」の訛りでしょうが、こちらの方が気になります。 どなたかフォローしてください。



--------------------------------------------------------------------------------
あーことねこと 投稿者:ただも  投稿日: 4月28日(水)23時07分24秒

こんにちわ。ただも失礼ばっかりしとーます。ただもです。
あーことねこと アラーそんな意味がありましたか!

よく聞きますが、全く別の意味で、まさに字の通りでしたよ。
有る事無い事 の意味でした。
「あのおばさん、まーじお茶飲み歩いちゃ ふとの話ばっか
 あーことねこと ちゃーちゃこちゃーちゃこ しゃべってだ。」
(あのおばさんは、お茶飲みに近所へ行っては 人の噂話ばかり
  有る事無い事 ぺらぺら話してばかりだ)
有る事無い事 
 (一つの噂話に対して、主観で枝葉をつけて、
  さらに自分の想像した事でもまさに事実かの様に)
  とでも言いましょうか。
つながるところは有るのかも・・・
 話の内容の内、事実はその中の極一部
 (三つ聞いても事実は一つ)って事?? 
これこそ あーことねこと・・?
--------------------------------------------------------------------------------
あーこと ねこと〜 投稿者:金沢  投稿日: 4月28日(水)15時45分9秒

やあ ようこさん おひさしぶりです。「あーこと ねこと〜」ねー 私は初めて聞きましたが こういう意味でしょうか 「当然起きる災いや 思いがけぬ災いなどは三度 お詫びをしなきゃならぬ失敗も一度はあるものだ 人生 気つけて生きねばいけないよ」
意味はともかくも どなたかご存知ありませんか 出雲の慣用句で取り上げたいのですが。
「あーこと」も「ねこと」もそれぞれ単独に意味があれば別ですが このままでは「単に訛りだけ」ということになって 辞書に取り上げにくいのですが なんか特別の意味があるのですか ?




--------------------------------------------------------------------------------
ふと思い出して 投稿者:ようこ  投稿日: 4月28日(水)09時42分6秒

昔よく母が言ってました。

「あーこと ねこと さんど れーいちど」
(あること ないこと 三度 礼一度) 

気をつけなければ災いも最高四度は起きるかもしれないから ということですね。

「あーこと」 も 「ねこと」 も 出雲弁辞書には載ってませんでしたがどこかにありますか? 見落としていたらすみません。。。



--------------------------------------------------------------------------------
けんか 投稿者:金沢  投稿日: 4月27日(火)23時12分12秒

やあ 今岡さん こんばんわ そうですね 喧嘩に限らず東北出雲と西出雲の違いはたしかにあります。松江は少し まぜこぜになっちょーまして「イ段」と「エ段」が混在しております。
確かな違いとしては 松江には「〜しとー」や「〜らいた(〜られた)」がないし「〜じ」という終助詞もないですね。
しかし 私が生粋の出雲人であることは 確かです。



--------------------------------------------------------------------------------
喧嘩言葉その他 投稿者:今岡  投稿日: 4月27日(火)21時41分1秒

金沢さん、こんばんわ。

私は喧嘩の際には、「何だてて!」「何えっとら!」「何えっとうだら!」「何えっとうさがーだら!」などと言っていましたね。
湯については、「い」ですね。「いにふゃれや」「いにちかー」「いかげんはどげな」「いがわいたじ」などなど。



--------------------------------------------------------------------------------
ゆ ⇒ い 投稿者:金沢  投稿日: 4月27日(火)10時57分10秒

沿岸部では「湯に入る」は「イにいー」「イにひゃー」「イにちかー」いずれにしても「イ」になります。地域差でしょうね。もっとも最近では「お湯に〜」といいますから、この場合は「オユ」で「オイ」にはなりませんが。



--------------------------------------------------------------------------------
いい 投稿者:こだま  投稿日: 4月27日(火)10時36分36秒

言い と ゆう とがありますね。こちらでは
「何ー言いちょりゃあ」ですが 「なにーゆうかね」といわれる
向きもありますね。



--------------------------------------------------------------------------------
なにいー 投稿者:金沢  投稿日: 4月27日(火)10時29分44秒

で、思い出しましたが、喧嘩言葉の言い出しで「なにいー ! (イー にアクセント)」と言いませんか ?  「何を言うか !」というほどの意で共通語訳では「なにおー !」でしょうか。これも明らかに「なにイー」です。
ところが次のようにものは訛りの違いがあるものもあります。「なにイっちょらー !」「なにエっちょらい !」の両方があります。「なにを言いやがる !」というほどの意です。面白いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
いーこと 投稿者:金沢  投稿日: 4月27日(火)10時12分54秒

「いーこと」これは発音的に明確です。「言うこと = いーこと」「良いこと = え(ー)こと」の違いです。
遠藤さんの分は「いーこと」で「言うことだけ」の意です。これは「ユ」⇒「イ」の原則で、「いーこと」が正調になりますね。



--------------------------------------------------------------------------------
いーこと 投稿者:遠藤  投稿日: 4月27日(火)08時39分23秒

「いーこと」は良いことの意味ではではありません。昔、若槻礼次郎が「えこたえ、
わりこたわり」と国会で言ったそうですが、その意味ではありません。
「おれのいうことをきけ」と言う場合の意味でもありません。金沢さんの指摘のように
「いーこと」が名詞句として「でまかせ」と言う意味になっているということです。
でないと、「俺のでまかせを聞け」ということになってしまいます。



--------------------------------------------------------------------------------
いいこと 投稿者:こだま  投稿日: 4月27日(火)06時52分13秒

これだけでは二通り考えられますね。つまり 良いこと と
言うこと と です。良いこと の方は こちらでは ええこと
です。
「そりゃあお前の ええこといいだがな そげなもんじゃーねーじ」
「まーじ いいこときかずだのー 困ったもんだ」
--------------------------------------------------------------------------------
いーこと  その他 投稿者:金沢  投稿日: 4月26日(月)18時57分21秒

こーからせっせと貯金しましょで どうも阪神は投手がえけませんね 井川もうたれーし
下柳もピリッとしませんがね 横浜にももどいてもらいましょで。

「いーこと」使いますね。おっしゃるとうり「云う事」でしょうが「でまかせ」「口先だけ」の意で名詞句とはて使いました。
「損がたつ」の「たつ」はおっしゃるとおり「成立する」の意味ですね。

【いーこと】
共通語 (言うこと の訛り)でまかせ、口先だけ
用 例 こなは いーことばっかだけんな
用例訳 あいつは 口先だけだからな
採取者 遠藤[大東]

【そんがたつ】
共通語 損をする
用 例 そげなことすりゃ そんがたつでや
用例訳 そんなことをすれば 損をするよ
採取者 金沢[松江]

【〜てかね(や)】
共通語 (軽い丁寧語)〜られるか
用 例 「おじじは おってかね」「あぇ おってですでね」
用例訳 「おじいさんは おられるかい」「はい おられますよ」
説 明 動詞過去形「〜た」の連用形に、主として「かね、かや」の終助詞をつけて軽い丁寧語として用いる出雲弁特有の言い回し。
なお別掲の出雲弁丁寧語「〜てだ」の場合は「〜てで ございますよ」というような連用形活用となる。
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
いーこと 投稿者:遠藤  投稿日: 4月26日(月)17時03分19秒

いよいよ貯金1となりました。明日から横浜にはせんどあつけたまえをもどいて貰わなえけません。さて昨日小生は平戸へちんだい釣りに行きましたが、新聞では釣れとうちーやな話だったね、いーことばっかでぼでなもんでした。えらい損がたちました。
いーことは「いうこと」なんでしょうが、「じゃじゃ」がうそなら、いーことは「でまかせ」
「うわさ」ぐらいの意味ですか。「こなはいーことばっかだ」とか「酢はからだにえーげなよ」
「そら、いーことだけんつまーせの」などと使ってました。他にも使うエリアはありますか。




--------------------------------------------------------------------------------
損がたつ 投稿者:こだま  投稿日: 4月26日(月)05時48分51秒

たしかに言いますね。私見ですが 立つ は 成立する
なのではないでしょうか。
「考えてみっさいよ そげなことをすりゃー 損がたって
しまーがな」 など。



--------------------------------------------------------------------------------
損が たつ 投稿者:金沢  投稿日: 4月26日(月)00時32分35秒

「これ ごさか」「「はん わーやなんかかー もらや よけどま 損がたつわー」⇒「これ やろうか」「ふん お前みたいな者から貰えば いっそうのこと 損をするよ」。
「損が たつ」と云いませんでしたか ? 
もっとも「たつ」というのはなかなかの曲者で、「柱がたつ」はもとより「腹が〜」「角が〜」「役に〜」「気が〜」・・・ さまざまですが、広辞苑によるとこのほかにも「市が〜」「相場が〜」もありますから「損が〜」はこの範疇に入るのかもしれません。
つまり「損がたつ」は「勘定が合う、合わない」のことであると推定できます。
しかし「損が たつ = 損する」を昨今使うでしょうか。死語かもしれませんね。
--------------------------------------------------------------------------------
〜てか  5 投稿者:金沢  投稿日: 4月23日(金)23時41分40秒

まつさん ありがとうございます。ご明察のとおりです。まさに その「〜て」のことを云っているんです。
このような丁寧語の云い方は出雲弁だけかもしれませんね。出雲弁の「連用形止めの丁寧言葉」といえるのではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
〜てか  5 投稿者:まつ  投稿日: 4月23日(金)21時02分46秒

○○が きちょーかや  

○○が きちょってかや

を比べると、確かに きちょってかや の方を丁寧な言い方として使います。

共通語で言えば
○○は 来ているか?

○○は 来ておられるか?

の違いぐらいの感じがします。




















--------------------------------------------------------------------------------
〜てか  4 投稿者:金沢  投稿日: 4月23日(金)18時13分27秒

もちろん「〜て」だけでは言葉として成立しません。
通常なら「おる = いる」の過去形「おった = いた」の連用形「おっテ」に見えます。
「そこにに おっテ てご しないや」「あっちに いっテ ごせ」の「〜テ」です。
これならおっしゃるように、なにかの言葉が必然として続きます。
ですが私が云っているのは こうした連用形なのに 目上か同等のものにしか使えない出雲弁の連用形「〜て」があるのではないか ということです。
「だんさんは おっテ かいね」「明日の花見 ○○さんも えきテかね」「おまえさんも みちょっテ かね」・・・ のように「〜テダ」ではなく主として 終助詞「〜かね」「〜かや」にいきなり 結びつけて 言う云い方があるのではないか それも軽い尊敬語として ということなんです。
話を難しくしてしまいましたね。冒頭でうまく書けるといいが と躊躇したのはそのためです。 
つまりは 出雲弁の尊敬語「〜てだ」の「ダ省き」とするのが一番妥当でしょうか ? ? ?



--------------------------------------------------------------------------------
〜て 投稿者:こだま  投稿日: 4月23日(金)06時50分17秒

て だけでは何ともいえない。形容動詞などが続いて 言葉に
なっていはしませんか。〜てだ  〜てでなけにゃー 〜てだらーが
〜てていーちょってだ などなど。



--------------------------------------------------------------------------------
〜て  3 投稿者:金沢  投稿日: 4月23日(金)06時03分30秒

ひらりんさん こんにちは 「〜て」というのは つまりそのー 一文字で意味を表す言葉 即ち「体言 = 名詞句」のことではなくて、「て に を は」に代表される「助詞」というか「助動詞」というか そのような「言い回し」のことなんです。
こだまさんの言われる「〜てだ」という出雲弁の「尊敬の助動詞 = 〜てだ」は既に本辞書にも「〜てだ = 〜ておられる」で掲載済みなんですが、私が言いたかったのは その
「〜てだ」を用いずに「〜テかね」という言い方のことで、「〜てだ」を用いずに同等の立場か目上の者にしか用いない「言い回し」があるのではないかということなんです。

どうもこの「〜て」は「〜てダ」の「ダ」を省略しただけのものかもしれません。
「町長さんが きちょっテダかいね」も「町長さんが きちょっテかいね」もまったく同じですね。
こうでもしないと「目下の者にしか使われない」という説明がつきませんわね。私の考え過ぎだったかと思いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
う〜ん。 投稿者:ひらりん  投稿日: 4月22日(木)23時56分19秒

一文字で、意味を持つ言葉かぁ〜
こんなのどうでしょうか^^
「ソ」=塩  ソが、かれ (塩が辛いor味が濃い
「シ」=人  どのシだ? (どの人?




--------------------------------------------------------------------------------
〜て 投稿者:こだま  投稿日: 4月22日(木)20時01分9秒

大変面白い課題ですね。〜しておられます の省略ではないでしょうか。
て は 尊敬の意を含んだ状態を表す言葉とでも言えるでしょうか。
言いてだ えってだ しちょってだ などなど 尊敬の気持ちが表されて
いる どう説明したらいいでしょうか 面白いですね。




--------------------------------------------------------------------------------
〜て 投稿者:金沢  投稿日: 4月22日(木)18時51分20秒

遠藤さん あの日にえっちょられましたかや そらそら どげだいこげだい話になーませんがね。よーに気がわるんなーますわ。

ところで以前から考えていたのですが出雲弁に「〜て」という軽い尊敬語があるような気がします。うまく説明ができるかどうか。
「だんさんは おっテかね ?」⇒「ご主人はおられますか ?」「今日 ○○さんは きテかいね」⇒「今日は○○さんは こられますか」・・・etc
関西弁に「いテるか(語尾上がり) ?」はあっても「いテか ?」とは云わないし、共通語の「きテいるか ?」の「きテ」は「きた」の連用形に過ぎません。
出雲弁に「〜てだ」という丁寧語があることはすでに明らかでから、「町長さんが きちょテダでね」の「ダ」を省略したものかもしれません。
いずれにせよ「明日の花見 えきテかね」という言い方があることは疑えないような気がするのですが。
なぜこれが尊敬語かというと、目下のものや子供のことでは使いません。つまり「うちん子は きちょっテかいね」とは使わないからです。
いかがなもんでしょうか ?




--------------------------------------------------------------------------------
はえがごっつぉ 投稿者:遠藤  投稿日: 4月22日(木)08時36分34秒

大東では、はえまにあわん、はよく使いましたが、はえがごっつおは初耳です。
神宮では声がでらんやんなーほど応援しましたが、結局さよなら負け。今年は
かったあまけたあ、しゃんとしませんじ。



--------------------------------------------------------------------------------
はえーがごっつおう 投稿者:こだま  投稿日: 4月22日(木)05時44分30秒

おっしゃっているように この場合は
「えらいお粗末だどもすんません」
「えんやえんや はえーがごっつおうですわね だんだんだんだん」
ということになりましょうかしら。
--------------------------------------------------------------------------------
はえがごっつぉ 投稿者:金沢  投稿日: 4月22日(木)00時45分50秒

使いますが松江の方ではおっしゃるようなケースではなくて、謙譲の意で使います。
つまり「支度や仕事の手が遅い」のをなじるのではなく、急なお客さんなどをもてなす場合、ビールとピーナッツだけを出して「はえがごっつぉ ですわね」などと「粗末さ」を
へりくだって云う場合にのみ使います。
えてしてこの手の諺言は逆説的になることが多いようです。ところによって違いはありますわね。
「はえまにあわん」は松江では聞きません。



--------------------------------------------------------------------------------
慣用句? 投稿者:ふじじ谷  投稿日: 4月21日(水)16時13分39秒

いきなり割り込んでしまって申し訳ないです。
慣用句かどうかはわかりませんが、一つ思い出したので書き込ませていただきます。

「はえがごっつぉ」(早いがごっつぉ)
支度や仕事が遅い人に対してよく使います。
(例)そぎゃんことしちょったつなら、ふ(日)がくれーわー。はえがごっつぉだず。

「はえがごっつぉ」と同等の使い方で、「はえまにあわん(早間に合わん)」というのもよく使います。

わりかしそこはたで聞くやな氣がすーだども、他んすはどげねすかいね?
ご検討よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------------------
どげあらと 投稿者:こだま  投稿日: 4月19日(月)06時10分2秒

如何なる状態であっても ということでしょう。こちらでは
どげーならーと どんな状態になろうとも という時に
よく使いますね。
「そげなことをいいたてて おらやちは どげーならーと
かまわんけんのー」など。



--------------------------------------------------------------------------------
どげあらと 投稿者:金沢  投稿日: 4月17日(土)18時47分8秒

 ↓ で 遠藤さんが使われた「どげあらと」は文節ものではありますが「どげだらと」と並んで出雲弁の特徴をよく現している組語ではないでしょうか。
直訳すると「どうあろうと」「どうだろうと」となりますが 出雲弁では「絶対に〜」「どうしても〜」の意で、主として 後に続く否定形や肯定形の強い意思を表す言葉の修飾語として日常的に使われていました。 
「えんや いけの どげあらと いけの」⇒「いいや ダメだ 絶対にダメだ」という風に使われます。こんな巧みな表現が現実には聞かれなくなって少しさびしいのですが。

【どげあらと】
共通語 どうしても、絶対に
用 例 今日の試合にゃ どげあらと 勝たなえけんで
用例訳 今日の試合には 絶対に 勝たねばならないぞ
採取者 遠藤[加茂] /【どげだらと】金沢[松江]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
えけんやになる 投稿者:金沢  投稿日: 4月16日(金)17時10分30秒

九州から神宮まで行くんですか ! こら間違いなくトラキチだわー。ま 活いれてきてやってごしなはい。

【えけんやになる(ー)】
共通語 (物事がうまくゆかなくなる、ダメになる から転じて)亡くなる、死ぬ
用 例 となーの だんさん よんべ えけんやんなられたしこだで
用例訳 隣のご主人は 夕べお亡くなりになったようだよ
説 明 「亡くなる」ことを「いけなくなる」という言い方は普遍的にはありますが「いけないようになる」と一歩下がって云う言い回しは出雲弁独特のもの。
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
えけんやんなー 投稿者:遠藤  投稿日: 4月16日(金)08時43分58秒

とーと、タイガースもえけんやんなーました。もちろん、えたしんなって死ないた
ときにも使います。そーねしてもヤクルトにはどげあらと負けられん。18日に
神宮まで応援にいって参ります。



--------------------------------------------------------------------------------
えけんやーになる 投稿者:こだま  投稿日: 4月14日(水)19時28分18秒

具合が悪くなって思わしくないようになる つまり亡くなられた
ということにつながりますね。そういう使い方をしていますね。
「とうとう えけじゃったげなわ」と噂をしてあげたのでした。



--------------------------------------------------------------------------------
えけんやになー 投稿者:金沢  投稿日: 4月14日(水)16時03分12秒

「いけんやになる」⇒「亡くなる」。
「いけんやになる」は「ダメになる」で常套語ですが「人が死ぬ、亡くなる」という意味で使いませんでしたか ? 
「あしこのの だんさんはゆんべ えけんやんなられたげな」⇒「あそこの(家の)ご主人は夕べ亡くなられたそうな」。「こちらさんの おかっつぁんは せんど えけんやになられたげねしてね」⇒「お宅の 奥さんは先日お亡くなりになられたそうでして・・・」 



○--------------------------------------------------------------------------------
タイガース 投稿者:金沢  投稿日: 4月14日(水)15時50分32秒

ぽっぽさん こんにちは 冗談じゃありませんよ 私が巨人ファンだなんて ! 
昭和二十年代のダイナマイト打線 呉、金田、別当、藤村、土井垣・・・の時代から 根っからの タイガースでして 巨人は宿敵です ! 優勝は夢だったんです。去年はよかったなー ! ! !



--------------------------------------------------------------------------------
阪神・・・ 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 4月13日(火)20時02分46秒

あら〜、金沢さん、阪神ファンですかいね?
みんな 巨人ファンかともてましたがね!!
おらのえらい勘違いでしたわ
今年も調子がえーやねなったら、よございますねー!!
--------------------------------------------------------------------------------
うちご汁 投稿者:金沢  投稿日: 4月 9日(金)20時03分44秒

こだまさんの「うちご汁」でだいたい推測できました。「ご汁」とはいってみれば「豆乳汁」のことですから「打ち ご汁」でなんらかの方法で固めたものでしょうね。
そんな食べ物があったんですねー。いや初めて知りました。



--------------------------------------------------------------------------------
おちご ? 投稿者:こだま  投稿日: 4月 9日(金)16時32分6秒

こちらでは うちご汁と言っていました。おっしゃるように
大豆をすりつぶして固めたものだったと思います。
なお 和えもので 白和えは 豆腐が材料で ご和えは 今の
大豆を磨り潰したものが材料でした。どちらかといえば ご和え
の方が 私はおいしいと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
おちご 投稿者:遠藤  投稿日: 4月 9日(金)08時34分7秒

ロードは五割でえんで戻ったちーことで、まえとさだねか。きしゃくそがわりだども今日から
井川ででなおしだわね。そーねしても藪はどげしたもんだ。
おちごは小生は海潮の在でほせころにくぁしぇてまったことがあーぐらいで、ようわからんの
ですが、普通の米の粉の団子ではなくて、もっとぼろぼろしたもんでした。汁の味がしみて
まい。多分大豆の粉だねかと思います。普通の団子は団子といっても球形ではなくて薄いもん
ですが、おちごはぼろぼろしたもんでかたまーにくて、わーあいまんまるねこっさいてあー
ました。えまんごろは、おちごどころかだんごもくわんやねなーました。



--------------------------------------------------------------------------------
おちご 投稿者:金沢  投稿日: 4月 9日(金)00時25分54秒

タイガース まけーはえだども 負け方がわりねー。今日もまたゼロ負、あーあよーにけ気分がわりござぇんしわ。

ところで「おちご」 もちろん聞いたこともありませんが・・・「豆の粉でこっさいた団子」 ? ? ? 想像もつきませんが参考までに もちとくわしん えってかいてごしなはんせ。「やくもち = くず米で作った団子」とは違うものですか ?




--------------------------------------------------------------------------------
阪神タイガースとほほ 投稿者:遠藤  投稿日: 4月 8日(木)08時47分52秒

横浜に連敗とはね。まあロードだけんしかたがねの。やっぱ、スカパーがあーと全試合みらいて
ふちごによございす。昨日のアリアスはかすーだいせだったですが、湖陵のしのやちもまーで
かすーだいしません。
ところで、豆の粉かなんかでこっさいた団子を「おちご」てていっとーませんでしたか。おちご汁
にしてよばれます。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵の方の〜 投稿者:今岡  投稿日: 4月 6日(火)22時56分4秒

かいしきわかりません。ただ2語だけ近い言葉が。
@「なげ針」= 「つけ針」と言っていました。A「じり」=「ちり」と同義語ですわね。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵の方の〜 投稿者:金沢  投稿日: 4月 6日(火)20時38分30秒

どれも耳新しい言葉です。やはり広戸先生が述べておられるように、湖陵は旧安濃郡に海で隣接しているから湖西部とは少し違うのかもしれませんね。
しかし、この間からの言葉を拝見しますと、言語圏としてはまったく同一であることに疑う余地ありません。



--------------------------------------------------------------------------------
阪神タイガース 投稿者:金沢  投稿日: 4月 6日(火)20時24分47秒

遠藤さん 三連勝 ご同慶のいたりです。
我が家は家内の方がトラキチ度が高いので二人で大騒ぎしています。だいたいにおいて「G」は補強の度が過ぎてバラバラな感じですね。しかし今夜は「D」に負けている。
「オレ流」だかなんだか「D」にも負けたくないです。



--------------------------------------------------------------------------------
少しですけど 投稿者:こだま  投稿日: 4月 6日(火)20時20分20秒

たくさんの中でわかるようなのが
あつお灰 と うちらではいいます。
かばちたれ(饒舌の人のこと また 口先の巧みな人)
ひゃくんちしごと は いいますね。
とーみ は 漢字をそのまま読んでこういいます。
--------------------------------------------------------------------------------
湖陵の方から 投稿者:おくの  投稿日: 4月 6日(火)18時09分42秒

湖陵町のからお寄せ頂いた出雲弁のうち、私で確認できない語彙です。
ご存じのかた、いらっしゃいますでしょうか。

・のとろべ(あおみどろ)
・のやま(地区住民だれでも、自家用薪炭を採取できる共有林)
・たなんと口(勝手口)
・げどまい(土蔵の下屋 土間ではなく、板張りがしてある)
・めご(竹篭製の篩)
・めごした(今ま風に言えば、おちこぼれ)
・かけらかし(かけらかす(走る 登録済み)と異なった意味での使われかた。親の反対を押しきっての結婚。駆け落ちと意味が少しことなる。)
・谷渡り(同じ集落内での婚姻)
・えろん端(囲炉裏端 当地には座敷に囲炉裏はないが、竈のあるところをえろんはたと言った)
・えろん框(囲炉裏の縁 切石構造 料理の煮炊きが済んでも暫く温かいから、濡れた手袋などを乾かした)
・あつご灰(釜の下から掻き出したばかりて゛、火の混じった灰)
・かばちのかわ・はかばちのさき(口先だけ)
・なげ針(2mぐらいの糸にウナギ針をつけ、おーめめじを餌にして夕方川に数多く土手の草や杭に結んでおき朝回収する漁法)
・ひゃくんちしごと(直訳すると百日仕事で、長期の意味)
・どんじゃまんじゃ(ほんがほんが てんちらまんちら おんどおんど等と同意語)
・なかえ(あがーたてから入った部屋 中の間)
・かけさだめ(死語 売掛金の集金)
・じり(血筋 家系)
・もぎばしか(麦の芒)
・藁ふご(「かるこ」と全く同じもの)
・とーめん・とーめんぐち(唐箕 唐箕口のように風がいつも吹き抜ける場所)
・くぐちがたつ(糸口が見つかる (くぐち 端っこ 登録済み)がありますが)
・きおきのこやし(薪に向かない木 燃え難い木 きおき=竈の脇の薪を置く場所)
・づらごってみたいな(雄牛のような顔)
・じだばー(小児が反抗して動かない)
・みねがえー(胸焼け みなじわす(登録済み)と同意語)

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
3連勝 投稿者:遠藤  投稿日: 4月 6日(火)17時04分21秒

今年は、タイガース3連勝と絶好のスタートですが、今年こそは全試合みようとスカパー
を買って、アンテナをつけました。そのときに思い出したのが「えっこえっこしちょー」
と言う言葉で、ぐらぐらしてることですね。アンテナがえっこえっこしちょうやでは
まげねうつーしましぇんじね。今日は横浜銀行かな。



--------------------------------------------------------------------------------
へじ 投稿者:わださか  投稿日: 4月 6日(火)13時11分36秒

 〜へじ,について皆さんからいろいろと考察いただきありがとうございました。過去・現在形
と言う意識はありませんでしたが,やはりまとめていただいたような使い分けがあるように思い
ます。それに,これは感じていましたが,強調気味なニュアンスが確かにありますね。
○--------------------------------------------------------------------------------
〜へじ 投稿者:金沢  投稿日: 4月 5日(月)17時17分24秒

遠藤さん 有難うございました。つまり「〜へじ」は過去形を強調気味に遣うときに遣うんですね。「〜しないよ」と遣うことはまれで「〜しなかったよ」「〜してないよ」が普通ということですね。
用例を次のように変えます。

【〜へじ】
共通語 (動作を)してないよ
用 例 「だーが きゃんことしただ」「おら さへじ」
用例訳 「誰がこんなことをしたんだ」「俺はしてないよ」
説 明 出雲弁の否定の「〜へんじ = 〜てないよ」の「ん」が消滅したものか。
採取者 わださか[加茂]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
へじ 投稿者:遠藤  投稿日: 4月 5日(月)14時01分59秒

考えてみますと、次のようですね。
         過去形    意思
さへじ       ○      ×
さへんじ      ×      ○
〜しちょらへんじ  ○      ×
用例  だーがきゃんことした。おらさへじ。
 訳  誰がこんなことした。おれはしなかった。
用例  だれんだいにいーだねじ。おらいわへんじ
 訳  誰にも言うな。俺は言わないよ。
用例  だーがいった。おらいっちょらへんじ。
 訳  だれが言った。俺は言ってはいない。



--------------------------------------------------------------------------------
〜へじ  用例 投稿者:金沢  投稿日: 4月 5日(月)13時16分43秒

失礼しました。ついでしゃばったわけですが、わださかさんの用例に過去形と意思形の両方があったもんで・・・違和感のない用例を二〜三教えていただけませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
〜へじ 投稿者:遠藤  投稿日: 4月 5日(月)12時30分22秒

金沢さんに用例を作っていただいたようですが、なんとなく違和感があります。
「おらしゃんことさへじ。」は「おれはそんなことしなかった」と過去のことを
言うと思います。「おれはそんなことしないよ」と意思を強める場合は
「おらしゃんことさへんじ」でして、「へん」のところを強調していうのが一般的
ではないですか。
「いわへじ」についても同様です。




--------------------------------------------------------------------------------
失礼しました・・・ 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 4月 4日(日)20時43分9秒

でも、やっぱり、当方のPCがだめなのでしょうか?ねー
こんど調べてみます!!(^^;;;



--------------------------------------------------------------------------------
ちはるさんのページ 投稿者:おくの  投稿日: 4月 4日(日)15時22分36秒

ちはるさんのページは下記のページですが・・・・
http://yumita.cool.ne.jp/
私のPCでは普通のとおりなのですが・・・(^^ゞ

「まつ」の語源は難しいですよね。(^_^;)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
注意(危険) 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 4月 4日(日)12時43分43秒

http://yumita.jp/
奥野さん、上のHPが問題のURLなのですが、
差し替えのHDか、使っていないPCをお持ちでしたらテスト
してみて下さい。

たくさん、フォルダが開いて行きます。
パソコンのメモリ容量が無くなるまで続きます。
結果はわかりますよね?
HDにも異常をきたすかも???
私は差し替えのHD(Wバックアップ)で助かりました。
!!!!!操作にはご注意を!!!!!



--------------------------------------------------------------------------------
まつ 2 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 4月 4日(日)12時31分28秒

こちら(阪大)の方で、古語に詳しい?方がいらっしゃいましたので、
お聞きしたのですが あくまでも、推測の域を出ませんが、「者」
という意味ではないかという事ですが?
浪花では、古くからの商家の丁稚に対して使われた「松」のようなものでは?
文献、資料等無い為推測に過ぎないですよ。
 と、いう事で やっぱり 神国言葉は「みィぇちかしでしわ」



--------------------------------------------------------------------------------
トロイ? 投稿者:おくの  投稿日: 4月 3日(土)10時03分0秒

昨日、転勤で平田に帰ってきました。(^^ゞ
約2週間、掲示板の管理が出来なくて申し訳ありませんでした。

昨日、ウイルスメールが約100通来ており、中には私のメールアドレスが送信者になっているのもあり驚いているところです。
早速、ウイルスバスターの最新バージョンで検索しましたが感染はしていないようです。
当分の間(お知らせするまで)添付ファイルは送りませんので、私からのメールでも添付ファイルの有るものや日本語以外の件名のものについては開封せず削除して頂きますようお願いいたします。

ぽっぽさん。81番のホームページがトロイの疑いなんでしょうか・・・。
すみません。知識が無いので教えて頂けないでしょうか。(^_^;)

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
まつ  2 投稿者:金沢  投稿日: 4月 2日(金)23時36分16秒

たしかに以前何度か話題になりましたね。
広辞苑をみてみますと、「末 = まつ」には「つまらないもの、大切でないもの」の意があります。泡沫、粗末、末節・・・etc
しかし、一般的にいわれる俗語に「○○まつ」という蔑称はないように思われます。出雲弁だけなのでしょうか ?

それに「まつ」は本当に「末」なのでしょうか。たしかに広辞苑には「末 = まつ」は漢音読みで、呉音読みでは「バツ」とあります。「末裔」を「バツエイ」などとも云うのがそれです。
また漢字の「末」を「マツ」だの「バツ」だのと読むのにはやや疑問もあります。
そんな中国語発音がある筈はなく、中国語辞典による現代の発音は「mo」とあり和風に読むと「モ」です。ということから「〜まつ」は「末」ではなくてまったく別の和語であるのかもしれません。
そうでも考えないと「どうぐまち」の説明はつきません。「もつ = 持つ」の「もち」が訛ったものかもしれません。
やや「眇め的」ではありますが「〜まつ(ち)」は難問ではあります。



--------------------------------------------------------------------------------
〜まち(つ) 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 4月 2日(金)20時05分59秒

以前にも出てたと思うのですが
ほーけまつ、さいくまつ、玉造では、(つ)が、(ち)のようですが
この(まつ)は、なんの(まつ)でしょう?



--------------------------------------------------------------------------------
〜へじ 投稿者:金沢  投稿日: 4月 1日(木)17時59分43秒

【〜へじ】
共通語 (動作を)〜しないよ
用 例 おら しゃんこと さへじ
用例訳 俺 そんなこと しないよ 
説 明 動詞の未然形について否定の意を表す。例⇒「いわへじ = 云わないよ」。出雲弁の否定の「〜へんじ」の「ん」が消滅したものか。
採取者 わださか[加茂]



--------------------------------------------------------------------------------
81 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 3月31日(水)20時39分21秒

81番(ちはるさん)のHPリンクのチェックお願いします。
ひょっとして、トロイ???

奥野さん、確認お願いします。



--------------------------------------------------------------------------------
へじ 投稿者:遠藤  投稿日: 3月31日(水)17時20分21秒

せんじもへんじもふとちことですね。ただ、せじとはいわないがへじは言います。
砂の器最終回で、子供が「ばーか」といったのはがっくりでしたね。やっぱり
「だーくそ」で決めて欲しかったですね。



--------------------------------------------------------------------------------
へじ  3 投稿者:金沢  投稿日: 3月31日(水)15時46分52秒

こだまさんの言われるように「〜へんじ = 〜しないよ」の「ん」が消えた言い方なのでしょうか。他にも「ん」消滅は出雲弁で多くみられる現象ですからね。⇒「〜さんで⇒〜さで」「えかんで ⇒ えかで」・・・etc

それとも、また小理屈をこでると古語の「せじ = しない」がそのまま残って「〜へじ」となったものでしょうか。現に日常的に使っておられるわけですから あることは疑いませんが松江では 出雲弁終助詞の「〜じ」そのものががないもんで確認はできませんけどね。




--------------------------------------------------------------------------------
へじ 投稿者:こだま  投稿日: 3月31日(水)13時24分14秒

こちらでは しないよ が せんじ それが へんじ
となるようです。
「そげなこたー よーしゃーせんじ」で「よーしゃーへんじ」
あまり聞きませんが しゃーせんじ が こちらなら
さへじ が そちらになるのかもしれません。



--------------------------------------------------------------------------------
桜満開 投稿者:わださか  投稿日: 3月31日(水)12時44分47秒

 通勤の途中玉造温泉を通るのですが,今朝は満開になっており,大変きれいです。先日の日曜日
に見に行った三隅の大平桜もたった1本の木ですが,さすが樹齢660年素晴らしかったです。

 さて,「へじ」と言う言葉を良く使いますが,どこかに載せるわけにはいかないでしょうか。
「そげなこと,いわへじ」(そんなこと言ってません)とか,「そげな めんだな こと さへじ」
(そんな面倒なことしませんよ)というふうに使います。



--------------------------------------------------------------------------------
あげでしが 投稿者:金沢  投稿日: 3月26日(金)15時27分31秒

私の書き様も悪かったですね。 要するに「あげでしが」は相槌の「そうなんですよ」という意味で云う言い方のケースを指すもののつもりでした。
したがって沿岸部の場合は「あげでしが」は「〜がー」と語尾上がりにならず「げ」にややアクセント「〜でしが」は少し語尾下がり調に 云う場合のことです。語尾上がりではおっしゃるとおりニュアンスが違ってきます。私もこんぐらかっていました。

なお、この場合、沿岸部では「アゲデシガ」と短音調になります。
たとえば、インタビューなどで⇒ アナ「近年アマサギが獲れないそうですね ?」漁民「あげでしが さっぱー とれんやになーましたわ〜」というような時によく遣います。
共通語の会話でこのような場合「あーですが」という言い方はないように思えますので
出雲弁特有ではないかと 持ち出してみたわけです。



--------------------------------------------------------------------------------
限界 ? 投稿者:こだま  投稿日: 3月26日(金)09時15分44秒

この談話室でわざに言うほどのことではないですが 例えば
「あげーですが」という言葉は ニュアンスによっては 肯定
確認 であるし また 語尾を上げることで 疑問符にもなります。
だから紙面だけでは 察しがつかないことがあります。
それと同じようなことが 他人の文面では考えられ 十分に理解でき
なかったり 誤解して受け止めることさえあります。
気持ちの十分な疎通は不可能ですから 自分の解釈を諒として
「そうかもしれんが こうではないだろうか」などと思うより
仕方ないと思います。でも他人の見解を読むのは必要ではありますわね。


--------------------------------------------------------------------------------
あげでしが 投稿者:金沢  投稿日: 3月25日(木)15時02分38秒

しつこいようですが「あげでし(す)が」について ふただびです。
問題は文末の助詞になにをもってくるかによってだいぶん趣が違うようです。
「あげだのー」と引っ張ると「やや半端な相槌」になりますね。「あげ」「あげだ」は「普通の相槌」でしょうか。
しかし「あげだがー」と出雲弁特有の終助詞「がー」をつけると「そうだそうだ」という「強調の相槌」になるような気がするのですが。
ま、言葉というしろものは個人々々の感性の問題ですからどうとも云えませんけど。
少なくとも「あげでし(す)が = そうなんですよ」という言い方は出雲弁特有のような気がいたします。



--------------------------------------------------------------------------------
ようこさん 投稿者:金沢  投稿日: 3月25日(木)14時41分51秒

ようこさん 有難うございました。よいお友達をお持ちなんですね。
あちらでお礼を云っておきました。



--------------------------------------------------------------------------------
私信ですが・・・ 投稿者:ようこ  投稿日: 3月25日(木)12時21分34秒

奥野さん ここで私信をお許しください。m(__)m

金沢さんへ
 「ひく」と「しく」について、鳥取・広島・東京からレスがついてますよ。
 ネッ友さんが有難いです。

↓の「あげ」 について
 あげ そげ こげ どげ   と、それぞれに出雲弁独特の情緒がありますね。
相槌を打つときに 「あげあげ」または「そげそげ」といい、
説明するときには 「こげだわねー」といい、 質問する時は「どげだー?(かいねー)」という。
最近は特にこれらの言葉が出るようになりました。愛媛育ちのわが子まで・・・(笑) あったかい言葉です。



--------------------------------------------------------------------------------
あげー 投稿者:こだま  投稿日: 3月25日(木)06時02分14秒

一般的には 「あげーだのー」といってうなずくのが多い
でしょうね。ただ 気持ち的には「そうかもしれない」と
いうのを含んでいるではないでしょうか。
なお 昔 頓原の人が三刀屋中学の寄宿舎で「あがー」と
いったら笑われたそうですから 飯石郡も広いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
あげですが 投稿者:金沢  投稿日: 3月24日(水)17時48分37秒

つまり その 相槌の「そげ」で答えるべきところを おおむね 前提の「あげ」を遣って「うなづき」を表すのが  出雲弁の特色ではないかと 云っているわけです。
もちろん 相槌の「そげだ」も遣うのですが 「あげだがー」と云う機会がはるかに多いように思いますが そう思うのは私だけですかね。
それを丁寧にいうと「あげでしが」になって えもいわれぬ 出雲弁になる と思いませんか ?




--------------------------------------------------------------------------------
あー 投稿者:こだま  投稿日: 3月24日(水)06時18分23秒

舌足らずで申し訳なかったようです。あーは前提 こーは対立
そーが相槌 のつもりでした。それが あげー こげー そげー
になっているではないか という意見を述べたまでです。
なお あがー こがー そがー は 赤名峠を越えて あのあたりでも
言っていはしませんか。
あげーだが こげーだが そげーだが になると 確認ですね。





--------------------------------------------------------------------------------
〜がー 投稿者:金沢  投稿日: 3月23日(火)20時08分12秒

ちょたさん こんばんわ 
「あがー〜、そがー〜、こがー〜」の「〜がー」ではなくて、「あーだがー(語尾上がり) = そうだわ(よ)」の「〜がー」が飯石郡にもあるんですか ? 少し驚いています。



--------------------------------------------------------------------------------
あいずち 投稿者:ちょた  投稿日: 3月23日(火)19時15分39秒

こだまさんの
>飯石郡にいた折あがー こがー そがー であったので 合わせるように
言っていた記憶があります。
は、確かに今では頓原町・赤来町で使われていますね。
そこから東西方向へはどこまでそう言っているでしょうか。
あーだがア とあいずち打つのも聞いた事ありますよ。
極まれですが。女性に多かったような・・・



--------------------------------------------------------------------------------
あげですが 投稿者:金沢  投稿日: 3月23日(火)15時26分35秒

全国的に 通常の場合 相槌は「そうだ」「そうです」が普通で「あーだ」という言い方はまずないのではないでしょうか。
その点出雲では「あげだが」を使うところが一風変わっているように思うのですが。
焦点は「あげ」と「〜が」の組み合わせにありますかね。「あーだが」という相槌言葉は普通ないようにも思うのですが・・・。児玉さん いかがでしょうか ?




--------------------------------------------------------------------------------
あげー 投稿者:こだま  投稿日: 3月23日(火)14時48分38秒

あーだ こーだ そーだ と指示的な言い方を
あげーだ こげーだ そげーだ と言っています。
一つの意見に対して もう一方の また 相槌を打つ時の
言い方で うちらの特徴でしょうか。飯石郡にいた折
あがー こがー そがー であったので 合わせるように
言っていた記憶があります。
--------------------------------------------------------------------------------
あげでしが 投稿者:金沢  投稿日: 3月23日(火)08時53分41秒

相槌の「そうだ」を「あげだ」というのは出雲弁の特徴の一つでしょう。他にこのようなケースの方言は 少なくとも私は聞いたことがありません。
本辞書にも「あげ = ああ」はあげられてはいますが 出雲人なら相槌の「ああ」だとわかりますがよそ者にはちょっと分かりにくいかもしれませんね。

そこできわめて日常的な「あげでし(す)が = そうなんですよ」を取り上げておきたいのですがいかがでしょうか。
出雲弁特有の終助詞「〜が」をともなって なんともいえぬ出雲弁の感じがすると思われませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
どんがどんが   投稿者:金沢  投稿日: 3月23日(火)08時43分21秒

「どんがどんが = (人が)太って大きい様」は私は始めて聞きましたが 「とんがとんが」が「痩せて頼りない様」をいうのに対し 濁りひとつで逆の意味になるのはたいへん面白いです。

【どんがどんが】
共通語 (人が)太り気味で大きい様
用 例 あの どんがどんがしたしは どこのだんさんだかね ?
用例訳 あの 太って大きい人は どこのご主人さんですか ?
採取者 ? ? [  ]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
どんがどんが 投稿者:遠藤  投稿日: 3月22日(月)17時28分31秒

どんがどんがも聞いたこともあり、使いますが、単に太めというより、背の高いでぶのことを
指すような気もしますが。



--------------------------------------------------------------------------------
ぐっぱ 投稿者:遠藤  投稿日: 3月22日(月)17時25分0秒

ふじし谷さんの用例の中で、じゃんけんで2つに分ける場合は大東ではぐっぱでした。普通に
やっきで勝ち組みと、負け組みにより2つに分ける場合において、人数が奇数のばあいどうする
かというと、やっきの前に1人は「かちまけ」となり、勝ち組みか負け組みかを宣言させられます。ソフトボールの組み分けなど、下手なもの、低学年などが「かちまけ」の対象となります。
ふとじんは単に「ひとじに」の訛りでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
未確認のについて 投稿者:ふじし谷  投稿日: 3月21日(日)11時56分10秒

久しぶりにパソコンできました。未確認などの中に、聞いたことがあーやなやつがあったので書き込みさせていただきます。

●ごっつぉんなーにげ…「よばれーほどよばれて何だいせすこにかえーわ。ほんにごめん
            よ。だんだん、だんだん。」という意味を込めて、よばれた先
            で席を立つ頃に使います。

●ふとじん…「ふとじん」はあまり聞きませんが、「はやじん(早死に)」「わかじん
      (若死に)」はよく聞きます。「死ぬ」を「しん」と言うみたいです。

●ほんがらこん…「のほほん」「のんき」の意味で使います。
        (例)あのすはほんにほんがらこんとしちょってだがー

●どんがどんが…太めの体格の人のことを言います。
        (例)A;○○さんてて、どぎゃんすだったかいねー
           B;あら、あのしぇがふくて、どんがどんがしたやなすだわね

●あんごあんご…うちんはたでは、「あんがあんが」で使っています。
        (例)ぬくてあばかんわ。あんがあんがすーやながのー

●こっぽりさん…うちんはたでは、あり地獄のことを「かっぽりさん」と言います。

●きたやまがくらむ…うちらへんから北山は良く見えます。そして、天気を見るときに使
          います。
          (例)A;雨がふーやなふらんやな天気だが、どげなかいのー
             B;北山がくらんじょーけん、いんまにふってくーず。かさほ
              どもっていくだが。

加えて、慣用句かどうかはわかりませんが書いておきます。

●「ホッホッそろっとこいや」ててよんどーず。いんまにちぇてかいけんの。
夜なかなか寝ない子供に言います。フクロウが鳴いている声がそう聞こえるので、「早こと寝らんと迎えが来て連れて行かれてしまうよ」とおべらかす意味で使います。

●いーすとはさみ
二つのグループに分ける時使います。出すのはグーとチョキ。グループが決まるまで「あらみ、み、み、…」と出し続けます。「石」と「はさみ」の意味ではないかと思います。他の地区や地域では「グーチ」「グッとパ」「グーッパ」などがあります。「いーすとはさみ」を使うのはかなり少ないらしく、同じ小学校出身にしか通じませんでした。ちなみに、神戸川小です。

●じっけった
ジャンケンのことです。「じっけったすーかー」と使ったり、「ジャンケンポン」という掛け声同様の使い方をします。

●おおさかジャンケン負けたがかーちーよ
読んでの通り、負けた方が勝というあべこべジャンケンです。なぜ「おおさか」とつくのかは不明です。普通のジャンケンをして負けた後、「ほんとはおおさかジャンケンだったにー。だけん俺の勝ちー」と負け惜しみしたりもしました(笑)

懐かしいです。








○--------------------------------------------------------------------------------
おらぼ ? 投稿者:こだま  投稿日: 3月17日(水)15時53分39秒

こちらでは うらぼ といっています。勿論 なまって
おらぼ ともいいますけれども。根元と先端のことですね。
「出来がわーかったさーで このうらぼを見てみっさい
がしんけなもんだがの なんぼだーついちょらんよ」



--------------------------------------------------------------------------------
慣用句? 投稿者:わださか  投稿日: 3月17日(水)12時36分0秒

 20年ほど前に死んだばあさんがよく言っていた言葉に,「話はもとから,髪はおらぼから」
てていうのがあーましだども,こら慣用句にゃなーませんかいね。
意味はお分かりかと思いますが,「話をするには最初から話し,髪を梳くときには先端から」と
いうことです。




--------------------------------------------------------------------------------
だち 投稿者:まつ  投稿日: 3月16日(火)20時54分0秒

こだまさん ご返事ありがとうございます。

私は、だち と言う言葉をその時初めて聞きました。
湖陵で言うのか言わないのか分かりません。
 (同じ湖陵の方からの投稿で、分からない言葉がたくさんありましたので、これからは自  分が聞いたことが有るか無いかで書かせてもらいます。)
今後、機会がありましたらその木次の方に確認してみようと思います。




--------------------------------------------------------------------------------
だち 投稿者:こだま  投稿日: 3月16日(火)05時44分28秒

私もあまり存じているわけではありませんが 「だち」というのは
藁とか「かや」とか「葦の葉」などで編んだ入れ物のことを総称して
いるのではないでしょうか。で すみだち というのは 何製でしたか
単なる藁製のものではなかったように思います。



--------------------------------------------------------------------------------
だち 投稿者:まつ  投稿日: 3月15日(月)21時09分2秒

児玉さん今晩は。
だち についてお尋ねします。
先日、炭俵について木次の方と話をしました。
「こなしが済んだはでばに、萱を刈ってきて干して、それで だち を編んだ。」
と言っておられました。
これは、炭焼きの話をしていた中でのことです。
さっそく、辞書で調べてみました。
辞書の中で、藁で編んだとなっていますが、私は炭俵は萱製のしか見たことがありません。
だち とは炭俵のことをさすのでしょうか。または、藁で編んだ物も含めて、(例えばむしろ、かます)すべて だち というのでしょうか。
よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------------------
〜どま 投稿者:金沢  投稿日: 3月15日(月)17時18分42秒

「〜ども」は本来 出雲弁特有の曖昧表現でしょうね。
「うちん子が きちょーども しませんだらか」⇒「うちの子供が来ていませんでしょうか」。この場合の「〜ども」はまったく意味がなく直訳すると「〜来て でも いませんでしょうか」となんのことかわからなくなってしまいます。でも謙譲な出雲人は「来ていないでしょうか」と直接的に云うことをはばかっているのです。

ところが「〜どま」は 児玉さんのおっしゃるとおり「〜どもは」の約まったもので、皆さんのおっしゃるとおり「50センチどまあっただらか」と云えば「〜くらいは」という曖昧ながらも はっきり意味のわかる 言葉になります。
面白いですね。




--------------------------------------------------------------------------------
〜どまー 投稿者:こだま  投稿日: 3月15日(月)12時45分18秒

〜どまー ですが 〜どもは が 語源なのではないでしょうか。
それと同等のものは という位の意味で それ位は ということに
なりはしないでしょうか。
「まあ大けなやつだったわ 50センチどまーあったかもしれんのー」




--------------------------------------------------------------------------------
はんちゃ 〜どま 投稿者:遠藤  投稿日: 3月15日(月)12時16分34秒

出雲でも西部の方の言葉は大分違いますね。はんちゃ というのは使いますね。〜どまというのは
釣りしてて思い出しまして、辞書を見たのですが、〜でもと言う使い方となっています。
大東では〜どま というのは ぐらいは という意味で辞書とは違うものです。たとえば
「10円どまおごってごいたててえからねの」「朝起きたら顔どまあらえ」というように、
〜ぐらいはと言う意味です。「クロアイどまおったいてえねのう」と釣りをして思いました。
ところで、大東や加茂木次あたりは雲南市になるそうで、中国の雲南でおもしろいです。
同郷の方が増えますね。



--------------------------------------------------------------------------------
なだんぼ 投稿者:金沢  投稿日: 3月15日(月)07時21分49秒

【なだんぼ】
共通語 海浜付近の住民、灘者
用 例 あら なだんぼだけん きつけーだじ
用例訳 あいつは 灘者だから 気をつけろよ
説 明 漁師区域の住民はどちらかというと気が荒かったので軽い軽侮の意をこめてこう呼んだ。差別語というほどのものではない。
採取者  ? [湖陵]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
なだんぼ 投稿者:まつ  投稿日: 3月14日(日)20時42分48秒

なだんぼ 使ってました。
あら なだんぼ だけん きつけーだじ。
みたいな感じで、ちょっと軽蔑した感じで使っていました。
お互いが知らない者同士の警戒感とか、差別感があったのだと思います。
今は、なだんぼ の友達もたくさんいますし、あまり使わなくなりました。



--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 3月14日(日)20時11分56秒

はんちゃ 綿入れ半纏のこと 昔は冬の常用着でした。
「はんちゃー出いてごせよ 急に寒うなったがな」

ふきもち 普通の米 それも屑米の粉で蒸して搗いた粗末な餅
     ひきもち が なまったのかも。
「ふきもちの味噌汁だけん 腹のたしにゃーなーけん 食べて
ごっさいよ」

ふけだ 年中水のある湿った田んぼ 従って収穫も少ない。
「あしこはのーふけ田だけん どげーしても出来はよーないわい」



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵町の方から再度 投稿者:おくの  投稿日: 3月14日(日)19時00分53秒

湖陵の方は出雲弁をよくご存じで次々と送られてきます。
下記語彙についてよろしくお願い致します。

・ねこたたき
 タラの木の別名 芽のテンプラうまいが、これでは猫が可哀そう。今も使っています。

・どんちんぐわん(ちんがんどん/平田)
 葬式

・おー見舞い
 以前 農家はよく餅をついた。だいたい祝い事のときが多かったが見舞いにまで搗いた。病人は勿論食べないか゛最後のお別れの意味で。

・よの風呂敷
 大きな風呂敷のこと、家紋や鶴亀など藍染した昔の嫁入り道具の一つ。物を背負う時使った

・のんのしてまたはのーんして
 共     (幼)上を向いて
 用     のんのしてのんのして、はーい、お口をあーんして
 訳     乳幼児に食事を与える時、上を向かせる言葉

・嫁ごさん餅
 お嫁さんの初泊りの土産 近所に配って見栄をはった

なお、前回の「蝉のばりほど」「ねぢり盛り」「おとんぼ」は確認メールが届きました。
ありがとうございました。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
あーからこっち 投稿者:金沢  投稿日: 3月14日(日)01時07分3秒

いまおかさん こんばんわ うーん「あーからこっち」ねー。「あれからこっち」というのは普遍的な話し言葉じゃありませんかね。
「あれから こちら」という言い方はむしろなくて、「あれから〜」の場合は「こっち」を遣うと思いますね。「あーから〜」は訛っていますが「こっち」という言い方は「あっち、そっち、どっち」とともに共通語みたいな気がします。新明解にも「こっち」は載ってますしね。ドラマや小説で普通に遣われているような・・・。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵町の方 投稿者:いまおか  投稿日: 3月13日(土)22時59分32秒

「まっか」同様、湖陵の言葉もかいしきわかりません。お手上げです。なんか、だんだんマニアックになってきましたね。ところで、話しをまぜくる訳ではありませんが、さっき風呂場で思いつきましたが、「あーからこ(っ)ち」(あれ以来)という言葉が辞書に見当たらないような気がしますが。皆さん今でもよく使われますよね。



--------------------------------------------------------------------------------
なだんぼ 投稿者:金沢  投稿日: 3月13日(土)22時52分6秒

もちろん知りませんが、米子弁というかいわゆる浜言葉(弓浜半島)に「はまた」というのがありました。意味は「なだんぼ」とまったく同じで「荒っぽい」というほどの意で蔑称として使われていました。蔑称といっても深刻な意味ではなくて、からかい半分に使っていましたが、いずこも同じなんですねー。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵の方の〜 投稿者:金沢  投稿日: 3月13日(土)21時31分17秒

いやー 恐れ入りました。どれもさっぱりです。古典的な言葉ですねー。
「だいだいぼ」などは「代々墓」でしょうか ? ? ? 漢字語 ? ? うーむ。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵町の方 投稿者:おくの  投稿日: 3月13日(土)18時28分30秒

湖陵町の方からお寄せ頂きましたが私では確認出ません。(^_^;)
よろしくお願い致します。m(_”_)m

○ぼつけ井戸  (ぼつける)の異なった使われ方
共通語    簡易な浅い井戸
註      中山間地に多い井戸 山から湧き出る清水を溜め、簡単な屋根で覆い落葉などを防いだ。水道が普及するまでは山間地の井戸は殆どこれ。今もたくさん残っている。

○たな池
共通語    小さな池 野良帰りの農具を洗ったり、種籾の浸漬等に使った

○蝉のばりほど  前回書き忘れました。にわはき雨と同意語
註 蝉が飛びたって逃げるとき、一二滴の尿を放つ。ばりとは尿のこと

○ねぢり盛り
共通語     大盛り  
用例      腹へってねぢー盛りの飯三杯食った

○だいだいぼ
共通語     直訳すると総廟 変わった使われ方で肩車のこと
(註)初めて聞いた時なんのことか、年寄りにきいてみた。「寄せ墓(総廟)は高く積み上げてある てんぐーま(登録済み)も高いーから」と。当町の西地区以外では、全く聞かない。今は死語

○なだんぼ
共通語     海浜地帯の住人
用例      ざいごたらー(済み) やまがもん(済み)と同じく軽蔑した呼び方
註 多伎町久村から出雲市外園町までの人に使う。多伎町多伎以西、大社町以東の海岸が岩場地帯には使わない。気性が激しいからか。私もなだんぼ。

○おとんぼ
共通語     末っ子

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
まっか 投稿者:金沢  投稿日: 3月13日(土)17時44分32秒

まったく聞いたことがありません。見当もつきません。



--------------------------------------------------------------------------------
まっか 投稿者:おくの  投稿日: 3月13日(土)17時19分58秒

「くちぢゃ」は八雲の方が確認され、4月新規登録語彙として採録済みです。(^^ゞ

「まっか」を木次で聞いた言葉としてメールがりましたがご存じの方いらっしゃいますでしょうか。

「まっかであばかんけん、てごして」
背が低いことを「まっか」と言うそうです。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
くちぢゃ 投稿者:金沢  投稿日: 3月12日(金)20時00分24秒

「くちぢゃ」は単なる「連濁」の問題で「くちちゃ」も同語であることは明白のようですね。いずれにせよ「くちちゃ」は聞いたことがなく 私には非常に新鮮に響きます。牧野本にもないですから南部出雲だけの言葉なんでしょうかね。

奥野さんいかがいたしましょうか ?  私としてはぜひ残しておきたいのですが・・・。



--------------------------------------------------------------------------------
くちぢゃ 投稿者:こだま  投稿日: 3月12日(金)12時10分34秒

お茶を入れていて 効力が薄くなってきたなと思う
時に お茶の葉を注ぎ足しますが そのことを
こちらでは濁らないで くちちゃ といっていると
思います。
「ちーと くちちゃーした方がええこたーねえかね」



--------------------------------------------------------------------------------
しぇたもん 投稿者:わださか  投稿日: 3月12日(金)08時47分0秒

 似たような時に使う言葉で,「よもよもだらぞ」「こらまたなんだい」といろいろありますね。
女の人だったらひとことで「あだーん」とか。ほのぼの系のことばでいいですね。

 「でしれる」について情報,いろいろとありがとうございました。
 「くちぢゃ」はご存知の方いらっしゃいませんか?
--------------------------------------------------------------------------------
しぇたもん   投稿者:金沢  投稿日: 3月11日(木)15時30分56秒

なるほど そういう見方がありますか・・・今まではなんとなく「知れたことよ」だと思っていましたが、そういわれてみると うーむ ですね。
ただ「痴れ者」とは言うが「痴れた者」という言い回しは聞いたことがありませんので 遠藤さん説のとおり「知れたこと ⇒ 分かりきったことだ」に一票です。



--------------------------------------------------------------------------------
しぇーたもん 投稿者:遠藤  投稿日: 3月11日(木)08時53分54秒

しぇーたもん とは 知れたもん、ですか、痴れたもんですか、時代劇では「知れたことよ」も
「痴れものめ」どちらもありますが、それによって意味合いが違うと思います。私の感覚では
たいげ、しぇーたもんだは、「たいてい分かりきったことだ、ばかものめ」と言う感じです。



--------------------------------------------------------------------------------
でしれる  3 投稿者:金沢  投稿日: 3月11日(木)00時38分41秒

確定しましたね 用例を作ってみます。
【でしれる】
共通語 (お茶などの煎じものが)出切った状態になること
用 例 あいけ この茶でしれて 色だいついちょーせんがの
用例訳 もう このお茶は出切ってしまって 色もついてないよ
採取者 わださか[  ]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
でしれる 投稿者:ただも  投稿日: 3月10日(水)22時05分12秒

でしれる
 お茶けが全て出てしまい、色ケも無くなり、
 色がしらけてしまった状態。
 で木次では使っている様でした。
 おばさん方のはしまによー出よった言葉のような記憶があります。



--------------------------------------------------------------------------------
そんなだったら? 投稿者:ただも  投稿日: 3月10日(水)22時01分7秒

わださかさん
「あいけ!何だちーこともね、たいげしぇたもんだわ」
 「あら,なんということですか,よくもそんなこと。」
 私もなんぎして見ましたが、良いものが出てきませんでした。
 見事な訳では無いでしょうか?
 「たいげしぇたもんだわ」の中に、気持ちとして入れれば、
 「よくそんなことが言え(出来)ますね」という意味をかなり重く含んでいる
 のではないでしょうか?
「でしれる」は、一時聞いたことがありますが、
 最近ではチョット聞く機会が少なくなりましたね。
加茂木次は、やはり同じ言葉が多く残っているようですね。




--------------------------------------------------------------------------------
でしれる  2 投稿者:金沢  投稿日: 3月10日(水)16時29分28秒

わださか さん から 「でしれる = (お茶のの葉などが)出切る」という言葉が提示されています。私ははじめて聞きましたが どなたかご存知ありませんか ? 
どの辞典にも「でしれる」はなく、これに当てはまる言葉は「出切る」だけのようです。



--------------------------------------------------------------------------------
でしれる 投稿者:わださか  投稿日: 3月10日(水)08時33分34秒

>金沢さん
 普通に使うと思っていたのですが,特定の地域なんでしょうか。「くちぢゃ」も普通に使います。
 こちらも同じ加茂町内の他自治会でも使います。
 出雲弁辞書を見ると,聞いたこともないような言葉もかなりあります。やはり,出雲地方でも
 地域によって使う言葉に違いがあるものだなぁと思うしだいです。
--------------------------------------------------------------------------------
なんだちーこともね 投稿者:金沢  投稿日: 3月 9日(火)13時20分28秒

わださか さん 江戸弁でいうと「えーい なんてこったい ・・・」でしょうかね。

それはそうと「(お茶が)でしれる」といっておられましたが そういう言い方をするんですか ?



--------------------------------------------------------------------------------
慣用句 投稿者:わださか  投稿日: 3月 9日(火)13時11分12秒

>あいけ!何だちーこともね、たいげしぇたもんだわ
 
なんといい表現でしょう!出雲弁ってホントいいもんですね。
ほーだーもんこりゃ,標準語でどげえったらえか,もちかしでしね。
「あら,なんということですか,よくもそんなこと。」意訳?




--------------------------------------------------------------------------------
さし(す)こに 投稿者:まつ  投稿日: 3月 8日(月)21時14分5秒

金沢さん、いつもありがとうございます。
一応「〜しこ」まで調べて、無かったのであきらめてしまいましたが、「〜すこ」がありましたね。
し と す、ち と つ等は両方見るようにしているのですが漏らしてしまいました。




--------------------------------------------------------------------------------
〜さしこに 投稿者:金沢  投稿日: 3月 8日(月)20時41分49秒

ちょっと分かり難いですが「ん」のところにあります。
「〜んこ」「〜んと」であげてありますが これは否定形につく接尾語ですから その否定語の「ん = ない の音便形」にくっつけてあるわけです。
しかし実際には音便形だけにつくのではなく おっしゃるように「〜ず」「〜す」などの未然形にはすべてつきますね。
実際に示してみますと「〜しないで」⇒「〜さすとに、〜せすとに、〜さんこに、〜せんこに」・・・となります。つまり「〜と」の場合は否定形の「〜ず、〜す」につき、「〜こ」の場合は同じく否定形の「〜ない = 〜ん」につくようです。「わすれんこに〜」しゃんこといわすとに」「〜いわんこに」・・・etc

この「〜こ」や「〜と」はなにかというと広辞苑などによりますと「こと の転じたもの」とあります。九州弁の「なんば いうとると」も同じくです。



--------------------------------------------------------------------------------
続さしこに 投稿者:まつ  投稿日: 3月 8日(月)20時26分15秒

こだまさん ご返事ありがとうございます。
たしかに せしこに もあると思って、出雲弁辞書を探しましたが出ていませんでした。
ちょっと違う言い方としては、「さんこに」または「せんこに」があります。

てごも さんこに(さしこに) あそんでばっかおー
なんてて しからいたもんです。

で、さしこに も せしこに もどちらも言ったり聞いたりします。
スーパーのお母さんは さしこに でした。




--------------------------------------------------------------------------------
さしこに ? 投稿者:こだま  投稿日: 3月 8日(月)19時36分54秒

わーさ さしこに ですか。こちらだったら わるさ せしこーに
となると思います。つまり いたずらなんかしないで ということ
です。さしこに でなくて せしこーに つまり しないで と
思うのですが 「せ」が「さ」になったのだ と考えるのですが
どうですか。



--------------------------------------------------------------------------------
さしこに 投稿者:まつ  投稿日: 3月 8日(月)19時21分46秒

夕方、スーパーで。
四〜五歳の子供をつれたお母さんと、子供とのやり取りが耳に残ったので書きます。

「さー、帰るよ」
「うん。」
「はや。わーさ さしこに。」
「はーい」

「早く。悪さなんか しないで。」と言うことになると思いますが、
「さしこに」と言う言葉、当出雲弁辞書でうまく引くことが出来ません。
「〜しこ」はありますが、どうも違うようです。
未登録になるのでしょうか。

しかし、若いお母さんでしたので、出雲弁はまだまだ廃れんなと思いました。







--------------------------------------------------------------------------------
出雲地方の慣用句 投稿者:いまおか  投稿日: 3月 7日(日)19時05分1秒

奥野さん、こんばんわ。
確かこの言い方は貴殿が東京オフ会に参加された時に、私が喋った言葉でしたが。貴殿も大笑いをされた記憶があります。覚えがあったんでしょうねエ。さて、用例ねエ、なかなか説明さかと思うとみちかしが、こぎゃんもんでどげねしだーか。

説明 :えーツ!、何ということですか、いい加減にしてくれませんか。

用例 :息子の退院祝いを貰った時。

あいけ、そぎゃんことしてもらってかーね、たいげ....、だんだん。。

用例訳 :あー、もー、そんなことして戴いて何とも大変恐れ入ります。有難うございます。

如何がでしょうか?

いまおか





--------------------------------------------------------------------------------
出雲地方の慣用句 投稿者:おくの  投稿日: 3月 7日(日)17時05分38秒

いまおかさん。
「あいけ!何だちーこともね、たいげしぇたもんだわ」を出雲地方の慣用句に載せたいと思いますので説明、用例、用例訳等をお願いできないでしょうか。

出雲平野では「はこきめ(知ったかぶり)」を使わないように思いますが・・・(^_^;)

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
はーこばち 投稿者:こだま  投稿日: 3月 7日(日)16時54分30秒

はこきめ という言葉があります。知ったかぶりをする人の
ことです。はーこばちが この知ったかぶりのことであるとすると
また面白いですね。頑固と知ったかぶり 何か共通するものがあり
どちらも 敬遠されていますからね。
--------------------------------------------------------------------------------
きこ と はーこばち他 投稿者:いまおか  投稿日: 3月 7日(日)12時14分11秒

今日の千葉は、風が強く、やんべに寒いですが、いい天気ですよ。「きこ」と「はーこばち」で盛り上がっていますが、私も語源は全く知らずに使っています。両方共に「頑固」の意味で使っていますが、後者には、ちと「ヘンクソタレ」的な意味あいがあるように思いますが...。ところで、出雲地方の慣用句?として、いい意味でも、悪い意味でも、あきれた場合の表現に「あいけ!何だちーこともね、たいげしぇたもんだわ」(略して「あいけ!」)をよく使いませんか。私はこのフルフレーズの小気味よさが実に気に入っているのですが。田舎へ帰った時には必ずといっていいほど耳にします。(尤も若い人は使いませんが、意味するところは十分理解出来ると思います。)
○--------------------------------------------------------------------------------
きこと はーこばち 投稿者:おくの  投稿日: 3月 7日(日)08時30分52秒

なるほど、「貼るほど強くなるからもうかまうな」とい意味かもしれませんね。「きことはーこばち」小さい頃に聞いた記憶がありましたが意味不明でした。(^_^;)

【あとふんべつ】を確認していただきありがとうございました。
【でしれー】は3月定期更新時に登録予定です。

このところ3月とは思えない天気ですね。(^^ゞ

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
続々 投稿者:こだま  投稿日: 3月 7日(日)05時26分32秒

はーこばち は漢字で 張子鉢なのではないでしょうか。
だから 貼った入れ物 ということになりませんか。 
「張る程強い」というのは はーこのことよりも寧ろ きこー
な人のことを 困った人だ もうかまうな とか 恐れている
状況のことを言っている そのたとえに 張子鉢をあげたのでは
ないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
わださかさん  でしれる 投稿者:金沢  投稿日: 3月 7日(日)00時27分53秒

わださか さん 「くちじゃ」の時に「でしれる」という言葉を遣っておらけましたね。「お茶の葉が 出切る」という意味のようですが いろいろ調べましたが どうも「でしれる = (お茶っぱ などが)出切る」というのは方言のような気がいたします。
「酔い痴れる」とは云いますが「出しれる」とは普通云わないような。
皆さん いかがでしょうか。 



--------------------------------------------------------------------------------
続 投稿者:こだま  投稿日: 3月 6日(土)16時41分25秒

はーこばち は 略して はーこ と言っていました。
竹製のそうきを全身渋紙で覆い 和紙を貼っては 渋を
重ねて塗って優れた容器として実用に供したのでした。



--------------------------------------------------------------------------------
きこーとはーこばち 投稿者:こだま  投稿日: 3月 6日(土)09時07分47秒

きこーばる とは 頑固を押し通すこと はーこばち は
そうきに渋紙を貼り付けたもので 重ねて貼る程強い と
いうことなのでしょう。
でも きこーを更に押し通すのは よいのでしょうかね。
ちょっとわかりかねます。



--------------------------------------------------------------------------------
湖陵の方の〜 投稿者:金沢  投稿日: 3月 5日(金)20時18分48秒

【あとふんべつ】は使います。用例のように「私は〜」と謙譲で使うより「物分りが悪い」「物事が決め難い」という意味で「こなは あとふんべつ だけん さんにょにかからんでや」⇒「あいつは 物分りが悪いから 問題にならないよ」という風に悪口に使うことが多かったように思います。

「きこ と はーこばち〜」はどちらも「張る」ということで「掛詞のからかい言葉」だとすぐにわかりました。聞いたことはありませんが。

「きーはてが〜」は「きり(終わり) も 果て(終わり) もない」でこれも 掛詞のからかいだと思いますね。聞いたことはありません。

「とめちぢが〜」も同じくで「とめ(決着) も ちぢめ(ケリ)もつかない」掛詞になっています。
要するに出雲の掛詞集ですね。他はさっぱりわかりません。



--------------------------------------------------------------------------------
再度湖陵の方から 投稿者:おくの  投稿日: 3月 5日(金)18時02分27秒

児玉さん。良くあることですよ。(^^ゞ
2週間前にも他の語彙で同じようなことがありました。(^_^;)

ようこさん。「へす」は斐川町でも使いますよね?

まつさん。「ごんた」の確認をありがとうございました、

再度湖陵の方から
・「きことはーこばちゃ張る程よい」・・・聞いた覚えが有るので
 すが意味不明ですね・・・
・「えがんばり(ねじれ者)」(こーなえがんばりがまた、あぎゃ
 ん事こと言っちょうわ。)
・「栗木どうぎょう(見かけは信心深い人だが、実は腹黒い人)」
 (あの人は口では南無阿弥陀仏 ナンマンダブツ言っちょうだど
 も栗木どうぎょうだけん)(諺?「栗木とどうぎょうに真っ直ぐ
 なのが無い」)
・「あとふんべつ(後の知恵)」(おらーあとふんべつだけん、明
 日(あした)ごろええ案が出ーわ)
・「きーはてが無い(終わりが無い)」=「とめちぢかつかん」
 (えーかげんにきりあげたら。きーはてがつかん)

ご存じの方いらっしゃいますでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
どうも 投稿者:こだま  投稿日: 3月 5日(金)11時08分58秒

間違ったことを言っていたようで すみませんでした。
無鉄砲の人のことは むしろ むこうみず と言いは
しませんかしら。
また こちらでは「へす」も言いますが「減らかす」を
使いますね。
「へしてごしなはい」よりも「へらかいちょいてごしなはい」
のようです。


--------------------------------------------------------------------------------
へす  他 投稿者:金沢  投稿日: 3月 4日(木)20時32分17秒

奥野さん 有難うございました。おかげで有力な出雲弁動詞「へす」が後世に残ります。

「めのさいはじいて〜」はなんか聞いたことあるような・・「目の鞘はずして」ですか、なるほど といっても私は知りませんでした。あとはすべて初耳です。

【へす】
共通語 減らす
用 例 こら(飯が)あんまーおえは もちと へしてごしない
用例訳 これは(ご飯が)あんまり多いよ もう少し減らしてください
採取者 金沢[松江]



--------------------------------------------------------------------------------
あとみず 3 投稿者:おくの  投稿日: 3月 4日(木)19時44分37秒

無鉄砲の「あとみず」は当時八雲のKENさんから提出され登録済みです。(^_^;)
今回の「あとみず」は確認メールを頂いた方と相談し処理を決めたいと思います。(^^ゞ

では、では、m(__)m





--------------------------------------------------------------------------------
続 投稿者:こだま  投稿日: 3月 4日(木)19時37分30秒

故老のようなお方に確かめたら あとみず は 言わんねえ
あとくち または あと だねえ とおっしゃったからでした。

これは全然別の話ですが 後を振り向かない無鉄砲な人のことを
あとみず とはいわないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
あとみず 投稿者:おくの  投稿日: 3月 4日(木)19時27分7秒

児玉さん。こんばんは。
2002年9月6日の児玉さんの書き込み
「あとみず 上田の切り口から 下田へ落ちる水」
これを未確認語彙に登録したところ「棚田地帯でよく使う」と
メールが有ったところです。よろしくお願い致します。
では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ごんた 投稿者:まつ  投稿日: 3月 4日(木)19時25分45秒

ごんた はよく言います。私は好きですし、にこごりの、あのぺろんぺろんしたのも好きです。
スーパーで見たら「かすべ」とありました。あれが共通語なんですね。
あとの言葉は、申し訳ないですが分かりません。

遠藤さんの万歳、いいですね。
俺も万歳したくなりました。



--------------------------------------------------------------------------------
あとみず ? 投稿者:こだま  投稿日: 3月 4日(木)18時49分28秒

どうもこれは違っているかもしれません。
田んぼの入水口のことを「みなくち」 排水口のことを「あとくち」
または略して「あと」といっています。だから あとみず とは言わない
ようです。
「大分雨が降ったけん ちーと 「あと」を下げちょかにゃーえけんわ」



--------------------------------------------------------------------------------
へす 9 投稿者:おくの  投稿日: 3月 4日(木)18時13分41秒

昔は常用していました。
今でも、ご飯をおかわりしたときに使うことがあります。
用例は金沢さんのとおりです。「こら あんまり〜」

湖陵町の方から下記の語彙をお寄せいただきましたが、ご存じの方
いらっしゃいますでしょうか?
・まいている(この時期よくまいているのは刺身にしてたべます。
 ブリ類 スズキなど青物類が脂がのり、丸々と太ったもの指して
 こう呼びます。タイやヒラメ、カレイ等、青物以外はそう呼びせん。
 これが出雲弁か、共通語かは不明です。)
・あげし(棚田)
・めのさいはじいて(めのさやはずして)目を輝かせての意味
・ごんた:〔魚〕エイ不味いから馬鹿にした呼び名。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
へす  8 投稿者:金沢  投稿日: 3月 4日(木)17時47分26秒

「へす」はとっくに死語になっていると思いますね。
言葉はもともと伝播によりますが こうした「やまとことば」の伝播は数千年もまえに行われてきたものなのでしょうね。
最近はテレビの影響でほとんど共通語ですねー。その代わりいわゆる「新方言」といわれる悪い言葉があっという間に全国的に風靡してしまいます。
「それでー 私わー ・・・」のいわゆる「助詞伸ばし」や「語尾あげ」・・・「〜じゃん」「〜んだー」・・・etc  うーむ 仕方ないですか。




--------------------------------------------------------------------------------
遠藤 投稿者:へす  投稿日: 3月 4日(木)17時16分36秒

へす、は大東では聞いたことがありませんが、大東高校で宍道、乃木などから来たもんが言ってたような記憶があります。
1ヶ月前、山陰本線から木次線に乗り継ぎましたが、松江あたりでは日常でほとんど共通語をしゃべっているのには驚きました。特に中年主婦階層がえかともて使っとります。昔で言うおかっつあんらちがだらないに似合わん言葉を使ってました。出雲弁が廃れるのも当然です。へすというのもなんか外から入った言葉を松江あたりでえかともて使ってるような雰囲気がしますがどんなもんですか。もともとあったもんですか。
大東だと、まちとちょんぼにしてごしなはい。というのが普通です。減らいてごしなはい、というのもちょっと気取った風です。
大阪でこの間環状線の中で純粋出雲弁を聞いてオベました。木次、大東とか名札をつけたおじさんたちの集団でした。万歳。



--------------------------------------------------------------------------------
へす 投稿者:いまおか  投稿日: 3月 4日(木)00時20分15秒

へす、ですか。同じ加茂でも年代が違うかも知れませんが、私は聞いたことがありません。例えば、ごはんが多過ぎる時などは「もちと減らいてごしなはらんか」と言い、ご飯を盛る方は「もちと、減らいてごさか」と言っていた記憶があるのですが...。
--------------------------------------------------------------------------------
へす  5 投稿者:金沢  投稿日: 3月 3日(水)23時37分15秒

ようこさん おひさしぶりです。そうですか松山でねー。それで自信をつけて検索してみました。
まず驚いたのは大阪弁に「へす = 減らす」があったことにです。ほんとに南予の大洲にもありましたし もう一つ徳島の吉野川流域にもありました。
検索ではこれだけでしたが ひとつわかったことがあります。
「へす」は西日本方言なんですよ。「へす」は別に古語の「おしへす = 強く押し付ける」の意味でも「へす」と使われているいますがこの使い方があるのは東日本だけです。

ようこさん 斐川でも「へす」はあったと思いますよ。
「ご飯がよけすぎーがね ちょっこへしてごしない」などと使いませんでしたか。
ご指摘の「へさか = 減らそうか」という活用はさすがに少ないと思いますが、否定の「へさん = 減らさない」はあったと思いますがね。
「あんら うちんぶん あんましへさんでごしない = あーら 私の(取り)分を減らさないでくださいよ」などと云いませんでしたかね ?
出雲弁「へす」はゼッタイにありましたよ。




--------------------------------------------------------------------------------
へす 4 投稿者:ようこ  投稿日: 3月 3日(水)22時36分13秒

減らす という意味を 「へす」または「へして」という言い方は、愛媛県松山市でも使いますよ。
さすがに、「〜へさか?」という言い回しはしませんけど^^;



--------------------------------------------------------------------------------
くちじゃ 投稿者:金沢  投稿日: 3月 2日(火)23時21分59秒

お茶の葉っぱをつぎ足すことを「くちじゃ」とは 少なくとも松江では云わないようです。あまりしたことはありませんが 我が家でもし言うとすれば 「つぎ茶」「たしじゃ」「たしまえぢゃ」 ? というでしょうかねー ?
いろいろと調べてはみましたが どうも「くちじゃ」というのはないようです。
どなたかご存知ありませんか ?




--------------------------------------------------------------------------------
へす  3 投稿者:金沢  投稿日: 3月 2日(火)23時05分33秒

わださかさん レスありがとうございます。
わださかさん は 加茂ですか ? 加茂では「へして〜」「〜へさか」を使われるのでしょうか ? もちろん こうした言い方は共通語にはありませんから方言ということになりましょう。
このページは現場確認主義だもんで 傍証して頂けますか ?
加茂の方は 他にもおられますが いかがでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
Re:へす 投稿者:わださか  投稿日: 3月 2日(火)17時57分20秒

「へす」これも出雲弁なんでしょうか? たしかに「へさか」というのは標準語では言わない
ように思いますが。加茂では「へずる」と言うのは聞きません。

さて,皆さんの地域では「くちぢゃ」と言う言葉を使われませんか?
意味は「茶(葉)を追加すること」です。他の地方と違ってお茶というと何杯も注いでは飲みし
ますが,「でしれて」お茶が出なくなると,茶を入れ替えずに,茶葉を追加してまた飲むのです。
こんなケチなことは他の地域ではしないのしないのでしょうか?




--------------------------------------------------------------------------------
へす 投稿者:金沢  投稿日: 3月 1日(月)21時43分28秒

ふっと思い出しました。出雲弁で「減らす」ことを「へす」といいました。
「へす」は古語辞典にある古語で他動詞四段活用です。出雲弁にこの「へす」がそのまま残っているわけです。
「こら あんまり おえは ちと へしてごいた」⇒「これはあまり多いよ 減らしてくれよ」などとほとんど連用形「へして〜」でつかうことが多いのですが、四段だから「へソう」という言い方はなく「へサか = 減らそうか」になります。
少なくとも松江では「へずる」より日常的にはよく使っていたように思います。
「へす = 減らす」皆さんのところではいかがですか ?
○--------------------------------------------------------------------------------
ひだりまえ 投稿者:金沢  投稿日: 2月29日(日)09時38分21秒

そうですね たまにはこんな話をするのもいいですね。また目学問の受け売りですが。
「右」を尊び「左」を卑しむというのはもともと中国の思想だったようです。
「左遷」は漢語ですし「右に出ずるものなし」という日本の思想もそれです。
太古の昔、日本の衣は「左前」でした。高松塚古墳の女像は左前だそうです。
五世紀になると中国の思想が入ってき、日本もそれを受け入れたとされているようです。
推古天皇の御世に衣装令が何度も出されて「衣装の右前」が出現するようになったと云われています。
「続日本紀(しょくにほんぎ)」の元正天皇二月三日の条に「天下の百姓をして襟を右に令む」とあり正式に決まりました。百姓というのは当時万民の意味です。
爾来わが国は「右前」が広まっていった、という説が定説のようです。
江戸時代になって西鶴が書いた「二十四孝」のパロデイ「本朝二十不孝」の中で「する程の事ひだり前に成りて〜」というのは広辞苑をはじめいろいろなところに引例されています。

ところが西洋にはそういった思想はなくボタンが主役のようです。
ボタンが出現するのは中世ですが当時ボタンをつけた服は上流階級に限られており女の人は自分で着ることはなく下女に着させていたので「左前」の方がつまり「左ボタン」の方がかけやすかったからという説が有力のようです。
男はピストルを使うのに「右前」でないと不便だったからだ、と云われています。
以上私の目学問でした。

いずれにしても「次第に落ちぶれてゆく様」を「ひだりまえ」というのは着物の左前が不吉であったことに由来するのは間違いないと思われます。



--------------------------------------------------------------------------------
左前 投稿者:こだま  投稿日: 2月28日(土)20時13分13秒

「あしこは よーに 左前になっちゃったげな」ということを
聞きます。家運が傾くのを 左前になると言いますね。とすれば
右の方が上なのでしょうか。ちょっと 方言を離れて考えてみたい
ですね。言葉のよって来る所以など 考えてみると面白いですね。



--------------------------------------------------------------------------------
右前左前  2 投稿者:金澤  投稿日: 2月28日(土)17時26分34秒

常識のようなものでよくわかっていなかった、というのがこの「右前左前」でしょう(私だけ ?)。
なぜ和服の場合は男女とも右前で洋服は違うのか考えさせられます。第一「右前」という言い方そのものが非常にわかり難いですよね。私は左が前にくるから「左前」などといい加減なことを考えていたら違っていたわけで、どうも「前」というのは「先に」という意味であって「先に みごろ を畳み込むから」の意のようです。

それはわかるとしてもなぜ洋服は男女が逆なのか、ちなみに西洋でも同じだそうです。
これには諸説紛々です。一番うなづけるのは「右利き説」です。
だいたいボタンが出現するのは中世だそうですが、その頃ボタンのある服を着るのは上流の婦人だけだったので自分で着ることはなく必ず着せてもらったから左前、つまりボタンが向かって左についていた。なるほど前側からボタンをかけてあげるのには右手でボタンをつかんでかける方がしやすいわけです。
ピストル説もあります。洋服の左側にピストルを入れておかないと右手で取り出し難い。だから「右前」つまり「左が上」でなければならない。女はピストルとは無縁だから「左前」でもかまわない。いやはや・・・
女の人は着物を着るとき「右前」でないと帯が結び難い なんてことがあるのかな ? 
ようこさん どうでしょうかね ?




--------------------------------------------------------------------------------
こだま 投稿者:承前  投稿日: 2月28日(土)08時35分42秒

おっしゃる通りです。和服の際は 男女とも右前で 不幸の時 左前に
する 洋装の際は なぜか 女の方が左前になっています。
「ぬすっとまわし」は 勿論着物のことで ふだんの時のことです。
ですから 着物の懐に手が入る という 考え方言い方自体に 昔の
人の知恵 ユーモアが感じられるのです。輪になって遊ぶ時に言って
いました。



--------------------------------------------------------------------------------
男前女前 投稿者:金沢  投稿日: 2月27日(金)15時53分58秒

こんなことを考えさせられたのは初めてです。
男前女前ということについて調べてみました。
和服は男も女も同じ「右前」なんだそうです。「右前」というのは「右の前みごろ」を先に畳み込む着方のことで、その上に左側を覆うことになりますから「なぜ 左前といわないの ?」というような着方なんですね。
なんせ和服という代物は昭和六年生まれの私でさえ寝巻きと浴衣でしか着たことがなく、この間「面白い」といった際にたまたまパジャマを着ていたのでそう云ったまででした。
というのは洋服になると女は逆で「左前 = 右が上になる」だそうですね。
ちなみに和服の「左前」は「死に装束」のときだけだそうです。皆さんご存知でしたか ?



--------------------------------------------------------------------------------
ぬすとまわし 投稿者:遠藤  投稿日: 2月27日(金)12時07分4秒

ばばぬきのとき、右の人の札を引くか、左の人の札を引くかの問題です。右の人のを引くと
ポケットに向かって手を伸ばすので、ぬすとまわし、といってました。和服の場合だと、
左に手をのばすと懐を探ることになります。でも男前と女前で違いますね。あまり意味は
ないみたいですね。
--------------------------------------------------------------------------------
ぬすとまわし閑話 投稿者:こだま  投稿日: 2月27日(金)06時15分5秒

こちらでは 更になまって のしとまわり といっていました。
元来 輪になってゲームをする時などの順番を決めるのに言い
ました。右回り 左回りというよりも より具体性があります。
なお 現在では 時計回り 反時計回りでわかりますね。
ところで このどっちかへまわす回し方ですが 考えてみると
わからないことばかりですね。まず 陸上競技と競馬では なぜ
反対にまわるのか ねじを締める ゆるめる のは 何故そう
決まっているのか フイギュアスケートはなぜ一定方向(反)に
しかまわらないのか 「回れ右」はどうしてきめたのか 縄をなう
方向はこの方がいいからなのだろうか などなど 疑問がいっぱい
出てきます。どうも 人間右利きが多いからのようですが そうなって
くると 左利きの人には 窮屈な世なのですかね。
などなど くだらんことに思いめぐらしました。



--------------------------------------------------------------------------------
ぬすとまわし 投稿者:金沢  投稿日: 2月25日(水)17時17分59秒

「ぬすとまわし」はたいへん面白いです。なるほど和服の懐に手が入る回り方ですか。
なるほどなるほど面白い。

遠藤さん 「だがへご、たがへご」ですけど、亜種であることは明白だと私も思いますが、本ページの方針として 発音も含めての傍証がないと取り上げられないという決まりのようなものがありまして あえて取り上げなかった次第です。
遠藤さんの提出は「だがへご」でしたが同語であることが明らかだと思いましたので私の一存で採取者を遠藤さんにしたものです。ご了承頂けますか ?

この問題は共同制作者間で話し合いをする範疇でしょうね。



--------------------------------------------------------------------------------
ぬすとまわし 投稿者:遠藤  投稿日: 2月25日(水)09時04分43秒

ぬすとまわしは洋服のポケットに手を出すような回し方と聞きました。だから、和服の懐を
探る場合と反対になるのではないか、と思います。洋服の普及で方言自体は変わらずに動作が
変わったとしたら面白いです。



--------------------------------------------------------------------------------
だがへご、のつかす 投稿者:遠藤  投稿日: 2月25日(水)08時53分43秒

だがへご、と、たがへご、とか、たかへご、と3種類の亜種があるようですので、たかへごだけ
でなく、3種類載せたらどうですか。これらはどう見ても元はふとつもんです。
のつかす、は顔を出すときにも良く使います。「上会に顔のつかいてくーけん」など。



--------------------------------------------------------------------------------
のつかす 投稿者:まつ  投稿日: 2月24日(火)20時24分11秒

確かに言いますね。
子供のとき、鎌だか鋸だかを取ってくれと言われて、柄の方を持って差し出したら「人に渡す時は、柄のはを のつけーもんだ。」と言われました。
差し出す、という意味もあると思います。



--------------------------------------------------------------------------------
のつかす 投稿者:金沢  投稿日: 2月24日(火)13時53分6秒

「のつかす」は既載の「(顔や手を)出す、顔を出す」で載せられているのと同じだと思いますが、たしかに「手渡す」の意味でよく使いますね。
思い出すのは トイレで紙が切れていた場合などで「紙のつかいてごしない」と云いましたね。
おっしゃるとおり「のぞかす」が語源だと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
のつかす 投稿者:こだま  投稿日: 2月24日(火)05時27分17秒

私ばかりで すみません。私の「暮らしの中の方言」にも載せて
いますが ふっと思いだしたのです。「のつかす」という言葉を
皆さんの所では使いませんか。物を手渡す 差し出すのを こう
言います。のぞかす が 語源のようです。
「使いたててすまんが この文書を あしこへのつかいちょいて
ごさんかね 」
「タイミングちーたら えまんごろ のつかいちょいた方がええ
かもしれんのー」



--------------------------------------------------------------------------------
追伸 投稿者:こだま  投稿日: 2月23日(月)20時04分14秒

「もうええ加減にして やめてじょうこい。やっぱー
待っちょってもらーても 迷惑だがな」など



--------------------------------------------------------------------------------
じょ 投稿者:こだま  投稿日: 2月23日(月)19時59分47秒

私は 簡単に 出よう が じょう に 変わっていったのだ
と 思っていますけど。「で」と「じょ」 私たちの口まわし
では だんだんと同じになってくるような気がしますけど。




--------------------------------------------------------------------------------
じょ 投稿者:金沢  投稿日: 2月23日(月)16時20分47秒

「あらきたかや 今じょかともちょったとこだわの」⇒「あらきたのか 今出かけようとしていたところだよ」。
この「じょ」というのはなんでしょうか。
少し理屈っぽくなりますがご勘弁ください。
「出る」というのは下二段活用動詞です。なぜ下二段というかというと「デない デよう デてくる デる デる時 デれば デよ」というように語幹がエ段で変わらない動詞ということで「アイウエオ」の真ん中「ウ」の下のエ段に活用語幹があることから「下二段」と呼ばれているわけですが。

出雲弁の最大の特徴の一つに未然形のうち意思をあらわす活用に「オ段がない」ことがあげられます。
つまり「○○しヨう」という言い方がなく「○○サこい、○○サや」とすべてア段となります。
これは五段動詞であれ下二段であれはたまたサ変「する」であれカ変「来る」であれ同じです。「起きる」はイ段が不動の上一段活用ですが「おきよう」という言い方は出雲弁にはありません。「おきラか、おきラこい」になります。すべて「ア段」です。
五段活用動詞が出雲弁では四段活用になるのはこのオ段がないことによります。

出雲弁には「意思系にオ段がない」といいましたが実はあるのです。
それが表記の「じょ」です。普通なら「でラや」となるところが「でょ ⇒ じょ」となりこれはどうみても「オ段」です。「起きる」でも同じです。「おキョか = 起きようか」サ変では「ショか = しようか」上一段「えきてミョか = 行ってみようか」

「でラん = でない」という活用は九州にあるといわれます(方言の館)」しかし意思系の「じょか」はないでしょう。
出雲弁における「(働きかけの)オ段活用」の代表として「じょ」をあげた次第です。
--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 2月22日(日)20時55分0秒

ならしかた 伝統行事の芸事 余興などの稽古を子供たちに
      つけてやる人のこと
「愛宕さんが来ただけん また ならし方をせにゃーえけんのー」

ぬすとまわし ゲームなどで 順番を時計回りにまわすこと そう
       すれば 隣の人の懐に手が入るから ということは
       順番は大体反時計回りでなされていたようです。
「ぬすっとまわしだけん 今度はお前の番だじょ」

とろへん 旧暦正月14日の夜 子供たちが家々を回って 銭や
     餅などを頂いて歩く行事 こちらで独特のもので 説明
     すれば長いのですが 廃れました。
「まいとこやらにゃー 水ーかけられーぞ とろへん とろへん」

にはんさん 一日の食事を2回ですます人のこと
「ありゃーにはんさんだげなわ 慣れりゃー腹も減らんだらーぞな」











--------------------------------------------------------------------------------
すかんぽ  たかへご 投稿者:金沢  投稿日: 2月22日(日)18時35分11秒

【すかんぽ】
共通語 《植》いたどり
用 例 すかんぽはさきっちょのわけとこがまいでや
用例訳 いたどりは 先端の若いところが旨いよ
採取者 金沢[松江]

【たかへご】
共通語 平らでなく高い低いのあるさま
用 例 いきみちゃ たかへごがあーけんきちけてあるかっしゃいよ
用例訳 雪道は高い低いがあるから気をつけて行きなさいよ
採取者 遠藤[加茂]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
すかんぽ たかへご 投稿者:おくの  投稿日: 2月22日(日)15時44分20秒

「〜さら」は八雲村の方が小さい頃に(奥野注釈:昭和20年代後半頃でしょうか?)お年寄りが使っておられるのを聞いたことがあるそうです。

金沢さん。
「すかんぽ」「たかへご」は3月定期更新時に登録したいと思っていますので掲載案をお願い致します。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
〜さら 投稿者:金沢  投稿日: 2月22日(日)14時27分13秒

「〜さら」に反応があったことに驚いています。
もちろん 古い言葉で高校生のスラングではありません
。高校のとき 誰かが使っていて 珍しかったので皆がマネをして一時大流行しただけです。
その誰かが 思い出せないのですが 安来か能義郡の生徒だったような記憶があります。
古い言葉ではないかとの情報を寄せられたお方はどこの方だったのでしょうか ?

奥野さん「たかへご」が確認されましたね。どうしましょうか ・
○--------------------------------------------------------------------------------
たかへご、〜さら 投稿者:おくの  投稿日: 2月22日(日)09時21分16秒

平田では「たかへご」と「か」が濁らないように思います。

金沢さん提出の「〜さら」について、一時的に流行ったものではなくて古い出雲弁ではないかとのメールをいただきました。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
たがへご 投稿者:金沢  投稿日: 2月21日(土)13時18分37秒

児玉説にまったく賛成です。古語の「たかし、ひくし」の複合語として「たかひく」と遣われるようになり「たかへご」または「たがへご」と変韻したのだと思います。
「でこぼこ」は近代になって出来た言葉ではないでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
たがへご 投稿者:こだま  投稿日: 2月21日(土)06時27分18秒

こだわるようですみません。間違いだと言っているのでもありません。
語源が 凹凸でなくて 高低なのではないでしょうか。ですから
濁らないで たかひく が たかへこ と変わっていったのではないで
しょうか。「へこむ」という言葉もありますしね。
以上 全くの私見で思いついたままです。根拠などありません。



--------------------------------------------------------------------------------
たがへご 投稿者:今岡  投稿日: 2月18日(水)22時29分24秒

加茂では「たかへご」と言っていました(す)。



--------------------------------------------------------------------------------
たがへご 投稿者:金沢  投稿日: 2月17日(火)21時15分24秒

うちらでも「でごへご」ですね。でも「たがへご」という言い方があっても一向におかしくふりません。



--------------------------------------------------------------------------------
だがへご ? 投稿者:こだま  投稿日: 2月17日(火)10時38分42秒

凸凹の状態のことを でごへご と言っていますけど。
「まーじでごへごが多いのー。あぶねーけん はよー直いて
もらわにゃー やれんがの」



--------------------------------------------------------------------------------
だがへご 投稿者:遠藤  投稿日: 2月17日(火)08時44分44秒

昨日は平戸島へクロアイ釣りに行きましたが、今年のクロアイはもう終りですね。ぼでなもん
でした。ここは、隠れキリシタンとか鄭成功の故郷で有名ですが釣り場めぐりが忙しくて尋ね
たことがないです。
 さて、行帰りに道路工事が多くて、道がだがへごになっていてえらかったです。だがへご=でこぼこ ですかね。
 すかんぽ は標準和名いたどりです。しんざいは、多分すいばですね。





--------------------------------------------------------------------------------
〜らかす 投稿者:金沢  投稿日: 2月15日(日)15時48分23秒

たしかに出雲弁には「〜らかす言葉」は沢山あります。
本辞書にも「くぎらかす」「くさらかす」「くたぶらかす」「はしらかす(ヒビをいれるように壊す)」「せびらかす」「やらかす」・・・etc ところが「〜ラかす」の他に「けやかす」もやかす」「あやかす」「くらわかす」「くらまかす」・・・etc などもあります。
よく考えてみるとこれらは「くぎれる、くさる、はしれる、やる、もえる」等々 ある動詞の未然形に「〜かす」をつけたもののようです。
おっしゃるように強調の意味をあらわす場合と「他に働きかける」意味の場合とがあるようですね。




--------------------------------------------------------------------------------
たてっちょる 投稿者:金沢  投稿日: 2月15日(日)15時22分43秒

そうです「立つ」の過去形というか「タ活用 = たった」の連用形が「たって」です。
つまり「たてっちょる」はまさに「タッテいる」という句節としか考えようがありません。
その「たった」の言い方を「たてった」というのが出雲弁だというわけです。
終止形の原則からすると「タテッタ = 立った」でもよいのですが・・・「しゃんとこにほーけたやに たてって なにしちょーかね」という言い方もあるにはありますが。「たてっちょー」の方が一般的だと思いましたので。いかがでしょうか。他にも連用形を用いた複合語はたくさん掲載されています。



--------------------------------------------------------------------------------
いたどり 投稿者:金沢  投稿日: 2月15日(日)15時09分0秒

今岡さん レスありがとうございます。たしかに「いたどり」はポキンと折れて噛むと酸っぱい味がしました。「すいば」はイタドリより細く繊維質で皮をはぐことは出来なかったような記憶があります。おっしゃるように「いたどり」の方が味ははるかに上でした。

遠藤さん 「イタドリ = すかんぽ」「スイバ = しんざい」でいいですか ?
--------------------------------------------------------------------------------
たてっちょー 投稿者:おくの  投稿日: 2月15日(日)11時39分34秒

こみちかしことを書いてすんません。(^_^;)

「たてっちょー」は他動詞「たてる」ではなく、自動詞「立つ」の出雲弁的連用形?「たて」+「〜ちょー」ではないかと思います。共通語では連用形「たち」となるべきところを出雲弁では連用形に「たて」が用いられる。このところが出雲弁的用法ではないかと思われますがいかがでしょうか。他にもこのような用法が有ればまとめることができるのですが、今のところ見あたらないので、単独掲載するしかないと思っています。

金沢さん。以上の解説でよろしいでしょうか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
しんざい 投稿者:今岡  投稿日: 2月15日(日)11時26分5秒

金沢さん

お早うございます。私も子供の頃「しんざい」や「スカンポ」が標準語では何というのかなどとは考えたこともなく、今辞書をひいてみましたがやはり訳がわからなくなりました。何でも「いたどり」には白い花がくるとか、「いたどり」が「しんざい」だとすれば....、白い花など記憶がありません。確か赤い小さな蕾がもぐれさばっていたように思いますが。ありゃー、最後には白い花になりましたかいね。酸っぱいピンク色の葉の元を噛んだり、汚れた十円玉をピカピカにしたこと以外余り用途?がありませんでした。スカンポは茎をただ噛んでいただけでした。歯応えは勿論スカンポに断然分がありましたが。やはり「いたどり」を「スカンポ」と呼んでいたのだと思います。



--------------------------------------------------------------------------------
〜らかす 投稿者:こだま  投稿日: 2月14日(土)14時03分16秒

ころがすことを まくらかす といいます。
ところで 〜らかす は こちら特有の言い方のようで
意味を強める場合と 誰かがさせる という時に用いる
ようです。
おこらかす 枯らかす 慣らかす 汚らかす 駈けらかす
だまくらかす など
「あー また まいとこ だまくらかされたわ」など。



--------------------------------------------------------------------------------
しんざい 投稿者:金沢  投稿日: 2月13日(金)17時44分0秒

私の生家は宍道湖のほとりで山陰線が近くを走っていました。その鉄道の土手に「いたどり」も「すいば」も生えていましたが。
で「いたどり」のことを「すかんぽ」といっていました。「すいば」をなんと呼んでいたのか忘れましたけどどちらも食べた思い出があります。
ところが広辞苑をみると「すいば」の古名は「すかんぽう」だとあります。
つまり「いたどり」は「すかんぽ」ではない、ということになります。松江では「いたどり」のことを「すかんぽ」と云っていただけだ、とすれば簡単ですがどうもはっきりしません。
「いたどり」と「すいば」のことを教えてください。



--------------------------------------------------------------------------------
まくれちょー 投稿者:わださか  投稿日: 2月13日(金)17時19分28秒

「そこんはにおらのめがねがまくれちょらせんかいの」
と,私もいいます。でもこれは「そこらへんに私のめがねがころがってませんか」ということだと
思いますので,【まくれー】「ころぶ」で既掲載に属すのではないでしょうか。

>こだまさん
 たしかに「まくらかす」とはあまり聞いたことはないですが,ころがすと言う意味で「まくる」
 「まくー」と言いません?
 



--------------------------------------------------------------------------------
まくれる 投稿者:こだま  投稿日: 2月13日(金)14時29分58秒

まくれる は ころぶ ではないでしょうか。そのような状態に
あるから まくれちょる と言い ころがすことを まくらかす
といいませんかしら。
立っている様子を たてっちょる というのも特徴ですね。
「また叱られて 廊下にたてらかされたわ」思い出はありませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
まくれとる 投稿者:遠藤  投稿日: 2月13日(金)09時25分42秒

たてっとる、が方言だとすると、ものが落ちている状態をまくれとる、と言いますが、これは
どうなりますか。「そこんはにおらのめがねがまくれちょらせんかいの」などと。



--------------------------------------------------------------------------------
がしん 投稿者:遠藤  投稿日: 2月13日(金)09時20分45秒

辞書にがしん=不作とありますが、言い伝えで「さるどしはがしん」ということを聞いたことがあります。今年です。



--------------------------------------------------------------------------------
しんざい とびさくー 投稿者:遠藤  投稿日: 2月13日(金)09時18分50秒

しんざいは標準和名は忘れましたが、ウサギに良くやりました。食べられる野草と言う本があって
しんざいも食べられるそうで、食べてみましたが、これがおかずで食べられるなら世界の食糧問題も一気に解決といったしろもんです。
とびさくーもとんさくーも同じです。うちの母親などやや上品ぶってとびさくーと言ってました。




--------------------------------------------------------------------------------
そげそげ 投稿者:わださか  投稿日: 2月12日(木)18時46分28秒

>金沢さん
 そうですよね,「自分で立つ」は,「わーでたてー」ですね。

さて,既載の【しんざい】ですが,食べられる野草とありますが,私が子供のころには植物の
和名「すいば」を指していました。根元の方がピンク色でした,かじるとすっぱい味がしたも
んです。大きくなったこの草の茎を折って「ぶつけやこ」して遊んだもんです。
--------------------------------------------------------------------------------
たてっちょー 投稿者:金沢  投稿日: 2月12日(木)16時10分29秒

【たてっちょー(る)】
共通語 立っている
用 例 こら はたで たてっちょらんこに ちたてごせやれ
用例訳 こら そばで立って(見て)いないで少しは手伝えよ
解 説 出雲弁では「立った状態」を表すのに「立った」と云わずに「たてった」と云います。
採取者 金沢[松江]
--------------------------------------------------------------------------------
たてっちょー 投稿者:おくの  投稿日: 2月11日(水)19時52分55秒

児玉さん。まつさん。
早速、情報をいただきだんだんです。

金沢さん。
わださかさんから「たてっちょー」は出雲弁ではないかと提案いただき、2001年の掲示板過去ログを見直して見ましたが金沢さんの仰るように当辞書に登録すべき語彙のように思えてきました。解説も含めて掲載案をご提示願えないでしょうか。





--------------------------------------------------------------------------------
とびさくー 投稿者:まつ  投稿日: 2月11日(水)19時40分54秒

うちらのほーでは、とんさくー と言っていました。
とんさくー は辞書にありますが、使い方はわださかさんの示されたとおりの使い方です。

こらこら あげん とんさくー だないが

と言う具合。



--------------------------------------------------------------------------------
ちんちゃくる 投稿者:こだま  投稿日: 2月11日(水)16時25分20秒

ちんちゃくる なつかしい言葉です。つむ が ちん に
なったものでしょう。つむ きざむ ちぎる などの動作
が思い浮かんできます。むやみやたらに 切り刻んでしまう
所作が この言葉から伺えますね。



--------------------------------------------------------------------------------
ありがとうございました 投稿者:おくの  投稿日: 2月11日(水)16時14分51秒

児玉さん。ただもさん。
いろいろと用例をお寄せ頂きありがとうございました。

わださかさんからお寄せいただいた下記語彙をご存じのかたはいらっしゃいますでしょうか。

【ちんちゃくる】(はさみで)切り刻む:こめ子に はさみ 持たせーと 何でも ちんちゃくって しまう。
【とびさくー】走りまわる:お客さんが 来とらい けん 座敷を とびさくー だない。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
用例に賛同 投稿者:ただも  投稿日: 2月10日(火)20時19分51秒

こだま さんの仰る用例に賛同します。
すこーし言い方に違いはありますが。

【つかまえこう】=当方では つかまえこ、つかまえやこ と言いますが。
【つばけ】=つばき ですね 「つばき」=唾 は共通語ですが。
【なげこんば】=そのままです。
  「せっかく来てごさいたけん、あがってごいなはい。
   子供が、らしがね事しとって なげこんばだも。」
   *らしがないのは、いつも子供のせいになっていましたね・・・




--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 2月 9日(月)15時24分34秒

つけあげ 天ぷらのこと つきゃーげ といっていました。
「かぼちゃやりーきいもを はよーつきゃーげにせいや」

つめくじをたてる ひどくつめり 爪あとをつけること
「そげねつめくんなよ 爪くじがついたがな」

であいもん 欲しいと思っていたところに 折りよく間に合う品物
「お前さんがほしがっちょらっしゃったが であいもんがあーがね」

ちんからこ 冷え切った朝 凍みついた雪の上をあるくこと
      子供の体重ならはまらないで 歩けたものでした。
「おーい 今朝はちんからこで 田んぼを通って学校へいかあこい」

つかまえこう いわゆる鬼ごっこ いろんな遊び方がありました。
「つかまえこうしょうこい じゃんけんで鬼ーきみょうや」

つばけ 唾のこと 
「どっこへでも つばけをはくなよ」

つまごわらじ 先端に藁で編んだ覆いのついているわらじのこと
「雪道だけん ふかぐつか つまごわらじにせいや」

とりつけ ぼたもちはもち米を炊いてすりつぶして餡をまぶすが
     とりつけは 搗いた餅に餡をまぶしたもの
「まっちょったとりつけが できたけんのー」

なげこんば 物置のこと 整理しないで手当たり次第に入れてあるから 
「えらんやーになったけん なげこんばへ持っていっちょいてよ」

 




--------------------------------------------------------------------------------
おびやかす 投稿者:ただも  投稿日: 2月 8日(日)20時10分20秒

久しぶりに来てみたら、ありましたね。
加茂の方から。やはり(当方大原郡内)は同じ事言いますね。
たとえば、こんな風に使いませんか?

【おびゃかす】(おびやかす)=[共通語]びっくりさせる
   [用例]こな子、いけずばっかしていけんけん、ちと おびゃかいちゃらこい。
   [用例訳]あの子、いたずらばっかりするから、少し驚かしてやろう。
 
【かしこねまる】(かしこ ねまる)=[共通語]正座 
   [用例]まあ。おまえはん、あげに かしこまねらでも よございすわね。
       足 くずいて ごしなはい。
   [用例訳]まあ。そんなに正座までしなくても 良いですよ。
       足を 崩して楽にしてください。

【かんぱた】(川 ん はた)=川岸(川の端)
   [用例]おい、葬式 すんだら かわいきさいけん
      わけもんやちで かんぱたの 草刈っておいてごせや。
   [用例訳]おい、葬式が終わったら、親族の皆さんが川へ行かれるから
      若い連中で 川の端の草を刈って 行きやすいようにしてあげて
      おいてくれ。





--------------------------------------------------------------------------------
じーくて 投稿者:金沢  投稿日: 2月 7日(土)13時20分58秒

「じーくて」は既載の「じくたらし」と同語のような気がします。
それに今岡さんの「加茂では常套語」というフォローがあっています。



--------------------------------------------------------------------------------
じーくて  投稿者:おくの  投稿日: 2月 7日(土)11時35分50秒

「まんぱち」「〜さら」は聞いたことがありませんね〜。(^_^;)
「もず」は美保関町方言辞典に千酌で使っており「くじめ」のことだと書いてありましたが・・・?
「じーくて」は「じりくたい」とも言うとメールが届きましたがご存じ有りませんか。

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
〜さら 投稿者:金沢  投稿日: 2月 6日(金)16時13分18秒

高校の時「〜さら」という方言がありまして 大流行したことがあります。
昭和19年から22年にかけてのことです。 たしか東部汽車通のだれかが言い出して流行りとなったような気がしています。
東部汽車通は松江以東の安来、能義方面から汽車通勤している連中のことです。
使い方は とにかく言葉の文末に意味もなくつけるのです。
「今日の試験 いけだったサラ」「昨日 映画みにいったサラ」・・・etc
これは「〜そうろう(候)」が残っていたものと考えていますが どなたかお聞きになったことはありませんか ?
--------------------------------------------------------------------------------
標準語  2 投稿者:金沢  投稿日: 2月 2日(月)21時31分8秒

わださか さん はじめまして 「じーくて」ですが 松江に永くおりますと 他所の地域の言葉を聞きますが これは聞いたことがありませんね。
この「じーくて」には出雲弁の匂いがしますね。「ずぃーた」「ずいぽたら」「じーがわり」の類似語でしょう。
それに今岡さんが証明されましたから これは採用になりますよ。
同郷の証明こそ必要なんです。でなければ加茂独自の出雲弁が 日の目を見ないことになってしまいますからね。
ほんとは同郷の人が二人以上いると理想なんですが。
奥野さんもそのことでいつも頭をいためておられますよ。

【じーくて】
共通語 ものぐさ、のろいこと
用 例 まんだ返事書いちょらんだかや じーくてやつだの
用例訳 まだ(手紙の)返事書いてないのか ものぐさのやつだね
採取者 ? ? ?
記録者 (金沢:松江)




--------------------------------------------------------------------------------
標準語 投稿者:わださか  投稿日: 2月 2日(月)18時10分33秒

いやぁ,「じーくて」と言うのは標準的出雲弁と思っていましたが,出雲地方の中でもいろいろと
違うんですね。(もっとも標準的出雲弁ならとっくにここの辞書にあるわけですが。)
私はたんびにえわれーもんだけん,わっしぇられんことばでしわ。
加茂以外の地域では言わないんでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
まんぱち  もず  2 投稿者:金沢  投稿日: 2月 2日(月)13時39分9秒

まんぱち  もず  ともに聞いたことがないです。県東部ですか。
石鯛の子供を「ななしま」とは云いましたが。
あるいは 島根半島の地元特有の言い方かもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
まんぱち もず 投稿者:遠藤  投稿日: 2月 2日(月)12時18分14秒

実はこないだ大東へ行ってました。福岡から9号を通って車で帰りました。県内で雪が残ってたのは津和野と加茂、大東ほどでしたじね。山陰の釣り、島根半島編、山陰中央新報(昭和55年)という昔買った本を見つけて持ち帰り読んでたら、東部では石鯛をまんぱち、あいなめをもずと言う、と記載がありました。ほかにもあったのでまた紹介します。



--------------------------------------------------------------------------------
じーくて 投稿者:今岡  投稿日: 2月 1日(日)20時33分2秒

同郷なので参考にはならないかも知れませんが、確かに使います。意味も全く同じです。



--------------------------------------------------------------------------------
【じーくて】 投稿者:おくの  投稿日: 2月 1日(日)08時46分14秒

加茂町のかたから【じーくて】という言葉が寄せられました。
ご存じ有りませんか。

【じーくて】ものぐさ,のろい:まんだ 手紙の返事 書いとらんかや じーくて や
つだのぉ。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
えがいに〜 投稿者:金沢  投稿日: 1月30日(金)16時04分12秒

なんのことはない「いい具合に〜」が単に訛っただけですが、典型的な出雲弁として取り上げておきたいのですが。
「どこどこ わしにかしてみ えがいにやってごすけん」⇒「どれどれ 俺にかせてみろ
うまい具合にしてやるから」。
「そら えがいだったの」⇒「それは うまいとこやったね」のような使い方もありますから
「えがいに〜」という副詞形でなく「えがい = いい具合、いい様子」で取り上げてもよいのですが。



--------------------------------------------------------------------------------
お答え 投稿者:こだま  投稿日: 1月29日(木)22時15分17秒

あまりいい答えではないかもしれません。
「すねほし」
脛干し つまり田植えが終わった後 日を決めて休むこと 泥落とし
とも言う。半夏生の頃 お嫁さんが里帰りをして憩うたものです。
「せなかち」
物を担う時 背中にあてるもの 藁製で固く厚く楕円形に作ってある
固い重い物を背負うのに使っていました。
「たかやく」
無賃労働奉仕 ただ仕事のこと
(そりゃーたかやくじゃったのー)とは 慰労する言葉ですね。
「たからばち」
竹の皮でつくった編み笠のこと 案山子の姿を思い浮かべて
下さい。



--------------------------------------------------------------------------------
ふゆ 投稿者:遠藤  投稿日: 1月29日(木)12時40分3秒

ひい、と仰っているのは大東で訛って言うところのふゆ、ですね。標準和名すべりひゆ、花のきれいな「はなすべりひゆ」はポーラチュカと言う名前で花屋で売ってます。ふゆは畑の雑草ですが、味噌和えにしてよく食べました。美味。ものの本によると茎の部分だけを乾燥させて蕨のようにして食べる所もあるそうです。(ふにアクセント)。
それにしても、こだまさんの提示された言葉の上から4つはまるでわかりません。教えてください。



--------------------------------------------------------------------------------
ふだん草 ? 投稿者:こだま  投稿日: 1月28日(水)19時49分52秒

私の記憶はあてになりませんが そういえば ホウレン草に
似ていた野菜で ひい というのがありました。作っていた
のでなくて 生えていたかもしれません。でも 今 ふだん草
を 種をまいて作るというひともあるようですので 違って
いるかもしれません。
ふだん草というのは 季節を問わず 採れる 食べられること
からきたなまえのようです。
ひい は 味噌であえてたべていました。



--------------------------------------------------------------------------------
ちやもみ 投稿者:遠藤  投稿日: 1月28日(水)08時18分6秒

ちやもみは料理名ですし、「塩」もみではないです。酢もみです。ふだんそうは共通語で家庭菜園の本には良く出てます。広辞苑ではちしゃはレタスとなってましが、正確には違います。金沢さんのおっしゃるように韓国料理に脇役で出てくるなっぱ (サンチュ)がちしゃだと思います。焼肉だけではなく刺身も包んで食べます。サンチュ定食というものがあり、ご飯も包んで食べます。



--------------------------------------------------------------------------------
もみ 投稿者:金沢  投稿日: 1月27日(火)18時37分47秒

「もみ」は「きゅうり や なすび の塩もみ」「茶もみ の作業」・・・などの「〜もみ」でしょう ? これは共通語の範疇だと思いますよ。
「ちやもみ = ちしゃ を使った塩もみ」で一語とすべきだと思いますね。
それにしても「ちやもみ」は新鮮な響きをもった言葉ですねー。恐れ入りました。

ところで 児玉さん むかし「ふだん草」というホーレン草の代用品みたいな野菜がありましたね。今は 作られていないのでしょうか ?  もっとも母は「今日は ふだん草だけんね」とやや格下にみていたような記憶があります。



--------------------------------------------------------------------------------
ちやもみ 投稿者:おくの  投稿日: 1月27日(火)18時17分34秒

「ちやもみ」の「もみ」は他にも使うのでしょうか?

「ちや」と「もみ」をそれぞれ登録するのかいいのでしょうか、
それとも「ちやもみ」として登録すべきなのでしょうか?

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
ちしゃ 投稿者:金沢  投稿日: 1月27日(火)17時06分16秒

「ちしゃ」という野菜は今は作られていませんよね。たしか青い葉っぱの一部に茶色っぽい部分のある葉野菜でしたね。
遠藤さん 韓国料理で たしか ちしゃの葉っぱに包んで食べる料理があるとか聞きましたが ?




--------------------------------------------------------------------------------
追記 投稿者:こだま  投稿日: 1月27日(火)14時27分20秒

ちやもみは 田植えのころ はしまのおかずとして 皿に
つけられていたものです。



--------------------------------------------------------------------------------
ちやもみ 投稿者:こだま  投稿日: 1月27日(火)10時42分52秒

どうもすみません。大体遠藤さんのおっしゃった通りのもの
だと思います。所謂 ちしゃ のことを ちや と言って
いるのです。今では レタス のようなものですね。
「もむ」というのは「あえる」とはちょっと違いますが
どういったらいいでしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
ちやもみ 投稿者:遠藤  投稿日: 1月27日(火)08時47分14秒

ちやもみちーもんは、ちや(野菜のちしゃ)をいでて酢であじの焼いたいちやなんかいとごめたに
まぜた料理だわね。いちんちおくとくろんなーけねはやことかなえけん。違いますか。



--------------------------------------------------------------------------------
ちやもみ 投稿者:おくの  投稿日: 1月26日(月)19時23分16秒

「ちやもみ」ってどのようなものでしょうか。(^_^;)

では、では、m(__)m
○--------------------------------------------------------------------------------
用例 投稿者:こだま  投稿日: 1月26日(月)16時00分45秒

語句の説明は省かせていただきます。
すねほし 「今年の半夏にゃー どげーでも すねほしにくーだじ」
せなかち 「しゃんとしたせなかちー負うてえかにゃー
      せながいてーよ」
たかやく 「そりゃーたかやくだったのー すまんすまん」
たからばち 「急に天気がおかしいわ すまんがそこのたからばちー
       取ってごっさいよ」
だまりぼっか 「だまりぼっかもええ加減にせーや 考えちょー
        ことがわからんけん 迷惑すーがの」
ちや 「さあ はしまになったけん ちやもみでもそえて食うて
    ごっさいよ」
せんば 「ひらい米を作るけん ちょんぼしだけん せんばで
     丁寧にこぐかのー」     などなど如何でしょうか。 




--------------------------------------------------------------------------------
そーき 投稿者:金沢  投稿日: 1月25日(日)23時18分39秒

まつさん 鋭いつっこみでした。たしかに漢字渡来以前にすでに「そーき」そのものはあった筈ですから なんか呼び名があったことは間違いないことでしょう。
角度を変えて 中日辞典を当たってみました。
「笊 = サウ(zhao = aの上に点あり) = 水中から物を掬うために使うざるすくいのようなもの」であがっていました。「器」は中国語でも「qi」で「笊気」は中国音で ほぼ「ソウキ」に近い発音だと思われます。
ただ問題は「笊器」という熟語があるかどうかですが これは疑問です。漢音による和製漢字語の疑いが 非常にあります。
かといって 「そーき」という和語があったかどうかもまた疑問です。
私は「ザル」「カゴ」と言っていたのではないかと推測しますね。

中国語の発音の表記は冷や汗ものです。四声を知らないとうまく書けません。
森田さん 助けてください。



--------------------------------------------------------------------------------
笊器 投稿者:まつ  投稿日: 1月25日(日)18時07分20秒

金沢様、いつもフォローありがとうございます。

そうき = 笊器 が語源かもしれませんね。
そうすると、漢字渡来の以前に、日本に竹を編む技術がもし有ったとすれば、それは和語でなんと呼ばれていたのか、非常に興味があります。

インターネットで調べたら、沖縄では「あばら骨」を「そーきぶね」と言うそうです。
語源が中国にあるとすれば、山陰から沖縄にも「そーき」と言う言葉があるのかもしれません。
語感が似ているだけで全く違う言葉である可能性もありますが・・・。





--------------------------------------------------------------------------------
そーき 投稿者:金沢  投稿日: 1月24日(土)12時59分3秒

大辞林に「そうき = 笊器 = 竹で編んだザルやカゴの類」というのがあります。
これはどうみても漢字語で和語とは思えません。漢字渡来後にできた比較的新しい言葉かもしれませんね。



--------------------------------------------------------------------------------
そーき4 投稿者:まつ  投稿日: 1月24日(土)11時05分11秒

奥出雲さん、こんにちは。

そーき ですけど、私個人の勝手な想像ですが、あばら骨から連想して「ぞうき(臓器)」
からきているのではないかと思っています。

何の根拠もありません。
あばら骨の形状が、竹細工の形状と似ているような気がしてそう思っているのですが・・・。
しかし、竹細工の「そーき」が先にあって、形状の似ているあばら骨を「そーき」と言ったとも考えられるし、この場合「雑器」が語源になりますね。
どんなもんでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
そーき3 投稿者:奥出雲  投稿日: 1月23日(金)23時17分56秒

そーき=雑器
だと思います。
広島の人も同じ言葉を使ってましたよ。



--------------------------------------------------------------------------------
そーき2 投稿者:まつ  投稿日: 1月23日(金)20時55分17秒

遠藤さん今晩は。
今年もよろしくお願いします。

そーき は竹で編んだ物全般を指しているような気がします。
ちーとぞーき ですけど、小学生の頃、鍬で土を ちーとぞーき に入れて運んで花壇作りをさせられた思い出があります。

話は変わりますが、沖縄の「そーきそば」の「そーき」はあばらの肉のことのようですが、竹で編んだ「そーき」もあばら骨のように見えなくも無いです。
同じ語源になるのでしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
そーき 投稿者:遠藤  投稿日: 1月23日(金)17時09分51秒

そーき、と聞いて受ける印象、連想するものはまつさん指摘のちーとーそーきですが、単に
そーきと言ってました。ちりとりというよりは木の葉を集めるときに使うような気がします。
そーきとは竹を編んだ籠のことではないですか。昔は冷蔵庫、電気釜もないのでご飯をそーき
に入れて保管しましたが、あれもそーきでした。
ちなみに(ちーとー)そーきと農具の箕は良く似てます。



--------------------------------------------------------------------------------
ちーとぞーき 投稿者:まつ  投稿日: 1月22日(木)21時00分0秒

民具名の収集について話が出ていましたので、投稿しました。

そーき は既に辞書に記載されています。
用例が 飯ぞーき とありますが、ちーとー(ちりとり)を組み合わせて ちーとぞーき と言っていました。
竹製の半円状の物で、プラスチック製の物も近年あります。

物は、見れば多分すぐ分かる物ですが、全国的に有るものだと思いますし共通語では何と言うのか分かりません。

ちーとぞーき と言う言い方しませか?





--------------------------------------------------------------------------------
おおめ 投稿者:金沢  投稿日: 1月20日(火)16時30分43秒

遠藤さんもグレ釣り党ですか。
松江ではクロアイの大物は 単にクロ 手のひら大のものは ハブナガ さらに小さいのは コメサといいます。 突然の大波 ヨタ は初めて聞きました。言い得て妙ですね。

「おびゃかす」というのは共通語の「おびやかす」の訛りではありませんかね。
--------------------------------------------------------------------------------
おびやかす 他 投稿者:こだま  投稿日: 1月20日(火)15時27分50秒

おびやかす は びっくりさせることで こちらでは
おべやかす おべらかす といいますね。また
びっくりしたことを おべはちけた といいます。
「急にいわっしゃーけん おべはちけてしまーたがの」
など。



--------------------------------------------------------------------------------
おおめ 投稿者:遠藤  投稿日: 1月20日(火)12時05分4秒

くろあい釣りのシーズン真っ盛りですね。出雲ではのたがおぜけん磯へは出られん日が多いと
思います。凪の日ならおおめがつれーにね。はがいことだども、命があれば釣りはまたでき
−だーけんこらえてがっしゃい。
「のた」=突然来る大波、いわゆる与太波のこと。
「おおめ」=くろあい、たいなどの大物。



--------------------------------------------------------------------------------
加茂町の方から 投稿者:おくの  投稿日: 1月18日(日)17時51分23秒

加茂町の方から下記の語彙をお寄せ頂きました。ご存じの語彙が有りましたらお知らせください。

【おびゃかす】:「おべらかす」と同じ意味です。
【かしこねまる】:出雲弁では「かしこまる」が一般的です。
【かんぱた】【かっぱた】:突端:岸壁のかんぱたから下を覗いたらしょんべがでぇやなった。
【くしゃーり】:食べてばかり:子供らちゃ菓子がなんぼでもあぁだけん,くしゃーりだのぉ。
     (この語は母方の祖母故人(宍道町白石出身,加茂町大竹)がよく言っていたが他で聞いたことがない。)

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
あげー 投稿者:おくの  投稿日: 1月18日(日)10時08分59秒

私も方言だと思いますよ。(^^ゞ

わださか さん。情報をお寄せ頂きありがとうございました。
「めんめ」(お菓子)は今月の新既登録させていただきました。

みき さん。
お久しぶりです。(^^ゞ
これからも出雲弁情報を書き込んでくださいね。(^^ゞ

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
あげる(ー) 投稿者:金沢  投稿日: 1月16日(金)14時52分1秒

たしかに「あげる」は物事を「終了する」という意味はあっても「物理的にしまう」という意味では使わないように思われますね。
「コタツをあげー」は方言だと思います。
奥野さん いかがなものでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
めんめ 投稿者:わださか  投稿日: 1月14日(水)18時51分26秒

>まつさん,おくのさん
 ちょっと前に出ていた「めんめ」ですが,加茂では幼児語で「お菓子」のことだと思います。




--------------------------------------------------------------------------------
あげー 投稿者:遠藤  投稿日: 1月14日(水)12時05分27秒

布団の話題で思いついたのですが、ふとんを押し入れにしまったり、こたつをしまうことをあげー
といいますね。「もうそろそろこたつあげらだねか」などと。
広辞苑にも下にあるものを取り払う、と言う意味でのってますが、これは取り払ってさらにしまう
という方言でしょうか。



--------------------------------------------------------------------------------
(無題) 投稿者:みき  投稿日: 1月14日(水)00時10分27秒

失礼しました。ありましたね^^



--------------------------------------------------------------------------------
ほんがほんが 投稿者:みき  投稿日: 1月14日(水)00時07分0秒

辞書に無いような気がしますが。
今でもよく使いますよ。



--------------------------------------------------------------------------------
私も こえました 投稿者:おくの  投稿日: 1月12日(月)20時33分21秒

ぽっぽ さん。
あけまして、おめでとうございます。
私も年末年始の間に肥えてしまいました。
餅ではなく米の汁です。(^_^;)
今年もよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m




--------------------------------------------------------------------------------
あけまして 投稿者:ぽっぽ  投稿日: 1月12日(月)09時20分42秒

遅まきながら、
みなさん あけまして おめでとうございます
私目は、年末から送ってきた、仁多米と仁多もちの食べすぎで
少々?太ってしまいました。

やっと、今日から仕事にありつけました。
みなさまのご発展をお祈りいたします。
--------------------------------------------------------------------------------
えのんと 2 投稿者:おくの  投稿日: 1月11日(日)18時27分15秒

今岡さん。
「えのんと」の確認、ありがとうございました。

「かけふ」は私も聞いた記憶があるのですが、掛け布団のシーツ、上にかけるもの、どうなんでしょうかね?????

では、では、m(__)m



--------------------------------------------------------------------------------
かけふ 投稿者:金沢  投稿日: 1月10日(土)20時55分54秒

今岡さん こんばんは 私のかすかな記憶でも「かけふ」は「なんか上にかけるもの」という意味で使っていたような気がします。
「おい なんぞ かけふなとかけちょいちゃれや」というオヤジの声が聞こえてくるような・・・懐かしい。
思うに「かけふ」は各地でそれぞれの意味で使われていたのでしょう。



--------------------------------------------------------------------------------
えのんと 投稿者:今岡  投稿日: 1月10日(土)20時49分0秒

今、田舎の父(大正11年生)に確認しました。
「えのんと」は井戸の名称とのこと。但し、単独で聞いた事は無く、「えのんとんぎゃー」(世間知らず)という言い回しを覚えているということでした。つまり、ぎゃーは蛙(ぎゃーこ)のことですから諺に言う「井の中の蛙大海を知らず」ということになります。



--------------------------------------------------------------------------------
こおい他 投稿者:今岡  投稿日: 1月10日(土)12時54分19秒

@こおい
ようこさん、加茂でも「こおい」と呼んでいます。冬は更にその上に子を寒さから守る一種の防寒着も含めた総称だったように思います。
Aしきふ、かけふ
私の記憶では、布団を意味するものではなくて、しきふは敷き布団の上の薄い布(シーツ)、かけふは掛け布団のカバーではなくて、毛布等の薄い布であったような気がします。
Bえのんと
今、田舎に電話しましたが不在ですので、夕方にでも確認してみますが、「井戸(井の戸)」が訛ったものと容易に推察出来ますが....。



--------------------------------------------------------------------------------
こおい 3 投稿者:おくの  投稿日: 1月10日(土)11時25分7秒

【こおいぎ】で一月に登録予定です。

加茂町の方から下記の語彙をお寄せ頂いたのですがご存じないでしょうか。
えのんと:井戸:えのんとの水は夏でも冷たてえもんだ。

では、では、m(__)m
--------------------------------------------------------------------------------
こおい  2 投稿者:金沢  投稿日: 1月10日(土)01時26分21秒

「こおい」というのは要するに「かいまき」も含めた「こおい着」の総称でしょうかね。
牧野本に「こおい = 子供を背負う時に親といっしょに羽織る着物」とあります。
私の子供時代を考えてみますと まともに「かいまき」と云ってました。

【こおい】
共通語 子供をおんぶする時に羽織る着物の総称、子負い着
用 例 ばんげになったけん 子供が風邪ひかんやに こおいかけてえきなはいよ
用例訳 夕方になったから子供が風邪をひかないように子負い着をかけて行きなさいよ
採取者 ようこ[斐川]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
追加です 投稿者:ようこ  投稿日: 1月 9日(金)19時01分42秒

「おい」について補足というか追加になりますが、先ほど斐川の叔母に電話して確かめたら
やはり、「おい」はシーツとか覆うものという意味であり、他にもありました。
赤ちゃんをおんぶした時などに、おんぶ紐をしてから風をよけるために着るもの=ねんねこ とも言いますが
これを斐川では 「こおい」 と呼んでます。

(例) ばんげになって 外へでーやなら こおいもせにゃ 子供が 風邪ふくがねー
(訳) 夕方になって 外へ出るのなら ねんねこもしないと 子供が 風邪ひくよ




--------------------------------------------------------------------------------
さっきし 投稿者:金沢  投稿日: 1月 9日(金)16時35分45秒

「あら かえっちょったかね」「おん さっきしの」⇒「あら 帰っていたの」「うん さっきね」。
この「さっきし」の「し」は「えきし、もどーし = 行き、帰り」の「し」と同じであまり意味のない言葉ですが 私見では古語の助詞が残ったものと考えています。
「いまシがた〜」「かえりシあらば〜」・・・etc




--------------------------------------------------------------------------------
おい  かけふ 投稿者:金沢  投稿日: 1月 9日(金)16時27分49秒

なにぶんと子供時代のことだもんで記憶違いもあるかもしれません。
「おい = かけ布団」は私の勘違いでしょう。よって下記に書き換えます。
さすがは ようこさん 有り難うございました。

【おい】
共通語 シーツ
用 例 おいが よごれちょーけん そろそろかえちょいてごさんかや
用例訳 シーツが汚れているから そろそろ換えておいてくれないか
採取者 遠藤[加茂]
記録者 (金沢:松江)

【かけふ】 (け にアクセント)
共通語 かけ布団用のカバー(シーツ)
用 例 こらこら しきふだけだなて かけふもつけにゃつかえへんがね
用例訳 こらこら 敷きシーツだけじゃなくてかけ布団カバーもつけないと使えませんよ
採取者 遠藤[加茂]
記録者 (金沢:松江)



--------------------------------------------------------------------------------
おい 投稿者:遠藤  投稿日: 1月 9日(金)13時03分39秒

かケふ のアクセントは確かに真中で、元阪神の「掛布」とはちがいます。



--------------------------------------------------------------------------------
おい 投稿者:遠藤  投稿日: 1月 9日(金)13時01分35秒

おいはシーツのことで、しきふ、かけふは布団のことだったと記憶してますが、地域差が
あるのですかね。



--------------------------------------------------------------------------------
↓について 投稿者:ようこ  投稿日: 1月 9日(金)11時32分39秒

本年もよろしくお願いいたしますm(__)m

時々しか登場しないのにご指名をありがとうございます。
「いしゃや」については私もわかりません。
「おい」についてですが、
遠藤さんのおっしゃるように、これはシーツを意味しています。布団ではないと思いますよ。
「シキフ」は敷布団につかうシーツのことであり、「カケフ」は掛け布団に使うシーツのこと。
個人的な例としては
 「カケフ」の場合
   (例) そろそろ カケフが 汚れちょーけん 替えといてごさんかや
   (訳) そろそろ 掛け布団のシーツが 汚れているから 替えておいてくれませんか
 「シキフ」の場合
   (例) まーじ ねしょんべん しーと 敷布団もシキフも なんもかんも かえにゃいけんがねー
   (訳) もう おねしょ すると 敷布団もシーツも 何もかも 替えないといけないじゃないの

ちょっと例としてはうまく表現できかねましたことはご了承ください。
いかがでしょう?



--------------------------------------------------------------------------------
おい 投稿者:金沢  投稿日: 1月 9日(金)00時47分21秒

「おい」 たぶん「おおい」の訛ったものでしょうが云いましたねー。
「シキフ、カケフ」も日常語でした。広辞苑に「しきふ」はありますが「かけふ」は有りません。
「かけふ = かけ布団」はどうも方言臭いですね。一般的に云わないと思いますが他の方のご意見も伺いたいです。
今岡さん ようこさん 「かけふ」どんなもんでしょうかね ?
アクセントは「かケふ」と中上がりですね。

【おい】
共通語 かけ布団、または 寝る時にかけるかけものの総称
用 例 あんら こな子は寝てしまっちょーがね なんぞ おい かけちょいちゃーだわね
用例訳 あらまー この子は寝てしまったよ なんか布団かなんかかけてやりなさいよ
遠藤[加茂]
記録者 (金沢:松江)

「いしゃや」 どなたかこのページの上で証明して頂けませんか。



--------------------------------------------------------------------------------
いしゃや4 おい 投稿者:遠藤  投稿日: 1月 8日(木)18時03分44秒

大東では「いしゃはん」と言ってました。いしゃやは聞かないです。よこやとかどんぼやとか、かど名にもやがつくものが多いし、一般的に商人を「商売や」といいますのでいしゃやという言い方もあるかとは思います。
絵の具よりも消しゴムがよく風邪を引いたと思いますが、これは共通語のような感じもあります。
ところで、布団のシーツのことを「おい」と言ってませんでしたか。また、カケフ、シキフなども
ありましたがこれは共通語かな。



--------------------------------------------------------------------------------
いしゃや3 投稿者:まつ  投稿日: 1月 7日(水)20時58分59秒

いしゃや を職場で聞いてみました。

宍道 「さー。いわんねぇー」
玉湯 「いや、聞いたこと無い」
松江 「こまい頃に聞いたやな気がする」
大東 「ああ、そげ言いで」
仁多 「うん、分かる。そげ言う」
平田 「いや、分からんわ」

と言う回答でした。
ただ、分からないと言う人は30代から40代の人で、分かる、使うと言う人は40代から50代の人でしたから地域の違いなのか、年代の違いなのか分かりません。

私の職場では、出雲弁エリアの人が適当に散らばっていますので「そちんはで、こぎゃんいいかたすーかや」と聞くことが出来て便利です。
しかし、お互いの言葉か混じりますから、家の周りで昔から使っていたのか、職場の会話の中で使っていたのか混乱してしまうと言う欠点もあります。
--------------------------------------------------------------------------------
〜ねだねか  3 投稿者:金沢  投稿日: 1月 7日(水)15時44分50秒

これも広場からの横取りですが「〜ないでないで」を出雲弁で「〜ねことねか」とするのにはやや難点があるように思いますね。
「〜ねことねか」は「〜ないこともないか」で「(なるほど そんなことも) ないこともないか」でやや「達観、納得」の意で用いることが多いように思います。
「ないでないで = ないじゃないか」なら出雲弁では「〜ねだねか」が適切だと思いますが 奥野さんいかがでしょうか ?



--------------------------------------------------------------------------------
(絵具が)風邪をひく 投稿者:金沢  投稿日: 1月 7日(水)15時35分25秒

広場の方で出ている「(絵具が)風邪をひく」は松江でも使います。確かにチューブに入っているようなもの たとえば 歯磨きなどにも使いますね。

【(絵具などが)風邪をひく】
共通語 (絵具などの練り物が)乾いている
用 例 なんだー この絵具 風邪ひいちょって ことくそにならんがな
用例訳 なんだ この絵具は乾いてしまって使い物にならないよー
採取者 今岡[加茂]



--------------------------------------------------------------------------------
いしゃや  2 投稿者:金沢  投稿日: 1月 7日(水)00時28分53秒

「いしゃや」とは たいへん面白い云い方ですね。松江ではさすがに聞いたことはありませんが もちろん 方言の範疇に入ると思いますね。



--------------------------------------------------------------------------------
いしゃや 投稿者:まつ  投稿日: 1月 6日(火)20時42分43秒

おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年末に風邪をひいてしまいました。
いしゃや に いかしこに、置き薬で しまいました。

ところで いしゃや ですが、これは出雲弁になるのでしょうか?
子供の頃、頭が痛いとか風邪をひいたとか言うと、親に、
「いしゃや ね えきて ちーしゃ でも おってもらえ」
と、よく言われたもんです。

この や は、魚屋とか八百屋の や とおなじで医者屋と書くのかなと思っているのですが、病院と言う意味と、医者と両方あるような気がします。

一応、広辞苑でしらべましたが載っていませんでした。
出雲だけでこんな言い方をするのでしょうか。
--------------------------------------------------------------------------------
おめでとうございます 投稿者:金沢  投稿日: 1月 1日(木)14時28分38秒

おくのさん みなさん あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申しあげます。



--------------------------------------------------------------------------------
迎春 投稿者:おくの  投稿日: 1月 1日(木)09時30分13秒

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって、いい年でありますように。

ではでは、今年もよろしくお願いいたします。