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〜さい 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)18時49分40秒   引用
もりやまさん こんばんわ 言語の構成からみて「〜さら」とまったく同じ言葉であることはまず疑えませんね。海岸地区に限定されている言葉ですか。弓浜、隠岐、西浜、これに島根半島も入れば本当に「浜言葉」ですねー。
f-kさん 「浜言葉」というのはなんでしょうか ? ご存じよりがあれば教えてください。


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補足 投稿者:もりやま 投稿日:12月31日(日)18時43分13秒   引用
書き忘れました。
「〜さい」の「さ」はやや長めの発音でした。


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〜さら と〜さい 投稿者:もりやま 投稿日:12月31日(日)18時36分31秒   引用
f-kさん 今晩は。
旧 湖陵の西地区(海浜地帯)や、西地区より嫁いでこられた年老いたご婦人は「今日はえー天気だサイ」など語尾によく「サイ」をつけて喋っておられました。西地区出身以外は全く使いません。
不思議なことに、男や若い人の言葉では聞いた記憶がありません。今では全く耳にしません。
「〜さら」と「〜さい」は同じ言葉でしょうか。語尾につく言葉で、ご推察のように「浜ことば」だとおもいますが。


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〜さら  隠岐 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)18時21分49秒   引用  編集済
そうですかー それでわかりました。隠岐だったんですね。当時の松江中学には隠岐から1〜2名の入学がありました。ご承知のとおり隠岐はまるで違う言語圏のようにアクセントが違います。私たちの学年にも隠岐から一人入っていますからそれで覚えがあったんですね。
浜言葉だったとしても、語源は一体なんなのでしょうかね。まさか「〜そうろう」とも思えないし・・・?
http://y



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〜さら 投稿者:f-k 投稿日:12月31日(日)17時41分5秒   引用
鳥取県方言辞典(鳥取大学教授・森下喜一氏編・富士書店・1999年刊)には、「話したサラ(西伯郡)」の用例が挙げられ、地域は米子・境港・東伯・西伯・日野となっています。
島根県方言辞典は、隠岐・島前の「今日はエー天気だサラ」の用例を挙げ、「言葉の終わりにつける。(よ)(ね)に当る」としています。

私見ですが、出雲弁ではなく、もともとは隠岐〜島根半島東部の「浜ことば」だったのではないでしょうか。


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〜さら 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)15時26分45秒   引用
「〜さら」は長い間不思議に思っていた言葉です。中学校から新制高校に変った頃、つまり昭和19年から23年の間です。同級生の間に言葉の終りに「〜さら」という文末詞のような言葉をいうやつがいました。それが風変わりで面白かったのでなんとなく流行語となって仲間内でしばらく使われたのです。「○○先生がきたさら = ○○先生がきたよ」「昨日の(野球の)試合はえけだったさら = 昨日の試合はダメだったね」このように「〜たさら」と過去形について終助詞「〜よ、〜ね」の変りになるように使われたのですが。
以前本欄でとりあげたところだれも確認されず未確認語となってしばらく経ちました。ある時、奥野さんのところへどなたかが確認のメールをされて登載がきまったのです。
つまりこの言葉は松江の言葉ではなく出雲のどこかの言葉です。私の記憶では汽車通学のだれかだったような気がしていますがさだかではありません。
私にはこの「〜さら」は古い助動詞の「〜そうろう」にも見えます。しかし「〜そうろう」は文章言葉であって話し言葉ではない、という思いもひっかかります。どなたか解明していただけませんか ? またどこの辺りのことばだったのでしょうか ?


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手巻き煙草はからかった 投稿者:こだま 投稿日:12月31日(日)15時20分21秒   引用
おっしゃられるままに昔話をしてすみません。紙巻たばこは
しまいには 便利な道具が出来たりして 紙に糊をつけて
巻いたりしたことを覚えています。コンサイスなどを使って
端っこは鋏で切りそろえたりしなければなりませんでした。
なお 10銭が15銭に 20銭が30銭になったと記憶して
います。


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配給タバコ 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)13時49分23秒   引用
こだまさんは覚えておられますよね。戦後、タバコは貴重品でしばらくは配給でしたよね。
あの時の「バラ配給の手巻きタバコの名前」は「のぞみ」でした。オヤジの紙巻き作業を手伝いながら2〜3本くすねてみんなと吸い回しました。
あの紙巻き用の紙は「ライスペーパー」と呼ばれる特殊な紙でしたが。何故かそのライスペーパーは極めて品薄でした。他のどんな紙でも紙臭くてタバコにならなかったその頃、唯一の代用品は英語辞書のコンサイスでした。あのころ我が国のコンサイスの多くが煙に消えたでしょうね。


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金鵄は十五銭 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)13時23分56秒   引用
児玉さんの「金鵄あがって十五銭〜」が正しいです。金鵄は戦前の最も安かった大衆タバコゴールデンバットが衣替えしたものです。三十銭もするはずはないです。「光」も三十銭が正しいです。「翼を連ねた鵬翼が六十銭」は間違いないです。ただしこの「鵬翼(ほうよく)」は二十本入りです。「金鵄(きんし)」「光(ひかり)」は十本入り。
しかしf-kさん 金鵄の鵄が間違いであることによく気づかれましたね。実は字がわからず
故事による当て字を書いたのです。


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替え歌 投稿者:こだま 投稿日:12月31日(日)10時16分10秒   引用
昔の話が出てくると ついつい ですよ。私の記憶では
「金鵄あがって十五銭 栄えある光三十銭 まだまだあがる
この煙草 紀元は二千六百年 ああ一億の民は泣く」
というのでした。


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きんし輝く 投稿者:f-k 投稿日:12月31日(日)08時19分7秒   引用
金鵄(きんし)アガッテ・・・。思い出しました。

「きんし」は、神武天皇のナガスネヒコ征伐神話の主人公ですから、当時の「お上」としては,放っておけなかったのでしょうね。


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厭戦歌 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)04時01分36秒   引用  編集済
タバコま値上げがあったことを皮肉った歌。[♪ 金鳶輝く日本の 栄えある光身に受けて〜の替え歌で] ♪ 金鳶 あがって三十銭 栄えある光四十銭 翼を連ねた鵬翼が これまたあがって六十銭 ああ 一億の金はなし。
この歌が密かに流行った時、私服の警察が雑賀小学校にきて、たまたま歌が上手とされていた私(小6)が尋問をうけました。

これは厭戦歌かどうか、こんなのもありました。 ♪ (おててつないで 野道をゆけば みんな可愛い小鳥になって〜の替え歌で) ♪ おててつなぎぶーちゃん 野道をゆうけーバリカン みんなかたくりこんにゃくこんにゃくまるめてラッパ 歌を歌えば腹がへる
(これも小学校高学年の頃です)つまり両方とも昭和18年頃ですね。日本の敗色が濃厚になった頃になります。


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あ それ知ってます 投稿者:金沢 投稿日:12月31日(日)03時37分44秒   引用
〜 お前のとーちゃん支那人で〜一銭五厘の〜」まったく同じです。


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えがえがなんだえ 投稿者:f-k 投稿日:12月30日(土)21時00分10秒   引用
私の子供時代の【えがえがなんだえ〜】は金沢さんのとは少し違っていました。

【えがえが なんだえ えが なんだえ おまえの こ(子)だなし まご(孫)だなし。おまえの とーちゃん しなじん(支那人)で えっしぇんごりん(一銭五厘)の げっきー(月給)で しょーかえせき(蒋介石)ね やとわれて めし(飯)くって くそ(糞)こえて あっぱらぱーの ぱー】

「大東亜共栄圏」を目指す「大日本帝国臣民」として軍国主義教育の反映なのか、今となって思えば、かなりドキツイ反中国的・侮辱的な文句で言い返していました。【えんで おかかに えっちゃーけん】の部分は云いませんでした。


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えんでおかかにえっちゃーけん 投稿者:金沢 投稿日:12月30日(土)18時56分29秒   引用
「出雲の慣用句」⇒「お前の子だなし孫だなし〜」の中で使われている慣用句ですが。子供、それも小学校低学年までの子供のいう慣用句に。「えんでおかかにえっちゃーけん = 家に帰ってお母さんに言いつけてやるから」というのがありました。遊んでいるうちになにか事件があったときにいう慣用句です。


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親の出番 投稿者:こだま 投稿日:12月30日(土)04時56分24秒   引用
「やっぱーお前さんの出番じゃーねーかや。まーじ しっちー
かっちーしちょってだがの。えけにゃー親ー出せちーことだげな
けんのー。お前さん してやーだがの。」


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ならにゃおやだせ 投稿者:f-k 投稿日:12月30日(土)04時43分47秒   引用
出雲地方の慣用句

【ならにゃおやだせ】{成らなければ(出来なければ)親を出せ}
未熟を笑って、老練な人などが代わる時によく使った。

用例  まーじ け しちかち しちかち ばっかーで !
    【ならにゃ おやだせ】だ わ
    ちょんぼー てごして やーけん
    おらの やーかた よね みとかっしゃえ よ !

用例訳 本当にもう 手間取ってばかりで !
    【成らにゃ親出せ】だ
    少し手伝ってあげるから
    俺の遣り方を よく 見ておきなさいよ !

暮れから新年の諸行事、「熟年」の方々の出番が増えるのではないでしょうか?
なお、【えけなおやだせ】という言い方もあったように思います。

皆さん いいお正月をお迎えください。


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だちんま  にばしゃ 投稿者:金沢 投稿日:12月29日(金)09時41分51秒   引用
そういう馬車は松江の街でもごく普通の景色でしたね。ただ松江では「だちんま」とは云わず、ごく普通に「にばしゃ(荷馬車)」と云っていました。懐かしく思い出されます。クソは垂れ流しでしたが誰も文句を言いませんでしたね。「にばしゃ」はおそらく共通語でしょう。このAトックでも変換しますね。


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訂正 投稿者:f-k 投稿日:12月27日(水)13時43分2秒   引用
「だちんまが・・・」の「冬場の鳥用の縄を・・」は「冬場の鳥用の罠を・・}の誤りです。お詫びして訂正いたします。


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だちんまが・・・ 投稿者:f-k 投稿日:12月27日(水)13時31分32秒   引用
出雲の生活と言葉

【ダチンマ(駄賃馬)ガ ヘ(屁)コエタ(放えた) ナンボ(幾ら)コエタ トー(十)コエタ トーノヤマ(山)コエテ(超えて) マチ(松)ガサンボン(三本)コロンデ(転んで) シケ(支木)カエテ(掛けて) オコエタ(起こした)】

子供のころ、たまたま馬を見かけると、子供同士この言葉に節を付けて囃し立て、他愛もなくふざけ合ったものでした。
駄賃を取って駄荷を負う文字通りの駄賃馬は、大正〜昭和初期には姿を消したようですが、荷役用の【ばしゃんま(馬車馬)】は、子供のころの昭和10年代はまだ健在で、【ばしゃんま】も、農耕用の駄馬も、ときに【だちんま】と呼んでいたように思います。
馬車馬のシッポの毛をこっそり抜き取って、冬場の鳥用の縄を作っていました。

【だちんま】は11月18日、奥野さんから、槙野本の確認語彙として書き込まれていました。


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人気改 投稿者:f-k 投稿日:12月25日(月)20時20分17秒   引用
こだまさんの【人気改】。貴重な民俗習慣だと思います。その石はどのような呼び方(呼称)をしていたのでしょうか。

部落の決まり事を破ったり、盗みをしたとか、人気の無い家などに対しては【あった(いやがらせ)】として、出雲地方では【じぞさん(石地蔵)】を戸口に運ぶ慣わしがあったと「ふるさと再見(山陰民俗学会・山陰中央新報社刊行)」で読んだことはありますが、実際に見聞きしたことはありません。

その石が今も残っていたとしたら、貴重な民俗資料になるのではないでしょうか。


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天気占い 投稿者:f-k 投稿日:12月25日(月)20時19分9秒   引用
もりやまさん、こんばんは。
下駄が横になったとき、判定不能でもう一回やり直したように思います。
ご当地の占い言葉、含蓄なる、素敵な先人の英知ですね。


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天気占い 投稿者:もりやま 投稿日:12月25日(月)20時08分58秒   引用
f−kさん 今晩は。下駄で占った時 まれに横に立つときがありましたが、その予報は何だったでしょうか、どうしても思い出せません。
当地で言われている占い言葉
夏の夕焼け 錨あげ    まもなく荒れる
秋の夕焼け鎌を研げ    明日は晴れ
朝ほだれ蓑傘いらず    朝の小雨は後晴れる (既済)
朝がんなー(雷)となー(隣)歩きもするな  大荒れの前兆 (既済)
一つがんなー 雪起こし  大雪の前ぶれ
【きたやまが くらん】(既済)間もなく雨になる  など先人達の永年の経験から生まれた諺でですね。


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天気占い 投稿者:f-k 投稿日:12月25日(月)18時23分9秒   引用
出雲の生活と言葉

【アシタン テンキ テンノカンサンネ キーテコエ】
(明日の天気 天の神様に 聞いて来い)

子供の頃の天気占いです。片方の履物(当時は藁草履・下駄が主流)を空へ跳ね上げて、落ちたとき表がでれば「晴れ」、裏が出れば「雨」、と決めていました。

戦前・戦中は、今日のような「天気予報」は一般的ではなく、子供だけでなく、大人ももっぱら「天気占い」に頼っていました。なにしろ、松江地方気象台の業務開始が昭和15年(1940年)ですし、ラジオの登場は、昭和7年(1932年)の松江放送局開局以降、一般家庭にまで普及したのは、昭和15年前後ではないでしょうか。それに、戦中には気象情報自体が「軍事機密」になっていたように思います。

【天気占いのことわざ】
○ ツバメが高く飛ぶと晴れ
○ 蛇が木に登ると大水が出る
○ 猫が顔を洗うと雨
○ ヨジク(フクロウ)が鳴くと天気になる
○ 雀が夕方騒ぐと翌日は天気
○ 鶏が夕方、早く止まり木に止まると明日は晴れ。遅ければ雨
○ 夕方コバエが舞うと明日は雨
○ ミミズが地表に出ると雨
○ 鼠がいなくなると異変が起こる


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人気改 投稿者:こだま 投稿日:12月25日(月)14時39分8秒   引用
今は恐らく無いと思いますが 子供の頃「人気改」と彫られた
大人が数人で担われるほどの石が道端にあったのを覚えています。
これは 評判の悪い家を懲らしめてやろうと 夜 何人かの大人
がそれをかつぎあげ 「あれ ○○へいきたいらしいわ」と言い
ながら その家の庭においたのだそうです。
そこの人が悔い改めて よし ということになれば また いつの
間にか 元の場所にその石が置かれていたそうです。


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ちからえし 投稿者:もりやま 投稿日:12月24日(日)20時11分31秒   引用
f-kさん 連夜失礼します。
【ちからえし】当地区に石は残っていませんが、話は聞いたことはあります。昔 土方の飯場で、仕事中に程よい石があると、‘ほねがかいてえけん’ので休憩に力自慢にしたそうです。

【こめえないこ】見られたことの無い方へ補足説明です。
五斗(75K)までは 一俵に詰めます。読んで字のごとく肩に担ぎあげます。
六斗(90K)以上は 二俵に詰め一つに絡みます。胸だいらまで持ち上げ、腕と頭で背中え横回しに移動させ、最後は俵の上端を持って背中へ負ぶったようにして成功です。力だけではなくコツがありました。‘二俵えない’の経験者がコーチとして迎えられ、腰の切り方 背中へ回すコツなどを教え叱咤激励されました。


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力くらべ 投稿者:f-k 投稿日:12月24日(日)16時57分39秒   引用
もりやまさん、こんにちは。

【こめえなえこ】、ご経験されていたのですね。しかも7斗とは。すごい力持ちではないですか。私は、もっぱら応援団の方で、残念ながら実際に担いだ経験はありません。
ところで、郷土誌には、次の「力くらべ」も記録されていますが、ご経験なりお聞きになったことはありませんか? 私は見たことも経験したこともありませんが・・・・。

【ちからえし(力石)】重い石を担ぎ上げる競争。石自体は今でも部落に残っています。
【ぼーおし(棒押し)】麺棒や竹棒など、太い棒を押し合う競争。
【まくらびき(枕引き)】箱枕(箱型の枕)を両方から引っ張り合う競技。


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こめえなえこ 投稿者:もりやま 投稿日:12月23日(土)21時12分56秒   引用
f-kさん 今晩は。
懐かしいですね。若い頃盛んにやりました。
仰るように青年団の年中行事の一つで、地区対抗の団体戦と個人戦がありました。
練習を兼ね地区ごとに、団員の家を持ち回りで夜遅くまでやりました。友が数人が二俵を‘えなった’ので大きな紅白の祝い餅を貰いました。私は非力で( 最高七斗まで)で祝い餅は貰うだけで配ることはありませんでした。
見た事はありませんが、昔はこんな競技もあったそうです。
「さし」 四斗俵を頭上高くさし上げる  今の重量挙げ
「枡のり」一升枡を伏せた上にのり俵を担ぐ
「米えないこ」出雲の生活と言葉ですねー。


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こめえなえこ 投稿者:f-k 投稿日:12月23日(土)17時49分18秒   引用
出雲の生活と言葉
[こめえなえこ](米担会)

農村青年の冬場のレクリエーションに【こめえなえこ(米担会)】がありました。俵に詰めたお米を、どれだけ多く担ぐことが出来るのかを競う力比べ競技です。
郷里(加茂町南加茂)では昭和初期から続いた伝統行事で、その日の米担会の宿では、近所の人々を招待し、老若男女がにぎやかに見物する中で、若者は力を競い合い、汗を流しました。米担会は、一冬に10回程度開催されました。午後7時半ごろに始まり、午前1〜2時に終わる催しでしたから、子供にとっては親公認の夜遊びの機会でもありました。
郷土誌の記録によると、おおよそ6斗から最高8斗5升(1斗は約15キロ)を担ぎ、2俵(8斗・120キロ)を担ぐと祝い餅を搗いて団員に配って喜びを分かち合ったといいます。
昭和30年台になると、時代の流れや青年団員の減少で開催が困難になり、昭和34年の米担会が最後となったと記録されています。


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とんどさん 投稿者:まつ 投稿日:12月20日(水)20時56分13秒   引用
かきぞめを とんどさん の火にくべて、その灰が高く舞い上がっていくと字が上手になると言われて、自分の書初めの灰が飛んでいくのをじっと見つめていた思い出があります(小学校低学年の頃)。
いまは とんどさん はやっていないのではないかと思います。


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とんどさん 投稿者:こだま 投稿日:12月18日(月)19時19分3秒   引用
懐かしい行事です。今では 消防車などが待機して この行事は
続けられています。旧暦一月十五日 門松、注連縄、お札、書初め
などを持ち寄って 一斉に燃やす行事でした。中心に竹の柱を立てて
その周りに持ち寄り点火するのです。中心なる竹が倒れた方向にその
年の福が来るということになっています。その火で餅やするめを炙り
食べて縁起を祝うのですね。昔とは雰囲気も違いますが こちらでは
今でも続けられています。


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とんどさん 投稿者:おくの 投稿日:12月17日(日)20時06分1秒   引用
野焼き禁止でも伝統行事などは例外的に認められているようです(^^ゞ
平田では今でも行われていますが、昔とは違い正月飾りなどをただ焼くだけで、昔の風情が懐かしい気がします。

では、では、m(__)m


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とんど 投稿者:遠藤 投稿日:12月17日(日)18時23分21秒   引用
とんど、か、とんどやき、か、とんどさん、か忘れましたが、最近は
さっぱ見ませんね。書初めの書を燃やすのだとおもいますが、おとわっせて
おりますが、一月の7日ごろですか、それとも15日ごろですか。
いずれにせよ、全国的な風習ではありますが、野焼き禁止などでこうした
伝統無くなるのに拍車をかけるのはさびしいですね。


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としとこさん 投稿者:f-k 投稿日:12月 9日(土)13時42分46秒   引用
1)【としとこさん】正月に祀る神様。聞き覚えないでしょうか?
島根県大百科事典(山陰中央新報社・1982年刊)にも【としとこ】で紹介されており、主として出雲、伯耆、隠岐で使うことばで、【トシトクさん】と言うところもある、とされています。子供のころ使っていたので、どなたかに、きっとご確認いただけるものと思っていましたが・・・。

2)平成19年、猪年の【としとこさん】は、北北西の方角に宿があり、この方向が「恵方」とされるはずです。また、初詣も、この方角の神社にお参りすると、よりご霊験があらたかになると言われています。


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おま(馬)が〜 投稿者:もりやま 投稿日:12月 6日(水)18時10分49秒   引用
遠藤さん 今晩は。
田んぼの畦草をざまくに刈っても言われませんでしたが、家周りなど丁寧にきれいに刈らないと、「おまがかんだやながー」と怒鳴られました。
miyakeさんの
「まのこ〜」 子供の頃農作業など手伝わされましたが、遊んでいると仰るように叱られました。


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馬 投稿者:miyake 投稿日:12月 6日(水)16時52分52秒   引用
遠藤さんの草取りの話の‘馬’で思い出しましたが、子供の頃 母に「まの子(馬の子)の ただ歩きだがな」と よく言われました。畑でも 買い物でも、親に まぶれさばっちょったので、きっと 鬱陶しかったのでしょう。てごにだぁ なんだぁ ならせの!って。

横道に逸れてすみません。


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片一方つけー 投稿者:遠藤 投稿日:12月 5日(火)21時21分7秒   引用
草取りするときによく言われたのですが、馬が草くったいなことさんで
かたいっぽつけて草とりせ、という言葉です。どこか一方から丁寧にということ
ですが、共通語を思いつかず方言ではないかと思ってますが、諸兄のご意見
如何。


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訂正 投稿者:f-k 投稿日:12月 5日(火)13時01分24秒   引用
【めつかしい】の2)「【むつ(かしい)】が【もつ(かしー)】に変化するのは、・・」と書き込んでいますが、「【むつ(かしい)】が【もち(かしー)】に変化するのは、・・」の誤りです。お詫びして訂正いたします。


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こもちかしい 投稿者:こだま 投稿日:12月 5日(火)10時19分44秒   引用
接頭語に「こ」をつけた言い方 これがありますね。
こもちかしい こざまくな こきさんじげな こだらちけな など
こはんかた というのも それですが 約半分ほど ということ
ですから やっぱり同じでしょうか。
「こんなは はこばっかしきめて こもちかしげなことばっかし
言いのー」など


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めつかしい 投稿者:f-k 投稿日:12月 5日(火)09時28分4秒   引用
1)こだまさんの【めつかし(い)】、お隣の鳥取県西部(西伯郡)では使っているようです。加茂では【めちかし(−)】と言っていました。
念のため、方言辞典で調べてみました。
【みつかし】島根県方言辞典 出雲(出雲・八束)
【むちかし(−)】鳥取県方言辞典 西伯郡
【めつかし】鳥取県方言辞典 西伯郡
【めちかし(−)】島根県方言辞典 出雲(簸川・出雲・八束・大原・仁多)
【もつかしー】島根県方言辞典 出雲(簸川・大原・仁多・能義)隠岐。鳥取県方言辞典 岩美・八頭郡

2)金沢さんの【もちかし】は見当たりませんでしたが、【むつ(かしい)】が【もつ(かしー)】に変化するのは、【むつき(おむつの古語)】から【もちき】(泉・辞書登録済み)への変化に見るように、当然ありうる方言ですし、【もつかしー】も親戚だろうと思います。

3)【こむつかしい】は【こもちかし(い)】で使っていました。


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とーつとーや 投稿者:まつ 投稿日:12月 4日(月)22時46分38秒   引用
おくのさん アホな質問にきちんとお答えいただきありがとうございます。

一応、「とーじ」が「とーつ」に変化するのは、出雲弁では有りうるのではと思って、いろいろ書き込ませてもらいました。

「とーつとーや」、「とーつとや」は、結構、出雲弁ぽいと思うのですが、どうでしょうか。


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現代仮名遣い 投稿者:おくの 投稿日:12月 4日(月)21時54分54秒   引用
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003927&clc=1000000068
に現代仮名遣いと歴史的仮名遣いが載っています。

広辞苑によると『「づ」は「つ」の濁音。鎌倉時代まで舌尖有声破裂音〔du〕であったが、後に舌尖有声破裂摩擦音〔dzu〕となり、室町末期には「ず」〔zu〕と混同し始め、現在一般には「づ」「ず」の区別はない。』とあります。また、『「ぢ」は「ち」の濁音。舌端を硬口蓋に触れて、声を破裂させる子音〔d 〕と母音〔i〕との結合した音節。〔d i〕古代語では〔di〕現代の標準語音では「し」の濁音「じ」と同じ。』とあります。

上記の他にもハ行音など日本語の発音は時代とともに変化しています。

では、では、m(__)m


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じ 投稿者:まつ 投稿日:12月 4日(月)21時28分52秒   引用
おくのさん 題名の「じ」にお付き合いいただき、ありがとうございます。

実は、「じ・ず・ぢ・づ の清音化」と打ち込んだつもりですが、どういうわけか「じ」で書き込まれてしまいました。

国語の基本的な質問になると思いますが、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は本来違う発音だったのでしょうか。
また、「私は〜」の「は」とか、「山へ、海へ」の「へ」は発音では、「わ」と「え」ですけど、なんで「は」とか「へ」と書くのか、実は、五十を過ぎてもよく知らないのです。

出雲弁を、音に忠実にひらがなで表現しようと思ったとき、どのように書くのがいいのでしょうか。
もちろん、「し」と「す」や「ち」と「つ」の曖昧音を文字で書くのは不可能だと思うのでけど。


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じ 投稿者:おくの 投稿日:12月 4日(月)21時04分31秒   引用
まつさん。こんばんは。
広辞苑をお持ちでしたら下記の言葉を引いてみてください。
もともと「づ」を用いていたのですが「現代仮名遣い」によって「じ」を用いるとされたものです。でも、「みじかい」は何故「みちかい」になるのでしょうかね(^^ゞ
「むずかしい」←「むづかしい」
「はずかしい」←「はづかしい」
「あずける」←「あづける」

では、では、m(__)m


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じ 投稿者:まつ 投稿日:12月 4日(月)20時21分30秒   引用
おくのさん こんばんは。

なんと、おつらと 考えりゃ よーけありますね。

↓で気になったのは、「みじかい」「あずける」です。
普通に考えて、清音化すると「みしかい」「あすける」ですよね。
でも、「みちかい」「あつける」と、やはりタ行の「ち・つ」に変化しています。

「じ・ず・ぢ・づ」が清音化すると、タ行の「ち・つ」変化するパターンがほとんどではないでしょうか。


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じ・ず・ぢ・ず の清音化 投稿者:おくの 投稿日:12月 4日(月)20時03分51秒   引用
まつさん。こんばんは。
ご提案以外に下記もあります。
一定の法則があるかどうか分かりませんが出雲弁は共通語に比べて「じ・ず・ぢ・ず の清音化が起きやすい」かもしれませんね(^^ゞ

みじかい(短い)→みちかい
こづかい(小遣い)→こつかい
かたづく(片づく)→かたつく
ことづける(言付ける)→ことつける
あずける(預ける)→あつける

では、では、m(__)m


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もちかし 投稿者:金沢 投稿日:12月 4日(月)19時02分19秒   引用
「もちかし」と訛るのはありますね。「そら ちと もちかしとまっしゃいの」。だからといって「こむつかし」を「こもつかし」とはなりませんけどね。


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(無題) 投稿者:続いて〜 投稿日:12月 4日(月)16時41分48秒   引用
結局 「ず」が発音しにくいからでしょうね。
むじかしい と言っているのも耳にします。
「難しいは言いにくいのー まあむじかしいわ」など


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めつかしい 投稿者:金沢 投稿日:12月 3日(日)16時43分59秒   引用
「めつかしい」は松江ではさすがにないですね。それから「めつかしい」「むじかしい」というようには云わずに「むちかしのー」「むぢかしとまっしゃいの」というように「〜い」は云わないのが普通です。松江ではね。


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めつかしい 投稿者:こだま 投稿日:12月 3日(日)14時28分54秒   引用
おっしゃっていることと関連すると思いますが
「難しい」を こちらでは めつかしい と言います。
「そげねめつかしいことを言いたてて ここじゃー通らんよ」
など


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じ・ず・ぢ・ず の清音化 投稿者:まつ 投稿日:12月 3日(日)13時45分2秒   引用
以前の「清音化」のときに出ていたような気がするのですが、
「むずかしい」→「むつかしい」
「はずかしい」→「はつかしい」
やはり、タ行に変化しています。

おくのさん、この法則性は考えられませんか?。


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〜にゃ 投稿者:金沢 投稿日:12月 3日(日)00時09分11秒   引用
♪ 空にゃ 今日も アドバルーン〜  てーのもありました。


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「〜にゃ」取り下げ 投稿者:金沢 投稿日:12月 2日(土)21時44分29秒   引用
「うちのにょうぼにゃ〜」がありましたねー。「こいつにゃー まいったよー」ドラマの台詞にありますねー。そうでした。小論文もありました。いずれにしても取り下げます。


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〜にゃ 投稿者:おくの 投稿日:12月 2日(土)21時31分31秒   引用
「に」+「は」には規則性が有るように思います。
左フレーム「音韻の変化」「9.助詞「は」、「ば」が付くときの音声変化」をご覧ください。

昔、数人で隠岐に釣りに行ったとき畳半畳の1/4の大きさのオキアミを2段に重ねて発泡スチロールで包んで渡りました。オキアミもジャンボも大きなブロックを小売店で小さくして売っていたように思います。

では、では、m(__)m


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じゃんぼ 投稿者:遠藤 投稿日:12月 2日(土)19時42分47秒   引用
釣り餌には、おきあみとあみがありまして、おきあみはじゃんぼとはいわない
のです。畳半畳ぐらいのオキアミはありますが、ジャンボにもそれくらいのが
あって、鯛つりに使うのですね。方言はともかく勉強になりました。ジャンボ
は商標かもしれないですね。オキアミも出だしのころは「ソ連」とかいうもの
もありました。
金沢さんすみません。話が高尚過ぎてわかりません。うちの女房にゃひげがあ
るという歌がありましたが、どこがどう出雲弁なのですか。


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〜にゃ 投稿者:金沢 投稿日:12月 2日(土)16時05分48秒   引用
「〜には」はおっしゃるとおり格助詞「〜に」に係助詞「〜は」のついたものとされていますね。ただこの「〜は」を係助詞とするにはやや問題があるように思います。「お前の家には井戸があるのか」「お前の家には井戸がないのか」このようにあまり拘束されずに使われるからです。格助詞といってもいいくらいですね。きわめて汎用性があります。広辞苑では「係助詞」という従来見解をとっていますが、新明解は「副助詞」としています。あえて新明解見解を支持してみました。
ま、文法的な解釈はともかくも、出雲弁に助詞「〜にゃ = 〜には」があるということを確認してください。


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〜には 投稿者:f-k 投稿日:12月 2日(土)14時54分9秒   引用
旺文社・古語辞典から。ご参考までに。

1・断定の助動詞「なり」の連用形に係助詞「は」のついたもの。
・・・では(ただ人にはあらざりけるとぞ。徒然)
2・格助詞「に」に係助詞「は」のついたもの。
「には」の「に」の意味に従って、種々の意を表す。(わが大君の朝(あした)には〜・万葉)(幼きここちには{=〜ニトッテハ}・更科)(財{たから}をむさぼるには{=ムサボルトキニハ}・徒然)


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方言or共通語? 投稿者:f-k 投稿日:12月 2日(土)14時27分5秒   引用
お正月に使っていた言葉です。聞き覚えありませんか?

【としとこさん】歳徳神。その年の福徳を司るお正月の神様
【としがんさん】年神様。【としとこさん】と概ね同意語

母方の祖父は、その年の【としとこさん】の宿がある方向を【方角がえ(好い)】(恵方)といって、遠出の時などは、いったんその方角に向かい、途中で道を換えたりしていました。

「歳徳(としとく)」が、なぜ【としとこ】に変化するのか、よくわかりません。特殊な訛りであるように思いますが、いかがでしょう?


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ジャンボ 投稿者:もりやま 投稿日:12月 2日(土)13時33分25秒   引用
沖での鯛釣りに大量につかいます。レンガ状に切ったものではなく、それこそジャンボサイズ、大きさはトロ箱大です。トロ箱大に冷凍したものが飼料の紙袋に入ったいました。それを十何等分にしたのが普通売られているレンガ大のものです。鯛の沖釣りには割安なのでこれを一枚(個)持って出漁しましたが、大体一回出漁で撒く量です。古志の釣餌卸店で買いましたが、倉庫の前で↑記サイズのものを店員さんが切断していました。小さなアミですが店頭に並ぶまえは、トロ箱大のジャンボサイズです。


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ジャンボ 投稿者:まつ 投稿日:12月 2日(土)13時20分45秒   引用
http://www.turitalo.jp/question/q111.html

上記URLを見てもらえませんか。
ジャンボ・ジャンボアミは、結構、全国区かもしれません。

また、「釣り餌 ジャンボ」で検索すると、かなりヒットしてきます。


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〜にゃ 投稿者:金沢 投稿日:12月 2日(土)13時17分6秒   引用  編集済
「なんてて松江にゃ松江城があーだけんの」「お前んとこにゃ井戸がねだか」。
この「〜にゃ」は共通語では「〜には」です。広辞苑をはじめ私の手元の辞書にはありません。「松江には県庁がある」言葉としてはあまりにも日常的なものなのに、と思って目をこらして見たのですが「〜には」も「〜にわ」も辞書にありませんでした。それはこの「〜には」が「〜に」という格助詞と「〜は」という副助詞の複合語であるからでしょう。
いずれにせよ出雲弁ではこの「〜には」は今日でもきわめて日常的に「〜にゃ」と訛ります。


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ジャンボ 投稿者:金沢 投稿日:12月 2日(土)12時54分34秒   引用
すくなくとも「ジャンボ」が釣りの本にも書かれていない言葉であれば方言の範疇ではありませんかね。登載すべきだと思います。


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チャンポンメン 投稿者:まつ 投稿日:12月 2日(土)12時09分56秒   引用
続けて失礼します。

子供の頃から、インスタントラーメンはイトメンのチャンポンメンが好きでした。
理由は、小袋の中にエビが入っていたからです。
エビは高級品で、めったに食べれたもんじゃ無かったですからね。
でも、今から考えれは、あれは「ジャンボ」の乾燥したやつなんでしょうね。

今でもインスタントラーメンは、チャンポンメンをよく食べます。


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ジャンボ 投稿者:まつ 投稿日:12月 2日(土)11時55分7秒   引用
最近、釣りはしないので良く分りませんが、ジャンボは松江・出雲でも言うと思います。
「オキアミ」の小さいやつで、アジゴをさびきで釣るときに、かごに入れる数ミリまでのやつです。
それより大きくなると、「オキアミ」のLとかMと言っていたように思います。

他では、「ジャンボ」とは言わないんですね。知りませんでした。


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おきあみ 投稿者:f-k 投稿日:12月 2日(土)00時50分28秒   引用
米子、境港方面では、「おきあみ」の冷凍・凍結したブロック状の撒き餌を「ジャンボ」と呼んでいます。ブロックの大きさは、小さいものでレンガ大ですので、その大きさから「ジャンボ」の愛称で呼ばれるようになったものと勝手に思い込んでいますが・・・


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おだえび 投稿者:遠藤 投稿日:12月 1日(金)23時25分59秒   引用
金沢さん。北京は昔は北平といってたです。平仮名だと発音はべいぴん
ですのでぺきんに聞こえたかもしれないです。それから中国語では漢字に対して
発音はひとつです。漢字がつながっていても、それぞれを忠実に発音しますので
語順で発音が変わることはないです。リエゾンもないです。
R化というものはありますが、例外です。でも、日本語に近い呉音(呉の言葉)
ではどうなってるかわからないですよ。でもこれぐらいでこの話題はやめましょう。
そうですか、中海におだえびちーもんが棲息しておるのですね。であれば
方言ですかね。中海漁協が商売用につくった名前でもなさそうです。
いったい本名はなんなのでしょうか。えびかあみか、私は語源より
そっちが興味がありますね。
じゃんぼのことは誰かご存知ではないですか。


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森田さん  四声 投稿者:金沢 投稿日:12月 1日(金)21時15分1秒   引用
いや 中国語はあの四声という約束事があってさっぱりです。
すると「J」は発音するんですね。「ペイチン」or「ベイヂン」と言ってるでしょうね。とにかくなんか「ぺいきん」に聞こえるだけで、あちらではちゃんとわかる発音なんでしょうね。そうすると私の「ドンジ・ドンィエ説」は撤回します。
森田さーん そちらでの「北京」の発音をカナ文字で示すとどうなりますかいね。ちょっとムリか・・・。


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北京 投稿者:まつ 投稿日:12月 1日(金)20時58分19秒   引用
中国語のサイトを見てみました。http://www50.tok2.com/home/chinese2/lesson/hatsuon.htm

"j"は子音で、日本語の「ち」と「ぢ」の間の音を静かに発音する。
"ing"は「母音+n」の発音で、日本語の「案外」の「ン」の発音で、舌は奥に引っ込める。

とありましたから、「ペイチン」または「ペイヂン」に近いのでないでしょうか。


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びんいん 投稿者:金沢 投稿日:12月 1日(金)13時46分54秒   引用
びんいんでは「J」は発音するのですか ? 私はまた無声音だと思いましたが。たとえば「北京」は「beijing」なんですが中国語では「ベイ」も「ペイ」も同じであることはわかりますけど中国ドラマなどで聞くと「ペィキン」と聞こえます。「ペィジン」ではないような。あの配列だと「無声音」ではありませんか ?


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おだえび 投稿者:f-k 投稿日:12月 1日(金)13時28分45秒   引用
ご参考までに。

1・宍道湖七味(すずき・しらうお・えび・うなぎ・あまさぎ・こい・しじみ)に対抗して、近年、中海七味(おだえび・赤貝・十神モズク・さより・ふな・藻場ふぐ・鴨)が米子・境港を中心に盛んに宣伝されています。
松江市・本庄の道の駅では、中海特産として【おだえび】製品を扱っています。

2・雑木を利用する漁法は、宍道湖では【しばづけ漁(主にテナガエビの漁法・雑木の小枝を束ね、延べ縄式に湖底に沈める)】といっていました。


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とーつ 投稿者:まつ 投稿日:12月 1日(金)12時54分3秒   引用
私も「とーじ」→「とーつ」の変化に、ちょっと首を傾げました。
あれこれ考えましたが、今思うことを書いてみます。

標準語の発音では「じ」と「ぢ」は同じ発音です。
「ず」と「づ」もやはり同じ発音ですが、「じ・ぢ」と「ず・づ」は違う発音です。
しかし、出雲弁では「じ」「ず」「ぢ」「づ」は、曖昧でほぼ同じ発音になると思います。

ですから「冬至」は、「とーじ」「とーず」「とーぢ」「とーづ」どれを書いても出雲弁で読めば、同じ一つの発音になりませんか。

話は飛びますが、以前、出雲弁は清化の発音が多いのではとの話が有りました。
錦織が、「にしごおり」→「にしこおり」の例。

それで、「とーじ(ぢ・ず・づ)」が清音化した場合、サ行の「とーし(す)」ではなくタ行の「とーち(つ)」に変化したのではないか、と想像しました。


関連して思い出しましたが、以前、もりやまさんの投稿で「しち もっちょう」(枝が雪を持っている)が有りましたよね。
この「しち」も元の言葉は「鎮(しず)」ではないかと思うのです。
「鎮(しず)」には、重りとか重しの意味があります。
「枝が、(雪の)重しを持っている」ではないかと。

で、この「しず(づ・じ・ぢ)」が清音化した場合、やはりタ行の「しち(つ)」変化したのではないかと思うのです。

単語の中にある「じ・ず・ぢ・づ」(出雲弁では同じ発音)が清音化する場合、タ行の「ち・つ」に変化する法則があるのかどうかは、この二語からだけでは分りません。

他にも、そんな例がありませんかね。?


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とーじとーや 投稿者:遠藤 投稿日:11月30日(木)22時31分18秒   引用
私は、とーじとーやと聞いてました。とーやとは何ですかねえ。言われてみれば
不思議です。でも中国のぴんいんではJIEは「じえ」で「いえ」ではないです。
呉音とか広東語はわかりませんが。
おだえびですが、基本的なことが忘れられてますが、こしばらのスーパーで売ってた
のでしょう。だれか実際に話し言葉で使っているのですか。どこかの業者がかってに
名づけている可能性もあります。そうではないと仮定してですが、私の思うところ
では、木の枝を束ねたものを海や川に沈めて中に入った魚、えびを取るのをおだ漁
といったはずです。木の枝を束ねたものがおだです。おだ漁で取ったのでおだえび
だと思います。
それはそれとして、えびとあみはちがうものなので、あみをえびと呼んでいるとす
れば方言かもしれませんが。
ところで、出雲では釣り餌のあみえびをじゃんぼと呼んでいますがなぜですか。小生
の知っているところでは、出雲だけですが。


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おんだおんだ 投稿者:金沢 投稿日:11月30日(木)16時09分28秒   引用
「おんだおんだ = ぷかぷか 流れの淀みに漂っている様」は小生の提示で既載です。
そこで語源ですが、私は単なる擬態語だと思いますね。擬態語は必ずしもかんらかの言葉から派生してできるものではなく、なんとなくその様を表していることも多いのですから「おんだおんだ」もその一つのような気がしますね。「ぷかぷか」「ふわふわ」「ほかほか」「ぎらぎら」・・・etc これらに比して「しなりしなり」「ごつごつの手」「うねうね」「がっしり」「ほがほが」などは他の言葉から生じているのかもしれませんね。いやーこれらの擬態語、擬音語などオノマトペはなかなか面白いですよ。
「おだおだ」を「ものが浮かんでいる様」としては聞いたことがありませんけどね。


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おだおだ 投稿者:f-k 投稿日:11月30日(木)15時12分0秒   引用
金沢さん、こんにちは。

さすが金沢さん。「とーじとーや」の「ドンジ・ドンィエ」説。検証結果を楽しみにしています。

【おだえび】の語源が「おだつ」では、との書き込みに触発されて、【おだおだ】or【おんだおんだ】を思い出しました。聞き覚えありませんか?

泉・辞書未登録のため、念のため調べた結果が以下の通りです。
【おだおだ】
島根県方言辞典 @少し重いものが波に浮かぶ様。出雲(飯石・簸川・大原・能義)隠岐
A 水中の汚物が雑ぜ上げられて濁っている様。出雲(簸川・八束・能義)隠岐
鳥取県方言辞典【おだおだする】水の上に物が漂う。浮いている。(米子・境港・倉吉・八頭・西伯)
【おんだおんだ】
島根県方言辞典 @重いものが流れる様。出雲全部 A水中に沈殿物が雑ぜ上げられて濁っている様。出雲(飯石・八束・大原)

これらの方言は、擬態語であろうと思っていましたが、ひょっとするとこれらも「おだつ」が語源で、かつ、【おだえび】の語源ではないでしょうか。

言海(大槻文彦)によると「おだつ」は「熾シ起ツル意ナラム。或ハ、雄雄シク起ツル意ナリト云フハ、イカガ」とし、「おだてる(煽てる)」は「おだつ」の訛りとしています。
島根県方言辞典のA、沈殿物の舞い上がりの情景が、「煽て」に通じるように思えます。


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森田さーん   とーじとーや 投稿者:金沢 投稿日:11月29日(水)23時51分46秒   引用
f-k さん こんばんわ「とうじとうや」の検証ご苦労様でした。これはあらゆる面からみても出雲弁であることは明らかですから、登載すべきだと思います。ただ表記に当たっては本辞書の発音表記基準により【とーじとーや】[加茂]とすべきかと思います。【とーつとや】[湖陵]も当然添え見出しで掲載されるべきです。
語源について少し考えてみたのですが、七〜九世紀の我が国で「冬至当夜」当夜 = その夜。というような漢字運用がなし得たか、と考えるとちょっと小首を傾げたいのです。
そこで中日辞典をみてみました。「冬至 = dong zhi」ですから「ドンジ」または「トンジ」です。ところがもう一つ冬至を表す漢語がありました。[冬至]の解説の中にそれは書かれています。「冬芍 = dong jie」という言葉です。これは「短日」という意味だそうですが、発音記号で見る限りは「ドン ィエ」というように見えます。この二つが連語つまり「ドンジ ドンィエ」として我が国につたえられ、その残滓が方言として残った、という推理も成り立ちます。
そこで森田さーん 教えてください。「冬」は「ドン」ですか ? 中国ドラマなどで聞くと「トン」といっているようにも聞こえますが。
中国に「ドンジ ドンィエ」というような連語がありますか ?


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とうじとうや 投稿者:f-k 投稿日:11月29日(水)22時08分42秒   引用
まつさん、こんばんは。

仮に辞書登録が認められた場合、【とーつとや】【とうじとうや】または【とーじとや】のどれをメインにしても良いし、その他は副見出しに回せば良いことだと思います。ただ、【とーつとや】の場合、いかにも出雲訛りの出雲弁らしくはありますが、【とーじ】の転化が【とーつ】であると説明するのに苦労しそうな気がしないでもありません。

【とうや】は、もともと【とうじとうや】という古い言葉があって、それに「当夜」「冬夜」「十夜」などを後から当てはめたものでなかろうかと推理しています。ただ、「冬夜」「十夜」は冬至の仏教行事関連語彙。「当夜」は「冬至のその日の夜」という意味で、島根県方言辞典の編纂者が工夫したものを、日本国語大辞典の編纂者も採用したものではないでしょうか。何しろ「冬至」は、続日本紀(725年)に見える古い古い言葉のようですから、成語「冬至とうや」が当時からのものとしたら、語源が少々ボケて来るのはやむを得ないことだと思います。その意味では、共通語表記するときは「冬至とうや」とするのが一番無難なのかもしれません。なお、「十夜」という独立した国語は見当たりませんから、「冬至十夜」は造語であろうと思います。

なお、豆腐を食べる出雲の【とうじとうや】は、独特の民俗習慣のようです。こだまさんの「とーじとーやでとーふくう」はその習慣をよく表現していると思いました。


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とうじとうや 投稿者:まつ 投稿日:11月29日(水)19時54分3秒   引用
f-kさん こんばんわ。

わざわざ御調べいただき、恐縮です。
「お十夜」が、浄土真宗で行われる念仏会であると紹介されているサイトがありました。

ちなみに、グーグルで検索してみました。そのヒット件数で言うと、
「冬至冬夜」が198件。
「冬至当夜」が151件。
「冬至十夜」が46件。

いろいろな当て字があるんですね。

私の書き込んだ「とーつとーや」は宍道の方から聞いた言葉、および説明です。
実は、私自身「とーじとーや」は聞いたことが、それ以外にありませんでした。
それで、もりやまさんが「とーつとや」を今でも使っていると聞いて、「あぁ、湖陵でもその言葉があったのか」と、ちょっと感動しました。
こっちの方がより出雲弁ぽい感じもするのでが、どうでしょうか。


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そうですかー  おだえび 投稿者:金沢 投稿日:11月29日(水)17時46分40秒   引用
「古志原やよい」にねー、私の足元じゃないですかー。「おだいぶ」もねー。「おだえび」の語源について考えてみたんですが。「オダ」という地名がありませんから「オダえび」ではありませんよね。そこで例によって和語説です。「おだつえび」はどんなものでしょうか。「おだつ = ゴミのように水中を舞う」から「おだつえび」というわけです。おだえびは中海産ですから、春のある時期に産卵かなんかでアミが水中に舞うように沸く姿から「おだつえび ⇒ おだえび ⇒ おだいぶ」となったのではないか、というわけですが。


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きざんすーめ 投稿者:通行人 投稿日:11月29日(水)15時24分58秒   引用
金沢さん!
話題の「きざんすーめ」ですが、古志原ショッピングセンター(旧・古志原やよい)に
「刻みするめ」という名前で売ってありました。
ついでに、「おだえびの佃煮」も「生あみ」として売られています。
ご参考まで。


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とうじとうや 投稿者:f-k 投稿日:11月29日(水)12時53分21秒   引用
調べてみると「とうや」には、文献により、「とうや」「当夜」「冬夜」などが当てられていました。「十夜」は見つかりませんでした。日本国語大辞典は「とうじとうや(冬至当夜)」を島根県方言として扱っていました。

島根県大百科事典(山陰中央新報社)
【冬至とうや】で表記
二十四節気の1つで〜「冬至とうやは冬中」といい、この日に豆腐を食べれば風邪をひかぬとか、風邪がぬけるとかいって、豆腐を食べる。

小学館・日本国語大辞典
【冬至当夜】で表記
@ 方言・冬至の夜。「とうじとや」とも。島根県(出典・島根県方言辞典)
A 冬至。「とうしとうや」丹波

島根県方言辞典
【冬至当夜】で表記
【とーじとーや】(冬至当夜)冬至の夜。 石見・出雲・隠岐全部
【とーじとや】出雲(簸川・八束・大原)・隠岐西郷

高橋勇音著「禅堂つれづれ物語・かたつむりの詩(うた)」(禅文化研究所)
【冬至冬夜】で表記
冬至冬夜は〜陰が極まり一陽来復を祝う放参日(休日)で、(修行僧は)底抜けの無礼講で一日を過ごす。


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とうじとうや 投稿者:こだま 投稿日:11月29日(水)04時50分41秒   引用
まさに冬の真ん中の日 と言う意味かもしれませんね。
子供の頃は 「とうじとうやで 豆腐ー食う」と「とう」が
重なっていた言葉を思い出します。


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とーじとーや 投稿者:まつ 投稿日:11月28日(火)22時09分22秒   引用
インターネットで「とうじとうや」を見ますと、「冬至十夜」「冬至冬夜」が出てきます。
二十四節気に関連した言葉なのでしょうかね。


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とーじとーや 投稿者:もりやま 投稿日:11月28日(火)21時56分37秒   引用
我が家も まつさんと同じく「とーつとや」と今も言っています。「とーつとや」が「冬至 当夜」の訛りとは今はじめて知りました。
「とーつとや」にカボチャを食うと風邪をひかないと言い伝えがあり、夏とれたのを保存しておき食べ、夜には風呂には柚子を浮かべます。現在もつづいています。


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冬至十夜 投稿者:まつ 投稿日:11月28日(火)21時41分22秒   引用
書き込み不足でした。

それで、「とーつ(じ)とーや」は、「冬至十夜」だと私は思っていました。


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とーじとーや   かやく 投稿者:金沢 投稿日:11月28日(火)21時11分13秒   引用
「とーじとーや」は聞いたことあるような。どうもはっきりしません。しかしこういう句節は当然あったでしょうね。
なんせ「薬味」という言い方がなかったように思います。うどんは乾麺しかなく年になんどかしか食べないものでした。「つけめん」という習慣もなく「汁うどん」と云っていたと思います。「かやくうどん」「なべやきうどん」などという言葉そのものの聞き覚えがありません。「うどんのあちやつ」「うどんののくやつ」程度でしたでしょうか。

蕎麦だけはオヤジが自分で打つくらいでしたから、えかてーほどたべました。


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訂正↓ 投稿者:まつ 投稿日:11月28日(火)20時52分43秒   引用
日暮れは、夜明けの間違いです。
夜が明けるのが、十日ばかり先が一番遅い。(だったと思う・・・)


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とーじとーや他 投稿者:まつ 投稿日:11月28日(火)20時49分17秒   引用
その言葉が訛ってかどうか「とーつ とーや」と聞いた記憶があります。

そのとき聞いた話では、「冬至は日が一番短いが、日の暮れるのはさらに、その とうか(十日)ばかり先が一番早くくれる。冬至を過ぎても、日暮れが遅くなるのはまだ先だ、と言う意味だ」と、職場の先輩から聞いた記憶があります。

ところで、薬味は他の麺類、そうめん・うどん・ラーメンなどでも使いますが、やはり「かやく」と言っておられましたか。
それとも、蕎麦にだけ使っておられましたか。


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方言or共通語? 投稿者:f-k 投稿日:11月28日(火)19時58分10秒   引用
【とーじとーや】冬至当夜
【とーじとーやは ふいの まんなか】冬至当夜は冬の真ん中

祖母が言っていた言葉を思い出しました。冬至を過ぎると、陽が、タタミの目づつ伸びるのですが、出雲では、やっと冬の真ん中。実感のこもった言葉でした。
皆さん、聞き覚えありませんか?


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【かやく】の語源 投稿者:f-k 投稿日:11月28日(火)17時01分13秒   引用
小学館・日本国語大辞典の諸説を、私的に纏めてみると、以下の通りです。
@「運歩色葉(1548年)」に「加薬、加味」の用例が見えるようで、中世頃には文字通り薬を加える意から、付け合せ、薬味としても用いられるようになったものと思われる。
A「加薬」は、平安時代の強制労働「夫役」に、追加して勤めさせることを言う「加役」から、意味が派生して「加薬」の漢字が当てられるようになった和製漢語とも言われる。

講談社「語源辞典」の「かやくご飯」の項。
「加薬」は、漢方薬の効果を高めるために補助的な薬を加えること、あるいはその薬をいい、そこから、主材の米を引き立たせるための副材料の意で「加薬」と言った。

いずれにしろ、相当程度教養のある人でないと思いつかない「和製漢語」ですから、「発明」はともかく、京の「女房族」が、「利用」「普及」の役割を担ったであろうことは、容易に想像出来ます。


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かやく 投稿者:金沢 投稿日:11月28日(火)09時29分19秒   引用
「かやく」は関西で使われていますから「宮廷」の女房言葉かもしれませんね。女房言葉は「大奥」とは限りませんから。


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かやく 投稿者:金沢 投稿日:11月27日(月)22時04分11秒   引用
西日本方言と考えられます。たしかに「出雲そば」の場合は絶対に「かやく」といいます。戦前に「やくみ」と云ったりすると、からかわれたでしょう。いわゆる「五目飯」も「ごもくめし」といったりしますが、我が家では「かやくめし」といっていました。「かやく」は分布のある立派な方言だと思います。辞書登載すべき言葉です。
語源は「加役」「加薬」とかいいますが多分我が国の造語でしょう。ちなみに「Aトック」では「加薬」と変換します。なぜ今まで出てこなかったのか、というくらいの言葉ですね。


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かやく 投稿者:まつ 投稿日:11月27日(月)21時43分5秒   引用
F-Kさん こんばんは。

「かやく」と言う言葉を始めて認識したのは、インスタントのラーメンかウドンの中に入っていた小袋に「かやく」と書いてあって、「はぁー、こういうものを"かやく"と言うのか」と納得したのを覚えています。
子供の頃に、聞いた記憶が無かったのです。
その後、日常会話の中でもあまり使いません。
かつては、出雲で使われていた言葉なのでしょうか。


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方言or共通語? 投稿者:f-k 投稿日:11月27日(月)20時51分31秒   引用
【かやく(加役)】そば・うどんなどの薬味

ソバが好きで、まつえ・まちづくり塾・出雲そば通団発行の「出雲そば通」なる小冊子を頼りに「出雲そば」を食べ歩いています。そこで、ふと湧いた疑問。【かやく】は方言でしょうか?共通語でしょうか?
特に引っ掛かったのは、出雲そば通団の「出雲そば通」には【かやく】という言葉が見えず、「具」「薬味」で説明されています。地元の「そば通」を自任する人々までが使用しないところをみると、【かやく】はすでに共通語の死語化した方言と見ることができるのでしょうか?

新明解は@〔各地の方言〕薬味 A〔近畿・中国・四国方言〕五目飯などの具。広辞苑はA炊き込みご飯・うどんなどに入れる肉・野菜などの具のこと(主材料に加える意味で「加役」の語も用いる。主に関西でいう)とあります。

そばには【かやく】で、「薬味」などと上品ぶられると、「出雲そば」の野趣・風味がそれだけで落ちてしまうと思うのは私だけでしょうか。


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ふぎイカの佃煮 投稿者:金沢 投稿日:11月26日(日)21時25分50秒   引用
おやおや出雲でもいろいろな呼称があったわけですね。今でも売れちょーますかね。
ま、しかし、「ふぎイカ」の「ふぐ」は既載ですし、他はことさら方言というほどのものではないというか、方言の定義からいうとみんな方言ではありましょうが、辞書登載にはどうもね。


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きざんし(す)ーめ 投稿者:もりやま 投稿日:11月26日(日)18時58分22秒   引用
うちの方では「ふぎイカの佃煮(ふぐ=削ぐ 既載)」と言っていました。弁当のおかずでは高級品でしたね。


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きざんずーめ 投稿者:おくの 投稿日:11月26日(日)17時12分45秒   引用
我が家では「スルメの佃煮」と言っていたように思います。
今でもスーパーで売っていると思いますが・・・(^^ゞ

では、では、m(__)m


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きざんずーめ 投稿者:金沢 投稿日:11月26日(日)10時37分49秒   引用
こだまさん お早うございます。そうですね。訛っただけですもんね。取り下げます。
べんとのオカズでそれだけという日もありましたね。今も売られてますかね ?


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きざんすーめ 投稿者:こだま 投稿日:11月26日(日)05時59分12秒   引用
刻みするめの佃煮は 戦時中など 弁当のおかずにそれだけで
などという時もありましたね。私たちのほうでは 「ず」とに
ごらないで 「す」そのままでいっていたと思います。
共通語がちょっとなまっただけだから 方言としてまで考えて
いませんでしたけれど。


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きざんずーめ  からすの〜 投稿者:金沢 投稿日:11月25日(土)18時12分44秒   引用
「きざんずーめ」は新方言の範疇じゃありませんよ。クラシック過ぎて「えまでも 売れちょーかえの?」ですよ。以前話題となった時に「売られてますよ」ということでしたが私はどこの店頭でも見たことがありませんね。
「カラス(シ)のくちばし」がそんな形で商品化するとはね。ありゃ旨いですからね。「〜のくちばし」は優雅な言い方で、昔は「イカのきん○ま」と云ってましたね。「〜くちばし」は新方言かもしれませんが、「〜きん○ま」はクラシックですね。
「きざんずーめ」はどなたでも確認して頂けるでしょうが、皆さん「単純訛り」じゃないかと思っておられるんじゃないでしょうかね。f-kさんは「刻みするめの飴煮」食べたことがないですか ? それなら死語でしょうか ?  松江の私にはちょっと信じられませんが。戦後早々に姿を消したのでしょうか ?


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きざんずーめ 投稿者:f-k 投稿日:11月25日(土)17時43分45秒   引用
きさんずーめ
1・語源・語意は十分過ぎるほどよく分かるのですが、「おまえ、ちかっとて(使っていて)や」と言われると自信がありません。かつ、方言関係の文献にも当ってみましたが、見当たりません。「新方言」の部類に属します。

2・米子・境港を中心に今、「くちあげ」という酒の口取りが流行っています。これは、イカの口からクチバシを取り除いた揚げ物で、風味や口当たりも絶妙で、結構人気のある口取りです。これも、目下のところは「仲間内言葉」、今のヤング言葉でいう「うちら語」から抜け出せない状況です。

3・【きさんずーめ】にしろ【くちあげ】にしろ、どうしたら合理的な「泉での確認方法」が取れるのか、ぜひ教えてください。

4・ついでに、イカ関連で、次は辞書候補になりませんか?
【みみ】イカの背びれ
【くちばし】または【からし(烏)のくちばし】イカの口


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出雲の訛り 投稿者:金沢 投稿日:11月25日(土)15時52分25秒   引用  編集済
「歩く」一つをとってみてもそうですね。「こげな大雪んなか ありいてきてごしなはっただかね」のように「歩いて〜」を「ありぃて〜」と訛る場合と、「あろいて〜」と訛る両方があります。本辞書の「(犬の)たかあるき(東出雲)」も八雲では「たかあろき」です。
もっとも「あろく」は訛りではなく古形がのこったものですかね。


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【くそー】 投稿者:f-k 投稿日:11月25日(土)15時36分7秒   引用
おくのさんの【くそーくそーばい】。聞き覚えがあったものですから、島根県方言辞典で調べてみましたら【くそり】(出雲全部)【くそー】(八束・大原)が載っていました。加茂では【くそーくそーばい】が多かったように思います。

もりやまさんの【くしー】、遠藤さんの【くすー】。ともに立派な出雲弁ですが、出雲訛りは本当に多様ですね。


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らおや   しーきさば 投稿者:金沢 投稿日:11月25日(土)15時01分42秒   引用  編集済
「らおや」は当時の共通語であったかもしれませんが、本辞書は古い死語もとりあげていますので残しておきたいですね。とりあえず登載案を書いておきますが、町の風物詩でもありましたから「出雲の生活と言葉」に書いてもよいのですが。奥野さん どうしましょうか?

【らおや】
共通語 (町流しの)キセルの掃除屋
用 例 らおやがきちょーわ このキセルもってって掃除してまってきてごせや
用例訳 キセルの掃除屋がきているよ このキセル持っていって掃除して貰ってきてくれよ
説 明 戦前はキセルの掃除も一仕事であった。だからキセル掃除専門の流しサービス業があった。屋台のような車を引いて町を流し、客がを持きたキセルの「らお」に蒸気を通して掃除をするのである。この屋台車にはそのための小型のボイラーを積んでおりその蒸気で「ピィイーッ」という独特の汽笛を鳴らして客を呼び込んで歩いたので町の風物詩ともなった。
採取者 金沢[松江]

「しーきさば」をどなたか確認して頂けませんかね。


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ごんがら 投稿者:金沢 投稿日:11月25日(土)12時25分1秒   引用  編集済
f-kさん 有り難うございました。そうですね「傘針」も方言でしょうね。
【ごんがら】
共通語 イカ釣り針
用 例 この ごんがらでの さばーついたイカをひっかけーわな
用例訳 この イカ釣り針でね 掴まってきたイカを引っかけるんだよ
説 明 イカ釣り用の、錘に針を仕込んだ一種の引っかけ針。錘に魚の切り身を巻き付けたり、錘自体が擬餌針になっいるものもある。地方によってさまざまな呼び名がある。
/ 【ごんがり】湖陵 /【すって】長崎
採取者 金沢[松江]


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だら 投稿者:f-k 投稿日:11月25日(土)12時05分35秒   引用
母方の祖父はじめ、近所の大人が普通に使っていた言葉です。「ごんがら」のついでに国語辞典、方言辞典両方に当って見ましたが、出典・島根県方言辞典で両方とも掲載されていました。


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ごんがら 投稿者:f-k 投稿日:11月25日(土)12時00分33秒   引用
ごんがら
聞き覚えはありますが、自信が無かったので小学館・日本国語大辞典、同・方言大辞典に当ってみました。以下の通りです。ご参考までに。

【ごんがら】浜田・隠岐・長崎壱岐
(関連慣用句)
【ゴンガラのエ(餌)にする】または【ゴンガラのヤ(様に)する】(ただ、甘んじて従う)簸川郡

【かがら】(鉛の付かない烏賊釣り針)八束郡・隠岐 【ごんがり】(鉛の付いた烏賊釣り針)八束郡
【すって】美濃郡・長崎五島 【すってー】長崎壱岐 【しっで】福井坂井
【どんく】または【どんこ】浜田
【とんぼ】隠岐
【がざ】佐渡

なお、【傘針】という語彙は見当たりませんでした。これ自体が方言ではないでしょうか。
烏賊の釣り針方言が、山陰に集中しているのは、新しい発見でした。


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だら  らお(う)   投稿者:金沢 投稿日:11月25日(土)11時31分33秒   引用
「キセル」がカンボジア語、「ラオ」がラオス語、だとすると「ダラ」もそこら辺からきた言葉かもしれませんね。「羅宇」はいかにも当て字風ですよね。
「だら」はf-kさんの知見ですか ? それともなんか出典がありますか ?


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ごんがら  すって 投稿者:金沢 投稿日:11月24日(金)23時03分56秒   引用
遠藤さん はい その「すって」のことです。サイト検索で出ますね。正式名称は「傘針」というんですか。「ごんがら = イカ釣り用の傘針」どなたか確認して頂けませんか。
いやー ところによっていろいろな名があるもんですねー


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とろへん 投稿者:まつ 投稿日:11月24日(金)21時06分24秒   引用
こだまさん もりやまさん 遅くなりましたが、ご返事ありがとうございました。

松崎さんが書かれたのは昭和二十七年ですから、おそらく三十才前後の事だと思います。
記憶も、つい昨日のような感じで書かれたのではと、推察します。
それから、数才年下のこだまさんにあまり記憶が無いということは、戦後まもなく急速にそのような風習がなくなって行ったのではないかと想像しています。
もりやまさんが書き込まれた「ホトホト」も、たしかお祖母さんの思い出から、かすかな記憶として書かれていました。

戦後の高度経済成長の時(昭和三十年代〜四十年代初め)いろんな言葉や風習が数多くと消えていったのではないか、とも想像しています。
その頃、私は小学生から中学生の時代でした。


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しーき鯖 投稿者:遠藤 投稿日:11月24日(金)19時23分21秒   引用
塩鯖を酢で〆たものですが、昔は刺身が食べられなかった山の中の者が
刺身風のものを作って食べたのだろうと思いますが、塩気と酢けが混ざった
んでしょう。
ごんがら、とはイカつりの「傘針」とか「すって」のことでしょうが、残念
ながら知りません。
ところであれはするめだったのですか。よく食いましたが、原材料がするめ
だったとは、目からうろこでした。


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訂正 投稿者:f-k 投稿日:11月24日(金)19時20分49秒   引用
ラオ屋の2項目、「やうや(羅宇屋)」は「らうや(羅宇屋)」の誤りです。お詫びして訂正します。


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ラオ屋 投稿者:f-k 投稿日:11月24日(金)19時15分31秒   引用
ラオ屋
1・広辞苑によると、「ラオ」の訛りが「ラウ」のようです。煙管の竹管、黒斑竹が、ラオスから渡来したため、煙管の竹管を「ラオ(Lao)」といい、これに「羅宇」の字を当てたようです。

2・このため、「やうや(羅宇屋)」だと、共通語との指摘があるやも知れず、またの呼び名【キセーヤ(煙管屋)】を今回の書き込みでは用いたしだいです。

3・【だら】はザイゴだけの呼び名でしょうか。1955年宍道勤務のころ、八雲本陣の木幡吹月氏が、虚無僧姿に【だら】を挿していたのを思い出しています。宍道でも【だら】が用いられていました。


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きざんずーめ 投稿者:金沢 投稿日:11月24日(金)13時37分40秒   引用
昔の「べんとのおかず」の王様です。細く刻んで飴煮にした「刻みするめ」は「きざんずーめ」と呼ばれて庶民に親しまれた食べ物でした。訛りが2カ所、登録語になりませんかね。


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だら  らおや  投稿者:金沢 投稿日:11月24日(金)13時33分20秒   引用
刻みたばこ入れ「だら」というのは初耳です。私のオヤジもタバコ党で、紙巻きときざんタバコの両刀使いでしたが「だら」は聞いたことありません。「タバコ入れ」でしたけどね。

それから、町を流すキセル掃除は「らおや」といいました。蒸気の湯気をあげながら「ピイィー」と汽笛を鳴らしながら、松江の町並みを流していました。
「らおや」というのはキセルの胴体部分を「羅宇(漢語か?) = らう」といい「羅宇屋 = らうや」が訛ったものです。
「らおや」は訛ってるから出雲弁ですね。はて? だいぶん前に話題にしたことがありましたが載っていませんね。

「み」の「ん音便化」で「きざんタバコ = 刻みたばこ」「きざんずーめ = 刻みするめ(飴煮)」を思い出しました。


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簡単にHできます!! 投稿者:安心・安全なサイト! 投稿日:11月24日(金)13時18分25秒   引用
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辞書候補 投稿者:f-k 投稿日:11月24日(金)12時43分31秒   引用
【だら】刻み煙草を入れる容器・(携帯用の)煙草入れ
今日主流の「紙巻タバコ」は、明治初期に作られ、同10年(1877年)ごろから流行したそうですが、それまでは「煙管(きせる)」で吸う「刻み煙草」が一般的で、愛煙家にとって「煙管筒」と刻み煙草を入れる【だら】は必需品で、この二つは大抵一対になっていました。また、この二つセットを【だら】と呼んでいたようにも思います。【だら】は、皮革、織物、木(桐材)などで作られていました。
1950〜60年台には「刻み煙草」愛用者がまだ多く残っていて、煙草盆と火鉢の用意は、新入社員の朝の仕事でした。また、「煙管」のヤニ取りや、煙管の「竹管(ラウ竹)」の取替えを行う【キセーヤ(煙管屋)】が街中を流していました。


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しーきさば 投稿者:金沢 投稿日:11月23日(木)23時33分49秒   引用
初耳でしたが、まつさんの「しーき鯖 = しぃーき(すいぃ気鯖)説」に賛成です。
いくら「塩鯖」でも物流の乏しかった戦前、もしくはさらに以前(江戸期)には、沿岸部から山間部に着くころには発酵というか、所謂「饐えた状態」になっているでしょう。
そこからそう呼ばれたのでしょうね。


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しーきさば 投稿者:金沢 投稿日:11月23日(木)23時31分17秒   引用
初耳でしたが、まつさんの「しーき鯖 = しぃーき(すいぃ気鯖)説」に賛成です。
いくら「塩鯖」でも物流の乏しかった戦前、もしくはさらに以前(江戸)には、沿岸部から山間部に着くころには発酵というか、所謂「饐えた状態」になっているでしょう。
そこからそう呼ばれたのでしょうね。


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しーき鯖 投稿者:まつ 投稿日:11月23日(木)22時53分34秒   引用
遠藤さん こんばんは。

「しーき鯖」は、私も初耳ですが、以下、私の想像を書かせてもらいます。

酸っぱいことを「しぃー」と言いますね。
「このリンゴは しぃ の」「か、まんだ しぃ がの」等。

で、〆鯖は酢でしめますから、「しぃーけ 鯖」(酸っぱい 鯖)で「しーき鯖」と言う風に言ったのではないかと思います。

まったく私の想像ですが、遠藤さん どんなもんでしょう?。


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ごんがら 投稿者:金沢 投稿日:11月23日(木)21時41分21秒   引用  編集済
もりやまさん 遠藤さん こんばんわ 「しーき鯖」ですか ? 初耳だし既載されていませんね。

もりやまさん イカ釣りの擬餌針を「ごんがり」というのですか ?  松江では「ごんがら」といいます。で、検索しましたが出てきませんね。「ごんがり」「ごんがら」方言ですね。遠藤さんはあのイカ釣りのひっかけ針のことをどう呼んでいましたか ?


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〆さば 投稿者:遠藤 投稿日:11月23日(木)21時29分59秒   引用
〆サバえをしーきさばといってましたが、既載ですか。


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とろへん 投稿者:もりやま 投稿日:11月23日(木)20時56分25秒   引用
まつさん 今晩は。ひさしぶりです。
先日は、大変でしたね。私も「〆サバ」は大好物です。船釣りする頃、初夏にイカ釣りのとき、ゴンガリに中サバがよく掛かり〆サバにしました。脂がなく煮ても焼いても旨くありません。ところが〆サバは最高でした。漁師さんの言われるには、脂ののったサバは生食はよくあたる、また薄いセロファン状の表皮は必ず取らないと、あたると言っておられました。

「とろへん」は初めて聞く言葉です。

うちの方では
「呉服五割 くしー(薬)くそばい ばーじ(坊主)まるもうけ」と年寄りがよく言っていました。


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とりおい 投稿者:金沢 投稿日:11月23日(木)12時42分19秒   引用
一月十五日のいわゆる小正月に行われる中部、関東〜東北など概して東日本では「とりおい」と呼ばれる行事がいろいろな呼称で西日本にも残っていた、ということですね。
それも単なる「厄落とし」であったり「子供主体の行事」であったりのようですが、「子供主体」の方が多いような気がします。ドラマ「きたの国から」でも子供たちが夜に錫杖を引きずりながら練り歩く光景が描かれていました。


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とろへん 投稿者:こだま 投稿日:11月23日(木)11時24分24秒   引用
松崎清さん 大変懐かしい名前です。小学校の5年先輩で大阪で「いのこや」
という菓子製造会社の経営に携わっておられた方です。
私は 夜の部 とろへん しか 記憶がありませんから そのことを言ったのです。
子供心に懐かしい楽しいスリルのある行事だったので その辺を覚えているだけです。
「ホトホト」は全く存じません。年齢差、住んでいた所の違い(3000mの距離)
などが もたらしたものでしょう。いずれにしても松崎さんの方が 記憶が鮮明なの
ではないでしょうか。


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とろへん 投稿者:まつ 投稿日:11月23日(木)10時56分45秒   引用
こだまさん が書き込まれて、辞書に登録されていますが、今私が読んでいる本の記述と若干の違いがあります。(島根日日新聞社発行 山陰民俗叢書7)

その中で、「出雲仁多郡横田地方の正月」として松崎清氏が書いておられます。
正月十四日の行事として、昼間子供たちが歩くのを「ホトホト」(以前、この掲示板で話題になりましたね)、夜に入って若者たちが歩くのを「トロヘン」と言っていた(「出雲民俗」十四号、昭和二十七年二月)、との記述がありました。

こだまさんの紹介と若干違うようですが、地域による違いと言うことなのでしょうか。
こだまさん、横田で「ホトホト」は記憶にありませんか。

もりやまさん、「ホトホト」に関連して「とろへん」は聞かれた記憶はありませんか。
「とのへい」と言うところもあるようです。


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くそり 投稿者:こだま 投稿日:11月23日(木)10時13分20秒   引用
私が子供の頃 薬のことを はっきりと くそり と言って
いたのを聞いたことがあります。でも それだけで聞いたこ
とはありません。どうも「す」の発音が難しいので むしろ
「し」に近い発音で言っていた人がおおかったようです。
今は全くありません。


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けしじん 投稿者:f-k 投稿日:11月23日(木)09時13分35秒   引用
泉・辞書登録語彙に、同じ訛りの「ねじん(鼠)」がありました。


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くそーばい 投稿者:遠藤 投稿日:11月23日(木)00時56分17秒   引用
くすりをくそーというのは聞いたことはないです。くそーくそーばいではなくて
くすーくそうばい、と聞きました。ついでに書くとそのあとがあって、
くすーくそうばい、やおや八百層ばい、というのです。
かみを単独ではかんといわないのに、上にはなしん、とかしんぶんがつくとがん
というのはおもしろいです。


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けしじん 投稿者:金沢 投稿日:11月23日(木)00時38分43秒   引用
いや「けしじん」の「ん音便」は間違いなくあると思っていますよ。「新聞紙 ⇒ しんぶんがん」。「おちやちゃ べんじょがんにゃ しんぶんがん つかっちょーわね」話し言葉としてありましたね。だんだん思い出しました。
問題は登載するほどの訛音語かどうかですね。私は登載すべきと思いますけど。


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けしじん 投稿者:f-k 投稿日:11月22日(水)23時06分18秒   引用
ご指摘の用例語彙、以下の撥音でした。

○はながみ・・・・・はながん
○石積み・・・・・・えしじん
○石組み・・・・・・えしぐん

他に
○障子の組子・・・・くんこ
○組み合わせ・・・・くんあわせ など。


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けしずみ 投稿者:金沢 投稿日:11月22日(水)22時30分5秒   引用
そうですね私は松江だから「ケスィズィミィ」せいぜいこの程度で「けしじみ」と書いても抵抗はありません。「おぇ けしじん もってこいや」とはいいませんね。ただし「後がつづく場合の連訛」は別で「消し炭壺」は「けしじんつぼ」になるでしょうね。「けしじみつぼ」とは云わないような。


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くそー 投稿者:おくの 投稿日:11月22日(水)21時56分38秒   引用
「くそーくそー倍(薬は九十倍の儲け)」、親父から聞いた憶えがあります。

語尾の「み」音の撥音便化

出雲弁では語中の「み」音は左フレーム「音韻変化」のとおり撥音便となりますが、「けしずみ」の場合のみ語尾の「み」が撥音になるのであれば出雲弁だと思いますがいかがでしょうか。

けしずみ→けしじん(平田では けしじみ と言うほうが多いかも・・・)
はながみ→はながみ(はながん とはならないように思いますが・・・)
物見→ものみ(ものん とはならない・・・以下同様)
風邪ぎみ→かぜぎみ
立ち見→たちみ
石積み→いしじみ
石組み→いしづみ

では、では、m(__)m


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中舌母音 投稿者:金沢 投稿日:11月22日(水)21時46分2秒   引用
二重母音と書いたのは完全に私の思い違いで「イ ⇒ エ」「ウ ⇒ オ」の変韻は「中舌母音(チュウゼツボオン)」と云います。これは私が決めたわけではなく言語学上での分類です。これがあったので「くすり ⇒ くそー」は私なりに納得しました。


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 訂正 二重母音 ⇒ 曖昧発音 投稿者:金沢 投稿日:11月22日(水)21時26分5秒   引用
間違えました。この論は「二重母音」は問題ではではありません。曖昧音の原則の問題でした。「くすり ⇒ くそー」は現実にある発音です。私も当時初めて聞きましたが、八雲村がそうです。もちろん確認されています。辞書では「おきぐそー 東出雲」で八雲で確認されました。東部にあるようです。これは前記の「ウ ⇒ オ」の原則で説明できます。
まつさん こういう発音は間違いなくあるんですよ。私らは「クスィー」でなら納得できますが「くそー」はいかにも奇妙ですよね。でもこれがあるのは間違いありませんよ。


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二重母音 投稿者:金沢 投稿日:11月22日(水)21時13分33秒   引用
出雲弁の発音は口を半開きにして話すので曖昧音になってしまいます。このため「イ ⇒ エ」「ウ ⇒ オ」という変韻が特徴の一つです。もちろん「シシ ⇒ スィスィ」も曖昧音でずーずー弁と呼ばれる所以です。「けしずみ」が「ケスィズィミ」となっただけかもしれませんが、これだと「うし ⇒ おし」「くすり ⇒ くそー」の説明がつきません。
特徴が2カ所にあるなら特殊としてあげてもよいのではないか、ということです。


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くそーや 投稿者:まつ 投稿日:11月22日(水)20時59分50秒   引用
続けてすいません。

「くそーや」という言い方は、今まで聞いたことはありません。
「くしーや」または「くすーや」です。
これは、出雲弁の「す」と「し」の曖昧音で、文字では表現が難しいと思います。
それが「そ」に変化するというのは、あまり聞いた記憶がありません。


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けしじん 投稿者:まつ 投稿日:11月22日(水)20時01分8秒   引用
金沢さん こんばんわ。

「けしじん」が「けせぞめ」になるべき・・・、という所がよく分りません。
「消しゴム」は「けせごむ」にならなければならない、ということでしょうか。

「すみ」の「す」自体が、「す」と「し」の中間の曖昧音ですし、それが濁音になっただけのような気もしますが、どうなんでしょうか?。


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けしじん 投稿者:金沢 投稿日:11月22日(水)18時16分26秒   引用
「けしじん」これは単純訛りとはいえないとおもいますね。出雲弁の二重母音の原則なら「ケセゾメ」になるべきところが「ケシズミ」の前後の「シ」「ミ」という原音に引きずられて「ジ」になり「ミ」も音便化したものと考えられますから変則形として登載してもよいと思いますね。「くすりや」は「クソーヤ」となるのに、いや言葉も理屈通りにはゆかないものですね。


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けしじん 投稿者:f-k 投稿日:11月22日(水)13時46分17秒   引用
「消し炭」を【けしじん】と言っていました。
これは単純な出雲訛りでしょうか。それとも辞書対象語彙になるのでしょうか。


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よろくそ 投稿者:こだま 投稿日:11月22日(水)10時15分48秒   引用
何でもないことですが面白いですね。よわくそ は 弱糞
であり 理解できるのですが よろくそ となると よろよろ
していて如何にもひよわそうなのだからでしょうか。
「あげなことだー思い切ってようせんだけん よろくそだのー」


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よわくそ 投稿者:金沢 投稿日:11月21日(火)23時58分0秒   引用
たしかに松江でもよくいいましたね。松江では「よろくそ」よりも「よわくそ」が普遍的でしたね。広辞苑にも新明解にも「よわむし」「よわみそ」はあるのに「よわくそ」は載っていません。完全に方言ですね。


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アニサキス 投稿者:まつ 投稿日:11月21日(火)22時07分28秒   引用
皆さんご存知でしょうか。
青魚に居る寄生虫で、鯖や鰯などを刺身で食すると、激しい胃の痛みに襲われます。
昔、鰯の刺身でヤラレタことがあります。
実は先日、〆鯖(自分で造った)を食べてヤラレテしまいました。

それでここから出雲弁の話なんですが、その話を職場に行ってしました。
で、職場の反応は「けっ よろくそ だのー」。
まあ、男が多いがさつな職場ですから、当たり前の反応ではあります。

そこからいつもの癖で「よろくそ てて ひょうじんご だーか?。」と話をもって行きました。
相手は松江の方。
「さー、ひょうじんごか どげか 分らんけど、"よわくそ"とも言ったりすーの」
「あ そげだね、"よわくそ" とも 言いね」と、私。

出雲弁の辞書には「よろくそ」は既載ですが、「よわくそ」は載っていませんでした。
皆さん、使われませんか?。

いま「けっ よろくそ だの」にピッタリとする共通語を考えているのですが、巧い言葉を思いつきません。
「もー やわ だね」とか言うのでしょうか。
なんか、シックリしません。


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書き込み削除 投稿者:おくの 投稿日:11月21日(火)20時30分36秒   引用
平成18年11月21日書き込まれた「卑語3題」及び「卑語について」は不適切な書き込みと判断し、管理人の権限で抹消させていただきましたm(__)m

当ページは小学校や中学校の授業にも使われていますのでご配慮願います(^^ゞ

では、では、m(__)m


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えんとこな 投稿者:金沢 投稿日:11月20日(月)17時31分9秒   引用
登載案の記述が一部重複していますので書き換えます。

【えんとこな】
共通語 (普請などの際の)土しめ工事作業の際のかけ声、転じて、その作業そのものを指す言葉として用いられた
用 例 むこで えんとこな やっちょーけん えきて見らこい
用例訳 あっちで 土しめ作業をしているから見に行こうよ
説 明 家の普請などの際の土締め作業は現在では建機を用いるが戦前は、高い櫓を組んで数十人の綱引き衆が綱を引き重しを落とすやり方が一般的であった。この作業は一種の縁起儀式でもあった。かけ声は、音頭取のかけ声に合わせて引き衆が唱和するという形で行われる。音頭取「エーントコナー」引き衆唱和「エンヤラエントー エーントナー」ドスン、ドスンとなかなか勇壮なもので、人だかりができることも多かった。
採取者 金沢[松江]

f-kさん 有り難うございました。


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えんとこな 投稿者:金沢 投稿日:11月20日(月)14時05分35秒   引用
そうそう「エントコナ」で間違いありません。思い出しました。
「むこで エントコナ やっちょーけん えきて見らこい」でした。有り難うございました。このようなかけ声は地方によって異なるでしょうし、分布図もかけるでしょうから本辞書登載の資格があろうかと思います。

【えんとこな】
共通語 (普請などの)土しめ工事の際のかけ声、転じて、その工事作業そのものを指す言葉として用いられた。
用 例 むこで えんとこな やっちょーけん えきて見らこい
用例訳 あっちで 土しめ工事しているから 行って見ようよ
解 説 家の普請などの際、高い櫓を組んで十数人で引き綱をひいて行う土締め作業の際のかけ声転じて、その作業そのものを指す言葉として用いられた。


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地しめの掛け声 投稿者:f-k 投稿日:11月20日(月)08時57分3秒   引用
金沢さんの掛け声は【エントコナ】ではないでしょうか。
以下、ご参考までに。

「〜まず敷地の周りに笹竹を立てて注連(しめ)を張り、神官を招くか主人が大社へ参るかして、地しめにかかります。当時は大勢の手伝人を入れて幾日も地しめをし、親類縁者から到来した祝いの酒肴や牡丹餅を通行人にも振舞うなど、とても豪勢なものでした。

音頭【エーントコナー】
混声【エンヤラエントーエントーナー】

音頭取は多年の経験から適時に縁起のよい文句や滑稽な歌詞をまぜて、綱引き衆の倦怠と疲労を緩和しました。」
(「明治大正の出雲」太田柿葉著・松江今井書店・1962年刊・から抜粋)


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かけ声 投稿者:金沢 投稿日:11月19日(日)18時37分22秒   引用
もりやまさん こんばんわ。そうですね「よいとまけ」ではありませんわね。「やいとな」でもないような ? もっと調子のよいかけ声だったような気がします。「○○○○○やっちょーけん 見にえかこい」と云ったものでしたが。どうも思い出せません。ボケております。


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掛け声 投稿者:もりやま 投稿日:11月19日(日)18時06分39秒   引用
金沢さん 今晩は。
子供あがりに、二三回手伝ったことがあります。かけ声をかけ、調子を合わせて撞きましたが、どうしても思い出せません。土を締め固めるときの「ぁー やいとなー ぁー やいとなー(既済)」ではありませんでした。
ちなみに、棟上の時、太い梁などを滑車で吊り上げるときは「よぃーと まけー よぃーと まけー」でした。


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えっこ 投稿者:遠藤 投稿日:11月19日(日)16時00分42秒   引用
「えっこ」はよく聞く言葉です。「こなに聞いたども、えっこさたがね。」という場合は
「一向に」の意味だと思います。「えっこ、どげだいのお、ようわからんわ」という場合は
「さあのう」ぐらいの意味で使います。


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土がためのかけ声 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)22時22分27秒   引用
普請の際に土固めをしますよね。今はああして建機でやりますが、昔は、柱を立ててその周りを十数人かで囲んで、固め用の押し具を引っ張りあげて、ドスンと落とすことを繰り返して行いましたね。あの時のかけ声はなんといいましたかいね ? どうも思い出せなくて。かけ声がそのままあの作業の名称になっていたような気がします。よく町中で見かけて立ち止まり見入ったものです。


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槙野本の確認 投稿者:もりやま 投稿日:11月18日(土)22時09分42秒   引用
【たちみ】
共通語 収穫量の査定
用 例 台風で稲が倒れたけん、明日たちみしーけん 出てごしなはい
用例訳 台風で稲が倒伏したから 明日収量査定するから出かけてください。
参考  戦中戦後の米などの強制供出の時代「たちみ」で収穫量を予測して、供出量を割当てた。
【たちもん】
昔の年寄りはよく言っていましたか゛、よい用例が思い出せません。


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ただしごと 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)21時40分23秒   引用
なるほど「ただしごと」は日本全国で通じる言葉でしょうね。奥野さん これは共通語ですね。


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槙野本確認 投稿者:f-k 投稿日:11月18日(土)20時08分23秒   引用
ご参考までに。

【ただしごと】
【ただ】は、新明解(要求されるはずの代価がないこと)。広辞苑(代金がいらないこと)で載っています。【ただしごと】は島根県方言辞典に載っています。

【たちがん】
元の語意は槙野本の通りですが、今では椅子のない、スタンドバーの「立ち酒(立ったまま酒を飲むこと)」と同じ用い方をするのではないでしょうか。
「どげな かえーね えっぱぇ タチガンで」
【えなせがん】その副見出しの【たつがん】とは違うようです。
もっとも、【えなせがん】【たつがん】とも加茂では使いませんし、島根県方言辞典にも掲載されていないので、詳しい検証ができませんが・・・・

【たちまんま】
島根県方言辞典では石見(鹿・美・益・邑・邇)区分で掲載されています。
加茂では【たてったまんま・で】の用法はありますが【たちまんま】は聞きません。

【だちんま】
【だちんま】あるいは【ばしゃんま】で使いました。【だちんま】の「しーぼ(尻尾)」の毛をこっそり抜いて、数本縒り合わせて鳥の罠を作っていました。島根県方言辞典にも掲載されています。

【たたら】【たたらおち】【たちみ】は、島根県方言辞典掲載語彙ですが、加茂では聞きません。【たちごえ】【たちもん】【たちねまり】は、島根県方言辞典にも載っていないし、使ったこともありません。


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べんきょしちょきますけん 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)19時22分42秒   引用
ほんとほんと、その台詞懐かしい響きですねー。なるほどお客側ではなくて、店の方がねー。ただ、この「勉強する = 値を負ける」は広辞苑にはCとして「言い値より安く売ること」とあり、新明解にも、別記の「運用」⇒「商人が言い値より安く売る時に使うことがある」とありますね。やはり共通語かもしれません。関東でも使われるのかもしれませんね。一応取り下げとします。やっぱり辞典で確認しなければなりませんね。


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べんきょする 投稿者:おくの 投稿日:11月18日(土)18時17分25秒   引用
懐かしい言葉ですね。

おんしーふぁーたの しぇーもん ばらぇを 思ぇだしました。
伯父の家が衣料品店で良く遊びに行きました。
「おやかた べったー しぇわん なーましてね。か なんぼでしかね」
「あら おかっつあん。たんびね おしぇわさんね なーましてね。きょーは しぇーもん ばらぇ でしけん べんきょ しちょきましけんね」
「ほんな ふとち やってごしなはい」

関西と違って客から負けろと言わず、店主が気を遣って負けてやるという感じだったような気がします。
出雲人の控えめな気質、常連にはそれを見越して「べんきょうする」店主。
絶えず人を思いやりながら人と接するという長年培われてきた出雲人気質も近代化の荒波に耐えきれず消えてしまったような気がします。
せめて、出雲弁を愛する人たちには、そうした出雲人気質を残して頂きたいと思うきょうこのごろです。
では、では、m(__)m


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べんきょする 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)17時19分46秒   引用
勉強する = 値を負ける  これは関西、特に大阪にあることは確かです。西日本方言かもしれません。出雲になぜあるのかは説明できませんが。全国語ではないでしょう。
用 例  もちとべんきょしときなはいね = もう少し(値段を)負けてくださいな
出雲弁の一つではないでしょうか。


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用例 投稿者:こだま 投稿日:11月18日(土)17時12分6秒   引用
ただしこと
「どうもただしごとでこき使ってだやーな魂胆に見えーがの」

たちもん
「やっぱし大家だのー たちもんがどこそこ上品ながの」

立ちまんま
「この歳んなーと 立ちまんまの仕事はどうも無理だわ」など


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槇野本から〜 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)17時09分14秒   引用
「ただしごと」は町屋でもいいますね。
「たちがん」は既載の「たつがん = えなせがん」とは違うものでしょうかね ?
あとはわかりません。


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槙野本からです 投稿者:おくの 投稿日:11月18日(土)16時53分14秒   引用
久しぶりに牧野本です。
ご存じの出雲弁が有りましたら用例をお願いいたします。

・ただしごと:A無駄仕事 B:無償の仕事
・たたら:稲田の切り株のままの土塊
・たたらおち:たたらを打ち起こすこと
・たちがん:祝言などで、人足が出発するときに、草履を履いたまま飲む
・たちごえ:かん高い声、大きなきびきびした声
・たちねまり:立ったり座ったりすること
・立ちまんま:立ったまま
・たちみ:米の作柄を見ること
・たちもん:建築物
・だちんま:A馬賃をとって駄荷を負う馬 B駄馬
(P195まで)

では、では、m(__)m


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そうです 投稿者:金沢 投稿日:11月18日(土)16時41分2秒   引用
単純訛りとしてはっとすべではないか、という趣旨です。私の見解としては当然登載すべきではない、という考え方です。こんなの取り上げりゃキリがありませんからね。「ゆめ ⇒ イメ」まで取り上げるんですか ? 本格訛り ? だから登載するんですか ? 二重母音語はみんな本格だから辞書登載すべきだ、というんですか ? 私はこんなの出雲弁じゃないと云ってるわけじゃないんです。辞書登載は出来ない、と云っているんです。実務的じゃないですね。


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単純なまり 投稿者:f-k 投稿日:11月18日(土)09時11分22秒   引用
「いーじー」は単純訛りでしょうか?
金沢さんの書き込みは、「いーじー」を単純訛りと判定したものでしょうか?

単純訛りであれ、本格訛りであれ、出雲訛りは方言には違いありません。シジメ(雀)もカラシ(烏)も出雲弁です。ただ、泉・辞書が「この種の語彙を拾っていたらキリがないから」という手前勝手な理由で、ハットしているだけ。

「いーじー」を単純訛りだとすると、泉・登録済み語彙の中にも、「チーハン(昼飯)」はじめ、該当するものが随分出てきそうですが・・・

ただし、これから先の単純訛りの境界をめぐる「神学論争」は共同制作者の皆さんに委ね、一切の意見を留保します。


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単純訛りなど 投稿者:おくの 投稿日:11月18日(土)08時15分44秒   引用
出雲弁の特徴の一つであるズーズー弁は50音表の「い段」と「う段」の変化に特徴があります。「や行」の「う段」、「ゆ」の発音は本来の出雲弁には無く「い」「え」などに変化しています。
幕藩体制崩壊後、人物の交流が盛んになり、標準語や他地域の言葉との交流機会が多いところでは、しだいに出雲弁訛りが標準語的な発音に移り変わったものと思われます。
出雲弁訛りや出雲地方に見られる規則的な音韻変化などは左フレームで解説を行い個々の語彙については、金沢さんの仰るように登録しないことにしていますのでよろしくお願いいたします。


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あじぐるー 投稿者:金沢 投稿日:11月17日(金)14時04分7秒   引用
これは F-Kさんも触れておられるように「寝あじり」の「あじる」であることは明らかです。ですから「あじり狂う」の「リ」が消えたものです。一方、もりやまさんの「あじんぐるー」もまた「あじり〜」の「り」が「ん音便化」したものであることは明らかです。
つまり「あじぐるー」も「あじんぐるー」も同語であり確認されたこととすべきです。
ちなみに、古語に「あしずる = 悲しみや怒りで地団駄をふむ」というのがありますからこれがもとではないかと思われます。


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いーじー 投稿者:金沢 投稿日:11月17日(金)12時46分1秒   引用
「いーじー」が単純訛りとして不適当なのか、または転訛の著しいものとして採用するかどうかの判断を「神学的な難しさ」といわれるのは「科学的ではない」という皮肉と受け取って意見を述べます。
もともとが「単純訛り」の問題ははっきりとした論拠じゃないんですよ。人によってまた地域によって、またはその日の気分によっても左右されてきました。一律のルールを定めることはできないほどの神学的な問題なんです。
「夕飯」を「ユーメシ」「優秀」を「ユーシュー」とまともにいう松江においては「融通 = いーじー」はきわめて方言的に受け取れます。ただし夕飯をイーメシ、優秀をイーシー、というのが出雲弁として普遍的であれば「単純訛り」として登載はしない、が適当と思いますね。


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それべく 投稿者:金沢 投稿日:11月17日(金)11時41分25秒   引用
とりあえず気のついたことから述べます。
既載の「それべくそうろう」の訳語が「それまで、おしまい」になっていることから「それべく」を副見出し扱いにするのなら、訳語も領域をひろげて「音沙汰がない、貸した物がかえってこない」もくわえて欲しい、とのことですが。なるほどそういう意味でもよく使われることは認めますが、これらは「場合のケース」であり、このような意訳も含めるときりがないことになりますよ。ただし「それまで」というのはいかにもまずく「それっきりになる」に直すべきだと思います。
つまり訳語としては「それっきりになる、それでお終い」で言い表しているとおもいますね。
f-kさんのおっしゃる「音沙汰がない、貸したものがかえってこない」は場合の用例であって「それっきり、それでお終い」で充分に包含されていると思います。そのデンでゆけば「知事さんも逮捕されりゃ それべくだわの」を個人的に「政治生命が終わる」と込み入った解釈をする場合もあるかもしれない、「あの会社もこれで それべくだの」を「倒産」と考える人もいるかもしれない。ちょっと引例が不適当かもしれませんが、このような「場合の援用例」を取り上げればきりがないといいたいわけです。
このように訳語が不適当なものは他にも数え切れないほどありますから、それらを引き合いにされると困りますけどね。

ここは【それべくそうろう】の共通語を「それっきり、それでお終い」に改めた上で【それべく】を副見出しとして登載することでよいと思います。


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「いーじー」ほか 投稿者:f-k 投稿日:11月17日(金)00時24分55秒   引用
【いーじー】
単純訛りか否か。共通語か否か、の神学論的な難しいことは共同制作者の皆さんのご判断に委ねます。ただ、書き込みに先立ち、島根県方言辞典をめくってみたところ、【いじー】出雲(簸川・八束・大原)【いーじー】出雲(出雲・大原)で載っていました。
40年前の島根県方言辞典掲載語彙が、21世紀の今日、なお生きていることの証として、記録に留める意味でも、ぜひ、ご採用お願いしたいと願っています。

【えっこ〜】
初めて耳にした言葉ですので、メモに残しておいたものです。私は【いっこう(一向)】の副詞用法 @心を他にむけず、ひたすらに。ひたむきに。 Aすべて。もっぱら。 B(多く下に打消の語を伴う)少しも。全然。全く。完全に。Cいっそのこと。むしろ。のBではなかろうかと推理しています。確認が取れたらうれしいのですが・・・・

【それべく】
【それべくそうろう】の副見出しでも結構ですが、その場合は【それべくそうろう】を含めて、語意を@音沙汰が無いA貸したものが返して貰えないBお終い の3つに広げていただくよう希望します。


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おやがに 投稿者:金沢 投稿日:11月16日(木)21時51分45秒   引用
奥野さん「おやがに」の赤い子はまいですがー。「おやがに」の方が旨いという人もいますね。自分でめぎながら食べるから余計に楽しみかもしれませんね。あの足の食べ方知ってますか。足の太節の両先を噛みちぎって筒状にし、冷めた吸い物かみそ汁でストローのように吸うと中の身がスポンと出てきます。
日本海沿岸一帯では「せこがに」といわれますが「せこい = こまかい、小さい」からきた言葉でしょうかね。

【おやがに】
共通語 (ずわい蟹の)雌蟹
用 例  おやがにの子はまいがー
用例訳 (ズワイ蟹の)雌がにの子は旨いよねー
採取者  金沢[松江]


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いーじー  えっこ 投稿者:金沢 投稿日:11月16日(木)21時36分45秒   引用
字で書くとまことにヘンな感じですが言葉で言うと前後関係で「融通」の訛りであることは明白ですね。出雲弁では「ユ ⇒ イ」ですから当然ですが、だといって単純訛りかというとどうでしょう ?  松江人の私には極端な訛りととれます。松江では「有名」は「ユーメイ」だし「夕刊」は「ユーカン」です。
極端な訛りとして取り上げるかどうか、他の方のご意見もうかがいたいものです。

【えっこ】は聞いたことがあるような。間投詞ではありませんよね。句節の頭に出てくる言葉でしょうか ?  「け どげだい〜」の「け」と同じみたいですね。感動詞でしょう。
感動詞「もう、まったく、えい・・・」でしょうか ?  確認がとれれば登載すべきですね。


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 ↓ へんなことに 投稿者:金沢 投稿日:11月16日(木)21時11分33秒   引用
 ↓ へんなことになってしまいました。↓の分だけ読んでください。


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それべく   かせまいらせ 投稿者:金沢 投稿日:11月16日(木)21時06分21秒   引用
「かせまいらせ」は「かしぇまいらしぇ」で既載です。
【それべく】は別語ではなく「それべくそうろう」の略語だと思いますね。たしかに出雲弁の現場では「それべく」と略した言い方の方が多かったのかもしれませんね。意味は両方とも全く同義です。
「かせまいらせ」も「〜らせる」「〜まいらす」という助動詞のようなものがあって、その連用形なのでしょうか ? いずれにせよ「かせまいらす」も「それべく」も完結していない言葉であることは明らかで「〜そうろう」を省略した言葉であることは明白でしょう。

【それべく】は「それべくそうろう」と全く同じ言葉ですから「それべくそうろう」の副見出しで登載すべきと思います。

【かせまいらせそうろう】は「かせまいらせ」の方が一般的のような気がしますから「かしぇまいらしぇ」の副見出しで登載が適切であろうと思いますね。


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それべく   かせまいらせ 投稿者:金沢 投稿日:11月16日(木)21時01分16秒   引用
「かせまいらせ」は「かしぇまいらしぇ」で既載です。
【それべく】は別語ではなく「それべくそうろう」の略語だと思いますね。たしかに出雲弁の現場では「それべく」と略した言い方の方が多かったのかもしれませんね。意味は両方とも全く同義です。
「かせまいらせ」も「〜らせる」「〜まいらす」という助動詞のようなものがあって、その連用形なのでしょうか ? いずれにせよ「かせまいらす」も「それべく」も完結していない言葉であることは明らかで「〜そうろう」を省略した言葉であることは明白でしょう。

【それべく】は「それべくそうろう」と全く同じ言葉ですから「それべくそうろう」の副見出しで登載すべきと思います。


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〜候 投稿者:f-k 投稿日:11月16日(木)15時23分34秒   引用
森山さん、こんにちは
「かせまいらせ候」は、面白い表現ですね。加茂では使わないように思いますが、有り得る表現だと思います。
「〜候」付きの語彙に、泉・辞書登録済みの【それべくそうろう(其れまで。お終い。金沢・松江)】があります。これは【それべく】+候ですが、【それべく】は次の語意で使っていました。【それべ?】も辞書候補になるのかもしれませんね。
@ そのままに音沙汰(音信)がないこと。「大阪へえった(行った)きり、ソレベクだがね」
A 貸したものをそのまま返してくれないこと。「貸せたらソレベクねなった」
Bそれでお終いになること。「こーでこの話はソレベクだわ」


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かせまいらせ 投稿者:もりやま 投稿日:11月16日(木)12時45分49秒   引用
f-kさん 今日は。
(1) あじぐるー 当地では「あじんぐるー」です。
(4) かせまいらせ
うちの方でも使います。用例も同じですがなぜか「こなね ぜね貸せても かせまいらせ 候だけん」で「そうろう」がつきます。なぜでしょうか。


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辞書候補4題 投稿者:f-k 投稿日:11月16日(木)10時25分22秒   引用
思いつくまま書き込みます。ご検証お願いいたします。

@【あじぐるー(あじ狂う)】もがき苦しむ。のた打ち回る。
「なんぞ えて(良い方法)が ね(無い)だーか。気がせって アジグルー やなわ」
(参考)「あじる」は泉・辞書【ね(寝)あじり】の「あじる」で「もがく」こと。【しちぐるう】と同意語。

A【いーじー】融通
「今度の(駐在所の)だんさんは イージー が 利かで えけんわ」

B【えっこ どげだぇ】(相手の話に調子を合わせる時の、感動詞的な慣用句)「全く、どうしたものだろう」
A 「今度の旅は 好かったゎ 連れ ね え(良い)にょーば(女性)が えっぱぇ(いっぱい)おって おらばっかー(俺ばかり)もてた じ ね」
B 「エッコ ドゲダェ えとし(よい歳)からげて えきな(いい気な)もんだわ」
(参考)斐川町の親戚での会話から。共通語訳には自信がありません。どなたか名訳をご教示ください。

C【かせまいらせ(貸せ参らせ)】貸した金銭や品物が返されないでそのままになること。
「こなねは(彼には)気ちけーだじ。えちも(何時も)カセマイラセ だけん」
(参考)泉・辞書で見たような気がしましたが・・・・。登録済みなら取り下げます。


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ば、かむ 投稿者:おくの 投稿日:11月15日(水)20時52分52秒   引用
もりやまさん。f−kさん。
書き込みありがとうございました。

新しい出雲弁を見つけたと思っても登録されていることが多くなりましたよね。(^^ゞ
もちろん、喜ばしいことです。 \(^o^)/

「おやがに」の卵巣でしょうか?”赤いやつ”です。美味ですよね。
家内の里や隠岐でも「おやがに」です。昨年だったでしょうか、スーパーで「せこがに」で売られていました。しかも格安で。平田では食べる習慣が無いので名前も違うし値段も安いかもしれないと思っていました^_^;「せこがに」は兵庫から北の日本海沿岸部で使われているんですね。

牧野本からの確認語彙・・・ウイークデイは時間がとれませんので土日に作業をしてみます(^^ゞ

では、では、m(__)m


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蚊がかん  投稿者:もりやま 投稿日:11月15日(水)12時58分32秒   引用
金沢さん 今日は。
検索したところ高浜虚子の句でした。検索によると旧居に句碑が建っているそうですが、前を通るだけですので知りませんでした。
既戴でしたね、有難うございました。


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おやがに・つづき 投稿者:f-k 投稿日:11月15日(水)09時55分1秒   引用
書き漏らしました。
「おやがに」は鳥取県方言辞典(森下喜一氏編)に掲載されています。


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おやがに・ほか 投稿者:f-k 投稿日:11月15日(水)09時43分51秒   引用
金沢さん、こんにちは。

松葉がにの【おやがに(親蟹)】、よく使います。【こもちがに(子持ち蟹)】という人もありますが、【おやがに】が一般的だろうと思います。

ついでに、いくつかの蟹の雑学。

【若松葉がに】
脱皮して間もないオスの「松葉がに」です。以前はたしか【水がに】と呼んだ下等品で、せいぜい「かに汁」材料でしかなかったのですが、この節は立派な名前を貰って、店頭に威張って並んでいます。

【べにずわいがに(紅ずわい蟹)】
「松葉がに」と同じクモガニ科の蟹ですが、「松葉がに」に比べると脚が平たく、甲羅の形が丸い蟹で、味が若干落ち、その分廉価です。ただし、一見すると「松葉がに」そっくりで、都会から来た「かにツアー」のおばさん達が、「安い、安い」と大喜びで買い求めています。【べにずわい】または【べにがに】とも呼びます。また、兵庫県の香住港では【香住蟹】の名で観光化を図っているようです。
なお、「松葉がに」の生息域は水深200m程度で、底曳網で捕獲しますが、「べにずわいがに」は水深800〜2,000mの深海に生息し、「かにかご漁」と呼ばれる篭漁法で捕獲します。

【松葉がに】の名の由来。諸説あり定かでありませんが、個人的には、「松葉がに」の刺身の経験からAが有力であろうと思っています。
@ 細長い脚の形や脚の肉が松葉のようにみえるから
A 脚の殻をはいで、水につけると松葉のように広がるから
B 漁師が浜で大鍋を据え、松葉を集めて燃やしたから

【松葉がに】の文献上のお目見え
弘化2年(1845年)に書かれた鳥取藩の「町目付日記」の11月3日の項。屋敷建て替えの際の棟上祝宴の献立に【松葉がに】が記されているそうです。これに因んで、鳥取県は11月の第4土曜日を「松葉がにの日」としています。


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余談 朝鮮まつば 投稿者:金沢 投稿日:11月13日(月)16時16分31秒   引用  編集済
余談です。今年はああいう騒ぎで入手できませんが、毎年北朝鮮の船が境港に入って「ずわいがに」が入荷しました。これを「朝鮮まつば」といい、市場価格は役半値です。どうみても同じ「ずわいがに」なのに何故安いのか、境港市場に友人がいたので聞いてみました。
北朝鮮のカニ漁場は水深が深いため同じズワイではあるが甲羅が汚い(確かにいろいろなものがくっついていて汚い)、茹でるとミソが固まらず流れ出てしまう、からなんだそうです。別に差別ではありませんでした。


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おやがに 投稿者:金沢 投稿日:11月13日(月)15時53分24秒   引用
また松葉ガニの季節がきました。物流のなかった戦前はおそらく松葉ガニが手に入る地域は限られていたのでしょうが。松江の我が家ではオヤジが毎年どっかから貰ってきて一枚を分け合って食べたものでした。
松葉ガニという呼称は方言で本じしょにもあげられていますが、富山や石川では「越前ガニ」というのはご存じですね。正式和名は「ずわいがに」ですね。
あの「松葉ガニ」というのは雄蟹のことで、小さい雌蟹は松江では「おやガニ」といいます。これも方言でして正式には「雌蟹 = メガニ」です。このメガニも、兵庫から北の沿岸部では「セコガニ」というのが普通です。
「おやがに = 雌蟹(メガニ)」いかがでしょうか ?


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蚊がかむ(ん) 投稿者:金沢 投稿日:11月13日(月)15時04分45秒   引用
もりやまさん おひさしぶりです 「蚊が かむ」は松江でもそうです。蜂は「さす」ですが「蚊は 噛む」としかいいませんでしたね。「け 秋の 暴れ蚊(が)に かまれーと かいけんの」絶対に「かむ」でした。
ただ「(蚊が)かむ」は既載ですね。


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蚊が咬ん 投稿者:もりやま 投稿日:11月12日(日)23時00分53秒   引用
皆さん今晩は。
先日の暖かい日、季節はずれの蚊に咬まれました。ふと思い出したのが
  食われもす
    八雲旧居の秋の蚊に
を思い出しました(うろ覚えで間違っているかも知れません)。作者は虚子か雨人だったとおもいます。金沢さん 松江では蚊が「食う」でしょうか「咬ん」でしょうか。当地は「蚊に食われる」などとは言わず「蚊が咬ん か 咬む」です。佐川雨人は松江の人だったと思いますので「咬ん」なら作者は虚子かもしれません。

おくのさん今晩は。
書き込みが無いと寂しくていけません。↑のような他愛のないことを書き込みました。槙野本の続きを提示していただくと又 書き込みがし易くなるとおもいます。私ごときものが先走って失礼しました。


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ば 投稿者:f-k 投稿日:11月12日(日)22時02分40秒   引用
遠藤さんの「ば」以下により登録済みです。

「〜ばだね」〜場合じゃない(金沢・松江)


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ば 投稿者:おくの 投稿日:11月12日(日)20時49分18秒   引用
遠藤さん。
そぎゃん ば だね。はやことしぇ。
平田でもよく使いますよ(^^ゞ

場をわきまえるの ば と同じでしょうかね・・・^_^;

では、では、m(__)m


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ありがとうございました 投稿者:おくの 投稿日:11月12日(日)19時43分42秒   引用
金沢さん。ありがとうございました \(^o^)/
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

金沢さん。遠藤さん。まつさん。f−kさん。いまおかさん。こだまさん。おざささん。もりやまさん。ESBさん。miyakeさん。わださかさん。ただもさん。森田さん。皆さん。
今までどおり気軽に書き込み頂きますようお願いいたします。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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カキコミ開始いたします 投稿者:金沢 投稿日:11月12日(日)18時39分4秒   引用
奥野さんをはじめ、森田さんや二〜三の方々にご心配をおかけしました。
以後カキコミをさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。


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Re:  ↓??? の投稿者は ? 投稿者:おくの 投稿日:11月12日(日)18時31分35秒   引用
金沢さん。了解しました。

???さん。
「(無題) 投稿者:??? 投稿日:10月29日(日)01時29分4秒」の書き込みは金沢さんの書き込みでは無いことが分かりましたので削除しました。この掲示板は出雲弁を愛する人たちが真面目に意見交換する場ですので節度をわきまえた書き込みをお願いいたします。(^^ゞ

金沢さん。
・・・さんや???さんの気持ちもよく分かります。
この半年、金沢さんの書き込みが無く、皆さんも寂しく思っていらっしゃるのではないでしょうか。出雲弁の泉は金沢さんを始め皆さんのご協力で出雲弁に関するメジャーなホームページとして大きく成長しました。更に発展するには、仰るように語源の探求などアカデミックな面も今後取り入れる必要があると思います。6月8日の私の書き込み「(語源など)そうした議論は別のテーブルで行っていただき」は撤回しますので復帰していただけないでしょうか。m(_"_)m


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 ↓??? の投稿者は ? 投稿者:金沢 投稿日:11月12日(日)16時10分11秒   引用
 ↓ の カキコミは私(金沢)ではありません。
このような他人の過去のカキコミを「???」というようなネームで勝手に転載することは反則です。堂々と「過去 お前は こういう カキコミをしているのに〜なぜ ?」というように、少なくともハンドル名くらいは明らかにして書くべきでしょう。
要らざる転載は迷惑します。奥野さん ↓ の (無題)は取り消してください。
私の復帰については私があらためて表明いたします。


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??? 投稿者:・・・ 投稿日:10月29日(日)00時51分48秒   引用
最近 金沢さんはどげしちょられますかいね?
ちーとだい 音沙汰ねですが・・・?


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たねんぱ 投稿者:遠藤 投稿日:10月28日(土)17時32分37秒   引用
たねんぱは田んぼにいるねんぱなので、たねんぱというもので
ねんぱはねんぱ、ねんぱご、といいます。小さい魚をばかにして
ねんぱご、とも言います。
さて、ば、というのを思いついたのですが、方言でしょうか。
そげなばだない、はやことしぇ。というようなものです。共通語だと
ばあい、ですかね。


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ねんぱ 投稿者:まつ 投稿日:10月24日(火)20時17分2秒   引用
子供の頃、田んぼの えで の中をタモ網ですくって遊んでいたのを、ちょっと思い出しました。
網に入るのは、ドジョウやザッコ(鮒の子?)それにボッカ、春先ならオタマジャクシぐらいでした。
ボッカは、口が大きくこげ茶色で、菱形状の模様があった様に思う。あまり捕れなかったのですが、正式な名前は分りません。
ザリガニは居ませんでした。
メダカは沢山居ましたが、その遊びの対象ではなかった。
メダカのことを「ネンパ」と言っていたと思います。
思いつくままに書きました。


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たねんぱ 投稿者:おくの 投稿日:10月23日(月)21時19分45秒   引用
広戸先生の「方言語彙の研究」によると、辛川十歩・柴田武が「メダカの方言」を研究し島根県邑智郡及び大田市に「タネンブ」が使われている、とあります。氏らは、全国のメダカを大きく分けて、ザコ、メダカ、ハエとしているそうです。

邑智郡や大田市で使われている(いた)「タネンブ(ネンブツゴの変形ではないかと記載されています)」が大東で「タネンパ」で使われていたとしたら大きな発見ではないかと思います。どなたか、ご存じ有りませんか。

では、では、m(__)m


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メダカ語 投稿者:f-k 投稿日:10月23日(月)15時31分37秒   引用
1・遠藤さんの【たねんぱ】に触発されて、メダカ語を調べてみました。なにしろ、子供の遊び相手のこと、わが国のメダカの呼び名(方言)は数千にも及ぶそうです。谷一つ、川一つ違えば呼び名も違うということでしょう。

2・島根県方言辞典には69語、鳥取県方言辞典には65語が掲載されていました。その中には、残念ながら【たねんぱ】は見当たりませんでした。

3・島根県方言辞典掲載の地域内訳は、出雲 8語、石見 57語、隠岐 4語で、石見方言が圧倒的に多数収録されています。石見方言は矢富熊一郎先生が、出雲・隠岐方言は広戸惇先生が担当しておられるので、両者の収集方法に違いがあったのかも知れません。出雲方言も石見方言流にコマメに収集すれば、あるいは【たねんぱ】も含まれていたのかも知れません。

4・泉・辞書には【ねんぱご】【ねんぱ】【めんぱ】の3語が登録されていますが、島根県方言辞典の掲載語彙と使用地域は次の通りです。加茂は【ねんぱ】【ねんぱご】です。
【かねんぱ】仁多
【ねんぱ】出雲部全部
【ねんばい】飯石
【ねんぱご】大原・能義
【ねんぱごじ】八束
【ねんぱちご】飯石・仁多
【めんぱ】簸川・出雲・八束・能義・仁多
【めんぱち】八束・仁多

5・出雲弁と方言圏が重なる鳥取県西部圏は、殆どが出雲弁と同じです。
【ねんぱ】【ねんぱち】【ねんぱちご】米子・境港・西伯・日野
【めんぱ】西伯
【めんぱち】日野
【めんぱちご】米子・日野

6・【たねんぱ】が「ハエンゴの子」ではとの遠藤さんの仮説。田水を「ハヤ(鮠)」の生息する清流から取水すれば、当然在り得ることだと思います。事実、石見方言に【めんたばえ(目田鮠)】、鳥取方言に【めばや(目鮠)】など見られます。また、出雲方言の飯石【ねんばい】も「ハエンゴ」の可能性があるような気がします。


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えめんじょ・ほか 投稿者:f-k 投稿日:10月23日(月)12時02分8秒   引用
【えめんじょ】【えめぞ】
遠藤さんの書き込みを拝見して、【えめんじょ】のイメージや語意が、街中とザエゴ(在郷)では随分違うことを痛感しました。遠藤さんは「街中の、家と家の間の水路」。泉・辞書は「用水路や下水路には使わない、街中の蓋のない下水溝(原・出雲)」とされていますが、加茂のザエゴでは【えめぞ】と言うのが一般的で、屋敷廻りの溝(排水溝)や田畑周りの溝も【えめぞ】と呼んでいたように思います。田の【えめぞ】は、時に用水路にも利用しました。

【えめんじょ】または【えめぞ】は、古い共通語「ヰミゾ(井溝)」の転化したものであろうと思います。この言葉は、広辞苑によると、平安時代末期の国語を収録し、天養(1144年)〜治承(1181年)年間に編纂された「色葉字類抄」なる辞典に載っているとのこと。語意は「田に水を注ぎ入れる溝」とされています。
平安時代の言葉を、今なお生きて使っている出雲文化の奥深さを改めて実感いたします。

【えで(井手)】【えでがわ(井手川)】
語意は共に「用水路」ですが、加茂のザエゴでは両者に若干の違いがあるように思います。
主として、【ちちん(堤=溜池)】から引く水の用水路が【えで】。河川から引く水の用水路が【えでがわ】と区別していたように思います。
ザエゴの山間部や丘陵地の灌漑用水は、今日でも、もっぱら【ちちん】に依存しています。
郷里・南加茂の【ちちん】の最大のものは、東西100m、南北66m、周囲204m。幹線用水路となる【えで】の総延長は約1・7km。受益面積は約7・9haに達します。
ヒューム管やU字溝が登場するまでの昔の【えで】は、土土手でしたから、モグラによる漏水対策などで受益者総出の【えで掃除】が欠かせない行事でした。【えで】の水は【みなくち(水口)】に導きますが、田の形状によっては【えで】?【えめぞ】?【みなくち】の利用もありました。従って【えで】は、【ちちん】の水を抜かないときは、雨水や【たなへじ】などの生活廃水以外の水は流れておりません。

対して【えでがわ】。平坦部の用水路で、加茂の場合だと赤川など、河川上流部に【せき(堰)】を設け、そこからの取水を【えでがわ】流していました。従って、特別の事情がない限り、【えでがわ】には常時水の流れがありました。
なお、【ちちん】や【せき】は、子供にとって格好の「水泳浴場」でもありました。

遠藤さん。上流の大東の【えめんじょ】のお蔭で、下流の加茂では肥沃な耕地ができました。感謝します。


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えめんじょ 投稿者:遠藤 投稿日:10月21日(土)16時23分18秒   引用
えめんず、という言い方はしなかったように思います。第一に
出雲弁使用者にとって、最後のずが非常に発音がむずかしい。
自然、えめんじ、とかえめんじょのほうが言いやすいので、
えめんずというのはちょっと無理ではないかと思います。
それで、えめんじょ、というのは街中の家と家が隣接している
ところでは、家と家の間に水路があって、これをえめんじょと言
ってました。ドブネズミの通路でもありました。汚水はその溝に
排水され、家並の前を流れる水路(これをなんと言ったか、よく
わかりません)に流れ、川に行きました。加茂には大東のえめんじょ
の水がながれていたわけです。(失礼)ということで、たなへじ
という言い方が(聞いたことはありますが)一般的ではありませ
んでした。


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いで・その他 投稿者:f-k 投稿日:10月20日(金)19時30分4秒   引用
遠藤さん、こんばんは。
「たねんぱ」は初耳です。田のネンパでしょうか。もう少し調べてみたいと思います。
以下は、「いで」その他の雑感です。

1・【いで】
出雲方言では「えで(井手)」が一般的だろうと思います。共通語訳は「田に水を引く小さな川。用水路」。泉・辞書には「えでがわ(田の用水路)」で掲載されています。「えでがわ」の副見出しで登録申請されたらいかがでしょう。

2・【たなへじ】
共通語訳は「台所の流し水。その溝」だろうと思います。泉・辞書の「たなへじ」は、「側溝等の貯めます(奥野・平田)」となっています。もし平田で「側溝等の貯めます」が「たなへじ」であるならば、【たなへじ(2)】として「台所の流し水。その溝」を新たに辞書登録すべきではなかろうかと思い、奥野さんに私的なメールで提案していますが、今のところご回答をいただいていません。
なお、下水(特に米のトギ汁)は【たなへじおけ】に溜めて、肥料として使うのが一般的であったと思います。

3・【えめんじょ】
【えめんじょ】は【えめぞ】とも言っていました。島根県方言辞典には【えめんじょ】【えめぞ】のほか【えめんず(大原郡大東)】が載っていますが、遠藤さん、ご存知ですか?加茂では【えめんず】は使っていなかったように思います。
共通語訳は「溝」だろうと思います。なお、泉・辞書は「用水路ではない、街中の蓋のない下水溝(原・出雲)」と定義しておられます。
とはいえ、下水道施設のない時代のこと、街中は知らず田舎では、【たなへじ】の汚水が【えめんじょ】に流れ、下流では【えで】に合流するのは普通のことであったように思います。


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たねんぱ 投稿者:遠藤 投稿日:10月19日(木)23時31分23秒   引用
最近我が家の千葉の家の周りの田のいで川で釣りをしている人を見かけますが
何を釣っておるのでしょうか。てなことを考えておるとたねんぱというものを
思い出しました。ねんぱより大きめで田んぼにいました。はえんごの子だった
のでしょうか。
ところで、いで、たなへじ、えめんじょ、の違いはどうなってますか。いでは
小川のような感じですが、たなへじとえめんじょの違いがどうもぴんときませ
ん。うちのはではもっぱらえめんじょといってました。


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しゃんじゃらしげ 投稿者:遠藤 投稿日:10月17日(火)21時00分1秒   引用
そうですか、おかしげなことがあるもんですね。じゃのところに
アクセントがあるんですが、大東の町の人で50代が知らないと
いうのは不可思議としかいえません。うちの父親は知ってますけ
ど、私と同年輩のものも使ってたので、広く使われているものと
ばっかり思ってました。


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しゃんじゃらしげ 投稿者:まつ 投稿日:10月11日(水)20時00分22秒   引用
遠藤さん こんばんは。
出張していまして、しばらく書き込みが出来ませんでした。

「しゃんじゃらしげ」ですが、いつも職場で話をしている大東の方に聞いてみました。
その人は旧の町街区の方で五十代後半の方ですが、ご存知ありませんでした。
私が、以前聞いたような気がするのは、遠藤さんの書き込みを読んでそれが記憶に残っていたのか、又は、誰かから聞いたからか、よく判りません。
もう少し、聞いて回ってみようと思います。


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だごえ 投稿者:いまおか 投稿日:10月 9日(月)23時19分30秒   引用
f-kさんこんばんわ。そげいや、父がよく「だごえ」を使っていました。今では我が生家でも水洗トイレになり、自家で汲み出すこともなくなりましたから自然に廃れゆく方言のひとつになりますわね。肥え汲みがなくなっただけでも農家は負担が減ってよかったと思いますよ、衛生上も。因みに、この三連休に会社の部下(女性)が山陰の旅の途上、我が家に二泊して今日帰京しましたが、トイレがウオシュレット(これ商品名ですわね)になってて、恥かかずに助かりました。


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だらおけ 投稿者:f-k 投稿日:10月 9日(月)13時18分21秒   引用
1・[だら]は、人糞肥料のことで、東北、関東、中部、九州などでは今も使われているようです。

2・出雲弁では、[だーごえ]または[だごえ](人糞尿)の形で使われています。(泉・辞書未登録)

3・[こえため]は[のつぼ]を普通に使っていましたが、他に言い方があったように思い、[だらおけ]に思い至ったしだいです。あるいは[だるおけ]であったのかもしれません。

4・[だらおけ][だるおけ]は鳥取県方言辞典には載っていますが、島根県方言辞典には見当たりませんでした。

5・[だーごえ]または[だごえ]は、大東でも使っていると思いますが・・・・


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だらおけ 投稿者:遠藤 投稿日:10月 9日(月)12時43分36秒   引用
だらおけ、とは、こらまたなんだい、という感じですが、大東では聞いたことも無く、
非常に狭い範囲の言葉のようでおもしろいですね。だらが落ちる桶ということでしょ
うか。肥溜めに落ちたモンは一生からかわれます。


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肥溜め 投稿者:おくの 投稿日:10月 8日(日)17時15分4秒   引用
平田は「のつぼ」のように思いますが・・・(^^ゞ


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こえだめ語 投稿者:f-k 投稿日:10月 8日(日)14時22分32秒   引用
次のように言っていたように思います。

1・[のつぼ(野壷)]
2・[だらおけ]


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かめつぼ 投稿者:遠藤 投稿日:10月 8日(日)12時13分52秒   引用
ありがとうございました。「しゃんしゃ」とせい。などと気合をいれたり
しますので、そこから派生しているのかもしれないですね。
それにしても、肥溜めなどいかにも方言がありそうなものですが、ほかで
なんと言っているのでしょうか。


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しゃんじゃらしげな 投稿者:f−k 投稿日:10月 8日(日)08時45分15秒   引用
大東の隣町、加茂では聞いたことがありません。

語意の近い出雲方言に[しゃんしゃ][しゃんしゃ・と]があります。(しゃんと。しっかりと。)の語意の副詞です。
勝手な想像ですが、[しゃんしゃ+らし(らしい)+げ(気)+な]で、[らしげな]は近隣で使われた慣用的な用法ではないでしょうか。誤っていたらお詫びします。

[かめつぼ]の語源は[甕壷]または[瓶壷]と想像できますが、これも加茂では、肥溜めの方言としては聞いていません。


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ぼーど 投稿者:遠藤 投稿日:10月 7日(土)07時37分43秒   引用
大東ではぼーどというのは聞いたことがありません。ぼでな、ぼだいな
という言葉の訛り、(どちらが訛りか知りませんが)というか、根は同じ
言葉のような気もします。
ところで、かめつぼ、しゃんじゃらしげな、は本当に誰もご存じないで
すか。そうだとすると、大東小学校の狭い範囲の言葉ということで、そ
れはそれで非常に不可思議なことです。


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ぼーど 投稿者:こだま 投稿日:10月 3日(火)08時35分18秒   引用
全くおっしゃる通りだと思います。つまらんことを気にして
いるのですが 敢えてあんな言い方をして面白がっている
向きもあるようなので ちょっと触れてみました。こんなの
があるから 近頃の若い人の変な?言葉にはついていけません
のですね。


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ぼーど 投稿者:f-k 投稿日:10月 2日(月)18時51分38秒   引用
「ぼーど」は古い共通語の副詞「ほうど」の出雲訛りではないでしょうか。もし、そうであれば、共通語「ほうど」は、「ほとほと」「まったく」などの否定的な語意で使われていますので、「ぼーど よい」というような肯定的な使い方はないのではないでしょうか。


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ぼーど 投稿者:こだま 投稿日:10月 2日(月)09時14分16秒   引用
最近の じんど 問題提起をしたようで なかなか面白いですね。
ところで ぼーど という言葉があります。ちっとも と言う意味
ですね。だから ぼーとえけん つまり ちっともよくない という
ことですが これを ぼーどええがな えらくいいではないか という
意味に用いることがあるようですが こんなのあり でしょうかねえ。


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VERY GOOD 投稿者:まつ 投稿日:10月 1日(日)22時21分40秒   引用
いまおかさん こんばんは。

以前、「くー」(来る)が話題になったのを思い出しました。
「えまから くー けんの」(今から 行くからね)
これをオフ会のとき、英語の「COME」と同じ使い方ではないかと言う話をしましたね。

確かに、「じんど」と「VERY」はしっくりすると思います。
それで思ったのですが、英和辞典で「VERY」を引いて、日本語で「じんど」と書いてあったりすると出雲人として、これほどチョー嬉しいことはないですね。


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じんど 投稿者:いまおか 投稿日:10月 1日(日)21時18分58秒   引用
やはり、おざささんの言われるように「VERY」が相応しい意味合いに思います。通常は否定的に使うのが多いように思います。同じような言い方で、「ちっと」という言葉がありますが、これも否定で使うケースが殆どであったと記憶しています。「じんどいけにゃ....」とか、「ちっといけなら....」とか。要は「どうしてもだめなら」という時に使う言葉で、f-kさんの提示しておられる@の例はあまり耳にしませんでしたが.....。肯定的な用法もあるのですね。


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じんど 投稿者:おざさ 投稿日:10月 1日(日)16時29分57秒   引用
まつさん、わざわざどうもです。
たしかにまつさんの仰るとおりですね。

さて、またこれから近県へ出稼ぎに出発です(^^ゞ


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じんど 投稿者:まつ 投稿日:10月 1日(日)15時26分36秒   引用
おざささん 仰るとおりだと思います。
ただ、言葉の原義だけで訳すと、ちょうど翻訳ソフトで英文を訳したときなどに感ずる、ちょっと違和感のある日本語になりますよね。

それで「じ(ず)んど」の原義は、「ずっと」「一番、最も」であると思いますが、共通語に置き換える場合「あんまり、たいして」も使ったほうが自然な文章になる、と言いたかっただけなんです。


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じんど 投稿者:おざさ 投稿日:10月 1日(日)11時43分3秒   引用
私もこだまさんのご意見に賛成ですね。
じ(ず)んどの原義は、最も や ずっと や 余程 であって、
それが否定文の中で使われると、転じて あまり(・・・ない)、
たいして(・・・ない)、という意味になるのだと思います。
参考になるのは英語の very で、肯定文の very は「とても」
と訳しますが、否定文では「あまり(・・・ない)」です。
でも、very 自体の原義は「とても」でしょう。
それと同じことだと思います。

ところでこの言葉、私の語感では ずんど なんですが、
みなさんは じんど と表記されている方が多いです。
どちらが本来なんでしょうね?


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じんど 投稿者:こだま 投稿日:10月 1日(日)06時01分12秒   引用
少しこだわってみます。確かに じんど は この場合
あまりよくはない ということになりましょう。
もう少し砕いて言えば 一番いいということではない
あまりいいということではないのだよ ということになる
と思います。


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じんど 投稿者:おくの 投稿日: 9月30日(土)17時23分58秒   引用
f-kさんの
「じんど」3は出雲辞書の「じんど〔2〕」
「じんど」2は出雲辞書の「じんど〔1〕」だと思います。
f-kさんの「じんど」1の使用例をご存じの方、いらっしゃいますでしょうか?
いらっしゃれば登録したいと思います(^^ゞ

では、では、m(__)m


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miyake さんへ 投稿者:おくの 投稿日: 9月30日(土)15時19分24秒   引用
miyakeさん。
10月の定期更新案のメールがメールアドレス不明で返ってきました。
当掲示板ページの下方「管理者へのメール」によりメールをいただけないでしょうか。

では、では、よろしくお願いいたします。m(__)m


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じんど 投稿者:f-k 投稿日: 9月30日(土)14時43分12秒   引用
「じんど」または「ずんど」とも言っていたように思います。

@ ずっと。余程。
そげな、たかもー(高盛)は、えけんわ。ジンド 減らかえてごさな、食ゎれんわ。

A 最も。一番優れて。うんと。
そん中から、ジンド え(良い)もん、おらね、ごいた。

B あまり。
おばばの具合、ジンド え(良い)こた、ねげなが。心配なことだは。


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じんど他 投稿者:まつ 投稿日: 9月30日(土)13時26分53秒   引用
おざさん こんにちは。
「ずっと」は妙訳ですね。「じんど」に音が近いので、なるほどと思いました。
言葉が伝わって広がっていくと言うのは、文字よりも会話による音声を耳で捕らえての方が圧倒的に多いと思います。

こだまさん 確かに「最も」と言うイメージの言葉だと思います。
「ずっと」もイメージ的には同じです。
ただ、共通語で言った場合、
「じんど おくん は」→「ずっと 奥のほう」「最も 奥のほう」
は有りますが、
「じんど えこた ね」→「ずっと 良くはない」「最も 良くはない」
とは、言わないのではないでしょうか。
その場合、
「あまり 良くはない」「そんなに 良くはない」
が自然な言い方だと思います。

共通語では、使い方によって言葉を言い分けているのに対して、出雲弁は「じんど」一本で通しているように思います。

遠藤さん、「しゃんじゃらしげな」はなんか聞いたような気がするので、また、職場等で聞いてみようと思います。


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かめつぼ しゃんじゃらしげな 投稿者:遠藤 投稿日: 9月30日(土)11時19分35秒   引用
まつさん、大東ですか。じんどは大東ではまつさんの用例のように使います。
そこで、以前提案して誰もご存知ではなかった、大東の言葉、かめつぼ、と
しゃんじゃらしげな、を提案しますが誰か確認できませんか。
「かめつぼ」は肥溜め、のつぼ、のことです。「しゃんじゃらしげな」、は
ちゃんとした、きちんとしたという意味です。


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じ(ず)んど 投稿者:こだま 投稿日: 9月30日(土)03時38分20秒   引用
懐かしい言葉がでてきましたね。最も と言う意味でしょうね。
じ と ず の間の発音だったような気がしています。そして
じんど とはっきり言う方がいい言葉づかいのような錯覚を
持っていたような気がしていますが如何だったでしょうか。
「そーでもまんだじんどええこたーねーじ。もちーと直さにゃー」


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じ(ず)んど 投稿者:おざさ 投稿日: 9月30日(土)01時26分19秒   引用
まつさん、こんにちは。

この「ずんど」ですが、共通語でいうと「ずっと」ではないでしょうか。
例えば、
「ずんど 奥のほう」は「ずっと 奥のほう → 一番 奥のほう」
「ずんど えこたね」は「ずっと 良くはない → あんまり 良くない」
いかがでしょう。


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じ(ず)んど 投稿者:まつ 投稿日: 9月29日(金)20時35分13秒   引用
今日、職場での会話です。

「まあ、それで やってみて、じんど えけだったら また かんがえらこい」(まあ、それでやってみて、あまり おもわしく 無かったら、考えよう)
と、仕事の相方の発言。
「じんど ねー、わかーけど 共通語では、どげいーだーか」
「あんまり とか たいして とかかの」
「そげだね。じんど まいこたねの。(たいして 美味しくないね)みたいな言い方もするね。」
「だも、じんど 最後だった。(一番、最後だった。)とか言うけんの。」
「ひとつの共通語では、言えんかもっしぇんね。」
「場合によって、微妙に違ーの。」

相手は、大東の方でした。

「じ(ず)んど」は辞書に既載ですが、たいして とか あんまり という解説はありません。
私と、大東の方とは「たいして あんまり」と言う使い方もしているとお互いに確認できました。
皆さんは、どうですか?。


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はぶ 続き 投稿者:まつ 投稿日: 9月25日(月)20時12分56秒   引用
いま、インターネットで「はぶ」を検索してみました。
静岡の方言で、仲間はずれにする事を「はぶにする」と言っているようです。

あと、「はぶてる」が沢山ヒットしましたが、これは、辞書に登録済みでした。


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はぶ 投稿者:まつ 投稿日: 9月25日(月)19時49分37秒   引用
今日、ふと浮かんだ言葉です。
どうも曖昧ですので、辞書を見てみましたら、こだまさんの書き込みで「はぶたげ」が有りました。

仲間はずれとか、無視されることを、「はぶ にする。」又は、「はぶ にされる。」と言っていたような気がするのです。
私自身、曖昧ですので、どなたか確認してください。

なんで、この言葉が浮かんだかは、まあ、そういう状況があったと言うことで、詳しくは省略します。下らんことですので。


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みせおがん 投稿者:いまおか 投稿日: 9月24日(日)22時48分34秒   引用
先日(9/8-11)帰省して、日本海(多伎)で釣りを楽しみました。やはり出雲の日本海は最高ですね。ところで久し振りに見ますれば、あーら不思議、何か聞き覚えのある言葉が出ているではありませんか。「店拝ん」、私は「店屋おがん」で使っていました。子供のころ、よく祖父から言われた言葉で、意味合いはもりやまさんと全く同じです。「あてもん」ばっかりして、神様はそっちのけでした。


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めせおがん 投稿者:もりやま 投稿日: 9月23日(土)22時40分11秒   引用
書き込みが少ないので、又くだらん昔の思い出です。
今日明日と当地区の氏神様の、焼失再建の遷宮祭です。子供の頃の氏神様の秋祭りが懐かしく思い出されます。

めせおがん しちょって神さんおがんこと忘れちょつた。
(註) 祭りの露天商で何を買おうかと次から次と見てまわる

それほどでもないでしょうが、皆さん「めせおがん」の経験ございませんか。

後になりましたが
ESBさん今晩は。
秋祭りのお宮の境内に大きな板壁つくり、絵や習字が展示してありましたね。私は絵も習字も下手で出品したことはありません。
「おーもんじ」と言う言葉は当地(西部)では聞いたことはありません。


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じがない 投稿者:こだま 投稿日: 9月23日(土)08時23分31秒   引用
じがない 久しぶりに耳にする懐かしい言葉です。意味がない
馬鹿げている ということでしょうが 仁多郡では使っていま
せんでした。松江で過ごした少年の頃 始めて知った記憶があ
ります。
「まあ じがないことだがの つまらんがの」など


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つくねいも 投稿者:遠藤 投稿日: 9月23日(土)07時02分5秒   引用
つくねいもは知ってましたが、いちょう芋という言い方は初めて聞いた
ところです。芥川龍之介の小説に芋汁というのがありますが、あれは確か
やまいもで作ったようなことだったと覚えてますが、同じようなもので
しょうか。
f−kさんの書いておられる山の横穴は「まぶ」ですね。


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えもしー 投稿者:まつ 投稿日: 9月22日(金)19時28分52秒   引用
もりやまさん こんばんは。
えもしー は まい ですが。
わたしも、好物です。
ただ、イチョウ芋は食べたことが無く、もっぱら長芋です。

ところで えもしー の 「しー」ですが、「汁」のことなんですね。
私は、「擦る」かと思っていました。
卸し金で擦った芋で、「芋擦り」→「えもしー」と言うイメージを持っていたんです。

日常生活には困らない誤認識だと思うのですが、「さ」行の曖昧な出雲弁ならではの間違いでしょうかね。


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トロロ汁 投稿者:もりやま 投稿日: 9月20日(水)20時00分32秒   引用
f-kさん いろいろ調べていただき有難うございます。イモにこだわるようですが。
 候補
【えもしー】
共通語  トロロ汁
用 例  イチョウ芋の えもしー はまいがぁー
用例訳  イチョウ芋のトロロ汁は旨いがぁー
昨夜の書き込みには共通語の「トロロ汁」と書き込みましたが、私の大好物で時々作りますが、「トロロ汁」などと言ったことはなく「えもしー」です。当地の方言のようですが、いかがでしょう。


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じがね 投稿者:f-k 投稿日: 9月20日(水)17時03分23秒   引用
esbさんの「じがね」。小学館・日本方言大辞典の「じ(地)」の項に、次の慣用句が掲載されています。

【じ が ない】
@ 底がない、切りがない。大食漢などに言う。鳥取県西伯郡
A 意味がない。ばかげている。島根県
B 途方もない。以外だ。大分県速見郡
C 根拠がない。また、極端だ。島根県

【じ が 古(ふり)ー】
古臭い。時代後れだ。島根県飯石郡・簸川郡「その着物の柄は じがふりー」

この辞典に示されている「じ(地)」の語意は、@当地、当村。隠岐ほか A辺り。京都 B場所。益田市 C田地、所有地。香川県 D陸地。岡「波がじえ打ち上げる。島根県」 E岸近くの海。東京都 F海岸線付近。大分県 G四国で本土を指して言う H性質,心根。宮城県 I癖。鹿児島県 J習慣。宮城県 などが挙げられています。

これらの語意と、【じがない】【じが古りー】の語意とが何故結び付くのか、今ひとつ解りません。なお、島根県関係語彙の出典は[島根県方言辞典]です。
「じ」の語源は、他にあるように思えるのですが、いかがなものでしょう。


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いも語続き 投稿者:f-k 投稿日: 9月20日(水)15時55分38秒   引用
もりやまさん、その後解ったことをメモします。

【いちょういも(銀杏芋)】
小学館・日本方言大辞典で調べたら、【つくねいも(仏掌芋)】の方言で、中国地方では岡山県、鳥取県、島根県の一部が挙がっていました。出典は「水族志(畔田伴存)」で、これは1827年成立の文献のようですから、随分昔から使われていた言葉のようです。
小学館・日本国語大辞典には「ナガイモの栽培品種。イモはイチョウの葉あるいは扇子を広げた形に似た扁平な塊状。奈良県に多く栽培される。せんすいも。」と記述され、方言はやはり「つくねいも(捏芋)」です。
おくのさんのおっしゃる「グローブのような形状」そのものですから、これに間違いないと思います。もう一つの呼び名【おでーも】は辞典には載っていませんでしたが、「お・手・芋」あるいは「おお(大)・手・芋」の転で、形状から来た地域的な俗称ではないでしょうか。

【つくねいも(捏芋・仏掌芋)】
不勉強で、「つくねいも」に栽培品種があることを知りませんでした。
小学館・日本国語大辞典には「ナガイモの栽培品種。関西を中心に田畑に栽培される。いもは径約20cmの不規則な塊状。成分は濃厚で粘りが強く、大半が和菓子の原料となるほか、とろろ料理に用いられる。(中略)漢名、仏掌芋」とあります。
ただ、形状は、【いちょういも】が「扁平な塊状」に対し、【つくねいも】は「不規則な塊状」ですから、【つくねいも】の改良品種が【いちょういも】ではないでしょうか。
私はこれまで、【つくねいも】は、野生の【じねんじょ】だけかと勝手に思っていました。

【こうぼえ(い)も(弘法芋)】
小学館・日本方言大辞典にも「弘法大師から授かった芋の意」として方言として掲載されていました。ほかに【ころぼいも】仁多郡、【こぼさん】簸川郡などが掲載されています。


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イモの続き 投稿者:もりやま 投稿日: 9月19日(火)23時33分24秒   引用
f-kさん 今晩は。
早速のご感想ありがとうございます。
百姓の出で恥ずかしいですが「つくねいも」の知識がありません。
生まれが山間部の粘土地帯でナガイモの栽培が難しく、掘り取りの楽な「イチョウイモ」をつくりました。野球のグローブのような銀杏の葉っぱ形のイモです。粘りと香りが強くトロロ汁に最高です。「つくねいも」の一種だとおもいますが、f-kさんの仰る 形からして正式名称は「仏掌薯」でしょうかね。市場性がないのか店頭で見たことがありません。並んでいるのは泥団子のようなものはあります。


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いも語 投稿者:f-k 投稿日: 9月19日(火)22時13分9秒   引用
もりやまさん、こんばんは。「いも語」、楽しく拝見しました。以下、雑感です。

【さといも】「じーきいも」といっていました。泉・辞書に登録済みです。「ずいき(芋茎・芋萸)」はサトイモの茎のことですが、これが語源になっているものと思われます。若いころ、九州旅行の大人の土産は (肥後芋茎・淫具に使う)が定番でしたが、これは蓮芋の茎を干したもののようです。

【じゃがいも】「こーぼえも(弘法芋・薯)」は、普通に使っていますが、泉・辞書に未登録でした。辞書候補に申請されたらいかがでしょう。もちろん確認いたします。

【さつまいも】「りーきいも(琉球芋)」は泉・辞書登録ずみです。日本には17世紀前半に、中国、琉球を経て九州に伝わり普及したもののようで、順番としては「琉球芋」〜「薩摩芋」なのでしょうか。もう一つの共通語「甘藷」は、漢名だそうです。

【ながいも】「おでーも」は初めて聞く言葉です。漢字を当てはめるとすれば、どんな字を書くのでしょうか。

以下、「いも語」で思い出す言葉を追加します。ご検証ください。

【つくねいも】捏ね芋・仏掌薯。ズングリムックリの不細工な、正に泥団子を捏ねたような芋ですが、この芋をすりおろした「とろろ」の美味は抜群です。郷里の茶畑に今も健在です。

【じねんじょ】「つくねいも」のことを「じねんじょ・自然薯」とも呼んでいたように思います。

【えもぐら】芋蔵、「りーきいも」の保存施設。我が家では「おしにわ」や「まや」の床を掘り下げて大きな穴を作り、「すくも」を入れて「りーきいも」を保存しました。家によっては、裏山の横穴を芋蔵としていました。


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じがねがな!! 投稿者:ESB 投稿日: 9月19日(火)21時02分10秒   引用
   miyake  なつかしい言葉をききました”じがねえ”私は、”ズガネー”と聞き覚えがあります、その当時の言い回しを、思い出すと”ズガネ-”ことすうだねわな!!=”くだらないことをするなよ!!”とよくいわれたことを覚えておりますが・・・・


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おでーも(ナガイモ) 投稿者:もりやま 投稿日: 9月19日(火)19時53分46秒   引用
昔の農家は自給自足で、いろいろな野菜を作りました。
子供の頃と呼び名がずい分変わっています。普通の農家でよく作られたイモ類について書いてみます。

サトイモ    変わらず
ジャガイモ   こーぼえも(弘法芋)
年寄りの言うには、弘法大師が広められたからこの名がついた。渡来の年代が会わぬから後世の作り話らしい。
サツマイモ   りーきーえも(琉球芋)
当地のサツマイモは享保年間 大森代官井戸平左衛門公により薩摩の国より導入されたことは、町内に数基ある頌徳碑でも明らか。サツマイモと言わず、何故 りーきえも と言うのが不思議。年寄りの言うのは琉球から伝わったからだとの事です。
ナガイモ     おでーも
今でも使う人がいます。「おでーも」は出雲弁のようですが、どうでしょうか。


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産毛 投稿者:miyake 投稿日: 9月19日(火)09時18分13秒   引用
うちの母は「こもげ」と言いますが、「こもふげ」「こもひげ」の縮まった言い方なのでしょうね。

話は変わって・・・子供の頃 親によく「じがねわ〜!」「じがねがな!」と言われましたが、うまく訳せません(笑)。「じ・が、無い」って事なんでしょうが、そもそも この‘じ’って何なんでしょう?


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産毛 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 9月16日(土)20時21分13秒   引用
こんばんは、
miyakeさんの産毛にけちをつけるわけではありませんが・
「こもひげ」というところもあるようですが??


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”お-もんじ” 投稿者:ESB 投稿日: 9月16日(土)15時54分3秒   引用
みなさん こんにちわ ”出雲弁のひろば”から引っ越してきましたESBといいます よろしくお願いします、
 さて そろそろ秋祭りですネー 私が小学校のころ祭りに”おーもんじ”なるもの(絵や習字)を出さされましたが、みなさんは経験がおありでしょうか?”おーもんじ”はやはり出雲弁なんでしょうか
  ちなみに 私は、絵や習字が苦手で、逃げ回っていました
  最近では、あまり見かけなくなったような気がしますが・・・・・


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ありがとうございます 投稿者:ミラクル仮面 投稿日: 9月11日(月)02時04分35秒   引用
参考にします


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参考文献等 投稿者:おくの 投稿日: 9月 9日(土)08時10分15秒   引用
ミラクル仮面さん。お久しぶりです(^^ゞ
参考文献等は左フレーム「参考図書」をご覧ください。
卒論、頑張ってごしなはいね。

「きちきちばった」、ネットで検索するとたくさんヒットしますね。
http://www.insects.jp/konlistsa.htmの「ショウリョウバッタ」でしょうか。

もりやまさん。f−kさん。用例をありがとうございました。

では、では、m(__)m


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(無題) 投稿者:ミラクル仮面 投稿日: 9月 8日(金)11時39分6秒   引用
突然の書き込み失礼します。

大学で日本語学を専攻しているものです。

卒論に出雲弁を取り上げようと思うのですが、参考文献等何かありますでしょうか?

ご存知の方いらっしゃいましたら、教えていただきたく思います。

ぶしつけな質問で申し訳ありませんm(__)m


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きちきちばった 投稿者:遠藤 投稿日: 9月 7日(木)21時57分29秒   引用
すみません。ネットで検索すると結構出てきます。取り下げです。


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きちきちばった 投稿者:遠藤 投稿日: 9月 6日(水)21時21分37秒   引用
盆のころに出るばったです。飛ぶときにきちきち音がします。
盆のときに取ってはいけないといわれました。精霊ばった、と
言うのだと思います。結構大きいものです。小さいのはおんぶ
ばったでしたが、これは多分共通語です。さて、家庭菜園におんぶば
ったが来て、キャベツの芽をくいさばってあばきませんが、どげ
したもんですか。


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婚礼用語 投稿者:もりやま 投稿日: 9月 5日(火)20時40分2秒   引用
f-kさん 今晩は。
婚礼に関する言葉 懐かしく読ませていただきました。当地も全くおなじです。
【じぞさんかちぎ】と同じ意味のことが花嫁の荷物にもありました。
軒下に‘つきおし(臼)’を据えておき、荷物が到着すると先ず つきおし に荷物を一旦置きそれから座敷に運び入れます。
臼のようにデーンと腰を据えるようにとのことです。


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用例 投稿者:f-k 投稿日: 9月 5日(火)09時04分44秒   引用
ご指示により、以下により用例を纏めました。ご検討ください。

【でごんれ】
共通語 【出婚礼】祝言(婚礼)に先立ち嫁方で行う花嫁の出立儀礼。門出祝い
用 例 となーは きょ でごんれ だげなけん よめごさん おくって あげら や
用例訳 隣りは今日、出婚礼(門出祝い)だそうだから、お嫁さんを見送ってあげようや
説 明 祝言に先立ってその当日、仲人が花婿を伴って訪問し、花嫁方で行われた【かど    で(門出・生家から嫁ぎ先への出立)】の儀礼と祝宴。【でごんれ】の最後に     【わかれのさかじき(別れの杯)】を交わし、花嫁は両親に三つ指ついてお礼と    別れの挨拶を行い、オモテノマから出立するのが仕来りであった。また、ご近所    の人々は、花嫁の出立を祝福し、誘い合って庭先、木戸口などに並んで見送っ     た。
採取者 f−k(加茂)

【おさめのさかじき】
共通語 【収めの杯】祝言などの祝宴の最後に順次回し飲みする(収めの)大杯
用 例 おさめのさかじき を からねせな えんでもらーわけね えかんけんね
用例訳 (収めの)大杯を空にしなければ、帰ってもらう訳には行かないよ
説 明 【おさめのさかじき】は酒一升も入るかと思えるほどの大杯で、これを全部飲み    切らないと【おさめ(お開き)】にはならない。大杯が廻っている間は歌や踊り    で場を盛り上げた。
採取者 f−k(加茂)

【じぞさんかちぎ】
共通語 【地蔵さん担ぎ】祝言のとき、縁側に並べるお地蔵さんの担ぎ込み
用 例 こんやは えっぱぇ じぞさんかちぇで くーげな わ
用例訳 今夜は、たくさん地蔵さん担いで来るそうだ
説 明 祝言の夜、若い衆が近在のお地蔵さんを縁側に担ぎ込み、並べる慣わしがあっ     た。お嫁さんの「尻が据わるように」との意。並べられたお地蔵さんは後日、ご    祝儀を弾んで、若い衆にもとあった場所に返してもらった。
採取者 f−k(加茂)

【ほんきゃく】
共通語 【本客】祝言の主賓や招待客
用 例 あのさんは ほんきゃく ね よばな えけんわな
用例訳 あの人は本客(主賓または招待客)としてお呼び(お招き)しなければいけない    よ
採取者 f−k(加茂)

【あときゃく】
共通語 【後客】祝言の翌日以後に行うお披露目兼用の祝宴、その招待客
用 例 あときゃく ね だーだー よんか かんがえて おかっしゃえ よ
用例訳 祝言の翌日以後に行うお披露目兼用の祝宴に、誰々を呼ぶか(招待するか)考え    ておけよ
説 明 祝言の本客としてお招きしなかった隣保組、青年団、婦人会などの方々を、翌日    以後に招いて、お披露目兼用の祝宴を行った。家によっては【あときゃく】が2〜    3日続くこともあった。隣保組や婦人会など、ご近所の招待客を【きんじょきゃく    (近所客)】とも言った。
採取者 f−k(加茂)

【しょんべたが】
共通語 【小便担桶(たご)】小便を入れて天秤棒で担う桶
用 例 しょんべが たまったけん しょんべたがで はたけね まえてごせ
用例訳 小便が溜まったから、小便たご(に汲ん)で、畑に撒いてくれ
説 明 昔の農家にとっては、大小便とも貴重な肥料であった。
類 語 【こえたが】肥桶
採取者 f−k(加茂)

【しのごのいー】
共通語 【四の五の言う】なんのかんの文句を言う。とやかく言う
用 例 もう きまったことだけん しのごのいーな や
用例訳 もう決まった事だから、なんのかんの文句を言うのは止せよ
採取者 f−k(加茂)

【ぼんばな】
共通語 【盆花】盂蘭盆の供花。加茂では、オミナエシ(女郎花)を指して言った
用 例 はかまー しーけん ぼんばな とって きてごせ
用例訳 墓参りするからオミナエシを採ってきてくれ
参 考 ミソハギ(溝萩)またはキキョウ(桔梗)を【ぼんばな】と呼ぶ地方もある。
採取者 f−k(加茂)

【ぼんとんぼ】
共通語 【盆蜻蛉】盂蘭盆のころ飛びまわる赤トンボ(アキアカネ)
用 例 ぼんとんぼ ね は ほとけさんが のっとらえーけん ころすなよ
用例訳 (盂蘭盆の頃の)赤トンボには仏様が乗って居られるから殺すなよ
説 明 【ぼんとんぼ】は【ほとけんま(馬追虫)】と共に盂蘭盆に迎える仏様の乗り物    として、盂蘭盆の間は殺生が禁じられていた。
採取者 f−k(加茂)


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「だ」ことば 投稿者:f-k 投稿日: 9月 4日(月)22時59分7秒   引用
もりやまさん、こんばんは。

「だのめじおけ」、私は初めて聞く言葉ですが、語意・語感はよく理解できます。
昔は、大小便はもとより、米のとぎ汁や「たなへじ桶」の下水までも大切に再利用していました。

7月21日書き込み・こだまさんの「だぐぁせ・駄食わせ」ともども、辞書候補にされたらいかがでしょう。

あわせて、出雲の言葉・出産・育児編のご検証よろしくお願いいたします。


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用例ほか 投稿者:もりやま 投稿日: 9月 4日(月)20時26分56秒   引用
【だつなぎば】
共通語 牛の係留場
用 例 だつなぎばの牛ねも、蚊くよし してやれ
用例訳 係留場の牛にも、蚊遣りを してやれよ
参 考 厩や係留場で小さな焚き火の上に青草を被せ燻し蚊遣りにした

f-kさん 今晩は。
駄のつく言葉 で一つ思い出しました。
‘だのめじ桶’
ウオーターカップなど無かった時代、水は汲んできて飲ませました。一斗位入る専用の桶でぬるぬるした汚いようなものです。いつもは台所の流しの脇に置いてあり、米のとぎ汁を溜めて与えます。普通の水より好んで飲みます。昔は米のとぎ汁まで無駄にしませんでした。


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用例を 投稿者:おくの 投稿日: 9月 3日(日)17時39分45秒   引用
7月〜8月にかけて寄せら出雲弁をようやくまとめました^_^;

森山さん。下記出雲弁の用例をお願いできないでしょうか。
・だつなぎば

f−kさん。下記出雲弁の用例をお願いできないでしょうか。
・でごんれ
・おさめのさかずき
・じぞさんかちぎ
・ほんきゃく
・あときゃく
・しょんべたが
・しのごのいー
・ぼんばな
・ぼんとんぼ

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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誕生祝 投稿者:こだま 投稿日: 9月 2日(土)20時58分51秒   引用
大変なまとめをしておられるのに敬意を表するものです。
誕生祝の時に そろばんとか筆その他の道具を並べて
どれを取るか 皆して占ったものでした。勿論本当の決め手
ではないにしても その子の将来をかくあるべしと 祝って
やったものでした。懐かしいですね。勿論今はやりませんね。


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出雲の言葉B 投稿者:f-k 投稿日: 9月 1日(金)15時54分5秒   引用
(その3)

○ 初節供・初誕生日
【てんじんさん】天神さん。粘土製の泥天神
【でこ】でく(木偶)。人形のこと。人物画も「でこを描く」という言い方をした
【えっしょもち】一升餅。誕生日に子に背負わせる、もち米一升分の大きな餅
【しごとあて】仕事あて。子の将来の職業占い

3月の節供・ひな祭りは、元来女の子のお祭りだが、明治・大正期までの出雲では、男の子を中心としたお祭りで、男の子の初節供(出雲では月遅れの4月)には母親(嫁)の里から、粘土製の人形に着色した泥天神・菅原道真像の【てんじんさん】を贈る慣わしがあったようだ。昭和1桁生まれの兄も私も、母方の祖父から【てんじんさん】をもらっているから、昭和初期まではこの慣わしが残っていたものと思われる。泥天神には道真像以外に、金太郎像など子の健やかな成長を願う【でこ(人形)】もあった。泥天神の製作所を「でこや」と呼び、松江(横浜)、加茂(加茂中・大竹)、斐川(沖洲)、出雲(今市・知井宮)、浜田(長浜)などの【でこ】が有名だったという。【てんじんさん】は一生節供に出して飾り、用済みになると「荒神さん」、または「サエの神さん」に納めた。
初誕生日には嫁の両親、親戚・知人、産婆さんを招いて小宴を催した。この日には【えっしょもち】を搗き、これを風呂敷に包んで子に背負わせて成長を願った。また、座敷にお米、そろばん、筆、大工道具、女の子の場合は裁縫用具などを加えて並べ、これを子に選び取らせ、お米を選べば百姓、そろばんなら商人といった具合に、その子の将来の職業を占った。これを【しごとあて】といっていたように思うが、記憶が定かでない。ご存知の方、ご教示ください。


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出雲の言葉A 投稿者:f-k 投稿日: 9月 1日(金)15時51分35秒   引用
(その2)

○名づけ〜誕生日まで
【ちーけやき】ちりけ(身柱)焼き。小児の「ひきつけ・かん(癇)の虫」封じのお灸
【しちや】七夜。出産後7日目の名づけ日
【なびらき】名開き。名づけの祝い。【しちや】に行うのが一般的
【みやみゃー】宮参り。忌明けに行う初宮(氏神)参り
【くいぞめ】食初め。生後100日目に行うのが一般的
【す】語源は「巣・栖」か?。赤ん坊を三角形のおむすび状に布団でくるみ座らせた
【こおい】子負い着物。赤ん坊を背負った上に羽織る着物。

昔の出雲では生後2〜3日目に、赤ん坊の頭のギリギリ(つむじ)に【ちーけやき】をする慣わしがあったようだ。2日目なら2つ、3日目なら3つの灸をすえたという。しかし、1943年生まれの弟には行わなかったから、その頃には生後直ぐの【ちーけやき】の習慣は薄れ、子供のしつけ矯正兼用のお灸に代わり、すえる場所も背中や尻の上部に代わったようだ。
【しちや】には、子の名前を記した和紙を床の間に張り出し、実家の両親や産婆さんを招いて【なびらき】のお祝いを行った。男の子31日、女の子33日の忌みが明けると氏神様に【みやみゃー】をして、氏子の仲間入りをした。【くいぞめ】には、新しい箸と食器を用意し、米粒1粒を赤ん坊の口に運んだ。赤ん坊の首が据わるころともなると、【す】と称して赤ん坊を布団で三角形のおむすび状に紐でくくり、座らせておくことが多かった。農繁期には【す】を田畑に持ち出し、赤ん坊を見守りながら農作業を続ける母親も見かけた。子守はもっぱら子供の仕事で、赤ん坊を無理矢理背中に括り付けられ【こおい】を羽織られると、「かけやこ(駈け合いこ)」もままならず、随分情けない思いをしたものだった。


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出雲の言葉@ 投稿者:f-k 投稿日: 9月 1日(金)15時48分51秒   引用
出雲の言葉「結婚編」に続いて「出産・育児編」をまとめてみました。
皆さん、もりやまさん、ご検証、ご教示よろしくお願いいたします。
あわせて、泉・辞書候補としてもご検討いただきたくお願いいたします。

(その1)
○ 妊娠〜出産まで
【できた】妊娠・懐妊したこと
【まごごしらえ】孫拵え。祖父母が孫のために用意するさまざまな贈り物
【おびえわぇ】帯祝い。妊娠5ヶ月目に安産を祈って岩田帯をするときの祝いごと
【めやしんなる】見易くなる。容易になる。転じて出産する・安産する
【おぼぎ】うぶぎ(産着)

「妊娠」や「懐妊」という言葉は、中国伝来の古い言葉のようだが、出雲では、なぜか昭和初期まではこの言葉を使わずに、単に【できた】と云っていたようだ。【できた】途端に嫁の実家では【まごごしらえ】の準備が始まる。その初っぱなが【おびえわぇ】に贈る祝い餅や晒し布。晒し布は岩田帯として、犬の安産にあやかって、戌の日に巻いた。
当時の出産は嫁ぎ先で行うのが一般的で、産室は【なんど・納戸】を充て、産気づくと産婆さんを呼んで一切を委ねた。出産を終えると「めやしん なった」と、安産をよろこんだ。【おぼぎ】も【まごごしらえ】の一つであった。


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訛っちょーの 投稿者:まつ 投稿日: 8月31日(木)20時02分19秒   引用
坊屋三郎が出ていたCMを思い出した。
年配の方はご存知だと思うが、坊屋が「くいんとりっくす」と言うと、外人が「クイントリックス」と巻き舌で返し、坊屋が「あんた 訛ってるねー」という あれである。

なんで、こんなCMを思い出したかと言うと、最近の子供は「出雲訛り」が少なくなってきているからです。
で、それを逆に考えると、最近の子供は「東京訛り」が増えてきたなー・・・と。

「おまえちゃ 訛っちょー のー」(オヤジのひとり言)


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祭り 投稿者:まつ 投稿日: 8月30日(水)21時00分44秒   引用
miyakeさん こんばんは。
東出雲に穂掛祭というのが有るんですね。知りませんでした。

各地に、いろんな祭りがあると思います。
これから秋祭りのシーズンですね。

数年前に、島根町の加賀の祭りで、神楽を見ました。
めったに神楽を見ないので、とても感動しました。

どなたか、おすすめの祭りがあったら、お知らせください。


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つべた 投稿者:miyake 投稿日: 8月30日(水)07時26分4秒   引用
東出雲の穂掛祭の見物に 暫く帰省して参りました。10数年振りで 懐かしかったです!

2002年5月の未確認語彙集で、つべた=魚のエイ(東出雲)とありますが、同地区の父と たまたまエイの話をしていて尋ねたら「えんや、つべた は エイとは ちと違ぁもんだが・・・だもん、あら何てっただぁかいな〜」と 思い出せず悩んでおりました(笑)。

出雲弁が忘れ去られる前に、収集・記録しないといけませんね〜(苦笑)。


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最近・・・活性しています 投稿者:自由闊達人 投稿日: 8月28日(月)22時46分7秒   引用
下記 前向きな 投稿ですね。
 最近 板に色々な人が書き込まれ生き生きしだしてると思います。
 良い言葉を皆で理屈抜きに残して行きたいものだと思っています。

まつ 投稿日: 8月28日(月)20時03分55秒
 ・「〜しこな」 ぽっぽさんの示された用例のように使います。
  辞書には、「〜具合」で登録済みですが、これも使います。
  どちらも、使いますね。
まつ 投稿日: 8月23日(水)20時27分56秒
 ・ 私が思うに、とにかく出雲で使われている言葉はすべて出雲弁であるとして、どんどん  記録に残し、全国的な視点にたった分析は、その専門の方にお任せするのも一つの手かな、と思ったりするのですが、どんなもんでしょう。


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〜しこ 投稿者:まつ 投稿日: 8月28日(月)20時03分55秒   引用
ぽっぽさん こんばんは。

まめなが なんよー です。
体を大事にして、せっせと書き込んでください。

「〜しこな」 ぽっぽさんの示された用例のように使います。
辞書には、「〜具合」で登録済みですが、これも使います。
どちらも、使いますね。


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本人の退院 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 8月28日(月)00時55分43秒   引用
ご無沙汰しておりました。このたび病気で入院しておりましたが
やっと、退院できました。

ところで、(−しこな)用例(あのさんが にーいんされた しこながね)
              あのひとが にゅういんされた そうだ
の しこな は、出雲弁・・・ですよね。

復活・・なるでしょうか?・・??? 失礼しました。


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koalaめよ 投稿者:おくの 投稿日: 8月26日(土)08時54分14秒   引用
はじめまして。koalaさん。
どういう状況で使われたか分かると、もう少しはっきりするかも知れませんね(^^ゞ
解らない言葉があったらいつでも書き込みしてください。

もりやまさん。
コンピュータがなおって良かったですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

miyakeさん。まつさん。
仰るように、「こな ちょーたまつめが えーかげんなことばっか えってかーね」と笑いながらゆっくりというと「め」が親しみを込めた言い方になりますよね。出雲弁には不思議な魔力が有るのかもしれませんね(^^ゞ

f-kさん。
いつもお世話になります。
現行法で使われている言葉を出雲弁として登録するのは難しいように思います。「しょほ」については出雲弁の泉のホームページが存在する限り掲示板過去ログに残しておきますのでご了解願います。

では、では、m(__)m


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有り難うございました 投稿者:koala 投稿日: 8月24日(木)00時39分35秒   引用
皆さん、とても親切にお答えいただいて感謝しきりです。
私自身は出雲弁を使いませんが、出雲弁を使われる方と職場で接する機会が多いのです。
発音の癖などで聴き取れないことも多いのですが、一生懸命理解しようと努力しています。
私も日常で、”まくれる”とか”〜〜したらええがぁ”とか連発しています。苦笑
今回のご相談は私がとても尊敬している大先輩からかけられた言葉についてでした。
私は未熟者なので、お気に障ったのか、それとも親しみを込めてかけて下さったのか、そのあたりが汲み取れずに不安でご相談した次第です。
私はとても出雲弁が好きです。
これからも何事か解らないことがありましたらよろしくお願い致します。


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〜め他 投稿者:まつ 投稿日: 8月23日(水)20時27分56秒   引用
miyakeさんこんばんは。

なるほど
「わらつめが〜」は言いますね。
「おどらめが〜」などとも言ったりしますね。
その場合、本当に怒っていうと非常にきつい言い方ですが、友人同士での親しみを込めたタメ口の使い方もあります。
信頼関係が無くて使うと、喧嘩になりかねません。

f-kさん、こんばんは。
確かに、古い言葉が日常的に使われていると言うことは、素晴らしいことですし、ますます出雲弁を大切にしようと言う気になります。
ただ、他の地方でも日常的に使われているのか、いないのか、私は判断できません。

私が思うに、とにかく出雲で使われている言葉はすべて出雲弁であるとして、どんどん記録に残し、全国的な視点にたった分析は、その専門の方にお任せするのも一つの手かな、と思ったりするのですが、どんなもんでしょう。


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復帰 投稿者:もりやま 投稿日: 8月23日(水)20時26分43秒   引用
残暑 御見舞申し上げます。
四週間の長期入院で、今 電気店より持ち帰り接続しました。いやー長く感じました。
又 宜しくお願いします。


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諸方 投稿者:f-k 投稿日: 8月23日(水)14時05分51秒   引用
諸方という言葉は、中国・晋書で使われ、わが国では平安時代の文献(984年)に用例のある古い言葉のようです。

おくのさんが引用された軽犯罪法は昭和23年5月施行されていますが、その前身は明治41年内務省令の「警察犯処罰令」で、「警察犯処罰令」はさらに、明治13年太政官布告の旧刑法の3罪、重罪・軽罪・違警罪のうちの「違警罪」を内務省令の形で制定したもののようです。軽犯罪法の「諸方」は、これら明治期の古い言葉の名残のような気がします。共通語としての「諸方」は、日常語としては殆ど死語化しているとみてよいのではないでしょうか。

1000年以上もの歴史を持つ古い言葉「諸方」を、ごく自然に日常語として使っている出雲文化を誇りに思います。次世代のためにも、是非残しておきたい言葉の一つです。


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〜め 投稿者:miyake 投稿日: 8月23日(水)07時44分59秒   引用
「〜め」は、男性がよく使うと思います。

「コアラめよ!」の様に 名前の後に付けて 呼びかけた時は、状況にもよるでしょうが、怒ったそぶりでなければ 親しげな感じを込めているんだと思いますよ。立場としては 目上(年上)の人から目下(年下)の人、或いは 丸っきり同等の間柄で使うと思います。

あとは、「わらつめ が そげなこと したてて・・・(お前らごときが そんなことを したところで・・・)」とか、「おらつめ(←おらやつめ)にゃ できーせの(俺達ごときには 出来ないよ)」などと、ちょっと馬鹿にしたり 卑下したような言い方でも使います。

大辞林を見ると、

め(奴)接尾語・・・名詞、代名詞、人名に付く。
  人や物をののしったり、見下したりする時に使う。
  自分や自分に関する事を卑下して言う時に使う。

とあります。多分この「め」じゃないでしょうか?でも、そんなにキツイ感情を込めなくても もっと軽く使います。


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コアラめよ! 投稿者:まつ 投稿日: 8月22日(火)19時09分49秒   引用
何でしょうね?。

どうも、思い浮かびません。
どういった状況で、そう言われたのですか?。

どなたか、ご存知ですか?。


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(無題) 投稿者:koala 投稿日: 8月22日(火)13時59分51秒   引用
先日、知人の出雲弁を使われる方から『koalaめよ!』と声をかけられました。
私は出雲弁にあまり詳しくないので、彼の気を損ねてしまっているのでは?などと心配しております。
これはどんな時に使う人の名前の呼び方なのでしょうか?


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諸方 投稿者:おくの 投稿日: 8月21日(月)20時30分43秒   引用
インターネット検索したら下記の項目がありました。

軽犯罪法1条 次の者は拘留(30日未満拘留場に留置される)又は科料(1000円以上1万円未満のいわば罰金)に処する。
同条4号 生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの

グレーゾーンは難しいですね。


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さんだん 他 投稿者:こだま 投稿日: 8月21日(月)20時06分47秒   引用
f-kさんのおっしゃっているのの中で さんだん しょさ は
こちらでよく使うのだと思います。しょさ は しょしゃ と
なりますかね。
「ちーとかけあーて 算段してきてごさにゃー 間に会わんがの」
「こなしーは いつ見ても しょしゃがええのー 育ちだわなー」


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にな他 投稿者:まつ 投稿日: 8月20日(日)18時44分11秒   引用
おざささん こんにちは。

わざわざお母さんにまで聞かれて、お答えいただき、恐縮です。
どうも、茹ですぎていたのかもしれません。

「ひのこ」「とりのけ」は、確認が取れれば、十分に出雲弁辞書の候補だと思います。

「しょほう」は、あまりテレビ等では聞きません。
でも、日常的には聞いたり、使ったりしますから、出雲弁かもしれませんね。
ただ、全国的に通じるかと言えば、通じると思います。

ある言葉を普段使うかどうかは、出雲に住んでいる私としては自分の日常のことですから判断できます。
しかし、他の地域ではどうかと言うと、出雲以外で生活をされて投稿されている方々の情報が貴重です。
グレーゾーンの判断は難しいですね。


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しょほう 投稿者:f-k 投稿日: 8月20日(日)05時43分43秒   引用
加茂では「しょほ」という言い方をします。
こだまさんの仰る通り古い共通語「諸方(ほうぼう・あちこち・ここかしこ)」(広辞苑第5版)から来ていると思います。
しかし、私は以下の理由で、立派な方言であり辞書候補だろうと思います。

共通語としての「諸方」は、今日では新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などで、日常語として使われることは、まずありません。対して出雲の「しょほ」は、日常語として現に使われ、生きています。

これまでの泉・辞書には、このようなケースの語彙が多数登録されています。
(例)かいしき(皆式) さんだん(算段) しょじな(諸事な) しょさ(所作)


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しょほう 投稿者:こだま 投稿日: 8月20日(日)05時01分9秒   引用
言ってみたり 口をついて出る言葉には懐かしいのがある
ものですね。しょほう は 言っていたのですが 方言なのか
と意識して考えたりしたことはありませんでした。
漢字ですと「諸方」なのではないでしょうか。
各地から いろいろな所から ということなのではない
でしょうか。
「そげなもん しょほうにあーさーで こないだも
見せてもらーたわ」 など。


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しょほう 投稿者:遠藤 投稿日: 8月19日(土)17時43分33秒   引用
なんとなく、になのことを考えていて思いついたのですが、
「になないなもんは、しょほにあーな」というフレーズです。
どこにでも、とかいたるところにという意味ですが、辞書に
ないようですが、方言か、昔の文語体のような気もしますが
どんなもんでしょうか。


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にな 投稿者:遠藤 投稿日: 8月19日(土)17時38分3秒   引用
になというのは、川のになでなくて海にいるものですか。
多分、千葉で「しったか」(尻高)、和歌山で「がんがら」
といっているものでしょう。よくいるやつですね。本名は
知りません。島根でになというなら方言かも。


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にな 投稿者:おざさ 投稿日: 8月19日(土)13時16分32秒   引用
まつさん、こんにちは。

調べてみたところ、どうやら 鳥の毛 は「シロガヤ」という生き物のようです。
「ひのこ」に「とりのけ」は、出雲弁辞書に載せるにはローカルすぎますよね(笑)

さて、ご質問のニナの茹で方ですが、私は漁師の倅のくせにこういったことには
とんと疎いので、実家のおふくろに電話で聞いてみました。
とくにコツみたいなものはないようなんですが、水から茹で、茹で過ぎないほうが
よいらしいです。


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にな 投稿者:まつ 投稿日: 8月18日(金)20時33分2秒   引用
f-kさん おざささん レスありがとうございます。

ゴンズイ は、あのドジョウみたいなやつですか。島根の海にも居るんですね。
鳥の毛 はなんでしょうか、初めて聞きました。

ところで、おざささん は海に近くのお住まいですか。
もし、そうでしたらひとつお聞きしたい事があります。
実は、「ニナ」の茹で方です。
最近、スーパーで「ニナ」とか「カメノテ」などが時々出ているの見かけて、買って帰るのですが、「ニナ」の身の取り出しに苦労しています。
針で突いて、クルクルッと出てくるのは、ニ〜三割りぐらい。途中で切れたり、どうしても出てこないのもあります。
茹で方の問題でしょうか。一応、水から茹でていますが。
何かコツが有りましたら、教えてください。

それと、「ニナ」は全国的に食されているのでしょうか。
今岡さん、関東でも食べますか?。


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めら 投稿者:おざさ 投稿日: 8月17日(木)12時33分52秒   引用
まつさん、f-kさん、どうもです。
f-kさんの投稿にもあるように、私らのところでは「むら」と呼んでいました。
小ぶりで、群れをなして漂っている、刺されると痛いくらげです。
「めら」と同じものじゃないかと思うのですが。。
ちなみに、海で遊んでる人を刺す悪者としては「むら」のほかに、「鳥の毛」と
「火の子」がお馴染みさんでした。
火の子はゴンズイですが、鳥の毛は何なのか、いまもってわかりません(^^ゞ


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めら 投稿者:f-k 投稿日: 8月17日(木)11時26分21秒   引用
まつさん、こんにちは。

小学館・国語大辞典その他で「くらげ語」を調べてみました。小学館・国語大辞典の索引には39語の方言が掲載されていますが、その中から、山陰関係分を抽出してみました。
使用地域は島根県方言辞典、鳥取県方言辞典に拠ります。ご参考まで。

刺されると疼痛を感じるくらげ
○ い だ   益田、那賀(三保)
○ い ら   益田(海岸部)、鳥取県・東伯(鳥取県方言辞典掲載)
○ めーら   益田、浜田
○ め ら   益田、浜田、邇摩、大田

みずくらげ
○ どーくゎん 簸川、八束、大原、仁多、能義
○ どーかん  鳥取県岩美、西伯(鳥取県方言辞典掲載)

山形のくらげの一種
○ む ら   島根県八束(島根県方言辞典掲載)


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メラ 投稿者:まつ 投稿日: 8月15日(火)20時02分15秒   引用
盆頃になると、海に、人を刺すクラゲが出てきて、あまり泳ぎに行かなくなります。
そのクラゲを「メラ」と言っていました。

先日、いとこ夫婦と話をしていて
「盆ごー(頃)ねなーと、メラ が でだいて およげらせん」
という話が出て、そう言えば「メラ」と言っていたなーと、思い出しました。
なにしろ、海へ泳ぎには、もう十年以上も行っていませんから。

この「メラ」は、クラゲの正式な名前なのか、この辺りの言い方なのかは分りません。


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ぼんれい 投稿者:おくの 投稿日: 8月15日(火)16時44分50秒   引用
こだまさん。f−kさん。
暑い日が続きますね(^^ゞ

平田では年始と盆礼を使います。
言われてみると「盆礼」は出雲弁かもしれませんね。

では、では、m(__)m


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ぼんれい 投稿者:こだま 投稿日: 8月13日(日)12時36分28秒   引用
普通には 中元、年始 というのでしょうが、こちらで
以前は 盆礼、正月礼 といっていました。文字通り
盆と正月には お世話になったところへ お礼の気持ちで
持参物を抱えて挨拶にいったのですね。お寺や医院へ子供
でしたけれども 持っていったのでした。受け入れる側も
心得ていて、子供ならそれに似合ったものをお返しにいた
だいたものでした。


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「ぼんれ」について 投稿者:f-k 投稿日: 8月12日(土)17時51分28秒   引用
【ぼんれ】について、おくのさんから「出雲弁とすべきかどうか迷うケース」とのコメントが寄せられました。お迷いになる理由は、おそらく、共通語【ぼんれい・盆礼】の「単なる訛りではないのか」ということであろうと推察いたしますが、私は以下の理由で、立派な出雲方言・辞書候補であろうと考えています。

1・共通語【ぼんれい・盆礼】の本来の語意
共通語【ぼんれい・盆礼】の本来の語意は、「盂蘭盆(うらぼん)に行う贈答」です。その意味では、中元(7月15日の佳節。半年生存の無事を祝い、盂蘭盆の行事をし、亡霊に供養する)の時期にする贈答【中元】の類語ともいえます。
(注) 上元=正月15日  下元=10月15日

2・出雲での【ぼんれ】の使われ方
出雲地方の【ぼんれ】は、「盂蘭盆(うらぼん)に行う贈答」という共通語本来の語意よりも、もっぱら民俗行事である「盂蘭盆に親類知己に贈り物をしたり、訪ねて挨拶を交わす」ことを表す言葉として使われています。小学館・日本国語大辞典でも、このような使い方を【方言】に区分し、島根のほか、青森、宮城、秋田、京都、大阪、長崎、香川、岡山(ぼにれい)、高知(ぼんのれい)などの地方名を挙げています。


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盆礼 投稿者:おくの 投稿日: 8月10日(木)22時02分33秒   引用
盆礼の過去ログを検索したら2002年と3年に話題にのぼっています。
出雲弁とすべきかどうか迷うケースです^_^;

では、では、m(__)m


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ぼんれ 投稿者:遠藤 投稿日: 8月10日(木)06時20分22秒   引用
ぼんれはかつて提案したことがあり、辞書に載ったような気がしてました。
今探すとないですね。私は中元のことをぼんれというもんだと思ってました。


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盆語彙・続き 投稿者:f-k 投稿日: 8月 4日(金)09時39分23秒   引用
ぼんれ【盆礼・ぼんれい】
お盆に「ほとけさん拝み」と報礼のため訪問すること。また、その贈答。
訪問先は、本家・縁戚のほか「お寺」、【よこや】、懇意な「新盆」先など、戸主にとっては結構忙しい盆行事の一つ。

ぼんれきゃく【盆礼客】
「ぼんれ」の来訪客。

よこや【横屋】
神主の家。その家が神社の片脇にあるからいう。
泉・辞書は「よこやさん・神主さん」で登録済み。

ぼんだんご【盆団子】
お盆のお供えや「はしま・間食」用に、黄粉団子の「ぼんだんご」をつくるのが慣わしであった。おやつの乏しい時代、子供にとって楽しみの一つでもあった。


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辞書候補 投稿者:f-k 投稿日: 8月 2日(水)21時21分37秒   引用
暑中お見舞い申し上げます。
お盆が近くなりました。辞書候補として、お盆関連語彙をまとめてみました。

ぼんだな【盆棚】
お盆が近づくと、仏壇を清浄にして、サトイモの葉を敷き(または、上から吊るして)、長ヒラマメ、サトイモ、素麺などを供え、ホオズキ(鬼灯)を糸で連ねて仏壇を飾った。またナスビに【おがら】で足をつけて牛に、キュウリは馬に見立てて、仏様に牛馬の乗り物を用意した。

かどび【門火】
門口で焚く【迎え火】または【送り火】

むかえび【迎え火】
8月13日夕方、【おがら】や麦藁を焚き、「ジイサン バアサン コノアカリミテ ハヤ ゴザッシャエ」と唱えて仏さんを迎えた。

おくりび【送り火】
8月16日夕方、【おがら】や麦藁を焚き、「ジイサン バアサン コノアカリミテ ハヤ エナッシャエ」と唱え、仏さんを送った。

おがら【麻幹】
麻の皮を剥いだ茎。あさがら。

ほとけんま【馬追虫】
お盆のころに出没する虫。仏様の乗り物とされ、殺生はハット(法度)であった。
泉・辞書では「ほとけのま」「すいっちょん」で登録済み。

ぼんばな【盆花】
加茂では「おみなえし・女郎花」を「ぼんばな」と呼んだ。キキョウやミゾハギを「ぼんばな」という土地もあると聞く。

ぼんとんぼ【盆とんぼ】
盆のころ出回る秋のとんぼ。赤とんぼの「あきあかね(秋茜)」を指すことが多い。


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えこた こねんじ 投稿者:f-k 投稿日: 8月 2日(水)11時00分23秒   引用
まつさん こんにちは。この慣用句、今でも使います。
ただし、「えこた こにんじで」といいます。「小人数」の訛りの違いでしょう。
「え」は泉・辞書登録済みですが、慣用句として立派な辞書候補だと思います。


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↓訂正 投稿者:まつ 投稿日: 8月 1日(火)20時49分57秒   引用
「えたた こねんじ 〜」
     ↓
「えこた こねんじ 〜」

失礼しました。


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えこた こねんじ 投稿者:まつ 投稿日: 8月 1日(火)20時43分24秒   引用
「えこた こねんじ」→「良いことは 小人数」
慣用句ですが、共通語にあれば単なる訛りです。

例えば、何か美味しいものがあって、少ししかない。
皆で分けると僅かだか、幸い今居るのは、ニ〜三人。
「おい だれんも が もどーと 数が足らんじ。食ってしまわこい。」
「おー やらかいて しまわこい。」
「えたた こねじ てて 言ーけんの。」
「そげ そげ・・・。」
こんな会話、良くしましたねー。


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お久しぶりです 投稿者:おくの 投稿日: 7月31日(月)20時37分54秒   引用
YOUさん。
お久しぶりです(^^ゞ

わっせちょー しませんけんねー。
ちょこちょこ 来てやって ごしなはいね。m(_"_)m

やらかしぇ(やってしまえ)は聞いたことがないように思いますが、やらかいてしまえ(やってしまえ)は使います。

では、では、m(__)m


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ご無沙汰しております( ̄ー ̄; 投稿者:YOU 投稿日: 7月31日(月)00時43分24秒   引用
毎度ご無沙汰しております。
大阪在住、松江出身しゃでございます。
(忘れられちょーかもっせんが)

しばらく来らんかった間にえらい出雲弁がレベルアップしちょーけん
えらいおべ〜たがね!!
もうYOUの出る幕ないかもっせん( ̄ー ̄;

この度はえらい水害だったようで。。。。
こっちのニュースでもトップだったけんこれもおびえたがね!!
被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。

今度こそちょくちょく覗かせてもらーけん、
これからまたよろしくお願いします。


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出雲神話 投稿者:おくの 投稿日: 7月30日(日)20時06分1秒   引用
なるほど。
出雲風土記母理郷の話でしたか(^^ゞ

f−kさん。博学ですね(^^ゞ

では、では、m(__)m


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出雲神話(私的珍説) 投稿者:f−k 投稿日: 7月29日(土)21時25分26秒   引用
名古屋市民さん、こんばんは。遠いところ覗いていただいてありがとうございました。
以下、素人の珍説ですので、茶飲み話程度に聞き流してください。

1・記紀神話は、初期「ヤマト政権」が、自らの「イズモ侵略、奪取」を正当化するために、自らに都合よく捏造した「政治的・政策的神話」だと思います。

2・そのため、「スサノオノミコト」を「アマテラス(天孫族)の直系」として「イズモ」の開祖的存在に祀り上げ、出雲の地神「オオクニヌシノミコト」を「スサノオノミコト」の直系の子孫と詐称してしまいました。

3・出雲風土記の冒頭を飾る有名な「国引き神話」は記紀神話には登場しません。「ヤマト政権」の功績に出来ないものは記紀神話からカットされてしまいました。

4・出雲風土記の主人公は出雲大社の主「オオクニヌシノミコト(所造天下大神大穴持命・あめのしたつくらししおおかみおおあなもちのみこと)」です。ご指摘の「八口」退治の原文は「所造天下大神大穴持命、越(こし)の八口(やくち)を平(ことむ)け賜ひて還(かへ)り坐(ま)しし時、・・・・・」となっていて、「八口」は「三越地方の地名か。新潟県岩船郡関川町八ッ口に関係あるか。(加藤義成校注・出雲風土記から)」とされ、「ヤマタノオロチ退治」を意味するものではないようです。

5・初期出雲政権は地政学的な優位性もあって、@銅 A朝鮮半島からの鉄 Bメノウ(玉造)、黒曜石(隠岐)、ヒスイ(越)  C楠等照葉樹林の木材(木棺・船用材)などを主要交易品として、相当程度の政治力、経済力を持っていたものと考えられます。記紀神話の大半を出雲神話が占めるのも、「ヤマト政権」の「イズモ政権」に対する「ご機嫌取り」ではないでしょうか。これまで物的証拠が少なかったため、「出雲」は「出雲神話」の世界でしか評価されませんでしたが、ここ数年、新しい「物証」がどんどん発掘されていますので、近い将来、出雲神話を「物証」で補完することができるものと考えています。


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いたしい 投稿者:f-k 投稿日: 7月29日(土)19時36分42秒   引用
miyakeさん、こんばんは。「いたしい」は泉・辞書では「えたしい」で登録されています。
出雲では「い」が「え」に音韻変化しますので、出雲方言としては「えたしい」が本流だろうと思いますが、いかがでしょう。


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出雲神話の謎 投稿者:名古屋市民 投稿日: 7月29日(土)12時25分14秒   引用
奥出雲町にある船通山(鳥髪)に降臨した
スサノオは、たたら製鉄で有名な大呂の地
で八俣遠呂智を退治したと記紀では述べら
れている。
 しかし出雲風土記のほうにはヤマタノオロチ
(古志の八口)は意宇郡母里郷(島根県安来市)
で大穴持命(大国主神)が退治されたことになっ
ているらしい。この違いは興味深いのですが、
どなたかその理由を知っていたら教えてください。
 今度の社員旅行にすこしひけらかすことが
できないか色々研究しているもので。


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いたしい 投稿者:miyake 投稿日: 7月29日(土)07時23分35秒   引用
ここの 出雲弁辞書に「いたしい」が載っていないようですが、具合が悪い時に「あ〜、いたして いけんわ」とか「何だい、いたしげな かお しちょっちゃったわ」とか言いませんか?・・・先日 夏風邪を引いていて 職場で具合が悪くなり、同僚に「シンドイのん?」と尋ねられ、思わず「うん、いたして いけんわ〜、もぅ えんてわ〜」と呟いた私。


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森山さんのパソコン 投稿者:おくの 投稿日: 7月27日(木)21時11分27秒   引用
昨夜、もりやまさんから電話がありました。
パソコンが全治2週間の入院なので書き込みができないが、皆さんによろしくお伝えくださいとのことでした。

では、では、m(__)m


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やらかしぇ 投稿者:まつ 投稿日: 7月26日(水)20時54分52秒   引用
「とったか みたか」は、申し訳ないですが、どうもあまり聞いた記憶がありません。
年代の違いかもしれません。(当方、五十代前半)

「いちかばちか」の言い方としては、「やらかしぇ」「やらかいてしまえ」などが思い浮かびます。

辞書には「やらかす」→「やっつける」で、相手を痛めつける意味で載っています。
その使い方もしますが、自分の行為を行う場合にも使います。
「あーだ こーだ 考えても仕方ねけん、えーい やらかしぇ(やってしまえ)」
と言う言い方もします。

こういう使い方はしませんか?


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とったかみたか 投稿者:もりやま 投稿日: 7月25日(火)16時42分20秒   引用
f-kさん 今日は。
連日の長雨で、家内と野菜の追肥の是非を論していました。思わず出た言葉が「とったかみたか やって(施肥して)みーか」でした。苦笑しながら辞書を見たら未登録。候補に書き込んでも未確認語彙行きと思っていましたが、「用例を」と要望がありホッとしました。
【のーかそーか】も使います。


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とったかみたか 投稿者:f-k 投稿日: 7月25日(火)12時48分36秒   引用
久しぶりに聞く懐かしい言葉です。もともとの語意は「手に取って見るか見ないかのうちに=あっという間であるさま」で、1700年代の文献に見える古い慣用句のようですが、共通語としては死語化していますから、立派な出雲方言だと思います。

同じように、古い慣用句が方言として使われているケースに、次の言葉を思い出しました。

○のーかそーか 「伸(の)るか 反(そ)るか」
成功するか失敗するか、運を天に任せて思い切ってやること。「いちかばちか」「とったかみたか」と同意語。「のる」は泉・辞書に「背を伸ばす」で登録済み。

○しのごのいーな 「四(し)の五(ご)の言うな」
なんのかのと文句を言うな。「しのごの」は、あれやこれや。なんのかの。また、あれこれぐずぐずと言うこと。


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お見舞い そんじ 投稿者:森田 投稿日: 7月25日(火)10時02分39秒   引用
夏休みになり、日本に帰ってきましたが、集中豪雨、大変ですね。
直接事故に遭われた周藤さんほか、皆様にお見舞い申し上げます。
私も39年の時の災害を思い出しました。
あの時は加茂も大変でしたね。私が学生の時でしたが、帰省者のラッシュで、
出雲号では東京から鳥取まで、本当に立って帰った記憶があります。

こだまさん:
仁多は豪雨は大丈夫でしたか?
「そんじ」がお宅にもあったんですねえ。両方に水の箱がついていて、
回転するタイプのやつですね。
他に、水の箱が片方にだけあって、それが重みで下がると、反対側が
上がり、排水とともに下がって1回臼をつく、というシーソー式のも
あったように思いますが・・・。
場所によっては現代でも使われているようですね。


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訂正 投稿者:f-k 投稿日: 7月25日(火)00時13分57秒   引用
「めぐー」@は、もりやまさんご指摘の「すりこぎ」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。


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めぐー 投稿者:f-k 投稿日: 7月25日(火)00時11分24秒   引用
めぐー(めぐり)には、以下の別々の語意があるような気がします。
@おくのさんご指摘の「すりこぎ」
A泉・辞書の「鋭角の道具や刃物が磨耗して丸くなったもの(すりこぎ状になったもの)」
B廻り(めぐり=まわり・周囲)例=家のメグー 池のメグー


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(無題) 投稿者:周藤 投稿日: 7月24日(月)22時11分42秒   引用
鳥取西部地震が電車の中で起こったような感じでしたよ!


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用例ほか 投稿者:もりやま 投稿日: 7月24日(月)18時07分27秒   引用
用例
【とったか みたか】
共通語 いちか ばちか
用 例 どげんなーだい分からんが とったか みたか やって見ーわ
用例訳 どーなるか分からないが いちか ばちか やって見る

辞書の「め」の行を読んでいた気付いたこと
【めぐー(めぐり)】について
湖陵や我が家の使われかたですが「かがち(すり鉢)とめぐり(すりこぎ)」の「すりこぎ」のことを「めぐー(めぐり)」と言ってます。
辞書のように、鋭角の道具や刃物が磨耗して丸くなったものを「めぐーに なっちょうわ」と例えにつかいす。共通語は採取者のご意見もお聞きせねばなりませんが「すりこぎ」ではどうでしょうか。「かがちとめぐー」は今も重宝してます。


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さ、よかったですね 投稿者:おくの 投稿日: 7月23日(日)21時42分47秒   引用
周藤さん。
あいまちがなて、なんよーでした。
ぼちかった ひょーしね ほたなげさいたもんが おらいた げねしが どげでしたかね
・・・

「よばーが にけーと えけんけん しょんべしーね えっとくだくだじ」
父の里は しょんべしー(小便所)が 暗い外に有り ふとーでは おぞて えけましぇんでした。 もそもそ しちょーと 従姉の ふでさんが ちぇってって ごいさいました。

我が家や父の里では「しょんべしー」でしたが、父の里など限られた仲間内で使用されたものかもしれません。よ良くあることだと思います。

では、では、m(__)m


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(無題) 投稿者:周藤 投稿日: 7月23日(日)17時48分40秒   引用
不幸中の幸いでしょうか、なんとか あいまちだけはしませんでした(゜∀゜)良かった━━━━!!


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しょんべしー 投稿者:まつ 投稿日: 7月23日(日)17時28分7秒   引用
おくのさん こんにちは。

「しょんべしー」の修正前の説明では、「尿」でした。
それで、「しょんべしー」は「小便水」「小水」の意味としての説明で、「小便所」と混同しておられるのかと理解しました。
f-kさんが御指摘されたように、「しょんべし」と短く切るほうが「小便所」の言い方だと思います。(私の場合)

「しょんべしー」の場合、「めしー はなしー」と同じく「小便汁」→「小便水」と言おうとしておられると思いました。
平田で「小便水」の意味で「しょんべしー」は使われませんか?。

私は、「しょんべしー」→「小便水」は聞けば理解できますし、多分、湖陵でも使うと思うのですが・・・。


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あいまちは? 投稿者:おくの 投稿日: 7月23日(日)10時56分31秒   引用
周藤さん。
さ、おおごとでしたね。
あいまち さいた しやちも おらいたげなが どげな、あんばいでしかいね。
周藤さんは せわ あーませんでしたかいね。

森山さん。
【とったか みたか】の用例をお願い致します。

「しょんべしー」は、皆さん「しょんべし」なんですね^_^;
私の周りだけが「しょんべしー」かもしれません・・・
いや、「しょんべし」だったかもしれません。自信がなくなりました。
登録は「しょんべし」にします。

では、では、m(__)m


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御見舞ほか 投稿者:もりやま 投稿日: 7月23日(日)10時30分45秒   引用
この度の集中豪雨で被災それた、周藤様ほか皆様に心より御見舞もうしあげます。
豪雨の最中、四十年前の三九災が思い出されました。小さな当町でも十一名の犠牲者が出、近所の一家七名も家ごと土石流で行方不明で、私も消防団員として捜索や遺体の搬出に加わりました。三名は救出されたが四名が亡くなられ、最後の遺体は五日後に発見されましたが、全員 現場で荼毘に付しました。
皆が暗く沈んだなかで、数日後数キロ下流の土砂に、この屋に飼われていた牛が生きて見つかり助けられました。たとえ家畜であっても生きて救出さけたことに、僅かな安らぎを感じました。

候補
【とったか みたか】
共通語  一かバチか


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大雨被害 投稿者:周藤 投稿日: 7月23日(日)08時52分5秒   引用
一畑の脱線事故にあいました・・。一両目・・・。


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そんじ 投稿者:こだま 投稿日: 7月22日(土)21時42分20秒   引用
森田さんのおっしゃっていた そんじ 我が家に実際にあった
ので 懐かしく思い出しました。
箱に水がたまるとその重さで180度回転し またからっぽの
箱が水を受けるのですね。独特のリズムで回転していたことを
思い出しました。
「お前 そんじへ行って 止めてきてごせよ」 など


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しょんべし 投稿者:f-k 投稿日: 7月22日(土)20時33分42秒   引用
おくのさん、平田では「しょんべしー」と「し」が長音になるのでしょうか。
加茂では「しょんべし」です。差し支えなければ、副見出しをご検討ください。


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へんたい 投稿者:おくの 投稿日: 7月22日(土)19時45分11秒   引用
miyakeさん。
平田では「あしこら へんたー(あそこら辺あたり)」です。「あ」が脱落し「り」が長音になったのでしょうかね・・・

「まわし将棋」・・・懐かしいですね、「しょんべ」使っていました(^^ゞ
「がちゃ」は「かか」と言っていたような気がします・・・

では、では、m(__)m


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まわし将棋 投稿者:遠藤 投稿日: 7月22日(土)15時04分52秒   引用
まわし将棋というゲームがあって、金4枚を将棋盤上に投げて出た数
だけ駒が将棋盤の周囲をまわり、歩から最後に王になりますが、先に
王になったものが勝ちという遊びです。
そのとき、金4枚を投げて、将棋盤から出たときは「しょんべ」で
無得点、金が重なると「がちゃ」でひとつ駒をバックすることに
してました。


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おはようございます 投稿者:おくの 投稿日: 7月22日(土)08時46分45秒   引用
皆様の所は大雨の被害は有りませんでしたか?
平田の町中は斐伊川が計画水位を超えきわどいところまで増水しましたが無事でした。
松江は浸水したそうですが、金沢さん、大丈夫でしたでしょうか?

「しょんべしー」についてのご指摘ありがとうございました。先ほど修正しました。
約9年間あの状態でした^_^;

では、では、m(__)m


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しょんべんカーブ 投稿者:まつ 投稿日: 7月21日(金)20時03分31秒   引用
f-kさん いろいろな「しょんべん」言葉がありますね。

出雲弁の泉辞書で「しょんべしー」を引いてみてください。
見出しと解説が違っています。
おくのさんに、修正をお願いしているのですが・・・。

野球言葉で「しょんべんカーブ」というのがありますね。
カーブの放物線を、小便の放物線に例えて、切れの悪いカーブということですかね。
これは、共通語なんでしょうね。


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めしー・はなしー 投稿者:f-k 投稿日: 7月21日(金)07時33分40秒   引用
まつさん、こんにちは。加茂での「しょんべ」関連語彙、整理してみました。

○目汁 めじー
○鼻汁 はなじー or はなしー
○(小便汁とは言わないし用語も無いと思います)
○小便をする しょんべ こく or しょんべ しー(する)
○小便をもらす しょんべ が よばー(よばる)
○寝小便する よばぁ こく or よばー こく
○(小便の)飛沫 (小便の)しじく(滴) が とんだ
○肥桶 しょんべたが
○(契約を)履行しない。破約する しょんべしー(する)
○相手に対する卑語 しょんべたれ


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だ 投稿者:こだま 投稿日: 7月21日(金)05時51分54秒   引用
だ とは 牛のことだと思っていましたが よくわかり
ました。駄馬 が 変化したのですね。
だつなぎば というのもありますが だぐぁせ というのも
あります。だ に食わせる つまり 刈ってきた山草などの
ことです。


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未確認語彙 投稿者:f-k 投稿日: 7月20日(木)22時07分26秒   引用
割り込み、お許しください。

だつなぎば(2004年9月・湖陵)

「だつなぎば」は、以下のことから、「駄(だ)+繋ぎ+場=牛繋ぎ場」と思われますが、いかがでしょうか。

駄(だ)は、広辞苑(第5版)によると、以下の記述があります。
@馬に荷を乗せて送ること。また、乗せる荷物。(駄賃・荷駄)
A荷物を運ぶための馬。また、乗馬にならない良くない馬。(駄馬)
B馬一頭に負わすだけの重量。
C酒3斗5升入りの樽2樽の称。
Dつまらないもの。粗悪なもの。(駄作・無駄)
Eはきもの。(下駄・足駄)

また、同じ広辞苑(第5版)に、だや(駄屋)という語彙があり、しかも、この語彙には中国地方独特の言葉であるとの注記がありました。
だや(駄屋) (中国地方で)厩舎(うまや)

そこで島根県方言辞典(広戸・矢富先生編)、鳥取県方言辞典(森下先生編)に当たってみると、山陰両県では「駄」は、もっぱら「牛」を主に指していることが解りました。
島根県方言辞典
○だかえこ(駄飼い子=他家へ牛飼いに子供が雇われて行くこと。明治の中頃まで行われていた。大原・加茂)
○だや(牛馬の厩。石見・隠岐)
○だやくさ(駄屋草=牛馬に踏ませるために刈る草や笹。石見)
鳥取県方言辞典
○だかい(牛飼い。鳥取・米子・西伯郡)


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しょんべし 他 投稿者:まつ 投稿日: 7月20日(木)20時53分33秒   引用
汚い話を続けます。

こだまさん こんばんは。
確かに、「しょんべし」は「小便所」のことです。
ただ「しょんべしー」となると、小便の飛沫とか滴のことを指しても、使います。
それが出雲弁の辞書で、どうも混同しているようです。
おくのさん 修正してもらえないでしょうか。

「めしー はなしー」という言い方もしますね。
年をとると涙腺が弱くなってきます。
嬉しいときも、悲しいときもつい涙が出てきます。ついでに、鼻水も出てきます。
「めしー はなしー」で顔がぐちゃぐちゃに成ります。

miyakeさん こんばんは。
私の場合は、「へんたい」はあまり使いません。
「あしこんた」→「あそこらあたり」
「そこんた」→「そこらあたり」
を、よく使います。


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やまがだそーず 投稿者:森田 投稿日: 7月20日(木)13時06分30秒   引用
しばらく旅行をしてご無沙汰しました。
山陰地方は豪雨と聞きましたが、みなさんのところは大丈夫でしょうか?

もりやまさん、f-kさん:
そうず(添水)についてのお話、とても興味深く伺いました。

f-kさんが
>「泉・辞書には「そんじ(水車)・仁多」が掲載されていますが、
>「そんじ」は「そうず」の転化ではないでしょうか。
とおっしゃっていますが、これは小生が採取したもので、なにか
朝鮮語あたりに語源があるのかと思っていましたが、お話から
「そうず」の訛ったものと確信しました。

もともと「そうず」を「水車」というのは、ちょっと問題があるかもしれませんね。

水を動力源として臼を搗くものに、シーソー式のものと丸いタービン式のものがあり、
タービン型のものを水車、シーソー型のものを「そうず」といったと思います。
仁多の「そんじ」も、本来、このシーソー型のをさしていたようです。
現代ではそのことばも失われ、すべて水車というようになったのでしょう。


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へんたい 投稿者:miyake 投稿日: 7月20日(木)08時53分15秒   引用
島根でも 大雨の被害が続々出ているようで、心配しています。

また 間入り(あいだはいり)しますが、「あの辺り」と言う意味で「あそこら へんたい」とは言いませんか?


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しょんべし 投稿者:こだま 投稿日: 7月20日(木)03時54分49秒   引用
汚い話のついでです。
しょんべし とは 小便をするところ という意味なのでは
ないでしょうか それを縮めて言った と考えられますけど ?
「ちょっと しょんべしー えってくーわ まっちょてよ」


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しょんべし 投稿者:まつ 投稿日: 7月19日(水)21時48分0秒   引用
f-kさん こんばんは。

あげあげ、小便する所を「しょんべし」と言っていました。
今でも、時々使います。

ところで、おくのさん。
出雲弁の辞書に「しょんべしー」→「小便所」の見出しで登録されていますが、開くと「尿」と説明がしてあります。
「しょんべしー」は「小便の汁」と言うことに成るのでしょうか。
そうすると見出しと合いません。

どうも、汚い話ですいません。


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やまがだそーず 投稿者:もりやま 投稿日: 7月19日(水)21時21分31秒   引用
こだまさん 今晩は。
【ちょうじ】
使ったことはありませんが子供のころの年寄りは「ちょうじ」とか「せんち」と言っていました。

f-kさん 今晩は。
【やまがだそーず】 私の提案でしたが確認されませんでした。
子供のころ実物を見たり、音を聞いたりしました。近所の巧者なお爺さんが作られたもので、谷間の湧き水を利用して大きな竹で作ってあり、静かな夜は優雅な音が峪中に渡りました。当時はこの頃のようにイノシシの出没はなく効果も疑問ですがお爺さんの遊び心だったとおもいます。庭の蹲の「ししおどし」はミニチュヤです。
「添水唐臼」と言うものですか。
上記のお爺さんの家では、家庭用精米機が普及する昭和二十三年ごろまで搗いておられました。原理は【やまがだそーず】と全くおなじす。
昔話で失礼しました。


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ちょうじ 投稿者:f-k 投稿日: 7月19日(水)20時11分48秒   引用
加茂でも「ちょうじ」です。同意語に「せんち」があります。
泉・辞書の「せんち」は、単に「便所」となっていますが、大便所が「ちょうじ」or「せんち」、小便所は「しょんべし」でした。


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追伸 投稿者:こだま 投稿日: 7月19日(水)17時23分21秒   引用
近頃は お手洗い と言いますね。そのことと同じですね。


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ちょうじ 投稿者:こだま 投稿日: 7月19日(水)17時06分46秒   引用
最近の書き込みを見ているうちに こんな言葉を思い出し
ました。
仁多の奥の方で 大便所のことを ちょうじ と言っていた
のでした。手水鉢が便所の脇にしつらえてあったから そこ
からの発想で ちょうず が ちょうじ になったもののよう
です。こんな言葉を聴かれたことはないですか。


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続き 投稿者:f-k 投稿日: 7月19日(水)16時45分43秒   引用
こめにみる(2004年9月)

この言葉、過去ログを辿って行ったら、もと、おくのさんの槙野本からのご提案で、04年9月23日に金沢さんが既に確認されていました。再確認お願いいたします。


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未確認語彙2件 投稿者:f-k 投稿日: 7月19日(水)16時39分45秒   引用
割り込んですみません。

やまがたそうず(2004年8月・湖陵)

(山ヶ田)+(添水)で、「山の田んぼのししおどし」ではないでしょうか。「そうず」は広辞苑(第5版)に次のように掲載されています。湖陵には「そうず」の原型語が今も残されているのですね。

そうず(添水)
(一説に、「ソホヅ・案山子」の転。また、「僧都」からとも)竹筒に水を引き入れ、たまる水の重みで反転した竹筒が石などに当って快い音を立てるようにした装置。庭園などに設けるが、もとは田畑を荒らす鳥獣を追うもの。ししおどし。
添水唐臼(そうずからうす)といって唐臼をつく装置のものもある。

森下喜一氏編「鳥取県・方言辞典」によと、鳥取方言では「水車」と「案山子」の両方を、今でも使っているようです。
そーず[名](米などをつく)水車。「添水」
     使用分布 気高郡、岩美郡、八頭郡、東伯郡、西伯郡、日野郡
そーず[名]かかし(案山子)。「そーど」とも。
     使用分布 東伯郡

泉・辞書には「そんじ(水車)・仁多」が掲載されていますが、「そんじ」は「そうず」の転化ではないでしょうか。


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めんがめんが・かいしき 投稿者:miyake 投稿日: 7月19日(水)09時03分9秒   引用
そうそう、そんな感じです。電柱にぶつかって 車が めんがめんがん なっちょー、とか。

かいしき、は、全然ダメだ〜 という感じで「かいしき、かいしき!」と投げ遣りに言ったりもします。


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かいしき 他 投稿者:おくの 投稿日: 7月18日(火)22時40分13秒   引用
皆さん。書き込みありがとうございました。

○かいしき・・・なるほど・・・(^^ゞ

「なんてて、かいしきだわ」「なんてて、かいしき駄目だわ」
両方使いますよね

○めんがめんが
miyake さん。
「まくれて センベがめんがめんがになった」という使い方で良いのでしょうか?

○やめくちゃさんぱち
まつさん。コメントありがとうございました。
ある出雲弁辞典に「やめくちゃさんぼ」が載っていました。口にしてみると「やめくちゃさんご」と同じように聞こえますがいかがでしょうか?

では、では、m(__)m


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やめくちゃさんご 他 投稿者:まつ 投稿日: 7月18日(火)19時09分20秒   引用
めくらさんご やめくちゃさんご いずれも「さんご」が使われています。
「さんご」は、当辞書に「さんごする→探す」で登録済みです。
そうすると、めくらさんご やめくちゃさんご は何のあてもなく、あちこち探し回るということですよね。
やめくちゃさんぱち は、探すということに意味を限定せず、とにかく めちゃくちゃ を強調した使い方です。
ちとょっと、微妙に違うような気がします。

かいしき はもちろん分りますが、やはり年寄り言葉のように思います。
いずれ無くなっていく言葉かもしれませんね。

めんがめんが は、どうも聞いたことが無い様に思います。
もりやまさんが用例を出された「センベがめんがめんが〜」は「センベがこじけて〜」という言い方しか、今思い浮かびません。
こじけて さらに粉々に成ったというイメージに近いのでしょうか。
でも、使った記憶がありません。


○--------------------------------------------------------------------------------
かいしき 投稿者:おざさ 投稿日: 7月18日(火)12時37分46秒   引用
現在でも40代から上くらいの人はよく使います。
全然だめ という使い方が多いですが、全く という使い方もします。
「おっつぁん、きょのりょ(今日の漁)はどげなかね?」
「なんてて、かいしきだわ」


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めんがめんが 投稿者:もりやま 投稿日: 7月18日(火)10時00分24秒   引用
miyakeさん 今日は。
最近は背広にネクタイでないと書き込め難いようですが、私は野良着のままで気楽に書かせていただきます。
‘かいしき’   湖陵あたりではよく使います。
‘めんがめんが’ 「まくれて センベがめんがめんがになった」 粉々の意味につかいます。


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かいしき 投稿者:miyake 投稿日: 7月18日(火)08時27分0秒   引用
かいしき は今でも父がよく使います。全然ダメ、というような意味合いです。

話は違いますが「めんがめんが」って 言いません?何かがブッ壊れてメチャクチャになっちゃった時とかの様子です。


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めくらさんごー 投稿者:こだま 投稿日: 7月17日(月)19時51分55秒   引用
おっしゃっているのと似たような言葉に めくらさんごー
と言うのがあります。
さんごーする とは 探す ということです。暗闇の中で
あるいは あてずっぽ で探す ということですね。
「お前 なんぼーめくらさんごーしたてて 出てきゃーせんよ」


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確認を 投稿者:おくの 投稿日: 7月17日(月)14時15分12秒   引用
メールで寄せられた言葉ですが私では使用確認ができません^_^;
ご存知のかたがいらっしゃいましたら確認をお願いいたします。

○【えらぶち】:人格者
○【やめくちゃ さんばち】:一字違いますが「やめくちゃ さんご」で使い用例もおなじです。
○ジャジャマク:「じゃじゃまち」と同じ意味

では、では、m(__)m


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はっと 他 投稿者:おくの 投稿日: 7月17日(月)10時47分11秒   引用
f−kさん。児玉さん。
書き込みありがとうございました。

児玉さん。
そうですね。楽しい掲示板にしたいですね(^^ゞ
最近、書き込みが少ないのは何故でしょうかね・・・^_^;

f−kさん。
はっと他の回答はメールしました(^^ゞ

では、では、m(__)m


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はっと 他 投稿者:こだま 投稿日: 7月17日(月)05時21分51秒   引用
ここで 出雲弁か 共通語か それを翻訳したものか など
言うことが 意味があることでしょうか。出雲の各地で こういう
方言があり こういう使い方をしている なるほど少し 違うのだ
な などがわかれば それでいいのではないでしょうか。まあ
こだわって突っ込んでみるのも面白いかもしれませんけれど。
仁多では はっとー壁 と言う言葉があります。壁をして 通せんぼ
をしてしまうのですね。
かいしき は あまり言いません。大原の方から入っていて 耳新しく
感じたものです。


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教えてください 投稿者:f-k 投稿日: 7月16日(日)16時16分57秒   引用
教えてください

「はっと」についてのおくのさんのご説明だと、泉・辞書の「共通語」の欄は、「出雲弁を共通語に翻訳した場合の共通語のことば」ということでしょうか。「共通語」の定義を教えてください。
「はっと」は共通語「@法度(禁制。禁止)A道法度(通行を妨害すること。通せんぼ)」の出雲での用法です。しかも「禁止」も「通せんぼ」も出雲では両方を使っています。それを「通せんぼ」のみを出雲弁とし、かつ、その語意、翻訳語「塞ぐ、閉ざす、せき止める」を共通語とするのには少し無理があるように思いますがいかがなものでしょうか。

次のケースも「はっと」と同じく、共通語が出雲弁化したものですが、出雲での用法の翻訳語が共通語とされています。共通語欄は、翻訳語か、本来の意味の共通語か、ご教示ください。

○しょじ(泉・辞書の共通語・品々な)
共通語は「諸事」or「庶事」で、多くのこと。いろいろのこと。もろもろのこと。

○かいしき(泉・辞書の共通語・全くダメ)
共通語は「皆式」or「皆色」で、打ち消しの語を伴う副詞。全く。すべて。少しも。


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過去ログの活用を(^^ゞ 投稿者:おくの 投稿日: 7月15日(土)11時20分0秒   引用
こんにちは。奥野です。
f−kさん。遠藤さん。書き込みありがとうございました。
「あぶらいし」「はっとふんだ」の経過については「過去ログ」のコーナーを設けましたので検索してみてください。

「はっと」については島根県方言辞典も牧野本もf−kさん提案と同じ共通語訳と用例ですが、私の語感では「はっと(法度)=禁止」は共通語のように感じています。なお、新明解国語辞典など高校生が使用するような国語辞典にも1番の「はっと(法度)=禁止」は載っていますが2番の意味では載っていません。したがって、2番の「塞ぐ、閉ざす、せき止める」としたところです。

では、では、m(__)m


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あぶらいし 投稿者:遠藤 投稿日: 7月14日(金)22時24分13秒   引用
f−kさんありがとうございました。この分析で見ると、油石という種類の石を
ちからいしとして使うということですね。油石を提案したのは私ですが石見の言葉
だったのですか。ただし、大東ではちからいしなどの伝統はありません。あくまで
石の種類としてあぶらいしというのみです。


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未確認語彙2件 投稿者:f-k 投稿日: 7月13日(木)17時39分31秒   引用
はっとふんだ(意味不明・2001年8月 東出雲)

「意味不明」という未確認語彙に興味を持ちましたが、「はっと(法度)」を「踏んだ」で「禁令・禁止令を破った。or通行禁止を破った」ではなかろうかと推理しますがいかがでしょう。どんな場面でお使いになったのか、あらためて教えてください。
なお、泉・辞書の「はっと」は、共通語が「塞ぐ、閉ざす、せき止める」となっていますが、これは誤りで、共通語は「@法度(はっと・禁制。禁止)A道法度(通行を妨害すること。通せんぼ)」が正しく、「塞ぐ、閉ざす、せき止める」は、共通語A「道法度」の出雲での語意に過ぎないと思いますがいかがでしょう。事実、出雲弁「はっと」には、@「ここでは そーわ ハット だ じ(ここではそれは禁止だよ)」 A「ハット して えかせん(通せんぼして行かせない)」の二つの用法があるように思います。


あぶらいし(見た目には油を塗ったようで非常に重い石・2003年1月・大東)

これは「ちからいし・力石」のことではないでしょうか。娯楽の少なかった時代(明治・大正期ごろまで)、若者の鍛錬と娯楽を兼ねて、石を持ち上げて力を競う「力石」があったようです。「力石」は、重軽石、伺石(うかがいいし)、姉子石、八斗石などとも呼び、神社や祭事広場などに置かれていたようです。郷里(加茂町南加茂)では、村境の山の大山権現の祠の脇に、今も残されています。
その「力石」について「ふるさと再見(山陰民俗学会編・山陰中央新報社・1977年)」に興味深い次の記述がありました。
「競技方法としては、まず腹にのせ、次に肩に上げる。滑り易い油石なのでわら縄を石の下方にあてがって上げる(吉田村)」
石見方言には「あぶらいし」があり、浜田市の霞石安山岩と益田市飯浦海岸の飯浦石の二つを指しているようです。大東の「あぶらいし」、設置場所や故事来歴を探ると「力石」にたどり着くような気がいたしますが、いかがでしょうか。


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祝言語彙の追加 投稿者:f-k 投稿日: 7月11日(火)19時30分11秒   引用
もりやまさん、ご教示ありがとうございました。<その1・挙式まで>を以下の通り追加して修正させていただきます。

1・「こーじ」「こーじにん」の次に以下の2項目追加

○こーじ(結婚の仲介。「こんど、こーじ たのまれての」)
○こーじにん(仲介人。媒酌人。なかうど)

○たのまれこーじ(頼まれこーじ)
○やとわれこーじ(雇われこーじ)
(この項は、もりやまさん(湖陵)のご教示により追加いたしました)
恋愛結婚や親戚縁者・青年団など身内で縁談話を進めた場合に、形を整えるために、地区の有力者などにお願いした婚礼の席だけの「こーじにん」。頼まれ仲人。この言葉は、多くの場合、「こーじにん」が自分を卑しんでいうときに使ったように思う。
A こんど こーじ されーげで おおしごとだ わ(今度仲人されるそうで、大仕事ですね)
B えんや たのまれこーじ(orやとわれこーじ)だけん しわっとー ばっかーだわ   ね(いやいや、頼まれ仲人だから座っているだけですよ)

2・「ききあわせ」に下記(注)を追加

○ききあわせ(聞合せ)
婚約する前に相手方の家柄や人柄を近所に出かけてそれとなく聞き出すこと。「こーじにん」による見合い結婚が主流の時代、現在は無くなったが、戦後しばらくは「家のスジ(キツネ持ちなど)」や家と家との「ちーあい(釣合い)」がとかく重要視された。
  (注)
  当地(湖陵)では「といあわせ(問い合わせ)」といっていました。もりやま(湖陵)

「いーのー」以下は現行のままです。


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訂正 投稿者:もりやま 投稿日: 7月11日(火)15時07分8秒   引用
f-kさん 今日は。
間違いや文字バケで大変失礼しました。
【こーじ】
たのまれこーじ
なかま(仲間)こーじ
こんな言葉もありました。この頃の媒酌人は殆ど‘たのまれこーじ’す。

奥野さん お手数ですが↓の二つ書き込みを消去おねがいします。


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訂正 投稿者:もりやま 投稿日: 7月10日(月)22時24分34秒   引用
失礼しました。文字バケしていました。
変なのは‘ききあわせ’ ‘とたのまれこーじ’です。


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祝言関連語彙 投稿者:もりやま 投稿日: 7月10日(月)22時11分25秒   引用
f-kさん 今晩は。
当地(湖陵)も全くおなじでした(昭和三十年代ぐらいまで)。
最近は語彙のなかで‘いーのー’以外は全く耳にしませんねー。
話は飛びますが、娘を嫁に出して親は一安心、それもつかの間 まもなく‘まごごしらい’‘たんじょご’‘おびなおし’と息をつく間もありませんでした。

・CC△錣
 うちの方では ‘といあわせ’ と言っていました。
・燭里泙譴海Δ
 恋愛結婚が稀な時代、婚礼の時だけの仲人 地区の顔役などがなった。
 (記憶違いで案外‘やとわれこーじ’だったかも)


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祝言関連語彙 投稿者:おくの 投稿日: 7月 9日(日)11時01分16秒   引用
f-kさん。ありがとうございました。
約15歳上の従姉の結婚式を懐かしく思い出しました。
地域によって多少違いはあるかもしれませんがほぼ同じかも知れませんね、
皆さんからご意見を頂いた後「出雲の生活と言葉」に登録しようと思います。

では、では、m(__)m


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祝言関連語彙 投稿者:f-k 投稿日: 7月 8日(土)14時30分21秒   引用
<その2・挙式・挙式以後>

○しーげん(祝言。結婚式。泉・辞書は「しげん」で登録済み)
「でごんれ」の後の「しーげん」は大抵、夕方から始まり、夜の白むころまで続いた。

○よめごさんみ(嫁ごさん見・花嫁の顔見。「よめごさん」は泉・辞書登録済み)
○じぞさんかちぎ(地蔵さん担ぎ)
「しーげん」が宴たけなわともなるころ、近在の人々が「よめごさんみ」にやってきた。中には障子に穴を開けて覗き込む人々もあった。若い衆は、近在から集めたお地蔵さん(多くは六地蔵)を縁側に並べた。「尻が据わるように」との意。お地蔵さんは婿方がもとあった場所にお返しするのがルールだったが、普段、付き合いの悪い家にはイヤガラセ半分に所在不明のお地蔵さんが担ぎ込まれることもあった。このような場合はご祝儀を弾んで若い衆に引取りをお願いした。

○おさめ(収め。酒宴の終わり)
○おさめのさかじき(収めの杯。宴会の最後に順次に廻す大杯)
「おさめのさかじき」は酒一升も入るかと思えるほどの大杯で、これを全部飲み切らないと「おさめ」にならなかった。大杯が廻っている間は、歌や踊りで大賑わいであった。

○ほんきゃく(本客。祝言の主賓や招待客)
○あときゃく(後客。祝言の後に行う祝宴、その招待客)
隣保組み、青年団、婦人会など、「しーげん」の「ほんきゃく」としてお招きしなかった方々を、翌日以後に招いて、お披露目兼用の祝宴を行った。家によっては「あときゃく」が2〜3日つづくこともあった。この間、お嫁さんは髷を崩さないように、重ねた布団を背にしての仮眠状態が続いた。

○かおみせ(顔見せ。花嫁の挨拶回り)
花嫁は「しーげん」の翌日ないし翌々日、姑に連れられて組内(地区内)を挨拶回りした。(これを「かおみせ」といったように思うが、記憶が定かでありません。もし、間違っていたら教えてください)

蛇足 昔の結納目録は「御祝儀」「帯代」「八木代(はちぼくだい)」などが普通であったようだ。「八木代」は「八+木=米」で「米代」。


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祝言関連語彙 投稿者:f-k 投稿日: 7月 8日(土)14時27分56秒   引用
泉・辞書には祝言関連語彙が意外と少ないことに気付きました。以下、思いつくまま纏めてみました。もりやまさん、みなさん、検証とご教示よろしくお願い致します。

<その1・挙式まで>

○こーじ(結婚の仲介。「こんど、こーじ たのまれての」)
○こーじにん(仲介人。媒酌人。なかうど)

○ききあわせ(聞合せ)
婚約する前に相手方の家柄や人柄を近所に出かけてそれとなく聞き出すこと。「こーじにん」による見合い結婚が主流の時代、現在は無くなったが、戦後しばらくは「家のスジ(キツネ持ちなど)」や家と家との「ちーあい(釣合い)」がとかく重要視された。

○いーのー(結納)
○いーのーびらき(結納開き。花嫁方で行う結納の披露とその祝宴)

○でごんれ(出婚礼)
○かどで(門出)
○わかれのさかじき(別れの杯)
祝言に先立ってその当日、仲人が花婿を伴って訪問し、花嫁方で行われた「かどで(門出・生家から嫁ぎ先への出立)」の儀礼と祝宴。「でごんれ」の最後に「わかれのさかじき」を交わし、花嫁は三つ指ついて両親にお礼と別れの挨拶を行い、オモテノマから出立するのが仕来りであった。

○かどむかえ(屋敷の入り口で花婿方が行う花嫁の出迎え。だだし、この語彙については記憶が定かでなく自信がありません。もし、間違っていたら教えてください)
花嫁はここで生家から履いてきた履物を捨て、花婿方が用意した履物に換えて婿方の玄関をくぐった。「もう帰る手段はないよ。もう、うちの子だよ」との意か。


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加茂のかも さんへ 投稿者:おくの 投稿日: 7月 1日(土)18時06分39秒   引用
「まのお」を確認いただきありがとうございました。
整理の都合上
izumoben@keb.biglobe.ne.jp
までメールをお願いできないでしょうか。

なお、頂いたメールアドレスは出雲弁の泉からの連絡以外には使用しませんのでよろしくお願いします。

では、では、m(__)m


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まのお 投稿者:f-k 投稿日: 7月 1日(土)14時56分4秒   引用
○まのお
1・「まのお」or「まのう」。同じ加茂ですが思い出せません。少なくとも罠それ自体の呼び名ではなかったように思います。「さんだら しかけー(仕掛ける)」とか、「わな しかけー(仕掛ける)」とか言っていたように思います。

2・馬の尾の用法は、いまおかさんの「さんだら」方式の他に、2本の棒に渡した紐から吊り下げたり、直接地面に置いたり、経験と勘で設置方法をあれこれ工夫しました。
馬の尾は、もっぱら「ばしゃんま(荷役用の馬車)」がそのターゲットでした。「ばしゃんまのおっちぁん」が馬車から離れた隙に馬の後ろに回り、「しーぼのけ」数本を手に巻きつけて強引に引き抜きました。2本程度をより合わせて輪状の罠として使いました。スリルのある実用を兼ねた遊びでした。

3・馬の尾の呼び名を「まのお」or「まのう」と言っていたかどうか、記憶が定かではありません。単に「お」と言っていたようにも思います。「お」は、もともとは麻のさらしたものを割いて糸状にしたもの、麻糸(泉・辞書未登録)ですが、糸状の馬の尾も、「お」と呼んでいた可能性があります。「まのお」も「馬の尾」ではなく、ひょっとすると「馬のお(麻・苧)」の可能性があるような気がします。というのも「しっぽ・尾」はもっぱら「しーぼ」で、「馬の尾」という上品な共通語様式の語彙は不自然に思えるからです。
「しーぼのけ もしって ここい(しっぽの毛 毟り取って 来ようや)」てな調子です。


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農休日 投稿者:まつ 投稿日: 7月 1日(土)12時39分53秒   引用
f-kさん、もりやまさんの話を変える様で申し訳ないですが、関連はあるとおもいます。

二十年近く前だったと思うのですが、地区の公会堂で「農休日」(だったと思う)と、赤地に白の文字で書かれた旗があるのを、見つけました。
初めて目にした私は、年輩の方に「か なんですか?」と聞きました。

その話によると、
昔は百姓は休みなど無く、毎日、何やかやと働いていた。
たまに休みたいと思っても、近所の目がありなかなか休めない。
それで、この旗を誰もが目に付きやすいところに立てて、皆で休むようにした。
という話でした。

以前何かの本で、戦後まもなく「新生活運動」というのがあったと言うことを読んだことが有りますが、この旗は、それのひとつだったのでしょう。
結婚式なども、昔からの因習に囚われず金をかけないで公民館などで人前結婚式をしたそうですが、私は戦後生まれですので詳しいことは知りません。

戦争の重圧が終わって、人々が新しい考え方や生活を模索していたのでしょうね。
f-kさんや もりやまさんの結婚式の話から、そんなことを連想しました。


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こぶち 投稿者:f-k 投稿日: 7月 1日(土)12時10分5秒   引用
話が、あちこち飛んで申し訳ありません。以前から気がかりだった「こぶち」について。

○こぶち
昨年12月28日、まつさんから出された「こぶち」について。お知り合いの方の確認は取れているようですが、「泉」上の確認が無いためか未だ辞書登録が見送られているようです。
小学館・日本方言大辞典には、「こぶち・(首打・[こうべうち]の転)」で掲載されており、方言区分は栃木、岐阜、静岡、三重、徳島などとなっています。
このような民俗語彙は、谷一つ違っても用法が異なりますので、まつさんが折角採取された貴重な語彙も、「泉」参加者だけの確認に頼る限り、登録にこぎ着けるのには時間がかかるような気がします。このようなケースの場合、確認が取れたご近所の方を、そのご同意を得て確認者とするとか、権威ある文献上の確認を認めるとかの方法は取れないものでしょうか。ぜひご検討いただきたいと願っています。


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おさめ 他 投稿者:もりやま 投稿日: 6月30日(金)23時09分15秒   引用
f-kさん 今晩は。
湖陵あたりの婚礼も全く同じでした(昭和三十年ごろまで)。
‘おさめ の杯’‘でごんれ’は未登録ですか。湖陵でもつかわれていました。
宴が一番もりあがるのは‘おさめ’が回るようになってからで、簡単には次へと回さず、肴が無くて飲めぬから肴に安来節やドジョウ掬い等をリクェストして盛り上げたものです。終わるのに数時間もかかることがありました。婚礼のほか棟上の祝宴もおなじです。
f-kさんと同じ意味の‘じぞーさん えなえ(地蔵さん 担ぎ)’がありました。お地蔵さんは近くにあまりありませんので、墓石を代用しました。密かに置くのではなく、縁側でコトコトと音をたてて、祝儀や酒肴を催促します。
祝言に備え家中の障子を張替えたものですが、昔の農村は今のように硝子入り障子ではありませんので‘よめごさん み’と称して指先にツバをつけ障子を濡らし穴を開けて覗き見したそうです。それはもっと昔の話で縁側の障子は取り払ってありました。
書き込んだ私も‘じぞーさん えなえ’(墓石を代用)を数回やりました。


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おさえ 投稿者:f-k 投稿日: 6月30日(金)19時09分31秒   引用
おさえ
「腹のおさえ」「おさえ飯」のその後が続きません。私自身、使ったことが無いのでコメントのしようが無いのですが、私見では、出雲弁の「おさめ(宴会の終わり)」(泉・辞書未登録)を語源とした「収めの杯」or「押さえの杯」」(いずれも泉・辞書未登録)から派生した用法ではなかろうかと思います。

以前の宴会、ことに婚礼宴は当事者にとって大仕事でした。婚礼当日、まず仲人が婿を伴って嫁方を訪れ「でごんれ(出婚礼)」(泉・辞書未登録)の宴を行います。夕方から、婿方(嫁ぎ先)での祝言の儀式、続いて宴会。この間に、地元の悪童(青年団)が、「尻を据えるように」と、辺り近所のお地蔵さんを縁側に密かに並べます。宴会は大抵夜が白むころまで続き、「おさめ」のセレモニーが「収めの杯」or「押さえの杯」」でした。お酒1升がらくらく入るような漆塗りの大杯を、お酒が空になるまで回しのみしました。

翌日は隣保組みと消防団、翌々日は婦人会その他の宴会と、お嫁さんはこの間、高島田を解くわけにも行かず、布団を支えに仮眠状態を強いられました。縁側のお地蔵さんは、婿方が、元あったところにお返しするのがルールでしたが、多くの場合出所不明で、特に、平素の付き合いが悪いと、訳の分からないお地蔵さんが持ち込まれて「いやがらせ」を受けました。その場合、やむなく「心づけ」して若い衆に引き取ってもらいました。


○--------------------------------------------------------------------------------
まのお 投稿者:いまおか 投稿日: 6月30日(金)01時36分29秒   引用
加茂のおおさきですが、「まのお」は当に「馬の尾」だと思います。以前にも喋ったことがあるような気がしますが......。「さんだら」に吊るして「山鳩」やら「まめまわし」やら「つぐ」を捕った記憶があーますが。あーのことでしょうが、おおかた!


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まのう 投稿者:おくの 投稿日: 6月29日(木)22時50分51秒   引用
こんばんは。加茂のかも さん。
未確認語彙集2003年6月の「まのう」でしょうか?

では、では、m(__)m


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〜こ 投稿者:まつ 投稿日: 6月29日(木)22時42分35秒   引用
miyakeさん、いろいろ調べていただいてありがとうございます。
いま、飲んで帰ったところで、あまり思考力がありません。

また、あらためてご返事します。
ありがとうございました。


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まのう 投稿者:加茂のかも 投稿日: 6月29日(木)17時38分30秒   引用
冬場に茶ノ木の下などに仕掛けた罠に吊るした糸のような物。
小生は馬の尾が訛って「まのう」と成ったと思っていましたが、定かではありません。


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〜こ 投稿者:miyake 投稿日: 6月29日(木)06時44分43秒   引用
接尾語の「こ」は

1)名詞・動詞に付いて‘こと’を表す 「うそっこ・慣れっこ」
2)動詞の連用形に付いて 互いに〜する、互いに〜して競争するなどの意を表す 「駆けっこ・にらめっこ・背中の流しっこ」

などと書いてあります。

「出しやこ」は「出し+合い+(っ)こ」

「ごっこ」は単独で辞書に載ってるので(名詞にしか付かないみたい)この場合は ちょっと違うかな?・・・難しい事は 余り良く分かりません(苦笑)。


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〜こ、〜やこ 投稿者:まつ 投稿日: 6月28日(水)21時11分23秒   引用
「〜こ」は、「〜し合う」という意味を持った言葉なのでしょうか。
そうすると、「〜・合い・こ」は「〜・合い・こ(し合う)」と、意味が二重に重なった言葉になります。

例えば、「や」は「合う」の訛りだとすると
「だしこ」→「出す・し合う」
「だしやこ」→「出す・合う・し合う」
と成ると思いますが、なんかこんがらがってきました。

「だしやこ」の「や」が省略されてきて「だしこ」になったんじゃないかとも思うのですが、そうすると、この「〜こ」がやっぱり、なんなんだと思ってしまいます。
「〜ごっこ」などの「〜こ」なのでしょうか。


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〜こう 投稿者:こだま 投稿日: 6月28日(水)16時03分58秒   引用
やはり こう と伸ばすのは こちらだけですか。
もうひとつありました。つばえこう というのが
もつれあって ふざけあうことでした。仲のよい友達同志
が それこそ体毎 親愛の情を示しあったのでした。


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「〜やこ語」 投稿者:f-k 投稿日: 6月28日(水)12時09分44秒   引用
「〜やこ語」を思いつくままに整理してみました。


○かけーこ・かけーやこ(走り競争・かけっこ) 泉・辞書登録なし
いまおかさんの「とんこ」と同意語で、泉・辞書には「とんこー」で登録されていました。「とんこー」に「とんこ」の追加が必要では・・・・。

○ちかまえやこ(つかまえっこ・鬼ごっこ) 泉・辞書登録なし

○ちばえやこ(ふざけあう・じゃれあう) 泉・辞書「ちばえる」

○たたきやこ(たたきあう) 泉・辞書登録なし
「肩がこってえけんは。たたきやこ しょこい」

○とびやこ(跳び比べ・幅跳び競争) 泉・辞書登録なし

○ぼっちゃげこ・ぼっちゃげやこ(追いかけごっこ) 泉・辞書「ぼいちゃげる」


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〜こ、やこ 投稿者:いまおか 投稿日: 6月28日(水)00時06分58秒   引用
久しぶりです。「〜こ、やこ」ねー。走るときは私の代には「とんこ」でした。「とんやこ」とは言わなかったような気がします。まして、こー、と伸ばす言い方はしませんでした。奥(奥出雲)の言い方なんでしょうねー、大東もね?。先ほどまで、母親が横田の方(船橋市在住)の人と日本橋で飲んでいました。時々仁多米が送られてくるとのことでした。「こ」と「やこ」とには何か法則めいたものがあるような気がしますが.....、わかりません。


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〜こ・〜やこ・追加 投稿者:f-k 投稿日: 6月27日(火)20時25分41秒   引用
「ちかまえこ」「ぼっちゃげこ」は、「ちかまえやこ」「ぼっちゃげやこ」とも言っていました。いずれにしろ、こだまさんの「〜こう」の用例は初耳です。


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〜こ・〜やこ 投稿者:f-k 投稿日: 6月27日(火)18時14分26秒   引用
「出し・合い・こ」の「こ」は、「互いにすること、相競うこと」の意に添える接尾語の「こ」であろうと思います。「駆けっこ」など。

こだまさんの「〜こう」は、加茂ではいずれも「〜こ」「〜やこ」でした。
「跳びやこ」「ちかまえこ」「ぼっちゃげこ」「たたきやこ」


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だしあいこう 投稿者:こだま 投稿日: 6月27日(火)13時46分1秒   引用
皆さんのご意見で別に言うこともないのですが こう は
複数の者がかかわる ということなのですね。つまり こう
だから 一人ですることではない と言う気持ちの表現だと
思います。お互いに出し合っていこう と声がけをしたのですね。
とんこう つかまえこう ぼっさげこう たたきこう こどもの
遊びは 皆が集まって にぎやかにやったものでした。


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〜こ、〜やこ 投稿者:森田 投稿日: 6月27日(火)02時58分20秒   引用
遠藤さん、まつさんの報告は、とても興味深いですね。

遠藤さん:たぶん、大東から奥出雲(私のいう「山側」)にかけては、
「こ」「こー」でしょう。
それに対して、「浜側」(松江・平田・出雲市方面)では、「やこ」になる
という結果になりますが、
まつさんとこでは両方使い、しかも「だしやいこ」ともいうとの報告です。
まさに「やこ」の原点がそこにあるように思えます。
つまり、
f-kさんの書かれた「出し・合い・こ」の訛ったもの
だと思います。

ついでに憶測を言いますと、共通語「かけっこ」などの「〜っこ」の
促音「っ」は、「〜やこ」=「〜あいこ」の関東方面での訛りで、
それが、いまの共通語になっているにすぎない訳で、
今の共通語は、昔の共通語の関東的な訛りでしかなく、
出雲弁は、むしろ、その古いほうの共通語を継承しているものが多い、
という仮説の証左だと思っています。

今の共通語というのは、あくまでも江戸=東京をベースにした現代のことばで、
出雲弁は、もっと古い、つまり元の形をより色濃く残しているケースが多く、
これは、実に全国に誇っていいことなんだ
と、出雲出身の私は勝手に思っています(*^-^*)。


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〜こ、〜やこ 投稿者:まつ 投稿日: 6月26日(月)20時06分43秒   引用
私の場合(湖陵)、「かえこ」「かえやこ」両方使ってました。
「かえやこ」の場合のほうが、相手との人間関係がより近いような感じがするのですが、私だけの感覚かもしれません。

「だしこ」「だしやこ」も同じように、使っていましたが、お互いが負担しあうような場合、「だしやいこ」という言い方も使っていたように思います。
f-kさんの書かれた「出し・合い・こ」の訛ったものでしょうかね。


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〜こ、〜やこ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月26日(月)19時34分25秒   引用
大東以外では〜やこというのですか。勉強になりました。
一番多いのは、かえこでしょうけど。(とりかえっこ)
かえやこというのですか。素朴な疑問ですが、教えて
ください。大東では、かえこです。


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だしこ・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 6月26日(月)06時05分51秒   引用
○だしこ
加茂では「だしやこ」で使っていました。「出し・合い・こ」だろうと思います。

○たすけがんさん
亡くなった祖母が使っていました。「助け神様」の訛りだろうと思います。共通語の「時の氏神」がピッタリの語意です。

○だだける
「だだけー」で使っていました。

○だたえ
「だたえ・ね」の形で使っていました。「だたえ ね お前のほうが わり(悪い)」

○たしょ
共通語の「他所」で、出雲特有の用法は特に無いように思いますが・・・・。


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だしこ 投稿者:森田 投稿日: 6月25日(日)22時24分10秒   引用
「〜やこ」(松江・平田?)、「〜こ」(大東?)
には、1)「お互いに〜し合う」意味と、2)「〜して競う・比べる」意味がありますね。

仁多では「こー」と長音になります。
「とんこー」=かけっこ
「みせこー」=見せっこ など。

「だしこ」は、小生は聞いたことがありませんが、「距離をだすことを競う」
意味で「だしこ」なんでしょうかね? お金の「だしこ」は「〜し合う」でしょうね。

「たけんま」のように「う」が「ん」になるのは、たぶん全国に共通した現象では
ないかと思います。
「山姥」(やまんば)
「小便」(しょんべん)など。
しかし、言葉をできるだけ楽に話そうとする出雲には特に多いかもしれませんね。
具体的には思いつきませんが・・・。


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だしこ 投稿者:おくの 投稿日: 6月24日(土)18時57分22秒   引用
大東でも「だしこ」なんですね(^^ゞ
どなただったのか、奧出雲では「〜やこ」ではなく「〜こ」となると教えて頂いたことがあります。

「たじねー」「たけんま」を確認頂きありがとうございました。

「たけんま」・・・ほんと、出雲弁的な言い方ですよね。他にも「う」が「ん」と訛る言い方が有れば教えていただけませんか。いくつか集まれば法則的なことが分かるかもしれませんので・・・。

「たんねちょー」・・・「じ」が「ん」になったケースですよねー。

では、では、m(__)m


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たずねる 投稿者:わださか 投稿日: 6月23日(金)12時14分52秒   引用
探すという意味で今でもよく使います。加茂では発音は「たじねー」の方に近いです。


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たかし 投稿者:f-k 投稿日: 6月23日(金)11時37分54秒   引用
子供のころの遊び道具でした。「たけうま・竹馬」の出雲訛りだと思います。

松江では、「たけんま」を古くは「たかし・高脚」と呼んでいたようです。
太田柿葉氏著「明治・大正の出雲(1962年)」に紹介されていました。


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たずねる 投稿者:miyake 投稿日: 6月23日(金)06時33分54秒   引用
何かを探す、と言う意味で使っていたのは憶えています。「ごそーごそー、なに たんねちょーなはーかね」(ゴソゴソと何を探しているの?)

発音は たずねる、と言うより「たんねー」です。


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だしこ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月22日(木)20時54分13秒   引用
だしこはぜんぜん違う意味で使ってました。子供のころの遊びで
鉄棒にぶら下がって体を振ってどこまで遠くへ飛べるか、とか
ブランコで遠くへ飛ぶ距離を競うのをだしこと言ってました。


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しいくせ など 投稿者:おくの 投稿日: 6月22日(木)19時24分55秒   引用
「しいくせ」は「酸い臭い」の訛ったものかもしれませんね。

槙野本からです。
・たけんま:竹馬
・だしこ:お互いに金などを出し合い共有したり飲食すること
・たしない:少ない、乏しい、希である
・たしょ:他所
・たすけがんさん:助っ人
・たずねる(とめる):探す
・だたえ:大体、全く
・だだける:駄々をこねる
(P194まで)


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しいくせ 投稿者:森田 投稿日: 6月21日(水)21時52分59秒   引用
KENさん:
よくわかりました。
私は剣道をやっていますので、「すぃーくせ」の臭いはよく知っています。(^^;)

出雲弁で寿司をかくのに、いろいろありますが、「すすぃ」と
書くのが一番近いかと思ったりしています。しかし、特別な発音記号でも
考えない限り無理ですね。
けれど、それもまたややこしく、出雲弁の泉は、とにかくひらがな・
カタカナで表記することになっています。
それでこういうややこしい話になってしまうのですよね。
みなさん、ご苦労様です。_(._.)_


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しいくせ 投稿者:KEN 投稿日: 6月21日(水)00時39分29秒   引用
森田さん、わざわざお声をかけて頂きありがとうございますm(__)m

さて、おくのさんお尋ねの「すぃーくせ」ですが、私のところでは
ただもさんと同じで、「しいくせ」になります。
「これは酸っぱいねー」→「か、しいのー」ですから
「酸っぱい匂い」→「しいくせ」となるわけです。

「す」と「し」の出雲弁表記は、これまでにも何度か話題になっていますが
実に難しくて、ご存知のように出雲弁の本では「すぃ」と表しているものも
ありますよね。

私のところには、「すえーくせ」と「しいくせ」の両方の言い方があって
表記が「す」と「し」に分かれますが、前者は書くとすれば
やはり「すえーくせ」で、後者は「しいくせ」としか書けないというのが
正直なところです。


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しいーくせ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月20日(火)21時37分31秒   引用
大東では、発酵してしいいにおいがするのが、しいーくせ、です。
特に、体操服に汗がついたのをほっとくとまさにしいーくせのう。


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「すぃーくせ」など 投稿者:おくの 投稿日: 6月20日(火)21時20分0秒   引用
平田では『すぃーくせ」=「すぃい」(酸っぱい)臭いがする』のように思います。
KENさんやmiyakeさんのところではいかがですか。

「よっこらしょ」「どっこいしょ」で「よっぽしぇ」は聞いたことがないように思います。「よいと、こらしょ」・・・たまに使うかも・・・^_^;


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ほいしょ 投稿者:まつ 投稿日: 6月20日(火)21時18分31秒   引用
掛け声や、合いの手などにも出雲独特のものが有るのかもしれませんね。
言葉にこだわってあれこれ考えていたので、ちょっと盲点でした。

ほいしょ はもちろん使います。


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せっちょー、ほいしょ 投稿者:森田 投稿日: 6月20日(火)12時26分24秒   引用
KENさん、しばらくですね。

「だだけん」は、結構使われており、おっしゃるように強調だと思います。
共通語訳としては「だからこそ」の強調がぴったりの語感かと思います。

「ちれ」もグレーですが、使い方として特殊であり、出雲弁でいいと思います。

「せっちょー」は、出雲の地域・年代でかなり差がある言葉ですね。
仁多では「しぇっちょー」のように「せ」が「しぇ」になります。
「しぇんしぇー(先生)」のように、です。
これは久しぶりに方言地図でも作るとおもしろいかもしれませんね。

ところで臭いの「すえーくせ」ですが、これはmiyakeさんの「すぃーくせ」と
同じものでしょうか?
「すえーくせ」=すえた臭いがする、
「すぃーくせ」=「すぃい」(酸っぱい)臭いがする
のようにも聞こえますが、語源は同じで、訛りの問題でしょうか?
この二つのことばは、私は仁多で聞いた覚えがありません。

なお、「ほいしょ」「はいしょ」は仁多でも使います。
もりやまさんの指摘のように、目上に対しては使えません。
軽く投げ出す、「のつかす」感じですね。


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ほいしょ 投稿者:もりやま 投稿日: 6月20日(火)08時49分57秒   引用
miyakeさん お早うございます。
「それ のちかえてごせー」「ほいしょ」 よくつかいます。ただ同輩以下ですが。
よそでも言いますかねー。


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掛け声 投稿者:miyake 投稿日: 6月20日(火)06時53分47秒   引用
違う話で済みませんが、「よっこらしょ」「どっこいしょ」のような言葉で出雲弁ってあるんでしょうか?私の祖母は立ち上がる時など「よっぽしぇ」「よいと、こらしょ」と言っていました。

「はい、どうぞ」と物を渡す時などは「ほいしょ」「はいしょ」などと言いますね。


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新宅 投稿者:こだま 投稿日: 6月20日(火)04時34分18秒   引用
新宅 そういえば 近いところ 遠いところ に何軒か
新宅という かどな の家があります。なるほどそういえば
分家してできた 新しい家なのですか うっかりしていました。
実は 私のお隣も 新宅 なのです。


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すぃーくせ その他 投稿者:ただも 投稿日: 6月19日(月)22時04分30秒   引用
大変ご無沙汰しております。ただも ではなく さしぶーですネ。
(当方、在所は木次の40代半ばです)
◆ せる
  これについては使います。
  こだまさんと同じく「さ しゃわねかや? せっちょーへんか?」
◆はぐ〜
  森田さんのおっしゃるとおりです。
  「そこ!今、コタツに炭いけーけん 布団 はぐっとけや」
  「ほいしょ はぐーじ。」
◆おさえ・おさえ飯
  「まあ、飲まっしゃい」「いや〜よばれましたが!」「ほんな、おさえに飯を持って来ましょかネ」
◆すぃーくせ
  私には「しぃくせ(しぇ)」と聞こえます。若干の感覚の違いでしょう。
  思う存分使っています。
  「この牛乳 しいくしぇじ!? いつのかい!!」
◆新宅
  これは、聞きません。新屋敷は聞きます。
  ひとくくりで「分家」「いもっちぇ」とは聞いています。
◆つれ・ちれ
  個人的には共通語ではないかと思っています。
  ホテルで
  「お連れ様が・・・」など
◆だだけん
  「だけん」(確定)
  「だらけん」(一部疑問、〜であろうから)
  この両方に使います。
  角が立ちませんから。
◆「だます」
  これは、【嘘をついて騙す=どまかす(出雲弁辞書)】とは違って、【だまし(出雲弁辞書)=思いのほか急に】と言う意味があると思います。
 「水がだましにでー」事からではないでしょうか?????

(ひ)さしぶーに来て、えっとしゃべってすみません。


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すぃーくせ 投稿者:おくの 投稿日: 6月19日(月)20時29分42秒   引用
KENさん。
定期更新用URLにアクセスできて良かったですね。

平田では「せる」は使わないような気がします。
「すえる」は多少使うように思います。
「すぃーくせやなが えたんじょ しぇんかや」です。

では、では、今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m


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だだけん ・ ちれ ・ せっちょー 投稿者:KEN 投稿日: 6月19日(月)19時12分36秒   引用
まず「だだけん」ですが、私もよく使いますし、人が使うのもよく聞きます。
ここでも、ほとんどの方がご存知のようです。
それだけ多くの地域で、一般的によく使われる表現ということになり
単に口癖とするのは不自然に感じますが、いかがなものでしょうか。
「おまえが、したことだだけん、ほえたてて、しかたがね、だらがの」
やはり、これは強調語ではないでしょうか?

「ちれ」もよく使いますが、主に2つの意味に分かれると思います。
用事や通院などで、ちょっと遠くまで行く時に、たまたま知り合いと会って同道し
「きょは、ちれがあって、えかったとまっしゃい」
この場合は、道連れの意味でしょう。
もう一つ、用例で示されていた「えけじごも、ちれがねは(さ)で…」は
友達とも訳せますが、それより仲間の方がより適切なような気がします。

さて、そこで、「つれ」を広辞苑で引いてみますと
(1)道づれ。同伴者。(2)なかま。伴侶。配偶者。(以下略)となっています。
ということから、限りなく白に近いものの、まだグレーゾーンではないでしょうか?

最後に「せっちょー」ですが、ここの辞書では知っていますし、
訛り方も理解できますが、実際に聞いたことはありません。(八雲・50代後半)
私のところでは「すえっちょー」(え、にアクセント)。
臭いの場合は「すえーくせ」になります。
「か、すえーくせがの。おらね、きゃん、すえっちょーもん、くゎせーかや」
「せ」と訛らない地域、他にはありませんか?


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突然ですが 投稿者:KEN 投稿日: 6月19日(月)19時11分21秒   引用
大変ご無沙汰しております。 KENです。

先日、おくのさんから、以前、私が提出していた未確認語彙が確認されたとの
ご連絡を頂きました。
確認して頂いたf-kさん、みなさん、ありとうございましたm(__)m

ところが、私が使っているメールソフトの関係か、URLの一部が文字化けし
新語のページに行くことが出来ませんでしたので
もしかして、話題にでもなっていないかと
久し振りに談話室を覗かせて頂いた次第です。

すると、実に興味深い3語がありました。
「だだけん」「ちれ」「せっちょー」の3語です。
突然ですが、この3語について、私なりに感じたことを書いてみたいと思います。

なお、現在は掲示板には参加しておりませんが、過去に私が提出した語彙に
ついては、最後まで付き合いたいと思っていますので
よろしくお願いします。

おくのさん、わざわざ内容をメールで知らせて頂き
ありがとうございましたm(__)m
お手数をかけましたが、その後、正しいURLが解りました。


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せっちょー 投稿者:miyake 投稿日: 6月19日(月)12時15分30秒   引用
ギリギリ30代の私は「せっちょー」は聞いた記憶がありませんが、‘すえる’に関連した言葉で「すぃーくせ(食物が腐って酸っぱいようにクサイ)」は使います。「もふぇ こら すぃーくさんなっちょーでや」とか。


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追加 投稿者:もりやま 投稿日: 6月18日(日)21時55分24秒   引用
「しんたく(新宅)」のほかに分家を意味する屋号に「えんきょ(隠居 辞典に既戴)」や「新屋敷」などがあります。


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確認ほか 投稿者:もりやま 投稿日: 6月18日(日)20時54分46秒   引用
まつさん 今晩は。
「おさえ飯」酒を飲まないためか初めて聞いた言葉です。面白い言葉があるものですねー。

槙野本の確認
2005 9月掲載の未確認語
【しんたく】
共通語  分家
用 例  「かどな なんててつけーだー」「えもっちぇだけん しんたくがえーぞ」
用例訳  「屋号をどうつけようか」「分家だから新宅がよかろう」
えもっちぇ(分家)のことを「しんたく」とは言いませんが、屋号に分家の意の「新宅」とつけたそうです。地区に数軒あります。確認になるでしょうか。

最近は田舎でも次三男が家を新築し独立しても屋号をつけることが少なくなりました。
昔は同じ家に屋号と、かどな(通称)があつたそうで、今でも地区に数軒残っています。これが出雲特有かどうかは分かりません。
ところで当地のように大半が同姓の地区の集会は、苗字や名前ではなく屋号を呼び合っています。


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おさえ 投稿者:まつ 投稿日: 6月18日(日)18時32分34秒   引用
遠藤さん こんにちは。

「おさえ飯」という言い方は、聞いた記憶があります。
仰るように飲んだ後の会話だったような気がしますが、ちょっと曖昧です。
子供の頃は聞いた記憶がありません。もっとも、子供の頃は酒は飲めませんから。
大人たちは使っていたのかどうか・・・。
もりやまさん ご存知ですか?。

せっちょー ですが、食物を口にして酸っぱくなっていたり、味が変わっている場合も「か せっちょー がの」と言います。
見た目にも形が崩れて、腐敗が進んでいる場合は言いません。


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おさえ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月18日(日)16時23分7秒   引用
せるは、もちろん競り合うのせるもあるし、すえるがせっちょうに
なった場合もあるでしょう。せっちょう、はなんとなく発酵してにおいが
発している状態を思わせますが、どうですか。
感覚としては、なめてみて、「こらもういたんどる」。かじんで見て「こら
なませっちょーやなじ」というような使い分けがあるような気がします。
さて、おさえ、とは「腹の押さえ」というような使い方です。酒ばっか飲ん
どーが、飯くっとかんと(腹の)おさえにならんじ。というときによく使い
ます。腹のたし、とでもいうような意味ですね。藤川球児とか、久保田、JFK
ということでは絶対ありませんので念のため。


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せる 投稿者:こだま 投稿日: 6月18日(日)03時58分1秒   引用
これは 言われているように すえる が なまったものでしょう。
「梅雨になったけん 気ーつけにゃー 冷蔵庫の中のもんまで
せっちょーけんなあ」 など
なお せる というのは 競い合う 張り合う と言う場合にも
使いますね。
「ほらほら 票差が知らん間に せってきたがな」 など


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だます 投稿者:遠藤 投稿日: 6月17日(土)06時41分51秒   引用
話言葉は刻々と変わっていきますから、流行り言葉が地方では残っていたりする場合も
あって、そうした言葉はむしろ年配者には方言とは認めがたい場合もあるでしょうね。

さて、梅雨に入って7月になると大雨が降ったものですが、出雲は今年はどうですか。
大東高校のまえに、堰がありますが、あれは大雨が降ると倒れて、水が流れます。
可動堰というものですか。よくわかりませんが。その堰をたおすことを堰をだますと
いってました。もしかすると、大水のときに堰を切ることを一般に堰をだますといって
いたのではないか。古老の皆様方の意見をお待ちしています。


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せっちょー 投稿者:森田 投稿日: 6月16日(金)12時51分9秒   引用
まつさん:おもしろいですね。
「せっちょー」が、地域の差はあれ、50代後半の人で理解できないとは
出雲弁も相当、忘れられつつあるということでしょうか・・・。
このサイトの意義は逆に大きいということでもありますね。

共通語についての私の理解では、標準語(戦前)→共通語(戦後)と、
東京を中心としたことばでしょうが、地域社会でしか通用しないことば(方言)
に対して、全国に通用することば(全国)共通語と、単純に理解しています。
したがって、ことばである限り、方言と同じように、枠組に変化が生じるモノで、
方言ほど土着性がないために、「タテマエ」的なことばだと思います。


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Re: ちれ、その他 投稿者:まつ 投稿日: 6月15日(木)20時07分32秒   引用
> まつさん:
> 「せっちょー」「せー(せる)」は、仁多でも使っていました。
> 「すえる」が、なまったものでしょうが、共通語では「すえた匂い」など
> 特殊な場面でしか使わないし、出雲人としては、やはり「せっちょー」は
> 実感がありますね。亡くなった母など、いつも使っていました。
> もはや理解できない人がでてきているのですね。若い人なんでしょうか。

森田さん 今晩は。
この会話の方々は、大東の方は五十代後半の方、松江の方は五十代半ばの方です。
親の世代の会話を聞いていたであろう事を考えると、地域分布の違いかなと思いました。しかし、f-kさんがご紹介されていた「広戸本」の前書きのように、同じ地域でも親が積極的に出雲弁を使うかどうかで、知っている出雲弁に差が出るのかもしれません。

ところで、日常生活の会話すべてを、全部共通語でやっている地域なんて日本全国どこにも無いと思います。
この、共通語とはいったいなんなのでしょうか。明治以降、日本語を纏める上で作られた、又は整理された言葉ということなのでしょうか?。
言語学の基本かもしれませんが、学がありませんのでどうも私には分りません。


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ちれ、その他 投稿者:森田 投稿日: 6月15日(木)18時01分1秒   引用
奥野さん:
いろいろご面倒でしょうが、よろしくお願いいたします。

f-kさん:
よくわかりました。明確に「友達」をさす意味のようですね。とすれば、出雲弁として
全く問題ないと思います。ありがとうございました。

まつさん:
「せっちょー」「せー(せる)」は、仁多でも使っていました。
「すえる」が、なまったものでしょうが、共通語では「すえた匂い」など
特殊な場面でしか使わないし、出雲人としては、やはり「せっちょー」は
実感がありますね。亡くなった母など、いつも使っていました。
もはや理解できない人がでてきているのですね。若い人なんでしょうか。

私も北京から成田に着いたときなど、まわりの日本語を聞いてホッとはしますが、
それも築地松のなかを出雲空港に下り立ったときほどではありません。
出雲弁を聞くと、知らない人であっても、なんというか、すぐにでも話しかけたく
なるような懐かしさ、安堵感、しっくり感があります。

ところで、「辞書」を見ていたら、自動詞の「はぐれー」はありましたが
他動詞「はぐー(はぐる)」がありませんでした。
「あげに蚊帳のすそーはぐーじゃねー、蚊がはえってくーぞ」
(蚊帳の裾をあんまりめくってはいけない、蚊がはいってくるよ」
小さいときの思い出としては、女の子のスカートを「はぐって」遊んで、
廊下に立たされたことがありました(^^;)


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「ちれ」の方言分布 投稿者:f-k 投稿日: 6月15日(木)17時41分48秒   引用
○「ちれ」が発端で大変お騒がせし、皆さんにご迷惑をおかけしました。特に金沢さんのご気分を害したようで申し訳なく思っています。深くお詫びいたします。
「ちれ」の投稿はこれを最後にしますが、友達・仲間を「ちれ」と表すのは、出雲方言の仲間に入るだろうと、今でも思っています。

○明治書院・現代日本語方言大辞典(1992年3月〜94年6月刊行)で、「友達」を「つれ(ちれ)」と表す方言分布を調べてみました。推測ですが、「京都発」の古い用法のような気がします。
礼文、群馬、埼玉、福井、滋賀、京都、兵庫、十津川、和歌山、鳥取、徳島

○森田さんに「ちれ」の用例を、とご指示いただいていました。当初投稿文を再掲します。ご指摘の東京での用例は、共通語「連れ」の現代の用例そのものですので、「ちれ」とは語意が異なります。

「こな えけじご も ちれ が ねはで しょんぼらと しとーが」


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だんだん だんだん 投稿者:おくの 投稿日: 6月14日(水)20時28分54秒   引用
皆さん。
いろいろとご意見をお寄せいただきありがとうございました。
たいへん参考になりました。

森田さんの書き込みにもありましたが、共通語自体が曖昧なので、いわゆるグレーゾーンが発生することになりますよね。また共通語は時代とともに変化してます。昔の共通語であっても、今は出雲地方など限られた地域に残っているものは出雲弁だろうと思います。出雲弁も時代とともに変化しています。そうした時代の流れを明らかにするためには、現在の人々の記憶に残っている出雲弁を記録し保存する意義を改めて感じました。

・グレーゾーンの語彙については、今までどおり取り扱い(保留語彙とし毎月の掲載案提示ファイル後部にまとめる)としたいと思います。
・掲示板「出雲弁談話室」で書き込み頂いた出雲弁のうち共通語として落とした(落とす)ものについては、拾い出すこと及びそれを登録することは困難ですので、全過去ログをいつでも誰でも閲覧できるようにしたいと思います。ただし、書き込み者の著作権やプライバシーに問題がないか確認の上公開を決定したいと考えています。
・業界用語として全国で通じる言葉や死語だが全国で通じる言葉について登録すべきかどうか検討する必要があるかもしれませんね。時期を見計らって共同制作者の意見交換に付したいと思います。
・まつさんの出雲弁と出雲方言は興味深く読ませていただきました。私も勉強させて頂きます。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


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せっちょー 投稿者:まつ 投稿日: 6月14日(水)20時04分15秒   引用
今日、職場での会話です。
メンバーは、大東の方、松江の方、私(湖陵)の三人です。

私「弁当を 車ん中ね 置いちょくと せら せんかね」
他二人「はあ?」
私「飯や 煮物 が えたん(傷む) 事を せる とか、せっちょー てて 言わん?」
松江の方「せっちょー は、急いじょー つ こと だないかや」
大東の方「そら、えたんじょー、とか えたんかけちょー と言うけど、せっちょー やなんか聞いたことが ね の」
私「すえた臭い とかいう、あの すえる だ ないだぁーか。すえている で せっちょー だと思うけど、言ったりせんかね?」

という会話をして、気になったので帰って出雲弁辞書を見てみましたら、ちゃんと載っていましたので安心しました。

死語に成りつつあるのか、使う地域がそれぞれ違っているのか、どうなんでしょうかね。


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43年前に 投稿者:f-k 投稿日: 6月13日(火)16時48分8秒   引用
広戸・矢富両先生編纂の島根県方言辞典は、1963年7月発行ですが、43年前にすでに語彙収集の困難さを、その序文で以下のように記されています。

「・・・方言は先祖から伝えられたわれわれに対する尊い遺産である。しかしこの遺産は共通語の普及と共に、そして古老の減少と共に、日一日と激減の一途を辿っている。今日、方言語彙の調査を行ってみると50歳台の人は既に語彙量が少なく、60歳以上の年代の人を求めなくては十分でない」

「・・・同じ地点、同じ年齢の人であっても、その環境によって方言には多寡がある。ある人はこれを用いても、ある人は用いず、またある人は父祖が用いていたことを知り、ある人はこれを知らず、完全無欠を期することは、何人もなし得ることではない」

当時60歳以上といえば、いまでは100歳以上。どだい無理な話で、「出雲弁の泉」の困難さは、「島根県方言辞典」をさらに上回る訳で、奥野さんはじめ共同制作者の皆さんのご苦労は押して知るべし。感謝しています。

これらの事情を考えると、泉の語彙収集はあまり肩肘張らずに、もう少し気楽なスタンスがあっても良いような気がします。その意味では、辞書登録方法についての森田さんのご提言には大賛成です。


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出雲弁 投稿者:まつ 投稿日: 6月12日(月)21時28分8秒   引用
ちょっと前から思っていたのですが、それは、出雲人が使う言葉はすべて「出雲弁=出雲言葉」であるということです。
その中には、共通語もあれば外来語、流行語もあると思います。
それらを使って、出雲人は意思疎通をしているわけです。
その中でも出雲地方独自の言葉があれば、所謂「出雲方言」ということに成ると思います。

で、いま問題になっているグレーゾーンの言葉ですが、全国的に使用の分布がどうであるかなどは、出雲で生まれ育って、尚且つ学問的にも素人の私みたいなものには無理な話で、せいぜい、TV等で判断するぐらいです。

私が出雲弁だなぁーと思う言葉は、その言葉を聞くと子供の頃の事やその風景が思い出される言葉です。(仮に共通語だったとしても)
森田さんや おくのさんが書き込んでおられた「捨てがたい出雲弁的なもの」「特徴的なものは捨てがたく〜」というのが、そういうことなのかなと思うのですが、どうでしょうか。

抽象的な概念ですが、私はそう捉えました。


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共通語、方言 投稿者:森田 投稿日: 6月12日(月)18時19分9秒   引用
こんにちは!今日は北京も梅雨のような天気です。ただし、雨は降りません。
どんよりとした、気持ちの悪い天気です。

「つれ」は東京などでもつかうと思います。ただし使用者の年齢は若くないでしょう。
「連れがおりますので、今日は失礼します」
「お連れ様は、どうなさいますか?」など。
ただし、これは厳密に「友達」と同義語ではありません。f-kさん、もしニュアンスが
違うようでしたら、具体的な用例をもう少し提示していただけませんか?

それにしても、奥野さんが迷われるのも当然だと思います。
そもそも、よほどの自信がなければ、これは出雲の方言だ、いやそうでない、
と断定できません。我々は専門に研究しているわけではないので、
よその地域で「言う」「言わない」を限定できないからです。
共通語といっても、これも厳密に、全国どこでも、誰もが使うというものでは
ないでしょうから、曖昧な点があります。
微妙な境界線上にあるものはこれからたくさんでてくると思います。

ですから、私個人としては、みんなで論議したけど、結論がでないものは
無理に落とさないで登録しておく。あるいは保留語としていつでも見ることが
できるようにしておく。それで後でもし、基準が明快になったら、その時に
きちんと整理する、ということでいいのではないかと思っています。

白黒だけでなく、灰色のものはそのまま取っておけば、後で確認できますが、
捨ててしまっては、もどらないからです。


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つれ など 投稿者:おくの 投稿日: 6月11日(日)20時08分9秒   引用
「しころ」「はこむね」「ばんじょがね」「ごえんげさん」「方丈さん」・・・

共通語と方言について再度考えてみる必要があるかもしれませんね。
私は、共通語ではなく限られた地域で使用されている言葉が方言だとだと考えています。
なお、限られた地域とは西日本、東日本などもありです。
皆さんはどうお考えですか?
場合によっては共同制作者間で意見交換する必要があるかもしれませんね。

つれ:インターネットで検索してみましたが「仲間、友達」という意味で使用されているのは少ないように感じました。f-kさんの仰るように出雲弁かもしれませんね。自信がなくなりました^_^;

では、では、m(__)m


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業界用語 投稿者:遠藤 投稿日: 6月11日(日)18時45分56秒   引用
業界用語が出たので、これまで出たところでは、住職のごえんげさん
とか方丈さんというのは明らかに専門用語で方言ではないと思います。
ばんじょがねは、建築用語の中の方言かもしれないです。これらは
要検討。


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しころ・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 6月11日(日)17時46分28秒   引用
○しころ
ここで採り上げられた「しころ」は、「しころびさし・錏庇(屋根の軒から少し下がったところに、片流れに取り付けた庇)」の略で、その意味では建築用語の共通語といえるのかも知れません。とはいえ、泉・辞書には、同じ建築用語の共通語「はこむね・箱棟」が登録されています。しかも「しころ」「はこむね」とも、小学館・日本国語大辞典の方言区分に、出典・島根県方言辞典でそれぞれ掲載されています。ですから、前例に倣えば泉・辞書に登録してもおかしくはないと思いますが、これから先は、奥野さんのおっしゃる「現辞書の記載をもって前例となすには問題がある」とのご見解とその整合性如何にかかるような気がします。

○「どし」「ちれ」
実は、私がもっとも知りたかったのは、奥野さんの「現辞書の記載をもって前例となすには問題がある」とおっしゃる、その中身です。「ちれ」を泉・辞書に載せろとダダをこねているわけではなく、加茂では、わださかさんのおっしゃるように「どし」の同意語・併用語として「ちれ」を普段に使っていたものですから辞書候補に挙げたまでのこと。
「現辞書の記載をもって前例となすには問題がある」とするならば、どのような語彙が対象となるのか、折にふれご教示いただきたく、お願いいたします。

○なぎがり
森田さんのご見解の通りだと思います。それに、「なぎがま・薙鎌」は聞きますが「なぎがり」という用法が出雲にあったのかどうか、初めて聞く用法です。念のため日本方言辞典で調べてみましたが、該当する語彙はありませんでした。


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しころ、なぎがり 投稿者:森田 投稿日: 6月11日(日)11時00分58秒   引用
「しころ」というと、まず兜で、首のまわりを保護する部分を考えますが、
大屋根の一段下に作った屋根が、兜の「しころ」に似ているところから
名前がついたのではないかと思います。手元の『大辞林』にも載っており
どうも建築用語のような・・・。少なくとも出雲だけの言い方ではないような
感じがしますね。

「なぎがり」は「なぎ・かり」でしょうから、長刀・草薙の「なぎ」とおなじで
「草などを横に払うように切ること」だと思います。
これも出雲だけの言い方とはいえないような・・・。

金沢さんとか、f-kさんあたりが詳しそうですが、どうですか?


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どし 投稿者:わださか 投稿日: 6月11日(日)09時15分58秒   引用
加茂では友達,仲間(連れ)と言う意味で「どし」と言っています。
(バス旅行に行くはえだども どしがなけにゃ ちまらんがねぇ)
「バス旅行に行くのはいいけど 仲間(連れ)がないと つまらないね」
という感じ。

・なーご
これはウリ科の野菜などに良く使います。


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どし 投稿者:おくの 投稿日: 6月10日(土)22時56分9秒   引用
こんばんは。おざささん。

へえ〜〜。そうなんですか。
友達を「どし」と呼ぶのは出雲地方でも限られた地域かもしれませんね^_^;

平田、鹿島以外のところではいかがですか・・・(^^ゞ

では、では、m(__)m


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どし 投稿者:おざさ 投稿日: 6月10日(土)22時38分1秒   引用
奥野さん、こんばんは。
鹿島町では友達も「どーし」ですね。


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どし、しころ 投稿者:おくの 投稿日: 6月10日(土)19時10分2秒   引用
森田さん。
北京には梅雨がないのでしょうかね・・・(^^ゞ

平田でも「いとこどーし」「革命のどーし」ですが、友達になると「どし」になるような気がします。奧出雲など他の地域ではどうでしょうか・・・?

「しころ 建築」で検索するとたくさんヒットしますね・・・。
よく見てみたら当辞書に登録済みでした。遠藤さんの仰るように方言か業界用語か検討する必要があるかもしれませんね。

では、では、m(__)m


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しころ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月10日(土)07時39分52秒   引用
しころは使ってましたが、建築用語かと思ってました。方言か業界用語か
要検討。


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しばらくです。 投稿者:森田 投稿日: 6月 9日(金)23時29分21秒   引用
奥野さん:

ご無沙汰しています。

日本は梅雨のまっただなかでしょうね。
北京はほとんど雨がふらず、もう夏のような太陽が
照っていますが、朝夕は、さわやかです。

丁寧な説明をありがとうございました。
個々の単語を「出雲弁の音韻変化」にリンクさせるだけでも
大変な作業です。ご苦労様です。

同士・同志は、たとえば「イトコ同士の結婚」「革命の同志」のように
理解していましたが、混用されているようですね。

辞書に記載されている周藤さん(懐かしい名前ですね)の例文
「 どしを ちぇてくー」は、出雲弁と考えていいようですね。


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追加です 投稿者:おくの 投稿日: 6月 9日(金)22時26分0秒   引用
メールで寄せられた語彙の追加です。
ご存じの出雲弁が有りましたら確認願います。

・(雨が)ばらけだす
(共) (雨が)降りだす
・しころ
(共) 下屋または下屋の屋根
・ はながこげる
 興味が無くなる
・なーご
(共) 果菜類などの受粉直後の幼果
出雲弁がありましたら用例を考えます。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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なぎがー 投稿者:おくの 投稿日: 6月 9日(金)22時16分49秒   引用
メールで下記出雲弁をお寄せいただきましたが、皆さんいかがでしょうか。

【なぎがー】
共通語  草を手で持たずに、鎌だけを素早く動かして刈る方法
用例    めちんはたの草、なぎがーしちょいたわ。
用例訳  道端の草(を)草を手で持たずに、鎌だけを素早く動かして刈る方法でして(刈って)おいたよ。

解説   通常の草刈りは稲刈りと同様、利き腕の反対の手で草を握り、利き腕に鎌を持って刈りますが、なぎがーは、草を持たずに鎌だけを素早く動かして刈ります。
     主に、草がまだ短い場合にする刈り方です。

では、では、m(__)m


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梅雨入り 投稿者:おくの 投稿日: 6月 9日(金)20時39分38秒   引用
森田さん。こんばんは。
日本は各地で梅雨入り宣言をしています。
北京はいかがでしょうか・・・。

> (1)おし(牛)、えぬ(犬)
> (2)おじがんさん(氏神様)
> (3)きちゃない・きちゃね(汚い) けんた・けんたい(煙たい)

現在は、単純な訛りは左フレーム「50音表」、ai→eなど連母音による変化などは変化部位を左フレーム「音韻の変化」にリンクさせています。ただし、「えの(犬)」「おし(牛)」「おじがんさん(氏神様)」など特徴的なものは捨てがたく意図的に残してあるのが実情です。

今回問題となったのは「どし」が登録されているのに「つれ(ちれ)」が登録されないのは矛盾するという提起でした。これには2つの課題が存在していると思います。
1.同じような前例(どし)が登録されているから今回の語彙(ちれ)も登録されるべきだとの意見です。
 掲示板にも書き込みましたが、出雲弁の泉9年間の経過から現辞書の記載をもって前例となすには問題があるとおもっています。
2.「どし」は同士(どうし)が語源だろうと思いますが、幕末や政界ならともかく友達のことを同士(どうし)と呼ぶかたは少ないと思いますし、ましてや「どし」と短縮して使う地方は限られていると思っています。
 いっぽう、「連れ(ちれ)」は同伴者、なかまとして全国で通用するような気がしています。

では、では、m(__)m


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出雲弁の訛りについて 投稿者:森田 投稿日: 6月 9日(金)12時34分39秒   引用
さて、具体的な問題に入りますが、出雲弁の訛りについて
問題になっていましたね。

(1)おし(牛)、えぬ(犬)
(2)おじがんさん(氏神様)
(3)きちゃない・きちゃね(汚い) けんた・けんたい(煙たい)

いずれも、出雲訛りのあるものですが、
たぶん、(1)は皆さん、単なる出雲弁の訛りとして、特に登録する
必要はないと思われるでしょう。
(「出雲の音韻」のところで、集約的に取り上げることですむでしょう。
そういう意味では、「ちれ」「どし」もこの範疇に入るかもしれません。
「つ」→「ち」となるケース、浜よりの地域で、「どうし」の長音が
抜けるケースとして。)

では、(2)はどうか? 氏神様はどこにもあるものですが、現在
たぶん、東京では、死語にちかいでしょう。
(共通語ではあるでしょうが、しかし、出雲の風土、生活が
にじみ出ているような気もします。でも登録は無理かなあ。)

(3)については、どうでしょうか? たしかに「汚い」「煙たい」の
出雲訛りかもしれないけれど、なにか、捨てがたい出雲弁的なものがある。

かなり意見が分かれるところだと思いますが、みなさんは、
どう思われるでしょうか?

このへんの問題は、私の記憶間違いでなければ、きちんと基準ができて
いなかったように思います。したがって、いろいろ「揺れ」がでてくる
ことになります。

奥野さんもおっしゃるとおり、「出雲弁の泉」は素人が何人もかかって
作り上げてきたものですから、いろいろな問題が起きてきます。
奥野さんはそのつど、民主的に共同制作者にはかり、論議をして、決定して
きましたが、まだまだいろいろあると思いますし、また、決定できずに保留に
なっている問題もあります。

一時は、共通語と思えるようなものを、共同制作者で一斉に論議して、削除した
こともありますが、最後は「魔女狩り」のようになって、「やめよう」という
ことになったこともあります。


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しろうとです 投稿者:わださか 投稿日: 6月 9日(金)08時44分53秒   引用
 おくのさんの書き込みに安心しました。私のように学のないものについては学問的な探求にはついていけません。語学的?な裏付けもあるに越したことはないのですが,それが前面に出てはここに書き込める人が限られてしまうのではないかと思います。誰でも気軽に参加できる場所であってほしいと思います。


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恐縮です! 投稿者:森田 投稿日: 6月 9日(金)00時25分49秒   引用
まつさん、こんばんは!

オフ会でお目にかかりましたね。
いつも、談話室でお話しを伺い、書き込みしたいと思うときもありますが
きちんとフォローできなかったりしては、失礼なので書かずにおりました。
手元に資料がないことも、理由の一つでした。

とりあえず、ここは「出雲弁」のサイトですから、中国モノはご質問があれば
お答えする程度にして、とにかく中国にいて出雲弁の話を聞けるのは楽しく
また、なつかしいので、時々顔をださせていただきます。
よろしくお願いします。


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楽しみです。 投稿者:まつ 投稿日: 6月 8日(木)19時54分25秒   引用
森田さん こんばんは。

私は、途中から参加させていただきましたので、森田さんがこの掲示板に書き込んでおられた頃の事をを知りません。
オフ会では一度お目にかかりましたが、掲示板でお目にかかったのは多分初めてではないかと思いますが、違っていたらごめんなさい。

ぜひ、時間の許す範囲で書き込みをしてください。
中国のお話も聞ければと、楽しみにしています。


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水を差すようですが 投稿者:おくの 投稿日: 6月 8日(木)19時09分22秒   引用
いつも言っていますが、語源を考えることは面白く楽しいものですが、非常に難しい課題であり多くの場合諸説あるのが常だと思っています。議論が深まっていくのも当然のことと思います。
私としては、そうした議論は別のテーブルで行っていただき、出雲弁談話室は「こうした言葉を使っています」「その言葉は私も知っています」「こうした状況のときに使います」といった出雲弁の発掘工房のようにしたいと思っています。


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森田さん 有り難うございます 投稿者:金沢 投稿日: 6月 8日(木)17時45分15秒   引用
森田さん お久しぶりです。はるばる北京から 森田さんにまでご心配をおかけし申し訳ありませんでした。ご忠告にしたがいましてカキコミを再開させて頂きたいと思います。
ただ、ご文中で「多少 学術的に過ぎたり、厳密に過ぎたり〜云々」とおっしゃっているところには納得いたしかねる面があります。
私も F-K さんも 「語源を探ってこその方言」であり「古きにさかのぼってこその方言」である、という精神が強いものでして、素人ながらにいままでに学んだ知見、知識をふりかざさざるを得ないことが多々あります。
したがいまして、このページの上で多少の論争が起こるのはやむを得ない、という側面があります。「偉そうなこといいさがって〜」という方が出るのはこれまたやむを得ないと考えております。
「学問的に高い評価〜云々」を得ようとするのであれば「おらやちゃ 資料を提供すーだけだわな」ということではなくて、自らが「学理的に思考」してもよいのではないかと思います。
このサイトでは、今までとかく「確認だ」「傍証だ」ということが目的になってしまい「類推」や「仮説」が嫌われる傾向にありました。「類推、援用、仮説」なくして「言語の研究」は成り立ちません。
今後は、このような「こみちかし話し」も時にはカキコマれるサイトに成長することを願うものです。F-K さんも同感であろうと思います。
奥野さん このような次第で ご心配をおかけしましたがカキコミを再開させて頂きます。
さらに、森田さんに申し上げます。あなたの仕事は日中関係の正否にかかわる大事業です。
どうかそちらの方に専念願い、このサイトを陰ながら支えて頂くにとどめて頂きたいと存じます。


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感想です。 投稿者:森田 投稿日: 6月 8日(木)13時04分3秒   引用
旧知の方へ:
その後ご無沙汰しております。

初めての方へ:
初めまして!北京におります森田といいます。

掲示板は、読ませてもらうだけで、このところずっとご無沙汰しておりました。
意見のやりとりに、きちんと対応できないことから、かえって失礼になると思い、
書き込みは差し控えてきましたが、今回、少し私の感想を書かせていただきます。

「出雲弁の泉」は、全国的にみても、とてもすばらしいサイトです。

もちろん主宰者の奥野さんが始めなかったら、このサイトもなかったことでしょうが、
私がすばらしいと思うのは、多くの皆さんが参加して、いろいろ議論し、この「出雲弁の泉」をもり立てていることです。
これほど、きちんと議論されて、高い水準を保っている方言のサイトは他にありません。
単に趣味的な、「オラが村の方言」という感じの自己満足的なものが多いなかで、この
「出雲弁の泉」が光っているのはこの点で、出雲の文化がいかに特色をもっているか、
そしてその言葉・出雲弁を多くの方がいかに大切なものと考えておられるかが、
よくわかります。
地元のマスコミや識者に評価されるだけでなく、学術的にも注目されているのは、
この点だろうと思います。

当初はともかく、いろいろな方が参加され、発言されたことを整理するのは、主宰者の
奥野さん一人ではとても大変で、当然皆さんに協力を求められるし、また皆さんのなか
でも金沢さんなど、中心になって支える方がおられて運営が可能だろうと思います。

この掲示板も、私もそうでしたが、いろいろな人が出たり入ったりして、いろいろなこと
をいいますが、一貫して中心になって、辞書に掲示しやすいように協力してこられたのが
金沢さんです。
金沢さん個人の性格もあり、多少厳密にすぎたり、学術的すぎるところもあるでしょうし、もちろん間違いもあるとは思いますが、基本的に、大切な役割を担ってこられたと
思うのです。

金沢さんとf-kさん、まつさんなどのやりとりは、私個人はとても刺激的で、参考に
なることも多く、おもしろく拝見させていただいてきましたが、このところ、
ちょっとした行き違いから、書き込みがないようです。

いろいろ性格も考え方もちがう人が発言する場ですから、多少の行き違いはあるで
しょうが、そんなことでやめてしまうのは、もったいないと思います。
お互いに「出雲弁の泉」があって、書き込みもできるし、またそれに対する反応もあって
こそ、おもしろいのだと思います。いくら書き込みをしても反応がなかったら
つまらないでしょう。

そういう意味で、みんなの広場で、いろんな人が参加するのだから、多少激しい議論が
あっても、私はいいのだと思います。書き込みをやめてしまうのはもったいないです。

平素書かない(書けない?)男が、急にしゃしゃり出てすみませんが、どうか議論を
続けてください。
これを機会に私もできるだけ書くようにいたします。

長くなりましたが、私の感想を書かせていただきました。失礼しました。


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Re: アメフラシ 投稿者:おざさ 投稿日: 6月 8日(木)07時46分8秒   引用
まつさん、こんにちは。
私は鹿島町に住んでいます。
たしかに、アメフラシを食べるところって意外に広いのかもしれませんね。
どうも、ありがとうございました。


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アメフラシ 投稿者:まつ 投稿日: 6月 7日(水)19時31分33秒   引用
おざささん こんばんは。

実は、アメフラシを食べるのは隠岐地方独特の食文化だと思っていました。
しかし、もりやまさん の書き込みで多伎町でも食べられていることを知り、ちょっと意外というか感動しました。

それで、失礼ですが おざささん はどちらの方ですか?。
アメフラシを食べる習慣は、意外と広いのかもしれませんね。


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Re: アメフラシ 投稿者:おざさ 投稿日: 6月 7日(水)07時47分1秒   引用
もりやまさん、こんにちは。
なるほど、「うみしか」ですか。アメフラシのもうひとつの(?)共通語は うみうし だということも考え合せると、「うみしか」のほうが由緒正しく、「うみつか」は訛りなのかもしれませんね(笑)
どうも、ありがとうございました。


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アメフラシ 投稿者:もりやま 投稿日: 6月 6日(火)22時19分4秒   引用
おざささん 今晩は。 前に話題になりました。
子供のころ(終戦前後)母の実家の多伎町へ遊びに行き、取って帰り何度か食べました。
昔のことではっきり覚えませんが、旨かった記憶がありません。取るのに勇気がいりましたね。多伎町あたりでは「うみしか」と言っていました。
2005 8 20日 海幸談義に載っています。


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うみつか 投稿者:おざさ 投稿日: 6月 6日(火)20時30分19秒   引用
アメフラシを食べたことのある方はいらっしゃるでしょうか?
私の知るかぎりでは、隠岐島の一部と、私の郷里くらいでしか食用にしないようです。湯がいて食べるとコリコリとした食感で、なかなかイケるそうです。
そのアメフラシのことを「うみつか」(どちらかといえば「おみちか」と聞こえなくもないです)と呼ぶのですが、これもローカルな言葉かもしれませんね。


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ごへだ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月 4日(日)22時30分21秒   引用
こないだ筑豊へ行ってきましたが、石炭を積んで筑豊から北九州へと遠賀川を下った川舟を
五平太舟といったそうです。ごへだとは多分その辺からきてるのでしょう。筑豊では石炭の
ことをごへだとはいいません。なぜ。五平太舟というのかは聞けませんでした。


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よろしくお願いいたします 投稿者:おくの 投稿日: 6月 4日(日)22時07分30秒   引用
金沢さん。まつさん。
よろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m


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掲示板の運営について 投稿者:おくの 投稿日: 6月 4日(日)21時52分16秒   引用
出雲弁の泉共同制作者に掲示板の運営について諮った結果、今後下記のようにしたいと思いますのでご協力頂きますようお願いいたします。
     記
ご承知のように、出雲弁語彙を採取するにあたって、掲示板の果たす役割は大きいものがあります。”金沢さん”や”まつさん”の掲示板での活躍にはたいへん感謝しており、この場を借りてお礼申し上げます。
私としては御両名に引き続き掲示板でのリード役を担って頂きたいと思っていますが、掲載の可否は、今までどおり私から定期更新時の案内で行うことにしたいと思います。
ついては、たいへん重宝していましたが、掲示板での【掲載案】の提示はご遠慮いただき、そのまま登録されるような誤解を招くことのないようにしたいと思います。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


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はつける/はつけー 投稿者:おざさ 投稿日: 6月 4日(日)13時16分58秒   引用
出雲弁辞書に載ってなかったのでアップしときます。
私のところでは今でもよく使うのですが、案外ローカルな言葉かも?

【はつける/はつけー】
共通語 ぶつける
用例  ほがみしちょーけん 電信柱なんかに はつけーだがな
用例訳 よそ見しているから 電信柱なんかに ぶつけるんだよ

ちなみに、ぶつかるは はつかる/はつかー です。


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よくわかりませんが 投稿者:遠藤 投稿日: 6月 3日(土)19時17分27秒   引用
よくわかりませんが、私としては過去の経緯をのべ、かつ私の意見をいっただけなので
すが、失礼であったらばお詫びします。


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だだけん 投稿者:おざさ 投稿日: 6月 3日(土)19時12分48秒   引用
どうも、おひさしぶりです。
日本海はよい凪だというのに、なぜか泉のほうは波風が立っているようで・・・^^;
べつに論争しているわけじゃないのだから、おたがいに相手の言い分を理解しあう
姿勢が大切と思います。

ところで「だだけん」ですが、私はどちらかといえば個人的な口癖の範疇と思います。
「だけん」で意味が通じるところを、気持ち強調して「そげだだけん」と言ったり、
「だだけん」と言ったり、ということではないでしょうか。


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考えすぎ ? 投稿者:こだま 投稿日: 6月 3日(土)17時35分25秒   引用
ひとつのことについて 本気になればなるほど 白熱
してくるのは やむをえないし 双方とも理屈があるな
と 読ませてもらっている者は勉強になります。
本人はその気でなくても 受け止める者が いろいろ
感じるのも これもしかたないことです。
方言には 決まり といったものはないのだから
あなたはそうかもしれんが 自分はこう思う という
ことは あまり言わない方がいいと思います。
反論的に すぐ突っかかられる と受け止められれば
自身も 得なことではないのではないか と思いますけど。


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金沢のしきり 投稿者:金沢 投稿日: 6月 3日(土)14時12分43秒   引用
私は確認がついたと思われるものについて【掲載案】として奥野さんに提出しているだけです。こうした掲載案が必ずしも取り上げられるとは限らず「保留」「没」になることも少なくありません。このようなことをして六年が過ぎました。

こうした私のやり方が、「越権のとりしきり」とみられ、またはカキコミのタイミングが早いと「金沢学説の押しつけ」と非難される、いったい私はどのタイミングで意見を延べることが認められるのでしょうか ?

よって、しばらくは私のカキコミは遠慮することにいたします。


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だだけん 投稿者:遠藤 投稿日: 6月 3日(土)10時03分0秒   引用
だだけん は前にもでましたが、個人的な口癖ではないかということに決着
したのではないかと思います。今回なになにだ、だから という意味だという
ことですが、だけん、の最初の だ だけで である といういみです。けん
はからの意味ですから、だけん で であるから、で十分通じます。ので
だだけんのだは、である だから、という意味で、であるを強調しているだけで
、つまり強調したい人がよく使う言葉に過ぎないのでは。そういう意味では
だだけんは2つの言葉からできています。独立した言葉ではありません。
単語として、辞書にのせるものではないです。
さて、最近文献で確認されたものものせるようになったので、文献探しのように
なっていますが、暮らしの中の言葉ではなくなっているような気がします。


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そこまめ 投稿者:遠藤 投稿日: 6月 3日(土)09時50分5秒   引用
そこまめの用例です。
【そこまめ】
共通語 靴擦れのまめ
用例 くつがあわんで、そこまめができてえけせの。
用例訳 靴(のサイズ)があわなくて、靴擦れのまめができてよくないのう。

ものくいもまつさんに確認してもらったところですので用例をかきます。
【ものくい】
共通語 食べる量、
【ものくいがえー】
共通語 食欲がある。たくさん食べる。
用例
この子はきびしものくいがわりがこぶれてしまーじ。
用例訳
この子はいたって食べる量が少ないが、小さいままになってしまうよ。


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変な方向? 投稿者:わださか 投稿日: 6月 3日(土)00時25分15秒   引用
 私は傍観者的にこの掲示板を見ては,時々自分なりに未掲載の語を提示するのを楽しみにしておりました。最近は掲載されている語が使われている出雲弁のほとんどを網羅してしまった感があり、新しい語の発見が難しくなりつつあります。そこで当落線上?の微妙な語を採用するかどうかで議論が白熱?しすぎているように思います。
 お互いに顔を見ずにやりあっているので不穏当な方向に向かいかけているように思います。皆さん察するに,私よりも先輩で深い見識もおありの方ばかりだと思いますのに残念です。
 若輩者のたわごとですが,金沢さんと奥野さんにお願いがあります。このサイトは共同制作者が複数いてお互いに協力・議論しながら運営していくのはもちろんですが、やはり主催者の奥野さんに仕切っていただきたいと思います。登録基準はあっても基準でカバーできないことや判断に困ることもあると思います。奥野さんの判断であれば誰も納得すると思います。金沢さんの尽力には敬意を表するところですが、奥野さんの判断を待たずに仕切られることについては,私も以前から疑問に思っていました。ここでは皆さんが自分の意見を述べることに留め、採否の決定は奥野さんにお願いしたいと思います。
 出雲弁は,島根県の出雲部に限定される極特殊な方言ですよね。出雲部の人口は40万人いるかどうか。そのうち転入者や,若者で出雲弁を知らない人を除くと30万人に満たない人しか使わない言葉です。一億2千万人の日本の0.25%の人にしかわからない言葉,それを残すための貴重なサイトがこの「出雲弁の泉」だと思います。大切にしていきたいと思います。


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ちれ、どし、さはい 投稿者:おくの 投稿日: 6月 2日(金)20時26分31秒   引用
150語で始まった当ページも9年が過ぎ約4800語を登録した全国にもまれな方言のページになりました。皆さんの熱心な採取活動の賜と感謝しております。
全くの素人が始めた出雲弁のページです。9年間の間には登録基準も記載方法も共同制作者で意見交換しながら幾度と無く改訂してきました。ご指摘のように整合性をとらずに現在に至っています。したがいまして、現辞書の記載をもって前例となすには問題があることをご承知願います。
先日も登録基準を改定しましたが、より価値のある辞書にしていくためには登録基準や記載方法を今後も必要に応じて改訂する必要があると考えています。
9年が過ぎましたが考えながら走り続けたいと思っていますので、今後ともご協力いただきますようお願いいたします。

では、では、m(__)m


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ちれ 投稿者:f-k 投稿日: 6月 2日(金)20時01分39秒   引用
「どし」は死語で、「つれ」は共通語ということですね。私に解らないのは、基準が、金沢さんその他、泉のお偉さんの気分で都度変わることです。「さはい」を古語とするならそれも結構。その伝でいくと「たいたい」も古語なのでしょうか?
金沢さんにお願いしたいのは、金沢さんの見識には敬意をはらいますが、みんなの論議が盛り上がらないうちに、金沢学説を一方的に押し付けないでほしいということです。
そうでないと、私のような素人は、入り込む隙間もありません。


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ちれ 投稿者:金沢 投稿日: 6月 2日(金)19時37分8秒   引用
なぜ゜「ちれ論争」に「さはい」を援用されるのか理解できませんね。「差配」は漢語でしょうが、「とりしきる、指揮する、手当てする」という意味ではもう一般的には使われていない古い言葉でしょう。

「ちれ」は単純な「訛りの問題」、「さはい」は現在の「共通語か死語かの問題」、論点がずれてはいませんか ?


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なやむ  ほつれる」 投稿者:金沢 投稿日: 6月 2日(金)19時22分24秒   引用
わださかさん が 核心をつかれました。まったくそのとおりです。「なやむ」が方言であることは当たり前のことで、「修理する、いじる」という意味ではまったく共通語的用法ではないかという趣旨です。「庭いじり」というほどの意です。

「ほつれる」を「(瀬戸物などが)かける」という意味でたしかに使いますが、これは極めて特殊な言い方で、抹茶茶碗などでたまに使うことがあります。「この高台のほつれさえなけにゃ え 茶碗だどもの」などと使います。辞書に登載すべきかどうかですが・・・。
家庭の茶碗などでは使ったことはないですけどね。


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ちれ 投稿者:f-k 投稿日: 6月 2日(金)19時07分38秒   引用
「ちれ」が駄目なら駄目で結構です。しかし、泉・辞書には、例えば「さはい=采配」が堂々と掲載されています。「さはい」は、本当は共通語「差配」そのものだと思いますが、でも、泉・辞書が出雲弁と認めたなら、それはそれで結構だと思います。
しかし、方言解釈には、物的証拠や、確たる学説があるわけではありません。かって、泉・辞書が認めた基準の妥当性の可否はともかく、いったん認めた以上、その基準をベースに判断するしかないと思いますが、いかがでしょう。イギリスの法律が判例主義を採っているように、物的確定証拠や解釈原典が無い以上、「過去の用例に従う」のが、一番穏当な運用方法であろうと思いますが、いかがでしょう。


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Re:なやむ・ちれ 投稿者:わださか 投稿日: 6月 2日(金)18時28分11秒   引用
○なやむ
 金沢さんがおっしゃったのは共通語訳での話しだと思います。「だいぶ家も古んなったけん,
 ちとなやんでみらかともっとうだ。」と出雲弁では言うのではないかということだと思います。
 もちろん「なやむ」は出雲弁に違いないでしょう。「修理する」と言う意味はあるかどうかが
 問題だと思うのですが,個人的には「?」です。他の方のご意見を聞きたいと思います。

○ちれ
 これは金沢さんの意見に同感です。「すし」も「しし」も「すす」も皆出雲弁ではおなじ,でも
 単語としては出雲弁とはしない,ということではないでしょうか。
 「どし」については議論があるところかと思いますが,現在一般的に使われていないということ
 で出雲弁に加えられたと,私は解釈しています。これは単なる訛りとは違うと思います。

さて,
 「ほつれー(ほつれる)」というのは標準語で「縫い目・編み目などがほどける。」と言う
 意味ですが,出雲弁で「瀬戸物が少し欠ける」と言う意味で使います。
 用例:「いつまでもほつれた茶碗つかっとらしこね,新しやち買ーだわね。」
 いかがでしょう。


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なやむ・ちれ 投稿者:f-k 投稿日: 6月 2日(金)17時04分56秒   引用
○なやむ
出雲弁で「ちょっといじってみようか」とは普通にはいいません。「なやむ」は純粋に出雲弁的な用法だと思います。他の皆さんのご意見もお聞きしたいものです。なお、日本方言大辞典(出典・島根県方言辞典)も「いじる」とは別の方言として扱っています。

○ ちれ
「ちれ」が駄目で「どし」は良い。ここら辺りがよく解りません。「つれ・連れ」も「どし・同士」も広辞苑(第5版)に載っていますが、私は、泉・辞書は死語化しつつある共通語として捉えているものと理解しました。「ちれ」が駄目で「どし」は良いという理由、および、この種の言葉の今後の取り扱い方針を明示してください。


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f-kさんの辞書候補 投稿者:金沢 投稿日: 6月 2日(金)15時45分3秒   引用
「なやむ」は「いじる、さわる」の記載ですからヴァレーションの一つでしょう。「だいぶん家も古くなったから ちょっといじってみようかと考えているんだ」と普通に云うんじゃありませんか。

「あったぐち = 憎まれ口」は云いますね。

「ちれ」は「つれ」の単なる訛りだと思います。この手のものをあげるとキリがないような・・・。

「ちゃくねる」記載「ちゃこねる」と同語でしょう。確認がとれれば「副見出し」であげるべきだと思います。

登載案です。

【だだけん】
共通語 《助》だから、〜のだから
用 例 (人の会話を受けて)だだけん いけんててえっただらがや
用例訳 (そう)だから ダメだといったじゃないか
採取者 金沢[松江]


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辞書候補 投稿者:f-k 投稿日: 6月 2日(金)12時03分30秒   引用
泉・辞書の類語や他の用法など集めてみました。

○ なやむ
共通語  修理する。 補修する
用例   やね が めげた けん なやまな えけん わ
用例訳  屋根が壊れたから 修理しなければ いけないな
説明   泉・辞書「なやん(なやむ)=触る・いじる」の、もう一つの語意です。「触      る・いじる」が「修理・補修」まで拡大し援用されたものであろうと思います。

○あったぐち
共通語  憎まれ口
用例   はらくそ が わりかった けん あったぐち たたえちゃった
用例訳  腹立たしかったから 憎まれ口を たたいてやった!!
説明   泉・辞書「あった=嫌がらせ・憎まれごと・仕返し」+「くち(口)」です。斐     川町の義妹との会話で飛び出しました。加茂でもよく使っていました。

○ちれ
共通語  連れ(同伴者・なかま)
用例   こな えけじご も ちれ が ねはで しょんぼら と しとーが
用例訳  あの腕白坊主も(遊び)仲間がいないようで しょんぼりしているよ
説明   泉・辞書「どし(同士)=友達・仲間」の類語です。

○ちゃくねる
共通語  横領する。くすねる
用例   あのし は かいしゃの ぜに ちゃくねて クビん なったげな が
用例訳  あの人は会社のお金を横領して 解雇されたそうだよ
説明   泉・辞書「ちゃこねる」と同意語です。加茂では「ちゃくねる」の方を使ってい     ました。


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さいね 投稿者:まつ 投稿日: 6月 1日(木)22時40分50秒   引用
父親が、「さればよな」と言っていたのを思い出しました。

また、相槌で「さい」という言い方を、大田で使っていたように思います。
昔、四〜五年住んでいました。


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さいね 投稿者:f-k 投稿日: 6月 1日(木)19時22分21秒   引用
鳥取県東部方言に「さいな=ところで、さて」があります。広辞苑(第5版)には「さいなあ」(感)サレバイナアの転。相手の言葉を受けて応答する語。さいな。さいの。が載っています。加茂では聞きなれない言葉ですが、「さいな」「さいの」の転化と、他地方方言の混同は考えられませんか?


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さいね 投稿者:金沢 投稿日: 6月 1日(木)15時38分37秒   引用
失礼しました「さいね」でしたね。でも「さらばよな(ね)」の転訛語ではないでしょうか。そういう言い方はあると思いますよ。


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さいね 投稿者:わださか 投稿日: 6月 1日(木)12時20分11秒   引用
>金沢さん
 書き込みの題名とごっちゃになっていませんか?私があいづちとして書き込んだのは「さいね」
 です。再読願います。


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かかーしょ 投稿者:金沢 投稿日: 5月31日(水)23時55分23秒   引用
おくのさん こんばんわ。とりまとめたいへんですね。「かかり〜」は確かに違います。

【かかーしょ】(かかり性)
共通語 なにかと夢中になる性分、凝り性
用 例 こなも かかーしょだけんの
用例訳 あいつも凝り性だからね
採取者 金本[東出雲]
記録者 (金沢:松江)


○--------------------------------------------------------------------------------
「かかーしょ」 投稿者:おくの 投稿日: 5月31日(水)22時41分16秒   引用
皆さんの仰るように「かかりんなー」と「かかーしょ」は別に登録する必要があると思います。

金沢さん。
「かかーしょ」の登録案をまとめていただけないでしょうか。(^^ゞ

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「かかーしょ」登録時の経過
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かかりんなー 投稿者:A(松江)  投稿日: 8月18日(土)22時27分31秒

「かかりになる」⇒「こだわってムキになる、夢中になる」の意です。
「け 出雲弁のかかりんなって パソコンに向きっぱなしだとまっしゃい」。
「かかりんなー」。いいませんか ?

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かかりんなー 投稿者:B(東出雲)  投稿日: 8月18日(土)22時32分32秒

おちのほでは、「かかーしょ」です。
”よーね かかーしょ ね なって やめられんわ。”
”本当に夢中になってやめられません。”

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かかー に なー 投稿者:C(八雲)  投稿日: 8月18日(土)22時38分04秒

「かかー に なー」、使います。
私も、そのクチです(^^ゞポリポリ

“あー は け  かかー しょ だけんのー”

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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あいづち 投稿者:金沢 投稿日: 5月31日(水)21時41分42秒   引用
わださかさん こんばんわ その「あいづち = さらに」は多分「さらよね」「さらばいね」「さらばよ」・・・で残っている言葉ではありませんか。
この「さらよね」は文語体の「さらばでござる = さらばよ = さ、そのことですよ」
という相づち言葉がいろいろな形で残っている一つだと思います。

松江では「さらばいね」「さらばよ」などと私も若いときは使いました。
さらに省略形の「さらに」は聞いたことはありません。

「くわけ」は「食いわけ」の転でしょうか。初耳です。松江ではもっぱら「くいなかし」でした。


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さらに 投稿者:わださか 投稿日: 5月31日(水)21時18分37秒   引用
本サイトの出雲弁辞書には「わけ」で「食べ残し」と載っていますが、おらいちのじげでは,ちと
ちがっちょーまして,「くわけ」てていーましだ。意味はえっしょなことでしだぁもん一つ追加し
てまってもえだあーましぇんだーか。

すみません,晩酌の後で調子に乗ってます。


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もうひとつ 投稿者:わださか 投稿日: 5月31日(水)21時00分15秒   引用
相槌を打つときに,「さいね」と言いませんか?アクセントは「さ」において言うんですが。
「あのしはほんねふちごにもちかししで困ったもんだが」
「さいね,どげだいしかたがねがね,性分だだけんね」
と言う具合ですが、いかがなもんでしょ。


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おさど ? 投稿者:こだま 投稿日: 5月31日(水)17時44分40秒   引用
私のところでは おさだ というように思います。
無沙汰 と同じ意味で 手についていない という
ような使い方をすると思いますが
「ほら ほがみばっかししちょーけん 手がおさだに
なっちょーがな」 など


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かかーしょ 投稿者:f-k 投稿日: 5月31日(水)16時59分3秒   引用
わださかさんのご指摘の通り、加茂では「あげだ が こな は かかーしょ だ けんの」のような使い方をしていたのを思い出しました。「かかり+性=凝り性」でしょうね。対して「かかーしょ に なる」という用法、思い出しません。在ったか、無かったか、自信がありません。在ったとしても、不思議ではないのですが・・・・


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かかーしょ 投稿者:金沢 投稿日: 5月31日(水)16時18分42秒   引用
わださかさん こんにちは たしかに「かかーしょ」と「かかりに(ん)なる」は同意語ではありませんね。
「かかーしょ」は おっしゃるとおりで「凝り性」のこと「かかりになる」は「ムキになる」というのが本義でしょう。ま、言葉のことですから「かかーしょになる = ムキになる」というヴァレーションもあり、ということでしょうか。


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かかーしょ 投稿者:わださか 投稿日: 5月31日(水)14時02分4秒   引用
本サイトの出雲弁辞書には「かかーしょ」は「かかーしょになる」と言う一語で「かかりんなる」
と同義語として「(こだわって)ムキになる」という訳で掲載されていますが,加茂(近所)では
「かかーしょ」というのは,人の性格を表す「凝り性」という意味で使われます。
確かにニュアンスとしては「ムキになる」ほど凝るという感じもあります。


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ありがとうございました 投稿者:山本 投稿日: 5月31日(水)11時00分59秒   引用
こんにちは。コビルについて、いろいろと教えていただき、ありがとうございました。
甘鯛の生息地ですが、甘鯛の一種であるアカアマダイは日本海に多く棲息すると書物にあります。
富山近郊ではクジ・クズ系の呼び名が使われているそうです。
一方キアマダイは南日本に棲息するそうで、方言も鹿児島あたりに集中しているようです。
書物にあるからといっても実際に使われているとは限らないので、方言使用者の方々から直接お話が伺えて、とてもうれしいです。
引き続き、なにか情報をお持ちの方がいらっしゃれば、お教えください。


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だんだん 投稿者:おくの 投稿日: 5月29日(月)19時50分7秒   引用
みなさん。用例をお寄せ頂きありがとうございました。

わださかさん。
【かちに】【おさど】は未確認語彙集にありました。
確認された語彙として6月定期更新に載せようと思います。
ありがとうございました。

では、では、m(__)m


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用例 投稿者:もりやま 投稿日: 5月29日(月)19時12分57秒   引用
金沢さん 今晩は。
あまり良い例ではありませんが。
【ひきもしる】
共通語  ひったくる
用 例  後ろから自転車が来て、ハンドバックを引きもしって盗られた
用例訳  後ろから自転車がきて、ハンドバックをひったくて盗られた


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もうひとつ 投稿者:わださか 投稿日: 5月29日(月)18時35分40秒   引用
【おさど】
共通語 ?
用 例 (仕事中に)ほがみしとうけん,手がおさどになっとうがの。
用例訳 よそ見してるから手が止まってるじゃないか。

共通語にあるような気もしますが,Web辞書にはありませんでした。


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照会 投稿者:わださか 投稿日: 5月29日(月)18時27分20秒   引用
【かちに】
共通語 ついでの荷物
用 例 せっかく来たけんかちにに白菜なと持って帰らんかや。
用例訳 せっかく来たから,ついでに白菜など持って帰りませんか。

こんなことば,使いませんか。


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こもげ 用例 投稿者:miyake 投稿日: 5月29日(月)18時21分4秒   引用
「こもげ どま そっちゃらな、みたんなて いけんわ」(顔の産毛でも剃ってやらないと、みっともなくていけないよ)・・・こんな感じ?ウチでは‘こもげ’は 顔や襟足の産毛を指して言ってたようです。

あと、‘だだけん’て使います(東出雲)。変な言い方のようですが、「だだけん だわねー!」とか「そげだだけん・・・」も言いますね。


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だだけん 投稿者:こだま 投稿日: 5月29日(月)18時04分36秒   引用
面白い参考になる考察ですね。
初めの だ は 事柄の総括を意味しており
・・・だった だから ということなのではない
でしょうか。
「えままで そげーじゃった だけんのー」ということ
になりはしないでしょうか。


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だだけん 投稿者:金沢 投稿日: 5月28日(日)21時44分18秒   引用
かねて考えていたのですが出雲弁に「だだけん」という言い回しがあるような気がします。
「だけん = だから」は記載ですが、この「だだけん」もあえて訳せば「だから、なのだから、だもんだから」ですが「だもんだから」が一番ピッタシのような気がします。
したがってこれは「接続詞」にもなりますし、前の会話を受けて、話しの冒頭に切り出して「接頭句」として使うこともできます。とにかく「前の会話を受けて〜」が原則でしょう。

「接続詞として使う場合」⇒「おん そげだ だだけん○○になっただらが」
「接頭句として使う場合」⇒(人の会話を受けて)「だだけん ○○になっただらがや」

こんなのないですかね。なにしろ長いこと使ってないもんで・・・。


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はなをおる 投稿者:おくの 投稿日: 5月28日(日)20時23分3秒   引用
仰るように「はなをおる」「くさをなぐ」は共通語のように思います。

金沢さん。
今日一日かけ掲示板を整理し諸方にメールで用例をお願いしているところです。

では、では、m(__)m


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はなをおる 投稿者:金沢 投稿日: 5月28日(日)20時03分45秒   引用
「はなをおる = 鼻を折る」はたしかに「あの野郎の(高慢の)鼻を折ってやったよ」などと普通にいいますね。共通語の慣用句だと思います。

奥野さん 「はなをおる」はやはり共通語だと思います。ご検討ください。


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用例・追加 投稿者:f-k 投稿日: 5月28日(日)19時11分19秒   引用
○つづめがあわん
04・8月横田さんにお願いします。
文法、ご指摘の通りです。


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用例をあげてみます 投稿者:f-k 投稿日: 5月28日(日)19時05分54秒   引用
○たけざ
共通語  竹製のすのこ・竹製すのこを用いた床几状台座
用例   こんや もしけん たけざ で しじんで くーわ
用例訳  今夜は蒸し暑いから たけざで 涼をとって くるよ
採取者  牧野本(平田)
記録者  F−k(加茂)

○こもげ
05・4月の東出雲さんにお願いします。

○はなをおる
04・8月の横田さんにお願いします。

この言葉、今でも使う共通語の慣用句ですので、方言といえるのかどうか。ですから加茂で使ったとか、使わなかったということもないのですが、あえて用例を挙げれば以下になるのでしょうか。
用例 あんまー えばーくさっとー もんだけん こなの はな おっちゃた が
訳  あまり威張りくさっているものだから(出端をくじいて)彼に恥をかかせてやったよ


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未確認語彙 投稿者:金沢 投稿日: 5月28日(日)15時23分29秒   引用
f-kさん 有り難うございます。

「かけじー」提示者のKENさんが今はおられないので金沢が代書します。

【かけじー】(かけ尻)
共通語 端座り、座敷などに座らずに縁側などに座ること
用 例 そこ かけじーやなんやせすとに ま あがってごしなはいませ
用例訳 そんな 端座りなんかしないで まあ (座敷の方へ)おあがりください
採取者 KEN[八雲]
記録者 (金沢:松江)

【くさをなぐ】(草を薙ぐ)
共通語 草を(横様に)刈り払う、横様に切り倒す
用 例 ここんへんの 草 ないじょいてごいた
用例訳 ここらへんの草を(横様に)刈り払っておいてくれよ
採取者 KEN[八雲]
記録者 (金沢:松江)

【さす】
共通語 させる
用 例 またおらにきゃんこと さすだかや
用例訳 また俺にこんなことを させるのかい
採取者 金沢[松江]

【しょじざったな】
共通語 いろいろな、諸事雑多な
用 例 えまんごーのコンビニゃしょじざったのもんがうれちょーもんだの
用例訳 今頃のコンビニはいろいろな物が売れているものだね
採取者 槇野本[平田]
記録者 (金沢:松江)

【たけざ】
f-kさん 用例を作ってください。

【たりする】
共通語 人手間として助けになる、役に立つ
用 例 こな子も大学出ましただけん ちた たりしてごしましょぞね
用例訳 あの子も大学を卒業しましたから(これからは)少しは(家の)助けになるでしょうよ
採取者 金沢[松江]

【はなをおる】 f-kさん 用例をお願いします。

【つづめがあわん】 f-kさん用例をお願いします。なお文中「連用形の動詞化〜」は「連用形の名詞化〜」の誤りでは ?

【ひきもしる】 もりやまさん 用例をお願いします。

【はなをおる】 f-kさんの加茂では実際に使われていたたのでしょうか ? でしたら 用例をお願いします。

【こもげ】 f-kさん 用例をお願いします。

槇野本には「こまふげ」も「こモふげ」両方ともあげられております。ただアクセントが違うみたいですね。
「こまひげ」は「こまひげ」の訛ったものではないでしょうか。
また「こまい」を「こも〜」と訛る例は国語大辞典にもみあたらないことから「こもふげ」は「薦ひげ」かもしれません。「薦」にはふさふさとした穂がありませんかね。
                                  以上です。


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未確認語彙の確認 投稿者:f-k 投稿日: 5月28日(日)10時04分55秒   引用
○かけじー(座敷に上がらないで縁側などに座る)02・11・八雲
使いました。「(腰)掛け尻」であろうと思います。泉・辞典「かけごし」の類語です。

○くさをなぐ(草をなぐ)05・7・八雲
使います。共通語の「草を薙ぐ=横ざまに払って切る、また倒す(広辞苑)」ではないでしょうか。

○こまふげ(うぶ毛)04・9・牧野本
○こもげ(うぶ毛)05・4・東出雲
両方とも使います。ただし、標題の「こまふげ」は日本方言大辞典の「こもふげ(出典・島根県方言辞典)」の誤認ないし誤記であろうと思います。
「こもふげ」は主に子供の顔などの細かい毛、「こもげ」は主に子供の腕などの細かい体毛に使っていたと思います。

○さす(させる)06・5・松江
松江勤務のころ聞きました。「させる」の文語形の言葉が使われているものと思います。

○しょじざったな(「しきざったな」と同意語)05・1・牧野本
使います。泉・辞典「しょじしょったく」と同意語で、標題の語意「(しきざったな)の同意語」という説明は、両者の語意は全く異なり、誤りだと思います。古い共通語の「諸事雑多」が語源で、「ショジ」のイントネーションだけが違います。

○たけざ(竹製のすのこ)06・5・牧野本
母の実家(加茂)で、たたみ一畳ほどの床几形の台座の上に竹製の、すのこ状の床が設えてあり、干し物や夕涼みに使ったのがこの「たけざ」であったろうと思います。

○たりすー(人手間として助けになる)04・12・松江
「子供でも こぎゃんときゃ たり しーが」の用例で使いました。「たり(足)」=役に立つこと。助けになること。

○つづめがあわん(結論が出ない)04・8・横田
○つつまり(終わり・結論)04・8・横田
泉・辞典「つづめる(まとめる、始末をつける)」の類語であろうと思います。古い共通語「つづめ[約]=動詞(つづめる[約])の連用形の動詞化で、つづめること。省略。縮小。また、しめくくり。結果のつじつま」が語源であろうと思います。加茂では「ちぢめがつかん」の形で使っていました。

○ねんぐ(年貢)06・5・平田
死語となりつつある共通語の「年貢」であろうと思いますが・・・・。いまは、小作人の地主に対する「年貢」本来の意味よりも、慣用句「年貢の納め時(物事に見切りを付けて観念すべき時)」の使用が多いと思います。

○はなをおる(言わせない)04・8・横田
今でも使う慣用句「鼻を折る(恥をかかす。相手の慢心をくじく)」だろうと思います。類語に「出鼻(出端)を折る」「出鼻(出端)をくじく」などがあります。同じ日の未確認語彙「はなをはじく」「はなをあける」は、あまり聞きませんが、横田では実際に使われている、または、いたのでしょうか。

○ひきもしー(泉・辞書・ひきたくるの類語)06・5・湖陵S
古い共通語「ひきむしる(引き毟る)」の転であろうと思います。使いました。


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魚の目 投稿者:金沢 投稿日: 5月27日(土)21時00分9秒   引用
しつこいですが「そこまめ」について「マメ(肉棘)」とされても別に文句はいいませんが、f-kさんの云われる「もともとはマメ(肉棘)もウオノメも含めてソコマメと云われていた筈である」という説は、言語の歴史からいって一理あるように思われます。

私の子供時代のことを考えると「マメ」はできても「ウオノメ」などできたことはないような気がしてきました。「ウオノメ」という知識が私に入ったのは成人になってからだったような気がしますし現にできました。
「魚の目」は標準的な言葉ですから出雲に伝播したのは比較的新しいと思います。
問題は出雲に「ウオノメ」という言葉が入ってくるより以前にはどう呼んでいたのか、だと思います。私自身の「ソコマメ」知識も成人後のことだったかもしれません。

ただし出雲では「サカナ」のことを「ウオ」とは云わない、ということをもって「魚の目」
が新しく出雲に入ってきたことの証左にはならないと思います。このような「名詞語」は方言の音韻調癖にかかわらず「正語」で伝わることもあると思うからです。
「ものもらい」は「めぼいと系の言葉」もありますが松江では完全に「ものもらい」です。
「ものまい」などとは云いません。

最後に付け加えますが「魚の目」は新明解によると「足の裏や側面」「手のひら」などにできる「組織的に深く根をはるイボ(押すと痛い)」のことです。「足の裏」だけではありません。

以上 f-k説に対する感想です。奥野さんの判定に異議はありません。


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もう けっこうです 投稿者:f-k 投稿日: 5月27日(土)20時49分34秒   引用
そこまめ、もうけっこうです。「加茂ではもっぱら 魚の目の意で使っていた」ことだけを記憶しておいてください。平田に限らず出雲に「魚の目」なる言葉が古くからあったとしたら、音韻変化の法則から「おおのめ」が残っていて不思議ではないですが、探しても見当たりません。「えぼ」は、加茂ではまったく別物です。


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えぼ 投稿者:おくの 投稿日: 5月27日(土)20時23分42秒   引用
・・・・・?????

魚の目は「えぼ(いぼ)」と言っていたような気がしてきました。

では、では、m(__)m


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うお 投稿者:f-k 投稿日: 5月27日(土)19時28分31秒   引用
出雲で「魚」を「うお」とは言いません。「魚の目」は、後から入ってきた「標準語様式」の言葉です
奥野さんがおっしゃる以上、これ以上のことは申し上げませんが、私自身は、「そこまめ」は「魚の目」を含むという自説は撤回いたしません。


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そこまめ 投稿者:おくの 投稿日: 5月27日(土)19時11分24秒   引用
そこまめ:遠藤さんの確認が槙野本と同じ意味だと思います。
ありがとうございました。

魚の目と肉刺(まめ)は違うもの認識しています。
平田では「まめ」は肉刺です。魚の目はウオノメです。魚の目をもつものが近くにいなかったのか大きくなってから魚の目というものを知りました。
靴擦れは「靴がかんだ」といっていましたね・・・。懐かしいですね・・・。

「ものくい」・・・私は聞いたことがないように思いますが・・・

では、では、m(__)m


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失礼 投稿者:遠藤 投稿日: 5月27日(土)19時02分45秒   引用
このまま巨人が負けてごすと、阪神がはじめて首位にたちますじ。来週は楽天だけね
全部勝って首位独走と参りましょう。じちゃ、おとつい幕張へいったのですが、負け
ました。まあ、ええ試合でした。明日は先発だーですか。おくかな。浜中頼む。今岡
も早くでてきてくれ。


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そこまめ 投稿者:遠藤 投稿日: 5月27日(土)18時53分32秒   引用
金沢さんのおっしゃられる、「足に豆ができた」はいうが「そこまめができた」
とはいいませんね、は全く理解できない話で、そこまめはあしにうら、広くいえば
かかと、親指の裏にできるのではないですか


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足にできるマメ 投稿者:金沢 投稿日: 5月27日(土)18時37分38秒   引用
たしかに「足にマメができた」といい「ソコマメができた」とはいいませんね。概念的にそう思っているだけかもしれません。
ですが「足の裏に魚の目がある(できた)」ことを「足の裏にソコマメがある」ともいいません。ほんに「ソコマメ」とはなんだったのか・・・。どなたか解明していただけませんか。私は足に「靴擦れ」の経験はあねますが、足にマメができた記憶がありません。
なのに「ソコマメ」は言葉としては知っており「普通のマメのこと」なんです。「魚の目はウオノメ」です。私の知識が間違っているのか・・・? ? ?

「ものくい」は私は使いませんし聞いたことがないような気がします。言い方としては当然あるとは思いますが。


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ものくい 投稿者:遠藤 投稿日: 5月27日(土)17時56分13秒   引用
いろいろな話が並行して走ってますが、ものくいがえは大食漢にも使うでしょう。
つまり、」こなはものくいがえのう、というような言い方です。医者に子供を連れて行って
医者はさすがに、「ものくいはどげねすか」とはいわないで、「食欲はありますか」と聞くと
「近いころ、ものくいがわりて」などと言います。(気がつきましたが、自分のことはいわな
いので、目下のものや、第三者、家畜などの場合に使います。
こびるはわかりませんでした。山陰中央新報の本には、アマダイの項目がありませんでした。
そこまめは聞いたこともつかったこともあります。遠足のときに足の裏にできて、えたて、
あるけなくなるやつです。


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そこまめ 投稿者:f-k 投稿日: 5月27日(土)17時53分19秒   引用
奥野さんのおっしゃる「水ぶくれ」は、下記の「まめ(肉刺)」であろうと思います。この場合は単に「まめ が できた」といい、「そこまめ が できた」とは言いませんでした。

まめ(肉刺)
履物との摩擦や荒仕事のために手足にできる豆のような水腫。日葡辞書「マメガデキタ」
(広辞苑第2版)

足にできる「まめ(肉刺)」は、下駄、草履、足なか、地下足袋等の摩擦によるものが多く、足の裏にできることは、まずありませんでした。お聞きしますが、「足の裏の豆」は、「まめ(肉刺)」以外に具体的にどのようなものが想定できるのでしょうか。
逆に、平田では「魚の目」をどのように呼んでいたのでしょうか。加茂では「魚の目」に対する方言は無かったと思います。

足の裏にできる豆の代表が「魚の目」ですから、小学館・日本国語大辞典も「(魚の目)を含む足の裏にできる豆の総称」として「そこまめ」という言葉を解釈しているのではないでしょうか。

最終的には主宰者・奥野さんのご判断に委ねますが、ぜひ、言葉の裏にある出雲弁的生活風土を思い浮かべながら、再検討していただければうれしく存じます。


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未確認語彙 投稿者:おくの 投稿日: 5月27日(土)14時00分54秒   引用
ご指摘ありがとうございました。
また、確認できた未確認語彙があるとのこと大変嬉しく思っています。

さて、ご指摘の件ですが

○そこまめ(足の裏の豆)
牧野本に当該語彙の用例がなく推測ですが、「そこまめ」足の裏にできた水ぶくれではないかと思っています。平田では「足にまめができた」は主に水ぶくれをいい、魚の目、タコは「まめ」とはいいません。私も牧野先生と同じ平田で生前には出雲弁についていろいろなお話を聞かせていただきました。なお、先生は長らく開業医をしていらっしゃいましたので水ぶくれと魚の目タコを混同されることはないと思います。
○ごよ(一方的に押し付ける)
2004年10月19日、『「まーじ、こないだは、ごよないなこと、えって、お世話んなーましたがね」「ごよ」 → 一方的に押し付ける。』と書き込みをいただいています。今のところ、f-kさんを始め誰も「ごよ(一方的に押し付ける)」を確認できていません。確認されれば登録したいと思っています。

○たかのつんだもん(たかのつんだもん)
単純な掲載ミスです。訂正させていただきます。

○てっぽう花(ほたるぶくろ)等
4月末あるいは5月に入ってから用例を頂いた出雲弁で未処理になっていると思います。現役の身では1〜2か月分まとめて整理するのが精一杯で、4月分の一部及び5月分については6月1日に掲載案が提示できるよう現在作業中です。大変申し訳ありませんが今しばらく猶予をお願いいたします。

○めじご(野菜の不出来なもの)05・1・東出雲
○めじ・めじご(未熟)05・10湖陵S(A)
仰るとおり同じものなので登録手続きを取りたいと思います。
未確認語彙もかなりの数になり整理する必要はあると思っていますが、手のかからない良い方法はないものでしょうか。
まつさん>らくに整理ができるプログラムを作って頂けるかたはいらっしゃいませんか?

今から用事があって出雲に出かけます。
あ〜きょうも更新作業をする時間がない・・・土曜日なのに・・・。

では、では、取り急ぎm(__)m


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f-kさんの未確認語彙 投稿者:金沢 投稿日: 5月27日(土)13時17分54秒   引用
○「そこまめ」は私の認識では「足の裏にできた普通のマメ(水泡の)」のことです。「魚の目」は「組織的な棘目」のことで、少なくとも松江ではそのように考えられているように思います。「足の裏にマメができた」と「足の裏に魚の目ができた」と云い分ける違いはあります。しかしこの両者が混同されて一様に「そこまめ」と云う地域があっても一向に不思議だとは思いませんが。

○「ごよごよ」と「ごよ」は同じ言葉だと私も思います。だから「ごよごよで使いさがー」「ごよで使いさがー」は使い方の違いだけでしょう。しいて云えば字数が違うということでしょうか。裁量権の問題でしょう。

○「たかのつんだもの(たかのつんだもの)」は単なる間違いです。(たかの知れたもの)にあらためるべきでしょう。
奥野さん ご面倒をおかけしますがご訂正願います。

○「てっぽばな」と「てっぽうばな」私はその花は知りませんが同じ花のことでしょう。
ま、普通の出雲弁なら「てっぽー」までひっぱらずに「てっぽ」だとは思いますが、これも裁量権の問題でしょうか。

○「めじご」「まーぶる」「つけばー(つけ針)」については調べた上で確認採用とするよう奥野さんと相談します。


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未確認語彙の整理について 投稿者:金沢 投稿日: 5月27日(土)12時31分28秒   引用
とりあえず まつさん ご提案の整理案について意見を述べます。
未確認語彙は沢山の語の中から 奥野さんが 見落としがないように拾って掲示されたものです。時には複数の言葉が飛び交う中から 落ちこぼれた語を拾う これはたいへんな作業です。 掲載案を作り、逆引き案を作りながらのことです。拾い損なわれこともしょっちゅうだと思います。そうした事情のもとでは 時系列で拾うのがやっとのことではないでしょうか。

奥野さんの作業の限界も考えるべきではないでしょうか。そして多少のミスも大目にみる、ということも必要なのではありませんか。


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未確認語彙集について 投稿者:まつ 投稿日: 5月27日(土)09時25分56秒   引用
おはようございます。

未確認語彙集について、ちょっと提案したいと思います。
いま、未確認語彙集の表示は過去から時系列で記載されています。
ですので、自分が探そうとしている言葉が未確認語彙集の中にあるのかどうか、ずっとさかのぼって丹念に探さないと分りません。
これを、五十音順に表示してはどうでしょうか。(そのさい、収集年月と採取地、採取者を付け加える)
そうすれば、f-kさんがご指摘のように、ある期間を隔てて違う方から投稿された同じ言葉が見逃されるというようなことも無くなるのではと思いますが、どうでしょうか。


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教えてください 投稿者:f-k 投稿日: 5月26日(金)21時50分20秒   引用
確認できた未確認語彙を近く投稿したいと考えていますが、その前に、以下の未確認語彙の取り扱いについて教えてください。

○そこまめ(足の裏の豆)05・11・牧野本
4月21日、「もっぱら(魚の目)の意で使っていました」として確認投稿したところ、後日、奥野さんから「(魚の目)の意では未確認語彙に残す」との連絡を受けました。

日本国語大辞典(第2版)に以下の通り「魚の目」が「底まめ」で掲載されています。
うお-の-め[魚目] 足のうら、指、手のひらなどの表皮深部の角質が肥厚したもの。底まめ。いおのめ。肬目(いれほ)

採用されない理由が、何かあるのでしょうか。

○ごよ(一方的に押し付ける)04・11・八雲
「ごよごよ」で使い、かつ、泉・辞典に登録済みです。同意語として、副見出しとはならないでしょうか。

○たかのつんだもん(たかのつんだもん) 06・5・牧野本
標題の意味等が「たかのつんだもん」となっていますが、調べてみると「高の積んだ物(語意=高の知れたもの)」のようです。
私自身、使ったことがないので確認のしようがありませんが、標題の意味等は訂正しておく必要があるのではないでしょうか。

○てっぽう花(ほたるぶくろ)06・5・加茂T
{04・9・大東}で未確認語彙に登録されていて、4月21日、F-k(加茂)で「加茂でも使った」と確認投稿。5月3日遠藤さんが「まーぶる」「つけばー」とともに「てっぽばな」で用例を投稿されています。「てっぽう花」は「てっぽばな」と字句が違うから新しい言葉となり、未確認語彙となるのでしょうか。また、遠藤さんの3件の語彙は泉・辞典には登録されないのでしょうか。

○めじご(野菜の不出来なもの)05・1・東出雲
○めじ・めじご(未熟)05・10湖陵S(A)
この言葉、私は使ったことはありませんが、同じ語意の、同じ言葉ではないでしょうか。このような場合、後から未確認語彙となった湖陵Sさんが、東出雲さんの未確認語彙を確認したことにはなりませんか?それとも(野菜の不出来なもの)と(未熟)は別物と厳格に解釈すべきものなのでしょうか。


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こころそぞろ 投稿者:金沢 投稿日: 5月26日(金)21時18分51秒   引用
まつさん こんばんは 「こころそぞろ」の拙案をお気にかけて頂き有り難うございます。
なるほど「こころそぞろなり」の「〜り」が変韻して「こころそぞろない」となったという説の方が真説かもしれません。


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煮た(の) 投稿者:金沢 投稿日: 5月26日(金)20時59分37秒   引用
miyakeさん こんばんわ おっしゃっている「〜た(の)」は本辞書の「た行の上から三番目 〜た[3]」とは違いますか >


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ものくい 投稿者:まつ 投稿日: 5月26日(金)20時22分23秒   引用
遠藤さんこんばんは。
「ものくいが え」または「〜 わり」は聞いたり使ったりしますが、大食漢であるとか小食の人などの表現のような気がします。
病気などのときは、「めし が むく」または「〜 むかん」の方を良く使うように思いますが、どんなもんでしょうか。


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ここーそど他 投稿者:まつ 投稿日: 5月26日(金)19時34分9秒   引用
金沢さん、こだまさんの「そぞろ」説は説得力がありましたので、一応広辞苑を引いてみました。
「そぞろ」の元の言葉は「すずろ」(漫ろ)で、
「すずろ・ごころ」(漫ろ心)→「何となく落ち着かない気持ち。あてども無い考え。あさはかな考え。」
とあります。

で、例えば「こころ そぞろ(すずろ) なり」という言い方があったとして、「〜なり」が「〜ない」の変化は、一つ前の書き込みで話題になった「〜だり」が「〜だい」の変化と同じですから、「こころ そぞろ ない」となり「ここー そど ない」に近づきます。
これ、有りそうですね。

f-kさんの調べていただいた、「そど」→「騒動」確かにそう読めますね。
ただ、「そど(騒動) が ない(無い)」で「騒々しい」となるのはちょっと意味が反転しますから、「そど なり」→「騒がしいなり」の「〜なり」→「〜ない」の変化が有るのかもしれませんね。

miyakeさん、「煮た」は言いますね。他にも「焼いた」とか「漬けた」なども言います。
「さば の やいた」「だいこ の つけた」など。
料理法の表現としては、出雲弁ぽいですね。


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ここーそど 投稿者:金沢 投稿日: 5月26日(金)19時20分47秒   引用
「騒動」は漢語です。四〜五世紀に「こころ騒動」などという庶民の重箱言葉があったなどとはとても信じられませんけどね。
語源を追うのに漢字を追うことが流行った一時期があったように思われます。その頃の残滓が今も各辞典に残されているように私は思いますね。


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ここーそど 投稿者:f-k 投稿日: 5月26日(金)11時16分58秒   引用
金沢さんの「金沢説」の可否を論ずる立場からではなく、小学館・日本方言大辞典は「こころ-そど」=「心-騒動」説を採っていることをご参考までにお伝えします。出典は「島根県方言辞典」その他です。
「そど」は、小学館・日本国語大辞典(第2版)でも「騒動」の方言区分として(出典・島根県方言辞典)、出雲市、八束郡を挙げています。また、隠岐島では「そど が ない」単独で @心の落ち着きがない A騒々しい の語意を表わす使い方をしているようです。


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煮た 投稿者:miyake 投稿日: 5月26日(金)09時41分39秒   引用
話の途中で済みません。ふと思ったのですが、「○○の煮物」を「○○の煮た」と言いますが、これは出雲弁ではありませんか?「煮たやつ」の‘煮た’ではなくて名詞形の‘煮た’です。


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ここーそど がない 投稿者:こだま 投稿日: 5月26日(金)05時08分50秒   引用
全くおっしゃる通りで 心もそぞろに ということだ
と思います。同じような考え方で 心ここにあらず の
状況だ ともいえますね。
「えま そーばじゃーねーがな ここーそどがねーじ」


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ここーそど 投稿者:金沢 投稿日: 5月25日(木)23時52分31秒   引用  編集済
古語辞典に「すずろなり」という形容動詞が載っています。原義は「理由や根拠もなく物事が進行すること」で、後に転じて「予想外である」「思いがけない」「望ましくない」などの意にも用いられ、平安期以降は「そぞろなり」と転訛した。とあります。

「こころ(気)もそぞろに〜 = 何とはなく心が動くこと、なんとなく落ち着かない」という慣用句が現在でもありますね。
出雲弁の「ここーぞどがない」は「なんとなく落ち着かない、気が急くこと」の意で使われていますよね。
私はこの「こころそぞろない」だと思います。この場合の「〜ない」は否定語ではなく「せわしない」「らんごくない」と同じ「強調の  〜ない」です。

なお出雲弁では「ゾ」と「ド」は単なる変韻で同語です。「ここーそゾ = ここーそド」「おーそーゾ = おーそード」「ドーじもん = ゾーじもん」「どげゾ = どげド」
「〜ねゾ」「〜ねド」「たじねたんゾく = たじねたんドく」・・・etc


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ものくい 投稿者:遠藤 投稿日: 5月25日(木)22時36分39秒   引用
ここーそど、は知らんですね。大東ですけど。話はまた変わりますが
ものくいがえ、とかものくいがわり、とか病気のときに言ってました
つまり、食欲がある、ないと言う意味ですが、他ではどうですか。
こびる、ははじめて聞いた、そもそもアマダイは日本海側におるのか、
おっても少なくて、漁業、釣りの対象になっとるのか、という疑問が
ややあります。山陰中央新報の釣りの本をみてみます。
だり、はつかいますが、まったくの私見ですがだりは女言葉のような
かんじでだいは男がよく言うような気もしますが。


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ここーそど 投稿者:まつ 投稿日: 5月25日(木)20時54分17秒   引用
こんばんは。
この掲示板は、話題を変えると前の話を切ってしまうようで書き込みにくいのですが、別の話題です。

今日、職場で「ここーそど が ない」が話題になりました。
辞書には登録済みの言葉です。
話したのは、大東の方と松江の方、それに湖陵の私の三人です。
(全員、「ここーそど が ない」は知っているし、よく使う。)

その話は、
「ここーそど」は「ここー」と「そど」に分かれるのだろう。
そうすると「ここー」は「心」の事かもしれないが、「そど」とは一体どういう意味か?。
という事になって、みんな「?」です。
私は、『「心そこにあらず」みたいな意味の言葉が変化したのかね?』と言いましたが、良く分りません。

大東の方が「おい、おまえのやっちょー あの出雲弁のインターネットで調べてみたらの」と言われましたので、早速書き込みます。

どなたか「ここーそど」の語源とかを、ご存じないでしょうか?。
今までに、この掲示板で話題にされているのでしょうか?。


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コビル  まや  〜だり 投稿者:金沢 投稿日: 5月24日(水)22時22分17秒   引用  編集済
「コビル」いやー まいりましたね。確かに「出雲方言にコビル(リ)」というのがみえますね。魚のことにはかなり詳しいつもりでしたが、まったく聞いたことがありません。
もりやまさん ご存じありませんか ?

「まや」は前回書き込んだ分を「掲載案」とします(作業場も加えています)。

「〜だり」は松江では使いませんが昔よく聞いたことがあります。
「だれんだり おらへんで〜 = 誰も いないよ」「酒は一滴だり 飲めん = 酒は一滴も飲めない(槇野本)」・・・。
つまり「だれんだい おらへん」「一滴だい飲めん」の「〜だい」と同語だと思われます。つまり「係助詞 〜も」と同じ作用をもち「主に体言について否定形につながる係助詞」です。
どなたか使われる地区を指定して頂けませんか。槇野本にありますから西部でしょうか ?
語源は今のところ調査中で不明ですが・・・。


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コビル 投稿者:まつ 投稿日: 5月24日(水)21時30分14秒   引用
山本さん初めまして、こんばんは。

「コビル」ですが、魚の呼び名はあまり詳しくありませんし初めて聞きました。
インターネットで検索してみましたが、確かに島根の方言辞典にあると紹介しているサイトもありましたが、鳥取での呼び名と紹介しているサイトも結構ありました。
山陰東部の言葉かなとも思うのですが・・・、参考にならなくて申し訳ないです。

魚に詳しい、遠藤さん、金沢さん、もりやまさん、ご存じないですか。


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だー と だり 投稿者:こだま 投稿日: 5月24日(水)20時40分48秒   引用
どちらも使います。だり の方は どちらかといえば
高年齢の方 或いは 力を入れて言う場合なのでしょうか。
「お前 そげんことだーわからんだか」
「遊んだり しゃべったり ばっかりしちょーなー」 など。


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コビルについて教えてください 投稿者:山本 投稿日: 5月24日(水)12時02分36秒   引用
初めまして。方言について研究しております、山本と申します。
甘鯛の出雲方言「コビル」について調べております。
江戸時代の資料に載っているのですが、今でも甘鯛のことをコビルと呼んでいらっしゃいますか?
ご存じの方、お教えいただけたら幸いです。


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だり 投稿者:miyake 投稿日: 5月24日(水)06時44分24秒   引用
東出雲では「だり」も子供は時々使いましたが、大人は「だ〜」でした。でも、

「どげした?」「何だり!」と、言い切りの場合のみ かな?
「何しちょ〜?」「何だり!」・「何だ〜しちょらん!」と、後に言葉が続く時は「だ〜○○」となるかと思います。


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まや 投稿者:いまおか 投稿日: 5月23日(火)23時17分51秒   引用
金沢さん、こんばんわ。
生まれた時から「まや」ときいていたような気がします。「納屋」という言い方は聞きませんでしたが....。「まや」というからには、「馬」か「牛」がいたのでしょう。(現にいましたから。)造り自体から容易に想像できます。「納屋」といえば、「農耕具」が納めてあった場所という意味合いでしょうから。(田舎では「こなし小屋」といっていたような.....。)


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だり 投稿者:まつ 投稿日: 5月23日(火)21時47分48秒   引用
下の「まや」を書き込んでいて、ふと気が付いたのですが、
「〜ふんば だー 〜」の「だー」または「だり」は、共通語でこんな言い方はしないんじゃないかと。

「ふんば だー(だり) ない」
「踏み場 も 無い」
または、
「だれん だー(だり) おらん」
「誰 も 居ない」
とか
「なん だー(だり) ない」
「なんに も ない」

この「だー」または「だり」は、もしかして出雲弁では?。
思いつくのは、ちょっと古い言い方で「たりとも」かなと思いますが、語意のニュアンスがちょっと違うようにも思います。
どうでしょうか。

と、ここまで書いて辞書を見たら「〜だい」→「〜も」で登録済みでした。
でもせっかく書いたので、投稿します。

「だい」を「だり」とも発音するのは湖陵だけでしょうか。


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まや の続き 投稿者:もりやま 投稿日: 5月23日(火)21時44分26秒   引用
まつさん 今晩は。
前者のイメージだと思います。今もつかいますが、面白い例えですね。


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まや 投稿者:まつ 投稿日: 5月23日(火)21時14分29秒   引用
もりやまさん こんばんは。

あげあげ、思い出しました。
「よーね まや の やね して、足の ふんば だー あーしぇん がな!」
と、親に叱られた言葉が思い浮かんできました。

これは、敷き藁と家畜の糞尿が踏み荒らされ、混じりあった情景をイメージして「まや」という言葉を使っているのでしょうか。
それとも、家畜も居れば農具でも何でも投げ込んだ物置みたいなイメージで「まや」なのでしょうか。
「まや みたいな」は、どちらでしょうかね。

私は、敷き藁と糞尿のイメージでしたが、後者のイメージ(物置)も有り得るよな、と思いました。
親は、どんなイメージで「まや の やな」と言っていたのだろう?。


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まや 投稿者:もりやま 投稿日: 5月23日(火)20時31分6秒   引用
「まーぢ 子供のあそんばで‘まや’みたえねしちょうますだども ちょこしあがってごしなはい」
今は家畜を飼っていませんので「まや」はありませんが、部屋が乱雑になつていたりすると「まや みたいな」と、言っています。


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まや 投稿者:f-k 投稿日: 5月22日(月)21時46分24秒   引用
「まや」にいろいろな意見が寄せられ、若干混線気味ですね。
1・「まや」を厳格に言えば、牛舎それ自体でしょう。
2・しかし、その「まや」を母屋と別棟の建物にしつらえ、かつ、収納・作業場機能を兼ね備えた建物を「まや」と総称していたと思います。
3・「まや」を「こや」と呼ぶことはあったと思います。しかし、出雲地方で共通語で言う「なや」と呼ぶことは無かったと思います。
4・こだまさんのおっしゃる「まや」は、母屋の中にしつらえた「まや」ですね。私の知る限り、島根県仁多郡、飯石郡の一部、広島県比婆郡あたりに多く見られる構造です。「うしのわ(内庭)」は「おしにわ(臼庭)」のことと思いますが、人と牛が居住空間を同じにする住居構造で、かつ、農家の初期的な住居構造であったろうと思います。
5・大原郡、簸川郡などの耕作地帯では、「おしにわ」を含めた母屋全体を収穫期の作業場(養蚕場を含む)にする必要もあって、別棟の「まや」が生まれ、それに収納、作業場機能が付加されて行ったものと思います。
6・方言としての「まや」は、金沢さんのまとめに作業場を加えたもので大筋良いのではないでしょうか。


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まや 投稿者:こだま 投稿日: 5月22日(月)20時08分40秒   引用
まや は 農家のうしのわ(内庭)を隔てた側にしつらえて
あり 牛を飼ってありました。そこで敷いていた藁を敷き替えて
まやごえ にしていたものです。勿論今でもそうでしょうが 最も
効き目のある堆肥なのですね。はんぎり というのは 餌を入れる
桶のことですが それが つきものでした。


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ちゃらがき 投稿者:まつ 投稿日: 5月22日(月)19時59分34秒   引用
miyakeさんこんばんは。

そうですね。実は、私も社会人になって今の職場(松江)になってから使い出したように思います。
今の職場には、出雲弁圏の人は大体おられますし、石見の方、鳥取の方、山陽の方も少しずつですが居られます。
何かのきっかけで、職場で使い出した言葉かもしれません。
普通に使っていましたので、出雲弁かなと思っていたのですが、あんがい他地域の言葉かもしれませんね。


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まや 投稿者:金沢 投稿日: 5月21日(日)23時03分23秒   引用
今岡さん こんばんは 今岡さんのとこやちでは「馬(牛)」がおらな「まや」とはいわなかったのですか ? つまり「納屋 は ナヤ」で「牛がおら マヤ」でしたか ?


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まや 投稿者:いまおか 投稿日: 5月21日(日)21時23分5秒   引用
まー、「馬厩(小屋)」だと判断します。我が家では、牛と農機具を一階に、藁を二階にという具合でした。嘗ては馬を飼っていたのでしょうが、農耕には牛が適していたのだと思います。田舎育ちの私にとっては馬より牛の方が身近で、よく水遣りや田圃での運動係をさせられました。子牛(「べんた」といいましたね)は人に馴れやすい習性のようで、大好きな動物でした。大社にお参りした時には「牛さん」に触れるようにしています。何でも頭がよくなるとか。


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まや 掲載試案  みずぐらみ 投稿者:金沢 投稿日: 5月21日(日)20時13分23秒   引用
「海藻 みずぐらみ」「〜馬の毛」「〜へがけ」で検索してもヒットしませんね。
この手のものは各地それぞれの呼び名があるのでしょうね。

あらためて「まや」の掲載試案です。ご意見がありそうなので試案としました。

【まや】
共通語 (農家の)納屋、牛(馬)舎兼用の物置場、作業場
用 例 そら まやへ しまっちょかっしゃえ
用例訳 それは 納屋へしまっておきなさい
説 明 出雲の農家では、牛馬小屋が納屋兼用であり、作業場でもあった。
そのことから納屋や作業場専用で使う場合でも「まや」と呼んだ。
採取者 F-K[加茂]


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みずぐらみ 投稿者:おくの 投稿日: 5月21日(日)18時16分19秒   引用
みずぐらみ・・・通称「馬の毛」
大社の方から寄せられた情報でした。
実物を見ると、それそれそーだわや・・・となるかもしれませんね。

では、では、m(__)m


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へがけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月21日(日)16時01分15秒   引用
もりやまさん こんにちは ははー 「へがけ」ですかー。2〜3月というと釣りの季節ではありませんから、私はみたことがないのでしょう。想像もつきませんが名前からおして
ふさふさしたものでしょうか ? 食べてみたいものですね。


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みずくらげ(馬の毛) 投稿者:もりやま 投稿日: 5月21日(日)08時42分12秒   引用
金沢さん お早う御座います。
‘みずくらげ(馬の毛)’
文字から察しますと姿形が、西部(多岐)あたりで言う‘へがけ(2005 4未確認語彙)’とよく似ています。
早春(2〜3月ころ)浅い岩場で、アオサ ノリ ヘガケ(みずくらげ?)などが混じってありました。一緒にして薄く乾したのを、さぁーと焙るとそれは珍味です。
正式な名称はわかりません。


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まや・ちゃらがき 投稿者:miyake 投稿日: 5月21日(日)08時07分44秒   引用
遅くなりました・・・「まや」ですが やはり作業場としての要素は不可欠のように感じます。玉湯町の私の祖父母宅が農家で、まや と呼ばれる2階建ての建物の1階部分の奥に牛がおり、その横に牛の餌になる草が積まれていました。手前には 作業をする広いスペースがあり、耕運機・農耕具・ねこ車・藁を叩く台や切る道具・蓑などが置かれていました。1階部分は収納をすると言うより 作業をする場、という感じだった気がします。

梯子を上った2階部分は 馬鈴薯・なんばぎん・球根・ムシロなどの保管場所(そして猫の出産場所)でした。

まやの外側に広く長い屋根を付けた場所があり(壁は無く柱のみ)、そこに「まや肥え」がどんどん積み重ねてありました。冬に 手がこちけて てごが出来ん、と文句を言うと「まや肥えん中に手突っ込んじょれ」と言われました。


ちゃらがき、ですが・・・大阪の子供は 普通に「ちゃら書き(わるさ書き)」「ちゃら字(綺麗でなくテキトーに書いた字)」と使っています。また 飲食業界では 商品在庫や作り置きが無くなると「ちゃら」です、と言います。島根に居た時はどちらも余り聞きませんでした。「ちゃらちゃらす〜な!」や「ちゃんちゃらおかして 鼻が出ぇわ!」くらいです。


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やはや・取り下げ 投稿者:f-k 投稿日: 5月21日(日)03時30分42秒   引用
辞書候補(2)の中の「やはや」は、5月の新語として登録していただきましたので取り下げます。


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きりくそ・ほか再掲 投稿者:f-k 投稿日: 5月21日(日)03時27分14秒   引用
○きりくそ
もりやまさんの「きりくそ」は方言辞典に、「節度、きまり、けじめ」として「きりくそがつかん(仕事にだらしない)・出典・島根県方言辞典」で載っていました。
「きーはて」はおそらく、「切り・限り」+「果て」であろうと思いますが、いかがなものでしょう。

○ちゃらがみ・ちゃらがき
まつさんの「ちゃら」を日本国語大辞典で引くと、@口から出まかせをいうこと。いいかげんなことを言うこと。でたらめ。うそ。ちゃらくら。ちゃらっぽこ。Aにせもの。B差し引きゼロにすること。ないことにすること。「話をちゃらにする」 と出ています。方言では、島根県簸川郡の「ガラス玉のおはじき」が掲載されています。「ちゃらがみ」「ちゃらがき」としては方言辞典にも見当たりませんでした。
まつさんの用例を窺うと、国語辞典Aが近いように思いますが、「ちゃらがみ」「ちゃらがき」いずれも聞いたことがないものですから、これ以上のことは分かりません。


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みずぐらみ 投稿者:金沢 投稿日: 5月20日(土)21時44分34秒   引用
もりやまさん こんばんは 海藻と思われる「みずぐらみ」または「うまのけ」のことご存じありませんか ?


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グレーゾーン 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)19時39分27秒   引用
おくのさんのおっしゃる通り、ことばは、物証や確定的な学説があるわけでなく、それぞれの感性に依拠するところが多く、グレーゾーンの判断は、泉・主宰者として大変なご苦労があることと推察し、感謝しています。
ご指摘の「あとくち」「つけぎ」は、共通語が方言化したものとして確信しています。「たきつけ」は、個人的には方言として残してほしいと思いますが、主宰のご判断にゆだねるしかありません。「ちけぎ」は、今残しておかないと、出雲の生活文化を語る上で、手遅れになると思い、金沢さんとのキャッチボールを続けている次第です。
いずれにしろ、最終的なご判断は、主宰者たるおくのさんのご見識に、全面的に期待するだけです。よろしくお願いいたします。


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f-kさん。感謝しております。 投稿者:おくの 投稿日: 5月20日(土)18時54分7秒   引用
f−kさん。
図書館で日本国語大辞典や方言大辞典等で確認しながら、たくさんの辞書候補を書き込みいただき大変恐縮しています。ありがとうございました。
方言と共通語の間にはグレーゾーンがあり辞書登録の可否についてはいつも迷っています。今回提示頂いた語彙もほとんどその範疇だと思います。

さて、平成2年から12年にかけて編纂された日本国語大辞典第2版には、島根県方言辞典など出雲弁に関する文献の中から編纂者たちが共通語と思う語彙を排除して掲載しいる思っています。すなわち、島根県方言辞典には有るが日本国語大辞典第2版には方言と記載されていない語彙は編纂者たちが共通語として排除した言葉です。

そうした観点から考えると「あとくち(1)」「あとくち(2)」「ろんをつめる」「ちけぎ(つけぎ)」「たきちけ(たきつけ)」は共通語に近いグループではないでしょうか。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


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つけぎ  再訂製 投稿者:金沢 投稿日: 5月20日(土)18時50分26秒   引用
そうなんですか 以前からねー。やはり町屋と田舎の暮らしぶりの違いでしょうか。
F-Kさんの説明がダメというわけではありません。
そもそも、私と F-Kさん とでは「つけぎ」そのものの認識が違っていたためです。
私は戦時の物資欠乏時代の発明品と思いこみ、F-Kさんは単に 古来からあった生活品に過ぎない、とされていたことによる行き違いであった、とお許しください。訂正します。

【ちけぎ】(つけぎ)
共通語 付け木、杉や檜の薄片の一端に硫黄を塗りつけたもの
用 例 マッチはやめて ちけぎで(火を)おこすだが
用例訳 マッチではなくて 付け木で(火を)熾(おこ)しなさいよ
説 明 戦前から終戦直後までマッチは貴重品で熾き(おき)などの火種がある限り火を熾す時には付け木を使った。硫黄の匂いが懐かしい(F-K)。
町屋では、終戦前の昭和十八年〜十九年頃に登場して使われた(金沢:松江)。
採取者 F-K[加茂]

頂き物に対するその場でのお返しは、松江では単に「つけ返し」といいます。この辞書にも他に「つけごめ」「とび」があります。
どなたか「つけぎ = 頂き物に対するその場でのお返し」という言葉をご確認いただけませんか。


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つけぎ 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)17時46分36秒   引用
終戦前後に再登場したものでなく、それ以前からあったものではないでしょうか。そうでなければ、出雲で頂き物のお返しの方言を「つけぎ」という訳はないと思います。使われなくなったのが終戦後すぐであったのは確かです。それと、「おき」から「付け木」で火を熾すことを説明しなければ、いまの人は解らないと思いますが、いかがでしょう。
ついでに、なぜ私の説明ではだめなのか、教えてください。


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時代 投稿者:金沢 投稿日: 5月20日(土)17時43分9秒   引用
F-Kさん どうでもよいことですが・・・。昭和十四年には「つけ木」があった、というのは記憶違いではありませんか ?  翌昭和十五年はご承知のとおり「紀元二千六百年記念祭」の年で太平洋戦争の始まる前の年で、まだ日本は物資不足がそんなに深刻ではなく、私の記憶ではチョコレートもあったし、天神の夏祭りにはアイスクリームもありました。
「つけぎ」の登場など信じられませんけど・・・。
それとも ざいご(失礼)では「つけ木」が以前から使われていたとか・・・ ?


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つけぎ  掲載案訂正 投稿者:金沢 投稿日: 5月20日(土)16時21分55秒   引用
「つけぎ」の時代考証を間違えておりましたので掲載案を訂正します。
「硫黄を塗ったつけぎ」使用の歴史は古く、少なくとも江戸時代には存在していました。
F-Kさんのいわれる「ゆおうぎ」がそうです。これは私の早とちりでした。訂正掲載案を下記に。

【つけぎ】
共通語 つけ木、木の薄片に硫黄を塗った着火用品
用 例 マッチやめて(もったいないから) つけぎで(火を)ちけーだが
用例訳 マッチを使わないで つけ木で火をつけなさいよ
説 明 終戦前後の物資欠乏時代にはマッチすら不足し、我が国で古来から使われてきた「つけ木」が再登場した。ただ使われた期間は短く戦後昭和二十年末〜二十一年には姿を消した。
採取者 F-K[加茂]

「みずぐらみ」初めて聞きました。島根半島のお方のお話聞きたいものです。


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つけぎ 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)16時15分24秒   引用
昔から硫黄は塗ってあったのではないでしょうか。もし、そうでなければ、日本国語大辞典にそのことがことわられているはずですが・・・。また、わたしの記憶する限り、昭和14年ごろ(私の託児所時代)には硫黄つきでした。


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つけぎ 投稿者:金沢 投稿日: 5月20日(土)15時36分56秒   引用
すみません 時代考証もなにも私自身の知見によるものです。ただ私のいう「つけぎ」は戦前の昭和十九年頃から戦後の二十年代までに存在した「硫黄つきのもの」です。
f-kさんご自身の説明にも「木の薄片に硫黄を塗ったもの」とあったので「ははー あのつけ木のことだな」と考えてしまいました。
ただ昔から「つけぎ」というものが存在したことは知っていました。だから「説明」の中で「江戸、明治のものと違い〜硫黄を塗ったもので〜あっというまに姿を消した〜」と書いたのです。

F-Kさんのいわれる「硫黄のつけ木」は あの戦争の物資不足時代の産物ではなかったのですか ? 昔の「つけ木」にも硫黄が塗ってあったのでしょうか ?


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みずぐらみ 投稿者:おくの 投稿日: 5月20日(土)12時22分19秒   引用
流れを遮って申し訳ありません。

メールで下記の言葉が寄せられましたが私では確認できません。
ご存じの方がいらっしゃいますでしょうか?

・みずぐらみ・・・通称「馬の毛」と言われる物ですが、かしかめ「かすかめ」の前に採取できる海草。かすかめと同じようにして食べる。「かすかめ」より ずっと柔らかく、火で焙って手で揉んでも ほろほろとくずれていきます。色もかすかめより ずっと鮮やかな緑色になります。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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辞書登録基準の改正 投稿者:おくの 投稿日: 5月20日(土)12時17分52秒   引用
こんにちは。奥野です。

共同制作者の協議の結果、当辞書の登録基準を改正しました。
詳しくは表紙ページ「作者より一言」「出雲弁泉辞書登録基準」をご覧ください。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


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つけぎ・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)11時29分10秒   引用
付け木の時代考証
金沢さんの説明文、なにかの文献によるものでしょうか。私の認識では、古くから使われ、消えたのは戦後のことです。あるいは戦時中のある時期、木片に換えて厚紙に硫黄を塗った物が使われましたが、そのことを指しているのでしょうか。
日本国語大辞典にもA 杉や檜などの薄い木片の一端に硫黄を塗りつけたもの。火を移し点じる時に用いる。ゆおうぎ。とあり、1500年代の用例が載っています。
また、付け木の方言に島根県簸川郡の「つけぎ=贈り物に対する返礼」が載っており、「付け木一束やマッチなどを贈り物の容器に入れて返したところから」と説明されています。この地方でも、古くから使われていた証です。
もし、私の説明文に足らないところがあれば直しますが・・・。

きりくそ
もりやまさんの「きりくそ」は方言辞典に、「節度、きまり、けじめ」として「きりくそがつかん(仕事にだらしない)・出典・島根県方言辞典」で載っていました。
「きーはて」はおそらく、「切り・限り」+「果て」であろうと思いますが、いかがなものでしょう。

ちゃらがみ・ちゃらがき
まつさんの「ちゃら」を日本国語大辞典で引くと、@口から出まかせをいうこと。いいかげんなことを言うこと。でたらめ。うそ。ちゃらくら。ちゃらっぽこ。Aにせもの。B差し引きゼロにすること。ないことにすること。「話をちゃらにする」 と出ています。方言では、島根県簸川郡の「ガラス玉のおはじき」が掲載されています。「ちゃらがみ」「ちゃらがき」としては方言辞典にも見当たりませんでした。
まつさんの用例を窺うと、国語辞典Aが近いように思いますが、「ちゃらがみ」「ちゃらがき」いずれも聞いたことがないものですから、これ以上のことは分かりません。

とめちじめ
「止め」+「締める」系と、「止め」+「縮める」系の二つがありはしないかと目下検証中です。


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つづき 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)07時36分10秒   引用
「とめちじめがつかん」も方言辞典(出典・島根県方言辞典)に載っていたものです。


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とめち締め 投稿者:f-k 投稿日: 5月20日(土)07時30分8秒   引用
すみません。「止めち締め」は、もりやまさんの言葉を、ご理解いただきやすいようにと私の推測で勝手に漢字表記したものです。詳しい検証作業はこれからです。
方言辞典には、「とめしめががあわん」=隠岐島「とめちじがあわん」=能義郡「とめはめつかん・とめはがつかん」=隠岐島(以上出典・島根県方言辞典)「とめつめの あわなえごとゆう」=米沢市(出典・米沢言音考)がのっています。


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しめつめ 投稿者:こだま 投稿日: 5月20日(土)04時38分51秒   引用
私には聞いたことのない言葉が出てくるので見ている
わけでしたが しめつめ というのは もう 上がった
ことがあったでしょうか。
きちんと決まりをつけることを しめつめをつける する
と言いますね。反対にだらだらと決まりをつけないのを
しめつめが悪い と言います。
「こんなは なにーやらせても しめつめのわりー男だのー」


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とめちじめ 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)22時40分5秒   引用
連続ですみません。もしかすると古語の進行形「とめつ しめつ〜」が原型でしょうか ?


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 ↓ 訂正 とめち締め 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)22時35分7秒   引用
「とめ縮め」は間違いで「とめち締め」でした。


それにしても F-Kさん 「とめチ締め〜」の「チ」とはなんだと思われますか ? 「止め締め」のことではありませんか ?


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とめちじ め 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)22時26分27秒   引用
はて どうしたものやら ? もりやまさん ご呈示のあった「とめちじがつかん」は「とめちじめがつかん」が正しいのではないかとの F-Kさんのご指摘です。

おそらく「とめ縮め」が原型で「〜め」が消滅したものであろうであろうとの推測はつきますが、間違いなく「とめちじ〜」でしょうか ? それとも「とめちじめ〜」でしょうか ?

当サイトはその辺が若干きびしいのですが・・・。


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とめちじめがつかん 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)21時38分7秒   引用
戦線整理の「とめちじがつかん」は「とめちじめがつかん(止め(ち)締めがつかん)」が正しい方言形です。


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ちゃらがみ 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)20時54分32秒   引用
「ちゃらがみ」意味はよくわかりますが、初めて聞きました。

miyakeさん 「まや」の掲載案ご了解いただけますか ?


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戦線整理 訂正 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)20時45分34秒   引用
戦線整理案 訂正します。

失礼しました「とめちじがつかん」は森山さんでしたね。

【とめちじがつかん】
共通語 とりとめがない、首尾一貫しない
用 例 こなに せんそばなしさせーと とめちじがつかんことんなーけんの
用例訳 あいつに戦争話しをさせると わけがわからない(首尾一貫しない)ことになるからね
採取者 もりやま[湖陵]

「だめつめする」もいいますね。

【だめち(つ)める】
共通語 だめを押す、談じ込む
用 例 となーにどなーこんで だめちめた
用例訳 隣に怒鳴り込んでだめを押した(談じ詰めた)
採取者 F-K[加茂]  /【だめち(つ)めする】[加茂][松江]

【あいどし】
共通語 同い歳
用 例 こなやちゃ従兄弟で あいどしだとや
用例訳 あいつらは従兄弟で おない歳だってよ
採取者 KEN[八雲]
記録者 (金沢:松江)

まつさん 「まや」の掲載案 ご了解いただけますか ?


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ちゃらがみ 追加 投稿者:まつ 投稿日: 5月19日(金)20時13分32秒   引用
「ちゃら がみ」より「ちゃら がき(書き)」を良く使います。
簡単なメモとか、略図をパパッと書くことを「ちゃらがき」と言っています。
共通語ではないと思いますが、どうでしょうか。


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町屋もん と 新聞紙 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)20時10分5秒   引用
新聞紙を十五センチ角に切って「べんじょがん = 便所紙」にするのは私たち子供の仕事でした。
「くど」や「五右衛門風呂」のたき付けには「もや = 小枝」が用いられましたが、町屋の悲しさ、焚きつけ用の小枝など落ちているわけはなく、行商のおばさんが背負って売りに来る「もや」を買いました。毎日の煮炊きにもコストがかかったわけです。
ラジオのある町屋の生活も楽ではなかったですよ。


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ちゃらがみ 投稿者:まつ 投稿日: 5月19日(金)19時58分46秒   引用
昔は新聞紙は重宝なものだったんですね。
私も子供の頃は、新聞紙を ももしって 尻を拭いていました。

関連して、頭に浮かんだ言葉。
もしかしたら話がずれるかも知れませんが、「ちゃら がみ(紙)」を思い出しました。
「わっしぇー と えけん けん なんぞ ちゃらがみ ね かいちょいて ごいた」
「忘れるといけないから、何か、いらない紙に書いておいてくれ」
これ、普段仕事などでも使っていますが、皆さんどうですか。

「まや」は、確かに牛の部屋(部屋と言う言い方も変ですが)の前には、藁をトントン叩く台がありましたし、家畜も農作業も農機具置き場も、母屋と離れた建物に一括して有りましたから、総称として「まや」と言っていたのかもしれません。
はっきりと言い切れる記憶はありませんが、違和感はありません。


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とめちじがつかん 投稿者:もりやま 投稿日: 5月19日(金)19時54分53秒   引用
f-kさん 今晩は。
‘とめちじがつかん’
私の提案した候補だとおもいます。
F-Kさんと全く同じ語意です。古い用例ですが終戦後大陸から復員された近所の小父さんの戦争話をよく聞かされました。南方戦線と異なり苦労話は無く、勝った話や現地住民とのエピソードなどそれこそ何時間でも、面白おかしく聞かされたものです。帰られた後、「こなに戦争話させーと、とめちじがつかん」と親たちが言いました。
同意語で‘きーはてがつかん’や‘きーくそがつかん’も使いました。


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戦線整理・追加 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)19時18分4秒   引用
「だめち(つ)める」に「だめち(つ)めする」を副題にしておいてください。


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戦線整理 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)19時13分4秒   引用
金沢さん、戦線整理ありがとうございました。

○とめちじめがつかん
(04・4・湖陵さん)のご意見を先に聞いてください。もし「とめちじめがつかん」であれば、「首尾一貫しない。取り止めが無い」が語意ですから「あのさんの しーことは(することは) えちも(いつも) とめちじめがつかん が・・・」とでもなります。

○あいどし
(02・3・八雲さん)の辞書候補です。ご本人のご意見を聞いてみてください。

○まや
Miyakeさん、まつさんのご了解があれば結構です。ただし、共通語には、「作業場」を追加しておいてください。


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ざいごもんの「たきちけ」 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)19時09分47秒   引用
これ以上論議したくはありませんが、「まちや」と「ざいご」の違いを痛感します。昭和7年(1932)松江放送局が開局され、アース付ラジオが売り出されましたが、当時、郷里南加茂の総戸数約70戸のうち、ラジオがあったのはお寺や「おやかたさん」の4戸のみ。新聞を購読する世帯もせいぜい10戸に満たなかったと思います。
ですから「したかたもん」は、新聞紙を「たきつけ」にするなど思いもよらず、「しーがみ(便所の落とし紙)」や「かえとび」の包み紙、「書き方(習字)」の練習用に重宝しました。その他の廃紙は、お菓子屋さんの包み紙(ふーとー)や魚屋さんの包み紙などから収集。これとてシワをのばして大切に使いました。
これ以上「ざいごもん」の「したかたもん」の暗い思い出を綴りたくありませんから、終わりにします。「まちや」の「おやかたさん」との文化の違いを重く受け止めています。


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戦線整理 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)16時28分58秒   引用
かなり多くの言葉が出ていますので例によってでしゃばって整理しておきます。

[掲載案]

【あとくち[2]】
共通語 (何かを口にした後の)口直し、あと味
用 例 (料理の)あとくちがわりけん あめもんなとくーか
用例訳 後味が悪いから (口直しに)甘いものでも食べようか
説 明 ものを食べたり、薬を飲んだりしたあとの口の悪さを「あとくちが悪い」と表現し
その「口直し」に他のものを食べること自体を「あとくち」といった。また謙譲語としての「お口直し」の意でもよく用いられる「あとくちに おあがりください」など。
採取者 F-K[加茂]

【ち(つ)けぎ】
共通語 つけ木、木の薄片に硫黄を塗った火付け用具
用 例 マッチは(もったいないから)やめてちけぎで(火を)おこすだが
用例訳 マッチを使わずに つけ木で火を熾しなさいよ
説 明 終戦の前後一年くらいはマッチも貴重品でした。そこで考えられたのがこの「つけ木」です。江戸から明治までの「つけ木」と違って硫黄をちょっと端っこに塗って火がつきやすくしてあるのがミソです。この「つけぎ」はあっという間に姿を消しました。

【だめち(つ)める】
共通語 ダメを押す、談じ込む
用 例 となーにどなーこんで だめちめた
用例訳 隣に怒鳴り込んで だめを押した(談判した)
採取者 F-K[加茂]

【ずりくる】
共通語 ずり落ちる
用 例 しゃんとえわいとかんと とちーで じりくーでね
用例訳 ちゃんと結んでおかないと途中で(荷物が)ずり落ちるよ
採取者 槇野本
記録者 (F-K:加茂)

【ずるける】
共通語 (ヒモなどが)ゆるむ、解けかける
用 例 こなこの帯が じーけとーが !
用例訳 あの子の帯が とけかかっているよ !
採取者 槇野本
記録者 (F-K:加茂)

【じごなし】
共通語 たえず、きりもなく
用 例 あげん じごなしに くゎれてえもんだの
用例訳 あんなに たえず食べられていいものだね
採取者 金沢[松江]

【あいどし】
共通語 おない歳
用 例 こなやちゃ いとこで あいどしだとや
用例訳 あいつらは従兄弟で おない歳だってよ
採取者 槇野本
記録者 (F-K:加茂)

【まや】
共通語 納屋、牛馬舎兼用の物置場
用 例 まやへ しまっちょかっしゃえ
用例訳 納屋へ仕舞っておきなさいよ
説 明 出雲では馬(牛)小屋がいわゆる納屋兼用であった、そのことから納屋のみで使用する場合も「まや」と呼んだ。
採取者 F-K[加茂]

[その他の未確認語]

【たきつけ】 他の方々のご意見をお聞きしたいです。
【しじど】【ちょいのま】【やはや】【ろんをつめる】未確認です。  以上

F-Kさん「とめちぢがつかん」の用例をお願いします。

「はざぼし」は言葉として確認されたのでしょうか ? 理論的にはおっしゃるとおりだと思います。私としてもぜひ残しておきたいのですが・・・。


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たきつけの思い出 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)13時01分29秒   引用
戦前の私の思い出です。町屋でコンロに火をおこす手順はどうだったのか。

新聞紙を数枚長め巻いてくしゃくしゃにします。それを「わっこ」にしてコンロの底のサナの上におきます。その上に消し炭をのせ、それから新聞紙にマッチで火をつけます。
これでたいてい火がつきます。後は炭を入れ「下の口」からウチワであおぎます。

なにも田舎の「たきつけ拾い」のみが「たきつけ」ではありません。町屋には町屋の戦前の日常がありました。
新聞紙が貴重だったのは「ものを包んだり」「たきつけに使ったり」したからです。

これらのことを含めて新明解は書かれているのだと思います。戦前の家庭で紙くずといえば新聞紙しか思い浮かびません。もちろんチラシなどはありません。


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まや・こや・なや 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)12時53分21秒   引用
「まや・こや・なや」の生い立ちを探ってみました。

○「まや」の語源は「うまや・厩=馬小屋」で、万葉集にすでに用例があるようです。
方言としての「まや」は、小学館・日本方言大辞典(以下、方言辞典と呼びます)によれば、「納屋」として島根県八束郡(出典・島根県下訛音方言一覧・郷語改善会・1931年)出雲(出典・島根県下に於ける方言の分布・島根県女子師範学校・1932年)が載っています。

○「こや・小屋」も「小さくて粗末な家」として、平安中期に用例がみえる古い言葉のようです。方言辞典の「こや」にも方言として「納屋」が上がっていますが、出雲地方の掲載例は見当たりません。

○「なや」は、室町時代の海産物の保管倉庫の呼び名からきた言葉のようで、このため「なや」には「納屋」のほか「魚(な)屋」の字も充てられるようです。のち、農具や肥料を収容する農家の付属建物も「なや」と呼ぶようになったようですが、これには、馬や牛の「畜舎」としての語意は含まれておりません。また、出雲では、農家の作業場、収納小屋、牛舎などを「なや」と呼ぶことは無かったと思いますが、いかがでしょうか。

○ 以上の経緯から「まや」は「牛舎付きが条件」とは考えず、方言辞典に倣って「納屋」としました。ただし、Miyakeさん、まつさんのご指摘の通り、出雲の「まや」は牛舎付きの場合が多いので、そこら辺りを「説明」に加えた積もりです。

○ 湖西振興機構「出雲のことば」は「まや」を @牛馬の部屋 と A 農家の作業場。納屋。の二つの語彙に分けて掲載されています。案外この方が賢い掲載方法かもしれません。皆さんのお知恵を拝借いたします。


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ことばはおなじですが 投稿者:f-k 投稿日: 5月19日(金)05時55分33秒   引用
私が残して置きたいと思ったのは、チラシや新聞紙などの紙くずが便利に使える「新明解」的「たきつけ」でなく、ことばはおなじですが、紙くずが貴重品であったころの、子供の重要な家事労働のひとつであった「たきつけ拾い」であり「たきつけ」です。逆に今の人は、「新解明的たきつけ」が「たきつけ」だと思っているのではないでしょうか。

国語大辞典や方言大辞典も当てにならないと言われてしまうと困ってしまいます。この両辞典とも手元に無いもので、都度図書館で確認していますが、何か空しい気がしないでもありません。

いずれにしろ、方言とみるかどうかは、その人の感性に大きく左右されますから、判断が分かれても、やむを得ないことだと思います。

こだわりません。


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f-kさんへ 投稿者:金沢 投稿日: 5月19日(金)00時09分40秒   引用
私の考えでは、当辞書は「死語化」や「方言区分」について過去に相当の間違いを犯しているように思っています。その点をついて類推されると困ってしまいます。

また、「小学館の国語大辞典」の方言区分は(私は索引しか持っていませんが)索引でみる限り「こんなものが方言 ?」と疑われる言葉が多く載っているように思います。
つまり「国語大辞典の方言区分にあるから・・・」というだけでは「方言とは云えない」と考えています。
「たきつけ」は「新明解(第六版)」にも「薪などに火を移すために最初に燃やす紙くずや小枝」で載っています。現代においても「たき火」をするとき「たきつけにするから誰か新聞紙をもってこい」は今でも使われているように思います。だから「たき火」や「陶芸」云々と書いたのです。
「そくい」が指物師や宮大工では日常語だ、というのとはちょっと違うのではないでしょうか。
でも私は「そくい」も辛うじて「死語になりつつあるが未だ生きている言葉」だと思っています。理由は現代でも僅かではあろうが使われているのだし、新明解にも載っているからです。なお「そくい = 続飯」はもちろん当て字です。

「季語」であることをもって「共通語」「方言」の証明にはならないように思います。
俳句の世界には疎いですが「古語系の季語」は随分とあるのではありませんか。

「だめつめ」はまいりました。
新明解の「だめ」の項では「「ダメを押す」はあっても「だめをつめる」は「囲碁での駄目」とのみ説明され「理屈で(追い)つめる」の引例がありません。
「だめをつめる」は新聞にも出てきそうに思うのですがどうも私の思い違いのようです。
「だめつめる = 議論する」は方言です。採用すべしと考えます。


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金沢さんへ補足説明 投稿者:f-k 投稿日: 5月18日(木)22時35分56秒   引用
辞書登録の可否は、共同制作者の皆さんのご判断に委ねますが、投稿に当たっては、過去の泉・辞書の登録例や、目下のところ、わが国の国語、方言関係の数少ない拠り所である小学館・日本国語大辞典および日本方言大辞典を念入りに確認したつもりです。ご参考までに、以下、補足説明いたします。

○ たきち(つ)け
1・金沢さんの「家庭では死語だが、陶芸関係でNHK云々」説。
泉・辞書登録済みの「そくい・米飯練りの糊」や「そぎ・枌」も家庭では死語ですが建築、特に宮大工の世界では日常語で、現に三朝・三徳山の改修工事で使われています。

2・同様に、泉・辞書「ひち(つ)じばえ・稲の切り株の新芽」は、俳句の世界で「?(ひつぢ)」「?稲(ひつぢいね)」として晩秋の季語として有名で、現に数々の名句があります。

3・小学館・日本方言大辞典には、「たきつけぎ・焚付木」として、宮崎県・鹿児島県が掲載されています。

○ だめつめる
1・金沢さんの共通語の慣用句説。否定はしませんが、だからこそ「共通語の特異な使い方」と断りました。「だめつめる」のほか「だめつめする」の用例があります。

2・「だめつめる」は、小学館・日本方言大辞典にも「だめつめる・駄目詰」出典「島根県方言辞典(広戸 惇・矢富熊一郎)1963年」で掲載されています。


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まや 投稿者:まつ 投稿日: 5月18日(木)20時54分21秒   引用
我が家でも昔(私が生まれる前)は牛を飼っていたらしく、納屋の片側にその牛の部屋があって「まや」と言っていました。
昔は、牛で田をおこしていたからだと思います。

牛以外にも、私が小さくて物心付くか付かないかの頃までは「綿羊」が居ました。
なんとなく覚えています。あの、毛糸の元になる毛を刈る羊です。
それから、小学生の頃までヤギが居ました。
ヤギの乳搾りは、親の命令でよくやりました。上手いですよ。

家畜が居るところを「まや」と言っていました。
漢字で書けば「馬屋」か「厩」でしようかね。
「納屋」は、農機具があったり、ムシロを敷いてヨリをなったり(これも親のてご)していた所と言うイメージがあります。
漬物や味噌、塩などを貯蔵していたところは「ぞーべや」(辞書既載)と言っていました。

miyakeさんの家は百姓をされていたのですか?。


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あとくち  ほか 投稿者:金沢 投稿日: 5月18日(木)13時51分19秒   引用
「あとくち」今でも使います。ただ[1]と[2]は同じことではありませんか。[1]は世辞でいうケース、[2]は本当にまずいものを食べた場合。「(世辞でいう)お口なおし、(または)口なおし」とすればよいのでは ?

「ダメ(を)つめる = ダメを押す、議論する」は共通語の慣用句では ?

「つけぎ」懐かしいですね。死語ですから当然取り上げるべきです。

「たきち(つ)け」 家庭では死語だとしても、一部では今も使われている共通語だと思います。
「たき火」や「陶芸の窯」などの場合にです。この間も陶芸家を取り上げたNHKのドキュメントでも使われていました。「たきつけにはよく乾いた灌木の小枝を使い・・・松割り木に火をつける」。


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まや 投稿者:miyake 投稿日: 5月18日(木)08時42分33秒   引用
「まや」は牛馬を飼っている小屋(納屋?)を指していて、牛馬が居ない納屋とか漬物などを保存していた小屋は 今思い出せませんが 別の呼び方をしていました。

牛糞の肥料を「まやごうぇ(まやごえ)」と呼びますね。


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辞書候補(2) 投稿者:f-k 投稿日: 5月18日(木)05時43分36秒   引用
共通語ながら、特異な使われ方の言葉を拾ってみました。

○ やはや
共通語 いや-はや(感動詞)
用例  A・あとかたは たけしま だやら まやく だやら にぎやかな ことだ の
    B・やはや はじんで ドンパチ やらな えが の
用例訳 A・先ごろは、竹島だとか麻薬だとか、にぎやかなことだね
    B・そうだよね!! 弾みで ドンパチ(打ち合い)しなければ いいけどね
説明  「やはや」は、小学館・日本国語大辞典では(いや・はや)の転とされています。しかし、出雲での使い方は、それ単独で使われることは少なく、相手の言葉を受けて、会話を肯定的かつ感動的に続ける場合に使われることが多いと思います。
採取者 F−k(加茂)

○ あとくち(1)
共通語 (食後の)口直し
用例  あとくち ね その くゎし つまんで ごしなはえ
用例訳 口直しに その菓子を 摘んで(食べて)ください
採取者 Fーk(加茂)

○ あとくち(2)
共通語 後味じ
用例  あとくちが わりけん あめもん でも くーか の
用例訳 (料理の)後味が悪いから 甘いものでも 食べようかな
採取者 F−k(加茂)

○ だめつめる
共通語 ダメを押してみる。談判する。議論する。
用例  となー ね どなーこんで だめ ちめた
用例訳 隣に怒鳴り込んでダメを押した(談判した)
採取者 F-k(加茂)

○ ろんをつめる
共通語 論理立てて詰問する
用例  かない は ろんをつめて こごと いーましけん ね
用例訳 家内は論理立てて詰問するように 小言言いますからね
説明  先日、斐川町の親戚との会話の中で聞いた言葉です。私自身は使ったことがありませんが、斐川の方では使われているのでしょうか。
採取者 F-k(斐川)


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辞書候補(1) 投稿者:f-k 投稿日: 5月18日(木)05時40分9秒   引用
思い出すまま、身近な言葉を拾ってみました。

○ ちけぎ(つけぎ)
共通語 付け木。杉や檜の薄片の一端に硫黄を塗りつけたもの
用例  マッチは やめて ちけぎで おこすだが
用例訳 マッチではなく 付け木で (火を)熾しなさい よ
説明  戦前から終戦直後まで、マッチは貴重品で、燠(おき)などの火種がある限り火を熾すのには付け木を使った。硫黄のにおいが懐かしい。
採取者 F−k(加茂)

○ たきちけ(たきつけ)
共通語 焚付け。火をたやすく燃えつかせるために用いる杉などの枯葉
用例  たきちけが なーなったけん ふろって こな えけんわ
用例訳 焚付けが無くなったから、(杉落葉などを)拾って来なければ いけないな
説明  戦前から終戦直後まで、廃紙・新聞紙は貴重品だったから、火を熾すのには、もっぱら杉などの枯れ落ち葉を用いた。燠(おき)→付け木→たきちけ が、一般的な「火熾し」の流れであった。
採取者 F−k(加茂)

○ しじど
共通語 農家の土間と台所の間にある、縦状の格子戸
用例  しじど しめとかっしゃえ おくが めえて はちかし がね
用例訳 しじ戸 閉めておいてよ 奥まで見えて 恥ずかしい がね
説明  昔の農家は「げんくゎん(玄関)」を入ると「おしにわ(臼庭)」。右側に「ふんだん」、正面に「しじ戸」。その奥に「焚き木置き場」「くど」「ながし」と続くのが一般的な間取り配置であった。「くど」の向かいには「ねじんらじ(鼠入らず・穀類等の保管庫)」があった。
採取者 F−k(加茂)

○ まや
共通語 納屋
用例  まや ね しまっとかっしゃえ
用例訳 納屋に 収めておきなさい
説明  納屋は「まや」とも「こや」とも呼んでいたが、強いて言えば牛舎兼用の納屋を「まや」と呼んでいたような気がする。
採取者 F−k(加茂)

○ ちょいのま
共通語 料亭・小料理屋の小部屋
用例  せきの みほくゎん ね えきたら もかしの ちょいのま が そのまんま
のこっとー と まっしゃえ
用例訳 美保関の美保館に行ったら 昔の「ちょいの間」がそのまま残っていたこと よ
説明  美保神社から続く旧街道、情緒豊かな青石畳通りに面した美保館旧館。大正期の建物で、関参り全盛期の面影を今に伝えている。「ちょいの間」は、二階へと続く階段の途中に、中二階の形でひっそりと設えてあり、艶っぽい造りとなっている。
採取者 F−k(加茂)


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はちける 投稿者:まつ 投稿日: 5月17日(水)20時53分16秒   引用
今日職場で、掛合、三刀屋、大東の三方に聞いてみました。

まず「おべ はちける」は、当然皆さんご存知でした。
で、「はちける」を使った、又は組み合わせた言葉で、他に思いつく言葉があるか聞いてみましたが、なかなか出てきませんでした。
また、「はちける」単独の使い方も聞きましたが、急には思いつかないようです。

それではと、こちらから「おみ はちけー」「くたーべ はちけー」は、言ったり聞いたりしたことがあるか聞いてみました。

その結果、「おみ はちけー」は誰も「そぎゃんこた 言わん」でした。
「くたーべ はちけー」は、大東の方が「とっしょー が しゃん 言い方 しょったの、くたーべ はちけて はやこと ねー ちやな ふうね」と仰いました。
また、それに続けて「子供が とびさくって くたーべる とも 言うの」とも仰いました。
(当辞書には、「とびさくる」→「急いで走る」で登録されていますが、「飛び回って遊ぶ」とか「いそがしく動き回る」などの共通語訳もあると思います。)

もう少し、いろいろ聞いてみようと思います。


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じごなし 投稿者:f-k 投稿日: 5月17日(水)17時27分30秒   引用
小学館・日本方言大辞典に出典「出雲の方言(漢東種一郎・1961年)」で載っていました。


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おべはちける 投稿者:金沢 投稿日: 5月17日(水)15時59分34秒   引用
f-kさんの「おびえ はち切れる = びっくり(仰天)する」が正しいと思います。
本辞書にもその趣旨で載せられているように思いますね。


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はちけー 投稿者:まつ 投稿日: 5月16日(火)20時51分37秒   引用
みなさん、はちける の考察ありがとうございます。

私のイメージの中には、こだまさんの仰る、一杯に張りつめたものが何かのきっかけで「パン」と弾ける、も有りますし、F-Kさんの仰る、一杯に詰め込んでさらに詰め込んだ結果、張り裂けてしまった、も有ります。

つまり、一杯々々に溜まった力に、さらに、ちょっとしたきっかけを与え(針で突っつくとか、さらにちょっと力を加える)て破裂させ、その溜まった力を解放することをイメージします。

ようするに、百二十パーセントの状態という事で、物事をより強調する感じを持っています。
驚くことを強調する「おべはちける」の他に、蒸し暑さを強調する「おみはちけー」とか、疲れを強調して「くたーべはちけー」→「疲れはてる」などという言い方をしていたような気がするのですが、曖昧で自信が有りません。

周りのお年寄りや、職場の人に聞き取りをしてみます。


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じごなし 投稿者:金沢 投稿日: 5月16日(火)18時54分53秒   引用
「じごなし = きりがなく、たえず」は何年か前私も提示したものです。
その時は KENさんの「じごはてもね」とはいうが・・・という答えしかなく確認されなかった言葉です。
用例は f-kさんの「〜くゎれてえもんだ」がぴったしです。


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はちける 投稿者:f-k 投稿日: 5月16日(火)18時50分20秒   引用
おべ-はちける
「はちける」は、こだまさんのおっしゃる「弾ける」ではなく、「はち-き-れる・はち切れる」=「中身がいっぱいになって、表面が裂け切れる」が語源ではないでしょうか。「桶の輪が はちけた」。出雲地方でよく聞く用例です。
「おべ」は、おそらく「怯(おび)える」の転。怯え極まって、「びっくり仰天」が語意であろうと思いますが、いかがでしょう。


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未確認語意(続き) 投稿者:f-k 投稿日: 5月16日(火)18時19分45秒   引用
○ ずりくる(05・9・牧野本)
使いました。
「しゃんと えわえとかんと とちーで じりくーじね(しっかり結んでおかないと途中で{荷物が}ずり落ちるよ)」

○ ずるける(05・9・牧野本)
使いました。(帯など)結んだものが緩んでとけかかるときに言ったと思います。
「こなこの おびが じーけとーが(あの子の帯が{緩んで}解けかかっているよ)」

○ とめちぢかつかん(04・4・湖陵)
「とめ-ちじめ-が-つかん(止め締めがつかない)」ではないでしょうか。もし、そうであれば、使いましたし、日本方言大辞典(出典・出雲方言辞典)にも載っていました。

○ あいどし(02・3・八雲)
使いました。日本方言大辞典(出典・出雲方言辞典)にも、「あいどし(相年)」で載っていました。

○ はざぼし(02・3・東出雲)
「はざ」は、「稲架・(はさ)または(はざ)」の「はざ」ではないでしょうか。出雲地方では「はで(八手)」でお馴染みです。日本方言大辞典をめくると、東北・北陸地方に「はざ」「はせ」が多く見られ、島根県は「はで」で載っています。もし、「稲架・はざ」であれば、俳句の季語(晩秋)にもなっている古い日本語です。それが東出雲に残っているとは。さすが古代出雲の中心地、楽しい、うれしい発見です。ぜひ泉・辞典に残してください。

  稲架解くや 雲またほぐれ かつむすび   木下夕爾

○ じごなし(02・12・松江)
使った記憶があります。というのも、悪童、悪戯っ子、腕白者にいう「しご-ね-ならん」と混同している可能性も無しといえず、「使った」と断定できない苦しさがあります。
  とはいえ「あげん じごなしね くゎれて えことだ は」。耳底に残る言葉の響きです。


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てなしいか 投稿者:遠藤 投稿日: 5月16日(火)12時26分12秒   引用
イカの方言はもうむちゃくちゃです。普通そのあたりで一番とれる
ものをマイカと言います。あかいか、とかしろいかとなるともう訳が
分かりません。イカの色なんて赤や白にすぐ変わります。一般的に
あおりいかやこういか、のように丸くて三角がひれ状になっている
種類と胴が筒状で三角がついているやり、するめ、けんさきの種類
に大別されます。でしてこの2種類間での混同はあまり考えられま
せん。あおりいかとするめいかを混同することはまずないです。
そこで、けんさきいかのことをてなしいかということを聞いたこと
がありますが、どうですか。多分ケンサキイカ(形はやりいか状)
は2本の蝕腕がないのでてなしということだと思いますが。
けんさきのことをあかいか、しろいか、まいか、ささいか、などと
呼ぶ地方はあります。
さて、「ひをとぼす」と言うフレーズがあり、この間子供の自転車
の前照灯がつかないので、「か、ひがとぼらんだねか」等と言って
いる自分に気がつきましたが、文語体(あれがパリの灯だ)などは
別として電灯をひと言い、つけることをとぼす(ともす)というの
はもはや立派な方言的表現だと思いますが、どうですか。共通語では
明かりをつける、ぐらいですか。


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イカ 投稿者:金沢 投稿日: 5月15日(月)18時24分15秒   引用
イカの魚鑑有り難うござすました。なんと沢山あるもんですねー。
ただお示し頂いた「マイカ = コウイカ」「シロイカ = アオリイカ」は私の認識とき違うようです。島根半島では「アオリイカ」は「アオリイカ」と云いますし、「コウイカ」は「コブイカ」「モンゴウイカ」というようです。
私のいう「シロイカ」「マイカ」は店頭に並んでいるイカとしてはもっともポピュラーなイカで「シロイカ」は最高においしいのに対して「シマメイカ」はバカにされます。

しかし「シロイカ」も「マイカ」も標準和名にはないのですねー。市場名でシロイカを検索しますと「シロイカ = モイカ、ミズイカ」などとありますがこれでしょうかねー。
鳥取のおみやげ名物としてテレビのコマーシャルに出てくる「玉藤(たまとう)のシロイカスルメの糀漬け」では「シロイカ」なんですけどねー。
「シロイカ」も「マイカ」も方言なんですね。
いやたいへん勉強になりました。


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おみはちける 投稿者:いまおか 投稿日: 5月14日(日)20時57分6秒   引用
初めて耳にしました。「おみー」「おもす」でしか使いませんでした、加茂では。「おべはちけー」は「おべはちけーやな」「おべはちけたわ」で使いました。


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シロイカ、マイカ 投稿者:おくの 投稿日: 5月14日(日)18時38分40秒   引用
おみはちける・・・出雲弁として有りそうな気もしますが・・・私も聞いた記憶がないように思います。

金沢さんが書き込みしていらっしゃったシロイカ、マイカ

http://www.zen-ika.com/zukan/search.html
によると
マイカ=コウイカ
シロイカ=アオリイカ
のような気がしますがいかがでしょうか?

では、では、m(__)m


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おべはちける 投稿者:こだま 投稿日: 5月14日(日)05時59分49秒   引用
これも全くの私見で どうということもないですが
おべはちける は いいますね。はちける とは
はじける つまり 飛び上がる程 びっくりした と
いうことと 考えています。
はちける と似たようなのに はしれる がありますね。
ふくらんで 裂けることです。
「あんまーきつーにすーけん はしれてしまーたがな」 など。


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出雲弁の広場 投稿者:おくの 投稿日: 5月13日(土)17時31分52秒   引用
最近、出雲弁の広場に迷惑な書き込みが多く逐次削除することで対応してきました。
しかし、これ以上の対応は難しく、やむなく「出雲弁の広場」を当分の間閉鎖させていただきます。

では、では、今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m


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はちけちょー 投稿者:金沢 投稿日: 5月13日(土)15時26分5秒   引用
まつさん こんにちわ 「はちけちょー」の「はちける」と 貴方の「びっくり仰天」の「はちける」は多分同じ言葉だと思います。「はちける」は多分「はじき飛ばす」のことでしょうから感動詞風に使えばTPOによってどのようにでも訳せます。

阪神ファン「今夜の巨人戦 どげんなーだらかの」巨人ファン「はん タイガースやなんやえ はちけちょーわ」←この「はちけちょー」は「はじき飛ばしだぜ = 論外だよ = 問題にならんよ」とどのようにでも解釈できます。

ですから、「はちける」をおっしゃるように強調語として使い「おみ はちける」を「強調形」として使うことはあり得ることだと思いますね。
単に私が聞いたことがないだけなのでしょう。


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はちける 投稿者:まつ 投稿日: 5月13日(土)09時29分4秒   引用
金沢さん、おはようございます。

ちょっと曖昧ですが、暑くてむしむしする事を「おみーやなのー、とか おもすのー」と言いますね。
それを強調して「おみはちけー やなのー」になるのではと思います。
共通語で言えば「蒸しあげる」かな?。こういう言い方しませんか?。

「おぺ はちける」も、「おべる」を強調して「はちける」を付け加えていると思いますがどうでしょう。
「おべる」→「吃驚」
「おべはちける」→「吃驚仰天」
ビックリして、ひっくり返って天を仰ぐ(仰天)となるのでは。

「はちける」はその前の言葉を強調するのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
それで、辞書に記載の「はちけちょる」と使い方がちょっと違うのかなあー、と思ったわけです。
違う言葉かもしれませんね。


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おみはちける 投稿者:金沢 投稿日: 5月12日(金)22時46分26秒   引用
「おみはちける」ですかー。聞いたことはありませんけど。
やはり「おべ はちける」の訛ったものではありませんか ? そら どのように使いますか ?


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はちけー 投稿者:まつ 投稿日: 5月12日(金)20時45分10秒   引用
「おみる、または おもす」(蒸す)やな 季節に、これからなりますね。
「おみ はちけー」と言う言い方はしないのかと思って、辞書を見ましたがありません。
「おべ はちける」は有りましたが、「おみる」(蒸す)に「はちけー」は付けませんか?。
「おみ はちけー」と言ったり聞いたりしていたように思うのですが。

「はちけちょる」は、(問題にならない)で登録されていますが、この使い方は湖陵ではあまり馴染みが無いように思うのですが、違う言葉なのでしょうか。


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あまけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月12日(金)01時10分58秒   引用
しつこくして すみませんでした。認定いただいて有り難うございます。

【あまけ】(甘け)
共通語 (食べ物の)甘さ、甘み
用 例 この小豆雑煮はちと甘けがたりんこたねかや
用例訳 この小豆雑煮は 少し甘味が足らなくないかい
採取者 金沢[松江]


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あまけ 投稿者:おくの 投稿日: 5月11日(木)19時48分1秒   引用
あまけ:私も出雲弁だろうと思っています。

掲示板で提起される語彙について、逐次私から出雲弁で有るとか無いとかを判断するのは避けたいと思っています。
毎月の定期更新案作成作業では日本国語大辞典を始め各種辞典を参考にしたりインターネット検索を行うなどかなりの手間と時間がかかります。そうした作業は集中的に効率よく行いたいと思っています。

先日来、掲示板にいろいろな広告が入りご迷惑をおかけしています。今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

では、では、m(__)m


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あまけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月11日(木)17時53分35秒   引用
しつこくてすみません。「あまけ = 甘け」が使われているいることは確認されています。以前であれば簡単に辞書登載されるはずですがこうも逡巡があるのはなぜでしょうか。

「文献 対 文献」では確認とはしない、と先日裁断されましたがこれは逆のケースです。

「文献」では「あまけ」は方言区分になく「しおけ」は方言区分である、ということをもって認めない、ということでしょうか。

奥野さん ご裁断を願います。


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あまけ 投稿者:まつ 投稿日: 5月10日(水)21時02分47秒   引用
こんばんは、長い連休でしたね。
いろいろ、バタバタしていてなかなかインターネットが出来ませんでした。
皆さんお元気でしょうか。

「ちと あまけ(又は そけ)が 足らん だ ねかや」
は、子供の頃からよく耳にした言い回しですし、子供の頃の食卓の風景が、浮かんで来る会話です。

共通語かどうかは、その定義がいまいち分かりません。
全国の何パーセントの地域で使われているとか、NHKのアナウンサーが使っているのかどうか等が、判断基準になるのでしょうか。
「あまけ」が通じるかどうかと言えば、全国で通じるのでは無いかと思うのですが、それも、試したことが無いので分かりません。

しかし、私の出雲に対する心象風景の中には、しっくり入る言葉ではあります。


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あまけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月10日(水)20時09分18秒   引用
「今朝の 小豆雑煮は ちと あまけ が 足らんこたねかや」← ごく普通に使っていたのではありませんか ?

他の共通語表現では聞いたことも見たこともありません。特に辞書掲載にはこだわりませんけど。
みなさん 共通語として認識できますか ?


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あまけ 投稿者:おくの 投稿日: 5月10日(水)19時41分42秒   引用
金沢さん。
「あまけ」の件、日本国語大辞典の記載はf-kさんの書き込みのとおりと思います。

では、では、m(__)m


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珍説「〜け」考 投稿者:f-k 投稿日: 5月10日(水)17時09分57秒   引用
1・「〜け」「〜げ」「〜さ」「〜み」など、様子、気配、感じ等を表わす接尾語は、万葉がなに、たくさん残っていますから、古いやまとことばであることは、間違いのないところだと思います。

2・接尾語「〜み」は、@ そのような状態をしている場所(高み・明るみ・深み・・)A その性質・状態の程度・その様子(厚み・苦み・赤み・・)の用法がありますが、そのうちAの中には、漢語の「味(呉音ミ・漢音ビ)」と混同して意識され、「味」を当て字として用いることも、近代には多いとされます。(小学館・日本国語大辞典の補注)
特に味覚に関わることばは、「味」の語意、発音から「〜み(味)」が主流になっていったものと考えられます。

3・その意味では、「甘け」や「塩け(そーけ)」は、出雲に残る古いやまと言葉として貴重なものといえると思います。しかし、小学館・日本方言大辞典では、「塩け」の方言に比べ、「甘け」の方言は限られています。
「甘け」関連の方言
「あまけ・甘気」=愚か者。軽率なでしゃばり者。青森県津軽。「あまさ・甘さ」=塩味の薄いこと。薄塩。沖縄県石垣島。「甘くたらしい」=甘ったるい・島根県
「塩け」関連の方言
@ おかず。副食物。鹿児島県 A 酒の肴(しょーけ)。熊本県、鹿児島県 B 漬物(しょーけ・しょーけもの)。神奈川県、熊本県 C 梅干・たくあん・煮物などの茶受け。鹿児島県 D 塩加減(そけ・そーけ)島根県出雲 E 塩した魚(しおき)。高知県

4・出雲に残る「〜け」で興味深いものに「ほけ・火気(泉・辞典は、ほけー・湯気)」があります。@ 火の気、また、けむり A 熱気や湯気 が語意で、万葉集に「竈(かまど)には 火気(ほけ)吹きたてず・・・・山上憶良」の用例があるようです。

5・最後に、「甘け」を、古いやまと言葉を残したものとして、出雲方言とみるのかどうかですが、問題は、「塩け」の方言のように、その地方独自に、それ自体で独立した語意を持つ用法である場合ならともかく、「甘け」にそのような独自性、独立性があるのかどうか、の判断如何にかかるような気がいたします。また、その判断は個人的な主観にも大きく左右されます。
したがって、これから先は泉・主宰者のご判断次第だと思いますが、いかがなものでしょう。その場合は「甘げ」も検討対象にする必要があると思います。


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珍説「〜け」考 投稿者:f-k 投稿日: 5月10日(水)17時09分57秒   引用
1・「〜け」「〜げ」「〜さ」「〜み」など、様子、気配、感じ等を表わす接尾語は、万葉がなに、たくさん残っていますから、古いやまとことばであることは、間違いのないところだと思います。

2・接尾語「〜み」は、@ そのような状態をしている場所(高み・明るみ・深み・・)A その性質・状態の程度・その様子(厚み・苦み・赤み・・)の用法がありますが、そのうちAの中には、漢語の「味(呉音ミ・漢音ビ)」と混同して意識され、「味」を当て字として用いることも、近代には多いとされます。(小学館・日本国語大辞典の補注)
特に味覚に関わることばは、「味」の語意、発音から「〜み(味)」が主流になっていったものと考えられます。

3・その意味では、「甘け」や「塩け(そーけ)」は、出雲に残る古いやまと言葉として貴重なものといえると思います。しかし、小学館・日本方言大辞典では、「塩け」の方言に比べ、「甘け」の方言は限られています。
「甘け」関連の方言
「あまけ・甘気」=愚か者。軽率なでしゃばり者。青森県津軽。「あまさ・甘さ」=塩味の薄いこと。薄塩。沖縄県石垣島。「甘くたらしい」=甘ったるい・島根県
「塩け」関連の方言
@ おかず。副食物。鹿児島県 A 酒の肴(しょーけ)。熊本県、鹿児島県 B 漬物(しょーけ・しょーけもの)。神奈川県、熊本県 C 梅干・たくあん・煮物などの茶受け。鹿児島県 D 塩加減(そけ・そーけ)島根県出雲 E 塩した魚(しおき)。高知県

4・出雲に残る「〜け」で興味深いものに「ほけ・火気(泉・辞典は、ほけー・湯気)」があります。@ 火の気、また、けむり A 熱気や湯気 が語意で、万葉集に「竈(かまど)には 火気(ほけ)吹きたてず・・・・山上憶良」の用例があるようです。

5・最後に、「甘け」を、古いやまと言葉を残したものとして、出雲方言とみるのかどうかですが、問題は、「塩け」の方言のように、その地方独自に、それ自体で独立した語意を持つ用法である場合ならともかく、「甘け」にそのような独自性、独立性があるのかどうか、の判断如何にかかるような気がいたします。また、その判断は個人的な主観にも大きく左右されます。
したがって、これから先は泉・主宰者のご判断次第だと思いますが、いかがなものでしょう。その場合は「甘げ」も検討対象にする必要があると思います。


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あまけ 投稿者:こだま 投稿日: 5月 9日(火)19時54分44秒   引用
全くの私見で どうということもないですが
あまけ からけ しおけ は言いますね。
け は 気 であって 気配 だと思います。
どちらかと言えば甘いなあ とか 辛いような感じ
だとか 塩分が勝っているな などと感じる時に使う
のであって そのような傾向にある とでもいえばいい
のでしょうか。勝手な意見です。


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あまけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月 9日(火)17時15分56秒   引用
おくのさん こんにちは いつもの志摩ゆきでしたか。子供の家を訪ねるのは親の一番のたのしみですね。
さて「あまけ」ですが、国語大辞典の方は方言区分にあがっていますがどうでしょう ?
一般に「しおけ」は小説などに表われますし、NHKでも「ほんのりと塩気があっておいしいですね」などと使われているような気がいたします。「塩みがあって〜」はあまり聞かないような・・・。

それに対して「あまけ」は見たことも聞いたこともないような気がいたします。
国語大辞典はどうでしょうか ?


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国語大辞典の「あまけ」 投稿者:おくの 投稿日: 5月 8日(月)19時02分49秒   引用
金沢さん。
連休後半は三重県にいたので大変遅くなりました。

あまけ【甘気】
《名》
1.甘い味の程度。甘味
2.異性に対する思慕の気持ち。
3.しっかりしていない点。幼稚なこと。
方言
愚か者。軽率な出しゃばり者。等
あまこ、あまこだしとも。
青森県津軽

あまけ【雨気】
雨・・・・

とあり、あまけ【甘気】は共通語扱いです。

ただ、日本方言大辞典によると、しおけ【塩気】は方言扱いになっています。

では、では、m(__)m


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〜み 投稿者:金沢 投稿日: 5月 6日(土)17時57分34秒   引用
「あまみ」の「〜み」も 単純に「〜味」だとする説もおかしいように思われます。
つまり「〜け」と同じく「漢字渡来以後から始まった」とするのもまた問題でしょう。

広辞苑も和語説をとり、これは接尾語で『形容詞の語幹につき名詞化する』とあります。
「深み に はまる」「ありがたみ が わかる」・・・etc 明らかに和語ですよね。

「あまみ」「からみ」「しぶみ」「にがみ」・・・これらの形容詞はすべて和語です。そこへ「味」という漢字が入ってき、たまたま漢音で「ミ」と読んだことから 味に関するものはすべて「○○み」というようになったのだと推定できます。

「あまけ」は古語での言い方が出雲弁に残っている証左ではないでしょうか。


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〜け 投稿者:金沢 投稿日: 5月 5日(金)22時49分11秒   引用
この「○○け」というのは一体なんでしょうかね。広辞苑の「け」を見てみると次のようにあります。『「け」気の呉音読みに由来するか。一説に訓とも。@実態を手にすることはできないが、その存在が感じられるもの。「火のけ」「そのけは感じられない」・・・ 以下略』。つまり広辞苑も「漢字語」ではなくて「和語」であるという説もある、としているわけです。

確かに「け = 気」とするのはおかしいと私も思います。「さむけ」「おぞげ」「もののけ」「火のけ」「かなけ」・・・これらを「○○気」だとすると これらはみんな「和語」に漢字をつけたもの、つまりいわゆる「重箱読み」です。

こんな言葉の使い方が漢字を日本人が使い始めた三〜七世紀以降にやっと始まったというのでしょうか。おかしいですね。

私はこの「け」は「和語(やまとことば)」ではないかと推測しますね。みなさんはいかがでしょうか ?

奥野さん すみませんが国語大辞典の「あまけ」の分布をみていただけないでしょうか。


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牧野本の確認 投稿者:f-k 投稿日: 5月 5日(金)22時36分55秒   引用
たかぼくり
「たかぼくー」で使いました。

たきさし
使いました。
共通語  木の燃えさし。燃え残りの薪。
用例   ふろの たきさし き ちけー だ じ
用例訳  風呂(釜)の、木の燃えさし、気をつけなさいよ

たけのこいしゃ
共通語が「藪医者」となっていますが、正しくは「藪医者にも至らない、技術がへたで未熟な若い医者」を指す言葉のようです。筍は、未だ藪にも至らないからだそうです。
この言葉、広辞苑(第2版)にも載っていて、医者を罵って言う場合の一般的な言葉のようです。出雲方言といえるのかどうか、検討する必要がありそうです。


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かなけ 投稿者:こだま 投稿日: 5月 5日(金)12時13分26秒   引用
こちらでも勿論いいます。
かなけを含んだ水は 飲めませんし 田んぼとしても
不適格で 作れませんですね。

よんべけ(昨夜の疲れ)
「お前 よんべけかい まあまんだほやほや だだけんのー」
これなど如何ですか。


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かなけ 投稿者:遠藤 投稿日: 5月 5日(金)08時09分10秒   引用
け のうちで、「かなけ」は鉄さびのとか金属のにおい
のことですが、他地方では使いますか。
田んぼやたなへじで、赤くなっているところなど、かなけが
でて、などといってましたが。
かねけ が かなけ になっているのでしょうが、あまけも
あまみ け の短縮形のようではありますが。


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味の「だらちけ」 投稿者:とんがとんが 投稿日: 5月 5日(金)03時50分45秒   引用
味の「だらちけ」は既に「だらつけな」で辞書登録してもらいました


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味につく け 投稿者:金沢 投稿日: 5月 4日(木)21時06分10秒   引用
そうですね でも「だらちけ」は多分「だらず け」でしょうから「名詞 + け」の形ですね。
それに対して形容詞につく「〜け」もあります。奥野さんのいわれる「おかしげ」「さむけ」「おぞげ」・・・です。これらは共通語でしょう。

私のいうのは「味の形容に関する言葉としては特殊な表現ではないか」ということなのです。それは多分「味 = み」の関係ではないかと思いますが。

それを出雲弁では「あまけ」だけ 他の「〜け」と同じ用法で使っているところが違うかな
と思うのですが。


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〜け 投稿者:こだま 投稿日: 5月 4日(木)20時28分25秒   引用
言われてみると そうなのですね。
あまけ からけ しおけ など あじに関するものは
もとよりですが こちらでは だらちけ というのが
あります。馬鹿らしい ということですね。
だらじけ なのでしょうが それが だらちけ になって
いるようです。
「あんまーだらちけなもんだけん 止めたがね」など


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味につく 〜け 投稿者:金沢 投稿日: 5月 4日(木)18時13分16秒   引用
そうですね 出雲弁の「〜け」は主として「名詞句につく」「〜け」として特徴的です。
おっしゃるように「電池け なもん〜「板け なもの」のようにです。

ですが「あまけ = 甘み、甘さ」のように味を表す形容表現として特徴的ではないか、ということを問うているわけです。「塩気」とは云いますが「からけ」とは云わないし、「しぶけ」「にがけ」とも云わない。すべて「〜み」です。

その中にあって「あまけ」という言い方は 私は他に聞いたことはありません。
故に、多くの「〜け」の中でも特殊である、すなわち出雲方言として 特別にあげる 価値はあるのではないか、ということです。


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電池け 投稿者:おくの 投稿日: 5月 4日(木)13時10分32秒   引用
金沢さん。
「木履(ぼくり)」と「下駄」、ありがとうございました。
中学校の時(約40年前)履いていた「たかぼっくり」は木履(ぼくり)に歯が差し込んでありました。

「〜け」は出雲地方では面白い使い方があります。以下宍道町で行った講演原稿です。

 ここからは余談ですが、電気に関しては、まだ、おもしろい言い方があります。「くらて、えけんけん、電池、持ってきて、ごせ」と言いますが、皆さん何を持ってきますか。乾電池を持ってくる人はいませんね。出雲の人は懐中電灯を持ってきます。まだあります。「あいけ、ちんがちんが、しちょーがや。電池けがねがや」。「電池け」面白い言い方です。共通語では「乾電池が切れている」と言います、出雲弁では電気の気配が無くなったことなのでしょうか。乾電池の電気は徐々に無くなっていきますので「出雲弁の電池けがなくなる」のほうが科学的な言い方ではないでしょうか。出雲弁には、この「け」が付く言葉たくさんあります。「こなは、酒、のんと、なきじょうごのけが、あーじ」。「なきじょうごのけ」は「泣き上戸の癖」です。「たなふぇじに、蓋さな、えけんけん、板けなもん、もってきてごいた」。「いたけなもん」は「板のようなもの」です。なお、共通語でも「人気がない」「女っ気がない」「寒気がする」などと使います。


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あまけ 投稿者:金沢 投稿日: 5月 4日(木)12時19分25秒   引用
「甘み」のことを「あまけ」というのは方言ではないでしょうか。

本来「〜け」というのは「ねむけ」「さむけ」「おんなけ」「おとこげ」のように形容詞や名詞について「〜のような様、気分」に使われますが、「食物の味」については「苦み」「辛み」「甘み」のように「〜み」というのが標準語です。

「今年の柿ゃ あまけが つえの」⇒「今年の柿は甘みが強いね」
いかがでしょうか。


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ぼくり げた 投稿者:金沢 投稿日: 5月 4日(木)12時08分25秒   引用  編集済
「木履(ぼくり)」と「下駄」は、現代では同じもののようです。
「歯をくりぬいたもの(二連歯)」も下駄というし、「すげ歯のもの」も下駄と云い、
、「雨降り用のすげ歯」は「たかぼくー(高木履)」と云っていました。子供用の「ぽっくり(木履)」は「くりぬき型」です。

つまり「連歯」も「すげ歯」も「ぼくり」と云ったり「下駄」と云ったりで、出雲地方では使い分けはなかったように思います。

もともとは「連歯」を「下駄」といい、「すげ歯」を「ぼくり」と云うのかもしれませんが少なくとも私の住む松江地方ではそうでした。


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ぼくりと下駄 投稿者:おくの 投稿日: 5月 3日(水)14時58分16秒   引用
みなさん。用例及び確認して頂きありがとうございました。
大変助かります。

ところで、「ぼくり」と下駄の違いは・・・・・
歯の有るのが下駄、無いのが「ぼくり」・・・?

教えてやってごしなはい^_^;

では、では、m(__)m


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まーぶる 投稿者:遠藤 投稿日: 5月 3日(水)10時59分35秒   引用
下の用例訳はまーぶるでなく、びーだまです。
たかもり、とあったのでぴんとこなかったのですが
たかもーのことですね。よく使いました。


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たかぼくり 投稿者:遠藤 投稿日: 5月 3日(水)10時55分30秒   引用
たかぼくり、の意味がたかげたとなってますが、ぼくりは歯の部分を
差し替えることができるもので、げたとは違うもので、この区別はかなり
きちんとなされていました。ですので、単にたかぼくりであればぼくりの
高いものですので、高下駄と同じで共通語です。


 【まーぶる】
共通語 ビー玉
用例   まーぶるあんまぼつけてきずがえってしまったわ。
用例訳  まーぶるをあんまりぶつけて(遊んだので)傷が
     入ってしまったよ。

【つけばー】
共通語 置きばり
用例  なつやすんねはつけばーでうなぎとーねいかこい。
用例訳 夏休みには置きばりで鰻を取りにいこう。

【てっぽばな】
共通語 ほたるぶくろ
用例  リーごんさんの時分ねはてっぽばなが咲くのう。
用例訳 八大竜王の祭りのころ(初夏)にはほたるぶくろ
    が咲くなあ。


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たかもり 投稿者:こだま 投稿日: 5月 3日(水)10時07分42秒   引用
急ぎ過ぎて かかもり になっていました ごめんなさい。


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たかぼくり 投稿者:こだま 投稿日: 5月 3日(水)10時05分28秒   引用
たかぼくり
「えまんごろ たかぼくりなんかい履いて歩いちょーもんは
見かけませんじ」

たかもり
「まあ またかかもりにしてごいたてて よう食わんじ」

たきさし これは たきくさし というようですが ?
「そこのたきくさしも みんなもやかいちょいてごさっしゃいよ」


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たけのこいしゃ 投稿者:畦草 投稿日: 5月 2日(火)21時42分59秒   引用
確認ではありませんが。
たけのこ医者 竹になる前ですかー。初めて聞きましたが大変失礼?な出雲弁ですね。
もう亡くなられましたが某大病院のレントゲン技師だったIM氏という方がおられ、I氏は俳句が好きで 折筍 と号していらっしゃいました。
あるとき号の謂れをお聞きしたところ、代々つづく医者屋の生まれで跡目を継ぐべき医専へ進学したが、不幸にして肺結核になり、やむなく退学されたそうです。「藪の竹になる前の筍のときに折れたからだ」と仰いました。
今は亡きありし日のI氏を偲んでいます。


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ありがとうございました 投稿者:おくの 投稿日: 5月 2日(火)18時44分16秒   引用
こだまさん。f-kさん。もりやまさん。
用例をありがとうございました(^^ゞ
大変助かりました。

下記の牧野本の出雲弁はいかがでしょうか。

・たかばしれる:一部が高く、又は太くなっている(既載の「たかぼっせる」か?)
・たかぼくり:高下駄
・たかもり:椀などに食物を高く盛り上げること、大盛り
・たきさし:木の燃えさし
・たくずく(たくたく):脚力が弱り足がくたくたする
・たくねる:横取りする
・たけざ:竹製の簀の子
・たけのこいしゃ:藪医者
・たける:強い刺激物が目や鼻にしみて刺激する
(P193まで)

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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たかしゃっぽ 投稿者:こだま 投稿日: 5月 2日(火)17時13分37秒   引用
用例を ということですので
「ちーと場違いじゃーねーか いまどき たかしゃっぽ
なんかい かべーもんは おらんよ」

なお ふれをだす は こちらではやはり言っています。


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たかシャッポ 他 投稿者:こだま 投稿日: 4月29日(土)05時40分48秒   引用
たかシャッポ は言っていました。でも今は見かけることが
あまりないですね。
たからばち これもありました。蓑を着て たからばちをかぶった
スタイルも 大雨のときでも見かけませんね。
いずれも 過ぎ去った日の懐かしい事物ばかりです。


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槇野本の〜 投稿者:金沢 投稿日: 4月29日(土)00時40分55秒   引用
わかるのは「たかたかいび = たかたか指(中指)」だけです。
「たかーばち」は「たからばち」と同じものだと思います。出雲弁に「たかラばち」という発音はないと思うからですが。

【たかたかいび】(たかたかゆび)
共通語 中指
用 例 ほぁ えちばんせのたけのが たかたかいび だでね
用例訳 ほら 一番背の高いの(指)が中指なんだよ
採取者 槇野本
記録者 (金沢:松江)


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牧野本です 投稿者:おくの 投稿日: 4月28日(金)22時31分26秒   引用
こんばんは。奥野です。
牧野本からです。
ご存じの出雲弁が有れば用例をお願いいたします。

・だおけ:A馬草桶 B健啖家、大食いの悪口
・たかーばち:竹の皮や薄い木片で作った笠。既載の「たからばち」?
・たかがしこまる:特に慎んで恐れ入った態度を取る
・たがかり:地主と小作契約の日(2月15日、昔は1月15日)
・たかしゃっぽ:中折帽子、山高帽子
・たかたかえび:中指
・たかのつんだもん:見当のつくもの、たかの知れたもの
(P192まで)

では、では、m(__)m


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くー 投稿者:まつ 投稿日: 4月26日(水)20時34分27秒   引用
f-kさん、こんばんは。

私達、出雲人が今使っている言葉が、万葉の時代につながっているんですね。
思わず、遠くを眺める目になってしまいました。
(2メートル先は我が家の壁ですが、心は万葉に飛んでいます。)


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くー・談義(2) 投稿者:f-k 投稿日: 4月26日(水)12時20分22秒   引用
「くー」と「えく」の使い分け
どんな場合も「えく(行く)」が「くー(来る)」になる訳ではなく、話している両者のうち行動するほうが「くー(来る)」を使うようです。
例1 当事者間の会話
   A 今夜、飲んね来んかや
   B おん、「くー(来る)」は

例2 第3(者)のところへ行く場合
   A 今夜、Cのとこえ飲んねえく(行く)が、お前もえ(行)かんかや
   B おん、「えく(行く)」は

例3 目的の場所は第3(者)のところでも、Aの所在する場所からの呼びかけの場合
   (この場合は当事者間の会話の例1と同じになる)
   A 今夜、Cのとこで飲んことねなっとーが、お前も来んかや
   B おん、「くー(来る)」は


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くー・談義(1) 投稿者:f-k 投稿日: 4月26日(水)12時17分18秒   引用
まつさんご提起のくー・談義、楽しく拝見しました。
出雲弁の「くー」は、古いことばで、万葉集にその用例が多く残っているそうです。
その一例。

暫不見恋吾妹日日来事繁
暫(しま)しくも 見ねば恋しき吾妹子を 日に日(け)に来れば 言(こと)の繁くに

この歌、男が詠んだ歌ですが、「日に日(け)に来れば」の解釈が2つあるそうです。
@ 恋しい愛する人だが、毎日毎日(女が会いに)来れば、世間がうるさい
A 恋しい愛する人だが、毎日毎日(男が会いに)行けば、世間がうるさい

当時は「妻問い」の時代で、男が女を訪ねるのが一般的ですので、@は極めて不自然ですが「来れば」をそのまま解釈すると、女が会いに来ることになります。大部分の注釈書がこれを採っているようです。
一方、Aはそれこそ「出雲弁」的解釈で、かつ、これが正解。これは折口信夫博士の「口約万葉集」ですが、ちなみに、折口博士は「出雲弁」に近い関西のご出身です。

出雲弁は、古い日本語(やまとことば)の原型を留める、まさに歴史資料館です。


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行く、来る 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)22時15分33秒   引用
なるほど なるほど 「目的格」が話し相手に明らかな場合には「来る」となり、少しでも曖昧な場合には「○○へ 行く」と目的を明らかにして「行く」になるわけですね。そのとおりだと思います。


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行く、来る 投稿者:まつ 投稿日: 4月25日(火)21時07分28秒   引用
「くー」(来る)は、以前この掲示板で話題になりました。
「明日、来るからね=明日、行くからね」は状況によっては、同じではありません。

例えば、離れて暮らしている両親と子供夫婦が有った場合、子供夫婦がその子供(孫)に
「明日、お爺ちゃんのところに 行くからね」とは言いますが
「明日、お爺ちゃんのところに 来るからね」とは言いませんよね。

で、今度はその話をジジババにする場合
「明日、孫 ちぇーて えくけんね」とも言いますが
「明日、孫 ちぇーて くーけんね」と言うほうが八〜九割だと思います。

「明日、孫 ちぇーて えくけんね」と言うと
「どこ えくかい?」と、聞かれそうな気もします。
まあ、これは私の感覚ですが。


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としがいい(悪い) 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)20時23分20秒   引用
米の出来高の善し悪しを「としがえ(わり)」というのは方言でしょうか ? それとも共通語 ?


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せきたんかん 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)20時19分27秒   引用
「せきたん缶入れの木箱」は未確認ですし、それ自体が共通語とも言えませんからここは「石油缶入れの木箱」とすべきでしょう。
「せきたん箱」のいきさつは説明の中で解説されてはどうでしょうか。


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未確認語彙・せきたんばこ 投稿者:f-k 投稿日: 4月25日(火)20時03分21秒   引用
せきたんばこ
共通語  せきたん缶入れの木箱
用例   こやの せきたんばこね えれただーか さがえてみてごえた
用例訳  納屋の石炭箱に入れておいただろうか。探してみてよ。
採取者  牧野本
説明   大正時代、石油のことを「せきたん」といい、石炭のことを「ごへーだ」と呼んでいたという。子供のころ(1940年台)には、そのような呼び方は聞かれなかったが、物入れ用の木箱を「せきたん箱」と言っていた。それが「せきたん」当時の名残りであったのであろう。
記録者 f−k[加茂]


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はんだい 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)18時03分47秒   引用
「飯台」ですかー 懐かしいですね。我が家も含めて私の知る範囲ではすべて丸型でしたね。足は同じく「折り畳み式」でしたね。


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もとふき 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)17時53分38秒   引用
「もとふき」は私も思い出しました。町屋でもそう云います。


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せきたんばこ 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)17時48分6秒   引用
「せきたんばこ」ふーん 石油のことを石炭と呼んでいたわけですね。たいへん面白いです。「ごへーだ」が確認できるといいのですが。
f-kさん 聞いたことがあるのなら用例を書いてください。槇野本は信用できる資料ですから確認できます。
用例は下記のフォームに従って書いて頂くと奥野さんの手間が省けますからよろしくお願いします。使用文字、記号はすべて大文字です。

【せきたんばこ】
共通語 石油缶入れの木箱
用 例
用例訳
採取者 槇野本
記録者 (F-K:加茂)


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辞書候補・変更 投稿者:f-k 投稿日: 4月25日(火)17時37分7秒   引用
金沢さんにお願いした「めいめいぜん」。難しいようですから類語「はこぜん」に変更し、
「めいめいぜん」は取り下げます。
併せて、「はこぜん」で思い出した「はんだえ」「もとふき」を辞書候補として投稿します。
ご確認、よろしくお願いいたします。

☆はこぜん
共通語  箱膳(各人の食器を入れておく箱)
用例   はこぜんを じんばんまちがえんやね ならべて ごえた
用例訳  箱膳を 順番間違えないように ならべてちょうだい
説明   子供のころ(1940年代)、母の実家(加茂町)での食事は、各人ごとに決められた箱膳でとった。食事の時はその蓋(ふた)を膳として用いた。箱膳は普段は「ぜんだな(膳棚・または配膳棚)」に収めてあって、食事のとき、家長(祖父)を上座に、席次の順番通りに並べるのが子供の役割であった。
やがて「はんだえ(飯台)」が用いられるようになり、箱膳は姿を消した。
採取者  F−k[加茂]

はんだえ
共通語  飯台。ちゃぶ台
用例   はんだえ だえて めしのよーい してがっしゃえ
用例訳  飯台出して ご飯の用意してちょうだい
説明   普段使う「はんだえ」は「えた(板)」と、折りたたみ式の「あし(脚)」がワンセットで、使うときは「あし(脚)」を延ばして、その上に「えた(板)」をのせて食卓とした。脚が固定した食卓は、もっぱら来客用にしか使わなかった。
     「はんだえ」での食事のとき、足を「さいのべ」にして、おばあさんによく叱られた。
採取者  F−k[加茂]

もとふき(もとぶきん)
共通語  元拭・板の間や縁などを拭く雑巾
用例   そら もとふきだが はんだえは おわぶきで ふくもんだが
用例訳  それは元拭き雑巾だよ。飯台は上拭き雑巾で拭くものだよ
説明   板の間や縁などを拭く「もとふき」と飯台や床の間などを拭く「おわぶき」は厳格に区別されていて、横着して手近な雑巾で拭いたりすると大目玉であった。
採取者  F−k[加茂]


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未確認語彙・追加 投稿者:f-k 投稿日: 4月25日(火)12時10分10秒   引用
せきたん・せきたんかん・せきたんあぶら・せきたんばこ・ 05・9 槇野本

1・石油の「せきたん」「せきたん缶」「せきたん油」は知りませんでしたが、「せきたん箱」は聞き覚えがあります。納屋の隅の収納箱をそう呼んでいたような気がします。

2・「出雲方言考」(上山根 茂著・近代文芸社・1989年刊)に次の記述があります。
@ 大正初期には石油のことを「せきたん」といい、石炭は「ごへだ」と呼んでいた。
A どこの家にも「せきたん」の5ガロン缶がおいてあり、ランプの(灯油用に)油壺に移し入れて明かりを採った。
B 5ガロン缶が2つ入る木箱を「せきたん箱」と呼んで、「せきたん箱に何杯分」と物を測る目安にしたり、道路補修の川砂利堀りなどに活用した。「せきたん箱」の呼び名は、戦争中もまだ残っていた
(参考)5ガロンは約19リットル・1斗強

3・小学館・日本国語大辞典によると、石油の方言「せきたん」は、中部以西九州まで26県に及びます。島根県の「せきたん」の出典は「島根県方言辞典」です。
一方、石炭は近世中ごろにおいては「イシズミ」と呼ぶのが一般的で、音読みの「セキタン」になったのは、漢語重視の風潮が強まる幕末ごろからのようです。

4・石炭の方言「ごへだ」は、小学館・日本方言大辞典には「ごへーだ」で載っており、その語源は[北九州で、五平太という者が初めて掘り出したからという]との解説があります。
島根県は「ごへーだ」で記載されていて、出典は「島根県方言辞典」です。


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ドンゴロス 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)01時49分5秒   引用
たしかに遠藤さんの云われるように「ドンゴロス」はいろいろなところで使われているようです。検索によると、日銀でも「硬貨をいれる大袋」のことを「ドンゴロス」と云っているそうで、それにしたがったのか全国の銀行でも等しく「ドンゴロス」と云っているようです。職業によって袋の大きさや形状は違っても、また麻でなくても「ドンゴロス」と云われているようです。
それに対して「唐米袋」は穀類を入れる袋に限られて用いられ、やがて死語となって、今日では「ドンゴロス」という広範な呼び方に変わったと考えられるのではないでしょうか。

で、「ドンゴロス」は大辞典では方言区分にされていますが、国語大辞典は言語学としての方言、つまり共通語でないものは方言であるという区分によったものと考えられます。
しかし実際の言葉の感覚でゆくと「ドンゴロス」はほぼ全国区であるように思われます。

このように、狭義での方言ではないけれどもほとんど全国区であるグレイゾーンの言葉があるのではないでしょうか。
たとえば「シャッポ(仏)」「チョンガー(朝)」「すててこ」などの類です。

「ドンゴロス」を出雲弁辞書にあげるのにはやや逡巡があります。


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 ↓ 失礼しました 共通語 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)01時09分53秒   引用
失礼しました。「雑学村」だったんですね。てっきり辞書登録の話しだと思っていたもんですから。


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共通語の出雲弁 投稿者:金沢 投稿日: 4月25日(火)00時57分7秒   引用  編集済
なるほど、そんな言葉もありますね。「来る = 行く」共通語に「明日くるからね = 明日行くからね」どちらもありますし、「もどる = かえる」は出雲弁でも どちらも使うんじゃありませんか、「おかーませ」もありますし。

それに対して「うつくしい」は「きれい」しか使いませんね、ほかにも「おいしい : うまい」「すっぱい : すい」・・・。動詞でも「こわれる : めげる」「あたたまる : ぬくもる」「つくろう : なおす」・・・etc

副詞にもあります「きっと : どうでも」「だしぬけ : いきなり」「まもなく : じきに」「いましがた : さっき」「夜っぴて : 夜通し」・・・etc
まだまだたくさんありそうです。

これらを出雲弁辞書にあげるよりは小論文でまとめたらどうでしょうか。


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出雲弁には無い共通語 投稿者:まつ 投稿日: 4月24日(月)23時04分34秒   引用
なるほど、共通語といっても出雲弁の中でよく使われるものとそうでないものが有るということですか。

その視点で言葉について考えたことが無かったので、ちょっと意表を衝かれた感じです。
私の感覚では、「戻る」「帰る」は七〜八割「戻る」を使って「帰る」もたまに使ったような気がします。
「きれい」「美しい」は、ほぼ十割「きれい」を使っていました。(と思う)
面白いですね。


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出雲弁には無い共通語 投稿者:おくの 投稿日: 4月24日(月)22時19分7秒   引用
私の幼い頃、「帰る」「美しい」という共通語は教科書に出てくる言葉で、普段の会話はほとんど「戻る」「きれい」でした。出雲地方では「帰る」ではなく「戻る」を、「美しい」ではなく「きれい」を使います。
特定の共通語を使用せず他の共通語で表現する、出雲弁の特徴の一つだと思いますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m


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出雲弁雑学村で 投稿者:まつ 投稿日: 4月24日(月)20時42分4秒   引用
おくのさん、こんばんは。

出雲弁雑学村で、新しくアップされた"出雲弁には無い共通語"のタイトルが言わんとするところがよくわかりません。

ようするに、一般的に使われている共通語およびその意味が、それと違った意味で出雲弁の中で使われている、という事でしょうか?。


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ドンゴロス 投稿者:遠藤 投稿日: 4月24日(月)18時38分59秒   引用
ドンゴロスととーまい袋は全然違いますよ。ドンゴロスはあらい麻袋
で、建設現場で土嚢代わりや、下に敷いてすべりどめにしたりするもの。
コーヒー豆が入っている袋もドンゴロスです。どんごろしと言う人も
います。最近は釣りでクーラー代わりにも使います。
とーまい袋はもっと上品なもので、米など入っている厚紙のふくろでは
ないですか。


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ドンゴロス・じだぶくろ 投稿者:f-k 投稿日: 4月23日(日)20時42分14秒   引用
ドンゴロスは、外来語で英語[Dungarees・作業ズボン]から、麻袋、また、麻袋用の丈夫で粗い布をさして言うようになったそうです。これがすでに方言化していて、日本方言大辞典に、次の用例が掲載されていました。
@ 悪い織物。ぼろ織り。 滋賀県彦根
A 悪い着物。大阪府泉北郡
B 麻袋。黄麻袋。兵庫県加古郡。香川県。愛媛県大三島

とーまい袋は、まだこの辞典には載っていませんが、泉・辞書登録によって、その日も近いものと思います。

同様に、じだ袋も、現在では富山県の<ぜんそく>しか見当たらないものの、間もなく各地方言の仲間入りするのは間違いないと思います。なぜなら、本来仏教用語からきたこの言葉、今日では、ざっくりした、多用途のさげ袋としての用法が主流となっているからです。

とはいえ、共同制作者のご同意が得られないようですので(じだぶくろ)の辞書候補、とりさげます。


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だぼれ  とーまい袋(訂正) 投稿者:金沢 投稿日: 4月22日(土)23時53分1秒   引用  編集済
やー 今岡さん こんばんわ どうも有り難うございます。
「唐米袋」で間違いありません。今岡さんは商社ですか ? 外米をまんだ輸入しちょーますかね。何時だかの米不足の折りにいっぺんだけタイ米を食べたことがあーます。覚悟してたべーと案外まいもんですね。釜で炊かずに鍋(蓋つき)で炊くのも初めての終りでした。毎日はとてもダメです。

それと「めやんもちれ = 宮のもつれ」は「神社の近く」でいいですか ?

「とーまいぶくろ」 ははは 鹿沼土はビニール製の袋でしたね。時代考証をサボって け 間違えました。書き直します。ただし、訳語は「(米ほかの穀類を入れる)麻袋」とします。調べてみると語源は外米用ですが実際には豆ほかの穀類も入れていたようです。

【だぼれ】
共通語 ぬかるみ、水たまり
用 例 このみちゃ だぼれがおおて きちゃねことだの
用例訳 この道は ぬかるみが多くて 汚いことだね
採取者 f-k[加茂]
記録者 (金沢:松江)

【もち(つ)れ[2]】
共通語 付近、辺り
用 例 みやんもちれねも 家がえっぱいたったの
用例訳 神社の近くにも 家がたくさん建ったね
採取者 f-k[加茂]
記録者 (金沢:松江)

【とーまいぶくろ】
共通語 (米や穀類用の)麻袋
用 例 むかしゃ このあさぶくろのこと とーまいぶくろ てーよったもんだわの
用例訳 昔は この麻袋のことを とーまいぶくろ と云っていたものだよ
採取者 今岡[加茂]
記録者 (金沢:松江)


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だぼれ他 投稿者:今岡 投稿日: 4月22日(土)21時55分0秒   引用
だぼれ、だことの、もつれ(ちり・ちー=遠戚)だことの、よく使いますよ。(だぼれは自分で指摘したことがあるように思います。)
金沢さん、もりやまさん、「とうまいぶくろ」の漢字がわかーません。「唐米袋」が正しい
表記かも知れませんね、「斗米袋」はヤマカンでした。
先日、タイ米の揚げ荷で、鹿島と秋田に立会いに行ってきましたわね。今でも、ガットウルアイラウンドの規定で外米を輸入さないけんですがね。泡盛と新潟の煎餅しか用途があーせんね、と思いつつも........。あツ、きゃんこといいーと、農水相におこられーだに。




それと、「てっぽう花」は「ホタルぶくろ」の意で使っていました。
「あり地獄」は「ホケキョ」と言っていましたが、加茂の中でも大崎だけでしだらか?


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とーまいぶくろ 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)21時48分52秒   引用
1・「とーまいぶくろ(唐米袋)」の共通語は「ドンゴロス」で間違いありませんか。
唐米袋=「(東南アジア・中国からの)輸入米を入れた麻袋」と正確に表記した方が無難のような気がしますが・・・・
2・園芸用の用土が麻袋で売られていますか?毎年購入しますがビニール袋ばかりです。
以前は、防災用土止め袋や、堰堤工事の水止め土袋に転用されたケースを見たようなきがしますが、最近現物を見たことがありません。むしろ、穀物類の貯蔵用としての利用が一般的ではなかったでしょうか。


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だぼれ 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)20時44分12秒   引用
だぼれ=ぬかるみ。水溜り。

湖西振興機構「cd版出雲のことば」で確認。


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もつれ 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)20時33分52秒   引用
日本方言大辞典から
@ 付近。辺り。島根県(725)。岡山県
A 親戚。島根県「あの人は隣のもつれだ」(725)「もつれの若けもんやち」(728)
725=島根県方言辞典
728=出雲の方言(漢東種一郎)

南加茂のケースは、@であろうと思います。


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めいめいぜん  もどる 投稿者:金沢 投稿日: 4月22日(土)20時24分3秒   引用
広辞苑によると「銘々膳」は「各個の専用のお膳」とあります、一方,新明解には「銘々皿 = 各自の取り皿」というのがあるのでっ「銘々膳」も共通語の可能性が強いように思います。よって私は提示しないことにします。

「もどる」を単に「帰る」の意で使うのなら完全に共通語です。ドラマなどでもニュースでも使われているでしょう。ただ「いってくる = じゃー いってきます」を出雲弁では「ほな えきてもどーわ」というような使い方があるような気がしますが確信がありません。。どなたか確認して頂けるならありがたいのですが。


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てっそ 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)20時19分3秒   引用
用例
てっそ
共通語 小さく浅い皿
用例  ちけもん くーけん そのてっそ とってごえた
用例訳 漬物を食べたいから、その小皿取ってよ
採取者 f-k[加茂]


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てまがえ・めいめいぜん 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)20時01分18秒   引用
1・「てまがえ」には、今岡さんから「てがわり」では、とのご指摘があり、自信がなくなりました。「てがわり」は既登録済みでもありますので、登録候補を取り下げます。

2・「めいめいぜん」は、金沢さんの言葉の使い方と用例が適切だろうと思いました。私の辞書候補は取り下げます。差し支えなければ、金沢案を採用していただけたらと思います。

3・「もどる」は私のではないと思いますが、ご確認のうえ再度ご指示ください。


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じーやく・こっくりさん 投稿者:f-k 投稿日: 4月22日(土)19時47分23秒   引用
用例
じーやく
共通語 [植]ドクダミ
用例  ドクダミは とーものききめがあーけん じーやくてて いーとや
用例訳 ドクダミは、10もの薬効があるので,十薬というそうだ
採取者 f-k[加茂]

こっくりさん
共通語 あり地獄
用例  こっくりさんね あーご おとえてもこい
用例訳 あり地獄に、蟻を落としてみようよ
採取者 若槻[仁多]・f-k[加茂]


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f-kさん。用例を(追加) 投稿者:おくの 投稿日: 4月22日(土)18時07分58秒   引用
f-kさん。用例をお願いします(追加です)

【じーやく】
共通語  〔植〕ドクダミ
用例    。
用例訳  。
採取者  f-k[加茂]

【こっくりさん】
共通語  あり地獄
用例    。
用例訳  。
採取者  若槻[仁多] ・f-k[加茂]

では、では、m(__)m


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めやんもちれ  だぼれ 投稿者:金沢 投稿日: 4月22日(土)17時29分26秒   引用
またまた「南加茂郷土誌」からです。

台詞 ⇒ 『なんとおばば みなんがもの(南加茂)西ねは ろうちきなほど家がたったねー しらんやなええが えっぱえああがねー』 台詞 ⇒ 『あげでしじ 三十九災のときからこっち なま 十軒ばかあも たちましただらか。めやんもちれどま 七、八軒もたって もかしと(昔と)かわらんとこてて めやの馬場くらえなもんだわ かまぼこみたえな道だし だぼれはああし 雨どもふりゃ きちゃねことでしたわ たんびに めじちかあしょった(水浸かりしよった)前橋ヤは おえの(上の)畑ね たてらえたし 藤ヤは じあげさえたし〜』

上記で方言的な言葉は「めやんもちれ = (多分 金沢推定)宮のもつれ = 氏子」

「だぼれ」 ? ? ?

どなたかおわかりの方はおられませんか ?


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f-kさん。用例を 投稿者:おくの 投稿日: 4月22日(土)16時54分42秒   引用
f-kさん。用例をお願いいたします。

【もどる】
共通語  帰る
用例    。
用例訳  。
採取者  f-k[加茂]

【てまがえ】
共通語  仕事を手伝い会うこと
用例    。
用例訳  。
採取者  f-k[加茂]

【てっそ】
共通語  小さく浅い皿
用例    。
用例訳  。
採取者  f-k[加茂]

【めいめいぜん】
共通語  お膳
用例    。
用例訳  。
採取者  f-k[加茂]

では、では、m(__)m


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とーまいぶくろ 投稿者:金沢 投稿日: 4月22日(土)15時05分40秒   引用
今岡さん 失礼しました。「とーまいぶくろ」なら町屋の私でも知っております。いわゆる「ドンゴロス」のことでしょう。かついだこともないのにね。子供の時から知っていたような記憶があります。少年倶楽部の小説かなんかでよんだのでしょうか。
驚いたことに広辞苑には載っていません。国語大辞典には方言区分に「唐米」しか見出しがありませんから本文にはあると思います。
いずれにせよ、これこそ死語中の死語でしょう。昭和恐慌時に外米がねー。初めて聞きました。

【とーまいぶくろ】
共通語 (穀物入れの)麻袋、ドンゴロス
用 例 いまごら 家庭菜園のドロが とーまいぶくろでうれちょーげなの
用例訳 今頃は園芸用の土がドンゴロスで売られているそうだね
採取者 今岡[加茂]
記録者 (金沢:松江)


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とーまいぶくろ 投稿者:もりやま 投稿日: 4月22日(土)08時49分20秒   引用
いまおかさん お早う御座います。
「とーまいぶくろ」なつかしい言葉です。
平成七年の米の不作の時 初めて外米(タイ米かな)をたべました。
その時親父の話では、昭和の大恐慌時にこの片田舎にも外米が入ったそうです。米不足の為ではなく、中流の農家でも安い外米を食べ、高く売れる保有米を販売したそうです。
その包装材が麻袋で、穀物の入れ物に便利だから永らく再利用されました。どうやら外米を意味する「唐米袋」が語源らしいですがあてにはなりません。いまおかさんの仰る「斗米袋」かもしれません。さて 共通語か出雲弁か資料が何もないのでわかりません。


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のぼせ  ぶちごま 投稿者:金沢 投稿日: 4月22日(土)01時07分54秒   引用
「のぼせもん」は既載ですが、同じ意味で「○○のぼせ」という言い方はたしかにあります。これも私だったような気がします。略して「お前も のぼ だの」などと言っていました。

【のぼせ】
共通語 (接尾語的に)マニア、熱中気狂い
用 例 あんらきょもえっただか おっつぁんも 釣りのぼせだの
用例訳 あら今日も行ったのかい おじさんも 釣りキチガイだね
採取者 金沢[松江]

もりやまさん こんばんわ あのヒモはそんなものでしたか。覚えがありません。それに限るとしたら買ったのかもしれませんね。


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ぶちごま余談 投稿者:もりやま 投稿日: 4月21日(金)22時22分2秒   引用
金沢さん 今晩は。
「ぶちごま」うちの方では「ぼちけごま」といっていたようですが案外「ぼちごま」と言っていたかも知れません。材料は皮付きの桜の木、紐は丈夫でしなやかな「かび(雁皮)」でした。山家でしたので「がび」は容易に手に入り他のものを使った記憶はありません。
余分なことですが、「がび」の皮は子供のよい小遣い稼ぎになりましたね。案外 八雲村
あたりへ行っていたかもしれません。


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ぶちごま 投稿者:まつ 投稿日: 4月21日(金)21時52分52秒   引用
金沢さんの言われる「ぶちごま」は、今思い出しましたが、一度見たことがあります。
幼友達が、親に作ってもらって回していたのを思い出しました。

確かに桜の木で、円錐状に削ってあり、芯棒は無かったです。
どうやって回したかですが、四〜五十センチの竹の棒の先に、幅ニ〜三センチ・長さ五〜六十センチの"布"(新体操のリボンのようなもの)を付けて、それで回します。
最初に、その布をこまに巻きつけ、投げて回します。
その後、竹の棒を持って、先に付いた布でこまをはたいて回転力をこまに与え、回し続けます。
幼かったので、旨く回せませんでした。友達のお父さんが、旨く回したのかどうかは、覚えていません。

私の言っている「ぶちごま」は、ちょっと違うみたいですね。


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未確認語彙 投稿者:金沢 投稿日: 4月21日(金)21時20分46秒   引用
f-kさん どうもたくさん 有り難うございました。こうしてみると過去の検証ぶりがいい加減だったことがやくわかります。

「ぶちごま」「あたる」は私だったような気がします。「あたる」は「食中毒」では共通語のような気がしますが、「食物が腐る」の意では方言でしょう。「ぶちごま」のヒモはなんだったのかよく思い出せません。

【ぶちごま】
共通語 たたき独楽
用 例 ぶちごまは さくらんきがえでや
用例訳 たたき独楽は 桜の木(で作る)のがいいよ
採取者 金沢[松江]

【あたる】
共通語 (食物が)腐る
用 例 この梨ゃ あたっちょーがの
用例訳 この梨は腐っているよ
採取者 金沢[松江]


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といし 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)20時55分16秒   引用
まつさん、こんばんは。
といし、加茂でも使っていました。
懐かしい味です。


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ごめんどうかけます 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)20時52分2秒   引用
おくのさん、いつもごめんどうかけます。
加茂での使用で結構ですが、万一不審な点があればご指摘ください。
よろしくお願いいたします。


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だんだん 投稿者:おくの 投稿日: 4月21日(金)20時01分5秒   引用
f-k さん。
未確認語彙の中からたくさん確認していただきありがとうございました。
この土日で整理したいと思います。
「しゃしゃらまご」以外は加茂でも使用していたとして登録させて頂いていいのでしょうか?

では、では、m(__)m


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未確認語彙 投稿者:まつ 投稿日: 4月21日(金)19時59分55秒   引用
f-kさん、こんばんは。

いやー、沢山確認されましたね。
テーブルいっぱいにご馳走を出されたようです。
とりあえず読ませていただきましたが、その中からニ〜三思い当たるものを書きます。

「しらげ」
子供の頃、祖母に「白髪 抜いて ごせ」と言われて抜いてあげていました。
その頃、確か「しらが」ではなく「しらげ」と言っていたと思います。
「しゃんしゃん」
これは、よく親に言われましたね。「しゃんしゃん しー だが」と。
「しゃん と しろ」と言うことだと思いますが、「しゃんしゃん」は出雲でしか言わないのですかね。
「ぶちごま」
小学生のとき、友達に教えてもらって作りました。
木は、「ハンの木」で作るのだと教えられたので、その木を山に採りに行きました。正式な木の名前は分かりません。
芯は雨戸のレールを切って金槌で叩き込みました。
最初は旨く回せませんでしたが、最後はブンブンうなって回るようになりましたよ。
「といし」
あれを書き込んだのは、実は私です。
子供の頃は、大嫌いでしたが、大人になって美味しいと思うようになりました。
しかし、逆になかなか口にすることが出来なくなってきました。(高いし、めったに売れていない。砥石状のものはまず無い)
「といし」という俗称は、うちの親の造語かもしれません。
よそであまり聞きませんから。


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未確認語彙ー最終 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時36分9秒   引用
○ といし(皮付きのクジラの砥石状の切り身)05・8・湖陵
懐かしい味です。今も探していますが、見当たりません。素材の形状が砥石に似ていることからついた呼び名なのでしょうか。寒い時期の「くじらじー(くじら汁)」は最高の「ごっつぉ(ご馳走)」でした。

○ のぼせ(パチンコのぼせ・釣りのぼせ)04・12・松江
「〜のぼせ」は、よく使う言葉です。
広辞苑(のぼす・逆上す)が原義だろうと思います。@ 上気する A 理性を失う。血迷う。逆上する。夢中になる。既登録「のぼせまち」「のぼせもん」。
(参考)
 日本方言大辞典 のぼせもの(上者・逆上者)
@ 気の狂った人。狂人。京都府、富山県
A 軽薄な人。すぐ乗り気になる人。福岡県、長崎県
B ひょうきん者 熊本県

○ ぶちごま 04・12・松江
「ぶちごまは さくらんきで つくーと えじ」
呼び名は、たしか「ぶちごま」であったような気がします。ただし、自信はありません。遊び方はおなじです。違うのは、打つ紐に「藤の蔓」や「楮」の皮をなめして使ったことでしょうか。

○ まーぶる(ビーダマ)03・1・大東
「まーぶるで あてやこして あそばこい」
懐かしいあそび道具の名前です。
広辞苑によると語源は「marble」で、@ 大理石 A 遊戯用のオハジキ、とあります。
まさか外来語で遊んでいるとは知りませんでした。


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未確認語彙その6 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時33分3秒   引用
○ そこまめ(足の裏の豆)05・11・牧野本
もっぱら「魚の目」の意で使っていました。
(参考)
 日本方言大辞典  そこまめ(底豆)
@ なんきんまめ(南京豆)
A 足の裏にできたまめ 島根県ほか
B 足の裏に出るいぼ
出典・島根県関係=島根県方言辞典

○ ちょべっと(少し)05・4・湖陵A
「ちょぼっと」の訛りではないでしょうか。既登録「ちょべ」「ちゃび」「ちゃべ」は「小さい」意で「ちょぼっと」とは語意が異なります。
(参考)
 日本方言大辞典 ちょぼっと
わずか。ほんの少し。島根県ほか
出典・島根県関係=出雲言葉のかきよせ(島根県私立教育会1888年)

○ つけばー(つけ針)04・11・大東
郷里を流れる赤川の、うなぎの潜んでいそうな「おろこ(うろ)」に、ミミズを餌によく仕掛けました。
「よんべ しかけた つけばーに おなぎが かかっとったは」
(参考)
 日本方言大辞典 つけばり[漬針]
釣り針の先に泥鰌の切り身を付けて水中に垂らし、翌朝引き上げて鰻を釣る漁具。また、その漁法。京都府、熊本県
「つけばー」は、大原郡特有の方言でしょうか。

○ てっぽばな(ほたるぶくろ)04・9・大東
加茂でも使いました。
(参考)
 日本方言大辞典 てっぽーばな[鉄砲花]
@ 釣鐘草 福島県、東京都
A ほたるぶくろ 福島県
どうしたことか、島根県の用例は見当たりません。これも大原郡特有の呼び方でしょうか。


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未確認語彙その5 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時28分44秒   引用
○ しゃんこしゃんこ(うきうきした様)05・2、04・12・牧野本
次のBをよく使っていました。既登録に「しゃんしゃん」(1)(2)がありますが、それぞれ少しづつニュアンスが違うような気がします。
(参考)
 日本方言大辞典 しゃんこしゃんこ
@ 馬にのること 長野県
A ものごとをてきぱきするさま 徳島県
B しっかりしている様 島根県出雲「あしこの家は、おかっつぁんが しゃんこしゃんこ しちょってだあけん」
C 喜んでうきうきする様 島根県出雲「しゃんこしゃんこして歩く」
出典・出雲関係=島根県方言辞典

○ そぐう(似合う・つりあう)04・8・加茂
広辞苑=そぐう・多く打消しを伴って使う
もっぱら、「つりあう」意で使ったような気がします。「(縁組で)あしこと おちは そぐわんのー」既登録「そくる」は下記Bの用例です。
(参考)
 日本方言大辞典 そぐー
@ 人と協調する。同意和合する。島根県「あの男のように人にそぐわんこというものでない」
A なれ合う。出雲市「あの人とはどげしてもそぐわの」
B そぐる 島根県「藁をそぐる」
出典・島根県関係=島根県方言辞典

○ ぞんぞとする 05・11・牧野本
既登録「ぞんぞがさばる」「〜がする」「〜がつく」「〜がはしる」
(参考)
 日本方言大辞典  ぞんぞん
@ 際限なく流れるさま 長崎県
A 薪などの燃えやすいさま 熊本県
@ 悪寒を催すさま。ぞくぞく 島根県出雲、隠岐「今日は寒さがぞんぞんする」
島根県「2〜3日急に寒くなってぞんぞがつく」
出典・島根県関係=島根県方言辞典


○--------------------------------------------------------------------------------
未確認語彙その4 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時23分42秒   引用
○ しょんぼらと(しょんぼりと)05・1・槇野本
使いました。既登録「しんごらと」「しんぐらと」「しょんごらと」と同意語。
(参考)
 日本方言大辞典 しょんぼら
寂しそうなさま。島根県「台所でしょんぼらと座っちょー」(出典=島根県方言辞典))

○ しゃっぽ(失敗)04・12・槇野本
「おら、しゃっぽだわ」。失敗したときの照れ隠しの意味も兼ねていたような気がします。
既登録「しゃっぽなげる」「しゃっぽにぐ」の同意語。
(参考)
 日本方言大辞典  しゃっぽ
@ 帽子 A 編み笠 B 茅製の簀
C かなわないと知って降参すること 島根県出雲市「しゃっぽりだ」
@ 失敗。失策 島根県「大けなシャッポじゃった」
A ばかをみること F 大風呂敷を広げること
島根県・しゃっぽを脱ぐ(失敗する)
「大けなシャッポをぬいだ」出典・島根県関連=島根県方言辞典

明治18年、現雲南市加茂町南加茂で、県道・尾道街道(現国道54号線)改修工事が始まり、工事に出役した地元若者は、にわかに金回りがよくなり、酒色に溺れ、中には放蕩が過ぎて、両親に保証人連署の「放蕩断り状」を差し入れた若者もあったそうです。
その一節。
第2条 「シャッポ」いたしましたから、巻下や笠は用いません。ただし親類行きや、寺社へ参拝のときに限ってお許しください。(ふるさと南加茂誌から)

○ しゃしゃらまご(曾々孫)04・12・槇野本
妻の実家(斐川町)で聞いたのは「ら」抜きの「しゃしゃまご」または「しゃしゃーまご」であったような気がしますが、記憶違いかもしれません。
「おばば しゃしゃらまごみーまでは まめで おーだじね」
(参考)
 日本方言大辞典 しゃしゃらまご[−孫]
@ 孫の孫。やしゃご。兵庫県但馬、鳥取県東部、島根県出雲、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、熊本県
(しゃしゃーまご)島根県八束郡・能義郡 (せせらまご)鳥取県東部
(しゃしゃまんご)大分県 (しゃしゃらご・せせらご)兵庫県 (しゃしゃご)三重県
A 孫の子。曾孫(そうそん)愛媛県 (しゃしゃりまご)和歌山県
出典・島根県関係=島根県方言辞典

○ じんとり(場所取り)05・10・牧野本
子供の遊びではないかと思います。地面に円を描いて、定めた自分の領地から、小石をはじいて陣地(場所)を取り合う遊びでした。


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未確認語彙その3 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時20分18秒   引用
じりんじりん(縮れるさま)05・1・槇野本
既登録「じりんじり」は(〜して痛い)意ですが、もっぱら縮れる意で使っていました。しかし、日本方言大辞典には、島根での用例はなぜだか掲載されていません。
(参考)
 日本方言大辞典 じりんじりん
@ すべすべするさま 島根県八束郡(出典=島根県方言辞典)
A 縮れるさま 青森県「パーマをかけると髪の毛がじりんじりぃんとなる」

○ しわしわする
もっぱら、Eの意味で使いました。既登録「すわすわする」
(参考)
 日本方言大辞典 しわしわ
@ しなやかで弾力のある様 新潟県
A 食物が弾力があって舌触りの良い様 (しんわしんわ)益田市
B 姿がすんなりとしている様 出雲「肩のしんわしんわした女だ」
C 乾ききらない様 新潟県
D 胸部に受ける空腹の感じのさま 長崎県
E 薄ら寒い感じのさま 出雲市、八束郡「今日はしわしわ寒い」
F ゆっくりするさま 兵庫県ほか
G しわしわ蝉
出典・島根県関係=島根県方言辞典

○ しりかぜ(尻風邪)05・1槇野本
「今日の めじ(水)しごとは しわしわして しーかぜひくやなわ」
よく聞いた、おばあさんの独り言です。

○ しらげ(白髪)05・1・槇野本
「おまえはんも しらげが はえたのー」
(参考)
 日本方言大辞典 しらげ[白毛]
白髪 島根県(出典=島根県方言辞典))


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未確認語彙その2 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時14分23秒   引用
○ しゃまくれる(子供が大人の真似をする)04・12・槇野本
「こなこは がえね しゃまくれとーの」
(参考)
 日本方言大辞典 しゃまる[動]
@ こびる。媚態を示す。簸川郡
A 人懐っこくでしゃばる。干渉する。出雲
出典 島根県方言辞典

○ じまんこき(自慢ばかりする人)04・12・槇野本
「あのしは ほんね じまんこきだけんの」既登録「じまんしー」の同意語。
(参考)
 日本方言大辞典 自慢こき
自慢ばかりする人。自慢屋  山形県 三重県 (じまんしー)(じまんし)(じまんたれ)

○ しちらっぱな(取り散らかしているさま)04・12・槇野本
よく使いました。「子供部屋は しちらっぱだが」
(参考)
 日本方言大辞典 しちらばちら
@ 取り散らかしているさま 出雲(しちらっぱ・しちらっぱい・しちょらっぱい・しっちょらっぱい)
A しほうだいなさま。思うとおりにするさま 出雲「しちらっぱな悪口をいう」
B ひどく乱暴なさま 隠岐「しちらんばなことをいう」
C 大騒ぎのさま。てんやわんや 出雲「しちらっぱに飲んで暴れた」
出典 島根方言大辞典

○ したかた(下流の人・台所の手伝い人)04・11・槇野本
「したかたのもんが あげこげ いーもんだねわや」下記@の用例
「したかたはんね ちゃでも だせや」下記Bの用例

なお、既登録「したこ」は「下こ」で、有力者に対する一般の人々の意で、転じて下働き的な意にも用いられるようになったのではないでしょうか。
(参考)
 日本方言大辞典 したかた[下方]
@ 下層階級の人 島根県
A 官公人に対する民間人 益田市
B 祝儀・葬祭などのときの台所の手伝い人 島根県
C 囲炉裏端の座席で入り口に近いほうの座 福島県
D 農家の入り口の土間から上がったすぐのところ 岐阜県
E 低湿地 隠岐
出典 島根県=島根県方言辞典 隠岐=隠岐島の昔話と方言

○ じーやく(どくだみ)04・10・槇野本
「どくだみ」の別称「じゅーやく・十薬」の訛ではないでしょうか?
(参考)
 日本方言大辞典 じゅーやく・十薬 島根県ほか(出典・島根県方言辞典)


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未確認語彙その1 投稿者:f-k 投稿日: 4月21日(金)18時08分45秒   引用
幕間に、未確認語彙の中から、聞き覚えのあるものを拾ってみます。

○ あたる 04・7・松江
小学館・日本国語大辞典 あたる・[当・中]の I 飲食物や暑気、寒気、毒などが体調に害を与える。 J 果物などがいたむ。腐る。が該当するのだろうと思います。
よく使うのはIですが、忌み言葉としてJをお供え物などのときに聞いたような気がします。

○ ごよ(一方的に押し付ける)04・11・八雲
「ごよごよ」で登録済み
(参考)
 日本方言大辞典 ごよごよ
@ 文字。小児語。福島県
A 当たり前のことのように振舞うさま。島根県出雲「あの男はごよごよでわしの車を使う」島根県大原郡「ごえごえ」
出典・島根県=島根県方言辞典

○ こっくりさん(あり地獄)02・11・仁多
使いました。ただ、日本方言大辞典のどこにも「こっくりさん」=「あり地獄」が見当たらないのが気がかりです。

○ さしぢち(吸うほどによく出る乳房)04・10・槇野本
「となーの よめさんは さしぢちだけん よそのこねも のませとーとや」
(参考)
日本方言大辞典 さしじ(差乳)
@ 椀を伏せたような形よくしまった乳房
A 吸うほどによく出る乳房 静岡県志太郡

私自身、早くに母をなくし、ご近所のおばさんの乳で大きくなりましたので、この言葉、祖母の口からよく聞きました。


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えんどうさんへ 投稿者:おくの 投稿日: 4月20日(木)20時39分44秒   引用
メーリングリストのメールが配信されているのでしょうか。
こちらでは配信エラーとなっています。
メールを頂くようお願いいたします。

では、では、m(__)m


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ぶとーまわし 投稿者:金沢 投稿日: 4月20日(木)11時29分3秒   引用
なんだそうでしたか、それなら問題ないですね。
問題は「書証であること」でしょうが、これは特別で、「古老の実際のやりとりの録音」という用例があることですから問題はないでしょう。こんな出雲弁の古語拾わない手はないですね。

今、採用基準について共同製作者間で緊急諮問が行われています。


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ぶとーまわし 投稿者:f-k 投稿日: 4月19日(水)12時13分43秒   引用
「ぶとーまわし」小学館・日本方言大辞典にも掲載されていました。

ぶとりまわし[太―]
@ 太くて扱いにくいこと。簸川郡「ぶとりまわしな茶碗」
A 大きくて体つきが整わないこと。不細工。簸川郡、大原郡 (ぼとりまわし)出雲市
出典
島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎・1963年)


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補足の補足 投稿者:おくの 投稿日: 4月18日(火)22時28分25秒   引用
先日、槙野本から出雲弁候補として皆様に確認をお願いしたところ、金沢さんから・・・については共通語とか共通語の単純訛りとの書き込みがあり語彙確認をためらっているとのメールがありました。
金沢さんの書き込みはあくまでも金沢さん個人の意見であり採否については私なり共同制作者全体で考えますので遠慮無く確認の書き込みなりメールをお願いいたします。

では、では、よろしくお願いいたしますm(__)m


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泉辞書登録基準について 投稿者:おくの 投稿日: 4月18日(火)20時55分10秒   引用
皆様のご協力により、150語から始まった泉辞書も4760語となりました。また、様々な課題について活発な意見交換をしていたくことにより当辞書も進化してきたと思っています。心よりお礼申し上げます。
泉辞書の登録基準については、ほぼ金沢さんの書き込みのとおりです(表紙ページ中頃の「作者より一言」に書いていますし、左フレーム50音表の下「凡例」も参考にして頂ければ喜びます)が、若干補足なり金沢さんの質問にお答えさせていただきます。

0.当ページの運営は私奥野が最終責任を持っていますし、かなり我が儘をとおさせていただいていますが、共同制作者の皆様にも責任が有りますので意見を聞きながら運営しているつもりです(^^ゞ。
1.方言と共通語との間にはグレーゾーンがあり境界がはっきりしないのではないかと思っています。
2.したがって、方言なのか共通語なのか共同制作者間でも意見が分かれることがあります。当辞書ではそうした言葉を「保留語彙」とし、ある程度集まった段階で共同制作者間の討議に付すことにしています(私の怠慢で、ここ数年討議していませんでした)。現在の保留語彙は毎月更新案を案内しているアドレスの[保留中につきコメント不要]欄をご覧ください。
また、登録済み語彙の中にも共通語や共通語の単なる訛りが有ると思われますので数年に一度登録辞書からそうした語彙の抽出・削除を行っています(これも、私の怠慢でここ数年実施していません)。
3.私たちの泉辞書は、現在使用が確認できる出雲弁語彙について、採取地での使用例とともに記録・保存し後世に伝えることが出来ればと思っています。そうすることによって広戸惇・矢富熊一郎の島根県方言辞典(1963)の収録語彙が40年後どのような形で出雲で使用されているのかを明らかにする貴重な資料になると思っています。さらに、採取地での用例を記載することにより単なる出雲弁語彙としてではなく微妙なニュアンスも含む生きた出雲弁として残していきたいと思っています。用例の作成について今後ともご協力賜りますようお願い申し上げます。
4.A辞書とB辞書に記載が有る場合に登録対象とするかどうかについては共同制作者間で議論したい思いますので少し時間を頂きたいと思います。

では、では、m(__)m


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本を本で 投稿者:金沢 投稿日: 4月18日(火)20時42分29秒   引用
うまく整理していただきましたね。実はこのケースは私も初めてなんです。
ですが本件の場合は「出雲の言葉」というのがまさに奥野さんが主宰者側の一人として編纂されたものだからです。だからお伺いをたてているわけです。特別なケースとしてです。

あまり杓子定規な運用もまた問題でしょう。


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確認する場合 投稿者:まつ 投稿日: 4月18日(火)20時08分26秒   引用
確認する場合、次の四つのパターンがあると思います。

@人が人を確認する。
 例えば誰かが「こういう言葉を知りませんか」と問いかけ、
 「その言葉は、私も良く使いますよ」という場合。
A本を人が確認する。
 「○○本に、こういう言葉がありますが、ご存知ありませんか」に対して、
 「その言葉は、子供の頃よく使っていましたよ」などという場合。
B人を本で確認する。
 「こういう言葉を子供の頃聞いた記憶がありますが、ご存知ありませんか」に対して、
 「聞いたことはありませんが、○○本に載っていますよ」という場合。
C本を本で確認する。
 「○○本に、こういう言葉がありますが、ご存じないですか」に対して、
 「聞いたことは無いが、△△本に載っていますよ」と言う場合。

@〜Bまでは、いずれも人が聞いたことが有るか、口にしたことが有るケースです。
Cは、誰も聞いたり口にしたことが無い言葉を、本で確認しています。
私は、Cの場合が「完全な死語」だと思っています。これは、言葉を学問的に研究する場合、当然行われることだと思います。
そして、私はそれを出雲弁の辞書に取り上げることに反対しました。
金沢さんも、
《まつさんのおっしゃる「○○本に書いてありました」では決定しません。いかに言語学者の本、たとえば広戸本であろうと、ここのサイトの上で誰かが認めない限り採用されることはありませんし、したこともありません。「他本の丸写し」は大反則です。
これは奥野憲法ともいうべき大原則になっております。》
と仰っています。
私も、この考えに賛成します。

しかし、その十時間後に
《奥野さん こんなのいいですよね。「出雲の言葉」と「ふるさと南加茂誌」の合致で確認されたことになりますね。「ふるさと南加茂誌」は加藤義成氏が関与しておられます。》
と仰っています。
そしてこの言葉は、まだ誰も聞いたことがあるとか、口にしたことが有るという確認は取れていません。

私は、金沢さんの仰ることが理解できません。


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みんなごっとしし 投稿者:f-k 投稿日: 4月18日(火)19時56分15秒   引用
完成された成句かどうか自信はありませんが・・・

わーわちゃ「しし(獅子)」も「しし(寿司)」も「しし(煤)」も、みんなごっと「しし」てていーわや。


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確認の取り下げ 投稿者:もりやま 投稿日: 4月18日(火)19時40分21秒   引用
f-kさんの投稿が同時で、エラーが出て再投稿でしたので読んでいませんでした。↓は取り下げます。


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みんなごっとしし 投稿者:金沢 投稿日: 4月18日(火)19時13分29秒   引用
「たいげなら」を疑問視したのは「単純訛り」だからではありません。「たいげ = 大抵」が既載だったからです。既載語に共通語がついただけの活用語まで取り上げるとキリがないという現実があります。お察しください。
引例されたように、機械的に適用はしておりません。組み語は注意しながらできるだけ取り上げるようにしております。
過去の採用にはルールを無視したものも多くありますが、ルールはそういう試行錯誤を繰り返す中で次第にできたものだということをご理解ください。これはあれはで指摘されると困ってしまいます。

「ごっと = 全部、みんな」は既載ですが「ごっとしし」という言い方は非常に変わった言い方ですから当然採用の対象になります。
「ごっとしし」どんな使い方なのか用例を示して頂けませんか。


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確認 投稿者:もりやま 投稿日: 4月18日(火)18時57分15秒   引用
割り込むようですが忘れないうちに
四月九日 槙野本の確認
 たいげねして
共通語 ほどほどにして (手抜きの意味ではない)
用 例 今日はどうーせ しまんけん たえげねして今市 映画観ねえかこい
用例訳 今日はどうしても終わらないから ほどほどにして今市へ映画観に行こう


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みんなごっとしし 投稿者:f-k 投稿日: 4月18日(火)18時55分52秒   引用
泉・辞書の登録基準の一つに、共通語の死語化とともに、「共通語の単なる訛は採用しない」があると教えられています。先に奥野さんが槇野本から提案された「たいげなら」も「大概なら」の訛として候補から外れました。
ルールならそれに従うしかありませんが、機械的にそれを適用していいのかどうか、という疑問も一方で強く感じています。
例えば、出雲弁を語るときよく使われるフレーズ、「しし(獅子)」も「しし(寿司)」も「しし(煤)」も、みんなごっと「しし」。よそ者が聞いたら、おそらくなんのことやら解らないことばです。
一方で、泉・辞書には単なる訛とおぼしき言葉、例えば「しそご(裾子・すそご・末っ子)」「じーやん(お爺さん)」なども登録されています。
これらの登録に反対ではなく、むしろこのように、臨機応変に対応していただいたら、泉の方言語彙もぐんと豊かになるのでは、と思います。
個人的には、地方独特の訛自体が方言だと思っていますが、いかがなものでしょう。
それともう一つ、まつさんの「みちぶしん」も、例え日本国語大辞典の方言区分に見当たらないからといって、共通語としては危篤状態ですので、辞書候補資格は十分だと思うのですがいかがでしょう。


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ぶとーまわし 投稿者:金沢 投稿日: 4月18日(火)10時50分23秒   引用
そうですか「ふとりまわし = 腹が出てきて、太り気味になって」ですかなるほどねー。

奥野さん こんなのいいですよね。「出雲の言葉」と「ふるさと南加茂誌」の合致で確認されたことになりますね。「ふるさと南加茂誌」は加藤義成氏が関与しておられます。


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生まれと育ち 投稿者:f-k 投稿日: 4月18日(火)01時11分24秒   引用
いまおかさん、こんばんは
1・ぶとおまわし、私も知りませんでした。先に載せた用例は、湖西振興機構「出雲のことば」に掲載されていたものです。
2・1934年生まれ、一時期を除き南加茂で育ちました。
3・今後ともよろしくお願いいたします。


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死語 投稿者:金沢 投稿日: 4月18日(火)00時38分48秒   引用
まつさん 貴方と特別に論争などしたくはないのですがもう少しお相手をさせてください。

1、「今の時代にのみ使われている言葉だけ」を拾って残すのですか ?

私は昭和六年生れで純粋な出雲人ですが、このサイトで聞いた言葉の40パーセントは知らない言葉であったことに驚かされます。
つまり私は知らなかったが、誰かが知っていた出雲弁があるのならそれも後世に残しておきたい、と思うのです。たとえそれが「思い出だけの死語」であってもです。
これだけのメンバーが集まれば、もちろん完全に拾うのは不可能ですが、誰かの「聞き覚えだけで」であってもできるだけ多くの出雲弁を拾うのが本サイトの目的です。
「今の出雲人が現に使っている言葉だけ」を拾うのなら、それは「単なる遊び」になってしまいます。そうだ「遊びですよ」とおっしゃるのならそれまでですが。

2、確認を求めるのはその言葉が「使われていましたか ?」または「お聞きになったことがありますか ?」と問うているのです。つまり検証しているわけです。
用例を求めるのは「使い覚えのない言葉」や「聞き覚えのない言葉」だと用例は作れないから再検証をしているのと同時に「どのような使われ方をしていたのか」を後世に残してゆくためです。

3、○○本は、手当たり次第に参考にしているのではなくてかなり信用のおけるものを選んでいるつもりです。

まつさんのおっしゃる「○○本に書いてありました」では決定しません。いかに言語学者の
の本、たとえば広戸本であろうと、ここのサイトの上で誰かが認めない限り採用されることはありませんし、したこともありません。「他本の丸写し」は大反則です。
これは奥野憲法ともいうべき大原則になっております。

「今現在通用する出雲弁だけ」というのではさびしすぎます。
まつさんにはわかって頂きたいのです。


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ぶとおまわし 投稿者:いまおか 投稿日: 4月18日(火)00時23分24秒   引用
f-kさん、こんばんわ。53才の私にはかいしきこの言葉はわかーません。f-kさんはいったい何才のかたですか?どこの部落(自治会)ですかね?(別にどこのお方でもいーですが。)
加茂の方ですと気になーもんですけん。


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用例 投稿者:f-k 投稿日: 4月18日(火)00時13分21秒   引用
ぶとりまわしなー2の用例です。

つえこた つおかったども ぶとーまわしなだけんの け だまされて まくれーがの

強いことは強いが、図体ばかりだから、だまされてころんでしまう


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ぶとおまわし 投稿者:f-k 投稿日: 4月17日(月)23時48分59秒   引用
湖西振興機構「出雲のことば」に掲載してありました。

1・ぶとりまわしな=太くて扱いにくい(ぶとりまわしな茶碗)
2・ぶとりまわしな=不細工な、大きく身なりが整わないさま


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死語 投稿者:まつ 投稿日: 4月17日(月)22時59分20秒   引用
たとえ「だんだん」でも、今の時代の出雲人が生で聞いたり、使ったりしていなくて、意味も知らないというのであれば、いくら文献に残されていても登録すべきではないと思います。

なぜ、他の人に確認を求めるのでしょうか。
また、用例を書いてくれるように求めるのでしょうか。
はたして、使ったり聞いたりしたことのない言葉で用例が作れるのでしょうか。

仮に、何かの文献で用例と意味が書いてあったとして、それをそのままこの出雲弁の辞書に孫引きして登録しても、意味がないのではないでしょうか。

今の時代の私たちが、口にしたり耳にしたりしている言葉を残すことに、意味と価値があるのではないでしょうか。
たとえそれが、はるか昔の幼い頃に聞いた、かすかに記憶に残っていた言葉だったとしても。

と、ここまで書いてきて、ふと思ったのですが、○○本に載っていた未確認語という場合、確認とは「自分が使ったり聞いたりしたことがあるか」という事だと思っていたのですが「△△本に書いてありました」でも確認になるのでしょうか?。


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死語 投稿者:金沢 投稿日: 4月17日(月)22時12分45秒   引用
出雲弁は死語の山です。それは まつさん のおっしゃるように古語が沢山残っていたからでしょう。
未確認語彙をみてください、我々にもわからない言葉が沢山あるのに驚かされます。
現代の出雲の子供の言葉を聞いてください。「だんだん」すら使っていないし、その意味もわからない子が増えているのではありませんか。

出雲弁は、我々の望む望まないに関わらずすべてが死語化の道を歩んでいます。完全に死語になっている言葉も多いのではありませんか、これは方言の宿命でしょう。

つまり現在は死語となっているけれどもかって出雲で遣われていた言葉を掘り起こして記録してゆくのがこのサイトの目的でしょう。だから大きな大人が血眼になっているのではありませんか。

「完全に死語となった出雲の言葉、死語化しつつある言葉」どちらも我々の対象でしょう。

「完全に死語となった言葉」は排除し、「死語になりつつある言葉」のみを拾って、「将来の子孫に残すこと」にはちょっと矛盾があるように思えますね。


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死語 投稿者:まつ 投稿日: 4月17日(月)20時08分24秒   引用
私は、完全に死語になった言葉は出雲弁の登録に反対です。

今の時代の人たちが、全く耳にしたり口にしたりしていない言葉は学者の文献に残しておけばいいと思います。
例えば、出雲弁には「古語」が沢山残っているといいますが、それは、死語ではなく今の出雲に住む我々が使っているからこそ、出雲弁としてこの辞書に残していると思います。

私は、f-kさんが書き込まれたのは「死語になりつつある言葉」という意味で書かれたのではないかと受け止めました。
かつて使われていた言葉、たとえそれが共通語であっても、将来の我々の子孫が「あの時代には、この言葉が出雲でも使われていたのか」と振り返る事があるかもしれません。

そういう意味では、絶滅危惧種的な言葉は残しておいてもいいのかな、とも思います。


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ぶとおまわし 投稿者:金沢 投稿日: 4月17日(月)15時18分9秒   引用
またまた南加茂からです。松江の私がなぜ南加茂の ? というご批判はあまんじてうけます。
次のやりとりは(例のテープおこしの)原文のままです。
『あらっ おっつぁん とえとこ よぅ出てごしなはったね。どこてて えわれんやな しゃきらもねこと しとおましだども はやあがってごしなはえ』『ほんなら ちょっこおじゃましてードッコエショ ちかごら ぶとおまわしねなってちょっこおごくねも ケェ 声が出ぇとまっしゃえ』。

上記の おっつぁんの「〜ぶとおまわしねなって〜」のところです。「ぶとおまし」? ? ?
いったいなんのことでしょうか。前後の言葉から推測すると「躰の自由が利かなくなっている」だから「ドッコエショ」などとつい声が出てしまう、とも解されますが・・・。

「ぶとおまわし」? ? ? 「躰の自由が利かなくなる」「躰の具合がよくない」「もう歳にになって〜」。どなたかおわかりになりませんか ?


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権威の名 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)22時03分18秒   引用
別に権威の名をかりて、とは思っていません。また、死語だとも言っていません。死語化の程度のことですから、ご意見をお聞きしたらといったまで。友定先生は、監修・特別委員で構成員のお一人のようです。
繰り返すように、確認が得られなければ、即取り下げます。


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じだぶくろ 投稿者:畦草 投稿日: 4月16日(日)21時31分45秒   引用
じだぶくろ なんでも入る万能の肩からぶらさげる袋で形はいろいろでしたね。
終戦後 ランドセルなどは無く肩掛けの布製の通学カバンでした。高学年になるとカッコ悪いと、風呂敷に教科書ほかを包んで登校しました。肩がけカバンで通学している同級生を悪童は「まんだ じだぶくろ ぶらさげちょうかー」とからかったものです。

用例は確認の為の一例ですので、他にまだ良い文言がおると思います。


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死語化の程度 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)21時30分40秒   引用
まさにそれです。権威の名を借りるとすれば「新明解」は目安となるでしょう。
「丁寧語 あげる = やる」を真っ先に取り上げたのは新明解です。とかくの批判はあるようですが私はその進歩性を買いますね。
「はいかぐら」が家庭で起こることはなくなったからといって言葉までが死語となるわけではないでしょう。
「ずだぶくろ」も同じことで私でも数年に一回は「ひやかし言葉」として使いますよ。

地方の文化人イコール言語学者ではありませんからね。ただ、その場に広大の友定先生がおられたなら一考を要しますが。

この辞書の掲載決定権はもちろん奥野さん一人にありますが、その奥野さんに意見を述べる
ことは誰でもできます。
私は一介の素人ですが「ずだぶくろ」「はいかぐら」が死語であるとするのには反対ですね。


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てまがえ他 投稿者:いまおか 投稿日: 4月16日(日)21時29分26秒   引用
f-kさん、「てまがえ」は大崎(加茂全体でも共通だと思いますが)では確か「てがわり(手代り)」と言っていました(す)。農繁期のお互いの扶助労働のひとつです。「ずだぶくろ」は喩えていうと、「コーヒー豆」が入れてある麻袋みたいなイメージですが、如何がでしょう。こちらでも今でも使います。よく使う「どんごろす袋」とも似ているような...。それよりも、こちら(関東)では「とーまい(斗米)袋」という言葉を聞きませんね。死語でしょうか。「さし」は関東でも、湖でのわかさぎ釣りで一般的です。針につけるだけでも、なま気持ちが悪りやねしが...昔の「せんち」を思い出して。


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はえかぐら・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)20時29分8秒   引用
1・(はいかぐら)で湖西振興機構「出雲のことば」には掲載されています。この機構には、奥野さんや藤岡大拙先生など、そうそうたる方々が参画されているようです。共通語の死語化の程度が問題となるでしょうが、奥野さんのご見解をお聞きした上で、取捨していただいたらうれしく思います。

2・(じだぼくろ)の方言としては、(ぜんそく)富山県(ずたっぽ)富山市があるようですが、それ以外は見当たりません。とはいえ、これも(はえかぐら)同様、共通語の死語化の程度の認識如何にかかるのではないでしょうか。

3・とはいえ、別にこだわってはいません。確認がむつかしければ,即取り下げます。


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掲載案 めじげんか ほか 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)19時38分36秒   引用
草鞋さん 有り難うございます。

【めじげんか】(水喧嘩)
共通語 (農業用水をめぐる)水争い
用 例 あめがふらんだけん しょほで めじげんかがはじまっちょーげなわ
用例訳 雨が降らないから 諸方で水争いがはじまっているそうだよ
採取者 f-k[加茂]

【あさくさ】
共通語 朝飯前の草刈り
用 例 へべんこがおまれたけん あさくさ ちょんぼよけー刈ってもどーだで
用例訳 牛の子が産まれたから朝草を少しよけいに刈ってかえるんだよ
説 明 昔の農家では家畜の餌や堆肥用に朝飯前に草を刈ってくるのが一仕事であった。
その草刈り場にも縄張りがあって境界をめぐって争いが起こることもあった。
採取者 f-k[加茂]

「ずだぶくろ」は死語ではないと思います。新明解(第六版)にも「A誰から見ても笑われるような袋」であがっています。


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めんめがっしゃい 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)19時06分5秒   引用
まつさん こんばんは 槇野本のコラムでその様子が詳しく載っています。
その一節に、子供たちは『(節をつけて呼びかける)ふだおっつぁん ふだおっつぁん 〜』とありますからなんらかの節があったものと考えられます。楽譜にするようなものではないでしょうが。

まつさん 「あきれたボーイズ」が歌っていたとはね。知りませんでした。貴方は何年生れですか ? ちなみに私は六年生れです。


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確認の追加 投稿者:畦草 投稿日: 4月16日(日)19時03分52秒   引用
「雨がふらんだけん しょほで‘めじげんか’がはじまっちょうげなわ」
「べべんこが おまれたけん‘あさくさ’をちょんぼーよけー刈ってもどれよ」
‘じだぶくろ’以前談話室で見たような記憶がありますが、辞書に載っていませんね。


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はえかぐら 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)18時45分22秒   引用
「はえかぐら」は「はいかぐら」で新明解(第六版)にもあがっていますから、現代の共通語だと思います。本辞書登載は不適当だと考えますが。

「めじげんか」こそ大辞典になくても各地でいろいろな呼び方がありそうな気がしますね。


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ナツメロ 投稿者:まつ 投稿日: 4月16日(日)18時41分13秒   引用
"あきれたボーイズ"は、坊屋三郎・益田喜頓・山茶花究・川田春夫、の四人で歌謡漫談の元祖みたいなグループです。
1940年代が、活躍のピークだったと思います。

そのテープを聴いたのですが、そこでは
「ボクは軍人大好きよ いまに大きくなったなら 勲章つけて 剣さげて オンマに乗って ハイドウドウ」
と歌われています。
歌っているのは、声の感じから益田喜頓さんではないかと思います。

f-kさんが歌っていたのは、その歌だったのではないかと思うのですが、もしそうなら全国的に流行った歌だと思いますので、出雲弁の泉の対象にはならないと思いますが、どんなもんでしょうか。

「ふだおっつあん〜」は、当辞書に「めんめ」の項で登録されていますが、なにか節回しというか、メロディーが有ったのでしょうか。
私がこれを書き込んだのは、何かの本で読んでそれを書き込みましたので、直接聞いたことはありません。
子供たちの、囃子歌のようなものなんでしょうか。
聞いてみたいですね。
多分、いまの子供たちは歌うことはないのでしょうけど。


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ふんぎりほか 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)18時23分33秒   引用
ふんぎり
共通語  田土に切り込みを入れるための農具
用例   たもぎほーけん ふんぎりだえとってごえた
用例訳  たもぎ(高畝)を掘るから ふんぎりを 出しておいてくれよ
採取者  f−k(加茂)

かんばさん
共通語 徳利で燗をするときに用いた竹製の台所用具。燗挟み
用例  どうこで とっくりのかんしーなら  かんばさんが えーわや
用例訳 銅壷で 徳利の酒燗をするのなら 燗挟みが 必要だよ
採取者 f−k(加茂)


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辞書候補 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)17時50分45秒   引用
1・めいめいぜんは、金沢さんの用例が今日的かもしれません。箱膳自体今では見ませんものね。

2・でやくは、小学館・日本方言大辞典に、勤労奉仕(徳島県)とありますが、当地方言とは言えないでしょうか。

3・めじげんか、あさくさ、じだぼくろは、小学館・日本国語大辞典にもまだ、方言としての掲載はありませんでした。ご確認が難しいようであれば、取り下げます。


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とーくさ・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)17時34分55秒   引用
とーくさ、はえかぐらは、湖西振興機構「出雲のことば」に方言として掲載されていました。とーくさは、小学館・日本方言大辞典にも掲載されていました。

とーくさ
共通語 [植物]うまごやし 苜蓿(もくしゅく)
用例  とーくさは たんなかの えこやしね なーけんの
用例訳 とーくさ(唐草)は 田んぼの 良い肥料になるからね
採取者 f−k(加茂)

はえかぐら
共通語 灰神楽
用例  くどね いが したったもんだけん がえな はえかぐらだが
用例訳 くどに 湯がこぼれたものだから すごい 灰神楽だよ
採取者 f−k(加茂)


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さし 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)17時12分58秒   引用
小学館・日本方言大辞典から。
@ハエの幼虫。うじ。神奈川、山形、新潟、長野、静岡、三重、島根邑智郡,隠岐
A漬物、味噌、ぬかみそなどにわくうじ。栃木、神奈川、新潟、愛知、島根隠岐
B醤油などの黴の中にわく虫。(さじ)島根邑智
C醤油、漬物の水の上に出る白い黴。山形、新潟、島根
D鯖に寄生する扁形動物。埼玉
E味噌などに虫が湧いたり酸味が出たりすること。島根八束

さし
共通語 ?子(さし)=味噌・醤油・酒粕などにつく小さな蛆(うじ)
用例  きしゃがわりのー めそだーね さしがわえとーが
用例訳 くやしいなあ 味噌樽に さしが 湧いているよ
採取者 f−k(加茂)


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さし 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)13時38分42秒   引用  編集済
f-kさん 「さし(蝿の蛆)」は釣り餌の世界では全国語です。しかし もともとは国語大辞典によると方言区分にあげられています。分布などを見ていただけませんか。
ついでに用例もお願いします。


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くまのい  かんばさみ 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)12時50分27秒   引用
「くまのい」が死語であるかどうか ちょっと調べてみました。今では「熊肝円(ゆうたんえん)」「熊肝丸」などで売られてはいますが、考えてみると需要を満たすほどの猟獲があるはずはなく、われわれの知っている、本当の熊の肝を薄く延ばして半乾燥させた「くまのい」は現在では幻のようです。これは完全に死語ですね。
あれはハサミで切って飲まされましたよね。苦かったなー。

「かんばさみ」の用例をどなたかお願いします。

【くまのい】
共通語 《薬》熊の肝(苦味剤)
用 例 腹がいたけりゃ くまのいなとのんがえでや
用例訳 腹が痛いのなら 熊の肝薬でも飲むがいいよ
採取者 f-k[加茂]
記録者 (金沢:松江)


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てっそ  ふんぎ(き)り 投稿者:金沢 投稿日: 4月16日(日)11時39分44秒   引用
草鞋さん はじめまして レス有り難うございます。 平田の槇野先生の「出雲のことば早わかり」という本に「てっそ = 手塩皿、(つまり)小皿」も「ふんきり = 田土に切り目を入れる道具」で載っていました。

「てっそ = 小皿」「ふんぎ(き)り = 田土に切り目入れ具」で どなたか用例を作って頂けませんか。「ふんぎり」はできれば「たもぎ」を使った用例だと喜びますが。


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ふんぎり 投稿者:f-k 投稿日: 4月16日(日)09時29分0秒   引用
畦草さん、おはようございます。
「おしきり」は、ご指摘の「ふんぎり」の勘違いでした。おわびして訂正いたします。
出雲平野の高畝は、本当に高く、美しく、芸術的でしたね。各地で土地改良が進んで、湿田がなくなってしまい、高畝の風景が消えてしまったのは、少し淋しい気もします。
今後とも、いろいろとご教示ください。ありがとうございました。


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てっそ 投稿者:畦草 投稿日: 4月16日(日)07時05分58秒   引用
f-kさん お早う御座います。語源などは解りませんが、世間話だと思ってください。案外記憶違いもあるかもしれません。
 てっそ (てっしお と言っていたような)
「皿に盛ってだしましたけん、皆さん好きなもん てっしお にとってあがーましてごしなはい」 こんな会話を聞いた記憶があります。小皿すべてか取り皿のことかははっきりしませんが。数十年ぶりに聞いたことばです。
 くまのい 熊の絵のついた「熊の円」の商標名でありましたね。
 かんばさみ 両端に節のついた丸竹で徳利を挟むように作ってあり、徳利を挟み沈まないようにして堂壺で燗をしました。名前は忘れていましたが。
 おしぎり 以前 牛の馬草切りの道具でした。「押切」の名称で今も売れています。共通語ではないでしょうか。
似たような言葉ですが、 昔の出雲平野の風物詩 たもぎ(高畝)堀りに不可欠の「ふんぎり(踏切り)」はどうでしょう。出雲独特の道具名称だと思います。(踏切り)は当て字です。


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f-kさんの辞書 投稿者:金沢 投稿日: 4月15日(土)18時45分15秒   引用
町屋の私には知らない言葉が多いのですが。
「めいめいぜん」は町屋でも使いました。ただ内容は少し違い、毎食の箱膳のことではなくて、客をもてなす際の言葉でした。
「きょはえらいごっつぉでの めいめいぜんだったでや」。つまり「皿盛り」ではなくて各自にお膳が据えられた、という意味です。うーん こりゃ今でも言いますか・・・。

「より = 寄り合い」は「よー」で既載されています。

「さし」は「あまさぎ釣り」の餌の蛆のことを「さし」といいますが、こんなところに語源があったんですねー。

「はいかぐら」「ずだぶくろ」は時代小説、時代劇があるかぎりト書き等に表われ、死語の範疇には入らないように思いますね。

他は町屋の者にはわかりません。どなたかお願いします。


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なつかしのめろでー 投稿者:まつ 投稿日: 4月15日(土)17時39分29秒   引用
f-kさん、こんにちは。
「ぼくは 軍人大好きよ〜」は、"あきれたボーイズ"が録音していたのを聞いたことが有ります。
確か、益田喜頓が歌っていたと思いますが、CDを探せば多分あると思いますよ。


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ナツメロ 投稿者:金沢 投稿日: 4月15日(土)17時06分8秒   引用
f-kさん ↓ @の「ぼくは 軍人〜」の本歌は題は忘れましたが歌詞は次のものです。

 四面海もて囲まれし わが敷島の秋津島 外なる敵を防ぐには 陸に砲台海に船

Aの「ふだおっつぁん」はどなたか情景と歌を「生活と言葉」または「出雲の歌」に投稿して頂けませんか。


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辞書 投稿者:f-k 投稿日: 4月15日(土)16時56分3秒   引用
共通語の死語もしくはそれに近い言葉を泉・辞典の登録基準に認めていただくと、収集範囲が随分広がります。以下、思いつくままに。

とーくさ(唐草)=うまごやし・苜蓿(もくしゅく)。マメ科の越年草。高畝などで栽培し水田にすきこんで肥料とした
めじげんか(水喧嘩)=田水をめぐる争い
したごり(下樵り)=用材・薪材等の林の下笹や雑木の刈り取り。
泉・辞書は(したごー・下枝落し)で掲載
あさくさ(朝草)=朝草刈りの略。以前は、牛の飼料・堆肥用に、農家の朝飯前の仕事だった。刈る場所は各自決まっていて、越境を巡る紛争もあった
はえかぐら(灰神楽)=火の気のある灰に水などこぼした時、灰の舞い上がること
てまがえ(手間代)=仕事を手伝い会うこと。泉・辞書掲載 [てもどし(手間戻し)]は(てまもどし)で労働交換の返し
でやく(出役)=共同作業の役務に就くこと
おしきり(押切り)=畦や畝作り作業の時、水田に切り込みを入れるための農耕具
より(寄り)=寄合の略。会合。集会
てっそ=手塩皿(小さく浅い皿)の略
くまのい(熊胆)=富山の置き薬の代表格。腹痛、強壮用。強烈に苦く、母親が乳首に塗って、子の乳離れを促したりもした
めいめいぜん(銘銘膳)=各人が平常専用する膳。箱膳。昔、食卓はなかった
さしが涌く=さし・?子=糠味噌・酒粕などにつく小さな蛆(うじ)
かんばさみ(燗挟み)=どうこ(銅壷)で、大徳利の燗をするとき用いた竹製用具
じだぼくろ=ずだぶくろ(頭陀袋)。原義は、僧が経巻、僧具、布施物などを入れて首にかける袋。方言では、だぶだぶして何でも入るような袋


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なつめろ・その2 投稿者:f-k 投稿日: 4月15日(土)16時32分28秒   引用
ふだおっつあん(巡礼の札うちさん)
ふだおっつあん
めんめ がっしゃえ(菓子ください)
めんめが なけなら(菓子がなければ)
ぜんぜ がっしゃえ(金ください)


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なつかしのめろでー 投稿者:f-k 投稿日: 4月15日(土)16時22分35秒   引用
子供のころ(1940年台)のめろでー。

ぼくは 軍人大好きで
えんまね(今に)おおけん(大きく)なったなら
勲章つけて 剣つって
おんま(お馬)にのって ハイ ドウ ドウ


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道普請ほか 投稿者:f-k 投稿日: 4月15日(土)16時08分22秒   引用
ご参考までに、小学館・日本国語大辞典,同日本方言大辞典から。

1・方言としての「道普請」は見当たりませんでした。
2・「てまもらい」
  岐阜県・飛騨地方で、てまもらい(手間貰)嫁をもらうこと。嫁取り。で掲載されています。南加茂の会話のご両人のお生まれは、推定1880年(明治13年)ごろですので、当時は出雲弁の共通語であった可能性は否定できないと思われます。


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てまもらう 投稿者:金沢 投稿日: 4月15日(土)13時33分42秒   引用
こだまさん 有り難うございます。「男尊女卑」はむろんのこと「婿取り」の場合にも使ったといいますから、まさに「欠くことのできない貴重な労働力そのもの」だったのでしょう。昔の農業のありようを かいま見る思いです。

【てまもらう】(手間もらう)
共通語 嫁(婿)をとる
用 例 おかげさんで こげな え てまもらいまして〜
用例訳 あかげさまで こんないいお嫁さんをもらいまして〜
採取者 f-k[加茂]
記録者 (金沢:松江)


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てまをもらう 投稿者:こだま 投稿日: 4月15日(土)05時45分39秒   引用
「おかげさんで 今度 手間ーもらいまして・・」
という挨拶を子供心に聞いて 何のことなのか と
思ったことがありました。
それにしても 封建的というか 男尊女卑の考えを
あらわにしていたのですね。


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ふしん 投稿者:金沢 投稿日: 4月14日(金)22時27分4秒   引用
「なかなか え 家だの」「なんがー 安ぶしんだわの」このようになら今でも使いますが・・・。
「みちぶしん」はねー 普通「道路工事」と言いますね。


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みちぶしん 投稿者:まつ 投稿日: 4月14日(金)20時20分57秒   引用
もりやまさん、こんばんは。
レスありがとうございます。

なんと、いろんな「〜ぶしん」が有るんですね。
私が聞いたことがあって、記憶にあるのは「みちぶしん」だけでした。
日常的に一番良く行われていたからなのでしょうかね。
確かに掃除というよりも、補修とか整備といった意味合いで使うと思います。


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てまもらう 投稿者:金沢 投稿日: 4月14日(金)14時24分25秒   引用  編集済
また南加茂からです。
客⇒「こちらさんねは ごしーぎなはえましたげねござえまして けっこなことでござえましわ」 主人⇒「あぁ こんな手間もらえまして えらえ にぎやかね またなったけね どぞ ここーやしねして えまから やってごはつしゃえ」。
『解説』⇒「手間もらいまして〜」というのは、古くは「農業労働の手間が増える」という意味で「嫁取り」「婿取り」の際に言う決まり文句。もちろん今では通用しないが。

「手間もらう = 嫁(婿)をとる」ご存じありませんか。


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みちぶしん 投稿者:金沢 投稿日: 4月14日(金)13時54分23秒   引用
「みちぶしん」ですかー。たしかに最近ではつかいませんね。ただ完全に死語化しているかどうか。 ? うーむ ちょっと疑問ですね。


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道普請 投稿者:もりやま 投稿日: 4月13日(木)23時27分59秒   引用
まつさん 今晩は。
普請 新しく作るものに付けますが、改修するのにも使いました。
この頃の道路工事は全て公共工事ですが、以前の三級町道は受益者負担で「道普請」が時々あり大変でした。
道掃除 程度は「たかやく」で、山を削って拡幅したり、カーブの見通しよくしたりの小規模の改良を、地元で労力負担でするときなどに使いました。
母屋普請 納屋普請 道普請 池普請 今思い出したものですがまだあるとおもいます。


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みちぶしん 投稿者:まつ 投稿日: 4月13日(木)21時33分50秒   引用
広辞苑に「普請」の項があり、Aに「道‐」(みちぶしん)があります。

子供の頃からよく耳にしていました。
「こんど ○○日 ね みちぶしん が あーげな」
という会話を、よく、親達がするのを聞いていました。

それで、職場で「みちぶしん」を言ったり聞いたりするか聞いてみました。
しかし、
「えんや、さ 言わん の。"道そうじ"てて 言うけど の。だども その言葉は、分かる。」
と言われました。

私も最近は聞きませんが、以前よく聞いていた言葉です。
皆さんは、聞かれたことはありませんか。
もりやまさん、どうですか?。

出雲弁になるのでしょうか?。


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槇野本の〜 投稿者:金沢 投稿日: 4月10日(月)23時50分42秒   引用
○ 「〜がる」というのは主として形容詞の語幹について「そのような様を表す接尾語」で「痛がる」「くやしがる」というように共通語です。「たいぎ = 面倒」はたしかに方言ですが、このデンでゆくと「いたしがる」「おぞがる」・・・などの全ケースを登載しなければならなくなります。登載は特殊なケースを除いては適当ではないと思います。

○ 「たいげなら」同じことで「大概なら」の訛りに過ぎませんから登載は不適当だと思います。

○ 「たいげな = 大概な = だいたいな、適当な」という言い方があれば方言としてあげてもよいと思いますが、私にはよくわかりません。

○ 「たえげねして〜」「大概にしろよ」などと言いますから共通語の単純訛りではないでしょうか ?

○ 「たえした」も「たいした」の単純訛りに過ぎないように思います。

○ 「たえげねして〜」「大概にして〜」ほとんど共通語でしょう。

○ 「だえこ(ん)おろし」確かに「おろし金」のことを「だえこんおろし」と言ってましたね。

【だえこ(ん)おろし】
共通語 おろし金
用 例 とろろつくーけん だえこんおろし とってごしない
用例訳 (芋の)とろろを作るから おろし金をとってちょうだい
採取者 槇野本
記録者 (金沢:松江)

○ 「たいたい」使います。

【たいたい】
共通語 相対、対等
用 例 よーしこんだたいたいでやらか
用例訳 よーし 今度は相対でやろうか
採取者 槇野本
記録者 (金沢:松江)

【】


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用例 投稿者:こだま 投稿日: 4月10日(月)18時24分9秒   引用
たいぎがる
「お前さん そげねたいぎがってもらーても こまーじね」

たえげなら
「まあ たいげなら 明日ね 間ねあーやーね やってごっさいよ」

たえした
「イチローは やっぱーたえしたもんだがの 皆を引っ張ってごいた
だけんのー」


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槙野本です 投稿者:おくの 投稿日: 4月 9日(日)09時29分33秒   引用
久しぶりに槙野本からです。
ご存じの出雲弁が有れば用例をお願いいたします。

・たいぎがる:億劫がる
・はえげじゃねー:容易なことではない
・たえげな:大体な、適当な
・たえげなら:出来ることなら
・たえげねして:ほどほどにして、いいかげんにして
・だえこんおろし:おろし金
・たえした:A大変な、非常な、おびただしい Bそれぼどの
・たいたい:相対、対等
(P191まで)

では、では、m(__)m


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冷や飯 投稿者:金沢 投稿日: 4月 7日(金)00時14分46秒   引用
まつさん こんばんわ そうですね 概念的には「冷遇される立場にいる男のこと」でしょうね。なぜ「男」なのかを考えてみると、やはり「女は 当たり前で 慣用句にさえ ならない」というわけですね。
加茂では昔、この概念を 誰かが「女」、特に「嫁」に当てたのでしょうね。案外と明治だったりかもしれませんね。


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やまあがり 投稿者:まつ 投稿日: 4月 6日(木)21時49分39秒   引用
今日、職場で「やまあがり」の話をしました。
相手は、横田のかたで四十代後半の方です。

私、
「子供ン頃、やまあがり てて せだったかね?」
相手、
「ああ、しょったよ。学校でね」
私、
「学校?。やすんび(休日)ね わやち(自分達) で やっただ ねかね?」
相手、
「えんや、毎年一回 学校で だれんも で えきょったね」
私、
「へー、遠足みたいだね。それを、やまあがり てて いっちょったかね」
相手、
「うん」

奥出雲では「山上がり」が、学校行事としてあったんですね。
面白い昼休みの会話でした。


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冷や飯 投稿者:まつ 投稿日: 4月 6日(木)20時31分9秒   引用
金沢さん、こんばんわ。

広辞苑をみますと、
「冷や飯食い」→@居候、食客。A江戸時代に、家督を相続しない次男以下のものを卑しめて言う言葉。
「冷や飯を食う」→@居候をする。A冷遇される。能力が評価されず低い位置にいる。
とあります。

確かに、家族の中では次男以下の事をいうようですが、本来の意味は居候であり、寄食するものと言う概念があって、次男以下の、いずれは家を出て行く者にその概念をダブらせたのではないか、とも考えられますね。
どんなもんでしょう。


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冷や飯 投稿者:金沢 投稿日: 4月 6日(木)15時26分56秒   引用
まつさんのおっしゃっていることはよくわかります。本来我が国の「冷や飯を食う」という慣用句は「嫡男以外の男子」にいて言われているものです。「ご家人の次男以降の男の子が苦労する話し」はよく小説に出てくる話ですよね。

国語大辞典で詳しくみてもやはり「男子」のことです。

では「女の子」はどうかというと「嫁という立場での 冷や飯は 当たり前のこと」で「三界に家なし」などというひどい言葉で言い表されています。つまり「男尊女卑」の思想がこんなところにも表われている、ということでしょうか。
「俺は 冷や飯でね〜」などというのは全国区で共通語になってしまいます。

なのに南加茂では、その「男子の冷や飯」を「女子の嫁の立場」に援用して現に使われていた、これは方言的ではないのか、という問題提起をしてみたのですが・・・。
でも傍証がない限りこの言葉は取り上げることはできませんね。

ただ「やはや こーでしたん子も ふやめしに〜」の「やはや」というのは槇野本に「やはや = いやはや、もちろんだ、そうだ」であがっていますから採取することにします。

「いやはや」は感動詞に区分される言葉で「(呆れて)やれやれ」という意味ですが、ここでは「それなんだよ、そうだよ、もちろんだ」という相づちの意味で使われています。

【やはや】
共通語 《感》いやはや、(相づち)そうだ、もちろんだ
用 例 やはや こんだ (生れたのが)おとこんこでの えかったとまっしゃえ
用例訳 そうなんだよ 今度は男の子でね よかったよ
採取者 f-k[加茂]
記録者 (金沢:松江)


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女三界に家なし 投稿者:まつ 投稿日: 4月 5日(水)21時13分31秒   引用
という言葉がありますが、わが娘が嫁いでからの苦労を思う親心を「ふやめし〜」で言い表しているのでしょうね。

私がイメージしたのは、例えば六人姉弟がいたとして末っ子の六番目が長男であるとします。
家父長制度の時代であれば、一家の主の隣には、箱膳をすえて長男が座ります。
その結果、主の隣にいた長女は長男にその席を譲ります。
結局は、長男以外は男であろうが女であろうが家を出ていくことになり、冷や飯を食う苦労を味わうことになります。
そのことを言った「ふやめし〜」であり、「嫁に行くこと」に限定されないのではと思うのですが。
ひとつ私が知らないのは、子供が女の子ばかりだったとき、やはり主の次に長女が座ったのか分かりません。
男尊女卑の時代でも、やはり長女は主の隣に座ったのでしょうか。
その頃の風習をご存知の方、教えてください。


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(無題) 投稿者:まつ 投稿日: 4月 5日(水)20時36分10秒   引用
金沢さん、誰も「自分の経験のみを語れ」とは言っていないと思います。
私も、金沢さんと一緒に未知の言葉の謎解きをしたいと思っています。
そのために、その言葉が使われた状況とか前後の会話の流れはどうだっのかなどを知り、それを頭の中に思い描いて、もう一度その未知の言葉をつぶやいてみる。
そういうことをしてみたくて、あれこれ質問しましたが、お気に触ったのであれば、お許しください。


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ふやめしになる 投稿者:金沢 投稿日: 4月 5日(水)01時07分16秒   引用
どうも説明不足ですみません。
この「南加茂郷土誌」はNHKの取材で、現地の長老(男女)お二人の想定会話を録音して放送されたものを後にテープ起こしで書き取り、「南加茂の方言」の項としてまとめ、印刷発行されたものです。
「郷土誌」だから他にもいろいろの項があり、これはその一部(南加茂の方言)をコピーして頂いたものです。
このやりとりには加藤義成先生の解説がついてりおり、「今まで女ばかりのところ、男の子が生まれ、他家へ嫁にゆかねばならない。他家へゆけば冷や飯を食べることになる。というようなことを「冷や飯云々」で表しているのである」とあります。
私はそれを見て書いているわけです。

このページは自分の経験だけを語ることのみで成立しているわけではありません。
時にはこうした書き物をみて題材としているのです。


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ふやめし 投稿者:いまおか 投稿日: 4月 4日(火)22時42分22秒   引用
まつさん、こんばんわ。金沢さんだけの個人的な解釈でしょう。ちゃんと、「ただ松江の私では確認できません」と仰ってるんですから。昭和28年1月生まれの加茂出身の私でもかいしきわかーません。


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ふやめし 投稿者:まつ 投稿日: 4月 4日(火)22時05分11秒   引用
続けてすいません。

金沢さんが書き込まれた、
「やれやれ 今度は男の子が産まれて もう 上の(女の)子は 嫁にいって冷や飯を食べることになりましたよ」

これは、金沢さんの解釈なのですか。
それとも、「南加茂郷土誌」に書いてあるのですか。


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ふやめし 投稿者:まつ 投稿日: 4月 4日(火)21時07分8秒   引用
金沢さん、今晩は。

寵愛されていた第一子が女の子であり、次に生まれた子が待望の(父系社会での)男の子であった、という時点の会話なのでしょうか?。
長女が、嫁いだ時点の会話なのでしょうか?。
前後の会話はどんな会話なんでしょうか?。

「ふやめし」を、嫁に行く意味を含んだ言い回しだとは知りませんでした。


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やはや  ふやめしになる 投稿者:金沢 投稿日: 4月 3日(月)13時58分3秒   引用
もりやまさんの「つかんばなし = 名前の呼び捨て」がそのままになっていますが、お考えください。

こんども「南加茂の〜」からの言葉です。
「やはや こんだ おとこんこがおまれて け かしらごは ふやめしんなってしまったとまっしゃえ」とあります。
意味は「やれやれ 今度は男の子が産まれて もう 上の(女の)子は 嫁にいって冷や飯を食べることになりましたよ」でしょう。ただ松江の私では確認できません。

「やはや」 この感動詞風の言葉は「いやはや」のことで多少「がっかり」した際の前置詞だと思いますが松江では聞かれません。

「ひやめしんなる = 嫁(婿)にゆく」 普通「冷や飯を食う」は次男以下のことを指しますが「嫁にゆく」には使われないように思います。

いかがでしょうか。


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社交辞令 投稿者:金沢 投稿日: 4月 2日(日)21時05分56秒   引用  編集済
まつさんのお話で思い出したことがあります。たしかある先輩からだったと思うのですが、『葬式のときの文句は「黒足袋白足袋・・・」てて口んなかでえっちょかえわの』たしかこうだったと思いますが。「くろたびしろたびムニャムニャムニャ」実際に使ったことはないですが、つぶやいてみると妙にしめやかに聞こえるようなので感心しました。


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社交辞令 投稿者:まつ 投稿日: 4月 2日(日)18時20分32秒   引用
社交辞令を述べるのはなかなか難しくて、困ります。
誰かが、うまい言い回しを思いついて言うと、それを聞いた私なんかは「お、上手いこと言うの。俺も使お」と思って、それをまねします。

社会人になりたての頃、職場の方の葬式に行くとき周りの人から「まあ、"このたびは"と言っちょいて、後はムニャムニャとはっきり言わんでもいい。御悔みは、あんまりはっきり言うもんでもない。」と聞き、その後は「このたびはムニャムニャムニャ」で済ましています。

「おひまおさえ」も加茂か大東、木次あたりでそういう言い回しを考え付いた言語感覚のすばらしい人がいて、それを皆がまねをして、そのあたりで広まったのではないかと、これはいつもの私の想像です。


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つかんばなし 投稿者:金沢 投稿日: 4月 2日(日)16時53分32秒   引用
もりやまさな こんにちわ。 「つかんばなし」「つかんで捨てるような言い方」の意でしょうか。面白い言葉があるもんですね。

「飼い殺し」は共通語のような・・・。


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取り下げ 投稿者:もりやま 投稿日: 4月 2日(日)16時01分30秒   引用
たぼそ 登録済みでした。失礼しました。


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なんだ ひまおさえ 投稿者:金沢 投稿日: 4月 2日(日)15時22分36秒   引用  編集済
まつさん こんにちわ なんだそうでしたか ! 「ひまおさえ」しか考えずにみていました。なるほど、これは挨拶によく使うから「おひまおさえ」になったんですね。

大山鳴動ネズミ一匹でしたー。まつさんと もりやまさんはたしか部落が違いましたよね。住むところが違えば言葉の伝わり方も違いますし、間に山や川があればなおのことです。今後ともよろしくお願いいたします。


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おひまおさえ 投稿者:まつ 投稿日: 4月 2日(日)14時31分21秒   引用
出雲弁辞書に「おひまおさえでした」が登録されています。


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早とちりでした。 投稿者:まつ 投稿日: 4月 2日(日)13時17分56秒   引用
金沢さん、私の早とちりで失礼しました。
いきなり、もりやまさんに振られたと思ったものですから。
今の加茂の方が、昔の加茂の言葉が分からないことは当然あるでしょうね。
わたしも、もりやまさんが示された言葉で知らないことが良くありますから。


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用例ほか 投稿者:もりやま 投稿日: 4月 2日(日)11時47分38秒   引用
遅くなりました。
【ごめんぼうし】
共通語  防空頭巾
用 例  終戦でごめんぼーしは えらんやねなっただども、冬のくてえーけんとっちょこ     う
用例訳  終戦で防空頭巾は用は無いが、冬暖かいからとっておこう

候補を少し
・つかんばなし
 名前の呼び捨て
・かいごろし
 諸事情を会社などが同情し 定年後も長く雇用する 第三者の陰口
・(名)たぼそ
 樽の栓 醤油などを一斗樽で購入すると割安ため、樽詰が流通していた


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おさえ 投稿者:遠藤 投稿日: 4月 2日(日)11時46分31秒   引用
ふまふさぎではなくて、ふまおさえだったのでは。少なくとも
大東の事例により、おさえの用法は確認されたと思いま
すが。大東とみなんがもは地勢的にはさえぎるものもな
く非常に近いので、同じような用法があってもおかしく
ないところです。


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〜だども 投稿者:金沢 投稿日: 4月 1日(土)18時27分23秒   引用
遠藤さん こんにちわ 私も「ひまおさえ = 手間取り」だと思います。だとすると おっしゃるようにここは「〜どども」は「〜だども」「〜だだども」「〜だらども」ではないかと推測しますね。

まつさん もちろん f-k さんにも、その他の加茂出身のお方にも聞いてみました。しかし世代が違うからでしょうか、皆さん「ふまふさぎどども〜」という言葉自身をご存じなかったのです。
いずれ f-kさんが帰郷されることがあれば調べてみるとのことですが・・・。


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おさえ 投稿者:遠藤 投稿日: 3月31日(金)22時08分25秒   引用
私は大東なんで一言申しますと。大東では酒飲んだあとで、「飯くあんとはらのおさえねならん」
と言って飯をまったりします。ですので、おさえというのは空いたところをふさぐ意味で使います
ので、みなんがもんはでもそげないにしとらいたただあーましぇんか。
ですので、ひまおさえどども、ではなくでひまおさえだども、ということなんでしょう。ひまをおさえだども、と言う意味で、てまをとらせるけども、でしょう。そもそも一杯どものときにいっぱいどどもということはないので、だどものことでしょう。


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話の進め方 投稿者:まつ 投稿日: 3月31日(金)22時01分27秒   引用
金沢さん こんばんわ。
別に金沢さんが仕切っていることに不満はありません。
個人名を冠した「○○本」というのは、言葉の採集地域がよく分かりません。
今回の、「南加茂郷土誌」は南加茂の言葉と分かります。
金沢さんが加茂の郷土誌編纂委員会の地元の人物をご存知であれば、なぜ、まずその人に確認されなかったのでしょうか。

以前、私が亀嵩の人から「やまあがり」(山登り)という言葉を採取したとき、その確認をしようと思って、こだまさん(横田)にお伺いし、確認をいただきました。
「くど」の時も、いまおかさん(加茂出身)にお聞きしました。
私は、採取地域が分かればなるべくその地域か近い方から聞くようにしようと思っています。
これは私の方法かもしれません。

また、f-kさんから紹介された本であれば、f-kさん御自身がこの掲示板で問いかけられればより良かったかなと思います。


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話しの進め方 投稿者:金沢 投稿日: 3月31日(金)20時59分35秒   引用
まつさん こんばんわ さて、話しの進め方ですが「ある参考本」があってその中に私がわからない言葉があれば出典を明らかにした上でみなさんの俎上にのせさせて頂く、このようなやり方は今までごく普通にしてきたことです。奥野さんの「槇野本」しかり、以前の「岡田徳治本」しかり、「広戸本」しかり、そして今回は「南加茂郷土誌」であるに過ぎません。今後も「岡田鹿之助本」をネタにしようとも考えております。

それに対してその対象地域の方々から、このページの上で意見を述べて頂けばよいわけでこうした手法を取り上げられると私も困ってしまいます。
前にもこのページの上で紹介申し上げたようにこの「南加茂〜」の資料提供は f-kさんで「泉サイトの話しのタネになれば・・・」と私に送って頂いたものです。 f-kさん自身も永く地元を離れておられるため「わからない言葉が多い」といっておられます。

こうした手法は今までの経験からたいへん有効であったように思います。

余所のタネで私が話しを仕切る形になりその点が不愉快だ、とおっしゃるなら私の不徳のいたすところです。どうかご勘弁ください。


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ウシのクソ〜 投稿者:まつ 投稿日: 3月31日(金)20時09分57秒   引用
慣用句になると思いますが「ウシのクソねもダンダン」と言う言葉を聞かれたことはありませんか。

まだ私が若くて、職場に沢山の先輩がおられた頃の話しです。
仕事のことで私がいろいろと意見を言うと
「まあ オマエは だまっちょった。 ウシのクソねもダンダン てて いいけんの」
と、よく言われました。
初めて聞いたときに
「さ どぎゃん 意味 ですか?」
と聞きました。
「オマエは ウシのクソ 見たこと 無いかい。ボタッと落ちたクソは 下んはが ダンダン(段々)ね なっちょって 上ね向かって盛りあがっちょーだーが。そーと えっしょ で 物事ねも じんばん(順番=序列)が あー つことだわの」
と教えられました。
私はそれを聞いて、その後は先輩の言うことをちゃんと聞き、先輩を常に立てて、立派な社員に・・・成る分けないでしょ。
「オマエはカバチが多い」と言われ続けて、今に至ります。
その まつ カバチと思って、金沢さん こらえてごしない。

ところで「ウシのクソねもダンダン」は、聞かれたことはありませんか。


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(無題) 投稿者:まつ 投稿日: 3月31日(金)18時17分21秒   引用
金沢さん、この話の進め方はおかしいと思います。
加茂の言葉をあれこれ言うのであれば、まずは加茂の方のご意見を聞くべきと思います。
さいわいこの掲示板には、いまおかさんやf-kさんが書き込んでおられます。
まずは、その方たちに意見を求め、それで分からなければ、皆で考えるのが順番ではないでしょうか。
町外の者があーだこーだと議論をして答えを出しても、加茂町の人が「えんや そら 意味が ちがーますわ」と言われればそれまでです。

しかし、もりやまさんの解釈は自然であり、私も納得させられたことは申し添えておきます。

いまおかさん レスありがとうございます。


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くど 投稿者:いまおか 投稿日: 3月30日(木)23時29分25秒   引用
まつさんこんばんわ。暫く見ておりませんでしたら指名されていたんですね。「くど」ねー、南加茂でですか、私は「早く」という意味での使い方も、実際に子供の頃にもこの言い回しを聞いたことがないような気がします。「くど」と言えば名詞で「竈」のことだと思っておりました。


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おふまおさえ 投稿者:金沢 投稿日: 3月30日(木)21時07分24秒   引用  編集済
もりやまさん 有り難うございます。なるほど なるほど 「ヒマを押える ⇒ 手間をとる」ですかー。そう考えると文脈がとおります。ご明察のとおりで、この前段として次のようなやりとりがあったのです。
 客⇒「こらまことね、のちかさえたことだござえまへんだども、よろこびの ここーもちでござえます。
主人⇒「こら かまわっしゃーな。したたかな ちょうだえもんして およろこびえただえて おれしござえしわ。ま、こっちえあがって えっぱえのんで えんでごさっしゃえ。
客⇒「まえどまことね、まかえでえことでしけん こんちは しちれ えたしましけん」。

これに続いているわけです。つまり、このお客さんは、本当はお祝いに来たのだけれども、祝いの品を届けるだけであるから、これで失礼します。という体を装っているわけで、双方百も承知の出雲人らしいやりとりでした。
そこらあたりを察知できる森山さんはやっぱし出雲人ですねー。


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おふまおさえ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月30日(木)19時34分14秒   引用
金沢さん 今晩は。
ご指名がありましたので、当地の言葉でしゃべってみました。
先ず
「〜まひょね」「〜まへ」も聞いた事は無く湖陵あたりは「〜ましょね」です。

「〜おふまおさえどども あがってもらわなえけんじね」ですが、考えられるのは、最初から列席されているお客ではなく、祝を持ってこられた方か、偶然なにか用事でこられた方を招きあげる言葉でしょうね。「〜ま てまとーやなども あがってもらわなえけん」になります。
おふまおさえ=お暇押さえ=てまとー(時間をとる)だとおもいます。湖陵では「おふまおさえ」はききません。御神酒のお下がりは無いとおもいます。参考になりましたでしょうか。


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もりやまさん 投稿者:金沢 投稿日: 3月30日(木)15時40分49秒   引用
もりやまさん こんにちわ 指名して失礼ですが貴方が一番出雲弁現場にお近いと思いお尋ねする次第です。次のやりとりをみてください。これは南加茂での祝言の宴席での会話です。

亭主側の奥さん「なんだえねだども さかじき ふとちして ほうから えんでもらーけね こっちへ ま おふまおさえどども あがってもらわなえけんじね ま こっちえあがってごはっしゃえ」以上ですがこれくらいならだいたいのところ私にもわかります。多分こうでしょう「なにもありませんが(ご祝儀の)お酒くらいは一杯召し上がって頂いて それから 帰って貰いますから こちらへ さー おふまおさえどども 召し上がって頂かないといけませんよ ささ こちらへ お上がりください」でしょうか。

わからないのは文央の「おふまおさえどども」のところです。ミスプリントの可能性はありますがかなり正確な記録なので思いあぐんでおります。
「おふまおさえ = お暇押え = ? ? ? 」それとも「おふまおさえど = ? ? ? 神前酒のお下がり ? 」考えて頂けませんか。


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 ↓ 訂正 まへ まひょ 投稿者:金沢 投稿日: 3月30日(木)00時43分5秒   引用
丁寧の助動詞「〜ます」の活用は次の通りです。

「ませ ましょ」  まし  ます  ます  ますれ  「ませ まし」はじめの二つが未然形、最後の二つは命令形です。訛りは次のようになりますか。

「まへん まひょ」 まし まし ましら(りゃ) 「まへ まへ」です。

したがって、出題は未然形の「〜まひょ」と命令形の「〜まへ」です。
この南加茂郷土誌には次のような記述があります。
「おはよさんでございまし、おちかれなさえましたでござえまひょね」←この「まひょ」は明らかに未然形ですから、「〜まひょね = 〜ましょね」という言い方があるかどうかです。「〜まへ」は松江でもよく聞きましたが「〜まひょね」は聞き覚えがないような。

みなさんのところはいかがでしょうか。


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〜まへ 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)23時32分52秒   引用
ついでに助動詞「〜ます」の連用形、命令形の「〜ませ」の訛り「〜まへ」です。

これならかつて松江でも聞かれました。なぜ活用形を決めるのかですが、終止形の「〜ます」が「〜まふ」とはならないような気がするからです。それとも「〜ますよった ⇒ 〜ましょった ⇒ 〜まひょった」という訛りがありますか ? それなら別ですが。


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くど 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)22時57分18秒   引用
いや失礼しました。取り下げは止めます。どなたかの傍証を待って おっしゃるように
「こどに」の副見出しにすることにいたします。
みなさん 有り難うございました。


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くど 投稿者:まつ 投稿日: 3月29日(水)22時42分10秒   引用
金沢さん、いま取り下げたら加茂の人に申し訳ないのでは。
加茂の方が「えんや おらちゃ くど てて いう」と仰るかもしれません。
「こど」の副見出しで取り上げたらどうでしょう。(これも、正と副があるみたいで変ですが)
といっても「こど」=「くど」の確認が出来たらの話ですが。


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く ⇒ こ 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)22時13分36秒   引用
出雲弁では中舌母音(口を中開きに発音する)の原則がありまして「ウ段」は「オ段」に変わることが多くあります。「ウしがウまれた ⇒ オしがオまえた」「ウれしかった ⇒ オえしかった」「ウごいている ⇒ オごいちょー」・・・ETC 松江では比較的に「ウ段」を正しく発音する方ですが、それでもずいぶんあるように思います。
「くど」は「こど に」があるので取り下げます。


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くど 投稿者:まつ 投稿日: 3月29日(水)21時57分15秒   引用
金沢さん、分かりました。
そうすると、やっぱり「くど」がキーワードですね。

もりやまさんが書き込まれた「こど」は私もよく使います。
子供の頃、夜更しをしていると親に
「けー こど ね ねー だが」
「もー 早く 寝ろ」
と叱られました。

その「こど」が加茂では「くど」になるのでしょうか。
今岡さん、どうですか。


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くど 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)21時37分5秒   引用
もりやまさん こんばんわ ああ「こどに = 早く」がありましたね ! それでした !


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 ↓ くど 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)21時34分6秒   引用
加茂の郷土誌編纂委員会の地元の人物で複数の方々の検証があります。


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くど=こど 投稿者:もりやま 投稿日: 3月29日(水)21時32分48秒   引用
金沢さん 今晩は。
‘くど、ま、やしまっしゃーまへ’と少し違いますが似たような言葉があります。
「こどね やしまっしゃーませ」です。
訳は「早めね お休みなさい」で、「くど ま」は初めて聞く言葉です。「くど」と「こど」とは同じ「早め」の意味だと思います。


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くど 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)21時28分49秒   引用
まつさん こんばんわ いつも熱心に検討頂いて有り難うございます。
さて、このテープ起こしをした方は私もよく知っている人物で句読点を間違えるようなことは絶対にないと断言できます。
これは原文のとおりに写しておりますのでその点は決してご心配なさることはありません。

「くど、まあ 休まっしゃりませ」です。

そこで思うのですが、古語辞典(三省堂)に「くと《副詞》『くっと』とも = 動作や行動が素早い様、さっと、ぱっと。『[平家]目貫のもとよりちゃうとせ折れ、くっとぬけて』」というのがあります。つまり「早く〜」の意です。
このつ「くと = 早く」が訛ったものではないでしょうか。だとすると「早うお休みなさいませ」でぴったしになるのですが。


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↓補足です 投稿者:まつ 投稿日: 3月29日(水)21時16分47秒   引用
誰がされたのでしょうか、の誰がは、地元の加茂の言葉を熟知された方なのか、そうでない方なのか、という意味です。


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くど 投稿者:まつ 投稿日: 3月29日(水)21時05分54秒   引用
金沢さん、こんばんは。

その、テープ起こしは誰がされたのでしょうか。
「くど、ま、やしまっしゃーまへ」とも受け取れるし
「く、どま、やしまっしゃーまへ」とも考えられます。
元のテープを聞いてみないと、そのイントネーションが分かりません。

まあ、どちらにしても分かるような、分からないような微妙な言い回しですね。


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くど  〜まへ 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)17時31分37秒   引用
「南加茂郷土誌」からさっそくです。
[夕方の挨拶]
S ばんじましたね T ばんじましてござえます S くど、ま、やしまっしゃーまへ
T はぇ おやしんなはえまへ

上記 S さんの 「くど、ま〜」「くど」というのがわかりません。なんですか ?

「〜まへ」というのは「〜ませ」の訛ったものでこれは松江でもよく聞いたことがあります。


○--------------------------------------------------------------------------------
南加茂郷土誌 投稿者:金沢 投稿日: 3月29日(水)17時05分55秒   引用
この度 f-k さんから 地元発行の「南加茂郷土誌」なるものの写しを送って頂きました。

その中に「南加茂の出雲方言」という一節があります。これは昭和三十三年三月、NHK松江放送局の吉原プロジューサーと石井アナウンサーの二人が南加茂に出張され、古老の末次福三郎氏と鳥目ミツさんの出雲弁そのままの対談を加藤義成氏(故人 出雲風土記の研究で著名)が解説するのが録音されたものの記録があります。この録音は同年三月十五日に「中国地方方言の旅」という番組で放送されましたが、昭和三十年代といえばまだ古来の出雲弁がそのまま残っている時代でもあり、純粋かつ貴重な出雲弁記録ともいえるでしょう。
五ページにもわたるそのやりとりは、純粋な出雲人たる私の水準をはるかに超えたもので思わずニヤニヤと笑いがこぼれました。

その中から気づいたものがあればまた本ページで紹介してゆこうと考えています。


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したたかな 投稿者:こだま 投稿日: 3月29日(水)10時04分30秒   引用
確かに 過分に 丁重に 丁寧に などが元でしょう
けれど 手ごわい 油断がならん などに使いますね
転用している ということでしょうか。
「こんなはしたたかな相手だけん 慎重に向き合わんと
えけんじ」


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テイめられたシャ 投稿者:まつ 投稿日: 3月28日(火)20時54分27秒   引用
また、文字化けかと一瞬ビックリしました。


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したたか 投稿者:金沢 投稿日: 3月28日(火)16時58分9秒   引用
連続で失礼します。「したたか」は槇野本に「したたかに = 過分に」「したたかに頂戴いたしました」でありました。

「したたか」は「手強い」という意味しか思い浮かばないのですが、広辞苑をみると「B(副詞的に)甚だしいこと、沢山」の意があり『いとしたたかなる自らの祝い事』、と引用されていることからも古語としてはそのような意味でも用いられたことがわかります。

「したたかなちょーだいもんして めいわくしましがね」余所者が聞けばひっくり返りますわね。

【したたか】(したたかな、したたかに)
共通語 沢山、立派,丁重
用 例 したたかなちょーだいもんして おれしござえしわ
用例訳 ご丁重な頂戴物をして 嬉しゅうございます
採取者 f-k[加茂]


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あちけときましけん 投稿者:金沢 投稿日: 3月28日(火)16時32分5秒   引用
こだまさん ありがとうございます。これは「あちける(預ける) = 後のことにする、また次の機会に〜する」という終止形で説明できると思いますので辞書に登載することにしましょう。使い方は用例でうまくできるでしょう。

【あちける】(預ける)
共通語 (今は遠慮して)後の機会にする、またにする
用 例 (お茶でもと、すすめられて)またまかえでますわね きょは あちけときましけん
用例訳 また参上いたしますよ 今日は(遠慮して)またの機会ということにしておきましょう
採取者 f-k[加茂]

こだまさん 「したたかな = 立派な、ご丁寧な」は使いませんか >


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あちけときましけん 投稿者:こだま 投稿日: 3月28日(火)15時51分1秒   引用
内容は同じでしょうが
「まあ えまは あずけーことにしちょくわ」などと
言います。任せる とか またの機会にする とかいう
意味ですね。他人任せの 出雲人的な言葉ですね。


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テイめられたシャ 投稿者:金沢 投稿日: 3月27日(月)22時09分23秒   引用
ほんとほんと そうですかー さすがは良寛さんいいところをついておられますね。 日本人の漢語好きは江戸の昔からなんですねー。漢語というと何故か私は二・二六事件のことを思い出します。日本の軍人さんも漢語が好きでしたねー。「統帥権の干犯(かんぱん)」「一触即発して祖宗遺垂(そそういすい)の此の神州を一擲破滅(いってきはめつ)に堕め〜」・・・わざわざ難しい方の文字を使うことが手柄だったんですねー。考えてみるとこれはおかしい話しで、この当時日本は中国(当時は支那)を狙っていたのですよ。仮想敵国の文字を戦中も好んで遣っていたんですねー。
そしたら今度は「英語は敵国語だから使うな」になりました。「セーフ = よし」「アウト = だめ」になりました。
まつさんの おっしゃるとおりで戦後 特に近年は「カタカナ語」を遣うのが手柄になるようになりました。「インフラストラクチャー、フードスタイリスト、ガボロジー、スキル・・・」なんのこっちゃ。

「テイめられたシャ」というのは「語源論」というサイトを主宰しておられる方が批判として書いておられるのを引用したもので、ある法律部門の書記官が会議で読み上げている言葉で本当は「定められた者」ということです。これをわざと「テイめられたシャ」と漢音読みするのが慣わし、つまり「職業語」というわけです。そこまでしてねー・・・。


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ごめんぼーし 投稿者:おくの 投稿日: 3月27日(月)21時15分15秒   引用
もりやまさん。
広戸惇先生も出雲での使用を確認していらっしゃいますので「ごめんぼーし」が防空ずきんの意味で使われていたのは間違いないと思います。
用例をお願いいたします。

では、では、m(__)m


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戒語 投稿者:まつ 投稿日: 3月27日(月)20時38分34秒   引用
良寛さんが「戒語」というのを残しておられます。
自らを戒めたのか、世俗の凡人を戒めたのかはよく分かりませんが、
数ある戒語のその中に
「好んで唐ことばを使う」
「田舎ものの江戸ことば」
「都ことばを覚えしたり顔に言う」
というのが有ります。
良寛さんは江戸末期の人ですが、裏を返して言えばその当時の人たちは、好んで唐ことばや都ことば、江戸ことばを使っていたのでしょうね。
今の時代のカタカナ語の氾濫を見ると、今も昔も日本人は変わってないなと思います。

で、昔の人は「雪」を気取って「セツ」と言ったりしたんじゃないかと想像したわけです。しかし、辞書にも見当たらないので、私自身も実はかなり疑問に思っています。
自分で言い出していて、すいません。

しかし、方言を調べていて「あー、これはかつて京の都で使われていた言葉だ」とか「おーこれは江戸の言葉だったのか」と感動していたのが、実は良寛さんが「そんなこと しちゃーいけんよ」と戒めておられた言葉が残ってしまったのかなぁー、と思うといささか興ざめでもあります。


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あちけときましけん 投稿者:金沢 投稿日: 3月27日(月)12時53分20秒   引用
f-kさんからご呈示のあった「あちけときはしけん = 預けておきますから」はたいへん面白い「慣用句」だと思います。これは「ま お茶なと のんでいきなさいませや」「せっかくだーも きょは あちけときましけん またにしてごしなはえませ」⇒「せっかくですけど今日は(急ぎますので)またこんどにしてくださいませ」というように遣うと思います。

「出雲の慣用句」に是非掲載したいと思いますので、どなたか確認してください。加茂で遣われているようですが他の地域でも遣われているような言葉ですね。
遠藤さん 今岡さん こだまさん もりやまさん いかがでしょうか。


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重箱読み言葉 投稿者:金沢 投稿日: 3月26日(日)16時03分39秒   引用
「雪」の音読みはおっしゃるとおりですが、たとえば「重」は漢音で「チョウ」呉音で「ジュウ」ですがこれを「重箱 = ジュウばこ」というように「はこ」という和語と組み合わせていうよっになったのは室町以降ではないでしょうか。
まつさんのおっしゃる「和語」と「漢音」の組み合わせ語は今日ではゴマンとありますが、
「信ずる」「敗軍する」というような言い方ができたのもかなり古いように思います。

おっしゃる「せちおとこ」や「せちごろも」も感じとしてはかなり古いのかもしれませんね。だからといって「雪おれ」をわざわざ「セツ(チ)おれ」といったかどうか、私には疑問に思えますね。しかし このようなやりとり楽しいです。


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呉音と和語 投稿者:まつ 投稿日: 3月26日(日)14時52分52秒   引用
金沢さん こんにちは。

ちょっと広辞苑の「せち」をみてみました。(本当は「セツ・雪」の所を探しましたが、旨い言葉が見つかりませんでした。)
「節」は漢音で「せつ」呉音で「せち」ですが、「せちごろも」(節衣)、「せちおとこ」(節男)などがありました。
これなどは、呉音と和語の組み合わせにはならないでしょうか。ご


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しち 投稿者:金沢 投稿日: 3月26日(日)13時41分36秒   引用
まつさん こんにちは そういう考えかたですか。「雪」の「呉音」は「セツ」で「セツオレ」・・・うーむ。私はこう考えますね。「おれる」というのは和語ですよね。だとすると「セツおれ」という言い方は完全な重箱読みになります。そのような言い方は漢字のない古代ではもちろんのこと 現代でもないような気がいたします。
ここは素直に「しずれる = 枝に雪が積もって 撓う」という「やまとことば」があって、そこから「しずれ」という言葉が「連用形止め」または「単独の名詞句」として遣われたのではないか、と考えられます。それが方言として各所に残ったものと思いますね。

貴方の「しずれ(古語) 説」が正解です。


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しち 投稿者:まつ 投稿日: 3月26日(日)12時58分46秒   引用
金沢さん こんにちは。
確かに「しずれ」の変化が語源であると思います。
しかし、別のルートもあるのではないかと思っています。

広辞苑には「雪折れ」・「雪折れ竹」が記載されています。
一番最初に、もりやまさんが書き込まれた言葉は「しちおれ」と「しち竹」でした。(その後「しちもっちょー」追加)
「しち」を「雪」に置き換えれば、広辞苑とピタリと一致します。
それで、図書館では「標準語引き日本方言辞典」で「雪」から調べ始め「しずれ」にたどり着きました。

以下は、私の想像です。
「雪」は、漢音で「せつ」呉音で「せち」です。
この「せつ・せち」が「しち(つ)」の語源ではないかと思うのです。
どんなもんでしょうか。


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しずれ 投稿者:金沢 投稿日: 3月25日(土)15時18分18秒   引用
まつさん わざわさ図書館まで 有り難うございます。そうですか「しずれ」ですか。
なるほど「しずれ」なら「しずれる = 垂れる、樹木に積もる」という動詞があってその連用形止めになりますね。「しちめんどうくさい」などの強調の接頭語ではなくて「しずれ」⇒「しつれ」⇒「しちれ」が語源だったんですね。いや 勉強になりました。


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「しち」がありました 投稿者:まつ 投稿日: 3月25日(土)12時14分46秒   引用
「しち」にこだわって、午前中に図書館に行ってきました。
その結果です。

日本国語大辞典の「しずれ(垂れ)」の項に
A樹木を覆っている雪。○しちれ、山形県、石川県 ○しつ、島根県
と有りました。

この場合、出雲弁の「ち・つ」は曖昧ですから、「しち」も「しつ」も同じだと思います。
ですから、接頭語ではなく、樹木を覆っている雪と言う意味の名詞として使っていると思います。

後は、その雪を「もっちょー」ですが、「積もっている」と聞くか「持っている」と聞くかだと思います。


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 ↓ ききましら 投稿者:金沢 投稿日: 3月24日(金)22時39分22秒   引用
失礼しました。「ききましら〜」は「出雲の慣用句」に既載でした。


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南加茂の方言 投稿者:金沢 投稿日: 3月24日(金)22時36分14秒   引用
○「ちーべざお」「ちーべ = つるべ」は出雲弁の要素が二つあります。どなたかご確認してください。

○「しもれー」 「しもおれ る」ことを「しもれる」というのですね。ご確認ください。

○「めやしんなる」 典型的な出雲弁ですが「みやしんなる」で既載です。

○「あちけときましけん〜」「(今はご遠慮して)またこんどにします〜」これは初耳です。面白いですねー。出雲弁の最右翼でしょう。 どなたか確認をお願いします。

○「したたかな」=「ご丁寧な」 「したたまる」の類語でしょうか。余所者が聞けばびっくりするでしょうね。「めいわくしましがね」と同じデンですね。 確認をお願いします。

○「のちかさえたもんだござえへんだども〜」⇒「差し上げるようなものではありませんけども〜」 「のつ(ち)ける」の応用編ですね。

○「こちらはんねは〜」 「こちらさん = お宅様」と「〜はん = 〜さん」が既載ですからダブリになりますか。

○「ききましら〜」 「生活と言葉」に既載です。


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南加茂の方言 投稿者:金沢 投稿日: 3月24日(金)21時54分58秒   引用
なかなか面白いですね。おくのさんがこのサイトを立ち上げられてからいろいろな問題にぶつかり、その時々にルールを修正しながら今日までやってきました。
その中の一つに「単純訛り」というのがありました。たとえば出雲弁では「ラ行音」は例外なく引っ張りますし、また「ツ ⇒ チ」という訛音は普通のことですし、「チューキ」などの拗音は例外なく「チーキ」となります。これらを全部出雲弁としてこの辞書に取り上げるとキリがないですね、というようなことです。で、途中から一語一語を吟味して、取り上げればキリがないような「訛音語」は「単純訛り」として排させて頂き、また、たとえ「単純訛り」ではあっても出雲弁としてきわめて特徴的なものはこれを取り上げる、という作業スタンスをとらせていただくことにしています。

本辞書にそうした原則に関わらず「単純訛り言葉」が混在しているのはそうした事情によります。ただ「キリがない」というような理由で排除するのは学問的ではありませんから、それらの特徴はまとめてぺージ左側に小論文などでとりまとめることにしています。

たとえば f-kさん ご呈示の「ちーべざお」つまり「ちーべ = つるべ」を取り上げるかどうかが問題になるわけです。

今一つの問題はこのサイトは出雲地方という漠然とした広い地域を対象としているため、西部も東北部も南部も含められます(赤名、頓原は言語圏が違うので別)。ということは加茂も松江も同じ立場ですから、比較的訛音の少ない松江では「つーべ」だからいわば「早いもの勝ち」という側面があります。

それから「慣用句」などで「文節の長いもの」は「生活と言葉」などで掲載するように心がけております。「ききます(し)りゃ〜」などがそれに当たります。

長々と失礼しました。 h-kさんの「南加茂方言」を取りはからう前にそういった経緯やスタンスをご説明させていただきました。


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辞書候補 投稿者:f-k 投稿日: 3月24日(金)18時46分34秒   引用
「ふるさと南加茂誌」(雲南市加茂町)掲載「南加茂の出雲方言」から。昭和33年3月15日NHKラジオ「中国地方方言の旅」で、地元の方の会話を加藤義成氏(出雲風土記の権威・ご逝去)の司会・解説で録音したもの。
辞書候補にいかがでしょう。
○ ちーべざお(釣瓶さお)
めず(水)くんね出たとこめが、ちーべざおが ヶ しもばしらがたっとーが・・・
○ しもれー(朝霜のあとの天気の崩れ)[登録済み(しもおれ)と同意語]
たえした霜だが、しもれーと、えけんだがね
○ めやしんなる(安産した)
  おかっつぁん、めやしんなあなはったげねござえましてね
○ あちけときましけん(預けときますから。遠慮します)
(お茶でも、と勧められて)また、まかえでます。きょは、あちけときましけん
○ したたかな(ご丁寧な)
  したたかな、ちょうだえもんして、おれしござえしは

こちらは慣用句候補です。
○ のちかさえたもんだござえへんだども(差し上げるようなものではありませんが。粗品ですが)
こら、まことね、のちかさえたもんだござえへんだども、おかっつぁんね、あげまして、くだはえまへ
○ こちらはんねは(こちら様には)
○ ききましら、こちらはんねは(お聞きすれば、こちら様には)
(慶弔挨拶の冒頭慣用句)
こちらはんねは、ごしーぎなはえましたげねござえまして、けっこなことでござえましわ


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岡田 鹿之助 投稿者:金沢 投稿日: 3月24日(金)13時27分18秒   引用
岡田 鹿之助は簸川郡伊波野村で生まれ、島根師範学校を卒業した後、県下の各学校の訓導、校長を歴任し、昭和二十一年に退職した。読書家で努力家。戦前教育使節団として大陸に渡り、シベリア紀行文をものにするなど戦前の県内での文学的指導者として活躍した人である。晴耕雨読の生活の後昭和五十六年永眠した。

平成十年春、晩年を過ごした斐川町の自宅の遺品の中から、明治四十二年の夏休みの研究として氏が執筆された「出雲方言」と題する原稿が見つかり、お孫さんで、現在出雲市で「うるしダニ事務所」を経営されている漆谷隆幸氏が平成十一年「出雲方言」として出版された。

この本を見て驚かされるのはすべての言葉の説明、特に動詞についてはその活用が細かく解説されていること、また訛音の発音区分がこと細かく分別されていること、たとえば「鼻濁カ行、舌端清音、喉清音、半母音・・・etc 十数種にわたって分類されていることである。

このことから明治の後半には単なる文学としてではなく「言語学」という分野がすでに存在していたことがわかるわけで、驚くのほかにない。

岡田鹿之助氏を島根県における言語学の先駆者として敬意を表し、その素晴らしい偉業を出版という形でこの世に送り出された漆谷隆幸氏の快挙を讃えるものであります。

この本にはいくつかの出雲弁が取り上げられていますが、これらの言葉の多くはすでに出雲弁の泉辞書に登載済みではあるものの、その他の言葉もあり、以後「岡田鹿之助本より」として紹介してゆこうと考えております。
また安来の岡田徳治さんの本は以後「岡田徳治本」という呼称で引用することにいたします。とりあえず今日はご紹介まででとどめます。


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ごめんぼーし 投稿者:もりやま 投稿日: 3月23日(木)17時24分41秒   引用
金沢さん 今日は。
「防空頭巾=ごめんぼーし」ですが、出雲地方はありませんでしたが、本土空襲が激しくなった頃、夏冬問わず、通学に男女とも携帯を義務づけられ、カバンと一緒に首からぶら下げて通いました。
保温性がよく暖かいので、低学年や高等科でも女子、一般も婦人方が寒い冬は被りました。男の子は四五年生になるとカッコが悪いと言って首からぶら下げたままで、男は被る人が少なかったように思います。終戦後もしばらくご婦人は「防寒頭巾」として被っていられたから先日思わず「婦人用」と書きましたが、間違いで兼用です。
「防空頭巾」式の「防寒頭巾」はそれまで見た記憶は全く無く、吹雪の時は「くびもちー(マフラー)」で頭を覆ったものです。
「ごめんぼーし」は防空頭巾を少し馬鹿にした呼び名だったように記憶したいます。一緒に入った言葉ではないでしょうか。
「ぼーしを被ったままで御免なさいませ」 おもしろいですねー。


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ごめんぼーし 投稿者:金沢 投稿日: 3月23日(木)16時02分17秒   引用
もりやまさん こんにちわ 「ごめんぼーし」を防空頭巾のこととしておられますが、もともと湖陵には「防寒頭巾」のようなものがあったのではないでしょうか ? とんがり頭でヒモくくり式のものが。
私が「防空頭巾」というものを知ったのは大戦の時でそれまでは見たこともありませんでした。それと同じ時期に湖陵で防空頭巾が出たのなら「ごめんぼーし」という言い方をするはずがなく、やはり「防空頭巾」と言っていたと思いますね。

「ごめんぼーし = 防寒頭巾」があったのではありませんか ?

それに防空頭巾は女用でしたかいね ?  私の家にもあったことは覚えていますが、私(小五〜中二)は被った記憶がないのです。防空のためなら男も女も同じはずなのにね。
確かに、女が被っていた姿は記憶にあるのですが・・・。


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しちおれ 投稿者:金沢 投稿日: 3月23日(木)00時25分55秒   引用
f-kさん 有り難うございます。そうですか国語大辞典にそうありますか。
「しちおれ」の「しち〜」はよくある強調の接頭語で、この場合はおっしゃるとおり「ひどい様」を表しているのだと思います。「しち折れる」という動詞形があって、その連用形止めの名詞句なのでしょう。
「ごめんぼーし = 防空頭巾」もありましたねー。もりやまさん 本来は防空頭巾ではなくて「防寒頭巾」の総称のようですね。道で人にあってもとらずに「ごめんごめん」というわけでしょうね。しかし森山さんは「防空頭巾」としてのご認識のようですから今回は保留にしましょうか。 それにしてもまたですよ ! 中部地方系の方言が。絶対になんかの訳がありますよ。もっと思い出してください。国語大辞典で探せますから。

【しちおれ】
共通語 (雪の重みで竹や樹木が)へし折れている様
用 例 よーふったのー みてみっさい 竹がしちおれでー えらいことんなっちょーわ
用例訳 よく降ったねー 見て見ろよ 竹が(雪の重みで)へし折れてたいへんなことになっているよ
採取者 森山[湖陵]
記録者 (金沢:松江)


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しちれる 投稿者:まつ 投稿日: 3月22日(水)21時56分42秒   引用
続けて失礼。
二百円の古語辞典を見ていましたら、
 「垂り」(しずり)、「垂る」(しずる)→木の枝などから雪が落ちること。
と有りました。
「しちれる」と言葉は似ていますが、木が折れるという意はないようです。
やっぱり「しちれる」は「お」が省略された言葉なんでしょうかね?


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しちもっちょー 投稿者:まつ 投稿日: 3月22日(水)20時07分14秒   引用
もりやまさん、未確認語で残しておかれればいいと思います。
私自身、聞いたことがないので無責任なことは言えませんが、例えば「ねつ(熱)もっちょー」みたいな言い方もあります。
「しち もっちょー」も「質(しち・しつ) 持っちょー」とも考えられます。
「しち」を接頭語ではなく「熱」みたいな単語と考えれば辻褄が合うように思います。
そうすれば、「しちれる」もなんとなくつながって行くのかなと考えます。
ただ問題は、出雲弁でそのような意味を持った「しち」と言う言葉が有るかということですけど・・・。


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しちおれ・ほか 投稿者:f-k 投稿日: 3月22日(水)18時53分55秒   引用
ご参考までに、小学館・日本方言大辞典から転載します。

しちおれ[―折] 竹や樹木が、積もった雪の重みで折れること。雪折れ。
鳥取県西伯郡718、島根県723 {しつおれ}島根県725

ごめんぼーし[御免帽子] @ 鳥打ち帽。 石川県鹿島郡 {ごめんしゃっぽん}三重県阿山郡 {ごめんじゃっぽん}奈良県添上郡 A 雪の時のかぶり物。長野県上水内郡・下高井郡 B 防寒用の帽子 島根県出雲725 C 防空ずきん。島根県出雲725

(注)出典番号
718=西伯に於ける方言分布の状況(1932年)
723=島根県下訛音方言一覧(1931年)
725=島根県方言辞典(1963年)

(蛇足)
樹木が自然の力で折れるは、暴風なども考えられますが、この場合は「たおれー(倒れる)」「さけー(引き裂かれる)」など、少々荒っぽい言葉で表現されるように思います。音もなく降った雪の朝に眼にする竹林や杉植林の、静かで、しかし惨たる有様は、「しちおれ」の語感と言葉の響きが、ざいご育ちには取ってはぴったりです。「しち」は、程度がひどく、ごたごたしているさまを表わす接頭語「しち」「ひち」ではないでしょうか。


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取り下げ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月22日(水)11時47分0秒   引用
そうですかー。たまたまICVの番組の中でアナが視聴者の質問の「しちれる」の意味を藤岡先生に質問されたがはじまりで、思い出した似た言葉が「しち〜」でした。うろ覚えで最近は使ったり聞いた事が無く、私には文法知識など全くないから、うろ覚えのままで、有り得ないような語句 間違った意味や発音の表記を書き込んだかもしれません。
自身がないので「しち〜」は取り下げします。


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しちもっちょー 投稿者:金沢 投稿日: 3月22日(水)00時05分21秒   引用
「木々や竹にに雪が沢山つもっていること」を「しち持つ」というのはやはりヘンです。
ここは「しち積もる」ではなかろうか、と推測しますね。「しちツもる」の「ツ」は「ウ段」ですから出雲弁では「オ段に変わるか(ウしがウまれた ⇒ オしがオまえた)」「省略されるか」のどちらかでしょう。
つまり「(雪が)しちツもっている ⇒ しチもっちょー」という変化だと思いますね。

「竹が(雪を)持つ」という表現はやはりおかしいです。

ま、この問題は置くとして「しちおれ = (竹や樹木が)積雪で折れること」と単純に考えましょうか。


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しちもっちょー 投稿者:もりやま 投稿日: 3月21日(火)20時52分56秒   引用
遅くなりました。↓の発音の表記がすこしちがっていました。「しちもっちょー」です。
田畑や同じ高い所でも屋根のうえ等に、いくら積雪があっても「しちもっちよー」と聞いた記憶は全くありません。竹や樹が雪をかぶっていることで「ミカンの樹がしちもっちょうーけん えそいで竹んばで落せー」と言われたきおくがあります。


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しちつもる 投稿者:金沢 投稿日: 3月21日(火)20時25分51秒   引用
まつさん こんばんわ 「しちつもる = 沢山つもる」はもちろん屋根であろうと田んぼであろうと同じであろうと推定してのことです。「竹に限る」とするのはおかしい話しでしょう。「今朝は えらい (雪が)しちもちょーとまっしゃいの」という言い方があるだろう、と考えてみたわけです。
これらの中で「折れる」などの現象が一番に起こるのは竹などの植物でしょう。

それとも「しちおれる = へし折れる」という言葉があるのかもしれませんね。たかが雪の重みで折れるなどの現象は相当のことでしょうから。
「しちもつ」という言葉は「重い物を持つ」「耐えて持つ」などとなりましょうが、「折れる」が自動詞(「木が 折れる」という言い方が成立する動詞)であるのに対して「持つ」は他動詞(「○○を 持つ」というように○○という客体がないと成立しない動詞)ですから、私は「しち折れる」または「しちつもって折れる ⇒ しちもちょって折れる」の方を支持したいです。

「しちつもって折れる ⇒ しちもちょって折れる」というように「つ音」が消滅するような現象はあるような気がしますね。


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しちもちょー 投稿者:まつ 投稿日: 3月21日(火)18時33分50秒   引用
続けてすいません。
「しちもちょー」を「沢山積もる」と理解すると、木々や竹など以外にも、畑や田んぼ、屋根の上でも、沢山積もっていれば「しちもちょー」と言えます。
もりやまさんが示されたのは、竹が曲がっていたり木が裂けそうな状態で積もる、と言っておられますから、私は「しち持っちょー」と言うのではないかと想像しました。
例えば「しち」を、重苦しい重圧と言うような意味に置き換えると、その「しち」を木や竹が持っている、または持たされている、と言う風に聞くことも出来ると思います。
ただ、これは私の勝手な想像ですが、もりやまさん どんなもんでしょうか。
「しちもちょー」も初耳です。


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しちおれ 投稿者:まつ 投稿日: 3月21日(火)17時55分53秒   引用
すいません、疑問点をひとつ。
最初は「竹がしちれた」が出だしでした。
「しち」が以下の語を強調するとすれば、「しちれる」は「れる」を強調することになります。
これはちょっと変で、「しち」自体が何らかの意味を持たなければ成り立たないと思います。
「しちおれる」の「お」が抜けてしまったか、省略されたと考えれば分かるのですが、「しち」に意味があるようにも思えます。
どちらなんでしょうか。


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しちもちょー 投稿者:金沢 投稿日: 3月21日(火)16時52分42秒   引用
もりやまさん こんにちは なるほど「しちつもる = 沢山つもる ⇒ しちもちょー」ですか、納得です。
どなたか「しちおれ = 積雪で竹が折れる」の確認をしてください。


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しちおれ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月21日(火)11時59分10秒   引用
金沢さん 今日は。
朝 夜来の雪で竹が弓なりになったり、木々の枝が裂けそうになっていると「しちもちょう」と年寄りが言っていたような記憶があります。自信はありませんが。

↓の「ごめんぼーし」は終戦前後の言葉ですので取り下げます。


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しち〜     ちょこちょこ 投稿者:金沢 投稿日: 3月21日(火)00時55分35秒   引用  編集済
一般的にも「しちめんどうくさい」出雲弁でも他に「しちもとらん」などと云いますから、この「しち〜」は強調の接頭語みたいですね。しかし「雪折れ」だけで、風やカミナリで折れたのをなぜ「しちおれ」とは云わないのでしょうね。
「ごめんぼうし」は防空頭巾のことですか ? 比較的に新しい言葉 ? 「ひきもしる」はまさに言葉どうりですが、どなたか確認をしてください。

「ちょこちょこ = ちょくちょく」言いますねー。なぜ今まで出なかったのでしょうね。
こういう場合、一般的に「ちょこちょこ」とは言いませんものね。

【ちょこちょこ】
共通語 ちょくちょく、しょっちゅう
用 例 あのしは ちょこちょこ来てごされー えお客さんだでね
用例訳 あの人は ちょくちょく来てくださる いいお客さんだよ
採取者 わださか[ ]

「ちからくび」なるほどねー、鳩首会議の様が見えるようです。

【ちからくびいれる】
共通語 (話しを)大げさに主張する、特にりきんで話しをする
用 例 そげんちからくびいれていわんでもえが もわかったけん
用例訳 そんなに力んで言わなくてもいいよ もうわかったから
採取者 わださか[  ]


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ちからくび 投稿者:わださか 投稿日: 3月20日(月)23時39分11秒   引用
私は若いので・・・自分では使いませんが、近所では時々聞きます。主に意気込んで喋るという
ような場合に使うように思います。けっこう普通に使うようですが。

もう一つ今夜の「より」のときに聞いた言葉ですが、これも良く聞きます。
それは「ちょっこちょっこ」です。「ちょくちょく」の訛りといえばそれまでですが、やはり独特
のことばではないでしょうか。
用例:あのしはちょっこちょっこきてごされぇえぇお客さんだよ。
訳:あの人はちょくちょく来てくださるいいお客さんだよ。


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訂正 投稿者:まつ 投稿日: 3月20日(月)23時05分50秒   引用
↓五百円は、二百円に訂正します。
くだらんことで失礼しました。


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しちおれ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月20日(月)23時03分7秒   引用
まつさん 今晩は。
せっかく追伸で書き加えようと思っていたところです。
仰るように造林した若い松や杉、とくに杉が弱くよく折れました。「しちおれ」と言います。風でも折れますがこれは「しちおれ」とは言いません。


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しちおれ 投稿者:まつ 投稿日: 3月20日(月)22時51分32秒   引用
続けてすいません。

仕事で、奥出雲町や雲南市などに行きますが、今年の冬の積雪はかなりのものだったらしく、竹は言うに及ばず松や杉その他の雑木も、雪の重みでたくさん折れてしまって無残な状態です。

竹の「しちおれ」は初めて聞きましたが、同じように雪で折れた樹木には使わないのでしょうか。
それで似た言葉を連想しました。
「しちぐるう」です。(辞書に既載)
まさに、雪の重みで樹木が しちぐるって 力尽き折れてしまった。そんなイメージをしました。
「しちおれ」と「しちぐるう」にある「しち」に似たような意味があるように感じます。
「しちれる」は、「しち」のような状態になると言うことですよね。
私の古語辞典(book offで五百円)で「しち」はありませんでしたが、そういう言葉が古語にあってもいいのではないかと思いますが、どんなもんでしょう。


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ちからくび 投稿者:まつ 投稿日: 3月20日(月)22時10分52秒   引用
わださかさん、今晩は。
「ちからくび」は初耳ですが、確かに違和感はあまり感じません。
私がもし、会話の中で聞いたとしたら「ちからこぶ」と言おうとしたのかな、と受け止めるかもしれません。
「〜くび」は「〜こぶ」が訛っているのか、またはそのまま聞くと「〜くび(首)」の事なのか、でも「ちから首」はなんか変ですね。
それとも他に意味のある「ちからくび」なのか、わださかさんはどんなイメージで使っておられますか。


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しちおれ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月20日(月)21時35分47秒   引用
久し振りに出雲ケーブルテレビの‘べったーべったー出雲弁’を見ました。冒頭アナウンサーの方が、視聴者の方から「竹がしちれた」と言う言葉聞いたがどういう意味か質問がありました。ゲスト出演の藤岡先生は「竹がしちれた」は雪で竹が折れることで、今も新潟 石川地方で使われているそうです。「竹がしちれた」が出雲でも使われていたことはご存知なかったそうです。

私の子供のころは年に数回大雪が降り、商品価値のある「真竹」が折れる被害が出ました。
積雪で竹が折れることを「しちおれ」と言い、折れて商品価値無くなっものは「しち竹」と言いました。当時は「はでば竹」や家の新築に多く使うための需要があり貴重な副収入でした。又しても 北陸で使われる言葉がこの西部の湖陵にもありました。
  出雲弁候補
【ひきもしー】
ひきたくる(登録済み)の同意語
【ごめんぼーし】
防空頭巾  若い人ご存知ないでしょうが、綿の入った頭を保護するヘルメット?婦人用


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ちからくび 投稿者:金沢 投稿日: 3月20日(月)19時29分6秒   引用
ほんとに「ちからくび」はどの辞書にもありませんね。国語大辞典の方言区分にもありません。しかし、現実に人から云われたとしてもなんの違和感もないですね。


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ちからくび 投稿者:わださか 投稿日: 3月20日(月)18時49分45秒   引用
思い出したときに書き込みするので,突然割り込むようですみません。
「ちからくび」という語は辞書にないようですが,皆さん使いませんか?
用例:そげんちからくびいれてえわんでもえが,もうわかったけん。
訳:そんなに強く言わなくてもいいよ,もうわかったから。


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さんご する 投稿者:金沢 投稿日: 3月20日(月)16時13分0秒   引用
「さんごする = 探す」についての一考察です。おそれ多くも天下の日本国語大辞典にあえて逆らうわけですが。
方言「さんご」の語源を「算考」とされるのにはかなりムリがあり、私は「造語」ないしは「当て字」ではないかと疑います。

第一に「算考(サンガウ)」にはどこをみても「さがす」の匂いすらない、ということです。第二にはこれが漢語であったとしても、他の漢字語たとえば「敗軍」「乱国」「所望」「口上」「貧相」・・・etc などのように庶民の言葉として使われるような普遍性がない、ということです。

そこで和語の「さがす」の語源についての私的仮説をたててみますと。
「サンゴ」という音韻からは「漢字語」しか浮かびませんがこれは「音便形」ではなかろうかと次のような仮説をたててみました。
和語「さがす」の語源は「さまかす」ではないかと考えてみました。「さま」は「様子のさま」「〜か」は「疑問の助詞」「す」は動詞化の「す」です。
これが「音便化」と「連濁」で「さまかす ⇒ さんかす ⇒ さんがす ⇒ さがす」と変化していったのではないかと考えてみました。

そこで「さんごする」ですが上記の「さんがす」の部分が残ったものではないか、ということになります。私は「やまとことば礼賛者」だもんですから・・・。


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さん・ごう 投稿者:f-k 投稿日: 3月18日(土)11時58分36秒   引用
金沢さん、出典は以下の通りです。

さん-ごう;ガウ[算考](名)かぞえはかること。はかり考えること。算勘。

*諺草(1699)左「算考(サンガウ)俗に、物をはかり考ふるを、さんがうすると云ふ。此字也」
方言
@工面すること。算段すること。広島県比婆郡
A尋ねること。探すこと。島根県 ○さんご・島根県出雲 ○さんげえ・群馬県群馬郡

(以上、小学館・日本国語大辞典より抄出)


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〜さんぼ 投稿者:まつ 投稿日: 3月18日(土)09時45分2秒   引用
金沢さん おはようございます。
「めくらさんぼ」で載っていましたね。微妙なニュアンスの違いも感じますが。

ところで、「やめくたさんぼ」と「めくらさんぼ」を並べて見ていると、語感とか意味がよく似ているなと思いました。
頭に「や」がつくかつかないかと、「た」と「ら」の違いがありますが、「むやみやたら」と「めったやたら」も意味的には同じです。

どちらが先だとか、どちらが正しいとかは無いと思いますが、偶然とすれば面白いですね。


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さんだがね(ない)  ほか 投稿者:金沢 投稿日: 3月18日(土)00時53分5秒   引用  編集済
「さんだがない」は確かに「算段がつかぬ ⇒ 始末がつかない」ですね。しかし、松江では使われていないような気がします。まつさんのおっしゃるとおり、米子では普通に使いますが。
米子弁は北部即ち安来、能義ではかなり影響を与えているようです。そこで安来の岡田徳治本に「さんだがね = あやがない」がありました。南西部でも使われていたんですねー。

【さんだがね】
共通語 らちがない、始末が悪い
用 例 よもよもだらぞ 子供部屋はさんだがねがな
用例訳 よくもまあ 子供部屋は(散らかって)始末が悪いね
採取者 f-k[加茂]

「さんごする」の「さんご」は「算考」が語源ですか ? 「算考」← これは漢語あるいは仏語でしょうか ? それとも和製漢字語語でしょうか ?  なんか奇異な言葉のようですが、出典はわかりませんか。平田の槇野本も同じ「算考」を示しておられますけど。

「ごんた」は使いましたね。「ごんぞ」と同義ですね。蔑称でしょうが わりあい気安く使う言葉でした。

【ごんた】
共通語 荒くれ者、(転じて)いたずらっ子
用 例 あいけ  こなごんためが またほせこほやかいてー
用例訳 ええもう このいたずらっこめが また小さい子を泣かせてー
採取者 f-k[加茂]

「○○さんぼ」には「まくれさんぼ = 転びまろびつ」「むたいさんぼ = 無理非道」
などもあります。広辞苑に「さんぼう(三宝)」のBに、ある言葉の語尾について「したい放題なこと」がありますからこれでしょう。「したい放題」は「止めようがない」「いくらでも〜」など応用範囲は広いです。もちろんこの場合は「三宝」は完全な当て字ですが。

「めくらさんご」は「めくらさんぼ」であがっております。この場合の「さんご」と「さんぼ」がまったく同じものであることは明らかです。


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まつ様へ 投稿者:f-k 投稿日: 3月17日(金)20時30分43秒   引用
「やめくたさんぼ」の使用は出雲。出典は島根県方言辞典(広戸 惇・矢富熊一郎)と表記されています。
「こんだ」若馬=山口。「ごんた」頭=和歌山。「ごんだ」魚、くろしび=宮城、小さい鮪=北海道、魚、かれい=山形。「ごんだい眼張」=鳥取などが載っていますが、「魚のエイ」は見当たりません。出典の島根県方言辞典の収集もれかも知れません。


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さんご他 投稿者:まつ 投稿日: 3月17日(金)19時48分54秒   引用
f-kさん、いろいろお調べいただきありがとうございます。
小学館・日本方言大辞典に載っている「やめくたさんば」は地域が何処か、書いてあるでしょうか。
私、その辞典を持っていないので、よろしかったら教えてください。

「さんだがない」はよく聞きますが、私の周りでは米子の方がよく使われます。
湖陵では「らしがない」の方をよく使うと思います。

「ごんた」と「ごんぞ」は、確かにほぼ同じような意味合いで使いますね。両方ともよく使います。
魚のエイを「ごんた」と言うのを聞きますが、湖陵だけでしょうか。

あと、ひとつ。
「さんご」で、思い出したというか、こういう使い方をしていなかったかなぁーと思うのに「めくら さんご」が頭に浮かびました。
暗い所で探し物をしていたときとかに
「めくらさんご で わからんわ かいちーでんと もってきた」
「手探り で 分からん 懐中電灯 持って来い」
 こんな言い方していませんでしたでしょうか。

「めくら」は適切な表現でないのは承知しています。
気分を害された方がおられましたら、お許しください。


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辞書登録候補 投稿者:f-k 投稿日: 3月17日(金)18時48分46秒   引用
「やめくちゃ」の親類の言葉を思い出しました。
@ さんだがない
  取り散らかしている。らちがない。
  用例
  よもよもだらぞ。子供部屋はさんだがねが・・・
  (よくもよくも、子供部屋は、いっぱいに取り散らかしているよ)
  語源は「さんだん・算段」@尋ね求めること。探し回ること。A消息を聞くこと。沙  汰すること。B処置。詮議。の Bだろうと思います。

A ごんた(権太)
  類語=ごんた・ご。ごんた・くそ。ごんた・まち
  わんぱく者。悪童。乱暴者。ならず者。
  用例
  あらけ、こな、ごんためが、またほせ子ほやかいたが・・・
  (あらまー、あの悪童が、また小さい子を泣かせたが・・・)
  語源は、浄瑠璃「義経千本桜」中の人物「いがみの権太」による。との説があるよう  だが、「ごんぞー(権蔵)」の亜種と思われるが、どんなものだろう。

B 泉・辞書の「ごんぞ」は、単に「土方の人夫」としているが、乱暴者、ならず者の語  意もあるように思います。語意の追加が必要と思いますが、いかがでしょう。


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やめくちゃ〜 投稿者:f-k 投稿日: 3月17日(金)18時05分25秒   引用
小学館・日本方言大辞典の「やみくた[闇-]」の項に、「やめくたさんば」で載っていました。「さんご」「さんば」は、算考(さんごー)@工面すること。算段すること。A尋ねること。探すこと。が語源と思われ、泉・辞書では「さんごする(探す)」で載っています。「さんぱち」は岩手、秋田方言で「さんぱち(三八)」@人を卑しめて言う語。Aおてんば。などがありますが、東北から出雲まで流れてきたのでしょうか。これも「算考」の変種と思うのですが、いかがでしょう。


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やめくちゃさんご 投稿者:金沢 投稿日: 3月17日(金)00時03分26秒   引用
ま、「〜さんご」「〜さんぱち」どちらでもかまわないくらいの慣用句のようですが。
後文の「〜したててつまらん」までが 決まり事の 慣用句なのでしょうか ? ちょっと意味不明ですが。つまり「やめくちゃさんご に してもつまらない」の意だとするとどこが慣用句なのだろうか ? とも 思うのですが ? まさか「〜したてまつらん」ではないでしょうね。


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訂正 投稿者:もりやま 投稿日: 3月16日(木)23時49分5秒   引用
連続で失礼します。
投稿後 少しひっかかるので繰り返ししゃべってみました。
「〜にしたててつまらん」より「〜ねしたててつまらん」が「に」と「ね」違いですが後者がより出雲弁に忠実だとおもいました。


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さんぱち 投稿者:もりやま 投稿日: 3月16日(木)23時10分3秒   引用
まつさん今晩は。
「やめくちゃ さんぱつ」は聞いた記憶はありませんが、似たような言葉は使います。用例の意味も同じです。
「やめくちゃさんご にしたててつまらん」です。
「さんご」ですが登録済みの「さんご」とは意味も異なり語源もわかりません。

テスト 無事に書き込めるかな?
手書きで 禾へんに皆
検索で  禾へんに皆

禾へんに皆の文字 自分宛に送信を試みると、うまく送受信できたので、テストを兼ねて前記と同文を試みたところ見事に化けられました。
金沢さん 注意を無視してすみません。
奥野さん 消去をお願いします。


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やめくちゃ さんぱち 投稿者:金沢 投稿日: 3月16日(木)20時55分21秒   引用
初耳ですが 感じはなんとなく伝わります。私なら 日常会話の中で云われたとしても さほど奇異には思わずに受け入れますね。


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やめくちゃ さんぱち 投稿者:まつ 投稿日: 3月15日(水)21時04分21秒   引用
投稿が開きましたので書き込みます。
金沢さん、何とか正しい字を書き込もうと努力されていたのですね。
最初は、何をされようとしていたのか分かりませんでしたが、事情が分かると同時に、その努力に頭が下がりました。
しかし、パソコンてものは便利なやで、融通がききましぇんが。
ほんね、困ったもんで。

それで、新しい言葉ですが、「やめくちゃ さんぱち」です。
新しいといっても、「やめくた」とか「やみくちゃ」で辞書には既載ですが、その組語で「〜さんぱち」を付け加えることで、さらに強調する表現になります。

「そげね やめくちゃ さんぱち ね したてて つまーせんが」
「そんなに(考えもせず)むやみやたらにいい加減に やっても駄目だ」

親の「てご」をしていて、嫌々いい加減にやっていると、よくそう言ってたしなめられました。
聞かれたことはありませんか。


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お騒がせしました わらしび 投稿者:金沢 投稿日: 3月12日(日)15時23分50秒   引用
 ↓ のとおり「わらしべ」の「しべ」の字は広辞苑によると「蕊 = 花の芯」ではなくて「ノギヘン に 皆」という字が書いてあります。漢字検索によって探しだし書いたところ文字化けしました。
漢字検索の際「実線ではっきり書かれている漢字」は「第二水準」として書くことができますが、「実線ではなく一部が薄く書かれている漢字」は「× 第二水準以外」で受付られなかったものと思われます。

で、私の云いたかったのは「わらしべ」の「しべ」⇒「ノギヘンに皆」の字は中日辞典によりますと「稲や麦、その他植物の堅い茎」のことで「わらしべ」を「藁○」としたのは「わらしべ」という完全な「やまとことば」を中国語に忠実に従って意訳して当てた字であるということです。

たしかに「花のしべ」と「稲のしべ」は違いますものね。「わらしべ(び)」馬小屋の敷きわらからキセル掃除まで万能の「わらしべ」に敬意を表します。


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文字化け 投稿者:金沢 投稿日: 3月12日(日)14時41分2秒   引用
原因がわかったような気がします。「わらしべ」の「しべ」の漢字は第二水準で「ノギヘンに皆」と書きます。娘が専門家ですので聞いてみたら「ソフトが受けつけられない文字を書くと全体が化けることがある」ということですから多分これが原因だと思います。
皆さん 第二水準漢字 にご注意を。


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文字化け 投稿者:金沢 投稿日: 3月12日(日)14時31分6秒   引用
ご迷惑をかけて申し訳ありません。思い当たることがありますので次の書き込みをちょっと実験的にしてみます。


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文字化け 投稿者:おくの 投稿日: 3月11日(土)20時25分42秒   引用
金沢さん。
どうしたんでしょうかね。
explorerの設定を何か変更されましたか?

代理投稿しますのでメールで送ってください。
(若干時間がかかるかも知れませんが^_^;)

わらしび・・・懐かしいですね。
町屋なので、本家(父の里)から藁束をもらって藁灰を作った記憶が有ります。

では、では、m(__)m


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文字ボケ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月11日(土)18時41分48秒   引用
文字ボケ 聞いたことはありますが、見るのは初めてです。見たことも無い文字が出ますね。詳しい方 原因を教えてください。


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わらしべ 投稿者:いまおか 投稿日: 3月10日(金)02時53分8秒   引用
マツさん、こんばんわ。

私も子供時分にキセル掃除をわらしべでさせられました。祖父が「ききょう」なる刻みタバコを吸っており、時々掃除を頼まれ、吸い口からわらしべを通し、刻みタバコを揉んで詰める先っちょに抜いて、下駄の歯で踏みながらシコイてヤニ取りしましたわね。あの、タールの匂いが何とわなしによて.....。今は皆コンバインやハーベスタでイネを刈り込んでしまーますけん、わらしびも残りませんわねー。隔世の感があーますが。


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わらしび 投稿者:まつ 投稿日: 3月 9日(木)21時53分25秒   引用
わらしび の思い出です。
隣のお爺さんが「わらしび わけて ごしない」と言ってよく来られました。
もう、亡くなっておられます。私の小学生の頃の話です。
お爺さんは煙草が好きで、キセルで刻み煙草を吸われます。
いっぷく吸ってから、残り火をポンと手のひらに落として掌の上でクルクル転がしながら、次の葉を詰めて、その火でまたいっぷく、なんてことをやっておられました。

で、わらしび を何に使うかと言うと、キセルのヤニ取です。
雁首と吸い口の金属部分を抜いてバラバラにして、ラオの部分もそれぞれ わらしび を挿して引き抜くと、煙草のヤニがべっとりついています。
子供の私は、じっとそれを見ていました。
お爺さんは「だんだん だんだん」と言って、余分に わらしび を数本もって帰られました。

これを書きながら、思い出にひたっています。


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しび 投稿者:まつ 投稿日: 3月 8日(水)20時40分1秒   引用
金沢さん今晩は。
なるほど、どうも「わらしび」と「しーしび」の「しび」違うかもしれませんね。
ただ、私の家も百姓でして、はでば で干した稲を脱穀した後の稲藁は、少し青味を残していて、完全に乾燥しきっているわけではありません。
あまだ に上げて年を越すと、さらに乾燥が進んで少し硬くなってきます。
それをちょっと水に浸して、木槌でトントン叩いてから「より」をなったりします。
子供の頃、夏休みに「よりない」が仕事でした。
何本なったらいくらとかで、小遣いを貰っていました。

あの青味の残った藁の「わらしび」と、生乾きの意の「しーしび」のイメージが自分の中ではかなりダブって想像されるのです。


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しび 投稿者:金沢 投稿日: 3月 8日(水)01時47分41秒   引用
まつさん こんばんわ 古語で「しび」は明らかに「青魚」のことのようです。同じく古語での「しべ」は「蕊」と書かれるように「花の芯」のことのようです。「おしべ、めしべ」

古語辞典によりますと「しべ」はまた「藁楷(楷←この字のノギヘンの字)わらしべ」の略
または「稲穂の芯」を指す、「すべ」ともいう。とあります。
つまり「わら + しべ」だと思われます。


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わらしべ  わらしぼ 投稿者:金沢 投稿日: 3月 8日(水)01時12分59秒   引用
なるほどそういう使い分けがありますか。「わらしぼ = 藁苞(わらづと)」「わらしべ = (単なる)藁(わら)」というわけですね。「わら しぼみ」うーむ そうかもしれませんね。しかしそこまで使い分けますかねー ?

「がしゃじ」もちろん初耳ですが町屋の私でもなんとなく感じはわかります。「がしんやな地」「がしゃがしゃの地」どちらでもいいですね。

【がしゃじ】
共通語 (農地として)痩せた土地
用 例 あしこの畑は がしゃじでつまーせんが
用例訳 あそこの畑は痩せ地でつまらんよ
採取者 松尾[湖陵]


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がしゃじ 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 7日(火)21時14分11秒   引用
まつさん今晩は。
仰るように「わらしぼ」はワラで作った入れ物、「わらしび」は数本のワラで全く異なった言葉ですね。

がしゃじ
うちの周りは砂丘地で、月夜にでも焼けーやな‘がしゃぢ’です。
西地区のひとは‘ショーロ畑’と言っています。
素人考えですが「がしん」と関係ないでしょうか。


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がしゃぢ 投稿者:まつ 投稿日: 3月 7日(火)20時35分40秒   引用
続けて失礼します。
先日、話をしていて「がしゃぢ」と言う言葉を聞きました。
初耳で、「さ、出雲弁だーかね?」と思わず聞き返しました。

話の流れは「あすこの 畑は がしゃぢ で つまーせん」(あそこの畑は、痩せた土地でつまらない→いい作物が出来ない)
「がしゃ ぢ(地)」と言う事だと思います。
「がしゃ〜」は、語感からして「がしゃがしゃ どげしゃもない でたらめ ・・・」等、最悪をあらわす表現であると思います。
「がしゃ〜」を付ければ、他の表現も可能な気がします。
聞かれたことはないでしょうか。


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わらしぼとわらしべ 投稿者:まつ 投稿日: 3月 7日(火)19時21分53秒   引用
は、違うと思います。
「わらしぼ」は複数の藁で物を包んだ状態ではないでしょうか。
うちの親は「わらつと」と言っていたと思います。

「わらしべ(しび)」は、もりやまさんの仰るように、せいぜい一本かニ〜三本のことです。

で、私が書きたかったのは「しーしび」の「しび」と、「わらしび」の「しび」はまったく関係がないのかなあ、とちょっと気になったもので。

「しーしび」は「しー・しび」と分けるのでしょうか「しーし・び」と分けるのでしょうか。そこら辺もよく分かりません。


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しび 投稿者:遠藤 投稿日: 3月 7日(火)12時15分0秒   引用
米子の人が、イカの一夜干し(空港などでナイロン袋にいれて売ってるなまがわきの
やつ)をしびと言ってたのを思い出しました。しびで一言ではないですか。
ひる(乾く)はふるで記載ですね。


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あまねもほしねも 投稿者:金沢 投稿日: 3月 7日(火)01時14分50秒   引用
もりやまさん こんばんわ 「あまねもほしねも」慣用句ですねー。もちろん初耳ですが語意はわかるような気がします。「あまらぬも 欲しくなくも〜 = あまりがあるとか、欲しくないとかに関わらず、ただこれだけ〜」ということでしょうか。

「わらしぼ」おっしゃるとおり「わらしべ」ですね。本辞書に単に「しぼ = 藁の中に物を入れて両端をしばったもの」← 語意が詳しすぎますが「わらしぼ」の省略形でしょう。出雲弁としてはこの「しぼ」一つでいいような気がいたします。


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わらしび 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 6日(月)21時54分51秒   引用
まつさん 今晩は。
「わらしび」使っています。何故か同じワラでも、二三本で野菜など結束するときは「わらしび」と言い、一掴みになるとただの「ワラ」です。
又 余分な事ですが「わらのしび」となると少し違います。ワラから穂の部分を抜き取ったものを「しび」と言い、仏壇用の小さな箒を作ったり、太い筆状のものをつくり、繭から生糸を取る時、煮えた繭をこれでかき回し糸口を引っ掛けるのに使いました。


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しんし他 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 6日(月)20時39分3秒   引用
しいしび の語源面白いですね。布を張る竹ヒゴは「しんし」という物ですか。昔はどこ家でも見られたが最近は見かけませんね。大津の紺屋さんは、今でも筒書や藍染したものを乾かすのに使って居られるのを、テレビで見たことがあります。

一段落したところで候補を一つ。
 ‘あまねも ほしねも’
共通語 貴重な?
用 例 荒川の金メダルが‘あまねも ほしねも’、一つだった
一つしか得られなかったような貴重なものなどに付けます


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〜しび 投稿者:まつ 投稿日: 3月 6日(月)20時35分22秒   引用
関連があるのか分かりませんが、「わらしび」と言う言い方を思い出しました。
共通語で言えば、「わらしべ」になると思います。
「わらしべ長者」と言う昔話は、皆さんご存知だと思います。

この「わらしび」の「〜しび」と、「しーしび」の「〜しび」は違うのでしょうか?。
私は、今まで同じ言葉かなと思っていたのですが。

あ、その前に「わらしび」と言う言い方は、皆さん聞かれたことがあるでしょうか?。


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しいし 投稿者:金沢 投稿日: 3月 5日(日)19時05分3秒   引用
ほんとに 語源なんてものは、ものによっては決定的なことは言えませんからね。諸説があって当然ですよね。
しかし、奥野さんの「しんし 説」は有力ですよ。「しんし(布張りの際の竹ヒゴ)」のことを古語では「しいし(古語辞典)」と云います。イカでも柿でも干す時は竹を使うのじゃないでしょうか。
ゆえに「しいしび」 有力説だと思います。語源をあれこれ探すのは楽しいですね。


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しーしび 投稿者:おくの 投稿日: 3月 5日(日)17時04分34秒   引用
「び」に乾くという意味があれば「なま」はそのまま生ですよね。
さて、「しーし」・・・何でしょうかね(^^ゞ

語源をあれこれと探すのは楽しいことですが、方言に限らず共通語でも語源というものは難しく諸説あるのが常で、これは間違いないといえるのはほんの一握りではないかと思っています。

金沢さんの書き込みを見て広辞苑を開いてみました。
こじつけですが・・・^_^;

しんし【伸子】
洗い張りや染色の時、布の両縁に刺し留めて弓形に張り、布が縮まないようにする具。竹製の細串の末端をとがらしたもの。しいし。

大きさは違うかも知れませんがイカを干すときに使うような感じがしませんか。

では、では、m(__)m


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しーしび 投稿者:金沢 投稿日: 3月 5日(日)12時37分57秒   引用
奥野さん お早うございます。「しーし = 生」という根拠はなんでしょうか ?
古語で「しいす」は「殺す」の意ならわかりますが。

「殺(し)いしたてまつる = 尊い人を殺す」「殺逆(しいぎゃく) = (謀反で)主人を殺す」。

「塩しび」が大衆の中で「生干し」の総称として定着して、塩とは関係のない「生干しの柿」にまで用いられたのかもしれません。

もちろんこれらは私の仮説に過ぎませんが。


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しーしび 投稿者:おくの 投稿日: 3月 5日(日)09時47分12秒   引用
おはようございます。

もりやまさん。
「あまんぼし(干し柿)の しーしびは まいがのー」とも使います。

「しーし(生)び(乾き)」「なま(生)び(乾き)」のように思いますがいかがでしょうかね・・・(^^ゞ

では、では、m(__)m


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しーしび 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 5日(日)08時35分47秒   引用
みなさん お早う御座います。
語源が塩干魚ですか、湖陵でも「しーしび」はつかいます。乾物の食品を作るときなど半乾き状になったもを言います。
よい切干大根をつくるには いかに早く「しーしび」させるかがコツです。


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しーしび 投稿者:金沢 投稿日: 3月 5日(日)00時26分4秒   引用
連続ですみません。「しーしび = 生乾き」の語源について一考察です。
「しび」とは古語で「マグロ、サバ」など回遊型の青魚の総称です。日本書紀、古事記などの歌謡に『しびがはたでに つまたてりみゆ』で出ています。
その「しび」は後には「マグロ」のことを指す言葉になりますが、室町以前の民衆は青魚だけでなくて「魚の総称」として用いたのではないかと推測されます。

これらの生魚を少しでも長持ちさせるため塩をふって天日干しにしたのではないかとも推測されます。
つまり「しーしび」とは「しおしび(塩しび)」の転訛した言葉ではないだろうかと推測してみたのですが・・・。


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ふる 投稿者:金沢 投稿日: 3月 4日(土)23時46分18秒   引用
おくのさん こんばんわ 「ひる」は「ふる」であがっておりますね。多分同じものだと思います。ただ少し違うのは過去形で「かわいた」という場合「ひる」は「ひた」ですが「ふる」は「ふった」と促音になるようですね。「ひる(干る)」は別掲でいいじゃありませんかね。

槇野本も「ふる」と「ひ = 乾き」⇒「この米は ひが悪い(乾きがよくない)」と「ひる」の「連用形止めの名詞句」を別掲しておられます。


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なまび 投稿者:金沢 投稿日: 3月 4日(土)22時50分29秒   引用
松江では「なまび」です。「なまぼし」とも云いません。「しーしび」は聞いたことがありません(出雲弁として知ってはおりますが)。
イカは「なまび」が一番まいですがー。もちろん「しまめ」だなしに「まイカ(白イカ)」
のですよ。

そげいや「白イカ」「まイカ」どっちが方言ですかね ?


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しーしび 投稿者:おくの 投稿日: 3月 4日(土)22時27分13秒   引用
斐川町では生乾きの状態を「しーしび」と言うそうです。
例えば「イカのしーしび」と言うように。

もりやまさんのところでは「イカの生び(なまび)」なんですね(^^ゞ

生乾き=生ビ(湖陵)
   =しーしビ(斐川)

面白いですね(^^ゞ

では、では、m(__)m


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なまび 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 4日(土)22時07分8秒   引用
奥野さん 今晩は。
イカのなまび  イカの生干し又はイカの一夜干し です。


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ひる 投稿者:おくの 投稿日: 3月 4日(土)21時00分46秒   引用
こんばんは。奥野です。

既載「ふる」は「ひる」の訛ったものでしょうかねー^_^;

もりやまさん。
イカの「なまび」と読むのでしょうかね?

では、では、m(__)m


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ひる 投稿者:金沢 投稿日: 3月 4日(土)18時08分38秒   引用
もりやまさん 有り難うございます。その「ひー」のこひとです。「喉が ひー」は確かに云いますね。「イカの生干し」とは云わずに「イカのなまび」そうでした。

【ひる】
共通語 乾く
用 例 洗濯もんが ひちょーせんかや 降らんうちに はよいれな
用例訳 洗濯物が乾いてないか 降らないうちに 早く取り込まないと
採取者 金沢[松江]


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ひー 投稿者:もりやま 投稿日: 3月 4日(土)17時48分13秒   引用
ひる 「干る 乾く」ひーの発音で色々使っています。
雨が降らんで 田んなかがひーあがちょう
塩辛口しーと喉がひーぞ
イカの生びはまえぞ
↑などは今も使いますが参考になるでしょうか。


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ひる 投稿者:金沢 投稿日: 3月 4日(土)14時27分58秒   引用
「洗濯物が ひちょー = 洗濯物が 乾いている」だんだんに記憶がよみがえってきました。
本辞書に「にえひる = 煮えて干あがる」がありますが、この「干る」です。

「ひる(干る)」「ひちょー(乾いている)」本当にみなさんお聞きにかったことがありませんか ? 松江だけだったのでしょうか ?


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ひす 投稿者:おくの 投稿日: 3月 4日(土)08時20分7秒   引用
私の出典管理が悪く、2002年3月公開の「ひす 乾く 安来」の採取者や使用例など当時の情報が不明です。大変申し訳ありませんm(_"_)m
2002年頃に「ふかんぱちる」「からふる」「ふる」等について意見交換がされていますので、その折りにメールか掲示板で情報提供があったものではないかと思われます。

では、では、m(__)m


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ひる 投稿者:金沢 投稿日: 3月 1日(水)19時57分9秒   引用
連続で失礼します。「ひる」で思い出したことがあります。
本ページの『未確認語彙』の一番下の辺り「2003年3月」の項に「ひす = 乾く(安来)」という語があります。喉の奥に刺さった棘のようにきにかかっていました。

これは「ひす = 乾く ?」という他動詞風の語ではなくて「ひる = 乾く」という自動詞ではないかと思われます。それなら私にも聞き覚えがありました。
「せんたくもんが ひちょーせんかや ふらんうちに えれちょかな」⇒「洗濯物が乾いてないかい (雨が)降らないうちに取り込んでおかないと」これは私の母の声です。

「ひる(ひ にアクセント)= 乾く」いかがでしょうか ?

「ひす = 乾かす」という言い方もあるかもしれませんが私にはわかりません。
この「ひす」というのは五段活用のようですが「ひさん」という否定形があるのなら成立しますがどうもよくわかりません。
なお「ひる(干る)」は上一段活用で成立します。


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ひる 投稿者:金沢 投稿日: 2月27日(月)19時15分39秒   引用
もりやまさん こんばんは 「ひる」はれっきとしたな動詞です。「クソをひる」「屁をひる」なかには「赤ん坊をひり出す」なんて下品な言い方もあります。要するに「体内からなにかを外に出す」の意です。ただし「口からひる」とはいいません。あくまでも下からのことにしか使えませんが。
出雲でも使われていたんですねー。


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ひる 又はひり 投稿者:もりやま 投稿日: 2月27日(月)18時56分31秒   引用
金沢さん 今晩は。
出雲弁ではふつう「屁をこく」ですよね。確証はありませんが、昔の年寄りは「屁をひー」と言っていたような記憶があります。六十数年経ってひょっと思い出したジャレ歌が「屁をひりに・・・・・・」でした。「ひり又はひる」の言葉が無かったら「こく」の記憶違いかもしれません。

私のところの隣のような近くに、出雲の国風土記にも載っている由緒ある神社があります。
不幸にして数年前に焼失しました。今 再建中ですが最終段階で宮大工さんを屋根の上でよく見かけるので思い出し、不敬の至りですが用例に付け加えました。


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はっとがらい 投稿者:金沢 投稿日: 2月27日(月)15時58分2秒   引用
miyakeさん こんにちは 「はっとがらい」いろいろと文献をあたりましたがなかなかみつかりません。そこで考えたのですが、これは副詞の「はっと 驚いた」の「はっと」ではないでしょうか。「はっと〜」は「思いがけないことにぶつかって驚く様」のことですから
最中のなかに蟻ごがおれば「はっと」しますよね。だとすると珍しい言い方もあるもんですねー。
となたか確認してください。


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はっぱーくさい 投稿者:miyake 投稿日: 2月27日(月)08時49分33秒   引用
「はっぱくしぇ」とよく耳にしましたが、語源は‘ばば’だったとは(笑)。

似た言葉で(かなり違うけど)
「はっと辛い(はっとがらい)」というのがありました。上手く表現出来ないけど、例えば・・・縁側に置いていた最中(もなか)を食べたら あーご(蟻)がたかっちょって「はっとがらかった」ような時に使います。この‘はっと’も、語源が分からなくて不思議に思います。


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はっぱーくさい 投稿者:金沢 投稿日: 2月27日(月)00時01分22秒   引用
「はっぱーくさい = 異常にくさい、異臭がする」は槇野本で確認されます。
国語大辞典に「ばっぱぁ = 糞」というのがあります。「ばば」はご存じのように「クソ」のことですから同源かもしれません。

【はっぱーくさい】
共通語 (腐ったような)悪臭がする
用 例 えらい はっぱーくさいが なんぞくさっちょーせんか ?
用例訳 たいそう悪臭がするがなにか腐っていないか ?
採取者 もりやま[湖陵]

もりやまさん 湖陵では「屁を ひる」も使うのですか ? 出雲弁では普通「屁 こく」ですよね。


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(無題) 投稿者:もりやま 投稿日: 2月26日(日)22時25分13秒   引用
皆さん 今晩は。
上品な出雲弁ではありませんが、肩の凝らない候補です。
 はっぱーくさい
共通語 強い悪臭
用 例 はっぱーくさいが なんぞ腐ちょうせんか
そこらあたり異臭がするとき使います。強調語だとは思いますが。
子供のころ コタツでよく怒られました。祖母が怒ったり駄洒落で笑せもしました。
 屁をひりに
  屋根から降りる
   宮大工  「外でやって来い」と。
みなさん経験ありませんか。


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さんのじ 投稿者:金沢 投稿日: 2月26日(日)03時35分1秒   引用
奥野さん 有り難うございました。 みなさん ↓ ご覧のとおりです。
国語大辞典の既載は明らかに「さんのじ」で広辞苑は「さんのず」です。この大辞典での当て字も「三の字」です。違う言葉かもしれませんよ。

いずれにせよ我が出雲では「首の後ろのところ」「背中の上部」のことであることが確認できます。もっと早く気づけばよかったのに失礼しました。
「さんの(ー)じ = 首の後ろ、背中の上部」とした本辞書の既載は正しいものと確認されました。奥野さんの云われるとおり地域によって多少の違いは本来的にあるものでしょうね。


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日本国語大辞典 投稿者:おくの 投稿日: 2月25日(土)09時12分59秒   引用
金沢さん。大変遅くなりましたが日本国語大辞典の記載です。
【さんのじ】
1.人体の背筋の上部。首の後ろの辺り(西伯郡、出雲)
・さんのおじ(仁多郡)
・さんのず(石見、広島県高田郡)
・さんのおず(広島県比婆郡)
・さんくび<ー首>(西伯郡)
2.肩
・さんのおず(広島県比婆郡)

同じ言葉でも地域によって意味が異なるし言い方も少しずつ違いますね(^^ゞ

では、では、m(__)m


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さんのじ 投稿者:金沢 投稿日: 2月22日(水)21時56分5秒   引用
失礼しました「さんのじ」が国語大辞典の方言区分にありました。

奥野さーん すみませんが国語大辞典の「さんのじ *」を見ていただけませんか。


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テッカンビール 他 投稿者:もりやま 投稿日: 2月22日(水)21時37分49秒   引用
金沢さん 今晩は。
昔の人も、結構駄洒落を使ったものですね。テッカンビール 初めてきいたけど、思わずふき出しました。有難うございました。

まつさん 今晩は。
まっのー はっきりは解りませんが「う または お」の省略語だと思います。


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ばーじ 投稿者:金沢 投稿日: 2月22日(水)20時47分19秒   引用
もりやまさん こんばんは さて「ばーじ = 〜ケがない」「この茶 ばーじだ = このお茶 おちゃっケがない」まるで落語のオチみたいな洒落ですね。で、私はこう思います。松江では「てっかんビール」というのがありまして、スポーツの後などに「ちょっこ テッカンビールなと 飲んでくーわ」などと使います。つまり「てっかんビール = 水」で「鉄管」をかけた冗談なんですが、これなどはいわゆる「俗語、スラング」の類といわれます。それと同じことで「ばーじ」も洒落言葉であって「方言」の範疇には入らないのではないかと思いますね。いかがでしょうか。

ちなみに私の頭は「ばーじ」であります。


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まとめて失礼 投稿者:まつ 投稿日: 2月21日(火)20時06分29秒   引用
まっのー
 もりやまさんこんばんは。
 「まっのー」も実は初耳なのですが、これは「う」が省略されていると思われますか。
 それとも、あきらかに「ま」から始まる言葉なのでしょうか。
ばーじ
 これも、はじめて聞きましたが、出雲人の冗談のセンスも結構いいせんいってるのでは。
 と思いました。
よばいて
 おざささん、お答えいただきありがとうございます。
 その使われ方は、知りませんでした。
 共通語で言うと「およばれ」見たいな言い方になるのでしょうかね。
 接続詞で終わる言葉を、そのまま一つの言葉にしている出雲弁が他にないかと、今、考え 中です。


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よばいて 投稿者:おざさ 投稿日: 2月21日(火)07時36分54秒   引用
金沢さん、まつさん、こんにちは。
ごていねいなコメントありがとうございます。

さて、まつさんのご質問ですが、言い方はこちらになります。
> 「おち の おじじ は よばいて ね えっちょらい」
「よばいて ね えく」、「よばいて が あー」、「よばいて(を)すー」など
はっきり名詞とわかる使われ方をしていました。
子供の頃から聞きなれているせいか今まであまり違和感を感じたことは
なかったのですが、なるほど文法的に見ればおもしろい言葉ですね。


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ばーじ 投稿者:もりやま 投稿日: 2月19日(日)21時12分28秒   引用
続けて失礼します。
駄洒落言葉か出雲弁かは解りませんが。
【ばーじ】 (坊主)
(共) お茶(番茶)が薄い
(例) 「おーい このお茶‘ばーじ’だぁー」
甘んけ 塩け 酢け お茶けなどに「け」を付けて使いますが、なぜか薄いお茶だけを「ばーじ」といっています。毛が無いの駄洒落でしょうか。年寄りは今も使います。


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まっのー 投稿者:もりやま 投稿日: 2月19日(日)18時30分41秒   引用
まつさん 今晩は。
先日の「さんのじ」の聞き取り調査 たいへん興味深く拝見しました。どこで聞いても同様の結果が出るでしょうね。
‘まのー’ですが「まっのー」と使っていたようにおもいます。
「子供らちが‘まっのー’ねなってちばえちょう」 あまり変わりませんが。


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よばいて 投稿者:まつ 投稿日: 2月19日(日)17時12分40秒   引用
おざささん こんにちは。
これからもドンドン書き込んでください。

いや あげですがー。
むかしゃ かまぼこも ほんね ごっつぉ でしたがー。
その かまぼこ の えた(板) も こどもらち ねは 貴重品 でしたがー。

それで、ちょっとお尋ねします。
例えば、祖父がお祝いに招かれていた場合、
「おち の おじじ は よばいて ね えっちょらい」
(うちのお祖父さんは、よばいて に 行っておられる)
と言う言い方になりますか、それとも
「おち の おじじ は よばいて えっちょらい」
(うちのお祖父さんは、よばいて 行っておられる)
になりますか?。どちらでしょう。

私も、金沢さんの仰るように「よばいて」を名詞的に使われるのを、今まで聞いたことがありませんでしたので。


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よばいて 投稿者:金沢 投稿日: 2月19日(日)15時46分10秒   引用
おざささん はじめまして。「よばいて」ですが珍しい言い方があるものですね。
これは出雲弁では西部(出雲市あたり)で日常的に使われる「よばれる ⇒ よばえる」
の変化したものと思われます。「きんにょ ○○さんとこで よばいてのー〜」の
「よばいて」で「よばれる = (余所でご馳走にあずかる)」のことです。
「よばれぬ、よばれらこい、よばれます、よばれる、よばれる時、よばれら、よばれれや」
のうちの「よばれ(連用形)+ て(接続助詞)」が訛ったものを「よばいて がある」と使用するもので「助詞をつけて止めて 名詞句として使う」ところがたいへんに珍しい形と言えます。

どなたか確認してください。


珍しいのは普通は


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まのー 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月19日(日)13時24分45秒   引用
まつさん こんにちは、
大東では、「まのー」とは、言わないそうです。
叔父のはなしでは、うの発音が小さいので、
そう聞こえたのでは? と、言うことです。
正しくは?「ぉまのー」のようですが、大東の皆さんがそう使われて
いるかは、定かでありません。


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まのー 投稿者:金沢 投稿日: 2月18日(土)21時56分29秒   引用
「うまのり」を「まのー」とまで訛るのは松江では聞きませんがつ、通常の出雲弁は「ウ」が苦手ですから「オまのー」となったりご呈示の「マのー」になりますね。松江に市内から古志原に行く間の坂道を「馬の背 = まのせ」といいますし、「馬小屋」は「「まごや」または「まや」、「旨い」が「まい」になるのはご承知のとおりです。

以前「磯釣り」の話が出たとき、昔は蚕からテグスを作るのが難しかったため「馬の尻尾の毛」を使い「まのお(馬の尾) = まのー」と云ったとか聞きました。その際に問題になったのですが、このように出雲弁の法則性のとおりに訛ったものを取り上げればキリがないですね。ということでした。
ただそうはいっても訛りは訛りですからどなたか確認されれば「まのー = 馬乗り」で取り上げたいのですが。


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よばいて 投稿者:おざさ 投稿日: 2月18日(土)21時47分4秒   引用
みなさん、はじめまして。

今日は伯父・伯母の米寿のお祝いで「よばいて」がありました。
出雲弁辞書に ご馳走になる という意味の よばれる が載っていますが
「よばいて」というのは、そのご馳走になる祝宴のことです。
みなさんの所ではお使いになりませんでしたか?

昔は「よばいて」があると、父親がご馳走を持ち帰ってくれるので
子供は大喜びしたものです。現在では食生活が豊かになったせいで
ご馳走を持ち帰っても、子供たちは見向きもしません。
豊かになるということは良くもあり、悪くもありですね。
まあ、豊かだから平和なのでしょうけどね。


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まのー 投稿者:まつ 投稿日: 2月18日(土)09時18分15秒   引用
おはようございます。

大東の方と話をしていて、子供の頃よく行儀のためや癇が起こったときなど「やいと」をすえられた話になったのは、昨日書きました。
その時「ほーんねのー まのー ね なってのー」
と言われ「ん? まのー」と聞き返すと、「馬乗り ね の」と言いなおされました。
子供が暴れるので、馬乗りになって押さえつけて灸をすえられたと言うことです。

「うまのり」の「う」が省略されたとも考えられますが、「馬」は「ま」とも読みます。
「まのー」初めて聞いたわけですが、大東あたりは普通に使いますか?。
遠藤さんどうでしょうか。


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職場で聞きました 投稿者:まつ 投稿日: 2月17日(金)20時36分50秒   引用
もうやめろと言われそうですが、どうしても「さんのじ」にこだわってしまって職場で聞いてみました。
首の後ろだと思っている人は結構いるのではないかと思ったからです。
ぽっぽさんの最初の書き込みも、「くびんじゃく」と書いておられますので首のあたりと思っておられたのではないか、と思いました。

それで、今日十人余りの職場の人に聞き取りをしました。
最初に
「さんのじ てて どこん は かね?」
と聞いていましたが、聞く人皆が全部
「あー それは、大東の・・・。」
と答えられます。
「いや 山王寺 のことだなて 背中の さんのじ のことだども・・・。」
どうも大東の山王寺は有名ですね。

それで、「さんのじ」を知らないと言う人四人。
これは四十代後半から五十代前半の人でした。
知っていると答えた人は、全て五十代後半の人でした。
その内、「言葉は知っているがどこの辺りかはよく分からない、およそ背中の上辺り」と答えた人が三人。
そして、場所をきちんと答えた人は三人でした。
その方々とのやり取りを書きます。
最初の方は、平田の方。
「かいな の 上んほう てか 横の・・・」
「肩甲骨と肩甲骨の間の あたー かね」
「おー そこそこ さんのじが こー(こる) とか いいの」
次は、木次の方
「首の うっその ちょっと 骨の出た あたー だね。さんのじ が すーすー して さぶ とか いいね」
「肩甲骨と肩甲骨の間 ん はが こったら、どげ いーかね」
「しつ が こー てて 言うね」
「へー しつ ねぇー」
私は「しつ」は初耳でした。(当辞書に「しちどこ」として記載でした)
三人目は大東の方
「首の うっその 骨が出たとこから なんぼか したん ほだねかや。ほせこー ね やいと しぇーられよったがの」
「あげあげ わしも よーやられたわ」
「今だったら 児童虐待てて いわれーの」
「そげだねー」

と、やはりばらつきがありますが、首の後ろの方と思っている人も結構いるのでは、と思いました。
私が、首の後ろの骨が出ているあたりが「さんのじ」だと思っているのは、以前人に聞いた覚えがあるからです。

もうこれで「さんのじ」についての書き込みはやめます。
ながながと失礼しました。


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共通認識 投稿者:金沢 投稿日: 2月16日(木)23時36分15秒   引用
まつさん の おっしゃっていることはよくわかります。たしかにそのような経緯を踏めば
間違った言葉か、はたまた、間違っているのに一部で通用している言葉が登載されてしまいます。
だからこそなんらかの外部資料で誰かが検証しなければなりません。辞典にはこう書かれているがどうだろうか ?  ということになり登載は保留されて、あらためて論議することになるでしょう。

「さんのじ」だけについて云いますと、私はなんとなく思っていただけで使ったこともない言葉ですから確認する前に必ず辞典をひもといたでしょう。そしてその結果は同じことになりましょう。

しかし、おっつしゃっている危惧は私も同じです。間違っている言葉や、明らかに誤用である言葉が登載される危険性はたしかにあります。
しかし まつさん それは仕方のないこととも言えます。なぜなら湖陵でのみ使われている言葉を松江の者が確認するのはどだいムリですもんね。たとえば「らんごく」「よめらかす」などがそうでした。これらは国語大辞典で確認されたはずです。この言葉は中部地方の普遍的な方言で、それらがなぜ湖陵にのみあるのだろうか ? 角度を変えてみるとたいへん興味深いことのように私は感じました。

今後はなるべく外部資料で検証することにいたします。


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共通認識 投稿者:まつ 投稿日: 2月16日(木)21時17分35秒   引用
金沢さんこんばんは。
今までのやり取りで、少し疑問に思ったことを書かせてください。
たしかに、ひとつの言葉の解釈を多くの人が共通して持つことは、その言葉の定義づけになると思います。

そこでもし、一番最初に私が「さんのじ」を、首の後ろあたりのことを言う、と提示して、金沢さんがそれを確認する書き込みをされたとします。
その結果、当辞書には「さんのじ」は首の後ろ辺りである、と記録されます。
すると、「さんのじ」は肩甲骨の間のことだ、と思っていた人たちは「なるほど、出雲弁で さんのじ とは首の後ろのことだったのか」と思ってしまいます。
そして、その人たち(肩甲骨の間だと思っている人)が実は多数の人だったとすると、出雲弁辞書は、出雲弁にたいして間違ったことを広めることにはならないか、と、ふと思いました。

これは、すべての言葉に言えることですが、そういう心配は考えすぎでしょうか。


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出雲弁 投稿者:金沢 投稿日: 2月16日(木)14時29分22秒   引用
ぽっぽさん まったく おっしゃるとおりです。最近の出雲の青少年はテレビのインタビューなどで聞きますと共通語とまったく遜色のない応答をしています。驚くほどです。
私自身の経験にはないのですが、たしかに戦前には全国的に「方言追放運動」のようなものがあったようです。しかし現在のこの風潮は明らかにテレビの影響です。みんな三歳ぐらいのときから共通語を学びますからね。
私たちの時はラジオのチャンネルはNHK一つであったうえチャンネル権は親にありましたしね。先生自体も出雲弁丸出しでしたからね。


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出雲弁 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月16日(木)13時10分17秒   引用
金沢さん、お手数をおかけしました。

奥野さんもがんばって、小学校とかに講儀にお出かけとうわさを
お聞きしましたが、
田舎に帰るたびに、だんだんと、標準語??を使う人がふえて
来てますね、まあ私の場合あまり動かないせいもありますが!!

変な標準語を使うぐらいなら、すばらしい出雲言葉があるのに
おしい話ですね。
昭和の時代には、出雲弁は、悪とは言いませんが標準語良しと言う
風潮があったようですね。
出来ないなりにも私は使って行くつもりです。せめて田舎では!!
故郷の皆様の努力で、真の出雲弁も使える小中学生を育てられること
を希望して止まない 今日この頃です。

独り言で申し訳ありません(^m^;;


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さんのじ 投稿者:金沢 投稿日: 2月16日(木)00時27分39秒   引用  編集済
ぽっぽさん わざわざ有り難うございます。しかしよく考えてみますと「さんのず」は正式のツボ名ではなく「重箱読みの和風語(和語と漢語の組み語)」でした。東洋医学の方は中国が本家ですからすべてが漢語になっております。参考にはなりませんでした。すみません。

まつさん これは私の舌足らずでした。「多数決」と云ったのは本辞書の採用基準のことではなく、言葉というものは現実に通用しているという実態さえあれば、たとえ間違った言葉でも正式な通用語となりやがては辞書にも載ることになる。という意味で「多数決」といったわけです。つまり「みんなで使えば怖くない」ということが云いたかったのです。

「花に水を あげる」の「あげる」は本来は謙譲語であって目下や動植物には使われない筈の言葉でした。しかしここ五十年くらいですっかり定着したのはご承知の通りです。
この「あげる = やる」は昨年発刊の新明解国語辞典にはじめて取り上げられました。
もちろん「本来は謙譲語であるが『やる』の代用として使われる。という掲載です。

「さんの(ー)じ」は本辞書には既載です。その時点で確認されているはずです。


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つぼ図鑑 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月15日(水)21時31分11秒   引用
金沢さん、こんばんわ。
つぼに関するHP見ましたが、小生にはとくわかりません!
一応、下記から見てもらえませんか??
http://www.geocities.jp/bio_balance_harmony/kta1a.htm



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さんのじ 投稿者:まつ 投稿日: 2月15日(水)20時02分43秒   引用
金沢さん、こんばんは。
仰るとおりだと思います。
昔からある諺も、最近は解釈を違えて理解している人が多い、とうという話は、TVやラジオ等で時々耳にします。

しかし、当掲示板では誰かがひとつの言葉を提示して、最低で他の誰か一人が確認すれば辞書に登録されます。
多数かどうかは、方言分布図で取り上げられた言葉が、ひとつの確認方法に当たると思います。
少なくとも、金沢さんが「さんのじ」は首の後ろ辺りだと思い、私もそう思っていました。
一応、辞書に登録する条件には合致します。
そして、この言葉は多数決の確認が取れていません。


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さんのじ 投稿者:金沢 投稿日: 2月14日(火)20時15分33秒   引用
まつさん こんばんわ 言葉というものは、それがどのような意味で通じるのかどうかで
決まります。即ち辞典での元の意味が「尻の上側」であったとしても、出雲では背中の上の方の意味としてとらえられていたというのは明らかのような気がします。
つまり、辞典にあるなしに関わらず言葉は多数決で決まりだということです。
少なくとも湖陵や平田では「背中の上の方」であり、私やまつさんはなんとなく首の後ろ側
だと 思いこんでいただけ ではないでしょうか。
本辞書のとおり「さんの(ー)じ = 背中の貝殻骨の辺」でいいのではありませんかね。


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さんのず 投稿者:まつ 投稿日: 2月14日(火)19時37分54秒   引用
金沢さん今晩は。
広辞苑でもやはり数字の「三」が出てきますね。
私は、これを視覚的に図形としてとらえて勝手に想像しましたが、数字としてとらえると三番目とか第三のと言うことになると思います。
例えば、一番目が頭で二番目は首、三番目が背中と考えることも出来るのかなと。
ただ、位置のずれがよく分かりません。


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さんのず 投稿者:金沢 投稿日: 2月13日(月)21時26分49秒   引用
間違いのないように念のためですが。
広辞苑は『さんのず・三の図・三の頭、 馬の「さんず」から転じたもので人の尻の上部。浄瑠璃 着物の裾をさんのずまでひっからげ〜』で「さんのジ」ではなく「さんのズ」です。訛っているのか別な言葉かわかりません。

東洋医学のツボ図があればと検索していますがヒットしません。


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さんのじ 投稿者:まつ 投稿日: 2月13日(月)20時03分47秒   引用
しつこくてすいません。
当辞書の、"体に関する出雲弁"では「さんのじ」は、もりやまさんの仰るように左右の肩甲骨の間になっています。
広辞苑で言うところの、尻のうえ辺りでもなく首の後ろでもないとなると「さんのじ」と言う言葉はどこから来ているのでしょうね。
ますます謎です。


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断髪令 投稿者:まつ 投稿日: 2月13日(月)19時44分41秒   引用
インターネットで検索すると、「斬髪令」でも「断髪令」でもどちらも出てきます。
それから、私の見たサイトでは、「散髪」は髪を結んで束ねないで散らしておく、「斬髪」は髪を斬ってそろえる、と説明しているところもありました。
社会科で習ったのは「断髪令」だったような気がします。


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ねんぐ 投稿者:金沢 投稿日: 2月13日(月)16時19分51秒   引用  編集済
もちろん「年貢」のことですが。昔の税金は「ねんぐ」といいましたね。それがそのまま残って小作が大農に納める米のことも「年貢」と云いませんでしたか ? 私の伯母が平田の伊野にいましたのでよく泊まりがけで行きました。その際になんかのことで「ねんぐ を 納めないけん」を聞いたことがあるような気がします。

米以外でも「なんかの長期借入のお礼」のことも「ねんぐ」と云いませんでしたか ?


○--------------------------------------------------------------------------------
断髪令 投稿者:金沢 投稿日: 2月13日(月)14時22分38秒   引用
遠藤さん こんにちわ あげでした 「断髪令」でしたね。け 間違いました。

で「斬髪屋」と書いたのではないですかね。「散」を読み始めから「ザン」とは読まないような気がしますが。「さんざん」の場合は「散々」が連濁して「サンザン」になるのではないかと・・・。


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おおたけぼーず 投稿者:遠藤 投稿日: 2月13日(月)12時21分21秒   引用
これは聞いたことはありませんが、おおたけぼーず
と聞いて、加茂から大東あたりでは直感的に大竹の
光明寺を思い浮かべるのではないですか、そこのこ
とをなんか皮肉っていったんではないでしょうか。
うろ覚えですけど、断髪令ではないですか。


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さんのじ 他か 投稿者:もりやま 投稿日: 2月13日(月)09時10分12秒   引用
金沢さん お早う御座います。
子供の頃から「さんのじ」は「背中の上の方 けんげら骨周り」を指すと思っています。
シャックリがつくと「さんのじ」をごく軽くトントンと叩くと不思議に止まります。
「さんのじ」は身体の最も大切な場所と教えられました。


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さんのじ  あてがいぶち 投稿者:金沢 投稿日: 2月12日(日)23時21分56秒   引用
まつさん こんばんわ 「さんのじ」ですが実は私もなんとなく「後ろ首」のことだとさっきまで思いこんでいました。では誰に教えられたかといわれても、ただなんとなく と答えるしかないのですが辞書にあるから仕方ない、と云われればなんとなく納得するしかないでしょうね。

もりやまさん その「大事な さんのじ」は細かくいって背中のどこの部分のことでしたか ? 「肺」の裏側なら「背中の上の方」ですか ?

「安い手間賃」や「引き合わない報酬」のことを「あてがいぶち で すまんだども〜」などと私も使ったことはありました。
「あてがう = 見返りとして与える」という言葉自体が古語で今は使いませんから出雲弁として取り上げるべきだと思いますね。


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さんのじ 他か 投稿者:もりやま 投稿日: 2月12日(日)21時35分35秒   引用
さんのじ  兄弟喧嘩していると 大事なとこだけん‘さんのじ’は叩くだないぞ肺病になーけん と注意されました。

【あてがいぶち】
(共) 安い手間賃
(例) 歳だけん あてがいぶちまって仕事に出ちょう
(訳) 歳だから 安い手間賃を貰って仕事に出ている
共通語のようですね。出雲弁にならないでしょうか。


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さんのじ 投稿者:まつ 投稿日: 2月12日(日)17時26分24秒   引用
金沢さんこんにちは。
尻の近くになるんですか。私も首の後ろ辺りだと思っていました。
しかし、出雲弁としてはやはり、首のすぐ後ろ辺りを指して言うと思います。

徒労かもしれませんが、ちょっと私がインターネットで調べたことを書かしてください。
家紋の種類に「三の字」というのがあります。
これ、よく見ると背骨が連なっているように見えなくもありません。
三個だけですが、特に「隅切り角に三」とか「隅切り角に揺り三」などは背骨に見えてきます。
それで、元の言葉が家紋から来ていて、それに似ている魚の模様とか、人の体で背骨が浮き出て見える部分とかを「さんのじ」(三の字)と言ったのではないかと連想していました。
ちなみに、美保神社は三保神社ともいい社紋は「三の字」だそうです。
これも、そう思って見るとやっぱり背骨の一部に見えますが、私の思い込みでそう見えているのかもしれません。


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さんのず 投稿者:金沢 投稿日: 2月12日(日)15時42分9秒   引用
広辞苑に「さんのず」⇒「馬の背の後ろの盛り上がったところを『さんず』といい、転じて
人の尻の上のところを『さんのず』という」とあります。
私も首の後ろの部分かと思っていたのですが違っていたのですね。

ぽっぽさんの「おおたけぼーず〜」は初耳です。多分「なりだけは大きいが肝心なところが抜けている」という意味の「口ずさみ」なのでしょう。


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まつさん 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月12日(日)14時47分59秒   引用
こんにちは、なるほど「魚の三の字」ですか!!
てっきり、山の山王寺かと思いました。
まあ、大東からならいざ知らず、仁多から三王寺が見えるわけないですよね。

それと、幼いころ、祖母が詠ってくれてた
「おおたけぼーずの、すっとぬけぼーず」
というのが、今でも思い出されますが、何の意味合いのうたでしょうか?
ご存知ありませんか???


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斬髪令 投稿者:金沢 投稿日: 2月12日(日)13時31分27秒   引用
「髷を斬る」ことの「斬髪令(ざんぱつれい)」が出されたのは明治四年のことです。
以後「散髪(さんぱつ)」のことを「斬髪(ざんぱつ)」といったと思われます。
まつさん のおっしゃるように当時の標準語だったと思われます。

それがいつの頃よりか「散髪(さんぱつ)」と呼ばれるようになったと考えられます。
中日辞典によると、現在の「理容」の「理」は「ものを整理する」の意です。
中国語には「理髪」という言葉はなく「美容」と混ぜ合わせて「理髪」という和製漢字語が作られたものと考えられます。


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さんのじ 投稿者:まつ 投稿日: 2月11日(土)16時38分11秒   引用
ぽっぽさん こんにちは。

インターネットで「さんのじ」を検索すると、魚の「ニザダイ」がヒットしましたが、首に関連したものは見当たりません。
この魚、尾びれの付け根に黒い四個の斑点があります。
眺めていると、この黒い斑点は、漢数字の「三」に見えてきます。(四個だけど)
それで、「三の字」と言うのではないかと想像しました。

そう思いながら、なおも眺めていると、人間の首の後ろもこういう形が現れてくるのではないか、と、ふと思いました。
頭をガクッと前に垂れると、首の後ろに脊椎が浮き出てきてポコポコっと似たような模様が浮き上がります。
その骨か節の部分を漢数字の「三」に見立てて、「さんのじ(三の字)」と言ったのではないか。
と、これはいつもの勝手な想像です。
どんなもんでしょう。


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さんのーじ 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月11日(土)11時21分40秒   引用
森田さん、こんにちは。
さんのーじ(さんのじ)の由来ですが、
どこから、来てるのでしょうか?
まさか、あの267号線畑の近くの三王寺山のことではないでしょ?
たしかに、出雲のくびんじゃくかも知れませんが?


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ざんぱつ 投稿者:まつ 投稿日: 2月11日(土)09時20分18秒   引用
続けて失礼します。
いつものようにインターネットでいろいろ覗いて見ましたが、「ざんぱつ」は「斬髪」の字をあてる場合が多いようです。
もちろん「散髪」も「ざんぱつ」と読むようですが。

辞書に登録の、「ざんぱつ」は共通語ではないでしょうか。


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ざんぱつ 投稿者:まつ 投稿日: 2月11日(土)08時26分37秒   引用
miyakeさんおはようございます。

あ、そうか。
明治の文明開化で「ザンギリ頭を叩いてみれば〜」の、あの「ザン」ですね。
「散切り」と書くのでしょうね。なるほど。


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どんがら 投稿者:miyake 投稿日: 2月11日(土)07時53分18秒   引用
体の話つながりで思い出したのですが・・・

「おっきゃん どんがらしちょって〜(大きな図体をしているのに・子供じゃないのに)」と言いませんか?どんがら、って 多分胴体ですよね?


‘散髪’と書いて サンパツ とも ザンパツ とも読む筈です。ザンパツ、だと 髷を結わないように髪を切る事を意味する・・・と 誰かに聞いた記憶があります。


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ざんぱつ 投稿者:まつ 投稿日: 2月10日(金)21時14分4秒   引用
ぽっぽさん今晩は。
辞書にもありますが、なぜ「さんぱつ」を「ざんぱつ」と濁るのでしょうかね。
もちろん、私も使います。
「さ」から始まる言葉で「ざ〜」となる出雲弁があるでしょうか。
他にちょっと思いつきませんが、なんででしょうね?。


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おおやまんぼし 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 9日(木)15時11分3秒   引用
えんどさんこんにちは!!
やっぱ大東ではいいませんよね。
根拠も何もありませんが、私はこう考えます。
山にたくさん木がはえて、まるで帽子のようである。

どなたかおしゃいましたが、昔は丸坊主、か五部刈り
が多かったですよね?

つまり、髪の毛が山の木のようになってるので、早く切れという
ことでは?
「まーじ はやこと ざんぱつせなー やまんぼしだがな」

もちろんわたしの想像ですが・・・

PS ざんぱつは嫌いです。ばりかんが嫌で いたていけんが・・・


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わたぼうし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)22時00分43秒   引用
まつさん あげでした「綿帽子」でした。ものが違いましたね。取り下げです。


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ぼうし 投稿者:まつ 投稿日: 2月 8日(水)21時39分14秒   引用
金沢さんこんばんは。
「わたぼうし」は、「綿帽子」と書くのではないでしょうか。


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ぼうし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)21時15分17秒   引用
どちらかというと小さくてかわいいものを「○○ぼうし」といいませんか。
まつさんの「わたぼーし」そのほか「つくつくぼーし」「だるまこぼーし」「かげぼーし」
・・・etc これらはみんな「○○法師」を当てたものですが。
髪の毛も「細くかわいく生えているもの」とみたてて「〜ぼうし」といったのかもしれません。


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ぼし 投稿者:まつ 投稿日: 2月 8日(水)20時59分6秒   引用
もりやまさん こんばんは。
「おおやまんぼし」は残念ながら今まで聞いた記憶がありません。
で、金沢さんが関連で「のぼし」を提示されましたが、あの野草は私も子供の頃クチャクチャ噛んだ記憶があります。
それで、「のぼし」を漢字にすると何だろうと思って「野穂子」、「野帽子」などと書くのかなといろいろ想像しました。
タンポポの綿毛は「わたぼうし」といいますよね。
帽子は、頭に関連した言葉です。

そこで、いつもの勝手な想像ですが「おおやまんぼし」は、「おおやまの(帽子)」ではないかなと。
何の根拠もありません。失礼しました。


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おーやま 投稿者:遠藤 投稿日: 2月 8日(水)19時31分57秒   引用
ぽっぽさん、私も大東ですが、おーやまはいいませんでしたか。
おーやまんぼしでやっぱり前半はおーやまと関係あると思いま
すが、どうですか。
ほしが分かりませんが、おいぼしとか言うときの人という意味か
もしれませんです。


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おーやまんぼし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)18時33分30秒   引用
「大山の法師」は面白いです。山の僧兵などというものは必ずしも剃り上げていたものではなくてむしろ「さんばら頭」だったとも考えられます。「坊主頭のはずが蓬髪である」ことが普通だったかもしれませんよ。それに例えたのかも。
大山(だいせん)には僧兵がいたようですが、湖陵とは文化圏が違いますね。

「おげんぼし」は確かに「おげ(産毛) の ほし」「おげ のぼし」・・・ ? ? ?
「のぼし」ってなんかないですかね。あの食べた「のぼし」はふさふさしてましたよね。
うーむ わからん。


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おおやまんぼし 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 8日(水)18時10分39秒   引用
〜ん〜が 〜の〜となると「おおやまの ほーし(大山の法師)」と僧兵の頭を連想しますが、おおやま がわかりません。飛躍すすぎですかね。

反対の言葉に、新生児の髪が薄いと、この子の頭は「おげんぼし」が生えちょう と言いました。
参考 おげ 羽毛のようなカビ


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 ↓ やしめ 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)17時51分41秒   引用
ぽっぽさん の 用例の「やしめ」は「安目」に見えますが。それなら訛ってはいても
共通語では ?


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やしめ 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)17時47分24秒   引用
いやー ぽっぽさん  私は「やし = 上手」というのを知らないのですよ。
「みやすい = たやすく、こともなく」の転訛した言葉でしょうか ?


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やしめ 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 8日(水)17時07分44秒   引用
金沢さん、こんにちは、
辞書には、「やし」(上手)ってありましたが「やしめ」は、(安め)
のことですよね?

「まーこぎゃんたいそなものもってこらいて、すまだったのー」
「えんやー、ほんね やしめだけん・・」(だいと)

こんな使い方でOKですか?

また、おーやまんぼしは、叔父に聞いてみたのですが大東では
言わんということです。


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おーやまんぼし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 8日(水)14時15分25秒   引用
遠藤さんのおっしゃるように「おおやま の ほし」が音便化して「おーやまんぼし」になったとも考えられますが、この「〜の」が助詞ではなく「おーやま伸ばし」という表現で
「平地」の筈のところが「森のようになっている」ことを指して「大山」と云っているのかもしれませんね。


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おおやまんぼし 投稿者:遠藤 投稿日: 2月 8日(水)12時17分50秒   引用
失礼。おおやまんぼし、とは知りませんでしたが、ん は出雲弁のの
だとすると、おおやまのぼしとなって、おおやまというものがなにか
意味があるような気がしますが。ほかに情報はないですか。


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おおやまんぼし 投稿者:遠藤 投稿日: 2月 8日(水)12時15分21秒   引用
おたであなかtおやまんぼしはしr


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おおやまんぼし 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 8日(水)10時13分56秒   引用
金沢さん お早う御座います。
子供の頃 男の子はみな丸坊主でした。坊主頭がボサボサに髪がのびた状態を「おおやまんぼし」と言います。


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おおやま 投稿者:金沢 投稿日: 2月 7日(火)22時14分13秒   引用
遠藤さん 「おおやま」は大山で、そのざんぱつ屋さん固有の髪の長いことの表現のようにも聞こえますが。

もりやまさん の「おおやまんぼし」とはなにを指していうのですか ?

【かみげ】
共通語 髪の毛
用 例 かみげがながんなったけんざんぱつ屋にえきてくーわ
用例訳 髪が長くなったから散髪屋にいってくるよ
採取者 遠藤[大東]


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おおやま 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 7日(火)18時38分24秒   引用
遠藤さん 今晩は。
湖陵あたりは「おおやまんぼし」と言いました。「おおやま」てて何でしょかねー。


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おおやま 投稿者:遠藤 投稿日: 2月 7日(火)18時24分7秒   引用
かみげで思い出しましたが、かみげが長くなって
井川みたいになると、ざんぱつやで「おおやま」
になっとーがね、などと言われました。


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かみげ 投稿者:金沢 投稿日: 2月 7日(火)10時00分44秒   引用
そげいや「かみげ」云いますよね。普通は「かみ」「かみのけ」ですよね。広辞苑にはないですが国語大辞典には方言区分で載っております。
出雲だけではないでしょうが方言ですね。
「おまえ かみげ摘んでこいや まーで ほえたみたいだがな !」


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えっとぐい 投稿者:miyake 投稿日: 2月 7日(火)08時57分28秒   引用
やっとぐい ではなくて やっぱり‘えっとぐい’と言います。卑しいほど沢山食べる事を言うように思います。

また話が逸れますが、髪の毛の事、‘かみげ’と言いませんか?眉毛・まつげ・鼻毛・胸毛などは‘○○げ’なのに、髪の毛だけは標準語では‘髪毛’にはなりませんよね。これって出雲弁?


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えっとぐい 投稿者:金沢 投稿日: 2月 7日(火)01時07分27秒   引用
わださかさん こんばんわ そら「えっとぐい」の間違いだふあーませんか ?

まつさん 「鳥追い」と「瞽女」は違います。「瞽女」が一人旅などできるわけがありません。時代劇で見るのは「鳥追い」でたいていは「密偵役」ですよね。
あの番組は私も思い出せません。


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発見! 投稿者:わださか 投稿日: 2月 7日(火)00時24分51秒   引用
話題に添った書き込みでなくてすみませんが,掲載されていない言葉を発見して興奮しましたので
書き込みます。
その出雲弁は「やっと食い」・・・使いませんか?
腹いっぱい,もういいって言うほど食べると言う意味です。
「カニは高いだけんやっと食いすうほど買われんがね。」
訳「カニは高いから腹いっぱい食べるほど買えないよ。」


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鳥追い女 投稿者:まつ 投稿日: 2月 6日(月)20時26分29秒   引用
鳥追い笠をかむり三味線を抱えて歩く、というと時代劇に出てきそうですね。
昔、松山よう子さん?だったかがそんな役をやっていませんでしたか?。
相手役は大信田礼子さんだったような・・・。
スポンサーが大塚製薬で。あの番組名は忘れましたが。
あれが、「鳥追い女」なんでしょうかね。
瞽女さんは、目の不自由な方だとも思っていましたが、瞽女さん=鳥追い女なんでしょうか。
農耕文化から(だと思う)出てきた行事が、芸能化していったと言うことでしょうか。


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ひまぶらし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 6日(月)16時44分45秒   引用
ははー なるほど そら奥方に軍配ですね。「まぶしい」は古語でも「まばゆし」ですから
「〜ぶらし」の方が元の言葉でしょう。「ひな〜」はないですよね。

「ひまぐらし」は多分私の聞き違いで「ひまぶらし〜」と云っておられたのかもしれませんね。もうその方はおられませんので確認のしようがないのですが、宍道の方ですからそちらの方の友人にでも聞いてみましょう。


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眩しい 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 6日(月)16時22分50秒   引用
ぽっぽさん今日は。
いろいろ詳しく教えていただき勉強になりました。有難うございました。

金沢さん 今日は。
「まぶしい」ことを少し違いますが使っていました。うちでは家内は「ひまぶらしてえけんわ」私は「ひなぶらしてえけんわ」と掲示板を見て論しています。どうも私が不利のようです。最近はあまり使いませんね。


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ひまぐらし 投稿者:金沢 投稿日: 2月 6日(月)14時28分19秒   引用
「ひまぐらし」は「まぶしい」の意で使われていたような思い出があります。
職場の長老が「おい 金沢君 そこのカーテンしめてごさんか ひまぐらしていけのわ」⇒「おい金沢君そこのカーテンしめてくれないか まぶしくてかなわんよ」。
使いませんでしたか ?


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ごぜ 投稿者:金沢 投稿日: 2月 6日(月)14時24分12秒   引用
そうそう 「ごぜ」ってありましたね。小説でしか見たことはありませんが、なにやら怪しげな雰囲気があります。
ただ、その「ごぜ集団」が出雲までやってきて・・・というくだりはあまり賛成できませんね。

「鳥追い」も「ほとほと」も、とーの昔にだんだん伝播して広まった風習だと思いますね。
「富山の薬売り」なら来たのでしょうが「盲目の遊女集団」が全国津津うらうらを回ったとはとても思えません。

「ほとほと」や「鳥追い」が、近代化の波にさらされ、つまり人々の交流が盛んになるにつれて地域の「輪」が壊れてゆきやがて滅んだ、とみるのが妥当のような気がします。


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ほとほと2 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 6日(月)11時48分9秒   引用
こうしてみると、
やっぱ、小正月にまわってきたのは、出雲人ではなく
東北のごぜ集団だったかもしれませんね?

ま、出雲の風習であれば、いつまでも残るとは思うのですが?
あくまでも私の推量ですが(^^;;


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ほとほとについて 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 6日(月)11時39分46秒   引用
もりやまさん こんにちは。
ある文献によれば、鳥追いは東北陸地方で始まり菰小屋に虫がつくきさらぎ
つまり小正月に小屋を焼く行事だったようです。
これがとんと焼き、ドンと焼き、の始まりで各家々を回り不要になったもの
など集め神におかえしする意味でものだとおもわれます。

はたして、それが出雲地方に渡り、ほとほとと呼ばれるようになったかわかりませんが?
やっぱり、掛け声からでしょうか?

もうひとつ文献を
鳥追い、1月15日を小正月といい、民間では古くは小正月の行事が正月の中心行事だったという。旧暦では1月15日の夜は満月である。秋田の「なまはげ」など、元は小正月の日に行われた新年の行事も多い。

 瞽女(鳥追い女)とは、三味線を携え農村・山村を巡る盲目の女性遊行芸人である。ゴゼサン・ゴゼサなどと呼ばれた。「一年のほとんどが旅で明け暮れ、目的の村に着くと<瞽女宿>という泊まりつけの家に荷をおろしては、家々を門付けし、夜になれば、村人が集まり瞽女の本領である段物や口説、民謡などをきかせ、喜捨の米や祝儀が収入となった。」(「新潟県県民百科事典」)新潟県内では、高田瞽女・長岡瞽女が2大組織だが、柏崎近辺では刈羽瞽女とよばれる集団が存在した。



「三味線をこわきにかかえ、門づけ歌や段物・くどき・はやり歌などを歌い歩いた盲目の遊行芸人″瞽女(ごぜ)″の組織は、昔は関東・北陸から九州にいたる広い地域にわたって随所に見られたというが、越後に本拠におく瞽女集団が最も発達し、かつ近年まで存続してきたということは注目すべき現象であり、雪国という風土や社会環境のしからしむるころが大きいと思われる。……」


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ほとほとの続き 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 5日(日)19時38分20秒   引用
まつさん 今晩は。
親父も私も育った所が‘山家’で家がまばらで「ほとほと」が回って来なかったのか、あるいは親父の子供の頃(大正十年ごろ)にはすでに廃れていたかもしれません。親父から「ほとほと」の話は聞いた記憶はありません。
祖母の子供の頃(明治三十年ごろ)の話で、案外早い大正期にすたれたでしょうかね。

ホトホトが先か鳥追いが先か、いずれにしてもルーツは同じことは考えられますね。

奥野さん ホトホトが掲示板を独占してすみません。


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ほとほと 投稿者:金沢 投稿日: 2月 5日(日)18時44分58秒   引用
追加でごめんなさい。
「ほとほと」という風習はもちろん松江にもあったと確信しています。なぜなら出雲の各地にあって今はほとんど廃れている「亥の子さん参いり」の歌が私の通った雑賀小学校史に載っているからです。これらの風習は松江ではいち早く廃れたのでしょう。


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鳥追い 投稿者:金沢 投稿日: 2月 5日(日)18時35分57秒   引用
まつさん こんばんわ。
「ほとほと」と「鳥追い」はまったく同じルーツのものだと確信しますね。というのは
どちらも「顔を隠す」という点で一致しているからです。
女が三味線を持って歩く「門つけ」のことを「鳥追い」といいますよね。被っている笠は
「鳥追い笠」といいますね。これも顔を隠すためのものですから同じルーツでしょう。

小正月になぜ顔を隠すのかよくわかりませんが小正月が別名「女正月」と呼ばれていることに関係があるのではないかと考えております。つまり「女」が「陰」であるという差別からきているのではないか、などと思いを巡らします。
私の課題にしておきたいです。


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掲載案 投稿者:まつ 投稿日: 2月 5日(日)18時09分31秒   引用
金沢さんこんにちは。
「ほとほと」を旨くまとめていただきありがとうございます。

もりやまさん、お気遣いありがとうございます。
しかし、もりやまさんが最初に書き込まなければ取り上げられなかっわけで、金沢さんの提案されたまとめでいいと思います。

もりやまさんのお祖母さんの子供の頃の思い出話ということは、明治から大正の頃でしょうか。
それ以降は絶えてしまったということですね。
もしかしたら、その時代は出雲の他の地域でももっと広く「ほとほと」が行われていたのかもしれませんね。

それと、「ほとほと」と「鳥追い」は同じルーツではないのかな、とも思いました。


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しじめ 投稿者:金沢 投稿日: 2月 5日(日)14時30分39秒   引用
ははは ぽっぽさん 「しし鍋」はよかったですね。関東人には ま ムリでしょうね。
昔は松江でも「しじみ売り」が町を流して歩いたそうです。「しじめー しじめー」という売り声を聞いた他県の人が「松江ではスズメを売っているのか !」と驚かれた、という話しをなにかでみたような気がします。


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掲載案 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 5日(日)11時30分51秒   引用
金沢さん 今日は。
私のおぼろげな記憶が明らかになり、文章化されるのはたいへん嬉しいことです。
それにしても まつさん の初めて聞いたがなにか頭に残る が発端で「鳥追い」から始まって明らかになりました。祖母の生家と まつさんは同じ地区です。昔ホトホトが盛んで記憶に無くても小さい頃そんな話を聞いておられたかもしれません。
提供者に 第一功労者のまつさんもお願いします。

蓑傘姿で縄に通した小銭をジャラジャラさせながら「ほとほとほとー ホトホトホトー」と
家々を回る 想像しただけでおんぼらとしたよき時代でしたね。

そことも言われん掲載案です. 有難うございました


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しし 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 5日(日)10時12分41秒   引用
金沢さんのまとめで、ほとほとも無事終了おめでとうございます。
先日、島根に帰りおばが細君に「まーえらかったでしょ!おなかがしーちょません?
ししでもとーませんか?」
細君「いやーしし鍋はあんまり好きじゃないですw」
私は、もちろん、すし、だとわかってましたが笑い転げてしまいました。
イントネーションをもうちょっと聞けよ、っていいたいですよね。

関東人には、むりですかね??


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ほとほと 投稿者:金沢 投稿日: 2月 4日(土)23時50分55秒   引用
「出雲の生活と言葉」への投稿案です。みんなしてまとめられたものですから これは
たたき台 と考えてください。ご意見をください。

『ほとほと』(小正月の夜に行われる子供を主体とした地回り行事)

古語辞典(三省堂)に「ほとほと」という語が載っている。語意をみると「戸をたたく音」
や「斧で木を切る音」。コンコン、トントン。『戸を ほとほとと うちたたく者出来たり(平家物語)』。とある。

この古語の擬音語「ほとほと」をそのままとった行事が出雲を含む中国地方に残っていた。
それは、一月十五日のいわゆる「小正月」の夜に行われ、行事の内容は東日本一帯に広がっている「鳥追い行事」とまったく同じものである。

行事は、小正月の夜、顔を隠し、蓑笠姿になった子供たちが「ほとほと」と唱えながら各家を回り餅や祝儀を貰うのであるが、特徴的なのは、別掲の「亥の子さん詣り」や「ふだおっつぁん」のように大声で騒ぐのではなく、その名のとおり静かで、どちらかというとうらさびしいものであったという。

この行事は湖陵の森山さんの家で、お祖母さんから以前聞いていたということからわかったのだが、そのお祖母さんによると「夜歩くときには縄に穴あき銭を通したものをぶら下げていた」ということであるから、おそらく一種の「鳴らし具」として用いられたものであろうか。
サイトによると、この「ほとほと」は安来や鳥取の生山(日南町)に今も残っている。

提供者 [森山:湖陵] 記録者[金沢:松江]


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ほとほと 投稿者:金沢 投稿日: 2月 3日(金)19時48分22秒   引用
いやー 実際にやったことがないと用例は無理ですよね。まつさん のおっしゃるように
この手のものは「出雲の生活と言葉」で記録しておくのが妥当ですね。
私にまとめさせてください。案文を後日提示します。


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ほとほと 投稿者:まつ 投稿日: 2月 3日(金)19時30分3秒   引用
いやー、大団円ですっきりしました。

「ほとほと」の記録は、出雲地方の行事とか祭りなどの区分がトップページにあったらと思うのですが、おくのさん、どんなもんでしょう?。


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ほとほと 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 3日(金)18時20分56秒   引用
皆さん ありがとうございました。
私の微かな記憶が明らかになり大変うれしいです。
ぽっぽさん御提示のURLやmsn.co.jp等で検索すると、安来市にもありましたが見出しだけで詳しいことはわかりません。となりの日南町の行事に載っていました。まつさん の推察されたように東日本の「鳥追い」と呼び名は違うが日時から目的も似ています。

祖母の話では銅銭を縄に通したものをぶら提げていた、と言ったような記憶があります。祝儀が出たとなると、昔のことですからお札ではなく一文銭?などですから縄に通して持っていたのでしょうね。勝手な想像ですが、ホトホトホトーと言いながらぶら提げた銅銭をジャラジャラいわせたかもしれません。

ホトホトは体験したわけではなく、聞いた昔話をおぼろげに記憶していただけですので、用例は金沢さんお願いします。


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ほとほと 投稿者:金沢 投稿日: 2月 3日(金)00時51分44秒   引用
ぽっぽさん おひさです。有り難うございました。なんだ そういうことですか !
最近こんなことがちょこちょこあります。ホトホト自分がいやになりますね。

広辞苑には次のように。「正月十四日の夜に、青少年が顔を隠し,蓑笠姿で「ほとほと」と唱え、戸毎に訪れ、餅、祝儀などを貰う行事」。つまり「ほとほと」の第一義は「戸をたたく音の意」で、その(古語の)擬音語からきた言葉でした。

これは森山さんが「うらさびしい行事〜」とおっしゃっていることを裏づけます。

まつさん ほんに「女○」だなどと、そんなことあるわけない ! こらえてごしない。

これではっきりしましたね。そのような行事が中国地方にそれも出雲にもあって、そのわずかな断片を森山さんが湖陵で聞き伝えておられたことが ! それに季語でもあるという。

森山さん 用例を作ってみていただけませんか。


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ほとほと 投稿者:まつ 投稿日: 2月 2日(木)22時17分20秒   引用
ぽっぽさんこんばんは。

情報ありがとうございます。
私は「鳥追い」にこだわってインターネット検索していましたが、ぽっぽさんの指摘で「行事 ほとほと」で検索したら結構ありました。
思い込みはいけませんね。
県内でも、安来や三隅などで行われているみたいですね。
俳句で「ほとほと」は、新年の季語である、と紹介してあるところもありました。

しかし「ほとほと」がなんなのかは、結局よく分かりません。


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ほとほと 投稿者:ぽっぽ 投稿日: 2月 2日(木)21時01分12秒   引用
世間一般に言われる、ほとほととはまた、違うものですか?
ネットの辞典は下記のリンクで引いてみたのですが
まーよー わかーません(^^:
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?sv=DC&pg=jiten_ktop.html&col=KO



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ホトホト 投稿者:まつ 投稿日: 2月 2日(木)20時35分47秒   引用
金沢さんこんばんは。
まさか、女性器を連呼して歩くとは思われません。
私は、鳥の鳴き声から来ているのではないかと思っているのですが。
「鳥追い」が出雲にもあったのではないかと・・・。
まあ、希望的な想像ですが。

ところで、先の金沢さんの書き込みは「ホトホト」が旧正月の行事として国語大辞典に記録されていると言うことなのでしょうか。
わたしは国語大辞典を持っていません。


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一人称の感動詞化 投稿者:金沢 投稿日: 2月 1日(水)21時51分20秒   引用
連続で失礼します。
くまさん はじめまして。おっしゃるとおり「一人称の 私」の意です。
広戸敦先生(出雲市出身 元島大文学部長)の「山陰方言の研究(昭和二十五年刊)」に
「第一人称が感動詞化するケースはきわめて多い」とされ「あだん」「あちゃ」はそれに当たる。出雲方言では「複数、単数の区分はない」とされます。

共通語の「あれっ(ー)」もそうでしょうか。


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ほとほと 投稿者:金沢 投稿日: 2月 1日(水)21時32分15秒   引用
もりやまさん こんばんわ ほんとですね「ほとほと」はどうも旧正月(十五日)の行事のようです。旧正月は別名「女正月」というそうですから それで「ほとほと ? ? ?」でしょうか ? 中国地方に残る行事としかわかりませんでした。どんなことをしたのでしょうかね。

奥野さん 国語大辞典の方言区分に「ほとほと」が二つあります。一つは副詞の「ほとほと」でしょうが、もう一つがこれかもしれません。
意味や分布を調べて頂けないでしょうか。

遠藤さん 「べんとがら」共通語は ? と云われると、うーん ・・・ですが、多分「おべんとうばこ」ではないでしょうか。


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Re: あだん 投稿者:くま 投稿日: 2月 1日(水)21時26分28秒   引用
> 「あだん」ですが,「あだーん」でのっています。
うっかり見落としていました。失礼しました。

> 出雲弁Tシャツ,面白そうですね。都会に出ている兄弟に送ってやりたいですね。
松江市和多見町「スギタニ」という酒屋(伊勢宮の大通り)で売っているそうです。

> あだん  私(女性)  奥部出身の人が多い
感嘆詞の「あだーん」の語源はやはり、私「あだん」なんでしょうか?
「あらわたし・・・」って感じに、言葉に詰まった状態ということですか。


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鳥追い 他か 投稿者:もりやま 投稿日: 2月 1日(水)20時31分20秒   引用
鳥追い 少し検索してみましたが東日本に多い行事ですね。小正月にトンドと五穀豊穣(有害鳥獣退散)を兼ねた行事ようで、大小の太鼓が登場するところみると賑やかな祭りのようす。ホトホトは反対に裏寂しい声で家々を回ったと聞きました。「鳥追い」のように五穀豊穣を祈って歩いたのか、ただの物貰いに歩いたのか聞いていません。関係あるのかは全く解りません。

miyakeさんの「ことー が くぅで」は家あたりでも「ことーぞ が くーぞ」と言って脅されました。
親父の子供の頃は少し大きくなり「ことーぞ」や「ホトホト」の脅しが効かなくなると「鰐渕寺小僧に出すぞ」と脅されたそうです。

あだん  私(女性)  奥部出身の人が多い
おらだん 私(男性)  平田の知人(八十歳ぐらい)がよく使っておられます。
年配の人ですが時たま聞きます


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べんとがら 投稿者:遠藤 投稿日: 2月 1日(水)20時04分10秒   引用
私も毎日べんともちなのでべんとがらをださんと
べんとをつけてもらえません。
単なる弁当箱と違って、出雲弁だけのニュアンス
でおもしろいです。共通語でなんて言うのですか
ね。


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鳥追い 投稿者:まつ 投稿日: 2月 1日(水)19時32分31秒   引用
金沢さんこんばんは。

私も詳しくは分かりませんが、旧正月に農業の害鳥を追い払う行事で、子供たちが歌を歌いながら家々を回りお菓子をもらったりするそうです。
インターネットで「鳥追い」で出ます。

前回、本を読んでと書きましたが、じつは漫画の本です。
つげ義春氏の漫画の中で、雪の中を子供たちが歌いながら歩く場面があったのを覚えていました。
もりやまさんの、「ホトホト〜」の話も、「旧正月に子供たちが家々を回ってお菓子をもらう」と書いておられましたので、まるで「鳥追い」そっくりの話だと思ったのです。
インターネットで見た限りでは、行われるのは東日本から北日本とあります。
それが、昔湖陵でも行われていたとなると面白いですね。


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鳥追い 投稿者:金沢 投稿日: 2月 1日(水)13時17分59秒   引用
ところで「鳥追い」とはどんなものてだすか ?


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べんとがら 投稿者:金沢 投稿日: 2月 1日(水)13時13分36秒   引用
懐かしいです。「べんとがら」 ! 「もどったら べんとがら わすれんこに だいちょきないよ !」母の声がよみがえります。

くまさん発信のTシャツおもしろいです。「あだん = Oh,my GOD !」傑作です。

「ホトホト」追求してみようではありませんか。

【べんとがら】
共通語 空いた弁当箱
用 例 べんとがらどま いわれでもだいちょきないよ !
用例訳 空になった弁当箱ぐらいは 云われなくても出しておきなさいよ !
採取者 miyake [ ]


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Re:あだん 投稿者:わださか 投稿日: 2月 1日(水)12時16分59秒   引用
出雲弁Tシャツ,面白そうですね。都会に出ている兄弟に送ってやりたいですね。
「あだん」ですが,「あだーん」でのっています。


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あだん 投稿者:くま 投稿日: 2月 1日(水)11時53分31秒   引用
某MLで「出雲弁Tシャツが発売されている」との情報が寄せられました。
「だんだん Thanks!」
「酔いたんぼ Drunken man」
「まねなかね? How are you?」
「だらず It's silly!」
といった言葉がバックプリントされているそうです。
英語併記なのが楽しいですね。

「あだん Oh,my god!」
というのも計画中だそうです。
そこで、このサイトの辞書を引いてみたところ、
「あだん:ありゃまあという感嘆詞」が載っていません。
雲南地区や安来近辺の、ほとんど女性だけの言葉です。
年配者しか使わないと思っていたら、最近は若い人たちが
ギャグとして使用しているようです。


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そうざ 投稿者:miyake 投稿日: 2月 1日(水)08時52分28秒   引用
「そうざ」さんと同じ様に、東出雲には「かんだよっさん」という方がおられて、多分知的障害者だったのでしょうが、そこここのお葬式には詳しかったそうです。子供達がからかって‘かんだよっさん、今何時?’と聞くと 何時でも必ず‘4時5分前(だったと思う)’と答えたそうです。

子供の頃 恐らかされた言葉は、「ことー が くぅで」で、‘ことー’が‘子盗り’だと分かったのは大人になってからでしたが・・・何となく怖かったですね。ホトホトって何か知りたいです。

関係無いですが、食べ終わった弁当箱の事、‘べんとがら’って言いませんか?「べんとがら どま 言われでも 出しちょけ!」って 良く言われましたが。


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ホトホト 投稿者:まつ 投稿日: 1月31日(火)23時42分27秒   引用
「鳥追い」の行事は本を読んで知っていたのですが、東北地方とか雪国の行事だと思っていました。
それが、湖陵にもかつてあったのかと思ったら、ちょっと感動して思わず記録に残したいと書き込んでしまいました。

でも、これは「ホトホト」が鳥追いの行事だとは確認されていませんので、私の先走りかもしれません。

もりやまさん、「鳥追い」でインターネット検索してみてもらえませんか。
それとは違うものでしょうか?。


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確認と訂正 投稿者:もりやま 投稿日: 1月27日(金)21時21分35秒   引用
槙野本の未確認語彙
見落としていました。
【そこともいわれん】
共通語 注意が行き届き非難のしょうがない
用 例 都合で常会の準備に遅れたね、みんながそこともいわれんやね用意してごさいた
用例訳 都合で常会の準備に遅れたが、皆さんの注意が行き届いた準備で非難のしょうがない
でどうでしょうか。

先日の「せがらかす」ですが まつさんと同じく「しぇがらかす」に訂正します。


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ホトホト 投稿者:金沢 投稿日: 1月27日(金)00時04分0秒   引用
まつさん こんばんわ 「ほとほと」もちろん確認さえとれれば登載されますが。たしかになんか「鳥」のような感じですね。
槇野本には「あじきとぎ(小豆研ぎ)」のお話が載っております。「はよ ねんと あじきとぎ が あじきシャカシャカてってくーでね」。

「そーざ」は松江だけのものです。大正か昭和一けたの者なら誰でも知っております。
葬式があると、どこからともなくやってきて下駄などをそろえて、駄賃が五十銭くらいだったでしょうか。町の人気者というか名物でした。いつどうして死んだのか誰も知りませんが松江のどこかで野垂れ死にしたものと思われます。出雲弁とは関係ありません。


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ホトホト 投稿者:まつ 投稿日: 1月26日(木)21時58分44秒   引用
もりやまさんの「ホトホト」は何か記録に残しておきたいですね。
他の地域に残る「鳥追い」を連想します。

「そうざ」は実在の人物ですか?。
松江だけで知られている人なのでしょうか。
金沢さん、もう少し教えてもらえませんか。


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おじぇもん 投稿者:まつ 投稿日: 1月26日(木)21時26分26秒   引用
子供の頃、躾の為かなんなのかよく解りませんが、
「○○が くー じ」(○○が、来るぞ)とか、
「○○ ね ちぇーて えくじ」(○○に、連れて行くぞ)
等と、おそらかせ(恐れさせ)ながら 言って聞かせられました。

その、「○○」がもりやまさんは「ホトホト」だったり、金沢さんは「そうざ」(これ、私は初めて聞きました)ですが、その他に皆さん「○○」に該当する思い出とかありませんか。
私の場合は、なんだつーと ねじんらじ ね いれられて おーました。
まー えけづご だった わけですが・・・。

おじぇもん→恐ろしいもの です。


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せがらかす 投稿者:金沢 投稿日: 1月26日(木)21時02分31秒   引用
同じ出雲でも地方によって少しづつ言い方が違うもんですねー。平田では「せかかす(辞書登載済み)」松江では「せびらかす(済み)」いずれも「からかう」の意味です。

「ホトホト」はなんでしょうかね。怖い物に例えるとなんでも使えますから、たとえば松江では「そうざ(宍戸宗三郎)」という有名な「ほいた(乞食)」がいて「そげにほえてばっかおーと ソウザがきて ちぇてえのーけん」などといわれたものです。

【せがらかす】「せかかす」の副見出しに。

【(腹が)さがる】
共通語 腹がくだる、下痢気味だ
用 例 ちと腹がさがーぎみだとまつしゃぃの
用例訳 少し下痢気味だよ
採取者 金沢[松江]


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せがらかす 投稿者:もりやま 投稿日: 1月26日(木)19時54分21秒   引用
まつさん 今晩は。
孫を「せがらかす」のが趣味でして嫌われています。「おそらかす」より「からかう」だと思います。最近は孫も大きくなり「せがらかし」があまり効かなくなりました。


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せがらかす 投稿者:まつ 投稿日: 1月26日(木)19時40分20秒   引用
もりやまさん こんばんは。

「ホトホト」は初めて聞いたような気がしますが、しかし、頭の奥になんか聞いた様な感じがあります。
何でしょうかね。デジャヴ見たいな感じです。
ところで、子供をそんな風に脅したりするのを「せ(しぇ)がらかす」と言う言い方はしませんか。
「あげん せがらかす だ ないが」
みたいな。
「あげん おそらかす だ ないが」
と言う言い方もしますが、
「せがらかす」は、からかうようなニュアンスですかね。


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〜しさがー他か 投稿者:もりやま 投稿日: 1月26日(木)19時20分50秒   引用
こだまさん 今晩は。
しさがー うちあたりも 怒ったときよく使います。

旧正月が近づきました。昔 冬の夜子供たちが家々を回り、門口で「ホトホトホトー ホトホトホトー」とうら寂しい声で餅やお菓子を強請って歩いたそうです。「ホトホトが来た」と餅などを出した、と祖母から聞きました。
幼児が言うことを聞かなかったり、夜なかなか寝なかったりすると「ホトホトにやるぞー」
と脅したそうです。「ホトホトホトー」の意味はわかりません。明治頃の農村の話です。


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〜さがー 投稿者:こだま 投稿日: 1月26日(木)10時58分29秒   引用
ところで さがる につけて こんな言い方をしませんかしら
「こんなはけちなもんだのー あげなことを しさがってからーに」
など にくんだ 軽蔑したようないいかたですね。
やりさがる しさがる 行きさがる など。


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さがる  つける 投稿者:金沢 投稿日: 1月25日(水)17時44分54秒   引用
今岡さん「さがる」は、広辞苑「時が過ぎる」、新明解「ある定められた時間が少し過ぎる」とありますからほとんど標準語でしょう。関東で聞かれませんか ? 今時「二時さがり〜」などとあまり云いませんわね。

遠藤さん 「弁当をつける = 弁当をつくる」はあまり聞きませんね。「飯をつける」からの連想語か「盛りつける」からきた省略語かもしれません。
分布があれば方言かもしれません。


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さがー 投稿者:いまおか 投稿日: 1月25日(水)00時31分39秒   引用
(遠藤さん、ごめんなさい)金沢さん、正露丸の言われはやはり「征ロシア」で、日露戦争に発端があると私も聞いています。ところで、同じ「さがー」の使い方で、「2時さがーから仕事にさばーか!」という言い方は出雲だけの表現でしょうか。よく、「昼下がり(の情事)」という言い方は耳にしますが、具体的に時間を入れての遣い方はこちら関東ではあまり聞きませんが.....。意味としては、xx過ぎから、となるのでしょうが。


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(無題) 投稿者:遠藤 投稿日: 1月24日(火)22時13分35秒   引用
ご飯を盛ることを つける と辞書にありますが
弁当を作る、こともべんとつけてごせ と言いますね。


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征露丸 投稿者:金沢 投稿日: 1月24日(火)00時40分33秒   引用
今岡さん こんばんわ そうでした ! 「腹○○」というときは「腹くだし」「腹くだり」でした。話しとしていうときのみ「腹さがー」でしたね。
昔は「征露丸」と書きました。日露戦争で兵隊さんが持っていった、というイメージですかね。戦後はなってさすがにまずいので「正露丸」になりましたが。


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さがる 投稿者:いまおか 投稿日: 1月23日(月)22時54分11秒   引用
金沢さん、こんばんわ。
思い出しました、「腹さがーがする」「腹がさがってえけん」と、よく使いました。「くだす」を使うときはたいがい決まって「腹くだし(の薬、例えば「正露丸」のような)飲まなえけんじ!」ではなかったでしょうか。覚束ない記憶ですが.....。


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さがる 投稿者:金沢 投稿日: 1月22日(日)14時13分37秒   引用
「おとっつぁん しょっちー便所がよいだね」「おん ちと さがーぎみだとまっしゃいの」。
「さがる = 下痢する、くだる、くだす」。広辞苑の「さがる」には「下痢する」の意はないようです。我が家では「腹くだり」とは云っても「腹がくだー」とは云っていなかったようで、もっぱら「さがる」でした。


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する 投稿者:金沢 投稿日: 1月20日(金)18時23分34秒   引用
まつさん こんばんわ そうですね出雲は「そー」ですよね。
NHKのアナさんもお国言葉がつい出たのかもね。


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する 投稿者:まつ 投稿日: 1月19日(木)20時46分6秒   引用
金沢さん今晩は。
リンゴを する とも言いますね。
リンゴを おろす が正しいんじゃないかと思うのですが・・・。
共通語かどうか解りませんが、出雲弁でもないような気がします。

すりおろす の方がより正しいのかもしれません。
しかし「だいこ しって ごいた」などの言い方は、普段よくしています。

髭は そー と言う言い方をしていますね、私は。


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(髭を)する 投稿者:金沢 投稿日: 1月19日(木)18時57分21秒   引用
今日相撲を観ていたら NHKのアナが「北の海 今日は ヒゲをすって出てきました」
と云ってました。「ヒゲをする(そる)」も標準語ですかね ?


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さす 投稿者:金沢 投稿日: 1月17日(火)19時44分21秒   引用
広辞苑にも載っている動詞ですが。「しゃんこと おらに さすだかや」⇒「そんなことを 俺に させるのかい」。
「さす = させる」なのですが、こんな使い方しませんか ? 国語大辞典には方言の区分であげられています。

私は国語大辞典の索引しか持っていないので分布も活用もわからないのですが、どなたか教えて頂けませんか。


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しいらける 投稿者:金沢 投稿日: 1月16日(月)18時36分7秒   引用
こだまさん こんぼんわ 本辞書に「しいらける = ひからびる」があがっていますが、多分これではないでしょうか。一般に「しらける = 具合が悪くなる、間がぬける、気分がさめる」がありますが、これも同源でしょうか。

「しいら = 粃」は松江では知られていないことから「粃」が原義で松江の「シイラ」は語呂合わせ、ということで書き直すことにいたします。どうも有り難うございました。


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つづき 投稿者:こだま 投稿日: 1月16日(月)16時44分44秒   引用
思い出しました。しいらけちょる という言葉があります。
貧相な様子のことですね。
「えらいしいらけたやーなやつばっかしだが ことしゃー
こげね年が悪かったかいのー こーじゃー儲けにゃーならんのー」


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足でものいー(云う) 投稿者:金沢 投稿日: 1月16日(月)16時38分9秒   引用
こりゃ叱られますわね。したことはありますが、叱られたことはありません。
ありそうなお話ですけど。どなたかお聞きになったことはありませんか ?


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しいらご 投稿者:こだま 投稿日: 1月16日(月)16時37分4秒   引用
軽い気持ちで言っていたのですが しいら は お米の
実入り不十分な粒のことを指したのでしょうね。それが
魚にも 人間にも広がっていったものだと考えますか。
稲が先か 魚が先か など 私はあまり拘りませんけど。
いけませんかしら。


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もっと参加を ! 投稿者:金沢 投稿日: 1月15日(日)21時03分56秒   引用
ははは もともと、これは事件ではありませんです。騒いでいるのは私一人で争いがないですもんね。ただ証言席が少しね・・・。これからももう少し参加をしてください。

そこで こだまさんに改めてお願いします。仁多で「しいらゴの〜」といわれているのは「稲の粃」のことでしょうか ? それとも「魚のシイラ」のことでしょうか ?

あの「出雲の生活と言葉」への投稿を書き換えようと思っているもんですから、よろしくお願いいたします。


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被告席から 投稿者:f-k 投稿日: 1月15日(日)20時09分41秒   引用
1・なんとかしろといわれても・・・・
2・「事件」のポイントは、金沢さんの「まとめ」の通りです。
3 「松江では、魚の(しいらご)だが、(しいら穂)が原義で、他に(しいらもん)の   用例もあるよ」と、一言注記を入れれば済むことが、これほどの「事件」になること自  体、理解に苦しんでいます。
4・これから先は、共同運営管理者のかたがたの「判決」に従います。ご指示があれば、こ  れまでのメール投稿の一切を取り下げます。
5・ご指示、お待ちします。


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シイラ 投稿者:金沢 投稿日: 1月15日(日)16時33分6秒   引用  編集済
どうも少し議論が混乱しているようです。
今、問題になっているのは「魚のシイラの語源」はなにかではなく。
@ 松江では なぜ「(魚の)しいらゴのさきばしり〜」と考えられているのか ?
A 木次や仁多では「しいらゴの〜」と云われ、西部や安来では「しいらボの〜」といわれているのはなぜか ? ということです。

だいたい「しいらボのさきばしり」の語源は「先走った穂は粃であることが多い ⇒ 小者のお先棒かつぎ」でしょう。これが『原義』であることはまちがいないでしょう。

@松江で「シイラの子供は先ばしって先に食べられる」と言われているのはウソです。調べてみましたが「シイラ」にそんな習性はありません。
松江では「粃」のことを知らなかったので「単なる語呂合わせ」で「シイラは魚のシイラだ」ならばそうであろう。と理屈をこじつけたのです。それがそのまま広まってしまった、というのが実状でしょう。言葉は、使われたら間違いであろうとなかろうと通用してしまいます。

Aしかし仁多、木次の「しいらゴ〜」は魚のシイラではなく「粃」のことでしょう。
この「〜ゴ」は「やんちゃゴ」「いけずゴ」の「ゴ」で、湖陵の「しいらモン」と同じく
「うすっぺら野郎」というほどの蔑称でしょう。

それとも仁多や木次「魚のシイラ」でしょうか ? だとすると一大事ですね。

f-kさん こんな混乱のスレ元はあなたですよ。なんとかしてください !


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マンサク 投稿者:もりやま 投稿日: 1月15日(日)13時38分7秒   引用
話がいろいろ変わってすみません。話を戻します。
シイラ=マンサクの呼び名ですがうちあたりの説です。
シイラ=秕=不作の呼び名で縁起が悪いので一転 反意語の豊年満作のマンサクとなった。と言われています。


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しいらご 投稿者:こだま 投稿日: 1月15日(日)12時35分52秒   引用
元は 肉の薄い干からびた魚 ということから
中身が伴っていない ということに 転移した
のではないでしょうか。


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慣用句 投稿者:もりやま 投稿日: 1月15日(日)09時15分23秒   引用
盛り上がっているところ話題を変えるようですが。

 【あしで ものいー】
  (足で もの言う)
立ち話中 何気なく足でものを指したり、簡単な図面を書いて説明したりすることです。
私がやったのか他の兄弟がやった時かは覚えませんが「あしでものいー ててな こぎゃん無作法で相手さんに失礼なことはないけんな」ときつく怒られ戒められました。
小さなことですが、六十数年経っても忘れられない、残しておきたい慣用語語句です。


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こぶれご 投稿者:金沢 投稿日: 1月14日(土)20時36分39秒   引用
もりやまさん ありがとうございました。f-kさん 「こぶれご」を登載いたします。

【こぶ(び)れご】
共通語 (動植物の)発育不全で小さいもの
用 例 だいこの こぶれごは おっけねなーせんけん間引いてしまえー
用例訳 大根の発育不全ものは大きくならないから間引いてしまえよ
採取者 f-k [加茂]
記入者 (金沢:松江)


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用例 投稿者:もりやま 投稿日: 1月14日(土)20時19分18秒   引用
金沢さん 今晩は。
でしゃばるようですが↓でいかがでしょうか。

用例  だいこの こぶれごはおっけねなーせんけん間引いてしまえー
訳   大根の生育の悪いのは太らないから間引くんだよ


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おさわがせしました 投稿者:f-k 投稿日: 1月14日(土)16時06分3秒   引用
金沢さんのご見解に委ねます。あれこれと、おさわがせいたしました。
ごめんなさい。


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まんさく  こぶれご 投稿者:金沢 投稿日: 1月14日(土)15時09分58秒   引用
「シイラ」という魚で検索してみました。シイラの呼称はまさにゴマンとあります。
こんな語源を書いているところもあります。「シイラは皮が厚い上に身が薄く、味もまずいことから陸の作物のシイラ(中身がない)に例えられてシイラという名がついた」。

「まんさく(万作)」「まんびき(万匹)」「とうひゃく(十百)」などの呼称は夏にやたらに獲れることから。「しいな、しいなっぽ」は「陸のシイナ(シイラと同義)」と同じことから。「死人旗」は「葬式の際の三角旗に形が似ていることから」。「死平」というのもある。いずれにしてもあまり旨いとは言えないし、「シイラ漬け漁 = いかだ漬け」などでいくらでも獲れるので名前はよくない。

「こぶれご」いいますね。昔は背丈の低い子供のことなどを云いましたが、これは問題があるので、どなたか作物の用例を作ってください。


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しいらご〜  つづき 投稿者:金沢 投稿日: 1月14日(土)14時35分40秒   引用
f-kさんの おっしゃることはたいへんによくわかります。

つまり、@「しいらボ」の「ボ」は「穂」が原義であるが「しいらゴ」の「ゴ」は「いけずゴ」「やんちゃゴ」の「ゴ」と同じ「軽い蔑称としての接尾語」ではないか。その証左の一つとして湖陵の「しーらモン」があるのではないか。

A魚の「シイラ」は出雲では「まんさく」と呼ばれており「魚のシイラ」が引用されること自体に今少しの検証が必要ではなかろうか。ということであろうと思います。

私も同じことを考えました。で 仁多での「しーら」は「稲穂か魚か」についてお尋ねしているのですが。お答えを待たずに私の考えを延べます。

@「しーらぼ」も「しーらご」もどちらも「稲穂」が原義である。「しーらゴ」は「軽い蔑称としての接尾語」であるに過ぎない。この両者は同じものであることに疑いはない。

A一方松江で云われる「しーらゴ」は「魚のシイラ」である。これは「しいら米」「しーら = 米や豆の籾や莢に実の入っていないこと」などのことを知らなかった松江の誰かが「魚のシイラ」と感ちがいして、付会した説明をつけたものがそのまま広まり、伝えられていった。いかな松江であっても「まんさく」が「魚のシイラ」であることを知らなかったわけではない。

こういった趣旨で書き換えを行いたいと思っています。f-kさんいかがですか。


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しいらぼ・続き 投稿者:f-k 投稿日: 1月14日(土)13時04分15秒   引用
 秕ぼ・秕ご

出雲弁に、「こぶれご」があります(泉の辞典には未登録)。農作物(時には子供も)の発育不良のもの、小振りなものを表わす言葉です。この用例から類推して、松江や木次の「しいらご」は、もともとは「しいら(秕)ご」であったものが、いつのころからか、魚の「しいらご」に変わった、とみることはできないでしょうか。そうすると、もりやまさんの「しいらもん(秕者)」の用例も頷けます。「しいら(秕)ぼ」→「しいらご」→「しいらもん」への地域的な変化です。
魚の「しいらご」を採る場合は、出雲では「まんさく」が一般的なのに、なぜ、幼魚に限って「しいら・ご」というのか。魚の「しいらご」に、「先走る」習性があり、かつ、「軽率」「役立たず」など、この句意を満たす生態があるのかどうか。その辺りの解明が必要ではないでしょうか。


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しーらゴの〜 投稿者:金沢 投稿日: 1月13日(金)19時32分20秒   引用
一連のやりとりで、なにかわかってきたような気がいたします。
そこで こだまさん にお伺いしたいことがあります。

こだまさん の ところで「しーらご〜」と使われている「しーら」のから思い浮かべられるのは次のどれでしょうか ?

@「魚のシイラ」 A「中身が空っぽの意」


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しーらごの〜 投稿者:おくの 投稿日: 1月13日(金)18時55分42秒   引用
旧木次町のかたが「しいらごの〜」と使っているのを聞いたことがありますので「しいらごの〜」が使われているのは確だと思います。「しいらぼの〜」と使われているのが確認できれば双方登録したほうが良いように思いますがいかがでしょうか。

では、では、m(__)m


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  ↓  訂正 投稿者:金沢 投稿日: 1月13日(金)16時21分6秒   引用
  ↓ の「語源海 杉原つとむ」は間違いで「杉本つとむ」が正しいです。失礼しました。


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どーかん ・ つづき 投稿者:金沢 投稿日: 1月13日(金)16時08分34秒   引用
連続で失礼します。「でかい = 大きい」の語源について「語源海 杉原つとむ」にありましたので紹介しますと。

古語で大きいこと、多量なことを「でこ(日葡辞書)」といい、西日本の「いかい」などに影響されて「でこい」という形容形が生まれた。これが変化して「でかい、でっかい」などの語形ができた。

私見 ⇒ そこから「でかな○○ = 大きい○○」というような活用が生じ、音便化して「でかん、でっかん」とも遣われるようになった。

そこで「でかい」が「どかい」に変化することはまずないと思われますから、「どーかん頭」は「鑵子系」と「でかい系」の二つの系譜が生まれたのではないか、という推定はいかがでしょうか。


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しいらごの〜 投稿者:金沢 投稿日: 1月13日(金)14時22分48秒   引用
こだまさんとこも「しいらごの〜」ですか。うーむ 困りましたね。どうしましょうか。
他のみさんのところはどうでしょうか ?


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どーかん 投稿者:金沢 投稿日: 1月13日(金)14時11分27秒   引用  編集済
「鑵子(かんす)説」に一理ありと思います。かつて布志名焼きの「陶器の風呂」をみたことがあります。これらを「ドフロ」または「ドブロ」と云います。陶器製の釜は見たことがありませんがあっても当然だと思いますね。陶製の「かんす」なら「ドかんす」と呼ばれても当然です。「土鍋」は「ドなべ」で「ツチなべ」とはいいませんね。

正岡子規が明治二十五年に作った句に「紅葉焼く 煙は黒し 土鑵子」というのがあるようで、この場合は「つちかんす」と読むのでしょうが、茶道具として呼ぶなら「ドかんす」が
普通でしょう。

怒った頭なら「ヤカンあたま」大きな頭なら「ドかん(す)あたま」正解に肉薄しているように思います。
一つの難点は「ドかんす」では他に広く分布している「でっかん頭」・・・などの「でっかい 系」の説明には無理があるような・・・ ?。
「ドでかい」「ドえらいことになった」などという表現がありますから。

「ドでかい頭 = ドデかんす頭 ⇒ どーかんあたま」ありそうですかね。


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どーかん・続き 投稿者:f-k 投稿日: 1月13日(金)12時29分40秒   引用
語源の仮説・その3は、「かんす(鑵子・クヮンス)茶釜」説です。

鳥取県方言辞典(森下喜一氏編)から、「大頭」の方言を拾い集めると、次のグループ分けができました。
1・ぐゎんす
2・どーかん、どーくゎん
3・でっか、でっかち、でっかん、ですかん
4・じっか、じっかん

第1グループの「ぐゎんす」は、鳥取・西部方言で「茶釜」のことを「クヮンス」というので、これは「かんす(鑵子・クヮンス)」(茶釜)から来ていることは明らかです。茶釜の形状から、大頭の呼び名が生まれたものと思います。
第2グループは、出雲方言と同じもので、「銅製の鑵子」(ドー・クヮンス)から、「ス」が脱落したもの。(土製の鑵子・ド・クヮンスも考えられますが・・・・・)
第3、第4グループは「頭でっかち」の「デッカチ系」各種。いかがでしょう?


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しいら穂 投稿者:f-k 投稿日: 1月13日(金)12時25分31秒   引用
この言葉、「しいら穂」自体が先走るのではなく、先走って出た穂は、受粉などの生育環境から、結果として「しいら米」が出来やすいという、農業体験から出た言葉ではないでしょうか。なお、この場合の「はしり」は、ランニングの「走る」ではなく、旬(しゅん)に先立って供される初物の食材の場合などにいう「はしり」だろうと思います。
しいらご(魚)が生態的に、他の群の先頭にたって走るということがあるのでしょうか。


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しいらごの〜 投稿者:こだま 投稿日: 1月13日(金)10時09分18秒   引用
私も皆さんがおっしゃっているように「しいらごの先走り」
としか聞いたことがありません。
中身の伴わない者が背伸びをしている様子だと捉えています。
「そげなことをしたてて しいらごの先走りだがな 気ーつけっさいよ」


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しいらぼの〜 投稿者:金沢 投稿日: 1月12日(木)21時58分49秒   引用
やはり「しいらぼのさきばしり〜」が語源でしょうね。槇野本も、岡田本も「しいらボ〜」になっております。
これは多分松江人の誰かが発音的に間違えて聞き取り、かつ「しいら」の意味もまたはき違えて「魚のシイラ」に置き換えてしまい、それがそのまま残っているものと考えられます。

はて、どうしましょうか ? 奥野さん 「しいらボ〜」に書き換えて「しいらゴ〜」は
サブ的に書き直してもいいですか ?

ところで「しいら穂」は本当に「さきばしり」しますか ?


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しいらもん 投稿者:もりやま 投稿日: 1月12日(木)21時01分58秒   引用
金沢さん今晩は
うちの方では「しいらもんの さきばしり」です。
以前は(魚)シイラと言う人はあまり無くマンサクでした。農村でシイラと言えば、形は籾と変わらないが中身が無いか未熟で、風選すると一番先へ飛ぶものをそうよびます。
私の偏見でしょうが「未熟な人間ほど目立ちたがる 先へ出たがる」と昔から理解しています。
私などがいい見本です。


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しいらぼの〜 投稿者:金沢 投稿日: 1月12日(木)15時09分28秒   引用
連続で失礼します。
「出雲の慣用句」の中で、私の名で「しいらごの 先走り」を取り上げて頂いていますが、これは「しいらボのさきばしり」が正しいのではないかとの指摘をいただきました。

たしかにこの「しいらゴのさきばしり」を書いた時にも同じような質問を受けた覚えがあります。ただ松江の場合は「しいらゴの〜」と伝えられておりますが、「シイラ(まんさく)」の子供が先頭を切って走る姿を誰も見たわけではありません。

それに対して「しいらボ」は「先に伸びる」のが見えるわけで信憑性があります。
私は「しいらボ〜」が先で、松江では「しいらゴ〜」と間違って発音されたものが理屈をつけてそのまま伝えられているのではと考えられます。
皆さんのご意見をお願いいたします。


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どう(鼕) 投稿者:金沢 投稿日: 1月12日(木)14時31分22秒   引用
以前から少し気がかりなことがあります。
それは松江の「鼕行列」でおなじみの「どう = 大太鼓」のことです。
本辞書には「ど = 大太鼓」で載せているからいいじゃないか、ということではありますが、松江人の私から云いますとやはり「どう」です。「どう行列」「どう蔵」と発音します。「ど を たたく」というような場合はもちろんありますが正式には「どう」です。

本来的に「鼕 = どう」は当て字で、正式な発音は漢字検索しても「トウ」です。
また「鼕」という漢字にも太鼓という意味はなく、中日辞典によりますと「鼕 = dong」で「太鼓の鳴る音 = ドン」つまり擬音語です。

理屈はともかくも、「ど = 大太鼓」の副見出しに【どう】/松江 をあげてください。
鼕行列の松江からのお願いです。なお大太鼓のことを「どう」というのは全国でも松江だけのようです。


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あとり 投稿者:金沢 投稿日: 1月11日(水)18時27分30秒   引用
遠藤さん こんばんわ 「あっとり」ですが「スズメ目 アトリ科 アトリ」が正式名称です。したがって「あっとり」というのは異称ということになりますが、これもかなり普及している名称のようです。なぜかといいますと「あとり」「あっとり」どちらも俳句の
季題になっているからです。あえて方言とするまでのことではないような気がしますが、
いかがなものでしょうか ?

ちなみに「アトリ」の語源は「秋鳥」の訛ったものとか、群来することから「集鳥 ⇒ あつどり」ともいわれているようです。


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uuuu 投稿者:unti 投稿日: 1月11日(水)09時58分1秒   引用
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なだあるき 投稿者:もりやま 投稿日: 1月11日(水)09時19分28秒   引用
金沢さん お早う御座います。
拙文ですので宜しくお願い致します。
「コンブの拾い漁」で思い出しましたが、四月〜五月頃同じく大荒れのあとボバ(海草の一種)と一緒にワカメが打ち上げられるので拾いに歩きます。


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なだあるき 投稿者:金沢 投稿日: 1月10日(火)23時50分15秒   引用
奥野さん もりやまさん こんばんわ 奥野さんお忙しそうですね。
甚だ僭越ですが「なだあるき」の投稿文をできるだけ原本に忠実に書きますから、不肖
金沢に書かせて頂けないでしょうか。情景は私にもよくわかりますし。
もりやまさん いかがでしょうか ?


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出雲の生活と言葉 投稿者:おくの 投稿日: 1月10日(火)20時24分15秒   引用
最近、公私ともに忙しく更新作業が遅れがちで申し訳ありません。
「なだあるき」を出雲の生活と言葉に掲載させて頂きますのでよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m


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なだあるき 投稿者:金沢 投稿日: 1月10日(火)00時36分13秒   引用
「でんぼ」にもいろいろあるもんですね。「拾い漁」で検索しましたが「コンブの拾い漁」しかありませんでした。
「なだあるき」・・・言葉もさることながら、たいへん面白い情景だと思います。
「出雲の生活と言葉」に載せたら いかがなものでしょうか。


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ウスバハゲ 投稿者:もりやま 投稿日: 1月 7日(土)12時39分21秒   引用
遠藤さん 今日は。
デンボ ウマズラの巨大なものとおもっていました。検索で比較してみると「ウスバハゲ」であることがよく解りました。手のひら大のウマズラより身が少し軟らかく、肝も
魚体の割に小さいですね。魚体も大きくなると味が落ちるものかと思っていました。
永年 釣りをしていた割にいい加減な知識で失礼しました。


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なだあるき 投稿者:遠藤 投稿日: 1月 7日(土)11時08分18秒   引用
すみません、なだあるきは知りませんが、打ち上げられている
でんぼは普通の馬面ではなくて、うすばはげだと思います。
福岡でも、赤いかの季節にうすばはげ、が打ち上げられていま
した。これは南方系で昔は福岡あたりにもいなかったのですが
温暖化の影響で日本海にも現れたようです。うすばは別名羽子
板、とかラケットと言いまして、そういう形をしています。
うまづらや丸はげよりアジは落ちます。でも極めて大きいです。
これは、つりをしていると道糸を噛み切りますので仕掛け一色
全部なくなります。釣り人泣かせ、釣具や喜ばせ、の魚です。
ところで、あっとりは方言だったのでしょうか、共通語を
共通語で言い換えていただけだったのでしょうか。


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なだあるき 投稿者:まつ 投稿日: 1月 6日(金)20時36分19秒   引用
皆さまあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

もりやまさん今晩は。
へー、すごいですね。
でも、私は寒がりでオオチャクモンですから なだあるき は出来んなーと思っています。
私事ですが、ベニイカ は拾ったことがあります。
七〜八十cm位でした。
波打ち際で弱ってヨタヨタしていたのを、膝近くまで入って素手で取りました。
喜び勇んでもって帰りましたが、後から聞くと
「あら みょーと で おーけん かならず 二つ居ったはずだ。」
といわれ、
「そげだかね。やー しまわかいたのー」
と思いましたが、初めて拾ったベニイカに大満足でした。
味は、そんなに美味くないと聞きましたが、結構美味しかったですよ。

隠岐では、イカが押し寄せて来て手で拾える事があるそうですね。


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なだあるき 投稿者:金沢 投稿日: 1月 6日(金)20時09分49秒   引用
へー まいりましたねー ! 一キロ級ですかー ! 散歩しながら千円札拾っちょーやなもんですねー。なんだてーこともね、おべましたわー。

夢のようでありそうなお話ですね。「なだあるき = 拾い漁」とはいかがでしょうか。
どなたかご存じありませんか。


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なだあるき 投稿者:もりやま 投稿日: 1月 6日(金)19時55分48秒   引用
毎日荒れますねー
こげん荒ーとなんだーなーしません。婆ーさんと毎日コタツでヤグラと相撲とちょうも退屈だけん、しりさましに灘歩きしましたわー。
こげね大荒れで寒みねーと笑らわしゃいましょが、あてがあーましてね。

船釣りは卒業しましたが海を見ると、なんとなく胸騒ぎします。
この時期海が大時化ですと、大社から多岐にかけての砂浜にベニイカ デンボなど遊泳力の弱い魚が打ち上げられます。波で寄せられた魚はまだ生きています。先日3 4 5日と出かけ毎日デンボ(ウマヅラ)を十二三枚(最高二十一枚)拾いました。磯釣りや船釣りで釣れる手のひら大は一枚もいません。どれも一キロ(最大1.4k)前後のものばかりです。昔は手のひら大でこんな大物は見たことも聞いたこともありませんでした。漁師さんの話では海流の変化の為ではないかとのことです。 話ばかり申し訳ありません。
近くの方は完全防寒で、波に濡れることがあるので長靴で出かけられたらいかがでしよう。この時期岩場は危険です。安全な砂浜ををおすすめします。

【なだあるき】
散歩の意味には使いません。打ち上げられた魚を拾う意味につかいます。


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こまけな 投稿者:金沢 投稿日: 1月 6日(金)15時14分29秒   引用
こだまさん おめでとうございます いやがおうでも歳はとるもので、私も昔風のかぞえ
でいうと七十六歳となりました。
さて「こまけな」有り難うございます。

【こまけな】
共通語 小さな、こまかい
用 例 その こまけな〆縄は床の間にかざーだで
用例訳 その 小さい〆飾りは床の間に飾るんだよ
採取者 金沢[松江]

遠藤さん 今日テレビの釣り番組で「あこう 釣り」をやっていました。
遠藤さんのおっしゃるとおり「あかみず」は間違いなく「あこう」です。


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こまけな 投稿者:こだま 投稿日: 1月 6日(金)08時29分10秒   引用
こまけな 使いますね。その通りです。対比的には がいな
大きめな ということでしょう。
「折角だに そげなこまけなもんじゃーのー。もちーと
がいなもなー 作れんじゃったかい」など。


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こまけな 投稿者:金沢 投稿日: 1月 5日(木)14時26分26秒   引用
「おっけな = 大きい」に対応する形容詞活用です。強調するときは「こーまけな」と引っ張ります。
「こまけな = 小さい」。「こらこら 玄関に そぎゃんこまけな〆縄をかざーだねが
そら とこのまんだがな」 ⇒ 「こらこら 玄関にそんな小さな〆飾りを飾るんじゃないよ それは床の間用だよ」


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まめまわし  ほか清書 投稿者:金沢 投稿日: 1月 2日(月)22時05分42秒   引用
【まめまわし】
共通語 《鳥》ほおじろ
用 例 まめまわしが くろなーほど入っちょーわ 綱(かえし網の引き綱)いっきに引っ張れよー
用例訳 イカルの大群が(網に)入ってるぞ(かえし網の引き綱を)一気に引っ張れよー
採取者 もりやま[湖陵]

【しとと】
共通語 《鳥》ほおじろ
用 例 そらーしじめだないぞ 目のへんがしれけん しととだわ
用例訳 それは雀じゃないぞ目の周りが白いから ほおじろだよ
採取者 もりやま[湖陵]

【かえしあみ】
共通語 (小鳥捕獲用の)しかけ網
用 例 大雪だけん鳥がとれーぞ かえし網やらこい
用例訳 大雪だから鳥が捕れるよ しかけ網やろうよ
採取者 もりやま[湖陵]

[むそう網]というのはどの辞典にもありませんでしたので、悪く思わないでください。


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用例 投稿者:もりやま 投稿日: 1月 2日(月)20時59分22秒   引用
【(鳥)まめまわし】
共通語  いかる
用 例  まめまわし が黒なーほど入っちょうわ 綱(かえし網の引き綱)を一息
に引っ張れよー
用例訳  イカルの大群が(網に)入っているから引き綱を一気に引っ張るんだよ
【(鳥)しとと】
共通語  ほうじろ
用 例  そらーしじめだないぞ 目のへんが白いけん しととだ
用例訳  それは雀じゃないよ 目の周りが白いから ほうじろだよ
【かえしあみ】
共通語  むそう網
用 例  大雪だけん鳥が獲れーぞ かえしあみやらこい
用例訳  大雪で鳥が獲れそうだから むそう網を仕掛けようよ


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にゅうないすずめ 投稿者:金沢 投稿日: 1月 2日(月)16時23分44秒   引用
へー どちらも聞くも初めての鳥でした。完全に方言ですね。
発音はどうですかね。出雲弁に「ニュー」ないですから「にーないすずめ」でしょうか ?

遠藤さん 用例をお願いします。

森山さん 「まめまわし」「しとと」「かえしあみ」の用例を 個別に お願いします。


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にゅうないすずめ 投稿者:もりやま 投稿日: 1月 2日(月)16時01分9秒   引用
遠藤さん 今日は。
今日の新年会で野鳥に詳しい人と一緒だったので聞きました。
普通そこらあたりにいる雀にたいしてアトリを【にゅうないすずめ】と言うそうです。
斐伊川河川敷に飛来するらしく、斐伊川土手を通行するとき、大群が飛来しているときはフロントガラスにぶつかることもあるそうです。


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あとり 投稿者:金沢 投稿日: 1月 2日(月)11時59分48秒   引用
広辞苑にありました。「あとり(花鶏) スズメ目アトリ科の鳥。小型でホホジロに似、ユーラシア大陸の北部で繁殖、秋、冬大群をなして日本に渡る。あっとり とも。

標準和名ですね。語源は「あきどり(秋鳥)」でしょうか。


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アトリ  投稿者: もりやま  投稿日: 1月 1日(日)23時33分32秒
引用
みなさん明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくご指導をお願いいたします。

遠藤さん今晩は。
にゅうないすずめ=あっとり
アトリと違うでしょうか。家の上空を数千数万羽の群れが黒い塊で通過することが稀にあります。我が家の周辺は水田がないので餌がないためか降りた鳥の姿を確認したことはありません。
野鳥に詳しい人が、冬 空が暗くなるほどの大群で飛来するのは「アトリ」だと教えてくれました。通過点のためか馴染みがなく方言も聞いた記憶がありません。
確認ができませんですみません。


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あっとり  投稿者: 遠藤  投稿日: 1月 1日(日)21時47分58秒
引用
秋の稲刈りの頃やってくるすずめで、田んぼを群れになって
飛び交います。米を食べます。


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あけましておめでとうございます  投稿者: おくの  投稿日: 1月 1日(日)16時38分56秒
引用
みなさん。
あけましておめでとうございます。
昨年中はたいへんお世話になりありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。

では、では、m(__)m


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あっとり  投稿者: 金沢  投稿日: 1月 1日(日)12時33分15秒
引用
遠藤さん 今年もよろしくお願いします。「あっとり」どころか「にゅうないすずめ」がまずわかりません。教えてください。


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あっとり  投稿者: 遠藤  投稿日: 1月 1日(日)10時10分48秒
引用
おめでとうございます。鳥の話しですが、昔にゅうないすずめ
のことを あっとり と死んだばあさんが言ったのを記憶して
ますが、他の地域ではどうですか。


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あけまして  投稿者: 金沢  投稿日: 1月 1日(日)00時51分13秒
引用
奥野さん みなさん あけまして おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。