∵ 用語一覧 ∵
◇あいう順
アクセラレータ【accelerator】:
コンピュータなどの特定の機能や処理能力を効率良く向上させるハードウェアやソフトウェアのこと。3Dグラフィックス、CPUについているものはハードアクセラレータ、インターネットやメディアプレーヤなどのビデオアクセラレータなどはソフトアクセラレータの部類に入る。
インターネットアクセラレータの場合は、Webページの画像を圧縮してデータ量を小さくしたり、Webサイトを見るときの待ち時間を減らすことができる。
アクティブスクリプト:
Webブラウザ「Internet Explorer」に内蔵されているプログラム実行機能。JavaScriptやVBScriptで書かれたスクリプトを実行できる。
従来のWebページは、HTMLや画像で構成された静的な表現だったが、スクリプトを追加することで、操作性や視覚的な効果を付けることができる。マウスポインタがメニュー項目の上に来ると色が変わったり、フォームの入力値をチェックして警告を出すといった機能はアクティブスクリプティングを利用している。
機能が豊富で利便性が高い分、悪用されて問題を引き起こす危険性も高い。ローカルファイルやレジストリを読み込む機能などを悪用してパスワードやメールアドレスを盗むスクリプトや、コンピュータを使用不能な状態に追い込む不正なスクリプト(ブラウザクラッシャー)が次々登場している。また、コンピュータウイルスの多くは、アクティブスクリプティングを悪用して「Outlook Express」を通じて感染する。
アプリケーションソフト:
特定の目的のために作られたソフトウェア。「応用ソフト」とも呼ばれ、どのソフトウェアにも共通する基本的な機能をまとめたOS(基本ソフト)に、ユーザが必要とするものを組み込んで利用する。
代表的なものに、ワープロソフトや表計算ソフト・画像編集ソフト・データベースソフト・プレゼンテーションソフト、ゲーム、Webブラウザ、電子メールソフトなどがある。
(Windows)エクスプローラ 【Windows Explorer】:
Windowsが内蔵しているファイルやフォルダを管理するツール。単に「エクスプローラ」とも呼ばれる。
95以降に出来たツールで、ハードディスクやCD-ROMドライブ、フロッピーディスクドライブなどが一覧表示され、ファイルやフォルダの生成や削除、移動、コピーなどを行なうことができる。ファイルやフォルダなどはアイコンで表示され、初心者でも扱い。
ディスクの内容をツリー状に表示したり、ファイル名やサイズ、最終更新日などを手がかりにファイルを検索したりする機能もある。削除したファイルを一時的に取っておく領域である「ゴミ箱」や、コンピュータの設定項目がアイコンで一覧表示される「コントロールパネル」なども、他のディスク装置などと統合されて表示されている。
仮想メモリ:
ハードディスクをメインメモリの代わりに利用する機能。
また、その機能を利用して確保された、実際のメモリ容量以上のメモリ領域。
ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意して、メモリ容量が不足してきたら使われていないメモリ領域の内容を一時的にハードディスクに退避させ、必要に応じてメモリに書き戻すことで実現される。
クリップボード:
コピー操作やカット操作を行なったデータを一時的に保存するメインメモリ上の領域。操作画面上で対象となる文字列や画像を指定してコピーやカットなどを行なうと、対象となったデータはここに保存される。ペースト操作をすると、ここに保存されているデータが画面上の指示した位置に出現する。一度クリップボードに登録されたデータは他のデータが入ってくるまで保存されているので、同じデータを別の場所に何度も貼り付けることが出来る。通常は一つしかデータを保存できないため、クリップボードを拡張して複数のデータを登録できるようにするユーティリティソフトもある。
コピー&ペースト:
データの一部を複写してクリップボードに転送する「コピー」操作と、それを指定した場所に出現させる「ペースト」操作を連続して行ない、データの複製を作ること。
コンパイラ:
プログラミング言語で構成されたソフトウェアの設計図(ソースコード)を、コンピュータが実行できる形式(オブジェクトコード)に変換するソフトウェア。コンパイラ型言語ではソースコードは開発時にまとめて変換され、実行時にはオブジェクトコードを直接実行する。
スクリプト(script):
機械語への変換作業を省略して簡単に実行できるようにした簡易プログラム。通常、プログラムはプログラマの書いたソースコード(設計図)をもとにコンピュータの理解できる機械語に変換して実行されるが、そのプロセスを自動化して簡単に実行できるようにしたものをスクリプトという。特に、Webページ上で、HTMLだけではできない様々な機能を利用するための簡易的なプログラムをスクリプトと言うことがある。
スクリプト言語:
通常のプログラミング言語と同様、英単語や記号・数字の組み合わせによってプログラムの設計図にあたるソースコードを記述するが、コンピュータが実行できる形式への変換は自動的に行われるため、手間をかけずに実行することができる。
小規模なプログラムをすばやく作成することが主な目的であるため、一般のプログラミング言語に比べて機能は少ないが、習得が容易で記法も簡便であることが多い。
スワップ:
利用可能なメモリ容量を増やすOSの機能の一つ。ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意して、メモリ容量が不足してきたら使われていないメモリ領域の内容を一時的にハードディスクに退避させ、必要に応じてメモリに書き戻す動作のことを言う。ハードディスクはメモリよりはるかに低速なため、スワップ動作が頻繁に起こると処理速度は低下する。
スワップファイル:
使われていないメモリ領域を一時的に保存しておくためにハードディスク上に用意されたファイル。メモリ容量が少ないと大きなスワップファイルが作成され、頻繁に内容の交換が発生するため、システムの性能低下を招く。
セキュリティホール:
ソフトウェアの設計ミスなどによって生じた、システムのセキュリティ上の弱点。
インターネットに公開されているサーバは誰でもアクセスできるため、セキュリティホールを放置しておくと、悪意のあるユーザに不正にパソコンを操作される可能性がある。
攻撃されると、外部のユーザが実行できない操作が可能になるため、Webサーバで公開されている情報が改ざんされたり、機密データが漏れたり、他のコンピュータへ不正アクセスするための踏み台にされたりする。
最近はワームがコンピュータに進入経路としてセキュリティホールを使うことが増えて、セキュリティホールによって被害を受けることが増えている。
セキュリティホールが分かり次第対策のための修正プログラムが無償で配布される。
セクタ:
円盤(ディスク)状の記憶装置における最小の記録単位。ハードディスクやフロッピーディスクなどのディスクを利用した記憶媒体は、木の年輪のように同心円状の「トラック」に分割される。
これをさらに放射状に等分した部分がセクタである。媒体によって1トラックあたりのセクタの数は異なる。OSによる記憶媒体の管理は、通常はセクタ単位ではなく、いくつかのセクタをまとめた「クラスタ」単位で行なう。
ソースコード:
人間がプログラミング言語を用いて記述したソフトウェアの設計図。そのままでは使用出来ない為、コンパイラなどのソフトウェアを使ってオブジェクトコードと呼ばれるコンピュータの理解できる形式に変換して実行される。
タグ:
複数の画面を1つのウィンドウ内で切り替えて使用する方式。
タグブラウザ:
複数のWebページをタブを使用して切り替え、1つのウィンドウで複数のWebページを見ることができるWebブラウザ。
一般的なWebブラウザでは、新しくページを開く際に画面上に新しいウィンドウが作成され、ページを開く回数が増えてくると、画面上にブラウザウィンドウがあふれ返り、操作が面倒になってしまう。
これに対し、タブブラウザではウィンドウは常に1つしかなく、新しいページを開く際にはウィンドウ内にタブでの切り替えが可能なページを順次作成する。このため、タブブラウザでは画面上にWebブラウザのウィンドウが大量に生成されることはなく、他のアプリケーションのウィンドウとWebブラウザのウィンドウが重なって操作がしにくくなるといった問題は起きない。
タスクマネージャ:
起動されているプログラムの状態を確認したり、複数のアプリケーションソフトの切り替えやCPU・メモリの使用状態の監視、プログラムを強制的に終了させる事等ができるソフト。
特定のソフトウェアが操作に反応しなくなって終了できなくなってしまった場合、タスクマネージャを表示してそのソフトウェアの状態を確認します。[応答なし] などの状態になっている場合は、その項目をクリックし、[タスクの終了] をクリックすると、そのプログラムを強制的に終了させることができます。
テンポラリファイル 【temporary file】:
別名 : 一時ファイル
ソフトウェアが、作業中のデータの保存のために一時的に作るファイル。メモリ上に格納しきれない巨大なファイルの一部を一時待避させたり、編集中のファイルのバックアップを取ったり、クリップボードの内容を保管しておくなど、様々な用途に使われる。ほとんどの場合、ソフトウェアの終了と同時に消去されるため、ユーザが意識することはあまりない。テキストエディタなどでは、テンポラリファイルの上限容量をユーザが設定できるようになっているものもある。
デフラグ:
記憶装置内のファイルを先頭から再配置し、空き領域の断片化を解消すること。また、デフラグを行なうユーティリティソフト。「デフラグメンテーション」(defragmentation)の短縮語。
ディスクに対して書き込みと削除を繰り返し行なうと、ディスク内でのファイルの配置がバラバラになり、空きスペースが細分化する。細分化が進むと、連続した空き領域が少なくなるため、どの空きスペースにも入りきらないファイルが増え、ファイルを分割して2つ以上の空き領域に分けて保存するようになる。
このようなファイルの分割保存が増えると、OSの処理量の増大やドライブのヘッドの移動量の増大を招き、読み書き速度が低下する。また、ヘッドの移動は物理的な動作を伴うため、故障を誘発しやすい(耐用年数が低下する)と言われる。
パーティション:
ハードディスク内の分割された領域のこと。一台のハードディスクを幾つかの領域に区切って、複数台のハードディスクがある見たいに利用できる。分割できる個数や容量はPCの状況により異なる。パーティションごとに違うOSをインストールして、複数のOSを一台のハードディスクに共存させることもできる。
(Web)ブラウザ:
Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト。インターネットからHTMLファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する。
プロトコル:
ネットワークを通してコンピュータ同士が通信を行なう上で、必要な手段などのこと。
人同士が意思疎通を行なう場合に、どんな言葉で話すか、どういう方法を使うかなど、色んなことを考えてコミュニケーションを取るのと同じで、コンピュータ通信で言うと、プロトコルの役割はそれらを自動で実行してくれるようなもの。
電話機の操作を知っていれば、NTTの交換局で何が起きているか知らなくても電話が使えるのと同じかな。
ユーティリティソフト:
ファイル圧縮やウイルス駆除、メモリ管理、スクリーンセーバーなど、OSや他のアプリケーションソフトの持つ機能を補い、機能や性能、操作性を向上させるソフトのこと。
リモートデスクトップ:
Windows XP Professionalに搭載されている、遠隔地からのWindowsの操作を受け付ける機能。
リモートデスクトップでは同時に接続できるのは1人に制限される。また、リモートデスクトップとローカル接続の同時利用もできない。
これはWindowsのライセンスから発生する制限で、同時に2人以上が1ライセンスのWindowsを使用できないようにしたものである。その代わり、Windows XP Professionalの正規ユーザは追加のライセンスを用意することなくリモートデスクトップ機能を使用できる。
機能面ではバージョンアップが行われており、ターミナルサービスでサポートされていなかった24ビットカラーでの表示やサウンドの再生などが可能になった。
リモートデスクトップを使用する際には、ターミナルサービスと同様に専用のクライアントが必要となる。クライアントはWindows XPにはあらかじめインストールされているほか、Windows 9x/NT/2000へのインストールが可能。
レジストリ:
システムやアプリケーションソフトの設定データが記録されているデータベース。
通常はプログラムが自動的にデータの記録や更新、削除などを行なうが、直接編集することもできる。ただし、間違った変更をするとシステムが起動しなくなったりアプリケーションが削除できなくなったり様々な致命的な障害が起こる。
パソコンの根幹部分なので、上級者以外は手をつけない方が良い。
ローカル コンピュータ ゾーン:
ユーザーのコンピュータに存在するコンテンツ用に使用されるゾーン。このゾーンの制限は少なく、スクリプトおよびアクティブなコードにローカル コンピュータ上のコンテンツへのアクセスや操作が許可されています。既定で、ローカル コンピュータに保存されているファイルはローカル コンピュータ ゾーンで実行されます。