プロレスにはドラマがある
殴る、蹴るだけの喧嘩じゃない!
そこには様々な人間模様があるのだ・・・
■試合のおもしろさの基準
試合がおもしろいかどうかは、技の組み合わせだったり
ド迫力の打撃戦だったりというところですが、それ以外に「受身」を
取る時の形が重要な気がする。
なかでも、小橋建太は昔から名勝負が多い。
昔、週間ゴングか週間プロレスか忘れたが、ハンセンのラリアット特集?で
トップロープからショルダータックルを仕掛けた小橋に
迎撃ラリアットの瞬間をとらえた写真があった。
まさに首を掻っ切るような衝撃なシーンだった。
ラリアットを不自然さも無く、豪快な受身を取れる小橋だったからこそ
ハンセンとの名勝負が多く、またハンセンとの試合も
多く組まれたのではないかと思う。
小橋はなぜかジャーマンやバックドロップを受ける時
体全体がガクガク揺れながら投げられている。
バタつかせて見た目が派手になり、凄まじい落ち方をしている。
地味なレスラーは、地味な受身をとっている者が多い。
受身を派手になるように工夫すればよいのだが自分が見てきた限りでは
たいがい、若手の時の受身の形はベテランになっても全く変わっていない。
じゃあ、受身が地味なレスラーは駄目なのか?という声が聞こえてきそうだが
受身のフォームを徹底的に研究している人はいるんだろうか?
金丸なんかはラリアットを受ける際の受身は凄いと思う(一回半は凄い)。
危険な技ばかりが盛り上げる要素じゃない。
技に説得力をもたせる事が盛り上げる事に繋がるのだ!