プロレスにはドラマがある

殴る、蹴るだけの喧嘩じゃない! 
そこには様々な人間模様があるのだ・・・

■この男は強くなる!

小橋 潮崎 vs 天龍 秋山の試合をG+で見た時に
1989.07.15、後楽園ホールでの鶴田 小橋 vs 天龍 ハンセンの試合が
まず放送された。


実況は若林アナ。
とてつもなく、なつかしい。
自分が特に好きなアナウンサーだった。
彼が放つひとつひとつのフレーズには、気持ちが込められているのだ。


天龍とハンセンにボコボコにやられる小橋。
それでも果敢に立ち向かう姿は、みていて気持ちのいいものだった。
対角線にふられた小橋が、切り替えしのフライングボディーアタックを
ハンセンに仕掛けた時の若林のフレーズが印象的だ。










若林「フライングボディーアタックー!・・・この男は強くなる!」









最後は天龍のパワーボムに沈んだ。
TV初メインだった小橋。
まだまだ、体は細く、立ち向かうだけで精一杯だった。

そして2005.04.24の日本武道館での小橋 潮崎 vs 天龍 秋山が始まった。
見比べると小橋は体が大きくなったなと、すごく思う。







天龍にボコボコにされていた小橋が、天龍に逆水平の嵐で流血させていた。
この試合を若林アナが実況したら、どんな言葉を発していただろうか。


若林「強くなった小橋!・・・」
   「天龍さん!見てくれ!これが俺の歩んだ道だ!」


こんな感じかもしれない。



小橋は今、腎腫瘍摘出に成功し、順調に回復を見せている。
ヒザの怪我、癌の克服(これからが大変なのだが)、あらゆる困難を
克服している。


プロレス界では、文句無しのトップレスラー。
もう超人といわざるを得ない。


復帰後、また超人のようなファイトで、ファンを楽しませてくれるだろう。


若林アナは、若い小橋に何かを感じとっていたのかもしれない。
 

          
                 「この男は強くなる!」

 

 

 

 

 

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