プロレスにはドラマがある

殴る、蹴るだけの喧嘩じゃない! 
そこには様々な人間模様があるのだ・・・

新日本潰すなよ!


2007年1月4日、東京ドームで中邑と川田の初シングルマッチが行われた。

序盤から打撃戦の応酬、投げっぱなしジャーマン、バックドロップなどでロープワークが殆どない。


四天王時代の攻防を思い出させるような試合だった。

最後は川田の顔面へのミドルキックで勝利。

中邑は学生時代、四天王プロレスを見ていただろう。

投げっぱなしジャーマン、タイガースープレックスがでたのは対戦しながら

今や伝説になっている四天王プロレスを体感したかったのかもしれない。




肉体改造に成功した中邑はスピード、パワーは川田よりも上回っている。

しかし中邑は川田に勝てない部分がある。



          「歴史」



川田には様々な道を歩んできた歴史がある。

ファンの数だけ川田に対して思い入れもあるだろう。

そういったファンの記憶、歩んできた歴史を背負って戦う川田には存在感がある。


中邑はまだこの時は、26歳。

まだまだこれからだ。


今大会のメインを勤めた蝶野は試合後、こう語っていた。

「35年も存在する団体なんて世界中探してもない。」


川田は試合後に中邑にメッセージを送った。










「お前、新日本潰すなよ!」









プロレス団体はファンあってこそ。

中邑は新日本の希望の光だ。


中邑よ、ファンの記憶の糸を切るんじゃないぞ!



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