映画パンフレット・プログラム・チラシ大辞典（目次／タ行）時代2005

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映画パンフ＆チラシ

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特殊部隊の色々

★アメリカ陸軍特殊部隊『グリーンベレー』
アメリカ陸軍特殊部隊（U.S.Army Special Forces）は、米特殊作戦陸軍の隷下の特殊部隊のことです。「グリーンベレー」という通称で知られていますが、これは特殊部隊資格課程を修了し該当部隊に所属する将兵だけが着用を許される緑のベレー帽にちなんでいます。グリーンベレーは、戦闘部隊であると共に友好国の軍や親米軍事組織に特殊作戦や対ゲリラ戦の訓練を施す訓練部隊でもあります。グリーンベレーのモットーは「抑圧からの解放」で、ベレー帽の記章には交差した2本の矢の上に短剣、下にリボンがあり、ラテン語で「DE OPPRESSO LIBER（抑圧からの解放）」と書かれていてます。それで、戦時にはハーツ・アンド・マインズ（人心獲得作戦）や現地人で構成されたゲリラ部隊の編制および訓練、指揮などが主な任務となります。
★アメリカ陸軍特殊部隊『デルタフォース』
デルタフォースとは、「第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊」（1st Special Forces Operational Detachment Delta）の通称であり、主に対テロ作戦を遂行するアメリカ陸軍の特殊部隊です。なお、アメリカ政府は公式にはデルタフォースの存在を認めていません。通常は4人1組で行動し、近接戦闘等のほか、現地の語学に精通するなど頭脳面でも高い水準が要求されます。任務の中には民間人に偽装する必要もあるため、頭髪や服装も自由で、民間軍事会社の警備要員のように私服に近い服装に武装して任務に当たります。
★アメリカ海軍特殊部隊『ネイビー・シールズ』
アメリカ海軍の特殊部隊で、正式名称は、「United States Navy SEALs」です。詳しくは、「ナ行」にあります。
★イギリス陸軍特殊部隊『SAS』
SASの正式名称は、「Special Air Service」で、イギリス陸軍の特殊部隊です。近代戦争において、敵陣内での主要施設の潜入破壊工作を専門とする、世界最初の特殊部隊です。現在の各国に存在する特殊部隊の手本となりました。

★日本特殊急襲部隊『SAT』
英語では、「Special Assault Team」なので通称「SAT（サット）」と言い、日本警察の特殊部隊です。主な任務は、ハイジャック事件、重要施設占拠事案等の重大テロ事件、銃器等の武器を使用した事件等への対処をします。また、刑事部の特殊犯捜査係だけでは対処できない凶悪事件にも出動します。SATは8つの都道府県警察本部に所属していますが、重大事件やテロ事件が発生した際には、警察車両や航空隊のヘリコプター等で全国に展開できる体制が整えられています。警視庁に所属するSATの正式名称は、「警視庁特殊部隊」と言います。
SATは、警視庁、大阪府警察、北海道警察、千葉県警察、神奈川県警察、愛知県警察、福岡県警察、沖縄県警察のそれぞれに所属し、部隊の規模は警視庁に3個班、大阪府警察に2個班、他の道県警察に1個班の合計11個班が編成されていて、隊員の総数は約300名です。最近の任務としては、2010年11月に石川県の能登半島にある北陸電力志賀原子力発電所にて、外国人工作員襲撃を想定した警備訓練が実施され、石川県警察機動隊銃器対策部隊と愛知県警SATが参加しています。
★日本特殊捜査班『SIT』
正式名称は、「特殊犯捜査係」のことで、全国の都道府県警察本部、刑事部捜査第一課に設置されている係。誘拐事件の捜査や、人質立てこもり事件の捜査を担当しています。「SIT」と呼称し始めたのは、1990年前後に存在をマスコミに悟られないようにローマ字表記で「Sousa Ikka Tokusyuhan」の頭文字を取りSITとしたのが始まりで、その後在外公館勤務経験者の捜査第一課管理官が「Special Investigation Team」の略と解釈してしまい、公式名称となったと言われています。
大阪府警察本部では、刑事部捜査第一課特殊事件係を「Martial Arts Attack Team」の英語名称から通称、「MAAT（マート）」と呼称していて、「三菱銀行人質事件」や「グリコ・森永事件」などに出動しています。
使用拳銃は、「ベレッタM92」「SIG-P230」「S&W M3913」「ニューナンブM60」等です。ニューナンブM60は、日本の拳銃で38口径のリボルバーで装弾数は5発です。