武尊山


 GWは前半は仕事でしたが、後半はまとまった連休が取れたので、いつもの取引先の人(リーダー)と一緒に武尊山へ行ってきました。今回の目的は山スキーと雪中テントなわけですが……山スキーの方は無謀でした。何しろこちらのスキーの腕前は初心者。ゲレンデの初心者斜面をゆっくり滑る程度の技量しかありゃしません(´д`;) 当然、空荷なわけでして、ザックを背負った状態でどうなるかはサッパリわかりません。よくもまあ無事に帰ってこれたと心の底から思っております(´・ω・`)
 ともあれ、リーダーの車で行くことになったので、一日目の早朝にリーダーの自宅近くの駅で待ち合わせ、関越に乗っていざ武尊山へ向かいます。結構早い段階から谷川連峰や武尊山、日光の山々が姿を見せたので、展望の良い山行きができそうだと期待に胸を膨らませて武尊牧場スキー場前で車を降り、準備します。

 なお今回は中盤からカメラに水が入ってしまい、中盤以降の写真には変なノイズが走りまくってます!


☆武尊牧場スキー場〜稜線上のベースキャンプw

 武尊牧場スキー場からゲレンデへ出ると……雪がありませんOTL というわけで、スキー板をザックにくくりつけてゲレンデをえっちらおっちらと登ります。ゲレンデの芝生でピクニックしてる家族連れの注目を集めるのがすげえ辛いです。何よりスキー靴の歩きにくさときたら(´д`;)
 ゲレンデの上部まで来たところでスキーを履きます。シールをつけると、結構登れてしまうから不思議なものです。しかし、何分スキーの操作に慣れていないため、板を滑らせて登る、という行為ができません(´д`;) それこそスノーシューのように足をしっかりと上げて歩いてました。これが消耗の一番の理由ですね……OTL なんちゅーか、足に重りをつけて歩いているようなもんですから。
 ともあれ、スキー場の上までくるとキャンプ場になっていて、この辺は白樺がキレイです。キャンプ場を離れるとダケカンバの林になり、やがてブナ林に変わります。この辺から稜線の端っこには大きな雪庇ができているので、ちょっと怖いっす。斜面は概ね緩やかな登りなのですが、ところどころ、切り立った雪庇を乗り越えていかなくてはならず、スキーが不慣れな人間にとってはヒヤヒヤものでした。
 武尊避難小屋の所に荷物をデポしてテントを張る予定でしたが、雪に埋もれていて発見できなかったので、天幕適地を探して尾根をさらに進みます。結局、標高1800bちょいの恐らくセビオス山という尾根上のピークの下あたりにテントを張りました。幅広の尾根の上で、北側に大きく雪庇がせり出し、周囲はダケカンバとモミに囲まれた場所です。なお、帰ってから色々と調べてみたら、我々が天幕した場所はクマが良く出る場所のようです……

☆稜線上のベースキャンプw〜武尊山中ノ岳

 テントの場所でスキーを置いていくことにしました。スキーの操作という不慣れな行為により、すさまじくペースが遅いので山頂に行くには体力勝負なツボ足しかないと考えたからです。もっとも、リーダーはスキーですが。
 兼用靴とはいえ、あの重たい山スキー用のブーツで歩くのはこれまたしんどいものがあります。が、靴が重たいせいもあるのでしょうが、キックステップが恐ろしく利きます。かなりの急斜面でもつま先だけで軽やかに登ることができます。足首が動かしにくいのが難点でしたが、ペースはこれまでのが嘘のように一気に上がります。
 尾根は相変わらず幅広の緩やかな登りが延々と続きます。ただ、尾根の端っこにある雪庇はどんどん大きくなっていきます((;゚Д゚)ガクガクブルブル  そんな登りを延々と続けていると次第に木がまばらになり、周囲が開けてきます。そして目の前には絶壁がどんどん迫ってきます(´д`;) 地図ではクサリ場となっていますが……クサリは完全に雪の下に埋もれており、完全なる雪壁です。リーダーもここでスキーを脱ぎ、荷物をさらにデポしてほとんど空身で雪壁に取りかかります。まあリーダーは氷壁登っちゃうような経験豊かな人なわけですが、こっちは山の経験は長いとはいえ日帰りハイク中心の山行きを繰り返してきた人間なので(むろん雪壁など初めての経験)、結局リーダーにザイルで引っ張ってもらいながら登りました。リーダーすいませんm(_ _)m なおこちらは本当に余裕が無く、雪壁の写真を撮ることはかないませんでした……OTL
 何とか雪壁の上に立つといくつかのピークが並んでいるのが見えます。この辺は森林限界を超えているのか、雪の下からハイマツが姿を見せています。とにかくピークを目指して歩き続けます。なだらかなことはなだらかなんですが、一カ所ピークの南面をトラバースする所は((;゚Д゚)ガクガクブルブル モノでした。でかいクレパスがすぐ側を走ってましたし……そしてここがピークだろうと思って最後の力を振り絞って登った所は……本当のピークはまだ2つ先でしたOTL
 ただ、もう山肌がオレンジ色に染まる時間帯(16時過ぎていた)のと、岩っぽいピークを越えていかねばならないこと、雪壁を乗り越えたことに満足してしまったので、ここで引き返すことにしました。リーダーは不満そうでしたが、勇気ある撤退だと思いたいところです(私がヘタレなだけなんでしょうが)。

☆武尊山中ノ岳〜稜線上のベースキャンプw

 日没が迫ってきたので戻ることにします。風も強くなってきて、体感温度もどんどん下がってきました。とりあえず、先ほどの雪壁の上まで戻ります。そしてまたリーダーにザイルで確保してもらいながら下りました……高さどれくらいあるんだろう、あの雪壁。20〜30bはありそうな気がしますが……ちなみに、下りで滑落しそうになりましたが、木の根に掴まって何とか事なきを得ました((;゚Д゚)ガクガクブルブル
 雪壁さえ下ってしまえば、後はなだらかな尾根道の下り。締まった雪の上を快調に突き進みます。まして行きと同じ道。わずか30分で天幕地まで戻ることができました。なお、スキーのリーダーよりも早く戻れましたε=\_○ノイヤッホーゥ! ツボ足最強!ε=\_○ノイヤッホーゥ!
 荷物を減らすためにペグを持ってこなかったリーダーですが、どうやって固定するのかなと思っていたら、フライを釣る紐の先端にペットボトルをくくりつけ、それを雪の中に埋めて固定してました。すげえ主夫の知恵だ。
 そしてメシにします。メニューはレトルトご飯、ハンバーグ、ポテトとコーン、茹でたアスパラ、豚汁、キウイ。
 余ったお湯をプラティパスに入れて湯たんぽ代わりにして寝ました。暖かくて気持ち良いヽ(´ー`)ノ

☆稜線上のベースキャンプw〜武尊牧場スキー場

 翌朝はかなり遅く起きました(7時半過ぎ)。まあ下るだけですし。朝飯をダラダラ食って(レーズンパン、クリームシチュー)、テントを撤収していざスキーを履いて下りにかかります。下り始めてから致命的なことに気づきました。
 ザックを背負ったままでは、ターンができない……
 言い訳すると、ザックを背負った状態では重心が自然と後ろにかかってしまい、体重移動がままなりません。何分スキーの腕は初心者なのでと言ってみても、始まりません。ボーゲンでスピードをコントロールしながら頑張ってみましたが、ダケカンバの木に激突した時点でもう全てを諦めました。
 スキーを担いで木が無い所までツボ足!
 快調に下れました(゚▽゚*)
 ゲレンデ上のキャンプ場まで戻ってようやくスキーを履きました。後は順調にボーゲンw
 そしてまたゲレンデの途中で雪が無くなったので、また担いで下りました。

 今回言えることは、スキー初心者のくせに山スキーなんぞやるもんじゃないってことがよくわかりました。「山スキー? そんなことは100回滑ってから口にしろ」というスキー教室の講師の言葉が身に染みました。しかしまあ、よくも我ながらケガなく下山できたものだと思います。いくらなだらかとはいえ、木に激突したり、転倒したり……結局、スキーを両腕に抱えて歩いている時間が長かったために、スキーに行ったというよりも、何かのトレーニングのようでした……
 とにかくスキーの操作に不慣れなので、登りも下りも恐ろしく時間がかかりました。最初からツボ足だったらもっとスムーズに行けたと思います……
 ツボ足に切り替えてからは普通の雪山を楽しみましたけどね。雪が締まっていて歩きやすかったですし、雪中テントも楽しかったヽ(´ー`)ノ
 しかし、百な山でしかもGWまっただ中というのに、1パーティーにしか会わなかったというのは何とも。



日付、天気 2006年5月5〜6日    晴れ
メンバー リーダーと二人で(ミニMeタンも密かに)
所要時間 武尊牧場スキー場→ゲレンデ上のキャンプ場      100分(大休止1回含む)
ゲレンデ上のキャンプ場→稜線上の天幕地       180分(大休止無数含む)
稜線上の天幕地→武尊山中ノ岳              100分(大休止1回含む)
武尊山中ノ岳→雪壁の下                   35分
雪壁の下→稜線上の天幕地                 30分
稜線上の天幕地→ゲレンデ上のキャンプ場       120分(大休止3回含む)
ゲレンデ上のキャンプ場→武尊牧場スキー場       20分
※今回の所要時間は全く参考になりません
交通 リーダーの車
公共交通機関だとバスの乗り継ぎがある上に、林道歩きを2時間強いられるそうで……
山の中で会った人 2人。仮にもGWの百名山というのに……



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☆オマケ・吹割の滝

 帰りに花咲で温泉に入った後、吹割の滝を見物してきました。落差はそんなに無いんですが、左右から押し寄せる滝の迫力は物凄いものがありました。水量もかなり多く、川沿いの歩道にいても水しぶきは飛んでくるし、激流が足下を洗うしで、かなり怖いものがありました。よく死者けが人が出ないものだと思います……本当はぐるっと一周できるようですが、時間が無いので、下の方だけてくてくと歩いて帰りました。
 マイナスイオンは浴びれたかな?

写真左が吹割の滝。スローシャッターを切った意味があまりありませんなOTL 写真右が川沿いの遊歩道。激流が迫ってマジ怖いっす