金峰山
前日に引き続き、雲一つない晴天が約束された平日休み。先月はまるっきり山へ行けなかったので、とにかく山へ行くことにする。行き先はとにかく展望の良い山。大菩薩嶺や御座山といった選択肢も思い浮かぶが、日光から上信越国境、南北中アルプス、果ては白山まで見えるという金峰山に決定。日帰りで行くとなるとアクセスが問題となるが、ここは一つ目的は展望と割り切って、大名登山&邪道登山としゃれ込むことにした。
高尾発6時15分の松本行きに乗り込む。高尾のあたりでようやく夜明けを迎えたが、期待通りの青空が広がっている。が、小仏トンネルを抜けたあたりはちょっとモヤっていた。桂川の川霧に包まれていた。モヤモヤしているけれど、朝日を乱反射して周囲は黄金色に輝いている。これはこれで美しい。そしてなおも中央本線は進み、大日陰トンネルの手前で南アルプスがはっきりと見える。それも記憶にあるよりもかなり鮮明で大きく見えた。これは展望も期待できそうだと期待に胸を躍らせつつ、塩山駅で前日に予約していたタクシーに乗車。
甲府盆地を囲む山がみんな赤く染まっている中をタクシーは駆け上がっていく。林道に入るとブナやミズナラ、そしてカラマツの紅葉が見事だ。この辺でじっくり写真を撮りたいとも思ったけれど、今日は何より展望。1時間弱で大弛峠に到着した。
運ちゃんとは会話が盛り上がったため、途中でメーターを止めてもらったりとサービスしてもらったりしました(・∀・)
☆大弛峠〜朝日岳
大弛峠は既に標高が2365b。空気が薄いし、めっちゃ冷えます。驚いたのは既に車が何十台も止まっていたこと。おいおい、今日は平日やねんとツッコミを入れたくなりました。まあ、私も人のこと言えませんが。
針葉樹林帯の中を登っていきます。一部木の根が張りだしているような箇所もありますが、概ね歩きやすいですね。道も実に整備されてますし、要所要所にベンチも置かれています。
アップダウンを繰り返していくと、朝日峠に到着します。ここも針葉樹林帯のまっただ中で、何の変哲もありません。これといった急坂も難所も無く、なだらかな尾根歩きがしばらく続きます。
登山道はぶっとい霜柱に覆われています。寒いわけだ……(´д`;) でも、サクサクという足の裏から伝わる感触は気持ちよいです(゚∀゚) 日陰では下山の時でも溶けることなく霜柱が残っていました。流石にこの時期の2千b級は違いますね……
朝日岳の手前に近づくと、登りがやや急になってきます。そして視界が開けたかと思うとガレ場が。デカい石がゴロゴロしている中を進みます。結果として、ここが唯一の難所になっています。と言っても、ほんの数十bで終わりますけど。
朝日岳に向けてなお登ります。周囲の木々も背が低くなり、ねじ曲がり、立ち枯れたりしてて、高山的な雰囲気が漂ってきます。森林限界手前の雰囲気ってのはテンションを高めてくれますヽ(゚∀゚)メ そして一登りすれば朝日岳の山頂に到着です。山頂は針葉樹に覆われていますが、西側が開かれており、これから目指す金峰山が鉄山を従えて優美な姿を見せてくれます。背後に南アが見えるのも良いですね(・∀・)



写真左から、大弛峠、針葉樹林帯の登山道、登山道を覆うぶっとい霜柱


写真左は朝日岳手前のガレ場。写真右は朝日岳から望む金峰山
☆朝日岳〜金峰山
朝日岳からは他にも八ヶ岳や北ア、噴煙たなびく浅間山などが見通せます。ざっと展望を楽しんでから朝日岳直下の急坂を下ります。ちょっとガレていますが、細かくスイッチバックを繰り返して下ります。そんなに長い斜面ではありませんし。もっとも帰りの時、ここを登る時は恐ろしくハードでしたが……(´д`;)
またしばらく薄暗い針葉樹林の中を進みます。やがて鉄山を巻く辺りにまで来ると、再び周囲の木々の背が低くなってきます。
そして森林限界。
ハイマツの濃い緑と青い空のコントラストが何とも。山頂も目の前に迫り、あと少しです。
ただ、山頂周辺がこれまたガレ場になっているのが、キツイですね。ペンキの矢印もわかりにくかったし……ひょっとすると一番の難所だったかも。
最高点でパノラマ写真を撮ってから山頂と五丈岩の間のちょっと平になっている場所でお昼にします。しかしまあ、山頂は平日だってのに人で溢れかえっていました。さすが百な山。この日は無茶苦茶空気が澄んでいるにも関わらず、風がほとんど無くて、マターリするには最高のコンディションでした( ´∀`)
山頂からは360度の大パノラマが楽しめます。富士山、南ア、中ア、北ア、八ヶ岳、御嶽山、頸城山塊、浅間山、上信越の山々、日光、そして白山。今までの人生でこれほどまでの展望が得られたのは初めての経験です(・∀・)


写真左は立ち枯れた針葉樹越しに望む富士山。森林限界直前って感じが良いですね(・∀・) 写真右は森林限界直前の背の低い針葉樹


写真左は森林限界を超えたハイマツ帯から望む金峰山の山頂。そしてお約束のMeタンとの記念写真。ありがとうございました

山頂からは富士山が甲府盆地越しに浮かび上がります
☆金峰山〜大弛峠
そして来た道を引き返します。朝日岳直下の急な登りと、朝日岳を越えた所のガレ場以外は特にこれと言った所はありません。細かなアップダウンを繰り返す楽しい尾根歩きをして、大弛峠へと戻ります。帰りは1時間40分ほどでしたが、一度も休憩しませんでした。それくらい体力的には楽勝でした。タクシーとの待ち合わせ時間までまだ余裕があるので、反対側の国師ヶ岳にも登ることにします。以下、国師ヶ岳のページへ。
確かに金峰山を大弛峠からピストンするのは邪道登山ですね。でもまあ、今回の目的は展望だったからまあいいか(´д`;)
楽勝とはいえ、やはり2500メートル級なので空気は薄いし寒いし、ガレ場なんかもあります。ハイキング気分で来ると、それはそれで痛い目に遭うんじゃないでしょうか(実際、とても山歩きするとは思えない格好の人も多かった。手ぶらとか、革靴で歩いている人とか)。正直な印象は「中高年のハイキングコース」です。
| 日付、天気 | 2005年11月2日 超快晴 |
| メンバー | 単独&Meタン |
| 所要時間 | 大弛峠→朝日峠 30分 朝日峠→朝日岳 30分 朝日岳→金峰山 60分(小休止1回含む) 金峰山→朝日岳 55分 朝日岳→朝日峠 25分 朝日峠→大弛峠 20分 |
| 交通 | 塩山駅からタクシー。1時間で1万円強で、事前に予約するのが望ましい、とのこと。迎えは運ちゃんと交渉のこと |
| 山の中で会った人 | 100人以上 |