雲取山


 2006年の山初め、ということで昨年末に登るはずが、電車に間に合わなかったために断念した雲取山に再挑戦。今回は中野発の始発に間に合いましたヽ(´ー`)ノ 立川で青梅線に乗り換え、奥多摩を目指すも寒い! とにかく寒い! 二日前まで沖縄に出張で行っていたためか身体が寒さに対応しておりませぬ( ´Д⊂ヽ まあ青梅線の場合、短い間隔でドアが開く、がらがらな車内といった条件のために暖房が意味をなしていなかったというのがあるのでしょうが。それにしても都心でも氷点下の予想で奥多摩は真冬日の予想が出た日だけに、身体の底から冷え込みました。まさか電車の中でダウン、ニット帽、手袋の完全装備をするとは思わなんだ……
 で奥多摩駅で西東京バスに乗り換え、鴨沢を目指しますが……土曜日だってのに客は私を含めて3人だけ。バスの中でダウンやらフリースを脱いで準備は万端。スパッツはどうしようかなあと思いましたが、まあ雪が出てきたらつければ良いかと。


☆鴨沢〜ブナ坂

 鴨沢でバスを降り、いきなり出発。バスに乗っていた他の乗客も鴨沢で降りて、みんな雲取山を目指します。青梅街道の反対側に渡り、集落の中を登っていきますが……この集落の中の道が半端じゃなく急斜面。よくこんな所に人が住んでいるなあと思えるくらいの急斜面です(正直、小雲取山手前の登りまでこれ以上の急斜面はありません)。この坂を上っている時にふと振り返ると……丹波川が凍結してました(´д`;) 寒いわけだ……
 集落の端をすぎると植林帯の中の道を進みます。バス停から30分も歩けば車道に再び出ます。ここが小袖乗越で、車の人はここに車を止めておくようです。車道をちょっと進んでからまた登山道へ分け入ります。なだらかな登りが果てしなく続きます……何軒かの廃屋を通り越し、植林帯と自然林(落ち葉でフカフカ)な道を延々と歩きます。基本的には尾根の東側をゆるゆると巻いた道なので悪路でも急斜面でもありません。ただ長いだけです。
 ……正直、書くことがありません。
 ああ、堂所に着いたら休憩しようと思っていたのですが、結局堂所がどこだかわからず、七ツ石小屋下の分岐まで休憩を入れることなくひたすら歩き続きました。堂所は何でも博徒が集まっていた由緒正しい場所らしいのですが……表示も何もなかったような? 帰りもまったくわかりませんでしたし。
 ここで休憩を入れてから先に進みます。先に七ツ石山に寄るかどうか迷いましたが、まずは雲取山山頂を目指すことにして、巻き道を進みます。が、ここからが半端ないΣ (゚Д゚;)
 登山道のあちこちにアイスバーン。ここで下ってきた人とすれ違ったわけですが、アイゼンをつけていたので、こちらもアイゼンをつけるか否か迷いましたが、まあとりあえず行ける所まで行ってみるかと。アイスバーンになっている箇所も長かったり短かったりで戸惑いましたが、尾根の尾根の西側を巻くように道がつけられているので、木々の間から大菩薩嶺や南アがちらほらと見え、何となくテンションが高まります。
 ブナ坂までのアイスバーンは何とか乗り切りましたが、下りは絶対にアイゼンつけないとキツイな……

☆ブナ坂〜小雲取山

 ブナ坂に到着して石尾根に出ます。防火帯の気持ちの良い尾根筋です。が、ブナ坂周辺はカチカチに凍ったアイスバーン……(´д`;) が、石尾根自体は日当たりが良いためにあんまり雪は残っていません。石尾根に出てもまだまだ雲取山の山頂は見えてきません。ともあれ、細かいアップダウンを繰り返しながら、ガンガン進みます。途中にある広大な五十人平のヘリポートはスケートリンク状態。さらに進むと奥多摩小屋の前を通ります。おっちゃんが布団干してました(・∀・)
 この辺から雪が増えてきます。もうずっと雪道。この辺でスパッツを装着することにします。
 でもって、雪の積もった急斜面を登っていきます。この辺はもう周りが天然の針葉樹林帯で、亜高山の雰囲気が漂っています。この小雲取山への登りは、それまでなだらかなダラダラした登りだけだった身体にこたえます。

☆小雲取山〜雲取山

 小雲取山を越えればもう雲取山の山頂が目前に迫ります。雪も結構積もってました。30aくらいかな? でもしっかりトレースがついているので楽に歩けます。山頂直下の登りは結構急ですが、一気に登っていきます。そして避難小屋が建つ山頂の一角に立ちます。ピークそのものは避難小屋の裏手にあります。
 流石に東京都最高峰だけあって、眺めは抜群です。北側から西側にかけては木が生い茂っているのであまり見通せませんでしたが……木々の間越しに両神山なんかが見えていましたが、写真だと木しか写ってないし(´д`;) 南ア方向に雲がかかり始めていましたが、反対側の関東平野方面の眺めは抜群でした。東京タワーは目視できるし、江ノ島、三浦半島、房総半島まで丸見え。時間を忘れて写真を撮りまくりましたヽ(´ー`)ノ 山頂にレンズを置き忘れるほどに……OTL

☆雲取山〜七ツ石山

 山頂でアイゼンを装着し、いざ下山開始! ……と思いきや、山頂にレンズを忘れてしまったためにまた山頂に戻ったりして、15分ほどロス。……改めて下山を開始します。アイゼン利かせてガツガツと下っていきます。小雲取山を始め、いくつかのピークは巻き道があることに気づいたので、ヘタレてそっちを進むことにします。するとあら不思議! あっという間にブナ坂まで戻ってくることができました。
 さて、ここで七ツ石山に寄るべきか否か迷ったわけですが……登り20分、下り10分と地図には書いてあります。が、ブナ坂から見上げる七ツ石山は結構急。加えて、カチカチに凍った雪が登山道をびっちりと覆っているのが見えます。かなり悩みましたが、一気に登ることにしました。アイスバーンの急斜面をジグザグにトラバースしながら登ります。トレースがぐちゃぐちゃになっているので、どこが正規のルートなのかさっぱりわからなくなりましたが、エアリアの通り20分で七ツ石山の山頂にたどり着きました。

☆七ツ石山〜鴨沢

 七ツ石山を下ってブナ坂に戻ります。七ツ石小屋を経由するコースもありますが、その道のアイスバーン状況がよくわからなかったので、一度通った道を確実に下ることにします。下りはやはりアイゼンをガツガツ利かせて下ります。エアリア通り10分で下れましたが、やはり結構な急斜面で(´д`;) ブナ坂に戻って石尾根とサヨナラして、断続的にアイスバーンが続く巻き道に入ります。やっぱり下りの時はアイゼンが必要だなあ…… しかし、雪が無い箇所も存在するわけで、そういう場所を通る時はアイゼンがガリガリとイヤな音を立てます(´д`;) 本当はいちいち着脱すべきなんでしょうが、断続的にアイスバーンがあること、ワンタッチ式のアイゼンではないので、つい面倒になってそのまま突き進んでしまいました。良くないことをしてしまったと反省しております。
 ともあれ、最後のアイスバーンを通り越した所でアイゼンを外します。アイゼンが泥まみれ……(´д`;) ちょうどそこが七ツ石小屋下という標識が立っている場所で、登ってくる時に最初の休憩をした場所です。鴨沢発17時6分のバスに間に合うか微妙になってきたので、アイゼンを片づけたら一気に歩き始めます。もう急斜面もアイスバーンも残っていないので、半ば駆け足のペースで下っていきます。そのせいか、やっぱり堂所を発見できませんでした……本当に存在しているのか、堂所は?
 単調でダラダラとした長い長い下りを快調に駆け下りていきましたが……これだけのペースで動いているのに汗が出ない状態になってしまいました。これはヤバいと思い、休憩を挟んで水分を補給しました。さあ、これで大丈夫と思いザックを背負い直して立ち上がったところ、ビリビリビリっとイヤな音が(´д`;) ザックの肩紐がちぎれてしまいました……OTL
 仕方が無く、ザックを両腕で抱えて歩き出しましたが、そんな状態では快調なペースで進むことなどできませぬ( ´Д⊂ヽ 鴨沢のバス停に着いた時はもう真っ暗になっていました。

 結局、予定よりも一本遅い18時28分のバスに乗り、奥多摩駅へと戻りました(真っ暗な青梅街道脇でバスを小一時間待つのは非常にわびしい気分でした)。。バスの乗客は私一人だけで、何とも妙な気分になりました。そして何よりザックを両腕で抱えたせいで、上腕二頭筋がパンパン(´д`;) ああ、ザックを買い直さねば……OTL
 
 まあ色々波乱に富んだ2006年一発目の山行きとなってしまいましたが、この程度のアクシデントで済んで良かったかな、とも思います。山頂付近の雪をサクサク踏みしめて歩くのは楽しかったですし、この季節特有の澄んだ空気もまた楽しんだわけですし。
 次は別のメーカーのザックにしよう……



日付、天気 2006年2月4日   晴れ時々曇り
メンバー 単独&Meタン
所要時間 鴨沢→小袖                   25分
小袖→七ツ石小屋下             1時間45分
七ツ石小屋→ブナ坂              45分
ブナ坂→奥多摩小屋              35分
奥多摩小屋→雲取山山頂          60分
雲取山山頂→奥多摩小屋          30分
奥多摩小屋→ブナ坂              25分
ブナ坂→七ツ石山               20分
七ツ石山→ブナ坂               10分
ブナ坂→七ツ石小屋下            35分
七ツ石小屋下→小袖             1時間40分
小袖→鴨沢                   20分
交通 奥多摩駅から鴨沢まで610円、西東京バス
山の中で会った人 15人くらい


山行きインデックスに戻る