丸山とオマケで宝登山
(960b、493b)
2008/3/16
年末に娘が生まれたために、てんやわんや。山に行くことすら思いつかない日々が数日続いておりましたが、娘の首がすわり始めたこともあって、ようやく山に行く気力が沸きました。気づけばもう四ヶ月も山に行っていません。体力、脚力の低下は否めないので、のんびり山を歩ける奥武蔵に行くことにします。奥武蔵の魅力は駅から歩いて行ける山が多いこと、ルートが多いので気分次第でルートの変更が容易なことでしょう。植林帯ばっかり&山頂近くまで車道が通じているので興ざめという欠点もありますが。そんなわけで、天気予報では晴れマークが並んでいたこの日、展望を求めて奥武蔵の丸山へ行くことにしました。
しかし行きの西武池袋線の車内で日の出を迎えたものの……空は青くならず。一面灰色の空に覆われたまま。何だかテンションが上がらないまま飯能で乗り継ぎ、芦ヶ久保駅に着いた段階でも曇り空のままでは依然としてテンションは低いまま。駅前の広場に降りたって周りを見渡してみれば、雲はどんどん低くなり、周囲の山の稜線すら見えない状況でした。それでも天気予報の「晴れ」という予報を信じて出発することにしました。当初は一目散に丸山の山頂を目指す予定でしたが、山の花道で少し時間を潰
してから(そのうちに雲が晴れるだろうと期待して)丸山を目指すことにしました。
駅前の階段を下りて国道299号を横断し、左に少し進んだ所にある神社の脇に標識があるので、それに沿ってアスファルト道を進んでいきます。とにかくいきなり急。周囲はスギだらけで、おまけに「あしがくぼ果樹公園村」という観光地なために、山村の風情とかそんなモノはありません。「イチゴ狩り」とかデカい看板があちこちにあるからなー。まぁそれでも、あちこちに姿を見せる梅の花に心癒されながら進んでいくと、ミカン畑の中に標識が立っており、どうやらこれがショートカット道のようなのでそこを進みます。片側に果樹園、片側に自然林を見ながら登っていくと、すぐにまた舗装路に出ますが、そこが「山の花道」になっています。
空模様は相変わらずどんよりしたままなので、早く山頂に行っても何
の得もないだろうと判断し、山の花道で花見物でもしていくことにします。この季節ならばロウバイがまだ残っているだろうし、セツブンソウや雪割草、あわよくばカタクリまで見られるだろうと期待して。
舗装路から山の花道に入るとロウバイの香りが出迎えてくれます。期待通り黄色いロウバイの花が姿を見せてくれましたが、もう見ごろは過ぎたのか、全体的にやや萎れ気味。一通りロウバイを楽しんだ後はセツブンソウを求めてぶらぶらと歩きます。が、何をトチ狂ったのか、間違えて日向山の山頂に出てしまいました。登りばっかりでおかしいなとは思ったのですが。日向山の山頂には展望板がありましたが、それほど密ではないとはいえ自然林に囲まれているので、展望はダメでしょう。この日の天候ではどの道ダメです
が。とにかく日向山の山頂から引き返して今度は沢沿いの道を下っていきます。「カタクリ自生地」なんて看板があったので期待に胸を膨らませてあるきますが……葉を出したカタクリを数株見ただけ。まだカタクリには早いようです。代わりに落ち葉の上に顔を出したセツブンソウの姿を見ることができました。とりあえず、セツブンソウを見れたことで、展望無しでもいいやという気分になり、改めて丸山を目指すことにします。
山の花道を出て舗装路をしばらく進むと三叉路に出ます。うち2本は舗装路、一番右端の登山道へと入っていきます。周囲は完全に植林帯で薄暗い雰囲気の道が続きます。植林帯を少し進むと巨岩があり、祠があったので、久々の山行きの安全を祈願。しばらくは緩い道が続きます。が、すぐにまるで塹壕のようにえぐられた急登が始まります。大体こういう場所は滑りやすい泥道なのですが、最近手が入ったのか、上に土をかぶせてあり、かなり歩きやすかったです。こういうケアは実にありがたいですね。
九十九折りを何度か経るとやがて尾根に出ます。ここは防火帯になっており、道はかなり幅広。ちょうど雲の高さに達したのか、行く手にはガスが流れて幻想的な雰囲気が漂います。しばらくは緩やかな登りが続きますが、やがてアップダウンが出てきます。そんなに急ではないのですが、この辺から足元がぬかるみ出して歩きにくくなります。登りなのに泥濘に足を取られて滑ってしまうし、靴は泥だらけになって重くなるし。アップダウンを何度か繰り返しているうちに、やがて上の方から車のエンジン音が聞こえてきました。ちょ
っと興ざめしながら登っていくとやがて植林に自然林が混じるようになり、車道を横切ります。
車道の先も植林と自然林が交互に現れ、細かなアップダウンが続きます。相変わらず周囲はガスで真っ白、足元はドロドロ。やがて への分岐を経てなおも進んでいき、木の階段が現れると山頂への最後ののぼりです。この辺にはまだ僅かですが雪が残っていました。階段を登りきると丸山の山頂に出ました。
さて、展望で有名な丸山の山頂に来たものの、相変わらず周囲はガスで真っ白。山頂のベンチから目の前にそびえ立つ展望台すら霞んで見えるほどです。本来なら丸山から堂平山、笠山へと縦走するつもりだったのですが、このガスで真っ白で風もなく、気温も低くない天候では展望が望むべくもなく、あっさりと断念。他のルートも考えましたが、やはりこの天気ではテンションが上がりません。そこで思い立ったのが宝登山。同じルートで下れば一時間くらいで駅まで着くし、そこから西武線と秩父鉄道を乗り継いでロープウェイで行けば13時くらいには宝登山に着くから、梅園の写真でも撮りに行くかと。
善は急げと早速下りにかかります。泥濘に気をつけながら来た道を一気に下り、例の車道を横切り、防火帯を下っていきます。が、気づけば記憶にない伐採地にいまし
た。まあでも、下からこの道で登ってくる人がいるし、間違えたわけじゃないんだろうと思い、どんどん下ります。やがて果樹園を脇に見るようになり、民家の軒先を抜ければまた舗装路に出ました。問題はここから駅までの道をなめていたこと。ろくに地図や標識を確かめずに道なりに下っていったら、えらく時間がかかってしまいました。だいぶ大回りをしてしまったようです……
芦ヶ久保の駅に戻り、西武秩父線で西武秩父駅へ。そこから御花畑駅まで歩き、秩父鉄道に乗り換えます。そして長瀞駅を目指してゴトゴト揺られているうちに……晴れてきましたよorz 長瀞駅に降り立ったら暑い! 春の日差しに炙られながら駅からロープウェイの発着場を目指します。発着場手前の登りがえらいキツかったですが、予想通り13時発のロープウェイに乗り込みます。が、流石に観光客ばかり。しかも混んでる!
あっさりと宝登山に着きました。梅園は5分から7分咲きといったところでしょうか。青空が見えてなかなか良い感じです。が、晴れてもやはり風がないのがダメなのか、展望は全然。眼下を流れる荒川が辛うじて見える程度。なおロウバイはここでも盛りを過ぎており、かなり萎れた感じがしました。福寿草も咲いていましたが、これは完全に栽培してます感がして、なんだか興醒め。ともあれ一時間ほどまったりした後、また満員のロープウェイに揺られて下山しました。
それにしても今回は完全に天候にやられました。晴れマークが並んでたのに!!!(確かに気圧の谷が日本列島上にありましたが) 一週間ずらせば良かったよ、とこれを書きながら後悔するわけです、はい。






| 日付、天気 | 2008年3月16日 曇り |
| メンバー | 単独&Meタン |
| 所要時間 | 芦ヶ久保駅 7:27 → 7:59 山の花道 32分 山の花道 8:44 → 9:29 森林館分岐 45分 森林館分岐 9:29 → 9:46 丸山 17分 丸山 10:13 → 10:26 森林館分岐 13分 森林館分岐 10:26 → 11:02 果樹公園村上部 36分 果樹公園村上部 11:02 → 11:25 芦ヶ久保駅 23分 |
| 交通 | 池袋駅 5:38 → 西武池袋線 → 6:34 飯能駅 飯能駅 6:35 → 西武秩父線 → 7:16 芦ヶ久保駅 |
| 山の中で会った人数 | 20人くらい(丸山のみ) |