縞枯山と茶臼山
(2403b、2384b)
2007/9/8
台風一過の晴天を期待したこの週末、当初は北アを目指すはずでした。が、ムーンライト信州のチケットが取れずに断念。八ヶ岳か鳳凰三山辺りにしようかなあと思ってはみたものの、当初のもくろみが崩れるとどうもモチベーションが上がらず、結局いつもの日帰りに。行き先も二転三転。栗駒山や磐梯山、あるいは谷川岳方面にしようかと思いきや、どうも天気予報が今ひとつ。
結局、晴れマークがズラリと並ぶ長野県、それも日帰りできる北八ヶ岳に行き先を決めました。
そして中野発4時27分発の高尾行きに乗り込むと……いつまで経っても発車しません(´д`;) 何でも三鷹駅でポイント故障が発生、そのせいで20分以上もいきなり遅れました。その結果、7時45分に茅野に着いて8時2分発のピラタスロープウェイ行きのバスに間に合うはずが、茅野に着いたのは8時20分頃……次のピラタス行きバスは2時間後とのこと……仕方がないのでタクシーを使います。嗚呼、8000円也……しかも長野のタクシーってタバコは吸えないし、初乗り700円とクソ高い。おまけに運ちゃんは延々と観光紹介を続けていて鬱陶しいことこの上ありませんでした(´д`;) 出足から絶好調につまづいてます。
さて、もう一つ重要な要素である天候。もちろん台風一過の快晴を期待していたわけです。確かに立川辺りで日の出を迎えた後の空は抜けるような青空。山梨県に入っても青空が続き、初狩駅からは有名な「一目富士」も見えましたよ。白山岳直下の残雪もはっきりと見えるほど空気も澄んでいるようでした。が、笹子トンネルを抜けて初鹿野駅(甲斐大和などとは言いたくない)に着くと空はどんより。同じ列車に乗っていた多くの登山者が一斉にため息をついたのが聞こえてきました。当初は降雨後によく見られる沢沿いの低い雲かと思いましたが、どうもそうではなく、甲府盆地に入っても南アは見えず富士は見えず。上空こそ青空が現れてきましたが、相も変わらず山には雲がかかったままでした。そしてこの山にかかる雲はかかったままでした……

前置きがかなり長くなりましたが、とにかくピラタスロープウェイ乗り場に着きます。20分間隔で運転しており、大して待つことなく乗り込みます。山頂駅に着けば標高は既に2233b。Tシャツ一枚ではちょっと肌寒いですが、ま動けばすぐに暑くなるでしょう。ということで歩き出します。が、分岐がたくさんあったせいで、道を間違えてしまいました……縞枯山に行くはずが、五辻へ行く道を進んでしまいました。すぐに戻って正しい道を行きましたが、本当に今回はメロメロです(´・ω・`)
しばらくは坪庭のしっかりと整備された道を進みます。この辺は観光客がうじゃうじゃ。そして坪庭の周回コースを外れて進むと縞枯山荘の前を通ります。さらに進めば雨池峠になります。ここは十字路になっていて、北横岳から稜線伝いにやってくる道、雨池に下る道、そして通ってきたロープウェイ乗り場に進む道とこれから向かう縞枯山に向かう道が合わさっています。ここまでは
なだらかで比較的整備された道でした。
が、この十字路がまず衝撃的でした。池になってました、マジで。まあ4500万人が暴風圏に入った台風9号の直後なのでぬかるみは覚悟していました。が、十字路から縞枯山方面に進むと道は沢になってました。マジで水が流れる音も聞こえてました。足下も小さな岩がゴロゴロした歩きにくい道になってきたこともあって、実に歩きにくいです。数分進めばこの沢状態は落ち着きましたが、それでも足下は相変わらず小さな岩がゴロゴロ、加えて岩はじっとり湿っていて結構滑りやすい状態の道を、縞枯山に向けて一直線に登っていきます。直登とはまさにこのことで、カーブも九十九折りもなく、ただひたすらまっすぐ登っていきます。周囲は概ねシラビソがびっしりと生えた針葉樹林帯で、苔むしており、とても幽玄な雰囲気が漂っていました。奥秩父でもそう思ったことがありますが、針葉樹林帯は雨または降雨直後が一番美しい!!!
所々、洗削されたのか純粋に水にえぐられたのか、土がむき出しになった箇所を通りつつなおも一直線に登っていくと突然縞枯山の山頂に飛び出します。立ち枯れたシラビソに覆われ、展望もなく、山名を記した標柱が一本あるだけで、山頂らしい雰囲気はありません。一服した後、そのまま道を進みます。しばらくは山頂の一角なのでしょう、アップダウンもなく縞枯れたシラビソの中を進むと、展望台の表記があったのでちょっと寄り道してみました。ちょっとした岩場になっていて、展望も良さそうではありましたが、何分周囲はガスガスガス。何も見えないのですぐに登山道に戻ります。

この展望台への分岐の所から下りが始まります。登りの時と同じような、小さな岩がゴロゴロしたやや急な道を一直線に下っていきます。ここで集団さんとすれ違いました。マナーの良い集団さんでもやはりすれ違うのに時間を要したためにちょっとペースを乱されます。ともあれそのまま下ると茶臼山との鞍部に出ます。この鞍部に五辻への分岐があります。さて、この鞍部はものすごい倒木帯になっていて、倒れたシラビソの木が何本も登山道を覆っていました。台風のせいで倒れたようには思えませんでしたが……
倒木帯と言ってもほんの数十bですが、それを超えると再び登りが始まります。やはり足下に小さな岩がゴロゴロし、じめっとした苔むすシラビソに囲まれた登山道を茶臼山山頂目指して一直線に登っていきます。それほど長時間登ることもなく、あっさりと
茶臼山の山頂に着きますが、ここも縞枯山頂と同じくあまり山頂の雰囲気がありません。ただの登山道の分岐、という感じです。
写真の場所を右に3分ほど進むと展望台があるので行ってみました。確かに南面が大きく開けていましたが……ガスガスガス。隣の縞枯山と眼下の蓼科高原が一部見えている程度の展望でした。ただ、この展望台にはかなりハイマツが生えているのが印象的でした。ともあれ、この展望台には入れ替わり立ち替わり人がやってきますし、早くも宴会やっている人もいました。リトアニア人のおばちゃんもいました。
展望台を後にして茶臼山の山頂に戻り、今度は山頂の写真で見ると左手に道をとります。そのまま同じような道を下っていきま
す。一旦、中小場という小ピークでフラットになりますが、相変わらず同じような道をどんどん下っていき、傾斜が緩み、シラビソ林の下草にササが目立ち始めると大石峠に出ます。ここにも五辻とかの方の道へ進む分岐があります。
ここまで来ればもうゴールとなる麦草峠はすぐ先で、傾斜もない平らな道を進み、やがて道も木道になり、木々の間から麦草ヒュッテの赤い屋根がチラチラ見えるようになります。国道を走る車の音も聞こえてきます。そして周囲が開けて茶水池という小さな池の側を通り抜けるとそこが麦草峠です。
さて、ゴールである麦草峠に着いたものの、バスの時間までまだ3時間あります。いかにして時間を潰すかが実に大きな問題
となってきました。謎な行動をとったりしているうちに、結局、白駒池へ行くことにします。アップダウンはあまりありませんが、それでもぬかるんでいたり、岩がゴロゴロしていたりして、完全な登山道です。周囲はおおむねシラビソやトウヒの林ですが、途中「白駒の奥庭」という樹林が途切れた場所がありました。ここはなかなか面白い植生が見られて、ハイマツやシャクナゲといった灌木類が多く茂っていました。ただ、その間に針葉樹の幼木も何本もあったので、そのうちに立派な針葉樹林になるんでしょう。木道でしっかりと地面をガードしている場所でした。で、駐車場からの道に合流すると完全に遊歩道となります。ここからはもう十分程度で白駒池に到着しました。周囲を針葉樹に囲まれた美しい池ですが、遊覧ボートが浮いているのはちょっと微妙な雰囲気かも……で、池を半周して麦草峠に戻りました。
今回の山行きは色々な点でダメでした。電車の遅れ、天候は安定していたもののガスが晴れない、予想を超えたドロドロ道、そしてコースを短く設定しすぎたことによる時間ロス。時間的には北横岳のピストンを入れてちょうど良いくらいの感じでした。とにかくこれほどダメダメなのは久しぶりです。でも一番腹が立ったのは中央線の遅れ。JR東日本にタクシー代を請求したいくらいだ。







| 日付、天気 | 2007年9月8日 曇り |
| メンバー | 単独&Meタン |
| 所要時間 | 山頂駅 9:32 → 9:53 雨池峠 21分(迷った時間含む) 雨池峠 9:53 → 10:23 縞枯山 30分 縞枯山 10:32 → 11:17 茶臼山 45分(小休止含む) 茶臼山 11:40 → 12:16 大石峠 36分 大石峠 12:16 → 12:32 麦草峠 16分 麦草峠 13:38 → 14:06 白駒池 28分 白駒池 14:12 → 14:42 麦草峠 30分 |
| 交通 | 茅野駅からピラタスロープウェイ駅 タクシー8000円 ピラタスロープウェイ 片道900円 麦草峠から茅野駅 諏訪バス1400円 |
| 山の中で会った人 | 30人くらい(明らかな観光客除く) |