平標山〜仙ノ倉山

(2006/8/15)


 分割した夏休みの後半戦が始まったので、どこに行こうかと色々考え、泊まりで南アとか御嶽山に行きたいなと考えていました。が、あいにく台風が近づいており、15日以外は好天に恵まれなさそうなので泊まりがけを断念。日帰りで森林限界を超える場所というと、先週行った日光か上信越国境の山々か、磐梯山くらいしか思い当たりません。というわけで、平標山と仙ノ倉山に決定しました。東京の家を出発する時は雨が降っていましたが、新潟方面は晴れているとのことで、展望に期待を胸膨らませて新幹線に乗り込みました。
 しかし、東京から公共交通機関利用だと、登り始めが9時近くになってしまうのが何とも残念です。せめて越後湯沢発7時半のバスがあれば……


  ☆登山口〜松手山

 平標山に登るには松手ルートと平元新道の二つがあるわけですが、後者は一時間近い林道歩きを強いられます。流石に登りの時にそれは気が重いので、松手ルートで登ることにします。駐車場の側からいきなり樹林帯の急な階段が始まります。ちょっとじめじめして蒸し暑いです。急と言えば急ですが、先週の日光白根の登りに比べれば全然大したことがないので、ガンガン進みます。木々の合間から見える空を判断するに、南の方角からどんどん雲が流れてくるのが見え、こりゃ早く行かないと山頂がガスってしまうな、と判断したのもガンガン進んだ大きな理由ですね。
 とにかく樹林帯の中にジグザグにつけられた階段をひたすら登っていきます。尾根に出ると行く手に巨大鉄塔が大きくそびえ立っているのが見えます。そして尾根に出るともう樹林は少なく、ササが生い茂る明るい尾根になります。樹林帯もまだまだありますが、だいぶ低木ですね。なおも階段をひたすら登り続けると、巨大鉄塔の前に到着します。ここで一休み。ここは1411bのピークで、登山口から既に400b強登ってきたことになります。流石に40分程度で400b近くを一気に駆け上がると既にバテが出てきました。
 ここから周囲を見回すと、北側の越後平野方面は澄み渡った青空が広がっているものの、南の関東平野の方は雲に覆われ、どんどん雲が迫ってくるのが見えます。すぐ側にある苗場山もだいぶ雲がかかってきました。
 なおもしばらく急な階段が続きます。一部ロープが張られている箇所もあったりします。やはり樹林帯と明るく開けた尾根が交互にやってくる感じですが、やがてなだらかになります。目の前に松手山のピークが迫り、その向こうには平標山が姿を現します。ここからはもう樹林帯を越えており、クマザサの中にハイマツが混じる尾根道を進むことになります。武尊山でもそうでしたが、いわゆる偽高山帯と呼ばれる本来ならば針葉樹が生い茂っている標高で何らかの理由(豪雪や強風など)がある地帯の特徴的な植生ですね。

   ☆松手山〜平標山

 ここからはクマザサとハイマツが混在する明るい尾根道をゆるゆると登っていきます。南の方角はガスに包まれてしまっていますが、北の越後平野方面は展望が開け、米山や弥彦山、守門といった山々が見えました。しばらくはなだらかですが、やがてまた階段が連続して現れるようになります。別名「天国への階段」とも言われる階段で、急な階段ではあるものの、周囲に高山植物が咲き乱れる中、青空に向かって登っていくのは「天国への階段」という呼び名にふさわしいものがありますね。高山植物の名前は相変わらずサッパリわかりませんが、ピンク、白、黄色、ブルーの花々が咲き乱れるのは何とも壮観です。
 そして山頂まであと少し……というところでついにガスに包まれてしまいました。慌てて展望写真を撮りますが、北面のみ。これは要リベンジですね……階段を登りきると山頂に出ます。ただっぴろい山頂ではガスの中にも関わらず多くの人が休んでいました。

   ☆平標山〜仙ノ倉山往復

 平標山から谷川連峰の最高峰である仙ノ倉山を目指して歩きます。階段が相変わらず多いですが、基本的にはなだらかクマザサが一面に生い茂る尾根道です。……が、ガスに包まれた上に強風が吹き荒れてかなり気分は滅入ってきました(´д`;) 行く手が見えない、遮る物が無いということは覚悟していましたが、ガスと強風のせいでメガネが曇ってしまうのがたまらなくキツかったです(´・ω・`)
 この稜線も結構高山植物が多かったですね。もう少し時期が早ければニッコウキスゲも咲き乱れていたそうです。
 ともあれ一度鞍部まで100b強下り、そこから小さなピークを2つ越えた所が仙ノ倉山です。山頂でメシを食って即座に戻ることにしました。ガスに包まれた上にじっとしていると寒いくらいの強風では、ゆっくりとなどしていられません。平標山まで大急ぎで戻ります。

☆平標山〜平標山ノ家

 平標山の山頂から階段をひたすら30分弱下り続けます。危険な所は一切無いですね。ただひたすら階段を下るだけです。なお、下っている途中でガスが少し晴れ始め、南の方に吾妻耶山や上州三峯山が辛うじて望めました。もう少し山頂で粘れば、展望が開けたのかなあ……

☆平標山ノ家〜登山口

 現在改装工事中の平標山ノ家で稜線を外れ、樹林帯の中の階段をまたひたすら下ります。これまた延々と果てしなく階段が続きます。この道は階段がきちんと整備されているので、これまた危険な所は一切ありません。ひたすら階段を下り続け、やがて土の道に出れば階段は終わりです。そこを少し進めば林道に出ます。林道は未舗装のダート道で、これを小一時間歩かねばならないのですが、周囲が自然林なのがまだしもの救いですね……しかし、この林道歩きでふと後ろを振り返ってみると、平標山のガスが晴れていましたOTL 何とも複雑な気分です(´・ω・`) しばらく歩いてゲートをくぐれば舗装道。別荘地の中を進めばバス停まで戻れます。しかし、バス停で一時間近くバスを待たなくてはならないのは辛かった……大源太山まで足を延ばせば良かったかなあ。


 山頂近くまで来たところでガスに包まれてしまい、悔いの残る山行きとなってしまいました。また、行動時間も6時間以下でやや物足りなさも残ります。ただ、交通の便も良く、日帰りで行ける山としてはかなり良い山だと思いますね。森林限界を突破していて高山気分が味わえますし、高山植物も豊富。加えて登山道もこれでもかとばかりに整備されてますし。結構小さい子供を連れた人も多かったですし、谷川岳方面から縦走してくる人も多かったです。それだけ魅力のある山なのでしょう。
 なお東京駅まで戻ったら、彼女が新幹線ホームまで迎えに来てくれてました。恥ずかしかったけれど、嬉しかったなあ……




稜線には多くの高山植物が咲き乱れていました。が、ハイマツ以外はサッパリ名前がわかりませんOTL


日付、天気 2006年8月15日    晴れのち曇り
メンバー 単独&Meタン
所要時間 平標山登山口バス停 8:57 → 巨大鉄塔 9:39           42分
巨大鉄塔 9:45 → 松手山 10:10                   25分
松手山 10:10 → 平標山 11:10                    60分
平標山 11:15 → 仙ノ倉山 11:51                  36分
仙ノ倉山 12:13 → 平標山 12:46                  33分
平標山 13:03 → 平標山ノ家 13:29                 26分
平標山ノ家 13:36 → 林道終点 14:09               33分
林道終点 14:09 → 平標山登山口バス停 14:53         42分
交通 越後湯沢駅から越後交通バスで580円
山の中で会った人 60人くらい


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