鷹ノ巣山
(奥多摩・1737b)
ガキの頃と学生時代はそれなりに山登りをしていましたが、社会人になってからはサッパリ。山どころか、運動もろくにしない日々が続いていましたが、ひょんなことから大菩薩に登る機会がありました(と言っても、上日川峠からの邪道登山)。行く前は⊂⌒~⊃。Д。)⊃ タリー
ってな感じでしたが、行ってみれば再び山の魅力に取り憑かれる始末。
そんなわけで、復帰初戦に選んだのが鷹ノ巣山でした。それなりの標高があって、展望が期待できて、かつ気軽に行ける場所となると、やはりガキの頃から慣れ親しんだ奥多摩から始めてみようと。ただまあ、結果としては自信になりましたが、復帰初戦に稲村岩尾根を選んだのはちょっと失敗だったかもしれません。梅雨明け直後のクソ暑い時に奥多摩の低山を、しかも奥多摩一の急坂を登るなんてのはマゾ以外の何物でもない……
というわけで、中野発の初電に乗っていざ奥多摩へ。奥多摩駅に降り立つと、昔と変わらぬ駅舎と山の香りが漂ってくる。東日原行きのバスに乗り込むが客は私を含めて4人だけ。やっぱり真夏の奥多摩に行くマゾな人は少ないようで。
☆東日原〜稲村岩の肩
東日原でバスを降りるとまず目に入ってくるのが稲村岩。まるで中国の岩峰のよう。岩に限らず、日原側から見る石尾根は随分と傾斜がキツく見えます(;´Д`)
ともあれ、集落の中を5分ほど歩き、中日原のバス停のちょっと先の民家の間を下ります。いや、山の経験はそれなりにあるつもりですが、登山口で下るのは初めての経験でした。考えてみれば、なかなか萌える登山口です(*´д`*)ハァハァしかし、いきなり急斜面な下り。日原川の浸食力っていうのはすごいですね。この浸食力が深い日原渓谷を作ったのだから。斜面を下ると日原川にかかる巳の戸橋を渡ります。ここには真夏の強い日差しも届かず、また川の流れの音が実に涼しげ。
涼しいのはほんの一瞬のことで、橋を渡ると暗くじめじめした植林帯の中を登っていきます。沢沿いなので登山道は小石がゴロゴロしてます。沢を何度か渡ったりしていると、少しずつ斜面がキツくなり、スイッチバックの登りが続きます。
やがて目の前に巨大な岩がドーンと現れます。これが稲村岩なわけですが、あまりに巨大でカメラに収まりません(ノД`)登山道はここで沢を離れ、尾根筋目がけて登っていきます。ここからはエアリアの地図にもはっきりと描かれているくらいスイッチバックが続きます。それこそ5b進んだら切り返し、また5b進んだら切り返し……の繰り返しです。斜面は急ですが、岩場があったりとか、難しい所が無いのが救いでしょうか。
汗だくになりながら、ようやく稲村岩の肩に到着。ここから稲村岩を登ることもできるようですが、とてもそんなことができる状態ではないのでパス。



写真は左から東日原から見上げる稲村岩、日原川にかかる巳の戸橋、植林帯の中を登っていく道。

稲村岩の基盤部分。デカすぎて一枚の写真には収めきれません。
☆稲村岩の肩〜鷹ノ巣山
ここからはただひたすら登ります。木の根が複雑に入り組んで歩きにくい急坂がそれこそ山頂まで続きます。尾根道なのにスイッチバックがあったりするのはただひたすらうんざりします⊂⌒~⊃。Д。)⊃
風も通り抜けませんし、展望も全くありません。高度差900メートルをひたすら登っていきます。
足下だけを見て、登ることをオススメします。見上げるとどこまでも続く登り坂に Σ(||゚Д゚)ヒィィィ
時々、植林帯もありますが、基本的にはブナやミズナラが両脇に生えています。
1400b過ぎでこの日唯一山の中で人と遭遇。4人組のパーティーで下りは奥多摩湖の方へ出るとか。先を譲ってもらい、なおも登るとヒルメシクイノタワというちょっと平らな場所に。しかし、平らなのもほんの一瞬。すぐに急登が始まり、⊂⌒~⊃。Д。)⊃
そしてようやく山頂に。ただひたすら登るだけを3時間強。突然青空の下に放り出されます。鬱蒼とした展望のない樹林帯を登ってきたために、ものすごい開放感があります。が、木陰すらない山頂は照り返しが強く、干からびそう……(((
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ あちぃ
展望はさすがにこの時期は今ひとつ。空気が澄んでいれば富士山から南アルプスまでが見渡せるとのことですが……この日は大菩薩のラインが辛うじて見える程度でした。


写真左はどこまでも続く登り坂。写真右は鷹ノ巣山山頂でMeタンと記念撮影。
☆鷹ノ巣山〜六ツ石山
山頂から防火帯を下ります。防火帯になっている場所が多くなっています。日差しはキツイですが傾斜が急な所は少なく、気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。世の中には石尾根をチャリで下る人もいるくらいです。途中、水根山、城山といったピークを通過しますが、全く気づきませんでした(;´Д`) なだらかなアップダウンがどこまでも続きます。
ただ、尾根筋の道と巻き道とが合流する地点はかなりの急斜面でした。しかも木の根が複雑に入り組んでおり、歩きにくいです。この日は日陰がやや湿っており、滑りやすかったせいもあって、激しく転倒してしまいました……OTL
それでもまだまだ気持ちの良い尾根歩きは続きます。防火帯は少なくなりますが、自然林の中を幅広い登山道が走っています。この辺は木陰になっていて、本当に気分良く歩けます。所々、尾根道が狭くなっている所はありますが、危険を感じるほどではありませんでした。
1時間強進むと六ツ石山への分岐に到着します。ここからほんの5分で山頂にまで行けるのでちょいと寄り道してみました。
でもって、あっさりと六ツ石山の山頂に。エアリアには「広々とした草原」と書いてありますが……それほどではない印象です。自分の撮った写真を見ると結構広々としてますが。秋とか冬だったらこの開けた感じが気持ちよいんでしょうが、真夏にこの炎天下はキツイです(((
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ あちぃ
眺めはあんまり無いですね。今まで通ってきた石尾根が鷹ノ巣山くらいまで見通せるくらいです。


写真左は防火帯の尾根道。写真右は気持ちの良い石尾根の縦走路。どちらも楽しく歩けます。

六ツ石山の山頂です。広々とした草原のように見えますよね? 実際にはそれほどでもないですけど。
☆六ツ石山〜奥多摩駅
分岐まで戻ってさらに石尾根を下ります。相変わらずなだらかな下りですが、一カ所だけ急坂がありました。ちょっとザレていて、滑りやすいです。地図を見るとこの斜面を巻く道もあるようですが、やっぱり気づきませんでした。
さらに下って、三ノ木戸山への分岐の所からは御前山がよく見えました。鷹ノ巣山からは見下ろしていた御前山を見上げる形になり、だいぶ下ってきたことを実感させてくれます。
やがて自然林から植林帯に変わります。この辺がクセモノで、実に歩きにくい場所でした。まあこういうえぐれた感じの登山道はよくありますが、赤土まで露出している所は少ないでしょう。おかげで滑りやすいことこの上ありませんでした。土の上には明らかに滑った足跡が残ってましたし……おまけにこの辺までくると湿気もすごく、汗がダラダラ。本当はマズいのかもしれませんが、登山道の路肩?部分を駆け下りました。幸い、この滑りやすい箇所は高度差にして100bもありませんでしたが、思いの外時間をロス。
自然林と植林帯が交互に現れる中を下っていくと、やがて尾根を外します。楽しかった尾根歩きもこれで終わり。あとは奥多摩駅目がけて一気に下ります。緩い下りに慣れてしまったので、ヒザに結構負担が来る下りですが、木立越しに麓の工場という人工物が見えてくると、ゴールが近いことを実感します。
そしてゴールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
林道に出て長かった石尾根縦走も終わりです。と思ったら、ここからがまた長い。
完全に緊張が解けてしまった心と体にムチ打って歩きます。林道はともかく、ショートカットの神社の境内に急な傾斜があったりします。そして神社の境内を抜けると集落に出ます。「駅まで30分、がんばれ!」という地元の人たちが作ったと思われる看板を励みに進むと青梅街道に出、そして奥多摩駅に到着します。


写真左はちょっとザレている急坂。写真右は三ノ木戸山への分岐から望む御前山。


写真左は滑りやすくえぐれた登山道。まるで塹壕のようだ……(´д`;)
写真右は木立越しに見える奥多摩駅北側の工場。奧の山は本仁田山かな?
石尾根を下ってる時は誰にも会いませんでした。やはり真夏の奥多摩に行くマゾは少ないのでしょう。駅近くのもえぎの湯は行列ができていましたが……こっちは多摩川に飛び込んで身体をサッパリと。
しかし、復帰初戦、しかも炎天下の低山でありながら、登りをほぼ標準タイムで登れたのは良かったヽ(´ー`)ノ まだまだ衰えていないのだなあと実感できたヽ(´ー`)ノ
下りも昔は本当に苦手だったけれど、ストックを上手く使えば昔ほどではないことがわかったし(急斜面は相変わらずダメだけれども)。山の楽しさを再び実感することができた、良い山行きになりました。
| 日付、天気 | 2005年7月21日 晴れ |
| メンバー | 単独&Meタン |
| 所要時間 | 東日原バス停→稲村岩の肩 50分 稲村岩の肩→鷹ノ巣山 2時間20分 鷹ノ巣山→六ツ石山分岐 1時間10分 六ツ石山分岐→六ツ石山 片道5分 六ツ石山分岐→三ノ木戸山分岐 25分 三ノ木戸山分岐→登山道入口 1時間30分 登山道入口→奥多摩駅 40分 |
| 交通 | 奥多摩駅から東日原へバス 約20分ほどで料金は450円だったかな? |
| 山の中で会った人 | 4人。石尾根では誰にも会わなかった…… |