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  耐病性 
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検索 Q&A  剪定と誘引方法は? 
検索 Q&A  ロンサールのフェンスの強度は? 
Salon   Parentage Ⅲ  

 花芯に近いほどピンクは濃い。一輪の大きさ、花色、丸弁のおおらかさ
と数の多さ、開き始めたときの楚々としたかわいらしさ、などでモダンクラ
イマーの中でも人気の高さは一、二を争う。花付きもよく、房咲きにもなり、
しかもすべての花がまちがいなく同一の色と型になり、丈夫で、次々とシュ
ートを出して旺盛な生育をするからだろう。外弁が湿度に強く、雨シミにも
ならない。フェンス、ガーラント、ピラーの仕立てに向く。ポールやアーチ、
トレリス、クリーピングには向かない。
 月上旬から咲き始めるやや早咲き。暖冬の年は月の連休頃に咲き出
す。花保は1014日間で、花期はヶ月。稀に返り咲くこともある。
冬の元肥でボカシの減量は禁物。夏の元肥のときにもこれらを株の周囲
の土へたっぷり混合するとよい。追い肥はを中心とし、はやや控え
る。有機肥料を与えた土の表に、化成肥料も播く。特に高度化成を用いる場
合は堆肥と触れ合わないように。苦土石灰を月に、有機石灰を10月に100
200g与える。シュートの出や花付きに不満があれば、を魚粉に変更する。
なおボカシ肥を元肥・追い肥とするときは、堆肥とは混ぜずに20~30cm
掘り下げて施す。容器植の場合、固形肥料を置くとともにそのボカシ肥料を
表土に蒔き肥とする。その際くん炭を一握り分混合するとよい。
 黒点病とゴマダラカミキリが大敵。どちらも12月・月・月の計回、
石灰硫黄合剤の10倍液を塗布することでかなり予防できる。また、重曹
や木酢の効きはよくないが、気長に続けるしかない。カミキリが産卵後のテ
ッポウムシの被害には、ニームを薬用の熱冷まし湿布の製品などに塗り、被
害部に幅広く巻きつける。穴を開けようとしてそれまで囓り、テッポウムシ
は次第に弱っていく。( 針金などで突き殺す方法がよく紹介されているが成
功率は低い )。
カミキリ以外ではバラノシャクトリムシが多い。少し大きくなれば捕殺は簡
単。ミドリアマガエルたちの好物でもある。益虫のテントウムシはカエルの
嫌う匂いの糞を出すので、共存できている。
 シュートはまっすぐ直立させないと伸びが途中で止まるから、支柱を与
え、台風に注意。しっかり固定しないと付け根からなぎ倒される。ステムは
やや長い方で、雨で折れることが多い。弁数の多く径も大きい薔薇のほぼ宿
命だ。こうした薔薇の場合、他から持ってきてでもミミズの数を増やす。彼
らが出す糞の中の栄養分がステムを強くする。もちろん万全ではない。そし
て、株元を常に清潔にしていたい人は落ち葉などをこまめに取り去るだろう
けれど、それらはミミズの餌なので、後で必ず腐葉土を撒くか土の中へ入れ
てやるように。冬の元肥時に毎年堆肥投入を続けていれば、彼らの数は増え
続けているはず。
 株元にはタンジーが似合うのだが、カミキリが嫌ってもヨトウムシが好
み、ついでにロンサールの葉も食害してしまう。だからアルムグリーンの散
布をタンジーへも行うこと。
 アンティーク調の花はよくオールドローズにたとえられるが、花容全体
の艶やかさはやはりモダンだ。香りは弱くその点が残念。しかし三分から四
分開きかけた花は、詩的ですらある。

Lecture 2 施肥設計と実践
Link  アルムグリーン






                -栽培ワンポイント-

                「堆肥と高度化成肥料」

 土壌に与えられた堆肥は、完熟していてもしていなくても、土と混合し
たり、土表へマルチ材として敷かれたりした直後から、土となじもうとす
る変化・反応を始める。一方、高度化成肥料( NPKの数値の合計が
30
を超える肥料 )は養分の効きの速度にかかわらず、養分が土の含む水分、
厳密には水素イオンと結びついた後、薔薇の根へ達して初めて効果を現す。
それらは多くの場合化学処理されている養分であるがゆえに、土と堆肥中
の微生物の働きに関係なく動く。

 この状態は、養分をめぐって二つの「相」が生じていることを意味し、
土と堆肥との間の活発なイオン交換( それは一年中続いている )をできる
だけ妨げないのが望ましい。つまり、早くから堆肥と高度化成が触れ合っ
ている状態では、堆肥中の有機的養分と化成肥料の無機的養分が混在し、
根は養分を無機状態で吸収するのであるから、それを求めて根が伸びてい
く。また堆肥は、養分保持量が少なくて他の有機質を多く含むものである
から、それらと、土・微生物との反応の関係がゆっくりと穏やかに根に対
してよい影響をもたらしつづけている存在だ。言わば有機物間の反応が単
純にも複雑にも起きている世界になる。それらが安定的でややおちついた
状態が根にとっても微生物たちにとっても最善であり、この穏やかさが薔
薇を丈夫にしていく。ところが根は、長い目で見て好ましいそのような有
機物間の反応よりも、肥料養分のプラスイオンを先に水分と共に吸収して
いく。

 しかも堆肥が持つプラスの電荷と、肥料養分のプラスの電荷は衝突す
る。反発しあう。こうして、堆肥が土へもたらしたさまざまなものが、根
には後回しになる。しかも+と+の反発は、土の団粒構造を壊すか、より
強固なものにするかの相反する変化を同時に行う状態だ。根が活発に水養
分を吸収すればするほど、液相の中に養分が補充されていく。堆肥が作り
出したさまざまな有用物質が閉め出されていく。もちろん、そのような状
態は極端な様相として生じるものではない。むしろ少しずつ長期間に亘っ
て悪影響を薔薇が受けるのだと考えればよいだろう。

 しかも以上のことは地植の時には実際上ほとんど問題にならない。なっ
たとしてもいくらでも工夫ができる。広いのだから。土の量が多いのだか
ら。問題になるのは鉢植えの場合だ。決して高度化成を何度も与えてはな
らない。特に、
101010 といった数値の農業用肥料を年間三度以上与
えると、一度に与える量にかかわらず、薔薇の地上部に何らかの異常が必
ず現れる。

 
                                              
Lecture 2  肥料成分表




               -栽培ワンポイント-

              「雨シミはどうしてできるか」

 薔薇の花弁も比較的薄いと雨シミができることがある。ただしできやす
い品種とできにくい品種とがあり、薄ければできやすいとは限らない。

 ではどうしてシミになるかといえば、ほぼ人肌に似かよった原因で生じ
る。つまり 紫外線の仕業。

 紫外線には近紫外線、遠紫外線、極紫外線の三種類があり、原因になる
のは近紫外線( UV-A )。この紫外線は太陽光が発しているもののわず
か5%しか地表へ届かないものの、照射を受けたところにタンパクがあれ
ばそれを変成させる。

 花弁表面が水分に濡れているとき、そこにUV-Aが当たるとその部分
のタンパクを変成させてしまうことがある。そうなりにくい品種について
は問題にならなくても、また変成する部分がごくわずかであっても、黄色
や白、あるいはラベンダー系の色の花のとき、気になるものだ。その部分
から病原菌が侵入することはまずないと言っていい。それは彼らにとって
少しも魅力的なタンパクではないのだから。

 生花店の薔薇の商品にはシミはない。それは屋内にあって管理されてい
るからであり、紫外線に当たっていないからだと言える。そこで気をつけ
たいのは、そのようなところで購入したり、あるいはブーケとして用いて
屋外へ持ち出すときなどに、決して水に濡らさないようにということ。晴
天であるほど後でシミになっていることがある。

 かくして、手に持つ花を、あるいはデッキ上にあるテーブルに飾ろうと
して、花弁にまで霧吹きなどで水を吹き付けることは避けた方がよいこと
になる。

 ちなみに、薔薇の主幹の地際部や枝の途中の数カ所が、体表の葉緑素が
消え、まるでかすれたような醜い灰色等にざらざらしてしまっていること
が多い。これも実は紫外線の仕業であるのだが、むしろ葉緑素が表皮とと
もに古くなって剥がれ落ちている現象であり、そこに紫外線が当たるため
にあのような質感・色合いになっている。また一部では、その箇所から侵
入しようとした病原菌等が紫外線に触れて病班ごと死滅した痕であること
もある。そこにはもはや病原は生じない。あれで健全なのだ。


                                             
 






                   -栽培ワンポイント-

                「花付きがよくなかったつるの切除」

 つる薔薇の指導で最も多い事例となるのがこの問題である。どのマニュアル本にも同じ
ことが書かれているが、誰もが実際のつるを前にして花後の判断に苦しむ。どこを切れば
よいか迷う。たとえ何年栽培歴があっても、前年とそっくりな生育をすることの方が稀で
あるから、「形」の観察によってよくわからなくなってしまう。
 もちろん他と比べて明らかに貧弱なままの数年前のシュートや、かなり古くなってしま
っただけでなくサイドシュートも出さなくなったつるについては迷わないだろう。しかし
極端に短いサイドシュート以外のブラインドシュートをどうするか。誘引を解かないまま
に整枝したいが、すると元気のあるつるまでも切っておかないと、新しいつるが伸びすぎ
て困りそうだ、とかいくつも判断に迷う姿が毎年現れる。

 (1)そもそも誘引した場所にふさわしくない品種を選んではいないか。
 (2)ベーサルシュートが出ない年になりそうなとき、古いつるも残してこなかったか。
 (3)一株で十分なのに複数株を植えて、混みあう状態を作ってしまっていないか。

 以上の三つとも答えがYesであるなら、花後の冬に移植や選定の変更を行っておきた
い。そうした手順を後回しにすると、毎年のつるの総合的な状態に悩まされ、花後のつる
の切除以前の問題を薔薇に与えていることになる。

 そのうえでつるの切除について言うと、
 A.三年以上経ったつるが、元から切除の対象になる。しかしそうした古いつるであっ
   ても当年にサイドシュートを出したものは、サイドを残してそこから先を切除。た
   とえサイドが短かったり、四季咲きでの新サイドの花付きが悪くても残す。見込み
   がないからといって切除しない方がよい。
 B.古いのだがサイドがたいへん充実していて翌年の花付きもよさそうなとき、または
   これまでのサイドが古いものであっても翌年もサイドを出しそうなつるであると思
   えるとき、当年にベーサルシュートが出ているなら二年だけ残す。翌〃年の花後に
   は切除する。ベーサルが出ていないなら、あるいは花後にも出ると期待できないな
   ら切除。これはベーサルや残したつるからのサイド発生を促すことになる。それで
   も当年中か翌年にも出なかったら土壌の質や施肥をあらためよう。
 C.LCLでもランブラーでも、またシュラブでも、つる総数が多すぎて誘引に支障が
   あれば、比較的弱いつるを元から切除するが、花後ではなく冬まで待つこと。樹勢
   の強い薔薇ほど、切除の刺激で分枝力に拍車がかかり、小さいアーチや華奢なオベ
   リスク、幅のないトレリス、長さの足りないフェンス、障害物のある壁際(たとえ
   ばエアコンの室外機等)、覆われては困る窓、通行困難になる通路、隣の薔薇との
   勢いの差、などの各事情をますます悪化さてしまう。
 D.つる薔薇は、基本的に思いついたり気がついたつどに切ればよいというものではな
   い。花後に、つるごとに生長の時間差があるとき、まず強いつるからあるいは太い
   つるから先に花殻摘みを行い、短いつる、細いつる、前年のベーサルやサイドのう
   ち、少しでも異常等があったものは後回しにする。それを逆の順序で行うと、強い
   つるのさらなる充実やサイドの発生を樹勢への障害という意味で遅らせたり、とき
   には停止させてしまう。
 E.通常のアーチやフェンスへの誘引とは異なり、個性的で特殊な誘引形をめざすには
   冬にデザイン剪定を行うことになるが、この場合はA~Dの原則は当てはまらない。
   花後は一斉に咲き殻摘みを行い、よくなかった花付きのつるも切除しないでおく。
   その結果一季咲きの品種でない場合に花後の姿が多少よくないかもしれないが、そ
   れを気にして古いつるや弱々しいつるを切除すると、その冬にまったくデザイン剪
   定を行えなくなる。
 F.オールドでもモダンでも枝を長く伸ばすタイプのシュラブであるとき、通常の誘引
   を春の花後に行えるものがある。これはシュラブでもつるのしなやかさが年間を通
   じて豊かな品種に限っており、そうでないつるの長いシュラブでは、Dのように冬
   まで切除しない。逆にしなやかさのあるつるであれば、誘引形に合うような切除を
   行う。ただし、欲張って多くのつるを切除すると、花後では株のショックが大きい。
   できるだけ元からは残し、そのつるの中程の芽の所で切っておく。もちろん咲き殻
   摘みが終わっていることが条件になる。花殻摘みをしながら同時にポイントを定め
   て切るということをしない方がよい。花殻摘みを終えた日から10日以後にしよう。
   しかも、当年の花付きがよくなかったつるも同じく10日後に行う。
 G.スケープローズであるとき、つるの比較的短い品種では花付きがよくなかったつる
   は存在しないはずである。それでもそうしたつるが見られたときには、フリーでも
   誘引でも、そのつるの元から二三の芽を残してそこから先を切除しておく。反対に
   比較的つるの長い品種であるなら、花付きの悪かったつるはすべて元から切除して
   おく。スケープローズは切った刺激に応え、悪条件さえなければ芽の動き出しも伸
   長も速い。
 H.原種の薔薇は花付きの善し悪しにかかわらず、枯れたつる以外は切除せず、また花
   殻摘みも一斉でなくてよい。

 注意……以上のことは春の花後の時期のこと。夏と冬の剪定期のことではない。
     また暖地・標準地・寒地の別もない。気温の寒暖ではなく、生育時の
     タイミング等の問題である。例外はない。

                                                  
Lecture 2 地植薔薇の剪定と整枝
Lecture 2 生育のSecurityとして

                          
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pp  ペールピンク  径12~13cm  45~60枚
3~4m  一季咲き  微香  強健

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