携帯頁
 Home    Cont.    Info.     Prof.     Album,Cultiv.    Onepoint     Lecture     Lecture 2    Salon     Link    Flower    Topic    Bouquet   Literat.    Books    History  

 ミニであるにもかかわらず、鉢植えでは九号以上で育てた方がよい。
 とにかくよく伸びる。特にシュートは三段処理ぐらいまで伸び、八号
 以下の鉢では高くなりすぎてバランスが悪くなる。
 月初旬から咲き始める早咲き。花保は10日間。期間は週間。
 夏季は二週間保たないが、秋は一か月になることもある。開ききった
 ときはだらしのない姿になる花だが、それまでは厚い花弁の澄みきっ
 た白とピンクの濃淡の美しい花容。名にふさわしい、やさしさ、やわ
 らかさ、慎ましさのある薔薇。しかし生育は旺盛で、男性的。こうし
 たミニに共通しているのは、萼が細長く、花梗上位の小葉と子房まで
 が短い。一般に、どれほど強い薔薇の品種でも何らかの原因で衰弱し
 たり、生育が急に鈍ったときにそうなりやすいものだが、ミニの場合
 の健全な株では逆のことが言えるのだ。ただしこのことは、まともに
 伸びた枝先の花について言えること。極短枝は比較にならない。
 特に根出しが活発。ミニの中には鉢植えされて当然、同様に根を多
 く出すものが多いけれど、この薔薇はとりわけ多く、しかも健全な白
 根の数では群を抜いている。ところで、接ぎ木の薔薇の場合根は台木
 のものであるから、接がれた品種とは関係ないもののように思われが
 ちだが、実は品種と大いに関係があることをこの薔薇で知ることがで
 きる。つまり薔薇の生育は品種と台木の両者の関係によって決まるこ
 となのだ。
 元肥の種類を選り好みする。ボカシ有機肥料以外では固形か粉末の
 有機肥料でないと。他の化学肥料などは合わない。ときに25-11
 のような高度化成のリンカリ肥料が効くこともあるが。もともとステ
 ムはやわらかい方なので、房の花が全て開くと曲がりやすい。それを
 防ぐには、元肥の一か月前に必ず炭カル20gか消石灰30gを施し
 て、生育中はミミズ糞を土へ混合する。追肥には骨粉入り油かすか魚
 粉を各40gほどとする。または有機液肥を100倍で。4月と9月
 にカニ殻50gを。
 剪定の判断は容易。咲き殻摘みは房の中の咲き終わったものから順
 に摘み、房全体がおわったら五枚葉を枚つけた外芽で。シュートは
 伸びるだけ伸ばし、分枝したら処理。樹形を整えるためやシュートの
 勢いの停滞を怖れて早めに処理すると、株全体の生育がおかしくなる。
 この辺のことも基本とは異なるところだ。
 水分をよく欲しがるので、土表が乾いたらすぐに灌水。ただし夏季
 に半日陰へ移すような必要はない。朝夕二度の灌水で十分。
 シャクトリムシが好み、ハダニも大発生することがある。花弁も葉
 も厚みのある薔薇によくあること。ニンタマ液を木酢800倍以上で
 割り、散布か灌注で防除。ハダニへコーヒーをとよく言われるが、濃
 いめのストレートコーヒーでなくては効果は低い。対象数が多いと高
 くつく。耐病性は高い方で、どの病気にも罹り発病するが、負けるこ
 とは稀れ。あらゆる漢方薬も効き、適量をたびたび施せば健全に育つ。
 特にウコンや、ニンジンのへたのところをすり下ろした酵素。ダイオ
 ウ粉末
。ヨモギの葉に少しだけ傷をつけ、乾燥させたミョウガをくる
 んで数ヶ月寝かせておいてから植土に軽く埋めておくと、夏季の微生

 物の働きを助ける。高温期を過ぎた初秋の黒点病による被害をかなり
 防げる。ただ、耐性が増進したわけではないので誤解しないように。






















Onepoint  肥料配合適否表  
Lecture 2 ミニの施肥設計と実践







Lecture 2 ミニの春剪定
Lecture 2 ミニの整枝
[e-yakusou.com]








                 -栽培ワンポイント-

                 「ミニ薔薇の地植」
Lecture 2 地植講座

 すでに皆さんはご存じのことと思うが、地植に向くミニと向かないミニと
がある。どちらであるかの判断は上述のように「シュートの長さ」でつける
ことになる。目安として、苗がまだ若い間で、30cmほどまで伸びるよう
であれば地植に向き、それほどの長さにならない品種は鉢植え向きと言える。
 鉢植え向きのものを地に下ろしたら途端に30cmを超えるようなシュー
トが出た、ということはほとんどないと見なせる。
 では二種類の伸長力の差は何なのか。
 品種を接がれた苗では、しばらくは台木の根が接がれた穂木や芽をコント
ロールしている。つまり伸長や葉の展開を促している。しかし早い段階で、
たとえば最初の本葉ができあがったころなどから、今度は品種の方が台木の
根をコントロールし始める。根の伸長をである。そしてそれからは地上部の
側によほどの異変が起きない限り、品種が根の成長を決定していく。それは
わたしたちの手入れが根に影響を及ぼすことの始まりでもある。

 主従のこの入れ替わりを決めているのは、茎頂で作られるホルモンであり、
生育に合わせて増えていく酵素の力だ。ミニ薔薇の場合、地植されると数本
の根に伸長が集中する。ところが品種の樹にコントロールされているから、
シュートが大人の男の肘から先の長さにまではならない品種の時、根はむや
みに伸びていかない。根数も増えない。したがってその薔薇全体が地植であ
ることのメリットを必ずしも生かせない、ということになるのだ。

 それでもそのような品種を地植したいときには、同様のものを近接して植
えるのがよい。つまり根が近接し、協調関係が生まれる。これはミニ薔薇に
とってよい環境因子と言え、当市の「ばら公園」にある花壇の縁取りのミニ
たちが元気なのは、隣りあうミニどうしが離れすぎていないからに他ならな
い。

                          
サイト内検索 powered by Google
 
       Road to Rosa synthesis
Cultivation
Album
Sayokyoku 小夜曲

p.  表ピンクが中心へ行くほど濃い
剣弁高芯咲き   径5~6cm   40枚
50cm( 高 )   直立性   微香   強健