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  耐病性 
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 日本で好まれている花型と色彩。雨に打たれるとさんざんな姿の花になって
 しまうだけに、多くの薔薇愛好家が傘をさすのもうなずける。葉はライトグリ
 ーン。節間は長い。月中旬から開花する中咲き。花保は日間。花期は約
 
週間( 月)。二番花の開花は他の品種よりやや早くて月初め。

 耐寒性に一面ではすぐれている。もともとほとんどの薔薇は寒さに強いもの
 だが、数は少なくとも真冬も開花を続ける。ただし主幹は太らない。

 元肥にはボカシしか適していない。量は200gぐらいに抑える。それ以上増
 やしても、増やしただけの効果はない。追肥は即効性の液肥のみとし、5-6
 -7などのカリ成分の多い物を選ぶ。もしも一部の枝が伸び遅れていて、急に
 伸びはじめたときは、肥料が足らなかったと考えられるので時期を問わず油粕
 と骨粉を補う。前者は粉末状の物がよい。

 剪定は基本通り。秋は29日~日の間で。
 ガン腫病に弱く、ポリープを取り去って後は回復するが、再発すると助から
 ない。他の病気にも一通り罹る。予防しても罹るので、治療が重要になる。
 ①ガン腫病……患部を切除後、石灰硫黄合剤の原液に草木灰を溶かしたもの
 ( 強アルカリ性 )を塗布。切除した部分はそのままそばの土に埋めてもかまわ
 ない。その中には単極毛細菌はいない。患部のあの瘤は、彼らのエサである。
 ところが植物体から離れた瘤は、もう二度とエサとはならない点で安全なのだ
 予防にはやはり製品名「バクテローズ」を用いるのが最もよいが高価。
 ②黒点病……HB101の1000倍を散布と灌注。発病したら重曹1000倍の
 散布
 できれば降雨のたびに毎回。冬季に硫黄合剤の20倍液を塗布。
 ③うどん粉病……同前。
 ④ボトリチス病……HB101の1000倍を散布・灌注。発病した花は切除。
 そ
の花をEM1000倍液へ日間浸しておき、その後その液をすべての花と花
 首に塗布。紫外線のない夕刻に行えば、このカビを食べた放線菌が塗られたと
 ころに付着する胞子を食べてくれる。

 ⑤灰色カビ病……病葉を切除後、HB1011000倍を株全体に散布。さらに
 土表に木酢または竹酢の
20倍液を散布して製品名「マジカル抗菌砂金」をすき
 こむ。この製品が手に入らないときは、ミリオンで代用。

 ⑥斑点病……EMの1000倍を花と花首に散布し、土表へメネデール1000
 液を
灌注。
 ⑦キャンカー……健全なところまで切り戻し、切り口に硫黄合剤の20倍液を塗
 布。夏季でもかまわない。
 ⑧さび病……被害部を切り取り、HB101の000倍を土壌灌注。切り口
 木工用ボンドを厚く塗布。

 ⑨ベト病……被害部を取り去ったり切除後、EM1000倍液を土壌灌注。土へ炭
 カルを少量すきこむ。
 主な害虫はアブラムシとスリップス。アルムグリーン1000倍散布で発生させ
 ないようにできる。
 もしも多肥害が出たときはEMの800倍液の灌注を当分続けること。その間
 施肥はストップ。
 この品種に似たものに、「コンフィダンス」「オーナー」「マダム・サチ」
「ロイヤル・ハイネス」などがあるが、いずれも遠く「オフェリア」の血を引
 いた子どもたち。ところがそれらは皆”強い”子どもたちであり、どうしてグ
 レイスランドが弱いのか理解に苦しむところ。おそらく父親である実生の薔薇
 がもたらしたと思われ、その薔薇も交配をくりかえした結果劣性遺伝を蓄積し
 たのではないか。薔薇は形質的な遺伝を人工淘汰しやすい。ところが耐性的な
 遺伝は必ずしもそうではない。ハイブリッド・パーペチュアルやブルボンロー
 ズは耐病性に弱点のある優性遺伝子をも伝えていったと思われる。ティローズ
 がそこを救ったと見るのがわたしの考え。グレイスランドは多くのものを犠牲
 にして「ピース」や「グラハム・トーマス」の黄色とは全く異質のこの黄色を
 得たのかもしれない。”透明な黄色”という優しさ(グレイス)を。この透明
 感は、ただ単に弁厚が薄いからとは言えないもののような気がする。
Lecture 2  肥料成分表
Salon   耐寒性 




Link  バクテローズ

Link  EM研究機構


Link  アルムグリーン

Lecture ティローズ








                     -栽培ワンポイント-

                       「EMと放線菌」

 上記解説の中でEMと放線菌のことに触れた。そこでこの両者の関係について述べて
おきたい。
 実はわたしたちの腸内にいる善玉のビフィズス菌も放線菌類である。この仲間には結
核菌やジフテリア菌なども含まれるが、もともと人間や動物への感染力はさほど強くな
くて、特に植物に対して何らかの害を為すものはいない。それは放線菌のほとんどが抗
生物質をつくりだすことを主な仕事にしているからだ。つまりカビを食べるのも、土壌
内に想像を絶するほどたくさんいるのも、すべて土をきれいにしていくためである。な
ぜか? それだけ土とその表面は有害な菌類に豊かになりやすいからに他ならない。植
物が狙われることによって。放線菌にしてみればエサに困らないわけだ。

 彼らが作り出す抗生物質のストレプトマイシンは結核への特効薬。どうしてそんな物
を作るのかと言えば、結核菌が勢力を増やしてくれては放線菌の世界全体が崩壊しかね
ないからだ。だから阻害するし、稀な場合を除いて圧倒的に善玉放線菌類が優位に立つ。
( 実はこれまでのところの土壌消毒薬は、彼らまで一時的にだが滅ぼしている )。
 また有害な糸状菌類に対抗する糸状菌類としても活躍し、同属の有害勢力が増えるの
を抑えてくれている。このとき、放線菌は有害糸状菌の増殖を抑えるために彼らの蛋白
合成を阻害する方法を採っている。つまりグルタミン酸の製造にも見られるように、特
定の相手の蛋白が作られないように働くのだ。
 そしてカニ殻を土に入れると彼らが増えるように、キチン質を好み、キチン質を好む
生物がすべて気候変動に強いように彼らも気候変動に強い。土の中に酸素さえあれば極
地にもいる。しかも放線菌は絶対好気性菌だ。酸素が無くてはダメで、そのことが土の
中での繁殖に有利になっている。そしてEM菌は嫌気性の有益菌類のことであり、放線
菌とはまったく敵対しない。住む世界も仕事も違う以上、対立しない。だからたとえば
菌根菌が根毛の周りに自分たちのネットのような糸状毛をはりめぐらせても、放線菌は
手を出さない。そのネットが薔薇を元気にする物だと知っているかのようだ。薔薇が元
気であれば有害菌が狙う。その有害菌類を放線菌が狙うのだ。
 以上のような関係だから、放線菌とEM菌類は間接的に助け合っていると言えるだろ
う。


参考サイト
デジタル放線菌図鑑 ……「序文」を読み、HOMEをクリックするとコンテンツが表れる。各項目を
                 選んでから学名をクリックすると各放線菌の顕微鏡写真が見られる。
[Digital Atlas of Actinomycetes]

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Album
Graceland グレイスランド

my  中黄色  カップ咲き  30~35枚

径12~13cm  直立性  無香

Cultivation
耐寒・耐暑性