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  耐病性 
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Princess Michiko プリンセス・ミチコ
 開花後に直射光を浴び始めて、やがて赤みが強まってくる直前の、
 澄みきった色合いの美しさは比類がない。一輪の花が開いてから散
 るまでの間の、たった一日の内のしかも平均してわずか10分間の
 美。上の写真はその10分間に撮影したもの。フロリバンダなのに
 大房咲きにはならないこの薔薇の、最高の瞬間。
 5月初旬から咲き始める早咲き。花保は5~10日間。花期は約
 3週間。4月上旬にはもう蕾が初見され、初春とはまだ言えないよ
 うな時期に、花柄の付け根の芽が冴えた赤になってくる。春が近い
 ことを告げる芽だ。夏期は花弁が乱れやすい。12月に付けた蕾は
 開かないままになる。
 フロリバンダゆえに中剪定するが、直立性であっても樹形がまと
 まりにくいという欠点がある。秋剪定は9月2日~5日に。秋の花
 は土中に養分が残りすぎていると必ず乱れるし、色合いが汚れたよ
 うになるので9月の剪定時に施肥した後は開花まで無施肥で。
 元肥と追肥は標準量で十分。すなわち、油かす200g、骨粉3
 00g、硫酸カリ80g( 元肥 )。油かすと魚粉各100g、塩化
 カリ30g( 追肥 )。ただし三番花と四番花のための肥料は、一番
 花後の礼肥が十分なら( 6-38-6-18の化成肥料を20gか、
 またはレバートルフの固形ボカシ肥料を株の周囲へ18~24個 )、
 有機液肥を500~1000倍で注ぐ。
 ハキリバチがよく来る。なぜか花弁まで切り取っていく。弁厚が
 ちょうどよいのか? 他の害虫にも普通に狙われる。梅雨明け後、
 ミノムシが葉裏にいたときには小さい内に捕殺しないと、あっとい
 うまに全葉を食い荒らされ、葉軸だけにされることも。
 うどん粉病・黒点病・さび病などへの耐性は低い。無農薬有機栽
 培に徹すると、成熟株になってからはゆっくりと耐病性は増進する。
 ボトリチスやキャンカーにはなりにくい。これは耐性があるからと
 言うより、罹りやすい条件をほとんど持っていないことによる。
「スーヴニール・ド・ラ・マルメゾン」や「コンスタンス・スプリイ」
 と比べるとよくわかる。
 若い間はよくシュートを出すが、成熟後からは次第に出にくくな
 りやすい。年間を通じて陽当たりのよい地植であれば期待はできる。
 コンパニオンとしては白花がよく似合い、ゼラニウムガウラ
 カンパニュラなど。そして広い場所で空間を十分に取れるなら、宿
 根スターチス
カスミソウ秋明菊などでのホワイトガーデンの中

 で光彩を放つだろう。
 美智子皇后がまだプリンセスだった頃、皇太子との婚約発表記者
 会見の席で、陛下のお顔が幸福感いっぱいに輝いていたのを覚えて
 いる人は多いだろう。





Lecture 2 フロリバンダの春剪定


Lecture 2 フロリバンダの施肥設計と実践







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                   -栽培ワンポイント-
               「コンパニオンプランツをめぐって」

 薔薇の庭、花壇に何をコンパニオンプランツとして植えるかという問題は、各自の
好みや土のpH、開花期の重なりや違いなどといった問題の解決には終わらない。草
丈や花色の調和のこともある。
 しかし最も肝要なのは、それぞれの植物の生育とそれを支える根と、土との関係の
ことだ。それが薔薇にとって特にプラスにならなくてもよいというのであれば、何の
問題もない。しかし薔薇のためにというのであれば、最初の方針がたいせつだ。最初
の方針を崩さずに貫いている姿勢が見える庭や花壇は、決して散漫にならず没個性に
ならない。
 当市でも残念ながら共同管理に委ねられている道路沿いの花壇などで、薔薇の世話
をしている人と他の草花を植えた人とが別人であるとき、話し合いがよく行われてい
ない。「花ならいい」という考えは、成熟した大人の市民の考え方ではない。人に接
するような考えに改め、物ではなく者に接しているのだと、心の鏡を用意してもらい
たいものだ。
 さて、根と土との関係で最もわかりやすいのは、地植の薔薇の根と、ごく普通の草
花の根の張り方の違いだ。上の解説の中に述べているように、細く短い根をたくさん
出す植物はできるだけ同居させず、細くとも長く根を張る植物であることがまず第一
条件となる。次に開花期が揃う場合、花群のボリュームが条件となる。薔薇どうしと
異なり、異種の植物の根は薔薇とリン酸を奪い合う関係になる。間接的な阻害であっ
て、花の数も大きさもボリュームがあればあるほど少しでも多くのリン酸を得ようと
する。花壇に隙間が見えないほどびっしりとコンパニオンの方が繁った花壇は、もは
や薔薇のためにならない。どんなに丈夫な品種であっても樹勢は次第に衰えていく。
 第三に、花期や花色の調和よりも、むしろ薔薇への有用性を優先させたい。つまり
デザインも重要だが、Flower Windowsであれこれと紹介しているよう
な、堆肥材としての有効性、排水・pHの目安、共通昆虫、根の分泌物、団粒化の促
進、病原がたとえ異種であってもいち早く知らせてくれるもの、ハーブのように人が
摂取して有益な成分を含んでいたり、香りが薔薇と調和したり、樹液が害虫を忌避さ
せる効果を持っていたりするもの……といった具合に、選者がたまたま目にした好き
になれるものという選び方ではなく、世には好ましい植物草花はいくらでもある。
 とにかく意識的にコンパニオンを選びたい。人目をぱっと引く花壇は、ほとんどそ
のような意識でつくられているものだ。
 それでも気に入ったのだからとにかくこれを植えたい、というものがあるときには
それらをプランターや別デザインの容器へ植えよう。そして花壇に沿って置いたり、
隣接する一角にまとめよう。「親しい人が薦めてくれたものだから」というときにも。

                                     






                   -栽培ワンポイント-

               「鉢植薔薇に向くコンパニオンプランツ」

 上記ワンポイントでは薔薇の植えつけ方によらず有用な植物をコンパニオンとして
ひとまとめにした。実際には薔薇の近くに植えてこそ有用なパートナープランツと、
別に植えることも含めた「堆肥」用のコンポストプランツに分けられる。そこでここ
ではそれぞれの植物とその効用等のポイントを挙げておく。各植物の詳細はフラワー
ウィンドウズを見てほしい。

A.
パートナープランツ( 大型コンテナに薔薇と共に植えつけるもの )

 ● マリーゴールド……センチュウ密度の低減  薔薇株の両サイドや株間に
 ● ロベリア……害虫忌避  高くなる前に切りつめ、表土にマルチ
 ● ルリマツリ……灰色カビ病のパイロットプラント  罹りやすい薔薇品種へ
 ● コモンセージ……用土酸化のパイロットプラント  低い間に切り、咲かせない
 ● プリムラ……渇水とカリウム不足のパイロット
 ● ハゴロモジャスミン……ハダニ避け  薔薇に巻き付いたつるは切除せずにおく
 ● ローズマリー……抗菌力  繁らせすぎぬようにし、あおい葉を採って土表へ敷く
 ● パンジー……ビオラも  できるだけ多く植えてそのまま花のマルチに
 ● イヌサフラン……害虫避け 球根は二つほどでよい
 ● スイセン……害虫避け  少ないと効果は低い
 ● スイートアリッサム……用土酸化のパイロットプラント
 ● オウレン……日照減でも咲く  コガネムシ幼虫の退治
 ● フレンチタラゴン……過肥を知らせるパイロットプラント
 ● オケラ……糸状菌の防除  丈が高くなる前に切りつめる
 ● アルカネット……コガネムシ幼虫退治  アルカリ化のパイロット  
          花を咲かせるかどうかは薔薇の樹高次第

 ● オレガノ……フラワーマルチ  採取したら料理に使える
 ● セリ……殺菌力  植生状態では無効  葉を採取してアルコール漬けにしてから敷く
 ● ノビル……アブラムシ避け  灰色カビ病予防  ユリ科

検索 Q&A  マリーゴールドはどのようにしてセンチュウを減らすのか? 


B.コンポストプランツ( 堆肥化して利用するもの )
 ● ニゲラ……粗く刻んで入れる  乾燥後の堆肥に良い香りをさせる
 ● ルー……緑肥に入れれば虫が湧かない
 ● パンジー……量が多ければ窒素肥料として使える
 ● タイム……土壌有害菌が嫌がる
 ● ヤクモソウ……フラボンの補給
 ● タマネギ……鉄分
 ● シクラメン……NPKと微量要素  根は除く
 ● ゴボウ……葉を堆肥に入れると団粒化促進
 ● サザンカ……葉を刻んで堆肥に入れれば土の膨軟化を速める
 ● フレンチタラゴン……緑肥に利用
 ● ユキノシタ……カリウム
 ● モロヘイヤ……カリウム、カルシウム、リン、鉄の補給
 ● アマドコロ……堆肥化後に鉢土をやわらかくする効果
 ● トウモロコシ……カリウム
 ● エニシダ……葉の堆肥化で窒素養分を増やせる
 ● ハハコグサ……カリウム
 ● チャ……タンニンの増強  乾燥不要 
 ● カブ……ビタミンB1
 ● キササゲ……熟果にカリウムが豊富
 ● ダンデライオン……鉄分とカリウム  葉を細かくちぎって入れる
 ● ガーデンクレス……葉に鉄分
 
                          
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       Road to Rosa synthesis
Cultivation
Album

花弁基部は黄色で、オレンジ朱色。  開花後に
黄色は抜ける。
半八重  13~15枚  径9cm
1.2m( 高 )×1.5m( 横 )
直立性  弱香

耐寒・耐暑性