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  耐病性 
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 ヨーロッパでの別名「クレステッド・モス」( クレステッドとは、
 頂き、極致の意 ) 「クリスタータ」( 同、イタリア語 )。
 学名 Rosa  centifolia  cristata。つまり この薔薇は「ロサ・セ
  ンティフォーリア」の突然変異または枝変わりとも言われる。

 萼の形状に特徴があり、一度見たら忘れられない強烈な印象がある。
 「ナポレオンの帽子」という名の由来となっている。赤みの強いピン
 クだが、裏弁はその色に濃淡があり、一様ではない。ほとんどが房咲
 きとなり、4~7輪。ステムに刺毛が多く、太くてやや硬い。完全開
 花でも花芯はまず見えない。この特徴こそセンティフォーリア系のほ
 とんどの薔薇に共通のこと。見分けやすい。

 5月中旬に咲き始める中咲き。花保は10~15日間。花期は約四
 週間から一か月
前年の秋にシュートが2mを超えたようなときは、
 当年の花付きはたいへんよいと期待できる。

 元肥は、多肥を歓迎する品種なので油粕300g、骨粉400g、
 硫酸カリ150gまたは塩化カリ100gを12月に。このときカニ
 殻を200g加えるが、その冬暖冬であったときという条件がある。
 もしそうでないなら、魚粉150gにとどめる。その理由は、この品
 種の耐寒性にやや難があるからであり、大量の元肥の吸収が遅れると
 花付き等よくなるけれども、房の腋蕾が増えるのであってそれだけそ
 れらの蕾が貧弱な小さな花にしかならないということがあるから。開
 花時にもう肥効が残っていないほどの吸収力があっても、気温に左右
 されるのだ。ただしこのことは地上部の話なのであって、地下の温度
 のことではない。寒冷地では低温に強いまた乾燥に強い微生物たちが、
 土中で活躍していると理解を。

 花後の礼肥は元肥の2/3の量が目安。そして礼肥が効き始めた頃に
 炭カル100gを加えてカルシウムを補給する。もしも病気等で樹勢
 が弱っている場合は、花殻摘み後の芽が展葉を始めてから施す。その
 葉が緑の本葉になり、枝も生育を始めた頃にカルシウムが効き始める
 はずである。追肥は、ボカシ肥料を標準的なHT( たとえば、「ピー
 ス」「アン・レッツ」「ブルー・ムーン」「メリナ」など )に与える
 量の二倍以上のものを隔月で。あいだの月は有機液肥の500倍かま
 たは5-6-7のアルゴフラッシュ1000培液の灌注。ただし、両
 者は必ず二週間以上空けなくてはならない。近接して与えると生理的
 なダメージを与えてしまう。この弊害の理由は、主として、カリウム
 やカルシウムといった無機態が株全体において移動しているところへ、

 有機態と無機態別々の要素が混在したとき、薔薇自身の元素分離と融
 合のシステムが狂い混乱するということである。

 このことは、木酢のような有機物とアルゴフラッシュや無機リン剤と
 いった無機物を混合したり近接使用したときに起こる障害に似ている。

 ゾウムシとハダニの被害がとりわけ多い。彼らはまずこの薔薇に集
 まると言えるほど好んでいて、ついでに周囲へも被害を広げてしまう。
 防除は、木酢の原液にあらかじめニンニクを漬け込んでおいたものを
 20倍に薄めて撒布し、併せて根からアルムグリーンの800倍液を
 吸わせる。もし大量にゾウムシがいるときは、どちらかの原液を芽の
 付け根やステムへ塗っておく。病気ではやはり黒点病。耐性はあるも
 ののさほど強い方ではなく、増進性もやや弱い。予防を定期的に行う
 ことと、適切な肥培管理、ヨモギ酢やEMの施用による抵抗力の増強
 がたいせつ。ガン腫病やネマトーダに限っては耐性がかなりあり、罹
 りにくいし罹っても病状の進行は遅い。植え替え時に根を5000倍
 のHB101液で洗い、患部へ石灰硫黄合剤の原液を塗布する。この

 とき、そばの土へ若干の液が落ちることがあるから、塗布前にその下
 へティッシュを重ねて敷き、液を含んだら庭の目立たぬ所へ浅く埋め
 る。この液がいかに薔薇に有効なものであっても、落ちたところの有
 益な微生物までも殺してしまうからである。たとえ数日の間だけのこ
 とだとしても。

 枝によっては花後に強剪定を行い、その後の栄養生長の勢いを促す。
 分枝力が大きくないので、整枝の手間はかなり少なくて済む。

 きついと言えるほどの濃厚なダマスク香。吸い込むとしばらく胸の
 中に残るようなとでも言いたくなる。強香の薔薇がたくさんある中で、
 この薔薇だけが蕾や萼までも香る。

 蕾が揃い始め、萼がわずかに反り返り始めた頃早朝の澄んだ空気の中
 でそっと触れると、指先についたほのかな移り香が、土の中の根毛の
 さらに先で何が起きているかをわからせてくれる唯一の薔薇。


Lecture 2 地植薔薇の施肥設計と実践
Salon   耐寒性
Lecture 害虫編
Lecture 病害編
Lecture 2 モスローズの春剪定





              -栽培ワンポイント-
 
                      「木酢について」

 かつて安全性や効果について議論・動揺が起きた木酢液であるが、2000年に日本木
酢液協会がつくられ、翌年協会基準が定められ、抽出法や成分、酸度等について規格が確
定したことにより、2008年現在品質のよいものがホームセンターなどでも販売されて
いるようになった。。まだ特定防除資材として認可されていないが、方向としては認可へ
向かっているのはまちがいなさそうだ。
 そこで市販のものを選ぶに当たってその規格の一部を以下に掲げておく。この「表示」
がされていないものは避けた方がよい。それが協会の良心であり、使用するわたしたちの
良心でもある。

表示  木酢液の容器等には、次の事項を表示する。
( 1 )木酢液の種類
( 2 )原材料
( 3 )炭化炉の種類
( 4 )商品名
( 5 )内容量
( 6 )製造年月
( 7 )製造者または販売者の氏名及び住所

品質に係わる試験項目及び適合範囲
「木酢液」  pH…1.5~3.7   比重…1.005以上
             酸度…1~18%
        色調・透明度…黄色~淡赤褐色~赤褐色、
             または透明( 浮遊物無し )
「蒸留木酢液」  pH…1.5~3.7   比重…1.001以上
               酸度…1~18%
          色調・透明度…無色~淡黄色~淡赤褐色、
               または透明( 浮遊物無し )

 以上の他にも製造方法や試験方法等細かく定められているが、わたしたち使用者にとっ
ては上の二項で十分だろう。特に表示の( 7 )と品質の色については比較・判断が容易だ。
つまり製造責任と品質責任を問えるのである。
 わたしたち薔薇栽培者が自家製造することはまずないし、できるものではない。今後の
農家の人たち、山林に働く人たちがますます良質で土壌改良や薔薇の健全生育に役立つ木
酢を生産して行かれるよう、共に願っていたい。


































                      
Onepoint  竹酢について
検索 Q&A  木酢はハエ類に効くか? 
 
                                                        
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       Road to Rosa synthesis
Album
Chapeau de Napoleon シャポー・ド・ナポレオン

bp.  ブラッシュピンク
クォーター咲( ロゼット咲 )  一季咲き  
径7cm  100枚以上  
1.5m( 高 )×1.5m( 横 )
強香( ダマスク香 )   強健
トレリス、ウォールに向く

Cultivation
耐寒・耐暑性