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  耐病性 
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 花全体にオレンジと黄色がブレンドされた色彩で、決して珍しいタイプ
  ではない。

 でもはなやか。
  HTとしては樹高が低く、またかなり房咲きになるのでイメージ通りの
  香りとも
重なって印象は強い。
  散る直前の花型も汚くならない。
 花保は14日間。花期は月で約一ヶ月。やや早咲き。二番花以後は
  咲きそろわない。秋剪定後の最初の花がみずみずしくならないのは残念。
  しかしピンクとオレンジが交互にウェーブを持つ花容はすばらしい。雨シ
  ミにはならない。
12月のつぼみはほぼ開花する。

 最大の弱点はうどん粉病。罹病すると病班が必ず花弁にまで及び、見苦
  しい。だから初心者には向かない。無惨さによるショックが大きいから。
  そしてこじんまりした株立ちになるわりには樹勢が強くなくてひよわな印
  象をあたえてしまう。

 耐寒性にもやや難があり、芽の動きは鈍い。しかし気温が10度を超える
  といっせいに動き出す。

 展葉のスピードは標準的なHTよりもやや速い。
 元肥はNを通常よりも少なめにし、は有機肥料のみにする。化学肥
  料で育てると発色が本来よりも濃くなり、芯が綺麗に巻かない。追い肥はN
  をゼロにしてある化成液肥で
2000倍以上の薄さを。さらに、Nを減らした
  分だけ秋の苦土石灰も少なくして施す。標準的な量( 40g )を与えると、
  三要素だけでなく微量要素の吸収まで悪くなる。ときおり、Kがやや残って
  いるときに弁端が黒ずむ。発色を美しくする方法として、
月と10月に日本
  酒をそのままで少しだけ与える(目安としては盃一杯)。

 株全体に葉付きが悪いときは、油かすにカキ殻を混合したものを一週間おき
  に50
gずつ二度表土に施す。夏には必ずEM1000倍液を直後に灌注して
  おくこと。

 盛夏に高温がつづくと消耗が激しく、咲いてもすぐに散ってしまう。改善
 策はシェードしかない。

 そこまでしないなら、夏季のつぼみはすべてピンチしたほうがよい。消耗を
 防いで
やるのだ。
 剪定は基本通りに。秋剪定は30日から月1日のあいだで。シュート
 処理も基本通り。ブラインドにはめったにならない。

 ほとんどの害虫が好む。細根が多いだけにコガネムシの幼虫がよろこぶ。
 しかしすべてアルムグリーンで防げる。カメムシも散布によって逃げていく。
 ガン腫病に対しては全く抵抗力がない。あきらめて焼却を。病害虫をほとん
 ど防げれば、庭の一角をこの薔薇で密植するとこの色のトーンの群れでの輝
 かしさと香りの交響楽は、かなり華々しい。

 花と葉のまばゆいほどの美しさの下に、虚弱でたくましさのないからだを
 持っている薔薇の代表の一つと言える。この薔薇を健全に育てることができ
 れば、その人の愛情と理知は完全に一体化していると思われる。わたしはま
 だまだだ。











Album  弁端の黒ずみ



Lecture 2 地植薔薇の施肥設計と実践
Lecture 2 HTの春剪定
Lecture 2 HTの秋剪定
Lecture 2 HTの整枝



Lecture 鉢植講座 害虫編





                 -栽培ワンポイント-

            「EM菌の希釈は水道水で大丈夫か」

 EM1の製品名で販売されているのは微生物資材の一種。希釈に当たっては
何倍であっても普通の水道水で大丈夫であり、塩素によって液内の微生物が死
ぬことはほとんどない。

 死ぬのは主に空気に触れたままで放置したとき。液内のほとんどが嫌気性菌
であることによる。したがって容器の蓋をはずしたままにしておいたり、直射
日光が長い時間当たっていたり、高温にさらされたままであるときに死滅する。

 また有効期限を過ぎると液の表面に白っぽい浮遊物が増えるが、それらは微
生物たちの死骸によるもの。目安としては期限を過ぎてから容器がまったく凹
むことがなくなったときが限界と判断できる。また期限が近づいた頃に香りが
弱くなり特に香りの甘みが消えていく。

 希釈後はできるだけ早く使い切り、作り置きしないように。
 使用前使用中の甘い匂いは廃糖蜜の匂いで、いい香りだとしてもそのまま飲
んではいけない。有害ではないがまったくおいしくないので、誰でも思わず吐
き出すはず。

 EM菌は企業広告のようにさまざまな用途に使える。ただし薔薇への散布剤
に一般の市販薬剤を用いているときには、併用すると無駄になることが多い。
それらとの相性による薬害の心配はまったくないものの、有用微生物たちの方
が失活したり、死ぬ場合もある。一週間前後間隔を空けること。鉢植え講座で
紹介している生薬で、製品として販売されている物以外とでは問題はない。つ
まり重曹との同時使用やオイル類、漢方薬、植物エキス配合有機酸製品などと
は併用できないが、木酢液、タバコニコチン、ニーム、アルコールなどとは可
能。もちろん混合使用は不可。

                                                





                    -栽培ワンポイント-

                  「病虫害予防、蕾包装法」

 葉や枝などへはできないが、蕾が小豆程度の大きさになってからできる予防法があ
る。この工夫はわたし独自のものであり、他の専門家は用いていないと思う。
 その方法とは、皆さんが行っている交配後の母薔薇の雌しべを、昆虫による自然受
粉から守る、あの包装のことだ。
 ゾウムシやスリップス、また蕾の首がうどん粉病等に罹ったり罹る前に、和紙ある
いはキッチンペーパーで包む。天が空いたり、隙間があってもよい。
 まずそうした紙を、相手に狙いを絞った薬剤に浸す。展着剤を必要とするものであ
れば展着剤も入れた液に。それからこれはという予防したい蕾へ巻き、包んでしまう
のだ。それで終わりである。
 なぜ散布や塗布ではないのか。一つには、用いた薬剤、特に登録農薬を混合して用
いている人たちにとり、有効期間が測れるということがある。たとえば一週間おきの
散布を推奨されていても、それはあくまでも目安であり、気温、風の有無と強さ、降
雨、展着剤の効き目、薬剤濃度などで実際の有効期間は変わってくる。それを包装法
を使えば、いつ失効したか、どんな相手に効き目があったかを知ることができる。
 第二に、散布も灌注も必ずムラが生じるものだ。丁寧に実施したつもりでも、完璧
にはいかない。しかし薔薇の品種や蕾への期待度によってはどうしても完全にと願う
こともある。そこでゾウムシ等が嫌って紙を登らず、病原菌が蕾に付着しにくいこの
方法を用いるとほぼ完璧に予防できる。
 注意点としては雨に遭えば再度包装しなおさなくてはならないこと。また突風など
で首を折られてしまうこともある。そのようなリスクを冒してでも行おうとの意志の
強さが求められる。慣れるまでは蕾がある程度ふくらんでからにした方がよい。
 そしてもちろん包むといっても蕾へ貼り付けるような包み方をしてはならない。そ
れでは蕾の生育を妨げてしまう。あくまでもふわっと大きく包むように。
 さらに完全を期すには、散布・塗布とこのやり方を併用することだ。時間に余裕が
あれば試してみられたい。
 
                                                 

Lecture 第8回 病害編
Salon   品種別耐病性一覧表 


                        
       Road to Rosa synthesis
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Album
Konigin Beatrics ケーニギン・ベアトリクス

ob  濃オレンジ黄  半剣弁高芯咲き  径11cm

35枚  1m( 高 )×0.7m( 横 )  直立性  強香( リンゴ )

Cultivation
耐寒・耐暑性