| * 春一番花は5月中旬から咲き始める。花期は三週間程度。花保は5~10日間 と幅が広い。地植で大房咲きになり、鉢植えで中程度の房となる。花色は表裏同 色で、フレア状から開ききると普通の平咲きとなる。散るつど花殻摘みをし、た びたび施肥すれば咲きっぱなしになる。 繰り返し咲き性が強いので、整枝の方法によっては樹形が乱れることもある。た だし整える切り方には応えやすく、ブッシュ性が力強くてあまり心配は要らない。 * 病虫害への耐性には並々ならぬものがあり、たいへん強い。ただし半年以上何 も予防しないでいれば、ゆっくりと樹勢が衰えていき、シュートの出が悪くなる。 黒点病にもうどん粉病にも罹りやすく、木酢散布で予防していけばほとんど防げ る。灰色カビ病やさび病にはまず罹らない。ガン腫病も稀であり、ネコブも広が りにくい。それでもセンチュウ害はときおり見られるから、木酢灌注やアルムグ リーンまたはアグリチンキなどで予防に努める。春から秋にかけて月に二度ほど の施用でよい。 ミニにしてはしっかりした葉を繁らせるので、ハキリバチやシャクトリムシが好 む。チューレンジバチは比較的少ないが、それはアブやアシナガバチなどの天敵 がしきりに訪花する効果が考えられる。 * 多肥に強く、寡肥に弱い。年間を通して肥料切れを起こさないように注意。元 肥と元肥との間に、少量ずつたびたび施肥する。固形肥料でも有機液肥でもよく、 化成の粒肥料にも反応がいい。地植であればかなりの大株になるので、施肥の場 所は次第に広げていくようにする。1,2箇所への集中ではなく、広い範囲へ。 苦土石灰や熔燐もそれぞれ80~100gをNPKとは混ざらないように各季節 に一度ずつ。鉢植えでは微量要素を各季節に一度ずつたっぷりと与える。ただし 液状の物では濃度が高くならないように注意。 * 剪定は春( 12月 )剪定で強く切り、秋( 7月 )剪定で弱く切る。秋剪定でも 強く切ると、小枝が多発して花数は多くなっても花期が短くなる傾向がある。か なりの大房咲きを続けさせるには、花殻摘みのときにその花梗の中程で必ず切る ようにし、適当な外芽が見られない場合はその下の段で切ること。生長整枝に力 強い反応が見える。見えないときには施肥の内容を見直すように。寿命は15年 を超えるはず。 日照条件が悪いとこぢんまりとした樹形で推移し、丈夫さだけは変わらない。た だブラインドが多くなる。避けるには内向きの芽は掻いてしまうようにする。 * 根数は鉢植えでもさほど多い方ではない。しかし光るように真っ白な、やや太 い細根がしっかりと出て来る。地植でもそのような根となりやすく、ミニの「先 祖返り」である十分太根となって根の老いが進行することになりにくい。細根の 先端をルーペで観察すると、ミニにしてはかなりの根毛数を確認できる。用土へ のモミガラ燻炭の量を若干減らし気味にし、堆肥としてはピートモスを、あらか じめミミズ糞をたっぷりと混ぜておいてから用土へ加える。 |
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-栽培ワンポイント- 「ミミズ糞の保存法」 ミミズたちが地上に糞を出し続ける場所はだいたい一定している。 |
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