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* 国内外で愛培されていることの多い人気種。特に公園や企業・学校
花壇など。花色は特に際立つ個性のものではなくとも、親しみやすい
黄色である。弁質が厚くてよいので直射光を受けて輝く。花径に比べ
て葉が大きく、安定したしっかりとした生育をする。3~4輪の房咲
きになりやすい。散るまで花芯は見えないことが多い。夏は小さくな
る。
* 花保は8~12日間。花期は短くて約3週間。4月中旬に蕾が初見
され、5月半ばには満開になるやや早咲き。条件がよければ二番花以
後の花付きもよい。色合いも香りも一番花とほとんど変わらない。雨
シミはときに出ることがある。
* この薔薇の最大の特徴はシュートの出方にある。梅雨に入る前に伸
びはじめた年は旺盛な生育をし、逆に梅雨へ入って伸びはじめた年は
生育が鈍い。そこで一つの解決策として、冬の元肥入れの時機を失さ
ず、12月初めにまず与え、天候を見ながら、さらに1月半ばにもう
一度量を減らして与える。ただし、寒気の強い冬のときにはその効果
はないと見た方が正しい。元肥の肥料としては油かすと骨粉、過石に
硫酸カリの主肥( それぞれ200g、300g、100g )に、マグ
アンプKのような粒状化成肥料を一握りよりやや量を減らして混合す
る。害はない。マグを混ぜないときは、ハイポネックスの6.5-6
-19 のスプーン二杯を加える。追肥は油かすや骨粉などで作った
ボカシ肥料が最もよいが、市販のレバートルフボカシ粉末でもよい。
地植で150~200g、容器植で40~80g。速効液肥も薄目で
たびたび与える。ふくらんだ蕾の時期でもかまわない。
* 初夏からコガネムシが群がり、花を食い荒らす。わたしの知るかぎ
り、彼らに最も好まれる。色と香りの組み合わせにその原因があるの
だろう。アーチやフェンスの下に、彼らのあのねっとりとした糞がよ
く落ちている。主な害虫は彼らとテッポウムシのみと思ってよく、産
卵防止と忌避効果をかねてハーブのルウの葉でマルチする。飛来防止
には木酢液20倍の散布かまたはアルムグリーン800倍の散布。
黒点病やうどん粉病への耐性はやや強い。ただし予防・治療を怠ると、
かなり激しい黄変のしかたで落葉する。
* 剪定はつる薔薇の基本を守る。短くとも太いつるをできるだけ残そ
うとすると、そこからのサイドシュートはあまり伸びてくれない。こ
の品種はもともとスケールの小さいつる薔薇だからである。
* pHが7.5以上を好むハーブ類は株元へ植えない方がよい。コン
パニオンとしてはセンテッド・ゼラニウムのような小輪の花のものが
似合う。
* すべてにわたって際立った個性の無い薔薇なのだが、花が一斉に開
くと、晴天の日のみずみずしい輝きには心を奪われてしまう。弁質が
よいために、実際に陽光を強く反射している。
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