携帯頁
  耐病性 
検索 Q&A  耐病性は? 
検索 Q&A  コンパクトに育てられるか? 
 Home    Cont.    Info.     Prof.     Album,Cultiv.    Onepoint     Lecture     Lecture 2    Salon     Link    Flower    Topic    Bouquet   Literat.    Books    History  

 この薔薇は「グロワール・ド・ディジョン」や「アンクル・ウォルター」
などが持つ、あの強健な全体成長力の薔薇の系譜に連なる。「フェリシア」や
「バレリーナ」にはない力だ。それはおそらく、わたしはまだ未経験の母親
「ウィリアム・アレン・リチャードソン」がもたらしているのだろう。その薔
薇はドゥシェ未亡人の元で生まれたノワゼットで、「レーヴ・ドール」の実生
種だ。長さが4mを超え、大きな葉をし、早咲きのひっきりなしに咲く薔薇で
あるらしい。
 葉を害虫に囓られた後にそこに「葉のカルス」( 白っぽい縁取り )ができ
るかどうか、できたとしてどのくらいの日数だったかにより耐害虫性がわかる。
この薔薇はものすごく速い。それだけ耐性があると言えるし、また耐病性も強
い部類に入る。ただしたっぷりとした日照が必要で、5時間以内の場所ではい
ずれの耐性もかなり落ちる。陽当たりのよいところに植えよう。病虫害いずれ
にしてもアグリチンキで防げる。どちらかと言えば蛾の幼虫が好み、黒点病も
しつこい。だが葉を丸裸にされることはまずない。
 多肥も好むが、地植なら寡肥で十分に育つ。その場合、堆肥はたっぷりと
与えよう。特に春剪定後と中秋の季節に施用すれば、暖地から寒冷地までしっ
かりと育たない方が稀だ。元肥はNPKが1:3:1。そしてリン酸に必ずM
gを加える。地植容器植共に、ぼかし肥料とは別にマグアンプKなどのMgを
たくさん含む化成肥料を加えるとよい。特に寒冷地での夏の生育にすばらしい
ところが見られるから、夏を中心に堆肥も化成肥料もたっぷりと施す。なおそ
うした場合には液肥までは与えない方が無難。秋の花に咲き疲れをさせてはい
けない。
 開心整枝をやりにくい。分枝力が旺盛であっても、ベーサルシュートの出
は三本までが普通であるから、春の花後に開心整枝をするのは半数までとし、
必ずしもほとんどの枝に鋏を入れない方がよい。またその分、生長整枝は実に
楽しく行える。一本一本の充実がみごとである。そして秋に葉の全体数の半分
以上を無くすような鋏の入れ方を絶対にしないように。暖地ほど翌春の花付き
が悪くなる。標準地以北では常に安定した枝振りを見せるだろう。
 植え付けてから三年も経てば、もう大型シュラブとして扱った方がよい。
広い場所なら主幹の更新は3~5年おきとし、毎年のように強く切りつめず、
雄大な株立ちを求めるとよい。この薔薇は房が多ければ多いほど美の完成度を
高めていくタイプなので、房間が大きく空きすぎないような樹形をつくるよう
にしたい。特に容器植ではそのようなまばらなことになりやすいから、あえて
コンパクトなブッシュの樹形に変更した方がよいこともある。
 葉の光沢は花とはミスマッチである。したがって一株の全容で美しい情景
を得たいのであれば、同じHMskの別品種を混植させると花壇での調和が得
られやすい。それを拒み、この品種を列植させると花のない時期の印象にくど
さが出る。その方が好みに合うという人だけがそうするといいだろう。ミッド
グリーンの大型の照葉は、自己主張が相当強い。





Salon カルス
Link  9.アグリチンキ



Lecture 2 HMskの施肥設計と実践

Lecture 2 HMskの整枝
Lecture 開心整枝

※コンパクトといってもたとえば50cm×50cmのような
スケールではない。1.5m×1.5mほどのスケールの
ことである
※HMskの剪定・整枝は、基本的にノワゼットグループな
のでNのそれに準ずる
                   -栽培ワンポイント-

             「どうすれば剪定・整枝が上手になれるか」

 栽培歴数年になる人たちが、手入れの実際を覚え始めてまもなく、必ずと言って
いいほど苛立ったりストレスを溜めていくのが、この鋏の入れ方のことである。そ
しておそらくほとんどの人が気づいているだろう。そう言えば、最初から、わから
ないことによる不安がつきまとっていたな、と。わたしはこれを「プルーン・スト
レス」と呼んでいる。
 いつ、どこを、どんな狙いを持って切ればよいのか。その答を講座で多種類に渡
って解説したけれども、多くの人たちが頭を抱えていると思う。
 実のところ、あの解説だけでは、さらには他の書物や雑誌を付き合わせてみただ
けでは、十分な納得が得られていないだろう。納得して行くには、
①日々の時間をかけた観察、品種と植栽状態の理解。
②熟練者による直接指導や現場での説明。
③整理と記録。
 この三点が充たされる必要がある。たとえ②で、指導した人どうしが異なること
を指示して混乱しても、①と③が救いだしてくれる。②など無くともと思うかもし
れないが、それは明らかにまちがいである。わたしたちは一般に、①と③の内容を
すべて並列的に頭に入れて鋏を持とうとする。そのとき実地面によって一つの筋道、
実行手順のきっかけを与えてくれるのが②である。
 そして、
( 1 )なぜ今、そこを切るのか、別のところでないのはなぜなのか。
( 2 )なぜあそこは切らなくてよいのか。
( 3 )切った後にどうなっていくのか。
 主な疑問であるこの三つに、①②③がみごとに順に対応している事柄なのを知る
ことになる。そこで初めて自己流というか、我流の長所短所、適不適が理解できて
いくようになる。この「三三原則」を忘れて、薔薇への鋏の入れ方に上達はない。
 では、かなり手慣れてきたら、もう②は不要ではないかと考えるのも、不十分な
姿勢である。始めてから五六年も経つと、だいたい誰でも②から遠ざかりだす。あ
るいは自分よりも初心者に近い人たちの疑問質問に適確に応えられないために、う
っとうしくなってくる。自動車の運転と同じで、そのような時期が最も危険なとき
だ。薔薇栽培に「いまさら」という一語は禁句である。
 事実、②をおろそかにする人は、しだいに①も③もおろそかになっていき、それ
に伴って( 1 )( 2 )( 3 )もどんどん不確かになっていく。それが嫌に思えて、
今度はこじつけや的はずれの解釈を始めるようになる。
 しかし、何年経っても三三原則を生き生きと実行している人たちは、ますます理
解が進み、その人が触れる薔薇は、すべて元気で幸せな状態になっていく。そこに
はもはや、うっかりによる失敗が忍び込む余地はあっても、すぐに薔薇の感謝の声
が埋めてくれる楽しさばかりが満ちて行くのである。心が経験を決めるのではない。
経験が心を決めるのである。
 剛胆にしてためらわず、謙虚にして学びつづけるべきである。

                                                      

検索 Q&A  薔薇は剪定で切りすぎてしまうと花数が減るのか?


                          
サイト内検索 powered by Google
 
       Road to Rosa synthesis
Cultivation
Buff Beauty バフ・ビューティ



    Album
    ab    アプリコットブレンド   ロゼット咲き
    径8~10cm   1.8~2.2m( 長 )
    中香  四季咲き
    花弁数50枚  葉がやや大きめ

耐寒・耐暑性